JP4396188B2 - タイミング制御装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
上記目的を達成するために、本発明にかかるタイミング制御装置は、少なくとも2種類の同期信号を周期的に検知する検知手段と、前記検知手段により同期信号が検知されうる時間帯以外のタイミングで擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段とを有する。
また、本発明にかかる画像形成装置は、複数の光書込み手段と、複数の前記光書込み手段により照射される光をそれぞれ同期信号として周期的に検知する検知手段と、前記検知手段により同期信号が検知されることがないタイミングで擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と、前記信号識別手段により識別された種類に対応付けて、前記検知手段により検知された同期信号を取得し、取得された同期信号に応じて画像データを前記光書込み手段に提供する画像処理手段とを有する。
図1は、本発明にかかるプリンタ装置10の構成を例示する図である。また、図2は、レーザ162及びセンサ174の構成を説明する図である。
図1に例示するように、プリンタ装置10(画像形成装置)は、3個の搬送ローラ122A〜122Cと、搬送ローラ122A〜122Cに巻き掛けられた無端の転写ベルト124と、転写ベルト124を挟んで搬送ローラ122Cと対向配置された転写ローラ126とを有する。
なお、以下ではK、C、M、Y各色毎に設けられた部分に対し、上記と同様に、各部分の符号にK/C/M/Yの記号を付して区別する。
第1の平面ミラー166Aとポリゴンミラー164との間には第1のfθレンズ168Aが配置されており、第1の平面ミラー166Aで反射されたK色及びC色のレーザビームは、第1のfθレンズ168Aを透過してポリゴンミラー164に入射され、ポリゴンミラー164で反射・偏向された後に、再び第1のfθレンズ168Aを透過するように構成されている。
そしてK色のレーザビームは、平面ミラー170Kにより、第1の感光体ドラム140Kの上方に相当する位置に配置された第1のシリンドリカルミラー172Kに入射され、このシリンドリカルミラー172Kから第1の感光体ドラム140Kへ向けて射出され、感光体ドラム140Kの周面上を走査される。また、C色のレーザビームは、平面ミラー170Cにより、第2の感光体ドラム140Cの上方に相当する位置に配置された第2のシリンドリカルミラー172Cに入射され、このシリンドリカルミラー172Cから第2の感光体ドラム140Cへ向けて射出され、この感光体ドラム140Cの周面上を走査される。
第2の平面ミラー166Bとポリゴンミラー164との間には第2のfθレンズ168Bが配置されており、第2の平面ミラー166Bで反射されたM色及びY色のレーザビームは、第2のfθレンズ168Bを透過してポリゴンミラー164に入射され、このポリゴンミラー164で反射・偏向された後に、再び第2のfθレンズ168Bを透過するように構成されている。
そしてM色のレーザビームは、平面ミラー170Mにより、感光体ドラム140Mの上方に相当する位置に配置された第3のシリンドリカルミラー172Mに入射され、このシリンドリカルミラー172Mから第3の感光体ドラム140Mへ向けて射出され、この感光体ドラム140Mの周面上を走査される。また、Y色のレーザビームは、平面ミラー170Yにより、第4の感光体ドラム140Yの上方に相当する位置に配置された第4のシリンドリカルミラー172Yに入射され、このシリンドリカルミラー172Yから第4の感光体ドラム140Yへ向けて射出され、この感光体ドラム140Yの周面上を走査される。
図2に例示するように、第1のLD162K及び第2のレーザ162Cから照射されたレーザビームは、ポリンゴンミラー164の図中下方の面で偏向されて、ピックアップミラー176aから図中右方向に走査される。同様に、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビームは、ポリンゴンミラー164の図中上方の面で偏向されて、第2のピックアップミラー176bから第3のピックアップミラー176cの方向に走査される。
第1のピックアップミラー176aは、図中下方の走査ライン上流に設けられており、第1のLD162K及び第2のLD162Cから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第1のセンサ174aに導く。同様に、第2のピックアップミラー176bは、図中上方の走査ライン上流に設けられており、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第2のセンサ174bに導く。また、第3のピックアップミラー176cは、図中上方の走査ライン下流に設けられており、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第3のセンサ174cに導く。
図3に例示するように、コントローラ18は、カラー画像を構成する各色の画像データを記憶する複数のページメモリ182と、CPU184とを有する。CPU184は、クライアント端末(不図示)などから画像データが入力されると、入力された画像データ(例えば、PDL)を解析してRasterデータに変換し、ラスタライズされた各色の画像データをそれぞれページメモリ182Y、ページメモリ182M、ページメモリ182C及びページメモリ182Kに格納する。
ページメモリ182に格納された画像データは、タイミング制御部230から出力されるページシンク信号(不図示)及びラインシンク信号(L/S)に同期して、ページメモリ182から読み出され、I/F部200に対して出力される。
画像処理部210は、FIFO202から入力された画像データに対して、スクリーン処理又はスムージング処理などを施し、出力I/F220に対して出力する。
出力I/F部220は、画像処理部210から入力された画像データをパルス信号として光走査装置16に対して出力する。
タイミング制御部230は、光走査装置16から入力されたSOS(Start-of-Scan)信号及びEOS(End-of-Scan)信号などの同期信号に基づいて、画像データの転送タイミング及び画像データの書出しタイミング(すなわち、イメージの書出し位置)を規定するページシンク信号及びラインシンク信号を生成し、コントローラ18、I/F部200又は出力I/F部220による画像データ出力のタイミングを制御する。ここで、SOS信号とは、光走査装置16のスキャンライン上流で検知されるスキャン同期信号であり、EOS信号とは、光走査装置16のスキャンライン下流で検知されるスキャン同期信号である。
センサ174は、LD162のSOS信号及びEOS信号を検知し、タイミング制御部230に対して出力する。
また、上記のように、レーザ162は、1つのポリゴンミラー164で全てのレーザ光を偏向することにより、コストダウンを図る共に、ポリゴンミラー毎のばらつきによる不具合を排除している。また、第1のセンサ174a及び第2のセンサ174bは、1つのセンサで2種類のSOS信号を検知することにより、センサの数を最小限に抑えている。
このように、1つのセンサにより2種類以上のSOS信号が検知される場合には、プリンタ装置10は、検知されたSOS信号の種類を識別する必要がある。SOS信号の種類識別については、以下に説明する。
図4に例示するように、タイミング制御部230(タイミング制御装置)は、3つの分離回路232(信号識別手段)、擬似信号発生回路234、セレクタ236、間隔カウンタ238、演算器240、レジスタ242、4つのLineSyncカウンタ244、及び監視回路246(異常検知手段)を有する。
まず、第1のセンサ174a(図1,図2)は、KC−SOS信号を周期的に検知し、第1の分離回路232aに対して出力する。同様に、第2のセンサ174bは、YM−SOS信号を検知して第2の分離回路232bに対して出力する。また、第3のセンサ174cは、YM−EOS信号を検知し、第3の分離回路232cに対して出力する。
擬似信号発生回路234は、各分離回路232に同期信号が入力されることのないタイミングで、周期的に擬似SOS信号(すなわち擬似信号)を生成し、生成された擬似SOS信号を各分離回路232に対して出力する。例えば、擬似信号発生回路234は、LD162(図1,図2)が感光体ドラム140にレーザ光を照射しているタイミングで擬似SOS信号を生成し、第1の分離回路232a、第2の分離回路232b及び第3の分離回路232cに対して出力する。このように、擬似信号発生回路234は、それぞれのセンサ174にレーザビームが照射されないタイミングで擬似SOS信号を生成する。
セレクタ236は、既定の組合せでSOS信号又はEOS信号を選択し、間隔カウンタ238に対して出力する。
間隔カウンタ238は、セレクタ236から入力されたSOS信号又はEOS信号の時間間隔をカウントし、演算器240に対して出力する。具体的には、間隔カウンタ238は、SOS信号と他のSOS信号との時間間隔、SOS信号とEOS信号との時間間隔、又は、EOS信号と次のEOS信号との時間間隔などを計数する。
演算器240は、間隔カウンタ238から入力されたSOS信号などの時間間隔に基づいて、レジスタ242と協働してラインシンク信号の出力タイミングを決定し、対応するLineSyncカウンタ244に対して出力する。
第1のLineSyncカウンタ244Y、第2のLineSyncカウンタ244M、第3のLineSyncカウンタ244C及び第4のLineSyncカウンタ244Kは、それぞれY色、M色、C色及びK色に対応し、各LineSyncカウンタ244は、演算器240により決定された出力タイミングで、ラインシンク信号を生成し、コントローラ18に対して出力する。
コントローラ18は、各色に対応するLineSyncカウンタ244からのラインシンク信号に応じて、画像データを画像処理装置20(図3)を介してLD162に出力し、LD162に画像を形成させる。
図5に例示するように、初期化を行う場合(初期検出時)に、LD162(図1,図2)は、出力I/F部220(制御手段)の制御に応じて、Y色に対応する第4のLD162Yのみを点灯させて、Y−SOS信号を検知させる。
Y色に対応する第2のセンサ174b(図2,図4)は、Y−SOS信号を検知して、タイミング制御部230(図4)に対して出力する。タイミング制御部230は、初期検出時にY−SOS信号が入力されると、LineSyncカウンタ24などの初期化を行うと共に、擬似信号発生回路234に擬似信号生成タイミングまでのカウントアップを開始させて、初期化処理を終了する。
なお、この段階では、いずれのYM−SOS信号がM色又はY色に相当するか判定できないが、擬似SOS信号が検知された後に、M−SOS信号、Y−SOS信号の順で検知されることが予め定められているので、第2の分離回路232bは、擬似SOS信号が入力されたタイミングに基づいて、YM−SOS信号がいずれの色に相当するかを判定することができる。
次に、ノイズなどによりSOS信号の検知異常が発生した場合のプリンタ装置10の動作を説明する。
図6は、検知異常が検出された場合のタイミングチャートである。
図6に例示するように、監視回路246は、擬似SOS信号の各インターバルにおいて、検知される各色のSOS信号の数を監視して検知異常を検出する。本例の監視回路246は、各色のSOS信号が1つである場合に正常であると判定し、これ以外の場合(例えば、いずれかの色のSOS信号が検知されない場合、又は、いずれかの色のSOS信号が2つ以上検知された場合)に検知異常であると判定する。
より具体的には、図6に例示するように、擬似SOS信号の同一のインターバルにおいてY−SOS信号が検知された後にノイズが検知されると、第2の分離回路232bは、このノイズがY−SOS信号の後で入力された信号であるため、M−SOS信号であると判定する。この場合に、監視回路246(出力制御手段)は、同一のインターバル中に2つのM−SOS信号が入力されたことを検知するので、検知異常と判定し、エラー信号を生成し、それぞれの分離回路232、演算器240、間隔カウンタ238又はそれぞれのLineSyncカウンタ244(出力手段)などに出力して、このインターバルで検知されたSOS信号を無効にするよう指示する。例えば、監視回路246は、それぞれのLineSyncカウンタ244に対してラインシンク信号の出力を禁止する。
エラー信号は次の擬似SOS信号が検知された時に解除されるが、再度SOS信号の検知異常が検出されると、監視回路246は再度エラー信号を生成し出力する。
次に、プリンタ装置10がSOS信号に基づいて行う色ずれ補正を説明する。プリンタ装置10は、上記のように、それぞれの分離回路232で分離され、擬似SOS信号に基づいて識別されたSOS信号を用いて、各LD162(図1など)による画像データの書出しタイミングを決定する。具体的には、演算器240(図4)が、Y−SOS信号とM−SOS信号との時間間隔及びC−SOS信号とK−SOS信号との時間間隔の変動に応じて、各レーザ162についてSOS信号から書出しまでの時間(以下、待機時間)を算出し、各LineSyncカウンタ244に設定する。
なお、本例では、図2に例示したように、M色及びY色の組とC色及びK色の組とで、2色づつ走査方向が異なる。そこで、演算器240は、主走査の色合せ制御として、互いに同方向の走査ビームの場合について適用するアルゴリズムと互いに逆方向の走査ビームについて適用するアルゴリズムとの2段階で構成し、適正な色ずれ補正を実現する。なお、以下の説明においては、C色を基準色とし、C色を含む走査方向を正走査と呼び、C色を含まないこれと反対方向の走査方向を逆走査と呼ぶ。
図7に例示するように、基準色であるC色のSOS信号は、第1の分離回路232aによる分離後において、先に出力されるパルスである。タイミング制御部230は、各々のSOS信号より既定の待機時間(「待機C」及び「待機K」)の後にラインシンク信号を作り出し、各々のSOS信号の時間間隔(間隔Aなど)が変動した場合には、この変動分をラインシンク信号の発生タイミングに反映させることにより、各色の画像データの書出しタイミングを揃えて色ずれを防止する。本例では、演算器240が、SOS間隔の変動に応じて、被基準色側(すなわち、K色)のラインシンク信号の発生タイミングを調整する。
主走査方向の同期信号であるラインシンク信号(C)及びラインシンク信号(K)は、LineSyncカウンタ244により、各SOSセンサ信号から既定の待機時間(「待機C」及び「待機K」)の後に生成される。各LD162によるイメージの書出しは、これらラインシンク(C)又はラインシンク(K)の信号が生成された後に、さらにレーザ162側で設定される所定の時間(書出しタイムラグDT)の経過後に行われる。この書出しタイムラグDTは固定値であるため、色ずれ補正においては、タイミング制御部230が各センサ174の出力の時間間隔(間隔A〜間隔D)の変動に基づいて「待機K」を可変してイメージデータの出力タイミングを間接的にコントロールし色ずれを補正する。なお、本例では、基準色であるC色の「待機C」を固定値として説明するが、「待機C」を可変としてもよい。
そして、K色がずれた場合(ケース2)には、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔B」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K1」に補正する。
「待機K1」=「待機K」+「間隔A」−「間隔B」
により算出される。
これにより、タイミング制御部230は、ラインシンク信号(K)が生成されるタイミングを調整して、色ずれを防止する。
また、C色がずれた場合(ケース3)も同様に、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔C」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K2」に補正する。
「待機K2」=「待機K」+「間隔A」−「間隔C」
また、K色及びC色の両方がずれた場合(ケース4)も同様に、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔D」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K3」に補正する。
「待機K3」=「待機K」+「間隔A」−「間隔D」
なお、演算器240は、逆走査のY色及びM色についても同様に適用し、同方向の色ずれ補正を、正走査ではCを基準とし、逆走査ではMを基準として行う。また、本例では、先に出力されるSOS信号(C色)を基準とした形態であるが、後で出力されるSOS信号(K色又はY色)を基準とする場合には、符号を逆転させることにより実質的に同一の方法で補正できる。
図8(A)に例示するように、初期状態(ケース1)では、演算器240は、C色及びM色の書出しタイミングが一致するように、既定の「待機C」及び「待機M」をそれぞれLineSyncカウンタ244C及びLineSyncカウンタ244Mに設定する。この場合の、M−SOS信号からM−EOS信号までの時間間隔を「MM間隔1」とする。
次に、共通の支持体178が変動し、さらにM色の単独の第2のピックアップミラー176bが変動した場合(ケース2)を想定する(本例では、C色及びM色の書き出し方向にSOS信号が変動している)。支持体178に第1のセンサ174a(C−SOS信号を検知)と第3のセンサ174c(M−EOS信号を検知)とが固定されているため、基準色Cのずれ量であるΔCは、M−EOS信号のずれとしても同量検知される。一方、M−SOS信号は、これらとは独立に変動し、ΔMだけ変化する。
この場合の印字イメージは、図8(B)に例示するように、C色についてはC−SOS信号の出力タイミングが早くなるため、書き出し方向(図中、左方向)にΔCだけイメージの位置がずれ、M色についても同様に書き出し方向ずれる。しかしながら、C色とM色とは走査方向が逆であるためにM色のイメージの位置はΔMだけ右方向にずれる。したがって、C色のイメージとM色のイメージとを合わせるためには、タイミング制御部230は、M色のタイミングを(ΔC+ΔM)分だけ左方向に補正する必要がある。
ここで、変動後のM−SOS信号からM−EOS信号までの時間間隔「MM間隔2」は、第2のピックアップミラー176b(M−SOS信号を導くミラー)のずれ量(ΔM)と、第3のピックアップミラー176c(M−EOS信号を導くミラー)のずれ量(ΔC)とが含まれるので、その差分は、「ΔM+ΔC」となり、M色の補正すべきずれ量に相当する。したがって、演算器240は、この差分値に基づいて、M色の待機時間である「待機M」を「待機M1」に補正することにより、C色とM色の書出し位置を揃えることが可能となる。
演算器240は、上記同方向の色ずれ補正と、逆方向の色ずれ補正とを組み合わせることにより、K色、M色及びY色のイメージ書出し位置をC色の書出し位置に揃えることができる。
なお、基準色であるC色自身がずれている場合には、演算器240は、C−SOS信号とM−EOS信号との時間間隔「CM間隔」の変動量を用いて、C−SOS信号のずれ量を算出し、色ずれ補正に適用することができる。具体的には、図8(A)に例示するように、「CM間隔」の変動量(「CM間隔1」と「CM間隔2」との差分値)は、共通の支持体178の変動分のみが含まれることになるため、これを算出することにより、基準色C色のずれ量を求めることができる。すなわち、
ΔC=(「CM間隔2」−「CM間隔1」)/2
として算出される。演算器240は、このΔCを各色の待機時間(すなわち、ラインシンク信号の発生タイミング)に反映させることでC色のずれ量を取り除くことができる。
また、本プリンタ装置10は、擬似SOS信号のインターバルにおいて検知されるSOS信号の数を監視することにより、ノイズなどに起因するSOS信号の検知異常を検出することができる。
なお、上記実施形態では、同一のセンサ174により2種類のSOS信号が検知される形態を具体例として説明したが、プリンタ装置10は、同一のセンサ174で3種類以上の同期信号を検知してもよい。この場合も、上記実施形態と同様に、プリンタ装置10は、擬似SOS信号とSOS信号の順序との基づいて各SOS信号の種類を識別することができる。
16・・・光走査装置
162・・・半導体レーザ
164・・・ポリゴンミラー
174・・・センサ
176・・・ピックアップミラー
178・・・支持体
18・・・コントローラ
20・・・画像処理装置
230・・・タイミング制御部
232・・・分離回路
234・・・擬似信号発生回路
236・・・セレクタ
238・・・間隔カウンタ
244・・・LineSyncカウンタ
246・・・監視回路
Claims (8)
- 既定の順序で少なくとも2種類の同期信号を周期的に検知する複数の検知手段と、
前記検知手段により同期信号が検知されうる時間帯以外のタイミングであって、既定の周期で擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の後に検知される同期信号の順序に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と、
前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の周期中に前記検知手段により検知される同期信号の数に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の検知異常を検出する異常検出手段と
を有するタイミング制御装置。 - 前記検知手段は、光書込み装置によりデータが書き込まれるデータ書込み領域の外で、
この光書込み装置により走査される光を前記同期信号として検知し、
前記擬似信号生成手段は、前記光書込み装置が前記データ書込み領域内を走査しているタイミングで擬似信号を生成する
請求項1に記載のタイミング制御装置。 - 前記信号識別手段により識別された種類に応じて、前記検知手段により検知された同期信号それぞれを出力する出力手段と、
前記異常検出手段により同期信号の検知異常が検出された場合に、前記出力手段による
同期信号の出力を禁止する出力制御手段と
をさらに有する請求項1に記載のタイミング制御装置。 - 少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、
前記擬似信号生成手段は、同期信号が検知される時間間隔のうち、最長の時間間隔における既定の時点で擬似信号を生成する
請求項1に記載のタイミング制御装置。 - 少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、
前記擬似信号生成手段は、最短の前記時間間隔より長くかつ最長の前記時間間隔よりも短い設定時間だけ前記検知手段がいずれの同期信号も検知しない時に、前記擬似信号を生成する
請求項1に記載のタイミング制御装置。 - 前記同期信号は、画像データの書出しタイミングを既定するための基準信号であり、
それぞれの前記検知手段は、カラー画像を構成する少なくとも2色の画像データに関する前記基準信号を検知する
請求項1〜5のいずれかに記載のタイミング制御装置。 - 複数の光書込み手段と、
複数の前記光書込み手段により照射される光をそれぞれ同期信号として既定の順序で周期的に検知する複数の検知手段と、
前記検知手段により同期信号が検知されることがないタイミングであって、既定の周期で擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の後に検知される同期信号の順序に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と、
前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の周期中に前記検知手段により検知される同期信号の数に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の検知異常を検出する異常検出手段と、
前記信号識別手段により識別された種類に対応付けて、前記検知手段により検知された同期信号を取得し、取得された同期信号に応じて画像データを前記光書込み手段に提供する画像処理手段と
を有する画像形成装置。 - 最初の同期信号を検知する場合に、前記光書込み手段の1つに光を照射させて、前記検知手段に基準となる同期信号を検知させる制御手段
をさらに有する請求項7に記載の画像形成装置。
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