JP7087424B2 - 走査露光装置、走査露光装置の製造方法および走査露光装置の制御方法 - Google Patents

走査露光装置、走査露光装置の製造方法および走査露光装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、走査露光装置、走査露光装置の製造方法および走査露光装置の制御方法に関する。
従来、第1の感光体を露光するための第1ビームを発生する第1のレーザダイオードと、第2の感光体を露光するための第2ビームを発生する第2のレーザダイオードと、第1ビームおよび第2ビームを反射するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーにより反射された第1ビームを受光する1つのBDセンサとを有する走査露光装置が知られている(特許文献1参照)。この技術では、BDセンサで第1ビームを検知してから第1の書出時間後に第1ビームにより露光を開始し、BDセンサで第1ビームを検知してから第2の書出時間後に第2ビームにより露光を開始している。
特開2011-224999号公報
ところで、従来技術は、第1ビームを検知するBDセンサでポリゴンミラーの面ごとの第1ビームの検知間隔を測定し、その結果に基づいて第2の書出時間を生成している。そのため、BDセンサの検知に誤差が生じた場合に、生成される第2の書出時間が変動する可能性がある。第2の書出時間が変動すると、第2の感光体上における第2ビームの書出位置の精度が低下するので、精度の良い露光を行うことができない。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、精度の良い露光を行うことができる走査露光装置、走査露光装置の製造方法および走査露光装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の走査露光装置は、第1ビームを出射する第1光源と、第2ビームを出射する第2光源と、第1ビームおよび第2ビームを反射するn個の反射面を有するポリゴンミラーと、ポリゴンミラーで反射された第1ビームを第1感光体に結像する第1走査光学系と、ポリゴンミラーで反射された第2ビームを第2感光体に結像する第2走査光学系と、ポリゴンミラーで反射された第1ビームを検知する第1光センサと、ポリゴンミラーで反射された第2ビームを検知する第2光センサと、制御部と、を備える。
制御部は、ポリゴンミラーの各反射面に対応して、第1光センサで第1ビームを検知してから第1ビームで露光を開始する時間である第1書出時間、および、第1光センサで第1ビームを検知してから第2ビームで露光を開始する時間である第2書出時間を記憶している。
そして、制御部は、ポリゴンミラーを一定速度で回転させて、回転しているポリゴンミラーの各反射面で第1ビームおよび第2ビームを反射したときに、第1光センサが第1ビームを検知した第1タイミングと、第2光センサが第2ビームを検知した第2タイミングとを取得するタイミング取得処理と、第1タイミングおよび第2タイミングに基づいて、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理と、を実行する。
このような構成によれば、第1光センサが第1ビームを検知した第1タイミングと、第2光センサが第2ビームを検知した第2タイミングとに基づいて反射面を特定するので、反射面を精度良く特定することができる。これにより、第1光センサで書き出しタイミングが検出された第1ビームだけでなく、第1光センサで検出されない第2ビームについても反射面ごとに書出時間を精度良く設定できるので、感光体上における第1ビームおよび第2ビームの書出位置の精度を向上させることができ、精度の良い露光を行うことができる。
前記した走査露光装置において、制御部は、特定処理において、第1タイミングと第2タイミングの時間差に基づいて、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を特定し、第1タイミングおよび第2タイミングは、ポリゴンミラーの同一の反射面で反射された、第1ビームを検知したタイミングおよび第2ビームを検知したタイミングである構成とすることができる。
これによれば、反射面ごとの面の精度の違いなどの影響を受けずに反射面を特定することができるので、反射面をより精度良く特定することができる。
前記した走査露光装置において、第1タイミングと第2タイミングの時間差は、第1光センサが第1反射面で反射された第1ビームを検知したタイミングと、第1光センサが第1反射面の次の第2反射面で反射された第1ビームを検知したタイミングとの時間差よりも小さい構成とすることができる。
これによれば、ポリゴンミラーの回転ムラの影響を受けるのを抑制することができるので、反射面をより精度良く特定することができる。
前記した走査露光装置において、制御部は、予め測定された、ポリゴンミラーを一定速度で回転させた場合の、第1光センサが第1ビームを検知したタイミングと、第2光センサが第2ビームを検知したタイミングとの時間差である基準時間差を記憶しており、特定処理において、基準時間差と、第1タイミングと第2タイミングの時間差との相関係数に基づいて、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を特定する構成とすることができる。
これによれば、精度の高いマッチングを行うことができるので、反射面をより精度良く特定することができる。また、相関係数を用いることで、基準時間差を決定する際のポリゴンミラーの回転速度と、第1タイミングと第2タイミングを取得する際のポリゴンミラーの回転速度とが異なっていても反射面を特定することができる。
前記した走査露光装置において、制御部は、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を識別するための基準面識別子を記憶しており、特定処理において、基準面識別子、および、タイミング取得処理で第1タイミングおよび第2タイミングを取得した各反射面を識別するための取得面識別子を、一の対応パターンで対応させた場合の相関係数である第1相関係数と、基準面識別子と取得面識別子の対応関係を、一の対応パターンに対して、基準面識別子または取得面識別子を1~n-1ずらした対応パターンで対応させた場合の相関係数である第2相関係数~第n相関係数とを計算し、第1相関係数~第n相関係数のうち、最も1に近い相関係数に対応する対応パターンを選択することで、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を特定する構成とすることができる。
前記した走査露光装置において、制御部は、特定処理において、第1相関係数~第n相関係数のすべてが0.7未満である場合には、第1書出時間をすべての反射面について同一とし、かつ、第2書出時間をすべての反射面について同一とする構成とすることができる。
前記した走査露光装置において、 第1走査光学系と第2走査光学系は、ポリゴンミラーの回転軸線方向から見て、ポリゴンミラーを間に挟んで互いに反対側に配置された構成とすることができる。
これによれば、第1光センサと第2光センサをポリゴンミラーの回転軸線方向から見てポリゴンミラーを挟んで互いに反対側に配置することができるので、反射面の特定にポリゴンミラーの軸倒れの影響を反映させることができる。これにより、反射面をより精度良く特定することができる。
前記した走査露光装置において、第3ビームを出射する第3光源と、前記回転軸線方向から見て、第1走査光学系と同じ側に配置され、ポリゴンミラーで反射された第3ビームを第3感光体に結像する第3走査光学系と、をさらに備える構成とすることができる。
この場合、制御部は、ポリゴンミラーの各反射面に対応して、第1光センサで第1ビームを検知してから第3ビームで露光を開始する時間である第3書出時間をさらに記憶している構成とすることができる。
これによれば、第1ビームと第2ビームだけでなく、第3ビームについても反射面ごとに書出時間を精度良く設定できるので、感光体上における第1~第3ビームの書出位置の精度を向上させることができる。
前記した走査露光装置において、第1光センサは、第1ビームで第1感光体を露光するために走査する範囲よりも、走査方向の上流側に配置され、第2光センサは、第2ビームで第2感光体を露光するために走査する範囲よりも、走査方向の下流側に配置された構成とすることができる。
これによれば、各反射面上における、第1ビームを反射する位置と、第2ビームを反射する位置とを異ならせることができるので、反射面の特定に面精度や面倒れなどの影響を反映させることができる。これにより、反射面をより精度良く特定することができる。
前記した走査露光装置において、第1光源および第2光源は、それぞれ複数の発光点を有し、制御部は、複数の発光点のそれぞれに対応して、書出時間のデータを記憶している構成とすることができる。
これによれば、各発光点から出射される各ビームについて、書出時間を精度良く設定できるので、感光体上における各ビームの書出位置の精度を向上させることができる。
また、前記した目的を達成するため、本発明の走査露光装置の製造方法は、第1光源と、第2光源と、ポリゴンミラーと、第1走査光学系と、第2走査光学系と、第1光センサと、第2光センサと、制御部であって、ポリゴンミラーの各反射面に対応して第1書出時間および第2書出時間を記憶しており、タイミング取得処理と、基準時間差、第1タイミングおよび第2タイミングに基づいて、第1書出時間および第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理と、を実行する制御部と、を備える走査露光装置の製造方法である。
この製造方法は、ポリゴンミラーの各反射面に対応する第1書出時間および第2書出時間を決定し、制御部に記憶させる工程と、ポリゴンミラーの各反射面に対応する第1光センサが第1ビームを検知したタイミングと第第2光センサが第2ビームを検知したタイミングとの時間差である基準時間差、または、基準時間差を算出するためのポリゴンミラーの各反射面に対応する第1光センサが第1ビームを検知したタイミングおよび第2光センサが第2ビームを検知したタイミングを制御部に記憶させる工程と、を有する。
このような方法によれば、専用の設備を用いて、書出時間を精度良く決定することができるとともに、基準時間差を精度良く設定することができる。これにより、反射面をより精度良く特定することができるので、より精度の良い露光を行うことができる。
また、前記した目的を達成するため、本発明の走査露光装置の制御方法は、第1光源と、第2光源と、ポリゴンミラーと、第1走査光学系と、第2走査光学系と、第1光センサと、第2光センサと、ポリゴンミラーの各反射面に対応して第1書出時間および第2書出時間を記憶した記憶部と、を備える走査露光装置の制御方法である。
この制御方法では、タイミング取得処理と、特定処理と、を実行する。
このような方法によれば、感光体上における第1ビームおよび第2ビームの書出位置の精度を向上させることができるので、精度の良い露光を行うことができる。
本発明によれば、精度の良い露光を行うことができる。
一実施形態に係る走査露光装置を備えた画像形成装置の概略構成を示す図である。 走査露光装置の平面図である。 図2のI-I断面図である。 走査露光装置の拡大平面図である。 書出時間データ(a)と、タイミングデータ(b)と、取得時間差データ(c)と、面特定データ(d)を説明する図である。 第2ビームが第2光センサで検知された状態を示す図(a)と、第1ビームが第1光センサで検知された状態を示す図(b)と、第1ビームで露光を開始する状態を示す図(c)と、第2ビームで露光を開始する状態を示す図(d)である。 対応パターンを説明する図(a)~(f)である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 制御部の動作を示すフローチャートである。 変形例に係る書出時間データを説明する図である。
以下、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置としてカラープリンタ200は、本体筐体210内に、シート供給部220と、画像形成部230と、シート排出部290と、制御部300とを備えている。
シート供給部220は、紙などのシートPを収容する収容トレイ221と、収容トレイ221からシートPを画像形成部230へ供給する供給機構222とを備えている。
画像形成部230は、走査露光装置1と、4つのプロセスカートリッジ250と、転写ユニット270と、定着装置280とを備えている。
走査露光装置1は、複数の感光体251の表面を露光する装置であり、本体筐体210内の上部に設けられている。なお、走査露光装置1やこの走査露光装置1を制御する制御部300については、後で詳述する。
プロセスカートリッジ250は、シート供給部220の上方で前後に配列されており、円筒状の感光ドラムである感光体251や、図示しない公知の帯電器、現像ローラ253、現像剤収容室などを備えて構成されている。各プロセスカートリッジ250内には、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローの乾式トナーからなる現像剤が収容されている。なお、本明細書および図面において、各感光体251などを特定する場合には、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローに対応させて、K、C、M、Yの記号を付することとする。
転写ユニット270は、シート供給部220と4つのプロセスカートリッジ250との間に設けられ、駆動ローラ271と、従動ローラ272と、搬送ベルト273と、転写ローラ274とを備えている。
駆動ローラ271および従動ローラ272は、前後方向に離間して平行に配置され、その間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト273が張設されている。また、搬送ベルト273の内側には、各感光体251との間で搬送ベルト273を挟持する転写ローラ274が、各感光体251に対向して4つ配置されている。
定着装置280は、4つのプロセスカートリッジ250および転写ユニット270の後側に配置され、加熱ローラ281と、加熱ローラ281と対向配置され加熱ローラ281を押圧する加圧ローラ282とを備えている。
このように構成される画像形成部230では、まず、各感光体251の表面が、帯電器により一様に帯電された後、走査露光装置1で露光される。これにより、各感光体251上に画像データに基づく静電潜像が形成される。その後、現像ローラ253によって、現像剤収容室内の現像剤が、感光体251上の静電潜像に供給されることで、感光体251上に現像剤像が担持される。
次に、搬送ベルト273上に供給されたシートPが各感光体251と各転写ローラ274との間を通過することで、各感光体251上に形成された現像剤像がシートP上に転写される。そして、定着装置280によりシートP上に転写された現像剤像が熱定着されることで、シートPに画像が形成される。
シート排出部290は、シートPを搬送する複数の搬送ローラ291を主に備えている。画像が形成されたシートPは、搬送ローラ291によって搬送され、本体筐体210の外部に排出される。
次に、走査露光装置1の構成について詳細に説明する。なお、以下の説明において、「主走査方向」とは、ビームを走査する方向であり、本実施形態では、感光体251の回転軸線方向に相当する。また、「副走査方向」とは、像面となる感光体251の表面上での主走査方向に直交する方向である。
図2および図3に示すように、走査露光装置1は、1つのケーシング100と、4つの光源装置20(20Y,20M,20C,20K)と、2つの反射鏡71と、2つの第1シリンドリカルレンズ30と、1つのポリゴンミラー40と、1つの第1走査光学系SC1と、1つの第2走査光学系SC2と、1つの第3走査光学系SC3と、1つの第4走査光学系SC4とを備えている。
光源装置20Y,20M,20C,20Kは、ビームBY,BM,BC,BKを出射する装置であり、走査露光装置1が走査露光する4つの感光体251Y,251M,251C,251Kに対応して4つ設けられている。光源装置20Mと光源装置20Cは、前後方向に並んで配置され、左右方向にビームBM,BCを出射するように構成されている。光源装置20Yと光源装置20Kは、前後方向において互いに向かい合った状態で、出射するビームBY,BKが、光源装置20M,20Cが出射するビームBM,BCに対して略直交するように配置されている。本実施形態では、光源装置20Yが「第1光源」に相当し、光源装置20Kが「第2光源」に相当し、光源装置20Mが「第3光源」に相当する。また、光源装置20Cは、第4光源ということができる。
光源装置20Y~20Kは、それぞれ、半導体レーザLDと、カップリングレンズ21と、フレーム22とを主に備えている。カップリングレンズ21は、半導体レーザLDから発散して出射されるレーザ光を光ビームに変換するレンズである。なお、カップリングレンズ21によって変換されて得られた光ビームは、平行光、収束光および発散光のいずれであってもよい。ここで、以下の説明では、光源装置20Yから出射されるビームBYを第1ビームBYとも称し、光源装置20Kから出射されるビームBKを第2ビームBKとも称する。また、光源装置20Mから出射されるビームBMを第3ビームBMとも称し、光源装置20Cから出射されるビームBCを第4ビームBCとも称する。
反射鏡71は、光源装置20YからのビームBYまたは光源装置20KからのビームBKをポリゴンミラー40に向けて反射する部材であり、光源装置20M,20Cとポリゴンミラー40との間に配置されている。なお、光源装置20MからのビームBMと光源装置20CからのビームBCは、それぞれ、反射鏡71の上を通過してポリゴンミラー40に入射される。
第1シリンドリカルレンズ30は、ポリゴンミラー40の面倒れを補正するため、ビームBY,BM,BC,BKを屈折させて副走査方向に収束し、ポリゴンミラー40のミラー面41~46上で主走査方向に長い線状に結像させるレンズである。この第1シリンドリカルレンズ30は、反射鏡71とポリゴンミラー40との間に配置されている。
なお、反射鏡71と第1シリンドリカルレンズ30との間に設けられたケーシング100の壁151には、複数の開口(破線参照)が設けられており、この壁151の開口は、通過するビームBY,BM,BC,BKの主走査方向および副走査方向の幅を規定している。
ポリゴンミラー40は、n個の反射面として、回転軸線40Aから等距離に設けられた6つのミラー面41~46を有している。ポリゴンミラー40は、各ミラー面41~46が回転軸線40Aを中心に一定速度で回転することで、第1シリンドリカルレンズ30を通過したビームBY,BM,BC,BKを反射して主走査方向に偏向する。詳しくは、ポリゴンミラー40は、光源装置20Yから出射される第1ビームBYを第1走査光学系SC1に向けて反射し、光源装置20Kから出射される第2ビームBKを第2走査光学系SC2に向けて反射する。また、ポリゴンミラー40は、光源装置20Mから出射される第3ビームBMを第3走査光学系SC3に向けて反射し、光源装置20Cから出射される第4ビームBCを第4走査光学系SC4に向けて反射する。ポリゴンミラー40は、ケーシング100のほぼ中央で、左右方向において光源装置20M,20Cと対向して配置されている。
第1走査光学系SC1は、ポリゴンミラー40で反射された第1ビームBYを感光体251Yに結像する光学系であり、1つのfθレンズ50と、1つの第2シリンドリカルレンズ60(60Y)と、複数の反射鏡74(74Y),75(75Y)とを備えている。第2走査光学系SC2は、ポリゴンミラー40で反射された第2ビームBKを感光体251Kに結像する光学系であり、1つのfθレンズ50と、1つの第2シリンドリカルレンズ60(60K)と、複数の反射鏡74(74K),75(75K)とを備えている。
第3走査光学系SC3は、ポリゴンミラー40で反射された第3ビームBMを感光体251Mに結像する光学系であり、1つのfθレンズ50と、1つの第2シリンドリカルレンズ60(60M)と、複数の反射鏡72(72M),73(73M)とを備えている。第4走査光学系SC4は、ポリゴンミラー40で反射された第4ビームBCを感光体251Cに結像する光学系であり、1つのfθレンズ50と、1つの第2シリンドリカルレンズ60(60C)と、複数の反射鏡72(72C),73(73C)とを備えている。
ここで、以下の説明では、感光体251Yを第1感光体251Yとも称し、感光体251Kを第2感光体251Kとも称し、感光体251Mを第3感光体251Mとも称し、感光体251Cを第4感光体251Cとも称する。
fθレンズ50は、ポリゴンミラー40によって等角速度で走査されたビームBY,BM,BC,BKを感光体251の表面に収束するとともに、感光体251の表面で主走査方向に等速度で走査するように変換するレンズであり、ポリゴンミラー40の前後に1つずつ、合計2つ設けられている。なお、ポリゴンミラー40の前側に設けられたfθレンズ50は、第1走査光学系SC1と第3走査光学系SC3で共通の部材であり、ポリゴンミラー40の後側に設けられたfθレンズ50は、第2走査光学系SC2と第4走査光学系SC4で共通の部材である。
第2シリンドリカルレンズ60は、ポリゴンミラー40の面倒れを補正するため、ビームBY,BM,BC,BKを屈折させて副走査方向に収束し、感光体251の表面上に結像させるレンズである。この第2シリンドリカルレンズ60(60Y~60K)は、4つの光源装置20Y~20Kに対応して4つ設けられている。第2シリンドリカルレンズ60M,60Cは、fθレンズ50の上方に配置され、第2シリンドリカルレンズ60Y,60Kは、fθレンズ50とケーシング100の側壁120との間で、側壁120と対向して配置されている。
反射鏡72~75は、ビームBY,BM,BC,BKを反射する部材であり、例えば、ガラス板の表面にアルミニウムなどの反射率が高い材料を蒸着することにより形成されている。
反射鏡72(72M,72C)は、fθレンズ50と第2シリンドリカルレンズ60Y,60Kとの間に配置されており、fθレンズ50を通過したビームBM,BCを第2シリンドリカルレンズ60M,60Cに向けて反射する。また、反射鏡73(73M,73C)は、fθレンズ50の上方に配置されており、第2シリンドリカルレンズ60M,60Cを通過したビームBM,BCを感光体251M,251Cの表面に向けて反射する。
反射鏡74(74Y,74K)は、第2シリンドリカルレンズ60Y,60Kとケーシング100の側壁120との間で、側壁120に沿うように配置されており、第2シリンドリカルレンズ60Y,60Kを通過したビームBY,BKを反射鏡75に向けて反射する。また、反射鏡75(75Y,75K)は、第2シリンドリカルレンズ60Y,60Kの上方に配置されており、反射鏡74で反射されたビームBY,BKを感光体251Y,251Kの表面に向けて反射する。
第1走査光学系SC1と第2走査光学系SC2は、ポリゴンミラー40の回転軸線40Aが延びる方向(以下、「回転軸線方向」という。)から見て、ポリゴンミラー40を間に挟んで互いに反対側に配置されている。具体的には、第1走査光学系SC1は、ポリゴンミラー40の前側に配置され、第2走査光学系SC2は、ポリゴンミラー40の後側に配置されている。
第3走査光学系SC3は、回転軸線方向から見て、第1走査光学系SC1と同じ側である、ポリゴンミラー40の前側に配置されている。また、第4走査光学系SC4は、回転軸線方向から見て、第2走査光学系SC2と同じ側である、ポリゴンミラー40の後側に配置されている。
ケーシング100は、光源装置20やポリゴンミラー40、第2シリンドリカルレンズ60、反射鏡71~75などを収容する部材である。このケーシング100は、支持壁110と、支持壁110の前後方向の両端部から上方に突出する側壁120とを主に有している。
支持壁110は、ケーシング100の下側の壁であり、光源装置20やポリゴンミラー40、fθレンズ50、第2シリンドリカルレンズ60Y,60K、反射鏡72,74などを支持している。この支持壁110には、反射鏡73,75で反射して感光体251の表面に向かうビームBY,BM,BC,BKをそれぞれ通過させる4つの露光口111~114が前後方向に並んで形成されている。
このように構成される走査露光装置1では、図2に示すように、光源装置20M,20Cから出射されたビームBM,BCは、第1シリンドリカルレンズ30を通過して、ポリゴンミラー40で反射されて主走査方向に偏向される。また、光源装置20Y,20Kから出射されたビームBY,BKは、反射鏡71で反射されて進路をポリゴンミラー40に向けた後、第1シリンドリカルレンズ30を通過して、ポリゴンミラー40で反射されて主走査方向に偏向される。
そして、図3に示すように、ポリゴンミラー40で反射されたビームBM,BCは、fθレンズ50を通過し、反射鏡72で反射され、第2シリンドリカルレンズ60を通過した後、反射鏡73で反射されて感光体251M,251Cの表面を走査露光する。また、ポリゴンミラー40で反射されたビームBY,BKは、fθレンズ50および第2シリンドリカルレンズ60を通過し、反射鏡74で反射された後、反射鏡75で反射されて感光体251Y,251Kの表面を走査露光する。
図2に示すように、走査露光装置1は、第1光センサBD1と、第2光センサBD2とをさらに備えている。
図4に示すように、第1光センサBD1は、ポリゴンミラー40で反射された第1ビームBYを検知するセンサであり、受光素子81と、受光素子81が組み付けられる回路基板82とを主に備えている。第1光センサBD1は、ケーシング100の前側の側壁120に形成される開口121を塞ぐように、側壁120に対して外側から取り付けられており、これにより、受光素子81が検知面をケーシング100の内側に向けた状態で配置されている。
第1光センサBD1は、受光素子81が第1ビームBYを検知したときに信号を制御部300に出力する。制御部300は、第1光センサBD1から信号を受信したことに基づいて、各光源装置20から露光用のビームBY,BM,BC,BKを出射するタイミングを決定する。
なお、反射鏡74Yは、その長手方向の端部が第1ビームBYを透過可能に構成されている。具体的に、ガラス板の表面に反射率が高い材料を蒸着することにより形成された反射鏡74Yは、第1光センサBD1に対応した部分に、図4にドットをつけて示したミラー層MLが形成されていない。これにより、第1ビームBYが反射鏡74Yの端部を通過して受光素子81で検知可能となっている。第1光センサBD1は、ミラー層MLに対して第1ビームBYの走査方向における上流側に配置されている。言い換えると、第1光センサBD1は、第1ビームBYで第1感光体251Yを露光するために走査する範囲よりも、走査方向の上流側に配置されている。
図2に示すように、第2光センサBD2は、ポリゴンミラー40で反射された第2ビームBKを検知するセンサであり、第1光センサBD1と同様の構造となっている。また、第2光センサBD2は、後側の側壁120の適所に、第1光センサBD1と同様の方法で取り付けられている。第2光センサBD2は、図示しない受光素子が第2ビームBKを検知したときに信号を制御部300に出力する。
第2光センサBD2は、反射鏡74Kのミラー層ML(図示略)に対して第2ビームBKの走査方向における下流側に配置されている。言い換えると、第2光センサBD2は、第2ビームBKで第2感光体251Kを露光するために走査する範囲よりも、走査方向の下流側に配置されている。
以下の説明では、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した時刻を第1タイミングT1とし、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した時刻を第2タイミングT2とする。
図1に示すように、制御部300は、本体筐体210に設けられ、主に、CPUと、RAMおよびROMなどを有する記憶部310と、入出力回路とを備えている。制御部300は、走査露光装置1に接続されており、走査露光装置1の前述した各光センサBD1,BD2からの信号や、記憶部310に記憶されたプログラムやデータに基づいて、走査露光装置1の各光源装置20やポリゴンミラー40のモータなどを制御するように構成されている。
記憶部310は、ポリゴンミラー40の各ミラー面41~46に対応して、ミラー面41~46ごとに、第1書出時間TY、第2書出時間TK、第3書出時間TM、および、第4書出時間TCを記憶している。また、記憶部310は、ミラー面41~46ごとに、基準時間差xを記憶している。
詳しくは、図5(a)に示すように、記憶部310は、6つのミラー面41~46に対応する基準面識別子としての基準面番号F1~F6と、各基準面番号F1~F6に対応づけられた、基準時間差x(x1~x6)、第1書出時間TY(TY1~TY6)、第2書出時間TK(TK1~TK6)、第3書出時間TM(TM1~TM6)、および、第4書出時間TC(TC1~TC6)とを含む書出時間データを記憶している。
基準面番号F1~F6は、書出時間TY,TK,TM,TCに対応する各ミラー面41~46を識別するための識別子である。書出時間データは、走査露光装置1の製造時に記憶部310に記憶される。
ここで、走査露光装置1の製造方法について説明する。本実施形態では、走査露光装置1の製造工程のうち、特に、制御部300の記憶部310に書出時間データを記憶させる工程について詳細に説明する。書出時間データは、予め測定された、ポリゴンミラー40を一定速度で回転させた場合の測定データから決定され、記憶される。
詳しくは、本実施形態の製造方法は、ポリゴンミラー40の各ミラー面41~46に対応する書出時間TY,TK,TM,TCを決定して記憶部310に記憶させる第1記憶工程と、各ミラー面41~46に対応する基準時間差xを決定して記憶部310に記憶させる第2記憶工程とを主に有している。本実施形態では、この第1記憶工程と第2記憶工程とを略同時に実行している。
具体的には、まず、走査露光装置1を組み立てる。次に、図3に示すように、走査露光装置1を、各感光体251に対応する位置に、それぞれ、感光体251の代わりに、二点鎖線で示す光センサBDY,BDM,BDC,BDKが配置された測定装置に配置する。光センサBDYは、第1ビームBYを検知するセンサであり、光センサBDKは、第2ビームBKを検知するセンサであり、光センサBDMは、第3ビームBMを検知するセンサであり、光センサBDCは、第4ビームBCを検知するセンサである。
各光センサBDY,BDK,BDM,BDCは、シートPの画像を形成可能な領域の主走査方向における一方の端に対応する位置に配置されている。すなわち、光センサBDY,BDK,BDM,BDCは、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した第1タイミングT1から、書出時間TY,TK,TM,TCが経過して露光を開始する位置に配置されている。
次に、ポリゴンミラー40を一定速度で、所定の回転回数または所定の時間、回転させる。そして、ポリゴンミラー40の回転が安定した(例えば、ポリゴンミラー40を20回転以上回転させた)ところで、ポリゴンミラー40が一回転する間に以下のデータを測定する。
すなわち、まず、図6(a)に示すように、第2ビームBKを反射する位置に移動してきたミラー面41で第2ビームBKを反射したときに、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した時刻としての第2タイミングT2を測定する。
次に、図6(b)に示すように、第1ビームBYを反射する位置に移動したミラー面41で第1ビームBYを反射したときに、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した時刻としての第1タイミングT1を測定する。
また、図6(c)および図3に示すように、ミラー面41で反射された第1ビームBYを光センサBDYが検知した時刻としてのタイミングTSYを測定するとともに、ミラー面41で反射された第3ビームBMを光センサBDMが検知した時刻としてのタイミングTSMを測定する。
また、図6(d)および図3に示すように、ビームBC,BKを反射する位置に移動してきたミラー面43で反射された第4ビームBCを光センサBDCが検知した時刻としてのタイミングTSCを測定するとともに、ミラー面43で反射された第2ビームBKを光センサBDKが検知した時刻としてのタイミングTSKを測定する。
ここで、ミラー面43は、ミラー面41で反射された第1ビームBYを第1光センサBD1が検知してから、第2ビームBKを光センサBDKが検知するまでの時間が最も短くなる位置のミラー面である。すなわち、そのような位置にあるミラー面を用いて、タイミングTSC,TSKを測定する。
そして、第1タイミングT1から、第1ビームBYを光センサBDYが検知したタイミングTSYまでの時間を第1書出時間TY1に決定する。第1書出時間TY1は、ミラー面41で反射された第1ビームBYを第1光センサBD1で検知してから、ミラー面41で反射される第1ビームBYで第1感光体251Yの露光を開始する時間である。
また、第1タイミングT1から、第2ビームBKを光センサBDKが検知したタイミングTSKまでの時間を第2書出時間TK1に決定する。第2書出時間TK1は、ミラー面41で反射された第1ビームBYを第1光センサBD1で検知してから、ミラー面43で反射される第2ビームBKで第2感光体251Kの露光を開始する時間である。
また、第1タイミングT1から、第3ビームBMを光センサBDMが検知したタイミングTSMまでの時間を第3書出時間TM1に決定する。第3書出時間TM1は、ミラー面41で反射された第1ビームBYを第1光センサBD1で検知してから、ミラー面41で反射される第3ビームBMで第3感光体251Mの露光を開始する時間である。
また、第1タイミングT1から、第4ビームBCを光センサBDCが検知したタイミングTSCまでの時間を第4書出時間TC1に決定する。第4書出時間TC1は、ミラー面41で反射された第1ビームBYを第1光センサBD1で検知してから、ミラー面43で反射される第4ビームBCで第4感光体251Cの露光を開始する時間である。
また、第1タイミングT1と第2タイミングT2との時間差である基準時間差x1を、例えば、第1タイミングT1から第2タイミングT2を引いた値として算出して決定する。言い換えると、基準時間差x1は、ミラー面41で第2ビームBKを反射したときに、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した第2タイミングT2から、ミラー面41で第1ビームBYを反射したときに、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した第1タイミングT1までの時間である。
そして、決定した書出時間TY1,TK1,TM1,TC1および基準時間差x1を、基準面番号F1とともに、書出時間データとして記憶部310に記憶させる。
なお、第1タイミングT1と第2タイミングT2の時間差は、ポリゴンミラー40が一回転する間に、例えば、第1光センサBD1が第1反射面としてのミラー面41で反射された第1ビームBYを検知したタイミングと、第1光センサBD1が第1反射面の次の第2反射面としてのミラー面42で反射された第1ビームBYを検知したタイミングとの時間差zよりも小さくなっている。すなわち、第1タイミングT1と第2タイミングT2の時間差である基準時間差xや後述する取得時間差yは、時間差zよりも短い時間である。
本実施形態の製造方法では、このような各タイミングの測定と、書出時間および基準時間差の決定を、ミラー面41の回転方向上流側のミラー面42~46について順次行う。なお、タイミングTSC,TSKを測定するためのミラー面は、ミラー面42についてはミラー面44であり、ミラー面43についてはミラー面45であり、ミラー面44についてはミラー面46であり、ミラー面45についてはミラー面41であり、ミラー面46についてはミラー面42である。
そして、ミラー面42を用いて決定した書出時間TY2,TK2,TM2,TC2および基準時間差x2を、基準面番号F2とともに、書出時間データとして記憶部310に記憶させる。ミラー面43~45を用いた場合も同様である。そして、ミラー面46を用いて決定した書出時間TY6,TK6,TM6,TC6および基準時間差x6を、基準面番号F6とともに、書出時間データとして記憶部310に記憶させる。書出時間データの記憶が終了したら、ポリゴンミラー40の回転を停止させる。
なお、本実施形態では、理解を容易とするために、基準面番号F1のミラー面をミラー面41としたが、基準面番号F1のミラー面は、最初に書出時間および基準時間差を決定した任意のミラー面であればよい。
また、タイミングの測定は、走査露光装置1をカラープリンタ200の本体筐体210に取り付けた状態で行ってもよい。また、第1記憶工程と第2記憶工程は、同時ではなく、別々に行ってもよい。また、記憶部310に記憶させる書出時間TY,TK,TM,TCや基準時間差xは、複数求めた基準時間差や書出時間の平均値であってもよい。なお、本発明において、書出時間TY,TK,TM,TCは、時間そのものでなくてもよく、書出時間を決定するためのデータであればよい。
次に、制御部300が実行する処理について説明する。
制御部300は、走査露光装置1を制御する場合、タイミング取得処理と、特定処理と、露光処理とを主に実行する。本実施形態において、制御部300は、画像形成開始の指示や画像データなどを含む印刷ジョブが入力されてシートPへの画像形成を開始する場合に、タイミング取得処理、特定処理および露光処理を実行する。
タイミング取得処理は、ポリゴンミラー40を一定速度で回転させて、回転しているポリゴンミラー40の各ミラー面41~46で第1ビームBYおよび第2ビームBKを反射したときに、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した第1タイミングT1と、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した第2タイミングT2とを取得する処理である。
詳しくは、制御部300は、タイミング取得処理において、まず、ポリゴンミラー40を一定速度で、所定の回転回数または所定の時間、回転させる。そして、ポリゴンミラー40の回転が安定した(例えば、ポリゴンミラー40を20回転以上回転させた)ところで、ポリゴンミラー40が一回転する間に以下のデータを取得する。
すなわち、制御部300は、図6(a)に示す、第2ビームBKを反射する位置に移動してきた任意のミラー面で第2ビームBKを反射したときに、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した時刻としての第2タイミングT2(T21)を取得して記憶部310に記憶する。
また、制御部300は、図6(b)に示す、第1ビームBYを反射する位置に移動した同一のミラー面で第1ビームBYを反射したときに、第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した時刻としての第1タイミングT1(T11)を取得して記憶部310に記憶する。
そして、制御部300は、取得した第1タイミングT11と第2タイミングT21を、取得面識別子としての取得面番号A1とともに、図5(b)に示すようなタイミングデータとして記憶部310に記憶する。
制御部300は、このような処理を前記したミラー面の回転方向上流側のミラー面について順次行う。そして、取得した、第1タイミングT12と第2タイミングT22を取得面番号A2とともに記憶し、第1タイミングT13と第2タイミングT23を取得面番号A3とともに記憶し、第1タイミングT14と第2タイミングT24を取得面番号A4とともに記憶し、第1タイミングT15と第2タイミングT25を取得面番号A5とともに記憶し、第1タイミングT16と第2タイミングT26を取得面番号A6とともに記憶する。
取得面番号A1~A6は、タイミング取得処理で第1タイミングT1および第2タイミングT2を取得した各ミラー面を識別するための識別子である。
本実施形態において、1組の第1タイミングT1と第2タイミングT2は、ポリゴンミラー40の同一のミラー面から取得されたタイミングである。詳しくは、1組の第1タイミングT1および第2タイミングT2は、ポリゴンミラー40の同一のミラー面で反射された、第1ビームBYを第1光センサBD1で検知したタイミング、および、第2ビームBKを第2光センサBD2で検知したタイミングである。
特定処理は、タイミング取得処理で取得した第1タイミングT1および第2タイミングT2に基づいて、書出時間TY,TK,TM,TCに対応する各ミラー面を特定する処理である。詳しくは、制御部300は、特定処理において、第1タイミングT1と第2タイミングT2の時間差である取得時間差yに基づいて、取得面番号A1~A6のミラー面が、基準面番号F1~F6のミラー面41~46のどれに対応するかを特定する。より詳しくは、制御部300は、基準時間差xと、取得時間差yとの相関係数rに基づいて、ミラー面を特定する。
具体的に、制御部300は、まず、ミラー面(取得面番号A1~A6)ごとに、取得時間差yを算出する。本実施形態では、取得時間差y(y1~y6)を、一例として、第1タイミングT1(T11~T16)から第2タイミングT2(T21~T26)を引いた値として算出し、取得面番号A1~A6とともに、図5(c)に示すような取得時間差データとして記憶部310に記憶する。
なお、制御部300は、タイミング取得処理でミラー面ごとに第1タイミングT1と第2タイミングT2の組を複数取得し、特定処理において、各組についての時間差をそれぞれ算出した上で、算出した複数の時間差の平均値を取得時間差yとして記憶するように構成されていてもよい。
次に、制御部300は、図7(a)に示すように、取得面番号A1を基準面番号F1に対応させ、取得面番号A2を基準面番号F2に対応させ、取得面番号A3を基準面番号F3に対応させ、取得面番号A4を基準面番号F4に対応させ、取得面番号A5を基準面番号F5に対応させ、取得面番号A6を基準面番号F6に対応させた第1対応パターンを生成して記憶部310に記憶する。第1対応パターンは、「一の対応パターン」に相当する。
次に、制御部300は、基準面番号F1~F6と取得面番号A1~A6を、第1対応パターンで対応させた場合の相関係数rである第1相関係数r1を計算し、記憶部310に記憶する。
相関係数rは、一例として、基準時間差x1~x6の平均値をxave、取得時間差y1~y6の平均値をyaveとして、以下の式により算出することができる。
r=Σ(x-xave)(y-yave)/(Σ(x-xave2・Σ(y-yave21/2
なお、図7に示した基準時間差x、取得時間差yおよび相関係数rの数値はいずれも一例である。
次に、制御部300は、図7(b)に示すように、基準面番号F1~F6と取得面番号A1~A6の対応関係を、第1対応パターンに対して、取得面番号A1~A6を1ずらした対応パターンである第2対応パターンを生成して記憶部310に記憶する。第2対応パターンは、取得面番号A1を基準面番号F2に対応させ、取得面番号A2を基準面番号F3に対応させ、取得面番号A3を基準面番号F4に対応させ、取得面番号A4を基準面番号F5に対応させ、取得面番号A5を基準面番号F6に対応させ、取得面番号A6を基準面番号F1に対応させた対応パターンである。
そして、制御部300は、基準面番号F1~F6と取得面番号A1~A6を、第2対応パターンで対応させた場合の相関係数rである第2相関係数r2を計算し、記憶部310に記憶する。
以下同様にして、制御部300は、図7(c)に示すように、第1対応パターンに対して、取得面番号A1~A6を2ずらした対応パターンである第3対応パターンを生成し、その場合の相関係数rである第3相関係数r3を計算して記憶する。また、制御部300は、図7(d)に示すように、第1対応パターンに対して、取得面番号A1~A6を3ずらした対応パターンである第4対応パターンを生成し、その場合の相関係数rである第4相関係数r4を計算して記憶する。また、制御部300は、図7(e)に示すように、第1対応パターンに対して、取得面番号A1~A6を4ずらした対応パターンである第5対応パターンを生成し、その場合の相関係数rである第5相関係数r5を計算して記憶する。
そして、制御部300は、図7(f)に示すように、基準面番号F1~F6と取得面番号A1~A6の対応関係を、第1対応パターンに対して、取得面番号A1~A6を5ずらした対応パターンである第6対応パターンで対応させ、その場合の相関係数rである第6相関係数r6を計算して記憶する。本実施形態では、第6相関係数が「第n相関係数」に相当する。
第1相関係数r1~第6相関係数r6を計算した後、制御部300は、第1相関係数r1~第6相関係数r6のうち、最も1に近い相関係数rに対応する対応パターンを選択することで、取得面番号A1~A6のミラー面と、基準面番号F1~F6のミラー面41~46との対応関係を特定する。
具体的には、制御部300は、最も1に近い第6相関係数r6に対応する第6対応パターンを選択し、図5(d)に示すように、取得面番号A2のミラー面を基準面番号F1のミラー面41と特定し、取得面番号A3のミラー面を基準面番号F2のミラー面42と特定し、取得面番号A4のミラー面を基準面番号F3のミラー面43と特定し、取得面番号A5のミラー面を基準面番号F4のミラー面44と特定し、取得面番号A6のミラー面を基準面番号F5のミラー面45と特定し、取得面番号A1のミラー面を基準面番号F6のミラー面46と特定して、面特定データとして記憶部310に記憶する。
なお、制御部300は、第1相関係数r1~第6相関係数r6のすべてが0.7未満である場合には、第1書出時間TYをすべてのミラー面41~46について同一とし、第2書出時間TKをすべてのミラー面41~46について同一とし、第3書出時間TMをすべてのミラー面41~46について同一とし、第4書出時間TCをすべてのミラー面41~46について同一とする。一例として、制御部300は、第1相関係数r1~第6相関係数r6のすべてが0.7未満である場合、すべてのミラー面41~46について、第1書出時間TYをTY1~TY6の平均値とし、第2書出時間TKをTK1~TK6の平均値とし、第3書出時間TMをTM1~TM6の平均値とし、第4書出時間TCをTC1~TC6の平均値として記憶部310に記憶する。
露光処理は、シートPへの画像形成時に、特定処理で特定した各ミラー面41~46と、書出時間TY,TK,TM,TCとの対応に基づき、各光源装置20からビームBY,BK,BM,BCを出射して各感光体251の露光を行う処理である。
詳しくは、制御部300は、露光処理において、図5(d)に示す面特定データに基づいて、取得面番号A1~A6を基準面番号F1~F6に置き換え、図5(a)に示す書出時間データに基づいて、ミラー面41~46ごとに書出時間TY,TK,TM,TCを決定し、各感光体251の露光を行う。
例えば、制御部300は、ミラー面41(取得面番号A2であったミラー面)を利用する場合には、図6(b)に示す第1光センサBD1がミラー面41で反射された第1ビームBYを検知した検知タイミングTSから第1書出時間TY1後に、図6(c)に示すように、ミラー面41で反射される第1ビームBYにより第1感光体251Yの露光を開始する。また、制御部300は、検知タイミングTSから第3書出時間TM1後にミラー面41で反射される第3ビームBMにより第3感光体251Mの露光を開始する。
また、制御部300は、検知タイミングTSから第2書出時間TK1後に、図6(d)に示すように、ミラー面43で反射される第2ビームBKにより第2感光体251Kの露光を開始し、検知タイミングTSから第4書出時間TC1後にミラー面43で反射される第4ビームBCにより第4感光体251Cの露光を開始する。
同様に、制御部300は、ミラー面42(取得面番号A3であったミラー面)を利用する場合には、第1光センサBD1がミラー面42で反射された第1ビームBYを検知した検知タイミングTSから第1書出時間TY2後にミラー面42で反射される第1ビームBYにより第1感光体251Yの露光を開始する。また、検知タイミングTSを基準として、第3書出時間TM2後にミラー面42で反射される第3ビームBMにより第3感光体251Mの露光を開始し、第2書出時間TK2後にミラー面44で反射される第2ビームBKにより第2感光体251Kの露光を開始し、第4書出時間TC2後にミラー面44で反射される第4ビームBCにより第4感光体251Cの露光を開始する。
以下、ミラー面43(取得面番号A4であったミラー面)を利用する場合、ミラー面44(取得面番号A5であったミラー面)を利用する場合、ミラー面45(取得面番号A6であったミラー面)を利用する場合、および、ミラー面46(取得面番号A1であったミラー面)を利用する場合も同様である。
次に、制御部300の動作(走査露光装置1の制御方法)について説明する。
図8に示すように、制御部300に印刷ジョブが入力されて、シートPへの画像形成を開始する場合(S10,Yes)、制御部300は、まず、タイミング取得処理を実行する。
詳しくは、制御部300は、まず、ポリゴンミラー40を一定速度で回転させる(S11)。そして、ポリゴンミラー40が所定の回転回数または所定の時間、回転して、ポリゴンミラー40の回転が安定した場合(S12,Yes)、制御部300は、ポリゴンミラー40のミラー面ごとに、第1タイミングT1(T11~T16)および第2タイミングT2(T21~T26)を取得する(S13)。そして、制御部300は、取得したタイミングT11~T16,T21~T26を、取得面番号A1~A6とともに、タイミングデータ(図5(b)参照)として記憶部310に記憶する(S14)。
次に、制御部300は、特定処理を実行する。詳しくは、制御部300は、タイミングデータから取得面番号A1~A6に対応するミラー面ごとに取得時間差y(y1~y6)を算出し(S21)、算出した取得時間差y1~y6を取得面番号A1~A6とともに、取得時間差データ(図5(c)参照)として記憶部310に記憶する(S22)。
次に、制御部300は、第1対応パターン(図7(a)参照)を生成して記憶部310に記憶し(S23)、第1対応パターンで対応させた場合の第1相関係数r1を計算して記憶部310に記憶する(S24)。なお、nの初期値は1である。
次に、制御部300は、nが6(最大値)であるか否かを判定し(S25)、nが6でない場合(S25,No)、nに1を加算して(S26)、ステップS23に戻る。その後、制御部300は、第2対応パターン~第6対応パターン(図7(b)~(f)参照)を生成して記憶部310に記憶し(S23)、第2対応パターン~第6対応パターンで対応させた場合の第2相関係数r2~第6相関係数r6を計算して記憶部310に記憶する(S24)。
ステップS25において、nが6である場合(S25,Yes)、図9に示すように、制御部300は、相関係数r1~r6のすべてが0.7未満であるか否かを判定する(S27)。そして、相関係数r1~r6のすべてが0.7未満でない場合(S27,No)、制御部300は、相関係数rが最も1に近い対応パターンを選択し(S28)、取得面番号A1のミラー面を、対応する基準面番号F1~F6のミラー面41~46と特定した面特定データ(図5(d)参照)として記憶部310に記憶する(S29)。
一方、ステップS27において、相関係数r1~r6のすべてが0.7未満である場合(S27,Yes)、制御部300は、すべてのミラー面41~46について、第1書出時間TYを同一とし、第2書出時間TKを同一とし、第3書出時間TMを同一とし、第4書出時間TCを同一とする(S30)。
その後、制御部300は、シートPに画像を形成する(S31)。このとき、制御部300は、面特定データ(図5(d)参照)と書出時間データ(図5(a)参照)に基づいて、ミラー面41~46ごとの書出時間TY,TK,TM,TCを決定し、各光源装置20から出射されたビームBY,BK,BM,BCにより各感光体251の露光を行う露光処理を実行する。そして、シートPへの画像形成が終了した場合(S32,Yes)、制御部300は、一連の動作を終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
第1光センサBD1が第1ビームBYを検知した第1タイミングT1と、第2光センサBD2が第2ビームBKを検知した第2タイミングT2とに基づいてポリゴンミラー40のミラー面41~46を特定するので、ミラー面41~46を精度良く特定することができる。これにより、第1光センサBD1で書き出しタイミングが検出された第1ビームBYだけでなく、第1光センサBD1で検出されない第2ビームBKについてもミラー面41~46ごとに書出時間TKを精度良く設定することができる。その結果、感光体251Y,251K上における第1ビームBYおよび第2ビームBKの書出位置の精度を向上させることができるので、精度の良い露光を行うことができる。
また、本実施形態では、第1ビームBYと第2ビームBKだけでなく、第3ビームBMおよび第4ビームBCについてもミラー面41~46ごとに書出時間TM,TCを精度良く設定できるので、感光体251上におけるすべてのビームBY,BK,BM,BCの書出位置の精度を向上させることができる。
また、面特定に用いられる取得時間差yを算出するための第1タイミングT1および第2タイミングT2が同一のミラー面で反射されたタイミングであるので、ミラー面41~46ごとの面の精度の違いなどの影響を受けずにミラー面41~46を特定することができる。これにより、ミラー面41~46をより精度良く特定することができる。
また、取得時間差yや基準時間差xは、例えば、第1光センサBD1が、ミラー面41で反射された第1ビームBYを検知したタイミングと、ミラー面42で反射された第1ビームBYを検知したタイミングとの時間差zよりも短い時間であるので、ポリゴンミラー40のモータの回転ムラの影響を受けるのを抑制することができる。これにより、ミラー面41~46をより精度良く特定することができる。
また、基準時間差xと取得時間差yとの相関係数rに基づいてミラー面41~46を特定するので、精度の高いマッチングを行うことができ、ミラー面41~46をより精度良く特定することができる。また、相関係数rを用いることで、基準時間差xを決定する際の第2記憶工程におけるポリゴンミラー40の回転速度と、タイミング取得処理の際のポリゴンミラー40の回転速度とが異なっていてもミラー面41~46を特定することができる。
また、第1走査光学系SC1と第2走査光学系SC2が回転軸線方向から見てポリゴンミラー40を間に挟んで互いに反対側に配置されていることで、第1光センサBD1と第2光センサBD2を回転軸線方向から見てポリゴンミラー40を挟んで互いに反対側に配置することができる。これにより、ミラー面41~46の特定にポリゴンミラー40の軸倒れの影響を反映させることができるので、ミラー面41~46をより精度良く特定することができる。
また、第1光センサBD1が第1ビームBYの走査方向の上流側に配置され、第2光センサBD2が第2ビームBKの走査方向の下流側に配置されているので、各ミラー面41~46上における、第1ビームBYを反射する位置と、第2ビームBKを反射する位置とを異ならせることができる。具体的には、図2に示すように、各ミラー面41~46の第1ビームBYを反射する位置を前側の位置とし、各ミラー面41~46の第2ビームBKを反射する位置を後側の位置とすることができる。これにより、ミラー面41~46の特定に面精度や面倒れなどの影響を反映させることができるので、ミラー面41~46をより精度良く特定することができる。
また、本実施形態の製造方法によれば、光センサBDY,BDM,BDC,BDKを備える測定装置のような、専用の設備を用いて、書出時間TY,TK,TM,TCを精度良く決定することができるとともに、基準時間差xを精度良く設定することができる。これにより、ミラー面41~46をより精度良く特定することができるので、より精度の良い露光を行うことができる。
以上に発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、下記のように発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、光源装置20(20Y,20M,20C,20K)は、それぞれ、複数の発光点を有し、複数のビームを出射する構成であってもよい。一例として、各光源装置20は、半導体レーザLDの代わりに、複数のレーザ光を出射するレーザアレイを備える構成とすることができる。この場合、制御部300の記憶部310は、複数の発光点のそれぞれに対応して、書出時間TY,TK,TM,TCのデータを記憶している。そして、制御部300は、露光処理において、第1光センサBD1が第1ビームを検知した検知タイミングから、それぞれの書出時間後に対応するビームにより露光を開始するように構成することができる。
具体的には、光源装置20が、例えば、それぞれ2つの発光点を有する場合、図10に示すように、制御部300は、ビームBY1,BY2,BK1,BK2,BM1,BM2,BC1,BC2ごとに書出時間TY,TK,TM,TCを含む書出時間データを記憶している。
この構成において、制御部300は、タイミング取得処理で、第1光センサBD1が先行する第1ビームBY1を検知した第1タイミングT1と、第2光センサBD2が先行する第2ビームBK1を検知した第2タイミングT2とを取得する。そして、制御部300は、特定処理において、前記実施形態と同様に、タイミングT1,T2に基づいて書出時間TY,TK,TM,TCに対応するポリゴンミラー40の各ミラー面41~46を特定する。
その後、制御部300は、露光処理において、第1光センサBD1が、先行する第1ビームBY1を検知した検知タイミングTSから第1書出時間TYn1後に第1ビームBY1により感光体251の露光を開始し、検知タイミングTSから第1書出時間TYn2後に第1ビームBY2により感光体251の露光を開始する。
また、制御部300は、検知タイミングTSを基準として、第2書出時間TKn1後に第2ビームBK1により感光体251の露光を開始し、第2書出時間TKn2後に第2ビームBK2により感光体251の露光を開始する。また、第3書出時間TMn1後に第3ビームBM1により感光体251の露光を開始し、第3書出時間TMn2後に第3ビームBM2により感光体251の露光を開始する。また、第4書出時間TCn1後に第4ビームBC1により感光体251の露光を開始し、第4書出時間TCn2後に第4ビームBC2により感光体251の露光を開始する。
このような構成によれば、各発光点から出射される各ビームについて、書出時間TY,TK,TM,TCを精度良く設定できるので、感光体251上における各ビームの書出位置の精度を向上させることができる。これにより、精度の良い露光を行うことができる。
また、前記実施形態では、特定処理において、第2対応パターン~第6対応パターンを生成する場合に、第1対応パターンの基準面番号F1~F6に対し取得面番号A1~A6をずらした例を説明したが、これに限定されない。例えば、第1対応パターンの取得面番号に対し基準面番号をずらして、第2対応パターン~第6対応パターンを生成してもよい。
また、前記実施形態では、走査露光装置1を製造する際の第2記憶工程において、基準時間差xを決定して制御部300の記憶部310に記憶させたが、これに限定されない。例えば、第2記憶工程は、ポリゴンミラーの各反射面に対応する、第1光センサが第1ビームを検知したタイミングと、第2光センサが第2ビームを検知したタイミングとを制御部に記憶させる工程であってもよい。すなわち、第2記憶工程は、専用の設備を用いて測定した、基準時間差を算出するためのタイミングを制御部に記憶させる工程であってもよい。この場合、基準時間差は、制御部が、例えば、特定処理などにおいて、記憶されたタイミングから算出して用いればよい。
また、前記実施形態では、第1タイミングT1および第2タイミングT2がポリゴンミラー40の同一のミラー面で反射されたビームを検知したタイミングであったが、これに限定されない。例えば、第1タイミングおよび第2タイミングは、ポリゴンミラーの異なるミラー面で反射されたビームを検知したタイミングであってもよい。
また、前記実施形態では、6個の反射面(ミラー面41~46)を有する六角形状のポリゴンミラー40を例示したが、反射面の数は6個に限定されない。例えば、ポリゴンミラーは、4個の反射面を有する四角形状であってもよいし、8個の反射面を有する八角形状であってもよい。
また、前記実施形態で説明した走査光学系SC1~SC4の構成は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、走査光学系は、レンズや反射鏡の数、配置などが前記実施形態と異なっていてもよい。
また、前記実施形態では、感光体として感光ドラムを例示したが、これに限定されず、例えば、感光体は、ベルト状の感光体などであってもよい。
また、前記実施形態では、制御部300がカラープリンタ200の本体筐体210に設けられていたが、これに限定されず、制御部(制御部)は、走査露光装置のケーシングに設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、走査露光装置1がカラープリンタ200に設けられていたが、これに限定されず、例えば、複写機や複合機など、その他の画像形成装置に設けてもよい。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
1 走査露光装置
20K 光源装置
20M 光源装置
20Y 光源装置
40 ポリゴンミラー
40A 回転軸線
41~46 ミラー面
251K 第2感光体
251M 第3感光体
251Y 第1感光体
300 制御部
310 記憶部
BD1 第1光センサ
BD2 第2光センサ
BK 第2ビーム
BM 第3ビーム
BY 第1ビーム
SC1 第1走査光学系
SC2 第2走査光学系
SC3 第3走査光学系

Claims (9)

  1. 第1ビームを出射する第1光源と、
    第2ビームを出射する第2光源と、
    前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射するn個の反射面を有するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを第1感光体に結像する第1走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを第2感光体に結像する第2走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを検知する第1光センサと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを検知する第2光センサと、
    制御部と、を備え、
    前記第1走査光学系と前記第2走査光学系は、前記ポリゴンミラーの回転軸線方向から見て、前記ポリゴンミラーを間に挟んで互いに反対側に配置され、
    前記制御部は、
    前記ポリゴンミラーの各反射面に対応して、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第1ビームで露光を開始する時間である第1書出時間、および、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第2ビームで露光を開始する時間である第2書出時間と、
    予め測定された、前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させた場合の、前記第1光センサが前記第1ビームを検知したタイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知したタイミングとの時間差である基準時間差と、
    前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を識別するための基準面識別子と、
    を記憶しており、
    前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させて、回転している前記ポリゴンミラーの各反射面で前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射したときに、前記第1光センサが前記第1ビームを検知した第1タイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知した第2タイミングとを取得するタイミング取得処理と、
    前記第1タイミングおよび前記第2タイミングに基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理であって、前記基準時間差と、前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差との相関係数に基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理と、を実行し、
    前記特定処理において、
    前記基準面識別子と、前記タイミング取得処理で前記第1タイミングおよび前記第2タイミングを取得した各反射面を識別するための取得面識別子とを、一の対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第1相関係数と、
    前記基準面識別子と前記取得面識別子の対応関係を、前記一の対応パターンに対して、前記基準面識別子または前記取得面識別子を1~n-1ずらした対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第2相関係数~第n相関係数とを計算し、
    前記第1相関係数~前記第n相関係数のうち、最も1に近い相関係数に対応する対応パターンを選択することで、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定することを特徴とする走査露光装置。
  2. 前記制御部は、
    前記特定処理において、前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差に基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定し、
    前記第1タイミングおよび前記第2タイミングは、前記ポリゴンミラーの同一の反射面で反射された、前記第1ビームを検知したタイミングおよび前記第2ビームを検知したタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の走査露光装置。
  3. 前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差は、前記第1光センサが第1反射面で反射された前記第1ビームを検知したタイミングと、前記第1光センサが前記第1反射面の次の第2反射面で反射された前記第1ビームを検知したタイミングとの時間差よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載の走査露光装置。
  4. 前記制御部は、前記特定処理において、前記第1相関係数~前記第n相関係数のすべてが0.7未満である場合には、前記第1書出時間をすべての反射面について同一とし、かつ、前記第2書出時間をすべての反射面について同一とすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の走査露光装置。
  5. 第3ビームを出射する第3光源と、
    前記ポリゴンミラーの回転軸線方向から見て、前記第1走査光学系と同じ側に配置され、前記ポリゴンミラーで反射された前記第3ビームを第3感光体に結像する第3走査光学系と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記ポリゴンミラーの各反射面に対応して、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第3ビームで露光を開始する時間である第3書出時間をさらに記憶していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の走査露光装置。
  6. 前記第1光センサは、前記第1ビームで前記第1感光体を露光するために走査する範囲よりも、走査方向の上流側に配置され、
    前記第2光センサは、前記第2ビームで前記第2感光体を露光するために走査する範囲よりも、走査方向の下流側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の走査露光装置。
  7. 前記第1光源および前記第2光源は、それぞれ複数の発光点を有し、
    前記制御部は、前記複数の発光点のそれぞれに対応して、書出時間のデータを記憶していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の走査露光装置。
  8. 第1ビームを出射する第1光源と、
    第2ビームを出射する第2光源と、
    前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射するn個の反射面を有するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを第1感光体に結像する第1走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを第2感光体に結像する第2走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを検知する第1光センサと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを検知する第2光センサと、
    制御部であって、
    前記ポリゴンミラーの各反射面に対応して、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第1ビームで露光を開始する時間である第1書出時間、および、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第2ビームで露光を開始する時間である第2書出時間と、
    予め測定された、前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させた場合の、前記第1光センサが前記第1ビームを検知したタイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知したタイミングとの時間差である基準時間差と、
    前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を識別するための基準面識別子と、
    を記憶しており、
    前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させて、回転している前記ポリゴンミラーの各反射面で前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射したときに、前記第1光センサが前記第1ビームを検知した第1タイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知した第2タイミングとを取得するタイミング取得処理と、
    基準時間差と、前記第1タイミングおよび前記第2タイミングとに基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理であって、前記基準時間差と、前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差との相関係数に基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理と、を実行し、
    前記特定処理において、
    前記基準面識別子と、前記タイミング取得処理で前記第1タイミングおよび前記第2タイミングを取得した各反射面を識別するための取得面識別子とを、一の対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第1相関係数と、
    前記基準面識別子と前記取得面識別子の対応関係を、前記一の対応パターンに対して、前記基準面識別子または前記取得面識別子を1~n-1ずらした対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第2相関係数~第n相関係数とを計算し、
    前記第1相関係数~前記第n相関係数のうち、最も1に近い相関係数に対応する対応パターンを選択することで、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する制御部と、を備え
    前記第1走査光学系と前記第2走査光学系が、前記ポリゴンミラーの回転軸線方向から見て、前記ポリゴンミラーを間に挟んで互いに反対側に配置された走査露光装置の製造方法であって、
    前記ポリゴンミラーの各反射面に対応する前記第1書出時間および前記第2書出時間を決定し、前記制御部に記憶させる工程と、
    前記ポリゴンミラーの各反射面に対応する前記第1光センサが前記第1ビームを検知したタイミングと前記第2光センサが前記第2ビームを検知したタイミングとの時間差である前記基準時間差、または、前記基準時間差を算出するための前記ポリゴンミラーの各反射面に対応する前記第1光センサが前記第1ビームを検知したタイミングおよび前記第2光センサが前記第2ビームを検知したタイミングを前記制御部に記憶させる工程と、を有することを特徴とする走査露光装置の製造方法。
  9. 第1ビームを出射する第1光源と、
    第2ビームを出射する第2光源と、
    前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射するn個の反射面を有するポリゴンミラーと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを第1感光体に結像する第1走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを第2感光体に結像する第2走査光学系と、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第1ビームを検知する第1光センサと、
    前記ポリゴンミラーで反射された前記第2ビームを検知する第2光センサと、
    記憶部であって、
    前記ポリゴンミラーの各反射面に対応して、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第1ビームで露光を開始する時間である第1書出時間、および、前記第1光センサで前記第1ビームを検知してから前記第2ビームで露光を開始する時間である第2書出時間と、
    予め測定された、前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させた場合の、前記第1光センサが前記第1ビームを検知したタイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知したタイミングとの時間差である基準時間差と、
    前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を識別するための基準面識別子と、
    を記憶した記憶部と、を備え
    前記第1走査光学系と前記第2走査光学系が、前記ポリゴンミラーの回転軸線方向から見て、前記ポリゴンミラーを間に挟んで互いに反対側に配置された走査露光装置の制御方法であって、
    前記ポリゴンミラーを一定速度で回転させて、回転している前記ポリゴンミラーの各反射面で前記第1ビームおよび前記第2ビームを反射したときに、前記第1光センサが前記第1ビームを検知した第1タイミングと、前記第2光センサが前記第2ビームを検知した第2タイミングとを取得するタイミング取得処理と、
    前記第1タイミングおよび前記第2タイミングに基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理であって、前記基準時間差と、前記第1タイミングと前記第2タイミングの時間差との相関係数に基づいて、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定する特定処理と、を実行し、
    前記特定処理において、
    前記基準面識別子と、前記タイミング取得処理で前記第1タイミングおよび前記第2タイミングを取得した各反射面を識別するための取得面識別子とを、一の対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第1相関係数と、
    前記基準面識別子と前記取得面識別子の対応関係を、前記一の対応パターンに対して、前記基準面識別子または前記取得面識別子を1~n-1ずらした対応パターンで対応させた場合の前記相関係数である第2相関係数~第n相関係数とを計算し、
    前記第1相関係数~前記第n相関係数のうち、最も1に近い相関係数に対応する対応パターンを選択することで、前記第1書出時間および前記第2書出時間に対応する各反射面を特定することを特徴とする走査露光装置の制御方法。
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