JP5712709B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、レーザプリンタ、レーザプロッタ、デジタル複写機、普通紙ファックス等に用いられる光走査装置及び画像形成装置に関する。
レーザプリンタ、レーザプロッタ、デジタル複写機、普通紙ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等で用いられる電子写真方式のカラー画像形成装置として、感光体(ドラム)を1つのみ有し、1色ずつカラー画像を形成して、色の数だけ感光体を回転して中間転写体に順次重ね合わせて転写し、中間転写体上にカラー画像を形成した後、記録材に一括して転写するという、所謂1ドラム−中間転写方式のものがある。この4色、1ドラム方式によれば、1枚の画像形成毎に感光体を4回転する必要が有り、生産性が劣る。
そこで、近年、カラー化、高速化を図るために、像担持体である感光体を複数(通常は4つ)有するタンデム方式に対応する画像形成装置が普及してきている。このタンデム方式の画像形成装置は、記録材を搬送する転写ベルト(または中間転写ベルト)に沿って例えば4つの感光体(ドラム)を並設し、各感光体を帯電手段で帯電した後、書込ユニットで各感光体上に潜像を形成し、各感光体上の潜像を現像手段の色の異なる現像剤(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー)で各々現像して顕像化し、この各色の顕像を転写ベルトで搬送される記録材(または中間転写ベルト)に重ね合わせて転写し、カラー画像を形成する構成である。
このタンデム方式の画像形成装置では、1ドラム−中間転写方式に比べて高速化が図れ、カラー画像形成の生産性の向上が図れるが、光走査装置を用いた書込ユニットで複数の感光体に光書込みを行うために、どうしても光走査装置の光源数が増えてしまい(例えば感光体が4つの場合には、通常4つの光源が必要となる)、それに伴い、部品点数の増加、複数光源間の波長差に起因する色ずれ、コストアップ等の問題が生じてしまう。また、書込ユニットの故障の原因として半導体レーザの劣化が挙げられている。このため光源数が多くなると、故障の確率が増え、リサイクル性が劣化する。
そこで、タンデム方式の画像形成装置に用いる光走査装置で光源の数を増やさない工夫がなされた例がある。例えば、特許文献1では、ピラミダルミラーまたは平板ミラーを用いて、共通の光源からのビームが異なる被走査面を走査するようにしている。しかし、この方法では、光源数は低減できるが、偏向ミラーの面数は最大2面までになり、高速化に対して課題が残る。
また、上記の問題を解決するため、特許文献2で提案されている光走査装置は、光源からの1本の光束を光束分割手段で副走査方向にずらした2本の光束に分割し、互いに角度をずらして重ねた2枚のポリゴンミラーを同軸に回転させる偏向手段で走査し、相異なる2本の被走査面を走査する構成が示されている。
この従来技術では、共通の光源からのビームが異なる被走査面を走査する手段として、位相をずらして2段に重ねたポリゴンミラーを用いようとするものであるが、位相をずらしたポリゴンミラーは汎用品ではなく、コストアップが懸念される。また、ポリゴンミラーの加工性も要求され、それぞれの段の面倒れが異なることや面精度も異なることから、画像品質の劣化が懸念される。
そこで、特許文献3では、特許文献1,2の欠点を解消し、高速・高品位な画像出力を維持しつつ入射ビームと走査ビームの分離性を向上させ、レイアウト性も向上させ得る光走査装置として、偏向手段を4つの反射面を持つ偏向器とすると共に、変調駆動される光源と該偏向器との間において、該光源からのビームを2つに分割し、この分割した各ビームを偏向器の偏向反射面に向けて略π/2の位相差をつけて入射させる光束分割手段を備え、相異なる2本の被走査面を走査する構成が提案されている。
特許文献3に記載された発明では、高速化するには1光源あたりのチャンネル数を増加させざるを得ず、コストアップが懸念される。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、高速・高品位な画像出力を維持しつつさらなるコストダウンを可能とし、さらにレイアウト性も向上する光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光走査装置は、変調駆動される光源と、複数の偏向反射面を有する偏向手段と、偏向手段により走査された光束を被走査面に導く走査光学系と、を備えた光走査装置において、偏向手段が6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡からなり、光源と偏向手段との間で光束を複数分割し、この分割した各光束を反射鏡の偏向反射面に向けて角度差をつけて入射させる光束分割手段を備え、光束分割手段が分割した2つの光束を互いに120度の角度差が付くように反射鏡の偏向反射面に入射させる構成であることを特徴とする。
また上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記構成の光走査装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ひとつの光源で異なる被走査面を走査することが可能となり、高速・高品位な画像出力を維持しつつ光源の削減によるコストダウンを達成可能であり、さらにレイアウト性も向上する。
本発明の一実施形態に係る光走査装置の構成を示す一部省略した斜視図である。 図1の光走査装置で使用するハーフミラーの説明図である。 図1の光走査装置の全体の構成を示す概略平面図である。 図1の光走査装置による光走査を説明するための図である。 本発明の複数色用の露光のタイミングチャートである。 本発明の色によって露光量を異ならせるためのタイミングチャートである。 ピッチ調整手段の例を示す図である。同図(a)は片側調整、同図(b)は両側調整を示す図である。 実際の調整方法を説明するための図である。同図(a)は片側調整、同図(b)は両側調整を示す図である。 入射ビームを境として光源側の反射光を同期検知に使用する光源側の同期検知を説明するための図である。 図1の光走査装置において、APC用の受光素子を使用したときの光源、APCの受光素子、及び同期検知センサのタイミングチャートである。 図1の光走査装置を採用した多色画像形成装置の基本的な構成を示す図である。 図1の光走査装置と異なるレイアウトとしたときの説明図である。
以下、本発明の構成、動作及び作用効果を、図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
図1は本発明の一実施形態を示す光走査装置の概略斜視図である。図1において、符号1a,1bは副走査方向にのみ離れて配置されそれぞれ変調駆動される光源としての半導体レーザ(LD)、2a,2bは入射ミラー、3a,3bはカップリングレンズ、4は光束分割手段としてのハーフミラープリズム、5a,5b,5c,5dはシリンドリカルレンズ、6は防音ガラス、7は偏向手段として6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡偏向器(偏向器という)、8(8a,8b)は副走査方向に配列された第1走査レンズ、9(9a,9b,9c,9d,9e,9f)は光路折返し用のミラー、10(10a,10b)は第2走査レンズ、11(11a,11b)は被走査面としての感光体(感光ドラム)、12は開口絞り(アパーチャ)をそれぞれ示している。
ハーフミラープリズム4は、光源1a,1bの配置が副走査方向のみに異なるため、光源1a,1bに対して共通で使用でき、副走査方向に異なる2本のビームを4本のビームに分割することとなる。すなわち、副走査方向のみに異なるように配列された共通の光源としての半導体レーザ1a,1bから出射した2本の発散光束は、カップリングレンズ3a,3bを透過し、この際、弱い収束光束、または平行光束、または弱い発散光束に変換される。カップリングレンズ3a,3bを出た光束は、感光体11の表面上でのビーム径を安定させるための開口絞り12を通過し、光束分割手段としてのハーフミラープリズム4に入射する。半導体レーザ1a,1bからそれぞれ出射しハーフミラープリズム4に副走査方向に離れて入射した2本の光束は、該ハーフミラープリズム4によりそれぞれ反射光束と透過光束の2つに分割され、4本のビームとなってハーフミラープリズム4を出射する。
図2はハーフミラープリズム4を示している。ハーフミラープリズム4は、同一の大きさの2つのプリズム4a,4bを立方体形状に重ね、かつ、この重ね合わせ面4cにハーフミラーを形成してなり、透過光と反射光を1:1の割合で分割する光束分割する機能を有する。なお、ハーフミラー4cでの分割の割合は1:1で有る必要はなく、他の光学系の条件に合わせて設定してもよい。
半導体レーザ1a,1bからそれぞれ出射しハーフミラープリズム4に入射した2本のビームは、ハーフミラープリズム4の重ね合わせ面(ハーフミラー)4cで反射しプリズム4aより副走査方向に離れて出射する2本のビームと、重ね合わせ面(ハーフミラー)4cを透過しプリズム4bより副走査方向に離れて出射する2本のビームとに分割される。重ね合わせ面(ハーフミラー)4cで反射しプリズム4aより出射する2本のビームは、上下段に配備されるシリンドリカルレンズ5a,5bにより、ポリゴンミラー7の偏向反射面の近傍にて主走査方向に長い線像に変換される。また、重ね合わせ面(ハーフミラー)4cを透過しプリズム4bより出射するビームは、副走査方向に配備されるシリンドリカルレンズ5c,5dにより、ポリゴンミラー7の偏向反射面の近傍にて主走査方向に長い線像に変換される。
図1では、半導体レーザ1a,1bからそれぞれ出射しハーフミラープリズム4に入射する2本のビームを重ね合わせ面(ハーフミラー)4cにて透過光と反射光とに分割し4本のビームとして出射するところを図示している。図1では、さらに、半導体レーザ1a,1bからそれぞれ出射しハーフミラープリズム4の重ね合わせ面(ハーフミラー)4cで反射し上側のプリズム4aより出射する上下2本のビームのうち、上側のビームを、上側のシリンドリカルレンズ5aと入射ミラー2b を介して偏向器7の一方側の偏向反射面に入射させて偏向し、さらに上側の第1走査レンズ8a、光路折返し用のミラー9a,9b,9c、上側の第2走査レンズ10aを介して一方の被走査面としての感光体11a上を母線方向に露光走査することを図示していると共に、下側のビームを、下側のシリンドリカルレンズ5bと入射ミラー2b を介して偏向器7の上記と同一の一方側の偏向反射面に入射させて偏向し、さらに下側の第1走査レンズ8b、光路折返し用のミラー9d,9e,9f、下側の第2走査レンズ10bを介して他方の被走査面としての感光体11b上を母線方向に露光走査することを図示している。
さらに、図1では、半導体レーザ1a,1bからそれぞれ出射しハーフミラープリズム4の重ね合わせ面(ハーフミラー)4cを透過し下側のプリズム4bより出射する上下2本のビームのうち、上側のビームを、上側のシリンドリカルレンズ5cと入射ミラー2aを介して偏向器7の他方側の偏向反射面に入射させて偏向するところを図示していると共に、下側のビームを、下側のシリンドリカルレンズ5dと入射ミラー2aを介して偏向器7の上記と同一の他方側の偏向反射面に入射させて偏向するところを図示している。
しかし、図1では、下側のプリズム4bより出射する上下2本のビームについて、偏向器7の他方側の偏向反射面に入射させて偏向した、その先について図示していないが、上述した上側のプリズム4aより出射する上下2本のビームと同様に、第1走査レンズ、光路折返し用のミラー、第2走査レンズを介して被走査面としての2つの感光体上を母線方向に露光走査するように構成されている。
すなわち、図3に示すように、プリズム4aより出射する上下2本のビームを走査する走査光学系と、プリズム4bより出射する上下2本のビームを走査する走査光学系とは、偏向器7を挟んで略対称な位置に配備された構成となっている。偏向器7の他方側には、上記一方側に設けられた走査レンズ10a,10bを含む走査光学系と同様の構成の走査レンズ10c,10dを含む走査光学系が偏向器7を挟んで略対称な位置に配備されていて、下側のプリズム4bより出射する上下2本のビームは、シリンドリカルレンズ5c,5dと入射ミラー2を介して偏向器7の他方側へ入射して偏向され、この他方側の走査レンズ10c,10dを含む走査光学系を介して被走査面としての2つの感光体上を母線方向に露光走査するように構成されている。
図4は、分割光による光走査を説明するための図である。図4(a)に示すように、共通の光源からの入射光xと入射光yは、偏向器7の回転中心に垂直な主走査平面内にあって、偏向器7の回転中心を通る走査光学系の中心光軸に対して30°の角度をつけて入射するようになっており、かつ、入射光xと入射光yがなす角は120°となっていて、偏向器7の回転中心を通り中心光軸に対して垂直な線に関し対称に入射するようにしている。走査光学系の中心光軸は、偏向器7にて偏向された光束が被走査面の主走査方向に垂直に入射する際の光路と略一致する、もしくは、該光路と略平行である。
入射光xと入射光yがなす角が120°であって、かつ、入射光xと入射光yの各々の走査光学系の中心光軸とのなす角(=入射角)が30°近傍であれば、分割された光束が同時に有効走査領域を走査することがない。例として、図4(a)に示す上側の有効走査領域xを走査しているとき(反射光cが反射光b、反射光aへと走査される時)の下側の反射光について、以下に説明する。
図4(a), (d)に示すように、上側の入射光xが上側の有効走査領域xの露光開始端に一致する反射光cとなるときは、下側の入射光yが反射光c'となり下側の有効走査領域yに入らない。次いで、図4(a),(c)に示すように、偏向器7が回転して上側の入射光xが中心光軸に一致する反射光bとなるときは、下側の入射光yが反射光b'となり走査領域yに入らない。次いで、さらに偏向器7が回転して、上側の入射光xが上側の有効走査領域xの露光終了端に一致する反射光aとなるときも、図4(a),(b)に示すように、下側の入射光yが反射光a'となり下側の有効走査領域yに入らない。
すなわち、図4(d)から図4(c)を経て図4(b)まで下側の反射光は、走査領域に入らないことが分かる。これは、入射光xと入射光yがなす角は120°、入射光xと入射光yの各々の入射角が30°であり、偏向器7の面数が6面であるため上記関係が成立するのである。
入射光xと入射光yが、偏向器7の主走査平面に平行で、かつ偏向器7の回転中心を通る中心光軸に直角な軸に関して上下対称配置となっているので、上側の入射光xが有効走査領域x内を走査しているときは、下側の入射光yが、有効走査領域y外を走査しており、感光体面上を走査しない、という関係と、下側の入射光yが有効走査領域y内を走査しているときは、上側の入射光xが、有効走査領域x外を走査しており感光体面上を走査しない、という関係とが成立する。そして、この関係は、入射光xと入射光yがなす角は120°、入射光xと入射光yの各々の入射角が30°より少しずれても成立するものである。
これに対し、従来の偏向器として4面ポリゴン使用時の入射角45°(特開2008−257169の例)を本発明の6面ポリゴンにそのまま適用すると、画像走査中にポリゴンと反対側の走査光が光源に戻ってしまう。その場合、光源へ走査光が戻ってしまう(この現象を以下の記述では戻り光と記す)と光出力が不安定になってしまうため、画像への光出力が不安定になり、画像としては濃度ムラとして品質不良が発生してしまう。
本発明では、入射光xと入射光yがなす角は120°、入射光xと入射光yの各々の入射角30°であるので、戻り光の発生が、偏向器7を挟んで2つの走査光で同じタイミングで発生するため、戻り光の発生タイミングが画像走査領域外になるから、偏向器7を挟んだ2つの走査光に濃度ムラが発生することが避けられる。
光源の変調駆動は、上側の入射光が有効走査領域内を走査しているときは、対応する色(例えばマゼンタ)の画像情報に基づき光源の変調駆動を行う。さらに、下側の入射光が有効走査領域内を走査しているときは、対応する色(例えばブラック)の画像情報に光源の変調駆動を行うことで、共通の光源で2色分の画像を走査することが可能となる。
図12に示すように、偏向器7の同一の反射面に入射させることもできるが、ハーフミラープリズム4に対して直角に2方向から光束を入射させて各分割した光束を有効走査領域を跨って光線をミラーで折り返す必要があり、レイアウト性が悪くなる。
従って、図1に示すように、偏向器7の異なる反射面に分割された光束を入射させた方がレイアウト性も向上する。従って、図1に示す構成のようにすると、偏向器7を挟んで上下対称に光走査が行えるため、光走査装置のコンパクト化が可能となる。
図5は複数色用の露光のタイミングチャートである。図5において縦軸は光量、横軸は時間をそれぞれ表す。共通の光源によりブラックとマゼンタの露光を行い、なおかつ、有効走査領域において、それぞれ全点灯する場合のタイムチャートを同図に示す。実線がブラックに相当する部分、点線がマゼンタに相当する部分を示す。ブラック、マゼンタにおける、書き出しのタイミングは、有効走査幅外に配備される同期受光手段で走査ビームを検知することにより決定される。なお、同期受光手段は図示されていないが、通常はフォトダイオードが用いられる。
図6は色によって露光量を異ならせるためのタイミングチャートである。図5ではブラックとマゼンタの領域での光量を同じに設定しているが、実際には光学素子の透過率、反射率が相対的に異なるため、光源の光量を同じにしてしまうと、感光体に到達するビームの光量が異なってしまう。そこで、図6に示すように、異なる感光体面を走査するときに互いの設定光量を異ならせることにより、異なる感光体面上に到達するビーム光量を等しくできる。
図1に記載の複数の光源1a,1bから出射した複数ビームは異なる2つの感光体11a,11bにそれぞれ、一回の走査で2つの走査線を形成する。このとき、画素密度に応じて、走査線の副走査方向のピッチを調整する必要がある。ピッチ調整の方法としてよく用いられる方法としては、光源ユニット(図1の光源1a,1bから入射ミラー2a,2bまでを1つのユニットとする)を、主走査方向および副走査方向に垂直な軸を中心に回転させる方法があるが、この場合、ある感光体においては、所望のピッチとすることができるが、もう一方の感光体については光束分割素子以降の光学素子の形状誤差、取り付け誤差等によりピッチ誤差が生じる。
この不具合を解決するためには光束分割素子と偏向手段の間に副走査方向のピッチを調整するピッチ調整手段を配備する必要がある。
図7はピッチ調整手段の例を示す図である。図7(a)は片側調整、図7(b)は両側調整を示す図である。
その一例として、シリンドリカルレンズ5(図1のシリンドリカルレンズ5a,5b,5c,5d)は、中間部材21a〜21cを介してハウジング(図示しない)に装着される。中間部材21a〜21cのシリンドリカルレンズ5を装着する面と、ハウジングの中間部材21a〜21cを装着する面には、予め硬化性樹脂(例えば光硬化性)を塗布しておく。このとき、中間部材21a〜21cはハウジングに対し、主走査方向に平行な軸回りの偏心調整と、光軸方向の調整とが可能であり、シリンドリカルレンズ5は中間部材に対して、光軸に平行な軸回りの偏心調整と、副走査方向の配置調整とが可能であり、ハウジングに対して中間部材が調整可能な方向の少なくとも1つと、中間部材21に対してシリンドリカルレンズ5の調整可能な方向の少なくとも1つが異なっている。
このような構成とすることで、複数の光学特性(ビームウエスト径太り、ビームウエスト位置ずれ低減、ビームスポット位置ずれ低減)を同時に確保でき、なおかつ、シリンドリカルレンズ5を光軸に平行な回りに偏心調整可能とすることで、副走査方向の走査線間隔を最適に設定できる。
また、中間部材21aのシリンドリカルレンズ5に接する面とハウジングに接する面は平面となっていて調整が容易になっている。調整が終了したら硬化性樹脂を所定の方法(例えば紫外線照射)で硬化させることにより、相互の位置を固定させる。
図8は実際の調整方法を説明するための図である。図8(a)は片側調整、図8(b)は両側調整を示す図である。シリンドリカルレンズ5を冶具で保持しておき、調整すべき方向(ここでは光軸方向位置、光軸に平行な軸回りの偏心、副走査方向の位置)にシリンドリカルレンズ5を移動する。その後、紫外線硬化樹脂を塗布した中間部材21をシリンドリカルレンズ5およびハウジングに押し当て、紫外線を照射しシリンドリカルレンズを固定する。このような構成とすることで、簡単な構造で容易に複数方向の調整が可能となる。ここで、中間部材21は透明とすることにより、紫外線硬化樹脂による固定がより容易になる。図7(a)のように1つの中間部材21aを用いて光学素子を保持することも可能だが、光ビームを挟んで互いに逆側に複数の中間部材21b、21cを配備することも可能である。この構成とすることにより、例えば、ハウジングと中間部材21(樹脂を想定)の線膨張係数が異なるとき、温度上昇が発生しても光軸に対して光学素子に関し対称的に応力が発生するので、光学素子の姿勢変化は小さくなる。
通常、画像形成装置に用いる半導体レーザは、光量自動制御(Auto Power Control:以下APCと称す)を行い、光出力の安定化を図っている。APCとは、半導体レーザの光出力を受光素子によりモニタし、半導体レーザの光出力に比例する受光電流の検出信号により、半導体レーザの順方向電流を所望の値に制御する方式のことである。
半導体レーザが端面発光半導体レーザの場合、上記受光素子はカップリングレンズに向かって出射する方向と逆方向に出射した光をモニタするフォトダイオード(PD)モニタを用いることが多いが、APCを行なう際に、余計なゴースト光が入射すると、上記受光素子で検出する光量が増加してしまう。
例えば、上段の反射鏡へのビームの入射角が0°のとき、その反射鏡の反射面が光源方向に正対しているので、この位置でAPCを行なうと、反射ビームが光源に戻り、受光素子で検出する光量が増加してしまう。そこで、PDモニタについて、入射角が0°であるときはAPCを行なわないように設定しておく。この構成をとることにより、適切な濃度で、濃度むらの少ない画像出力が可能となる。
次に同期検知手段の配置例を説明する。図9に示すように、同期検知は、光源と反対側(入射光xの側)では、有効走査領域x外に同期センサとしてのフォトダイオード15を置いて走査光を検知することが可能であるが、光源側(入射光yの側)では、有効走査領域yの近傍に入射光yがあるため、同期検知センサを設置する余裕がない。そのため、光源側の同期検知は、図9に示すように、入射ビームを境として光源側の反射光をフォトダイオード16で検知して同期検知に使用する。
また、上記の方式に代えて、APC用の受光素子を用い、反射鏡へのビームの入射角が0°のときの受光素子の光出力を使用して同期検知することも可能である。
このようにAPC用の受光素子で同期検知をすることにより、さらに部品点数が下がり、かつコストダウン効果も期待できる。
図10は、図3においてAPC用の受光素子を使用したときの光源1a,1b、APCの受光素子(図10中、APC_PDと記載)、及び同期検知センサ17のタイミングチャートを示す。図中、偏向器7は時計回りに回転しており、一方の感光体Yellow(タイミングチャートではY画像と記載)の画像を走査した後、他方の感光体Black(タイミングチャートではK画像と記載)の画像を走査し、次は感光体Yellowを走査するという順序でYellowの画像とBlackの画像を順次走査している。
ここで、同期検知は各画像の開始前に行う必要があるが、Y画像開始時は光源と反対側に光束が向かうため同期検知センサをY画像書き始めの位置よりも前側に配置し、光源を点灯させて、同期センサにて同期検知を行う。
Kの画像開始のタイミングはAPC_PDに入射する戻り光で決定する。APC_PDの信号は光源が点灯している間は常に出力があるが、戻り光のタイミングでは、偏向器7で反射した光束が光源1a,1bに戻り、その光がフォトダイオードに入るため、通常のAPC_PD出力よりも値が大きくなる。その出力を利用してK画像の同期検知を行っている。
また、APCをY画像の後に入れることとしたが、このタイミングはK画像の後でももちろん構わない。
上記技術は、集積化された面発光レーザを光源としたときも当然有効であり、例えば40チャンネルの面発光レーザを用いる場合、光源が2つで4色40チャンネルのビームを得ることができ、40ビーム書込みの高速性を維持したまま光源のコストダウンが可能となる。
[実施形態2]
次に、上述した本発明の光走査装置を書込ユニットに備えた画像形成装置の実施形態について説明する。
図11は多色画像形成装置の基本的な構成を示す図である。図11において、符号30は帯電された各感光体に画像信号に応じて変調されたビームを露光して静電潜像を形成する前述の光走査装置を用いた書込ユニット(本発明の光走査装置)、31は像担持体である感光体(感光ドラム)、32は感光体を帯電する帯電器、34は感光体上の潜像を各色のトナーで現像して顕像化する現像器、35は感光体上の潜像を各色のトナーで現像して顕像化する現像器、35は感光体上の転写残トナーを清掃するクリーニング手段、36は感光体上の転写残トナーを清掃するクリーニング手段、36は感光体上の顕像を記録材に転写するための転写用帯電手段、39は感光体上の顕像を記録材に転写するための転写用帯電手段、37は記録材を担持搬送する転写ベルト、40は記録材に転写された画像を定着する定着手段、Sは記録紙をそれぞれ示す。また、Y、M、C、Kは画像の色を表し、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックを示す。
4つの感光体31Y、31M、31C、31Kは転写ベルト37に沿って並設され、それぞれ時計回り方向に回転する。書込ユニット30は、感光体31Y,31M,31C,31Kの表面にビームを照射して、Y,M,C,Kの画像となる静電潜像を形成する。感光体31Y,31M,31C,31Kには、それぞれ、ビーム照射位置よりも回転方向上流側に、が配備されると共にさらにクリーニング手段35Y,35M,35C,35Kが配備され、またビーム照射位置よりも回転方向下流側に、現像器34Y,34M,34C,34Kが配備され、そして、転写ベルト39の下側に、転写用帯電手段36Y,36M,36C,36Kが配備されている。
帯電器32Y,32M,32C,32Kは、感光体31Y,31M,31C,31Kの表面を均一に帯電するための帯電装置を構成する帯電部材であり、この帯電器には、ローラ状やブラシ状等の接触帯電方式の帯電部材や、帯電チャージャ等の非接触帯電方式のもの等がある。書き込みユニット(上記構成の光走査装置)30による感光体31Y,31M,31C,31Kへ表面のビームの照射は、それぞれに対応する帯電器32Y,32M,32C,32Kと、現像器34Y,34M,34C,34Kのと間において行われる。このビームの照射により、感光体31Y,31M,31C,31Kに静電潜像が形成される。そして、静電潜像に基づき、現像器34Y,34M,34C,34Kにより感光体31Y,31M,31C,31Kの面上にトナー像が形成される。さらに、転写用帯電手段36Y,36M,36C,36Kにより、転写ベルト39上を搬送される記録紙Sに各色順次転写トナー像が転写され、この記録紙Sが定着手段40を通過するときに記録紙Sに画像が最終的に定着される。
上記構成によれば、光源からの光束を分割して分割したそれぞれのビームを偏向器7に向けて角度差をつけて入射させる光束分割手段を備え、偏向器7が6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡からなり、6面の反射面を有し、光源と前記偏向器との間で光束を複数分割し、この分割した各光束を前記反射鏡の偏向反射面に向けて角度差をつけて入射させる光束分割手段を備えたので、1つの光源で異なる被走査面を走査することが可能となり、高速を維持しつつ、光源の削減によるコストダウンを達成可能な走査装置を提供することが可能となる。特許文献3に記載された発明では、高速化するには1光源あたりのチャンネル数を増加させざるを得ず、コストアップが懸念される。そこで、6面の反射面を有する偏向器を用いる方がコストを維持しつつ高速化を図るためには有利である。
上記構成によれば、同一タイミングにおいて分割されたビームがそれぞれ偏向器の回転中心を通り主走査方向に平行な軸に対して線対称な位置に入射する構成としたのでレイアウト性が向上する。
上記構成によれば、入射ビームを境として走査光学系と反対側に同期検知手段を配備することでレイアウト自由度が向上する。
上記構成によれば、同期検知をAPCのフォトダイオードで行い同期検知センサを減らせるためさらなるコストダウンを達成可能な光装置を提供することが可能となる。
上記構成によれば、複数の走査線の副走査方向ピッチ調整手段を光束分割手段と偏向手段の間に配置することで被走査面上の副走査方向の走査線間隔を精度良く補正できる。
上記構成によれば、副走査方向に異なる位置に光束分割手段を配置する構成であるので、副走査方向に異なる光束をひとつの光束分割素子で光束分割可能となり、コストダウンが達成可能である。
上記構成によれば、光量調整により、それぞれの色の光量調整が可能となり、色再現性の優れた高品位な画像を出力することが可能である。
上記構成によれば、面発光レーザを用いて構成されているので、高速な光走査処理が行える。
上記構成によれば、上記構成の光走査装置を用いて構成されているので、高速・高品位を維持しつつコストダウン可能となる。
1a,1b 半導体レーザ(光源)
2a,2b 入射ミラー
4 ハーフミラープリズム(光束分割手段)
7 偏向器(偏向手段)
8a,8b 第1走査レンズ(走査光学系)
9 光路折返し用のミラー(走査光学系)
10a,10b 第2走査レンズ(走査光学系)
11a,11b 感光体(被走査面)
15,16 同期検知手段
特開2002−23085号公報 特開2006−284822号公報 特開2008−257169号公報

Claims (10)

  1. 変調駆動される光源と、複数の偏向反射面を有する偏向手段と、前記偏向手段により走査された光束を被走査面に導く走査光学系と、を備えた光走査装置において、
    前記偏向手段が6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡からなり、
    前記光源と前記偏向手段との間で光束を複数分割し、この分割した各光束を前記反射鏡の偏向反射面に向けて角度差をつけて入射させる光束分割手段を備え、
    前記光束分割手段が分割した2つの光束を互いに120度の角度差が付くように前記反射鏡の偏向反射面に入射させる構成であることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記光束分割手段で分割した各光束を前記反射鏡の異なる偏向反射面に入射するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光束分割手段で分割した二つの光束を、前記反射鏡の回転中心を通り主走査方向に平行な軸に対して略線対称な位置に同一タイミングで入射するように構成したことを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  4. 前記偏向手段に入射する入射光束を境として走査光学系と反対側に同期検知手段を配備したことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  5. 前記偏向手段により光源側へ反射された光束による同期検知を光源の光量制御用のPDモニタで行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  6. 前記被走査面に形成される複数の走査線の副走査方向ピッチを調整するピッチ調整手段が、前記光束分割手段と前記偏向手段の間に配置されたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  7. 前記光源は、複数個備えられ、各光源が副走査方向に異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  8. 前記各光源が互いに異なる光量に設定され、この各光源がそれぞれに対応する異なる被走査面を走査するように構成されていることを特徴とする請求項に記載の光走査装置。
  9. 前記光源が、面発光レーザよりなることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の光走査装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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