JP2006205984A - 自動車の側部車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドア本体の下部にドアガーニッシュが取り付けられたドアを備えた自動車の側部車体構造において、ドアガーニッシュの上下幅を抑制した上で、サイドドアのドア本体とサイドシルの上下方向のラップ量の増大を図り、且つ、ドアとサイドシルの間の遮蔽部材を支障なく設けることができるようにする。
【解決手段】 サイドドアDrのドア本体31の下部にドアガーニッシュ40が取り付けられるとともに、ドア本体の下端部が車体側部のサイドシル10の上端部よりも下方に位置し、ドア本体の下端部とサイドシルとの間にシール部材26が配設された自動車の側部車体構造であって、ドア本体の下端部は、サイドシルアウタ11の下端部近傍に位置するとともに、ドアガーニッシュの下端部近傍まで下方に延びており、シール部材は前記サイドシルに取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

この発明は、自動車の側部車体構造、より詳しく言えば、ドア本体の下部にドアガーニッシュが取り付けられたドアを備えた自動車の側部車体構造に関する。
周知のように、自動車の車体側面の下部には、前後方向に延びる左右一対のフレーム部材として所謂サイドシルが配設されている。このサイドシルは、通常、車室フロアの左右側部を支持するとともに、サイドドアの下端部と組み合わされて車室側部の下部を遮蔽する。また、車両が側方からの衝突(所謂、側突)を受けた際には、車体下部にて衝突荷重を受け止める役割を果たすものである。
例えば、特許文献1には、サイドドアのドア本体の下端部がサイドシルの上端部よりもある程度下方に位置するように構成した側部車体構造において、ドア下端部のドアインナパネルにドア下端部よりも下方に延びるシール形成部材を取り付けておき、ドア本体の下部外面にはドアモールを配設し、該ドアモールの上部をドアアウタパネルに取り付ける一方、ドアモールの下部を前記シール形成部材に取り付けるようにした構成が開示されている。この場合には、前記シール形成部材に設けたシールリップやシール片によってドアとサイドシルの間が遮蔽され、そこから雪や泥あるいは異物等が侵入することが防止されるようになっている。
特開平11−291938号公報
前記ドアモール(或いは、ドアガーニッシュ等とも呼ばれる)は、一種の装飾部材であり、ドア本体の下縁に沿って水平方向に延在し該ドア本体の下部を所定の上下幅で覆うものであるが、その幅がある程度以上大きくなると目立ち過ぎて違和感を及ぼし、ドア全体の外観性が損なわれることになる。
尚、特に、側面視でサイドシルがサイドドアの下部によって覆い隠されるようにしたデザインの自動車では、サイドドアのドア本体自体の下端部をできるだけ下方に延長しておかないと、前記ドアガーニッシュのみについてその下端部が下方に大きく延長されることとなる。従って、ドアガーニッシュの上下幅が大きくなり、ドア全体の見映えに悪影響を及ぼすことになる。
ところで、車両が側突を受けた場合の衝突荷重の負荷能力を高める(つまり、側突時のサイドドアの車室側への侵入量を小さくする)上では、サイドドアのドア本体の下部とサイドシルとが上下方向にラップする(重なり合う)幅が大きい方が有利であることが知られている。このサイドドアのドア本体とサイドシルの上下方向のラップ量を大きくするためには、ドア本体の下端部をできるだけ下方に延長して、該ドア本体下端部がサイドシルの上端部よりもできるだけ下方に位置させることが求められる。
しかしながら、このような構成を採用した場合には、ドア本体下端部の下方への延長に伴って、ドアガーニッシュの下端部も下方に位置することとなる。従って、ドアガーニッシュの上下幅が一般に大きくなる。また、ドアガーニッシュの下部近傍のスペースが乏しくなり、ドアガーニッシュにドアとサイドシルの間を遮蔽する遮蔽部材を設けることが難しくなる、といった問題が生じる。
この発明は、かかる技術的課題に鑑みてなされたもので、ドアガーニッシュの上下幅を抑制した上で、サイドドアのドア本体とサイドシルの上下方向のラップ量の増大を図ることができ、しかも、ドアとサイドシルの間を遮蔽する遮蔽部材を支障なく設けることができるようにすることを目的とする。
このため、本願請求項1の発明(第1の発明)に係る自動車の側部車体構造は、サイドドアのドア本体下部にドアガーニッシュが取り付けられるとともに、前記ドア本体の下端部が車体側部のサイドシル上端部よりも下方に位置し、前記ドア本体の下端部と前記サイドシルとの間に遮蔽部材が配設された自動車の側部車体構造であって、前記ドア本体の下端部は、前記サイドシルの外面の下端部近傍に位置するとともに、前記ドアガーニッシュの下端部近傍まで下方に延びており、前記遮蔽部材は前記サイドシルに取り付けられている、ことを特徴としたものである。
また、本願請求項2の発明(第2の発明)は、前記第1の発明において、前記ドアガーニッシュは、車体外方へ膨出する膨出部と、該膨出部の下端部から前記サイドシルの外面の下端部より下方に離間した部位を指向して延びる傾斜部とを備え、サイドシル本体の前記ドアガーニッシュと対向する部位には、サイドシルガーニッシュが配設されており、該サイドシルガーニッシュは、下方に膨出し前記ドアガーニッシュの傾斜部と対向して延びる膨出部と、該膨出部の車体外方端部から上方を指向して延びる縦壁部とを備え、前記遮蔽部材は、前記サイドシルガーニッシュの縦壁部に取り付けられている、ことを特徴としたものである。
更に、本願請求項3の発明(第3の発明)は、前記第2の発明において、前記遮蔽部材は、前記縦壁部の上端部を挟持する挟持部を備えていることを特徴としたものである。
また更に、本願請求項4の発明(第4の発明)は、前記第1〜第3の発明の何れか一において、前記ドアガーニッシュの先端部は前記ドア本体の下端部よりも車体内方に位置し、前記遮蔽部材とドア本体との間には所定の間隙が設けられていることを特徴としたものである。
また更に、本願請求項5の発明(第5の発明)は、前記第2〜第4の発明の何れか一において、前記遮蔽部材は、前記サイドシルガーニッシュの縦壁部の車体外方に位置する中空部と、該中空部の車体外側部から前記ドアガーニッシュの傾斜部を指向して延びる延長部とを備えていることを特徴としたものである。
本願の第1の発明によれば、サイドドアのドア本体下端部はサイドシルの外面の下端部近傍に位置しているので、サイドドアのドア本体とサイドシルの上下方向のラップ量を十分に大きく確保でき、車両側突時における衝突荷重負荷能力を高めることができる。この場合において、前記ドア本体の下端部はドアガーニッシュの下端部近傍まで下方に延びているので、ドアガーニッシュの上下幅を特に大きくする必要はない。しかも、ドア本体の下端部とサイドシルとの間の遮蔽部材はサイドシルに取り付けられることにより、ドアガーニッシュの下部近傍のスペースが乏しくても、支障なく設けることができる。
また、本願の第2の発明によれば、前記第1の発明と同様の効果を奏することができる。特に、ドアガーニッシュに傾斜部を備えたことにより、ドア下端部分からサイドシルにかけての領域の見映えを向上させることができる。しかも、サイドシル本体に配設されたサイドシルガーニッシュに下方へ膨出する膨出部が設けられ、この膨出部の車体外方端部から上方を指向して延びる縦壁部に遮蔽部材が取り付けられているので、ドアとサイドシルの取り合い部分の下側表面近くで、雪や泥あるいは異物等が侵入することを防止でき、遮蔽性が向上する。
更に、本願の第3の発明によれば、前記第2の発明と同様の効果を奏することができる。特に、前記遮蔽部材は前記縦壁部の上端部を挟持する挟持部を備えていることにより、遮蔽部材の取り付けに専用の取付部材を設ける必要はなく、部品点数の増大を抑制でき、また、組付工程の簡略化を含めて生産性の向上を図る上で有利となる。
また更に、本願の第4の発明によれば、前記第1〜第3の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、前記遮蔽部材とドア本体との間には所定の間隙が設けられていることにより、閉じられたドアと遮蔽部材との間で凍結等による固着が生じて、ドアを開く際に遮蔽部材などが破損する等の不具合が発生することを防止できる。この場合において、前記ドアガーニッシュの先端部は前記ドア本体の下端部よりも車体内方に位置しているので、遮蔽部材とドア本体との間に前記所定の間隙が設けられていても、雪や泥あるいは異物等の侵入に対する防止機能の低下を抑制できる。
また更に、本願の第5の発明によれば、前記第1〜第4の発明の何れか一と同様の効果を奏することができる。特に、前記遮蔽部材には、サイドシルガーニッシュの縦壁部の車体外方に位置する中空部を備えていることにより、この部分にリップ部を設けた場合に比して、経年劣化も少なく、また、ドア開時の見映えも良くなる。この場合において、前記中空部の車体外側部からドアガーニッシュの傾斜部を指向して延びる延長部が設けられているので、ドア下端部との間の遮蔽機能を有効に確保できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る自動車の車室部分の側面説明図、図2は該車室部分の側壁を構成する所謂キャブサイドパネルの説明図、図3はリヤサイドドアの説明図である。また、図4は図1のY4−Y4線に沿った縦断面説明図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る自動車は4ドアタイプの乗用車で、キャブサイドパネル2(図2参照)には、センタピラー部3の前後両側に、フロント及びリヤの各サイドドア(フロントドアDf及びリヤドアDr:図1参照)でそれぞれ開閉されるフロントドア用開口部4及びリヤドア用開口部5が設けられている。また、前記キャブサイドパネル2の下端部には、下縁に沿って前後方向に延びるサイドシル10が接合されている。
図4に示すように、このサイドシル10の外板11(サイドシルアウタ)の外側下部には、その下縁に沿って前後方向に延びるサイドシルガーニッシュ20(本実施形態では、サイドステップモールと称する)が取り付けられている。このサイドシルガーニッシュ20は、少なくともサイドシル10のフロントドア用開口部4に対応する部分の前端部からリヤドア用開口部5に対応する部分の後端部にわたって、好ましくは実質的にサイドシル10の前端部から後端部にわたって、一体に形成されたものが延設されている。尚、具体的には図示しなかったが、前記サイドシル10は左右一対に設けられて、車室フロアの左右両端を支持している。
図1及び図3に示されるように、フロント及びリヤのサイドドア(フロントドアDf及びリヤドアDr)は、ドア本体61,31と、その下縁に沿って前後方向に延びるドアガーニッシュ70,40とを備えている。尚、このドアガーニッシュ70,40及び前記サイドステップモール20は何れも、例えば合成樹脂材料を用いて成形されている。
リヤ側のサイドドアDr(リヤドア)を例にとって説明すれば、ドア本体31は、図4から良く分かるように、外板32(ドアアウタ)と内板33(ドアインナ)とで実質的に閉断面状に構成され、ドアアウタ32の外側下部に前記ドアガーニッシュ40が取り付けられている。
具体的には図示しなかったが、フロントドアDfも前記リヤドアDrと実質的に同様の断面構造を有しており、フロントドアDfのドアガーニッシュ70とリヤドアDrのドアガーニッシュ40とは、連続したラインで繋がるように設定されている。
尚、サイドシル10の断面構造についても、フロントドアDfに対応する部分とリヤドアDrに対応する部分とは実質的に同様である。従って、ドアガーニッシュ70,40の構造およびその取付構造、並びに前記サイドステップモール20の構造およびその取付構造についても、フロント側とリヤ側とでは実質的に同様である。
そこで、以下においては、フロント側とリヤ側の何れか一方、例えばリヤ側を例にとって説明することとする。従って、以下の説明は、フロント側についても同様に当てはまるものである。
本実施形態では、前記リヤドアDrのドア本体31の下端部は、サイドシル10の上端部よりも下方に位置している。より具体的に説明すれば、ドア本体31の下端部は、サイドシル10の外面(サイドシルアウタ11)の下端部近傍に位置している。そして、その外側下部にドアガーニッシュ40が取り付けられている。従って、図1に示されるように、車体側面視では、サイドシル10はフロント及びリヤのサイドドアDf及びDrの下部で覆い隠されて外側から見えることはなく、個性的なデザインとなっている。
このように、リヤドアDrのドア本体31の下端部はサイドシル10の外面11の下端部近傍に位置しているので、前記ドア本体31とサイドシル10の上下方向のラップ量を十分に大きく確保でき、車両側突時におけるサイドドアDrの車室内への侵入量を効果的に抑制することができる。つまり、側突時おける衝突荷重負荷能力を高めることができるのである。この場合において、ドア本体31の下端部はドアガーニッシュ40の下端部近傍まで下方に延びているので、ドアガーニッシュ40の上下幅を特に大きくする必要はなく、この上下幅が大きくなることによりドアDrの見映えが低下することを有効に防止できる。
上述のように、ドア本体部31がサイドシルアウタ11の下端部もしくはその近傍まで下方に延長されているので、その外側下部に取り付けられるドアガーニッシュ40の下端位置が地面との関係で制約され、余り下方に設定することはできない。換言すれば、ドア本体部31の下端部は、ドアガーニッシュ40の下端部近傍まで下方に延びており、ドアガーニッシュ40の下部近傍のスペースは、かなり制約されたものとなっている。
従って、ドア本体31の下端部とサイドシル10との間を遮蔽する遮蔽部材を設ける場合、ドアガーニッシュ40側に設けることは困難である。
そこで、本実施形態では、前記遮蔽部材(シール部材26)をサイドシル10のサイドステップモール20に取り付けるようにしている。従って、ドアガーニッシュ40の下部近傍のスペースが乏しくても、ドア本体31の下端部とサイドシル10との間の遮蔽部材を支障なく設けることができるのである。
以下、このサイドステップモール20及び前記ドアガーニッシュ40の具体構造、並びにそれらの取付構造およびシール部材の取付構造について、より詳しく説明する。
図5は、図4の要部を拡大して示す断面説明図である。この図5に詳しく示されるように、ドアガーニッシュ40は、ドア本体31のドアアウタ32下部に設けた段部32sに当て止められる上側基部41と、該上側基部41から車体外方へ膨出する膨出部42と、該膨出部42の下端部からサイドシルアウタ11の下端部より下方に離間した部位を指向して延びる傾斜部43とを備え、前記膨出部42及び傾斜部43の上部の裏面側には、ドアアウタ32に取り付けられる取付部44が一体形成されている。これら上側基部41,膨出部42,傾斜部43及び取付部44は、それぞれ所定厚さに設定されている。
また、前記取付部44の下方には、ドア本体31のドアアウタ32とドアインナ33の下端部どうしが接合されてなる下端接合部34に当て止められる当て止め部45が形成されている。この当て止め部45は、例えば、緩衝性を有するソフトテープ46を介してドア本体31の前記下端接合部34に当て止められている。一方、前記上側基部41の先端には、例えばゴム等の弾性を有するプロテクタ47が装着されており、上側基部41は、このプロテクタ47を介して、ドアアウタ32の段部32sに当て止められている。
尚、前記取付部44及び当て止め部45は、ドアガーニッシュ40の裏面側において該ドアガーニッシュ40と一体的に設けられており、ドアガーニッシュ40の強度および剛性を高める役割も果たしている。
このようにして、上側基部41とリブ45とをドアアウタ32側に当て止めた状態で、例えばグロメット48を用いて、取付部44がドアアウタ32に固定される。このとき、ドアガーニッシュ40の先端部(つまり、傾斜部43の先端部)はドア本体31の下端部よりも車体内方に位置するように設定されている。尚、より好ましくは、取付部44の裏面とドアアウタ32の表面と間には、緩衝ピース49が介装されている。
上述のようにドアガーニッシュ40に傾斜部43を備えたことにより、ドア本体31の下端部分からサイドシル10にかけての領域を前記傾斜部43で下側から覆うことができ、当該領域の見映えを向上させることができる。
一方、サイドシル10は、図4から良く分かるように、外板11(サイドシルアウタ)と内板12(サイドシルインナ)とで実質的に閉断面状に構成され、この閉断面構造を補強するために、両板材11,12間にレインフォースメント13(サイドシルレイン)が配設されている。
そして、前記サイドステップモール20は、サイドシルアウタ11の外側下部において前記ドアガーニッシュ40と対向する部位に配設されている。
図5により詳しく示されるように、サイドステップモール20は、サイドシルアウタ11の外側下部に取り付けられる取付基部21と、該取付基部21から下方に膨出し前記ドアガーニッシュ40の傾斜部43と対向して延びる膨出部22と、該膨出部22の車体外方端部から上方を指向して延びる縦壁部23とを備えている。そして、この縦壁部23に、ドア本体31の下端部とサイドシル10との間を遮蔽するシール部材26が取り付けられている。
シール部材26は、例えばゴム或いは軟質樹脂等の弾性及び/又は可撓性を有する材料で形成されており、前記縦壁部23の上端部を挟持する挟持部27と、取付状態で縦壁部23の車体外方に位置する中空部28と、該中空部28の車体外側部からドアガーニッシュ40の傾斜部43を指向して延びるリップ部29とを備えている。
シール部材26の前記挟持部27の上端をサイドシルアウタ11の外面に当て止めた状態で、サイドステップモール20の取付基部21が、例えば複数のグロメット19を用いてサイドシルアウタ11の外側下部に取り付けられている。尚、前記複数のグロメット19は、車体前後方向に所定間隔をあけてサイドシルアウタ11の下面に設けた複数の取付穴11hに嵌合させることで、サイドステップモール20を伴ってサイドシルアウタ11の下面に取り付けられる。
このようにシール部材26をサイドステップモール20の縦壁部23に取り付けた状態で、シール部材26のリップ部29の先端とドア本体31の下端接合部34との間に、所定の間隙Skが形成されるように設定されている。
上述のように、サイドシルアウタ11に配設されたサイドステップモール20に下方へ膨出する膨出部22が設けられ、この膨出部22の車体外方端部から上方を指向して延びる縦壁部23にシール部材26を取り付けたことにより、ドアDrとサイドシル10の取り合い部分のできるだけ下側表面近くで、雪や泥あるいは異物等が侵入することを防止でき、遮蔽性を高めることができるのである。
また、シール部材26はサイドステップモール20の前記縦壁部23の上端部を挟持する挟持部27を備えているので、かかるシール部材26の取り付けに専用の取付部材を設ける必要はなく、部品点数の増大を抑制でき、また、組付工程の簡略化を含めて生産性の向上を図る上でも有利となる。
更に、リヤドアDrを閉じた状態で、シール部材26とドア本体31との間に所定の間隙Skが設けられていることにより、閉じられたドアDrとシール部材26との間で凍結等による固着が生じて、ドアDrを開く際にシール部材26などが破損する等の不具合が発生することを防止できる。
この場合において、ドアガーニッシュ40の傾斜部43の先端部はドア本体30の下端部よりも車体内方に位置しているので、シール部材26とドア本体31との間に前記所定の間隙Skが設けられていても、雪や泥あるいは異物等の侵入に対する防止機能の低下を抑制できるのである。
また更に、シール部材26には、サイドステップモール20の縦壁部23の車体外方に位置する中空部28を備えていることにより、この部分にリップ部を設けた場合に比して、経年劣化も少なく、また、ドア開時の見映えも良くなる。この場合において、前記中空部28の車体外側部からドアガーニッシュ40の傾斜部43を指向して延びるリップ部29が設けられているので、ドア下端部との間の遮蔽機能を有効に確保することができる。
図6は、前記シール部材の変形例を示す断面説明図である。この変形例に係るシール部材86では、取付状態で縦壁部23の車体外方に位置する中空部は設けられておらず、縦壁部23の上端部を挟持する挟持部87の先端部から直接にリップ部89が、ドアガーニッシュ40の傾斜部43を指向して延びている。この場合には、シール部材86がより簡素なものとなっており、その低コスト化を図ることができる。
本発明は、ドア本体の下部にドアガーニッシュが取り付けられたドアを備えた自動車の側部車体構造に関するもので、ドアガーニッシュの上下幅を抑制した上で、サイドドアのドア本体とサイドシルの上下方向のラップ量の増大を図ることができ、しかも、ドアとサイドシルの間を遮蔽する遮蔽部材を支障なく設けることができ、特に、乗用車等の自動車の側部車体構造として、有効に利用することができる。
本発明の実施形態に係る自動車の車室部分の側面説明図である。 前記自動車のキャブサイドパネルの説明図である。 前記自動車のリヤサイドドアの説明図である。 図1のY4−Y4線に沿った縦断面説明図である。 図4の要部を拡大して示す断面説明図である。 シール部材の変形例を示す断面説明図である。
符号の説明
2 キャブサイドパネル
4 フロントドア用開口部
5 リヤドア用開口部
10 サイドシル
11 サイドシルアウタ
20 サイドステップモール
22 膨出部
23 縦壁部
26 シール部材
27 挟持部
28 中空部
29 リップ部
30 リヤサイドドア
31,61 ドア本体
32 ドアアウタ
34 下端接合部
40,70 ドアガーニッシュ
42 膨出部
43傾斜部
Df フロントドア
Dr リヤドア
Sk 間隙

Claims (5)

  1. サイドドアのドア本体下部にドアガーニッシュが取り付けられるとともに、前記ドア本体の下端部が車体側部のサイドシル上端部よりも下方に位置し、前記ドア本体の下端部と前記サイドシルとの間に遮蔽部材が配設された自動車の側部車体構造であって、
    前記ドア本体の下端部は、前記サイドシルの外面の下端部近傍に位置するとともに、前記ドアガーニッシュの下端部近傍まで下方に延びており、
    前記遮蔽部材は前記サイドシルに取り付けられている、
    ことを特徴とする自動車の側部車体構造。
  2. 前記ドアガーニッシュは、車体外方へ膨出する膨出部と、該膨出部の下端部から前記サイドシルの外面の下端部より下方に離間した部位を指向して延びる傾斜部とを備え、
    サイドシル本体の前記ドアガーニッシュと対向する部位には、サイドシルガーニッシュが配設されており、
    該サイドシルガーニッシュは、下方に膨出し前記ドアガーニッシュの傾斜部と対向して延びる膨出部と、該膨出部の車体外方端部から上方を指向して延びる縦壁部とを備え、
    前記遮蔽部材は、前記サイドシルガーニッシュの縦壁部に取り付けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動車の側部車体構造。
  3. 前記遮蔽部材は、前記縦壁部の上端部を挟持する挟持部を備えていることを特徴とする請求項2記載の自動車の側部車体構造。
  4. 前記ドアガーニッシュの先端部は前記ドア本体の下端部よりも車体内方に位置し、前記遮蔽部材とドア本体との間には所定の間隙が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の自動車の側部車体構造。
  5. 前記遮蔽部材は、前記サイドシルガーニッシュの縦壁部の車体外方に位置する中空部と、該中空部の車体外側部から前記ドアガーニッシュの傾斜部を指向して延びる延長部とを備えていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一に記載の自動車の側部車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013086665A (ja) * 2011-10-19 2013-05-13 Toyota Motor Corp 車輛のサイドドア
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CN112874279A (zh) * 2019-11-30 2021-06-01 比亚迪股份有限公司 一种车辆门槛与车门裙板的密封结构

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