JPH113834A - 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサおよびその製造方法

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JPH113834A
JPH113834A JP9182903A JP18290397A JPH113834A JP H113834 A JPH113834 A JP H113834A JP 9182903 A JP9182903 A JP 9182903A JP 18290397 A JP18290397 A JP 18290397A JP H113834 A JPH113834 A JP H113834A
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Japan
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internal electrode
layer
dielectric ceramic
multilayer ceramic
ceramic capacitor
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JP9182903A
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English (en)
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Norihiko Sakamoto
憲彦 坂本
Harunobu Sano
晴信 佐野
Takaharu Miyazaki
孝晴 宮崎
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 卑金属の内部電極を有する積層セラミックコ
ンデンサの誘電体セラミック層を改良することにより、
耐熱衝撃性と耐湿負荷特性に優れた積層セラミックコン
デンサおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】 複数の誘電体セラミック層と、それぞれ
の端縁が誘電体セラミック層の両端面に露出するように
誘電体セラミック層間に形成された複数の内部電極と、
露出した内部電極に電気的に接続されるように設けられ
た外部電極を含む積層セラミックコンデンサにおいて、
内部電極が卑金属で構成されており、内部電極の近傍に
Siの酸化物層、あるいはSiの酸化物と誘電体セラミ
ック層および内部電極に含まれる組成のうち少なくとも
1種類との化合物層を形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に用いら
れる積層セラミックコンデンサ、特に卑金属からなる内
部電極を有する積層セラミックコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】BaTiO3を主成分とする従来の誘電
体セラミック組成物を積層セラミックコンデンサに用い
た場合、中性または還元性の低酸素分圧下で焼成すると
還元され、半導体化を起こすという問題があった。従っ
て、内部電極としては、誘電体セラミック組成物の焼結
する温度下でも溶融することなく、かつ誘電体セラミッ
ク組成物を半導体化させない高酸素分圧下で焼成しても
酸化することのない、例えばパラジウム、白金等の貴金
属を用いる必要があり、製造される積層セラミックコン
デンサの低コスト化の大きな妨げとなっていた。
【0003】そこで、上述の問題を解決するために、例
えばニッケル等の安価な卑金属を内部電極として使用す
ることが望まれていた。しかし、このような卑金属を内
部電極材料として使用し、従来の条件下で焼成すると、
電極材料が酸化されてしまい、電極としての機能を果た
さなくなる。そのため、このような卑金属を内部電極と
して使用するためには、酸素分圧の低い中性または還元
性の雰囲気で焼成しても誘電体セラミック層が半導体化
せず、優れた誘電体特性を有する誘電体セラミック組成
物が必要である。この条件を満たす材料として、例えば
特開昭62−256422号のBaTiO3−CaZr
3−MnO−MgO系の組成、特開昭63−1038
61号に開示されているBaTiO3−MnO−MgO
−希土類酸化物系組成、特公昭61−14610号に開
示されているBaTiO3−(Mg,Zn,Sr,C
a)O−Li2O−SiO2−MO(MO:BaO,Sr
O,CaO)系組成、あるいは特開平3−263708
号に開示されている(Ba,Ca,Sr,Mg,Ce)
(Ti,Zr)O3系等の組成が提案されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな卑金属の内部電極を有する積層セラミックコンデン
サは、誘電体セラミック層の厚みを薄くして多層積みに
すると、焼成時の内部電極と誘電体セラミック層との収
縮の差や熱膨張率の差によって、内部電極と誘電体セラ
ミック層との界面に残留応力が生じ、この影響により耐
熱衝撃性が悪くなるという問題があった。また、高温・
高湿下における信頼性、いわゆる耐湿負荷特性について
も、誘電体セラミック層の厚みを薄くして多層積みにす
ると、上記と同様に悪くなるという問題があった。
【0005】このような問題を解決するために、特公平
7−56850号にはアルミノシリケート層によってN
i内部電極と素体とが接合したことを特徴とするセラミ
ック積層コンデンサが開示されているが、この方法は、
静電容量の低下、等価直列抵抗の増大、また、誘電体セ
ラミック層を薄くした場合には内部電極ペーストに添加
したAlの誘電体セラミック層への拡散による特性劣化
等を招くという問題があるうえ、耐熱衝撃性には効果が
無い。
【0006】また、特公平7−56850号では、接合
層が電極から析出したNi、Si及びAlの酸化物の混
合物であるアルミノシリケート相である。明細書の記載
によれば、この相を有するコンデンサチップは非酸性雰
囲気(例えばH21.5%−N298.5%)下で焼成し
て形成されるとしている。
【0007】一方、特開平3−133114号に開示さ
れている、内部電極の周囲に誘電体層とは異なる組成の
酸化物層を形成したことを特徴とする積層型セラミック
チップコンデンサは、高温負荷試験における信頼性の向
上を目的として、低酸素濃度で試料を焼成した後に熱処
理を行うものであるが、この方法は、耐熱衝撃性や耐湿
負荷試験特性に対しては効果が無い。
【0008】更に、特開平3−133114号には、M
n酸化物が内部電極の周囲に形成された積層型セラミッ
クチップコンデンサが開示されている。Si/Ca/B
a/Ti/Zr/P等の酸化物を含む場合もあるが、こ
れらは誘電体材料から供給されるとしている。
【0009】それゆえに、本発明の主たる目的は、卑金
属の内部電極を有する積層セラミックコンデンサの誘電
体セラミック層を改良することにより、耐熱衝撃性と耐
湿負荷特性に優れた積層セラミックコンデンサおよびそ
の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような目
的に鑑みてなされたものである。本願第1の発明の積層
セラミックコンデンサは、複数の誘電体セラミック層
と、それぞれの端縁が前記誘電体セラミック層の両端面
に露出するように前記誘電体セラミック層間に形成され
た複数の内部電極と、露出した前記内部電極に電気的に
接続されるように設けられた外部電極とを含む積層セラ
ミックコンデンサにおいて、前記内部電極が卑金属で構
成されており、前記内部電極の近傍にSiの酸化物層を
形成したことに特徴がある。
【0011】すなわち、Siは焼成時に内部電極の近傍
に集まるが、その部分では液相が生成しやすくなり、S
iの酸化物層が電極の全面に拡がりやすくなる。従っ
て、内部電極と誘電体セラミック層間の結合が強固にな
り、耐熱衝撃性と耐湿負荷特性を改善することができ
る。
【0012】ここで、内部電極の近傍に形成されるSi
の酸化物層は、誘電体セラミック層に含まれている組成
から析出して形成されるものでもよいし、内部電極に含
まれている組成から析出して形成されるものでもよい。
好ましくは、誘電体セラミック層から析出するものであ
る。この場合、静電容量の取得や等価直列抵抗の面で有
効である。
【0013】本願第2の発明の積層セラミックコンデン
サは、複数の誘電体セラミック層と、それぞれの端縁が
前記誘電体セラミック層の両端面に露出するように前記
誘電体セラミック層間に形成された複数の内部電極と、
露出した前記内部電極に電気的に接続されるように設け
られた外部電極とを含む積層セラミックコンデンサにお
いて、前記内部電極が卑金属で構成されており、前記内
部電極の近傍にSiの酸化物と、前記誘電体セラミック
層および前記内部電極に含まれる組成のうち少なくとも
1種類との化合物層を形成したことに特徴がある。
【0014】すなわち、Siは焼成時に内部電極の近傍
に集まるが、その部分では液相が生成しやすくなり、S
iを含む酸化物層が電極の全面に広がりやすくなる。従
って、内部電極と誘電体セラミック層間の結合が強固に
なり、耐熱衝撃性と耐湿負荷特性を改善することができ
る。
【0015】ここで、内部電極の近傍に形成されるSi
の酸化物と、前記誘電体セラミック層および前記内部電
極に含まれる組成のうち少なくとも1種類との化合物層
は、誘電体セラミック層に含まれている組成から析出し
て形成されるものでもよいし、内部電極に含まれている
組成から析出して形成されるものでもよい。好ましく
は、誘電体セラミック層から析出するものである。この
場合、静電容量の取得や等価直列抵抗の面で有効であ
る。
【0016】本願第3の発明の積層セラミックコンデン
サにおいては、前記卑金属がNiあるいはNi合金であ
ることが好ましい。NiあるいはNi合金の場合には、
焼成温度を高くすることが可能である点で有効である。
【0017】本願第4の発明の積層セラミックコンデン
サにおいては、前記誘電体セラミック層の組成のうち少
なくとも1種類はSiの酸化物であることが好ましい。
【0018】本願第5の発明の積層セラミックコンデン
サの製造方法は、チタン酸バリウムを含む主成分と、M
gOからなる副成分と、Li2O−(TiO2・Si
2)−Al23を主成分とする酸化物ガラスとを含む
セラミックグリーンシートを用意する工程と、金属Mか
らなる内部電極が形成されたセラミックグリーンシート
を用意する工程と、前記内部電極が形成されたセラミッ
クグリーンシートを複数枚積層する工程と、前記金属M
のM/MOの平衡酸素分圧近傍において前記積層された
セラミックグリーンシートを焼成する工程と、前記積層
体の両端面に外部電極を形成する工程とを備えているこ
とに特徴がある。
【0019】本願第6の発明の積層セラミックコンデン
サの製造方法は、チタン酸バリウムを含む主成分と、M
gO及びSiO2からなる副成分とを含むセラミックグ
リーンシートを用意する工程と、金属Mからなる内部電
極が形成されたセラミックグリーンシートを用意する工
程と、前記内部電極が形成されたセラミックグリーンシ
ートを複数枚積層する工程と、前記金属MのM/MOの
平衡酸素分圧近傍において前記積層されたセラミックグ
リーンシートを焼成する工程と、前記積層体の両端面に
外部電極を形成する工程とを備えていることに特徴があ
る。
【0020】本願第7の発明の積層セラミックコンデン
サの製造方法においては、M/MOの酸素分圧は、10
-a-3〜10-aMPa(ただし、10-aはMの平衡酸素分
圧)の範囲内であることに特徴がある。
【0021】酸素分圧が10-a-3MPa未満の場合に
は、Siを含む界面層が形成されにくいので好ましくな
い。一方、酸素分圧が10-aMPaを越える場合には、
金属Mの酸化が生じやすいので好ましくない。
【0022】本願第8の発明の積層セラミックコンデン
サの製造方法においては、前記金属MはNiであること
に特徴がある。
【0023】本願第9の発明の積層セラミックコンデン
サの製造方法においては、Ni/NiOの酸素分圧は、
1300℃において10-10MPa〜10-8MPaの範
囲内であることに特徴がある。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる誘電体セラミ
ック層の組成は、特に限定されるものではなく、例え
ば、BaTiO3、またはSrTiO3を主成分とした種
々の誘電体セラミック組成物(特に、非還元性誘電体セ
ラミック組成物)を使用することができる。なお、好ま
しくは、上記の理由からも誘電体セラミック組成物中に
Siの酸化物を含有しているものである。
【0025】本発明で用いられる内部電極は、卑金属で
あっても使用することが可能であり、その卑金属の組成
は必ずしも限定されない。具体例としては、Ni、Ni
合金、Cu、Cu合金などが挙げられる。
【0026】本発明で用いられる外部電極の組成も特に
限定されるものではない。具体例としては、Ag、P
d、Niなどの導電粉末の焼結層、いわゆる焼き付け電
極が使用できる。なお、上記導電粉末と種々のガラスフ
リットとからなる焼結層であってもよい。種々のガラス
フリットとしては、B23−Li2O−SiO2−BaO
系、B23−SiO2−BaO系、Li2O−SiO2
BaO系、B23−SiO2−ZnO系などが挙げられ
る。
【0027】また、この焼結層の上にNi、Cu、Ni
−Cu等からなるメッキ層を被覆してもよいし、さらに
はその上に半田、錫等のメッキ層を形成してもよい。
【0028】次に、本発明を実施例に基づき、さらに具
体的に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0029】
【実施例】本発明の一実施例である積層セラミックコン
デンサについて説明する。図1〜図4は、本実施例の積
層セラミックコンデンサの断面図を示す。
【0030】本発明に係る積層セラミックコンデンサ1
は、内部電極4を介在して複数枚の誘電体セラミック層
2a、2bを積層して得られたセラミック積層体3の両
端面に外部電極5、及びニッケル、銅などのメッキ第1
層6、半田、錫などのメッキ第2層7が形成された直方
体形状のチップタイプである。
【0031】次に、本発明に係る積層セラミックコンデ
ンサ1の製造方法について製造工程順に説明する。ま
ず、セラミック積層体3を形成する。このセラミック積
層体3は次のようにして製造される。まず、非還元性誘
電体セラミック組成物をスラリー化してシート状とした
誘電体セラミック層2(グリーンシート)を用意し、そ
の一面に卑金属であるニッケル及びニッケル合金からな
る内部電極4を形成する。なお、内部電極4を形成する
方法は、スクリーン印刷などによる形成でも、蒸着、メ
ッキ法による形成でもどちらでも構わない。
【0032】内部電極4を有する誘電体セラミック層2
bは必要枚数積層され、内部電極4を有しない誘電体セ
ラミック層2aにて挟んで圧着し、積層体とする。その
後、この積層された誘電体セラミック層2a、2b、・
・・、2b、2aを還元雰囲気中、所定の温度にて焼成
し、セラミック積層体3が形成される。
【0033】次に、セラミック積層体3の両端面に、内
部電極4と接続するように、二つの外部電極5が形成さ
れる。この外部電極5の材料としては、内部電極4と同
じ材料を使用することができる。また、銀、パラジウ
ム、銀−パラジウム合金、銅、銅合金等が使用可能であ
り、また、これらの金属粉末にB23−SiO2−Ba
O系ガラス、Li2O−SiO2−BaO系ガラスなどの
ガラスフリットを添加したものも使用されるが、積層セ
ラミックコンデンサの使用用途、使用場所などを考慮に
入れて、適当な材料が選択される。また、外部電極5
は、材料となる金属粉末ペーストを、焼成により得たセ
ラミック積層体3に塗布して焼き付けることで形成され
るが、焼成前に塗布して、セラミック積層体1と同時に
形成してもよい。この後、外部電極5上にニッケル、銅
などのメッキを施し、メッキ第1層6を形成する。最後
に、このメッキ第1層6の上に半田、錫などのメッキ第
2層7を形成し、チップ型の積層セラミックコンデンサ
1が製造される。
【0034】ここで、図1〜図4に示すように、内部電
極4の近傍には、(a)Siの酸化物層、あるいは
(b)Siの酸化物と、誘電体セラミック層および内部
電極に含まれる組成のうち少なくとも1種類との化合物
層が形成されているが、これらは次のような状態を表し
ている。以下、(a)、(b)をSiを含む界面層8と
する。
【0035】(1)Siを含む界面層8が、内部電極4
の両主平面の概ね全面を被覆しており、内部電極4を介
して対向するように第1層8aを形成している(図
1)。 (2)Siを含む界面層8が、内部電極4の両主平面の
一部分を散在した状態で被覆しており、内部電極4を介
して対向するように第1層8aを形成している(図
2)。 (3)Siを含む界面層8が、内部電極4の両主平面の
概ね全面を被覆しており、内部電極4を介して対向する
ようにそれぞれ異なる第1層8a、第2層8bを形成し
ている(図3)。 (4)Siを含む界面層8が、内部電極4の両主平面の
一部分を散在した状態で被覆しており、内部電極4を介
して対向するように第1層8aを形成するとともに、そ
の第1層8aを覆うように第2層8bが内部電極4を介
して対向するように形成している(図4)。
【0036】以下では、積層セラミックコンデンサの組
成をより詳細に説明する。 (実施例1)まず、出発原料として種々の純度のTiC
4とBa(NO32とを準備して秤量した後、蓚酸に
より蓚酸チタニルバリウム(BaTiO(C24)・4
2O)として沈澱させ、この沈澱物を1000℃以上
の温度で加熱分解させてBa/Tiモル比1.0のチタ
ン酸バリウム(BaTiO3)を合成した。
【0037】次に、チタン酸バリウムのBa/Tiモル
比を調整するためのBaCO3と、純度99%以上のY2
3、Dy23、MnCO3、NiO、Co23、MgO
を準備した。そして、これらの原料粉末を97.0{B
aO}1.010・TiO2+0.7Y23+0.3Dy23
+0.6MnO+0.7NiO+0.7CoO(モル
%)の割合で配合した主成分100モル%対して、Mg
Oを1.2モル%と、Li2O−(TiO2・SiO2
−Al23を主成分とする酸化物ガラスを上記主成分と
MgOとの合計100wt%に対し1.5wt%添加し
た後、ポリビニルブチラール系バインダー及びエタノー
ル等の有機溶剤を加えて、ボールミルにより湿式混合
し、セラミックスラリーを調製した。しかる後、セラミ
ックスラリーをドクターブレード法によりシート成形
し、厚み11μmの矩形のグリーンシートを得た。
【0038】次に、上記セラミックグリーンシート上
に、Niを主体とする導電ペーストをスクリーン印刷
し、内部電極を構成するための導電ペースト層を形成し
た。
【0039】導電ペースト層を形成したセラミックグリ
ーンシートを、導電ペーストを引き出した側が互い違い
となるように複数枚積層し、積層体を得た。この積層体
をN2雰囲気中にて350℃の温度に加熱し、バインダ
を燃焼させた後、H2−N2−H2Oガスからなる還元性
雰囲気中において表1に示す条件で焼成し、セラミック
積層体を得た。なお、焼成は1300℃で2時間保持
し、昇温速度と冷却速度はともに200℃/hとした。
【0040】焼成後、セラミック積層体の両端面に銀ペ
ーストを塗布し、N2雰囲気中において600℃の温度
で焼き付け、内部電極と電気的に接続した外部電極を形
成した。
【0041】この後、外部電極上にNiメッキ被膜を形
成し、さらにこの被膜の上に半田メッキ被膜を形成し
た。
【0042】上記のようにして得た積層セラミックコン
デンサの外形寸法は、幅;1.6mm、長さ;3.2m
m、厚さ;1.2mmであり、内部電極間に介在する誘
電体セラミック層の厚みは6μmで、有効誘電体セラミ
ック層の総数は150層である。
【0043】耐熱衝撃試験については、各試料を50個
ずつ、300℃及び325℃に設定した半田槽にピンセ
ットではさんだ試料を2〜3秒浸漬することにより行っ
た。この試料を樹脂で固めた後に研磨し、顕微鏡でクラ
ックの有無を検査した。
【0044】耐湿負荷試験については、各試料を72個
ずつ、2気圧(相対湿度100%)、温度121℃にて
直流電圧を16V印加した条件で行い、250時間経過
するまでに絶縁抵抗(R)が106Ω以下になった試料
を故障品と判定した。
【0045】また、内部電極の近傍に存在するSiを含
む界面層の存在については、EPMAで分析を行った。
以上の評価の結果を表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】10-11MPa以下の酸素濃度で焼成した
試料番号1−1と1−2の試料については、Siを含む
界面層の存在は認められなかったのに対して、10-10
MPa以上の酸素濃度で焼成した試料番号1−3、1−
4および1−5については、図1〜4に示すようなSi
と希土類元素、Mn、Ni、Co、Mgの酸化物を含む
界面層の存在が内部電極の近傍で認められた。また、そ
れは積層体の両主平面に最も近い内部電極と、それ以外
の内部電極の縁端部分とにおいて顕著に見られた。しか
し、試料番号1−5の試料については、内部電極の過酸
化によってクラックが入り、コンデンサとしての評価に
値しなかった。
【0048】耐熱衝撃性と耐湿負荷試験については、S
iを含む界面層の存在が認められなかった試料番号1−
1と1−2の試料については不良が発生したのに対し
て、Siを含む界面層の存在が認められた試料番号1−
3と1−4の試料については、不良は全く発生しなかっ
た。
【0049】以上のような結果より、上記Siを含む界
面層の存在が耐熱衝撃性や耐湿負荷試験時の信頼性に効
果があることが明らかである。
【0050】なお、酸素濃度が比較的高い条件で焼成し
た場合にこのような層を生成させることができるが、層
の生成には、なるべく温度の高い領域において酸素濃度
を高くすることが効果的である。
【0051】また、上記Siを含む界面層は、焼成時に
生成させたものに限定されるものではなく、焼成後の熱
処理によって生成させたものであっても何ら問題は無
い。
【0052】(実施例2)まず、出発原料として種々の
純度のTiCl4とBa(NO32とを準備して秤量し
た後、蓚酸により蓚酸チタニルバリウム(BaTiO
(C24)・4H2O)として沈澱させ、この沈澱物を
1000℃以上の温度で加熱分解させてBa/Tiモル
比1.0のチタン酸バリウム(BaTiO3)を合成し
た。
【0053】次に、純度99%以上のHo23、Co2
3、BaCO3、MnCO3、MgO、SiO2を準備し
た。これらの原料粉末を96.5BaTiO3+1.5
Ho23+2.0Co23(モル%)となるように配合
し、配合した主成分100モル%に対して、BaOを
0.5モル%、MnOを1.5モル%、MgOを2.0
モル%、SiO2を2.0モル%添加した後、ポリビニ
ルブチラール系バインダー及びエタノール等の有機溶剤
を加えて、ボールミルにより湿式混合し、セラミックス
ラリーを調製した。しかる後、セラミックスラリーをド
クターブレード法によりシート成形し、厚み11μmの
矩形のグリーンシートを得た。
【0054】次に、上記セラミックグリーンシート上
に、Niを主体とする導電ペーストをスクリーン印刷
し、内部電極を構成するための導電ペースト層を形成し
た。
【0055】導電ペースト層を形成したセラミックグリ
ーンシートを、導電ペーストを引き出した側が互い違い
となるように複数枚積層し、積層体を得た。この積層体
をN2雰囲気中にて350℃の温度に加熱し、バインダ
を燃焼させた後、H2−N2−H2Oガスからなる還元性
雰囲気中において表2に示す条件で焼成し、セラミック
積層体を得た。なお、焼成は1300℃で2時間保持
し、昇温速度と冷却速度はともに200℃/hとした。
【0056】焼成後、セラミック積層体の両端面に銀ペ
ーストを塗布し、N2雰囲気中において600℃の温度
で焼き付け、内部電極と電気的に接続した外部電極を形
成した。
【0057】この後、外部電極上にNiメッキ被膜を形
成し、さらにこの被膜の上に半田メッキ被膜を形成し
た。
【0058】上記のようにして得た積層セラミックコン
デンサの外形寸法は、幅;1.6mm、長さ;3.2m
m、厚さ;1.2mmであり、内部電極間に介在される
誘電体セラミック層の厚みは6μmで、有効誘電体セラ
ミック層の総数は150層である。
【0059】耐熱衝撃試験については、各試料を50個
ずつ、300℃及び325℃に設定した半田槽にピンセ
ットではさんだ試料を2〜3秒浸漬することにより行っ
た。この試料を樹脂で固めた後に研磨し、顕微鏡でクラ
ックの有無を検査した。
【0060】耐湿負荷試験については、各試料を72個
ずつ、2気圧(相対湿度100%)、温度121℃にて
直流電圧を16V印加した条件で行い、250時間経過
するまでに絶縁抵抗(R)が106Ω以下になった試料
を故障品と判定した。
【0061】また、内部電極の近傍に存在するSiを含
む界面層の存在については、EPMAで分析を行った。
以上の評価の結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】10-11MPa以下の酸素濃度で焼成した
試料番号2−1と2−2の試料については、Siを含む
界面層の存在は認められなかったのに対して、10-10
MPa以上の酸素濃度で焼成した試料番号2−3、2−
4および2−5については、図1〜4に示すようなSi
と希土類元素、Mn、Ni、Co、Mgの酸化物を含む
界面層の存在が認められた。また、それは積層体の両主
平面に最も近い内部電極と、それ以外の内部電極の縁端
部分とにおいて顕著に見られた。しかし、試料番号2−
5の試料については、内部電極の過酸化によってクラッ
クが入り、コンデンサとしての評価に値しなかった。
【0064】耐熱衝撃性と耐湿負荷試験については、S
iを含む界面層の存在が認められなかった試料番号2−
1と2−2の試料については不良が発生したのに対し
て、Siを含む界面層の存在が認められた試料番号2−
3と2−4の試料については、不良は全く発生しなかっ
た。
【0065】以上のような結果より、上記の層の存在が
耐熱衝撃性や耐湿負荷試験時の信頼性に効果があること
が明らかである。
【0066】なお、酸素濃度が比較的高い条件で焼成し
た場合にこのような層を生成させることができるが、層
の生成には、なるべく温度の高い領域において酸素濃度
を高くすることが効果的である。
【0067】また、上記Siを含む界面層は、焼成時に
生成させたものに限定されるものではなく、焼成後の熱
処理によって生成させたものであっても何ら問題は無
い。
【0068】(実施例3)実施例1と同じ誘電体セラミ
ック組成物の主成分に、実施例1と同じSiO2を含有
する酸化物ガラスを誘電体セラミック組成物100wt
%に対して1.0wt%添加した試料と酸化物ガラスを
添加しない試料の2種類を準備し、実施例1と同様の方
法で積層セラミックコンデンサを作製した。なお、焼成
は、表1に示した試料番号1−4と等しい酸素濃度で行
い、焼成温度は、酸化物ガラスを添加した試料は130
0℃で行ったのに対して、無添加の試料は焼結不足を補
うために1380℃で焼成を行った。
【0069】耐熱衝撃試験については、各試料を50個
ずつ、300℃及び325℃に設定した半田槽にピンセ
ットではさんだ試料を2〜3秒浸漬することにより行っ
た。この試料を樹脂で固めた後に研磨し、顕微鏡でクラ
ックの有無を検査した。
【0070】耐湿負荷試験については、各試料を72個
ずつ、2気圧(相対湿度100%)、温度121℃にて
直流電圧を16V印加した条件で行い、250時間経過
するまでに絶縁抵抗(R)が106Ω以下になった試料
を故障品と判定した。
【0071】また、内部電極の近傍に存在するSiを含
む界面層の存在については、EPMAで分析を行った。
以上の評価の結果を表3に示す。
【0072】
【表3】
【0073】酸化物ガラスを添加した試料番号3−1の
試料については、図1〜図4に示すようなSiと希土類
元素、Mn、Ni、Co、Mgの酸化物を含む界面層の
存在が認められたのに対して、酸化物ガラスを添加しな
かった試料番号3−2の試料については、Siを含む界
面層の存在は認められなかった。
【0074】耐熱衝撃性と耐湿負荷試験については、S
iを含む界面層の存在が認められた試料番号3−1の試
料については不良発生しなかったのに対して、Siを含
む界面層の存在が認められなかった試料番号3−2の試
料については、耐熱衝撃性、耐湿負荷試験ともに不良が
発生した。
【0075】以上のような結果より、上記の層の存在が
耐熱衝撃性や耐湿負荷試験時の信頼性に効果があること
が明らかである。
【0076】なお、酸素濃度が比較的高い条件で焼成し
た場合にこのような層を生成させることができるが、層
の生成には、なるべく温度の高い領域において酸素濃度
を高くすることが効果的である。
【0077】また、上記Siを含む界面層は、焼成時に
生成させたものに限定されるものではなく、焼成後の熱
処理によって生成させたものであっても何ら問題は無
い。
【0078】
【発明の効果】本発明の積層セラミックコンデンサ及び
その製造方法を用いれば、卑金属の内部電極と誘電体セ
ラミックス層との界面の近傍にSiを含む界面層が存在
するので、従来のものに比べて耐熱衝撃性と耐湿負荷特
性に優れた特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である積層セラミックコンデ
ンサの断面図。
【図2】本発明の一実施例である積層セラミックコンデ
ンサの断面図。
【図3】本発明の一実施例である積層セラミックコンデ
ンサの断面図。
【図4】本発明の一実施例である積層セラミックコンデ
ンサの断面図。
【符号の説明】
1 積層セラミックコンデンサ 2 誘電体セラミック層 2a 内部電極を有しない誘電体セラミック層 2b 内部電極を有する誘電体セラミック層 3 セラミック積層体 4 内部電極 5 外部電極 6 メッキ第1層 7 メッキ第2層 8 Siを含む界面層 8a 第1層 8b 第2層

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の誘電体セラミック層と、 それぞれの端縁が前記誘電体セラミック層の両端面に露
    出するように前記誘電体セラミック層間に形成された複
    数の内部電極と、 露出した前記内部電極に電気的に接続されるように設け
    られた外部電極とを含む積層セラミックコンデンサにお
    いて、 前記内部電極が卑金属で構成されており、前記内部電極
    の近傍にSiの酸化物層を形成したことを特徴とする積
    層セラミックコンデンサ。
  2. 【請求項2】 複数の誘電体セラミック層と、 それぞれの端縁が前記誘電体セラミック層の両端面に露
    出するように前記誘電体セラミック層間に形成された複
    数の内部電極と、 露出した前記内部電極に電気的に接続されるように設け
    られた外部電極とを含む積層セラミックコンデンサにお
    いて、 前記内部電極が卑金属で構成されており、前記内部電極
    の近傍にSiの酸化物と、前記誘電体セラミック層およ
    び前記内部電極に含まれる組成のうち少なくとも1種類
    との化合物層を形成したことを特徴とする積層セラミッ
    クコンデンサ。
  3. 【請求項3】 前記卑金属がNiあるいはNi合金であ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の積
    層セラミックコンデンサ。
  4. 【請求項4】 前記誘電体セラミック層の組成のうち少
    なくとも1種類はSiの酸化物であることを特徴とする
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の積層セラミッ
    クコンデンサ。
  5. 【請求項5】 チタン酸バリウムを含む主成分と、Mg
    Oからなる副成分と、Li2O−(TiO2・SiO2
    −Al23を主成分とする酸化物ガラスとを含むセラミ
    ックグリーンシートを用意する工程と、金属Mからなる
    内部電極が形成されたセラミックグリーンシートを用意
    する工程と、前記内部電極が形成されたセラミックグリ
    ーンシートを複数枚積層する工程と、前記金属MのM/
    MOの平衡酸素分圧近傍において前記積層されたセラミ
    ックグリーンシートを焼成する工程と、前記積層体の両
    端面に外部電極を形成する工程とを備えていることを特
    徴とする積層セラミックコンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 チタン酸バリウムを含む主成分と、Mg
    O及びSiO2からなる副成分とを含むセラミックグリ
    ーンシートを用意する工程と、金属Mからなる内部電極
    が形成されたセラミックグリーンシートを用意する工程
    と、前記内部電極が形成されたセラミックグリーンシー
    トを複数枚積層する工程と、前記金属MのM/MOの平
    衡酸素分圧近傍において前記積層されたセラミックグリ
    ーンシートを焼成する工程と、前記積層体の両端面に外
    部電極を形成する工程とを備えていることを特徴とする
    積層セラミックコンデンサの製造方法。
  7. 【請求項7】 M/MOの酸素分圧は、10-a-3〜10
    -aMPa(ただし、10-aはMの平衡酸素分圧)の範囲
    内であることを特徴とする請求項6に記載の積層セラミ
    ックコンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記金属MはNiであることを特徴とす
    る請求項5から請求項7のいずれかに記載の積層セラミ
    ックコンデンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 Ni/NiOの酸素分圧は、1300℃
    において10-10MPa〜10-8MPaの範囲内である
    ことを特徴とする請求項8に記載の積層セラミックコン
    デンサの製造方法。
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