JPH0232497Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0232497Y2
JPH0232497Y2 JP13213284U JP13213284U JPH0232497Y2 JP H0232497 Y2 JPH0232497 Y2 JP H0232497Y2 JP 13213284 U JP13213284 U JP 13213284U JP 13213284 U JP13213284 U JP 13213284U JP H0232497 Y2 JPH0232497 Y2 JP H0232497Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof rail
hinge
roof
welded
rear roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13213284U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6146228U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13213284U priority Critical patent/JPS6146228U/ja
Publication of JPS6146228U publication Critical patent/JPS6146228U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0232497Y2 publication Critical patent/JPH0232497Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車の車体に形成される開口を開閉
する扉の取付装置、特にルーフレールに取付けら
れる扉の取付装置に関する。
自動車の扉は通常、ヒンジを介し車体本体側に
枢着されるものが多い。ところで、このヒンジは
扉側からの荷重を車体側に集中的に加えることに
なり、ヒンジ取付部は集中荷重に対し十分の剛性
を確保する必要がある。たとえばテールゲート取
付用のヒンジ1を車体後部の開口の上側部に取付
ける場合には、第7図aに示すように、リヤルー
フレールアウタ2の下面に第7図bに示すような
折曲板状のヒンジリンフオース3を溶接し、リヤ
ルーフレールアウタ2の剛性の強化を計る。しか
し、これではヒンジ取付部の剛性が十分ではな
く、第8図bに示すような縦板6を有するヒンジ
リンフオース5を第8図aに示すように取付け
る。この場合、ヒンジ1からの入力は縦板4より
リヤルーフレールインナ6に伝えられ、剛性は比
較的高まる。しかし、ヒンジ1の取付部にスポツ
ト溶接点aが位置してしまい、この部分に凹凸部
が生じることにより水浸入の可能性が高く、剛性
強化も十分とはいえない。
本考案はヒンジ取付部が十分な剛性を保つと共
に水の浸入をも確実に防止できる自動車の扉取付
装置を提供することを目的とする。
本考案による自動車の扉取付装置は上記の目的
達成のため、ルーフレールをルーフレールアウタ
とルーフレールインナとヒンジリンフオースとに
より形成し、上記ヒンジリンフオースはルーフレ
ールインナの上面に溶接される下側重合部と上記
ルーフレールアウタの下面に当接する上側重合部
及び上記両重合部間を結びルーフレールアウタの
傾斜壁に溶接される突状傾斜壁とを備え、上記上
側重合部とルーフレールアウタ及びルーフとの3
つ重ね部に上記ヒンジを固定することを特徴とし
ている。
このような自動車の扉取付装置はヒンジリンフ
オースの上側重合部とルーフレールアウタとルー
フとの3つ重ね部にヒンジを固定し、しかも、こ
の3つ重ね部を外れた位置にあるヒンジリンフオ
ースの突状傾斜壁とルーフレールアウタの傾斜壁
とルーフとを一体的に溶接することができる。
第1図には本考案の一実施例としての自動車の
扉取付装置を示した。この扉取付装置は第6図に
示すように、バン型自動車の後向の開口10を開
閉するテールゲート11を車体本体側に枢着する
ものである。即ち、テールゲート11はその上縁
部を水平方向に延びる中心線l回りに回動するよ
う、第2図に示したヒンジ12を介し枢着され
る。このヒンジの取付けられる車体本体は開口1
0の上部をリヤルーフレールアウタ13とリヤル
ーフレールインナ14と車幅方向Xに左右2つ
(左側のみ示した)配備されるヒンジリンフオー
ス15とから成るリヤルーフレール16を備え
る。リヤルーフレールアウタ13及びインナ14
は第5図に示すよう車幅方向Xに長い板状部材で
ある。リヤルーフレールアウタ13及びインナ1
4の左右側部にはヒンジ取付部131,141が
それぞれ形成される(左側のみ示した)。一方の
ヒンジ取付部131は車体の前後方向Yの縦面が
第2図に示すように、前突出部132とこれに続
く段状のヒンジ取付部133とこれに続く傾斜部
134とからなる。他方のヒンジ取付部141は
前後方向Yの断面が一様に湾曲する形状を呈し、
その中心にはヒンジ12の取付時に用いる作業穴
142が形成される。ヒンジリンフオース15
は、第5図に示すように、折曲板片状を呈し、そ
の周縁に略環状の下側重合部151を、中心に上
向に突出する突状傾斜部152を、その上端に上
側重合部153をそれぞれ形成される。下側重合
部151はリヤルーフレールインナ14の上面に
密着する形状を呈し、互いは複数のスポツト溶接
点bで互いに溶接される。突状傾斜部152の
内、その後向部分Pはリヤルーフレールアウタの
傾斜部134に当接可能に形成され、両者は、ル
ーフ17の後端傾斜部171を重ねた際、スポツ
ト溶接点bで一体的に溶接される。上側重合部1
53はリヤルーフレールアツパのヒンジ取付部1
33及びルーフ17の段状のヒンジ取付部172
と重ね合わされ、この3つ重ね部分Dの上面にヒ
ンジ12をボルト止めする。なお、この3つ重ね
部Dにはボルト取付穴18が形成される。このよ
うなリヤルーフレール16にはルーフ17の後端
が溶接され、これによりルーフ17はその後端の
剛性を強化される。
リヤルーフレール16はその車幅方向Xにおけ
る両端部を、第1図及び第4図に示すように、ク
オータパネルアウタ19及びインナ20にそれぞ
れ連結される。クオータパネルアウタ19及びイ
ンナ20はその下側がパネル状に、上側がピラー
状にそれぞれ形成される。クオータパネルアウタ
19の後端上部はCの字状断面を呈し、その車体
の中央側の端部191にはリヤルーフレールアウ
タ13の側端135が重なり、両者はスポツト溶
接される。なお、このスポツト溶接点bにガンG
を導くため、クオータパネルインナ20及びこの
上面に密着するクオータインナエクステンシヨン
21に作業穴22が形成される。
クオータインナエクステンシヨン21及びクオ
ータパネルインナ20の車体中心側の端部21
1,201は重合されこの上にはリヤルーフレー
ルインナ14の側端141及びヒンジリンフオー
スの下側重合部151が重合され、この部分は4
枚の鋼板が重ね合わされる。しかし、下側重合部
151は第5図に明らかなように切欠部分cを有
し、この切欠部分cを通しガンGが他の3枚の鋼
板をスポツト溶接できる。なお、第4図中符号2
3はリヤルーフレールアツパ13に形成されるス
ポツト溶接用の作業穴を示している。
上述の処においてテールゲート11の取付用ヒ
ンジ12及びそのヒンジ取付部分として左側のみ
示したが右側のヒンジ及びそのヒンジ取付部分も
車体中心線に対し左右対称的に形状に形成され
る。
第1図、等に示した自動車のヒンジ取付装置
は、クオータパネルアツパ19とインナ20及び
クオータインナエクステンシヨン21が仮付けさ
れ、更に、ヒンジリンフオース15とリヤルーフ
レールインナ14が仮付けされ、この後、クオー
タパネル側にリヤルーフレール16側が仮付けさ
れ、この後、各部材のフランジ部や各側端の連結
部が一体的に溶接される。そして最後にルーフ1
7がその周縁部を各ルーフレール側に溶接され
る。この後、リヤルーフレール16側にはヒンジ
12を介しテールゲート11が連結され、これに
より、テールゲート11は中心線l回りに上下方
向に回動可能に枢着される。
このようなテールゲート11は、第3図に2点
鎖線で示すように開放され、その際、テールゲー
ト11はヒンジ12とガスストツパ24に支持さ
れる。この状態において外力F1がテールゲート
11に加わるとヒンジ12側には上向荷重P1
が、外力F2が加わると下向荷重P2がそれぞれ
作用する。このような、上向荷重P1あるいは下
向荷重P2、または車幅方向X及び前後方向Yの
各荷重はヒンジ12を介し3つ重ね部Dに作用す
る。3つ重ね部Dはルーフ17とリヤルーフレー
ルアウタ13及びヒンジリンフオース15と一体
的なリヤルーフレールインナ14に対し、一様に
荷重を分散し伝達する。特に、突状傾斜部152
は鋼板の深絞りで成形され、これとリヤルーフレ
ールインナ14側とは確実に剛結状態を保持で
き、3つ重ね部Dの周囲、即ち、ヒンジ取付部分
は十分な剛性を確保できる。
このように本考案による自動車の扉取付装置は
3つ重ね部Dの周囲の剛性を十分に強化でき、ヒ
ンジのグラツキを防止できる。特に、3つ重ね部
Dは3枚鋼板が互いに当接するのみで、スポツト
の打痕の跡がなく、ヒンジのボルト止めにより、
確実にボルト取付穴の防水性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例として自動車の扉取
付装置の部分平面図、第2図は第1図のA−A線
拡大概略断面図、第3図は同上扉取付装置の荷重
方向説明図、第4図は第1図のB−B線拡大概略
断面図、第5図は同上扉取付装置に用いるリヤル
ーフレールの部分分解斜視図、第6図は同上扉取
付装置を備えた自動車の斜視図、第7図a,b及
び第8図a,bは各々異なる従来の扉取付装置の
概略断面図及びヒンジの斜視図をそれぞれ示して
いる。 10……開口、11……テールゲート、12…
…ヒンジ、13……リヤルーフレールアウタ、1
34……傾斜壁、14……リヤルーフレールイン
ナ、15……ヒンジリンフオース、151……下
側重合部、152……突状傾斜部、153……上
側重合部、D……3つ重ね部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフの周縁下に位置すると共に扉により開閉
    される開口の上側縁を形成するルーフレールと、
    上記扉を上下に回動可能なよう上記ルーフレール
    側に枢着するヒンジとを有し、上記ルーフレール
    をルーフレールアウタとルーフレールインナとヒ
    ンジリンフオースとにより形成し、上記ヒンジリ
    ンフオースは上記ルーフレールインナの上面に溶
    接される下側重合部と上記ルーフレールアウタの
    下面に当接する上側重合部及び上記両重合部間を
    結びルーフレールアウタの傾斜壁に溶接される突
    状傾斜部とを備え、上記上側重合部とルーフレー
    ルアウタとルーフとの3つの重ね部に上記ヒンジ
    を固定する構成の自動車の扉取付装置。
JP13213284U 1984-08-31 1984-08-31 自動車の扉取付装置 Granted JPS6146228U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213284U JPS6146228U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 自動車の扉取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13213284U JPS6146228U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 自動車の扉取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6146228U JPS6146228U (ja) 1986-03-27
JPH0232497Y2 true JPH0232497Y2 (ja) 1990-09-04

Family

ID=30690694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13213284U Granted JPS6146228U (ja) 1984-08-31 1984-08-31 自動車の扉取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6146228U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061982A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toyota Motor Corp バックドア開口部のボディ構造

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220347900A1 (en) * 2019-06-21 2022-11-03 Magna Exteriors Inc. Three dimensional overmolding

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061982A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Toyota Motor Corp バックドア開口部のボディ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6146228U (ja) 1986-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4875733A (en) Vehicle rear body structure
JPH0539063A (ja) 自動車の側部車体構造
JPH09267767A (ja) 自動車の車体構造
JP3182970B2 (ja) 自動車の車体の構造
JPH0232497Y2 (ja)
JPS6361234B2 (ja)
JP4337165B2 (ja) 自動車の側部車体構造
JP3432383B2 (ja) バックドアの補強構造
JPH10244965A (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP3394446B2 (ja) 自動車のロッカ部補強構造
JPH0619380Y2 (ja) 自動車のバツクドア
JPS60259576A (ja) 自動車の後部車体構造
JPH0648065Y2 (ja) 産業車両用スチールキャビンのフロントピラー周辺構造
JP2554439Y2 (ja) ドアストライカーの取付構造
JP3555216B2 (ja) 自動車の上部車体構造
JP2563466Y2 (ja) 自動車のトランクリッド構造
JPS6328707Y2 (ja)
JPH054461Y2 (ja)
JP2000072037A (ja) 自動車の車体前部における各側部補強構造
JP3919051B2 (ja) 車体骨格部材の結合構造
JP2573026Y2 (ja) 貨物自動車用キャビンバックガード
JPH0752789Y2 (ja) 車体構造
JPH0327907Y2 (ja)
JPH0537912Y2 (ja)
JPH0426306Y2 (ja)