JP6135651B2 - 車両用バックドア構造 - Google Patents

車両用バックドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6135651B2
JP6135651B2 JP2014243712A JP2014243712A JP6135651B2 JP 6135651 B2 JP6135651 B2 JP 6135651B2 JP 2014243712 A JP2014243712 A JP 2014243712A JP 2014243712 A JP2014243712 A JP 2014243712A JP 6135651 B2 JP6135651 B2 JP 6135651B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
back door
rib
bottom wall
reinforcing ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014243712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016107653A (ja
Inventor
光希 池田
光希 池田
達也 鮎川
達也 鮎川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014243712A priority Critical patent/JP6135651B2/ja
Priority to US14/953,191 priority patent/US9499032B2/en
Priority to DE102015223591.2A priority patent/DE102015223591A1/de
Priority to CN201510857386.2A priority patent/CN105644325B/zh
Publication of JP2016107653A publication Critical patent/JP2016107653A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6135651B2 publication Critical patent/JP6135651B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/10Doors arranged at the vehicle rear
    • B60J5/101Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans
    • B60J5/107Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans constructional details, e.g. about door frame, panels, materials used, reinforcements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/10Doors arranged at the vehicle rear
    • B60J5/101Doors arranged at the vehicle rear for non-load transporting vehicles, i.e. family cars including vans

Description

本発明は、車両用バックドア構造に関する。
樹脂製の車両用バックドア構造として、特許文献1には、樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとの間に金属製のヒンジリインフォースメントが配設されたバックドア構造が開示されている。ここで、アウタパネル及びインナパネルを樹脂で形成することによってバックドアの軽量化を図っている。また、金属製のヒンジリインフォースメントをバックドアの周縁に配置することによって、ウェザーストリップやダンパ等から作用する荷重による変形を抑制している。
特開2011−136606号公報
しかしながら、特許文献1のように金属製の補強部材を設けた構造では、樹脂製の部品で補強する場合よりも重量が増加するため、バックドアの剛性を確保しつつ軽量化を図る観点から改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮し、バックドアの剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる車両用バックドア構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の本発明に係る車両用バックドア構造は、バックウインドウガラス又はドアアウタパネルの車室内側に配置され、一対の側壁と該一対の側壁の車両前方側を連結する底壁とを備えた凹部が周縁の少なくとも一部に設けられると共に、該底壁に一方の側壁側を他方の側壁側よりも車両後方側に位置させる段差部が形成された樹脂製のバックドアパネルと、前記底壁における車両後方側の面に一体に形成されると共に前記バックウインドウガラス又は前記ドアアウタパネルに対して車両前方側へ離間した位置に配置されかつ前記段差部に跨って前記一対の側壁間に架け渡された補強リブと、を有する。
請求項1に記載の本発明に係る車両用バックドア構造では、バックウインドウガラス又はドアアウタパネルの車室内側に配置された樹脂製のバックドアパネルの周縁の少なくとも一部に凹部が形成されている。凹部は、一対の側壁と、この一対の側壁の車両前方側を連結する底壁とを備えている。また、底壁には、一方の側壁側を他方の側壁側よりも車両後方側に位置させる段差部が形成されている。さらに、底壁における車両後方側の面には、補強リブが底壁と一体に形成されている。ここで、補強リブは、バックウインドウガラス又はドアアウタパネルに対して車両前方側へ離間した位置に配置されかつ底壁の段差部に跨って一対の側壁間に架け渡されている。これにより、バックドアパネルの周縁の剛性を確保することができ、ウェザーストリップやダンパ等からバックドアパネルへ荷重が作用した場合であっても、このバックドアパネルの変形を抑制することができる。
また、バックドアパネルの成形時には、一対の側壁間に架け渡された補強リブが突っ張ることで、バックドアパネルが熱収縮時に変形するのを抑制することができる。さらに、補強リブを底壁(バックドアパネル)と一体に樹脂で形成することにより、金属製の補強部材を配置した構成と比較して軽量化を図ることができると共に、部品点数を削減することができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1に記載の発明において、前記補強リブは、一方の前記側壁から前記段差部へ向かって延出された第1リブ部と、他方の前記側壁から前記段差部へ向かって延出された第2リブ部と、前記段差部に沿って該第1リブ部と該第2リブ部とを車両前後方向に連結するリブ連結部とを含んで構成されている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用バックドア構造では、第1リブ部と第2リブ部とをリブ連結部で連結することにより、このリブ連結部を介して第1リブ部と第2リブ部との間で荷重が伝達される。これにより、一方の側壁から他方の側壁へ荷重を伝達することができる。
請求項3に記載の本発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記補強リブは、前記バックドアパネルの周縁に沿って異なる角度で複数設けられている。
請求項3に記載の本発明に係る車両用バックドア構造では、複数の補強リブをバックドアパネルの周縁に沿って異なる角度で設けることにより、車両前後方向、車両幅方向及び車両上下方向のそれぞれの方向に作用する荷重に対する剛性を向上させることができる。また、複数の補強リブを一方向のみに配置した構成と比較して、バックドアパネルの周縁のねじり剛性及び曲げ剛性を向上させることができる。
請求項4に記載の本発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の発明において、前記補強リブは、前記底壁と直交する方向に対して傾斜した方向へ延出されている。
請求項4に記載の本発明に係る車両用バックドア構造では、補強リブを底壁と直交する方向に延出した構成と比較して、底壁からの高さが同じ場合でも、補強リブの根本から先端までの長さ長くすることができる。これにより、補強リブの面積が大きくすることができ、バックドアパネルの周縁の剛性を効果的に向上させることができる。
請求項5に記載の本発明に係る車両用バックドア構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の発明において、前記バックドアパネルは、車両後方側へ凸状に湾曲した湾曲部を備えており、前記補強リブは、少なくとも前記湾曲部に配置されている。
請求項5に記載の本発明に係る車両用バックドア構造では、湾曲部の曲げ剛性を確保することができる。これにより、例えば、車両用バックドアの開閉時に湾曲部に曲げ荷重が作用した場合であっても、湾曲部の変形を抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用バックドア構造によれば、バックドアの剛性を確保しつつ軽量化を図ることができる。
実施形態に係る車両用バックドア構造が適用されたドアインナパネルを車両左斜め後方から見た斜視図である。 実施形態に係る車両用バックドア構造が適用されたドアインナパネルを車両後方から見た背面図である。 図2の要部を拡大して示す要部拡大図である。 図3の4−4線で切断した切断面を拡大して示す拡大断面図であり、バックドアを閉じた状態における図である。
以下、図面に基づいて、実施形態に係る車両用バックドア構造について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは、本実施形態のバックドア構造が適用されたハッチバックタイプの車両における車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印LHは車両左側を示している。また、以下の説明で、特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
(車両用バックドア構造の全体構成)
図1に示されるように、本実施形態の車両用樹脂バックドア構造は、バックドアパネルとしての樹脂製のドアインナパネル10を含んで構成されている。ドアインナパネル10は、例えば、炭素繊維強化樹脂材(CFRP)で成形されており、車両上下方向の中間部分が車両後方側へ凸状に湾曲した湾曲部10Aを備えている。また、ドアインナパネル10は、上端部から湾曲部10Aへ向かって斜め後方へ傾斜されており、湾曲部10Aから下端部へ向かって車両下方に延在されている。
ドアインナパネル10における湾曲部10Aよりも上部には、略矩形状の開口部12が形成されており、この開口部12には、バックウインドウガラス11が取り付けられる(図4参照)。また、開口部12の上縁部分16には、左右にそれぞれ一対の貫通孔14が形成されており、この貫通孔14にボルトが挿通されてヒンジ部を締結するための図示しないブラケットが取り付けられるように構成されている。
また、開口部12の上縁部分16及び左右のサイド部分18には、車外側から図示しない樹脂製のドアアウタパネルが接合される。ドアアウタパネルは、例えば、炭素繊維強化樹脂材(CFRP)や、TSOP(Toyota Super Olefin Polymer(登録商標);PPとEPDMとを主成分とする熱可塑性樹脂)等で成形されている。そして、このドアインナパネル10にドアアウタパネルが重ね合わされてリベット又は接着剤等によって接合されることで、閉断面が構成されるようになっている。
ここで、図2に示されるように、ドアインナパネル10の周縁の少なくとも一部には、車両後方から見た背面視で周縁に沿って異なる角度で複数の補強リブ22、24、26が配置されている。以下、これらの補強リブ22、24、26について説明する。
(補強リブの構成)
補強リブ22、24、26は、開口部12の上縁部分16と、湾曲部10Aを含むサイド部分18と、ドアインナパネル10の下端部20とにそれぞれ複数配置されている。開口部12の上縁部分16に配置された補強リブ22は、上縁部分16の車両幅方向中央部を除く領域に配置されている。詳細には、複数の補強リブ22が車両幅方向にジグザグ状に配置されており、略V状に配置された一対の補強リブ22と壁面とで略三角形となるように構成されている。なお、ここでいう「ジグザグ状」とは、バックドアパネルの周縁に沿って隣り合う補強リブ同士が繋がっている構造に限定されず、隣り合う補強リブの間に隙間が設けられた構造を含む。
一方、ドアインナパネル10の下端部20に配置された補強リブ26は、この下端部20の車両幅方向中央部を除く領域に複数配置されている。詳細には、補強リブ26が車両幅方向にジグザグ状に配置されており、略V状に配置された一対の補強リブ26と壁面とで略三角形となるように構成されている。また、補強リブ26は、サイド部分18の近傍まで配置されている。
サイド部分18に配置された補強リブ24は、湾曲部10Aよりも上方からドアインナパネル10の下端部に亘って複数配置されている。また、複数の補強リブ24は、ドアインナパネル10の周縁に沿って形成された凹部28に配置されている。以下の説明では、本発明の特徴部分であるサイド部分18に形成された補強リブ24について説明する。また、車両右側のサイド部分18に形成された補強リブ24と車両左側のサイド部分18に形成された補強リブ24とは、左右対称に形成されているため、以下の説明では、車両左側のサイド部分18に形成された補強リブ24について説明する。
図3及び図4に示されるように、補強リブ24が形成された凹部28は、一対の側壁30、32と、側壁30及び側壁32の車両前方側を連結する底壁34とを備えている。そして、補強リブ24は、底壁34における車両後方側の面に一体に形成されており、側壁30と側壁32との間に複数架け渡されている。また、図3に示されるように、複数の補強リブ24は、ドアインナパネル10の周縁に沿って異なる角度で配置されており、隣り合う一対の補強リブ24と側壁30(32)とで略三角形となるように配置されている。ここで、本実施形態では、ドアインナパネル10の周縁に沿って隣り合う補強リブ24同士は繋がっていない。すなわち、隣り合う補強リブ24のうち、一方の補強リブ24と側壁30(32)との接続部と、他方の補強リブ24と側壁30(32)との接続部との間には僅かに隙間が設けられている。なお、これに限らず、隣り合う補強リブ24の端部同士を繋げて、連続するジグザグ状の補強リブとしてもよい。
図4に示されるように、ドアインナパネル10の車両幅方向外側(車両左側)の側壁30は、車両後方から車両前方へ向かうにつれて車両幅方向内側へ傾斜されている。また、側壁30の車両後方側の端部から車両幅方向外側へフランジ30Aが延出されており、このフランジ30Aに接着剤38を介してバックウインドウガラス11が接合される。
ドアインナパネル10の車両幅方向内側の側壁32は、車両後方から車両前方へ向かうにつれて車両幅方向外側へ傾斜されている。さらに、側壁30の車両前方側の端部と側壁32の車両前方側の端部とが底壁34によって車両幅方向に連結されている。
また、底壁34における車両幅方向中央部には、段差部34Aが形成されており、この段差部34Aによって底壁34の側壁30側が側壁32側よりも車両後方側に位置している。詳細には、段差部34Aよりも車両幅方向外側の外側底壁部34Bは、段差部34Aよりも車両幅方向内側の内側底壁部34Cよりも凹部28の開口までの距離が短く形成されている。すなわち、外側底壁部34Bの方が内側底壁部34Cよりも浅い位置に形成されている。また、バックドアが閉じた状態では、車両本体100に取付けられたウェザーストリップ102が外側底壁部34Bの車両前方側の面に当接している。
ここで、補強リブ24は、ドアインナパネル10と一体に樹脂で形成されており、この段差部34Aに跨って側壁30と側壁32との間に架け渡されている。詳細には、補強リブ24は、外側底壁部34B上に設けられて一方の側壁30から段差部34Aへ向かって延出された第1リブ部24Aと、内側底壁部34C上に設けられて他方の側壁32から段差部34Aへ向かって延出された第2リブ部24Bとを備えている。また、段差部34Aに沿って車両前後方向にリブ連結部24Cが延在されており、このリブ連結部24Cによって第1リブ部24Aと第2リブ部24Bとが連結されている。このため、補強リブ24は、車両後方から見て略クランク状に形成されている。
また、図3に示されるように、少なくとも一部の補強リブ24は、底壁34と直交する方向に対して傾斜した方向へ延出されている。ここで、本実施形態の補強リブ24は、底壁34と直交する方向(車両前後方向)に対して、先端側が車両下方側へ傾斜するように延出されている。このため、この傾斜している補強リブ24は、同じ高さで底壁34から直交する方向に延出された補強リブと比較して、根本から先端までの長さが長く形成されている。すなわち、補強リブ24の面積が大きくなっている。
(作用並びに効果)
次に、本実施形態に係る車両用バックドア構造の作用並びに効果について説明する。
図4に示されるように、本実施形態の車両用バックドア構造が適用されたドアインナパネル10では、ドアインナパネル10を樹脂で形成することにより、ドアインナパネル10を軽量化することができる。
ここで、ドアインナパネル10を樹脂で形成した場合、バックドアの閉状態でウェザーストリップ102等から作用する荷重によってドアインナパネル10の周縁が変形する虞がある。本実施形態の車両用バックドア構造では、凹部28を構成する側壁30と側壁32との間に補強リブ24を架け渡すことにより、ドアインナパネル10の周縁の剛性を確保している。これにより、ウェザーストリップ102から荷重が作用した場合であっても、ドアインナパネル10の周縁が変形するのを抑制することができる。
また、ドアインナパネル10を樹脂成形する際は、成形時の熱収縮によって側壁30と側壁32との間の距離が縮む方向に変形しようとするが、補強リブ24が突っ張ることにより、この熱収縮により変形を抑制することができる。
さらに、補強リブ24をドアインナパネル10と一体に樹脂で成形することができる。これにより、金属製の補強部材を別途取り付ける構成と比較して、軽量化を図ることができる。また、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態のように、段差部34Aの高低差が大きい場合は、内側底壁部34C上に設けられた第2リブ部24Bの先端部が外側底壁部34Bまで届かないことがある。このような場合であっても、外側底壁部34B上の第1リブ部24Aと内側底壁部34C上の第2リブ部24Bとをリブ連結部24Cで連結することで、このリブ連結部24Cを介して第1リブ部24Aと第2リブ部24Bとの間で荷重を伝達させることができる。
さらに、本実施形態では、図3に示されるように、補強リブ24を車両後方から見てジグザグ状に配置している。これにより、車両前後方向、車両幅方向及び車両上下方向のそれぞれの方向に作用する荷重に対する剛性を向上させることができる。すなわち、全ての補強リブ24を側壁30と側壁32との間に車両幅方向に配置した場合、車両前後方向及び車両上下方向に作用する荷重に対する剛性を十分に確保できないことがある。これに対して、補強リブ24をジグザグ状に配置することで、車両幅方向に作用する荷重に対する剛性を確保しつつ、車両前後方向及び車両上下方向に作用する荷重に対する剛性も確保することができる。これにより、ドアインナパネル10の周縁のねじり剛性及び曲げ剛性を向上させることができる。
ここで、本実施形態では、ドアインナパネル10に湾曲部10Aが設けられており、バックドアの開閉時に湾曲部10Aに曲げ荷重が作用しやすくなっている(図1参照)。すなわち、バックドアが開いた状態から、ドアインナパネル10の下端部20を持ってバックドアを閉める際に、湾曲部10Aに荷重が集中しやすい。このような構造であっても、この湾曲部10Aに配置された補強リブ24によって湾曲部10Aの曲げ剛性を確保することができ、バックドアの開閉時に湾曲部10Aが変形するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、少なくとも一部の補強リブ24を底壁34と直交する方向に対して傾斜する方向へ延出させている。これにより、同じ高さで底壁34から直交する方向に延出された補強リブと比較して、補強リブ24の面積が大きくすることができ、ドアインナパネル10の剛性を効果的に向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、図2に示されるように、開口部12の上縁部分16やドアインナパネル10の下端部20には、サイド部分18のように凹部28の底壁34に段差部34Aが形成されていないが、本発明はこれに限らない。すなわち、上縁部分16に段差部を設け、この段差部に跨って補強リブ22を配置してもよい。また、下端部20に段差部を設け、この段差部に跨って補強リブ26を配置してもよい。
また、本実施形態では、図4に示されるように、底壁34の車両幅方向外側の側壁30側が車両幅方向内側の側壁32側よりも車両後方側に位置するように段差部34Aが形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両幅方向外側の側壁側が車両幅方向内側の側壁側よりも車両前方側に位置するように段差部が形成された構成に本発明を適用してもよい。さらに、本実施形態では、ドアインナパネル10の周縁のみに補強リブ24を配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、開口部12の下縁部分36にも同様の補強リブを配置してもよい。
また、本実施形態では、全ての補強リブ24をジグザグ状に配置したが、本発明はこれに限定されない。例えば、サイド部分18の湾曲部10Aにおける補強リブ24をジグザグ状に配置し、他の部分の補強リブ24を車両幅方向に沿って配置した構成としてもよい。
さらに、本実施形態では、ドアインナパネル10に補強リブ24を配置したが、これに限らず、ドアアウタパネル側に補強リブ24と同様の補強リブを配置した構成としてもよい。さらに、ドアインナパネル10及びドアアウタパネルの両方に補強リブを配置した構成としてもよい。
10 ドアインナパネル(バックドアパネル)
10A 湾曲部
11 バックウインドウガラス
24 補強リブ
24A 第1リブ部
24B 第2リブ部
24C リブ連結部
28 凹部
30 側壁
32 側壁
34 底壁
34A 段差部

Claims (5)

  1. バックウインドウガラス又はドアアウタパネルの車室内側に配置され、一対の側壁と該一対の側壁の車両前方側を連結する底壁とを備えた凹部が周縁の少なくとも一部に設けられると共に、該底壁に一方の側壁側を他方の側壁側よりも車両後方側に位置させる段差部が形成された樹脂製のバックドアパネルと、
    前記底壁における車両後方側の面に一体に形成されると共に前記バックウインドウガラス又は前記ドアアウタパネルに対して車両前方側へ離間した位置に配置されかつ前記段差部に跨って前記一対の側壁間に架け渡された補強リブと、
    を有する車両用バックドア構造。
  2. 前記補強リブは、一方の前記側壁から前記段差部へ向かって延出された第1リブ部と、他方の前記側壁から前記段差部へ向かって延出された第2リブ部と、前記段差部に沿って該第1リブ部と該第2リブ部とを車両前後方向に連結するリブ連結部とを含んで構成されている請求項1に記載の車両用バックドア構造。
  3. 前記補強リブは、前記バックドアパネルの周縁に沿って異なる角度で複数設けられている請求項1又は請求項2に記載の車両用バックドア構造。
  4. 前記補強リブは、前記底壁と直交する方向に対して傾斜した方向へ延出されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用バックドア構造。
  5. 前記バックドアパネルは、車両後方側へ凸状に湾曲した湾曲部を備えており、
    前記補強リブは、少なくとも前記湾曲部に配置されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用バックドア構造。
JP2014243712A 2014-12-02 2014-12-02 車両用バックドア構造 Expired - Fee Related JP6135651B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014243712A JP6135651B2 (ja) 2014-12-02 2014-12-02 車両用バックドア構造
US14/953,191 US9499032B2 (en) 2014-12-02 2015-11-27 Vehicle back door structure
DE102015223591.2A DE102015223591A1 (de) 2014-12-02 2015-11-27 Fahrzeughecktürstruktur
CN201510857386.2A CN105644325B (zh) 2014-12-02 2015-11-30 车辆后尾门结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014243712A JP6135651B2 (ja) 2014-12-02 2014-12-02 車両用バックドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016107653A JP2016107653A (ja) 2016-06-20
JP6135651B2 true JP6135651B2 (ja) 2017-05-31

Family

ID=55968251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014243712A Expired - Fee Related JP6135651B2 (ja) 2014-12-02 2014-12-02 車両用バックドア構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9499032B2 (ja)
JP (1) JP6135651B2 (ja)
CN (1) CN105644325B (ja)
DE (1) DE102015223591A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3055150B1 (en) * 2013-10-07 2020-08-12 SABIC Global Technologies B.V. Closed section geometry, hollow shape, vehicle components
JP5942973B2 (ja) * 2013-12-18 2016-06-29 トヨタ自動車株式会社 車両用部材の接着構造及びバックドアの接着構造
US10239565B2 (en) * 2015-07-17 2019-03-26 John Michael Baker Pickup truck tailgate lifting apparatus
JP6436021B2 (ja) * 2015-08-31 2018-12-12 トヨタ自動車株式会社 車両用樹脂パネル構造及びラゲージドア
JP6323417B2 (ja) * 2015-09-04 2018-05-16 トヨタ自動車株式会社 車両用バックドア構造
US10682902B2 (en) * 2016-01-28 2020-06-16 Nippon Steel Corporation Panel-like formed product, vehicle door, and method for manufacturing a panel-like formed product
JP6587549B2 (ja) * 2016-01-29 2019-10-09 ダイハツ工業株式会社 樹脂製バックドアの補強構造
JP6380487B2 (ja) * 2016-08-29 2018-08-29 トヨタ自動車株式会社 車両用バックドア
US9834072B1 (en) * 2016-09-21 2017-12-05 Ford Global Technologies, Llc Liftgate assembly for a vehicle
CN106671751B (zh) * 2016-10-28 2019-03-01 浙江电咖汽车科技有限公司 一种塑料后背门结构
JP6950124B2 (ja) * 2016-11-29 2021-10-13 ダイハツ工業株式会社 車両用バックドアインナパネル
EP3548320B1 (en) * 2016-12-01 2022-12-07 SABIC Global Technologies B.V. Hybrid composite tailgate
KR101916072B1 (ko) * 2016-12-13 2018-11-07 현대자동차 주식회사 차량용 도어 구조
JP6957796B2 (ja) * 2017-03-30 2021-11-02 ダイハツ工業株式会社 車両用バックドアインナパネル
JP6903845B2 (ja) * 2017-09-21 2021-07-14 ダイハツ工業株式会社 車両用バックドアインナパネル
JP6966314B2 (ja) * 2017-12-19 2021-11-17 トヨタ自動車株式会社 車両の樹脂バックドア及びその製造方法
JP6959131B2 (ja) * 2017-12-21 2021-11-02 トヨタ自動車株式会社 車両の樹脂バックドア
DE102018208566A1 (de) * 2018-05-30 2019-12-05 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeugklappe
US11305822B2 (en) * 2018-11-27 2022-04-19 Magna Exteriors, Inc. Liftgate arrangement having a carbon fiber reinforced sheet molding compound reinforcement
WO2020152819A1 (ja) * 2019-01-24 2020-07-30 三井化学株式会社 車両用樹脂製バックドア
CN110588305B (zh) * 2019-09-27 2023-01-03 奇瑞汽车股份有限公司 一种汽车后门锁扣安装结构
KR102227136B1 (ko) * 2019-10-28 2021-03-12 주식회사 서연이화 차량용 테일게이트의 이너패널구조
CN112498067B (zh) * 2020-12-04 2022-07-26 江苏金发科技新材料有限公司 汽车塑料后尾门
CN115027572A (zh) * 2022-07-04 2022-09-09 浙江吉利控股集团有限公司 汽车后背门内板及包括其的汽车后背门

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW593005B (en) * 2001-03-13 2004-06-21 Kikuchi Press Industry Co Ltd Door for vehicle and its manufacturing method
US20030110705A1 (en) * 2001-12-13 2003-06-19 Carlisle Engineered Products Plastic double-walled structural panel
KR100580345B1 (ko) * 2002-03-13 2006-05-16 지피 다이쿄 가부시키가이샤 테일 게이트의 구조
JP4195443B2 (ja) * 2002-04-30 2008-12-10 ダイキョーニシカワ株式会社 開閉体の樹脂製内装部材並びにその成形型
JP4769229B2 (ja) * 2007-06-12 2011-09-07 本田技研工業株式会社 テールゲート構造
JP2011057188A (ja) 2009-09-14 2011-03-24 Kanto Auto Works Ltd 樹脂製ドアの配設構造
EP2504186B1 (de) * 2009-11-25 2013-09-25 Weber Automotive AG-Holding Heckklappe aus faserverstärktem thermoplastischem kunststoff
JP2011136606A (ja) 2009-12-25 2011-07-14 Kanto Auto Works Ltd 樹脂製バックドアの補強構造
DE102010042939A1 (de) * 2010-10-26 2012-04-26 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Fugenlose Heckklappe
JP5681015B2 (ja) * 2011-03-30 2015-03-04 マツダ株式会社 車両用リフトゲート構造
JP5360156B2 (ja) * 2011-08-01 2013-12-04 トヨタ自動車株式会社 車両用バックドア構造
JP6049390B2 (ja) * 2012-10-17 2016-12-21 ダイキョーニシカワ株式会社 車両用バックドア
JP6218020B2 (ja) * 2013-08-02 2017-10-25 スズキ株式会社 樹脂製バックドア
JP6136983B2 (ja) * 2014-02-27 2017-05-31 マツダ株式会社 車両の後部構造

Also Published As

Publication number Publication date
US9499032B2 (en) 2016-11-22
CN105644325B (zh) 2018-02-27
CN105644325A (zh) 2016-06-08
DE102015223591A1 (de) 2016-06-02
US20160152121A1 (en) 2016-06-02
JP2016107653A (ja) 2016-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6135651B2 (ja) 車両用バックドア構造
JP6252507B2 (ja) 車両用外装部材及び車両のバックドア
JP6411149B2 (ja) 車両のアッパーボディフレームシステム
US7909392B2 (en) Fender protector structure
JP5360156B2 (ja) 車両用バックドア構造
JP7222816B2 (ja) 車両用フード
JP5772882B2 (ja) 車両用バックドア
JP6004910B2 (ja) 車両用バックドアの補強構造
JP4771262B2 (ja) バックドア
JP6217429B2 (ja) 車体後部の開口部構造
JP6816676B2 (ja) 車体上部構造
JP6022989B2 (ja) 車両の外部構造
JP5848285B2 (ja) 車両用ドア
JP7388121B2 (ja) 車両の前部構造
JP6304200B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP6107209B2 (ja) ルーフサイドレール構造
JP2019116123A (ja) 車体前部構造
JP2009184403A (ja) 車体前部構造
JP6172046B2 (ja) 車両の前部車体構造
US7165805B2 (en) Vehicle front body structure
JP5939078B2 (ja) 車両後部構造
JP2009096287A (ja) 車両の上部車体構造
JP4365157B2 (ja) 車両用ドアの側突対応構造
JP4888701B2 (ja) 車両用衝撃吸収体
JP6019085B2 (ja) カーペット固定構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170410

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6135651

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees