JP4396188B2 - タイミング制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の光書込み手段が設けられた画像形成装置に関する。
例えば、特許文献1は、スプレーペイント方式の走査露光装置を開示する。また、特許文献2は、共通の同期検知センサに2色以上のビームが入射される場合に、同期検知センサの出力パルス列をそれぞれの色成分に分離する光ビーム走査装置を開示する。
特開2001−121739号公報 特開2002−055292号公報
本発明は、上述した背景からなされたものであり、同一のセンサで検知された複数の同期信号をそれぞれ確実に識別することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
[タイミング制御装置]
上記目的を達成するために、本発明にかかるタイミング制御装置は、少なくとも2種類の同期信号を周期的に検知する検知手段と、前記検知手段により同期信号が検知されうる時間帯以外のタイミングで擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段とを有する。
好適には、複数の前記検知手段が配設され、これらの検知手段は、既定の順序でそれぞれ少なくとも2種類の同期信号を周期的に検知し、前記信号識別手段は、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号と、同期信号の順序とに基づいて、前記検知手段それぞれにより検知された同期信号の種類を識別する。
好適には、前記検知手段は、光書込み装置によりデータが書き込まれるデータ書込み領域の外で、この光書込み装置により走査される光を前記同期信号として検知し、前記擬似信号生成手段は、前記光書込み装置が前記データ書込み領域内を走査しているタイミングで擬似信号を生成する。
好適には、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号と、前記検知手段により検知された同期信号とに基づいて、同期信号の検知異常を検出する異常検出手段をさらに有する。
好適には、前記擬似信号生成手段は、既定の周期で擬似信号を生成し、前記異常検出手段は、前記擬似信号の周期中に前記検知手段により検知される同期信号の数に基づいて、同期信号の検知異常を検出する。
好適には、前記信号識別手段により識別された種類に応じて、前記検知手段により検知された同期信号それぞれを出力する出力手段と、前記異常検出手段により同期信号の検知異常が検出された場合に、前記出力手段による同期信号の出力を禁止する出力制御手段とをさらに有する。
好適には、少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、前記擬似信号生成手段は、同期信号が検知される時間間隔のうち、最長の時間間隔における既定の時点で擬似信号を生成する。
好適には、少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、前記擬似信号生成手段は、最短の前記時間間隔より長くかつ最長の前記時間間隔よりも短い設定時間だけ前記検知手段がいずれの同期信号も検知しない時に、前記擬似信号を生成する。
好適には、前記同期信号は、画像データの書出しタイミングを既定するための基準信号であり、それぞれの前記検知手段は、カラー画像を構成する少なくとも2色の画像データに関する前記基準信号を検知する。
[画像形成装置]
また、本発明にかかる画像形成装置は、複数の光書込み手段と、複数の前記光書込み手段により照射される光をそれぞれ同期信号として周期的に検知する検知手段と、前記検知手段により同期信号が検知されることがないタイミングで擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と、前記信号識別手段により識別された種類に対応付けて、前記検知手段により検知された同期信号を取得し、取得された同期信号に応じて画像データを前記光書込み手段に提供する画像処理手段とを有する。
また、本発明にかかる画像形成装置は、複数の光書込み手段と、複数の前記光書込み手段から照射された光をそれぞれ同期信号として検知する検知手段と、最初の同期信号を検知する場合に、前記光書込み手段の1つに光を照射させて、前記検知手段に基準となる同期信号を検知させる制御手段とを有する。
本発明のタイミング制御装置及び画像形成装置によれば、同一のセンサで検知された複数の同期信号を識別することができる。
まず、図1及び図2を参照して、プリンタ装置10の構成を説明する。
図1は、本発明にかかるプリンタ装置10の構成を例示する図である。また、図2は、レーザ162及びセンサ174の構成を説明する図である。
図1に例示するように、プリンタ装置10(画像形成装置)は、3個の搬送ローラ122A〜122Cと、搬送ローラ122A〜122Cに巻き掛けられた無端の転写ベルト124と、転写ベルト124を挟んで搬送ローラ122Cと対向配置された転写ローラ126とを有する。
転写ベルト124の上方には、転写ベルト124が回転駆動されたときの転写ベルト124の移動方向(図1矢印A方向)に沿って、ブラック(K)の画像を形成するための第1の感光体ドラム140K、シアン(C)の画像を形成するための第2の感光体ドラム140C、マゼンダ(M)画像を形成するための第3の感光体ドラム140M、イエロー(Y)の画像を形成するための第4の感光体ドラム140Yが略等間隔で配置されている。各感光体ドラム140は、軸線が転写ベルト124の移動方向と直交するようにそれぞれ配置されている。
なお、以下ではK、C、M、Y各色毎に設けられた部分に対し、上記と同様に、各部分の符号にK/C/M/Yの記号を付して区別する。
各感光体ドラム140の周囲には、感光体ドラム140を帯電させるための帯電器142がそれぞれ配置されており、各感光体ドラム140の上方には、帯電された各感光体ドラム140にレーザビームをそれぞれ照射して各感光体ドラム140に静電潜像を形成する光走査装置(光書込み装置)16が配置されている。
また、各感光体ドラム140の周囲には、感光体ドラム140の回転方向に沿ってレーザビーム照射位置よりも下流側に、感光体ドラム140上に形成された静電潜像を所定色(K、C、M又はY)のトナーによって現像しトナー像を形成させる現像器144、感光体ドラム140上に形成されたトナー像を転写ベルト124に転写する転写器148、感光体ドラム140に残されたトナーを除去するクリーナ146が順に配置されている。
各感光体ドラム140に形成された互いに異なる色のトナー像は、転写ベルト124のベルト面上で互いに重なり合うように転写ベルト124にそれぞれ転写される。これにより、転写ベルト124上にカラーのトナー像が形成され、形成されたカラーのトナー像は、搬送ローラ122Cと転写ローラ126との間に送り込まれたシート128に転写される。そして、シート128は、定着装置(不図示)に送りこまれ、転写されたトナー像が定着される。これにより、シート128上にカラー画像(フルカラー画像)が形成される。
光走査装置16について説明する。光走査装置16は、底面形状が略矩形状のケーシング160を備え、ケーシング160の略中央部には、モータ(不図示)によって高速で回転されるポリゴンミラー164が配置されている。ポリゴンミラー164は、複数の反射面(本例では12面)を備えている。ポリゴンミラー164の軸線に直交する方向に沿ってケーシング160には、感光体ドラム140Kへの照射用のレーザビーム(以下「K色のレーザビーム」という)を射出する半導体レーザ(以下、「LD」という)162K(光書込み手段)と、感光体ドラム140Cへの照射用のレーザビーム(以下「C色のレーザビーム」という)を射出するLD162Cとがそれぞれ配置されている。
第1のLD162K及び第2のLD162Cのレーザビーム射出側には、コリメータレンズ(不図示)及び平面ミラーなどが順に配置され、第1のLD162K及び第2のLD162Cから射出されたレーザビームは、平行光束とされて第1の平面ミラー166Aに入射される。
第1の平面ミラー166Aとポリゴンミラー164との間には第1のfθレンズ168Aが配置されており、第1の平面ミラー166Aで反射されたK色及びC色のレーザビームは、第1のfθレンズ168Aを透過してポリゴンミラー164に入射され、ポリゴンミラー164で反射・偏向された後に、再び第1のfθレンズ168Aを透過するように構成されている。
第1のLD162K及び第2のLD162Cは、ポリゴンミラー164の軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違されており、K色及びC色のレーザビームは、副走査方向に沿って異なる入射角でポリゴンミラー164にそれぞれ入射されるので、第1のfθレンズ168Aを2回透過したK色及びC色のレーザビームは別々の平面ミラー170K、170Cに入射される。
そしてK色のレーザビームは、平面ミラー170Kにより、第1の感光体ドラム140Kの上方に相当する位置に配置された第1のシリンドリカルミラー172Kに入射され、このシリンドリカルミラー172Kから第1の感光体ドラム140Kへ向けて射出され、感光体ドラム140Kの周面上を走査される。また、C色のレーザビームは、平面ミラー170Cにより、第2の感光体ドラム140Cの上方に相当する位置に配置された第2のシリンドリカルミラー172Cに入射され、このシリンドリカルミラー172Cから第2の感光体ドラム140Cへ向けて射出され、この感光体ドラム140Cの周面上を走査される。
また、ケーシング160内部の、ポリゴンミラー164を挟んで第1のLD162K及び第2のLD162Cの配設位置の反対側には、第3の感光体ドラム140Mへの照射用のレーザビーム(以下「M色のレーザビーム」という)を射出する第3のLD162Mと、第4の感光体ドラム140Yへの照射用のレーザビーム(以下「Y色のレーザビーム」という)を射出する第4のLD162Yがそれぞれ配置されている。第3のLD162C及び第4のLD162Yから射出されたレーザビームは、上記と同様に、平行光束とされて第2の平面ミラー166Bに入射される。
第2の平面ミラー166Bとポリゴンミラー164との間には第2のfθレンズ168Bが配置されており、第2の平面ミラー166Bで反射されたM色及びY色のレーザビームは、第2のfθレンズ168Bを透過してポリゴンミラー164に入射され、このポリゴンミラー164で反射・偏向された後に、再び第2のfθレンズ168Bを透過するように構成されている。
第3のLD162M及び第4のLD162Yは、ポリゴンミラー164の軸線方向(副走査方向に対応)に沿った位置が相違されており、M色及びY色のレーザビームは、副走査方向に沿って異なる入射角でポリゴンミラー164にそれぞれ入射されるので、第2のfθレンズ168Bを2回透過したM色及びY色のレーザビームは、別々の平面ミラー170M、170Yに入射される。
そしてM色のレーザビームは、平面ミラー170Mにより、感光体ドラム140Mの上方に相当する位置に配置された第3のシリンドリカルミラー172Mに入射され、このシリンドリカルミラー172Mから第3の感光体ドラム140Mへ向けて射出され、この感光体ドラム140Mの周面上を走査される。また、Y色のレーザビームは、平面ミラー170Yにより、第4の感光体ドラム140Yの上方に相当する位置に配置された第4のシリンドリカルミラー172Yに入射され、このシリンドリカルミラー172Yから第4の感光体ドラム140Yへ向けて射出され、この感光体ドラム140Yの周面上を走査される。
以上説明したように、K色及びC色のレーザビームと、M色及びY色のレーザビームとは、ポリゴンミラー164の対向する面に入射されるため、図2に矢印でそれぞれ示すように、K色及びC色のレーザビームと、M色及びY色のレーザビームとは、互いに逆方向に走査される。
ケーシング160の底部近傍には、シリンドリカルミラー172K、172C、172M、172Yによってそれぞれ反射されたK、C、M、Y色の各レーザビームの走査軌跡を横切るように、複数のピックアップミラー(平面ミラー)176が配置されている。第1のピックアップミラー176aは、図2に例示するように、レーザビームの走査軌跡のうち、K色及びC色のレーザビームの走査開始側端部(SOS:Start Of Scan)付近、言い換えるとM色及びY色のレーザビームの走査終了側端部(EOS:End Of Scan)付近に配置され、第2のピックアップミラー176bは、M色及びY色のレーザビームのSOS(すなわち、K色及びC色のレーザビームのEOS)付近に配置されている。また、第3のピックアップミラー176cは、第1のピックアップミラー176aと同一の支持体178に固定されて、K色及びC色のレーザビームのSOS(すなわち、M色及びY色のEOS)付近に配置されている。
次に、上記複数のピックアップミラー176により導かれる各色のレーザビームと、センサ174(検知手段)との関係を説明する。
図2に例示するように、第1のLD162K及び第2のレーザ162Cから照射されたレーザビームは、ポリンゴンミラー164の図中下方の面で偏向されて、ピックアップミラー176aから図中右方向に走査される。同様に、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビームは、ポリンゴンミラー164の図中上方の面で偏向されて、第2のピックアップミラー176bから第3のピックアップミラー176cの方向に走査される。
第1のピックアップミラー176aは、図中下方の走査ライン上流に設けられており、第1のLD162K及び第2のLD162Cから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第1のセンサ174aに導く。同様に、第2のピックアップミラー176bは、図中上方の走査ライン上流に設けられており、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第2のセンサ174bに導く。また、第3のピックアップミラー176cは、図中上方の走査ライン下流に設けられており、第3のLD162M及び第4のLD162Yから照射されたレーザビーム(ポリンゴンミラー164により偏向されたもの)を第3のセンサ174cに導く。
第1のセンサ174aは、第1のピックアップミラー176aにより導かれたレーザビームを検知し、検知信号をKC−SOS信号(K色又はC色のSOS信号であることを意味する)として、後述するタイミング制御部230(図3)に対して出力する。なお、K−SOS信号及びC−SOS信号は、K色に相当する第1のLD162KがC色に相当する第2のLD162Cと異なる位置に設置されるため、互いに異なるタイミングで検知される。同様に、第2のセンサ174bは、第2のピックアップミラー176bにより導かれたレーザビームを検知し、検知信号をYM−SOS信号(Y色又はM色のSOS信号であることを意味する)としてタイミング制御部230に対して出力する。なお、Y−SOS信号及びM−SOS信号も互いに異なるタイミングで検知される。また、第3のセンサ174cは、第3のピックアップミラー176cにより導かれたレーザビームを検知し、検知信号をM色のEOS信号(以下、E−SOS信号)としてタイミング制御部230に対して出力する。
図3は、プリンタ装置10における画像データの流れを説明する図である。
図3に例示するように、コントローラ18は、カラー画像を構成する各色の画像データを記憶する複数のページメモリ182と、CPU184とを有する。CPU184は、クライアント端末(不図示)などから画像データが入力されると、入力された画像データ(例えば、PDL)を解析してRasterデータに変換し、ラスタライズされた各色の画像データをそれぞれページメモリ182Y、ページメモリ182M、ページメモリ182C及びページメモリ182Kに格納する。
ページメモリ182に格納された画像データは、タイミング制御部230から出力されるページシンク信号(不図示)及びラインシンク信号(L/S)に同期して、ページメモリ182から読み出され、I/F部200に対して出力される。
画像処理装置20は、インタフェース部(I/F部)200、画像処理部210、出力インタフェース部(出力I/F部)220及びタイミング制御部230を有する。I/F部200は、各色に対応して複数のFIFO202を有し、ページメモリ182から入力された画像データ(Rasterデータ)を順に格納し、格納された順番で画像データを画像処理部210に対して出力する。FIFO202に格納された画像データは、タイミング制御部230から出力されるラインシンク信号(L/S)に同期して、画像処理部210に対して出力されてもよい。
画像処理部210は、FIFO202から入力された画像データに対して、スクリーン処理又はスムージング処理などを施し、出力I/F220に対して出力する。
出力I/F部220は、画像処理部210から入力された画像データをパルス信号として光走査装置16に対して出力する。
タイミング制御部230は、光走査装置16から入力されたSOS(Start-of-Scan)信号及びEOS(End-of-Scan)信号などの同期信号に基づいて、画像データの転送タイミング及び画像データの書出しタイミング(すなわち、イメージの書出し位置)を規定するページシンク信号及びラインシンク信号を生成し、コントローラ18、I/F部200又は出力I/F部220による画像データ出力のタイミングを制御する。ここで、SOS信号とは、光走査装置16のスキャンライン上流で検知されるスキャン同期信号であり、EOS信号とは、光走査装置16のスキャンライン下流で検知されるスキャン同期信号である。
光走査装置16は、出力I/F部220から入力されたパルス信号に応じて、各色のLD162を点滅させて、感光体140(図1)の表面に静電潜像を形成する。
センサ174は、LD162のSOS信号及びEOS信号を検知し、タイミング制御部230に対して出力する。
このように、本実施形態におけるプリンタ装置10は、各色のSOS信号に応じたタイミングで、ページシンク信号及びラインシンク信号を生成して、複数のLD162の書出し位置を主走査方向及び副走査方向について一致させる。ここで、ページシンク(Page-Sync)信号とは、画像データの副走査方向の同期信号であり、ラインシンク(Line-Sync)信号とは、画像データの主走査方向の同期信号である。
また、上記のように、レーザ162は、1つのポリゴンミラー164で全てのレーザ光を偏向することにより、コストダウンを図る共に、ポリゴンミラー毎のばらつきによる不具合を排除している。また、第1のセンサ174a及び第2のセンサ174bは、1つのセンサで2種類のSOS信号を検知することにより、センサの数を最小限に抑えている。
このように、1つのセンサにより2種類以上のSOS信号が検知される場合には、プリンタ装置10は、検知されたSOS信号の種類を識別する必要がある。SOS信号の種類識別については、以下に説明する。
図4は、タイミング制御部230の構成を例示する図である。
図4に例示するように、タイミング制御部230(タイミング制御装置)は、3つの分離回路232(信号識別手段)、擬似信号発生回路234、セレクタ236、間隔カウンタ238、演算器240、レジスタ242、4つのLineSyncカウンタ244、及び監視回路246(異常検知手段)を有する。
まず、第1のセンサ174a(図1,図2)は、KC−SOS信号を周期的に検知し、第1の分離回路232aに対して出力する。同様に、第2のセンサ174bは、YM−SOS信号を検知して第2の分離回路232bに対して出力する。また、第3のセンサ174cは、YM−EOS信号を検知し、第3の分離回路232cに対して出力する。
擬似信号発生回路234は、各分離回路232に同期信号が入力されることのないタイミングで、周期的に擬似SOS信号(すなわち擬似信号)を生成し、生成された擬似SOS信号を各分離回路232に対して出力する。例えば、擬似信号発生回路234は、LD162(図1,図2)が感光体ドラム140にレーザ光を照射しているタイミングで擬似SOS信号を生成し、第1の分離回路232a、第2の分離回路232b及び第3の分離回路232cに対して出力する。このように、擬似信号発生回路234は、それぞれのセンサ174にレーザビームが照射されないタイミングで擬似SOS信号を生成する。
第1の分離回路232a及び第2の分離回路232bは、2種類以上のSOS信号(すなわち同期信号)が周期的に入力される場合に、入力された2種類以上のSOS信号を分離し、分離されたSOS信号をそれぞれのSOS信号の種類に対応付けてセレクタ236に対して出力する。その際に、これらの分離回路232は、擬似信号発生回路234から入力された擬似SOS信号に基づいて、周期的に入力される2種類以上のSOS信号を識別する。すなわち、2種類以上のSOS信号は予め定められた順序で検知されるため、第1の分離回路232a及び第2の分離回路232bは、擬似SOS信号が入力されたタイミングと、SOS信号の順序とに基づいて、SOS信号を同定する。
セレクタ236は、既定の組合せでSOS信号又はEOS信号を選択し、間隔カウンタ238に対して出力する。
間隔カウンタ238は、セレクタ236から入力されたSOS信号又はEOS信号の時間間隔をカウントし、演算器240に対して出力する。具体的には、間隔カウンタ238は、SOS信号と他のSOS信号との時間間隔、SOS信号とEOS信号との時間間隔、又は、EOS信号と次のEOS信号との時間間隔などを計数する。
演算器240は、間隔カウンタ238から入力されたSOS信号などの時間間隔に基づいて、レジスタ242と協働してラインシンク信号の出力タイミングを決定し、対応するLineSyncカウンタ244に対して出力する。
第1のLineSyncカウンタ244Y、第2のLineSyncカウンタ244M、第3のLineSyncカウンタ244C及び第4のLineSyncカウンタ244Kは、それぞれY色、M色、C色及びK色に対応し、各LineSyncカウンタ244は、演算器240により決定された出力タイミングで、ラインシンク信号を生成し、コントローラ18に対して出力する。
コントローラ18は、各色に対応するLineSyncカウンタ244からのラインシンク信号に応じて、画像データを画像処理装置20(図3)を介してLD162に出力し、LD162に画像を形成させる。
図5は、SOS信号及び擬似SOS信号のタイミングチャートである。
図5に例示するように、初期化を行う場合(初期検出時)に、LD162(図1,図2)は、出力I/F部220(制御手段)の制御に応じて、Y色に対応する第4のLD162Yのみを点灯させて、Y−SOS信号を検知させる。
Y色に対応する第2のセンサ174b(図2,図4)は、Y−SOS信号を検知して、タイミング制御部230(図4)に対して出力する。タイミング制御部230は、初期検出時にY−SOS信号が入力されると、LineSyncカウンタ24などの初期化を行うと共に、擬似信号発生回路234に擬似信号生成タイミングまでのカウントアップを開始させて、初期化処理を終了する。
初期化処理が終了すると、光走査装置16は、既定の走査位置(センサ174の位置及び画像書込み位置)でレーザ光を照射できるように、各色に対応する第1のレーザ162K、第2のLD162C、第3のLD162M及び第4のLD162Yを間欠的に点灯させる。第2のセンサ174bは、1周期毎に2つのYM−SOS信号を検知する。検知されるYM−SOS信号のインターバルは、互いに異なり、本例では、Y−SOS信号からM−SOS信号までの時間間隔は、M−SOS信号からY−SOS信号までの時間間隔よりも長い。
なお、この段階では、いずれのYM−SOS信号がM色又はY色に相当するか判定できないが、擬似SOS信号が検知された後に、M−SOS信号、Y−SOS信号の順で検知されることが予め定められているので、第2の分離回路232bは、擬似SOS信号が入力されたタイミングに基づいて、YM−SOS信号がいずれの色に相当するかを判定することができる。
擬似信号発生回路234は、いずれかのSOS信号(YM−SOS信号)が検知された時から内部クロック(VCLK)をカウントし、7クロックがカウントされたタイミングで擬似SOS信号を生成し、それぞれの分離回路232に対して出力する。また、擬似信号発生回路234は、7クロックがカウントされる前に次のSOS信号が検知された場合に、クロックのカウント数を0に初期化して、7クロックのカウントアップを再開する。本例の場合に、M−SOS信号が検知された3クロック後にY−SOS信号が検知され、Y−SOS信号が検知された10クロック後にM−SOS信号が検知されるため、擬似信号発生回路234は、Y−SOS信号の後のみで擬似SOS信号を生成する。このように、本例の擬似信号発生回路234は、SOS信号の最短の時間間隔より長くかつ最長の時間間隔よりも短い設定時間(本例では7クロック分)だけSOS信号が検知されない時に、擬似SOS信号を生成することにより、いずれか一方の間隔において擬似信号を発生させることができ、SOS信号の周期を特定させることができる。
[異常の検出]
次に、ノイズなどによりSOS信号の検知異常が発生した場合のプリンタ装置10の動作を説明する。
図6は、検知異常が検出された場合のタイミングチャートである。
図6に例示するように、監視回路246は、擬似SOS信号の各インターバルにおいて、検知される各色のSOS信号の数を監視して検知異常を検出する。本例の監視回路246は、各色のSOS信号が1つである場合に正常であると判定し、これ以外の場合(例えば、いずれかの色のSOS信号が検知されない場合、又は、いずれかの色のSOS信号が2つ以上検知された場合)に検知異常であると判定する。
より具体的には、図6に例示するように、擬似SOS信号の同一のインターバルにおいてY−SOS信号が検知された後にノイズが検知されると、第2の分離回路232bは、このノイズがY−SOS信号の後で入力された信号であるため、M−SOS信号であると判定する。この場合に、監視回路246(出力制御手段)は、同一のインターバル中に2つのM−SOS信号が入力されたことを検知するので、検知異常と判定し、エラー信号を生成し、それぞれの分離回路232、演算器240、間隔カウンタ238又はそれぞれのLineSyncカウンタ244(出力手段)などに出力して、このインターバルで検知されたSOS信号を無効にするよう指示する。例えば、監視回路246は、それぞれのLineSyncカウンタ244に対してラインシンク信号の出力を禁止する。
エラー信号は次の擬似SOS信号が検知された時に解除されるが、再度SOS信号の検知異常が検出されると、監視回路246は再度エラー信号を生成し出力する。
[色ずれ補正]
次に、プリンタ装置10がSOS信号に基づいて行う色ずれ補正を説明する。プリンタ装置10は、上記のように、それぞれの分離回路232で分離され、擬似SOS信号に基づいて識別されたSOS信号を用いて、各LD162(図1など)による画像データの書出しタイミングを決定する。具体的には、演算器240(図4)が、Y−SOS信号とM−SOS信号との時間間隔及びC−SOS信号とK−SOS信号との時間間隔の変動に応じて、各レーザ162についてSOS信号から書出しまでの時間(以下、待機時間)を算出し、各LineSyncカウンタ244に設定する。
なお、本例では、図2に例示したように、M色及びY色の組とC色及びK色の組とで、2色づつ走査方向が異なる。そこで、演算器240は、主走査の色合せ制御として、互いに同方向の走査ビームの場合について適用するアルゴリズムと互いに逆方向の走査ビームについて適用するアルゴリズムとの2段階で構成し、適正な色ずれ補正を実現する。なお、以下の説明においては、C色を基準色とし、C色を含む走査方向を正走査と呼び、C色を含まないこれと反対方向の走査方向を逆走査と呼ぶ。
図7は、同方向(正走査)に関する色ずれ補正のタイミングチャートである。
図7に例示するように、基準色であるC色のSOS信号は、第1の分離回路232aによる分離後において、先に出力されるパルスである。タイミング制御部230は、各々のSOS信号より既定の待機時間(「待機C」及び「待機K」)の後にラインシンク信号を作り出し、各々のSOS信号の時間間隔(間隔Aなど)が変動した場合には、この変動分をラインシンク信号の発生タイミングに反映させることにより、各色の画像データの書出しタイミングを揃えて色ずれを防止する。本例では、演算器240が、SOS間隔の変動に応じて、被基準色側(すなわち、K色)のラインシンク信号の発生タイミングを調整する。
主走査方向の同期信号であるラインシンク信号(C)及びラインシンク信号(K)は、LineSyncカウンタ244により、各SOSセンサ信号から既定の待機時間(「待機C」及び「待機K」)の後に生成される。各LD162によるイメージの書出しは、これらラインシンク(C)又はラインシンク(K)の信号が生成された後に、さらにレーザ162側で設定される所定の時間(書出しタイムラグDT)の経過後に行われる。この書出しタイムラグDTは固定値であるため、色ずれ補正においては、タイミング制御部230が各センサ174の出力の時間間隔(間隔A〜間隔D)の変動に基づいて「待機K」を可変してイメージデータの出力タイミングを間接的にコントロールし色ずれを補正する。なお、本例では、基準色であるC色の「待機C」を固定値として説明するが、「待機C」を可変としてもよい。
まず、初期状態(ケース1)では、演算器240は、定常状態のSOS信号間隔「間隔A」に対応して、C色及びK色の書出しタイミングが一致するように、既定の「待機C」及び「待機K」をそれぞれLineSyncカウンタ244C及びLineSyncカウンタ244Kに設定する。なお、初期状態における「待機C」及び「待機K」は、テストパターンの色ずれなどに基づいて演算器240により算出される。
そして、K色がずれた場合(ケース2)には、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔B」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K1」に補正する。
「待機K1」=「待機K」+「間隔A」−「間隔B」
により算出される。
これにより、タイミング制御部230は、ラインシンク信号(K)が生成されるタイミングを調整して、色ずれを防止する。
また、C色がずれた場合(ケース3)も同様に、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔C」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K2」に補正する。
「待機K2」=「待機K」+「間隔A」−「間隔C」
また、K色及びC色の両方がずれた場合(ケース4)も同様に、演算器240は、SOS信号間隔の変動量(「間隔D」−「間隔A」)に応じて、「待機K」を「待機K3」に補正する。
「待機K3」=「待機K」+「間隔A」−「間隔D」
なお、演算器240は、逆走査のY色及びM色についても同様に適用し、同方向の色ずれ補正を、正走査ではCを基準とし、逆走査ではMを基準として行う。また、本例では、先に出力されるSOS信号(C色)を基準とした形態であるが、後で出力されるSOS信号(K色又はY色)を基準とする場合には、符号を逆転させることにより実質的に同一の方法で補正できる。
次に、互いに逆方向に走査するLD162間の色ずれ補正について説明する。以下の説明では、C色及びM色の組合せを具体例として説明する。C色に相当する第2のLD162CとM色に相当する第3のLD162Mは、走査方向が互いに逆方向であるため、図7を参照して説明した色ずれ補正をそのまま適用することはできない。そこで、タイミング制御部230は、同一の支持体178(図2)に固定された第1のピックアップミラー176a及び第3のピックアップミラー176cを介して検知されるM−EOS信号及びC−SOS信号の関係に基づいて、第2のLD162C及び第3のLD162Mに関する色ずれ補正を行う。具体的には、支持体178が変動した結果、C−SOS信号が変動前に対して時間的に早く出力される場合には、M−EOS信号は変動前に対して略同量だけ遅く出力され、タイミング制御部230は、この関係に基づいて色ずれ補正を行う。
図8(A)は、逆方向(C色及びM色)に関する色ずれ補正のタイミングチャートであり、図8(B)は、(A)に例示したタイミングで形成される画像の位置を例示する図である。
図8(A)に例示するように、初期状態(ケース1)では、演算器240は、C色及びM色の書出しタイミングが一致するように、既定の「待機C」及び「待機M」をそれぞれLineSyncカウンタ244C及びLineSyncカウンタ244Mに設定する。この場合の、M−SOS信号からM−EOS信号までの時間間隔を「MM間隔1」とする。
次に、共通の支持体178が変動し、さらにM色の単独の第2のピックアップミラー176bが変動した場合(ケース2)を想定する(本例では、C色及びM色の書き出し方向にSOS信号が変動している)。支持体178に第1のセンサ174a(C−SOS信号を検知)と第3のセンサ174c(M−EOS信号を検知)とが固定されているため、基準色Cのずれ量であるΔCは、M−EOS信号のずれとしても同量検知される。一方、M−SOS信号は、これらとは独立に変動し、ΔMだけ変化する。
この場合の印字イメージは、図8(B)に例示するように、C色についてはC−SOS信号の出力タイミングが早くなるため、書き出し方向(図中、左方向)にΔCだけイメージの位置がずれ、M色についても同様に書き出し方向ずれる。しかしながら、C色とM色とは走査方向が逆であるためにM色のイメージの位置はΔMだけ右方向にずれる。したがって、C色のイメージとM色のイメージとを合わせるためには、タイミング制御部230は、M色のタイミングを(ΔC+ΔM)分だけ左方向に補正する必要がある。
ここで、変動後のM−SOS信号からM−EOS信号までの時間間隔「MM間隔2」は、第2のピックアップミラー176b(M−SOS信号を導くミラー)のずれ量(ΔM)と、第3のピックアップミラー176c(M−EOS信号を導くミラー)のずれ量(ΔC)とが含まれるので、その差分は、「ΔM+ΔC」となり、M色の補正すべきずれ量に相当する。したがって、演算器240は、この差分値に基づいて、M色の待機時間である「待機M」を「待機M1」に補正することにより、C色とM色の書出し位置を揃えることが可能となる。
演算器240は、上記同方向の色ずれ補正と、逆方向の色ずれ補正とを組み合わせることにより、K色、M色及びY色のイメージ書出し位置をC色の書出し位置に揃えることができる。
なお、基準色であるC色自身がずれている場合には、演算器240は、C−SOS信号とM−EOS信号との時間間隔「CM間隔」の変動量を用いて、C−SOS信号のずれ量を算出し、色ずれ補正に適用することができる。具体的には、図8(A)に例示するように、「CM間隔」の変動量(「CM間隔1」と「CM間隔2」との差分値)は、共通の支持体178の変動分のみが含まれることになるため、これを算出することにより、基準色C色のずれ量を求めることができる。すなわち、
ΔC=(「CM間隔2」−「CM間隔1」)/2
として算出される。演算器240は、このΔCを各色の待機時間(すなわち、ラインシンク信号の発生タイミング)に反映させることでC色のずれ量を取り除くことができる。
以上説明したように、本実施形態におけるプリンタ装置10によれば、同一のセンサ174により2種類以上のSOS信号が周期的に検知される場合に、これらのSOS信号の種類を確実に識別し、識別されたSOS信号及びEOS信号に基づいて色ずれ補正を行うことができる。
また、本プリンタ装置10は、擬似SOS信号のインターバルにおいて検知されるSOS信号の数を監視することにより、ノイズなどに起因するSOS信号の検知異常を検出することができる。
[変形例]
なお、上記実施形態では、同一のセンサ174により2種類のSOS信号が検知される形態を具体例として説明したが、プリンタ装置10は、同一のセンサ174で3種類以上の同期信号を検知してもよい。この場合も、上記実施形態と同様に、プリンタ装置10は、擬似SOS信号とSOS信号の順序との基づいて各SOS信号の種類を識別することができる。
本発明にかかるプリンタ装置10の構成を例示する図である。 レーザ162及びセンサ174の構成を説明する図である。 プリンタ装置10における画像データの流れを説明する図である。 タイミング制御部230の構成を例示する図である。 SOS信号及び擬似SOS信号のタイミングチャートである。 検知異常が検出された場合のタイミングチャートである。 同方向(正走査)に関する色ずれ補正のタイミングチャートである。 (A)は、逆方向(C色及びM色)に関する色ずれ補正のタイミングチャートであり、(B)は、(A)に例示したタイミングで形成されるイメージの位置を例示する図である。
符号の説明
10・・・プリンタ装置
16・・・光走査装置
162・・・半導体レーザ
164・・・ポリゴンミラー
174・・・センサ
176・・・ピックアップミラー
178・・・支持体
18・・・コントローラ
20・・・画像処理装置
230・・・タイミング制御部
232・・・分離回路
234・・・擬似信号発生回路
236・・・セレクタ
238・・・間隔カウンタ
244・・・LineSyncカウンタ
246・・・監視回路

Claims (8)

  1. 既定の順序で少なくとも2種類の同期信号を周期的に検知する複数の検知手段と、
    前記検知手段により同期信号が検知されうる時間帯以外のタイミングであって、既定の周期で擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
    前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の後に検知される同期信号の順序に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と
    前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の周期中に前記検知手段により検知される同期信号の数に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の検知異常を検出する異常検出手段と
    を有するタイミング制御装置。
  2. 前記検知手段は、光書込み装置によりデータが書き込まれるデータ書込み領域の外で、
    この光書込み装置により走査される光を前記同期信号として検知し、
    前記擬似信号生成手段は、前記光書込み装置が前記データ書込み領域内を走査しているタイミングで擬似信号を生成する
    請求項1に記載のタイミング制御装置。
  3. 前記信号識別手段により識別された種類に応じて、前記検知手段により検知された同期信号それぞれを出力する出力手段と、
    前記異常検出手段により同期信号の検知異常が検出された場合に、前記出力手段による
    同期信号の出力を禁止する出力制御手段と
    をさらに有する請求項に記載のタイミング制御装置。
  4. 少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、
    前記擬似信号生成手段は、同期信号が検知される時間間隔のうち、最長の時間間隔における既定の時点で擬似信号を生成する
    請求項1に記載のタイミング制御装置。
  5. 少なくとも2種類の前記同期信号は、異なる時間間隔を空けて既定の順序で検知され、
    前記擬似信号生成手段は、最短の前記時間間隔より長くかつ最長の前記時間間隔よりも短い設定時間だけ前記検知手段がいずれの同期信号も検知しない時に、前記擬似信号を生成する
    請求項1に記載のタイミング制御装置。
  6. 前記同期信号は、画像データの書出しタイミングを既定するための基準信号であり、
    それぞれの前記検知手段は、カラー画像を構成する少なくとも2色の画像データに関する前記基準信号を検知する
    請求項1〜のいずれかに記載のタイミング制御装置。
  7. 複数の光書込み手段と、
    複数の前記光書込み手段により照射される光をそれぞれ同期信号として既定の順序で周期的に検知する複数の検知手段と、
    前記検知手段により同期信号が検知されることがないタイミングであって、既定の周期で擬似信号を生成する擬似信号生成手段と、
    前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の後に検知される同期信号の順序に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の種類を識別する信号識別手段と、
    前記擬似信号生成手段により生成された擬似信号の周期中に前記検知手段により検知される同期信号の数に基づいて、前記検知手段により検知された同期信号の検知異常を検出する異常検出手段と、
    前記信号識別手段により識別された種類に対応付けて、前記検知手段により検知された同期信号を取得し、取得された同期信号に応じて画像データを前記光書込み手段に提供する画像処理手段と
    を有する画像形成装置。
  8. 最初の同期信号を検知する場合に、前記光書込み手段の1つに光を照射させて、前記検知手段に基準となる同期信号を検知させる制御手段
    をさらに有する請求項7に記載の画像形成装置。
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