JP2018008429A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018008429A
JP2018008429A JP2016138908A JP2016138908A JP2018008429A JP 2018008429 A JP2018008429 A JP 2018008429A JP 2016138908 A JP2016138908 A JP 2016138908A JP 2016138908 A JP2016138908 A JP 2016138908A JP 2018008429 A JP2018008429 A JP 2018008429A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
image
data
polygon mirror
mode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016138908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6726046B2 (ja
Inventor
本山 肇
Hajime Motoyama
肇 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016138908A priority Critical patent/JP6726046B2/ja
Publication of JP2018008429A publication Critical patent/JP2018008429A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6726046B2 publication Critical patent/JP6726046B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

【課題】回転多面鏡の反射面を1面またはM面ごとに使用して画像形成を行う際に、画像の倍率補正のために有効にする補正データの切り替えを同じ手順で実現しながら、補正データに基づく補正処理を行うための技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、ポリゴンミラー203の複数の反射面を1反射面ごとに使用する第1モード、またはM反射面ごとに使用する第2モードで画像形成を行う。倍率制御部304は、画像形成の開始時にレジスタ305に格納された複数の補正データのうちで有効にする補正データを、ポリゴンミラー203の回転に従って、ポリゴンミラー203の回転方向において反射面が配列された順に切り替え、有効にした補正データに基づいて駆動データに対する倍率補正処理を行う。倍率制御部304は、第2モードであっても、有効にする補正データをポリゴンミラー203の回転に従って1反射面ごとに順に切り替える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
電子写真装置の画像形成装置は、普通紙、厚紙、コート紙等の種々の用紙(シート)への画像の定着性を高めるために、用紙の種類に応じてシートの搬送速度を制御することがある。例えば、厚紙へ画像形成を行う場合には、搬送速度を、普通紙へ画像形成を行う場合の搬送速度の1/2にする。このような搬送速度の制御を行う場合、搬送速度に合わせて感光ドラム等の回転速度を調整する一方で、ポリゴンミラーの回転速度については搬送速度によらず一定にすることがある。シートの搬送速度によらずポリゴンミラーの回転速度を一定にする場合、ポリゴンミラーの反射面を1面ごとに使用せずに、例えば1面おきに反射面を使用して画像形成が行われうる。特許文献1には、ポリゴンミラーの反射面を1面おきに使用する画像形成装置が記載されている。
また、電子写真方式の画像形成装置では、光ビーム(レーザ光)の走査によって形成される画像の主走査方向の倍率を補正する倍率補正が行われうる。特許文献2には、ポリゴンミラーの反射面が偏向するレーザ光によって形成される画像の倍率補正を、反射面ごとに行う画像形成装置が記載されている。これは、ポリゴンミラーの微小な変形や偏心に起因して、レーザ光を偏向する反射面ごとに、異なる倍率で画像が形成されうるためである。特に、複数のレーザ光を用いるマルチビーム方式の画像形成装置では、反射面ごとの倍率のずれに起因する画像不良が生じやすくなる。
特開平4−249182号公報 特開2013−240994号公報
上述のように、ポリゴンミラーの反射面を1面ごとに使用する動作モード、及び反射面を1面おきに使用する動作モードのいずれかで画像形成を行う画像形成装置では、いずれの動作モードでも、使用する反射面ごとに倍率補正を行う必要がある。即ち、画像形成に使用する反射面の切り替えに合わせて、倍率補正に使用するために有効にする補正データを順に切り替える必要がある。この場合、ポリゴンミラーの反射面を1面ごとに使用する場合と1面おきに使用する場合とで、補正データを有効にする順序が異なることになり、動作モードに応じて異なる制御を行えるようにする必要がある。例えば、有効にする補正データを切り替えるための制御プログラムを動作モードごとに個別に用意することが必要になり、そのようなプログラムを格納するために必要なメモリ容量が増大しうる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものである。本発明は、回転多面鏡の反射面を1面またはM面ごとに使用して画像形成を行う際に、画像の倍率補正のために有効にする補正データの切り替えを同じ手順で実現しながら、補正データに基づく補正処理を行うための技術を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、画像形成装置として実現できる。本発明の一態様に係る画像形成装置は、感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、複数の反射面を有し、前記光ビームが前記感光体を走査するよう、回転駆動された状態で前記複数の反射面のいずれかの反射面で前記光ビームを偏向する回転多面鏡であって、第1モードの画像形成では、前記複数の反射面が1反射面ごとに使用され、第2モードの画像形成では、前記複数の反射面がM反射面(Mは2以上の整数)ごとに使用される、前記回転多面鏡と、前記複数の反射面にそれぞれ対応付けられており、かつ、対応する反射面を使用して形成される画像の前記光ビームの走査方向における倍率を補正するための複数の補正データが格納される記憶手段と、前記記憶手段に格納された前記複数の補正データのうちで有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って前記回転多面鏡の回転方向において前記複数の反射面が配列された順に切り替え、有効にした補正データに基づいて前記光源の駆動用の画像データに対する補正処理を行う補正手段と、を備え、前記補正手段は、前記第2モードで画像形成が行われる場合であっても、有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って1反射面ごとに順に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、回転多面鏡の反射面を1面またはM面ごとに使用して画像形成を行う際に、画像の倍率補正のために有効にする補正データの切り替えを同じ手順で実現しながら、補正データに基づく補正処理を行うことが可能になる。
画像形成装置の構成例を示す断面図 光走査部の構成例を示す斜視図 光走査部に対する制御構成例を示すブロック図 画素データを駆動データに変換するための変換テーブルの例を示す図 倍率補正処理のための補助画素の挿抜の例を示すタイミングチャート 倍率補正処理前の、主走査方向のドットの形成位置の例を示す図 倍率補正処理後の、主走査方向のドットの形成位置の例を示す図 倍率補正処理に関連する動作のタイミングを示すタイミングチャート コントローラによる光走査部の制御手順を示すフローチャート 画像の主走査方向の倍率の偏差の例を示す図((A),(C))、及び倍率補正処理を行わない場合に形成される画像の模式図((B),(D)) 空間周波数と視認感度との関係を示す視認感度特性の例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
<画像形成装置100>
図1は、第1実施形態に係る画像形成装置100のハードウェア構成を示す断面図である。画像形成装置100は、単色画像を形成する画像形成装置であってもよいが、ここでは、複数色のトナー(現像剤)を用いて多色画像を形成する画像形成装置を想定する。画像形成装置100は、例えば、印刷装置、プリンタ、複写機、複合機(MFP)、及びファクシミリ装置のいずれであってもよい。なお、参照符号の末尾のY,M,C,Kは、それぞれ、対応する部材が対象とするトナーの色が、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックであることを示している。以下の説明では、色を区別する必要がない場合には、末尾のY,M,C,Kを省いた参照符号を使用する。
画像形成装置100は、Y色、M色、C色及びK色のトナーをそれぞれ用いて画像(トナー像)を形成する4つの画像形成部(画像形成ステーション)を備えている。各色に対応する画像形成部は、感光ドラム(感光体)102Y,102M,102C,102Kをそれぞれ備えている。感光ドラム102Y,102M,102C,102Kの周りには、帯電部103Y,103M,103C,103K、光走査部(光走査装置)104Y,104M,104C,104K、及び現像部105Y,105M,105C,105Kがそれぞれ配置されている。なお、感光ドラム102Y,102M,102C,102Kの周りには、更に、ドラムクリーニング部(図示せず)がそれぞれ配置されている。
感光ドラム102Y,102M,102C,102Kの下方には、無端ベルトである中間転写ベルト(中間転写体)107が配置されている。中間転写ベルト107は、駆動ローラ108と、従動ローラ109及び110とに掛け渡されている。画像形成中には、駆動ローラ108の回転に伴って、中間転写ベルト107の外周面は、図1に示す矢印の方向へ移動する。中間転写ベルト107を介して感光ドラム102Y,102M,102C,102Kに対向する位置には、一次転写バイアスブレード111Y,111M,111C,111Kが配置されている。画像形成装置100は、中間転写ベルト107上に形成されたトナー像をシート上に転写するための二次転写バイアスローラ112と、シート上に転写されたトナー像を当該シートに定着させるための定着部113とを更に備えている。なお、シートは、記録紙、記録材、記録媒体、用紙、転写材、転写紙等と称されてもよい。
次に、上述の構成を有する画像形成装置100における、帯電プロセスから現像プロセスまでの画像形成プロセスについて説明する。なお、各色に対応する画像形成部のそれぞれで実行される画像形成プロセスは同様である。このため、以下では、Y色に対応する画像形成部における画像形成プロセスを例にして説明し、M色、C色及びK色に対応する画像形成部における画像形成プロセスについては説明を省略する。
まず、Y色に対応する画像形成部の帯電部103Yが、回転駆動される感光ドラム102Yの表面を帯電させる。光走査部104Yは、複数のレーザ光(光ビーム)を出射して、帯電した感光ドラム102Yの表面を当該複数のレーザ光で走査することで、感光ドラム102Yの表面を露光する。これにより、回転する感光ドラム102Y上に静電潜像が形成される。感光ドラム102Y上に形成された静電潜像は、現像部105Yによって、Y色のトナーで現像される。その結果、感光ドラム102Y上にY色のトナー像が形成される。また、M色、C色及びK色に対応する画像形成部では、それぞれ、Y色に対応する画像形成部と同様のプロセスで、感光ドラム102M,102C,102K上にM色,C色,K色のトナー像がそれぞれ形成される。
以下、転写プロセス以降の画像形成プロセスについて説明する。転写プロセスでは、まず、一次転写バイアスブレード111Y,111M,111C,111Kが中間転写ベルト107に転写バイアスをそれぞれ印加する。これにより、感光ドラム102Y,102M,102C,102K上に形成された4色(Y色,M色,C色,K色)のトナー像が、それぞれ中間転写ベルト107に重ね合わせて転写される。
中間転写ベルト107上に重ね合わせて形成された、4色のトナーから成るトナー像は、中間転写ベルト107の外周面の移動に伴って、二次転写バイアスローラ112と中間転写ベルト107との間の二次転写ニップ部へ搬送される。中間転写ベルト107上に形成されたトナー像が二次転写ニップ部に搬送されるタイミングに合わせて、給紙カセット115からシートが二次転写ニップ部へ搬送される。二次転写ニップ部では、中間転写ベルト107上に形成されているトナー像が、二次転写バイアスローラ112によって印加される転写バイアスの作用によって、シート上に転写される(二次転写)。
その後、シート上に形成されたトナー像は、定着部113で加熱されることでシートに定着する。このようにして多色画像が形成されたシートは、排紙部116へ排紙される。
なお、中間転写ベルト107へのトナー像の転写が終了した後、感光ドラム102Y,102M,102C,102Kに残留するトナーが、上述のドラムクリーニング部によってそれぞれ除去される。このようにして一連の画像形成プロセスが終了すると、次のシートに対する画像形成プロセスが続けて開始される。
<光走査部104>
図2は、光走査部104の構成を示す斜視図である。光走査部104は、レーザ光源201、コリメータレンズ202、ポリゴンミラー(回転多面鏡)203、ポリゴンモータ204、fθレンズ(走査レンズ)205、ビーム検知(BD)センサ206等で構成される。ポリゴンミラー203は、回転駆動される回転多面鏡であり、その回転軸に沿って、鏡面である複数の反射面(偏向面)を有する。本実施形態のポリゴンミラー203は、図2に示すように、5個の反射面(A面、B面、C面、D面及びE面)を有するが、反射面の数は5以外であってもよい。レーザ光源201から出射されたレーザ光は、ポリゴンミラー203の回転に従って、A面、B面、C面、D面及びE面の順に各反射面に入射して偏向されるものとする。即ち、A面、B面、C面、D面及びE面は、ポリゴンミラー203の回転方向においてA面、B面、C面、D面、E面の順に配列されている。本実施形態で、レーザ光源201は、感光ドラム102(感光体)を露光するために光ビームを出射する光源の一例である。また、ポリゴンミラー203は、光ビームが感光ドラム102を走査するよう、回転しながら複数の反射面のいずれかの反射面で当該光ビームを偏向する回転多面鏡の一例である。
レーザ光源(以下、単に「光源」と称する。)201は、レーザドライバ310(図3)から供給される駆動電流によって駆動される。光源201は、レーザドライバ310から駆動電流が供給されて発光し、当該駆動電流に応じた光量のレーザ光(光ビーム)を出射する。光源201は、N個(Nは自然数)のレーザダイオード(LD)を発光素子(発光点)として備えている。本実施形態の画像形成装置100では、Nが2以上の整数であり、即ち、複数のLDから出射される複数のレーザ光によって感光ドラム102上を走査するマルチビーム方式を採用している。なお、以下では、N=16であり、光源201がLD1〜LD16の16個のLDを備える場合について一例として説明する。
コリメータレンズ202は、光源201から出射されたレーザ光を平行光に整形する。コリメータレンズ202を通過したレーザ光L1は、ポリゴンミラー203が備える複数の反射面のうちのいずれかの反射面(A面、B面、C面、D面またはE面)に入射し、入射した反射面で反射する。ポリゴンミラー203は、図2の矢印方向に回転するよう、ポリゴンモータ204によって回転駆動される。ポリゴンミラー203は、静電潜像の形成のためにレーザ光が感光ドラム102の表面を走査する間に一定速度(等角速度)で回転するように回転駆動される。ポリゴンミラー203は、入射したレーザ光L1が連続的な角度で偏向されるように、回転しながら各反射面でレーザ光を反射させる。
ポリゴンミラー203によって偏向されたレーザ光は、fθレンズ205に入射する。レーザ光は、fθレンズ205を透過することによって、感光ドラム102の表面で結像してビームスポットを形成し、感光ドラム102を主走査方向に等速で走査することになる。それにより、感光ドラム102に静電潜像210が形成される。なお、主走査方向とは、感光ドラム102の表面に平行で、かつ、感光ドラム102の表面の移動方向に直交する方向である。また、副走査方向とは、感光ドラム102の表面の移動方向(主走査方向に直交する方向)である。
光走査部104は、fθレンズ205を通過したレーザ光の走査路における当該レーザ光の走査開始側の位置に、BDセンサ206を備える。BDセンサ206は、レーザ光を検知するための光学センサとして用いられる。レーザ光の1走査周期ごとに、当該レーザ光がBDセンサ206に入射すると、BDセンサ206は、レーザ光を検知したことを示す検知信号(BD信号)を生成して出力する。BD信号は、主走査方向における画像の書き出しタイミングの基準となる同期信号として用いられうる。光源201は、レーザ光の1走査周期ごとにBDセンサ206からBD信号を出力させるために、レーザ光がBDセンサ206に入射しうる一定期間に強制的に発光するように制御される。
<光走査部104の制御構成>
図3は、光走査部104に対する制御構成を示すブロック図である。画像形成装置100は、光走査部104に対する制御構成として、コントローラ300、画像コントローラ301、FIFOメモリ302、AND回路303、及び倍率制御部304を備える。光走査部104は、図2に示される構成要素以外に、光源201を駆動するレーザドライバ310、及びメモリ311を更に備える。
コントローラ300は、プロセッサ(CPU)を含み、画像形成装置100全体を制御する。コントローラ300は、ポリゴンモータ204へ出力する速度制御信号によって、ポリゴンモータ204の回転速度を制御し、レーザドライバ310へ出力する動作モード信号によって、レーザドライバ310の動作シーケンスを制御する。コントローラ300は、倍率制御部304へ出力する書き出しタイミング信号、切替信号、及び倍率補正データによって、倍率制御部304の動作を制御する。(第2実施形態では更に補正制御信号も用いられる。)
上述のように、BDセンサ206にレーザ光が入射すると、BDセンサ206はBD信号を出力する。BDセンサ206から出力されたBD信号は、コントローラ300へ入力される。コントローラ300は、入力されたBD信号に同期して書き出しタイミング信号を生成し、生成した書き出しタイミング信号を倍率制御部304へ出力する。また、コントローラ300は、入力されたBD信号に同期して切替信号を生成し、生成した切替信号を倍率制御部304へ出力する。
本実施形態の書き出しタイミング信号は、副走査方向における画像(静電潜像)の書き出しタイミングの基準として用いられる。倍率制御部304は、コントローラ300からの書き出しタイミング信号の入力に応じて、1枚のシートへの画像形成を開始するためにFIFOメモリ302からの画像データ(駆動データ)の読み出しを開始する。また、本実施形態の切替信号は、後述するように、倍率制御部304において有効にする倍率補正データの切り替えを指示する信号であるとともに、主走査方向における画像の書き出しタイミングの基準としても用いられる。
倍率制御部304は、上述の書き出しタイミング信号及び切替信号に基づいて、FIFOメモリ302からの駆動データの読み出し、駆動データに対する倍率補正処理、及び補正後の駆動データのレーザドライバ310への出力を制御する。したがって、コントローラ300は、書き出しタイミング信号及び切替信号によって、レーザドライバ310によって駆動される光源201に含まれる各LDからのレーザ光の出射タイミング(各LDの点灯タイミング)を制御できる。
画像コントローラ301は、PC等の外部情報装置、または読取装置からの入力画像データに基づいて、主走査方向の走査ラインごとに、1走査ラインの画像を形成するための画像データを生成する。画像コントローラ301によって生成される各走査ラインの画像データは、複数画素の画素データによって構成される。例えば、解像度が2400dpiの画像形成装置では、A4シートの縦297mmに対して、各走査ラインの画像データは28062画素の画素データを含む。画素データは、各画素の濃度を示す濃度データである。例えば、各画素データは4ビット(16階調)で構成される。
画像コントローラ301は、生成した各走査ラインの画像データを、光源201(の各LD)の駆動用の画像データに変換して出力する。この変換処理は、画像データに含まれる各画素データを、図4に示されるような変換テーブルに従って、駆動データに相当するビットパターンに変換することによって実現される。
図4は、画素データを駆動データに変換するための変換テーブルの例を示す図であり、4ビットの画素データを、駆動データである16ビットのビットパターンに変換する例を示している。例えば、解像度が2400dpiの画像形成装置では、A4シートの縦297mmに対して、各走査ラインの画像データから448992ビットの駆動データが生成される。駆動データに含まれるビットデータは、LDからレーザ光を出射させる(LDを点灯させる)ためのONデータ、及びLDからレーザ光を出射させないようにする(LDを消灯させる)ためのOFFデータのいずれかである。本実施形態では、ONデータは値「1」を示し、OFFデータは値「0」を示す。また、駆動データに含まれるビットデータは、後述する補助画素に相当する。本実施形態では、1画素の画素データが16ビットの駆動データに変換されるため、補助画素は1/16画素に相当する。
画像コントローラ301は、生成した各走査ラインの駆動データを、生成した順にFIFOメモリ302に入力する。FIFOメモリ302は、倍率制御部304からAND回路303を介して供給される読み出しクロック(RCLK)に同期して、各走査ラインの駆動データを、入力された順に倍率制御部304に入力する。例えば、FIFOメモリ302は、RCLKに同期して、駆動データに含まれるビットパターンを128ビットずつ倍率制御部304に入力する。
ここで、倍率制御部304は、外部から入力される画像クロックを、FIFOメモリ302から駆動データを読み出すための読み出しクロック(RCLK)としてFIFOメモリ302へ出力する。倍率制御部304に入力される画像クロックは、所定の周波数のパルス信号を生成する外部のクロック生成部(発振器)によって生成される。AND回路303は、コントローラ300から出力されるマスク信号と、倍率制御部304から出力されるRCLKとの論理和を出力する。例えば、マスク信号がH(ハイ)レベルである場合には、倍率制御部304から出力されたRCLKがFIFOメモリ302へ供給される。一方、マスク信号がL(ロー)レベルである場合には、倍率制御部304から出力されたRCLKがFIFOメモリ302へ供給されない。したがって、コントローラ300は、AND回路303へ出力するマスク信号によって、倍率制御部304からFIFOメモリ302へのRCLKを制御可能である。
倍率制御部304は、感光ドラム102上に形成される画像の主走査方向の倍率を補正するために、入力された駆動データに対して倍率補正処理を実行する。例えば、倍率制御部304は、入力された128ビットの駆動データ(ビットパターン)に対して拡大処理を実行する場合、当該128ビットの駆動データの最終ビットと同一のビットを当該最終ビットの直後に付加(挿入)する。その結果、倍率補正処理後の駆動データは129ビットのデータとなる。一方、倍率制御部304は、入力された128ビットの駆動データ(ビットパターン)に対して縮小処理を実行する場合、当該128ビットの駆動データの最終ビットを削除する。その結果、倍率補正処理後の駆動データは127ビットのデータとなる。なお、倍率制御部304による倍率補正処理の具体例については、図5乃至図7を用いて後述する。
光走査部104内のメモリ311には、倍率制御部304による倍率補正処理に用いられる倍率補正データが予め格納されている。倍率補正データは、光走査部104の組み立て及び調整時に当該光走査部固有の倍率を測定することによって得られたデータであり、測定された倍率に対応するデータとして用意される。コントローラ300が、メモリ311に格納されている倍率補正データを読み出して倍率制御部304内のレジスタ305に格納することによって、倍率制御部304は、レジスタ305に格納された倍率補正データを使用した倍率補正処理を実行可能になる。なお、倍率補正データは、装置の小型化及び低コスト化のため、低速のシリアル信号を用いてコントローラ300と光走査部104との間で伝送されうる。
倍率補正データは、倍率制御部304による倍率補正処理に用いられる、感光ドラム102上に形成される画像の主走査方向の倍率を補正するためのデータである。本実施形態では、ポリゴンミラー203の反射面ごとに対応付けられた倍率補正データが、対応する反射面を使用して形成される画像の倍率を補正するためのデータとして用意されている。本実施形態では、メモリ311に予め格納されている複数の倍率補正データは、複数の反射面にそれぞれ対応付けられており、かつ、対応する反射面を使用して形成される画像の倍率を補正するための複数の補正データの一例である。
コントローラ300からBD信号に同期して倍率制御部304へ出力される切替信号は、ポリゴンミラー203の複数の反射面にそれぞれ対応する複数の倍率補正データ間で、有効にする倍率補正データの切り替えを指示するための信号である。コントローラ300は、切替信号を利用して、ポリゴンミラー203の回転に従ってBDセンサ206からBD信号が出力されるごとに、有効にする倍率補正データを切り替えるよう倍率制御部304を制御する。倍率制御部304は、コントローラ300から切替信号が出力されるごとに、有効にする倍率補正データを切り替える。倍率制御部304は、有効にした倍率補正データを用いて、入力された駆動データに対して倍率補正処理を実行する。なお、本実施形態の倍率補正処理では、主走査方向における各位置の倍率である部分倍率を補正する。
倍率制御部304は、一定の周波数の画像クロックに同期して、駆動データを1ビットずつ出力する。画像クロックに同期して出力される駆動データは、HレベルとLレベルとの間で変化するビデオ信号(PWM信号)としてレーザドライバ310へ送られる。倍率制御部304は、例えば、駆動データとして「1」を出力する場合には、Hレベルのビデオ信号を出力し、駆動データとして「0」を出力する場合には、Lレベルのビデオ信号を出力する。倍率制御部304から出力されたビデオ信号は、レーザドライバ310へ入力される。
レーザドライバ310は、入力されたビデオ信号に従って光源201の各LDに駆動電流を供給することで、各LDを駆動する。本実施形態では、Hレベルのビデオ信号が入力されると、レーザドライバ310は、LDに駆動電流を供給する。LDに駆動電流が供給されることで、当該LDはレーザ光を出射する。一方、Lレベルのビデオ信号が入力されると、レーザドライバ310は、LDに駆動電流を供給しない。LDに駆動電流が供給されないため、当該LDはレーザ光を出射しない。このようにして、レーザドライバ310は、入力されたビデオ信号に従って、パルス幅変調(PWM)が行われた駆動電流を駆動対象のLDに供給することで、当該LDを駆動する。入力画像データに対応するビデオ信号に従って駆動される各LDから出射されたレーザ光によって感光ドラム102が走査(露光)されることで、入力画像データに対応する静電潜像が感光ドラム102上に形成される。
本実施形態のコントローラ300は、ポリゴンモータ204から出力されるホール素子信号に基づいて、ポリゴンミラー203の複数の反射面のうち、レーザ光源201から出射されたレーザ光を偏向する反射面を特定する機能を更に有している。ポリゴンモータ204には、ポリゴンモータ204の回転子の回転に伴う磁界の変化を検知するホール素子(図示せず)が設けられている。コントローラ300は、ホール素子から出力されるホール素子信号の波形を整形し、ポリゴンモータ204の回転数に応じて周期が変化するFG信号を生成する。コントローラ300は、生成したFG信号と、BDセンサ206からのBD信号とを用いて、ポリゴンミラー203が備える複数の反射面のうちの単一の特定面を検知できる。具体的には、コントローラ300は、FG信号とBD信号との位相差を取得することで、取得した位相差から特定面を検知できる。当該位相差は、BD信号に対するFG信号の位相差であってもよいし、FG信号に対するBD信号の位相差であってもよい。なお、後述するように、倍率制御部304は、コントローラ300によって特定される反射面に対応する倍率補正データを順に有効にするように動作する。
このように、本実施形態のメモリ311またはレジスタ305は、複数の補正データ(倍率補正データ)が格納される記憶手段の一例である。また、倍率制御部304は、複数の補正データのうちで有効にする補正データを回転多面鏡(ポリゴンミラー203)の回転に従って順に切り替えながら、有効にした補正データに基づいて駆動データに対する補正処理を行う補正手段の一例である。なお、コントローラ300及び倍率制御部304の機能は、FPGAやASIC等のハードウェアにより実現されてもよいし、ソフトウェアにより実現されてもよい。また、コントローラ300及び倍率制御部304がそれぞれ有する複数の機能のうち、一部がハードウェアにより実現され、残りの機能がソフトウェアにより実現されてもよい。
<画像形成装置の動作モード>
画像形成装置100は、厚さ(坪量)の異なるシートへの画像の定着性を確保するために、画像形成に用いられるシートの種別ごとにシートの搬送速度を切り替える(例えば、普通紙の搬送速度に対して、厚紙の搬送速度を1/2にする)機能を有する。このような機能を実現するために、画像形成装置100は、画像形成のための動作モードとして、感光ドラム102を第1速度で回転させる第1モード、感光ドラム102を第1速度の1/M(Mは2以上の整数)倍の第2速度で回転させる第2モードを有する。以下で説明するように、第1モードの画像形成では、ポリゴンミラー203の複数の反射面が1反射面ごとに使用され、第2モードの画像形成では、ポリゴンミラー203の複数の反射面がM反射面ごとに使用される。
第1モードでは、シートの搬送速度をVs1、感光ドラム102の回転速度(感光ドラムの接線方向の表面速度)をVd1、中間転写ベルト107の回転速度(ベルト面の表面速度)をVb1、ポリゴンミラー203の回転速度をVrとし、ポリゴンミラー203の反射面を1面ごとにレーザ光の偏向面として使用する。即ち、ポリゴンミラー203の全面(全ての反射面)を使用する。本実施形態では、Vs1=Vd1=Vb1とし、この速度を第1プロセス速度と定義する。ただし、感光ドラム102から中間転写ベルト107、中間転写ベルト107からシートへの転写性を考慮して、Vs1≒Vd1≒Vb1としてもよく、即ち、これらの速度に微小な差を設けてもよい。
第2モードでは、シートの搬送速度をVs2、感光ドラム102の回転速度をVd2、中間転写ベルト107の回転速度をVb2とし、
s2=Vs1/M
d2=Vd1/M
b2=Vb1/M
と設定する。更に、ポリゴンミラー203を第1モードと同じ回転速度Vrで回転させるとともに、ポリゴンミラー203の反射面をM面ごとにレーザ光の偏向面として使用する。本実施形態では、Vs2=Vd2=Vb2とし、この速度を第2プロセス速度と定義する。ただし、感光ドラム102から中間転写ベルト107、中間転写ベルト107からシートへの転写性を考慮して、Vs2≒Vd2≒Vb2としてもよく、即ち、これらの速度に微小な差を設けてもよい。
本実施形態では、第1モードは普通紙へ画像形成を行うための動作モード、第2モードは普通紙よりも坪量が大きい厚紙へ画像形成を行うための動作モードであり、M=2であるものとする。即ち、第2モードにおいて、第2プロセス速度は第1プロセス速度の半分の速度であり、ポリゴンミラー203の反射面が1面おきに(隔面で)使用される。なお、画像形成装置100は、動作モードによらず(プロセス速度によらず)、ポリゴンミラー203の回転速度を同じ速度Vrに維持する。これは、ポリゴンミラー203の回転速度を動作モードごとに変更すると、主走査方向の画像データの出力速度(静電潜像の書き込み速度)も変更することが必要となり、光走査部104による制御が複雑化するためである。
<倍率補正処理の具体例>
次に、図5乃至図7を参照して、倍率制御部304による倍率補正処理の具体例について説明する。なお、図5乃至図7では、ポリゴンミラー203の反射面を隔面で使用する(A面、C面、E面、B面、D面、A面、・・・の順に使用する)上述の第2モードで画像形成が行われる場合の倍率補正処理を例として示している。倍率制御部304は、光源201のLD1〜LD16からそれぞれ出射されるレーザ光ごと(ビームごと)に倍率補正処理を行う。
感光ドラム102上でレーザ光が主走査方向に走査する領域である主走査領域は、複数のサブ領域(分割領域)に分割される。本実施形態の倍率補正処理では、各レーザ光によって形成される画像の主走査方向の倍率をサブ領域ごとに補正する。具体的には、倍率制御部304は、入力された駆動データに対して、上述のようにビットの挿入または削除(補助画素の挿抜)を行うことで、各サブ領域に形成される画素(ドット)の位置を調整する。なお、倍率補正に用いられる補助画素は、主走査方向において1画素の1/32の幅を有し、上述のように、LDを点灯させるためのONデータまたはLDを消灯させるためのOFFデータに相当する。
図5は、各LDに対応するレーザ光によって形成される主走査方向の1ラインの画像に対する、倍率補正処理のための補助画素の挿抜の例を示すタイミングチャートである。図6は、倍率補正処理が行われる前の駆動データに基づく、主走査方向のドットの形成位置を示す図であり、図7は、倍率補正処理が行われた後の駆動データに基づく、主走査方向のドットの形成位置を示す図である。図5乃至図7では、感光ドラム102上の主走査領域は、BDセンサ206からのBD信号の出力タイミング(に対応する位置)を基準として、複数のサブ領域A0〜A32に分割されている。サブ領域A1〜A32から成る32個の連続する領域は、画像が形成される画像領域に相当する。なお、各図において、左方が主走査方向の上流であり、右方が主走査方向の下流である。
図5乃至図7では、ポリゴンミラー203の1面おきに(即ち、A面、C面、E面、B面、D面、A面、・・・の、ポリゴンミラー203の回転方向における各反射面が配列された順に)各反射面が偏向するレーザ光によって、感光ドラム102上で主走査方向に画像が形成されている。図6及び図7に示す主走査方向における各位置(主走査位置)h(h1〜h33)は、サブ領域A1〜A32における端部に相当する。例えば、サブ領域A1は、主走査位置h1から主走査位置h2までの領域として定められる。レーザ光は、主走査位置h1からh33へ向かう方向に感光ドラム102を走査する。主走査位置h1〜h32は、各LDから出射されるレーザ光によって形成される各サブ領域A1〜A32の静電潜像の、主走査方向の書き出し位置についての理想位置に相当する。また、主走査位置h1は、各LDから出射されるレーザ光によって形成される1ラインの静電潜像(画像)の、主走査方向の書き出し位置についての理想位置にも相当する。なお、サブ領域A0は、BD信号の出力タイミングに対応する位置から主走査位置h1までの、非画像領域に相当する。
倍率補正処理が行われる前の、LD1〜LD16に対応するレーザ光によるドットの形成位置は、図6に示すように、主走査位置h1〜h32(理想位置)からずれた状態にある。倍率制御部304は、LD1〜LD16に対応するレーザ光によるドットの形成位置が、図7に示すように理想位置に一致するように、駆動データに対して補助画素の挿抜を行う処理を、倍率補正処理として実行する。倍率制御部304は、上述のように、メモリ311から読み出されてレジスタ305に格納された倍率補正データが示す、サブ領域A0〜A32のそれぞれにおける補正値に基づいて、各サブ領域に形成される画像の倍率(部分倍率)を補正する。これにより、各サブ領域A1〜A32における静電潜像の書き出し位置を、理想位置に相当する主走査位置h1〜h32に一致させることを可能にする。
図5及び図6に示すように、ポリゴンミラー203の反射面ごとに、偏向されたレーザ光によって走査される、感光ドラム102上の主走査方向の位置が異なっている。これは、ポリゴンミラー203が微小な変形や偏心を有することに起因する。したがって、倍率制御部304は、レーザ光を偏向するポリゴンミラー203の反射面が切り替わるごとに、使用する倍率補正データを切り替えて倍率補正処理を行う必要がある。このため、メモリ311には、ポリゴンミラー203の各反射面に対応する倍率補正データ(A面〜E面にそれぞれ対応する倍率補正データ)が予め格納されている。各反射面に対応する倍率補正データには、LD1〜LD16のそれぞれに対応する、各サブ領域A0〜A32の倍率の補正値が含まれている。倍率制御部304は、ポリゴンミラー203の複数の反射面のうちで偏向面として使用される反射面に対応する倍率補正データに従って、各サブ領域A0〜A32において挿抜する補助画素の位置及び量を制御することで、倍率補正処理を行う。
倍率制御部304は、ポリゴンミラー203の反射面ごとに、対応する倍率補正データに従って以下のように倍率補正処理を行う。具体的には、倍率制御部304は、レーザ光ごとに、静電潜像(画像)の書き出し位置が主走査位置h1(理想位置)よりも主走査方向の上流側にずれている場合、サブ領域A0にOFFデータの補助画素を挿入する。これにより、対象レーザ光に対応する1ラインの画像の書き出しタイミングを遅くする。その結果、1ラインの画像全体が主走査方向の下流側にシフトする。一方、倍率制御部304は、レーザ光ごとに、画像の書き出し位置が主走査位置h1(理想位置)よりも主走査方向の下流側にずれている場合、サブ領域A0から補助画素を削除する(抜き取る)。これにより、対象レーザ光に対応する1ラインの画像の書き出しタイミングを早める。その結果、1ラインの画像全体が主走査方向の上流側にシフトする。
例えば、図6に示す例では、ポリゴンミラー203のA面によって偏向された、LD1に対応するレーザ光については、画像の書き出し位置に相当するドット位置が主走査位置h1よりも上流側にずれている。この場合、サブ領域A0に補助画素が挿入されることで、図7に示すように、画像の書き出し位置に相当するドット位置が主走査位置h1に一致するように補正される。LD2〜LD16についてもこのような処理が行われる。その結果、図7に示すように、LD1〜LD16から出射されてポリゴンミラー203のA面によって偏向されたレーザ光による、画像の書き出し位置に相当するドットの形成位置は、主走査位置h1に揃うように補正される。
更に、倍率制御部304は、レーザ光ごとに、各サブ領域における画像の書き出し位置が主走査位置h1〜h32に一致するように、補助画素の挿抜によってサブ領域A1〜A32の倍率を補正する。ここで、解像度が2400dpiの画像形成装置では、1画素の1/32である補助画素の幅は約0.33μmである。即ち、補助画素の挿抜による補正は、約0.33μmの離散的な補正量で行われる。しかし、各サブ領域における倍率の補正量は連続的な量である。このため、主走査方向の上流側に位置するサブ領域A0における補正の残渣(即ち、連続的な補正量と離散的な補正量との差)が、主走査方向の下流側に位置するサブ領域に累積されることになる。そこで、倍率補正データに含まれる倍率の補正値は、このような倍率補正の残渣の蓄積によるドットの形成位置のずれを防ぐように定められうる。
このような処理により、LD1〜LD16から出射されてポリゴンミラー203のA面によって偏向されたレーザ光によるドットの形成位置は、主走査位置h1〜h32に揃うように補正される。倍率制御部304は、レーザ光を偏向するポリゴンミラー203の反射面が次の反射面に切り替わると、当該次の反射面に対応する倍率補正データに従って上述の倍率補正処理を行う。図5乃至図7に示す例では、第2モードで画像形成が行われるため、ポリゴンミラー203の反射面は1面おきに使用される。即ち、A面の次にはC面が使用される。このため、倍率制御部304は、レーザ光を偏向するポリゴンミラー203の反射面がA面からC面に切り替わると、後述する倍率補正データの切り替えによって有効にした、C面に対応する倍率補正データを用いて倍率補正処理を行う。
<各動作モードにおける倍率補正処理>
図8(A)及び(B)は、それぞれ第1モード及び第2モードで画像形成を行う場合の、倍率補正処理に関連する動作のタイミングを示すタイミングチャートである。上述のように、第1モードでは、ポリゴンミラー203の反射面を1面ごとにレーザ光の偏向面として使用して画像形成を行う。第2モードでは、ポリゴンミラー203の反射面を1面おきに(隔面で)レーザ光の偏向面として使用して画像形成を行う。第1モード及び第2モードのいずれにおいても、画像形成処理の開始時に、ポリゴンミラー203の全反射面(A面〜E面)に対応する倍率補正データが、コントローラ300によってメモリ311から読み出されてレジスタ305に格納される。
(第1モード)
第1モードでは、コントローラ300は、BDセンサ206からBD信号が出力されるごとに、画像コントローラ201によって生成された1走査ラインの駆動データが倍率制御部304に供給されるようにするための制御を行う。具体的には、図8(A)に示すように、第1モードでは、Hレベルで一定のマスク信号がコントローラ300からAND回路303へ出力される。この場合、RCLKとして倍率制御部304からFIFOメモリ302へ出力された画像クロックは、AND回路303を介してFIFOメモリ302へ入力される。これにより、各走査ラインの駆動データは、順にFIFOメモリ302から読み出されて倍率制御部304へ入力される。このようにして、ポリゴンミラー203の1反射面ごとのタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データ(駆動データ)が、倍率制御部304に入力される。
コントローラ300は、第1モードでの画像形成処理を開始すると、倍率制御部304への切替信号の出力を開始する。具体的には、コントローラ300は、ポリゴンモータ204から出力されるホール素子信号に基づいて、ポリゴンミラー203の複数の反射面のうちの特定面をまず検知する。本実施形態ではA面を特定面としているが、他の面を特定面として定めてもよい。コントローラ300は、特定面として検知された反射面(A面)から順に、対応する倍率補正データが順に有効化されるように、倍率制御部304への切替信号の出力を開始する。更に、コントローラ300は、ポリゴンミラー203が動作している間、BD信号に同期して切替信号を出力し続ける。
倍率制御部304は、コントローラ300からの切替信号の入力に応じて、ポリゴンミラー203のA面に対応する倍率補正データを有効にする。その後、倍率制御部304は、コントローラ300から入力される切替信号に従って、レジスタ305に格納されている複数の倍率補正データ間で、倍率補正処理用に有効にする倍率補正データを順に切り替える。即ち、倍率制御部304は、レーザ光を偏向するポリゴンミラー203の反射面ごとに有効にする倍率補正データをポリゴンミラー203の回転方向における各反射面が配列された順に切り替える。これにより、倍率制御部304は、入力された駆動データに対して、有効にした倍率補正データによる倍率補正処理を行うことが可能になる。即ち、LD1〜LD16に対応するレーザ光を偏向するポリゴンミラー203の反射面の切り替えに合わせて、対応する倍率補正データによる倍率補正処理を行うことが可能になる。このようにして、本実施形態の倍率制御部304は、第1モードでは、ポリゴンミラー203の1反射面ごとのタイミングに入力される駆動データ(画像データ)に対して、有効にした倍率補正データに基づいて倍率補正処理を行う。
(第2モード)
第2モードでは、コントローラ300は、BDセンサ206からBD信号がM回出力(本例では2回出力)されるごとに、画像コントローラ201によって生成された1走査ラインの駆動データが倍率制御部304に供給されるようにする制御を行う。具体的には、図8(B)に示すように、第2モードでは、BDセンサ206からBD信号が出力されるごとに(BD信号に同期して)HレベルとLレベルとが切り替わるマスク信号が、コントローラ300からAND回路303へ出力される。この場合、倍率制御部304からFIFOメモリ302へ出力された画像クロックは、マスク信号がHレベルである間にはFIFOメモリ302へ供給され、マスク信号がLレベルである間にはFIFOメモリ302へ供給されない。これにより、各走査ラインの駆動データは、1走査ラインおきに感光ドラム102上に画像(静電潜像)が形成されるように、順にFIFOメモリ302から読み出されて倍率制御部304へ入力される。このようにして、ポリゴンミラー203のM反射面ごと(本例では1反射面おき)のタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データ(駆動データ)が、倍率制御部304に入力される。
コントローラ300は、第2モードでの画像形成処理を開始すると、第1モードと同様の動作によって、倍率制御部304への切替信号の出力を開始するとともに、ポリゴンミラー203が動作している間、BD信号に同期して切替信号を出力し続ける。このため、倍率制御部304は、第1モードと同様、切替信号の入力に応じて、ポリゴンミラー203のA面に対応する倍率補正データを有効にし、その後は有効にする倍率補正データを切替信号に従って順に切り替えることになる。これにより、倍率制御部304は、入力された駆動データに対して、有効にした倍率補正データによる倍率補正処理を行うことが可能になる。
第2モードでは、ポリゴンミラー203の隔面をレーザ光の偏向面として用いて、1走査ラインおきに感光ドラム102をレーザ光で主走査方向に走査するタイミングに、駆動データが倍率制御部304へ入力される。本実施形態では、ポリゴンミラー203のA面、C面、E面、B面、D面、A面の順に、各反射面を用いて画像(静電潜像)を形成するための駆動データが倍率制御部304に入力される。倍率制御部304は、駆動データが入力されると、有効にした倍率補正データに基づいて当該駆動データに対する倍率補正処理を行う。
倍率制御部304は、切替信号が入力されるごとに、有効にする倍率補正データを切り替える。更に、倍率制御部304は、いずれかの倍率補正データを有効にした状態で、駆動データが入力された場合には、有効にした倍率補正データによる倍率補正処理を当該駆動データに対して行うように動作する。一方、倍率制御部304は、いずれかの倍率補正データを有効にした状態で、駆動データが入力されなかった場合には、倍率補正処理を行わないように動作する。このように、倍率制御部304は、ポリゴンミラー203の1反射面ごとのタイミングに、駆動データが入力されなかった場合には倍率補正処理を行わず、画像データが入力された場合には有効にした倍率補正データに基づいて当該駆動データに対する倍率補正処理を行う。即ち、倍率制御部304は、切替信号が出力されるごとに、駆動データが入力されなかった場合には倍率補正処理を行わず、画像データが入力された場合には、有効にした倍率補正データに基づいて当該駆動データに対する前記補正処理を行う。
具体的には、図8(B)に示すように、倍率制御部304は、まず、切替信号の入力に応じてポリゴンミラー203のA面に対応する倍率補正データを有効にする。この状態で、倍率制御部304は、A面を使用するために入力された駆動データを、A面に対応する倍率補正データによって補正する。その後、倍率制御部304は、切替信号が入力されると、A面に対応する倍率補正データを有効にした状態からB面に対応する倍率補正データを有効にした状態に切り替える。しかし、B面を使用するために駆動データは入力されないため、倍率制御部304はB面に対応する倍率補正データに基づく倍率補正処理を行わない。次に、倍率制御部304は、切替信号が入力されると、B面に対応する倍率補正データを有効にした状態からC面に対応する倍率補正データを有効にした状態に切り替える。この状態で、倍率制御部304は、C面を使用するために入力された駆動データを、C面に対応する倍率補正データによって補正する。その後、画像形成処理が終了するまで、倍率制御部304はこのような動作を繰り返す。
このように、本実施形態の倍率制御部304は、第2モードで画像形成が行われる場合であっても、第1モードと同様、有効にする倍率補正データをポリゴンミラー203の回転に従って1反射面ごとに順に切り替える。このため、倍率制御部304は、倍率補正データの切り替えを、画像形成装置100の動作モードごとに異なる手順で行う必要がなく、同じ手順によって実現できる。また、コントローラ300は、倍率制御部304に対して動作モードごとに異なる制御を行う必要がなく、マスク信号の制御のみで、各動作モードにおける倍率補正処理を実現できる。したがって、倍率補正データの切り替えを倍率制御部304に実現させるための(コントローラ300が実行する)制御プログラムを動作モードごとに個別に用意してメモリに格納しておくような必要もない。即ち、そのような制御プログラムを格納するために必要なメモリ容量が増大することを防止できる。
<光走査部104の制御手順>
図9は、画像形成の実行時における、コントローラ300による光走査部104の制御手順を示すフローチャートである。図9に示す各ステップの処理は、コントローラ300内のCPUが、メモリに格納された制御プログラムを読み出して実行することによって実現されてもよいし、ハードウェアによって実現されてもよい。なお、図9では、1枚のシートへ画像形成を行うための制御を示しているが、複数枚のシートへ連続して画像形成を行うための制御は、例えばS111〜S114の処理を繰り返すことで実現できる。
画像形成装置100において電源が投入されると、S101で、コントローラ300は、メモリ311に格納されている倍率補正データを読み出す。更に、S102で、コントローラ300は、メモリ311から読み出した倍率補正データを、倍率制御部304のレジスタ305に格納する。これにより、ポリゴンミラー203のA面〜E面にそれぞれ対応する倍率補正データが、レジスタ305に格納される。
次にS103で、コントローラ300は、画像形成処理を開始するまで待機し、画像形成処理を開始する場合(S103で「YES」)、処理をS104へ進める。S104で、コントローラ300は、ポリゴンモータ204の回転を開始させる。更に、コントローラ300は、S105で、光源201の各LDを点灯させ、S106で、ポリゴンモータ204の回転速度の制御、及び光源201の各LDのシーケンス制御を開始する。
S106では、コントローラ300は、レーザドライバ310の動作シーケンスを生成し、生成した動作シーケンスを示す動作モード信号をレーザドライバ310に出力することで、各LDのシーケンス制御を行う。また、点灯したLDから出射されたレーザ光が、回転中のポリゴンミラー203によって偏向されてBDセンサ206に入射すると、BDセンサ206からコントローラ300へBD信号が出力される。コントローラ300は、BDセンサ206から出力されるBD信号を利用してポリゴンモータ204の回転速度を制御する。コントローラ300は、S107で、ポリゴンモータ204の回転速度が目標速度に達するまで待機し、回転速度が目標速度に達すると(S107で「YES」)、処理をS108へ進める。
S108で、コントローラ300は、ポリゴンモータ204から出力されるホール素子信号に基づいて、ポリゴンミラー203の特定面(本実施形態ではA面)を検知する。コントローラ300は、ポリゴンミラー203の特定面(A面)を検知すると、S109で、倍率制御部304への切替信号の出力を開始する。更に、コントローラ300は、S110で、シートの搬送速度に対応するマスク信号(即ち、画像形成装置100の動作モードに対応するマスク信号)の出力を開始する。具体的には、第1モードで画像形成処理を行う場合には、Hレベルで一定のマスク信号の出力が開始される。一方、第2モードで画像形成処理を行う場合には、BDセンサ206からBD信号が出力されるごとにHレベルとLレベルとが切り替わるマスク信号の出力が開始される。
その後、コントローラ300は、S111で、給紙カセット115からのシートの搬送を開始し、S112で、当該シートの先端が所定位置(例えば、レジストローラの位置)に達したか否かを判定する。コントローラ300は、シートの先端が所定位置に達したと判定すると(S112で「YES」)、S113で、BDセンサ206からのBD信号の出力タイミングを基準として書き出しタイミング信号を生成し、倍率制御部304へ出力する。倍率制御部304は、書き出しタイミング信号の入力に応じて、FIFOメモリ302への画像クロック(RCLK)の出力を開始することで、搬送中のシートに画像を形成するための駆動データの、FIFOメモリ302からの読み出しを開始する。
RCLKによってFIFOメモリ302から読み出された駆動データは、倍率制御部304へ順に入力される。倍率制御部304は、切替信号に従って有効にした倍率補正データによって、入力された駆動データに対する倍率補正処理を実行する。ただし、第2モードで画像形成処理を行う場合、上述のように、Lレベルのマスク信号がAND回路303へ入力されている間には、RCLKがFIFOメモリ302へ供給されず、駆動データが倍率制御部304へ入力されない。倍率制御部304は、駆動データが入力されていない場合には、倍率補正処理を実行しないように動作する。
倍率制御部304は、倍率補正処理後の駆動データをビデオ信号としてレーザドライバ310へ出力する。レーザドライバ310が、倍率制御部304からのビデオ信号に従って光源201の各LDを駆動することで、感光ドラム102上に静電潜像が形成され、搬送中のシートに画像が形成されることになる。コントローラ300は、S114で、画像形成処理を終了するか否かを判定し、画像形成処理を終了すると判定すると(S114で「YES」)、処理をS115へ進める。S115で、コントローラ300は、ポリゴンミラー203の回転を停止させるとともに、光源201の各LDを消灯させ、処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、ポリゴンミラー203の複数の反射面に対応する複数の倍率補正データ間で有効にするデータの切り替えを、動作モードによらず同じ手順で実現しながら、倍率補正データに基づく倍率補正処理を行うことが可能になる。これにより、倍率補正データの切り替えを倍率制御部304に実現させるための(コントローラ300が実行する)制御プログラムを動作モードごとに個別に用意してメモリに格納しておくような必要もない。即ち、そのような制御プログラムを格納するために必要なメモリ容量が増大することを防止できる。
なお、本実施形態は種々に変形することが可能である。例えば、コントローラ300は、画像形成処理の開始時に、メモリ311に格納された倍率補正データをレジスタ305に格納する処理を行わなくてもよい。この場合、コントローラ300は、第2モードでは、倍率補正処理が行われていない間に、切替信号に応じて次に有効にする倍率補正データをレジスタ305に格納するように動作してもよい。また、コントローラ300は、第1モードでは、いずれかの反射面について倍率補正処理が行われている間に、切替信号に応じて次に有効にする倍率補正データをレジスタ305に格納するように動作してもよい。この場合、レジスタ305に必要となるメモリ容量の節約が可能となる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、倍率制御部304は、第1モード及び第2モードの両方において、入力された駆動データに対して倍率補正処理を実行している。これに対し、第2実施形態では、倍率制御部304が、第2モードで画像形成処理を行う場合には倍率補正処理を実行し、第1モードで画像形成処理を行う場合には倍率補正処理を実行しないように動作する例について説明する。なお、以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
倍率制御部304が倍率補正処理を行わない場合、レーザ光源201の各LDから出射されたレーザ光によって形成される画像の倍率は、レーザ光の偏向面として使用されるポリゴンミラー203の反射面ごとに異なる倍率となる。ここで、図10(A)及び(C)は、ポリゴンミラー203の各反射面(A面〜E面)を偏向面として使用した場合に形成される画像の主走査方向の倍率の偏差を示す図である。図10(A)及び(C)は、それぞれ、倍率補正処理を行わずに第1モード及び第2モードで画像形成を行った場合を示している。また、図10(B)及び(D)は、それぞれ、倍率補正処理を行わずに第1モード及び第2モードで画像形成を行った場合に形成される画像の模式図である。マルチビーム方式の画像形成装置では、図10(B)及び(D)に示すように、偏向面として使用される反射面ごとに、LD1〜LD16に対応する複数のレーザ光によって複数の走査ラインの画像が副走査方向において並列に形成される。
図10(B)及び(D)に示すように、主走査方向において、画像の書き出し位置は走査ライン間で一致しているのに対して、画像の書き終わり位置は偏向面として使用された反射面ごとに異なっている。即ち、図10(A)及び(C)に示すように、偏向面として使用された反射面ごとに、形成される画像の倍率にばらつきが生じている。例えば、ポリゴンミラー203のA面及びC面に対応する各走査ラインの画像は、倍率が比較的大きく、そのため比較的低い濃度で形成される。一方、B面及びE面に対応する各走査ラインの画像は、倍率が比較的小さく、そのため比較的高い濃度で形成される。このように、形成される画像の倍率に依存して画像の濃度が変化する。これは、倍率が大きいほど、感光ドラム102に照射される単位面積当たりの積算光量が少なくなり、倍率が小さいほど、感光ドラム102に照射される単位面積当たりの積算光量が多くなるためである。
このような画像の倍率のばらつきに起因して生じる画像の濃度のばらつきは、図10(B)及び(D)に示すように、第1モード及び第2モードのいずれでも、副走査方向において周期性のある濃度ムラを画像に生じさせる。例えば2400dpiの解像度で画像形成を行った場合、図10(B)に示すように、第1モードでは、平均で約0.423mmピッチの濃度ムラが発生する。この場合、濃度ムラは約2.36cycle/mmの空間周波数を有する。一方、図10(D)に示すように、第2モードでは、平均で約0.847mmピッチの濃度ムラが発生する。この場合、濃度ムラは約1.18cycle/mmの空間周波数を有する。このように、ポリゴンミラー203の反射面を1面ごとに偏向面として使用する場合(第1モード)と、反射面をM面おき(本実施形態ではM=2)に偏向面として使用する場合(第2モード)とで、異なる空間周波数の濃度ムラが画像に発生する。
ここで、図11は、空間周波数と人間の視認感度(相対感度)との関係を示す視認感度特性の例を示す図である。図11に示すように、第1モードに対応する2.36cycle/mmの空間周波数における視認感度は0.650であり、比較的低い視認感度となっている。これは、第1モードで形成される画像では、上述のような濃度ムラが人間の目につきにくいことを意味する。一方、第2モードに対応する1.18cycle/mmの空間周波数における視認感度は0.992であり、比較的高い視認感度となっている。これは、第2モードで形成される画像では、上述のような濃度ムラが人間の目につきやすいことを意味する。また、図11に示すように、空間周波数が高くなるほど視認感度が低くなり、人間の目につきにくくなる。
したがって、例えば第1モードで形成される画像に生じる濃度ムラの空間周波数ができるだけ高くなるよう、工場出荷時に光走査部104を調整した場合、第1モードでは倍率補正処理を行わなくても上述のように発生する濃度ムラを実質的に抑制できる。一方、第2モードで画像形成を行う場合には、形成される画像に生じる濃度ムラの空間周波数が変化し、発生した濃度ムラの空間周波数が人間の目につきやすい空間周波数になることで、画像不良につながりうる。このため、上述のような調整を行ったとしても、第2モードでは倍率補正処理を行う必要がありうる。
そこで、本実施形態の倍率制御部304は、第1モードで画像形成処理を行う場合には倍率補正処理を行わず、第2モードで画像形成処理を行う場合には倍率補正処理を行うよう動作する。具体的には、コントローラ300は、第1モードで画像形成処理を行うか第2モードで画像形成処理を行うかに応じて、倍率制御部304に倍率補正処理を実行させるか否かを制御する。コントローラ300は、図3に示すように倍率制御部304に出力する補正制御信号によって、このような制御を行う。
倍率制御部304は、補正制御信号によって、倍率補正処理を行わないように指示されると、倍率補正処理を行わずに、入力された駆動データをレーザドライバ310へ出力する。即ち、倍率制御部304は、入力された駆動データを、画像クロックに同期して1ビットずつビデオ信号としてレーザドライバ310へ出力する。一方、倍率制御部304は、補正制御信号によって、倍率補正処理を行うように指示されると、第1実施形態と同様に、入力された駆動データに対して、有効にした倍率補正データによる倍率補正処理を実行する。更に、倍率制御部304は、倍率補正処理後の駆動データを、画像クロックに同期して1ビットずつビデオ信号としてレーザドライバ310へ出力する。
本実施形態によれば、第1モードにおいて倍率補正処理を実行しないようにする場合であっても、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、第1モードでは倍率補正処理を行うことがないため、倍率補正処理に必要となる処理負荷を低減できる。
100...画像形成装置、102...感光ドラム、104...光走査部、201...レーザ光源、203...ポリゴンミラー、204...ポリゴンモータ、206...BDセンサ、300...コントローラ、304...倍率制御部、305...レジスタ、310...レーザドライバ

Claims (14)

  1. 感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、
    複数の反射面を有し、前記光ビームが前記感光体を走査するよう、回転駆動された状態で前記複数の反射面のいずれかの反射面で前記光ビームを偏向する回転多面鏡であって、第1モードの画像形成では、前記複数の反射面が1反射面ごとに使用され、第2モードの画像形成では、前記複数の反射面がM反射面(Mは2以上の整数)ごとに使用される、前記回転多面鏡と、
    前記複数の反射面にそれぞれ対応付けられており、かつ、対応する反射面を使用して形成される画像の前記光ビームの走査方向における倍率を補正するための複数の補正データが格納される記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記複数の補正データのうちで有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って前記回転多面鏡の回転方向において前記複数の反射面が配列された順に切り替え、有効にした補正データに基づいて前記光源の駆動用の画像データに対する補正処理を行う補正手段と、を備え、
    前記補正手段は、前記第2モードで画像形成が行われる場合であっても、有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って1反射面ごとに順に切り替える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データが前記補正手段に入力され、
    前記第2モードでは、前記回転多面鏡のM反射面ごとのタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データが前記補正手段に入力され、
    前記補正手段は、前記第2モードでは、前記画像データが入力されると、前記有効にした補正データに基づいて当該画像データに対する前記補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記第1モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに入力される画像データに対して、前記有効にした補正データに基づいて前記補正処理を行い、
    前記第2モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに、画像データが入力されなかった場合には前記補正処理を行わず、画像データが入力された場合には前記有効にした補正データに基づいて当該画像データに対する前記補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、
    前記第1モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに入力される画像データに対して、前記補正処理を行わず、
    前記第2モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに、画像データが入力されなかった場合には前記補正処理を行わず、画像データが入力された場合には前記有効にした補正データに基づいて当該画像データに対する前記補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記複数の反射面のそれぞれにより偏向された光ビームを検知すると、光ビームを検知したことを示す検知信号を出力する検知手段と、
    前記回転多面鏡の回転に従って前記検知手段から前記検知信号が出力されるごとに、前記有効にする補正データを切り替えるよう前記補正手段を制御する制御手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記検知手段から前記検知信号が出力されるごとに、前記有効にする補正データの切り替えを指示する切替信号を前記補正手段に出力し、
    前記補正手段は、前記制御手段から前記切替信号が出力されるごとに、前記有効にする補正データを切り替える
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記補正手段は、前記第2モードでは、前記制御手段から前記切替信号が出力されるごとに、画像データが入力されなかった場合には前記補正処理を行わず、画像データが入力された場合には前記有効にした補正データに基づいて当該画像データに対する前記補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記回転多面鏡によって偏向された光ビームが走査する各走査ラインに対応する画像データを生成して前記補正手段へ出力する生成手段を更に備え、
    前記制御手段は、
    前記第1モードでは、前記検知手段から前記検知信号が出力されるごとに、前記生成手段によって生成された1走査ラインの画像データを前記補正手段に供給させ、
    前記第2モードでは、前記検知手段から前記検知信号がM回出力されるごとに、前記生成手段によって生成された1走査ラインの画像データを前記補正手段に供給させる
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記回転多面鏡を駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段の回転数に応じて周期が変化する信号を生成し、当該信号に基づいて、前記複数の反射面のうちで前記光ビームを偏向する反射面を特定する特定手段と、を更に備え、
    前記補正手段は、前記回転多面鏡の回転に従って、前記特定手段によって特定される反射面に対応する補正データを順に有効にするように動作する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記第2モードでは、前記感光体の回転速度は前記第1モードの1/Mであり、かつ、前記回転多面鏡の回転速度は前記第1モードと同じである
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記補正処理では、前記光ビームの主走査方向における各位置の部分倍率を補正する
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記感光体と、
    前記感光体を帯電させる帯電手段と、
    前記補正手段から出力される画像データに基づいて前記光源から出射される光ビームが走査することで前記感光体に形成される静電潜像を現像して、シートに転写すべき画像を前記感光体に形成する現像手段と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 感光体を露光するための光ビームを出射する光源と、
    複数の反射面を有し、前記光ビームが前記感光体を走査するよう、回転駆動された状態で前記複数の反射面のいずれかの反射面で前記光ビームを偏向する回転多面鏡であって、第1モードの画像形成では、前記複数の反射面が1反射面ごとに使用され、第2モードの画像形成では、前記複数の反射面が1反射面おきに使用される、前記回転多面鏡と、
    前記複数の反射面にそれぞれ対応付けられており、かつ、対応する反射面を使用して形成される画像の前記光ビームの走査方向における倍率を補正するための複数の補正データが格納される記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記複数の補正データのうちで有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って前記回転多面鏡の回転方向において前記複数の反射面が配列された順に切り替え、有効にした補正データに基づいて前記光源の駆動用の画像データに対する補正処理を行う補正手段と、を備え、
    前記補正手段は、前記第2モードで画像形成が行われる場合であっても、有効にする補正データを前記回転多面鏡の回転に従って1反射面ごとに順に切り替える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記第1モードでは、前記回転多面鏡の1反射面ごとのタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データが前記補正手段に入力され、
    前記第2モードでは、前記回転多面鏡の1反射面おきのタイミングに、当該反射面を用いた画像形成用の画像データが前記補正手段に入力され、
    前記補正手段は、前記第2モードでは、前記画像データが入力されると、前記有効にした補正データに基づいて当該画像データに対する前記補正処理を行う
    ことを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
JP2016138908A 2016-07-13 2016-07-13 画像形成装置 Active JP6726046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016138908A JP6726046B2 (ja) 2016-07-13 2016-07-13 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016138908A JP6726046B2 (ja) 2016-07-13 2016-07-13 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018008429A true JP2018008429A (ja) 2018-01-18
JP6726046B2 JP6726046B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=60994800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016138908A Active JP6726046B2 (ja) 2016-07-13 2016-07-13 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6726046B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064232A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020064231A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11820158B2 (en) 2018-10-19 2023-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04249182A (ja) * 1991-02-01 1992-09-04 Fuji Xerox Co Ltd レーザビームプリンタ
JP2005053069A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007078723A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Canon Inc 光走査装置、画像形成装置及び制御方法
JP2010069626A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびその制御方法
JP2012083559A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP2012137658A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP2013117699A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2013240994A (ja) * 2012-04-26 2013-12-05 Canon Inc レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04249182A (ja) * 1991-02-01 1992-09-04 Fuji Xerox Co Ltd レーザビームプリンタ
JP2005053069A (ja) * 2003-08-04 2005-03-03 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2007078723A (ja) * 2005-09-09 2007-03-29 Canon Inc 光走査装置、画像形成装置及び制御方法
JP2010069626A (ja) * 2008-09-16 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置およびその制御方法
JP2012083559A (ja) * 2010-10-12 2012-04-26 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP2012137658A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置及び画像形成装置制御方法
JP2013117699A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2013240994A (ja) * 2012-04-26 2013-12-05 Canon Inc レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020064232A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2020064231A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7175705B2 (ja) 2018-10-19 2022-11-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7175706B2 (ja) 2018-10-19 2022-11-21 キヤノン株式会社 画像形成装置
US11820158B2 (en) 2018-10-19 2023-11-21 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US12304224B2 (en) 2018-10-19 2025-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP6726046B2 (ja) 2020-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101646821B1 (ko) 레이저 빔 간의 상대 위치를 보정할 수 있는 화상 형성 장치
JP6335639B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP5150523B2 (ja) 画像形成装置
US7920155B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling the same
JP4804082B2 (ja) 画像形成装置
JP6726046B2 (ja) 画像形成装置
JP4485964B2 (ja) 画像形成装置及び画像倍率補正方法
JP2007078723A (ja) 光走査装置、画像形成装置及び制御方法
JP2018194654A (ja) 画像形成装置
JP5151912B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、プログラム及び記録媒体
JP2004223754A (ja) 画像形成装置
JP5783688B2 (ja) 画像形成装置
JP4238866B2 (ja) 画像形成装置
JP4479467B2 (ja) 画像形成装置、および画像形成方法
JP6486430B2 (ja) レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置
JP2016004116A (ja) レーザ光間の位置ずれを補正する画像形成装置
JP4424230B2 (ja) 画像形成装置
JP7468192B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
JP4269964B2 (ja) 画像形成装置
JP2009175470A (ja) 光学走査装置及びそれを備えた画像形成装置
EP1895367B1 (en) Image forming apparatus to form an image using a display unit, and printing method thereof
JP2011131552A (ja) 露光装置及びこれを備えた画像形成装置
JP4337801B2 (ja) 画像形成装置およびその露光制御方法
JP2005189339A (ja) カラー画像形成装置
KR20230004094A (ko) 복수개의 광원을 하나의 동기 검출 센서로 처리하는 레이저 스캐닝 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200626

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6726046

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151