JPH1174164A - 基板処理装置、基板支持装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法 - Google Patents

基板処理装置、基板支持装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法

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JPH1174164A
JPH1174164A JP9231132A JP23113297A JPH1174164A JP H1174164 A JPH1174164 A JP H1174164A JP 9231132 A JP9231132 A JP 9231132A JP 23113297 A JP23113297 A JP 23113297A JP H1174164 A JPH1174164 A JP H1174164A
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JP9231132A
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Toru Takizawa
亨 滝沢
Kenji Yamagata
憲二 山方
Takao Yonehara
隆夫 米原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大口径の基板を容易に密着させるための装置及
び方法を提供する。 【解決手段】先ず、吸着溝3a及び3b内の双方を減圧
することにより、ウェハ1の全面をウェハ支持台3の吸
着面に吸着してウェハ1を湾曲させる。そして、ウェハ
2をウェハ1に水平に対向させた状態で、加圧ピン6a
によりウェハ2の中心部に加圧する。これにより、2枚
のウェハ1,2の中心部が密着し、徐々に密着部が中央
部3cの周辺付近まで拡大して、その密着部の形状が略
円形になるのを待つ。その後、吸着溝3aによる吸着を
解除する。これにより、ウェハ1が平面状になると共に
ウェハ1,2の全面が密着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板処理装置、基
板支持装置及び基板処理方法並びに基板の製造方法に係
り、特に、2枚の基板を重ね合わせて密着させる基板処
理装置、基板支持装置及び基板処理方法、並びに、これ
らの装置又は方法を適用した基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2枚のウェハ(基板)を密着させ、陽極
接合処理、加圧処理、熱処理等を施すことにより貼り合
わせる方法がある。この方法は、例えばSOI等の構造
を有するウェハの製造に好適である。
【0003】図25は、ウェハを貼り合わせる工程の一
部を示す模式図である。この貼り合わせ工程において
は、先ず、図25(a)に示すように、第1のウェハ1
をその貼り合わせ面を上にしてウェハ支持治具201に
セットし、第2のウェハ2をその貼り合わせ面を下にし
て静かに重ね合わせる。このとき、上側のウェハ2は、
図25(a)に示すように、ウェハ間の気体(例えば、
空気、不活性気体)により浮遊した状態になる。
【0004】次いで、ウェハ1,2間の気体が完全に抜
ける前に、図25(b)に示すように、上側のウェハ2
の中心付近に対して加圧ピン202によって加圧する
と、ウェハの中心部の空気が外周方向に押し出され、先
ず、中心部においてウェハ1及び2が密着し、その後、
ウェハ間の気体が外周方向に向かって徐々に押し出され
ながら密着部分の面積が拡大し、最終的にウェハの全体
が密着される。
【0005】この方法は、簡易な治具により2枚のウェ
ハを密着させる方法として有用であるばかりか、大口径
化への適用も容易な基礎技術であると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】一般に、ウェハの
大口径化に伴って、ウェハの面内均一性を確保すること
が困難になる。上記の方法は、大口径のウェハの製造に
適用した場合においても、この面内均一性の問題を克服
し得るものとして期待されている。しかしながら、より
大口径化に適した技術が望まれる所である。
【0007】本発明は、大口径の基板を容易に密着させ
るための装置及び方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板処理装
置は、2枚の基板を重ね合わせて密着させる基板処理装
置であって、第1の基板を支持する支持手段と、前記支
持手段により支持された第1の基板に第2の基板を対向
させた状態で、該第2の基板に加圧する加圧手段とを備
え、前記支持手段は、第1の基板の所定部分が第2の基
板から離隔する方向に湾曲した状態及び湾曲しない状態
で、該第1の基板を支持可能であることを特徴とする。
【0009】上記基板処理装置において、前記加圧手段
は、前記支持手段により支持された第1の基板に第2の
基板を対向させた状態で、該第2の基板の裏面に加圧す
ることが好ましい。
【0010】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、第1の基板の周辺部が第2の基板から離隔する方向
に湾曲した状態及び湾曲しない状態で、該第1の基板を
支持可能であり、前記加圧手段は、前記支持手段により
支持された第1の基板に第2の基板を対向させた状態
で、該第2の基板の略中央部に加圧することが好まし
い。
【0011】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、前記加圧手段により第2の基板の裏面に加圧してか
ら相応の時間が経過するまでは、第1の基板を湾曲した
状態で支持し、その後、該第1の基板を湾曲しない状態
で支持することが好ましい。
【0012】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、前記加圧手段により第2の基板の裏面に加圧してか
ら第1及び第2の基板の密着部が所定の領域に拡大する
までは、第1の基板を湾曲した状態で支持し、その後、
該第1の基板を湾曲しない状態で支持することが好まし
い。
【0013】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、第1の基板と第2の基板との密着部が中心側から周
辺方向に向かって段階的に拡大するように、該第1の基
板の湾曲を調整するための調整手段を有することが好ま
しい。
【0014】上記基板処理装置において、前記調整手段
は、第1の基板と第2の基板との密着部が同心円状に段
階的に拡大するように、該第1の基板の湾曲を調整する
ことが好ましい。
【0015】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、第1の基板の裏面を吸着して該第1の基板を湾曲さ
せる吸着手段を有することが好ましい。
【0016】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、周辺部の高さが中央部の高さよりも低い支持台を有
し、該支持台に第1の基板を吸着することが好ましい。
【0017】上記基板処理装置において、前記支持台
は、円盤状の中央部と、1又は複数の環状の周辺部とを
有することが好ましい。
【0018】上記基板処理装置において、前記支持台
は、円盤状の中央部と、環状の周辺部とを有し、前記周
辺部の吸着面は、前記中央部の吸着面に対して傾斜して
いることが好ましい。
【0019】上記基板処理装置において、前記中央部の
吸着面と前記周辺部の吸着面とに夫々第1の基板を吸着
するための吸着機構を有することが好ましい。
【0020】上記基板処理装置において、前記中央部及
び/又は周辺部の吸着面には、第1の基板を支持するた
めの剣山状のピン群が形成され、ピン間の空間を減圧す
ることにより第1の基板を吸着することが好ましい。
【0021】上記基板処理装置において、前記支持台の
うち前記周辺部の吸着面のみに第1の基板を吸着するた
めの吸着機構を有することが好ましい。
【0022】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、第1の基板の中央部が前記支持台の中央部から離隔
するようにして該第1の基板の周辺部のみを前記支持台
に吸着することが好ましい。
【0023】上記基板処理装置において、前記支持手段
により支持された第1の基板に第2の基板を対向させて
支持した後に該第2の基板の支持を解除する基板操作手
段を更に備え、前記加圧手段は、前記基板操作手段によ
る第2の基板の支持の解除に合わせて該第2の基板に加
圧することが好ましい。
【0024】上記基板処理装置において、前記支持手段
は、第1の基板を略水平に支持し、前記基板操作手段
は、第2の基板を前記第1の基板の上方に略水平に支持
した後に前記第2の基板の支持を解除することが好まし
い。
【0025】本発明に係る基板支持装置は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる際に一方の基板を支持する基
板支持装置であって、基板を湾曲した状態及び湾曲しな
い状態で支持可能な支持手段を有することを特徴とす
る。
【0026】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、基板の周辺部が中央部に対して湾曲した状態及び湾
曲しない状態で該基板を支持可能であることが好まし
い。
【0027】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、先ず、基板を湾曲した状態で支持し、その後、該基
板を湾曲しない状態で支持することが好ましい。
【0028】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、支持している基板と、該基板と密着させるべき他の
基板との密着部が中心部から周辺方向に向かって段階的
に拡大するように、該支持している基板の湾曲を調整す
るための調整手段を有することが好ましい。
【0029】上記基板支持装置において、前記調整手段
は、前記密着部が同心円状に段階的に拡大するように、
前記支持している基板の湾曲を調整することが好まし
い。
【0030】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、基板の裏面を吸着して該基板を湾曲させることが好
ましい。
【0031】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、周辺部の高さが中央部の高さよりも低い支持台を有
し、該支持台に基板を吸着することが好ましい。
【0032】上記基板支持装置において、前記支持台
は、円盤状の中央部と、1又は複数の環状の周辺部とを
有することが好ましい。
【0033】上記基板支持装置において、前記支持台
は、円盤状の中央部と、環状の周辺部とを有し、前記周
辺部の吸着面は、前記中央部の吸着面に対して傾斜して
いることが好ましい。
【0034】上記基板支持装置において、前記中央部の
吸着面と前記周辺部の吸着面とに夫々基板を吸着するた
めの吸着機構を有することが好ましい。
【0035】上記基板支持装置において、前記支持台の
うち前記周辺部の吸着面のみに基板を吸着するための吸
着機構を有することが好ましい。
【0036】上記基板支持装置において、前記支持手段
は、基板の中央部が前記支持台の中央部から離隔するよ
うにして該基板の周辺部のみを前記支持台に吸着するこ
とが好ましい。
【0037】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺部を
前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲させた
状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、相応の
時間の経過後、前記第1の基板を湾曲しない状態にする
ことを特徴とする。
【0038】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺部を
前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲させた
状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、前記第
1の基板と前記第2の基板との密着部が所定の領域まで
拡大した後に、前記第1の基板を湾曲しない状態にする
ことを特徴とする。
【0039】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺部を
前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲させた
状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、その
後、前記第1の基板と前記第2の基板との密着部が中心
部から周辺方向に向かって段階的に拡大するように、前
記第1の基板の湾曲を調整することを特徴とする。
【0040】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺部を
前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲させた
状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、その
後、前記第1の基板と前記第2の基板との密着部が中心
部から周辺方向に向かって同心円状に段階的に拡大する
ように、前記第1の基板の湾曲を調整することを特徴と
する。
【0041】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定部分
を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状態
で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、相応の時間
の経過後、前記第1の基板を湾曲しない状態にすること
を特徴とする。
【0042】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定部分
を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状態
で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、前記第1の
基板と前記第2の基板との密着部が所定の領域まで拡大
した後に、前記第1の基板を湾曲しない状態にすること
を特徴とする。
【0043】本発明に係る基板処理方法は、2枚の基板
を重ね合わせて密着させる基板処理方法であって、第1
及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定部分
を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状態
で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、その後、前
記第1の基板と前記第2の基板との密着部が段階的に拡
大するように、前記第1の基板の湾曲を調整することを
特徴とする。
【0044】上記の各基板処置方法において、前記第2
の基板に対する加圧は、その裏面に対して行うことが好
ましい。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0046】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態に係るウェハ処理装置の全体構成を概略的に示す斜
視図である。図2は、図1の一部を拡大した図である。
図3及び図4は、図1及び図2に示すウェハ処理装置1
00のウェハ支持部の構成を示す断面図である。図7〜
図12は、図1及び図2に示すウェハ処理装置100を
A−A’線で切断した断面図であって、2枚のウェハを
密着させる動作を示している。
【0047】このウェハ処理装置100は、2枚のウェ
ハを重ね合わせて密着させる装置であって、例えば、2
枚のウェハを貼り合わせてSOI等の構造を有するウェ
ハを製造する方法の実施に好適である。
【0048】このウェハ処理装置100は、第1のウェ
ハ1(図3参照)を裏面から支持するウェハ支持台3
と、第2のウェハ2(図3参照)を裏面から吸着して第
1のウェハ1と略平行に対向させるウェハ移動機構4を
有する。
【0049】ウェハ支持台3は、第1のウェハ1の裏面
とのみ接触する構造であることが好ましく、これにより
第1のウェハ1がパーティクルによって汚染されること
を防止することができる他、第1のウェハ1の外周部の
欠損を防止することができる。このウェハ支持台3は、
第1のウェハ1を吸着するための真空吸着機構を有す
る。図3及び図4は、加圧ピン6aによりウェハ2の中
心部を加圧している状態のウェハ支持機構を示している
(図11、12参照)。
【0050】ウェハ移動機構4は、第2のウェハ2の裏
面とのみ接触する構造を有することが好ましく、この実
施の形態においては、ウェハを真空吸着するための溝4
aを有する。第2のウェハ2を吸着するには、溝4a内
の空間を減圧すれば良い。ウェハ移動機構4は、ウェハ
吸着部4cに第2のウェハ2の裏面を吸着した状態で軸
4bを中心として約180度回動して、第1のウェハ1
と略平行に対向させる。なお、軸4bは、ウェハ支持台
3とウェハ吸着部4cの略中間に位置する。
【0051】また、このウェハ処理装置100は、対向
した2枚のウェハ1,2間の間隙を調整するための機構
として、第1のウェハ1がウェハ支持台3上に載置され
た後にその厚さを計測する変位検出部15と、第2のウ
ェハ2がウェハ吸着部4cに吸着された後にその厚さを
計測する変位検出部12と、両変位検出部12,15に
よる計測結果に基づいて、ウェハ支持台3を上下動させ
てウェハ1,2間の間隙を設定値に調整するZ軸ステー
ジ5(図7参照)を有する。
【0052】また、このウェハ処理装置100は、2枚
のウェハ1,2が対向して支持された状態で、上側のウ
ェハ2の略中央部に加圧するための加圧機構6を有す
る。加圧機構6の加圧ピン6aは、2枚のウェハ1,2
が対向して支持された後、軸6bを中心として上側のウ
ェハ2の裏面付近まで回動する。そして、ウェハ移動機
構4のウェハ吸着部4cが上側のウェハ2の吸着を解除
するのに合わせて、加圧機構6は、加圧ピン6aを上側
のウェハ2の裏面に押し当てて加圧する。2枚のウェハ
1,2は、加圧された部分から外周方向に向かって徐々
に密着し、これに伴ってウェハ1,2間の気体がその外
周方向に向かって排出される。したがって、ウェハ1,
2間に気体が取り残されることが防止される。
【0053】ところで、加圧ピン6aによるウェハ2の
加圧は、ウェハ吸着部4cによるウェハ2の吸着の解除
と略同時に行うことが好ましい。この場合、設定値に調
整された2枚のウェハ1、2間の間隙を維持した状態で
加圧動作を開始することができるため、密着後のウェハ
の品質を均一化することができ、また、ウェハ1,2間
に気体が取り残されることをより効果的に防止すること
ができ、さらに、ウェハ1,2のずれを防止することが
できる。
【0054】加圧機構6は、加圧ピン6aを振動させる
振動子(例えば、圧電素子)を内蔵しており、ウェハ2
に加圧する際に加圧ピン6aを振動させることにより、
効率的にウェハ1,2間の気体を排出することができ
る。
【0055】また、加圧ピン6aによるウェハ2の加圧
の制御は、他のタイミングで行っても良く、例えば、ウ
ェハ2の吸着の解除後、ウェハ1,2間の気体が所定量
以上排出される前の所定のタイミングで加圧を行っても
良いし、ウェハ2の吸着の解除後、一定の時間を計時し
た後に行っても良いし、ウェハ2の吸着の解除後、ウェ
ハ1,2間の距離がウェハ2の自重等により所定距離以
下になる前の所定のタイミングで行っても良い。
【0056】このウェハ処理装置100は、さらに、ウ
ェハ1,2を夫々ウェハ支持台3、ウェハ吸着部4cに
セットし、密着後のウェハをウェハ支持台3から受取る
ウェハ搬送ロボット10と、ウェハアライメント部11
を有する。
【0057】このウェハ処理装置100においては、ウ
ェハの密着処理を開始する前に、未処理のウェハ1、2
が夫々収容されたウェハカセット7、8及び処理済みの
ウェハを収容するためのウェハカセット9を所定位置に
配置する。なお、この実施の形態においては、未処理の
ウェハ1,2の裏面を下側にしてウェハカセット7,8
に収容するものとする。
【0058】操作パネル16の操作スイッチ16bによ
りウェハの密着処理の開始が指示されると、ウェハ搬送
ロボット10は、ウェハカセット7に収容された未処理
のウェハ1の裏面を吸着してウェハアライメント部11
まで搬送する。ウェハアライメント部11は、搬送され
たウェハ1の中心位置及び向き(例えば、オリエンテー
ション・フラット、ノッチの位置)をセンサにより検知
して、その中心位置及び向きを調整する。ここで、ウェ
ハアライメント部11は、ウェハ1の裏面のみと接触す
る構造であることが好ましい。
【0059】その後、ウェハ搬送ロボット10は、位置
合せが終了したウェハ1を受取り、ウェハ支持台3上に
突出しているロードピン13上の所定位置に載置する。
このようにして、ウェハ1がロードピン13上に載置さ
れた後に、ウェハ支持台3が上昇することにより、ウェ
ハ1がウェハ支持台3により支持される状態になる。ウ
ェハ1は、既にウェハアライメント部11により位置合
せされ、その位置関係を維持したままウェハ支持台3上
に引き渡されるため、ウェハ支持台3上で再度ウェハ1
の中心位置及び向きを合わせる必要はない。ただし、ウ
ェハ支持台3上でウェハ1の位置合わせを行う構成を採
用することもできる。
【0060】次いで、ウェハ搬送ロボット10は、ウェ
ハカセット8より未処理のウェハ2を取出し、上記と同
様の手順で、ウェハアライメント部11によりウェハ2
の中心位置及び向きを調整し、ウェハ移動機構4のウェ
ハ吸着部4c上に突出したロードピン14上の所定位置
に載置する。このようにして、ウェハ2がロードピン1
4上に載置された後、ウェハ吸着部4cが軸4bを中心
にしてウェハ2の裏面に接触するまで回動し、溝4a内
を減圧することによりウェハ2がウェハ吸着部4cに吸
着される。上記と同様、ウェハ2は、既にウェハアライ
メント部11により位置合せされ、その位置関係を維持
したままウェハ吸着部4cに吸着されるため、吸着の際
に再度ウェハ2の中心位置及び向きを合わせる必要はな
い。なお、ウェハ2の吸着の際、ウェハ吸着部4cを回
動させる代わりに、ロードピン14を下方に収容する構
成も有効である。
【0061】このようにしてウェハ1,2が夫々ウェハ
支持台3、ウェハ吸着部4cによって支持された状態
で、上記の変位検出部15,12は、ウェハ1,2の厚
さを計測する。具体的には、変位検出部15,12は、
ウェハ1,2の上部までセンサ15a,12aを移動さ
せ、例えばウェハ1,2に光を照射してその反射光に基
づいて、ウェハ1,2の厚さを夫々計測する。
【0062】ウェハ1,2の厚さの計測が終了すると、
前述のように、ウェハ吸着部4cは軸4bを中心として
約180度回動し、ウェハ2をウェハ1と略平行に対向
させる。その後、Z軸ステージ5によりウェハ1,2間
の間隙を調整し、加圧ピン6aによりウェハ2に加圧す
ることにより密着処理が終了する。
【0063】密着処理が終了すると、ウェハ支持台3は
Z軸ステージ5により降下され、処理済みのウェハがロ
ードピン13によって支持された状態になる。その後、
ウェハ搬送ロボット10は、処理済みのウェハを受取
り、ウェハカセット9に収容する。
【0064】このような手順を繰り返して実行すること
により、ウェハカセット7,8に収容された複数枚のウ
ェハを連続的に処理することができる。
【0065】次に、ウェハ支持台3の構成に関して説明
する。ウェハ支持台3は、円盤状の中央部3cと、円環
状周辺部3dとを有し、中央部3c、周辺部3dの吸着
面(ウェハ1を吸着する面)には、夫々ウェハ1を真空
吸着するための吸着溝3a、3bが設けられている。図
3及び図4に示す例においては、吸着溝3aは、同心円
環状の9本の溝からなり、吸着溝3bは、同心円環状の
4本の溝からなる。
【0066】吸着溝3a,3bは、夫々吸引孔18a,
18bに連結され、更に、夫々バルブ19a、19bに
連結されている。このバルブ19a、19bは、パイプ
18を介して真空ポンプ20に連結されている。吸着溝
3a、3bによるウェハの吸着動作は、個別に開閉可能
なバルブ18a、18bにより独立に制御することがで
きる。
【0067】ここで、ウェハ1の吸着機構としては種々
の形態を採用し得る。例えば、剣山状に配列されたピン
群によりウェハ1を支持すると共に当該ピン間の空間を
減圧することによりウェハ1をウェハ支持台3の吸着面
に吸着する機構も好適である。この吸着機構に拠れば、
ウェハ1とウェハ支持台3との間のパーティクル等によ
る影響(例えば、ウェハ1の平坦性の悪化等)が軽減さ
れる。この吸着機構の一例を挙げると、例えば、ウェハ
のサイズが8インチの場合、各ピンの径が約0.2m
m、ピン間の距離(ピッチ)が約2.2mmの吸着機構
が好適であり、この場合、ウェハとウェハ支持台との接
触率は約1.2%になる。
【0068】加圧ピン6aによりウェハ2に加圧する際
には、先ず、バルブ19a、19bの双方を開放するこ
とにより、吸着溝3a、3bの双方でウェハ1を吸着す
る。これにより、ウェハ1は、図3に示すように、周辺
部3dが、ウェハ2から離隔する方向に湾曲した状態、
すなわち、傘状に反った状態になる。
【0069】この状態で、図3に示すようにしてウェハ
2の中心部に加圧すると、先ず、2枚のウェハ1,2の
中心部が密着し、その後、密着部が周辺方向に向かって
徐々に拡大し、中央部3cの外周部付近まで全周にわた
って略均一に密着部が拡大した時点で、密着部の拡大が
停止する。これは、ウェハ1が傘状に反った状態で支持
されているためである。
【0070】ところで、ウェハの中心部から周辺部に向
かっての密着部の拡大は、ウェハの全周において同一の
速さで進むとは限らない。この理由としては、例えば、
ウェハ1,2の貼り合わせ面の凹凸や、ウェハ1,2を
密着させる方向に作用する力が中央側で大きく周辺側で
小さくなるために、ウェハの不均一性による影響が顕著
になる傾向があることなどが考えられる。
【0071】密着部の拡大が同一の速さで進まない場
合、すなわち、密着部が同心円状に拡大しない場合、ウ
ェハ間に気体(例えば、空気)が取り残される可能性が
ある。この現象は、ウェハが大口径化するほど顕著にな
るものと考えられる。
【0072】しかしながら、図3に示すように、ウェハ
1を傘状に反らせた状態で加圧を行うと、2枚のウェハ
1,2の密着部の拡大は、一旦中央部3cの外周付近で
停止する。したがって、中央部3cの外周付近におい
て、密着部の拡大の速さの不均一性が吸収され、その結
果、密着部の形状が略円形に整形される。
【0073】密着部の形状が略円形になった後(例え
ば、加圧を開始してから所定時間が経過した後)に、バ
ルブ19bを閉じることにより、吸着溝3bによる吸着
を解除すると、傘状に反っていたウェハ1は、図4に示
すように平面状になる。これに伴って、密着部が再び中
央部3cから外周方向に向かって拡大する。
【0074】このように、中心部から周辺に向かう各方
向(全周)における密着部の拡大の速さの差をウェハの
密着処理の中途で吸収し、密着部の形状を略円形に整形
した後に、該処理を続行することにより、大口径のウェ
ハであっても、より均一に密着させることができる。
【0075】図5は、ウェハ処理装置100により2枚
のウェハを密着させる際に、密着部が拡大する様子を概
念的に示す図である。同図において、密着部の拡大は、
(a)→(b)→(c)→(d)→(e)→(f)の順
に進む。なお、同図において、ハッチングを付した領域
は、2枚のウェハの密着部を示す。
【0076】図3に示すように、下方のウェハ(ウェハ
1)の全面を吸着した状態で、加圧ピン6aによるウェ
ハ2の中心部に対する加圧を開始すると、先ず、(a)
に示すようにウェハの中心部に密着部が形成され、
(b)、(c)に示すように、徐々に密着部が拡大す
る。このとき、密着部の形状は、完全な円形にならず、
(c)に示すように、密着部の外周に凹凸が生じること
が多い。
【0077】密着部の拡大は、(d)に示すような状
態、すなわち、ウェハ支持台3の中央部3cの外周付近
まで進んで停止する(以下、密着部の拡大が停止する位
置を密着境界という)。したがって、密着部が全周にわ
たって密着境界に達するまで、外周部3cの吸着溝3b
によりウェハを吸着し続けることにより、密着部の形状
を略円形に整形することができる。
【0078】次いで、図4に示すように、周辺部の吸着
溝3bのバルブ19bを閉じて、ウェハの周辺部の吸着
を解除することにより、下方のウェハ(ウェハ1)が平
面状になる。これに伴って、(e)に示すように、密着
部の拡大が再び進行し、最終的に、(f)に示すよう
に、2枚のウェハが全面にわたって密着する。
【0079】図6は、図25に示すウェハ支持冶具20
1により2枚のウェハを密着させる際に、密着部が拡大
する様子を概念的に示す図である。同図において、密着
部の拡大は、(a)→(b)→(c)→(d)→(e)
→(f)の順に進む。
【0080】この場合、密着部が放射状に拡大する際の
各方向における拡大の速さの差が中途で吸収されないた
め、特にウェハの周辺付近において、その速さの差によ
る影響が顕著となり、(f)に示すように、ウェハ間の
気体が排出されずに残存し、非密着部601が形成され
る可能性がある。ただし、図6に示す例は、ウェハ1の
支持の方法以外は、ウェハ処理装置100と同一の条件
でウェハを密着させた場合の結果を示すものであり、密
着処理の条件を変更することにより、非密着部601の
発生を抑制することができる可能性がある。
【0081】この非密着部601は、後続の工程に悪影
響を及ぼすことは言うまでもない。例えば、ウェハ処理
装置100を後述のSOIウェハの製造工程に適用する
場合には、非密着部601において欠陥が誘発されるた
め、当該領域を利用することができず、収率の低下は避
けられない。
【0082】次に、図7〜図12を参照しながら、2枚
のウェハを密着させる際のウェハ処理装置100の動作
を説明する。
【0083】ウェハ搬送ロボット10によりウェハ1,
2が夫々ロードピン13、14上に載置されると、図7
に示すように、Z軸ステージ5は、ウェハ1を支持する
ための所定位置までウェハ支持台3を上昇させ、ウェハ
移動機構4は、ウェハ2を吸着可能な所定位置まで軸4
bを中心としてウェハ吸着部4cを回動させる。
【0084】次いで、図8に示すように、変位検出部1
5、12のセンサ15a,12aがウェハ1,2上に移
動し、ウェハ1,2の厚さが夫々計測される。そして、
ウェハ1,2の厚さが計測された後、センサ15a,1
2aは、図7に示す初期状態の位置に戻る。
【0085】次いで、図9に示すように、ウェハ移動機
構4は、軸4bを中心としてウェハ吸着部4cを約18
0度回動させることによりウェハ1,2を略水平に対向
させ、先に計測したウェハ1,2の厚さに基づいて、Z
軸ステージ5によりウェハ支持台3の高さを調整し、ウ
ェハ1,2間の間隙を設定値にする。この間隙は、例え
ば、ウェハの中央部において、20〜100μm程度が
好ましく、30〜60μm程度がさらに好ましい。ま
た、バルブ19a、19bを開放することにより、ウェ
ハ1の全面をウェハ支持台3の吸着面に吸着する。これ
により、ウェハ1は、前述のように、傘状に反った状態
になる。
【0086】次いで、図10に示すように、軸6bを中
心として加圧ピン6aを回動させ、ウェハ2の裏面付近
(例えば、ウェハ2の裏面と略接触する位置)まで回動
させる。
【0087】次いで、図11に示すように、ウェハ吸着
部4cによるウェハ2の吸着の解除に合わせて、加圧ピ
ン6aによりウェハ2の裏面に加圧する。これにより、
ウェハ1及び2は、中心部から密着境界まで徐々に密着
し、図5(d)に示す状態、すなわち、密着部の形状が
略円形に整形された状態になる。なお、加圧の際には、
加圧ピン6aを振動させることにより、効率的にウェハ
1,2間の気体を排出することができる。
【0088】次いで、図12に示すように、ウェハ1の
外周部の吸着を解除する。これにより、ウェハ1,2の
密着部は、密着境界を超えて周辺方向に向かって拡大す
る。なお、ウェハ1の外周部の吸着の解除は、前述のよ
うに、バルブ19bを閉じて、吸着溝3bを大気圧にす
れば良い。また、この吸着の解除は、加圧ピン6aによ
る加圧動作を開始した後、密着部が密着境界まで拡大
し、その形状が略円形になった後に行う必要がある。具
体的には、例えば、加圧動作の開始後、所定時間(密着
部が全周にわたって密着境界まで拡大するために十分な
時間)が経過するのを待って吸着を解除する方法や、例
えば、ウェハ2の反りをセンサ15aにより計測するこ
とにより、密着部が密着境界まで拡大したことを確認し
た後に吸着を解除する方法等がある。
【0089】次いで、加圧機構6を元の状態(図2に示
す状態)に戻した後、ウェハ吸着部4cを元の状態(図
2に示す状態)に戻す。そして、バルブ19aを閉じ
て、吸着溝3aを大気圧にした後(ウェハ1の吸着の解
除後)に、ウェハ支持台3を下降させて、密着後のウェ
ハがロードピン13により支持された状態にする。この
状態で、ウェハ搬送ロボット10は、密着後のウェハの
下部を吸着し、ウェハカセット9まで搬送し収容する。
【0090】図13は、ウェハ処理装置100の制御系
の構成例を示すブロック図である。制御部17は、プロ
グラム17bに基づいて動作するCPU17aにより、
ウェハ搬送ロボット10、ウェハアライメント部11、
変位検出部12,15、Z軸ステージ5、ウェハ移動機
構4、加圧機構6、パネル部16、バルブ制御部19を
制御する。
【0091】図14は、プログラム17bによる制御手
順を示すフローチャートである。以下、このフローチャ
ートに従って、ウェハ処理装置100の制御系の動作を
説明する。
【0092】操作スイッチ16bの操作により、密着処
理の開始が指示されると、先ず、ステップS101にお
いて、制御系17に接続された各構成要素を初期化す
る。また、この初期化工程では、ウェハカセット7,
8,9の存在、その位置の確認等も行ない、準備が整っ
ていない場合には、例えば、表示パネル16aにその旨
を表示するなどして、オペレータに警告を発する。
【0093】ステップS102では、ウェハ搬送ロボッ
ト10を制御して、ウェハカセット7に収容されたウェ
ハ1を吸着させ、ステップS103において、吸着した
ウェハ1をウェハアライメント部11まで搬送し、ここ
でウェハ1の位置合わせ(中心位置、向き)を行なう。
そして、ステップS104において、ウェハ搬送ロボッ
ト10を制御して、ウェハ1をウェハ支持台3上に突出
したロードピン13上の所定位置に載置し、Z軸ステー
ジ5を制御して、ウェハ支持台3を所定位置まで上昇さ
せる。このとき、バルブ19aを開放することにより、
ウェハ1の中央部を吸着させる。
【0094】ステップS105では、ウェハ搬送ロボッ
ト10を制御して、ウェハカセット8に収容されたウェ
ハ2を吸着させ、ステップS106において、ウェハア
ライメント部11まで搬送し、ここでウェハ2の位置合
わせ(中心位置、向き)を行なう。そして、ステップS
107において、ウェハ搬送ロボット10を制御して、
ウェハ2をウェハ吸着部4c上に突出したロードピン1
4上の所定位置に載置し、ウェハ移動機構4の回動用モ
ータ4dを制御して、軸4bを中心としてウェハ吸着部
4cを所定角度だけ回動させ、ウェハ吸着部4cにより
ウェハ2を吸着させる。
【0095】ステップS108では、変位検出部15の
駆動部15bを制御し、センサ15aをウェハ1上の所
定位置まで移動させ、センサ15aによりウェハ1の厚
さを計測する。
【0096】ステップS109では、変位検出部12の
駆動部12bを制御し、センサ12aをウェハ2上の所
定位置まで移動させ、センサ12aによりウェハ2の厚
さを計測する。
【0097】ステップS110では、ウェハ移動機構4
の回動用モータ4dを制御して、軸4bを中心としてウ
ェハ吸着部4cを約180度回動させて、ウェハ1、2
を略水平に対向させる。
【0098】ステップS111では、ウェハ1,2の厚
さの計測結果に基づいて、ウェハ1,2間の間隙を設定
値に調整するためのデータを作成し、このデータに基づ
いてZ軸ステージ5を制御し、ウェハ1,2間の間隙を
調整する。
【0099】ステップS112では、加圧機構6の回動
用モータ6dを制御して、軸6bを中心として加圧ピン
6aを回動させ、例えば、ウェハ2の裏面に加圧ピン6
aの先端部が略接触する状態とする。
【0100】ステップS113では、バルブ19bを開
放することにより、ウェハ1の全面をウェハ支持台3の
吸着面に吸着させる。これにより、ウェハ1は、傘状に
反った状態になる。
【0101】ステップS114では、ウェハ吸着部4c
によるウェハ2の吸着を解除させる。そして、ステップ
S115では、加圧機構6の回動用モータ6d及び振動
子6cを制御して、加圧ピン6aによりウェハ2の裏面
に加圧すると共に加圧ピン2を振動させる。なお、ステ
ップS114の実行の直後にステップS115を実行す
ることにより、ウェハ2の吸着の解除と加圧とを略同時
に行うことができる。ただし、ステップS114の実行
後、例えば所定の時間を計時した後等に加圧を開始する
こともできる。
【0102】ステップS115の実行を開始してから、
例えば、所定の時間が経過したら、ステップS116に
おいて、バルブ19bを閉じることにより吸着溝3b内
を大気圧に戻して、ウェハ1の外周部の吸着を解除す
る。これにより、ウェハ1は平面状になると共に密着部
が外周方向に向かって拡大する。
【0103】ウェハ1,2の密着が完了したら、ステッ
プS117において、加圧機構6の回動用モータ6dを
制御して、加圧ピン6aを初期状態の位置に戻す。そし
て、ステップS118では、ウェハ移動機構4の回動用
モータ4dを制御して、ウェハ吸着部4cを初期状態の
位置に戻す。
【0104】そして、ステップS119では、バルブ1
9aを開放することによりウェハ1の吸着を完全に解除
し、ステップS120において、Z軸ステージ5を制御
して、ウェハ支持台3を降下させ、初期状態の位置に戻
す。これにより、密着後のウェハは、ロードピン13に
より支持された状態になる。
【0105】ステップS121では、ウェハ搬送ロボッ
ト10を制御して、密着後のウェハをウェハカセット9
まで搬送し収容する。
【0106】ステップS122では、ウェハカセット
7、8に収容された全ウェハに関して、密着処理が終了
したか否かを判断し、未処理のウェハが残っている場合
にはステップS102に戻り処理を繰り返す。一方、全
ウェハに関して密着処理が完了したと判断した場合に
は、一連の処理を終了することになるが、このとき、例
えば、表示パネル16a等にその旨を表示する他、ブザ
ー等によりオペレータに報知することが好ましい。
【0107】以上のように、このウェハ処理装置100
に拠れば、2枚のウェハを周辺部において円環状に離隔
した状態で一方のウェハの略中心部に加圧することによ
り、2枚のウェハの密着部が略円形になるところで一旦
密着部の拡大を停止させ、これにより密着部の拡大の速
さの不均一性を吸収する。そして、密着部の形状が略円
形になった後に、密着部を再び拡大させる。したがっ
て、2枚のウェハ間の気体をより効率的且つ確実に排出
することができる。
【0108】また、このウェハ処理装置100に拠れ
ば、1)上側のウェハ2の吸着の解除に合わせて加圧を
開始するため、ウェハ1,2間の気体を確実に外周方向
に排出することができ、2)ウェハ1,2を対向させた
状態において上側のウェハ2が滑らないため、2枚のウ
ェハ1,2を正確に位置合せすることができ、3)ウェ
ハ1,2間の間隙を適切な距離に調整することができる
ため、製造されるウェハの品質を均一化することがで
き、また、ウェハ1,2を予め分類する作業を不要と
し、4)ウェハ1,2の表面をパーティクルにより汚染
することを防止することができ、5)ウェハの外周部の
欠損を防止することができ、6)加圧時にウェハに振動
を与えることにより、ウェハ間に取り残される気体をさ
らに低減することができる。
【0109】[第2の実施の形態]この実施の形態は、
第1の実施の形態に係るウェハ支持台3の他の構成例を
提供するものである。図15は、この実施の形態に係る
ウェハ支持台3’の構成例を示す断面図である。なお、
第1の実施の形態と実質的に同様の構成部分には同一の
符号を付している。
【0110】このウェハ支持台3’は、ウェハの吸着面
のうち、中央部を軸方向(図中z方向)に対して垂直な
円形状の中央面3fにより構成し、周辺部を中央面3f
に対して傾斜した環状の周辺面3eにより構成してな
る。
【0111】このウェハ支持台3’をウェハ支持台3と
置換えたウェハ処理装置も、第1の実施の形態と同様の
効果を奏する。
【0112】[第3の実施の形態]この実施の形態は、
第1の実施の形態に係るウェハ支持台3の他の構成例を
提供するものである。図16は、この実施の形態に係る
ウェハ支持台3”の構成例を示す断面図である。なお、
第1の実施の形態と実質的に同様の構成部分には同一の
符号を付している。
【0113】このウェハ支持台3”は、第1の実施の形
態に係るウェハ支持台3より、中央部の吸着溝を削除し
たものと実質的に同一である。このウェハ支持台3”に
よりウェハを吸着すると、図16に示すように、ウェハ
の中央部が吸着面から浮き上がる。したがって、例え
ば、ウェハ支持台3”の吸着面とウェハとの間に異物が
付着した場合などにおいても、その影響を受けにくいと
いう利点がある。
【0114】[第4の実施の形態]この実施の形態は、
ウェハ処理装置の他の構成例を提供するものである。上
記の実施の形態は、2枚のウェハの密着処理において、
密着部の形状を1回だけ整形するものである。しかしな
がら、より大口径のウェハの密着を適切に行うために
は、密着部の形状の整形を2回以上行うことが有効であ
る。この実施の形態は、密着部の形状の調整を3回行う
ためのウェハ処理装置に関する。
【0115】図17及び図18は、この実施の形態に係
るウェハ処理装置の一部を示す断面図である。なお、第
1の実施の形態と実質的に同様の構成部分には同一の符
号を付している。また、ウェハを真空吸着するための吸
引孔やバルブ等に関しては省略してある。また、図示し
ない部分に関しては、第1の実施の形態に係るウェハ処
理装置100と同様である。すなわち、この実施の形態
に係るウェハ処理装置は、第1の実施の形態に係るウェ
ハ処理装置100におけるZ軸ステージ5上の構造物
(ウェハ支持台3)を置換するものである。
【0116】この実施の形態においては、ウェハ支持台
30は、第1支持部材31、第2支持部材32、第3支
持部材33、第4支持部材34を有する。第1支持部材
31は、円盤形状を有し、連結部材35により支持台5
1に連結されている。この支持台51は、Z軸ステージ
5に固定されている。第2支持部材32は、第1支持部
材31の周囲を取り囲むような円環状の形状を有し、摺
動用部材36に連結されている。第3支持部材33は、
第2支持部材32の周囲を取り囲むような円環状の形状
を有し、摺動用部材37に連結されている。更に、第4
支持部材34は、第3支持部材33の周囲を取り囲むよ
うな円環状の形状を有し、連結部材35を介して第1支
持部材31に連結されている。
【0117】第2支持部材32に連結された摺動用部材
36は、摺動用ピン36a、36bを有し、夫々ラック
部材38、39の案内溝38a、39aに係合してい
る。また、第3支持部材33に連結された摺動用部材3
7は、摺動用ピン37a、37bを有し、夫々ラック部
材38、39の案内溝38a、39aに係合している。
【0118】ラック部材38、39は、夫々モータ4
0、41の回動により、反対方向(A,B)に移動す
る。図18に示す状態で、ラック部材38、39が夫々
矢印A、Bの方向に移動することにより、第2支持部材
32及び第3支持部材33が順に上方に移動する。具体
的には、モータ40,41の回動によりラック部材3
8,39が夫々A,B方向に水平移動し、これに伴っ
て、先ず、摺動用ピン36a、36bが夫々案内溝38
a、39aに係合して上方に移動することにより、第2
支持部材32が上方に押し上げられる。次いで、摺動用
ピン37a、37bが夫々案内溝38a、39aに係合
して上方に移動することにより、第3支持部材33が上
方に押し上げられる。
【0119】以上のようにして、第2支持部材32及び
第3支持部材33が上方に押し上げられた状態で、第1
〜第3支持部材31〜33の吸着面は、略平面を構成す
る。
【0120】一方、ラック部材38,39を夫々Aの逆
方向、Bの逆方向に水平移動させることにより、第2支
持部材32及び第3支持部材33を下降させ、図17及
び図18に示す状態に戻すことができる。
【0121】以下、このウェハ処理装置により2枚のウ
ェハを密着させる手順を説明する。先ず、ウェハ搬送ロ
ボット10(図1参照)により、ウェハ1をロードピン
13上に載置し、次いで、Z軸ステージ5を駆動して第
1支持部材31の吸着面をウェハ1の裏面に接触させ
る。なお、この時、第2〜第4支持部材32〜34の吸
着面が略平面を構成するように、第2支持部材32及び
第3支持部材33の位置を制御する。
【0122】この状態で、変位検出部15によりウェハ
1の厚さを計測すると共に、変位検出部12により、ウ
ェハ吸着部4cに吸着されたウェハ2の厚さを計測す
る。次いで、ウェハ移動機構4を軸4bを中心として約
180度回動させることによりウェハ1,2を略水平に
対向させ、先に計測したウェハ1,2の厚さに基づい
て、Z軸ステージ5によりウェハ支持台3の高さを調整
し、ウェハ1,2間の間隙を設定値にする。
【0123】次いで、第1〜第4支持部材31〜34の
吸着面に設けられた吸着溝の内部を減圧することによ
り、ウェハ1の全面を吸着する。次いで、軸6bを中心
として、ウェハ2の裏面付近(例えば、ウェハ2の裏面
と略接触する位置)まで加圧ピン6aを回動させる。こ
れにより2枚のウェハを密着させるための準備が完了す
る。図19は、2枚のウェハを密着させるための準備が
完了した状態を示す図である。
【0124】加圧ピン6aによる加圧を開始すると、先
ず、ウェハ1及び2の中心部が密着し、その後、徐々に
密着部は周辺方向に向かって拡大し、第1の密着境界b
1、すなわち、第1支持部材31の周辺付近に達したと
ころでその拡大が停止する。そして、第1の密着境界b
1により、密着部の拡大の速さの不均一性が吸収され、
結果として、密着部の形状は略円形になる。図20は、
密着部が第1の密着境界b1まで達した状態を模式的に
示す図である。
【0125】次いで、第2支持部材32を上方に移動さ
せることにより、密着部は、更に周辺方向に向かって拡
大し、第2の密着境界b2、すなわち、第2支持部材3
2の周辺付近まで達したところでその拡大が停止する。
そして、第2の密着境界b2により、密着部の拡大の速
さの不均一性が吸収され、結果として、密着部の形状は
略円形になる。図21は、密着部が第2の密着境界b2
まで達した状態を模式的に示す図である。
【0126】次いで、第3支持部材33を上方に移動さ
せることにより、密着部は、更に周辺方向に向かって拡
大し、第3の密着境界b3、すなわち、第3支持部材3
3の周辺付近まで達したところでその拡大が停止する。
そして、第3の密着境界b3により、密着部の拡大の速
さの不均一性が吸収され、結果として、密着部の形状は
略円形になる。図22は、密着部が第3の密着境界b3
まで達した状態を模式的に示す図である。
【0127】次いで、第4支持部材34の吸着面に設け
られた吸着溝によるウェハ1の吸着を解除する。これに
より、密着部は、更に周辺方向に向かって拡大し、最終
的にウェハ1の全面がウェハ2に密着する。図23は、
ウェハ1及び2の全面が密着した状態を模式的に示す図
である。
【0128】次いで、加圧機構6を元の状態に戻した
後、ウェハ吸着部4cを元の状態に戻す。そして、第1
〜第3支持機構31〜33に夫々設けられた各吸着溝に
よる吸着を解除した後に、ウェハ支持台30を下降させ
て、密着後のウェハがロードピン13により支持された
状態にする。この状態で、ウェハ搬送ロボット10によ
り密着後のウェハの下部を吸着し、ウェハカセット9ま
で搬送し収容する。
【0129】以上のように、密着部の形状の整形を複数
回行うことにより、大口径のウェハであっても、より高
品位に密着させることができる。
【0130】[その他の実施の形態]上記の各実施の形
態は、2枚のウェハを中心部から周辺方向に向かって段
階的に密着させるための装置及び方法に関するが、本発
明は、ウェハの任意の部分(例えば、周辺の一部)を先
ず密着させ、その後、密着部の面積を段階的に拡大させ
ることにより2枚のウェハの全面を密着させることにも
適用可能である。
【0131】[ウェハ処理装置の適用例]次に、上記の
各ウェハ処理装置の適用例を説明する。図24は、SO
I構造等を有するウェハの製造工程の一例を示す図であ
る。
【0132】先ず、第1のウェハ1を形成するための単
結晶Siウェハ501を用意して、その主表面上に多孔
質Si層502を形成する(図24(a)参照)。次い
で、多孔質Si層502の上に少なくとも一層の非多孔
質層503を形成する(図24(b)参照)。非多孔質
層503としては、例えば、単結晶Si層、多結晶Si
層、非晶質Si層、金属膜層、化合物半導体層、超伝導
体層等が好適である。また、非多孔質層503には、M
OSFET等の素子を形成しても良い。
【0133】次いで、非多孔質層503の上にSiO2
層504を形成し、これを第1のウェハ1とし(図24
(c)参照)、SiO2層504を上にしてウェハカセ
ット7に収容する。
【0134】また、別途第2のウェハ2を用意し、その
表面を上にしてウェハカセット8に収容する。
【0135】この状態で、ウェハ処理装置を動作させる
と、ウェハ支持台上で、SiO2層504を挟むように
して、第1のウェハ1と第2のウェハ2とが密着され
(図24(d)参照)、その後、ウェハカセット9に収
容される。
【0136】その後、密着したウェハ(図24(d))
に対して、陽極接合処理、加圧処理、あるいは必要に応
じて熱処理を施すこと、或いは、これらの処理を組合わ
せることにより、貼り合わせを強固なものにしても良
い。
【0137】第2のウェハ2としては、Siウェハ、S
iウェハ上にSiO2層を形成したもの、石英等の光透
過性のウェハ、サファイヤ等が好適である。しかし、第
2のウェハ2は、貼り合わせに供される面が十分に平坦
であれば十分であり、他の種類のウェハであっても良
い。
【0138】次いで、多孔質Si層503を境にして、
第1のウェハ1を第2のウェハ2より除去し(図24
(e)参照)、多孔質Si層502を選択的にエッチン
グして除去する。図24(f)は、上記の製造方法によ
り得られるウェハを模式的に示している。
【0139】この製造方法に拠れば、ウェハ間の気体が
適切に排出させた状態で2枚のウェハが密着するため、
高品質のウェハを製造することができる。
【0140】
【発明の効果】本発明に拠れば、大口径の基板を容易に
密着させることができる。
【0141】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係るウェハ処理装
置の全体構成を概略的に示す斜視図である。
【図2】図1の一部を拡大した図である。
【図3】ウェハ支持台に設けられた真空吸着機構の一例
を示す図である。
【図4】ウェハ支持台に設けられた真空吸着機構の一例
を示す図である。
【図5】ウェハ処理装置により2枚のウェハを密着させ
る際に、密着部が拡大する様子を概念的に示す図であ
る。
【図6】ウェハ処理装置により2枚のウェハを密着させ
る際に、密着部が拡大する様子を概念的に示す図であ
る。
【図7】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−A’
線で切断した断面図である。
【図8】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−A’
線で切断した断面図である。
【図9】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−A’
線で切断した断面図である。
【図10】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−
A’線で切断した断面図である。
【図11】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−
A’線で切断した断面図である。
【図12】図1及び図2に示すウェハ処理装置をA−
A’線で切断した断面図である。
【図13】ウェハ処理装置の制御系の構成例を示すブロ
ック図である。
【図14】ウェハ処理装置の制御手順を示すフローチャ
ートである。
【図15】第2の実施の形態に係るウェハ支持台の構成
例を示す断面図である。
【図16】第3の実施の形態に係るウェハ支持台の構成
例を示す断面図である。
【図17】第4の実施の形態に係るウェハ支持台の構成
例を示す断面図である。
【図18】第4の実施の形態に係るウェハ支持台の構成
例を示す断面図である。
【図19】2枚のウェハを密着させるための準備が完了
した状態を示す図である。
【図20】密着部が第1の密着境界b1まで達した状態
を模式的に示す図である。
【図21】密着部が第2の密着境界b2まで達した状態
を模式的に示す図である。
【図22】密着部が第3の密着境界b3まで達した状態
を模式的に示す図である。
【図23】2枚のウェハの全面が密着した状態を模式的
に示す図である。
【図24】SOI構造等を有するウェハの製造工程の一
例を示す図である。
【図25】ウェハを貼り合わせる工程の一部を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 第1のウェハ 2 第2のウェハ 3,3’,3”,30 ウェハ支持台 3a,3b 吸着溝 3c 中央部 3d 周辺部 3e 周辺面 3f 中央面 4 ウェハ移動機構 4a 溝 4b 軸 4c ウェハ吸着部 4d 回動用モータ 5 Z軸ステージ 6 加圧機構 6a 加圧ピン 6b 軸 6c 振動子 6d 回動用モータ 7〜9 ウェハカセット 10 ウェハ搬送ロボット 11 ウェハアライメント部 12,15 変位検出部 12a,15a センサ 12b,15b 駆動部 13,14 ロードピン 16 パネル部 16a 表示パネル 16b 操作パネル 17 制御部 17a CPU 17b プログラム 18 パイプ 18a、18b 吸引孔 19 バルブ制御部 19a,19b バルブ 19c 中央側バルブ駆動部 19d 周辺側バルブ駆動部 20 ポンプ 31 第1支持部材 32 第2支持部材 33 第3支持部材 34 第4支持部材 35 連結棒 36,37 摺動用部材 36a,36b,37a,37b 摺動用ピン 38,39 ラック部材 38a,39a 案内溝 40,41 モータ 100 ウェハ処理装置 b1 第1の密着境界 b2 第2の密着境界 b3 第3の密着境界

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる基
    板処理装置であって、 第1の基板を支持する支持手段と、 前記支持手段により支持された第1の基板に第2の基板
    を対向させた状態で、該第2の基板に加圧する加圧手段
    と、 を備え、前記支持手段は、第1の基板の所定部分が第2
    の基板から離隔する方向に湾曲した状態及び湾曲しない
    状態で、該第1の基板を支持可能であることを特徴とす
    る基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧手段は、前記支持手段により支
    持された第1の基板に第2の基板を対向させた状態で、
    該第2の基板の裏面に加圧することを特徴とする請求項
    1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記支持手段は、第1の基板の周辺部が
    第2の基板から離隔する方向に湾曲した状態及び湾曲し
    ない状態で、該第1の基板を支持可能であり、前記加圧
    手段は、前記支持手段により支持された第1の基板に第
    2の基板を対向させた状態で、該第2の基板の略中央部
    に加圧することを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記支持手段は、前記加圧手段により第
    2の基板の裏面に加圧してから相応の時間が経過するま
    では、第1の基板を湾曲した状態で支持し、その後、該
    第1の基板を湾曲しない状態で支持することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記支持手段は、前記加圧手段により第
    2の基板の裏面に加圧してから第1及び第2の基板の密
    着部が所定の領域に拡大するまでは、第1の基板を湾曲
    した状態で支持し、その後、該第1の基板を湾曲しない
    状態で支持することを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記支持手段は、第1の基板と第2の基
    板との密着部が中心側から周辺方向に向かって段階的に
    拡大するように、該第1の基板の湾曲を調整するための
    調整手段を有することを特徴とする請求項3に記載の基
    板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記調整手段は、第1の基板と第2の基
    板との密着部が同心円状に段階的に拡大するように、該
    第1の基板の湾曲を調整することを特徴とする請求項6
    に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記支持手段は、第1の基板の裏面を吸
    着して該第1の基板を湾曲させる吸着手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
    載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記支持手段は、周辺部の高さが中央部
    の高さよりも低い支持台を有し、該支持台に第1の基板
    を吸着することを特徴とする請求項3に記載の基板処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記支持台は、円盤状の中央部と、1
    又は複数の環状の周辺部とを有することを特徴とする請
    求項9に記載の基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記支持台は、円盤状の中央部と、環
    状の周辺部とを有し、前記周辺部の吸着面は、前記中央
    部の吸着面に対して傾斜していることを特徴とする請求
    項9に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記中央部の吸着面と前記周辺部の吸
    着面とに夫々第1の基板を吸着するための吸着機構を有
    することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載
    の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記中央部及び/又は周辺部の吸着面
    には、第1の基板を支持するための剣山状のピン群が形
    成され、ピン間の空間を減圧することにより第1の基板
    を吸着することを特徴とする請求項12に記載の基板処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記支持台のうち前記周辺部の吸着面
    のみに第1の基板を吸着するための吸着機構を有するこ
    とを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の基板
    処理装置。
  15. 【請求項15】 前記支持手段は、第1の基板の中央部
    が前記支持台の中央部から離隔するようにして該第1の
    基板の周辺部のみを前記支持台に吸着することを特徴と
    する請求項9に記載の基板処理装置。
  16. 【請求項16】 前記支持手段により支持された第1の
    基板に第2の基板を対向させて支持した後に該第2の基
    板の支持を解除する基板操作手段を更に備え、前記加圧
    手段は、前記基板操作手段による第2の基板の支持の解
    除に合わせて該第2の基板に加圧することを特徴とする
    請求項1乃至請求項15のいずれか1項に記載の基板処
    理装置。
  17. 【請求項17】 前記支持手段は、第1の基板を略水平
    に支持し、前記基板操作手段は、第2の基板を前記第1
    の基板の上方に略水平に支持した後に前記第2の基板の
    支持を解除することを特徴とする請求項16に記載の基
    板処理装置。
  18. 【請求項18】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    際に一方の基板を支持する基板支持装置であって、基板
    を湾曲した状態及び湾曲しない状態で支持可能な支持手
    段を有することを特徴とする基板支持装置。
  19. 【請求項19】 前記支持手段は、基板の周辺部が中央
    部に対して湾曲した状態及び湾曲しない状態で該基板を
    支持可能であることを特徴とする請求項18に記載の基
    板支持装置。
  20. 【請求項20】 前記支持手段は、先ず、基板を湾曲し
    た状態で支持し、その後、該基板を湾曲しない状態で支
    持することを特徴とする請求項18又は請求項19に記
    載の基板支持装置。
  21. 【請求項21】 前記支持手段は、支持している基板
    と、該基板と密着させるべき他の基板との密着部が中心
    部から周辺方向に向かって段階的に拡大するように、該
    支持している基板の湾曲を調整するための調整手段を有
    することを特徴とする請求項19に記載の基板支持装
    置。
  22. 【請求項22】 前記調整手段は、前記密着部が同心円
    状に段階的に拡大するように、前記支持している基板の
    湾曲を調整することを特徴とする請求項21に記載の基
    板支持装置。
  23. 【請求項23】 前記支持手段は、基板の裏面を吸着し
    て該基板を湾曲させることを特徴とする請求項18又は
    請求項19に記載の基板支持装置。
  24. 【請求項24】 前記支持手段は、周辺部の高さが中央
    部の高さよりも低い支持台を有し、該支持台に基板を吸
    着することを特徴とする請求項19に記載の基板支持装
    置。
  25. 【請求項25】 前記支持台は、円盤状の中央部と、1
    又は複数の環状の周辺部とを有することを特徴とする請
    求項24に記載の基板支持装置。
  26. 【請求項26】 前記支持台は、円盤状の中央部と、環
    状の周辺部とを有し、前記周辺部の吸着面は、前記中央
    部の吸着面に対して傾斜していることを特徴とする請求
    項24に記載の基板支持装置。
  27. 【請求項27】 前記中央部の吸着面と前記周辺部の吸
    着面とに夫々基板を吸着するための吸着機構を有するこ
    とを特徴とする請求項25又は請求項26に記載の基板
    支持装置。
  28. 【請求項28】 前記支持台のうち前記周辺部の吸着面
    のみに基板を吸着するための吸着機構を有することを特
    徴とする請求項25又は請求項26に記載の基板支持装
    置。
  29. 【請求項29】 前記支持手段は、基板の中央部が前記
    支持台の中央部から離隔するようにして該基板の周辺部
    のみを前記支持台に吸着することを特徴とする請求項2
    4に記載の基板支持装置。
  30. 【請求項30】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺
    部を前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲さ
    せた状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、相
    応の時間の経過後、前記第1の基板を湾曲しない状態に
    することを特徴とする基板処理方法。
  31. 【請求項31】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺
    部を前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲さ
    せた状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、前
    記第1の基板と前記第2の基板との密着部が所定の領域
    まで拡大した後に、前記第1の基板を湾曲しない状態に
    することを特徴とする基板処理方法。
  32. 【請求項32】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺
    部を前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲さ
    せた状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、そ
    の後、前記第1の基板と前記第2の基板との密着部が中
    心部から周辺方向に向かって段階的に拡大するように、
    前記第1の基板の湾曲を調整することを特徴とする基板
    処理方法。
  33. 【請求項33】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の周辺
    部を前記第2の基板の周辺部から離隔する方向に湾曲さ
    せた状態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、そ
    の後、前記第1の基板と前記第2の基板との密着部が中
    心部から周辺方向に向かって同心円状に段階的に拡大す
    るように、前記第1の基板の湾曲を調整することを特徴
    とする基板処理方法。
  34. 【請求項34】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定
    部分を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状
    態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、相応の時
    間の経過後、前記第1の基板を湾曲しない状態にするこ
    とを特徴とする基板処理方法。
  35. 【請求項35】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定
    部分を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状
    態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、前記第1
    の基板と前記第2の基板との密着部が所定の領域まで拡
    大した後に、前記第1の基板を湾曲しない状態にするこ
    とを特徴とする基板処理方法。
  36. 【請求項36】 2枚の基板を重ね合わせて密着させる
    基板処理方法であって、 第1及び第2の基板を対向させ、前記第1の基板の所定
    部分を前記第2の基板から離隔する方向に湾曲させた状
    態で、前記第2の基板に対する加圧を開始し、その後、
    前記第1の基板と前記第2の基板との密着部が段階的に
    拡大するように、前記第1の基板の湾曲を調整すること
    を特徴とする基板処理方法。
  37. 【請求項37】 前記第2の基板に対する加圧は、その
    裏面に対して行うことを特徴とする請求項30乃至請求
    項36のいずれか1項に記載の基板処理方法。
  38. 【請求項38】 請求項1乃至請求項29のいずれか1
    項に記載の装置を用いて2枚の基板を密着させることを
    特徴とする基板処理方法。
  39. 【請求項39】 請求項30乃至請求項37のいずれか
    1項に記載の方法を工程の一部に適用した基板の製造方
    法。
  40. 【請求項40】 請求項30乃至請求項37のいずれか
    1項に記載の方法を工程の一部に適用したSOI基板の
    製造方法。
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