JPH0426306Y2 - - Google Patents

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JPH0426306Y2
JPH0426306Y2 JP1986165471U JP16547186U JPH0426306Y2 JP H0426306 Y2 JPH0426306 Y2 JP H0426306Y2 JP 1986165471 U JP1986165471 U JP 1986165471U JP 16547186 U JP16547186 U JP 16547186U JP H0426306 Y2 JPH0426306 Y2 JP H0426306Y2
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JP
Japan
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pillar
cross member
reinforcement
vehicle body
rear cross
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JP1986165471U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の後部車体構造、特にバツクド
ア開口部の車体構造に関するものである。
(従来の技術) 一般に、車体後部に、バツクドアにて開閉され
る開口部が形成された自動車の後部車体構造が知
られており、その構造においては、バツクドアを
開閉するため、上記開口部周縁の剛性が要求され
る。
ところで、上記開口部の側縁を構成するリヤピ
ラーの剛性を高めるために、レインフオースメン
トで補強することは知られている(例えば実開昭
60−137675号公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上述した如く、閉断面構造のリヤピ
ラー内にレインフオースメントを単に設ける構造
では、近年バツクドアによる車体後部の開口を大
きくしたい要求からリヤピラーを細くする傾向を
考えると、バツクドアの開閉による荷重に耐え得
る十分な剛性を得ることが困難である。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、バ
ツクドアにて開閉される車体後部の開口部の剛性
が向上した自動車の後部車体構造を提供すること
を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、車体後部に、バツクドアにて開閉さ
れる開口部が形成された車体構造を前提とするも
ので、上記開口部の側縁及び下縁がリヤピラー及
びリヤクロスメンバにより形成され、該リヤピラ
ーのリヤピラーインナとリヤクロスメンバのリヤ
クロスメンバインナとが結合され、かつリヤクロ
スメンバのリヤクロスメンバアウタにリヤフエン
ダパネルの後端部がリヤピラーアウタを介して結
合され、上記リヤピラーに車体上下方向に延びる
ピラーレインフオースメントが配設され、該ピラ
ーレインフオースメントがベルトラインレインフ
オースメントに結合され、さらに、上記ピラーレ
インフオースメントは、一端部がリヤピラーイン
ナに、中間部がリヤピラーアウタに、他端部がリ
ヤクロスメンバアウタとランプハウジング及びバ
ンパーブラケツトとの結合部において該リヤクロ
スメンバアウタにそれぞれ結合され、上記バンパ
ーブラケツトとリヤクロスメンバインナとの結合
部にリヤサイドフレームが結合されている構成と
する。
(作用) リヤピラーがピラーレインフオースメントにて
補強され、該ピラーレインフオースメントにて剛
性の高いリヤピラーのリヤピラーインナとリヤク
ロスメンバのリヤクロスメンバアウタとが結合さ
れ、車体後部の開口部の剛性が高まる。
それに加えて、ピラーレインフオースメントは
ベルトラインレインフオースメントに接合され、
例えば衝突時にバンパーからの荷重が、バンパー
ブラケツト、リヤピラーアウタ、リヤピラーイン
ナを介してベルトラインレインフオースメントに
伝達され、車体の変形が抑制される。
また、バンパーブラケツトとリヤクロスメンバ
インナとの結合部においてリヤサイドフレームが
結合され、例えば後突時に、バンパーからの荷重
がバンパーブラケツトを介してリヤサイドフレー
ムに直接伝達され、車体の変形が抑制される。
さらに、リヤフエンダパネルとリヤピラーアウ
タとが分割され、リヤピラーアウタにランプジハ
ウジングが形成されていることから、ランプハウ
ジングのプレス加工が容易である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて詳細に説
明する。
自動車の後部車体構造を示す第1図において、
1は車体後方に向つて開口しバツクドアにて開閉
される開口部で、その左右側縁がリヤピラー2,
2にて、下縁がリヤクロスメンバ3にて形成され
ている。リヤピラー2はリヤピラーインナ5とリ
ヤピラーアウタ6とを有し、リヤクロスメンバ3
はリヤクロスメンバアウタ7とリヤクロスメンバ
インナ8とにより車体左右方向に延びる閉断面構
造となつている。
上記リヤピラー2には、第2図に示すように、
車体上下方向に延びるピラーレインフオースメン
ト4が配設され、該ピラーレインフオースメント
4は、一端部がリヤピラーインナ5に、中間部が
リヤピラーアウタ6に、他端部がリヤクロスメン
バアウタ7にそれぞれスポツト溶接により結合さ
れている。
さらに詳述すれば、上記ピラーレインフオース
メント4の車体上下方向の下部における他端部
は、第3図に示すように、水平部4aがランプハ
ウジング9にボルト10を介して結合され、該水
平部4aから延びる延長部4bがランプハウジン
グ9とリヤクロスメンバアウタ7との間に挾持さ
れて一体に結合されるとともに、第2図に示すよ
うに、リヤクロスメンバアウタ7とリヤクロスメ
ンバインナ8との間に介設されたバンパーブラケ
ツト11に対応する部位でリヤピラーアウタ6と
ともに結合され、その外側にバンパーステー12
が取付けられるようになつている。なお、20は
バンパーである。
上記リヤピラーインナ5とリヤクロスメンバイ
ンナ8との結合部には、フロアサイドパネル13
も一体に結合されている。また、リヤピラーアウ
タ6にはリヤフエンダパネル14の後端部が結合
されている。さらに、バンパーブラケツト11と
リヤクロスメンバインナ8との結合部に、リヤサ
イドフレーム15が結合されている。
上記ピラーレインフオースメント4の上下方向
の中間部位は、第5図に示すように、リヤピラー
インナ5とにより大小2つの閉断面構造を形成し
ている。また、それらの間はボルト16にて結合
されるとともに、大きい閉断面構造を形成するピ
ラーレインフオースメント4の一部分がリヤピラ
ーアウタ6にスポツト溶接により接合されてい
る。
さらに、上記ピラーレインフオースメント4の
上下方向の上部は、第6図に示すように、ベルト
ラインレインフオースメント17とボルト18に
て結合されている。ベルトラインインナ19は、
両レインフオースメント4,17を結合するボル
ト18を締付けるための作業孔19aが開設され
るとともに、リヤピラー2を構成するリヤピラー
アウタ6に対応する位置まで延設され、ベルトラ
インレインフオースメント17を介してピラーア
ウタ6にスポツト溶接されている。つまり、ベル
トラインインナ19の一部がリヤピラーインナ5
を構成している。なお、図示していないが、ベル
トラインレインフオースメント17の外側にはベ
ルトラインインナ19に対応してベルトラインア
ウタが位置し、ベルトラインインナ19とベルト
ラインアウタとで車体前後方向に延びる閉断面構
造を形成している。
上記のように構成すれば、ピラーレインフオー
スメント4の剛性が高まり、リヤピラー2の変形
が抑制される。このピラーレインフオースメント
4にて剛性の高いリヤピラー2のリヤピラーイン
ナ5とリヤクロスメンバ3のリヤクロスメンバア
ウタ7とが結合されているので、車体後部の開口
部の剛性が高まる。
また、路面から荷重がサスペンシヨンを構成す
るダンパー、コイルスプリング等を介して車体に
伝わつてきたとき、その荷重はベルトラインレイ
ンフオースメント17からピラーレインフオース
メント4にかけて受けられることとなり、サスタ
ワー部(図示せず)の内倒れが防止される。それ
と共に、サスペンシヨン等の荷重を、リヤサイド
フレーム15からリヤピラー2に分散されるよう
にすることもできる。
それに加えて、ピラーレインフオースメント4
はベルトラインレインフオースメント17に接合
されているので、後突時に、バンパー20より入
力される荷重も、バンパーブラケツト11、リヤ
ピラーアウタ6、リヤピラーインナ5を介してピ
ラーレインフオースメント4、ベルトラインレイ
ンフオースメント17に荷重分担され、変形が防
止される。
リヤフエンダパネル14とリヤピラーアウタ6
とが分割され、リヤピラーアウタ6にランプハウ
ジング9が形成されていることから、ランプハウ
ジング9のプレス加工が容易である。
さらに、バンパーブラケツト11とリヤクロス
メンバインナ8との結合部においてリヤサイドフ
レーム15が結合され、後突時に、バンパー20
からの荷重がバンパーブラケツト11を介してリ
ヤサイドフレーム15に直接伝達されることとな
り、車体の変形が抑制される。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、バツクドア開口部の
側縁及び下縁を構成するリヤピラーインナ及びリ
ヤクロスメンバアウタを、リヤピラーに配設され
るピラーレインフオースメントで結合したので、
バツクドア開口部の車体剛性が向上する。
また、ピラーレインフオースメントをベルトラ
インレインフオースメントに接合し、バンパーブ
ラケツトとリヤクロスメンバインナとの結合部に
リヤサイドフレームを結合しているので、バンパ
ーよりの荷重をベルトラインレインフオースメン
トやリヤサイドフレームに分散させることがで
き、車体変形の防止に対して有利である。
サスペンシヨン等からの荷重が、ベルトライン
レインフオースメントからピラーレインフオース
メントにかけて受けられることとなり、サスタワ
ー部の内倒れが防止される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
自動車の車体後部におけるバツクドア開口部を示
す正面図、第2図は第1図の−線における断
面図、第3図は第1図の−線における断面
図、第4図は第1図の−線における断面図、
第5図は第1図の−線における断面図、第6
図は第1図の−線における断面図である。 1……開口部、2……リヤピラー、3……リヤ
クロスメンバ、5……リヤピラーインナ、7……
リヤクロスメンバアウタ、8……リヤクロスメン
バインナ、9……ランプハウジング、11……バ
ンパーブラケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部に、バツクドアにて開閉される開口部
    が形成された車体構造において、 上記開口部の側縁及び下縁がリヤピラー及びリ
    ヤクロスメンバにより形成され、 該リヤピラーのリヤピラーインナとリヤクロス
    メンバのリヤクロスメンバインナとが結合され、
    かつリヤクロスメンバのリヤクロスメンバアウタ
    にリヤフエンダパネルの後端部がリヤピラーアウ
    タを介して結合され、 上記リヤピラーに車体上下方向に延びるピラー
    レインフオースメントが配設され、該ピラーレイ
    ンフオースメントがベルトラインレインフオース
    メントに結合され、 さらに、上記ピラーレインフオースメントは、
    一端部がリヤピラーインナに、中間部がリヤピラ
    ーアウタに、他端部がリヤクロスメンバアウタと
    ランプハウジング及びバンパーブラケツトとの結
    合部において該リヤクロスメンバアウタにそれぞ
    れ結合され、 上記バンパーブラケツトとリヤクロスメンバイ
    ンナとの結合部にリヤサイドフレームが結合され
    ていることを特徴とする自動車の後部車体構造。
JP1986165471U 1986-10-27 1986-10-27 Expired JPH0426306Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986165471U JPH0426306Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986165471U JPH0426306Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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Publication Number Publication Date
JPS6369680U JPS6369680U (ja) 1988-05-11
JPH0426306Y2 true JPH0426306Y2 (ja) 1992-06-24

Family

ID=31095542

Family Applications (1)

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JP1986165471U Expired JPH0426306Y2 (ja) 1986-10-27 1986-10-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58111672U (ja) * 1982-01-25 1983-07-29 マツダ株式会社 自動車の後部車体構造

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JPS6369680U (ja) 1988-05-11

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