JP2006231751A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平同期検知センサの数を減らし、低コストで、かつ、ディザパターン周期とポリゴンミラー周期の干渉によるモアレが生じにくい高品位な画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 複数の感光ドラムを走査するための光ビームを発生する複数の発光素子と、発生された光ビームを感光ドラム上に偏向させる単一の多面鏡と、光ビームのうちの少なくとも1つに対応して設けられ、多面鏡により走査される光ビームを受光し、画像を記録するための第1同期信号を生成する検知手段とを含む光学系とを備え、検知手段から出力される第1同期信号を、各面の誤差に関する情報に基づいて遅延させることによって、検知手段が設けられない光ビームによって画像を形成するための第2同期信号を生成する。この際に、ディザパターンとの干渉によるモアレが低減するように第2同期信号の遅延量を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、特に複数のレーザビームを用いて異なる色画像を形成するカラー画像形成装置に関するものである。
従来電子写真方式を用いた画像形成装置においては、画像信号によって変調されたレーザビームが回転する多面鏡(以後ポリゴンミラー、またはポリゴン)を有するスキャナによって反射され、感光体上を走査することによって画像形成を行っている。感光体はドラム状のものが多用され、感光ドラムと呼ばれている、この方式をカラーレーザプリンタに応用する場合は、色の異なる例えばイエロー(以下Y)、マゼンタ(以下M)、シアン(以下C)、ブラック(以下Bk)の4色の画像を重ね合わせてカラー画像像をシート状媒体上に形成している。この重ね合わせ技術を達成するための構成には次のようなものがある。
1つの構成として第1の色画像信号を感光ドラム上に走査して潜像を作り、可視化するために着色剤を付着させ、これを記録紙に転写し、その後に感光ドラムをクリーニングし、再び第2の色画像信号を同一の感光ドラムに走査し潜像を作り、第1と同様の工程を行う。但し、着色剤は第2の色のものを使用する。これを第3の色画像信号、第4の色画像信号に対しても同じ工程を繰り返す。このようにして同一の記録紙に複数回現像した画像を重ねあわせることによって1つの画像記録を行うものである。
また、別の構成においては、複数の画像信号に対して同数の感光ドラムを備え、それぞれの色画像信号に対して1対1に対応する感光ドラムに潜像をつくり、それぞれ異なる色の着色剤を用いて可視化現像を行い、記録紙に順次転写する。この場合、1つの画像信号に対して1つのレーザ、1つのスキャナ、レーザの画像書き出しタイミングを検知するための1つのBD(Beam Detect)センサ、1つの感光ドラムを用意するのが一般的であり、従って重ねあわせるべき画像信号が複数ある場合は画像信号と同数のレーザ、スキャナ、感光ドラム及びBDセンサが必要である。
前記第1の構成は帯電−露光−現像−転写−クリーニングの一連の電子写真プロセスを第1の色画像信号に対して行い、次に第2の色画像信号に対して再び同じプロセスを行い、第3の色画像信号に対しても、第4の色画像信号に対してもそれぞれ時系列的に行わなければならない。従って1枚のプリント時間が非常に長いという問題を持っている。
前記第2の構成は第1の構成に対し、短時間でプリントできるというメリットがある。しかし前記のように、レーザ、スキャナ、感光ドラム、BDセンサをそれぞれの色画像信号の数と同数を用意しなければならないため、装置が大型化し、高価になるという問題を持っている。
どちらの構成においても各色の画像を重ねあわせていくため、各色の画像位置が合わないという、いわゆる色ずれを起こしやすい。特に後者の構成においては、異なったスキャナ、感光ドラムを用いてそれぞれの色画像を形成するため、色毎のレジストレーションが合いにくいという問題点を有している。この問題点を解決するため、色毎のレジストレーション合わせを行っている。例えば、中間転写ベルト(Intermediate Transfer Belt:ITBと略する)や静電搬送ベルト(Electrostatic Transpotation Belt:ETBと略する)上に色ずれ検知用パターン画像を形成し、これを色ずれ検知センサで読み取って、画像の書き出し位置等にフィードバックすることによって補正を行う手段が用いられている。
色ずれ検知センサは、ITBまたはETB上に形成された色ずれ検知用画像パターンを、光源で照射し、反射光を受光センサで読み取り、色ずれ検知用パターンが通過したときの受光センサの信号の時間的な強度変化を位置ずれ情報として、電気的に処理を行っている。
通常レーザプリンタのプリント時間を短縮するためには、スキャナの回転速度を上げるということが行われる。レーザプリンタの従来のスキャナ回転速度は20000rpm以上の高速回転が多い。さらにスキャナに使用されるミラーは多面鏡である、ポリゴンミラーであり、偏向角度の誤差がレーザビームの光路長によって感光ドラム上での位置変動を生ずるため、スキャナは各面の倒れ誤差が非常に少ないことが必要であり、又高速回転による振動が少ないことも必要である。従ってポリゴンミラーの安定した高速回転を得るためにモータが大型になり、またミラー各面に倒れ誤差の制限が必要なことから高度な精密加工技術がスキャナ製造工程に要求される。このため、高価なものになっている。
以上の様なスキャナを複数個用意した装置は大型で高価なものとなってしまう。
そこでコストダウンを図るために、複数色に対して共通のスキャナを用いるようにしたもの(例えば、特許文献1参照)、さらには、スキャナを共通にし、複数の光源のうち、1つの光源に対してのみBDセンサを設けるようにしたもの(例えば、特許文献2参照)が考案されている。
特許文献2について簡単に説明すると、複数の光源は、ポリゴンの異なる面によって同時に感光体の走査される構成にしてあり、BDセンサを設けた光源以外の他の光源は、ポリゴンの回転位相差(角度差)が予め分かっていることから、BDセンサを設けた光源のBD信号から、推測できるというものである。
上記提案のうち、特許文献1においては、ポリゴンミラー、スキャナモータについては1つに共通化している。しかしながら、BDセンサについてはそれぞれの色ごとに用意しなければならないので、その分のコストアップは避けられない。
また、特許文献2においては、BDセンサを1つにしているためコストダウンは実現できる。しかしながら、BDセンサのない光源のBDに関しては、ポリゴンの回転位相差すなわち面分割精度が正確であることを前提にしている。すなわち、回転位相差はあらかじめ分かっているため、BDセンサのあるレーザのBD信号で、BDセンサのない方のレーザの走査位置は分かるという考え方である。実際にはポリゴンミラーの面ごとの誤差が存在するために、走査方向の書き出し位置にずれが生じる恐れがある。あるいは、ポリゴンミラーを非常に精密に加工する必要があり、歩留まりが悪くなり、高価なミラーとなる恐れがある。
この問題を解決したのが特許文献3に示されている構成である。特許文献3では、BDセンサがないステーションにおいて、面ごとのずれを求め、そのずれを元に擬似BDを面ごとに生成している。
特公平4−51829号公報 特開平4−313776号公報 特開2004−102276号公報
しかしながら、特許文献3に述べたような方法であると、次のような問題点があった。
BD信号を生成するBDセンサのある位置と、画像領域の位置は異なる。そのため、それぞれの位置を走査するときのビームのポリゴン面への入射角度や、ポリゴン面内での入射位置がことなる。ポリゴン面は必ずしも均一ではないため、BDセンサ位置でのBD周期と、画像領域でのBD周期はわずかに異なり、このわずかな差が擬似BDによる書き出し位置の誤差につながる。さらにこの書き出し位置の誤差は、ポリゴン面によって起きるため、ポリゴン面の面数で決まる周期を持っている。この周期とハーフトーンのディザパターンが干渉することにより、モアレが発生する、という問題がある。
ただし、一般に、必ずしもモアレの発生が問題となるような重大な画像劣化が発生するとは限らない。なぜなら、画質劣化を引き起こすモアレは、その画像周波数が人間の目で目立つ周波数より低い周波数成分を持つ場合であり、人間の目で目立つ周波数よりも高い周波数成分しか持たないモアレが発生したのであれば、画質は大きくは劣化しない。また、画像周波数が0もしくは限りなく0に近い画像周波数成分(以下、画像周波数0とする)のモアレであれば、画像の直流成分であるので目立つことはない。よって、画質劣化を引き起こすモアレは、画像周波数0を除く、人間の目で目立つ画像周波数より低い画像周波数成分を持つ。この人間の目で目立つ周波数とは、いくつかの文献に引用されている人間の視覚の感度に対する応答値を表した図12などの視覚特性の観点から考えると、例えば、2.5[cycle/mm]となる。
また、擬似BDを高周波のクロックで生成している場合、必ず量子化誤差が生じる。最適な擬似BDの補正値(BD信号からのずれ量)に対して、±0.5クロックに相当する時間に対応する位置ずれが発生する。このずれはポリゴン面ごとに異なる値を持つため、ポリゴン面の面数で決まる周期を持っている。この周期とハーフトーンのディザパターンが干渉することにより、モアレが発生する。
本発明の目的は、モアレが発生しづらいように擬似BD信号を生成することで高品質な画像形成を可能とする画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本出願にかかる第1の発明は、ビームを発生する複数のビーム発生手段と、複数の像担持体と、前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、画像のディザパターン周期と、走査方向の位置ずれの搬送方向の周期との干渉から生じるモアレが低減するように、前記遅延量の回転多面鏡面ごとの前記補正値を決めることを特徴とする。モアレが低減するように第二の水平同期信号の遅延補正量が設定されるため、モアレの少ない画像を得ることができる。
本出願にかかる第2の発明は、第1の発明において、前記第一の水平同期信号から前記回転多面鏡の面ごとの水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段と、前記水平同期信号遅延量から、ディザパターンに干渉してモアレが発生しやすい周期成分が小さくなるように前記補正値を求める手段を有することを特徴とする。FFTなどを用いてモアレが発生しにくい設定を算出するため、モアレの少ない画像を得ることができる。
本出願にかかる第3の発明は、ビームを発生する複数のビーム発生手段と、複数の像担持体と、前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、前記補正値が異なる複数のチャートを印刷する手段と、前記複数のチャートから選択されたチャートを装置外部から選択・入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたチャートに対応する前記補正値を記録する記録手段と、前記記録手段に記録された前記補正値を元に前記第二の水平同期信号を生成することを特徴とする。
本出願にかかる第4の発明は、前記チャートに、印刷に使うディザパターンが含まれていることを特徴とする。
第3・第4の発明によると、モアレが低減するような設定値をユーザが使用しているときに入力することができる。
本出願にかかる第5の発明は、ビームを発生する複数のビーム発生手段と、複数の像担持体と、前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、画像のディザパターン周期と、走査方向の位置ずれの搬送方向の周期が干渉から生じるモアレが低減するように決められた前記補正値を装置外部から入力する入力手段と、前記入力手段から入力された補正値に基づいて前記第二の水平同期信号を生成することを特徴とする。
第5の発明によると、モアレが低減するような設定値を工場での組み立て時に入力することができる。
本出願にかかる第6の発明は、前記回転多面鏡が複数あることを特徴とする。
本発明によれば、実際の画像で判断するために擬似BDのディレイの誤差以外の要因も含めてモアレ低減に最適な擬似BDのディレイを設定できるため、モアレの少ない高品質な画像を形成できる。また、出荷工程において面誤差を測定し、不揮発メモリに記録する必要がなくなり、工数やメモリコストの削減を行える。また、製品で測定できるため、市場でスキャナユニットなどを交換したときであっても、自動的に正しい補正を行うことができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例1では、4面ポリゴンの構成で説明する。
図1は、本実施例に関わる画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下レーザプリンタと記す)の構成を示す断面図である。201はレーザプリンタ、202はホストコンピュータである。本実施例は4ドラム方式のカラーレーザプリンタの例である。本カラーレーザプリンタはイエロー(以下Y)、マゼンダ(以下M)、シアン(以下C)、ブラック(以下Bk)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4色分の画像形成部(以下、ステーションとも表記する)を備えている。
画像形成部は、像担持体としての感光ドラム301〜304を有するトナーカートリッジ207〜210と、画像露光用光源としてのレーザビームを発生させるレーザダイオードを有するスキャナユニット205、206とからなる。このうち、トナーカートリッジを4色それぞれ1つずつ有する。
また、スキャナユニット206はYステーションとMステーション用のスキャナユニットである。スキャナユニット205はCステーションとBkステーション用のスキャナユニットである。
ホストコンピュータ202からの画像データを受け取ると、レーザプリンタ201内のビデオコントローラ203で前記画像データをビットマップデータに展開し、画像形成用のビデオ信号を生成する。ビデオコントローラ203とエンジンコントローラ204はシリアル通信を行い、情報の送受信を行っている。ビデオ信号はエンジンコントローラ204に送信され、エンジンコントローラ204は前記ビデオ信号に応じてスキャナユニット205と206内のレーザダイオード(不図示)を駆動し、トナーカートリッジ207〜210内の感光ドラム301〜304上にそれぞれ画像を形成する。感光ドラム301〜304は、それぞれ301はBk、302はC、303はM、304はYの画像の形成に利用される。
前記感光ドラムは、中間転写ベルト211に接しており、各色の感光ドラム上に形成された画像が中間転写ベルト211上に転写され順次重ね合わされていくことにより、カラー画像が形成される。
各色画像は、まずYの画像が中間転写ベルト211に転写され、その上に、M、C、Bkの順に転写され、カラー画像が形成される。
一方、感光ドラム301は図示しないドラムモータによって一定速度で回転する。感光ドラム301は帯電ローラ305によって表面を一様に帯電され、この表面をビデオコントローラで作成されたビデオ信号で変調されたレーザビームが走査することで、目には見えない静電潜像が形成される。静電潜像は現像器309によってトナー像として可視化される。
また、カセット314内の記録紙は給紙ローラ316によって、レジストローラ319まで給紙され、該レジストローラ319の駆動タイミングによって、中間転写ベルト211上の画像に同期して記録紙が搬送される。そして、カラー画像は転写ローラ318によって中間転写ベルトITB211から記録紙に転写される。(2次転写)画像が転写された記録紙は定着器313で、熱と圧力によって、画像が定着された後、プリンタの上部、排紙トレイ317に排出される。
また、中間転写ベルト211上の画像のレジスト位置をモニタするレジスト検知センサ212がある。このセンサは、中間転写ベルト211上に形成された各色の画像の位置を読み取り、ビデオコントローラ203あるいはエンジンコントローラ204にそのデータをフィードバックすることにより各色の画像レジスト位置を調整し、色ずれを防止するためのものである。
図2は、図1におけるスキャナユニット205、206の詳細を示した図である。
スキャナユニット205と206は同一構成であるため、一方のスキャナユニット205の構成について説明する。
図2において、101および102はレーザダイオードであり、エンジンコントローラ204で生成されたビデオ信号によって、感光ドラム301、302上を走査していく。便宜上、101を第1のレーザダイオード(LD1)、102を第2のレーザダイオード(LD2)と称する。103はポリゴンミラー(請求項の偏向走査手段に相当)であり、図示しないモータで図中の矢印の方向に一定速度で回転し、レーザダイオードLD1及びLD2からのビームを反射しながら走査する。前記のモータはエンジンコントローラ204から速度制御信号の加速信号と減速信号で一定速度になるように制御され回転する。
106は、レーザダイオードLD1の走査路上にあって、水平同期信号を生成するための、レーザビームが入射されると信号を発生する光センサであり、BD(Beam Detect)センサと呼ぶ。なお、BDセンサはレーザダイオードLD1の走査路上にのみあり、他方のレーザダイオードLD2の走査路上には存在しない。
レーザダイオードLD1から発せられたレーザビームはポリゴンミラー103により反射されながら走査され、折り返しミラー104でさらに反射され、感光ドラム301上を右から左方向に走査する。
なお、実際にはレーザビームは感光ドラム上に焦点をあわせるため、あるいはレーザビームを拡散光から平行光に変換するため、不図示の各種レンズ群を経由する。
通常、ビデオコントローラはBDセンサ106の出力信号を検知してから所定時間後に、ビデオ信号をエンジンコントローラに対して送信する。このことにより、感光ドラム上のレーザビームによる画像の主走査の書き出し位置が常に一致する。
一方、レーザダイオードLD2についても、レーザダイオードLD1と同様に感光ドラム302上に静電潜像を形成する。
なお、BDの検知に関して、レーザダイオード102の走査路上にBDセンサは存在しないので、レーザダイオードLD2用のBD信号はエンジンコントローラ204が生成する。以下の説明では、このBDセンサを有していないレーザ側の水平同期信号を擬似BD信号と呼ぶことにする。生成方法の詳細については後で説明する。
このようにして、BDセンサ106を有している側のレーザダイオードLD1によるBkの色画像が感光ドラム301上に、また、BDセンサ106を有していない側のレーザダイオードLD2によるCの色画像が感光ドラム302上に形成される。Bk側はBDセンサを有していて、C側はBDセンサを有していない。逆に、C側のみにBDセンサを有していてもよい。
スキャナユニット206の構成は205と同様である。
次に、擬似BD生成方法の構成について、図3のブロック図を用いて説明する。
エンジンコントローラ204内部には、ASIC402とCPU403が備えられている。ASIC402とCPU403はアドレスデータバス接続されている。このASIC402は、擬似BD信号を生成する回路を備え、主走査書き出し位置タイミングを検知するためにレーザ発光を制御するためのレーザ制御信号A(206)、レーザ制御信号B(207)を生成している。レーザ制御信号A(206)はLD1(101)を駆動するための制御信号であり、レーザ制御信号B(207)はLD2(102)を駆動するための制御信号である。
まず、BDセンサからの水平同期信号であるBD信号401は、エンジンコントローラ204に備えられているASIC402とビデオコントローラ203に接続されている。ASIC402は/BD401を受け取り、BD周期を算出し、そのBD周期からCPU403は擬似BD信号の補正値を計算し、アドレスデータバスを通して、ASICにその補正値を入力する。そして、ASIC402は擬似BD404を生成する。ビデオコントローラ203は、BDセンサ106からの出力の/BD401とASIC402で生成された擬似BD信号404を受け取る。
また、BDセンサ106が検知してからある所定タイミングでビデオコントローラ203から画像データVDO1・VDO2が、スキャナ205のLD1(101)とLD2(102)へ出力される。その画像データVDO1・VDO2によって、中間転写ベルト211に画像が形成され、記録紙に印字される。
次に、4面毎の補正値の計算方法と擬似BD生成方法を図4のタイミングチャートと図5のポリゴンとレーザとBDセンサの関係図を用いて説明する。
ASIC402が測定したポリゴン103の面ごとの/BD信号401のA面の周期はxa、B面の周期はxb、C面の周期はxc、D面の周期はxdとなる。その面ごとのBD周期から、この4つの周期の中で一番小さい周期を引き、その値を補正値とする。なぜなら、/BD信号側がA面を使用している時は、擬似BD信号側はB面を使用し、/BD信号側がB面を使用している時は、擬似BD信号側はC面を使用し、/BD信号側がC面を使用している時は、擬似BD信号側はD面を使用し、/BD信号側がD面を使用している時は、擬似BD信号側はA面を使用し、この/BD信号側と擬似BD信号側の対応から、補正値が決定されるからである。また、補正値はポリゴンに依存し経時変化はほとんどないので、/BD信号からの書き出しは一定である。また、BD周期が最小値であるポリゴン面を補正値0と決めることで、基準面が決定される。
よって、一番短いBD周期をxbとすると、補正値はxa−xb。
/BD信号側のA面に対応する擬似BD信号のB面の補正値は、
(BD信号のA面の周期)−(一番短いBD周期)
=xa−xb
/BD信号側のB面に対応する擬似BD信号のC面の補正値は、0。
(BD信号のB面の周期)−(一番短いBD周期)
=xb−xb=0
/BD信号側のC面に対応する擬似BD信号のD面の補正値は、xc−xb。
(BD信号のC面の周期)−(一番短いBD周期)
=xc−xb
/BD信号側のD面に対応する擬似BD信号のA面の補正値は、xd−xb。
(BD信号のD面の周期)−(一番短いBD周期)
=xd−xb
上記のBD周期測定時には、複数回のBD周期の測定を行う。例えば、100MHzのクロックで動作するカウンタでBD周期を測定した場合、10ns単位でBD周期を測定できる。複数回のBD周期の測定結果を平均化することにより、10ns以下の精度でBD周期を求めることができる。
クロックで動作するカウンタでBD周期を測定する場合、クロックに対して非同期であるBD信号をトリガにしてカウントを行うため、10ns以下の時間に関しては、確率的にカウント値が決まる。例えば、500.003μsが実際のBD周期である場合、100MHzのクロックで動作するカウンタでBD周期を測定すると、確率的には、(50000カウントの回数):(50001カウントの回数)=7:3となる。この場合、100回BD周期を測定したときには、50000カウントの回数が約70回、50001カウントの回数が約30回になり、カウントの平均値が約50000.3になる。擬似BD出力も同じ100MHzを使うと、50000クロックのBD周期のBD信号を出力することになり、理想値(50000.3)からのずれは−0.3クロック=−3nsとなる。
4面ポリゴンの場合、この擬似BDの誤差に起因するライン周期は、4/1=4ライン、4/2=2ライン、4/3=1.33ライン、4/4=1ライン、・・・・の周期が生じうる。画像解像度を600dpi、ディザパターンが線数138線(角度143.1°)とすると、4ライン周期(5.91cycle/mm)との干渉のモアレ周期は1.55cycle/mmとなり、2ライン周期(11.81cycle/mm)との干渉のモアレ周期は2.81cycle/mmとなる。前述のように人の目には2.5cycle/mmよりも周期の短いモアレは見えにくいので、2ライン周期との干渉によるモアレは見えづらく、4面周期との干渉によるモアレは見えやすい。また、2ラインよりも周期の短いずれはさらにモアレの周期が短くなり、2ライン周期に起因するモアレよりも人の目に見えづらい。よって、4面周期のみ考慮すればよい。
予め、使用するディザパターンにおいて、ディザパターンを空間でフーリエ変換した関数と、擬似BDの誤差等で生じるライン周期で起こるずれを空間でフーリエ変換した関数を求め、両関数を畳み込み積分してモアレの周波数を求め、人の目に見えやすいライン周期を求めておく。
人の目で見えやすい画像周波数の最大値を例えば従来例で述べた2.5[cycle/mm]とし、それよりもモアレの周波数が高くなるようなライン周期を求めておく。
本実施例では、上述のように4ライン周期のみ考慮すればよい。すなわち、4ライン周期の成分を小さくすると人の目に見えやすいモアレが発生しにくくなる。
図6は、実施例1の擬似BDの誤差による面ごとのディレイ時間のずれを示した図である。グラフの縦軸はポリゴンの面を示し、上から第1面、第2面、第3面、第4面である。横軸は理想的なディレイ量からのずれ量であり、0を理想的なディレイ量としている。ディレイ時間からのずれ量(時間)を図7の(a)に示す。それぞれの面において、理想値からのずれが最小になるようにディレイ時間を設定しているため、ずれの絶対値の最大は、100MHzの周期1nsの半分にあたる0.5nsになる。図6からは、4面周期の成分が大きいことが予想できる。
図8は、理想値からのずれの絶対値が1を超えないように、図7の(a)の設定値を変更したものである。それぞれのグラフの軸は図6と同じである。(a)を含め16種類ある。それぞれのグラフは図7の(a)〜(p)のディレイ値に対応する。
CPUは、(a)〜(p)のそれぞれの高速フーリエ変換(FFT)を行う。具体的には、理想的なディレイ量からのずれ量の4面分のデータを用いてFFT解析をおこない、4面周期の成分の強度を算出する。図7の(a)〜(p)についてFFT解析を行った結果は、(b)および(e)において、4面周期の成分の強度がもっとも低い。よって、(b)または(e)を画像形成時のディレイ時間の補正値として用いる。
次に動作を説明する。ホストコンピュータ202からプリント開始の命令がビデオコントローラ203を介してエンジンコントローラ204にくると、エンジンコントローラ204はスキャナ205・206を立ち上げる。そしてCPU403はASIC402を介して前述のように擬似BDステーションのポリゴンミラーの面ごとのBD周期を測定する。CPU403は前述のようにFFT解析を行い、使用するディザパターンとの干渉によるモアレが一番低減できる補正値を算出する。この補正値をCPUはASIC402に設定し、ASICはこの補正値に基づき擬似BDを発生する。以上の準備が終わってから、CPU403はビデオコントローラ203に画像形成開始の信号を送信し、画像形成を始める。
本実施例では、予めディザと干渉してモアレが見えやすくなるライン周期を求めておき、モアレが見えやすいライン周期の強度が低くなるようにする方法について述べた。他に、ディザパターンを空間でフーリエ変換した関数と、擬似BDの誤差によるライン周期で起こるずれを空間でフーリエ変換した関数を求め、両関数を畳み込み積分してモアレの周波数を求め、一番周波数が高い擬似BDの設定値を選ぶか、干渉が問題になりそうな特定の周波数の強度が一番小さい擬似BDの設定値を選ぶようにすることで、モアレを低減するような擬似BDパターンを選択しても良い。
本実施例では、4面ポリゴンで1ビームの系の構成について説明した。もちろん6面ポリゴンなど面数や、2ビームなどビーム数が変わっても考え方は同じである。たとえば6面ポリゴン1ビームであれば、6、3、2、1.5、1.2、1面周期などの成分が出る可能性がある。これらの成分のうち、ディザパターンと干渉してモアレが出やすい周期を予め調べておき、モアレが出やすい周期の成分の強度が小さくなるように補正値を変更すればよい。
以上の構成により、擬似Dを用いる系において、モアレが発生しにくい画像形成を行うことができる。
実施例2では、画像領域での理想値からのずれに基づいて擬似BDの補正値を設定する構成を説明する。
全体の構成は実施例1と同様である。
実施例1では、面ごとのBD周期の複数回測定結果の平均値を各面の理想のBD周期として扱った。ところが、BDセンサにビームが入射するタイミングと、実際の画像を書き始めるタイミングは異なる。両タイミングでビームのポリゴンミラーへの入射角や入射位置が異なるために、BD周期の複数回測定結果から算出したBD周期の理想値と実際の理想値が異なることがある。より理想値に近づけるには、画像領域においてBD周期を測定するのがよい。
本実施例では、工場の組み立て時などに、画像領域に光学センサを配置することで行う。
まず、図1の擬似BDステーションであるMとKのドラム303と301の位置に光学センサを置く。スキャナを回転させ、画像領域でレーザを発光させ、光学センサで各面のBD周期を測定する。測定結果を図9に示す。表中、面の1はある面1から次に走査する面2のBD周期を示し、面の2は面2から次に走査する面3のBD周期を示し、面の3は面3から次に走査する面4のBD周期を示し、面の4は面4から次に走査する面1のBD周期を示している。ただし、面の特定をするための信号がないため、面の順序は分かるものの、面の特定はできない。
図9の補正値1は、100MHzのクロック(10ns周期)でディレイを作るときに、単純に1nsの桁を四捨五入した数値である。この補正値を用いた場合、課題の項目に示したようにモアレが見えやすくなることがある。そこで、実施例1のようにフーリエ解析を行い、4ライン周期の成分が小さくなるような補正値を計算で求める。図9の補正値1は図7の(a)と同じ補正値になっている。フーリエ解析の結果、4ライン周期の成分が一番小さいのは、図7の(e)である。この補正値が図9の補正値2である。この補正値2を光学センサを制御する装置から、ビデオインターフェース203を介してエンジンコントローラ204上の不揮発メモリに書き込む。
ホストコンピュータ202からプリント開始の命令がビデオコントローラ203を介してエンジンコントローラ204にくると、エンジンコントローラ204はスキャナ205・206を立ち上げる。CPU403は、エンジンコントローラ204上の不揮発メモリに記録された補正値をASIC402に設定し、ASICはこの補正値に基づき擬似BDを発生する。以上の準備が終わってから、CPU403はビデオコントローラ203に画像形成開始の信号を送信し、画像形成を始める。
エンジンコントローラ204は、プリントを開始するときに不揮発メモリから面ごとの補正値を読み取り、後述の方法でポリゴン面を特定し、面ごとに補正値を設定してから画像を形成する。
次に、記録された補正値のポリゴン面を特定する構成を説明する。
スキャナユニットのポリゴンミラーにはどの面を走査しているか特定するための信号がない。
そこで、測定したBD周期と、記録されているBD周期を比較することで走査面を特定する。
図10に走査面の検出方法を説明する図を示す。表の行T1はメモリに記録されているBD周期である。面が4つあるため、4個の設定値がある。設定値は面の走査順に左から右に並んでいる。表の行T2は、スキャナ起動時に測定したBD周期である。T1との面の対応が分からない。T3、T4、T5はそれぞれT2を1面ずつずらしていった設定値である。エンジンコントローラ204は、T2〜T5のT1からの差の絶対値を面ごとに計算し、その絶対値の4面の和を求める(T7〜T10)。この絶対値の和が一番小さいような面の並びがメモリに記録されているBD周期の面の並びと一致したものと判定する。この例でいえば、T10が絶対値の和が2で一番小さいため、ずらし量3のT5の面の並びがメモリに記録したときの面の並びと一致すると判断する。以上の演算はエンジンコントローラ204にある、CPUで行う。
本実施例では、プリンタ本体の状態で光学センサを用いてポリゴンの面ごとのBD周期を測定する構成について説明した。他の構成としては、スキャナユニット単体で同様の測定をする方法もある。この構成では、スキャナユニットには面ごとの補正値を記録する不揮発メモリが搭載され、プリンタの起動時にプリンタのコントローラはスキャナユニットから面ごとの補正値を読み取る。そして印刷時に補正値としてスキャナユニットの不揮発メモリから読み取った補正値を用いる。
本実施例では、補正値がどの面に対応するか調べるために、測定したBD周期と、記録されているBD周期を比較する構成について記した。他の構成としては、ポリゴンを回転させるモータのFG信号をプリンタのコントローラに入力できるようにしておき、FG信号の周期が一部の面に対応する位置で他と違うようにしておくことも考えられる。この場合、FG信号で走査面が判別でき、面を特定して補正値を記録することが可能である。
以上の構成により、1ポリゴン2ステーションのマルチビームの走査光学系において、ポリゴンの面ごとのBD周期を測定し、そのBD周期からBDセンサがない側のBD信号(擬似BD信号)を生成することによって、ポリゴンの面ごとの誤差を補正するプリンタにおいて、モアレの小さくなるようなBD補正値で画像形成が可能となり、モアレの目立たない高品質な画像を形成できる。また、プリンタ本体ではない、工場などで使う治工具でフーリエ解析を実行するので、エンジンコントローラに負荷のかかる計算を行う必要がなく、安価にエンジンコントローラを構成できる。
実施例3では、擬似BDの補正値を振った複数のモアレ目視チャートを印刷し、一番モアレの小さい補正値を擬似BDの設定値として使用する構成について説明する。
実施例1と同様に、図6の補正値になったとする。
ユーザがモアレテストチャートの出力をホストコンピュータなどから指示すると、図8に示した擬似BDの設定値でチャートを印刷する。印刷したチャートを図11に示す。擬似BDのステーションは用紙400に、擬似BDステーションであるマゼンタの16種類のチャート401、402、403、404、415、416が印刷されている(図では一部のチャートを省略)。同様に擬似BDステーションであるブラックの16種類のチャート(441、442、443、444、・・・、455、456、一部チャート省略)も印刷される。
チャートには、印刷に使うディザパターンが印刷されたものである。モアレの見えやすい一定濃度の画像であれば、ユーザがモアレを発見しやすい。また、チャート内で複数の濃度を持つような画像であれば、濃度によっては見やすくなるようなモアレを発見しやすくなる。
401や441では、図8の(a)の設定で画像を形成する。402や442では図8の(b)の設定で画像を形成する。403と443、404と444、・・・、415と455、416と456はそれぞれ同様に(b)、(c)、(d)、・・・、(o)、(p)の設定で画像を形成する。また、それぞれのチャートには421、422、423、424、・・・、435、436に示したように、マゼンタの番号や、461、462、463、464、・・・、475、476に示したようにブラックの番号が印刷されている。チャートを見たユーザは、モアレが一番小さい画像の番号をホストコンピュータなどから入力する。プリンタの制御部は、ユーザが選択した設定値を不揮発メモリに記録しておく。
印刷を行うときには、制御部は不揮発メモリから設定値を読み込み、擬似BDのディレイの設定値として使う。
本発明の実施例1における画像形成装置の構成を示す断面図 スキャナユニットの詳細を示した図 実施例1の擬似BDの生成方法を説明する図 実施例1の動作を説明するためのタイミングチャート 実施例1のポリゴン・レーザ・BDセンサの関係図 実施例1の擬似BDの誤差による面ごとのディレイ時間のずれを示した図 面ごとの理想からのずれを示す表 実施例1の擬似BD発生部を説明する図 実施例2の補正値を説明する図 実施例2の走査面検出方法を説明する図 実施例3のチャートを説明する図 人間の視覚感度に対する応答値を示す図
符号の説明
101、102 レーザダイオード
103 ポリゴンミラー
106 BDセンサ
203 ビデオコントローラ
204 エンジンコントローラ
401 BD信号
404 擬似BD信号

Claims (6)

  1. ビームを発生する複数のビーム発生手段と、
    複数の像担持体と、
    前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、
    複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、
    前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、
    画像のディザパターン周期と、走査方向の位置ずれの搬送方向の周期との干渉から生じるモアレが低減するように、前記遅延量の回転多面鏡面ごとの前記補正値を決めることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一の水平同期信号から前記回転多面鏡の面ごとの水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段と、
    前記水平同期信号遅延量から、ディザパターンに干渉してモアレが発生しやすい周期成分が小さくなるように前記補正値を求める手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. ビームを発生する複数のビーム発生手段と、
    複数の像担持体と、
    前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、
    複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、
    前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、
    前記補正値が異なる複数のチャートを印刷する手段と、
    前記複数のチャートから選択されたチャートを装置外部から選択・入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたチャートに対応する前記補正値を記録する記録手段と、
    前記記録手段に記録された前記補正値を元に前記第二の水平同期信号を生成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記チャートに、印刷に使うディザパターンが含まれていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. ビームを発生する複数のビーム発生手段と、
    複数の像担持体と、
    前記ビーム発生手段より発生したビームを同時に前記像担持体表面に偏向走査させる回転多面鏡と、
    複数の像担持体のうちいずれか1つの像担持体上を走査する第一のビーム発生手段に対して設けられ、かつ前記ビームの走査路上にあって、ビームの入射により像担持体の画像書き出しタイミングの基準となる第一の水平同期信号を発生するビーム検出手段と、
    前記第一の水平同期信号と、回転多面鏡の面ごとの補正値から、対応するビーム検出手段を有さない第二のビーム発生手段に対する第二の水平同期信号を生成する水平同期信号生成手段を有する画像形成装置において、
    画像のディザパターン周期と、走査方向の位置ずれの搬送方向の周期が干渉から生じるモアレが低減するように決められた前記補正値を装置外部から入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された補正値に基づいて前記第二の水平同期信号を生成することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記回転多面鏡が複数あることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
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