JP4556695B2 - オープンカーの上部車体構造 - Google Patents

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Description

この発明は、オープンカーの上部車体構造に関し、特に、幌部材の前端部とフロントウィンド上方のフロントルーフヘッダーとの間にルーフロック機構を備えるオープンカーの上部車体構造に関する。
従来から、オープンカーには、ルーフを構成する幌部材を自由に開閉しうるように、幌部材の前端部と車体側部材のフロントルーフヘッダーの間にルーフロック機構を設けることが知られている。
例えば、下記特許文献1には、フロントルーフヘッダーの下面に係止部を備えたストライカー(文献中ロック盤121)を固設し、幌部材の前端部に、この係止部に係合する係合フックを備えた係合機構(文献中ロックアーム122)を設け、この係合機構を操作することで、幌部材の開閉操作を行うものが開示されている。
特開2004−249899号公報
ところで、こうしたルーフロック機構は、幌部材の車幅方向側端部の左右二箇所に設けることが一般的である。
しかし、このようにルーフロック機構が左右二箇所にあると、ドライバー等が操作する場合に、助手席側に身を乗り出して、両手でロック・アンロック操作を行う必要があり、決して、作業性がよいものとは言えなかった。
そこで、ドライバー等が片手で助手席側に身を乗り出さなくても操作ができるように、ルーフロック機構を車幅方向中央に一箇所だけに設けることが考えられる。
しかしながら、フロントルーフヘッダーの車幅方向中央には、車室内を照らすルームランプを設置する必要があり、そのまま、ルーフロック機構を車幅方向中央に設置すると、フロントルーフヘッダーの車両前後方向の幅が長くなってしまい、フロントルーフヘッダーを大きくしなければならないという問題が生じる。
そこで、本発明は、オープンカーの幌部材の開閉作業を簡便にするため、ロック機構をフロントルーフヘッダーの車幅方向中央位置に設置し、ルームランプも車幅方向中央に設置しつつも、フロントルーフヘッダーの大型化を防止するオープンカーの上部車体構造を提供することを目的とする。
この発明のオープンカーの上部車体構造は、閉鎖時にルーフを構成する幌部材と、該幌部材の前端部に設けた幌側ロック機構と、フロントウィンド上方で車幅方向に延びるフロントルーフヘッダーと、該フロントルーフヘッダーに設置され幌部材閉鎖時に前記幌側ロック機構の係合部と係合する係止部を有する車体側ロック機構と、を備えるオープンカーの上部車体構造において、前記車体側ロック機構の係止部を、フロントルーフヘッダーの車幅方向中央部に配設すると共に、その前方のフロントルーフヘッダー下面にルームランプを配設し、前記車体側ロック機構のフロントルーフヘッダーへの取付け部を、車両側面視で前記ルームランプと重畳する位置まで前方に延ばすとともに、該ルームランプを車幅方向で避けるように設定し、前記車体側ロック機構の取付け部を、前記ルームランプを平面視で車幅方向に跨ぐように二股形状に形成したものである
上記構成によれば、車体側ロック機構の係止部は、フロントルーフヘッダーの車幅方向中央部に配設されるとともに、その前方には、ルームランプが配設されることになる。そして、車体側ロック機構の取付け部は、車両側面視でルームランプと重畳する位置まで延び、ルームランプを車幅方向で避けるよう配置されることになる。
このため、車体側ロック機構の取付け部を、ルームランプに影響されることなく、フロントルーフヘッダーの前方側まで配置することができる。
また、車体側ロック機構と幌側ロック機構は、共にどちらが係合フック部材であっても、ストライカー部材であってもよく、特に限定されるものではない。
さらに、ルームランプも、一つのものに限定されるものではなく、左右両席を独立して照らすように中央位置に二つ設けたもの等であってもよい。
しかも、前記車体側ロック機構の取付け部を、前記ルームランプを平面視で車幅方向に跨ぐように二股形状に形成したものであるから、車体側ロック機構の取付け部は、ルームランプの車幅方向両側位置に位置するように、二股形状に形成することになる。
このため、ルームランプを車幅方向略中央に設置しつつも、車体側ロック機構を両持ち支持構造とすることができる。
よって、ルームランプのレイアウト性に影響を与えることなく、車体側ロック機構の支持剛性を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記取付け部を、前記二股形状に形成した部分のそれぞれにおいて、延び方向で二点以上で取付けたものである。
上記構成によれば、取付け部は、前記二股形状に形成した部分のそれぞれにおいて、延び方向で二点以上でフロントルーフヘッダーに取付けられることになる。
このため、係止部に近い取付け点では、係止部により近接させることができ、係止部に遠い取付け点では、ルームランプを避けた位置での取付けが可能となる。
よって、係止部に近い取付け点が車体側ロック機構の支持剛性を向上させつつも、ルームランプのレイアウト性に悪影響を与えることなく取付け点を複数設定して支持剛性をさらに高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記取付け部の延び方向を、該延び方向の延長線が前記車体側ロック機構の係止部と略一致するように設定したものである。
上記構成によれば、取付け部は、係合部に略一致する延長線上に延びることになる。
このため、取付け部の取付け点が係止部に対して直線状に配置されることになり、係止部に生じる引っ張り荷重に対して支持剛性を向上することができる。
よって、幌部材閉鎖時の幌側ロック機構からの車両後方側への引っ張り荷重を、確実に支持することができ、ルーフロック機構としての支持剛性をさらに高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記車体側ロック機構の係止部の位置を、前記ルームランプの照射位置よりも上方に設定したものである。
上記構成によれば、車体側ロック機構の係止部よりも、ルームランプの照射位置が下方に位置することになる。
このため、幌部材閉鎖状態で、幌側ロック機構がルームランプの車両後方側に位置しても、そのロック機構の影響により、車室内を照らすルームランプの照射範囲が制限されることがない。
よって、ルームランプの後方に、車体側ロック機構を配設しても、ルームランプの照射性能を十分に確保することができ、商品性の悪化を防止することができる。
この発明によれば、車体側ロック機構の取付け部を、ルームランプに影響されることなく、フロントルーフヘッダーの前方側まで配置することができる。
したがって、本発明は、オープンカーの幌部材の開閉作業を簡便にするため、ロック機構をフロントルーフヘッダーの車幅方向中央位置に設置し、ルームランプも車幅方向中央に設置しつつも、フロントルーフヘッダーの大型化を防止することができる。
この本発明の実施形態を以下図面に基づいて詳述する。
図1は、本発明のオープンカーの上部車体構造を採用した車両のフロントウィンド上方部分を車室内方側から見た斜視図図2はフロントルーフヘッダー下面の車幅方向中央の底面図、図3はトリム部材を取り除いたフロントルーフヘッダーの底面図である。
本実施形態のオープンカーの上部車体構造は、図1に示すように、車両前部に傾斜して配置されるフロントウィンドガラス1と、その側縁部で略上下方向に延設されるAピラー2と、フロントウィンドガラス1の上縁部で車幅方向に延設されるフロントルーフヘッダー3(以下、ヘッダー)と、ヘッダー3の車幅方向中央下面に設置されるルームランプ4と、そのルームランプ4の後方位置に設置されるルーフロック機構5と、このルーフロック機構5を前端部中央に備え閉鎖状態で車両のルーフを構成する幌部材6と、を備える。
なお、フロントウィンドガラス1の上部中央には、車両後方を視認するルームミラー7を設置し、ヘッダー3の左右両側部には、それぞれサンバイザー8,8を設置している。
前述のルーフロック機構5は、幌部材6側に設置される係合フック機構部51(図4参照)と、ヘッダー3側に設置されるストライカー52とによって構成されており、図1等にも示すように車幅方向中央の一箇所だけに設置している。
このように、ルーフロック機構5を、車幅方向中央位置の一箇所に設置することにより、従来の左右二箇所にルーフロック機構を設けていた場合の不都合点を解消することができる。
すなわち、従来、ルーフロック機構5を左右二箇所に設けていた場合には、ドライバーが幌部材6の開閉操作を行う際、助手席側(図示せず)に身を乗り出して両手でルーフロック機構5を操作しなければならず、操作性が決して良いとは言えなかった。
そこで、この実施形態のように、ヘッダー3下面の車幅方向中央にルーフロック機構5を設けることで、ドライバーが助手席側に身を乗り出すことなく、片手で操作を行うことができ、操作性を向上することができるのである。
しかし、このようにルーフロック機構5をヘッダー3下面の車幅方向中央に設置する場合には、前述のルームランプ4と干渉し、新たな問題が生じる。
一般的に、ルームランプ4は、車室内全体を照らす必要があるため、設置位置を車室上方の中央に設定する。そして、特にオープンカーの場合には、ルーフを幌部材6で構成しているため、車体側部材であるヘッダー3下面の車幅方向中央にルームランプ4を設置せざるを得ない。
また、ルームランプ4は、照度を確保するため、ある程度大きなもので構成する必要がある。さらに、ルーフロック機構5のストライカー52についても、幌部材6の張力を一つで支持するため、ある程度の大きさを必要とする。
このように大きなものをヘッダー3下面に車両前後方向に並べて配置した場合には、ヘッダー3の下面に大きなレイアウトスペースを確保する必要が生じ、ヘッダー3の車両前後方向幅を大きくする必要が生じ、結果的にヘッダー3の大型化という問題を招来することになるのである。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、ヘッダー3下面に設置するストライカー52の取付け部52a,52aを、平面視でルームランプ4を跨ぐように二股形状として構成している。
このように、ストライカー52の取付け部52a,52aを二股形状とすることで、車両側面視でストライカー52とルームランプ4とを重畳させることができ、ルームランプ4の設置位置をそのまま確保しつつも、ストライカー52の取付け部52a,52aの長さもある程度確保できるため、ヘッダー3の大型化を図ることなく、ルームランプ4とストライカー52をヘッダー3下面の車幅方向中央に並設することができる。
特に、取付け部52a,52aを二股形状としたことにより、ストライカー52を両持ち支持構造でヘッダー3に取付けられるため、取付け剛性も高めることができる。
ルーフロック機構5とルームランプ4等の具体的構造について、図4〜図7の断面図、および図8のストライカーの単品図で説明する。図4は図2のA−A線矢視断面図、図5は図3のB−B線矢視断面図、図6は図2のC−C線矢視断面図、図7は図2のD−D線矢視断面図である。
図4に示すように、前述のヘッダー3は、アウターパネル31とインナーパネル32とを接合して構成した車幅方向に延びるフロントヘッダーメンバー33と、その下面(車室側側面)に装着されるトリム部材34と、を備える。
そして、フロントヘッダーメンバー33の前端フランジ33aで、フロントウィンドガラス1の上端部を支持し、フロントヘッダーメンバー33の後端フランジ33bでは、シール部材35を介して、幌部材6の前端部の幌メンバー61を支持している。
また、この幌メンバー61の下面(車室側面)には、支持ブラケット62を介してルーフロック機構5の係合フック機構部51を固設している。
この係合フック機構部51は、図5に示すように、支持ブラケット62に締結ボルト63,63を介して固定されたホルダー53と、ホルダー53に設けた支持ピン54を介して回動自在に取付けた操作レバー55と、操作レバー55の回動操作によって車両前方側かつ下方側に移動する係合フック部材56と、係合フック部材56に車両後方側への付勢力を与える引張りコイルバネ57と、操作レバー55の自由な回動を防ぐロックレバー58等を備えている。
この係合フック機構部51の操作方法について説明する。まず、ドライバー等がアンロック操作する場合には、ロックレバー58を矢印aに示す方向(図面で時計回り)に回動することで、操作レバー55のロックを解除し、次に、操作レバー55を矢印bに示す方向(図面で反時計回り)に回動することで、係合フック部材56を車両前方側及び下方側に移行させ、係合フック部材56の係合部56aとストライカー52の係止部52bとの間の係合固定を解除することによって行う。
一方、ドライバー等がロック操作する場合には、幌部材6前端の幌メンバー61をヘッダー3に支持させた状態で、操作レバー55を矢印cに示す方向(図面で時計回り)に回動することで、係合フック部材56を車両後方側および上方側に移行させ、係合フック部材56の係合部56aとストライカー52の係止部52bを係合させて、その後、操作レバー55の後端部を、付勢されたロックレバー58の先端部58aに係合させることで、操作レバー55の自由な回動を防いで係合固定を行う。
このようにして、ロック・アンロック操作を行うが、前述のようにルーフロック機構5をヘッダー3の車幅方向中央に一箇所だけ設置しているだけなので、ドライバー等は、片手で容易にロック・アンロック操作することができる。
この係合フック機構部51が係合するストライカー52は、図8に示すように、係止部52bを設けた略五角形形状の頭部52cと、矩形断面の二股形状の取付け部52a,52aとを備えた異型形状の鋳造成形部材で構成している。
このストライカー52は、具体的には亜鉛ダイキャストで成形することで、こうした複雑な形状を達成している。
このストライカー52の頭部52cは、中央に矩形状の貫通孔52dを形成し、車両後方側(図8では上方位置)の後壁部52c1と、両側方に位置する側壁部52c2,52c2と、車両前方側(図8では下方位置)の前壁部52c3とからなる。
このうち、後壁部52c1の内側面で前述の係止部52bを構成し、係合フック部材56の係合部56aを係合固定するように構成している。また、側壁部52c2,52c2は、肉厚に構成することで係止部52bの支持剛性を高めている。
さらに、この側壁部52c2,52c2は、車両設置状態で、係止部52bとなる後壁部52c1よりも下方に突出するように設定している。このように突出させることで、係合フック機構部51の係合フック部材56を、貫通孔52d側に案内して、係止部52bに係合しやすくしている。
また、前壁部52c3にも、車両後方側に傾斜する傾斜面52eを設け、係合フック部材56が係止部52bに係合しやすく構成している。
一方、ストライカー52の取付け部52a,52aは、所定の傾斜角度αを持って車両前方かつ外方側に左右それぞれに延設している。
この取付け部52a,52aには、締結ネジ59…(図5、図6参照)の座となる座部52fを左右それぞれに凹状に形成している。この座部52fは、取付け部52a,52aの延びる方向に沿って小判状に形成しており、締結ネジ59…を締付けた状態で、締結ネジ59の頭部59aが取付け部52a,52a表面に突出しないような深さに設定している(図5、図6参照)。
また、この座部52fには、締結ネジ59…を挿通するため取付け孔52g…を左右二つずつ設けている。この取付け孔52g…の位置は、ストライカー52のフロントヘッダーメンバー33への取付けポイントP…となるが、図3に示すように、係止部52b(O)からそれぞれ車両前方側に所定角度傾斜して延びる延長線L上に設定している。
このため、締結ネジ59…の取付けポイントPと係止部52b(O)との間にズレが生じないため、係合フック部材56からの引張り荷重に対して支持剛性を高めることができる。
特に、一つの取付け部52aに二つの取付けポイントP,Pを設けたため、係止部52bに近い取付けポイントPでは、係止部52bの支持剛性を確実に高めることができ、係止部52bから遠い取付けポイントPでは、ルームランプ4を避けた位置でさらに支持剛性を高めることができる。
なお、この延長線Lの傾斜角度αは、本実施形態では約45度に設定しているが、特に限定されるものではなく、ルームランプ4を避けつつも、ストライカー52が取付けられる角度に設定すれば、特に限定されるものではない。
このように、本実施形態によれば、ストライカー52の取付け部52a,52aを二股形状にして、車両側面視でストライカー52の取付け部52a,52aがルームランプ4と重畳するように配置することにより、ストライカー52の取付け剛性を確保しつつも、ヘッダー3に対してコンパクトにルームランプ4とストライカー52とをレイアウトできる。
前述のルームランプ4は、図6に示すように、下部に設けた照射面41と、電球等を内部に備えた本体ケース42と、本体ケース42から上方に延びてフロントヘッダーメンバー33に対して差し込み固定されるクリップ固定部43と、ルームランプ4の位置を規定する位置規定ロッド部44とを備える。
図4、図6、図7にも示すように、ルームランプ4の本体ケースは、直接フロントヘッダーメンバー33に対して固定されるものではなく、やや下方に離間した位置でトリム部材34によって支持される。
もっとも、トリム部材34だけの支持では充分ではないので、クリップ固定部を介して上端部をフロントヘッダーメンバー33に固定される。
このように、ルームランプ4を下方に設置することで、ストライカー52の係止部52bとルームランプ4の照射面41との間には上下方向にオフセットが生じる。このようにオフセットが生じることで、ルームランプ4の車両後方側にルーフロック機構5を配置してもルームランプ4の照射性能を確保することができる。
すなわち、図4に示すようにルームランプ4は、車室内を照射するために、その下部(下面)を照射面41としているが、ルームランプ4をストライカー52よりも下方に設定することで照射範囲Sにルーフロック機構5が入らないため、ルームランプ4の照射性能をルーフロック機構5が悪化させることはないのである。
よって、ルーフロック機構5を、車幅方向中央、しかもルームランプ4に近接した位置に配置したとしても、ルームランプ4の照射性能を十分に確保することができ、商品性の悪化を防止することができる。
以上のように、本実施形態のオープンカーの上部車体構造によれば、ルーフロック機構5をヘッダー3の車幅方向中央に配置した場合におけるルームランプ4との干渉等の問題を適切に解消することができる。
次に、図9に示す他の実施形態(実施例開示構造)のオープンカーの上部車体構造について説明する。なお、前述の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態のオープンカーの上部車体構造も、ルーフロック機構5のストライカー152をヘッダー3下面の車幅方向中央に設置したものである。
もっとも、この実施形態では、ルームランプ104,104が運転席と助手席とを別々に照射するように、車幅方向に二つ並設している。
このため、ストライカー152の取付け部152aについては、前述の実施形態と異なり、ルームランプ104,104の間を車両前方側に延びる一本の矩形部で構成している。
このように構成することで、車両側面視で、ルームランプ104,104とストライカー152の取付け部152aが重畳することになり、前述の実施形態と同様にヘッダー3の大型化を回避して、ルームランプ104,104とストライカー152を、適切にヘッダー3下面の車幅方向中央に設置することができる。
特に、取付け部152aを車両前方側に延びるように配置することで、幌部材6からの車両後方側への引張り荷重に対して、直接的に機能させることができるため、幌部材6の支持剛性をさらに向上することもできる。
その他の作用効果については、前述の実施形態と同様である。
以上、この発明の構成と、前述の実施形態との対応において、
この発明の幌側ロック機構は、実施形態の係合フック機構部51に対応し、
以下同様に、
車体側ロック機構は、ストライカー52に対応に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、幌部材側にストライカーを設け、ヘッダー側に係合フック機構部を設けるようなルーフロック機構で構成してもよい。
また、ストライカーの形状についても、係止部がロッド状のものであってもよいし、凹部形状のものであってもよい。さらに取付け孔についても、いくつ設定してもよい。
このように、この発明は、あらゆるオープンカーの上部車体構造に適用する実施形態を含むものである。
本発明の実施形態に係る車両のフロントウィンド上方部分を車室内方側から見た斜視図。 フロントルーフヘッダー下面の車幅方向中央の底面図。 トリム部材を取り除いたフロントルーフヘッダー下面の底面図。 図2のA−A線矢視断面図。 図3のB−B線矢視断面図。 図2のC−C線矢視断面図。 図2のD−D線矢視断面図。 ストライカーの単品図。 他の実施形態の図2に対応する底面図。
1…フロントウィンドガラス
3…フロントルーフヘッダー
4,104…ルームランプ
5…ルーフロック機構
51…係合フック機構部(幌側ロック機構)
…ストライカー(車体側ロック機構)
52a,52…取付け部
52b…係止部
56a…係合部

Claims (4)

  1. 閉鎖時にルーフを構成する幌部材と、該幌部材の前端部に設けた幌側ロック機構と、フロントウィンド上方で車幅方向に延びるフロントルーフヘッダーと、該フロントルーフヘッダー下面に設置され幌部材閉鎖時に前記幌側ロック機構の係合部と係合する係止部を有する車体側ロック機構と、を備えるオープンカーの上部車体構造において、
    前記車体側ロック機構の係止部を、フロントルーフヘッダーの車幅方向中央部に配設すると共に、その前方のフロントルーフヘッダーにルームランプを配設し、
    前記車体側ロック機構のフロントルーフヘッダーへの取付け部を、車両側面視で前記ルームランプと重畳する位置まで前方に延ばすとともに、該ルームランプを車幅方向で避けるように設定し
    前記車体側ロック機構の取付け部を、前記ルームランプを平面視で車幅方向に跨ぐように二股形状に形成した
    オープンカーの上部車体構造。
  2. 前記取付け部を、前記二股形状に形成した部分のそれぞれにおいて、延び方向で二点以上で取付けた
    請求項1記載のオープンカーの上部車体構造。
  3. 前記取付け部の延び方向を、該延び方向の延長線が前記車体側ロック機構の係止部と略一致するように設定した
    請求項記載のオープンカーの上部車体構造。
  4. 前記車体側ロック機構の係止部の位置を、前記ルームランプの照射位置よりも上方に設定した
    請求項1〜3の何れか1に記載のオープンカーの上部車体構造。
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