JP6935754B2 - 車両用バックドア - Google Patents
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Description
上側アウタパネルの下端部とインナパネルとの間の空間にドアガラスに塗布される接着剤によって埋めきれない部位が存在した場合、当該部位にてインナパネルの車両幅方向外側と車両幅方向中央側(外周側と内周側)とが連通してしまう。そのため、上側アウタパネルの下端部付近の水量が多い場合に当該部位を通って水がインナパネルの車両幅方向中央側に侵入するおそれがある。よって、水侵入抑制の点において改善の余地がある。
(1) 上下方向中間部に上側が下側に比べて車両前側となる段差部を有するインナパネルと、
前記インナパネルより車両後側で前記段差部よりも上側に設けられる上側アウタパネルと、
車両前後方向で前記インナパネルと前記上側アウタパネルとの間に設けられており、前記インナパネルと前記上側アウタパネルとを接着固定する接着剤と、
を有する車両用バックドアであって、
前記段差部は、車両後側から見たときに、車両幅方向中央側かつ上側に傾斜して延びて設けられており、
前記接着剤は、車両後側から見たときに、上下方向に延びており下端部が前記アウタパネルの下端部の車両前側に位置する上下方向延び部と、該上下方向延び部の下端部から車両幅方向中央側かつ上側へ向かって延びる左右方向延び部と、を有する、車両用バックドア。
(i)インナパネルの段差部が、車両後側から見たときに、車両幅方向中央側かつ上側に傾斜して延びて設けられているため、インナパネルの段差部が水平方向に延びている場合または車両幅方向中央側かつ下側に傾斜して延びて設けられている場合に比べて、段差部上の水が段差部に沿って車両幅方向中央側に移動することを抑制できる。
(ii)また、インナパネルと上側アウタパネルとを接着固定する接着剤が、車両後側から見たときに、上下方向に延びており下端部がアウタパネルの下端部の車両前側に位置する上下方向延び部と、上下方向延び部の下端部から車両幅方向中央側かつ上側へ向かって延びる左右方向延び部と、を有するため、左右方向延び部が設けられていない場合に比べて、段差部上の水の量が多い場合であっても、水が上側アウタパネルの車両前側(車両前後方向で上側アウタパネルとインナパネルとの間)に入り込んでしまうことを抑制できる。
(iii)さらにまた、接着剤の左右方向延び部は、上下方向延び部の下端部から車両幅方向中央側かつ上側へ向かって延びているため、インナパネルの段差部と同方向に延びて設けられている。そのため、接着剤の左右方向延び部とインナパネルの段差部との傾斜方向が異なる場合に比べて、接着剤の左右方向延び部とインナパネルの段差部との上下方向間隔を接着剤の左右方向延び部の全域にわたって等しく小にすることができる。よって、段差部上の水の量が多い場合であっても、接着剤の左右方向延び部の全域にわたって水が上側アウタパネルの車両前側に入り込んでしまうことを抑制できる。
(A)上側アウタパネル30の下端部31の下縁31aが、段差部25と同様に、車両後側から見たときに車両幅方向中央側かつ上側に傾斜して延びて設けられているため、上側アウタパネル30の下端部31とインナパネル20の段差部25との間の隙間Sを小にして隙間S内に流れ込む水の量を小にすることができる。
20 インナパネル
21 窓部
22 上部
23 側部
24 下部
25 段差部
25a 段差部の上面
30 上側アウタパネル
31 上側アウタパネルの下端部
40 接着剤
41 上側延び部
42 上下方向延び部
42a 上下方向延び部の下端部
43 左右方向延び部
50 下側アウタパネル
60 ドアガラス
S 隙間
S1 スペース
Claims (1)
- 上下方向中間部に上側が下側に比べて車両前側となる段差部を有するインナパネルと、
前記インナパネルより車両後側で前記段差部よりも上側に設けられる上側アウタパネルと、
車両前後方向で前記インナパネルと前記上側アウタパネルとの間に設けられており、前記インナパネルと前記上側アウタパネルとを接着固定する接着剤と、
を有する車両用バックドアであって、
前記段差部は、車両後側から見たときに、車両幅方向中央側かつ上側に傾斜して延びて設けられており、
前記接着剤は、車両後側から見たときに、上下方向に延びており下端部が前記アウタパネルの下端部の車両前側に位置する上下方向延び部と、該上下方向延び部の下端部から車両幅方向中央側かつ上側へ向かって延びる左右方向延び部と、を有する、車両用バックドア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018009257A JP6935754B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 車両用バックドア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018009257A JP6935754B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 車両用バックドア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019127122A JP2019127122A (ja) | 2019-08-01 |
JP6935754B2 true JP6935754B2 (ja) | 2021-09-15 |
Family
ID=67472896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018009257A Active JP6935754B2 (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 車両用バックドア |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6935754B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP5418381B2 (ja) * | 2010-04-12 | 2014-02-19 | トヨタ自動車株式会社 | バックドア構造 |
JP2013001290A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Toyota Motor Corp | 車両用ドア |
JP5867258B2 (ja) * | 2012-04-17 | 2016-02-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用樹脂ドア構造及び車両用樹脂ドアの製造方法 |
JP5903374B2 (ja) * | 2012-11-26 | 2016-04-13 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用バックドア |
JP6639207B2 (ja) * | 2015-11-30 | 2020-02-05 | ダイキョーニシカワ株式会社 | 車両用バックドア |
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2018
- 2018-01-24 JP JP2018009257A patent/JP6935754B2/ja active Active
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JP2019127122A (ja) | 2019-08-01 |
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