JP2011148142A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転多面鏡の反射面の特定を簡単な構成で且つ低コストで実現する。
【解決手段】走査周期測定部301は、ポリゴンミラー102の各反射面に面IDを順に割り当てると共に、BD信号の出力間隔であるBD周期βを測定し、走査周期記憶部302に格納する。補正データ記憶部401は、予め測定された各反射面のBD周期αと面倒れ補正データdataとを対応付けて格納している。BD周期βとBD周期αとの組み合わせパターンのパターンマッチによって、各面IDの反射面が特定される。反射面が特定されると、各面IDに対して、補正データ記憶部401における面倒れ補正データdataの読み出しアドレスadrsが設定され、各面IDに設定された読み出しアドレスadrsに格納されている補正データdataを用いて、各面IDに対応する反射面に対するレーザ光量が調整される。
【選択図】図13

Description

本発明は、例えばレーザプリンタや複写機等の、電子写真方式により画像形成処理を行う技術に関する。
レーザプリンタやデジタル複写機等の光走査装置を使用した画像形成装置では、レーザダイオードから射出されたレーザ光を、一定速度で回転しているポリゴンミラーによって反射させることにより、感光ドラム上に走査線が形成される。
このとき、ポリゴンミラーの各反射面の傾きが回転軸に対して等しければ、各反射面により形成される走査線の間隔は一定となる。しかしながら、厳密には、加工精度誤差により面倒れが発生し、ポリゴンミラーの各反射面の傾きが回転軸に対して等しくならない。そのため、各反射面によって形成される感光ドラム上の走査線が副走査方向へのバラツキを持ってしまい、走査線の間隔が一定とはならなくなってしまう。
この走査線のバラツキは、ポリゴンミラーの回転周期で繰り返されるため、画像の濃度むらが周期的に発生し、視覚的に目立ちやすくなる。そこで、ポリゴンミラーの反射面を検知することにより、副走査方向の走査線の間隔のバラツキによる画像の濃度むらを電気的に補正する技術が以前より提案されている(下記特許文献1)。
この従来の技術によれば、ポリゴンミラーを識別するために特定の反射面の下部に磁石を取り付け、ポリゴンミラーの下方に位置するホール素子により、ポリゴンミラーの反射面を特定し、画像のむらを補正するようにしている。
面倒れは通常、経時変化するものではないから、このようにポリゴンミラーの反射面を検出し、各反射面に応じた適切な補正等を行えば、面倒れの補正が電気的に可能である。
特開2007−286129号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ポリゴンミラーの反射面を特定する上で、ポリゴンミラーに磁石やホール素子等の検出器を設けているため、装置構成や製造工程が複雑になり、コストの上昇を招くという問題がある。また、装置の小型化や部品点数の削減の要請にも反する。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、回転多面鏡の反射面の特定を簡単な構成で且つ低コストで実現することができる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は、レーザ光を射出する射出手段と、複数の反射面を有し、回転しながら、前記射出手段から射出されたレーザ光を前記反射面によって反射させて感光体を走査する回転多面鏡と、等速回転する前記回転多面鏡の各反射面からの反射光を検出して水平同期信号として出力する出力手段と、前記出力手段から出力される水平同期信号の出力間隔を反射面毎の出力間隔として検出する検出手段と、前記出力間隔に相当する出力間隔を前記回転多面鏡について予め測定して得て、該測定した出力間隔を反射面毎に格納した格納手段と、前記検出手段により検出された出力間隔と、前記格納手段に格納されている出力間隔とに基づいて、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、前記レーザ光を反射させる反射面を特定する特定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、回転多面鏡の反射面の特定を簡単な構成で且つ低コストで実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。 画像形成装置の露光制御部の構成を示す図である。 反射面特定・面倒れ補正のための機構を示すブロック図である。 面識別信号生成部で割り当てた面IDと走査周期測定部で測定したBD周期との対応付けの一例を時系列で示す図である。 走査周期記憶部に格納されたBD周期と面識別信号生成部で生成された面IDの対応関係を示す概念図である。 補正データ記憶部に格納された、予め測定されたポリゴンミラーの各反射面のBD周期とそれに対応する面倒れ補正データの概念図である。 補正データ記憶部に格納されているBD周期の一例を示す図である。 測定され走査周期記憶部に格納されたBD周期の一例を示す図である。 パターンマッチが成功した場合の各組み合わせパターンにおける差分値を示す図である。 パターンマッチが失敗した場合の各組み合わせパターンにおける差分値を示す図である。 パターンマッチに成功した場合の、面特定部における面ID及びBD周期と面倒れむら補正部の補正データ記憶部のBD周期との対応関係の一例を示す概念図である。 面識別信号生成部で割り当てた面IDと走査周期測定部で測定したBD周期と補正データ記憶部に記憶されている補正データとの対応付けの一例を時系列で示す図である。 反射面特定・面倒れ補正の処理のフローチャートである。 第2の実施の形態における反射面特定・面倒れ補正のための機構を示すブロック図である。 外部メモリに格納された、ポリゴンミラーの各反射面のBD周期とそれに対応する面倒れデータの概念図である。 外部メモリから読み出された面倒れデータからポリゴンミラーの各反射面用の補正データが生成され、補正データ記憶部に順番に書き込まれる様子を示す概念図である。 パターンマッチに成功した場合における、面特定部における面ID及びBD周期と外部メモリにおけるBD周期及び面倒れデータと面倒れむら補正部における補正データ及び読み出しアドレスとの対応関係の一例を示す概念図である。 補正データの書き込み処理のフローチャートである。 第2の実施の形態における反射面特定・面倒れ補正の処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す断面図である。この画像形成装置は、原稿搬送部130、原稿読取部120、画像形成部100等を備える。
原稿搬送部130は以下のように構成されている。原稿置き台131にセットされた原稿は給紙ローラ132によって1枚ずつ原稿読取位置まで搬送される。原稿読取位置ではモータ136によって駆動される原稿搬送ベルト137で所定の位置に原稿が配置され、原稿の読取動作が原稿読取部120にてなされる。原稿の読取動作後は、フラッパ135にて搬送経路が変更され、モータ136を逆転することで原稿が排紙ローラ134によって排出トレイ138に排出される。
原稿読取部120は以下のように構成されている。露光ランプ122は、蛍光灯、ハロゲンランプ等からなり、その長手方向に対して垂直方向に移動しながら、原稿載置ガラス(原稿台)126上の原稿を照射する。露光ランプ122の照射による原稿からの散乱光は、第1ミラー台121、第2ミラー台123に反射され、レンズ124に到達する。この時、第1ミラー台121の移動に対して、第2のミラー台123は、1/2のスピードで移動し、照射した原稿面から、レンズ124までの距離は常に一定に保たれる。第1ミラー台121、第2ミラー台123はモータ125で移動する。原稿上の像は、ミラー台121、123、レンズ124を介して、数千個の受光素子がライン配列されたCCDラインセンサ127の受光部上に結像し、CCDラインセンサ127により逐次、ライン単位で光電変換される。光電変換された信号は、図示しない信号処理部で処理され、PWM変調されて出力される。
画像形成部100は以下のように構成されている。画像形成部100は露光制御部200を備える。露光制御部200は、上記信号処理部の出力であるPWM変調した画像信号に基づいて、射出手段である半導体レーザ101を駆動し、光ビームを、定速回転している感光体107の表面に射出する。この時、ドラム状の感光体107の軸方向と平行にモータ103で回転している回転多面鏡であるポリゴンミラー102を用いて光ビームを偏向走査する。なお、感光体107は、光ビームを射出する前に、図示しない前露光ランプによりドラム上の残量電荷が除電され、図示しない1次帯電器でその表面が均一に帯電されている。従って、感光体107は回転しながら光ビームを受けることにより、ドラム表面に静電潜像が形成される。そして、現像器104により、ドラム表面の静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で可視化する。
後述する転写紙給紙段140、150、160、170、180から搬送された転写紙は、レジストローラ106まで搬送される。レジストローラ106は、センサ105を用いて転写紙の到達を検知し、感光体107に形成された画像先端と転写紙の先端のタイミングを合わせて転写位置に転写紙を給紙する。転写帯電器108は、感光体107上の現像されたトナー像を給送された転写紙に転写する。転写後、感光体107は、図示しないクリーナにより、残ったトナーを除去される。転写が終了した転写紙は、感光体107の曲率が大きいため、感光体107から分離しやすいが、さらに、図示しない除電針に電圧をかけることで、感光体107と転写紙の間の吸着力を弱め、分離を行いやすくしている。
分離された転写紙は、定着部109に送られトナーが定着される。定着部109は、セラミック・ヒータ110、薄いフィルム111、及びローラで構成され、セラミック・ヒータ110の熱は、フィルム111を介して効率よく伝達される。冷却ローラは、定着部ローラを放熱する。給送ローラは、大ローラ1つと小ローラ2つで構成され、定着部109からの転写紙を給送すると共に、転写紙の巻き癖を補正する。
方向フラッパ112は、被転写紙の排出先を動作モードに応じてトレイ114と搬送ユニット190とに切り替える。
搬送ユニット190は以下のように構成される。転写紙を後述する後処理装置10まで搬送するためのユニットで、搬送ローラ191にて転写紙搬送している。
転写紙給紙段140、150、160、170は、本体給紙段であり、同じ機構で構成されている。転写紙給紙段180は転写紙給紙段140、150、160、170より大量の転写紙を蓄積できるデッキ給紙段である。転写紙給紙段140、150、160、170はほぼ同等の構成を取っているので、転写紙給紙段140を例にとってその構成を説明する。
転写紙給紙段140において、転写紙を蓄積収納するカセット141の底面には、リフトアップモータ143によって上下する底板142が配置されている。この底板142が上昇することで所定の待機高さで転写紙を待機することができる。所定の位置で待機している転写紙は、ピックアップローラ144を使って給紙ローラ対145まで搬送される。給紙ローラ対145は、給紙と逆回転方向にトルクがかけられており、これにより記録媒体である転写紙の重送を防止しつつ転写紙を一枚ずつ搬送パスへと送り出している。また、搬送ローラ146は転写紙給紙段140より下方にある給紙段から搬送されてきた転写紙をさらに上方に搬送するためのローラ対である。
カセット151、161、171、底板152、162、172、リフトアップモータ153、163、173は、それぞれカセット141、底板142、リフトアップモータ143と同様に構成される。ピックアップローラ154、164、174、給紙ローラ対155、165、175、搬送ローラ156、166、176は、それぞれピックアップローラ144、給紙ローラ対145、搬送ローラ146と同様に構成される。
デッキ給紙段である転写紙給紙段180は以下のように構成されている。転写紙を蓄積収納する紙庫181の底面に、転写紙を待機位置まで上昇させる底板182が配置されている。底板182はモータ183によって回転するベルトに接続されており、ベルトが移動することで底板182の上昇・下降を制御している。待機位置にある転写紙はピックアップローラ185で給紙ローラ対184まで搬送され、本体給紙と同様に重送を防止しつつ転写紙を搬送パスへと搬送している。
後処理装置10は、以下のように構成されている。画像形成部100からの転写紙をローラ11にて後処理装置10内部に受け取る。受け取られた転写紙の出力先としてトレイ14が選択されている場合にはフラッパ12にて搬送方向が切り替えられローラ13を用いて転写紙がトレイ14に排出される。トレイ14は通常処理中に割り込んで行う処理の排出先等テンポラリに使用する排出トレイである。
通常排出用のトレイはトレイ18とトレイ19である。これらのトレイには、フラッパ12で下方に搬送路を切り替えた後、さらにフラッパ28でローラ16の方へ搬送路を選ぶことで排出できる。フラッパ28とフラッパ29で搬送路を垂直下方に選び、反転ローラ15で搬送方向を逆転した場合には反転排紙が可能である。このトレイ18、19への排出時にはステイプラ17を用いたステイプルが可能となっている。また、転写紙をトレイ18とトレイ19のいずれに出力するかはシフトモータ20を用いてトレイ自体を上下させることで行う。
トレイ27は製本時に使用する排出トレイである。反転ローラ15からローラ21へ転写紙を搬送し一次蓄積部23へ転写紙を所定量蓄積する。蓄積終了後、ステイプラ24で製本作業を行い、フラッパ25の方向を変更し、蓄積時とは逆方向にローラ22を回転させ、ローラ26を経由してトレイ27へと排出する。
図2は、画像形成装置の露光制御部200の構成を示す図である。露光制御部200において、レーザ駆動部202が、画像信号生成部201から画像信号を受け取り、レーザ駆動部202においてレーザ駆動信号が生成される。このレーザ駆動信号を基に半導体レーザ101によりレーザ光が射出される。ここで、半導体レーザ101は、複数レーザを射出可能なものを含む。
半導体レーザ101により射出されたレーザ光は拡散放射されるため、コリメータレンズ203を介して平行光にされ、ポリゴンミラー102に入射する。ポリゴンミラー102は、回転軸方向視で正五角形を呈し、鏡面である複数の反射面を有する。本第2の実施の形態では、一例として、5つの反射面を有するポリゴンミラー102を示しているが、反射面の数は問わない。ポリゴンミラー102は、等角速度で回転しており、ポリゴンミラー102に入射したレーザ光は、レーザ光を受けた反射面で反射して反射光となる。従って、ポリゴンミラー102の回転に従って、反射光は角度を変えていく。
この反射光は、f−θレンズ204を介して走査速度を補正され、感光体107の表面を等速度で走査する。BDセンサ205は、ポリゴンミラー102からの反射光を検出するセンサである。出力手段であるBDセンサ205は、反射光を検出したときに、ポリゴンミラー102の回転と画像信号の同期をとるための水平同期信号であるビームディテクト(以下BD)信号を生成し、出力する。BD信号は、走査開始位置信号でもある。
以下、本実施の形態における反射面特定・面倒れ補正の処理について説明する。
図3は、反射面特定・面倒れ補正のための機構を示すブロック図である。この機構には、露光制御部200のほか、面特定部300、面倒れむら補正部400が含まれる。これら面特定部300、面倒れむら補正部400の動作は、CPU(特定手段、制御手段)600による制御信号によって制御される。
画像信号生成部201は画像信号を生成し、レーザ駆動部202に供給する。レーザ駆動部202は、供給された画像信号と後述する補正データとに従い半導体レーザ101からレーザ光を出力する。半導体レーザ101から射出されたレーザ光は、一定角速度で回転するポリゴンミラー102の反射面で反射し、反射したレーザ光はBDセンサ205で検知された後、感光体107上を走査する。ここで、レーザ光がBDセンサ205で検知された際、BD信号が生成、出力される。
面特定部300は、走査周期測定部(検出手段)301、走査周期記憶部302、面識別信号生成部303を有する。ポリゴンミラー102が安定して等速回転し、面特定の処理が開始されると、面識別信号生成部303では、現在の反射面に対して面識別信号である面IDとしてID1を割り当て、以降BD信号が入力される度に面IDを更新して次の反射面に割り当てる。
「現在の反射面」とは、直前に出力されたBD信号の元となる反射光を供給した反射面である。ポリゴンミラー102が1回転する毎、すなわち、BD信号が反射面の数(5つ)と同じ数だけ出力される毎に同じ反射面が反射光の供給元となる。この例では、5回に1回出力される各BD信号が、ある1つの反射面に対応する。従って、面IDは、各反射面を特定するものであると同時にポリゴンミラー102の1回転における各BD信号を識別するものでもある。
走査周期測定部301では、内部のカウンタで、BD信号の出力間隔である「BD周期」を反射面毎の出力間隔として検出する。従って、BD周期をポリゴンミラー102の面数だけ測定する。そして、走査周期記憶部302に、測定した順番に各反射面のBD周期を格納する。最初に測定されるBD周期の開始側のBD信号に対応する反射面は、定まっているものではなく、毎回異なり得る。
例えば、図4に示すように、ポリゴンミラー102がA〜E面の5つの反射面を有する場合において、面特定の開始後、最初のBD信号が出力された直後にレーザ光を反射する位置に位置する反射面がD面であったとする。この場合、面識別信号生成部303では、D面に対して面IDを「ID1」と割り当てる。次の(2番目の)BD信号が入力されると、最初のBD信号との間隔を、走査周期測定部301で測定し、それをD面のBD周期であるβ1として走査周期記憶部302に格納する。
さらに次の(3番目の)BD信号が入力されると、直前の(2番目の)BD信号との間隔を次のE面のBD周期として測定し、BD周期β2を走査周期記憶部302に格納すると共に、E面に対して面IDとして「ID2」を割り当てる。このような処理をポリゴンミラー102の面数だけ行い、各反射面のBD周期β(β1〜β5)を走査周期記憶部302に格納すると同時に面ID(ID1〜ID5)を割り付ける。図5に、走査周期記憶部302に格納されたBD周期βと面識別信号生成部303で生成された面IDの対応関係を示す。
図3に示すように、面倒れむら補正部400は、補正データ記憶部(格納手段、記憶手段)401、補正データ制御部(読み出し手段)402を有する。補正データ記憶部401は、図6に示すように、予め測定されたポリゴンミラー102のA面〜E面の各反射面のBD周期α(α1〜α5)とそれに対応する面倒れ補正データdata(data1〜data5)とを対応付けて格納している。
ここで、BD周期αは、A面〜E面の各反射面を特定して予め測定されたものであり、BD周期βに相当するパラメータである。ただし、BD周期β1〜β5が、各々、どの反射面に対応するのかは、毎回の面特定において変化し得るため、BD周期α1〜α5の各々がどのBD周期βに対応するのかは、後述する反射面特定の処理を経ないと決定されない。
BD周期αの測定は、BD周期βと同じ手法で可能であるが、測定手法は問わない。すなわち、本画像形成装置の出荷前の段階で測定されることが想定されるものであるので、ポリゴンミラー102を回転させて実際に走査を行うような動作を行わせることは必須でない。面倒れ補正データdata(以下、単に「補正データdata」とも記す)は、予め測定された各反射面の面倒れ量を、画像形成時に補正するためのデータである。このデータも、装置の出荷前の段階で測定されることが想定される。
補正データ制御部402は、CPU600による制御に従って、面特定部300の面識別信号生成部303で生成された面IDに応じて、補正データ記憶部401に対して読み出しアドレスadrsを出力する。そして、読み出しアドレスadrsに格納されている補正データdataを補正データ記憶部401から受け取り、レーザ駆動部202へと補正データを出力する。
次に、面特定部300で生成された面IDと補正データ記憶部401に記憶された読み出しアドレスadrsの対応付け方法を説明する。
CPU600は、面特定部300の走査周期記憶部302からBD周期(β1〜β5)を読み出すと共に、補正データ記憶部401からBD周期(α1〜α5)を読み出す。そして、それぞれ読み出したBD周期(β1〜β5)とBD周期(α1〜α5)とを比較して、ポリゴンミラー102の各反射面の面IDに対して、補正データ記憶部401における補正データdataの読み出しアドレスadrsを設定する。
例えば、ポリゴンミラー102が5面構成の場合、以下のように5種類の組み合わせパターンのそれぞれについて、BD周期(β1〜β5)とBD周期(α1〜α5)の差の二乗和をとる。まず、面特定の処理において最初にBD信号が出力されたときに、レーザ光を反射する位置にある反射面が任意に定まる。この任意に定まる反射面を第1面(面ID=ID1)としてポリゴンミラー102の回転方向に沿って登場する順に順番付けられる各反射面と、予めA面から順に順番付けられた各反射面とをそれぞれ順番に沿って組み合わせて1つ目の組み合わせパターンとする。
この1つ目の組み合わせパターンにおける各組(ここでは、第1面とA面の組、第2面とB面の組、第3面とC面の組、第4面とD面の組、第5面とE面の組)について、BD周期βとBD周期αとの差の二乗を算出する処理を実行する。そして、予め順番付けられた反射面を1つずつずらすことで組み合わせパターンを変更していくと、組み合わせパターンは5種類となる。これら5つ全ての組み合わせパターンにおける各組について、上記の差の二乗を算出する処理を行う。例えば、2つ目の組み合わせパターンにおいては、第1面とB面の組、第2面とC面の組、第3面とD面の組、第4面とE面の組、第5面とA面の組について算出される。
そして、全ての組み合わせパターンについて、各組の差の二乗の総和(すなわち、差の二乗和)を求め、それらを差分値とする。組み合わせパターン1〜5の差分値1〜5は、具体的に次の算出式で算出される。
パターン1: (β1−α1)+(β2−α2)+(β3−α3)+(β4−α4)+(β5−α5)=差分値1
パターン2: (β1−α2)+(β2−α3)+(β3−α4)+(β4−α5)+(β5−α1)=差分値2
パターン3: (β1−α3)+(β2−α4)+(β3−α5)+(β4−α1)+(β5−α2)=差分値3
パターン4: (β1−α4)+(β2−α5)+(β3−α1)+(β4−α2)+(β5−α3)=差分値4
パターン5: (β1−α5)+(β2−α1)+(β3−α2)+(β4−α3)+(β5−α4)=差分値5
なお、組み合わせパターンを変える際、BD周期αとBD周期βとの組み合わせを変える順番は問わない。例えば、BD周期αに対して、BD周期βを1つずつずらしていってもよい。
図7は、補正データ記憶部401に格納されているBD周期(α1〜α5)の一例を示す図である。図8は、測定され走査周期記憶部302に格納されたBD周期(β1〜β5)の一例を示す図である。図8における縦軸のBD周期の数値は、走査周期測定部301の内部のカウンタのカウンタ値であり、図7における数値もそれに相当する。図8は、D面が第1面(面ID=ID1)とされた例を示している。
ここで、5つの組み合わせパターンのうち、差分値が最小となる組み合わせパターンによって、走査周期記憶部302の各BD周期βに対する、補正データ記憶部401の各BD周期αの対応が決定される。その際、ある閾値(図9、図10参照)を設定し、「最小の差分値が閾値以下で且つ、それ以外の差分値のすべてが閾値より大きい」というマッチング条件の充足を判別する。そしてこのマッチング条件を満たす場合に限り、走査周期記憶部302の各BD周期βに対する、補正データ記憶部401の各BD周期αの対応付け(パターンマッチ)が成功したと判断する。
ここで、面特定部300において面IDとBD周期βとは対応付けられている(図5参照)。他方、補正データ記憶部401において、補正データdataが格納されている読み出しアドレスadrsとBD周期αとは対応付けられており、読み出しアドレスadrsを通じて、BD周期αと補正データdataとも対応関係を有している(図6参照)。
パターンマッチが成功した場合は、その組み合わせパターンにおけるBD周期βとBD周期αとの1対1の対応関係に基づき、補正データ記憶部401の補正データdataのうち、各反射面の面IDに対応したものを面倒れ補正に使用する。すなわち、面ID→BD周期β→BD周期α→読み出しアドレスadrsという順で、面IDに対応する読み出しアドレスadrsを取得する(図11参照)。そして、このアドレスadrsに格納されている補正データdataを面倒れ補正に使用する補正データとして読み出す。
BD周期βとBD周期αとの対応関係が判明することから、現在、レーザ光を反射している反射面が、実際にはどの反射面であるのかが判明することにもなる。すなわち、面特定の完了前の段階では、ポリゴンミラー102の各反射面に面IDが割り当てられているだけで、実際には各反射面の絶対的な位置はわからない。しかし、面特定の完了後には、ポリゴンミラー102の複数の反射面の各々が特定されることになる。そのため、BD信号との対応関係から、各反射面が、レーザ光を反射している反射面であるか、あるいはその反射面に対してどの相対的位置にある反射面であるのかの特定結果が得られる。
一方、パターンマッチが失敗したと判断された場合は、例えば、面IDに関係なく、補正データ記憶部401の補正データdataの平均を取って、全ての反射面について同一の補正データを使用して同一の補正を行う。従って、反射面の特定は行わない。
仮に、パターンマッチに失敗した場合に、最小の差分値が最も小さくなるパターンを成功パターンとみなして補正を行ったとする。すると、副走査ピッチが密になるときにレーザ光量を下げるべきところを上げてしまったり、副走査ピッチが疎になるときにレーザ光量を上げるべきところを下げてしまったりすることがある。このような場合は、副走査のピッチむらを補正するどころか、逆に目立たせてしまう可能性があるため、面IDに対応する補正データdataの採用を行うことをしない。
従って、パターンマッチに失敗した場合は、各面IDに対応する反射面に対して補正を行わずに、各面IDに対して同一の補正データを使用して、パターンマッチに失敗した際のむらを最小限に留めるように制御する。ここで、同一の補正データは、上記平均値ではなく、予め定めたものであってもよい。
パターンマッチが成功した場合、最小の差分値は限りなく0に近づく。そこで、上記マッチング条件における閾値Tの決め方としては、パターンマッチが成功した場合において、ポリゴンミラー102の回転ジッタ等から算出される誤差の値を設定するのが望ましい。
例えば、図9に示すように、最小の差分値である差分値4が閾値T以下で且つ、最小の差分値4以外の差分値1、差分値2、差分値3、差分値5がいずれも閾値Tより大きい場合は、パターンマッチが成功したものとみなす。
一方、図10に示すように、すべての差分値が閾値Tより大きくなってしまう場合は、パターンマッチが失敗したものとみなす。これは、BD信号にノイズが入る等の原因で、走査周期記憶部302において、ある反射面のBD周期が正確に測定できなかった場合等に生じ得る。
例えば、差分値4にて最小値をとり、パターンマッチに成功した場合、図11に示すように、走査周期記憶部302のBD周期β1に対応する補正データ記憶部401のBD周期はBD周期α4となる。図7、図8を参照して、図8のBD周期β1に対応する反射面(D面)を起点とするBD周期βの推移のパターンと、図7のBD周期α4に対応する反射面(D面)を起点とするBD周期αの推移のパターンとが最も近似することがわかる。結局、パターンマッチは、BD周期βの推移のパターンとBD周期αの推移のパターンとが一致するような、BD周期の起点同士を特定することでもある。
この場合は、BD周期β1に対応する面IDであるID1に対して、面倒れむら補正部400の補正データ記憶部401における読み出しアドレスadrsとして「adrs4」を設定する。面倒れ補正においては、読み出しアドレスadrs4に格納されている補正データdata4を読み出して補正データとして用いる。
このように、面IDと補正データ記憶部401における読み出しアドレスadrsの対応が決定すれば、図12に示すように、各面IDに応じて、ポリゴンミラー102の現在の反射面に対応する補正データdataを読み出して用いることが可能である。面倒れ補正においては、レーザ駆動部202において、読み出した補正データdataに応じて
レーザ光の射出を制御、具体的にはレーザ光量を調整する。これにより、ポリゴンミラー102の面倒れによる画像の濃度むらを補正することができる。
以下、CPU600による反射面特定・面倒れ補正の制御処理について説明する。図13は、反射面特定・面倒れ補正の処理のフローチャートである。
まず、ステップS101において、CPU600は、画像形成開始か否かを判別し、画像形成開始となればステップS102に処理を進め、ポリゴンミラー102の回転が安定しているかを判別する。そして、CPU600は、ポリゴンミラー102の回転が安定したらステップS103に処理を進め、走査周期測定部301でBD周期βを測定すると共に走査周期記憶部302に格納するよう制御する。そして、ポリゴンミラー102の全ての反射面につきBD周期βの測定が完了したら、CPU600は、ステップS104に処理を進める。ステップS104では、CPU600は、走査周期記憶部302からポリゴンミラー102の各反射面のBD周期βを読み出す。
次に、ステップS105において、CPU600は、補正データ記憶部401からポリゴンミラー102の各反射面のBD周期αを読み出す。次に、ステップS106で、CPU600は、上記読み出した各反射面のBD周期βとBD周期αとから、ポリゴンミラー102の面数分の各組み合わせパターンにおける差分値を算出する。例えば、ポリゴンミラー102が5面の場合、BD周期の組合せが5パターンあるので、差分値1〜差分値5が算出される。
次に、ステップS107において、CPU600は、上記したマッチング条件に従って、BD周期αとBD周期βとのパターンマッチを行うと共に、パターンマッチが成功したか否かを判別する。その結果、パターンマッチが成功した場合は、CPU600は、処理をステップS108に進める。
ステップS108では、CPU600は、最小の差分値となる組み合わせパターンを特定し、その組み合わせパターンにおけるBD周期βとBD周期αとの1対1の対応関係を把握する。そして、CPU600は、上記したように、対応関係を辿り、各面IDに対する補正データ記憶部401における読み出しアドレスadrsを設定する(図11参照)。
次に、ステップS109では、CPU600は、各面IDに設定された読み出しアドレスadrsに格納されている補正データdataを補正データ記憶部401から補正データ制御部402が読み出すように制御する(図12参照)。さらに、CPU600は、補正データ制御部402がその補正データdataをレーザ駆動部202へ出力するように制御する。これにより、ポリゴンミラー102の各反射面に対するレーザ光の補正用に補正データdataが設定され、レーザ光量が調整される。
一方、前記ステップS107において、パターンマッチが失敗した場合は、CPU600は、処理をステップS111に進める。ステップS111では、CPU600は、補正データ記憶部401の補正データdataの平均値を、共通の補正データとしてすべての面IDに対して設定する。そして、ポリゴンミラー102の各反射面に対するレーザ光に同一の補正を行う。
続くステップS110では、CPU600は、画像形成を行う。ステップS112では、CPU600は、画像形成が終了したかどうかを判別し、画像形成が終了すると本制御処理を終了する。
本実施の形態によれば、測定により走査周期記憶部302に格納された各面IDに対応するBD周期βと、予め測定されたポリゴンミラー102の各反射面のBD周期αとの組み合わせのパターンマッチによって、各面IDの反射面が特定される。反射面特定のための磁石やホール素子等の専用の構成要素を設ける必要がないので、ポリゴンミラー102の複数の反射面の特定を簡単な構成で且つ低コストで実現することができる。装置の小型化や部品点数の削減の要請にも応えるものである。
また、反射面が特定されると、各面IDに対して、補正データ記憶部401における面倒れ補正データdataの読み出しアドレスadrsが設定される。そして各面IDに設定された読み出しアドレスadrsに格納されている補正データdataを用いて、各面IDに対応する反射面に対するレーザ光量が調整される。これにより、各反射面の面倒れに起因する画像のむらを適切に補正することができる。
また、パターンマッチに失敗した場合は、共通の補正データを用いてレーザ光の射出が制御されるので、不適切な補正によって画像のむらがかえって増大するようなことを回避することができる。
(第2の実施の形態)
次に、図14〜図19を用いて、本発明の第2の実施の形態を説明する。特に、図14、図17、図19は、図3、図11、図13に対応している。
図14は、第2の実施の形態における反射面特定・面倒れ補正のための機構を示すブロック図である。この機構は、第1の実施の形態の機構(図3)に対して、外部メモリ500が追加された点が異なり、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態と相違する部分を主に説明する。
図15は、ポリゴンミラー102の各反射面のBD周期αとそれに対応する面倒れデータの概念図である。外部メモリ500には、図15に示すようなBD周期α(α1〜5)と面倒れデータDATA(DATA1〜5)とが対応付けられて格納されている。これらのデータは、本画像形成装置の出荷前に予め工場等において測定されて得られていて、装置に付属して納品されることを想定している。
納品後の画像形成装置において、電源投入時に、CPU600の制御により、図16に示すように、外部メモリ500から面倒れむら補正部400に、ポリゴンミラー102の各反射面の面倒れデータDATAが順番に読み出される。そして、読み出された面倒れデータDATAから各反射面用の補正データdataが生成され、それらの補正データdataが、補正データ記憶部401に、面倒れデータDATAを読み出した順番に書き込まれる。これにより、第1の実施の形態と同様に、読み出しアドレスadrs1〜5に補正データdata1〜5が格納された状態となる。
ここで、補正データ記憶部401に格納された、面倒れデータDATA1〜5の読み出しアドレスadrs1〜5と、外部メモリ500に格納されているBD周期α1〜5とは、対応関係がわかるようになっている。対応関係を維持するための手法は問わないが、例えば、補正データdataの生成の順番の情報の情報等、対応付けのための何らかの情報を補正データ記憶部401に格納する。これにより、実質的に、第1の実施の形態と同様に、読み出しアドレスadrsと補正データdataとBD周期αとが対応付けられた状態となっている。
CPU600は、面特定部300の走査周期記憶部302からBD周期(β1〜β5)を読み出すと共に、外部メモリ500からBD周期(α1〜α5)を読み出す。そして、それぞれ読み出したBD周期(β1〜β5)とBD周期(α1〜α5)とを比較して、ポリゴンミラー102の各反射面の面IDに対して、補正データ記憶部401における面倒れ補正データdataの読み出しアドレスadrsを設定する。
BD周期βとBD周期αの対応付け(パターンマッチ)の態様は、第1の実施の形態と同様で、上記算出式と閾値Tを用いて行われる。
パターンマッチが成功した場合は、その組み合わせパターンにおけるBD周期βとBD周期αとの1対1の対応関係に基づき、補正データ記憶部401の補正データdataのうち、各反射面の面IDに対応したものを面倒れ補正に使用する。これは、第1の実施の形態と同様である。
例えば、差分値4にて最小値をとり、パターンマッチに成功した場合、図17に示すように、走査周期記憶部302のBD周期β1に対応する外部メモリ500のBD周期はBD周期α4となる。従って、BD周期β1に対応する面IDであるID1に対して、BD周期α4に対応する面倒れむら補正部400における補正データ記憶部401の読み出しアドレスadrsである「adrs4」を設定する。面倒れ補正においては、読み出しアドレスadrs4に格納されている補正データdata4を読み出して補正データとして用いる。
一方、パターンマッチが失敗した場合は、第1の実施の形態と同様に、補正データ記憶部401の補正データdataの平均値を共通の補正データとして使用して、各反射面に対するレーザ光に同一の補正を行う。
以下、本実施の形態における、CPU600による反射面特定・面倒れ補正の制御処理について説明する。
図18は、補正データの書き込み処理のフローチャートである。この処理は、本装置の電源投入時に実行される。
電源が投入されると、CPU600は、ステップS201で、外部メモリ500からポリゴンミラー102の各反射面の面倒れデータDATAを順番に読み出す。次に、ステップS202で、CPU600は、各反射面の面倒れデータDATAから補正データdataを生成する。次に、ステップS203で、CPU600は、補正データ記憶部401に補正データdataを生成した順番に書き込む。
図19は、第2の実施の形態における反射面特定・面倒れ補正の処理のフローチャートである。上記図18の処理は、図19の処理に先だって1回実行されていればよい。
図19の処理では、CPU600は、まず、図13のステップS101〜S104と同様の処理を実行する。次に、ステップS301では、CPU600は、外部メモリ500からポリゴンミラー102の各反射面のBD周期αを読み出す。以降、図13のステップS106〜S112と同様の処理を実行する。
本実施の形態によれば、反射面の特定を簡単な構成で且つ低コストで実現し、各反射面の面倒れに起因する画像のむらを適切に補正することに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
ところで、外部メモリ500は、露光制御部200を含むレーザスキャナユニット内部にEEPROM等として設けるようにしてもよい。そのようにすれば、予め、工場等において、各レーザスキャナユニットにおけるポリゴンミラー102の反射面の面倒れデータDATAを測定し、格納しておくことができる。これにより、装置の納品後に、レーザスキャナユニットを交換する際にも、新たなレーザスキャナユニットと反射面の面倒れデータDATAとの整合が正確にとれるという利点がある。
上記各実施の形態において、BD信号の出力間隔であるBD周期は、カウンタのカウンタ値として計測したが、時間の単位で計測してもよい。
また、反射面を特定した後にレーザ光の射出を制御する態様としては、レーザ光の光量の制御に限られず、面倒れに起因する画像のむらを補正するような態様であればよい。例えば、上記特許文献1で示されるように、複数の光源のうち、各反射面の面倒れを補正するのに最も適した光源を選択するようにしてもよい。
101 半導体レーザ
102 ポリゴンミラー
107 感光体
205 BDセンサ
301 走査周期測定部
401 補正データ記憶部
402 補正データ制御部
600 CPU

Claims (7)

  1. レーザ光を射出する射出手段と、
    複数の反射面を有し、回転しながら、前記射出手段から射出されたレーザ光を前記反射面によって反射させて感光体を走査する回転多面鏡と、
    等速回転する前記回転多面鏡の各反射面からの反射光を検出して水平同期信号として出力する出力手段と、
    前記出力手段から出力される水平同期信号の出力間隔を反射面毎の出力間隔として検出する検出手段と、
    前記出力間隔に相当する出力間隔を前記回転多面鏡について予め測定して得て、該測定した出力間隔を反射面毎に格納した格納手段と、
    前記検出手段により検出された出力間隔と、前記格納手段に格納されている出力間隔とに基づいて、前記回転多面鏡の前記複数の反射面のうち、前記レーザ光を反射させる反射面を特定する特定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転多面鏡の前記各反射面の予め測定された面倒れを補正するための補正データを前記各反射面に対応させて記憶する記憶手段と、前記特定手段による反射面の特定結果に従って、前記各反射面に対応する補正データを前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、該読み出し手段により読み出された補正データに基づいて、前記射出手段によるレーザ光の射出を制御する制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記特定手段による反射面の特定に先だって、前記回転多面鏡の前記各反射面の予め測定された面倒れデータを格納した外部メモリから前記面倒れデータを読み出し、該読み出した面倒れデータから前記補正データを生成すると共に前記各反射面に対応させて前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、読み出し手段により読み出された補正データに基づいて、前記射出手段により射出されるレーザ光の光量を前記反射面毎に調整することを特徴とする請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記特定手段は、前記検出手段により検出された出力間隔の推移のパターンと、前記格納手段に格納されている出力間隔の前記回転多面鏡の回転に応じた推移のパターンとの比較によって、前記レーザ光を反射させる反射面を特定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記特定手段は、前記回転多面鏡の反射面のうち任意に定まる反射面を第1面として前記回転多面鏡の回転方向に沿って順番付けられる各反射面と、前記回転多面鏡の回転方向に沿って予め順番付けられた各反射面とをそれぞれ順番に沿って組み合わせた組み合わせパターンにおける各組について、前記検出手段により検出された出力間隔と前記格納手段に格納されている出力間隔との差の二乗を算出する処理を実行し、且つこの処理を、前記予め順番付けられた反射面を1つずつずらすことで組み合わせパターンを変更して全ての組み合わせパターンについて行い、各組の前記差の二乗の総和が最小となる組み合わせパターンから、前記レーザ光を反射させる反射面を特定することを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記特定手段は、ある1つの組み合わせパターンにおける各組の前記差の二乗の総和だけが閾値以下で且つ他の組み合わせパターンにおける各組の前記差の二乗の総和がいずれも前記閾値より大きくなるという条件を満たした場合にのみ、当該ある1つの組み合わせパターンから前記レーザ光を反射させる反射面を特定する一方、それ以外の場合は、前記レーザ光を反射させる反射面の特定を行わないことを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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