JP4713310B2 - 光学装置の制御方法 - Google Patents

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本発明は、学装置の制御方法に関し、特に、例えば、レーザプリンタ、デジタル複写機などの光学装置及び画像形成装置において、画素クロックの変更や位相の変更と同時に、光ビームの点灯位置を変更する学装置の制御方法に関する。
近年、このようなレーザ光を用いて感光体へ画像情報の書込みを行う画像形成装置においては、低コスト化・軽量化等の目的で、プラスチックレンズが使用されるようになっている。
しかし、従来のプラスチックレンズを用いた画像形成装置では、低コスト化・軽量化等を図ることができるものの、環境温度の変化や、機内温度の変化等によって、プラスチックレンズの状態が変化するため、感光体の像面での走査位置が変化し、主走査方向の倍率誤差が発生し、高品位の画像が得られなくなるという問題があった。特に、拡大・縮小等を正確に行う必要がある複写機においては、画像の等倍性が低下するため問題となっていた。
また、プラスチックレンズを用いた画像形成装置では、環境温度の変化や、機内温度の変化等によって、プラスチックレンズの状態が変化するため、感光体の像面での走査位置が変化し、主走査方向の倍率誤差が発生するだけでなく、光ビームの光量が変化する。光ビームの光量が変化すると感光体上に生成される潜像が変化するため、一定周期ごとに光ビームの光量を一定に保つように制御する必要がある。この制御方法には、光ビーム内部又は外部に設置されたフォトダイオードによって検出した光量をフィードバックして制御する自動光量調整(以下、APCとする)が一般的に用いられている。一般に、APCは画像領域外において行われるため、APCのための光ビームの点灯は画像領域外に行われる。
光ビームの安全性を考慮した場合、画像領域外では光ビームを消灯しておくことが望ましい。しかし、画像領域外で光ビームを消灯させると光ビーム検出手段にレーザ光を入射することができないばかりでなく、APCを実行することができない。そのため、画像領域外の適切な位置で光ビームを点灯し、APCを実行する必要がある。
また、光ビーム検出手段に光ビームを入射するために光ビームを強制点灯させる強制点灯信号(以下、BD点灯用信号とする)は、感光体を走査している光ビームが画像領域を過ぎてから光ビーム検出手段に達するまでに連続発光を開始すればよい。しかし、強制点灯しているときに光ビームが書込み光学系の部品に反射したり、光学部品の角で屈折したり、ポリゴンミラーの角で反射した光が、感光体に達することにより不要な画像を書き込んでしまうという問題がある。それを防ぐためには、光ビームの強制点灯の時間はなるべく短く、かつ強制点灯のタイミングは光ビーム検出手段への入射直前であることが望ましい。
特許文献1では、計測手段により、複数のレーザ光検出手段の一つがレーザ光を検出してから他のレーザ光検出手段が検出するまでの間の所定のクロックのカウント数を計測することにより、機内温度の変化に伴う走査速度の変化を検出し、書込周波数補正手段により、計測したカウント数が基準カウント数と一致又は略一致するように書込みクロック周波数を補正することにより、走査速度の変化に応じて、書込みクロック周波数を制御する画像形成装置が提案されている。
特許文献2では、計測手段により、複数のレーザ光検出手段の一つがレーザ光を検出してから他のレーザ光検出手段がレーザ光を検出するまでの間の走査時間あるいは所定のクロックのカウント数を計測することにより、機内温度の変化に伴う走査速度の変化を検出し、書込周波数補正手段により計測された走査時間又はカウント数に対応した値T1、基本となる書込周波数f0、及び前記T1を変数とする補正係数を算出するためのレーザ光検出手段間の距離変化を考慮した関数F(T1)とから、f1=f0×F(T1)の式に基づいて、補正書込周波数f1を演算し、書込みクロック周波数を補正することにより、走査速度の変化に応じて、書込みクロック周波数を制御するため、温度変化の影響による走査速度の変化に影響されることなく、常に等倍性を保った高品位の画像を得ることができる画像形成装置が提案されている。
特許第3548210号公報 特許第3315474号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
図11に示すように、APCを実行するための光ビームの点灯は、ライン開始信号を基準として、予め設定されたカウント数と、画素クロックカウント数とが一致したタイミングで行われる。したがって、特許文献1又は2記載の方法にて主走査倍率が補正され、画素クロック周波数が変化した場合、それに伴い、これらの点灯位置も変更する必要がある。しかし、APCを実行するための光ビームの点灯は、点灯開始位置と点灯終了位置とを独立して設定する方式が一般的に採用されている。そのため、設定される点灯開始位置と点灯終了位置との関係によっては、正しく光ビームを点灯させることができない可能性があった。
ここで、従来の光学装置において画素クロック周波数の変化に伴い、APCを実行するための光ビームの点灯範囲を変更する場合の処理について説明する。
まず、図12を用いてAPCを実行するための光ビームの点灯範囲を主走査方向の走査開始側に変更した場合の処理について説明する。図12において、(a)はライン開始信号であり、(b)はAPCを実行するための光ビームを点灯させる信号(以下、APC点灯信号とする)であり、(c)は光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した後のAPC点灯信号であり、(d)は光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した後のAPC点灯信号である。なお、本処理においては、まず、光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した図12(c)に示すAPC点灯信号を生成し、次に光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した図12(d)に示すAPC点灯信号を生成して、光ビーム点灯範囲を主走査方向の走査開始側に変更するものとする。
この場合、光ビーム点灯範囲を図12(c)に示す光ビーム点灯信号に変更してから、図12(d)に示す光ビーム点灯信号に変更するまでにタイムラグがある。また、最初に、点灯終了位置を走査開始側に変更したことにより、図12(c)においては点灯終了位置と点灯開始位置とが、図12(b)における点灯終了位置と点灯開始位置との関係から反転している。よって、図12(c)に示す光ビーム点灯信号に変更してから図12(d)に示す光ビーム点灯信号に変更するまで、図12(c)に示す光ビーム点灯信号に基づいて光ビームの点灯が行われる。この時、ライン開始信号を越えて画像領域中でもAPC実行のための光ビームが点灯し続けるため、横スジなどの異常画像を発生させる。
図13を用いてAPCを実行するための光ビームの点灯範囲を主走査方向の走査終了側に変更した場合の処理について説明する。図13において、(a)はライン開始信号であり、(b)はAPCを実行するための光ビームを点灯させる信号(以下、APC点灯信号とする)であり、(c)は光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した後のAPC点灯信号であり、(d)は光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した後のAPC点灯信号である。なお、本処理においては、まず、光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した図13(c)に示すAPC点灯信号を生成し、次に光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した図13(d)に示すAPC点灯信号を生成して、光ビーム点灯範囲を主走査方向の走査終了側に変更するものとする。
この場合、光ビーム点灯範囲を図13(c)に示す光ビーム点灯信号に変更してから、図13(d)に示す光ビーム点灯信号に変更するまでにタイムラグがある。また、最初に、点灯開始位置を走査終了側に変更したことにより、図13(c)においては点灯終了位置と点灯開始位置とが、図13(b)における点灯終了位置と点灯開始位置との関係から反転している。よって、図13(c)に示す光ビーム点灯信号に変更してから図13(d)に示す光ビーム点灯信号に変更するまで、図13(c)に示す光ビーム点灯信号に基づいて光ビームの点灯が行われる。この時、ライン開始信号を越えて画像領域中でもAPC実行のための光ビームが点灯し続けるため、横スジなどの異常画像を発生させる。
そこで、本発明は、主走査倍率が補正され、画素クロック周波数が変化し、それに伴い、APC点灯又はBD点灯の点灯開始位置及び点灯終了位置を独立に設定する際に、点灯開始位置及び点灯終了位置を設定する順序を所定の順序に基づいて行うことにより、異常画像など原因となるライン開始信号を越えたAPC点灯を回避することができる学装置の制御方法を提案することを目的としている。
請求項記載の発明は、画像データに基づいて点灯制御される発光源と、前記発光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出する光ビーム検出手段と、前記発光源の点灯を制御する画素クロックを生成するクロック生成手段と、光ビームの点灯範囲として、点灯開始位置と点灯終了位置を個別に設定する設定手段とを有する光学装置の制御方法において、前記点灯範囲を主走査方向の走査開始側に変更するとき、前記設定手段は、前記点灯開始位置を最初に変更し、その後に前記点灯終了位置を変更する工程と、前記点灯範囲を主走査方向の走査終了側に変更するとき、前記設定手段は、前記点灯終了位置を最初に変更し、その後に前記点灯開始位置を変更する工程とを有し、前記点灯範囲が、前記発光源の発光光量を自動制御するための発光の点灯範囲、又は前記光ビーム検出手段に光ビームを入射させるための強制点灯の範囲であることを特徴とする。
本発明は、主走査倍率が補正され、画素クロック周波数が変化し、それに伴い、APC点灯又はBD点灯の点灯開始位置及び点灯終了位置を独立に設定する際に、点灯開始位置及び点灯終了位置を設定する順序を所定の順序に基づいて行うことにより、異常画像など原因となるライン開始信号を越えたAPC点灯を回避することができる。
以下、本発明の一実施形態に係わる光学装置及び画像形成装置の構成及び動作について説明する。
まず、本実施形態に係わる光学装置の構成について図1から3を用いて説明する。図1は、本実施形態に係わる光学装置の概略図である。本実施形態に係わる光学装置は、回転多面鏡であるポリゴンミラー20、fθレンズ(21a、21b)、第1ミラー(22K、22Y、22C、22M)、WTLレンズ(23K、23Y、23C、23M)、第2ミラー(24K、24Y、24C、24M)、第3ミラー(25K、25Y、25C、25M)、レーザダイオードを装着したレーザユニット(26K、26Y、26C、26M)、シリンドリカルレンズ(27K、27Y、27C、27M)、反射ミラー(28a、28b)、同期検知反射ミラー(29K、29Y、29C、29M)、同期検知レンズ(30a、30b)、及び主走査方向の書き出し基準位置を検出する同期検知センサ(31a、31b)を有して構成される。
本実施形態に係わる光学装置を有する画像形成装置は、ブラック(K)、イエロー(Y)、シアン(C)、及びマゼンタ(M)の4色の画像を形成する。従来の画像形成装置では4色の画像を独立の4つの光学装置にて形成していた。しかし、本実施形態に係わる画像形成装置では1つの光学装置にて4色の画像を形成する。
ここで、本実施形態に係わる光学装置の動作について説明する。各色のレーザユニット(不図示)に実装したレーザダイオードから出射したレーザビームがシリンドリカルレンズ(不図示)に入射する。シリンドリカルレンズは、副走査方向に定まった屈折率を有しており、レーザユニットから出射されたビームを副走査方向に集光してポリゴンモータ20のミラー面に入射させる。ポリゴンミラー20は、モータにより高速回転し入射されたレーザビームを主走査方向に偏向させる。
本実施形態に係わる光学装置は、ポリゴンミラー20を中央に配置し、1つのポリゴンミラー20にて4色のレーザビームを主走査方向に偏向させる。ポリゴンミラー20を中心に左右対称にレーザユニット、ミラー、レンズ等の構成部品を配置し、左右に各2色のレーザビームの光路をレイアウトすることで1つのポリゴンミラー20にて4色のレーザビームを偏向させることを実現している。図中ではポリゴンミラー20の左側にブラックとイエロー、右側にシアンとマゼンタの光路をレイアウトしている。ポリゴンミラー20にて偏向されたレーザビームは第1ミラー(22K、22Y、22C、22M)にて反射される。
第1ミラー(22K、22Y、22C、22M)にて反射されたレーザビームは、WTLレンズ(23K、23Y、23C、23M)に入射した後、第2ミラー(24K、24Y、24C、24M)へ入射する。WTLレンズ(23K、23Y、23C、23M)は、ポリゴンミラー20の面倒れ特性を補正する。第2ミラー(24K、24Y、24C、24M)で反射されたレーザビームは、第3ミラー(25K、25Y、25C、25M)で反射して光学装置から出射して感光体ドラム上に結像される。上述したように、本実施形態に係わる光学装置は、ポリゴンミラー20を中心に左右対称に光学部品を配置し、左右に各2色ずつ光路がレイアウトされている。
第2ミラー(24K、24Y、24C、24M)で主走査の特定位置にて反射したレーザビームは、同期検知反射ミラー(29K、29Y、29C、29M)にて同期検知レンズ(30a、30b)へ反射し、同期検知センサ(31a、31b)へ入射する。同期検知レンズ(30a、30b)は、入射したレーザビームを同期検知センサ(31a、31b)に集光させる。同期検知センサ(31a、31b)は、左右に各1つずつ配置され、各センサにて2色のレーザビームが入射されるタイミングを検出する。つまり、シアンとマゼンタの主走査基準位置を1つの同期検知センサ31aにて、ブラックとイエローのビームを別の同期検知センサ31bにて検出する。
次に、上述の光学装置を搭載した画像形成装置の構成及び動作について図4を用いて説明する。
本実施形態に係わる画像形成装置は、上述した光学装置1、感光体ドラム2、中間転写ベルト3、中間転写ローラ4、現像装置5、中間転写ベルトクリーニング装置6、転写装置7、給紙レジストセンサ8、定着装置9、排紙装置10を有して構成される。
操作部(不図示)からユーザにより画像形成動作が要求された場合、又はネットワークで接続されたホストコンピュータから印刷ジョブスタート信号を受信した場合、光学装置1からタイミングが制御されたレーザビームが出射され、感光体ドラム2面上に露光する。
各色の現像装置(5K、5Y、5C、5M)は、回転するレーザビームによって露光された回転する各色の感光体ドラム(2K、2Y、2C、2M)上に単色画像を形成する。
また、感光体ドラム(2K、2Y、2C、2M)上への単色画像の形成と同時に、中間転写ベルト3が回転駆動される。中間転写ベルト2は、3つの中間転写ローラ4の1つを駆動ローラとして回転駆動し、他の2つを従動ローラとしてB方向へ搬送される。
感光体ドラム(2K、2Y、2C、2M)への現像動作と、中間転写ベルト2の搬送動作とにより、感光体ドラム(2K、2Y、2C、2M)上に形成された単色画像は、順次中間転写ベルト2上に転写され、中間転写ベルト2上に合成カラー画像が形成される。
また、印刷ジョブスタート信号を受信すると給紙装置は、転写紙を1枚ずつ分離して搬送され、給紙レジストセンサ8に突き当て一旦停止させる。そして、中間転写ベルト2上に形成された合成カラー画像が搬送されるタイミングを合わせて、レジストローラを回転させ、中間転写ベルト2と転写装置7の間に転写紙を送り込み、転写装置7にて転写紙に合成カラー画像を転写する。
転写装置7によって画像が転写された転写紙は、そのまま定着装置9に搬送され、熱と圧力とが加えられて転写画像が定着され、排紙装置10に取り付けられた排紙ローラにより排出され排紙トレイ上にスタックされる。
次に、本実施形態に係わる画像形成装置のシステム構成について図5を用いて説明する。
本実施形態に係わる画像形成装置は、原稿画像を読み取るスキャナ部510、読み取った信号をA/D変換して黒オフセット補正、シェーディング補正、画像処理を行うIPU511、プリンタ部の制御を行うGAVD520、半導体レーザの制御を行うLD制御部521、ドラム上に静電潜像データの結像を行うLD(26Y、26M、26C、26K)、装置全体の制御を実行するCPU531、制御プログラムが格納されているROM532、制御プログラムが一時的に使用するNV−RAM533、読み取った画像を記憶する画像メモリ535、各装置間のデータのやりとりを行う内部システムバス536、システムバスとIPU511間のインターフェースを行うローカルI/F537、ユーザが指示を与える操作部538等により構成されている。
スキャナで読み取った画像をプリンタ部にて感光体(2Y、2M、2C、2K)に静電潜像として画像を出力する際、CPU531は、紙の副走査位置制御を行い、GAVD520にスタート信号が出力する。GAVD520は、CPU531から受信したスタート信号に基づいて、IPU511より画像データを受信し、該画像データを元にLD制御部521にてLD(26Y、26M、26C、26K)を点灯させる。
次に、本実施形態に係わる光学装置のシステム構成について図6を用いて説明する。
本実施形態に係わる光学装置は、LD制御部601、ポリゴン制御部602、LD駆動データ生成部603、画素クロック生成部604、ドット位置ズレ検出・制御部605、画像処理部606、カウンタ607、点灯位置設定値608、及び比較器609を有して構成される。
LD(26Y、26M、26C、26K)から発光されたレーザは、ポリゴンミラー20の回転により一方向に走査される。ポリゴンミラー20により一方向に走査されたレーザは、Fθレンズ(21a、21b)を介して感光体(2Y、2M、2C、2K)上に潜像を形成する。また、レーザは、感光体(2Y、2M、2C、2K)の延長線上にある同期検知板(31a、31b)を横切ることにより検知される。同期検知板(31a、31b)は、同期検知信号を出力する。
ドット位置ズレ検出・制御部605は、同期検知信号を用いて主走査方向の位置ズレを検出し、位置ズレを補正するデータを画素クロック生成部604へ出力する。LD駆動データ生成部603は、同期検知信号と、画像処理部606で処理された画像データと、画素クロック生成部604で生成された画素クロックとに基づいてLD駆動データを生成する。LD制御部601は、LD駆動データに基づいてLD(26Y、26M、26C、26K)を点灯させる。
一般的に、画像は複数ラインに渡るため、上記プロセスがライン毎に行われる。そのため、画像の書き出し位置を各ラインで揃える必要がある。書き出し位置が各ラインでずれていると、最終的に形成された画像の副走査方向のラインが曲がったり、ずれてしまう。
そのため、画像書き出し位置を揃える方法として、同期検知板(31a、31b)を感光体(2Y、2M、2C、2K)の主走査線上に配置し、同期検知板(31a、31b)にレーザが入射した時に出力される同期検知信号を基に各ライン開始信号を生成し、画像の書込みを行う。
また、カラー画像形成装置においては、光学装置によって形成される潜像の主走査倍率が各色で揃っている必要がある。転写された各色の画像幅がずれていると、最終的には色ずれとして現れるからである。
主走査倍率は、先述したように、環境や機械の温度の影響によって変化するため、各色で主走査倍率を揃える制御が必要となる。主走査倍率は、PLL回路及び位相可変機能を有する画素クロック生成部604で画素クロックを可変することにより制御されている。
また、LD(26Y、26M、26C、26K)の光量は、機械温度などの影響によって変化する。LD(26Y、26M、26C、26K)の光量が変化すると、感光体(2Y、2M、2C、2K)上に生成される潜像も変化してしまうため、一定周期ごとにLDの光量を一定に保つよう制御する必要がある。制御方法として、LD内部、もしくは外部に設置されたフォトダイオードによって検出した光量をフィードバックして制御する自動光量調整(APC)が一般的に知られている。APCは、画像領域外で行う事が一般的であるため、APCの実行に必要なLD点灯(以下、APC点灯とする)も、画像領域外で行われる。
レーザ光の安全性を考慮すると、画像領域外ではLDを消灯させておく事が望ましい。しかし、画像領域外でLD(26Y、26M、26C、26K)を消灯させておくと、同期検知板(31a、31b)にレーザが入射しなくなり、かつAPC点灯も行えないため、画像領域外の適切な位置にて、LD(26Y、26M、26C、26K)を点灯させなければならない。
また、光ビーム検出手段に光ビームを入射するために光ビームを強制点灯させる強制点灯信号(BD点灯用信号)は、感光体を走査している光ビームが画像領域を過ぎてから光ビーム検出手段に達するまでに連続発光を開始すればよい。しかし、強制点灯しているときに光ビームが書込み光学系の部品に反射したり、光学部品の角で屈折したり、ポリゴンミラーの角で反射した光が、感光体に達することにより不要な画像を書き込んでしまうという問題がある。それを防ぐためには、光ビームの強制点灯の時間はなるべく短く、かつ強制点灯のタイミングは光ビーム検出手段への入射直前であることが望ましい。
よって、BD点灯及びAPC点灯が、主走査線上の適切な位置から光照射が行われるようにLD(26Y、26M、26C、26K)を制御する必要がある。なお、BD点灯及びAPC点灯の位置は、ライン開始信号を基準として、基準からの時間や基準からの画素クロックカウント数などで設定される。
そこで、本実施形態において、BD点灯及びAPC点灯の信号は、カウンタ607、点灯位置設定値608、比較器609を用いて生成する。カウンタ607は、画素クロック生成部604にて生成された画素クロックをカウントし、ライン開始信号でリセットされる。比較器609は、カウンタ607でのカウンタ値と、点灯位置設定値608とを比較し、カウンタ値と点灯位置設定値608とが一致したとき、BD点灯又はAPC点灯の信号をLD駆動データ生成部603へ出力する。なお、点灯位置設定値608は、APC点灯又はBD点灯の点灯開始位置及び点灯終了位置と共に、点灯開始位置及び点灯終了位置を変更する際の順番に係わる情報を保持している。比較器609は、保持されている順番に係わる情報に基づいて点灯開始位置又は点灯終了位置を読み出し、カウンタ607でのカウンタ値と比較する。
また、CPU531から画素クロック変更要求を受けて画素クロックを可変して主走査倍率が変更された場合、APC点灯又はBD点灯の位置も変更する必要がある。この時、変更前と変更後の、点灯開始位置と点灯終了位置の関係によっては、画像領域中にAPC点灯又はBD点灯が行われ、画像中に横スジなどの異常が発生する。
そこで、本実施形態においては、以下の方法によりAPC点灯又はBD点灯の位置を変更する。なお、ここではAPC点灯の位置を変更する方法について説明するが、BD点灯の位置を変更する場合も同様の方法により行う。
まず、APC点灯の位置を主走査方向の走査終了側へ変更する場合について図7及び8を用いて説明する。図8において、(a)はライン開始信号であり、(b)はAPCを実行するための光ビームを点灯させる信号(以下、APC点灯信号とする)であり、(c)は光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した後のAPC点灯信号であり、(d)は光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した後のAPC点灯信号である。
本処理においては、まず、光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更したAPC点灯信号(図8(c)に示す)を生成し(ステップS701)、次に光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更したAPC点灯信号(図8(d)に示す)を生成して(ステップS702)、光ビーム点灯範囲を主走査方向の走査終了側に変更するものとする。
点灯終了位置を変更した後のAPC点灯信号(図8(c)に示す)において、APC点灯の位置は主走査方向の走査終了側へ変更しているため、点灯開始位置は、必ず点灯終了位置の手前となる。よって、1走査中にAPC点灯の開始と終了とが行われ、一連の動作が完結する。したがって、従来の光学装置におけるライン開始信号を越えたAPC点灯が行われることはない。
また、図8(c)においては、図8(b)に示すAPC点灯の期間よりも長い。LDの安全性や寿命を考慮すると、点灯時間は出来る限り少なくする事が望ましい。そこで、続いて、図8(d)に示すように、点灯終了位置を変更し、APC点灯の期間を所望の長さに設定する。
上述したように、APC点灯の位置を主走査方向の走査終了側へ変更する場合、始めに点灯終了位置を設定し、その次に、点灯開始位置を設定することにより、異常画像など原因となるライン開始信号を越えたAPC点灯を回避することができる。
次に、APC点灯の位置を主走査方向の走査開始側へ変更する場合について図9及び10を用いて説明する。図10において、(a)はライン開始信号であり、(b)はAPCを実行するための光ビームを点灯させる信号(以下、APC点灯信号とする)であり、(c)は光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更した後のAPC点灯信号であり、(d)は光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更した後のAPC点灯信号である。
本処理においては、まず、光ビーム点灯範囲の点灯開始位置を変更したAPC点灯信号(図10(c)に示す)を生成し(ステップS901)、次に光ビーム点灯範囲の点灯終了位置を変更したAPC点灯信号(図10(d)に示す)を生成して(ステップS902)、光ビーム点灯範囲を主走査方向の走査開始側に変更するものとする。
点灯開始位置を変更した後のAPC点灯信号(図10(c)に示す)において、APC点灯の位置は主走査方向の走査開始側へ変更しているため、点灯終了位置は、必ず点灯開始位置の後ろになる。よって、1走査中にAPC点灯の開始と終了とが行われ、一連の動作が完結する。したがって、従来の光学装置におけるライン開始信号を越えたAPC点灯が行われることはない。
また、図10(c)においては、図10(b)に示すAPC点灯の期間よりも長い。LDの安全性や寿命を考慮すると、点灯時間は出来る限り少なくする事が望ましい。そこで、続いて、図10(d)に示すように、点灯終了位置を変更し、APC点灯の期間を所望の長さに設定する。
上述したように、APC点灯の位置を主走査方向の走査開始側へ変更する場合、始めに点灯開始位置を設定し、その次に、点灯終了位置を設定することにより、異常画像など原因となるライン開始信号を越えたAPC点灯を回避することができる。
本実施形態に係わる光学装置の断面図である。 本実施形態に係わる光学装置の上面図である。 本実施形態に係わる光学装置の上面図である。 本実施形態に係わる画像形成装置の概略図である。 本実施形態に係わる画像形成装置のシステム構成を示す図である。 本実施形態に係わる光学装置のシステム構成を示す図である。 APC点灯の位置を主走査方向の走査終了側へ変更する処理の手順を示す図である。 APC点灯の位置を主走査方向の走査終了側へ変更した場合のAPC点灯信号を示す図である。 APC点灯の位置を主走査方向の走査開始側へ変更する処理の手順を示す図である。 APC点灯の位置を主走査方向の走査開始側へ変更した場合のAPC点灯信号を示す図である。 従来の画像形成装置におけるAPC点灯信号を示す図である。 従来の画像形成装置においてAPC点灯範囲を変更した場合のAPC点灯信号を示す図である。 従来の画像形成装置においてAPC点灯範囲を変更した場合のAPC点灯信号を示す図である。
符号の説明
20 ポリゴンミラー
21a、21b fθレンズ
22K、22Y、22C、22M 第1ミラー
23K、23Y、23C、23M WTLレンズ
24K、24Y、24C、24M 第2ミラー
25K、25Y、25C、25M 第3ミラー
26K、26Y、26C、26M レーザユニット
27K、27Y、27C、27M シリンドリカルレンズ
28a、28b 反射ミラー
29K、29Y、29C、29M 同期検知反射ミラー
30a、30b 同期検知レンズ
31a、31b 同期検知板

Claims (1)

  1. 画像データに基づいて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出射された光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームを主走査線上で検出する光ビーム検出手段と、
    前記発光源の点灯を制御する画素クロックを生成するクロック生成手段と、
    光ビームの点灯範囲として、点灯開始位置と点灯終了位置を個別に設定する設定手段とを有する光学装置の制御方法において、
    前記点灯範囲を主走査方向の走査開始側に変更するとき、前記設定手段は、前記点灯開始位置を最初に変更し、その後に前記点灯終了位置を変更する工程と、
    前記点灯範囲を主走査方向の走査終了側に変更するとき、前記設定手段は、前記点灯終了位置を最初に変更し、その後に前記点灯開始位置を変更する工程とを有し、
    前記点灯範囲が、前記発光源の発光光量を自動制御するための発光の点灯範囲、又は前記光ビーム検出手段に光ビームを入射させるための強制点灯の範囲であることを特徴とする光学装置の制御方法。
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