JP7011884B2 - ドア構造 - Google Patents
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ドアインナパネルと、ドアアウタパネルと、前記両パネルの間に介在されるヒンジサイドリーンフォースメントとを有するドア本体と、
前記ドア本体のベルトラインの上方に設けられて、ドアウインドウガラスの昇降をガイドするガラスランと、
前記ドアインナパネル及び前記ドアアウタパネルの前記ベルトラインよりも上方に張り出す上張出部の端部同士で前記ガラスラン側に開口するように構成されて、前記ガラスランを嵌め込む開口部と、
前記ヒンジサイドリーンフォースメントのうち前記上張出部同士の間に介在される上部部分に形成されて、前記ガラスランが係合される係合部とを備える。
〔ドア構造〕
実施形態1に係るドア構造1は、ドア本体2(図1)とガラスラン3(図2~図4)とを備える。ドア本体2は、ドアインナパネル21(図3,図5)と、ドアアウタパネル22と、両パネル21,22の間に介在されるヒンジサイドリーンフォースメント23(図3、図5)とを有する。ガラスラン3は、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22との間にドア本体2のベルトライン11の上方に設けられて、ドアウインドウガラス12の昇降をガイドする。このドア構造1の特徴の一つは、ドア本体2の一部で構成され、ガラスラン3を嵌め込む開口部4、及びガラスラン3が係合される係合部5を備える点にある(図3)。以下、各構成を詳細に説明する。
ドア本体2は、車両の左右の両側方の車両前方側に設けられ、ドア開口を開閉する(図1)。ドア本体2は、ヒンジタイプであり、ヒンジを介して車両におけるドア開口の前方側縁を形成する部分(例えばフロントピラーロア)に対して回動自在に固定される(いずれも図示略)。図1では、車両の右側前方のドア本体2を示している。ドア本体2は、車内側に配置されるドアインナパネル21(図3、図5)と、車外側に配置されるドアアウタパネル22(図1~図3、図5)と、両パネル21,22の間に介在されるヒンジサイドリーンフォースメント23(図3、図5)とを有する。
ガラスラン3は、ドアウインドウガラス12の昇降をガイドする(図2~図5)。ガラスラン3の構成材料は、ゴムなどの弾性材料が挙げられる。そのため、ドアウインドウガラス12のがたつきを抑制できる。ガラスラン3は、ドア本体2における車両の前方側と後方側とに設けられている。ここでは、車両の前方側のガラスラン3を説明する。車両の後方側のガラスラン(図示略)は、公知のものを利用できるため説明を省略する。ガラスラン3は、ベルトライン11の上方に設けられていて、開口部4に嵌め込まれる(図3、図5)。ガラスラン3は、底部31と、一対の側壁部32と、一対の被覆リップ部33と、一対の摺接リップ部34と、一対の保持リップ部35を有する(図5)。これら各部材31~35は、一連に形成されている。
開口部4は、ガラスラン3側(ドアウインドウガラス12側)に開口してガラスラン3を嵌め込む(図3)。開口部4は、ベルトライン11の上方に設けられていて、ドア本体2の一部で構成されている。具体的には、開口部4は、上述したドアインナパネル21の上張出部21uの端部21eとドアアウタパネル22の上張出部22uの端部22eとを有する(図3、図5)。このように、開口部4がドア本体2を構成するドアインナパネル21とドアアウタパネル22の一部で構成されているため、ベルトライン11よりも上方にドア本体2とは別部材(ロアフレーム6)を設ける必要がない。そのため、ドア構造1を軽量化できる。また、見栄えを良くするなどのためにロアフレーム6のベルトライン11よりも上方の露出部分を車内外から覆う一対のガーニッシュを設けなくてもよいため、部品点数を削減できる。開口部4は、ベルトライン11からその上方のメインフレーム13(窓枠の上辺)に亘るように設けられている。
係合部5は、ガラスラン3を位置決めする。係合部5は、ドア本体2の一部で構成されている。具体的には、係合部5は、ヒンジサイドリーンフォースメント23に形成されるリーンフォース側係合部234で構成されている。係合部5は、開口部4内に収納され、ガラスラン側係合部311が係合される。それにより、ガラスラン3のドア本体2に対する位置決め、特に車両の上下方向の位置決めを行える。
(ロアフレーム)
ドア構造1は、ベルトライン11よりも下方のドアインナパネル21とドアアウタパネル22との間に設けられて、ドアウインドウガラス12の昇降をガイドするロアフレーム6を備える(図1,図3)。このロアフレーム6は、ベルトライン11よりも上方には設けられていない。ロアフレーム6は、ドアウインドウガラス12側に開口する開口部61を有する(図3)。このロアフレーム6は、上述したように、従来と同様、ドア本体2とは別部材で構成される断面]字状のロアフレームが利用できる。
実施形態1のドア構造1は、ガラスラン3を嵌め込む開口部4とガラスラン3が係合される係合部5とをドア本体2の一部で構成しているため、軽くて部品点数が少ない。ドア本体2と別部材のロアフレーム6をベルトライン11よりも上方に設けなくてもよく、ロアフレーム6のベルトライン11よりも上方の部分を省略できて、ロアフレーム6の長さを短くできるからである。ロアフレーム6をベルトライン11よりも上方に設けなくてもよいので、ロアフレーム6のベルトライン11よりも上方の露出部分を車内外から覆う一対のガーニッシュを設けなくてもよいからである。係合部5を有することで、ロアフレーム6をベルトライン11よりも上方に設けなくても、ガラスラン3の位置決めを行える。
2 ドア本体
21 ドアインナパネル
21u 上張出部
21e 端部
22 ドアアウタパネル
22u 上張出部
22e 端部
23 ヒンジサイドリーンフォースメント
23u 上側部分
23e 端部
231 縦片
232 張出部
233 横片
234 リーンフォース側係合部
3 ガラスラン
31 底部
311 ガラスラン側係合部
32 側壁部
33 被覆リップ部
34 摺接リップ部
35 保持リップ部
4 開口部
5 係合部
6 ロアフレーム
61 開口部
11 ベルトライン
12 ドアウインドウガラス
13 メインフレーム
Claims (1)
- ドアインナパネルと、ドアアウタパネルと、前記両パネルの間に介在されるヒンジサイドリーンフォースメントとを有するドア本体と、
前記ドア本体のベルトラインの上方に設けられて、ドアウインドウガラスの昇降をガイドするガラスランと、
前記ドアインナパネル及び前記ドアアウタパネルの前記ベルトラインよりも上方に張り出す上張出部の端部同士で前記ガラスラン側に開口するように構成されて、前記ガラスランを嵌め込む開口部と、
前記ヒンジサイドリーンフォースメントのうち前記上張出部同士の間に介在される上部部分に形成されて、前記ガラスランが係合される係合部とを備えるドア構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018061339A JP7011884B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ドア構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018061339A JP7011884B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ドア構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019172018A JP2019172018A (ja) | 2019-10-10 |
JP7011884B2 true JP7011884B2 (ja) | 2022-02-10 |
Family
ID=68169926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018061339A Active JP7011884B2 (ja) | 2018-03-28 | 2018-03-28 | ドア構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7011884B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003205741A (ja) | 2002-01-10 | 2003-07-22 | Nissan Shatai Co Ltd | 自動車用ドア構造 |
JP2011255708A (ja) | 2010-06-05 | 2011-12-22 | Suzuki Motor Corp | 車両のドア構造 |
JP2012116275A (ja) | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車用ドアのガラスラン |
JP2012171569A (ja) | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用ドアのドアミラー取付け構造 |
JP2013226891A (ja) | 2012-04-25 | 2013-11-07 | Tokai Kogyo Co Ltd | ガラスランチャンネル |
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2018
- 2018-03-28 JP JP2018061339A patent/JP7011884B2/ja active Active
Patent Citations (5)
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JP2012171569A (ja) | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Daihatsu Motor Co Ltd | 車両用ドアのドアミラー取付け構造 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2019172018A (ja) | 2019-10-10 |
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