JP2019025907A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】面特定処理によらず画像の形成を開始できる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、回転多面鏡が回転している状態において、回転多面鏡の複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定する面特定処理を行う特定手段と、回転多面鏡の複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向されるかに応じて画像データを補正する補正処理を行う補正手段と、特定手段による面特定処理が完了する前に、前記第1の感光体への走査を開始させ、特定手段による面特定処理が完了した後に、面特定処理による特定結果に応じて、補正手段により第2の光源から光を射出させるための画像データに対して補正処理を行わせ、第2の感光体への走査を開始させるように制御する制御手段と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置の制御技術に関する。
画像形成装置においては、感光体を走査・露光することで感光体に静電潜像を形成し、当該静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する。感光体を光で走査するため、ポリゴンミラーが使用される。ここで、ポリゴンミラーの面周期で発生するドット(画素)の位置ずれと、中間調処理における網点のスクリーン周期との干渉により、モアレと呼ばれる周期的な縞模様が発生し得る。特許文献1は、モアレを抑制するためにポリゴンミラーの反射面(偏向面)を特定する面特定処理を行い、各反射面での反射光による感光体上の走査位置を電気的に補正する構成を開示している。
特開2011−266272号公報
特許文献1の構成では、印刷処理の開始後、面特定処理が完了するまで画像の形成、より詳しくは、静電潜像の形成を開始することができない。したがって、印刷に要する時間が長くなる。
本発明は、面特定処理によらず画像の形成を開始できる画像形成装置を提供するものである。
本発明の一態様によると、画像形成装置は、第1の光源、及び第2の光源と、前記第1の光源に対応する第1の感光体、及び前記第2の光源に対応する第2の感光体と、前記第1の感光体に形成された第1の画像を像担持体に転写し、且つ前記第2の感光体に形成された第2の画像を前記第1の画像に重畳するように前記像担持体に転写する転写手段と、複数の反射面を有する少なくとも1つの回転多面鏡を用いて、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光がそれぞれ対応する感光体を走査する様に、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光を偏向する偏向手段と、前記回転多面鏡が回転している状態において、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定する面特定処理を行う特定手段と、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により偏向されるかに応じて画像データを補正する補正処理を行う補正手段と、前記特定手段による前記面特定処理が完了する前に、前記第1の感光体への走査を開始させ、前記特定手段による前記面特定処理が完了した後に、前記面特定処理による特定結果に応じて、前記補正手段により前記第2の光源から光を射出させるための画像データに対して前記補正処理を行わせ、前記第2の感光体への走査を開始させるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、面特定処理によらず画像の形成を開始することができる。
一実施形態による画像形成装置の構成図。 一実施形態による光走査装置の構成図。 中間調処理で使用する各スクリーンの角度及び線数と、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数と各スクリーンの空間周波数との差分を示す図。 一実施形態によるポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数と各スクリーンの空間周波数とを示す図。 一実施形態による視覚の空間周波数特性モデルを示す図。 一実施形態による制御部の構成図。 一実施形態による水平同期信号と面基準信号を示す図。 一実施形態による各色の画像信号の出力タイミングを示す図。 一実施形態による制御部での処理のフローチャート。 一実施形態によるポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数と各スクリーンの空間周波数とを示す図。 一実施形態による制御部での処理のフローチャート。 一実施形態による制御部での処理のフローチャート。 一実施形態による制御部での処理のフローチャート。
以下、本発明の例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、本発明を実施形態の内容に限定するものではない。また、以下の各図においては、実施形態の説明に必要ではない構成要素については図から省略する。
<第一実施形態>
図1は、本実施形態による画像形成装置100の構成図である。画像形成装置100は、画像形成に使用するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の複数の各色に対応する画像形成部103Y、103M、103C及び103Kを備えている。光走査装置400YMは、画像形成部103Y及び103Mそれぞれの感光体を光で走査・露光して、各感光体に静電潜像を形成する。画像形成部103Yの感光体に形成された静電潜像は、画像形成部103Yの現像部によりイエローのトナー(現像剤)で現像され、画像形成部103Yの感光体にはイエローのトナー像が形成される。同様に、画像形成部103Mの感光体に形成された静電潜像は、画像形成部103Mの現像部によりマゼンタのトナーで現像され、画像形成部103Mの感光体にはマゼンタのトナー像が形成される。光走査装置400CKは、画像形成部103C及び103Kそれぞれの感光体を光で走査・露光して、各感光体に静電潜像を形成する。画像形成部103Y及び画像形成部103Mと同様に、画像形成部103C及び103Kの各感光体の静電潜像は、それぞれ、シアン及びブラックのトナーで現像され、トナー像として可視化される。各画像形成部103Y、103M、103C及び103Kは、給紙部102から給紙され、転写ベルト105により搬送されている像担持体としての記録材Pに、それぞれの色のトナー像を転写する。なお、各画像形成部103Y、103M、103C及び103Kが記録材Pに重ねてトナー像を転写することでフルカラーのトナー像が記録材Pに形成される。トナー像が転写された記録材Pは、定着装置104に搬送される。定着装置104は、記録材Pを加圧・加熱して記録材Pにトナー像を定着させる。トナー像の定着後、記録材Pは、画像形成装置100の外部に排出される。なお、制御部300は、画像形成装置100の全体を制御する。なお、ここでは一例として記録材Pに直接転写する直接転写方式について説明したが、これに限られるものではない。像担持体としての中間転写ベルトにそれぞれの色のトナー像を一次転写することで、中間転写ベルト上に重畳された画像を形成し、重畳された画像を記録材Pに二次転写する中間転写方式の画像形成装置でもよい。
光走査装置400YM及び400CKの構成は同様であるため、以下では、光走査装置400YMの構成について図2を用いて説明する。なお、光走査装置400CKについては、以下の説明におけるY、Mを、それぞれ、C、Kに読み替えるものとする。光源201及び211は、それぞれ、画像形成部103Yの感光体及び画像形成部103Mの感光体を露光するための光を射出する。ポリゴンミラー(回転多面鏡とも称する)202は、本実施形態では4つの反射面(偏向面とも称する)を有し、光源201及び211が射出する光を反射面で反射させることにより偏向する。モータ203によりポリゴンミラー202を回転させることで、光源201及び211が射出する光の反射方向がそれに応じて変化する。光源201が射出した光のポリゴンミラー202での反射光は、結像レンズ205と反射ミラー204を経て画像形成部103Yの感光体を走査・露光する。光源211が射出した光のポリゴンミラー202での反射光は、反射ミラー213、結像レンズ215、反射ミラー214を経て画像形成部103Mの感光体を走査・露光する。また、ポリゴンミラー202の回転位置によって、反射光は、水平同期センサ206に入射する。水平同期センサ206は、回転多面鏡が回転している状態において、光を受光したタイミングを示す水平同期信号207を制御部300に出力する。水平同期信号207は、1つの走査線を走査するための基準信号として用いられる。制御部300は、水平同期信号207に基づいてモータ203を回転させるモータ駆動信号208をモータ203に出力する。また、制御部300は、形成する画像に応じて、光源201及び211の点灯を制御する光源駆動信号209及び219を、それぞれ、光源201及び211に出力する。記憶部220には、光走査装置400YMに関する各種情報が記憶されている。なお、本実施形態では、画像形成に使用する4つの色に対して2つのポリゴンミラー202を使用するものであるが、ポリゴンミラー202の数は2つに限定されない。例えば、各色に対応する感光体を1つのポリゴンミラー202を使用して走査・露光することができる。或いは、各感光体に対応する4つのポリゴンミラー202を使用して走査・露光することができる。
続いて、ポリゴンミラー202の面周期と、中間調処理で使用する網点スクリーン(ディザ)の周期との干渉について説明する。ポリゴンミラー202の面周期Pは、その面数未満の整数Nそれぞれについて、以下の式(1)で表される。
P=面数/N (1)
1インチ(inch)当たりのライン数(走査線数)が600(lines)であるとすると、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数(lines/inch)Fは、以下の式(2)で表される。
F=600/P=600×N/面数 (2)
本実施形態においてポリゴンミラー202の面数は4であるため、N=1、2、3に対する空間周波数は、それぞれ、150、300、450である。
続いて、本実施形態における各色の網点のスクリーン角度と線数を図3(A)に示す。なお、図3(A)において、画像形成順序とは、感光体に画像を形成する順序である。図1に示す様に、本実施形態では、記録材Pの搬送方向において最も上流側にある画像形成部103Yの感光体に最初に静電潜像が形成される。その後、画像形成部103M、103C、103Kの順で、感光体に静電潜像が形成される。本実施形態においては、最も視認され易いブラックのスクリーン角度は、視覚感度の低い45度に設定されている。ブラックの次に視認され易いマゼンタ及びシアンのスクリーンは、それぞれ、75度と105度に設定されている。イエローのスクリーンは、マゼンタ及びシアンのスクリーンに対して15度の角度差がつけられている。さらに、イエローのスクリーンについては、マゼンタ及びシアンのスクリーンとの干渉を抑制するため、その線数が高く設定されている。一般的に線数が高くなるほど、濃度安定性が低下するが、階調による明度差が少ないイエローは視認され難いため、高線数でも画像に影響が表れ難い。
続いて、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数と各色のディザの空間周波数について図4を用いて説明する。図4(A)は、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数Pと各色のディザの空間周波数Y、M、C及びKを示している。なお、空間周波数Pは、ポリゴンミラーの面周期のうち、最も視認され易いN=1のときのものであり、その他のポリゴンミラーの面周期については、視認され難いため省略している。また、各色のディザについては、2つのベクトルのうち、空間周波数Pと距離が近いベクトルのみを示している。図4(B)は、図4(A)のベクトルPとベクトルYのみを示したものである。
モアレが視認される程度は、各ベクトルの差分距離に依存する。具体的には、この差分距離が所定値であるとモアレは視認され難くなる。本実施形態では、最初に画像が形成されるイエローのディザの空間周波数については、ポリゴンミラーの面周期との干渉を抑えるため、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数から離している。具体的には、図4(B)に示す様に、ベクトルPとベクトルYとの距離P−Yを、モアレが視覚的に視認され難い距離に設定している。図3(B)は、ベクトルPと、各色のベクトルY、M、C及びKの差分から求められるモアレの空間周波数を示している。
なお、ここでの空間周波数は、Dooleyらが提唱する、モアレが視認される程度を示す空間周波数特性(以下、VTF:Visual Transfer Function)である。図5は、観察距離=350mmとした場合のVTF特性を示している。ここで、VTFが大きい程、モアレは視認され易くなる。図5においては、空間周波数が1.0(cycles/mm)付近でVTFが最大となり、モアレが最も視認され易くなっている。本実施形態では、空間周波数が、0.104〜3.3(cycles/mm)の範囲内においてモアレが視認され得るものとする。したがって、図3(B)より、イエローとブラックについては、モアレは視認され難い。一方、マゼンタとシアンは、モアレの視認可能範囲内にある。なお、モアレは、ポリゴンミラーの面周期で発生する画素の位置ずれが大きいほど、視認され易くなる。このため、少なくともマゼンタとシアンについては、ポリゴンミラーの面周期で発生する画素の位置ずれを補正してモアレを抑制する必要がある。
図6は、制御部300の構成図である。なお、光走査装置400YMと400CKの構成は同様であるため、以下では、光走査装置400YMによる画像形成部103Yの感光体に対する露光制御を例にして説明する。光源駆動制御部402は、CPU401からの制御信号と画像信号生成部403からの画像信号(VDO信号)407に基づいて、光源駆動信号209を出力して光源201の点灯を制御する。画像信号生成部403は、画像信号制御部404と、記憶部405と、記憶部406と、を有する。記憶部405及び記憶部406には、それぞれ、ポリゴンミラー202による走査線上の画素の位置ずれを補正するための周波数情報(以下、補正情報)が格納される。ただし、記憶部405には、各反射面で共通な共通補正情報が格納される。一方、記憶部406には、反射面毎の個別補正情報が格納される。個別補正情報は、後述する、基準反射面を示す情報も含んでいる。なお、個別補正情報は、各反射面で共通な画素位置の補正も含み、よって、個別補正情報での補正により共通補正情報による補正は必要ではなくなる。これら、共通補正情報及び個別補正情報は、光走査装置400YMの製造時に予め測定され、光走査装置400YMの記憶部220に格納されている。CPU401は、通信信号421により記憶部220に格納されている共通補正情報及び個別補正情報を取得し、通信信号422により、共通補正情報及び個別補正情報を、それぞれ、記憶部405及び記憶部406に格納する。
計測部408は、水平同期信号207の周期を計測し、基準パターン情報に基づきポリゴンミラー202の基準反射面を特定する。基準反射面の特定後、計測部408は、基準反射面に対応する水平同期信号207のタイミングで、面基準信号410を画像信号制御部404へ出力する。つまり、面基準信号410は、計測部408による特定結果を示す情報である。基準パターン情報は、光走査装置400YMの生産時に予め測定され、記憶部220に格納されている。CPU401は、不図示の通信信号を介して、記憶部220に格納されている基準パターン情報を計測部408に通知する。
画像信号制御部404は、例えば、図3(A)に示すディザによる中間調処理後(ディザ処理後)の画像データに基づき画像信号(VDO信号)407を生成する。なお、画像信号制御部404は、中間調処理後の画像データを共通補正情報及び個別補正情報のいずれかで補正して画像信号407を生成可能な様に構成されている。ここで、個別補正情報に基づき補正した画像信号407を生成する場合には、面基準信号410に基づき、各面の個別補正情報から補正に使用する個別補正情報を選択する。そして、画像信号制御部404は、CPU401からのTOP信号409と水平同期信号207に基づいて、光源201を駆動する光源駆動信号209を生成させる画像信号407の出力開始タイミングを制御する。
続いて、計測部408による面特定処理について図7を用いて説明する。面特定処理により、ポリゴンミラー202が光を反射する反射面が特定される。なお、図7に示す様に、水平同期センサ206は、反射光を検出すると、水平同期信号207をローレベルにし、それ以外では、水平同期信号207をハイレベルにするものとする。計測部408は、水平同期信号207の2つの隣接するローレベルの間の期間を計測する。図7に示す様に、ポリゴンミラー202においては、この期間は、各反射面において同一ではない。つまり、ポリゴンミラー202は、水平同期信号207の周期が各反射面において異なるように、正方形ではなくわずかに異形となるように作られている。例えば、ポリゴンミラー202の複数の内角のうち、少なくとも隣り合う第1内角と第2内角とをわずかに変形させて異なる角度とし、ポリゴンミラー202の形状を非正方形にすることで、面特定処理により各反射面を一意に特定することができる。また、ポリゴンミラー202の複数の内角を異なる角度としてもよい。基準パターン情報は、この期間の並びと、基準反射面との関係を示している。つまり、本実施形態のポリゴンミラー202は4つの反射面を有するため、基準パターン情報は、4つの期間T1〜T4の並びと、どの期間が基準反射面に対応するかを示している。計測部408は、ポリゴンミラー202の回転駆動が開始され、回転速度が安定すると、水平同期信号207のローレベルの間の期間の計測を開始する。なお、ノイズ成分を除去するため、計測部408は、各反射面についての期間を複数回計測し、その平均値を求める。そして、求めた各反射面の平均値の並びを、基準パターン情報と比較することで、基準反射面を特定する。計測部408は、基準反射面の特定後、当該基準反射面での反射光を水平同期センサ206が検出したタイミングで、面基準信号410を出力する。このようにポリゴンミラー202の面特定処理には所定の時間を要する。
図8は、印刷時の各信号のタイミングと、計測部408による面特定処理との関係を示している。印刷の開始により、ポリゴンミラー202が起動されてから所定時間後に、CPU401は、TOP信号409を出力する。画像信号制御部404は、TOP信号409の出力から、それぞれ、時間S1、S2、S3、S4後に、画像信号Y、M、C、Kを出力する。なお、画像信号Y、M、C、Kとは、それぞれ、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの画像信号407である。なお、各感光体を形成するための光源駆動信号と画像信号は1対1に対応しており、画像信号407を光源駆動信号と読み替えることもできる。ポリゴンミラー202の回転が安定すると、計測部408は、面特定処理を行う。上述した様に、面特定処理には所定時間を要する。計測部408は、面特定処理が完了すると、面基準信号410を出力する。
従来では、面特定処理が完了した後、画像信号制御部404は、最初に画像を形成するイエローについての画像信号Yを出力する。しかしながら、本実施形態では、面特定処理の完了を待つことなく、画像信号制御部404は、最初に画像を形成するイエローについての画像信号Yを出力して、画像形成部103Yの感光体の露光を開始する。このため、本実施形態において、画像信号制御部404は、記憶部405に格納されている共通補正情報により、中間調処理後の画像データを補正する共通補正処理を行って画像信号Yを生成する。一方、画像信号M、C及びKは、基準反射面の特定後に出力されるので、画像信号制御部404は、中間調処理後の画像データを、記憶部406に格納されている個別補正情報により補正する個別補正処理を行って画像信号M、C及びKを出力する。
イエローの画像信号Yは、共通補正情報により補正されているため、ポリゴンミラーの面周期で発生する位置ずれの補正が行われていない。しかしながら、イエローのディザは、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認され難いため、モアレを抑制することができる。一方、マゼンタ、シアン及びブラックの画像信号M、C及びKは、個別補正情報により補正されているため、ポリゴンミラーの面周期で発生する位置ずれが補正されている。したがって、例えば、図3(B)で説明した様に、マゼンタ及びシアンのディザは、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認され易いものであるが、ポリゴンミラーの面周期で発生する位置ずれが補正されているため、モアレを抑制することができる。
図9は、制御部300における処理のフローチャートである。画像形成装置100に電源が投入されると、S101で、制御部300は、光走査装置400の記憶部220から共通補正情報及び個別補正情報並びに基準パターン情報を取得する。なお、本実施形態において、制御部300は、イエローに関しては共通補正情報を取得し、その他の色については個別補正情報を取得する。制御部300は、S102で、印刷ジョブを受信するまで待機する。制御部300は、印刷ジョブを受信すると、S103でポリゴンミラー202の回転を開始する。なお、ここでは、印刷ジョブがカラー画像を形成するカラー印刷ジョブであるものとする。制御部300は、S104で、水平同期信号207の周期を監視し、これにより、ポリゴンミラー202の回転速度を判定し、ポリゴンミラー202が所定回転速度に到達するまで待機する。ポリゴンミラー202が所定回転速度に到達すると、制御部300は、基準反射面を特定するため、S105で、水平同期信号207の周期の計測を開始する。また、制御部300は、ポリゴンミラー202が所定回転速度に到達した後の所定タイミングS106で、TOP信号409を出力する。制御部300は、TOP信号409の出力後、S107で、時間S1が経過するまで待機する。時間S1が経過すると、制御部300は、S108で、画像信号Yの出力を開始し、よって、画像形成部103YMを走査する光源201を駆動する光源駆動信号209の出力を開始する。なお、画像信号Yは、共通補正情報で補正されている。画像信号Yの出力を開始した後、制御部300は、S109で、基準反射面の特定のための水平同期信号207の周期計測が完了するまで待機する。水平同期信号207の周期計測が完了すると、制御部300は、基準反射面を特定し、S110で、面基準信号410の出力を開始する。その後、制御部300は、S111で、TOP信号を基準とした所定タイミングで、画像信号M、C及びKを、それぞれ出力する。なお、画像信号M、C及びKは、いずれも、個別補正情報で補正されている。なお、画像データの補正とは、画像信号を生成するために使用される画像クロックを補正してもよいし、画像データに位置画素未満の画素片を挿抜することで補正してもよい。
なお、最初に画像を形成する色のディザがポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認され難いものであれば、最初に形成する画像の色はイエロー以外の任意の色であって良い。また、本実施形態では、イエローのディザを高線数にすることで、モアレを視認され難いものとしたが、ディザのスクリーン角度によりモアレを視認され難いものとすることもできる。また、誤差拡散法によりモアレを視認され難いものとすることもできる。
例えば、図3(C)に示す様な画像形成順序と、ディザを使用することができる。図3(C)においては、マゼンタ、シアン、ブラックのスクリーン角度を、それぞれ、30度ずつ離して設定し、イエローのスクリーン角度を90度に設定している。図10(A)は、図3(C)のディザを使用した際のポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数のベクトルP(N=1のとき)と、各ディザの空間周波数のベクトルを示している。図10(B)は、ベクトルPと、マゼンタのベクトルMのみを示している。最初に画像を形成するマゼンタのディザは、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレを抑えるため、スクリーン角度が45度に設定されている。
なお、本実施形態では、モアレが視認される程度を示す指標として図5に示すVTFを使用したが、ポリゴンミラーの面周期に対応する空間周波数とディザの空間周波数との干渉により生じるモアレが視認される程度を示す任意の指標を使用することができる。このとき、例えば、使用する指標の閾値を実験等により設定する。そして、最初に画像を形成する色については、当該指標の値が閾値未満(モアレが視認され難い)となる様に適用するディザを決定する。この構成により、最初に画像を形成する色については、面特定処理の完了を待たずに、画像信号を出力することができる。よって、印刷に要する時間を短くすることができる。なお、その他の色については、当該指標の値が閾値未満であっても閾値以上であっても良い。但し、閾値以上のディザを使用する色については、常に、面特定処理後に個別補正情報を使用して画像信号を生成する。
また、本実施形態では、最初に画像を形成する色については共通補正情報で補正し、残りの色については個別補正情報で補正したが、本発明はその様な構成に限定されない。例えば、基準反射面の特定に時間がかかる様な状況では、最初及び2番目に画像を形成する色については共通補正情報で補正し、残りの色については個別補正情報で補正することもできる。但し、この場合、最初及び2番目に画像を形成する色に適用するディザについては、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認可能範囲外となるものを使用する。つまり、基準反射面を特定するまでに形成を開始する色については、ポリゴンミラーの面周期との干渉が小さいものを使用して共通補正情報で補正し、基準反射面を特定した後に形成を開始する色については、個別補正情報で補正する構成とすることができる。
より詳しくは、複数の色のうち、先に画像信号を出力する1つ以上の第1色に対しては、モアレが視認可能範囲外となるディザを使用する構成とすることができる。なお、1つ以上の第1色それぞれに対する画像信号を出力した後に、画像信号を出力する残りの第2色に対しては、モアレが視認可能範囲外となるディザであっても視認可能範囲内となるディザであっても良い。この構成により、制御部300は、面特定処理の完了前に1つ以上の第1色に対する画像信号を出力することができる。さらに、制御部300は、面特定処理に要する時間に基づき、1つ以上の第1色から共通補正情報で補正する1つ以上の第3色を決定する構成とすることもできる。制御部300は、1つ以上の第3色については、面特定処理の完了前に、共通補正情報で生成した画像信号を出力する。この場合、1つ以上の第1色のうちの第3色以外の色については、面特定処理の完了後に個別補正情報により画像信号を生成することができる。
なお、共通補正情報による補正は、必須ではなく、基準反射面を特定するまでに静電潜像の形成を開始する色については、画像データへの補正処理を行うことなく画像形成する構成であっても良い。基準反射面を特定するまでに形成を開始する色については、モアレが視認され難いディザを使用することで、基準反射面の特定が完了する前に静電潜像の形成を開始することができ、印刷に要する時間を短縮することができる。また、基準反射面を特定するまでに静電潜像の形成を開始する色については、基準反射面を特定するまでは画像データへの補正処理を行わず、或いは、共通補正情報で補正し、基準反射面が特定されたのちに個別補正情報により画像データへの補正処理を行い、静電潜像の形成を継続する制御を行ってもよい。このように、基準反射面を特定するまでに静電潜像の形成を開始する色についても、基準反射面の特定後には個別補正情報による補正処理を行うことで、印刷に要する時間を抑制し、かつ画質の低下も抑制することができる。
また、本実施形態では、画像信号の周波数を補正することで、ポリゴンミラーの面周期の位置ずれを補正しているが、面周期の位置ずれ補正は、周波数によるものに限定されない。たとえば、反射面ごとに書き出し位置を補正する構成や、所定区間毎に、1画素幅未満の1つ以上サブ画素を挿抜することでポリゴンミラーの面周期の位置ずれを補正する構成であっても良い。
なお、本実施形態では、各反射面における水平同期信号の周期に基づき、面特定処理を行ったが、これに限られるものではない。例えば、各反射面の水平同期信号と、ポリゴンミラーの回転位相に応じて、ポリゴンミラーを回転させるモータから検知されるFG(Frequency Generator)信号との組み合わせにより、反射面を特定することもできる。例えば、4面のポリゴンミラーにおいて、1周回転する間に4つの水平同期信号が検知され、5つのFG信号が出力される構成であるとする。このような構成においては、4面のうちいずれか1つの面においてはFG信号が2つ検知され、そのほかの面においてはFG信号が1つ検知される関係性となる。このようなFG信号が2つ検知される面をあらかじめ記憶しておくことで、ポリゴンミラーの各反射面を特定することもできる。
<第二実施形態>
続いて、第二実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。第一実施形態では、最初に画像を形成するイエローについては、常に、共通補正情報により補正を行っていた。したがって、イエローについては、ポリゴンミラーの面周期の位置ずれが残存している。本実施形態において、画像形成装置は、画質優先モードと時間優先モードの2つのモードを有し、ユーザは、いずれかのモードを選択・設定する。ここで、ユーザ設定が時間優先モードであると、第一実施形態と同様に、画像形成装置は、最初に画像を形成するイエローの画像信号Yについては、共通補正情報を使用して生成する。一方、ユーザ設定が画質優先モードであると、画像形成装置は、最初に画像を形成するイエローの画像信号Yについても個別補正情報を使用して生成する。このため、本実施形態において、記憶部406には、総ての色それぞれの個別補正情報を格納しておく。
図11は、本実施形態による処理のフローチャートである。なお、図9に示す第一実施系形態と同様の処理ブロックについては、同じ参照符号を使用して、その説明は基本的には省略する。本実施形態において、制御部300は、S101で、記憶部220から、イエローについての共通補正情報と、各色についての個別補正情報と、基準パターン情報を取得する。S102で印刷ジョブを受信すると、制御部300は、S201で、画質優先モードが選択されているか否かを判定する。画質優先モードが選択されていないと、つまり、時間優先モードが選択されていると、制御部300は、S202で、第一実施形態と同様、共通補正情報により画像信号Yを生成する。その後の処理は、第一実施形態と同様である。一方、S201で、画質優先モードが選択されていると、制御部300は、S103でポリゴンミラー202の回転を開始し、S104、S105及びS109で、水平同期信号207の周期計測を行う。S109で、水平同期信号207の周期計測が完了すると、制御部300は、S110で、面基準信号410の出力を開始する。また、制御部300は、面基準信号410の出力を開始後、所定タイミングS106で、TOP信号409を出力する。制御部300は、TOP信号409の出力後、S107で、時間S1が経過するまで待機する。時間S1が経過すると、制御部300は、S108で、画像信号Yの出力を開始する。この画像信号Yは、個別補正情報により補正されている。その後、制御部300は、S111で、TOP信号409を基準とした所定タイミングで、個別補正情報で補正された画像信号M、C及びKを、それぞれ出力する。
以上、本実施形態では、時間優先モードが選択されると、基準反射面の特定の完了を待たずに画像形成を開始する。よって、印刷に要する時間を短縮することができる。なお、画質優先モードが選択されると、基準反射面の特定の完了後に画像形成を開始するが、全色について、ポリゴンミラーの面周期の位置ずれが補正され、形成する画像の品質を高めることができる。
<第三実施形態>
続いて、第三実施形態について第一実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態においては、1つの印刷ジョブにおいて複数の記録材に画像を形成する場合について説明する。まず、最初の記録材への画像形成においては、第一実施形態と同様に処理を行う。つまり、最初に画像を形成するイエローについては、基準反射面の特定完了前に、画像信号Yを出力する。したがって、この画像信号Yは、共通補正情報により補正して生成する。一方、2枚目以降の記録材への画像形成時には、基準反射面の特定が完了しているため、総ての色について個別補正情報により画像信号を生成する。
図12は、本実施形態による処理のフローチャートである。なお、図9に示す第一実施系形態と同様の処理ブロックについては、同じ参照符号を使用して、その説明は基本的には省略する。本実施形態において、制御部300は、S101で、記憶部220から、イエローについての共通補正情報と、各色についての個別補正情報と、基準パターン情報を取得する。その後のS102〜S111の処理は、第一実施形態と同様であり、1枚目の記録材に画像が形成される。制御部300は、S301で、印刷ジョブが終了したか、即ち、印刷ジョブで指定された総ての記録材への印刷を行ったかを判定する。総ての記録材に対して印刷を行っていると、制御部300は、処理を終了する。一方、総ての記録材に対して印刷を行っていないと、制御部300は、S302でTOP信号409を出力する。そして、TOP信号409の出力後の所定タイミングS303で、制御部300は、それぞれ、画像信号Y、M、C及びKを出力する。但し、S303で出力される画像信号Y、M、C及びKは、総て、個別補正情報により生成されている。
<第四実施形態>
続いて、第四実施形態について、第一実施形態との相違点を中心に説明する。本実施形態では、カラー印刷のみならず、ブラックによるモノクロ画像の印刷時においても印刷完了までの時間を短縮させる。本実施形態における各色のディザの構成は第一実施形態と同様である。図3(B)に示す様に、ブラックのディザとポリゴンミラーの面周期の位置ずれとの干渉によるモアレは視認可能範囲外である。本実施形態においては、ブラックについても、個別補正情報と共通補正情報を使用する。
図13は、本実施形態による処理のフローチャートである。なお、図9に示す第一実施系形態と同様の処理ブロックについては、同じ参照符号を使用して、その説明は基本的には省略する。本実施形態において、制御部300は、S101で、記憶部220から、イエロー及びブラックについての共通補正情報と、各色についての個別補正情報と、基準パターン情報を取得する。S102で印刷ジョブを受信すると、制御部300は、S401で、受信した印刷ジョブが、モノクロ画像を印刷するモノクロ印刷ジョブであるかを判定する。モノクロ印刷ジョブではないと、つまり、カラー印刷ジョブであると、制御部300は、第一実施形態と同様に、S103〜S111を実行する。一方、モノクロ印刷ジョブであると、制御部300は、S402でポリゴンミラー202の回転を開始する。制御部300は、ポリゴンミラー202の回転が所定回転速度に達した後の所定タイミングでTOP信号409を出力し、TOP信号409から所定時間が経過すると、画像信号Kを出力する。なお、画像信号Kは、共通補正情報で補正して生成される。
以上、本実施形態では、ブラックによるモノクロ画像を印刷する場合、面特定処理を行わない。但し、ブラックのディザは、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認可能範囲外となるものを使用する。この構成により、印刷動作開始から完了までの時間を短縮しつつ、モアレを抑制したモノクロ画像を形成することができる。
なお、例えば、モノクロの画像形成装置の場合には、第二実施形態と同様に、画質優先モードが選択されているか、時間優先モードが選択されているかに応じて、共通補正情報を使用するか個別補正情報を使用するかを選択することができる。つまり、画質優先モードが選択されていると、個別補正情報により画像信号Kを生成し、時間優先モードが選択されていると、共通補正情報により画像信号Kを生成する。また、画質優先モードが選択されていると、計測部408は、面特定処理を行うが、時間優先モードが選択されていると、計測部408は、面特定処理を行わない。なお、ブラックのディザは、ポリゴンミラーの面周期との干渉によるモアレが視認可能範囲外となるものを使用する。さらに、モノクロ画像形成において、面特定処理が完了するまでは共通補正情報で補正して画像信号Kを生成し、面特定処理の完了後は、個別補正情報で補正して画像信号Kを生成する構成であっても良い。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
201、211:光源、202:ポリゴンミラー、400YM、400CK:光走査装置、408:計測部、405、406:記憶部、300:制御部

Claims (20)

  1. 第1の光源、及び第2の光源と、
    前記第1の光源に対応する第1の感光体、及び前記第2の光源に対応する第2の感光体と、
    前記第1の感光体に形成された第1の画像を像担持体に転写し、且つ前記第2の感光体に形成された第2の画像を前記第1の画像に重畳するように前記像担持体に転写する転写手段と、
    複数の反射面を有する少なくとも1つの回転多面鏡を用いて、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光がそれぞれ対応する感光体を走査する様に、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光を偏向する偏向手段と、
    前記回転多面鏡が回転している状態において、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定する面特定処理を行う特定手段と、
    前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向されるかに応じて画像データを補正する補正処理を行う補正手段と、
    前記特定手段による前記面特定処理が完了する前に、前記第1の感光体への走査を開始させ、前記特定手段による前記面特定処理が完了した後に、前記面特定処理による特定結果に応じて、前記補正手段により前記第2の光源から光を射出させるための画像データに対して前記補正処理を行わせ、前記第2の感光体への走査を開始させるように制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記面特定処理による特定結果に応じて、前記補正手段により前記第1の光源から光を射出させるための画像データに対して前記補正処理を行うことなく、前記第1の感光体への走査を開始させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、画像データに対して前記補正処理を行うことなく、前記第1の感光体への走査を開始させてから前記第1の感光体への走査を終了する前に前記面特定処理が完了する場合は、前記面特定処理が完了した後は、前記第1の光源から光を射出させるための画像データに対して前記補正処理を行い、前記第1の感光体への走査を継続することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記回転多面鏡で偏向された光を検知する検知手段を備え、
    前記特定手段は、前記検知手段により光が検知される周期に基づき、前記回転多面鏡の複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記特定手段は、前記回転多面鏡の複数の反射面にそれぞれ対応する複数の周期を比較して前記複数の反射面のうちから基準反射面を特定し、前記基準反射面を基準として複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、前記補正処理により画像データの補正を行うことで、前記回転多面鏡の複数の反射面のそれぞれに応じた走査位置の補正を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、1つのジョブにおける1枚目の記録材に画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理が完了する前に、前記第1の感光体への走査を開始させ、前記1枚目の記録材に続く2枚目以降の記録材に画像を形成する場合は、前記面特定処理による特定結果に応じて、前記補正手段により前記第1の光源から光を射出させるための画像データに対して前記補正処理を行わせ、前記第1の感光体への走査を開始させることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、時間優先モードが選択されている場合に、前記特定手段による前記面特定処理が完了する前に、前記第1の感光体への走査を開始させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向されるかに応じて前記補正処理を行うための個別補正情報を格納する格納手段を備え、
    前記補正手段は、前記個別補正情報に基づき画像データを補正することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記格納手段は、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向される場合においても前記複数の反射面で共通して走査位置を補正する共通補正処理を行うための共通補正情報をさらに格納し、
    前記補正手段は、前記特定手段による前記面特定処理が完了する前には、前記共通補正処理に基づき画像データを補正することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1の感光体に形成される前記第1の画像は、イエローの現像剤により現像され、
    前記第2の感光体に形成される前記第2の画像は、マゼンタ、シアン、又は、ブラックの現像剤により現像されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記補正手段は、中間調処理後の画像データを、前記特定手段による前記面特定処理の特定結果に基づき補正することで前記補正処理を行い、
    前記第1の光源から光を射出させるための画像データに対する前記中間調処理で使用されるスクリーンと、前記第1の光源が射出した光を偏向する回転多面鏡の面周期との干渉により生じるモアレの大きさを示す指標の値は、閾値未満であることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 前記補正手段は、中間調処理後の画像データを、前記特定手段による前記面特定処理の特定結果に基づき補正することで前記補正処理を行い、
    前記第2の光源から光を射出させるための画像データに対する前記中間調処理で使用されるスクリーンと、前記第2の光源が射出した光を偏向する回転多面鏡の面周期との干渉により生じるモアレの大きさを示す指標の値は、閾値以上であることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記回転多面鏡は、前記面特定処理により反射面を特定できるように、複数の内角のうち第1内角と第2内角とが異なることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 前記回転多面鏡で偏向された光を検知する検知手段と、
    前記回転多面鏡の回転位相に応じてFG信号を出力する出力する出力手段と、を備え、
    前記特定手段は、前記面特定処理として、前記検知手段により光が検知されるタイミングと、前記出力手段により前記FG信号が出力されるタイミングとに基づき、前記回転多面鏡の複数の反射面を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  16. 前記補正手段は、前記補正処理として、画像クロックを補正することで前記画像データを補正する、又は画素片を挿抜することで前記画像データを補正することを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  17. 第1の光源、及び第2の光源と、
    前記第1の光源に対応する第1の感光体、及び前記第2の光源に対応する第2の感光体と、
    前記第1の感光体に形成された第1の画像を像担持体に転写し、且つ前記第2の感光体に形成された第2の画像を前記第1の画像に重畳するように前記像担持体に転写する転写手段と、
    複数の反射面を有する少なくとも1つの回転多面鏡を用いて、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光がそれぞれ対応する感光体を走査する様に、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光を偏向する偏向手段と、
    前記回転多面鏡が回転している状態において、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定する面特定処理を行う特定手段と、
    前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向されるかに応じて走査位置を補正する補正処理を行う補正手段と、
    前記第1の感光体及び前記第2の感光体を用いてカラー画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理を行い且つ前記補正手段による前記補正処理を行い、前記第2の感光体を用いてモノクロ画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理を行わない且つ前記補正手段による前記補正処理を行わないように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、カラー画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理が完了する前に、前記補正手段による前記補正処理を行うことなく前記第1の感光体への走査を行い、且つ前記特定手段による前記面特定処理が完了した後に、前記補正手段による前記補正処理を行い前記第2の感光体への走査を行うように制御することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 前記モノクロ画像を形成するための画像データに対する中間調処理で使用されるスクリーンと、前記回転多面鏡の面周期との干渉により生じるモアレの大きさを示す指標の値は、閾値未満であることを特徴とする請求項17又は18に記載の画像形成装置。
  20. 第1の光源、及び第2の光源と、
    前記第1の光源に対応する第1の感光体、及び前記第2の光源に対応する第2の感光体と、
    前記第1の感光体に形成された第1の画像を像担持体に転写し、且つ前記第2の感光体に形成された第2の画像を前記第1の画像に重畳するように前記像担持体に転写する転写手段と、
    複数の反射面を有する少なくとも1つの回転多面鏡を用いて、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光がそれぞれ対応する感光体を走査する様に、前記第1の光源及び前記第2の光源により射出される光を偏向する偏向手段と、
    前記回転多面鏡が回転している状態において、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、光を偏向する反射面を特定する面特定処理を行う特定手段と、
    前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、いずれの反射面により光が偏向されるかに応じて走査位置を補正する補正処理を行う補正手段と、
    画質優先モードで画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理を行い且つ前記補正手段による前記補正処理を行い、時間優先モードで画像を形成する場合は、前記特定手段による前記面特定処理を行わない且つ前記補正手段による前記補正処理を行わないように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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