JP2009031578A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yasuhiro Sentoda
安宏 仙洞田
Hideaki Hirasawa
英明 平澤
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Abstract

【課題】 印字画像生成部であるビデオコントローラ部と偽造防止追跡パターン生成部であるエンジンコントローラ部の双方に擬似BD生成手段を搭載することなく、又ポリゴンミラーの面分割誤差の精度向上を行うことなく、さらには偽造防止追跡パターンの精度劣化を起すことなく安価な構成で高精度な擬似BD生成手段を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】 レーザビーム検出手段を、偽造防止追跡パターンを生成するレーザビーム生成手段、又は偽造防止追跡パターンを生成するレーザビーム生成手段と同じ回転多面鏡の面によって同時に走査するレーザビーム生成手段に対して設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、特に複数のレーザビームを用いて異なる色画像を形成するカラー画像形成装置に関する。
近年、プリンタ等の画像形成装置のカラー化が進み、ユーザの様々な表現手段として利用されるようになってきている。特に、カラーページプリンタは、その静粛性、高品質印字、及び高速印字が可能な点において注目されている。
カラーページプリンタの1つとして、レーザビームプリンタが知られている。レーザビームプリンタは、光ビームを感光体上の主走査方向に走査して第一の現像を行った後、形成された潜像を転写担持体上の記録媒体に転写することを複数色分繰り返すことによって、カラー画像の高画質記録を行う点を特徴とする。
このような画像形成装置の技術向上は目覚しく、また急速に普及している。特にその画像形成能力は素晴らしく、原稿画像を非常に高い精度で再現することを可能としている。
一方で、これらの技術の発展は、悪意の利用者による紙幣や有価証券等の偽造及び著作権侵害等の問題を誘発している。
この問題に対処する方法として、偽造防止のための特定のパターン(以下、偽造防止追跡パターン)を人間の目では識別しにくいレベルでもって形成画像に付加する方法がある。この方法では、まず、画像データに係るディジタル信号列が入力されると、このディジタル信号列と前記付加データ(例えば目視しにくいイエローなど)に対応するディジタル信号列とを重畳し、重畳したディジタル信号列をレーザ駆動手段に入力し、画像形成のための付加画像を重畳形成する。
ここで、従来の画像形成装置における偽造防止追跡パターンの付加方法を説明する前に、画像形成装置における電子写真方式について説明する。
従来電子写真方式を用いた画像形成装置においては、画像信号によって変調されたレーザビームが、回転する多面鏡(以後ポリゴンミラー、またはポリゴンと略す場合あり)を有するスキャナによって反射され、感光体上を走査することによって画像形成を行っている。感光体はドラム状のものが多用され、感光ドラムと呼ばれている。この方式をカラーレーザプリンタに応用する場合は、色の異なる例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の複数の画像を重ね合わせてカラー画像像をシート状媒体上に形成している。この重ね合わせ技術を達成するための構成には次のようなものがある。
1つの構成として複数の画像信号に対して1つの感光ドラムを備える構成において、第1の色画像信号を感光ドラム上に走査して潜像を作り、可視化する為に現像剤を付着させ、これを記録紙に転写し、その後に感光ドラムのクリーニングを行い、再び第2の色画像信号を同一の感光ドラムに走査し潜像を作り、第1と同様の工程を行う。但し、現像剤は第2の色のものを使用する。これを第3の色画像信号、第4の色画像信号に対しても同じ工程を繰り返す。このようにして同一の記録紙に複数回現像した画像を重ねあわせることによって1つの画像記録を行うものである。
また、別の構成においては、複数の画像信号に対して同数の感光ドラムを具備し、それぞれの色画像信号に対して1対1に対応する感光ドラムに潜像をつくり、それぞれ異なる色の現像剤を用いて可視化現像を行い、そして記録紙に順次転写する。この場合、1つの画像信号に対して1つのレーザ、1つのポリゴンミラー、レーザの画像書き出しタイミングを検知するための1つの画像書き出しタイミングの基準となる水平同期信号検出手段(以下BD(Beam Detect)センサと記す)、1つの感光ドラムを用意するのが一般的であり、従って重ねあわせるべき画像信号が複数ある場合は画像信号と同数のレーザ、スキャナ、感光ドラム及びBDセンサが必要である。
前記第2の構成は第1の構成に対して短時間でプリントできるというメリットがある。しかし前記した如く、レーザ、スキャナ、感光ドラム、BDセンサをそれぞれの色画像信号の数と同数を用意しなければならず、装置が大型化し、高価になる欠点を持っている。
そこでコストダウンを図るために、複数色に対して共通のスキャナを用いるようにしたもの(特公平4-51829号公報)さらには、スキャナを共通にし、複数の光源のうち、1つの光源に対してのみBDセンサを設けるようにしたもの(特開平4-313776号公報)が考案されている。特開平4-313776号公報について簡単に説明すると、複数の光源は、ポリゴンの異なる面によって同時に感光体に走査される構成にしてあり、BDセンサを設けた光源以外の他の光源は、ポリゴンの回転位相差(角度差)が予め分かっていることから、BDセンサを設けた光源のBD信号から生成可能である。
次に、偽造防止追跡パターンの形成方法について説明する。
図10は偽造防止追跡パターンを形成画像に付加する構成を示すブロック図であり、該構成はプリンタエンジン側に実装されている。
ビデオコントローラ部203で生成した画像信号VDO_Y(イエローの画像信号)、VDO_M(マゼンタの画像信号)、VDO_C(シアンの画像信号)、VDO_Bk(ブラックの画像信号)は、それぞれレーザダイオードLD1、LD2、LD3、LD4に入力される。但し、偽造防止追跡パターンを形成する画像信号VDO_Yにはエンジンコントローラ204内のASIC402内部で不図示のメモリに保存しておいた偽造防止追跡パターン情報を、偽造防止追跡パターン付加手段410により形成画像に付加させることを行っている。上記説明では、目視しにくいイエローの画像信号に偽造防止追跡パターンを付加したが、もちろんマゼンダ、シアン、ブラックのどの画像信号に付加してもよい。
次に1つのポリゴンを用いて、レーザビームを複数の像担持体に同時に走査する画像形成装置において、画像の書き出し位置を合わせる方法に関して、図8及び図9で説明する。なお、説明の簡略のため、1つのポリゴンを用いて、2つのレーザビームを同時に像担持体に走査させる構成を例に説明を行う。図8においてLD11(1101)の走査路上にはBDセンサ1110が存在する。通常BDセンサ1110からのBD信号をBD11とすれば、図9の1601、1602に示すようにBD11から、所定タイミング(たとえばtc)後に画像を書き出すことにより、正しい位置に画像が形成されていく。一方、LD12(1102)の走査路上にもBDセンサ1110が存在すれば、やはり図9の1603、1604に示すようにBD12(BDセンサ701からのBD信号をBD12とする)からtc後に画像を出力することにより、正しい位置に画像が形成される。
2つのレーザ1101と1102はポリゴンミラー1105の回転中心Bを通る水平線Cに対して線対称な位置で、ポリゴンミラー1105も全くの理想的な90度の角度をもつ正方形であれば、BDセンサ1110と701は全く同じタイミングでBD信号を出力するため、BDセンサは1110の一方だけを利用すればよいということになる。
しかしながら、現実にはポリゴンミラーの各鏡面の面分割精度を全て同じにすることは不可能であり、必ず図5に示すように誤差αが存在する。
このようなポリゴンミラーを使用した時のBD周期がどのようになるかを次に紹介する。
図8に示すようなポリゴン1105の各面の位置を(1)から(4)とし、レーザ1101から出力されたレーザビームがポリゴン1105によって反射され、BDセンサ1110に入射したときのBD信号の周期を測定する。図6はそのBD周期をプロットしたものである。図6においてt1-2はポリゴンの(1)面でBDを検知してから(2)面でBDを検知するまでの時間を示し、t2-3、t3-4、t4-1についても同様な意味である。Δt1はt1-2と平均BD周期(1回転の4分の1)との差を示し、Δt2、Δt3、Δt4についても同様な意味である。この様子を時間を横軸にとって表したのが図7である。ポリゴンの(1)面で検知したBDを基準にして、上側は理想的なポリゴンミラーの時のBD周期、下が実際のポリゴンミラーのBD周期である。t1-2は理想のBD周期に対し、Δt1だけ周期が短い。t2-3は理想のBD周期に対し、Δt2だけ周期が長い。誤差は累積してΔt1+Δt2となる。(Δt1は負、Δt2は正)このようにして、ポリゴンが1周すると誤差は累積してΔt1+Δt2+Δt3+Δt4となる。これはゼロと等しくなる。以上が実際のポリゴンミラーを使用した時のBD周期の特性である。
通常、ポリゴンの各面で毎回必ずBDを検知するようにしているため、ポリゴン各面の誤差は影響せず、画像の書き出し位置がずれることはない。しかしながら、図8のように2つのレーザを1つのポリゴンで同時に走査し、一方のレーザのみBDセンサを配置し、他方のレーザのBD検知はBDセンサのあるレーザのBD信号から検知するような構成をとると、図6や図7で示したような各面ごとのBD周期のずれが影響し、BDのあるレーザの走査面とBDのないレーザの走査面が異なることから、BDのないレーザ側の画像の書き出しタイミングが合わず、書き出し位置ずれとなって現れてしまう。これを避けるためには、ポリゴンの面分割誤差を極限まで上げればよい。しかしながら、ポリゴンミラーの面分割誤差を上げるには、高度な精密加工技術が不可欠になる。これは製造の歩留まりが悪く、非常に高価なものになってしまう。
そこで、上記問題を解決する方法として水平同期信号から回転多面鏡の面分割誤差を見込んだポリゴンの各面に対する水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段により、擬似的なBD信号(以下、擬似BD)を生成し、この擬似BD信号を用いて、画像の書き出しタイミングをあわせる方法が提案されている。
特公平 4-51829 特開平 4-313776
従来の画像形成装置においては、エンジンコントローラ内集積回路に擬似BD生成手段と偽造防止追跡パターン生成手段とを設け、前記擬似BD生成手段により生成した擬似BD信号を用いて偽造防止追跡パターンの画像書き出しタイミングを合わせることを行っており、偽造防止追跡パターンを適正に形成することが可能であった。
しかし、擬似BD信号の精度を向上させるため動作周波数の高い集積回路を搭載したビデオコントローラ部(印字画像生成部)で擬似BD信号を生成し、一方、エンジンコントローラ部では偽造防止追跡パターンのみを生成し、擬似BD信号を生成しない構成とした場合、エンジンコントローラ部に偽造防止追跡パターン用の擬似BD信号がないため、偽造防止追跡パターンの書き出しタイミングがずれてしまいその精度が劣化してしまう可能性があった。
本問題を解決する手段としては、偽造防止追跡パターンを形成しているエンジンコントローラ部にも擬似BD生成手段を設ける方法とポリゴンミラーの面分割誤差を極限まで高める方法がある。
しかしながら、第一の解決方法はビデオコントローラ部とエンジンコントローラ部の双方に擬似BD生成手段を搭載する必要があり集積回路の回路規模が増加しコストアップになってしまう。
また、第二の解決方法に関してもポリゴンミラーの面分割誤差を上げるためには、高度な精密加工技術が不可欠になり、これは製造の歩留まりが悪くなり非常に高価なものになってしまう。
本発明は、上記点に鑑み考案されたもので、
本出願に係る第一の発明は、レーザビームを生成する複数のレーザビーム生成手段であるレーザダイオードと、前記レーザダイオードより生成されたレーザビームを同時に複数の像担持体表面上に偏向走査させる1つの回転多面鏡を有し、レーザビームの走査路上にあって、複数あるレーザダイオードのうち1つのレーザダイオードに対して設けられ、レーザビームが入力されると、像担持体上の画像書き出しタイミングの基準となる水平同期信号を検出する1つのレーザビーム検出手段であるBDセンサと、BDセンサで取得した水平同期信号からBDセンサを持たない他のレーザダイオードに対して、回転多面鏡の面分割誤差を見込んだ各面に対する水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段とを備え、偽造防止追跡パターン生成部と印字画像生成部が異なる集積回路内に搭載されている画像形成装置において、BDセンサを偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードに対して設ける。
本出願に係る第二の発明は、前記第一の発明と同構成において、BDセンサを偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードと同じ回転多面鏡の面によって同時に走査する複数のレーザダイオードのうちいずれか1つのレーザダイオードに対して設ける。
本出願に係る第一及び第二の発明は、BDセンサを偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオード、又は偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードと同じ回転多面鏡の面によって同時に走査するレーザダイオードに対して設け、前記BDセンサから取得したBD信号を用いて偽造防止追跡パターンの書き出しタイミングを合わせる。
これにより、印字画像生成部であるビデオコントローラ部と偽造防止追跡パターン生成部であるエンジンコントローラ部の双方に擬似BD生成手段を搭載することなく、又ポリゴンミラーの面分割誤差の精度向上を行うことなく、さらには偽造防止追跡パターンの精度劣化を起すことなく安価な構成で高精度な擬似BD生成手段を備えた画像形成装置を提供することができる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下に、本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。
図2は、本発明に関わる画像形成装置であるカラーレーザプリンタ(以下レーザプリンタと記す)の構成を示す断面図である。201はレーザプリンタ、202はホストコンピュータである。本発明で用いたカラーレーザプリンタは4色(イエロー:Y、マゼンダ:M、シアン:C、ブラック:BK)の画像を重ねあわせたカラー画像を形成するために4色の画像形成部を備えている。
画像形成部は、像担持体としての感光ドラム301〜304を有するトナーカートリッジ207〜210と、画像露光用光源としてのレーザビームを発生させるレーザダイオード(請求項のレーザビーム発生素子に対応)を有するスキャナユニット205からなる。
このスキャナユニット205に関しては後で詳しく説明する。
ホストコンピュータ202からの画像データを受け取ると、レーザプリンタ201内のビデオコントローラ203で前記画像データを所望のビデオ信号形成データ(例えばビットマップデータ)に展開し、画像形成用のビデオ信号を生成する。ビデオコントローラ203とエンジンコントローラ204はシリアル通信を行い、情報の送受信を行っている。ビデオ信号はエンジンコントローラ204に送信され、エンジンコントローラ204は前記ビデオ信号に応じてスキャナユニット205内のレーザダイオード(不図示)を駆動し、トナーカートリッジ207〜210内の感光ドラム301〜304上にそれぞれ静電潜像を形成する。感光ドラム301〜304は、それぞれ301はブラック、302はシアン、303はマゼンダ、304はイエローの静電潜像の形成に利用される。
前記感光ドラム301〜304は、それぞれのトナーカートリッジ207〜210によって静電潜像の可視化を行い感光ドラム301〜304上にトナー画像を形成する。
感光ドラム301〜304上に形成された各色のトナー画像は、まず最初にイエロー(Y)の画像が中間転写ベルト211に転写され、その上に、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の順に順次転写され、中間転写ベルト211上にカラー画像が形成される。
また、カセット314内の記録紙は給紙ローラ316によって、レジストローラ319まで給紙され、該レジストローラ319の駆動タイミングによって、中間転写ベルト211上の画像に同期して記録紙が搬送される。そして、カラー画像は転写ローラ318によって中間転写ベルト211から記録紙に転写される。(2次転写)画像が転写された記録紙は定着器313で、熱と圧力によって、画像を記録紙に定着させた後、プリンタの上部、排紙トレイ317に排出される。
また、中間転写ベルト211上の画像のレジスト位置をモニタするレジスト検知センサ212がある。このセンサは、画像形成時以外の所望のタイミングで中間転写ベルト211上に形成された各色の画像の位置を読み取り、ビデオコントローラ203あるいはエンジンコントローラ204にそのデータをフィードバックすることにより各色の画像レジスト位置を調整し、色ずれを防止するためのものである。
図1は、図2におけるスキャナユニット205の詳細を示した図であり、本発明の構成を最も良く表す図である。
図1において、101、102、103、104はレーザダイオードであり、エンジンコントローラ204で生成されたビデオ信号に基づき、感光ドラム301、302、303、304上をそれぞれ走査する。便宜上、101を第1のレーザダイオード(LD1)、102を第2のレーザダイオード(LD2)、103を第3のレーザダイオード(LD3)、104を第4のレーザダイオード(LD4)と称する。105はポリゴンミラーであり、図示しないモータで図中の矢印Aの方向に一定速度で回転し、レーザダイオードLD1、LD2、LD3、LD4からのビームを反射しながら走査する。前記のポリゴンミラー105を駆動するモータはエンジンコントローラ204から速度制御信号の加速信号と減速信号で一定速度になるように制御され回転する。
110は、レーザダイオードLD4の走査路上にあって、水平同期信号を生成する為の、レーザビームが入射されると信号を発生する光センサであり、BD(BeamDetect)センサと呼ぶ。
本実施例では、BDセンサ110は偽造防止追跡パターンを生成するステーション(イエローステーション)のレーザダイオードLD4の走査路上にのみに配置されており、他のレーザダイオードの走査路上には存在しないことを特徴とする。
レーザダイオードLD4から発せられたレーザビームはポリゴンミラー105により反射されながらポリゴンミラー105の回転により走査され、折り返しミラー109でさらに反射され、感光ドラム304上を右から左方向に走査する。
なお、実際にはレーザビームは感光ドラム上に焦点をあわせる為、あるいはレーザビームを拡散光から平行光に変換する為、不図示の各種レンズ郡を経由する。
通常、ビデオコントローラはBDセンサ110の出力信号を検知してから所定時間後に、ビデオ信号をエンジンコントローラに対して送信する。このことにより、感光ドラム上のレーザビームによる画像の主走査の書き出し位置が常に一致するのである。
一方、レーザダイオードLD1、LD2、LD3についても、レーザダイオードLD4と同様にそれぞれ感光ドラム301、302、303上に静電潜像を形成する。
なお、BDの検知に関して、レーザダイオード101、102、103の走査路上にBDセンサは存在しないので、レーザダイオードLD1、LD2、LD3用のBD信号はビデオコントローラ203が生成する。以下の説明では、このBDセンサを有していないレーザ側の水平同期信号を擬似BD信号と呼ぶことにする。
このようにして、BDセンサ110を有しているレーザダイオードLD4によるイエロー(Y)の色画像が感光ドラム304上に、また、BDセンサ110を有していないレーザダイオードLD1、LD2、LD3によるブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンダ(M)の色画像がそれぞれ感光ドラム301、302、303上に形成され、画像形成が行われる。
図3は、本実施例における偽造防止追跡パターンを形成画像に付加する構成を示すブロック図である。ビデオコントローラ203に備えられた擬似BD信号生成手段411は、スキャナ205内部に配置されたBDセンサ110により取得したBD信号から擬似BD信号を生成する。ビデオコントローラ203は、前記擬似BD信号を基準として画像信号VDO_Y(イエローの画像信号)、VDO_M(マゼンタの画像信号)、VDO_C(シアンの画像信号)、VDO_Bk(ブラックの画像信号)をエンジンコントローラ204に送信する。
エンジンコントローラ204は、前記画像信号をもとに、それぞれレーザダイオードLD1、LD2、LD3、LD4を発光させる。
また、偽造防止追跡パターンを形成する画像信号VDO_Yにはエンジンコントローラ204内のASIC402内部で不図示のメモリに保存しておいた偽造防止追跡パターン情報を、偽造防止追跡パターン付加手段410により形成画像に付加させることを行う。なお、前記偽造防止追跡パターンはエンジンコントローラ204内で生成したBD信号を基準として生成する。
以上、本実施例1によればレーザビームを生成する複数のレーザビーム生成手段であるレーザダイオードと、前記レーザダイオードより生成されたレーザビームを同時に複数の像担持体表面上に偏向走査させる1つの回転多面鏡を有し、レーザビームの走査路上にあって、複数あるレーザダイオードのうち1つのレーザダイオードに対して設けられレーザビームが入力されると、像担持体上の画像書き出しタイミングの基準となる水平同期信号を検出する1つのレーザビーム検出手段であるBDセンサと、BDセンサで取得した水平同期信号からBDセンサを持たない他のレーザダイオードに対して、回転多面鏡の面分割誤差を見込んだ各面に対する水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段とを備え、偽造防止追跡パターン生成部と印字画像生成部が異なる集積回路内に搭載されている画像形成装置において、BDセンサを偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードに対して設けることにより、印字画像生成部であるビデオコントローラ部と偽造防止追跡パターン生成部であるエンジンコントローラ部の双方に擬似BD生成手段を搭載することなく、又ポリゴンミラーの面分割誤差の精度向上を行うことなく、さらには偽造防止追跡パターンの精度劣化を起すことなく安価な構成で高精度な擬似BD生成手段を備えた画像形成装置を提供することができる。
第二の実施例における画像形成装置の構成及び、画像形成方法は第一の実施例と同様であるので説明は省略する。
図4は、第二の実施例の構成を最も良く表す図である。
図4において、101、102、103、104はレーザダイオード(以下、便宜上それぞれLD1、LD2、LD3、LD4と称する)であり、エンジンコントローラ204で生成されたビデオ信号によって、感光ドラム301、302、303、304上を走査していく。105はポリゴンミラーであり、図示しないモータで図中の矢印Aの方向に一定速度で回転し、レーザダイオードLD1、LD2、LD3、LD4からのビームを反射させる。前記ポリゴンミラー105を駆動するモータはエンジンコントローラ204から速度制御信号の加速信号と減速信号で一定速度になるように制御され回転する。
BDセンサ110は、偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードLD4と同じポリゴンミラー105の面に入射するレーザダイオードLD3の走査路上にあり、水平同期信号を生成する。
BDセンサ110はレーザダイオードLD3の走査路上にのみ配置されており、他のレーザダイオードの走査路上には存在しない。
本実施例では、BDセンサ110が偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードと同じポリゴンミラー105の面に入射するレーザダイオードの走査路上に配置されていることを特徴とする。
したがって、偽造防止追跡パターンをレーザダイオードLD1、LD2、LD3内のどのレーザダイオードを用いて生成するかによって、BDセンサはそれぞれレーザダイオードLD2、LD1、LD4の走査路上に配置されても良い。
以上、本実施例2によればレーザビームを生成する複数のレーザビーム生成手段であるレーザダイオードと、前記レーザダイオードより生成されたレーザビームを同時に複数の像担持体表面上に偏向走査させる1つの回転多面鏡を有し、レーザビームの走査路上にあって、複数あるレーザダイオードのうち1つのレーザダイオードに対して設けられレーザビームが入力されると、像担持体上の画像書き出しタイミングの基準となる水平同期信号を検出する1つのレーザビーム検出手段であるBDセンサと、BDセンサで取得した水平同期信号からBDセンサを持たない他のレーザダイオードに対して、回転多面鏡の面分割誤差を見込んだ各面に対する水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段とを備え、偽造防止追跡パターン生成部と印字画像生成部が異なる集積回路内に搭載されている画像形成装置において、BDセンサを偽造防止追跡パターンを生成するレーザダイオードと同じポリゴンミラーの面を同時に走査するレーザダイオードに対して設けることにより、印字画像生成部であるビデオコントローラ部と偽造防止追跡パターン生成部であるエンジンコントローラ部の双方に擬似BD生成手段を搭載することなく、又ポリゴンミラーの面分割誤差の精度向上を行うことなく、さらには偽造防止追跡パターンの精度劣化を起すことなく安価な構成で高精度な擬似BD生成手段を備えた画像形成装置を提供することができる。
また、例えば偽造防止追跡パターンを形成するイエローのレーザダイオードとブラックのレーザダイオードが同じポリゴンミラーの面を同時に走査する場合、モノカラーモード、及び2色モードないしフルカラーモードの全ての画像形成モードで使用するブラックのレーザダイオードからBD信号を取得することにより、イエローのレーザダイオードをイエロー画像形成時以外に発光する必要がなくなるためイエローのレーザダイオードの長寿命化を図ることができる。
実施例1のポリゴンとレーザとBDセンサの配置図。 実施例における画像形成装置の構造を示す断面図。 実施例1における偽造防止追跡パターン付加方法を示すブロック図。 実施例2のポリゴンとレーザとBDセンサの配置図。 従来例を説明するポリゴンミラーの図。 従来例を説明するBD周期のプロット図。 従来例を説明するBD周期のタイミングチャート。 従来例を説明するスキャナユニットの図。 従来例を説明するタイミングチャート。 形成画像に偽造防止追跡パターンを付加する方法を示すブロック図。
符号の説明
101 レーザダイオード
102 レーザダイオード
103 レーザダイオード
104 レーザダイオード
105 ポリゴンミラー
110 BDセンサ
203 ビデオコントローラ
204 エンジンコントローラ
211 中間転写ベルト
212 レジスト検出センサ
301 感光ドラム
302 感光ドラム
303 感光ドラム
304 感光ドラム

Claims (2)

  1. レーザビームを生成する複数のレーザビーム生成手段と、前記レーザビーム生成手段より生成されたレーザビームを同時に複数の像担持体表面上に偏向走査させる1つの回転多面鏡を有し、レーザビームの走査路上にあって、複数ある前記レーザビーム生成手段のうち1つのレーザビーム生成手段に対して設けられ、レーザビームが入力されると像担持体上の画像書き出しタイミングの基準となる水平同期信号を検出する1つのレーザビーム検出手段と、該レーザビーム検出手段による水平同期信号からレーザビーム検出手段を持たない他のレーザビーム生成手段に対し、回転多面鏡の面分割誤差を見込んだ各面に対する水平同期信号遅延量を算出する遅延量算出手段とを備え、偽造防止追跡パターン生成部と印字画像生成部が異なる集積回路内に搭載されている画像形成装置において、前記水平同期信号を検出するレーザビーム検出手段は、偽造防止追跡パターンを生成するレーザビーム生成手段に対して設けられたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記水平同期信号を検出するレーザビーム検出手段は、偽造防止追跡パターンを生成するレーザビーム生成手段と同じ回転多面鏡の面によって同時に走査する複数のレーザビーム生成手段のうちいずれか1つのレーザビーム生成手段に対して設けられたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101814121B1 (ko) * 2011-07-21 2018-01-03 에스프린팅솔루션 주식회사 전자 사진 방식의 화상 형성 장치

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