JP6859895B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ドア構造に関する。
車両側部のドア開口部を開閉するアルミニウム合金製の車両用ドアが知られている(特許文献1〜特許文献3参照)。例えば、下記特許文献1には、それぞれアルミニウム(アルミニウム合金)からなるインナパネル及びアウタパネルを含んで構成された車両用スライドドアに関する技術が開示されている。
特開2006−176107号公報 特開2009−126359号公報 特開2004−122874号公報
ところで、アルミニウム合金材は鋼材と比べて絞り成形の成形性の点で劣る。このため、1枚のアルミニウム合金板から絞り成形でインナパネルを成形すると、インナパネルにおいてドア内面を構成する室内側縦壁部と、室内側縦壁部の端部からドア外側(アウタパネル側)に曲げられて延出された延出壁部と、の間の鈍角状の曲げ部の角度が大きくなってしまう。しかしながら、室内側縦壁部と延出壁部との間の鈍角状の曲げ部の角度が大きい場合、これに対応してドア開口部の周縁部側が車両幅方向内側へ向けてドア開口部を小さくする側により大きく傾斜してしまうと、その分だけドア開口部が縮小されてしまう。
一方、下記特許文献2には、アルミニウム合金製のインナパネルが前後上下に4分割された技術が開示されている。この構成では、前記室内側縦壁部に相当する部位と、前記延出壁部に相当する部位と、の間の曲げ部の角度を鋼製のインナパネルの場合と同等の角度にすることができるが、前記室内側縦壁部に相当する部位を単一の部材で構成することができない。
本発明は、上記事実を考慮して、アルミニウム合金製のドアインナパネルの室内側縦壁部と延出壁部との間の曲げ部の角度を鋼製の場合と同等の角度にすることができることで車両側部のドア開口部の縮小を抑える設定が可能となると共に、ドアインナパネルの室内側縦壁部を単一の部材で構成することができる車両用ドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の車両用ドア構造は、車両側部のドア開口部を開閉するドアにおいて車室外側に配置されるドアアウタパネルと、前記ドアアウタパネルの車室内側に配置されて前記ドアアウタパネルとで前記ドアの本体部を形成し、ドア内面を構成する室内側縦壁部と、前記室内側縦壁部の端部から前記ドアアウタパネル側に延出された延出壁部と、を備えるドアインナパネルと、を有し、前記ドアインナパネルは、アルミニウム合金製とされ、前記室内側縦壁部は、第一パネル部材のみで構成され、前記延出壁部は、少なくとも一部がドア厚さ方向に分割されると共に、前記第一パネル部材における前記室内側縦壁部の端部から前記ドアアウタパネル側に曲げられて延出された第一延出部と、前記第一パネル部材とは別部材である第二パネル部材で構成されて前記少なくとも一部における前記ドアアウタパネル側に設けられた第二延出部とが重ねられた状態で接合されて構成されており、更に、前記延出壁部は、ドア厚さ方向に沿って延出されてその延出方向の先端部が前記ドアアウタパネルの近傍に配置され、前記第二延出部において前記第一延出部と重ならない部分の前記延出方向の長さが前記少なくとも一部における前記第一延出部の前記延出方向の長さよりも長く設定されている。
上記構成によれば、車室外側に配置されるドアアウタパネルと、ドアアウタパネルの車室内側に配置されるドアインナパネルとで、ドアの本体部が形成されており、そのドアによって車両側部のドア開口部が開閉される。ドアインナパネルは、アルミニウム合金製であり、ドア内面を構成する室内側縦壁部が第一パネル部材のみで構成され、室内側縦壁部の端部からは延出壁部がドアアウタパネル側に延出されている。ここで、延出壁部は、少なくとも一部がドア厚さ方向に分割されると共に、第一パネル部材の第一延出部と第二パネル部材の第二延出部とで構成されている。そして、第一延出部は、第一パネル部材における室内側縦壁部の端部からドアアウタパネル側に曲げられて延出された部位であり、第二延出部は、前記少なくとも一部におけるドアアウタパネル側に設けられて第一延出部と重ねられた状態で接合されている。更に、延出壁部は、ドア厚さ方向に沿って延出されてその延出方向の先端部がドアアウタパネルの近傍に配置されており、第二延出部において第一延出部と重ならない部分の前記延出方向の長さが前記少なくとも一部における第一延出部の前記延出方向の長さよりも長く設定されている。これらにより、室内側縦壁部を第一パネル部材のみで構成しても、第一パネル部材と第二パネル部材との接合前に第一パネル部材を絞り成形することで、第一パネル部材の絞り深さを適宜浅くすることが可能となる。その結果、室内側縦壁部と延出壁部との間の曲げ部の角度を鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にすることができる。
請求項2に記載する本発明の車両用ドア構造は、請求項1記載の構成において、前記ドアは、車両後方側に移動されることで前記ドア開口部を開放させるスライドドアとされ、前記第一延出部と前記第二延出部との接合部は、前記延出壁部のうち車両前方側に配置されてドア上下方向に延在された前側縦壁部に設定されている。
上記構成によれば、ドアは、車両後方側に移動されることでドア開口部を開放させるスライドドアとなっており、第一延出部と第二延出部との接合部は、延出壁部のうち車両前方側に配置されてドア上下方向に延在された前側縦壁部に設定されている。このため、第一パネル部材と第二パネル部材との接合前に第一パネル部材を絞り成形すれば、室内側縦壁部と前側縦壁部との間の曲げ部の角度を鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にすることが可能となる。そして、室内側縦壁部と前側縦壁部との間の曲げ部の角度が鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にされてドア開口部の車両前方側を構成する縦壁部分がこれに対応して設定されることで、スライドドアを車両後方側に移動させて開いた場合、そのスライドドアの車両前後方向の移動量と、ドア開口部の車両前方側の縁部からスライドドアの車両前方側の端部までの車両前後方向の長さとの差を小さくすることができる。すなわち、スライドドアを開く場合に乗降部分の開口量を効率的に確保することができる。
請求項3に記載する本発明の車両用ドア構造は、請求項2記載の構成において、前記ドア開口部の周端縁の全周にウェザーストリップが取り付けられており、前記スライドドアが前記ドア開口部を閉止した状態で前記室内側縦壁部の周端部側の全周に前記ウェザーストリップが押し付けられるように設定されている。
上記構成によれば、ドア開口部の周端縁の全周にウェザーストリップが取り付けられており、スライドドアがドア開口部を閉止した場合には室内側縦壁部の周端部側の全周にウェザーストリップが押し付けられる。ここで、室内側縦壁部は分割構造でなく第一パネル部材のみで構成されているので、スライドドアがドア開口部を閉止した場合、ウェザーストリップと室内側縦壁部との間の隙が全周に亘って良好に抑えられる。その結果、例えば室内側縦壁部が分割構造とされた対比構造と比べてNV性能(ノイズ・アンド・バイブレーション性能)が向上する。
請求項4に記載する本発明の車両用ドア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記第二延出部は、前記延出壁部の車両前後方向の少なくとも一方の端部側に設けられてドア上下方向に延在され、前記第二延出部に対してその外面側に前記第一延出部が重ねられた状態で接合されている。
なお、請求項4に記載の「第二延出部に対してその外面側に重ねられ」とは、第二延出部が延出壁部の車両前後方向の前端部側に設けられている構成では第二延出部に対して車両前後方向の前面側に重ねられていることを意味し、第二延出部が延出壁部の車両前後方向の後端部側に設けられている構成では第二延出部に対して車両前後方向の後面側に重ねられていることを意味する。
上記構成によれば、ドアの車両前後方向中間部が例えば電柱や立ち木等のポール状のものに衝突した場合、第一パネル部材の室内側縦壁部の車両前後方向中間部が車室内側に押される。これにより、第一パネル部材の室内側縦壁部が車両平面視で略V字状に曲げられるように変形しようとすると、第二パネル部材の第二延出部の外面側に接合された第一パネル部材の第一延出部は、第二パネル部材の第二延出部を押しながら車室内側に変位しようとする。このため、ドアの車両前後方向中間部がポール状のものに衝突した場合に第一延出部と第二延出部との接合部が剥離し難い。
以上説明したように、本発明の車両用ドア構造によれば、アルミニウム合金製のドアインナパネルの室内側縦壁部と延出壁部との間の曲げ部の角度を鋼製の場合と同等の角度にすることができることで車両側部のドア開口部の縮小を抑える設定が可能となると共に、ドアインナパネルの室内側縦壁部を単一の部材で構成することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造を備える車両側部の一部を簡略化して示す側面図である。閉止状態のスライドドアの前部側の外形を二点鎖線で示す。 図1において二点鎖線で示された閉止状態のスライドドアの前端部側及びその周囲部を図1の2−2線に沿って切断して拡大して示す拡大平断面図である。 図1に示されるドアのドアインナパネルをドア内面側斜め前方側から見た状態を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る車両用ドア構造について図1〜図3を用いて説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。以下、単に前後、上下、左右の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両前方側を向いた場合の左右を示すものとする。
(実施形態の構成)
図1には、本実施形態に係る車両用ドア構造を備える車両側部10の一部が簡略化された側面図で示されている。図1に示されるように、車両側部10の上部には、ルーフサイドレール12が配置されており、ルーフサイドレール12は、車両前後方向に沿って延在している。これに対して、車両側部10の下部には、ロッカ14が配置されており、ロッカ14は、車両前後方向に沿って延在している。また、ロッカ14の長手方向中間部からはセンタピラー16が車両上方側へ立設されており、センタピラー16の上端部はルーフサイドレール12の長手方向中間部に接続されている。センタピラー16の車両後方側には、リアピラー18が車両上方側へ立設されており、リアピラー18の上端部はルーフサイドレール12の後端部に接続されている。
前述したルーフサイドレール12、ロッカ14、センタピラー16及びリアピラー18は、いずれも閉断面構造とされて車体骨格部材を構成している。そして、車両側部10の後部側には、ルーフサイドレール12とセンタピラー16とロッカ14とリアピラー18とを含む車体骨格部材で囲まれたドア開口部としてのリアドア開口部22が形成されている。換言すれば、ルーフサイドレール12は、リアドア開口部22の上縁側で車両前後方向に沿って配置され、ロッカ14は、リアドア開口部22の下縁側で車両前後方向に沿って配置されている。また、センタピラー16は、リアドア開口部22の前縁側で車両上下方向に沿って配置され、リアピラー18は、リアドア開口部22の後縁側で車両上下方向に沿って配置されている。
リアドア開口部22は、車室外と車室内とを連通させており、ドアとしてのスライドドア40(詳細後述)によって開閉されるようになっている。図1では、閉止状態のスライドドア40の前部側の外形を二点鎖線で示す。なお、車両側部10の前部側には、リアドア開口部22の車両前方側にフロントドア開口部20が形成されているが、ここではフロントドア開口部20についての詳細説明は省略する。リアドア開口部22の周端縁の全周には、ウェザーストリップ(「オープニングウェザーストリップ」ともいう。)24が取り付けられている。
図2には、図1において二点鎖線で示された閉止状態のスライドドア40の前端部側及びその周囲部が図1の2−2線に沿って切断した状態の拡大平断面図で示されている。なお、図2において図中左上に符号38で示される部材は、フロントドア開口部20(図1参照)を開閉するためのドアである。
図2に示されるように、センタピラー16は、車室内側に配置されたセンタピラーインナパネル32と、このセンタピラーインナパネル32の車室外側に配置されたセンタピラーリインフォース34と、を備えている。なお、以下の説明においては、センタピラーインナパネル32は「センタピラーインナ32」と略し、センタピラーリインフォース34は「センタピラーRF34」と略すことにする。また、図2において、センタピラー16は、車両後方側の部位のみが図示されているが、センタピラー16の車両前方側の部位は、センタピラー16の車両後方側の部位と概ね前後対称の構造とされている。
センタピラーインナ32は、平断面視で車両幅方向の凹凸はあるものの全体としては車両前後方向に沿って延在する部材として構成されている。これに対して、センタピラーRF34は、平断面視で車両幅方向内側へ開口部を向けた略ハット形状に形成されている。そして、センタピラーRF34の前後フランジ部がセンタピラーインナ32の前後フランジ部に接合されることで、略車両上下方向に沿って延在する閉断面形状の骨格部30が形成されている。
センタピラーRF34の車室外側には、サイドアウタパネル36の一部であるセンタピラーアウタ部36Cが配置されてセンタピラー16の一部を構成している。センタピラーアウタ部36Cは、平断面視で車両幅方向内側へ開口部を向けた略ハット形状に形成され、前後フランジ部は、センタピラーインナ32及びセンタピラーRF34の各前後フランジ部に接合されている。そして、センタピラー16は、センタピラーアウタ部36Cの一部で構成された車両後方側の部位に車両上下方向及び略車両幅方向に沿って延在するピラー後側縦壁部36Rを備えている。
また、センタピラー16の後フランジ部16F(センタピラーインナ32、センタピラーRF34及びセンタピラーアウタ部36Cの各後フランジ部の重合部)には、リアドア開口部22のシール用とされたウェザーストリップ24が取り付けられている。ウェザーストリップ24は、一例としてゴム製とされ、取付基部24A及びシール部24Bを備えている。ウェザーストリップ24の取付基部24Aは、センタピラー16の後フランジ部16Fを含むリアドア開口部22の周端縁に取り付けられている。また、ウェザーストリップ24のシール部24Bは、取付基部24Aと一体に形成され、センタピラー16の後フランジ部16Fを含むリアドア開口部22の周端縁に対して、車両幅方向外側に配置される。このシール部24Bは、本実施形態では一例として、車両幅方向に並ぶ第一筒状部24B1と第二筒状部24B2とを含んで構成されている。なお、二点鎖線で示されるウェザーストリップ24の形状は、スライドドア40が開けられた状態でのウェザーストリップ24の形状を示している。
図1に示されるスライドドア40は、本実施形態ではリアドアとしても把握される要素である。スライドドア40は、車両後方側に移動されることでリアドア開口部22を開放させると共に、図1において実線で示される状態から車両前方側に移動されることでリアドア開口部22を閉止させる(図1の二点鎖線参照)ように構成されている。なお、スライドドア40をスライドさせるための構造は、例えば、特開2003−214015号公報等で公知であるため、図示及び詳細説明を省略する。また、図示を省略するが、スライドドア40は、その車両前方側の部位にドアロック用のラッチを備えており、センタピラー16にはそれに対応して前記ラッチが係合されるストライカ(図示省略)が設けられている。
図2に示されるように、スライドドア40は、車室外側に配置されてドア外板を構成するドアアウタパネル42と、このドアアウタパネル42の車室内側に配置されてドア内板を構成するドアインナパネル44と、によって形成されたドア本体部(スライドドア40の本体部)40Hを備えている。図1に示されるように、ドア本体部40Hの上部には、ドアガラスが配置される窓部40Wが形成されている。図2に示されるドアアウタパネル42及びドアインナパネル44は、アルミニウム合金製とされており、互いの外周端部側がヘミング加工により接合されている。なお、ドアアウタパネル42とドアインナパネル44との接合部分にはモール41が取り付けられている。
ドアインナパネル44は、全体として車両前後方向及び車両上下方向に沿って延在してドア内面を構成する室内側縦壁部46を備えている。そして、図1に示されるスライドドア40がリアドア開口部22を閉止した状態で図3に示される室内側縦壁部46の周端部側の全周にウェザーストリップ24(図1及び図2参照)が押し付けられるように設定されている。なお、図3では、室内側縦壁部46の周端部側において、ドア閉止時にウェザーストリップ24(図1及び図2参照)が押し付けられる被当接部を二点鎖線46Xで示す。
また、図2に示されるように、ドアインナパネル44は、室内側縦壁部46の端部からドアアウタパネル42側に延出された延出壁部48を備えている。図3に示されるように、延出壁部48は、車両前方側に配置されてドア上下方向に延在された前側縦壁部48Fと、車両後方側に配置されてドア上下方向に延在された後側縦壁部48Rと、を備えている。また、延出壁部48は、車両上方側に配置されて車両前後方向に延在された上側横壁部48Uと、車両下方側に配置されて車両前後方向に延在された下側横壁部48Dと、を備えている。
図2に示されるように、ドアインナパネル44の前側縦壁部48Fと、センタピラー16のピラー後側縦壁部36Rとは、スライドドア40の閉止状態で略平行に配置されるように設定されている。言い換えれば、センタピラー16のピラー後側縦壁部36Rから後フランジ部16Fまでの部分は、閉止状態のスライドドア40の前側縦壁部48Fから室内側縦壁部46の前端部までの部分に対応するように曲げられている。
また、図3に示されるように、ドアインナパネル44は、延出壁部48の延出先端から張り出してドア厚さ方向から見てドア外側に延出されたフランジ部49を備えている。フランジ部49は、車両前方側に配置されて車両前方側に延出された前側フランジ部49Fと、車両後方側に配置されて車両後方側に延出された後側フランジ部49Rと、を備えている。また、フランジ部49は、車両上方側に配置されて車両上方側に延出された上側フランジ部49Uと、車両下方側に配置されて車両下方側に延出された下側フランジ部49Dと、を備えている。
本実施形態では、ドアインナパネル44は、ドアインナパネル44の大部分を構成する第一パネル部材50と、第一パネル部材50とは別部材である第二パネル部材52と、の二部材で構成されている。室内側縦壁部46は、第一パネル部材50のみで構成され、延出壁部48は、車両前方側の一部がドア厚さ方向に分割されると共に、第一パネル部材50の一部と第二パネル部材52とが接合されて構成されている。すなわち、延出壁部48は、単一の部材で構成されたものではなく、分割構造で構成されたものとされている。
延出壁部48は、第一パネル部材50における室内側縦壁部46の端部からドアアウタパネル42(図1参照)側に曲げられて延出された部位である第一延出部50Aを備えている。第一延出部50Aにおいて前側縦壁部48Fの下部を構成する部位は、前側縦壁部48Fの下部における延出方向の全長に対して延出量が短く設定された短延出部50Sとされている。短延出部50Sは、その延出先端位置がドア平面視で前側縦壁部48Fの延出方向の基端部側に設定されている。また、延出壁部48は、第二パネル部材52で構成されて前側縦壁部48Fの下部におけるドアアウタパネル42(図2参照)側に設けられた第二延出部52Aを備え、第一延出部50Aの短延出部50Sと第二延出部52Aとが重ねられた状態で接合されて構成されている。第二延出部52Aは、第一延出部50Aの短延出部50Sとの接合部54からドアアウタパネル42(図2参照)側に延出されている。
第一延出部50Aの短延出部50S及び第二延出部52Aは、延出壁部48の車両前後方向の前端部側に設けられてドア上下方向に延在されている。すなわち、第一延出部50Aの短延出部50Sと第二延出部52Aとの接合部54は、本実施形態では、前側縦壁部48F(より具体的には前側縦壁部48Fの下部)に設定されている。なお、第二延出部52Aの下端部は、第一延出部50Aにおいて下側横壁部48Dを構成する部位の車両前方側の端部に接合されている。
短延出部50Sと第二延出部52Aとの接合部54が設定された(換言すれば分割構造が採用された)前側縦壁部48Fの下部は、前側縦壁部48Fにおいてドア厚さ方向(車両幅方向)の長さが長く設定された部位である。また、図2に示される室内側縦壁部46と前側縦壁部48Fとの間の曲げ部56の角度θは、例えば鋼製のドアインナパネルの場合と同様に、90°に比較的近い角度(一例として90°は超えるものの100°未満の角度)に設定されている。言い換えれば、仮にアルミニウム合金製のドアインナパネルを一部材で構成して深絞り成形した場合に鋼製の場合と同等の曲げ角度を得ることが難しい部分に相当する部分に短延出部50Sと第二延出部52Aとの分割構造が設定されている。短延出部50Sは、第二延出部52Aに対してその外面側(車両前後方向の前面52A1側)に重ねられた状態で接合されている。短延出部50Sと第二延出部52Aとの接合部54は、室内側縦壁部46の端部からドアアウタパネル42側へ曲げられたR状の曲げ部56に比較的近い部位に設定されている。
なお、第二延出部52Aにおいて短延出部50Sの車両幅方向外側の近傍はクランク状に曲げられており、短延出部50Sの前面と、第二延出部52Aにおいてクランク状に曲げられた曲げ部分よりも車両幅方向外側の部位の前面とが揃えられている。また、第二延出部52Aにはその車両幅方向外側の部位の前面側に一例としてウェザーストリップ26(図中では二点鎖線で図示)が固着されており、スライドドア40の閉止状態ではピラー後側縦壁部36Rの後面に押し付けられるようになっている。なお、図中のウェザーストリップ26の形状は、スライドドア40が開けられた状態でのウェザーストリップ26の形状を示している。
一方、第二パネル部材52は、第二延出部52Aの車両幅方向外側の端部から車両前方側に曲げられて延出されたフランジ部52Bを備えている。図3に示されるように、このフランジ部52Bは、前側フランジ部49Fの下部を構成している。フランジ部52Bの上端部は、第一パネル部材50において前側フランジ部49Fを構成する部位の下端部に接合されている。また、フランジ部52Bの下端部は、第一パネル部材50において下側フランジ部49Dを構成する部位の車両前方側の端部に接合されている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
アルミニウム合金製のドアインナパネル44は、ドア内面を構成する室内側縦壁部46が第一パネル部材50のみで構成され、室内側縦壁部46の端部からドアアウタパネル42(図2参照)側に延出された延出壁部48は、その車両前方側の下部がドア厚さ方向に分割されると共に、図2に示されるように第一パネル部材50の第一延出部50Aと第二パネル部材52の第二延出部52Aとが重ねられた状態で接合されて構成されている。このため、室内側縦壁部46を第一パネル部材50のみで構成しても、第一パネル部材50と第二パネル部材52との接合前に第一パネル部材50を絞り成形することで、第一パネル部材50の絞り深さを浅くすることが可能となる。その結果、室内側縦壁部46と延出壁部48との間の曲げ部56の角度θを鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にすることができる。
このように、本実施形態の車両用ドア構造によれば、アルミニウム合金製のドアインナパネル44の室内側縦壁部46と延出壁部48との間の曲げ部56の角度θを鋼製の場合と同等の角度にすることができることで車両側部10のリアドア開口部22(図1参照)の縮小を抑える設定が可能となると共に、ドアインナパネル44の室内側縦壁部46を単一の部材(第一パネル部材50)で構成することができる。
また、本実施形態では、図1に示されるリアドア開口部22を開閉するドアは、車両後方側に移動されることでリアドア開口部22を開放させるスライドドア40となっている。そして、図2及び図3に示されるように、第一パネル部材50の第一延出部50Aの短延出部50Sと第二パネル部材52の第二延出部52Aとの接合部54は、延出壁部48のうち車両前方側に配置されてドア上下方向に延在された前側縦壁部48Fに設定されている。このため、第一パネル部材50と第二パネル部材52との接合前に第一パネル部材50を絞り成形すれば、図2に示される室内側縦壁部46と前側縦壁部48Fとの間の曲げ部56の角度θを鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にすることが可能となる。そして、室内側縦壁部46と前側縦壁部48Fとの間の曲げ部56の角度θが鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にされてリアドア開口部22の車両前方側を構成する縦壁部分(ピラー後側縦壁部36Rから後フランジ部16Fまでの部分)がこれに対応して設定されることで、図1に示されるようにスライドドア40を車両後方側にスライド移動させて開いた場合、そのスライドドア40の車両前後方向のスライド移動量LSと、リアドア開口部22の車両前方側の縁部からスライドドア40の車両前方側の端部までの車両前後方向の長さLとの差を小さくすることができる。すなわち、スライドドア40を開く場合に乗降部分の開口量を効率的に確保することができる。
補足説明すると、スライドドア40を車両後方側にスライド移動させて開いた場合の前述した長さLは、スライドドア40のスライド移動量LSと、閉止状態のスライドドア40の車両前方側の端部からリアドア開口部22の車両前方側の縁部の後端までの車両前後方向の長さLXと、の差分で求められる。そして、本実施形態では、図2に示される室内側縦壁部46と前側縦壁部48Fとの間の曲げ部56の角度θが鋼製のドアインナパネルの場合と同等の角度にされてリアドア開口部22の車両前方側を構成する縦壁部分(ピラー後側縦壁部36Rから後フランジ部16Fまでの部分)がこれに対応して設定されているため、閉止状態のスライドドア40の車両前方側の端部からリアドア開口部22の車両前方側の縁部の後端までの車両前後方向の長さLXが抑えられる。これにより、図1に示されるスライドドア40を開く場合に、前述したように、乗降部分の開口量を効率的に確保することができるので、商品力を高めることができる。なお、上記の長さLは、スライドドア開口量と称されることもある。
また、本実施形態では、リアドア開口部22の周端縁の全周にウェザーストリップ24が取り付けられており、スライドドア40がリアドア開口部22を閉止した場合には図3に示される室内側縦壁部46の周端部側の全周(二点鎖線46X参照)にウェザーストリップ24(図1及び図2参照)が押し付けられる。ここで、室内側縦壁部46は分割構造でなく第一パネル部材50のみで構成されているので、図1に示されるスライドドア40がリアドア開口部22を閉止した場合、ウェザーストリップ24と図3に示される室内側縦壁部46との間の隙が全周に亘って良好に抑えられる。その結果、例えば室内側縦壁部が分割構造とされた対比構造と比べて、NV性能(ノイズ・アンド・バイブレーション性能)が向上する。
また、本実施形態では、図2に示される短延出部50Sは、第二延出部52Aに対してその外面側(車両前後方向の前面52A1側)に重ねられた状態で接合されている。一方、本実施形態では、スライドドア40の車両前後方向中間部が電柱や立ち木等のポール状のものに衝突した場合、第一パネル部材50の室内側縦壁部46の車両前後方向中間部が車室内側(車両幅方向内側)に押される。これにより、第一パネル部材50の室内側縦壁部46が車両平面視で略V字状に曲げられるように変形しようとすると、第一パネル部材50の短延出部50Sは第二パネル部材52の第二延出部52Aを押しながら車室内側に変位しようとする。このため、スライドドア40の車両前後方向中間部がポール状のものに衝突した場合に短延出部50Sと第二延出部52Aとの接合部54が剥離し難い。
また、本実施形態では、短延出部50Sと第二延出部52Aとが重ねられた状態で接合されているので、接合された重合部分の板厚が増加している。このため、例えば、スライドドア40を閉止する際の車両前後方向の荷重に対して剛性が向上している。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、ドアがスライドドア40の場合について説明したが、スイングドアにおいて例えば上記実施形態のドアアウタパネル42及びドアインナパネル44と実質的に同様の構成が適用されてもよい。
また、上記実施形態では、図3に示される延出壁部48は、前側縦壁部48Fの下部がドア厚さ方向に分割されると共に、その分割された第一延出部50Aと第二延出部52Aとが重ねられた状態で接合されて構成されているが、延出壁部は、少なくとも一部がドア厚さ方向に分割されると共に、その分割された第一延出部と第二延出部とが重ねられた状態で接合されたものであればよい。但し、本発明の延出壁部は、ドア厚さ方向に沿って延出されてその延出方向の先端部がドアアウタパネルの近傍に配置されると共に第二延出部において第一延出部と重ならない部分の延出方向の長さが前記少なくとも一部における第一延出部の延出方向の長さよりも長く設定されているものに限定される。前記「少なくとも一部」には、後側縦壁部(48R)を構成する部分が含まれてもよいし、下側横壁部(48D)を構成する部分が含まれてもよいし、上側横壁部(48U)を構成する部分が含まれてもよい。一例として、延出壁部は、前側縦壁部(48F)の下部及び後側縦壁部(48R)の下部がそれぞれドア厚さ方向に分割されると共に、その分割された第一延出部と第二延出部とが重ねられた状態で接合されたものでもよい。また、他の例として、例えば、延出壁部は、その全部がドア厚さ方向に分割されると共に、その分割された第一延出部と第二延出部とが重ねられた状態で接合されたものでもよい。
また、上記実施形態のドアインナパネル44の前側縦壁部48Fの構成を変更しないで又はドアインナパネル44の前側縦壁部48Fに相当する部分を分割させないで(一体形成にして)、図2に示される構成を前後反転させたような構成、すなわち、第二延出部が、延出壁部の車両前後方向の後端部側に設けられてドア上下方向に延在され、前記第二延出部に対してその外面側(車両前後方向の後面側)に第一延出部が重ねられた状態で接合されているような構成を採ることも可能である。
また、上記実施形態の変形例として、リアドア開口部22の周端縁の全周にウェザーストリップ24が取り付けられる構成に代えて、室内側縦壁部(46)の周端部側の全周にウェザーストリップが取り付けられるような構成も採り得る。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 車両側部
22 リアドア開口部(ドア開口部)
24 ウェザーストリップ
40 スライドドア(ドア)
40H ドア本体部(ドアの本体部)
42 ドアアウタパネル
44 ドアインナパネル
46 室内側縦壁部
48 延出壁部
48F 前側縦壁部
50 第一パネル部材
50A 第一延出部
52 第二パネル部材
52A 第二延出部
52A1 前面(外面)
54 第一延出部と第二延出部との接合部

Claims (4)

  1. 車両側部のドア開口部を開閉するドアにおいて車室外側に配置されるドアアウタパネルと、
    前記ドアアウタパネルの車室内側に配置されて前記ドアアウタパネルとで前記ドアの本体部を形成し、ドア内面を構成する室内側縦壁部と、前記室内側縦壁部の端部から前記ドアアウタパネル側に延出された延出壁部と、を備えるドアインナパネルと、
    を有し、
    前記ドアインナパネルは、アルミニウム合金製とされ、
    前記室内側縦壁部は、第一パネル部材のみで構成され、
    前記延出壁部は、少なくとも一部がドア厚さ方向に分割されると共に、前記第一パネル部材における前記室内側縦壁部の端部から前記ドアアウタパネル側に曲げられて延出された第一延出部と、前記第一パネル部材とは別部材である第二パネル部材で構成されて前記少なくとも一部における前記ドアアウタパネル側に設けられた第二延出部とが重ねられた状態で接合されて構成されており、
    更に、前記延出壁部は、ドア厚さ方向に沿って延出されてその延出方向の先端部が前記ドアアウタパネルの近傍に配置され、前記第二延出部において前記第一延出部と重ならない部分の前記延出方向の長さが前記少なくとも一部における前記第一延出部の前記延出方向の長さよりも長く設定されている、車両用ドア構造。
  2. 前記ドアは、車両後方側に移動されることで前記ドア開口部を開放させるスライドドアとされ、
    前記第一延出部と前記第二延出部との接合部は、前記延出壁部のうち車両前方側に配置されてドア上下方向に延在された前側縦壁部に設定されている、請求項1記載の車両用ドア構造。
  3. 前記ドア開口部の周端縁の全周にウェザーストリップが取り付けられており、
    前記スライドドアが前記ドア開口部を閉止した状態で前記室内側縦壁部の周端部側の全周に前記ウェザーストリップが押し付けられるように設定されている、請求項2記載の車両用ドア構造。
  4. 前記第二延出部は、前記延出壁部の車両前後方向の少なくとも一方の端部側に設けられてドア上下方向に延在され、前記第二延出部に対してその外面側に前記第一延出部が重ねられた状態で接合されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用ドア構造。
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