JPH10315545A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10315545A
JPH10315545A JP32910897A JP32910897A JPH10315545A JP H10315545 A JPH10315545 A JP H10315545A JP 32910897 A JP32910897 A JP 32910897A JP 32910897 A JP32910897 A JP 32910897A JP H10315545 A JPH10315545 A JP H10315545A
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image forming
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陽治 伯耆
Koichi Kobayashi
耕一 小林
Koji Uchimura
広治 内村
Morihisa Kawahara
盛久 川原
Tsutomu Nagatomi
勉 永富
Takafumi Nakayasu
啓文 中安
Hiroyuki Kaneda
裕之 金田
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岳男 小島
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和裕 玉田
Akihisa Soda
彰久 曽田
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/50Picture reproducers
    • H04N1/506Reproducing the colour component signals picture-sequentially, e.g. with reproducing heads spaced apart from one another in the subscanning direction

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静電記録ユニットに発光アレイを用いたフル
カラー印刷について、簡単な位置ずれ検出によって高精
度の位置ずれ補正を実現する。 【解決手段】 記録紙の搬送ベルトに沿ってK,C,
M,Yの静電記録ユニットを配置したタンデム型の印刷
装置につき、位置ずれ検出部により黒(K)画像を基準
画像として他のC,M,Yの静電記録ユニットの画像の
位置ずれ情報を相対的に検出する。位置ずれ補正部は、
検出された位置ずれ検出情報に基づいて、基準画像Kに
対し他のカラー成分の画像C,M,Yの位置ずれをなく
すように相対的に補正する。位置ずれ補正部は、画像メ
モリに画素データを展開する際に副走査方向に2つに分
解して高解像度画素データに変換する。LEDアレイ
は、副走査方向に媒体送りの1/2画素ピッチに同期し
てLED素子を配置して第1及び第2スキャンラインを
形成しており、副走査方向の印字分解能を主走査方向に
対し2倍にして位置補正の印字精度を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真記録の印
刷機能を備えた複数の静電記録ユニットによる異なるカ
ラー画像の重ね合せ転写によりフルカラーの画像を印刷
する画像形成装置に関し、特に、着脱自在な複数の静電
記録ユニットの相互間のカラー画像の位置ずれを検出し
て補正する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録を用いたカラー画像
形成装置は、黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)
及びイエロー(Y)の4色の静電記録ユニットを、記録
紙の搬送方向にタンデム配置している。4色の静電記録
ユニットは、感光ドラムを画像データに基づいて光学的
に走査して潜像を形成し、この潜像を現像器のカラート
ナーによって現像した後に、一定速度で搬送される記録
紙上に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)の順番に重ね合せて転写し、最終的
に定着器を通して加熱定着等を行う。
【0003】イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)及び黒(K)の静電記録ユニットは、カラートナ
ーがなくなった場合に、ユニット全体又はユニットの一
部を交換する必要がある。このため静電記録ユニット
は、装置カバーを開いた状態で簡単に着脱できる構造を
備えている。一方、YMCKの静電記録ユニットを記録
紙の搬送方向にタンデム配置した構造のカラー画像形成
装置にあっては、カラー印刷の品質を高めるためには、
移動する記録紙上に各静電記録ユニットで転写するトナ
ー像の位置ずれを低減して色合せの精度を高めなければ
ならない。例えば記録紙上での主走査方向(搬送方向に
直交する方向)及び副走査方向(記録紙搬送方向)の解
像度を、それぞれ600dpiとすると、画素ピッチは
約42μmとなり、例えば位置ずれを42μm以下に抑
える必要がある。
【0004】しかしながら、従来のタンデム型のカラー
画像形成装置にあっては、YMCKの静電記録ユニット
を着脱自在に設けているため、固定設置した場合に比べ
位置ずれが大きく、機械的な加工精度や組付け精度によ
って位置ずれを42μm以下に抑えた色合せ精度を実現
することは困難であった。この問題を解決するため例え
ば特開昭8−85236号にあっては、転写ベルト上の
矩形コーナの4箇所にテストパターンのレジストマーク
を転写し、このレジストマークをCCDで読取り、予め
設定した装置の絶対基準座標に対するレジストマークの
検出座標に位置ずれ量を検出し、レーザ走査装置に対す
る画像データの出力時に、出力座標位置を検出したずれ
量に基づいて補正している。
【0005】しかし、このような従来の位置ずれ検出と
位置ずれ補正にあっては、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及び黒(K)の全ての静電記録ユ
ニットについて、絶対座標に対するレジストマークの位
置ずれの検出を必要とし、しかもレジストマークの検出
にCCDを使用しているために、位置ずれ検出の処理に
時間がかかると共にハードウェア料が増加し、コストア
ップを招いている。
【0006】また従来装置は、レーザビームを走査して
感光ドラムに潜像を形成するレーザ走査装置を静電記録
ユニットに使用しており、このため、各ユニットの位置
ずれ量が大きくとも、レーザ走査装置は比較的容易に絶
対座標で決まる位置に補正するビーム走査ができる。し
かし、近年にあっては、装置の小型化とコストダウンの
ために、レーザ走査装置に代わりに微小な発光素子を主
走査方向に多数配列した発光アレイを使用した静電記録
ユニットが提案されている。
【0007】このような発光アレイを使用した静電記録
ユニットは、感光ドラムに対するビームの照射位置がア
レイ素子の物理的な位置で1対1に決まっており、レー
ザ走査装置のように、位置ずれ補正のためにビームの走
査位置を変更することが困難である。このため発光アレ
イを機械的に調整可能とすることで、位置ずれを補正す
ることも考えられるが、位置ずれを42μm以下に抑え
るような調整は機械的に困難である。このため発光アレ
イを用いたカラー画像形成装置にあっては、例えば30
0μmといった大きな位置ずれを起しており、カラー成
分の重ね合わせによる十分な印刷品質が実現できない問
題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、静電記録ユニットに発光アレイを用
いた画像形成装置について、簡単な位置ずれ検出によっ
て高精度の位置ずれ補正が実現できるようにした画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明になる画像形成装置は、一定速度で搬
送されるベルト上に記録紙を吸着して搬送する搬送機
構、記録紙搬送方向に配列され感光ドラムの光学的な走
査で画像データに応じた潜像を形成して異なるカラーの
トナー成分で現像した後にベルト上の記録紙に転写する
複数の静電記録ユニットを備える。
【0010】このようなタンデム型の画像形成装置につ
き本発明にあっては、図1(A)のように、複数の静電
記録ユニットのいずれか1つのカラー画像を基準画像と
して、他の静電記録ユニットのカラー画像の位置ずれに
関する情報を相対的に検出する位置ずれ検出部116
と、基準画像の静電記録ユニットを除く他の複数の静電
記録ユニットに対し位置ずれ検出部116で検出された
位置ずれ検出情報に基づいて、基準画像に対し他のカラ
ー成分の画像の位置ずれをなくすように相対的に補正す
る位置ずれ補正部124を設けたことを特徴とする。
【0011】例えば複数の静電記録ユニットは、黒
(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー
(Y)(以下、単にK,C,M,Yという)のユニット
であり、Kの静電記録ユニットの黒色画像を基準画像と
して、C,M,Yの静電記録ユニットのカラー画像の位
置ずれに関する情報を相対的に検出して補正する。この
ようなK画像を基準とした他のC画像、M画像及びY画
像の相対的な位置ずれの検出と補正により、4つのカラ
ー成分の1つを基準に残り3つのカラー成分の位置ずれ
検出で済むことから、装置の絶対的な基準座標に対し4
つのカラー成分の位置ずれを検出する場合に比べ、位置
ずれ検出の処理とハードウェアが簡単になり、コントダ
ウンできる。
【0012】位置ずれ検出部116は、図1(B)のよ
うに、複数の静電記録ユニットによりベルト12上に各
カラー成分のレジストマーク150を順番に転写した後
にセンサ30により光学的に検出し、基準画像の基準レ
ジストマーク150に対する他のカラー成分のレジスト
マーク150の位置ずれを検出する。この場合、位置ず
れ検出部116は、最もコントラストの強いカラー成分
の静電記録ユニットにより基準レジストマーク150を
印字して他のカラー成分の静電記録ユニットによるレジ
ストマーク150の位置ずれ情報を検出する。具体的に
は、K(黒)の静電記録ユニットの黒色レジストマーク
150を基準レジストマーク150として、C,M,Y
の各静電記録ユニットによるレジストマーク150の位
置ずれを検出する。
【0013】位置ずれ検出部116でベルト12上に転
写するレジストマーク150の形状は、記録紙搬送方向
に直交する主走査方向の第1直線と、第1直線の一端に
連結して主走査方向及び記録紙搬送方向に直交する副走
査方向のいずれに対しても傾斜した第2直線とからなる
略楔形をもつ。位置ずれ検出部116は、ベルト12上
の記録紙搬送方向に直交する主走査方向の走査始端側と
走査終端側の2ケ所に前記レジストマーク150を転写
し、副走査方向で基準レジストマーク150の第1直線
を検出してから他のカラー成分レジストマーク150の
第1直線を検出するまでの時間を計測し、この計測時間
から位置ずれがないときの基準時間を差し引いて副走査
方向のずれ量Δyを検出する。
【0014】また、副走査方向で前記基準レジストマー
ク150の水平な第1の直線を検出してから斜めの第2
直線を検出するまでの第1の時間を計測し、他のカラー
成分レジストマークの水平な第1の直線を検出してから
斜めの第2の直線を検出するまでの第2の時間を計測
し、前記第1及び第2の時間の差から主走査方向のずれ
量Δxを検出する。
【0015】位置ずれ検出部116によりベルト12上
に転写するレジストマーク150の寸法条件は、レジス
トマーク150の記録紙搬送方向に直交する主走査方向
の第1直線に対する第2直線の交差角をθ、ベルト12
の搬送速度をv[mm/秒]、前記センサの検出精度を
S[μm]、センサ30の検出信号のサンプリング周期
をT[秒]とした場合、前記公差角θを TAN θ≦(v・T/S) を満足する値に設定する。
【0016】またレジストマーク150の記録紙搬送方
向に直交する主走査方向の第1直線に対する第2直線の
交差角をθ、ベルト12の搬送速度をv[mm/秒]、
前記第1直線の主走査方向の許容ずれを幅W[mm]、
1つのレジストマーク150の副走査方向の印刷に許容
される時間をτ[秒]とした場合、交差角θを TAN θ≦(v・τ/W) を満足する値に設定する。
【0017】位置ずれ検出部116は、レジストマーク
150を各カラー成分に分けて副走査方向に複数連続し
て転写し、複数のレジストマーク150毎に検出したず
れ量から平均値を算出する。これによって位置ずれの検
出精度がさらに向上する。位置ずれ検出部116は、ベ
ルト上に転写するレジストマークのパターンをビットマ
ップパターンとして記憶してもよいが、メモリ容量を節
減するためレジストマーク150のパターン情報をベク
トルデータとして保存し、レジストマーク150の印刷
時に画素データに展開して静電記録ユニットにより前記
ベルト12上に転写することが望ましい。
【0018】位置ずれ検出部116により検出する位置
ずれ検出情報は、基準画像に対する検出対象となる主走
査線の位置ずれ量、傾き量、主走査方向で線幅とする。
即ち、位置ずれ検出部116は、位置ずれ情報として、
基準画像の主走査線を基準とし、検出対象画像の主走査
線の始端の主走査方向のずれ量Δxと副走査方向のずれ
量Δy、主走査線の傾きを表わす終端の副走査方向の偏
位量(スキュー量)Δz、及び主走査線の線幅の倍率K
を検出する。
【0019】位置ずれ補正部124は、上位装置から転
送された画像データを画素データに展開して画像メモリ
82に展開する際に、位置ずれ検出部116からの位置
ずれ検出情報に基づいて、印刷時に対象画像の基準画像
に対するずれを補正するように、書込アドレスを修正す
る。書込アドレスの具体的な補正として位置ずれ補正部
124は、主走査方向のずれ量Δx、副走査方向のずれ
量Δy、副走査方向の偏位量(スキュー量)Δzから、
主走査線上の各画素位置における副走査方向のずれ量を
演算し、各ずれ量を相殺する逆方向の位置に副走査方向
の書込アドレスを補正して画像メモリ82に画素データ
を書込む。
【0020】更に、本発明になる画像形成装置で使用す
る静電記録ユニットの各々は、感光ドラム上に画素デー
タの階調値に応じた光学的な書込みにより静電潜像を形
成すると共に、主走査方向の解像度に対し副走査方向の
解像度を高くした光学書込ユニットを有する。位置ずれ
補正部124は、この光学書込ユニットによる階調値と
高解像度の書込みを利用して位置ずれを補正した印字を
行う。
【0021】即ち、光学書込ユニットは、複数の発光素
子(発光セグメント)を主走査方向に1画素ピッチで複
数配列した書込アレイ36を有し、副走査方向での記録
媒体の1/n画素ピッチ毎の移動に同期した書込アレイ
の第1スキャン〜第nスキャンの時分割による発光駆動
で1画素を書込む。この書込アレイ36に対応して位置
ずれ補正部124は、図1(C)のように、画像メモリ
82に画素データを展開する際に、画素データを副走査
方向で2つに分解した高解像度画素データに変換して格
納する。同時に位置ずれ補正部124は、高解像度画素
データについて主走査方向のずれ量Δx、副走査方向の
ずれ量Δy、副走査方向の偏位量(スキュー量)Δzか
ら、主走査方向の各画素位置の副走査方向のずれ量を演
算し、該ずれ量を相殺する逆方向の位置に補正する。
【0022】そして、記録媒体の副走査方向での1/n
画素ピッチの移動に同期してn個の補正済みの高解像度
画素データを順次読み出し、書込アレイを時分割により
発光駆動して1画素を書込ませる。位置ずれ補正部12
4で、画素データを副走査方向に1/n画素ピッチのn
個の高解像度画素データに変換する際の階調値は、分解
した高解像度画素データが、位置ずれ補正によるシフト
で1画素の境界に位置するか否かで異なる。
【0023】即ち、位置ずれ補正部124は、画像メモ
リ82に位置ずれ補正された高解像度画素データを展開
する際に、副走査方向に1/n画素ピッチに分解された
n個の高解像度画素データが画素境界に位置するか否か
を判定する。画素境界に位置しない場合は、分解したn
個の高解像度画素データについて以前の階調値をそのま
ま第1スキャン目の階調値として記憶する。これに対し
画素境界に位置する場合は、分解したn個の高解像度画
素データについて階調値を第1スキャン目〜第nスキャ
ン目の階調値に分けて格納する。
【0024】このような高解像度画素データの階調値の
生成に対し光学書込ユニットは、画像メモリから読み出
した副走査方向に分解した1画素分の高解像度画素デー
タが第1スキャン目のみの階調値を有する場合は、副走
査方向に1/n画素ピッチとなる1画素の第1スキャン
〜第nスキャンの各タイミングで同じ階調値に応じて書
込アレイの発光素子を時分割で発光駆動する。
【0025】これに対し画像メモリから読み出した副走
査方向に分解した1画素分の高解像度画素データが第1
スキャン目の階調値〜第nスキャン目の階調値を有する
場合(画素境界に位置する場合)は、先行する1画素の
n番目の1/n周期の第nスキャンのタイミングで書込
アレイの発光素子を第1スキャン目の階調値に応じて発
光駆動し、後続する1画素の2番目の1/n周期の第n
−1スキャン目のタイミングで書込アレイの発光素子を
第2スキャン目の階調値に応じて発光駆動し、…、後続
する1画素の1番目の1/n周期の第1スキャン目のタ
イミングで書込アレイの発光素子を第nスキャン目の階
調値に応じて発光駆動する。
【0026】このため画像メモリの補正済みの高解像度
画素データによる印字により、副走査方向で解像度を2
倍にした印字結果が得られ、感光ドラムに対し光学的な
記録位置が物理的に固定された書込アレイを使用した印
字であっても、基準画像に対し対象画像を高精度で位置
ずれ補正できる。特に走査ラインが基準ラインに対し斜
めとなる位置ずれを起した場合の位置ずれ補正の精度を
向上できる。
【0027】光学書込ユニットの書込アレイ36は、主
走査方向に1画素ピッチでLEDチップを複数配列した
LEDアレイである。光学書込ユニットは、LEDアレ
イにより副走査方向の印字解像度を主走査方向の解像度
の整数倍(n倍)、例えば2倍又は3倍とする。例え
ば、主副走査方向の印字解像度は600dpiであり、
これに対し副走査方向の印字解像度を2倍の1200d
pi又は3倍の1800dpiとする。光学記録ユニッ
トの発光駆動部は、書込アレイの各発光素子の発光周期
の間に、階調値に応じた回数でパルス発光して感光ドラ
ムに生成する潜像の深さを制御する。
【0028】主走査方向の線幅が基準幅に対し異なって
いる場合、基準幅に合致させるため、主走査方向で画素
データを圧縮又は伸張する補正を行う。即ち、位置ずれ
補正部124は、対象画像の主走査方向の線幅Lを基準
画像の主走査方向の線幅L0で除した倍率K(=L/L
0)の逆数を、主走査方向の所定の画素数Nに乗じて縮
小又は拡大した補正画素数(N/K)を求め、この補正
画素数(N/K)の各画素アドレスに主走査方向で圧縮
又は伸張した画素データの階調値を書込む。
【0029】具体的に説明すると、位置ずれ補正部12
4は、補正前の画素データの印字結果に対し倍率Kの逆
数を乗じて主走査方向に縮小又は拡大した補正印字結果
を求め、この補正印字結果を、主走査方向の所定の画素
数Nに対象画像の主走査方向の線幅の倍率Kの逆数を乗
じて縮小又は拡大した補正画素数(N/K)の各々の位
置でサンプリングして、線幅補正後の各画素毎の階調値
を生成する。
【0030】本発明になる画像形成装置の装置構成とし
ては、装置本体はエンジン部とコントローラ部で構成さ
れ、エンジン部に前記複数の静電記録ユニット、位置ず
れ検出部116を設け、コントローラ部に位置ずれ補正
部124を設ける。この場合、コントローラ部に設けら
れた位置ずれ補正部124は、外部の上位装置から転送
された画像データを画像メモリに画素データとして展開
する際に、エンジン部の位置ずれ検出部116から供給
された位置ずれ検出情報に基づいて位置ずれ補正を行
う。
【0031】またコントローラ部に設けられた位置ずれ
補正部124は、画像メモリの画像データを読み出して
エンジン部に出力する際に、出力経路の途中に設けたバ
ッファメモリに展開し、このバッファメモリ上でエンジ
ン部の位置ずれ検出部116から供給された位置ずれ検
出情報に基づいて位置ずれ補正を行うようにしてもよ
い。
【0032】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.第1実施例の装置の構造 2.ハードウェア構成と機能 3.位置ずれ検出 4.位置ずれ補正 5.線幅の補正 6.第2〜第4実施例の説明 1.第1実施例の装置の構造 図2は本発明になる画像形成装置の第1実施例の内部構
造を説明する図である。装置本体10の内部には記録媒
体例えば記録用紙を搬送させるための搬送ベルトユニッ
ト11が設けられ、搬送ベルトユニット11には過透性
の誘電体材料、例えば適当な合成樹脂材料から作られた
無端ベルト12を回動自在に備える。無端ベルト12は
4つのローラ22−1,22−2,22−3,22−4
の回りに掛け渡される。搬送ベルトユニット11は装置
本体10に対し着脱自在に装着されている。
【0033】ローラ22−1は駆動ローラとして機能
し、駆動ローラ22−1は駆動機構(図示せず)により
無端ベルト12を矢印で示す時計回りに一定速度で走行
駆動する。また駆動ローラ22−1は、無端ベルト12
から電荷を除去するAC除去ローラとしても機能する。
ローラ22−2は自由動ローラとして機能し、自由動ロ
ーラ22−2は無端ベルト12に電荷を与える帯電ロー
ラとしても機能する。
【0034】ローラ22−3,22−4は共にガイドロ
ーラとして機能し、駆動ローラ22−1及び従動ローラ
22−2に近接して配置される。従動ローラ22−2と
駆動ローラ22−1の間の無端ベルト12の上側走行部
は、記録紙の移動経路を形成する。記録紙はホッパ14
に蓄積されており、ピックアップローラ16によりホッ
パ14の最上部の記録紙から1枚ずつ繰り出され、記録
紙ガイド通路18を通って一対の記録紙送りローラ20
により無端ベルト12の従動ローラ22−2側からベル
トA側の記録紙移動経路に導入され、記録紙移動経路を
通過した記録紙は駆動ローラ22−1から排出される。
【0035】無端ベルト12は従動ローラ22−2によ
り帯電されるため、記録紙が従動ローラ22−2側から
記録紙移動経路に導入されたとき無端ベルト12に静電
的に吸着され、移動中の記録紙の位置ずれが防止され
る。一方、排出側の駆動ローラ22−1は除電ローラと
して機能するため、無端ベルト12は駆動ローラ22−
1に接する部分において電荷が除去される。このため記
録紙は駆動ローラ22−1を通過する際に電荷が除去さ
れ、ベルト下部に巻き込まれることなく無端ベルト12
から容易に剥離されて排出される。
【0036】装置本体10内にはY,M,C,Kの4台
の静電記録ユニット24−1,24−2,24−3,2
4−4が設けられ、無端ベルト12の従動ローラ22−
2と駆動ローラ22−1との間に規定されるベルト上側
の記録紙移動経路に沿って、上流から下流側に向かって
Y,M,C,Kの順番に直列に配置されたタンデム構造
を有する。
【0037】静電記録ユニット24−1〜24−4は、
現像剤としてイエロートナー成分(Y)、マゼンタトナ
ー成分(M)、シアントナー成分(C)、及びブラック
トナー成分(B)を使用する点が相違し、それ以外の構
造は同じである。このため静電記録ユニット24−1〜
24−4は、無端ベルト12の上側の記録紙移動経路に
沿って移動する記録紙上にイエロートナー像、マゼンタ
トナー像、シアントナー像及びブラックトナー像を順次
重ねて転写記録し、フルカラーのトナー像を形成する。
【0038】図3は図2の静電記録ユニット24−1〜
24−4の1つを取り出して示す断面図である。静電記
録ユニット24は感光ドラム32を備え、記録動作時に
感光ドラム32は時計回りに回転駆動される。感光ドラ
ム32の上方には例えばコロナ帯電器あるいはスコロト
ロン帯電器等として構成された前帯電器34が配置さ
れ、前帯電器34により感光ドラム32の回転表面は一
様な電荷で帯電される。
【0039】感光ドラム32の帯電領域には光学書込ユ
ニットとして機能するLEDアレイ36が配置され、L
EDアレイ36のスキャニングで出射された光によって
静電潜像が書き込まれる。即ち、LEDアレイ36の主
走査方向に配列された発光素子は、コンピュータやワー
ドプロセッサ等から印刷情報として提供される画像デー
タから展開した画素データ(ドットデータ)の階調値に
基づいて駆動され、このため静電潜像はドットイメージ
として書き込まれる。
【0040】感光ドラム32に書き込まれた静電潜像
は、感光ドラム20の上方に配置されている現像器40
により所定の色トナーによる帯電トナー像として静電的
に現像される。感光ドラム20の帯電トナー像は、下方
に位置した導電性転写ローラ42によって記録紙に静電
的に転写される。即ち静電性転写ローラ42は、無端ベ
ルト12を介して感光ドラム32との間に微小な隙間を
介して配置され、無端ベルト12により搬送される記録
紙に帯電トナー像とは逆極性の電荷を与え、これにより
感光ドラム32上の帯電トナー像は記録紙上に静電的に
転写される。
【0041】転写プロセスを経て感光ドラム32の表面
には、記録紙に転写されずに残った残留トナーが付着し
ている。この残留トナーは感光ドラム32に対し、記録
紙移動経路の下流側に設けられたトナー清浄器43によ
り除去される。除去された残留トナーはスクリューコン
ベア38により現像器40に戻され、再度現像トナーと
して使用される。
【0042】再び図2を参照するに、記録紙は無端ベル
ト12の従動ローラ22−2から駆動ローラ22−1の
間の記録紙移動経路を通過する際に、静電記録ユニット
24−1〜24−4によってY,M,C,Kの4色のト
ナー像の重ね合せによる転写を受けてフルカラー像が形
成され、駆動ローラ22−1側からヒートローラ型熱定
着装置26に向かって送り出され、フルカラー像の記録
用紙に対する熱定着が行われる。熱定着が済んだ記録用
紙は、ガイドローラを通過して装置本体の上部に設けら
れたスタッカ28に配置されて集積される。
【0043】搬送ベルト10の無端ベルト12の下側の
ベルト面に対しては、ベルト移動方向に直交する方向に
一対のセンサ30−1,30−2が設置されており、図
2の状態では手前のセンサ30−1のみが見える。この
センサ30−1,30−2は、本実施例による位置ずれ
検出の際に無端ベルト12上に転写した位置ずれ検出の
ためのレジストマークを光学的に読み取るために使用さ
れる。
【0044】図4は図2の装置本体10の内部に設けて
いる搬送ベルトユニット11の取出状態と、搬送ベルト
ユニット11に設けている静電記録ユニット24−1〜
24−4の着脱構造を説明する図である。まず装置本体
10の上部には、左側を支点に開閉自在なカバー54が
設けられている。装置本体10内にはフレーム55が配
置され、フレーム55の上部2箇所にピン56を配置し
ている。
【0045】これに対し上部に取り出して示している搬
送ベルトユニット11の側面には、装置本体10側のフ
レーム55に相対するフレーム58が設けられ、フレー
ム58のピン56に相対する位置にはピン穴が開けられ
ている。このため、カバー54を開いて搬送ベルトユニ
ット11を上方に引き上げることで、装置本体10側の
ピン56から上方に抜き出すことができる。
【0046】搬送ベルトユニット11に装着された静電
記録ユニット24−1〜24−4は、側面両側に配置し
ている取付板51の上部に開いた取付溝52に対し、静
電記録ユニット24−1〜24−4の側面に装着したピ
ン50を嵌め入れることで取り付けている。取付溝52
は、上部のV字型に開いた部分に続いて下側にピン50
と同程度の幅を持つストレート溝を形成しており、ピン
50を取付溝52に合わせて下側に押し込むことで、搬
送ベルトユニット11上の所定位置に正確に位置決めで
きる。また現像記録ユニット24−1〜24−4にトナ
ーを補給したり保守を行いたい場合には、例えば静電記
録ユニット24−3のように、上方に引き上げることで
容易に外すことができる。 2.ハードウェア構成と機能 図5は本実施例における画像形成装置のハードウェア構
成を示すブロック図である。本実施例のハードウェア
は、エンジン部60とコントローラ部62で構成され
る。エンジン部60には、図2に示した搬送ベルトユニ
ット11、静電記録ユニット24−1〜24−4等の印
刷機構部の制御動作を行うメカニカルコントローラ64
が設けられている。
【0047】メカニカルコントローラ64に対しては、
本実施例における位置ずれ検出処理を実行するセンサ処
理用MPU66が設けられる。センサ処理用MPU66
に対しては、無端ベルト12の下部に設置している一対
のセンサ30−1,30−2からの検出信号がADコン
バータ68−1,68−2を介して入力されている。メ
カニカルコントローラ64は、エンジン部コネクタ70
を介してコントローラ62側と接続される。なお、エン
ジン部60に設けた印刷機構は、無端ベルト12とY,
M,C,Kの各静電記録ユニットに設けているLEDア
レイ36−1,36−2,36−3,36−4を取り出
して示している。
【0048】コントローラ部62にはコントローラ用M
PU72が設けられる。コントローラ用MPU72に対
しては、インタフェース処理部74及びコントロール部
コネクタ76を介して上位装置としての例えばパーソナ
ルコンピュータ92が接続される。パーソナルコンピュ
ータ92は、任意のアプリケーションプログラム94か
ら提供されるカラー画像データを印刷処理するためのド
ライバ96を備え、ドライバ96をパソコン部コネクタ
98を介してコントローラ部62のコントロール部コネ
クタ76に接続している。
【0049】コントローラ部62のコントロール用MP
U72には、パーソナルコンピュータ92から転送され
たY,M,C,Kの各画像データを画素データ(ドット
データ)に展開して格納する画像メモリ82−1,82
−2,82−3,82−4が設けられる。一方、コント
ローラ用MPU72は、インタフェース処理部78及び
コントローラ部コネクタ80を介してエンジン部60に
接続され、エンジン部60側で検出された位置ずれ情報
をインタフェース処理部78で受信し、画像メモリ82
−1〜82−4に展開された各画像の画素データを対象
に位置ずれ補正を行うことができる。
【0050】コントローラMPU72は、画像メモリ8
2−1〜82−4に各カラー画素データを展開する際
に、アドレス指定を行うためアドレス指定部84を備え
る。アドレス指定部84に続いては、アドレス変換部8
6が設けられる。アドレス変換部86は、インタフェー
ス処理部78を介してエンジン部60側から提供された
位置ずれ情報に基づき、位置ずれ補正のためのアドレス
変換を行う。
【0051】画像メモリ82−1〜82−4に続いては
解像度変換部88が設けられる。解像度変換部88には
Y,M,C,Kに対応してバッファメモリ90−1,9
0−2,90−3,90−4が設けられている。解像度
変換部88は、画像メモリ82−1〜82−4から読み
出した位置ずれ補正済みの画素データをLEDアレイ3
6−1〜36−4における副走査方向(用紙搬送方向)
で分解して2つの高分解能画素データに変換する。
【0052】例えば、画像メモリ82−1〜82−4で
展開された際の分解能が主走査方向600dpi、副走
査方向600dpiであったとすると、解像度変換部8
0において主走査方向は600dpiであるが、副走査
方向については1200dpiの高解像度画素データに
変換される。この副走査方向で2倍となる高解像度画素
データへの変換により、エンジン部60で走査線が斜め
となったときの位置ずれ補正における印字精度を高める
ことができる。尚、n=2に限定されず、例えばn=3
であれば、副走査方向については1800dpiの高解
像度画素データへの変換が行われる。
【0053】図6は図5のエンジン部60側に設けてい
るセンサ30−1,30−2の1つを取り出して、その
一実施形態を示す説明図である。センサ30は無端ベル
ト12に対し入射角θ1の方向に発光素子100を配置
し、発光素子100からの光を結像レンズ102で集光
して無端ベルト12上にビームスポットを結像してい
る。このビームスポットに対する出射角θ2の方向に
は、集光レンズ104、スリット105を介して受光素
子106が配置される。
【0054】ここで発光素子100の入射角θ1と受光
素子106の出射角θ2は、例えば45°〜75°の範
囲で最適な反射光量が得られるように決める。このセン
サ30は、静電記録ユニットにより無端ベルト12上に
転写された位置ずれ検出のためのレジストマーク150
を光学的に検出する。即ち、レジストマーク150がな
いベルト面の位置にあっては、発光素子100からの入
射光は十分に反射されて受光素子106に入射し、受光
素子106からの受光信号は規定レベル以上となってい
る。無端ベルト12の移動によりレジストマーク150
が検出位置に至ると、レジストマーク150は微小なト
ナー成分であることから入射光が乱反射し、受光素子1
06に対する反射光量が低下し、このときの受光素子1
06からの受光信号のレベル低下によってレジストマー
ク150を検出することができる。
【0055】図7は図5のコントローラ部60に設けた
解像度変換部88を示すブロック図である。解像度変換
部88にはY,M,C,Kごとに図示のようにバッファ
メモリ90、インタフェース部110、アドレス指定部
112及び変換制御部114が設けられる。インタフェ
ース部110には、図5の画像メモリ82−1〜82−
4側からの位置ずれ補正済みの画素データが入力され
る。
【0056】変換制御部114には、図5のコントロー
ラ部62に設けたインタフェース処理部78を経由し
て、エンジン部60側で検出された位置ずれ情報に基づ
く位置ずれ補正データが供給される。バッファメモリ9
0は、エンジン部60におけるLEDアレイ36−1〜
36−4の用紙搬送方向に直交する方向を主走査方向
x、用紙搬送方向を副走査方向yとすると、副走査方向
yの1画素を2つに分解して2画素とした高分解能画素
データに変換する。
【0057】このバッファメモリ90上に対する解像度
変換により、例えば主走査方向xが600dpi、副走
査方向yが同じく600dpiであった画素データは、
主走査方向xについては600dpiと同じであるが、
副走査方向yについては2倍の1200dpiの高解像
度に変換される。バッファメモリ90から1画素を分解
した2つの高解像度画素データを読み出して第1スキャ
ンライン目と第2スキャンライン目の時分割発光による
書込記録が行われることになる。
【0058】この解像度変換部88における高解像度画
素データへの変換と、高解像度画素データを用いたエン
ジン部60における記録書込みの詳細は、後の説明で更
に明らかにされる。図8は図5のハードウェア構成で実
現される本実施例における画像形成装置の機能ブロック
図である。図8において本実施例における画像形成装置
は、位置ずれ検出部116と位置ずれ補正部124の2
つの機能を基本的に有する。位置ずれ検出部116とし
ての機能は、図5のエンジン部60に設けたセンサ処理
用MPU60で実現される。また位置ずれ補正部124
としての機能は、図5のコントローラ部62に設けたM
PU72により実現される。
【0059】位置ずれ検出部116に対しては、図5の
エンジン部60の無端ベルト12の下側に設けているセ
ンサ30−1,30−2の検出信号が与えられている。
位置ずれ検出部116には、レジストパターン書込部1
18、位置ずれ演算部120及び位置ずれ情報格納部1
22が設けられる。レジストパターン書込部118は、
位置ずれ検出の際にLED駆動部130を経由してY,
M,C,Kの各LEDアレイ36−1〜36−4によ
り、無端ベルト12上に位置ずれ検出のためのレジスト
パターンの書込みを行わせる。
【0060】この位置ずれ検出のためのレジストパター
ンは、無端ベルト12の搬送方向に直交する主走査方向
における走査範囲の始端と終端側の2箇所に転写され、
それぞれセンサ30−1,30−2で検出される。本実
施例における位置ずれ検出にあっては、Y,M,C,K
の4色の内、最もコントラストが強いKの印刷画像を基
準画像とし、このK基準画像に対するYMCの各印刷画
像の位置ずれを検出する。
【0061】具体的には、レジストパターン書込部11
8には後の説明で明らかにするパターン形状を持ったレ
ジストマークの印字情報が保持されており、このレジス
トマーク印字情報を使用して例えばY,M,C,KのL
EDアレイ36−1〜36−4の並列駆動で無端ベルト
上に1または複数のレジストマークを転写する。レジス
トパターン書込部118で保持するレジストマークの情
報は、ビットマップパターンで持ってもよいが、ベクト
ル情報として持ち、LED駆動部130でビットマップ
データに展開して書込記録することが望ましい。位置ず
れ演算部118は、センサ30−1,30−2により検
出されたY,M,C,Kの4色のレジストマークの検出
情報に基づき、コントラストが最も強いK(黒)レジス
トマークを基準とした他のY,M,Cのレジストマーク
の位置ずれ情報を演算する。
【0062】位置ずれ演算部120で求める位置ずれ情
報としては、Kの主走査方向の走査線を基準とした対象
画像の主走査方向の走査線の始端位置における主走査方
向のずれ量Δx、同じく始端位置における副走査方向の
ずれ量Δy、走査線終端における傾きを示す副走査方向
の変移量(スキュー量)Δz、及びK主方向走査線の基
準幅Lに対する対象走査線の検出幅Lの倍率K(=L/
L0)である。
【0063】このように位置ずれ演算部120で算出さ
れた位置ずれ情報は、位置ずれ情報格納部122に格納
される。位置ずれ情報格納部122に格納される位置ず
れ情報はKを基準としていることから、Kの位置ずれ情
報は全て0であり、従ってKの位置ずれ情報は必要では
なく、残りのY,M,Cの3つの位置ずれ情報を格納す
ることになる。
【0064】位置ずれ補正部124は、位置ずれ補正情
報格納部126とアドレス変換部128を備える。位置
ずれ補正情報格納部126には、位置ずれ検出部116
で検出された位置ずれ情報格納部122のY,M,Cの
それぞれの位置ずれ情報に基づいた位置ずれ補正情報が
格納される。アドレス変換部128は、位置ずれ補正情
報格納部126に格納された位置ずれ補正情報に基づ
き、画像メモリ82−1〜82−4に画素データを展開
する際の位置ずれ補正のためのアドレス変換を行う。こ
のアドレス変換部128の機能は、図5のコントローラ
部62にあっては、専用のアドレス変換部86を設ける
ことで実現している。
【0065】アドレス変換部128による位置ずれ補正
のためのアドレス変換は、K画像メモリ82−4につい
ての画素データの展開については不要であり、残りの
Y,M,Cの画像メモリ82−1〜82−3のそれぞれ
に対し画素データを展開の際に位置ずれ補正のためのア
ドレス変換を行う。またアドレス変換部128による位
置ずれ補正のためのアドレス変換は、位置ずれ検出部1
16で検出された位置ずれ情報の全てについて行うので
はなく、位置ずれ情報の値が予め定めた閾値を越えた情
報についてのみ行う。例えば600bpiの画素ピッチ
は約42μmであることから、42μm以上の位置ずれ
について補正する。
【0066】更に位置ずれ補正部124は、位置ずれ補
正が済んだY,M,C,Kの画像メモリ82−1〜82
−4から画素データを読み出してLED駆動部130に
より書込駆動する際に、データ転送経路の途中に設けて
いる解像度変換部88−1〜88−4による解像度変換
処理の制御も行う。この解像度変換処理は、副走査方向
yで1画素を分解して2つの高解像度画素データに変換
し、各高解像度データの階調値を生成する。
【0067】このため図8の機能ブロックにあっては、
解像度変換部88−1〜88−4を位置ずれ補正部12
4から切り離して設けているが、位置ずれ補正部124
に含めてもよいことはもちろんである。ただ実際の装置
構成上は、専用の解像度変換部としての回路モジュール
を設けることが望ましい。図9は図8の機能を備えた本
実施例における画像形成装置における印刷処理動作の全
体的なフローチャートである。まず装置の電源を投入す
ると、ステップS1で、予め定めた初期化処理が行わ
れ、この初期化処理の中にステップS2の位置ずれ検出
処理がある。ステップS2の位置ずれ検出処理が済む
と、ステップS3で上位のパーソナルコンピュータから
の印刷要求の有無をチェックしいる。
【0068】印刷要求があるとステップS4に進み、パ
ーソナルコンピュータから転送されてくる画像データを
画像メモリに展開する際に、ステップS4で位置ずれ補
正処理を実行する。この位置ずれ補正処理には、図8の
アドレス変換部128による位置ずれ補正と解像度変換
部88−1〜88−4による解像度変換処理が含まれ
る。
【0069】続いてステップS5でエンジン部60側の
印刷準備完了を待って、ステップS6でエンジン部60
による印刷処理を実行する。また処理中にステップS7
で色ずれ調整処理の指示があるか否かチェックしてお
り、もし色ずれ調整処理の指示があれば、ステップS2
に戻って、電源投入時の立ち上げ時と同様な位置ずれ検
出処理を再度行う。
【0070】ステップS7の色ずれ調整指示としては、
オペレータによるマニュアル指示あるいは上位のパーソ
ナルコンピュータからのコマンドによる指示がある。更
に位置ずれはエンジン部60に設けている静電記録ユニ
ットの機械的な要因に起因し、装置内の環境温度により
変動することする。そこで、電源投入時からの経過時間
を監視し、予め設定されたタイムスケジュールに従った
時間に達するごとに自動的にステップS2の位置ずれ検
出処理を行うこともできる。この場合のタイムスケジュ
ールは、電源投入直後は装置内の温度変動が大きいこと
から位置ずれ検出処理の実行時間間隔は短く、電源投入
からの経過時間が長くなるにつれて位置ずれ検出の処理
間隔を長くすればよい。 3.位置ずれ検出 図10は、図8の位置ずれ検出部116によるコントラ
ストの最も強いK(黒)画像を基準とした他のY,M,
Cの各対象画像の位置ずれ検出の原理説明図である。
【0071】図10において、用紙搬送方向に直交する
AT4用紙幅134を持つ黒の印刷ラインを基準印刷ラ
イン132とする。この基準印刷ライン132に対し、
印字された対象印刷ライン130は、Kの静電記録ユニ
ットに対する対象印刷ラインの静電記録ユニットの機械
的な位置ずれ等に起因して、理想印刷ライン148に対
し位置ずれを起こしている。
【0072】この理想印刷ライン148に対する対象印
刷ライン140の位置ずれは、始点142の主走査方向
の位置ずれ量Δx、同じく始点142の副走査方向の位
置ずれ量Δy、更に終点144の副走査方向のずれ量で
定義されるラインの傾きを表わす偏位量(スキュー量)
Δzの3つの要素で定義することができる。ここで理想
印刷ライン148とは、K(黒)の基準印刷ライン13
2に対し平行で且つ用紙幅134も一致した印刷ライン
である。したがって理想印刷ライン148に対する主走
査方向位置ずれ量Δx、副走査方向位置ずれ量Δy及び
偏位量Δzは、Kの基準印刷ライン132に対するずれ
量を意味する。
【0073】更に本実施例にあっては、基準印刷ライン
132の用紙幅134に対する対象印刷ライン140の
線幅の倍率Kも位置ずれ量の1つとして検出する。図1
0の位置ずれ情報の検出は、図11のように無端ベルト
12の主走査方向の始端側と終端側の2箇所にレジスト
マークを転写し、これをセンサ30−1,30−2で検
出することによって求める。
【0074】図11にあっては、用紙搬送方向の上流側
から、黒用レジストマーク150K、シアン用レジスト
マーク150C、マゼンタ用レジストマーク150M、
イエロー用レジストマーク150Yを一定間隔で転写し
ている。このレジストマークは図12のように、主走査
方向の第1直線154と、第1直線154に対し所定の
傾斜角θで配置した第2直線156で構成される。即ち
第2直線156は、主走査方向及び副走査方向のいずれ
に対しても傾きをもった直線である。また第1直線15
4と第2直線156は一端で連結しているが、若干離れ
ていても問題はない。
【0075】このレジストマーク150における第1直
線154及び第2直線156のサイズは、図6に示した
センサ30で読取可能であればよい。また第1直線15
4と第2直線156の交差角θは、例えば図12にあっ
ては、無端ベルトの搬送速度をv[mm/秒]、センサ
の検出精度をS[μm]、センサの検出信号のADコン
バータによるサンプリング周期をT[秒]とした場合、 tanθ≦(v×T/S) を満足した値に設定されている。
【0076】図13は本実施例における位置ずれ検出で
使用するレジストマーク130における第1直線154
と第2直線156の他の決定方法を説明する図である。
この場合については、無端ベルトの搬送速度をv[mm
/秒]、第1直線154の主走査方向の許容ずれ幅をW
[μm]、1つのレジストマークの副走査方向の印刷に
許容される時間をτ[秒]とした場合、交差角θは tanθ≦(v×τ/W) を満足した値に設定すればよい。
【0077】また位置ずれ検出に使用するレジストマー
クとしては、図11のように右下側に開いたレジストマ
ーク以外に、図14(A)のように左側に開いたレジス
トマーク158や、図14(B)のようにびたり下側に
開いたレジストマーク160であってもよい。更に実際
の位置ずれ検出にあっては、図15のように、無端ベル
ト12の搬送方向に黒用レジストマーク150K、シア
ン用レジストマーク150C、マゼンタ用レジストマー
ク150M及びイエロー用レジストマーク150Yを複
数連続して転写する。そして、各黒用レジストマーク1
50Kに対するシアン用、マゼンタ用、イエロー用レジ
ストマーク150C、150M、150Yの位置ずれを
演算して平均値を求め、これによってレジストマーク転
写時のバラ付きやノイズ等による検出誤差を抑える。
【0078】図16は図11のレジストマーク150
K,150C,150M,150Yを例えば下側のセン
サ30−1で読み取ったときの転出パルスに基づく位置
ずれ検出を説明するタイムチャートである。図16
(A)は、図11のセンサ30−1によるレジストマー
ク150K,150C,150M,150Yを順次読み
取ったときの位置ずれ無しの場合の検出パルスであり、
センサ30−1の検出ライン152−1に交差するマー
ク検出点が検出パルス170,172,・・・184と
して時刻tk1,tk2,・・・ty2で得られてい
る。
【0079】この場合、黒用レジストマーク150Kに
対する他のシアン用、マゼンタ用、イエロー用レジスト
マーク150C、150M、150Yに位置ずれはない
ことから、黒用レジストマーク150Kの検出パルス1
70,172を基準とした他のレジストマークの検出パ
ルス174,176,・・・184の検出パルスまでの
経過時間は、予め規定した基準時間TH1,TH2,・
・・TH6となっている。
【0080】例えば先頭の黒用レジストマーク150K
の主走査方向の第1直線の検出パルス170に対する次
のシアン用レジストマーク150Cの主走査方向の第1
直線の検出パルス174については、検出時刻tc1と
検出時刻tk1との差(tc1−tk1)で決まる基準
時間TH1となっている。同じくレジストマーク150
K,150Cの斜め方向の第2直線の検出パルス172
と176についても、ずれがないことから基準時間TH
2となっている。
【0081】図16(B)は図11のシアン用レジスト
マーク150Cが、図17に示すように副走査方向にず
れた場合の検出パルスである。図17にあっては、破線
で示す正しい位置のシアン用レジストマーク150Cに
対し、転写したレジストマークはレジストマーク162
Cのように副走査方向にずれている。このため、センサ
の検出走査線152−1上のレジストマーク150Cの
検出点に対応するパルス174,176は、共に検出点
となる検出パルス186,188のようにシフトする。
このため図16(B)のように、位置ずれ無しの時の検
出パルス174,176より早めに検出パルス186,
188が得られる。
【0082】そこで黒の基準パルス170に対するシア
ンの検出パルス186の経過時間T1の差(Tc1−T
k1)を求め、この経過時間T1を基準時間TH1から
引くことで、ずれ時間ΔT1を求める。ここで用紙の搬
送速度をv[mm/秒]とすると、時間差ΔT1にベル
ト移動速度vを掛け合わせることで副走査方向ずれ量Δ
yを求まる。
【0083】図16(C)は、図18のように、位置ず
れのないレジストマーク150Cが主走査方向(右側)
でレジストマーク164Cのようにずれた場合である。
このようにレジストマーク164Cが主走査方向の左側
にずれると、第1直線の検出走査線152−1の交点と
なる検出パルス174,190のタイミングは変わらな
いが、第2直線の交点となる検出パルス176のタイミ
ングが早まって検出パルス192のタイミングとなる。
【0084】そこで図16(C)のように、黒用レジス
トマークの第2直線の検出パルス172に対するC用レ
ジストマークの第2直線の検出パルス192の経過時間
T2を求め、これを基準時間TH2から差し引くこと
で、差時間ΔT2を求めることができる。この差時間Δ
T2にベルト搬送速度v[mm/秒]を掛け合わせる
と、主走査方向ずれ量Δxが求まる。
【0085】また、副走査方向と主走査方向とにずれた
場合には、第1直線には副走査方向のずれだけが影響す
る。しかし、第2直線は、副走査方向のずれと主走査方
向のずれとの両方が影響する。そのため、図17のよう
な主走査方向のずれを検出するためには、まず、第1直
線を利用して、図17で説明したように黒の基準のパル
スに対するシアンの検出パルスの経過時間T1の差(T
C1−TK1)を求め、この経過時間T1を基準時間T
H1から引くことでずれ時間ΔT1を求める。さらに、
時間差T1にベルト搬送速度vを掛け合わせることで副
走査方向のずれ量Δyを求める。
【0086】さらに、第2の直線のずれ量を図18のよ
うな第2直線のずれ量を求めるために、黒用レジストマ
ークの第2直線の検出パルスに対するシアンC用のレジ
ストマークの第2直線の検出パルスの経過時間T2を求
め、これを基準時間TH2から差し引くことで、差時間
ΔT2を求めることができる。この時間差をΔT2にベ
ルト搬送速度vを掛け合わせることで、黒用レジストマ
ークの第2直線に対するシアン用レジストマークの第2
直線のずれ量を求めることができる。
【0087】この第2の直線のずれ量から、先に求めた
第1直線のずれ量を除くことにより、主走査方向のずれ
量を求めることができる。このような黒用レジストマー
ク150Kを基準としたシアン用、マゼンタ用、イエロ
ー用レジストマーク150C,150M,150Yの検
出に基づく副走査方向及び主走査方向のずれ量の検出
を、図11の主走査方向の始端側と終端側のレジストマ
ークのそれぞれについて行うことで、図10の対象印刷
ライン150における始端142の主走査方向及び副走
査方向ずれ量(Δx1,Δy1)と、終端144の主走
査方向及び副走査方向のずれ量(Δx2,Δy2)が求
まる。
【0088】そして例えば始端142のずれ量(Δx
1,Δy1)を主走査方向ずれ量Δx及び副走査方向ず
れ量Δyとし、終端144の主走査方向位置ずれ量Δx
2を対象印刷ライン140の傾きを示す偏位量(スキュ
ー量)Δzとすればよい。更に本実施例にあっては、図
10における黒の基準印刷ライン132と対象印刷ライ
ン140の線幅の倍率Kを位置ずれ情報の1つとして検
出する。
【0089】図19は黒用レジストマーク150Kで決
まる基準の線幅Lkに対し、例えばシアン用レジストマ
ーク150Cで決まる線幅Lcが短かった場合を説明す
る図である。例えば正しい線幅のレジストマーク150
Cに対し、実際のレジストマークがレジストマーク16
0Cのように左側にシフトしていた場合である。このた
め、シアン用の線幅Lcは黒の基準線幅Lkに対してΔ
Lだけ短くなっている。
【0090】実際の印字にあっては、基準線幅Lk及び
検出線幅Lcについて、主走査方向に同じ画素数の書込
記録が行われることから、黒の主走査ラインの画素ピッ
チに対しシアンの主走査ラインの画素ピッチが圧縮され
ていることが分かる。図20は逆にシアン用走査ライン
が黒用走査ラインの線幅Lkより長かった場合を説明す
る図である。例えば終端側のシアン用レジストマーク1
50Cに対し、実際に転写したレジストマークがレジス
トマーク166Cのように右側にシフトしてΔL分だけ
線幅Lcが基準線幅Lkより長かった場合である。この
場合、主走査方向の印字画素数は同じであることから、
シアンの画素ピッチが基準画素ピッチより拡大されてい
ることがわかる。
【0091】このようなレジストマークの転写に基づく
位置ずれ検出により、図8の位置ずれ検出部116に設
けた位置ずれ情報格納部122には、図21のように、
シアン用テーブル122C、マゼンタ用テーブル122
M及びイエロー用テーブル122Yに分けて、それぞれ
の主走査方向位置ずれ量Δx、副走査方向位置ずれ量Δ
y、副走査方向偏位量(スキュー量)Δz及び主走査方
向の線幅の倍率Kが、位置ずれ検出情報として格納され
る。
【0092】このような位置ずれ検出情報が得られる
と、図8の位置ずれ補正部124において位置ずれ補正
情報が作成され、基本的にはアドレス変換部128にお
ける位置ずれ補正のためのアドレス変換による画像メモ
リへの書込みにより位置ずれが補正され、基準となる黒
画像に位置合せされた印刷結果が得られる。図22は位
置ずれ検出情報に基づく画素データの補正と印字の原理
説明図である。
【0093】図10のレジストマークに基づく対象印字
ライン140の位置ずれの検出結果は、図22(A)の
ような主走査方向xと副走査方向yにつき1画素ピッチ
で仕切られたビットマップメモリ空間174での位置ず
れに変換される。図22(A)のビットマップメモリ空
間174にあっては、まず理想印刷ライン148が決ま
っていることから、これに対する実際の転写による対象
印刷ライン140を設定する。
【0094】即ち、主走査方向位置ずれ量Δx、副走査
方向位置ずれ量Δy及び副走査方向偏位量(スキュー
量)Δzを用いて、対象印刷ライン140をビットマッ
プメモリ空間174に設定できる。この対象印刷ライン
140を画素データに変換すると、図22(B)のよう
な位置ずれデータ176−1〜176−3が生成でき
る。
【0095】この図22(B)の位置ずれデータに対
し、図22(C)のような補正データ、即ち図22
(A)の検出対象ライン140を理想印刷ライン148
に対し線対称にマイナス側に反転し、且つ主走査方向の
マイナス側(左側)に主走査方向位置ずれ量Δxだけシ
フトした曲線を、ビットマップメモリ空間174で補正
データ178−1〜178−3に変換したものである。
【0096】この図22(C)の補正データを読み出し
てLEDアレイを発光駆動すると、図22(D)のよう
に、図22(B)の位置ずれが補正されて図22(A)
の理想印刷ライン148に対応する印字結果180を得
ることができる。この図22(A)〜(D)の位置ずれ
データ、補正データ及び印字結果の関係は、説明を簡単
にするため、画像メモリの解像度とLEDアレイの解像
度を同一とした場合である。本実施例における位置ずれ
補正にあっては、図22(A)〜(D)におけるビット
マップ空間174は副走査方向yについて1画素を2画
素に分解して解像度を高めており、副走査方向の解像度
を高めることによって、図22(C)のような補正デー
タで印字した場合の図22(D)の印字結果180にお
ける副走査方向での画素の凹凸を滑らかにするスムージ
ングができる。
【0097】図23は図22(C)の補正データから生
成したシアン用、マゼンタ用、イエロー用補正テーブル
126C,126M,126Yを説明する図であり、こ
のテーブル内容が図8の位置ずれ補正部124に設けて
いる位置ずれ補正情報格納部126に格納されることに
なる。図24は図8の位置ずれ検出部116による位置
ずれ検出処理の処理動作のタイムチャートである。まず
ステップS1で、K,C,M,Yの4色につき、例えば
図15のように、レジストマークをベルト面の始端側と
終端側の2箇所に転写する。続いてステップS2で、一
対のセンサによりレジストマークを検出してレジストマ
ークの水平線分即ち第1直線と斜め成分即ち第2直線の
検出時刻をラッチする。
【0098】次にステップS2で、ラッチした時刻に基
づいて黒の基準レジストマークの主走査方向の第1直線
からの他のY,M,Cの検出時刻との時間差Tを検出す
る。そしてステップS4で、始端と終端の副走査方向の
ずれ量Δy1,Δy2を検出する。ここでステップS
3,S4の演算にあっては、図15のように複数のレジ
ストマークを連続して転写していることから、各レジス
トマークに基づいた検出結果の平均値としてずれ量を検
出する。
【0099】次にステップS5で黒の基準レジストマー
クの斜め方向の第2直線に対する他のY,M,Cの時間
差Tを検出し、ステップS6で始端と終端の主走査方向
のずれ量Δx1,Δx2を検出する。このステップS
5,S6における処理にあっても、図15のように、同
じレジストマークを複数転写していることから平均値と
してずれ量を検出する。
【0100】次にステップS7で、副走査方向の偏位量
Δzを検出し、また主走査方向のライン幅Lを検出す
る。この結果、ステップS7において、位置ずれ補正情
報として図21のように、シアン用、マゼンタ用、イエ
ロー用テーブル122C,122M,122Yが作成で
きる。最終的にステップS8で、検出された対象ライン
を図22のようにビットマップメモリ空間174に設定
し、直線補間によりC,M,Y画像データにおける主走
査方向の画素位置ごとの補正情報、即ち副走査方向のオ
フセット値を作成し、図23のようなシアン用、マゼン
タ用及びイエロー用補正テーブル126C,126M,
126Yを得る。
【0101】尚、図24の位置ずれ検出処理にあって
は、ステップS8で図21のような位置ずれ補正情報ま
でを作成しているが、この位置ずれ補正情報の作成は図
8の位置ずれ補正部124に行わせてもよいが、位置ず
れ補正部116で作成してもよい。 4.位置ずれ補正 図25は図3の静電記録ユニットに設けた感光ドラム3
2に対するLEDアレイ36の配置状態を説明する図で
ある。LEDアレイ36は、発光素子としてのLEDチ
ップ182−1,182−2,・・・182−nを感光
ドラム32の回転方向に直交する主走査方向に複数配列
している。LEDチップ182−1〜182−nのピッ
チ間隔は、主走査方向の分解能を例えば600dpiと
すると、約42μmとなる。
【0102】図26は図25のLEDアレイ36に対す
るLED駆動部130を示すブロック図である。LED
駆動部130に対しては、図7の解像度変換部88に設
けているバッファメモリ90で生成された高解像度画素
データが供給される。バッファメモリ90に対する高解
像度画素データの変換処理は、図27のようになる。図
27(A)は画像メモリ82のメモリ領域の一部であ
り、主走査方向xの1画素領域192ごとに画素データ
を展開しており、副走査方向yについても同じ1画素領
域194となっている。例えば主走査方向xの解像度は
600dpiであり、副走査方向yについても解像度は
同じく600dpiとなっている。
【0103】このような画像メモリ82の画素データに
ついて、解像度変換部88に設けているバッファメモリ
90は、図27(B)のように高解像度画素データに変
換する。バッファメモリ90のメモリ空間は、主走査方
向xについては図27(A)の画像メモリ82と同じ1
画素領域194に1つの画素データを格納した600d
piとなっている。
【0104】これに対し副走査方向yについては、1画
素領域194を第1スキャンデータ領域196と第2ス
キャンデータ領域198の2つに分け、図27(A)の
画像メモリ82から読み出した1つの画素データを2つ
に分解した高解像度画素データとして格納している。こ
のためバッファメモリ90における副走査方向yの解像
度は、画像メモリ82の600dpiの整数倍、例えば
2倍の1200dpiに変換されている。また3倍の1
800dpiに変換してもよい。
【0105】再び図26を参照するに、バッファメモリ
90は図27(B)のような高解像度画素データが展開
されており、その第1スキャンデータ領域196の主走
査方向xの1ライン分の画素データと、第2スキャンデ
ータ領域198の同じく主走査方向xの1ライン分の画
素データを順次読み出して、LED駆動部130に第1
スキャンデータ及び第2スキャンデータとして出力して
いる。
【0106】LED駆動部130には第1レジスタ22
0、第2レジスタ222、セレクタ224、LED発光
駆動回路226が設けられる。第1レジスタ220と第
2レジスタ222には、図25の感光ドラム32の回転
記録面における1/2画素ピッチの移動に同期して、バ
ッファメモリ90より1画素を副走査方向に分解して生
成された第1スキャンデータと第2スキャンデータが順
次格納される。
【0107】セレクタ224は第1レジスタ220と第
2レジスタ222に第1スキャンデータ及び第2スキャ
ンデータが格納された後の次のタイミングで、まず第1
レジスタ220の出力を選択し、LED発光駆動回路2
26に出力してLEDアレイ36の第1スキャン目の発
光駆動による書込みを行う。続いて感光ドラム32の1
/2画素ピッチの移動後のタイミングでセレクタ224
は第2レジスタ222の出力を選択し、第2スキャンデ
ータをLED発光駆動回路226に出力して、LEDア
レイ36による第2スキャン目の発光駆動による書込み
を行う。
【0108】図28は図26のLED駆動部130によ
る時分割による1画素書込みの説明図である。図28
(A)は第1スキャン目の書込動作であり、LEDアレ
イ36は第1スキャンデータの発光駆動による第1スキ
ャン発光パターン206を発生し、感光ドラム32上に
第1スキャン印字領域202で示す潜像書込領域を形成
する。
【0109】続いて図28(B)のように、感光ドラム
32が1/2画素ピッチ移動したタイミングでLED3
6の第2スキャン目の発光駆動が行われ、第2スキャン
発光パターン208が出される。この第2スキャン発光
パターン208により、感光ドラム32上の既に書込み
が済んだ第1スキャン印字領域202に続いて第2スキ
ャン印字領域204の潜像書込みが行われる。このよう
なLEDアレイ36の第1スキャンと第2スキャンの時
分割による書込みで、感光ドラム32上には1画素ピッ
チ幅の1画素印字領域200が形成される。
【0110】本実施例における位置ずれ補正にあって
は、図27(B)のように、バッファメモリ90に展開
して高解像度画素データに変換する際に同時に位置ずれ
補正を施す。図29は高解像度画素データへの変換と同
時に行う位置ずれ補正を説明する。この位置ずれ補正に
あっては、変換後の高解像度画素データについての階調
値の生成処理を伴う。
【0111】図29(A)は印字データの階調値であ
り、主走査方向xについて1ドット目から21ドット目
を例にとっており、階調値Dは例えば最大8階調となっ
ている。図29(B)は位置ずれ補正前の印字データで
あり、図26のバッファメモリ90のメモリ空間に高解
像度画素データに展開して格納した状態であり、主走査
方向xの1画素幅の走査ラインを印字するため、第1ス
キャンデータ領域196と第2スキャンデータ領域19
8に画像メモリからの画素データを2つに分解して高解
像度画素データとして格納している。
【0112】この位置ずれ補正前の印字データを図26
のLED駆動部130に出力して印字結果を得ると、図
29(C)のようになる。この印字結果は、右斜め上に
向かう印字ずれを起こしていることが分かる。図29
(C)のような印字結果における位置ずれは、図8に示
した位置ずれ検出部116によって検出され、図21の
ような主走査方向位置ずれ量Δx、副走査方向位置ずれ
量Δy、副走査方向偏位量(スキュー量)Δz、更に主
走査方向の線幅の倍率Kが得られ、これに基づき図23
の位置ずれ補正テーブルの補正値が求まる。
【0113】図29(D)は、図29(C)の印字結果
の位置ずれを補正するために位置ずれを補正した後の印
字データである。この位置ずれ補正後の印字データは、
主走査方向xの領域216−1,216−2,216−
3について、2つに分解された高解像度画素データが1
画素領域194に収まっている。また主走査方向の領域
218−1,218−2,218−3については、2つ
に分解された高解像度画素データは1画素領域194−
1,194−2,194−3,194−4の境界に存在
している。
【0114】このため、1画素領域194−1〜194
−3に位置している領域216−1〜216−3の高解
像度画素データにあっては、図28(A),(B)に示
したように、図29(A)の階調値Dを使用して第1ス
キャン目と第2スキャン目の発光駆動を行えばよい。こ
れに対し画素境界に位置する領域218−1〜218−
3の高解像度画素データにあっては、先行する1画素領
域の第2スキャン目と後続する画素領域の第1スキャン
目の書込みとなり、図29(A)の階調値はそのまま使
用できない。そこで画素境界に位置する領域218−1
〜218−3については、図30のように階調値を2つ
に分割する。
【0115】図30における補正前の階調データ210
につき、高解像度画素データが画素境界に存在しない領
域216−1〜216−3については、右側の第1スキ
ャン目階調データ212のように同じ階調値を格納す
る。これに対し高解像度画素データが画素境界に位置す
る領域218−1〜218−3については、第1スキャ
ン目の階調データ212と第2スキャン目の階調データ
214に分ける。
【0116】即ち、補正前の階調データ210の階調値
をD、補正後の第1スキャン目階調データ212の階調
値をD1、第2スキャン目階調データ214の階調値を
D2とすると、 D=D1+D2 となるように階調値を分ける。例えば境界画素領域21
8−1に位置する3ドット目の階調値D=5は、D1=
3、D2=2に分けられる。
【0117】図31は図30の階調データの生成処理の
フローチャートである。まずステップS1で主走査方向
の1ドットの階調値を読み込み、ステップS2で副走査
方向の境界画素を含むか否かチェックし、含まなければ
ステップS3に進み、第1スキャン目階調データとして
階調値をそのままセットする。一方、画素境界を含む場
合にはステップS4に進み、階調値を第1スキャン目と
第2スキャン目に分割してセットする。以上の処理をス
テップS5で全ラインの処理が終わるまで繰り返す。
【0118】図32は図29(D)の位置ずれ補正後の
印字データと図30で生成された第1スキャン目階調デ
ータ212及び第2スキャン目階調データ214を用い
た図26のLED駆動部130によるLEDアレイ36
の発光駆動のタイミングチャートである。図32(A)
は主走査方向1ドット目のLEDチップ182−1の発
光駆動のタイミングチャートであり、1画素発光周期を
Tとすると、時刻t1からT/2周期を過ぎた時刻t2
までが第1スキャン目の発光駆動となり、時刻t2から
T/2周期を経過した時刻t3までが第2スキャン目の
発光駆動となる。
【0119】この場合、1ドット目については図29
(D)のように副走査方向に分割された2つの高解像度
画素データは1画素領域194−1に位置しているた
め、図30のように生成された第1スキャン目と第2ス
キャン目階調値(D1,D2)は(1,0)であり、D
1=1に対応してT/2周期の発光期間に最大階調値8
に対応して設定した8回のパルス発光タイミングの先頭
の1パルスの発光を、第1スキャン目と第2スキャン目
の時分割により2回繰り返す。
【0120】図32(B)は主走査方向xの2ドット目
であり、図29(D)のように2ドット目についても高
解像度画素データは画素領域194−1に収まっている
ことから、第1スキャン目の階調値D1=3に基づいて
第1ドット目と同様、時刻t1,t2からの各タイミン
グで階調値D1=3に対応した3回のパルス発光を2回
繰り返す。
【0121】図32(C)は主走査方向の3ドット目で
あり、図29(D)のように3ドット目は1画素領域1
94−1と1画素領域194−2の境界に副走査方向に
分解した2つの高解像度画素データが位置しており、図
30のように第2スキャン目階調値D1=3、第2スキ
ャン目階調値D2=2に分けられている。このため、時
刻t1からT/2周期過ぎた時刻t2のタイミングで第
1スキャン目階調値D=3に対応した3パルスの発光を
2回連続して繰り返す。続いてT/2周期を経過した時
刻t3のタイミングから第2スキャン目の階調値D2=
2に対応した2発光パルスによる発光駆動を2回繰り返
す。
【0122】主走査方向の4ドット目、5ドット目につ
いても、3ドット目と同様、図29(D)において画素
境界に位置することから、3ドット目と同じタイミング
で第1スキャン目階調値D1と第2スキャン目の階調値
D2に対応した発光駆動を行う。図32(D)は主走査
方向の6ドット目であり、6ドット目も図32(C)の
3ドット目と同じ境界に位置していることから、同一タ
イミングで第1スキャン目階調値D=4と第2スキャン
目階調値D2=3に対応した回数のパルス発光を行う。
【0123】図32(E)の主走査方向の7ドット目に
ついては、図29(D)のように次の1画素領域194
−2に高解像度画素データが位置することから、第1ス
キャン目階調値D1=5のみによる第1スキャン目と第
2スキャン目に分けた発光駆動を時分割で行う。図33
は図26のLED駆動部130における図32のタイミ
ングによる発光駆動を行うためのフローチャートであ
る。まずステップS1で、主走査ラインの1画素分の画
素データ、即ち副走査方向に2つに分割された高解像度
画素データを読み込み、ステップS2で画素境界に位置
するか否かチェックする。画素境界に位置していなけれ
ばステップS3に進み、第1レジスタ220と第2レジ
スタ222に第1スキャン目の階調値D1に対応した同
じパルス発光回数をセットする。
【0124】一方、画素境界に位置していた場合にはス
テップS4に進み、第2レジスタ222に第1スキャン
目の階調値D1に対応したパルス発光回数の2倍の回数
をセットすると共に、第1レジスタ220に第2スキャ
ン目の階調値に対応したパルス発光回数の2倍の回数を
セットする。続いてステップS5に進み、副走査方向に
おける1/2画素ピッチの移動に伴う同期パルスを受け
ると、ステップS6で第1レジスタ220をセレクタ2
24で選択してLED発光駆動回路226によりLED
アレイ36を発光駆動し、第1スキャン目の書込みを行
う。
【0125】続いてステップS7で、ステップS5と同
様、副走査方向の1/2画素ピッチの移動に伴う同期パ
ルスを受けると、ステップS8に進み、第2レジスタ2
22をセレクタ224で選択し、LED発光駆動回路2
26によりLEDアレイ36の第2スキャン目の発光駆
動による書込みを行う。そしてステップS9で全ライン
の書込終了を判別するまで、ステップS1からの処理を
繰り返す。
【0126】実際の駆動回路にあっては、ステップS1
〜S4の処理とステップS5〜S8の処理は、副走査方
向の1/2画素ピッチ移動に伴う同期パルスにより並列
的に処理されており、ステップS1〜S4のレジスタ書
込みに対しステップS5〜S8のLEDアレイの発光駆
動は1画素ピッチ分のタイミング遅れをもつことにな
る。
【0127】ここで図5の実施形態にあっては、コント
ローラ部62に設けている画像メモリ82−1〜82−
4からエンジン部60に画素データを読み出して転送す
る経路の途中に設けている解像度処理部88のバッファ
メモリ90−1〜90−4において、高解像度画素デー
タへの変換と位置ずれ補正、更に位置ずれ補正に伴う階
調データの生成を行っているが、パーソナルコンピュー
タ92からの画像データをY,M,C,Aの画像メモリ
82−1〜82−4に画素データとして展開する際に、
高解像度データへの変換、位置ずれ補正及び階調データ
の生成を行うようにしてもよい。 5.線幅の補正 図34は図21の位置ずれ検出情報として得られた主走
査方向の線幅の倍率Kに基づく線幅の補正処理を説明す
る図である。
【0128】図34(A)は補正前の印字データの階調
値Dであり、主走査方向の1ドット目から21ドット目
を取り出しており、図29(A)と同じである。この補
正前の印字データの階調値Dに従った印字結果は、図3
4(B)のような階調値Dのアナログ分布が得られる。
この補正前の印字結果にあっては、図34(A)の例え
ば1ドット目から9ドット目の9ドットに着目すると、
図34(B)の印字結果では10ドットに拡大してい
る。
【0129】このような印字後の主走査方向xの幅の変
化は、LEDアレイの製造上の誤差や光学的な誤差等に
よって生ずる。ここで説明を簡単にするため、図34
(A)の補正前の印字データの9ドットを基準線幅L
0、図34(B)の補正前の印字結果で生じた10ドッ
トを位置ずれ検出で得られた線幅Lとすると、この場合
の線幅の倍率Kは K=L/L0=10/9=1.11 となる。そこで図34(C)のように、線幅の倍率Kを
用いて補正された印字結果を生成する。図34(C)の
補正された印字結果は、図34(B)の印字結果の階調
値のアナログ分布に倍率Kの逆数(1/K)=0.9を
掛けて主走査方向xに圧縮したものである。この倍率K
の逆数を乗じて補正した階調値のアナログ分布につい
て、主走査方向xにおける各画素位置で階調値をサンプ
リングすると、図34(D)のような線幅が補正された
補正後の階調値分布を与える印字データを得ることがで
きる。
【0130】この印字データは、補正前の図34(A)
におけるL0=9ドットがL=8ドットに圧縮されてい
る。このL=8ドットに圧縮された印字データによりL
EDアレイの発光駆動を行うと、倍率Kに従った線幅拡
大による印字が行われる。具体的には、K=1.11と
すると、図34(D)のL=8ドットの印字データの印
字結果はL×K=8.88ドットとなり、図30(A)
の正しいL0=9ドットに対し±1ドットの範囲、例え
ば600dpiの場合には1画素ピッチ=42μmであ
ることから42μm以内の線幅のずれに抑えることがで
きる。
【0131】図34(A)〜(D)にあっては、基準線
幅L0に対し補正前の印字結果Lが拡大している場合を
例にとっているが、逆に補正前の印字結果の線幅L0が
小さくなる場合には、その逆数を掛け合わせることで、
図34(C)の補正後の印字結果は主走査方向yに伸長
した階調値のアナログ分布となり、伸張された補正後の
印字データが得られる。
【0132】図35は本実施例における位置ずれ補正処
理の全体的な処理を示したフローチャートである。まず
ステップS1で黒画像データの受信の有無をチェックし
ており、黒画像データを受信するとステップS2で、位
置ずれ補正の処理を行うことなく黒用画像メモリに画素
データを展開して副走査方向に2ドットに分解する高解
像度化を行う。
【0133】一方、黒以外のY,M,Cのいずれかのカ
ラー画像データであった場合には、ステップS3に進
み、カラー画像データから展開した各画素データの書込
みアドレスを、予め検出されている位置ずれ補正量に応
じて変換し、更に副走査方向に2画素に分解して高解像
度化する。続いてステップS4で、図34に示したよう
に、予め検出されている線幅倍率Kに応じて主走査方向
に圧縮または伸張する。このような処理をステップS5
で全てのカラー画像データの処理が終了するまで繰り返
し、補正処理が終了した後に、図26のLED駆動部1
30による発光書込処理に移行する。
【0134】図35の位置ずれ補正処理は、図5のよう
に画像データをコントローラ部62のY,M,C,K用
の各画像メモリ82−1〜82−4に展開する際に行っ
てもよいし、画像メモリ82−1〜82−4から読み出
してエンジン部60に供給する転送経路の途中に設けた
例えば解像度処理部88のバッファメモリ90−1〜9
0−4上で行ってもよく、ハードウェア構成による処理
場所の制限は特に受けない。またMPUの処理によるソ
フトウェアとしての補正処理でもよいし、専用のファー
ムウェアによる補正処理であってもよいことはもちろん
である。
【0135】尚、本実施例では、ワードプロセッサやパ
ーソナルコンピュータに接続されて使用される画像形成
装置を例にとるものであったが、複数のカラートナーを
タンデム配置された静電記録ユニットを使用して用紙上
に転写する多色静電記録装置であれば、適宜の装置につ
いてそのまま本発明を適用することができる。また本発
明は、実施形態に示した数値による限定は受けない。
6.第2〜第4実施例の説明ところで、プリンタシステ
ムを提供するプリンタメーカは、エンジン部をエンジン
メーカから購入し、コントローラ部に接続してプリンタ
システムを構成することが多い。この場合、プリンタメ
ーカ側からすると、コントローラ部とエンジン部との間
のビデオインタフェースの仕様が各プリンタシステムの
機種で共通又は極力類似していることが望まれる。しか
し、実際には、エンジン部内の露光装置の方式によって
ビデオインタフェースの仕様は異なる。又、印刷の位置
ずれを補正するためには、補正情報をコントローラ部に
フィードバックしなければ補正を行えない。そこで、プ
リンタメーカは、補正機能を備えた専用のコントローラ
部を設計し、開発しなければならない。
【0136】そこで、補正機能をエンジン部に設け、露
光装置の方式に拘らずビデオインタフェースの仕様を共
通化できると共に、コントローラ部の負荷を軽減して、
高品質な画像を印刷可能とする、本発明になる画像形成
装置の第2実施例を次に説明する。図36は、本発明に
なる画像形成装置の第2実施例を示すブロック図であ
る。同図中、図5と実質的に同じ部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図36において、コントロー
ラ部62Aは、コントローラ用MPU72、インタフェ
ース処理部74、インタフェース処理部78A、画像処
理部301、コントロール部コネクタ76及びコントロ
ーラ部コネクタ80からなる。他方、エンジン部60A
は、図5に示すエンジン部60の構成要素に加え、アド
レス指定部84、アドレス変換部86、画像メモリ82
−1〜82−4、バッファメモリ90−1〜90−4を
有する解像度変換部88及び画像展開部311からな
る。又、メカニカルコントローラ64Aがメカニカルコ
ントローラ64の代わりに設けられている。つまり、本
実施例では、第1実施例のコントローラ部62内に設け
られていた画像処理部を、エンジン部60A側に設けて
いる。
【0137】コントローラ部62Aにおいて、インタフ
ェース処理部78Aは、コントロール部コネクタ76、
インタフェース処理部74及びコントローラ用MPU7
2を介して得られるパーソナルコンピュータ92からの
制御情報を、コントローラ部コネクタ80及びエンジン
部コネクタ70を介してエンジン部60Aのメカニカル
コントローラ84Aに供給する。又、印刷終了通知や異
常通知等は、メカニカルコントローラ84Aからエンジ
ン部コネクタ70、コントローラ部コネクタ80及びイ
ンタフェース処理部78Aを介してコントローラ用MP
U72に供給され、コントローラ用MPU72からイン
タフェース処理部74及びコントロール部コネクタ78
を介してパーソナルコンピュータ92に供給される。
【0138】画像処理部301は、パーソナルコンピュ
ータ92からのY,M,C,Kの各画素データを、コン
トロール部コネクタ76、インタフェース処理部74及
びコントローラ用MPU72を介して供給され、コント
ローラ部62Aとエンジン部60Aとの間のビデオイン
タフェースの仕様に合わせたビデオデータフォーマット
に変換する。画像処理部301から出力される画素デー
タは、コントローラ部コネクタ80及びインタフェース
処理部78Aを介して画像展開部311に供給される。
画像展開部311は、コントローラ部62Aから供給さ
れる画素データを、LEDアレイ36−1〜36−4の
駆動方式に合わせたデータフォーマット(配列)に変換
して画像メモリ82−1〜82−4に供給する。コント
ローラ部62Aから供給される画素データがシリアルデ
ータであると、画像メモリ82−1〜82−4に格納す
る前にパラレルデータに変換する必要がある。又、LE
Dアレイ36−1〜36−4の構造によっては、1,
2,3,...,n−2,n−1,nという順序で入来
したデータを、1本のデータ線については1,2,
3,...,n/2とし、他のデータ線についてはn,
n−1,n−2,...,n/2+1という順序に並び
変える必要がある。画像展開部311は、上記の如き画
素データのデータフォーマットの変換を行うために設け
られている。
【0139】尚、静電記録ユニット24−1〜24−4
は、LEDアレイ36−1〜36−4の代わりに、図3
7に示す露光部のように、ポリゴンミラー401により
レーザダイオード400からの単一のレーザビームを走
査させてレンズ系402を介して感光ドラム403に対
して露光を行う構成であっても、図38に示す露光部の
ように、ポリゴンミラー411によりレーザダイオード
410a,410bからの2つのレーザビームを走査さ
せてレンズ系412を介して感光ドラム413に対して
奇数列と偶数列の画素を2つのレーザビームで別々に露
光する構成であっても良い。単一のレーザビームにより
露光を行う場合、パラレルデータをシリアルデータに変
換する必要がある。又、2つのレーザビームにより露光
を行う場合、1本のデータ線のデータを2本のデータ線
のデータに変換したり、パラレルデータを2つのシリア
ルデータに変換したりする必要がある。画像展開部31
1は、これらの場合にも、記録ユニットの駆動方式に合
わせて画素データのデータフォーマットを適切に変換す
ることができる。
【0140】従って、本実施例によれば、位置ずれ補正
及び上記の如き記録ユニットの駆動方式に合わせた画素
データのデータフォーマットの変換をエンジン部60A
側で行うので、コントローラ部62Aとエンジン部60
Aとの間のビデオインタフェースの仕様を、プリンタシ
ステムに拘らず共通又は類似なものとすることができ
る。このため、プリンタメーカは、補正機能を備えた専
用のコントローラ部62Aを設計開発する必要がなく、
又、コントローラ部62Aへの負荷を軽減することがで
きる。
【0141】図39は、本発明になる画像形成装置の第
3実施例を示すブロック図である。同図中、図36と実
質的に同じ部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図39において、エンジン部60Bは、メカニカル
コントローラ64B及び画像処理部321を有する。画
像処理部321は、図40に示す構成を有する。同図
中、図36と実質的に同じ部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。図40では、説明の便宜上、Y,M
の色の処理系のみを示すが、C,Kの色の処理系も同様
の構成を有する。画像処理部321は、画像メモリ82
−1〜82−4(82−1,82−2のみ図示)、解像
度変換部88B及び画像展開部311に加え、各色の処
理系に対して共通に設けられた画像用アドレス指定部8
4a及びマーク用アドレス指定部84bと、Yの処理系
に設けられたY用マークROM331−1、Y用カウン
タ332−1及びEEPROM333−1と、Mの処理
系に設けられたM用マークROM331−2、M用カウ
ンタ332−2及びEEPROM333−2とを有す
る。
【0142】EEPROM333−1,333−2は、
夫々対応する色に対する露光量を補正するための補正値
を格納している。例えばLEDアレイの場合、LEDア
レイを構成する各LEDの特性のバラツキにより、1ラ
インの全域にわたって露光量を一定とすることは非常に
難しい。又、1つ又は2つのレーザビームを用いて露光
を行う場合でも、図37及び図38からもわかるよう
に、ポリゴンミラー401,411から感光ドラム40
3,413までのレーザビームの光路長が1ライン(1
主走査期間)中の位置に応じて異なるため、1ラインの
全域にわたって露光量及び/又はビームスポットの径を
一定とすることは非常に難しい。そこで、露光位置に応
じた補正値を予め求めてEEPROM333−1,33
3−2に格納しておくことにより、メカニカルコントロ
ーラ64Bは、画素データを解像度変換部88Bを介し
て対応する静電記録ユニット24−1,24−2に供給
する際に、1ラインの全域にわたって露光量及び/又は
ビームスポットの径が略一定となるように、補正値に基
づいて画素データを補正することができる。
【0143】尚、1ラインの各露光位置における露光量
及び/又はビームスポットの径は、経時変化や温度変化
によっても変化する場合がある。そこで、経時変化や温
度変化に対する露光位置に応じた補正値を予め求めてE
EPROM333−1,333−2に格納しておいても
良い。この場合、メカニカルコントローラ64Bは、画
素データを解像度変換部88Bを介して対応する静電記
録ユニット24−1,24−2に供給する際に、1ライ
ンの全域にわたって露光量及び/又はビームスポットの
径が略一定となるように、タイマや温度センサ等を含む
センサ群338からの時間情報や温度情報に応じてEE
PROM333−1,333−2から読み出した補正値
に基づいて画素データを補正することができる。
【0144】画像用アドレス指定部84aは、図36に
示すアドレス指定部84と同様に動作して各色の画像デ
ータを画像メモリ82−1〜82−4(82−1,82
−2のみ図示)から読み出すためにアドレスを指定す
る。他方、マーク用アドレス指定部84bは、各色のマ
ークデータをY,M,C及びK用マークROM331−
1〜331−4(331−1,331−2のみ図示)か
ら読み出すためにアドレスを指定する。各色のマークデ
ータは、上記第1実施例と共に説明した如きY,M,C
及びK用レジストマークやY,M,C及びK用テストパ
ターンを示す。
【0145】上記第1実施例のように、各色のマークパ
ターンをコントローラ部62Aを介してエンジン部60
Bに供給する場合には、ジョブ開始時等にコントローラ
部62Aがマークパターンの送出動作を行う必要があ
り、パーソナルコンピュータ92からの画像データのビ
ットマップ展開が遅延される等の弊害が生じる場合もあ
る。これに対し、本実施例では、各色のマークパターン
をエンジン部60B内のY,M,C及びK用マークRO
M331−1〜331−4(331−1,331−2の
み図示)に予め格納しているので、画像データのビット
マップ展開の遅延等を防止することができる。
【0146】又、各色のテストパターンを印刷して障害
を切り分ける場合、エンジン部60B内に障害があるの
かコントローラ部62A内に障害があるのかを判断する
ためには、エンジン部60B単体でテストパターンを印
刷可能であることが望ましい。本実施例では、各色のテ
ストパターンをエンジン部60B内のY,M,C及びK
用マークROM331−1〜331−4(331−1,
331−2のみ図示)に予め格納しているので、テスト
パターンをエンジン部60B単体で印刷したり、コント
ローラ部62Aからエンジン部60Bに供給して印刷し
たりして、障害の切り分けを容易に行うことができる。
【0147】尚、Y,M,C及びK用マークROM33
1−1〜331−4(331−1,331−2のみ図
示)に予め格納しておくデータは、レジストパターン及
びテストパターンに限定されず、ジッタ補正用パターン
や無端ベルト12に付着されるトナー量又はトナー濃度
を検出する際に印刷されるマーク等の固定パターン又は
固定データであっても良い。
【0148】Y,M,C及びK用カウンタ332−1〜
332−4(332−1,332−2のみ図示)は、夫
々対応する色について、露光量の総和、画像濃度の総
和、LEDアレイのLEDの点灯回数の総和、又はこれ
らと相関性のある値を、画像データに基づいてカウント
し、カウント値を対応するEEPROM333−1〜3
33−4(333−1,333−2のみ図示)に格納す
る。これにより、メカニカルコントローラ64Bは、使
用状況に応じた静電記録ユニットの露光部やLEDアレ
イの劣化やトナー消費量に基づいて、露光量の補正値を
予測して、補正値に基づいて上記と同様に画素データを
補正することができる。尚、予測した露光量の補正値
は、EEPROM333−1〜333−4(333−
1,333−2のみ図示)に格納しても良い。又、静電
記録ユニットの露光部、LEDアレイやトナーの交換時
には、パーソナルコンピュータ92からリセット指示を
送り、EEPROM333−1〜333−4(333−
1,333−2のみ図示)に格納されたカウント値をリ
セットすることができる。
【0149】EEPROM333−1〜333−4(3
33−1,333−2のみ図示)に格納されたカウント
値のリセットは、静電記録ユニットの露光部、LEDア
レイやトナーの交換時にエンジン部60B側に設けられ
たスイッチの出力に応答して行っても良い。図40で
は、静電記録ユニットの露光部、LEDアレイやトナー
補給時に操作されるスイッチからなるスイッチ群339
の出力がメカニカルコントローラ64Bに供給される。
尚、スイッチ群339のスイッチは、静電記録ユニット
等が着脱される際に自動的にオン/オフしてカウント値
のリセットを指示する構成であっても良い。
【0150】図41は、本発明になる画像形成装置の第
4実施例の要部を示すブロック図である。同図中、図3
6と実質的に同じ部分には同一符号を付し、その説明は
省略する。図41において、画像展開部311Cは、大
略色分解部411と、Y,M,C及びK用展開部412
−1〜412−4と、露光量演算部413−1〜413
−4とからなる。つまり、図36に示す画像展開部31
1の構成要素に加え、画像展開部311Cは露光量演算
部413−1〜413−4を更に有する。色分解部41
1は、コントローラ部62Aから得られる画像データを
各色の画像データに分解し、対応するY,M,C及びK
用展開部412−1〜412−4に供給する。Y,M,
C及びK用展開部412−1〜412−4は、夫々対応
するY,M,C及びKの画像データをドットデータ(画
素データ)に展開し、LEDアレイのLEDのオン/オ
フデータを対応する画像メモリ82−1〜82−4に格
納する。又、露光量演算部413−1〜413−4は、
対応するY,M,C及びK用展開部412−1〜412
−4から得られる画素データの露光量に対して演算処理
を行い、露光量データを対応する画像メモリ82−1〜
82−4に格納する。露光量演算部413−1〜413
−4は、例えば1ドット(1画素)強調処理等を行うた
めの演算処理を画素データの露光量に対して行う。これ
により、エンジン部60Aに起因する画質劣化要素を1
ドット強調処理等により補正することができる。
【0151】図42は、露光量演算部413−1〜41
3−4が行う演算処理の一実施例を示すフローチャート
である。露光量演算部413−1〜413−4は、本実
施例では例えば少なくとも1つのCPU等から構成さ
れ、図42に示す演算処理を行う。例えば露光量演算部
413−4によりKによる1ドット強調処理を行うもの
とすると、同図中、ステップS301は、点(i,j−
1)のドット(画素)は点灯するか否かを判定する。こ
こで、iは対応するK用展開部412−4から得られる
画素データで表される画像のxy座標におけるx座標を
示し、jは画像のxy座標におけるy座標を示す。ステ
ップS301の判定結果がNOであると、ステップS3
02は、点(i,j+1)のドットは点灯するか否かを
判定する。ステップS302の判定結果がNOである
と、ステップS303は、点(i−1,j)のドットは
点灯するか否かを判定する。ステップS303の判定結
果がNOであると、ステップS304は、点(i+1,
j)のドットは点灯するか否かを判定する。
【0152】ステップS304の判定結果がNOである
と、ステップS305は、点(i,j)のドットの光量
をLHに設定し、処理はステップS307に進む。他
方、ステップS301〜S304のいずれかの判定結果
がYESであると、ステップS306は、点(i,j)
のドットの光量をLL(LL<LH)に設定し、処理は
ステップS307に進む。ステップS307は、i及び
jが夫々最大値であるか否かを判定し、判定結果がNO
であると、処理はステップS301へ戻る。又、ステッ
プS307の判定結果がYESであると、処理は終了す
る。
【0153】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、記録用紙の搬送方向に配置された複数の静電記録ユ
ニットのいずれかのカラー画像を基準画像として他の静
電記録ユニットのカラー画像の位置ずれに関する情報を
相対的に検出し、この検出結果に基づいて基準画像に合
致するように他のカラー成分の画像の位置ずれを相対的
に補正していることから、例えばY,M,C,Kの静電
記録ユニットにあっては、コントラストの最も強いK
(黒)を基準とした他のY,M,Cの3つのカラー成分
の位置ずれ検出と補正で済み、装置の基準画像に対し全
カラー成分の位置ずれを検出して補正する場合に比べ、
ハードウェア量及び処理手順が簡単となり、画像形成装
置としての大幅なコストダウンが実現できる。
【0154】また本発明にあっては、画像データを画素
データに展開する際に副走査方向での解像度を2倍とす
る高解像度画素データに変換し、記録時に副走査方向で
時分割によるハーフスキャンで書き込むため、位置ずれ
補正のため主走査方向に対し斜めとなった補正画素デー
タの書込時の印字結果の凹凸を副走査方向の高解像度に
よりスムージングすることができ、走査ラインが黒の基
準ラインに対し斜めとなる位置ずれを起こした場合の位
置ずれ補正精度を大幅に向上できる。
【0155】更に、位置ずれ補正及び記録ユニットの駆
動方式に合わせた画素データのデータフォーマットの変
換をエンジン部側で行えば、コントローラ部とエンジン
部との間のビデオインタフェースの仕様を、プリンタシ
ステムに拘らず共通又は類似なものとすることができ、
プリンタメーカは、補正機能を備えた専用のコントロー
ラ部を設計開発する必要がなく、又、コントローラ部へ
の負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1実施例における装置本体内部構造の説明図
である。
【図3】図2の静電記録ユニットの断面図である。
【図4】図2の搬送ベルトユニット及び静電記録ユニッ
トの取外し状態の説明図である。
【図5】第1実施例のハードウェア構成のブロック図で
ある。
【図6】ベルト転写のレジストマークを検出するセンサ
の説明図である。
【図7】図5の解像度変換部のブロック図である。
【図8】第1実施例の処理機能のブロック図である。
【図9】第1実施例による全体的な印刷処理のフローチ
ャートである。
【図10】位置ずれ検出の原理説明図である。
【図11】位置ずれ検出に使用するベルト転写のレジス
トマークの説明図である。
【図12】レジストマークの形状と形状を決める条件の
説明図である。
【図13】レジストマークの形状を決める他の条件の説
明図である。
【図14】レジストマークの他の形状の説明図である。
【図15】YMCKの各レジストマークをベルト上に転
写した説明図である。
【図16】センサによるレジストマーク検出パルスのタ
イムチャートである。
【図17】副走査方向に位置ずれを起したレジストマー
クの説明図である。
【図18】主走査方向に位置ずれを起したレジストマー
クの説明図だる。
【図19】主走査方向の線幅が縮小したレジストマーク
の説明図である。
【図20】主走査方向の線幅が拡大したレジストマーク
の説明図である。
【図21】位置ずれ検出情報を格納したテーブルの説明
図である。
【図22】第1実施例における位置ずれ検出結果に基づ
く補正処理の原理説明図である。
【図23】位置ずれ検出情報から生成された位置ずれ補
正テーブルの説明図である。
【図24】第1実施例における位置ずれ検出処理のフロ
ーチャートである。
【図25】静電記録ユニットの感光ドラムとLEDアレ
イの説明図である。
【図26】図5のLED駆動部のブロック図である。
【図27】副走査方向での画素データを高解像度とする
メモリ展開の説明図である。
【図28】図27の高解像度画素データを用いた時分割
による書込走査の説明図である。
【図29】高解像度画素データを対象とした位置ずれ補
正の説明図である。
【図30】高解像度画素データに変換する際の階調デー
タの変換処理の説明図である。
【図31】図30の階調分割処理のフローチャートであ
る。
【図32】図30の補正済み高解像度画素データと図3
1の処理済み階調データを用いた図26のLED駆動部
によるLEDアレイの発光制御のタイミングチャートで
ある。
【図33】図32の発光制御のフローチャートである。
【図34】線幅倍率に基づく補正処理の説明図である。
【図35】第1実施例における位置ずれ補正状態の全体
的なフローチャートである。
【図36】本発明になる画像形成装置の第2実施例を示
すブロック図である。
【図37】1つのレーザビームを用いて露光を行う場合
を説明する図である。
【図38】2つのレーザビームを用いて露光を行う場合
を説明する図である。
【図39】本発明になる画像形成装置の第3実施例を示
すブロック図である。
【図40】エンジン部の画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図41】本発明になる画像形成装置の第4実施例の要
部を示すブロック図である。
【図42】露光量演算部が行う演算処理の一実施例を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 装置本体 11 搬送ベルトユニット 12 無端ベルト 14 ホッパ 16 ピックアップローラ 18 記録紙ガイド通路 20 記録紙送りローラ 22−1〜22−4 ローラ 24,24−1〜24−4 静電記録ユニット 26 ヒートローラ型定着装置 28 スタッカ 30,30−1,30−2 センサ 32 感光ドラム 34 前帯電器 36 LEDアレイ 38 スクリューコンベア 40 現像器 42 導電性転写ローラ 44 現像剤保持容器 48 パドルローラ 50,56 ピン 51 固定板 52 取付溝 55,58 フレーム 60,60A,60B エンジン部 62,62A コントローラ部 64,64A,64B メカニカルコントローラ 66 センサ処理用MPU 68−1,68−2 ADコンバータ 70 エンジン部コネクタ 72 コントローラ用MPU 74,78,78A インタフェース処理部 76,80 コントローラ部コネクタ 82,82−1〜82−4 画像メモリ 84 アドスレ指定部 86 アドレス変換部 88,88−1〜88−4 解像度処理部 90,90−1〜90−4 バッファメモリ 92 パーソナルコンピュータ 94 アプリケーションプログラム 96 ドライバ 98 パソコン部コネクタ 100 発光素子 102 結像レンズ 104 集光レンズ 105 スリット 106 受光素子 110 インタフェース部 112 アドレス指定部 114 変換制御部 116 位置ずれ検出部 118 レジストパターン書込部 120 位置ずれ演算部 122 位置ずれ情報格納部 124 位置ずれ補正部 126 位置ずれ補正情報格納部 128 アドレス変換部 130 LED駆動部 132 黒基準印刷ライン 134 A4T用紙幅 136,142 始点 138,144 終点 140 対象印刷ライン 148 理想印刷ライン 150 レジストマーク 154 第1直線 156 第2直線 174 ビットマップメモリ空間 182−1〜182−n LEDチップ 192,194 1画素領域 196 第1スキャンデータ領域 198 第2スキャンデータ領域 200 1画素印字領域 202 第1スキャン印字領域 204 第2スキャン印字領域 206 第1スキャン発光パターン 208 第2キスキャン発光パターン 210 補正前の階調データ 212 第1スキャン目階調データ 214 第2スキャン目階調データ 216−1〜216−6 画素境界に位置しない領域 218−1〜218−3 境界画素領域 220 第1レジスタ 222 第2レジスタ 224 セレクタ 226 LED発光駆動回路 301,321 画像処理部 311,311C 画像展開部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03G 15/01 114 G03G 21/00 372 21/14 H04N 1/29 (72)発明者 内村 広治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 川原 盛久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 永富 勉 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中安 啓文 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 金田 裕之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小島 岳男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 玉田 和裕 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 曽田 彰久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 平 良彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で搬送されるベルト上に記録紙
    を吸着して搬送する搬送機構と、 記録紙搬送方向に配列され、感光ドラムの光学的な走査
    で画像データに応じた潜像を形成して異なるカラーのト
    ナー成分で現像した後に前記ベルト上の記録紙に転写す
    る複数の静電記録ユニットと、 前記複数の静電記録ユニットのいずれか1つのカラー画
    像を基準画像として、他の静電記録ユニットのカラー画
    像の位置ずれに関する情報を相対的に検出する位置ずれ
    検出部と、 前記基準画像の静電記録ユニットを除く他の複数の静電
    記録ユニットに対し、前記位置ずれ検出部で検出された
    位置ずれ検出情報に基づいて、前記基準画像に対し他の
    カラー成分の画像の位置ずれをなくすように相対的に補
    正する位置ずれ補正部とを備え、 前記位置ずれ検出部は、 前記ベルト上の記録紙搬送方向に直交する主走査方向の
    走査始端側と走査終端側の2ケ所に前記レジストマーク
    を転写し、 副走査方向で前記基準レジストマークの第1直線を検出
    してから他のカラー成分レジストマークの第1直線を検
    出するまでの時間を計測し、該計測時間から位置ずれが
    ないときの基準時間を差し引いて副走査方向のずれ量Δ
    yを検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 一定速度で搬送されるベルト上に記録紙
    を吸着して搬送する搬送機構と、 記録紙搬送方向に配列され、感光ドラムの光学的な走査
    で画像データに応じた潜像を形成して異なるカラーのト
    ナー成分で現像した後に前記ベルト上の記録紙に転写す
    る複数の静電記録ユニットと、 前記複数の静電記録ユニットのいずれか1つのカラー画
    像を基準画像として、他の静電記録ユニットのカラー画
    像の位置ずれに関する情報を相対的に検出する位置ずれ
    検出部と、 前記基準画像の静電記録ユニットを除く他の複数の静電
    記録ユニットに対し、前記位置ずれ検出部で検出された
    位置ずれ検出情報に基づいて、前記基準画像に対し他の
    カラー成分の画像の位置ずれをなくすように相対的に補
    正する位置ずれ補正部とを備え、 前記位置ずれ検出部は、 前記ベルト上の記録紙搬送方向に直交する主走査方向の
    走査始端側と走査終端側の2ケ所に前記レジストマーク
    を転写し、 副走査方向で前記基準レジストマークの水平な第1の直
    線を検出してから斜めの第2直線を検出するまでの第1
    の時間を計測し、他のカラー成分レジストマークの水平
    な第1の直線を検出してから斜めの第2の直線を検出す
    るまでの第2の時間を計測し、前記第1及び第2の時間
    の差から主走査方向のずれ量Δxを検出することを特徴
    とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 一定速度で搬送されるベルト上に記録紙
    を吸着して搬送する搬送機構と、 記録紙搬送方向に配列され、感光ドラムの光学的な走査
    で画像データに応じた潜像を形成して異なるカラーのト
    ナー成分で現像した後に前記ベルト上の記録紙に転写す
    る複数の静電記録ユニットと、 前記複数の静電記録ユニットのいずれか1つのカラー画
    像を基準画像として、他の静電記録ユニットのカラー画
    像の位置ずれに関する情報を相対的に検出する位置ずれ
    検出部と、 前記基準画像の静電記録ユニットを除く他の複数の静電
    記録ユニットに対し、前記位置ずれ検出部で検出された
    位置ずれ検出情報に基づいて、前記基準画像に対し他の
    カラー成分の画像の位置ずれをなくすように相対的に補
    正する位置ずれ補正部とを備え、 前記位置ずれ検出部は、 前記ベルト上の記録紙搬送方向に直交する主走査方向の
    走査始端側と走査終端側の2ケ所に前記レジストマーク
    を転写し、 最もコントラストの強いカラー成分の前記静電記録ユニ
    ットにより前記基準レジストマークを印字して他のカラ
    ー成分の前記静電記録ユニットによるレジストマークの
    位置ずれ情報を検出することを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の画像形成装置に於いて、
    前記位置ずれ検出部は、前記レジストマークの記録紙搬
    送方向に直交する主走査方向の第1直線に対する第2直
    線の交差角をθ、前記ベルトの搬送速度をv[mm/
    秒]、前記センサの検出精度S[μm]、前記センサの
    検出信号のサンプリング周期をT[秒]とした場合、前
    記交差角θを TAN θ≦(v・T/S) を満足する値に設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像形成装置に於いて、
    前記位置ずれ検出部は、前記レジストマークの記録紙搬
    送方向に直交する主走査方向の第1直線に対する第2直
    線の交差角をθ、前記ベルトの搬送速度をv[mm/
    秒]、前記第1直線の主走査方向の許容ずれ幅をW[μ
    m]、1つのレジストマークの副走査方向の印刷に許容
    される時間をτ[秒]とした場合、前記交差角θを TAN θ≦(v・τ/W) を満足する値に設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれか1項記載の画像
    形成装置に於いて、前記位置ずれ検出部は、前記レジス
    トマークを各カラー成分に分けて副走査方向に複数連続
    して転写し、前記複数のレジストマーク毎に検出したず
    れ量から平均値を算出することを特徴とする画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれか1項記載の画像
    形成装置に於いて、前記位置ずれ補正部は、上位装置か
    ら転送された画像データを画素データに展開して画像メ
    モリに展開する際に、前記位置ずれ検出部からの位置ず
    れ検出情報に基づいて、印刷時に対象画像の基準画像に
    対するずれを補正するように、書込アドレスを修正する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置に於いて、
    前記位置ずれ補正部は、前記主走査方向のずれ量Δx、
    副走査方向のずれ量Δy、副走査方向の偏位量(スキュ
    ー量)Δzから、主走査線上の各画素位置における副走
    査方向のずれ量を演算し、該ずれ量を相殺する逆方向の
    位置に副走査方向の書込アドレスを補正して前記画像メ
    モリに画素データを書込むことを特徴とする画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像形成装置に於いて、 前記静電記録ユニットの各々は、感光ドラム上に画素デ
    ータの階調値に応じた光学的な書込みにより静電潜像を
    形成すると共に、主走査方向の解像度に対し副走査方向
    の解像度を高くした書込を行う光学書込ユニットを有
    し、 前記一ずれ補正部は、前記光学書込ユニットによる階調
    値と高解像度の書込みを利用して位置ずれを補正するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像形成装置に於い
    て、 前記光学書込ユニットは、複数の発光素子(発光セグメ
    ント)を主走査方向に1画素ピッチで複数配列した書込
    アレイを有し、副走査方向での記録媒体の1/n画素ピ
    ッチ毎の移動に同期した前記書込アレイの第1スキャン
    〜第nスキャンの時分割による発光駆動で1画素を書込
    み、 前記位置ずれ補正部は、 前記画像メモリに画素データを展開する際に、画素デー
    タを副走査方向のn個に分解した1/n画素ピッチ単位
    の高解像度画素データに変換して格納すると共に、 該高解像度画素データについて前記主走査方向のずれ量
    Δx、副走査方向のずれ量Δy、副走査方向の偏位量
    (スキュー量)Δzから、主走査方向の各画素位置の副
    走査方向のずれ量を演算し、該ずれ量を相殺する逆方向
    の位置に補正し、更に、前記記録媒体の副走査方向での
    1/n画素ピッチの移動に同期してn個の補正済みの高
    解像度画素データを順次読み出して前記書込アレイを時
    分割により発光駆動して1画素を書込ませることを特徴
    とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の画像形成装置に於い
    て、 前記位置ずれ補正部は、前記画像メモリに位置ずれ補正
    された高解像度画素データを展開する際に、副走査方向
    で1/n画素ピッチに分解された1画素が、画素境界に
    位置するか否かを判定し、 画素境界に位置しない場合は、分解したn個の高解像度
    画素データについて以前の階調値をそのまま第1スキャ
    ン目の階調値として記憶し、画素境界に位置する場合
    は、分解したn個の高解像度画素データについて以前の
    階調値を第1スキャン目〜第nスキャン目の階調値に分
    けて格納し、 前記光学書込ユニットは、 前記画像メモリから読み出した副走査方向に分解した1
    画素分の高解像度画素データが第1スキャン目のみの階
    調値を有する場合は、副走査方向に1/n画素ピッチと
    なる1画素の第1スキャン目〜第nスキャン目の各タイ
    ミングで同じ階調値に応じて前記書込アレイの発光素子
    を時分割で発光駆動し、 前記画像メモリから読み出した副走査方向に分解した1
    画素分の高解像度画素データが第1スキャン目の階調値
    〜第nスキャン目の階調値を有する場合は、先行する1
    画素のn番目の1/n周期の第nスキャン目のタイミン
    グで前記書込アレイの発光素子を前記第1スキャン目の
    階調値に応じて発光駆動し、後続する1画素のn−1番
    目の1/n周期の第n−1スキャン目のタイミングで前
    記書込アレイの発光素子を前記第2スキャン目の階調値
    に応じて発光駆動し、…、後続する1画素の1番目の1
    /n周期の第1スキャン目のタイミングで前記書込アレ
    イの発光素子を前記第nスキャン目の階調値に応じて発
    光駆動することを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置に於い
    て、前記光学記録ユニットの発光駆動部は、前記発光周
    期の間に前記階調値に応じた回数でパルス発光して前記
    感光ドラムに生成する潜像の深さを制御することを特徴
    とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項10記載の画像形成装置に於い
    て、前記光学記録ユニットの書込アレイは、主走査方向
    に1画素ピッチでLEDチップを複数配列したLEDア
    レイであることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の画像形成装置に於い
    て、前記光学記録ユニットは、前記LEDアレイによる
    副走査方向の印字解像度が主走査方向の解像度の整数倍
    であるこぬを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像形成装置に於い
    て、前記光学記録ユニットは、前記LEDアレイによる
    主副走査方向の印字解像度はRdpiであり、副走査方
    向の解像度が整数倍のnRdpiであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項7記載の画像形成装置に於い
    て、前記位置ずれ補正部は、前記対象画像の主走査方向
    の線幅を前記基準画像の主走査方向の線幅で除した倍率
    Kの逆数を、主走査方向の所定の画素数Nに乗じて縮小
    又は拡大した補正画素数(N/K)を求め、該補正画素
    数(N/K)の各画素アドレスに主走査方向で圧縮又は
    伸張して画素データの階調値を書込むことを特徴とする
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の画像形成装置に於い
    て、前記位置ずれ補正部は、補正前の階調画素データの
    印字結果に対し前記倍率Kの逆数を乗じて主走査方向に
    縮小又は拡大した補正印字結果を求め、該補正印字結果
    を、主走査方向の所定の画素数Nに前記対象画像の主走
    査の線幅の倍率Kの逆数を乗じて縮小又は拡大した補正
    画素数(N/K)の各々の位置でサンプリングして、線
    幅補正後の各画素毎の階調データを生成することを特徴
    とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜3のいずれか1項記載の画
    像形成装置に於いて、装置本体はエンジン部とコントロ
    ーラ部で構成され、前記エンジン部に前記複数の静電記
    録ユニット、前記位置ずれ検出部を設け、前記コントロ
    ール部に前記位置ずれ補正部を設けたことを特徴とする
    画像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の画像形成装置に於い
    て、前記コントローラ部に設けられた前記位置ずれ補正
    部は、外部の上位装置から転送された画像データを画像
    メモリに画素データとして展開する際に、前記エンジン
    部の位置ずれ検出部から供給された位置ずれ検出情報に
    基づいて位置ずれ補正を行うことを特徴とする画像形成
    装置。
  20. 【請求項20】 請求項18記載の画像形成装置に於い
    て、前記コントローラ部に設けられた前記位置ずれ補正
    部は、画像メモリの画像データを読み出して前記エンジ
    ン部に出力する際に、出力経路の途中に設けたバッファ
    メモリに展開し、該バッファメモリ上で前記エンジン部
    の位置ずれ検出部から供給された位置ずれ検出情報に基
    づいて位置ずれ補正を行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 画像データ及び制御情報が入力される
    コントローラ部と、 該コントローラ部を介して得られる画像データ及び制御
    情報に基づいて画像を印刷する記録ユニットを含むエン
    ジン部とを備え、 該エンジン部は、前記記録ユニットの印刷位置の位置ず
    れ補正及び前記記録ユニットの駆動方式に合わせた画像
    データのデータフォーマットの変換を行う画像処理手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の画像形成装置におい
    て、前記コントローラ部と前記エンジン部との間のビデ
    オインタフェースの仕様は、画像形成装置に拘らず共通
    又は類似なものであることを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 請求項21又は22記載の画像形成装
    置において、前記エンジン部の前記画像処理手段は、露
    光位置に応じた補正値を格納する記憶部を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の画像形成装置におい
    て、前記記憶部は経時変化及び/又は温度変化に対する
    露光位置に応じた補正値を格納することを特徴とする画
    像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項21〜24のいずれか1項記載
    の画像形成装置において、前記エンジン部の前記画像処
    理手段は、レジストパターン、テストパターン、ジッタ
    補正用パターン、及びトナー量又はトナー濃度を検出す
    る際に印刷されるマークからなるグループから選択され
    た少なくとも1つの固定パターンを格納する記憶部を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  26. 【請求項26】 請求項21〜25のいずれか1項記載
    の画像形成装置において、前記エンジン部の前記画像処
    理手段は、露光量の総和、画像濃度の総和、前記記録ユ
    ニット内の光源の点灯回数の総和、及びこれらの総和と
    相関性のある値からなるグループから選択された少なく
    とも1つを画像データに基づいてカウントしたカウント
    値を格納する手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の画像形成装置におい
    て、前記カウント値をリセットする手段を更に備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 請求項23、24、26又は27記載
    の画像形成装置において、前記エンジン部は、前記補正
    値又は前記カウント値に基づいて前記記録ユニットの露
    光量を補正する補正手段を更に有することを特徴とする
    画像形成装置。
  29. 【請求項29】 請求項21〜28のいずれか1項記載
    の画像形成装置において、前記エンジン部の前記画像処
    理手段は、画素データの露光量に対して演算処理を行う
    手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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