JP4769229B2 - テールゲート構造 - Google Patents

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    • E05B85/14Handles pivoted about an axis parallel to the wing
    • E05B85/18Handles pivoted about an axis parallel to the wing a longitudinal grip part being pivoted about an axis parallel to the longitudinal axis of the grip part

Description

本発明は、テールゲートにロック機構を備えるとともにテールゲートのアウタパネルに外部取付部品の取付孔が形成されたテールゲート構造に関する。
ここで、外部取付部品とは、アウタパネルに取付孔が形成され、この取付孔を利用してテールゲートに取り付けられる部品をいう。
外部取付部品として、ライセンスプレートや、ライセンスプレートを照射するランプを例示するが、これに限定するものではない。
車両のテールゲート構造は、アウタパネル、インナパネル(以下、フレームという)およびライニングでテールゲートが形成され、このテールゲートが車体に開閉可能に設けられている。
テールゲートは下端部にロック機構が設けられている。このロック機構を、車体側のアンカーに係止することで、テールゲートを閉じた状態に保持することができる。
テールゲート構造のなかには、テールゲートを閉じてロック機構をアンカーに係止した施錠状態において、施錠状態を車外から不正に解除することを防止できるように構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−267054号公報
特許文献1のテールゲート構造は、アウタパネルやフレームに複数の壁部を一体に設け、複数の壁部でロック機構を囲うように構成されている。
複数の壁部でロック機構を囲うことで、例えば、車外から差し込んだ棒状部材でロック機構の施錠状態を不正に解除することを防ぐことが可能である。
しかし、特許文献1のテールゲート構造は、ロック機構の施錠状態を不正に解除することを防ぐために複数の壁部がアウタパネルやフレームに一体に設けられているので、アウタパネルやフレーム(すなわち、テールゲート)の形状が複雑になる。
そこで、アウタパネルやフレームを合成樹脂製の部材とすることで、アウタパネルやフレームを複雑な形状に形成することを可能にしている。
しかし、アウタパネルやフレームを合成樹脂製の部材とすることで、テールゲートの剛性を確保する工夫が要求される。
本発明は、テールゲートの施錠を不正に解除することを防ぎ、さらに、テールゲートの形状を簡素化でき、加えて、テールゲートの剛性を容易に確保することができるテールゲート構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、外部取付部品の取付孔が形成されたアウタパネルと、該アウタパネルの車室側に設けられたフレームと、該フレームを車室内側から覆うライニングと、でテールゲートが形成され、該テールゲートが車体に開閉可能に設けられ、前記テールゲートを前記車体に係止可能なロック機構が前記フレームに設けられたテールゲート構造において、前記フレームは、前記取付孔と前記ロック機構との間に開口部が形成され、前記ライニングは、前記開口部を経て前記アウタパネル側で、かつ前記取付孔と前記ロック機構とを結ぶ直線に対して少なくとも一部が車体の外側に向けて膨出された膨出部を有することを特徴とする。
請求項2において、前記膨出部は、車外方向に延びる段差部を有することを特徴とする。
請求項3において、前記段差部は、前記テールゲートの車幅方向外側から中央方向に向かうにしたがって複数個所に形成されていることを特徴とする。
請求項4において、前記フレームは、車幅方向中央に前記ロック機構が設けられ、前記ロック機構が設けられた部位から車幅方向両側部まで上り勾配に延びる略V字状の骨格が形成され、該V字状の骨格に沿って前記開口部が形成されたことを特徴とする。
請求項5において、前記段差部は、前記フレームに形成された前記略V字状の骨格を覆う第1壁部と、前記略V字状の骨格の両端部を連結するとともに前記略V字状の骨格のテールゲートの車内外方向において車外側に低く形成された上骨格を覆う第2壁部と、該第2壁部よりもテールゲートの車内外方向において車外側に低く形成された前記膨出部の底部と、で形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フレームのうち、取付孔とロック機構との間に開口部を形成した。そして、ライニングに、開口部を経てアウタパネル側に膨出された膨出部を備えた。この膨出部は、取付孔とロック機構とを結ぶ直線に対して少なくとも一部が車体の外側に向けて膨出されている。
換言すれば、膨出部は、取付孔とロック機構とを結ぶ直線上に膨出されている。
よって、取付孔からテールゲート内に差し込んだ棒状部材を膨出部に当て、棒状部材をロック機構まで差し込むことを阻止できる。
これにより、テールゲートの施錠を不正に解除することを防止できるという利点がある。
このように、フレームに開口部を形成して、ライニングに膨出部を備えるだけの簡単な形状で、テールゲートの施錠を不正に解除することを防止できるので、フレームやライニング(テールゲート)の形状を簡素化できるという利点がある。
さらに、フレームを簡単な形状にすることで、フレームを鋼材で形成することが可能になり、テールゲートの剛性を容易に確保することができるという利点がある。
加えて、ライニングの膨出部をアウタパネル側に膨出させることで、ライニングを車体外側に向けて膨らませることができる。
これにより、車室内の空間を増加させることができ、車室内の使い勝手を高めることができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、膨出部が車外方向に延びる段差部を有することで、施錠を不正に解除することを簡単な構成で防止しつつ、ライニングの剛性を向上させることが可能となる利点がある。
さらには、膨出部が車外方向に延びる段差部を有することで、ライニングの板厚を薄くすることが可能となる利点がある。
請求項3に係る発明では、段差部が複数個所に形成されることで、ライニングの剛性をより向上させることが可能となる利点がある。
請求項4に係る発明では、フレームに略V字状の骨格を形成し、骨格に沿って開口部を形成した。
よって、フレームに開口部を形成しても、骨格でフレームの剛性を確保することができる。骨格でフレームの剛性を確保することで、開口部を比較的大きく形成することが可能になる。
これにより、膨出部を大きく形成させて、取付孔からテールゲート内に差し込んだ棒状部材を膨出部に一層確実に当て、棒状部材をロック機構まで差し込むことをより確実に阻止できるという利点がある。
加えて、膨出部を大きく形成させることで、車室内の空間を一層増加させることができ、車室内の使い勝手をさらに高めることができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、略V字状の骨格および上骨格に沿って段差部を形成し、ライニングの膨出部をテールゲートの車内外方向において車外側に形成した。
略V字状の骨格および上骨格を設けることで、開口部を一層大きく確保することが可能になる。
これにより、膨出部を車外方向に一層大きく膨出することが可能になり、車室内の空間をさらに拡大させることができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係るテールゲート構造を備えた車両を示す斜視図である。
自動車10は、車体11の後部12にテールゲート開口部13が形成され、テールゲート開口部13にテールゲート構造15が設けられている。
以下、テールゲート構造15について詳説する。
テールゲート構造15は、テールゲート開口部13を開閉可能なテールゲート17と、テールゲート17を閉じた状態に係止可能なロック装置18(図2も参照)と、ロック装置18のハンドル21を覆うカバー部材22と、テールゲート17に取り付けられたライセンスプレート(外部取付部品)24と、ライセンスプレート24を照射するランプ(外部取付部品)(図示せず)とを備える。
テールゲート17の上半分17aには、テールゲートウインドガラス26が設けられている。
カバー部材22は、テールゲート17の略中央に、例えば締結部材(図示せず)で取り付けられている。
テールゲート17は、上端部17bがテールゲート開口部13にヒンジ27を介して取り付けられている。テールゲート17を、ヒンジ27を支点にして上下方向にスイング移動することでテールゲート開口部13を開閉することができる。
テールゲート17は、アウタパネル31にライセンスプレート24を取り付けるプレート取付孔(取付孔)35,35と、ランプ(図示せず)を取り付けるランプ取付孔(取付孔)36,36とが形成されている。
ライセンスプレート24は、プレート取付孔35に取付部材38,38を係止させることで、アウタパネル31の外面31aに取り付けられている。
前記ランプ(図示せず)は、ランプ取付孔36を用いてアウタパネル31の外面31aに取り付けられている。
図2は図1の2−2線断面図である。
テールゲート17は、プレート取付孔35やランプ取付孔36(図1参照)が形成されたアウタパネル31と、アウタパネル31の車室41側に設けられたフレーム(インナパネル)32と、フレーム32を車室41内側から覆うライニング33とを備える。
ロック装置18は、テールゲート17の下端部17cに設けられたロック機構43と、ロック機構43のラッチ(図示せず)をハンドル21に連結するハンドルロッド44と、ハンドルロッド44を操作するハンドル21とを備える。
ロック機構43は、フレーム32の下端部中央(車幅方向中央)32aに設けられ、前記ラッチをストライカ46に係止可能な機構である。
ストライカ46は、テールゲート開口部13の下端部13aに設けられている。
ハンドル21は、アウタパネル31に設けられたベース51と、ベース51にピン52を介してスイング移動自在に支持されたハンドル本体53と、ハンドル本体53に設けられたハンドルレバー54とを有する。
ハンドルレバー54の先端部54aにピン55を介してハンドルロッド44の上端部44aが連結されている。
ハンドル本体53をピン52を軸にして矢印の如くスイング移動することで、ハンドルロッド44を押し下げる。ロック機構43のラッチが作動してストライカ46との係合を解除する。
これにより、テールゲート17をヒンジ27(図1参照)を軸にして矢印方向に開けることができる。
一方、ロック機構43のラッチをストライカ46に係止させることで、テールゲート17を閉じた状態に保持することができる。
図3は本発明に係るテールゲート構造を車室側から見た状態を示す斜視図、図4は本発明に係るテールゲート構造を車室側から見た状態を示す分解斜視図である。
フレーム32は、アウタパネル31(図1参照)の車室41側に設けられ、下端部中央32a、すなわち、下端部の車幅方向中央にロック機構43(図2も参照)が設けられている。
ロック機構43は、フレーム32の下端部中央32aに設けられるとともに、フレーム32およびアウタパネル31間の後空間56(図2も参照)に設けられている。
このフレーム32は、ロック機構43が設けられた下端部中央32aから車幅方向両側部32b,32cまで上り勾配に延びる略V字状の骨格58が形成され、骨格58の両端部(すなわち、フレーム32の車幅方向両側部)32b,32cを連結する上骨格59が下半分32dに形成され、V字状の骨格58および上骨格59に沿ってフレーム開口部(開口部)61が下半分32dに形成されている。
略V字状の骨格58および上骨格59で略三角形の骨格枠57が形成されている。
上骨格59は、テールゲート17の車内外方向において略V字状の骨格58の車外側に低く形成されている。
すなわち、上骨格59の高さH1(図2参照)は、略V字状の骨格58の高さH2(図2参照)に対して低く形成されている。
上骨格59の略中央に上中央開口部59aが形成されている。上中央開口部59aからハンドルレバー54の先端部54aがライニング33側に突出されている。
ハンドルレバー54の先端部54aに連結されたハンドルロッド44の上端部44aが、フレーム32とライニング33との間の前空間63(図2参照)に配置されている。
ハンドルロッド44の下端部44bは、フレーム開口部61を経てフレーム32とアウタパネル31との間の後空間56に配置され、ロック機構43のラッチ(図示せず)に連結されている。
V字状の骨格58および上骨格59に沿ってフレーム開口部61が形成されている。よって、フレーム開口部61の下側の傾斜辺がV字状の骨格58で補強されるとともに、フレーム開口部61の上側の水平辺が上骨格59で補強されている。
換言すれば、略三角形の骨格枠57の内側にフレーム開口部61が略三角形に形成されている。よって、フレーム開口部61の周囲が略三角形の骨格枠57で補強されている。
フレーム開口部61は、図2に示すように、プレート取付孔35とロック機構43との間に形成されるとともに、ランプ取付孔36(図1参照)とロック機構43との間に形成されている。
このフレーム開口部61は、図4に示すように、V字状の骨格58および上骨格59と同様に、フレーム32の下半分32dに設けられている。
フレーム32の下半分32dにライニング33が取り付けられている。
ライニング33は、略V字状の骨格58を覆う第1壁部66と、上骨格59を覆う第2壁部67と、フレーム開口部61を覆う膨出部68とを有する。
膨出部68は、第1壁部66および第2壁部67で囲まれた略三角形の周壁部71と、周壁部71の底辺を塞ぐ底部72とで形成された部位である。
周壁部71は、第1壁部66や第2壁部67から車体外側に向けて張り出した壁部である。周壁部71の底辺を底部72で塞ぐことで、膨出部68を第1壁部66や第2壁部67から車体外側に向けて膨出させた部位とすることができる。
第1壁部66は第2壁部67に対して高さH3だけ高い位置に設けられている。
また、底部72は、第2壁部67よりもテールゲート17の車内外方向において車外側に低く形成されている。すなわち、第2壁部67は膨出部68の底部72に対して高さH4だけ高い位置に設けられている。
第1壁部66の底部中央にはライニング開口部81が形成されている。ライニング開口部81はカバー82で覆われている。
以下、図2に戻って、膨出部68について詳しく説明する。
膨出部68は、フレーム開口部61を経てアウタパネル31側で、かつ、プレート取付孔35とロック機構43とを結ぶ直線74上に膨出された部位である。
さらに、膨出部68は、ランプ取付孔36(図1参照)とロック機構43とを結ぶ直線(図示せず)上に膨出されている。
よって、プレート取付孔35やランプ取付孔36から棒状部材(図示せず)をテールゲート17内に差し込んでロック機構43に向けて押し込んだ場合、棒状部材が膨出部68に当たる。
これにより、棒状部材をロック機構43まで差し込むことを膨出部68で阻止することができる。
加えて、図4に示すように、略三角形の骨格枠57の内側にフレーム開口部61が形成されることで、フレーム開口部61の周囲が略三角形の骨格枠57で補強されている。
よって、フレーム32にフレーム開口部61を形成しても、骨格58や上骨格59でフレーム32の剛性を確保して、フレーム開口部61を比較的大きく形成できる。
これにより、フレーム開口部61に合わせて膨出部68を大きく形成することができる。膨出部68を大きく形成することで、ロック機構43に向けて差し込んだ棒状部材を、膨出部68に当ててロック機構43まで浸入することを一層確実に阻止できる。
また、フレーム32にフレーム開口部61を形成して、ライニング33に膨出部68を備えるだけの簡単な形状で、棒状部材の浸入を防止できるので、フレーム32やライニング33(すなわち、テールゲート17)の形状を簡素化できる。
さらに、フレーム32を簡単な形状にすることで、フレーム32を鋼材で形成することが可能になる。
フレーム32を鋼材で形成することで、テールゲート17の剛性を容易に確保することができる。
また、ライニング33の膨出部68をアウタパネル31側に膨出させることで、ライニング33を車体外側に向けて膨らませることができる。
これにより、車室41内の空間を増加させることができる。
ところで、図4に示すように、略三角形の骨格枠57の内側にフレーム開口部61が形成されることで、フレーム開口部61の周囲が略三角形の骨格枠57で補強されている。
よって、フレーム32にフレーム開口部61を形成しても、骨格58や上骨格59でフレーム32の剛性を確保することができ、フレーム開口部61を比較的大きく形成することができる。
フレーム開口部61を比較的大きく形成する理由については後述する。
ここで、前述したように、第1壁部66は第2壁部67に対して高さH3(図4参照)だけ高い位置に設けられ、第2壁部67は膨出部68の底部72に対して高さH4(図4参照)だけ高い位置に設けられている。
このように、ライニング33が、第1壁部66、第2壁部67および膨出部68の底部72を有することで、第1〜第3の段差部(複数の段差部)76〜78が形成されている。
すなわち、第1壁部66、周壁部71および第2壁部67で、車外方向に延びる第1段差部76が形成されている。
また、第2壁部67、周壁部71および底部72で、車外方向に延びる第2段差部77が形成されている。
さらに、第1壁部66、周壁部71および底部72で、車外方向に延びる第3段差部78が形成されている。
すなわち、第1〜第3の段差部76〜78は、略V字状の骨格58を覆う第1壁部66と、上骨格59を覆う第2壁部67と、膨出部68の底部72とで形成されている。
また、膨出部68は、第2段差部77および第3段差部78を有する。第2段差部77は上骨格59に沿って形成され、第3段差部78は略V字状の骨格58に沿って形成されている。
骨格58や上骨格59でフレーム32の剛性を確保することで、前述したように、フレーム開口部61を比較的大きく形成することができる。
これにより、膨出部68を一層大きく形成して、車室41内の空間をより増加させることができる。
第1〜第3の段差部76〜78は、テールゲート17の車幅方向外側から中央方向に向かうにしたがって、複数個所に形成されている。
第1〜第3の段差部76〜78をライニング33の複数個所に設けることで、ライニング33の剛性をより高めることができる。
加えて、ライニング33の剛性を高めることで、ライニング33の板厚Tを薄くすることができ、車体重量の軽量化を図ることができる。
図5は本発明に係るテールゲート構造で施錠の不正解除を防止する例を説明する図である。
プレート取付孔35からテールゲート17内に棒状部材(図示せず)を矢印Aの如く差し込んだ場合、棒状部材は膨出部68に当たる。
これにより、棒状部材がロック機構43まで差し込まれることを膨出部68で阻止することができる。
したがって、棒状部材でロック機構43(すなわち、テールゲート17の施錠)を不正に解除することを確実に防止できる。
なお、ランプ取付孔36(図1参照)からテールゲート17内に棒状部材(図示せず)を差し込んだ場合も、プレート取付孔35から差し込んだ場合と同様に、棒状部材が膨出部68に当たる。
したがって、ロック機構43(すなわち、テールゲート17の施錠)を不正に解除することを確実に防止できる。
また、ライニング33の膨出部68をアウタパネル31側に膨出させることで、ライニング33を車体外側に向けて膨らませることができる。
これにより、車室41内の空間を増加させることができ、車室41内の使い勝手を高めることができる。
なお、前記実施の形態では、複数の段差部として第1〜第3の段差部76〜78を例示したが、段差部の数はこれに限定するものではなく、例えば、二つの段差部など任意に選択が可能である。
また、前記実施の形態では、外部取付部品の取付孔としてプレート取付孔35やランプ取付孔36を例示したが、これに限らないで、その他の外部取付部品を取り付ける取付孔に適用させることも可能である。
本発明のテールゲート構造は、テールゲートにロック機構を備えるとともに、テールゲートのアウタパネルに外部取付部品の取付孔が形成された自動車への適用に好適である。
本発明に係るテールゲート構造を備えた車両を示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係るテールゲート構造を車室側から見た状態を示す斜視図である。 本発明に係るテールゲート構造を車室側から見た状態を示す分解斜視図である。 本発明に係るテールゲート構造で施錠の不正解除を防止する例を説明する図である。
符号の説明
10…自動車、11…車体、13…テールゲート開口部、15…テールゲート構造、17…テールゲート、24…ライセンスプレート(外部取付部品)、31…アウタパネル、32…フレーム、32a…下端部中央(車幅方向中央)、32b,32c…車幅方向両側部、33…ライニング、35…プレート取付孔(取付孔)、36…ランプ取付孔(取付孔)、41…車室、43…ロック機構、58…略V字状の骨格、59…上骨格、61…フレーム開口部(開口部)、66…第1壁部、67…第2壁部、68…膨出部、72…底部、74…直線、76…第1段差部(複数の段差部の一つ)、77…第2段差部(複数の段差部の一つ)、78…第3段差部(複数の段差部の一つ)、H1…上骨格の高さ、H2…略V字状の骨格の高さ。

Claims (5)

  1. 外部取付部品の取付孔が形成されたアウタパネルと、該アウタパネルの車室側に設けられたフレームと、該フレームを車室内側から覆うライニングと、でテールゲートが形成され、該テールゲートが車体に開閉可能に設けられ、前記テールゲートを前記車体に係止可能なロック機構が前記フレームに設けられたテールゲート構造において、
    前記フレームは、前記取付孔と前記ロック機構との間に開口部が形成され、
    前記ライニングは、前記開口部を経て前記アウタパネル側で、かつ前記取付孔と前記ロック機構とを結ぶ直線に対して少なくとも一部が車体の外側に向けて膨出された膨出部を有することを特徴とするテールゲート構造。
  2. 前記膨出部は、
    車外方向に延びる段差部を有することを特徴とする請求項1記載のテールゲート構造。
  3. 前記段差部は、
    前記テールゲートの車幅方向外側から中央方向に向かうにしたがって複数個所に形成されていることを特徴とする請求項2記載のテールゲート構造。
  4. 前記フレームは、
    車幅方向中央に前記ロック機構が設けられ、
    前記ロック機構が設けられた部位から車幅方向両側部まで上り勾配に延びる略V字状の骨格が形成され、
    該V字状の骨格に沿って前記開口部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のテールゲート構造。
  5. 前記段差部は、
    前記フレームに形成された前記略V字状の骨格を覆う第1壁部と、
    前記略V字状の骨格の両端部を連結するとともに前記略V字状の骨格のテールゲートの車内外方向において車外側に低く形成された上骨格を覆う第2壁部と、
    該第2壁部よりもテールゲートの車内外方向において車外側に低く形成された前記膨出部の底部と、
    で形成されたことを特徴とする請求項4記載のテールゲート構造。
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