JPH10228152A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH10228152A
JPH10228152A JP9033743A JP3374397A JPH10228152A JP H10228152 A JPH10228152 A JP H10228152A JP 9033743 A JP9033743 A JP 9033743A JP 3374397 A JP3374397 A JP 3374397A JP H10228152 A JPH10228152 A JP H10228152A
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JP
Japan
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image forming
registration
registration mark
color image
mark
Prior art date
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Pending
Application number
JP9033743A
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English (en)
Inventor
Nobuo Iwata
信夫 岩田
Toshiya Sato
敏哉 佐藤
Masashi Shinohara
賢史 篠原
Yutaka Shio
豊 塩
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カラー画像形成装置において、搬送ローラの回
転周期に同期して生じる搬送ベルトの速度変動によるレ
ジスト位置ズレ量の検知誤差を防止する。 【解決手段】本発明では、少なくとも2つの画像形成部
によって搬送ベルト上にレジストマークを形成し、形成
したレジストマークを検知手段で検知することによって
レジスト位置ズレ量を求め、求めた位置ズレ量に応じて
画像形成位置を補正するカラー画像形成装置において、
少なくとも2組のレジストマーク対20a,20bを搬
送ローラの1/2回転に相当する距離だけ離した位置に
形成し、検知手段14による各々のレジストマークの検
知結果よりレジスト位置ズレ量を求める構成とする。そ
して、対となるレジストマークの位置ズレ検知結果の平
均値によってレジスト位置ズレ量を求めることにより、
搬送ベルトの速度変動に影響されない正確な位置ズレ量
を検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に関
し、特に、複数色の画像形成部によって形成した画像を
搬送ベルト上の記録媒体に順次重ねて転写しカラー画像
を形成するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数色の画像形成部によって形成
した画像を搬送ベルト上の記録媒体に順次重ねて転写し
カラー画像を形成するカラー画像形成装置が知られてい
る。このような各色のトナー像を同じ位置に順次重ねて
転写することにより1つのカラー画像を得るカラー画像
形成装置の場合、搬送ベルト上に位置ズレ検出用のレジ
ストマークを形成し、形成したレジストマークを検知手
段で検知することによってレジスト位置ズレ量を求め、
求めた位置ズレ量に応じて画像形成位置を補正すること
が行われている。以下、このような位置ズレ検知手段を
備えたカラー画像形成装置の従来技術について説明す
る。
【0003】図7に従来技術によるカラー画像形成装置
の構成例を示す。図7において、各々異なる色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像を形成する画
像形成部1Y,1M,1C,1Kは、記録媒体である記
録紙10を担持搬送する搬送ベルト8に沿って一列に配
置されている。搬送ベルト8は、その一方が駆動回転す
る駆動ローラと他方が従動回転する従動ローラである搬
送ローラ9a,9bによって架設されており、搬送ロー
ラ9a,9bの回転により図中の矢印A方向に回転駆動
される。搬送ベルト8の下部には、記録紙10が格納さ
れた給紙トレイ11が備えられている。給紙トレイ11
に格納された記録紙10のうち最上位置にある記録紙
は、画像形成時には給紙され、静電吸着によって搬送ベ
ルト上に吸着される。吸着された記録紙10は、第1の
画像形成部(図示の例ではイエローの画像形成部)1Y
に搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。
【0004】第1の画像形成部1Yは、感光体ドラム2
Yと、該感光体ドラム2Yの周囲に配置された帯電器3
Y、露光器4Y、現像器5Y、クリーニング装置6Yか
ら構成されている。感光体ドラム2Yの表面は、帯電器
3Yで一様に帯電された後、画像処理部13から出力さ
れる画像信号に応じて露光器4Yで露光され、静電潜像
が形成される。形成された静電潜像は現像器5Yで現像
されて、感光体ドラム上にトナー像が形成される。この
トナー像は感光体ドラム2Yと搬送ベルト8上の記録紙
10とが接する位置(転写位置)で転写器7Yによって
転写されて、記録紙上に単色(イエロー)の画像を形成
する。転写が終わった感光体ドラム2Yは、ドラム表面
に残ったトナーをクリーニング装置6Yによってクリー
ニングされ、次の画像形成に備えることになる。
【0005】このように第1の画像形成部1Yで単色画
像(イエロー)を転写された記録紙10は、搬送ベルト
8によって第2の画像形成部(マゼンタの画像形成部)
1Mに搬送される。第2の画像形成部1Mも同様に、感
光体ドラム2Mの周囲に配置された帯電器3M、露光器
4M、現像器5M、クリーニング装置6Mから構成され
ており、第1の画像形成部と同様にして感光体ドラム2
M上にトナー像(マゼンタ)が形成され、その第2のト
ナー像が記録紙10上の第1のトナー像(イエロー)に
重ねて転写される。そして記録紙10は、更に、第3の
画像形成部(シアンの画像形成部)1C、第4の画像形
成部(ブラックの画像形成部)1Kに順次搬送され、第
1の画像形成部と同様に構成されたそれぞれの画像形成
部1C,1Kで上記と同様にして形成された第3、第4
のトナー像(シアン、ブラック)が順次重ねて転写され
てカラー画像を形成していく。そして第4の画像形成部
1Kを通過してカラー画像が形成された記録紙10は、
搬送ベルト8から剥離されて定着器12に搬送され、該
定着器12で記録紙上にトナー像が定着された後、図示
しない排紙部に排紙される。
【0006】図8(a)は、図7のカラー画像形成装置
の一部を示した斜視図である。ここで、図中の矢印B方
向は搬送ベルト8の移動方向と直交する方向で、露光器
から出射される光が走査する主走査方向を示している。
また矢印C方向は、搬送ベルト8の移動方向と同じ方向
である副走査方向を示している。このようなカラー画像
形成装置において、各画像形成部間の設置間隔や、設置
角度等が理想位置からずれると、出力画像の色ズレ(レ
ジスト位置ズレ)となり出力画像品質を低下させてい
た。そこで、通常の画像形成を行う前に、各画像形成部
1Y,1M,1C,1Kは搬送ベルト8上にそれぞれレ
ジストマーク15を形成し、このレジストマークの検知
結果から各色のレジスト位置ズレを求め、レジスト位置
の補正を行う方法を採っている。図8(a)では、各画
像形成部が搬送ベルト8上に形成したレジストマーク1
5、及び、搬送ベルト8の最下流部に備えられレジスト
マーク15を検知する検知手段であるレジストマーク検
知センサ14も示している。尚、レジストマーク15と
レジストマーク検知センサ14は、搬送ベルト8の両端
に形成され、対応するレジストマーク検知センサ14に
よって搬送ベルト8の両端でのレジスト位置ズレが検知
される。
【0007】図8(b)は、搬送ベルト8の両端に形成
されるレジストマーク15に対応して配置されたレジス
トマーク検知センサ14のうちの一方側のレジストマー
ク検知センサ14を示した要部斜視図である。搬送ベル
ト8上のレジストマーク15は、ベルト進行方向(図中
の矢印C方向)に垂直なマーク(つまり図中の矢印B方
向に平行なマーク)と、該B方向(又はC方向)に対し
て特定の角度(例えば45°)を持ったマークで形成さ
れる。そして、レジストマーク15が通過する位置には
レジストマーク検知センサ14が配置されている。レジ
ストマーク検知センサ14は、レジストマーク15が通
過したタイミング(時間)を検知するセンサであり、各
々のレジストマークのレジスト位置ズレはその通過時間
によって求められる。レジストマーク検知センサ14
は、搬送ベルト8を挾んで構成されており、搬送ベルト
8上のレジストマーク15に光を照射するLED14-1
と、レジストマーク15の形状に合うように透過窓が開
けられたスリット14-2と、スリット14-2を介してL
ED14-1からの光を受光する受光器14-3で構成され
ている。受光器14-3はレジストマーク15がない場合
は透明な(又は半透明な)搬送ベルト8を介した光をそ
のまま受光し、レジストマーク15がスリット14-2の
位置と一致した場合にはレジストマーク15によって遮
光された光を受光する。レジストマーク検知センサ14
は、この光量の差によってレジストマーク15が通過し
たタイミングを検知する。
【0008】図9(a)はブラック(K)のレジストマ
ーク15:K1,K2、及びシアン(C)のレジストマー
ク15:C1,C2がレジストマーク検知センサ14を通
過する場合を示した図である。ここで、ブラック(又は
シアン)のマークK1(又はC1)がレジストマーク検知
センサ14のスリットのB方向に平行な窓部に一致した
時、及び、マークK2(又はC2)がスリットの斜めの窓
部に一致した時が受光器に入射する光が最も少なくな
る。図9(b)は、レジストマーク検知センサ14の受
光器で検出した信号のピークタイミング(最も入射光が
少なくなるタイミング)を示すタイミングチャートであ
り、各検出時間をTK1,TK2,TC1,TC2としている。
【0009】ここで、位置ズレ検出用のマークの搬送速
度、すなわち搬送ベルト8の搬送速度をV0 、マークK
1とC1の理想的な検出時間差をT0とすることによっ
て、基準色(ここではブラックとする)に対するシアン
のレジスト位置ズレを以下のようにして求めることがで
きる(尚、マークK2,C2の角度はマークK1,C1に対
して45°であるとする)。すなわち、基準色(ブラッ
ク)に対するシアンの主走査方向(矢印B方向)の位置
ズレ量Eは、 E={(TC2−TC1)−(TK2−TK1)}×V0 ・・・(1) 副走査方向(矢印C方向)の位置ズレ量Fは、 F={(TC1−TK1)−T0}×V0 ・・・(2) で求めることができる。
【0010】次により具体的な例で示してみる。一例と
して、図9(a),(b)は、ブラックのマークK1,
K2に対して、シアンのマークC1,C2を副走査方向に
30(mm)シフトして形成した場合を示している。これ
は、ブラックとシアンのマークが重なった状態で形成さ
れると、レジストマーク検知センサ14ではその色差を
識別できないため、意図的に重ならないようにシフトさ
せたものである。従って、図9(a)ではシアンのマー
クC1,C2を副走査方向のブラック側に30(mm)シフト
させると、マークC1,C2はマークK1,K2とぴったり
一致する。つまり、基準色であるブラックに対してシア
ンのマークは、主走査方向、副走査方向とも位置ズレが
ない状態となっている。
【0011】図9(a),(b)において、例えば、 V0=100(mm/sec)、 TK1=0(sec),TK2=0.1(sec),TC1=0.3(se
c),TC2=0.4(sec)、T0=0.3(sec)(マークK1−
C1間の距離が30(mm)なので、理想的にはT0=30/
V0となる) であり、つまり、 K1−K2間の距離:10(mm)、 K1−C1間の距離:30(mm)、 K1−C2間の距離:40(mm) となっているとすると、式(1)、式(2)より、主走査方
向の位置ズレ量E、副走査方向の位置ズレ量Fが求めら
れ、 E={(0.4−0.3)−(0.1−0)}×100=0(m
m)、 F={(0.3−0)−0.3}×100=0(mm) となる。つまり、主走査、副走査とも位置ズレはない。
【0012】次に、図10(a),(b)に示すよう
に、主走査、副走査とも位置ズレが生じた場合について
考える。尚、図10(a),(b)では、図9(a),
(b)との差が判るようにズレ分を拡大して示してある
が、実際のズレは小さい。図10(a),(b)におい
て、例えば、 V0=100(mm/sec)、 TK1=0(sec),TK2=0.1(sec),TC1=0.301(s
ec),TC2=0.4015(sec)、T0=0.3(sec) であり、つまり、 K1−K2間の距離:10(mm)、 K1−C1間の距離:30.1(mm)、 K1−C2間の距離:40.15(mm) となっているとすると、式(1)、式(2)より、主走査方
向の位置ズレ量E、副走査方向の位置ズレ量Fは、 E={(0.4015−0.301)−(0.1−0)}×10
0=0.05(mm)=50(μm)、 F={(0.301−0)−0.3}×100=0.1(mm)
=100(μm) となり、ブラックに対するシアンのレジスト位置ズレと
して、 主走査方向の位置ズレ量E:50(μm)、 副走査方向の位置ズレ量F:100(μm) が得られる。
【0013】このように、各画像形成部1Y,1M,1
C,1Kにより形成されたレジストマーク15(K1,
K2、C1,C2、・・・)がレジストマーク検知センサ
14を通過した時間を検知することによって、基準色の
レジストマークに対するレジスト位置ズレ量を算出で
き、求めた主・副走査方向のレジスト位置ズレ量E,F
に応じて、画像形成タイミング等を補正することによっ
て正確なレジスト位置合わせが可能となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】次に、上述のような従
来方式における問題点について述べる。式(1),(2)
は、搬送ベルトの速度V0 が理想値と一致している場合
には問題がない。しかし、搬送ベルトを駆動している駆
動ローラの回転速度ムラや搬送ローラの偏心等によって
生じる搬送ローラの1回転の周期で変動する速度ムラが
ある場合には、求める位置ズレ量E,Fに誤差が生じて
しまう。図11は、このような搬送ベルトの速度ムラが
生じた場合の例を示しており、搬送ベルトの平均速度V
0は100(mm/sec)であるが、搬送ローラの1回転の周
期で±0.2(mm/sec)程度の速度ムラが生じている。
【0015】ここで、図11に示す速度変動に対して、
図中の下向き矢印の位置付近で前述のブラック及びシア
ンのレジストマークK1,K2、C1,C2を検知する場合
について考えてみる。検知するレジストマークとして
は、図9(a)で示したマークK1,K2、C1,C2と同
様なマークを考える。すなわち、 K1−K2間:10(mm)、 K1−C1間:30(mm)、 K1−C2間:40(mm) であり、ブラックのマークK1,K2に対してシアンのマ
ークC1,C2を副走査方向に30(mm)(ブラック側に)
ずらすとぴったり重なるような、レジスト位置ズレのな
いマークを考える。
【0016】図11において、マークK1が検知される
タイミングをt=0とすると、搬送ベルトの速度V(t)
は、 V(t)=V0+V1×cos(ωt) ・・・(3) となる。ここで、 V0=100(mm/sec)、 V1=0.2(mm/sec)、 ω=2π/1.2(rad/sec) で与えられる。また、レジストマーク検知センサを搬送
ベルトが通過する距離L(t)は、速度V(t)を積分するこ
とによって求めることができ、 L(t)=V0×t+(V1/ω)×sin(ωt) ・・・(4) となる。
【0017】図9(a)のレジストマークK2,C1,C
2を検知する時間としては、 L(t)=10(mm),L(t)=30(mm),L(t)=40(mm) を満たす時間となり、例えば、 TK1=0(sec),TK2=0.09981(sec),TC1=0.
29962(sec),TC2=0.39967(sec) となる。さらに、式(1),(2)より位置ズレ量を求める
と、 E=0.024(mm)=24(μm)、 F=−0.038(mm)=−38(μm) となる。
【0018】以上のように、図9(a)のレジストマー
クは、ブラックとシアンで主走査方向、副走査方向とも
位置ズレがないはずであったが、搬送ベルトの速度ムラ
によって無視できない大きな検知誤差が生じてしまって
いる。すなわち、従来方式では、搬送ベルト上のレジス
トマークを検知して位置ズレ量を求める場合に、搬送ベ
ルトの速度変動によって誤差が生じるという問題があっ
た。
【0019】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、上記のような搬送ローラの回転周期で発生する搬
送ベルトの速度変動があっても、レジストマークの位置
ズレ検知の検知誤差を防止することができ、正確なレジ
スト位置ズレを求めることができる検知方式を備えたカ
ラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、一列に並んだ複数色の画
像形成部と、搬送ローラによって画像形成部近傍に架設
され該搬送ローラを回転することによって搬送される搬
送ベルトと、該搬送ベルトに担持され搬送される記録媒
体を備え、各画像形成部によって形成した画像を搬送ベ
ルト上の記録媒体に順次重ねて転写しカラー画像を形成
するカラー画像形成装置であって、少なくとも2つの画
像形成部によって搬送ベルト上にレジストマークを形成
し、形成したレジストマークを検知手段で検知すること
によってレジスト位置ズレ量を求め、求めた位置ズレ量
に応じて画像形成位置を補正するカラー画像形成装置に
おいて、少なくとも2組のレジストマーク対を前記搬送
ローラの1/2回転に相当する距離だけ離した位置に形
成し、前記検知手段による各々のレジストマークの検知
結果よりレジスト位置ズレ量を求める構成とした。
【0021】また、請求項2記載の発明では、請求項1
の構成に加えて、対となるレジストマークの位置ズレ検
知結果の平均値によってレジスト位置ズレ量を求める構
成とした。
【0022】請求項3記載の発明では、一列に並んだ複
数色の画像形成部と、搬送ローラによって画像形成部近
傍に架設され該搬送ローラを回転することによって搬送
される搬送ベルトと、該搬送ベルトに担持され搬送され
る記録媒体を備え、各画像形成部によって形成した画像
を搬送ベルト上の記録媒体に順次重ねて転写しカラー画
像を形成するカラー画像形成装置であって、少なくとも
2つの画像形成部によって搬送ベルト上にレジストマー
クを形成し、形成したレジストマークを検知手段で検知
することによってレジスト位置ズレ量を求め、求めた位
置ズレ量に応じて画像形成位置を補正するカラー画像形
成装置において、前記検知手段として、少なくとも2組
のレジストマーク検知センサを搬送ベルトの進行方向に
配設したレジストマーク検知センサ対を備え、該レジス
トマーク検知センサ対の離間距離に応じた複数のレジス
トマークを形成し、各レジストマーク検知センサの検知
結果よりレジスト位置ズレ量を求める構成とした。
【0023】また、請求項4記載の発明では、請求項3
の構成に加えて、レジストマーク検知センサ対の離間距
離とほぼ同距離でレジストマークを形成し、各レジスト
マーク検知センサによってほぼ同時にレジストマークを
検知し、各々の検知の時間差に応じてレジスト位置ズレ
量を求める構成とした。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図6に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0025】(実施例1)まず、請求項1,2に対する
実施例について説明する。図1は本発明の一実施例を示
す図であって、カラー画像形成装置の一部を示した斜視
図である。尚、カラー画像形成装置の基本的な構成は図
7と同じであり、従来技術の説明と同じ構成、動作を行
うものに対しては従来技術と同符号で示し説明は省略す
る。
【0026】図1において、従来技術と異なる新規の部
分は、少なくとも2つの画像形成部で搬送ベルト8上に
少なくとも2組のレジストマーク対20a,20bを形
成することであり、レジストマーク対20aとレジスト
マーク対20bは、同じ形状、同じ色のマークの組み合
わせで形成されたレジストマーク対であり、搬送ローラ
9a,9bの半周に相当する距離分だけ離れて形成され
ている。尚、レジストマーク検知センサ14の構成は図
8(b)と同じである。図2(a)は、これらのレジス
トマーク対20a,20bとレジストマーク検知センサ
14のスリット形状の一例を示した図であり、この例で
は、ブラックのレジストマークK1a,K2aとシアンのレ
ジストマークC1a,C2aを組み合わせたレジストマーク
対20aと、ブラックのレジストマークK1b,K2bとシ
アンのレジストマークC1b,C2bを組み合わせたレジス
トマーク対20bが搬送ローラの半周に相当する距離分
だけ離れて形成された例を示している。また、図2
(b)は(a)に示すレジストマークを検知センサ14
により検知した際の検知タイミングを示すタイミングチ
ャートであり、レジストマーク検知センサ14によっ
て、最初のレジストマーク対20a:K1a,K2a,C1
a,C2aが時間TK1a,TK2a,TC1a,TC2aのタイミン
グで検知され、搬送ローラ半周分の距離だけ離れて形成
される次のレジストマーク対20b:K1b,K2b,C1
b,C2bが時間TK1b,TK2b,TC1b,TC2bのタイミン
グで検知されることを示している。また、図3は、搬送
ベルトの速度変動と図2に示す各レジストマークの検知
タイミングを示しており、図中の下向き矢印の部分で各
レジストマーク対20a,20bの各マークK1a,K2
a,C1a,C2a,K1b,K2b,C1b,C2bが検知される
ことになる。
【0027】ここで最初のレジストマーク対20aにつ
いて考える。最初のブラックのマークK1aを基準マーク
として、マークK1aが検知されるタイミングを時間t=
0とすると、搬送ベルトの速度Va(t)は式(3)と同様
に、 Va(t)=V0+V1×cos(ωt) ・・・(5) となり、レジストマーク検知センサを搬送ベルトが通過
する距離La(t)は式(4)と同様に、 La(t)=V0×t+(V1/ω)×sin(ωt) ・・・(6) となる。また、基準マーク(マークK1a)から距離Lx
離れて形成されたレジストマークが検知センサを通過す
る時間は、 La(t)=Lx ・・・(7) を満たす時間となる。
【0028】次に、2番目のレジストマーク対20bに
ついて考える。同様に最初のブラックのマークK1bを基
準マークとして、マークK1bが検知されるタイミングを
時間t=0とすると、搬送ベルトの速度Vb(t)は、 Vb(t)=V0−V1×cos(ωt) ・・・(8) となり、レジストマーク検知センサを搬送ベルトが通過
する距離Lb(t)は、 Lb(t)=V0×t−(V1/ω)×sin(ωt) ・・・(9) となる。また、基準マーク(マークK1b)から距離Lx
離れて形成されたレジストマークが検知センサを通過す
る時間は、 Lb(t)=Lx ・・・(10) を満たす時間となる。
【0029】レジストマーク対20a,20bは、同じ
色、同じ形状のマークの組み合わせで形成されたレジス
トマーク対であり、基準マーク(ここではブラックのマ
ークK1a,K1b)に対して検知するマークの距離はいず
れも同じとなるはずである。つまり、 K1a−K2a間の距離=K1b−K2b間の距離、 K1a−C1a間の距離=K1b−C1b間の距離、 K1a−C2a間の距離=K1b−C2b間の距離 となるはずである。このことより、同じマークであるな
らば、式(7)、式(10)のLx は等しいものと考えら
れ、式(7)、式(10)より、 La(t)+Lb(t)=2×Lx V0×t=Lx よって、 t=Lx/V0 ・・・(11) が得られる。求めた時間tは、基準マークに対して距離
Lx 離れたマークが、理想的なベルト速度V0 で検知さ
れるタイミングであり、搬送ベルトの速度変動による検
出誤差がない結果となっている。この結果より、レジス
トマーク対20aの検知結果とレジストマーク対20b
の検知結果を平均することによって、搬送ベルトの速度
変動に影響されない正確な位置ズレを検知できることが
判る。
【0030】(具体例1)次に本実施例の具体例を示
す。図9(a)と同様に、 K1(a,b)−K2(a,b)間の距離:10(mm)、 K1(a,b)−C1(a,b)間の距離:30(mm)、 K1(a,b)−C2(a,b)間の距離:40(mm) である2つのレジストマーク対20a,20bの場合を
考える。例えば、レジストマーク対20aの検知結果
は、 TK1a=0(sec),TK2a=0.09981(sec),TC1a=
0.29962(sec),TC2a=0.39967(sec) となり、主走査方向の位置ズレ量Ea 、副走査方向の位
置ズレ量Fa は、 Ea=0.024(mm)=24(μm)、 Fa=−0.038(mm)=−38(μm) となる。また、レジストマーク対20bの検知結果は例
えば、 TK1b=0(sec),TK2b=0.10019(sec),TC1b=
0.30138(sec),TC2b=0.39967(sec) となり、主走査方向の位置ズレ量Eb 、副走査方向の位
置ズレ量Fb は、 Eb=−0.024(mm)=−24(μm)、 Fb=0.038(mm)=38(μm) となる。従って、求める位置ズレ量の平均値Eave、Fa
veは、 Eave=(Ea+Eb)/2=0 ・・・(12) Fave=(Fa+Fb)/2=0 ・・・(13) となる。この結果は、図9(a)の(搬送ベルトの速度
変動が無く)マークの位置ズレがないという結果と一致
している。
【0031】(具体例2)次に本実施例の別の具体例と
して、図10(a)と同様に、 K1(a,b)−K2(a,b)間の距離:10(mm)、 K1(a,b)−C1(a,b)間の距離:30.1(mm)、 K1(a,b)−C2(a,b)間の距離:40.15(mm) である2つのレジストマーク対20a,20bの場合を
考える。例えば、レジストマーク対20aの検知結果
は、 TK1a=0(sec),TK2a=0.09981(sec),TC1a=
0.30062(sec),TC2a=0.40117(sec) となり、主走査方向の位置ズレ量Ea 、副走査方向の
位置ズレ量Fa は、 Ea=0.074(mm)=74(μm)、 Fa=0.062(mm)=62(μm) となる。また、レジストマーク対20bの検知結果は例
えば、 TK1b=0(sec),TK2b=0.10019(sec),TC1b=
0.30138(sec),TC2b=0.43183(sec) となり、主走査方向の位置ズレ量Eb 、副走査方向の位
置ズレ量Fb は、 Eb=0.026(mm)=26(μm)、 Fb=0.138(mm)=138(μm) となる。従って、求める位置ズレ量の平均値Eave、Fa
veは、 Eave=(Ea+Eb)/2=50(μm)、 Fave=(Fa+Fb)/2=100(μm) となる。この結果は、図10(a)の(搬送ベルトの速
度変動が無く)マークの位置ズレが有る場合の位置ズレ
量と一致している。
【0032】このように搬送ローラの1/2の回転周期
に相当する距離を離してレジストマーク対を形成し、各
々のレジストマーク対の検知結果の平均をとることによ
って、搬送ベルトの速度変動があった場合においても正
確なレジスト位置ズレ量を求めることが可能となる。
【0033】尚、以上に述べた実施例1ではブラックと
シアンのレジストマークで説明したが、これらの色やレ
ジストマークの形状に限定するものではなく、他の色の
組み合わせや他のマーク形状においても本発明の方式で
正確に位置ズレ量を求めることができる。このように正
確な位置ズレ量を求めることは、正確なレジスト位置合
わせを行う前提条件であり、正確なレジスト位置合わせ
によって良質なカラー画像の形成が可能となる。
【0034】(実施例2)次に、請求項3,4に対する
実施例について説明する。図4は本発明の別の実施例を
示す図であって、(a)はカラー画像形成装置の一部を
示した斜視図、(b)は(a)に示すカラー画像形成装
置のレジストマーク検知センサ対の構成例を示す要部斜
視図である。尚、カラー画像形成装置の基本的な構成は
図7と同じであり、従来技術の説明と同じ構成、動作を
行うものに対しては従来技術と同符号で示し説明は省略
する。
【0035】図4において、従来技術と異なる新規の部
分は、搬送ベルト8上に形成される複数のレジストマー
ク30とそれを検知するレジストマーク検知センサ対3
1であり、本実施例のカラー画像形成装置では、少なく
とも2組のレジストマーク検知センサを搬送ベルト8の
進行方向に配設したレジストマーク検知センサ対31を
備え、レジストマーク検知センサ対31の離間距離に応
じた複数のレジストマーク30を形成し、各レジストマ
ーク検知センサの検知結果よりレジスト位置ズレ量を求
める構成としたものである。
【0036】より具体的に述べると、図4(a),
(b)に示すように、レジストマーク検知センサ対31
においては、同じ形状で同じ動作をするレジストマーク
検知センサ31a,31bを搬送ベルト8の進行方向
(図中の矢印C方向)に2つ並置してある。そして、各
レジストマーク検知センサ31a,31bは、搬送ベル
ト8を挾んで構成されており、搬送ベルト8上のレジス
トマークに光を照射するLED31a-1,31b-1と、
レジストマークの形状に合うように透過窓が開けられた
スリット31a-2,31b-2と、スリット31a-2,3
1b-2を介してLEDからの光を受光する受光器31a
-3,31b-3で構成されている。受光器31a-3,31
b-3はレジストマークがない場合は透明な(又は半透明
な)搬送ベルト8を介した光をそのまま受光し、レジス
トマークがスリット31a-2,31b-2の位置と一致し
た場合にはレジストマークによって遮光された光を受光
する。各レジストマーク検知センサ31a,31bは、
この光量の差によってレジストマーク30が通過したタ
イミングを検知する。また、複数のレジストマーク30
は、2つのレジストマーク検知センサ31a,31bの
離間距離と同距離分離間させて形成される。
【0037】図5(a)は、複数のレジストマーク30
とレジストマーク検知センサ対31を構成する2つの検
知センサ31a,31bのスリット形状の一例を示した
図である。レジストマーク検知センサ対31を構成する
2つのレジストマーク検知センサ31a,31bの離間
距離をDとすると、複数のレジストマーク30の各レジ
ストマークK1,K2,C1,C2,K3,C3において、マ
ークK1,K2間距離:D(K1−K2)、マークC1,C2間
距離:D(C1−C2)、及びマークK3,C3間距離:D
(K3−C3)は、距離Dと等しくなるように形成されたマ
ークである。図5(b)は(a)に示す複数のレジスト
マークを2つの検知センサ31a,31bにより検知し
た際の検知タイミングを示すタイミングチャートであ
る。同図に示すように、レジスト検知センサ31aによ
って最初のマークK1 が検知タイミングTK1aで検知さ
れ、更に搬送ベルトが距離D進んだ時点で、同じマーク
K1 がレジスト検知センサ31bによって検知タイミン
グTK1bで検知される。また、検知タイミングTK1bとほ
ぼ同時に、レジストマーク検知センサ31aによって、
次のマークK2 が検知タイミングTK2aで検知される。
このようにして、マークK2,C1,C2,K3,C3につ
いても2つのレジストマーク検知センサ31a,31b
によって、図5(b)に示すようなタイミングで検知さ
れる。尚、図5(b)では、レジストマーク検知センサ
31aによる各マークの検知タイミングを、TK1a,TK
2a,TC1a,TC2a,TK3a,TC3aとし、レジストマーク
検知センサ31bによる各マークの検知タイミングを、
TK1b,TK2b,TC1b,TC2b,TK3b,TC3bとしてい
る。
【0038】このようなレジストマーク検知センサ対3
1において、2つのレジストマーク検知センサ31a,
31bでほぼ同時に検知されるタイミング信号に基づい
て主走査方向(図5(a)の矢印B方向)、副走査方向
(図5(a)の矢印C方向)のズレ量を算出する。例え
ば、図5(a)に示したレジストマークにおいては、基
準色(この例ではブラック)に対するシアンのレジスト
位置ズレ量を次のように求めることができる。主走査方
向の位置ズレ量Eは、 E={(TC2a−TC1b)−(TK2a−TK1b)}×V0 ・・・(14) 副走査方向の位置ズレ量Fは、 F=(TK3a−TK3b)×V0 ・・・(15) (式(15)は、検知センサ間距離Dに対する誤差を示し
ている)で求めることができる。
【0039】式(14)、式(15)からも分かるように主
・副走査方向のレジスト位置ズレ量E,Fは、2つのレ
ジストマーク検知センサ31a,31bによってほぼ同
時に検知されるタイミング信号の微少な差によって求め
ることができ、その時間差は微少であるため、搬送ベル
トの速度変動等の影響は微少なものとなる。従って、求
めた位置ズレの誤差も少なくできる。
【0040】次に本実施例の具体例を示す。図6は搬送
ベルトの速度変動と図5に示す各レジストマークの検知
タイミングを示す図である。ここでは搬送ベルト8に図
6のような速度変動がある場合において、2つのレジス
トマーク検知センサ31a,31bで複数のレジストマ
ーク30を検知することを考える。図中の下向き矢印
は、各検知センサ31a,31bによる各レジストマー
クの検知タイミングを示している。
【0041】ここで一例として、検知センサ間距離:D
=15(mm)とし、 マークK1,K2間距離:D(K1−K2)=15(mm)、 マークC1,C2間距離:D(C1−C2)=15.05(m
m)、 マークK3,C3間距離:D(K3−C3)=15.1(mm) [つまり、主走査位置ズレ量は、 D(C1−C2)−D(K1−K2)=15.05−15=0.0
5(mm)、 副走査位置ズレ量は、 D(K3−C3)−D=15.1−15.0=0.1(mm) であるマーク]のようなレジストマークについて考え
る。
【0042】図6において、検知センサ31aによる最
初のマークK1 の検知のタイミングをt=0[TK1a=
0]とする。各レジストマークが検知されるタイミング
は、例えば、 TK2a=0.14973(sec),TC2a=0.45123(se
c), TC3a=0.75127(sec),TK1b=0.14937(se
c), TC1b=0.45073(sec),TK3b=0.75027(se
c) となる。ここで、式(14)、式(15)より、 E={(0.45123−0.45073)−(0.1497
3−0.14973)}×100=0.05(mm)=50(μ
m)、 F=(0.75127−0.75027)×100=0.1
(mm)=100(μm) が得られる。この結果は、レジストマークの位置ズレ量
と等しい結果となっている。
【0043】このように、レジストマーク検知センサ対
31を搬送ベルト8の進行方向に配設し、レジストマー
ク検知センサ31a,31bの離間距離と同距離のレジ
ストマークをほぼ同時に検知し、検知タイミングの時間
差よりレジスト位置ズレを求めることによって、搬送ベ
ルトの速度変動が有った場合においても正確なレジスト
位置ズレ量を求めることが可能となる。
【0044】尚、以上に述べた実施例2ではブラックと
シアンのレジストマークで説明したが、これらの色やレ
ジストマークの形状に限定するものではなく、他の色の
組み合わせや他のマーク形状においても本発明の方式で
正確に位置ズレ量を求めることができる。このように正
確な位置ズレ量を求めることは、正確なレジスト位置合
わせを行う前提条件であり、正確なレジスト位置合わせ
によって良質なカラー画像の形成が可能となる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、少なくとも2つの画像形成部によって搬送ベル
ト上にレジストマークを形成し、形成したレジストマー
クを検知手段で検知することによってレジスト位置ズレ
量を求め、求めた位置ズレ量に応じて画像形成位置を補
正するカラー画像形成装置において、少なくとも2組の
レジストマーク対を搬送ローラの1/2回転に相当する
距離だけ離した位置に形成し、前記検知手段による各々
のレジストマークの検知結果よりレジスト位置ズレ量を
求める構成としたので、搬送ローラの回転周期に同期し
て生じる搬送ベルトの速度変動によるレジスト位置ズレ
の検知誤差を防止できる。
【0046】請求項2記載の発明では、請求項1の構成
に加えて、対となるレジストマークの位置ズレ検知結果
の平均値によってレジスト位置ズレ量を求める構成とし
たので、搬送ベルトの速度変動があった場合において
も、その速度変動による誤差が相殺され、簡単な方法で
正確なレジスト位置ズレ量を求めることができる。従っ
て、正確なレジスト位置合わせを行うことができ、良質
なカラー画像の形成が可能となる。
【0047】請求項3記載の発明では、少なくとも2つ
の画像形成部によって搬送ベルト上にレジストマークを
形成し、形成したレジストマークを検知手段で検知する
ことによってレジスト位置ズレ量を求め、求めた位置ズ
レ量に応じて画像形成位置を補正するカラー画像形成装
置において、前記検知手段として、少なくとも2組のレ
ジストマーク検知センサを搬送ベルトの進行方向に配設
したレジストマーク検知センサ対を備え、該レジストマ
ーク検知センサ対の離間距離に応じた複数のレジストマ
ークを形成し、各レジストマーク検知センサの検知結果
よりレジスト位置ズレ量を求める構成としたので、搬送
ベルトの速度変動によるレジスト位置ズレの検知誤差を
防止できる。
【0048】請求項4記載の発明では、請求項3の構成
に加えて、レジストマーク検知センサ対の離間距離とほ
ぼ同距離でレジストマークを形成し、各レジストマーク
検知センサによってほぼ同時にレジストマークを検知
し、各々の検知の時間差に応じてレジスト位置ズレ量を
求める構成としたので、搬送ベルトの速度変動があった
場合においても、その速度変動による影響は微少なもの
となり、簡単な方法で正確なレジスト位置ズレ量を求め
ることができる。従って、正確なレジスト位置合わせを
行うことができ、良質なカラー画像の形成が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図であって、カラー画
像形成装置の一部を示した斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の説明図であって、(a)は
搬送ベルト上に形成された2組のレジストマーク対とそ
の各マークを検知するレジストマーク検知センサのスリ
ット形状の一例を示した平面図、(b)は(a)に示す
レジストマークを検知センサにより検知した際の検知タ
イミングを示すタイミングチャートである。
【図3】搬送ベルトの速度変動と図2に示す各レジスト
マークの検知タイミングを示す図である。
【図4】本発明の別の実施例を示す図であって、(a)
はカラー画像形成装置の一部を示した斜視図、(b)は
(a)に示すカラー画像形成装置のレジストマーク検知
センサ対の構成例を示す要部斜視図である。
【図5】本発明の別の実施例の説明図であって、(a)
は搬送ベルト上に形成された複数のレジストマークとそ
の各マークを検知するレジストマーク検知センサ対を構
成する2つの検知センサのスリット形状の一例を示した
平面図、(b)は(a)に示す複数のレジストマークを
2つの検知センサにより検知した際の検知タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図6】搬送ベルトの速度変動と図5に示す各レジスト
マークの検知タイミングを示す図である。
【図7】従来技術によるカラー画像形成装置の構成例を
示す概略構成図である。
【図8】従来技術の説明図であって、(a)は図7に示
すカラー画像形成装置の一部を示した斜視図、(b)は
(a)に示すカラー画像形成装置のレジストマーク検知
センサの構成例を示す要部斜視図である。
【図9】従来技術の説明図であって、(a)は搬送ベル
ト上に形成された位置ズレのない場合のレジストマーク
とその各マークを検知するレジストマーク検知センサの
スリット形状の一例を示した平面図、(b)は(a)に
示すレジストマークを検知センサにより検知した際の検
知タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】従来技術の説明図であって、(a)は搬送ベ
ルト上に形成された位置ズレのある場合のレジストマー
クとその各マークを検知するレジストマーク検知センサ
のスリット形状の一例を示した平面図、(b)は(a)
に示すレジストマークを検知センサにより検知した際の
検知タイミングを示すタイミングチャートである。
【図11】搬送ベルトの速度変動と図9に示す各レジス
トマークの検知タイミングを示す図である。
【符号の説明】
1Y,1M,1C,1K:画像形成部 2Y,2M,2C,2K:感光体ドラム 8:搬送ベルト 9a,9b:搬送ローラ 14:レジストマーク検知センサ(検知手段) 20a,20b:レジストマーク対 30:複数のレジストマーク 31:レジストマーク検知センサ対(検知手段) 31a,31b:レジストマーク検知センサ
フロントページの続き (72)発明者 塩 豊 鳥取県鳥取市北村10−3・リコーマイクロ エレクトロニクス株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一列に並んだ複数色の画像形成部と、搬送
    ローラによって画像形成部近傍に架設され該搬送ローラ
    を回転することによって搬送される搬送ベルトと、該搬
    送ベルトに担持され搬送される記録媒体を備え、各画像
    形成部によって形成した画像を搬送ベルト上の記録媒体
    に順次重ねて転写しカラー画像を形成するカラー画像形
    成装置であって、少なくとも2つの画像形成部によって
    搬送ベルト上にレジストマークを形成し、形成したレジ
    ストマークを検知手段で検知することによってレジスト
    位置ズレ量を求め、求めた位置ズレ量に応じて画像形成
    位置を補正するカラー画像形成装置において、 少なくとも2組のレジストマーク対を前記搬送ローラの
    1/2回転に相当する距離だけ離した位置に形成し、前
    記検知手段による各々のレジストマークの検知結果より
    レジスト位置ズレ量を求めることを特徴とするカラー画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカラー画像形成装置におい
    て、対となるレジストマークの位置ズレ検知結果の平均
    値によってレジスト位置ズレ量を求めることを特徴とす
    るカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】一列に並んだ複数色の画像形成部と、搬送
    ローラによって画像形成部近傍に架設され該搬送ローラ
    を回転することによって搬送される搬送ベルトと、該搬
    送ベルトに担持され搬送される記録媒体を備え、各画像
    形成部によって形成した画像を搬送ベルト上の記録媒体
    に順次重ねて転写しカラー画像を形成するカラー画像形
    成装置であって、少なくとも2つの画像形成部によって
    搬送ベルト上にレジストマークを形成し、形成したレジ
    ストマークを検知手段で検知することによってレジスト
    位置ズレ量を求め、求めた位置ズレ量に応じて画像形成
    位置を補正するカラー画像形成装置において、 前記検知手段として、少なくとも2組のレジストマーク
    検知センサを搬送ベルトの進行方向に配設したレジスト
    マーク検知センサ対を備え、該レジストマーク検知セン
    サ対の離間距離に応じた複数のレジストマークを形成
    し、各レジストマーク検知センサの検知結果よりレジス
    ト位置ズレ量を求めることを特徴とするカラー画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のカラー画像形成装置におい
    て、レジストマーク検知センサ対の離間距離とほぼ同距
    離でレジストマークを形成し、各レジストマーク検知セ
    ンサによってほぼ同時にレジストマークを検知し、各々
    の検知の時間差に応じてレジスト位置ズレ量を求めるこ
    とを特徴とするカラー画像形成装置。
JP9033743A 1997-02-18 1997-02-18 カラー画像形成装置 Pending JPH10228152A (ja)

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JP9033743A JPH10228152A (ja) 1997-02-18 1997-02-18 カラー画像形成装置
US09/018,962 US5875380A (en) 1997-02-18 1998-02-05 Image forming apparatus eliminating influence of fluctuation in speed of a conveying belt to correction of offset in color registration
DE19806551A DE19806551C2 (de) 1997-02-18 1998-02-17 Bilderzeugungsapparat, der einen Einfluß von Geschwindigkeitsschwankungen des Förderbandes auf die Korrektur des Offsets bei der Farbdeckung beseitigt

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6118463A (en) * 1997-03-19 2000-09-12 Fujitsu Limited Positional error correction for color image forming apparatus
JP2008170737A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Ricoh Co Ltd 画像形成方法並びに画像形成装置、補正用トナー画像のパターン
JP2009047719A (ja) * 2007-08-13 2009-03-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびプログラム

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