JP5712709B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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この従来技術では、共通の光源からのビームが異なる被走査面を走査する手段として、位相をずらして2段に重ねたポリゴンミラーを用いようとするものであるが、位相をずらしたポリゴンミラーは汎用品ではなく、コストアップが懸念される。また、ポリゴンミラーの加工性も要求され、それぞれの段の面倒れが異なることや面精度も異なることから、画像品質の劣化が懸念される。
[実施形態1]
図1は本発明の一実施形態を示す光走査装置の概略斜視図である。図1において、符号1a,1bは副走査方向にのみ離れて配置されそれぞれ変調駆動される光源としての半導体レーザ(LD)、2a,2bは入射ミラー、3a,3bはカップリングレンズ、4は光束分割手段としてのハーフミラープリズム、5a,5b,5c,5dはシリンドリカルレンズ、6は防音ガラス、7は偏向手段として6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡偏向器(偏向器という)、8(8a,8b)は副走査方向に配列された第1走査レンズ、9(9a,9b,9c,9d,9e,9f)は光路折返し用のミラー、10(10a,10b)は第2走査レンズ、11(11a,11b)は被走査面としての感光体(感光ドラム)、12は開口絞り(アパーチャ)をそれぞれ示している。
従って、図1に示すように、偏向器7の異なる反射面に分割された光束を入射させた方がレイアウト性も向上する。従って、図1に示す構成のようにすると、偏向器7を挟んで上下対称に光走査が行えるため、光走査装置のコンパクト化が可能となる。
この不具合を解決するためには光束分割素子と偏向手段の間に副走査方向のピッチを調整するピッチ調整手段を配備する必要がある。
その一例として、シリンドリカルレンズ5(図1のシリンドリカルレンズ5a,5b,5c,5d)は、中間部材21a〜21cを介してハウジング(図示しない)に装着される。中間部材21a〜21cのシリンドリカルレンズ5を装着する面と、ハウジングの中間部材21a〜21cを装着する面には、予め硬化性樹脂(例えば光硬化性)を塗布しておく。このとき、中間部材21a〜21cはハウジングに対し、主走査方向に平行な軸回りの偏心調整と、光軸方向の調整とが可能であり、シリンドリカルレンズ5は中間部材に対して、光軸に平行な軸回りの偏心調整と、副走査方向の配置調整とが可能であり、ハウジングに対して中間部材が調整可能な方向の少なくとも1つと、中間部材21に対してシリンドリカルレンズ5の調整可能な方向の少なくとも1つが異なっている。
このような構成とすることで、複数の光学特性(ビームウエスト径太り、ビームウエスト位置ずれ低減、ビームスポット位置ずれ低減)を同時に確保でき、なおかつ、シリンドリカルレンズ5を光軸に平行な回りに偏心調整可能とすることで、副走査方向の走査線間隔を最適に設定できる。
また、中間部材21aのシリンドリカルレンズ5に接する面とハウジングに接する面は平面となっていて調整が容易になっている。調整が終了したら硬化性樹脂を所定の方法(例えば紫外線照射)で硬化させることにより、相互の位置を固定させる。
半導体レーザが端面発光半導体レーザの場合、上記受光素子はカップリングレンズに向かって出射する方向と逆方向に出射した光をモニタするフォトダイオード(PD)モニタを用いることが多いが、APCを行なう際に、余計なゴースト光が入射すると、上記受光素子で検出する光量が増加してしまう。
例えば、上段の反射鏡へのビームの入射角が0°のとき、その反射鏡の反射面が光源方向に正対しているので、この位置でAPCを行なうと、反射ビームが光源に戻り、受光素子で検出する光量が増加してしまう。そこで、PDモニタについて、入射角が0°であるときはAPCを行なわないように設定しておく。この構成をとることにより、適切な濃度で、濃度むらの少ない画像出力が可能となる。
また、上記の方式に代えて、APC用の受光素子を用い、反射鏡へのビームの入射角が0°のときの受光素子の光出力を使用して同期検知することも可能である。
このようにAPC用の受光素子で同期検知をすることにより、さらに部品点数が下がり、かつコストダウン効果も期待できる。
ここで、同期検知は各画像の開始前に行う必要があるが、Y画像開始時は光源と反対側に光束が向かうため同期検知センサをY画像書き始めの位置よりも前側に配置し、光源を点灯させて、同期センサにて同期検知を行う。
Kの画像開始のタイミングはAPC_PDに入射する戻り光で決定する。APC_PDの信号は光源が点灯している間は常に出力があるが、戻り光のタイミングでは、偏向器7で反射した光束が光源1a,1bに戻り、その光がフォトダイオードに入るため、通常のAPC_PD出力よりも値が大きくなる。その出力を利用してK画像の同期検知を行っている。
また、APCをY画像の後に入れることとしたが、このタイミングはK画像の後でももちろん構わない。
次に、上述した本発明の光走査装置を書込ユニットに備えた画像形成装置の実施形態について説明する。
図11は多色画像形成装置の基本的な構成を示す図である。図11において、符号30は帯電された各感光体に画像信号に応じて変調されたビームを露光して静電潜像を形成する前述の光走査装置を用いた書込ユニット(本発明の光走査装置)、31は像担持体である感光体(感光ドラム)、32は感光体を帯電する帯電器、34は感光体上の潜像を各色のトナーで現像して顕像化する現像器、35は感光体上の潜像を各色のトナーで現像して顕像化する現像器、35は感光体上の転写残トナーを清掃するクリーニング手段、36は感光体上の転写残トナーを清掃するクリーニング手段、36は感光体上の顕像を記録材に転写するための転写用帯電手段、39は感光体上の顕像を記録材に転写するための転写用帯電手段、37は記録材を担持搬送する転写ベルト、40は記録材に転写された画像を定着する定着手段、Sは記録紙をそれぞれ示す。また、Y、M、C、Kは画像の色を表し、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、ブラックを示す。
2a,2b 入射ミラー
4 ハーフミラープリズム(光束分割手段)
7 偏向器(偏向手段)
8a,8b 第1走査レンズ(走査光学系)
9 光路折返し用のミラー(走査光学系)
10a,10b 第2走査レンズ(走査光学系)
11a,11b 感光体(被走査面)
15,16 同期検知手段
Claims (10)
- 変調駆動される光源と、複数の偏向反射面を有する偏向手段と、前記偏向手段により走査された光束を被走査面に導く走査光学系と、を備えた光走査装置において、
前記偏向手段が6面の偏向反射面を有する回転式の反射鏡からなり、
前記光源と前記偏向手段との間で光束を複数分割し、この分割した各光束を前記反射鏡の偏向反射面に向けて角度差をつけて入射させる光束分割手段を備え、
前記光束分割手段が分割した2つの光束を互いに120度の角度差が付くように前記反射鏡の偏向反射面に入射させる構成であることを特徴とする光走査装置。 - 前記光束分割手段で分割した各光束を前記反射鏡の異なる偏向反射面に入射するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記光束分割手段で分割した二つの光束を、前記反射鏡の回転中心を通り主走査方向に平行な軸に対して略線対称な位置に同一タイミングで入射するように構成したことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
- 前記偏向手段に入射する入射光束を境として走査光学系と反対側に同期検知手段を配備したことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 前記偏向手段により光源側へ反射された光束による同期検知を光源の光量制御用のPDモニタで行うことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 前記被走査面に形成される複数の走査線の副走査方向ピッチを調整するピッチ調整手段が、前記光束分割手段と前記偏向手段の間に配置されたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 前記光源は、複数個備えられ、各光源が副走査方向に異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 前記各光源が互いに異なる光量に設定され、この各光源がそれぞれに対応する異なる被走査面を走査するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の光走査装置。
- 前記光源が、面発光レーザよりなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 請求項1から9のいずれか1項に記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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