JPH0784077B2 - デジタルカラ−記録装置 - Google Patents

デジタルカラ−記録装置

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JPH0784077B2
JPH0784077B2 JP60289859A JP28985985A JPH0784077B2 JP H0784077 B2 JPH0784077 B2 JP H0784077B2 JP 60289859 A JP60289859 A JP 60289859A JP 28985985 A JP28985985 A JP 28985985A JP H0784077 B2 JPH0784077 B2 JP H0784077B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はデジタルカラー記録装置に関し、特に、デジタ
ル画像データを色毎にメモリに記憶し、各色記録タイミ
ングで画像データをメモリより読み出して各色記録を、
同一のシートに行なうデジタルカラー記録装置に関す
る。
【従来技術】
この種の記録装置には、大きく区分すると、感光体に画
像データで変調したレーザビームを当てて感光体に潜像
を形成し、これを現像してシートに転写するレーザプリ
ンタ,シートにカラーリボン(又はシート)を当ててワ
イヤドット記録又は熱定着記録を行なうワイヤドットプ
リンタおよびサーマルプリンタ,各色インクをシートに
噴射するインクジエットプリンタ等がある。レーザプリ
ンタでも、各色宛てに1個の感光体ドラムを用いてシー
トを各色宛感光体ドラムに向けて移動させるマルチ感光
体ドラムタイプのものや、シートを巻付ける転写ドラム
を用いるシングル感光体ドラムタイプのものなどがあ
る。 いずれにしても、同一のシートに各色の記録を順次に行
なうので、色ずれが大きな問題である。例えば、前記マ
ルチドラムタイプのものでは、シードが、等間隔に並ん
だ各色宛ドラムの配列方向に送られてドラム直下を順次
に通過するが、このシート送り方向に対して、各ドラム
のドラム軸が直角でなかったり(軸ずれあり)、レーザ
ビームの走査方向(X)がドラム軸に平行でなかったり
(露光ずれ)すると、色ずれを生ずる。従来は、この色
ずれ調整のために、ドラム軸ずれ調整機構等の機械的な
調整機構が備えられているが、この種の機械調整機構で
は、画像データのピクセル(記録画素)対応の記録ドッ
ト単位(例えば15.75ドット/mm)でずれ調整をすること
は困難である。仮に工場出し時に最適に色ずれ調整をし
ても、その後の機械的摩耗や衝撃等により、機械的ずれ
を生じ、ユーザサイドでの色ずれ調整がきわめて困難で
ある。 また、ワイヤドットプリンタ,サーマルプリンタやイン
クジエットプリンタでも、各色記録中に紙が伸びて先順
位の記録色と後順位の記録色とに色ずれを生じ易く、こ
れはサーマルプリンタで特に著しい。 いずれにしても、色ずれの防止のために、同一シート上
の各色記録位置を適宜微調整するのが好ましいが、画像
データのピクセル(記録画素)単位で機械的な調整で極
微調整することは従来困難であった。 特開昭59−163971号公報には、記録走査同期信号H−SY
NC,V−SYNCをカウントするプリセットカウンタ144a,144
bを備えて、これらにレジストレーション補正キーから
の入力に対応する値に設定し、これらのカウント144a,1
44bのカウント値が共に設定値以上になった時点に、メ
モリからの画情報の読出しを開始して、該画情報に基づ
いて記録手段を付勢するカラー画像記録装置が提示され
ている。これによれば、カラー画像情報の単位、すなわ
ちピクセル(画素)単位で、記録系の2次元座標H,Vの
原点に対する画情報の座標の原点(記録開始点)で調整
される。すなわち、カウンタ144aのプリセット値でH軸
の記録開始位置が定まり(調整され)、カウンタ144bの
プリセット値でV軸の記録開始位置が定まり(調整され
る)、ピクセル単位で色ずれ調整をし得る。調整量の設
定は電気的に行われ、また調整も電気的に行なわれるの
で、調整が容易であり、しかも正確であり安定する。オ
ペレータは、レジストレーション補正キーを用いて任意
の時点に極微細に調整できる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの調整は、記録系の2次元座標H,Vの原
点に対する画情報の座標の原点(記録開始点)の調整に
留まる。すなわち記録シートに対する画情報の、H方向
(水平方向、別表現ではx方向)およびV方向(垂直方
向、別表現ではy方向)の平行移動調整に留まる。その
結果、例えばレーザプリンタで感光体ドラムの回転軸お
よび/又はレーザビームの走査方向(x)が、給紙搬送
系のx軸に対して角度ずれがある場合、記録画像は記録
シートに対してスキュー(回転;記録シート面に垂直な
軸を中心とする回転)したものとなる。特にマルチドラ
ムタイプの場合には、該角度ずれがドラム毎(記録色
毎)に生ずるので、スキューによる各色の色ずれを生ず
る。上述のレジストレーション補正では、このようなス
キューを防止又は調整し得ない。 本発明は、デジタルカラー記録装置の画像スキューによ
る色ずれを改善することを第1の目的とし、画像スキュ
ーによる色ずれを極小単位で極微細に正確かつ安定して
調整し得るデジタルカラー記録装置を提供することを第
2の目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、各色カラー記録情報を記憶するメモリ手段,
該メモリ手段に各色宛の記録情報を書込む書込手段,該
メモリ手段より各色宛の記録情報を読み出す読出手段、
および、読み出した各色宛の記録情報に基づいて各色画
像を同一のシート上に記録するカラー記録手段を備える
デジタルカラー記録装置において: 前記シートのシート面に垂直な軸を中心とする画像回転
量Rxyを設定する回転調整量設定手段;および、 前記メモリ手段のx,y2次元分布に規定された記録情報の
x方向およびY方向のアドレスを、それぞれ画像回転量
Rxyで定まるy方向アドレス増分毎およびx方向アドレ
ス増分毎に所定量変更して前記シートに記録するための
アドレスに変更する、記録情報位置調整手段; を備えることを特徴とする。
【作用】
これによれば、回転調整量設定手段により、前記シート
のシート面に垂直な軸を中心とする画像回転量Rxyを設
定することができる。しかして、記録情報位置調整手段
が、メモリ手段のx,yの2次元分布に規定された記録情
報のx方向およびY方向のアドレスを、それぞれ画像回
転量Rxyで定まるy方向アドレス増分毎およびx方向ア
ドレス増分毎に所定量変更するので、前記シート上には
画像回転量Rxy分回転(スキュー)した画像が記録され
る。回転調整量設定手段により画像回転量Rxyを調整す
ることにより、この回転角度を調整しうる。シートに対
する記録画像の回転角度の調整が簡単であり、デジタル
カラー記録装置の画像スキューによる色ずれを精細に補
正し、色ずれのないカラー画像記録を得ることができ
る。 本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の
実施例の説明より明らかになろう。
【実施例】
第1図に本発明の一実施例の機構部の構成概要を示し、
第2図に電装部の構成概要を示す。 まず第1図を参照すると、原稿1はプラテン(コンタク
トガラス)2の上に置かれ、原稿照明用蛍光体31,32
より照明され、その反射光が移動可能な第1ミラー41,
第2ミラー42および第3ミラー43で反射され、結像レン
ズ5を経て、ダイクロイックプリズム6に入り、ここで
3つの波長の光、レッド(R),グリーン(G)および
ブルー(B)に分光される。分光された光は固体撮像素
子であるCCD7r,7gおよび7bにそれぞれ入射する。すなわ
ち、レッド光はCCD7rに、グリーン光はCCD7gに、またブ
ルー光はCCD7bに入射する。 蛍光灯31,32と第1ミラー41が第1キヤリッジ8に搭載
され、第2ミラー42と第3ミラー43が第2キヤリッジ9
に搭載され、2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/2
の速度で移動することによって、原稿1からCCDまでの
光路長が一定に保たれ、原画像読み取り時には第1およ
び第2キヤリッジが右から左へ走査される。キヤリッジ
駆動モータ10の軸に固着されたキヤリッジ駆動プーリ11
に巻き付けられたキヤリッジ駆動ワイヤ12に第1キヤリ
ッジ8が結合され、第2キヤリッジ9上の図示しない動
滑車にワイヤ12が巻き付けられている。これにより、モ
ータ10の正,逆転により、第1キヤリッジ8と第2キヤ
リッジが往動(原画像読み取り走査),復動(リター
ン)し、第2キヤリッジ9が第1キヤリッジ8の1/2の
速度で移動する。 第1キヤリッジ8が第1図に示すホームポジシヨンにあ
るとき、第1キヤリッジ8が反射形のフオトセンサであ
るホームポジシヨンセンサ39で検出される。 ここで第2図を参照すると、CCD7r,7g,7bの出力は、ア
ナログ/デジタル変換されて画像処理ユニット100で必
要な処理を施こされて、記録色情報であるブラック(B
K),イエロー(Y),マゼンダ(M)およびシアン
(C)それぞれの記録付勢用の2値化信号に変換され
る。2値化信号のそれぞれは、レーザドライバ112bk,11
2y,112mおよび112cに入力され、各レーザドライバが半
導体レーザ43bk,43y,43mおよび43cを付勢することによ
り、記録色信号(2値化信号)で変調されたレーザ光を
出射する。 再度第1図を参照する。出射されたレーザ光は、それぞ
れ、回転多面鏡13bk,13y,13mおよび13cで反射され、f
−θレンズ14bk,14y,14mおよび14cを経て、第4ミラー1
5bk,15y,15mおよび15cと第5ミラー16bk,16y,16mおよび
16cで反射され、多面鏡面倒れ補正シリンドリカルレン
ズ17bk,17y,17mおよび17cを経て、感光体ドラム18bk,18
y,18mおよび18cに結像照射する。 回転多面鏡13bk,13y,13mおよび13cは、多面鏡駆動モー
タ41bk,41y,41mおよび41cの回転軸に固着されており、
各モータは一定速度で回転し多面鏡を一定速度で回転駆
動する。多面鏡の回転により、前述のレーザ光は、感光
体ドラムの回転方向(時計方向)と垂直な方向、すなわ
ちドラム軸に沿う方向に走査される。 シアン色記録装置のレーザ走査系を説明すると、多面鏡
13cに半導体レーザ43c(第2図;第1図ではf−θレン
ズ14cの裏側にある)よりレーザビームが投射され、多
面鏡13cの回転により、感光体ドラム18cの軸に沿う方向
のレーザ走査(紙面と直交方向)が行われ、その一端部
においてレーザ光を受光する関係に光電変換素子でなる
センサ44cが配設されており、このセンサ44cがレーザ光
を検出し検出から非検出に変化した時点をもって1ライ
ン走査の始点(記録走査のライン始端)を検出してい
る。すなわちセンサ44cのレーザ光検出信号(パルス)
がレーザ走査(記録走査)のライン同期パルスとして処
理される。マゼンタ記録装置,イエロー記録装置および
ブラック記録装置の構成もシアン記録装置の構成と全く
同じである。 また第1図を参照すると、感光体ドラムの表面は、図示
しない負電圧の高圧発生装置に接続されたチヤージスコ
ロトロン19bk,19y,19mおよび19cにより一様に帯電させ
られる。記録信号によって変調されたレーザ光が一様に
帯電された感光体表面に照射されると、光導電現象で感
光体表面の電荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅
する。ここで、原稿濃度の濃い部分はレーザを点灯させ
ないようにし、原稿濃度の淡い部分はレーザを点灯させ
る。これにより感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
表面の、原稿濃度の濃い部分に対応する部分は−800Vの
電位に、原稿濃度の淡い部分に対応する部分は−100V程
度になり、原稿の濃淡に対応して、静電潜像が形成され
る。この静電潜像をそれぞれ、ブラック現像ユニット20
bk,イエロー現像ユニット20y,マゼンダ現像ユニット20m
およびシアン現像ユニット20cによって現像し、感光体
ドラム18bk,18y,18mおよび18cの表面にそれぞれブラッ
ク,イエロー,マゼンタおよびシアントナー画像を形成
する。 尚、現像ユニット内のトナーは撹拌により正に帯電さ
れ、現像ユニットは、図示しない現像バイアス発生器に
より−200V程度にバイアスされ、感光体の表面電位が現
像バイアス以上の場所に付着し、原稿に対応したトナー
像が形成される。 一方、転写紙カセット22に収納された記録紙267が送り
出しローラ23の給紙動作により繰り出されて、レジスト
ローラ24で所定のタイミングで転写ベルト25に送られ
る。転写ベルト25に載せられた記録紙は、転写ベルト25
の移動により、感光体ドラム18bk,18y,18mおよび18cの
下部を順次に通過し、各感光体ドラム18bk,18y,18mおよ
び18cを通過する間、転写ベルトの下部で転写用コロト
ロンの作用により、ブロック,イエロー,マゼンタおよ
びシアンの各トナー像が記録紙上に順次転写される。転
写された記録紙は次に熱定着ユニット36に送られそこで
トナーが記録紙に固着され、記録紙はトレイ37に排出さ
れる。 一方、転写後の感光体面の残留トナーは、クリーナユニ
ット21bk,21y,21mおよび21cで除去される。 ブラックトナーを収集するトナーユニット21bkとブラッ
ク現像ユニット20bkはトナー回収パイプで結ばれ、クリ
ーナユニット21bkで収集したブラックトナーを現像ユニ
ット20bkに回収するようにしている。尚、感光体ドラム
18yには転写時に記録紙よりブラックトナーが逆転写す
るなどにより、クリーナユニット21y,21mおよび21cで集
収したイエロー,マゼンダおよびシアントナーには、そ
れらのユニットの前段の異色現像器のトナーが入り混っ
ているので、再使用のための回収はしない。 記録紙を感光体ドラム18bkから18cの方向に送る転写ベ
ルト25は、アイドルローラ26,駆動ローラ27,アイドルロ
ーラ28およびアイドルローラ30に張架されており、駆動
ローラ27で反時計方向に回転駆動される。駆動ローラ27
は、軸32に枢着されたレバー31の左端に枢着されてい
る。レバー31の右端には図示しない黒モード設定ソレノ
イドのプランジヤ35が枢着されている。プランジヤ35と
軸32の間に圧縮コイルスプリング34が配設されており、
このスプリング34がレバー31に時計方向の回転力を与え
ている。 黒モード設定ソレノイドが非通電(カラーモード)であ
ると、第1図に示すように、記録紙を載せる転写ベルト
25は感光体ドラム44bk,44y,44mおよび44cに接触してい
る。この状態で転写ベルト25に記録紙を載せて全ドラム
にトナー像を形成すると記録紙の移動に伴って記録紙上
に各像のトナ像が転写する(カラーモード)。黒モード
設定ソレノイドが通電される(黒モード)と、圧縮コイ
ルスプリング34の反発力に抗してレバー31が反時計方向
に回転し、駆動ローラが5mm降下し、転写ベルト25は、
感光体ドラム44y,44mおよび44cより離れ、感光体ドラム
44bkには接触したままとなる。この状態では、転写ベル
ト25上の記録紙は感光体ドラム44bkに接触するのみであ
るので、記録紙にはブラックトナー像のみが転写される
(黒モード)。記録紙は感光体ドラム44y,44mおよび44c
に接触しないので、記録紙には感光体ドラム44y,44mお
よび44cに付着トナー(残留トナー)が付かず、イエロ
ー,マゼンタ,シアン等の汚れが全く現われない。すな
わち黒モードでの複写では、通常の単色黒複写機と同様
なコピーが得られる。 コンソールボード300には、コピースタートスイッチ,
カラーモード/黒モード指定スイッチ302(電源投入直
後はスイッチキーは消灯でカラーモード設定;第1回の
スイッチ閉でスイッチキーが点灯し黒モード設定となり
黒モード設定ソレノイドが通電される;第2回のスイッ
チ閉でスイッチキーが消灯しカラーモード設定となり黒
モード設定ソレノイドが非通電とされる)ならびにその
他の入力キースイッチ,キヤラクタデイスプレイおよび
表示灯等が備わっている。 次に第4図に示すタイムチヤートを参照して、複写機構
主要部の動作タイミングを説明する。第4図は2枚の同
一フルカラーコピーを作成するときのものである。第1
キヤリッジ8の露光走査の開始とほぼ同じタイミングで
レーザ43bkの、記録信号に基づいた変調不正が開始さ
れ、レーザ43y,43mおよび43cはそれぞれ、感光体ドラム
44bkから44y,44mおよび44cの距離分の、転写ベルト25の
移動時間Ty,TmおよびTcだけ遅れて変調付勢が開始され
る。転写用コロトロン29bk,29y,29mおよび29cはそれぞ
れ、レーザ43bk,43y,43mおよび43cの変調付勢開始から
所定時間(感光体ドラム上の、レーザ照射位置の部位が
転写用コロトロンまで達する時間)の遅れの後に付勢さ
れる。 第2図を参照する。画像処理ユニット100は、CCD7r,7g
および7bで読み取った3色の画像信号を、記録に必要な
ブラック(BK),イエロー(Y),マゼンタ(M)およ
びシアン(C)の各記録信号に変換する。BK記録信号は
データセレクタ110によりそのままレーザドライバ112bk
に与えることがある。記録態様によってはBK記録信号
は、Y,MおよびC記録信号と同様に、それぞれそれらの
元になる各記録色階調データを階調処理装置109で画像
情報(1画素1ビット)に変換して得られるものであ
り、バッフアメモリ108bk,108y,108mおよび108cに保持
した後、第4図に示す遅れ時間Ty,TmおよびTcの後に読
み出してレーザドライバ112bk,112y,112mおよび112cに
与える。なお、画像処理ユニット100には複写機モード
で上述のようにCCD7r,7gおよび7bから3色信号が与えら
れるが、グラフイックスモードでは、複写機外部から3
色信号が外部インターフエイス117を通して与えられ
る。 画像処理ユニット100のシエーデイング補正回路101は、
CCD7r,7gおよび7bの出力信号を8ビットにA/D変換した
色階調データに、光学的な照度むら,CCD7r,7gおよび7b
の内部単位素子の感度ばらつき等に対する補正を施こし
て読み取り色階調データを作成する。 マルチプレクサ102は、補正回路101の出力階調データ
と、インターフエイス回路117の出力階調データの一方
を選択的に出力するマルチプレクサである。 マルチプレクサ102の出力(色階調データ)を受けるγ
補正回路103は階調正(入力階調データ)を感光体の特
性に合せて変更する他に、コンソール300の走査ボタン
により任意に階調性を変更し更に入力8ビットデータを
出力6ビットデータに変更する。出力が6ビットである
ので、64階調の1つを示すデータを出力することにな
る。γ補正回路103から出力されるレッド(R),グリ
ーン(G)およびブルー(B)それぞれの階調を示すそ
れぞれ6ビットの3色階調データは補色生成,黒分離回
路104に与えられる。 補色生成,黒分離回路104の構成を第7図に示す。補色
生成は色読み取り信号それぞれの記録色信号への名称の
読み替えであり、第7図に示すように、レッド(R)階
調データがシアン(C)階調データと、グリーン(G)
階調データがマゼンダ(M)階調データと、またブルー
階調データ(B)がイエロー階調データ(Y)と変換
(読み替え)される。C,MおよびY階調データはそのま
ま平均化データ圧縮回路105に与えられる。 画像処理ユニット100の平均化データ圧縮回路105は、1
画像に対し6ビットの階調データを持つものを4×4画
像データ分平均化し6ビットの階調データとして出力す
るものである。この実施例の場合、入力画像と出力画像
の大きさは同じと想定しており、入力データ(CCDから
の読み込み値)をA/D変換し8ビットデータ化しγ補正
により6ビットデータに変換しているが、レーザドライ
バへの出力データはレーザのオン,オフ(1ビット)デ
ータである。入力6ビットデータにより64階調の濃度の
分離が可能であり、出力の濃度再現はディザ法,濃度パ
ターン法が良く知られている。一般に濃度パターン法で
64階調を表現するには8×8のマトリックスを使用して
いる。従って入力データの8×8画素の濃度を平均化し
出力の8×8マトリクス(階調処理回路109での濃度パ
ターン変換)に対応させる必要がある。又、この平均化
によりデータ量および処理速度が1/64に圧縮され、記憶
する場合のデータ容量およびハード部のコストが低減す
る。なお、入力読取の画素の大きさを出力に対し8×8
倍にすることも考えられるが、本装置では前述した様に
黒部(通常文字)の解像力を落したくないので採用して
いない。 次にマスキング処理回路106およびUCR処理回路107を説
明する。 マスキング処理とUCR処理の両者を同時に行なう演算式
の係数は予め計算して該演算式に代入して、マスキング
処理回路106の予定された入力Yi,MiおよびCi(各6ビッ
ト)に対応付けた演算値を予めROMにメモリしている。
マスキング処理回路106とUCR処理回路107は1組のROMで
構成されており、マスキング処理回路106への入力Y,Mお
よびCで特定されるアドレスのデータがUCR処理回路107
の出力として階調処理回路109に与えられる。このデー
タが8×8画素パターンの画像データに変換されてバッ
フアメモリ108bk,108y,108m,108cにメモリされる。な
お、一般的に言って、マスキング処理回路106は記録像
形成用トナーの分光反射波長の特性に合せてY,M,C信号
を補正するものであり、UCR処理回路107は各色トナーの
重ね合せにおける色バランス用の補正を行なうものであ
る。 次に画像処理ユニット100のバッフアメモリ108y,108m,1
08cおよび108bkを説明する。これらは、同一の原稿の複
数枚コピーの第1枚目のコピー(画像情報読+記録)に
おいては、感光体ドラム間距離に対応するタイムデイレ
イを発生させるものであるが、2枚目以降においては、
読取情報を保持する頁メモリとしての意味がある。各メ
モリの書き込みタイミングは同時であるが、読み出しタ
イミングは第4図を参照すると、メモリ108yはレーザ43
yの変調付勢タイミングに合せて、メモリ108mはレーザ4
3mの変調付勢タイミングに合せて、メモリ108cはレーザ
43cの変調付勢タイミングに合せて、またメモリ108bkは
レーザ43cの変調付勢タイミングに合せて行なわれ、そ
れぞれに異なる。各メモリの容量は400dpi(ドット パ
ーインチ:15.75ドット/mm)、A3を最大サイズとする画
像のデータを読み書きし得る容量である。メモリアドレ
スは、バイト単位(8ビット)としている。メモリ108
y,108m,108cおよび108bkの構成は全く同じであり、その
要部を第6a図および第6b図に示す。 第6a図を参照してメモリ情報の概要を説明すると、入力
データメモリとして64×1ビットのメモリを48個使用し
て384K×8ビットの構成としている。第6a図に示すDRAM
201〜206がこれである。 階調処理装置109が処理した2値化データ(1画素1ド
ット)は、まずフアーストイン/フアーストアウト(Fi
Fo)のメモリであるRAM207に書込む。これは階調処理装
置109の出力データの出力タイミングとメモリDRAM201〜
206との書込タイミングのずれの修正用のもので、ほぼ
1ライン分のバッフアとなっている。FiFo RAM207に書
込まれたデータは、カウント回路I 211によって、バイ
ト単位の0番地から順次決定されるアドレスのDRAM201
〜206に書込まれる。次にカウンタ211のアドレスが1ラ
イン分(バイト単位)加算され、RAM207の次ラインデー
タが書込まれる。この様にしてデータは順次DRAM201〜2
06に書込まれ、1枚の原稿分の書込が行われる。書込み
開始からカウンタ211が所定アドレスを進めるとDRAM201
〜206からデータがFiFo RAM208に書込み開始(DRAM201
〜206よりの読み出し)される。書込開始時カウント回
路II 212および画像位置調整回路240はリセットされ第
1ラインのデータがまずFiFo RAM208に書込まれ、書込
同様順次読み出されて行く。カウンタ211には、カラー
スキヤナ7r,7g,7b系のスタート信号Ss,ビデオ同期信号
(この例ではバイト単位:すなわち8個のドット単位)
Sxおよびライン同期信号Syが与えられ、カウンタ211は
画像読取走査に同期して前述の書込みアドレス制御を行
なう。カウンタ212および画像位置調整回路240には、レ
ーザドライバ112bk,112c,112m,112y系のスタート信号R
s,記録ドット同期信号Rs(これは1ドット単位)および
ライン同期信号Rsが与えられる。 スキヤナ系の走査タイミングと記録系の走査タイミング
の間には、メモリへの1ライン分データの書込およびメ
モリよりの1ライン分データの読出し交互に行なうに十
分なずれがあるので、原稿走査と記録を併せて行なう第
1枚目のコピーにおいては、メモリへの一ライン分のデ
ータの書込と、メモリよりの一ライン分のデータの読出
しとが交互に行なわれる。2枚目のコピーにおいては、
メモリにすでに画像データを書込んでいるので、メモリ
へのデータの書込みはなく、記録のための読出しのみが
行なわれる。 データセレクタ210はカウンタ211又はカウンタ212のア
ドレス(カウントデータ)選択をするものであり、DRAM
201〜206に対しデータ書込の時はカウンタ211のアドレ
スデータが、またデータ読み出しのときはカウンタ212
のアドレスデータが出力される。またデコーダ209は、
6ブロックのDRAM201〜206を選択する為のアドレスデコ
ーダである。 次に画像処理ユニット100の階調処理回路109を説明す
る。この回路109は、BK,Y,MおよびCの各々の階調デー
タより、その濃度に対応する8×8画素記録パターンを
発生させる回路であり、ROMで構成されている。 6ビットの階調データは、64階調の濃度情報を表わせ
る。理想的には1ドットのドット径を64段に可変できれ
ば解像力を下げずにすむが、ドット径変調はレーザビー
ム電子真写方式ではせいぜい4段程度しか安定せず、一
般的には濃度パターン法及び濃度パターン法とビーム変
調の組合せが多い。ここでは8×8のマトリックスによ
り64階調表現の処理方式を用いている。回路109は8×
8の濃度パターンを1グループ当り64種持ち、階調デー
タと主走査アドレスにより副走査方向の8ビットデータ
を出力する方式をとっている。BK割り当ての記録信号と
しては、黒分離回路104からのドットパターン(2値信
号)とUCR処理回路107からのBK階調情報より発生する濃
度パターン(階調パターン信号)を選択する必要があ
る。単純に言うと文字部の黒は、黒分離回路104からの
2値信号に基づくトナー付与の方が濃度パターン情報に
基づくトナー付与の場合よりも解像力が高い。しかし写
真部などの階調画像部では逆に、濃度パターン情報に基
づくトナー付与の方が画像再現性が高い。そこでこれは
画像モード指定に応じて、データセレクタ110で選択す
るようにしている。 同期制御回路114は、上記各要素の付勢タイミングを定
め、各要素間のタイミングを整合させる、いわゆるイン
ターフエイス回路である。 200は以上に説明した第2図に示す要素全体の制御、す
なわち複写機としての制御を行なうマイクロプロセッサ
システム(センターコントロールユニット)である。こ
のプロセッサシステム200が、コンソールで設定された
各種モードの複写制御を行ない、第2図に示す画像読み
取り−記録系は勿論、感光体動力系,露光系,チヤージ
ヤ系,現像系,定着系等々に動作命令を発する。 この実施例の複写機は、フルカラーコピーのみならず単
色黒コピーも可能であり、フルカラーモードと単色黒モ
ードの設定切換えのためにコンソール300に切換指示キ
ースイッチ302が備わっている。単色黒モードが設定さ
れているときの動作を説明すると、第1キヤリッジ等画
像走査部は単色黒モードのときもフルカラーモードのと
きと同様に動作し、R,GおよびB3色の色信号がγ補正回
路103より出力される。データセレクタ110が、補色生
成,黒分離回路104のBK出力をレーザドライバ112bkに与
える。平均値データ圧縮回路105以下階調処理回路109ま
で、ならびにレーザドライバ112y,m,cおよびレーザ43y,
m,cは単色黒モードでは動作しない。これらの回路の動
作,非動作は、プロセッサシステム200の指示に基づく
同期制御回路114の制御動作によって定まる。一方、記
録系では、単色黒モードではチヤージヤコロトロン19y,
m,c,現像ユニット20y,m,c,転写用コロトロン29y,m,c,お
よび多面鏡駆動用モータ41y,m,cは動作を休止しその他
はフルカラーコピーモードと同様に動作する。これらの
動作,非動作はプロセッサシステム200の指示に応じて
それらのドライバが制御する。 第3図に、多面鏡駆動用モータ等とマイクロプロセッサ
システム(200:第2図)との間のインターフエイスを示
す。第3図に示す入出力ポート207はシステム200のバス
206に接続されている。 なお、第3図において、45は感光体ドラム18bk,18y,18m
および18cを回転駆動するモータであり、モータドライ
バ46で付勢される。 その他複写機各部要素を付勢するドライバ,センサに接
続された処理回路等が備わっており、入出力ポート207
あるいは他の入出力ポートに接続されてシステム200に
接続されているが、図示は省略した。 フルカラーモードでも、単色黒モードでも第1キヤリッ
ジ8の動作タイミングに対する複写紙送りローラ23,現
像器20bk,レジストローラ24,転写コロトロン29bk等の動
作タイミングは同じであるが、転写分離を終了した記録
紙が定着器36に達するまでの転写ベルト25の送り速度は
フルカラーモードのときよりも少し速くなる。このよう
に黒記録用の感光体ドラム18bkが給紙側から見て最上流
にあることは、単色黒モードでの記録装置付勢制御が単
純であるという利点をもたらす。 また、コピー速度を速くし得るという利点をももたら
す。 次に、マイクロプロセッサシステム200および同期制御
回路114の制御動作に基づいた各部の動作タイミングの
概要を説明する。 まず、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、装置
はウオームアップ動作を開始し、 ・定着ユニット36の温度上げ、 ・多面鏡の等速回転立上げ、 ・キヤリッジ8のホームポジシヨニング、 ・ライン同期基本クロックSyの発生、 ・ビデオ同期基本クロックSx′の発生、 ・各種カウンタの初期化、 等の動作を行なう。ライン同期基本クロックSyを基点に
ビデオ同期基本クロックSx′をカウントして、Syより略
180度位相がずれた(Syの中間で発生する)記録ライン
同期基本クロックRy′を発生して、Sx′,SyはCCDドライ
バに供給し、Sx′(=Rx)およびRy′を多面鏡モータド
ライバに与える。多面鏡モータドライバはこの信号を位
相ロックトループ(PLL)サーボの基準信号として用
い、フイードバック信号であるビームセンサ44bk,44y,4
4mおよび44cのビーム検出信号Ryがライン同期用クロッ
クRy′と同一周波数となるように、また所定の位相関係
となるようにモータ付勢制御する。Syは、CCD読み出し
の主走査開始信号として用いられる。なお、レーザビー
ム主走査の開始同期用の信号は、ビームセンサ44bk,44
y,44mおよび44cの検出信号(Ry)が、各色(各センサ)
毎に出力されるのでこれを利用する。尚、ライン同期信
号Ry′と各ビームセンサの検出信号Ryの周波数はPLLで
ロックされており同一であるが、若干の位相差を生じる
場合があるので、走査の基準はライン同期信号Ry′では
なく各ビームセンサの検出信号Ryを用いている。 ビデオ同期用クロックSx′(Rx)は1ドット(1画素)
単位の周波数を持ち、CCDドライバ及びレーザドライバ
に供給されている。 各種カウンタは、 (1)読み取りラインカウンタ、 (2)BK,Y,M,C各書き込みラインカウンタ、 (3)読み取りドットカウンタ、および (4)BK,Y,M,C各書き込みドットカウンタ、 であるが、上記(1)および(2)はマイクロプロセッ
サシステム200のCPU202の動作で代用するプログラムカ
ウンタであり、(3)および(4)は図示していないが
ハード上個別に備わっている。 次にプリントサイクルのタイミング概要を第5図に示
し、これを説明する。ウオームアップ動作を完了する
と、プリント可能状態となり、ここでコピースタートキ
ースイッチ301がオンになると、システム200のCpU202の
動作により、第1キヤリッジ8駆動モータ(第13図)が
回転を始めキヤリッジ8および9(8の1/2の速度)が
左側に走査(露光走査)を開始する。キヤリッジ8がホ
ームポジシヨンにあるときは、ホームポジシヨンセンサ
39の出力がHであり、露光走査(副走査)開始後間もな
くLになる。このHからLに転ずる時点に読み取りライ
ンカウンタをクリアすると同時に、カウントエネーブル
にする。なお、このHからLへの変化(読取スタートS
s)時点は原稿の先端を露光する位置である。 ホームポジシヨンセンサ39がLになった後に入ってくる
ライン同期用クロックSyで、読み取りラインカウンタ
を、1パルス毎にカウントアップする。また、ライン同
期用クロックSyが入って来るときは、その立上りで読み
取りドットカウンタをクリアし、カウントエネーブルに
し、ドットカウンタが8をカウントアップ(1バイトの
読取)する毎に読取ビデオ同期パルスSxを発生する。 従って、最初のラインの読み取りは、ホームポジシヨン
センサ39がLになった後、最初のライン同期用クロック
が入った直後のビデオ同期クロックに同期して、画素1,
画素2,・・・画素4667と順次読み取る。尚、画素のカウ
ントは、読み取りドットカウンタによって行なわれる。
1ライン分の読取毎に、一ライン分のデータをビデオ同
期パルスSxと共に画像処理装置100(最初的にはメモリ
装置108y,108m,108cおよび108bk)に転送する。2ライ
ン目以降も同様に、次のライン同期用クロックで読み取
りラインカウンタをインクレメンとし、読み取りドット
カウンタをクリアし次から入ってくるビデオ同期クロッ
クに同期し、読み取りカウンタをインクリメントすると
共に画素の読み取りを行なう。1ライン分の読取中に前
ラインの読取データを画像処理装置100に転送する。 このようにして、順次ラインを読み取り、読み取りライ
ンカウンタが6615ラインまでカウントすると、そのライ
ンで最後の読み取りを折ない、キヤリッジ駆動モータを
逆転付勢しキヤリッジ8および9をホームポジシヨンに
戻す。 以上のようにして読み取られた画素データは順次画像処
理ユニット100に送られ、各種の画像処理を施こされ
る。この画像処理を行なってメモリ装置108y等に画像デ
ータを書込むまでの時間は、ライン同期用クロック信号
の2クロック分だけ、少くとも要する。 メモリ装置108y,108m,108cおよび108bkの構成は全く同
じであり、それぞれ概略で、第6a図に示すメモリおよび
読/書制御回路と、第6b図に示す読/書制御部で構成さ
れている。 第6a図において、DRAM201〜206が1色(BK,C,M,Yの1
つ:この装置がBK用のもの108bkであるときにはBK)の
カラー記録情報を記憶するメモリ手段であり、カウント
回路211が書込手段である。この書込手段には、前述の
読取ビデオ同期パルスSx(バイト単位),読取ライン同
期パルスSyおよび読取スタート信号(これはCPU230か
ら)が与えられる。読取データをシエーデイング補正回
路101〜階調処理装置109で処理した1色(例えばBK)の
記録画像データ(バイト単位)はRAM207に与えられる。
メモリ書込のときには、スキヤナからのスタート信号Ss
に応答して、CPU230が、次にSyが到来するのを待ってか
ら一ライン分の記録画像データをRAMに書込み更に次にS
yが到来する前にカウント回路211にスタート信号を与え
て、書込アドレスカウントを開始させ、RAM207のデータ
をDRAM201〜206に書込ませる。その後は一ライン分のデ
ータをRAM207に書込む毎に、そのデータをDRAM201〜206
に書込む。 カウント回路212が読出手段であり、概略でカウント回
路211と同じく、ドットカウンタ220とラインカウンタ22
1で読出しアドレスをカウントするものであるが、記録
シートに対する画像データの読出し位置調整をするため
に、ドットアドレスに調整値を加減算するための加減算
器222および、ラインアドレスに調整値を加減算するた
めの加減算器223を備えている。加減算器222のA入力
が、記録ドット同期パルスRxのカウント値(ドットアド
レス)であり、B入力が主走査方向Xの調整値である。
加減算器223のA入力は、記録ライン同期パルスRyのカ
ウント値(ラインアドレス)であり、B入力が副走査方
向Yの調整値である。加減算器222および223を加算モー
ド(A+B)にするか減算モード(A−B)にするかの
制御信号D,Eは第6b図のマイクロプロセッサCPU230が与
える。 なお、加減算器222,223の入力A,Bはドット単位およびラ
イン単位であるが、それらの出力は、バイト単位および
ライン単位である。これは、メモリ201〜206、ならびに
207,208をバイト単位およびライン単位で読/書処理す
るようにしているからである。 この実施例では、画像位置調整回路240が記録情報位置
調整手段であり、設定された調整量に対応してカウント
回路212に、画像位置調整回路240がカウントパルスおよ
びB信号を与える。すなわちメモリよりのデータ読出し
開始タイミングを制御しかつ読出しアドレスを制御す
る。 この制御の概要を第7b図を参照して説明する。第7b図に
おいてRTAはレーザ記録装置(例えばBK)の記録走査領
域、SMAは、レーザ記録装置の記録走査がS0点に達して
から、メモリ201〜206から画像情報を読み出してレーザ
記録装置(例えば112bk)に与えるときの画像記録領域
である。記録走査始点R0でメモリよりの画像データ読出
しを開始すると、画像記録領域SMAは、その始点S0をR0
にシフトしたものとなる(正確には、R0よりも一ライン
分y方向にずれた位置)。レーザ記録装置の記録走査開
始(正確には、記録スタート信号Rsが発生されてから最
初に発生したRy)から記録ドット同期パルスRxおよび記
録ライン同期パルスRyのカウントを開始して、それらが
所定値(例えばX0,Y0)になったときに、カウント回路2
12への読出しアドレスカウントアップパルス(Rx,Ry)
の供給を開始すれば、画像記録領域SMAの始点がS0とな
る。記録画像のスキュー(又は傾斜)に関しては、例え
ば記録ドット同期パルスRxを所定数aカウントする毎
に、ライン同期パルスカウンタを一カウントアップし、
かつライン同期パルスRyを所定数aカウントする毎にド
ットパルスカウンタを一カウントアップすると第7b図に
示す、反時計方向に回転した記録画像領域ATAとなる。
逆に、所定数aカウントする毎に一カウントダウする
と、時計方向に回転した記録画像領域となる。所定数a
を小さくすると回転角度が大きくなる。 第6a図において、カウンタ213および214はそれぞれ、記
録走査開始点R0に対する記録画像領域の始点(S0)のX
方向およびY方向シフト量(I=X0/2−X1,H=Y0/2−
Y1;ここでX0,Y0はシフト可能な最大値;X1,Y1は後述する
コード発生器235,236による入力調整値)をロードする
カウンタであり、カウンタ213は、Rxをカウントして、
カウント値がX方向シフト量Iになる毎にキヤリー(又
はボロー)を発生してこれをアンドゲート217に与え
る。カウンタ214はRyをカウントして、カウント値がY
方向シフト量Hになるとキヤリー(又はボロー)を発生
してこれによりフリップフロップ216をセットしそのQ
出力を高レベルHにする。アンドゲート217は従って、
レーザ記録装置の走査がY方向でシフト量Hになり、し
かもX方向でシフト量Iになったときに高レベルH出力
を生じてフリップロップ215をセットし、そのQ出力を
高レベルHにする。215のQ出力はアンドゲート218,219
にゲートオン信号として与えられ、218,219の開閉制御
用の信号JがHであると、それぞれRxをドットアドレス
カウンタ220に、またRyをラインアドレスカウンタ221に
与え、これによりメモリ201〜206の画像データ読出しが
開始される。すなわち、カウンタ213,214,フリップフロ
ップ215,216およびアンドゲート217は、画像記録開始点
(S0)設定用のものである。 カウンタ224および225はそれぞれ、X方向の前記所定値
a(F,G)をロードするカウンタであり、カウンタ224は
Ryをa(F)個カウントする毎に、すなわち記録走査が
aライン進む毎に、キヤリー(又はボロー)を発生して
カウンタ226に与える。カウンタ226のカウント値は加減
算器222に与えられる。これにより、加減算器222の出
力、すなわちXアドレスデータは、記録走査がaライン
進む毎に、X方向で一ドット分右シフト(加算設定のと
き)又は左シフト(減算設定のとき)となる。 カウンタ225はXyをa(G)個カウントする毎に、すな
わち記録走査がX方向にaドット進む毎に、キヤリー
(又はボロー)を発生してカウンタ227に与える。カウ
ンタ227のカウント値は加減算器223に与えられる。これ
により、加減算器223の出力、すなわちYアドレスデー
タは、記録走査がaドット進む毎に、Y方向で一ライン
分上シフト(加算設定のとき)又は下シフト(減算設定
のとき)となる。 第6a図に示す制御信号およびデータA〜Kは、第6b図に
示すマイクロプロセッサCPU230が与える。CPU230に接続
されたインターフエイスには、4ビットのコードを発生
するコード発生器235,236およ.237が接続されており、
それぞれ4ビットコードをインターフエイス234を介し
てCPU230に与える。この実施例では、コード発生器235,
236および237が各色記録位置調整量設定手段である。 コード発生器235〜237は、それぞれ第6b図に示す数値
(−7〜7,−14〜14:これらはドット数を示す)の内
の、指準位置(三角形で示す)にある数値(但し、237
については表示値の半値)を示す4ビットコードを発生
しインターフエイス234に出力する。1ビットは正負符
号を示し、残りの3ビットが数値の絶対値を示す。 CPU230は、システム200よりの指令に基づいて、メモリ2
01〜206への画像データの書込制御および、それらのメ
モリよりの画像データの読出し制御を行なう。書込制御
は知られたものと同様であるので、次に第7a図を参照し
て、読み出し制御を説明する。 記録(メモリデータ読出し)が指示されるとCPU230は、
メモリ201〜206の読/書制御信号Aを読み出しに設定し
(ステップ1;以下カッコ内ではステップという語を省略
する)、RAM208の読/書制御信号Cを書込に設定し
(2)、コード発生器237の出力を参照して、その出力R
xyが+のときには、加減算器222,223への加減算指示信
号D,Eを加算指定のものに、Rxyが−のときには、D,Eを
減算指定のものに設定する(3)。そして、カウンタ22
4,225へのロード値F,Gをm/2Rxyに設定する(4)。これ
において、Rxyは−7〜+7の値であるので、これを表
示値−14〜+14にするために2倍にする。mは、第7b図
に示す主走査方向Xの、メモリ記憶領域の最大ビット数
である。したがって、メモリよりのデータの読出しを開
始すると、コード発生器237の指準位置(三角位置)に
+2又は−2が設定されていたときには、カウンタ224,
225にはm/2が設定され、+2が設定されているときに
は、メモリ201〜206の読出しがX方向でm/2ビット進み
毎にカウンタ225がキヤリー(又はボロー)を発生し、
カウンタ227が1カウントアップし、副走査方向Yの読
出しアドレスが1ライン分進められる。また、メモリ20
1〜206の読出しがY方向でm/2ライン進む毎にカウンタ2
23がキヤリー(又はボロー)を発生し、カウンタ226が
1カウントアップし、主走査方向Xの読出しアドレスが
1ビット分進められる。これにより、tanθ=2/mの角度
θだけ、読出し画像データが、メモリ201〜206に保持さ
れているデータから反時計方向に回転することになる。
−2が設定されているときには、時計方官に回転するこ
とになる。 次にCPU230は、記録走査始点(記録をし得る最大領域の
原点)R0に対する実記録開始点を設定するため、カウン
タ214にH=Y0/2−Y1を、カウンタ213にI=X0/2−X1
設定する(5)。これにおいて、X1およびY1はコード発
生器235および236で設定された値であり、S0とR0の中間
点を中心(0)にしたシフト量である。X0およびY0は、
記録走査始点R0から最大ずらし得る記録開始点S0のX座
標およびY座標であり、記録開始の標準点をX0/2(X1
0対応),Y0/2(Y1=0)に設定している。この標準点
は、コード発生器235および236をそれぞれ「0」に設定
したときの記録開始点である。コード発生器235,236を
「+」側に設定すると記録開始点はS0側にシフトし、
「−」側に設定するとR0側にシフトする。 次にCPU230は、システム200とレーザドライバ(例えば1
12bk)にレデイ出力をセットし(6)、記録スタート信
号Rs(LからHへの立上り)が到来するのを待つ。な
お、この記録スタート信号は、レジストローラ24より紙
を給紙するタイミングを基点に、ライン同期クロックR
y′をカウントして、BK,Y,M,Cのそれぞれの記録系が記
録走査を開始すべきタイミング(R0)でシステム200が
発生するものであり、それぞれの記録系毎に異ったタイ
ミングで発生されレーザドライバおよびメモリ装置のそ
れぞれに与えられる。 記録スタート信号Rs(LからHへの立上り)が到来する
と、これは記録走査が開始点R0にあることを示すので、
CPU230は、アンドゲート218,219へのゲート信号Jを高
レベルHに設定して書込準備して(8)、フリップフロ
ップ215の出力DaがHになるのを待つ。すなわち、記録
走査が、カウンタ213,214に設定した記録開始座標に進
むのを待つ。DaがHになると、アンドゲート218,219が
オンになってそれぞれ記録ドット同期パルスRxおよび記
録ライン同期パルスRyをカウンタ220および221に与え
る。すなわちメモリデータの読出しを開始する。 読出しを開始したことを知る(Da=H)と、1ライン分
の読出しバイト数をカウントするバイトカウンタnをセ
ットし(11)、つまり画像データの読出しバイト数のカ
ウントを開始する。そしてバイトカウント値が1ライン
分になると(12)、ゲート制御信号JをLにして(13)
アンドゲート218,219をオフにしてメモリ201〜206の読
出しを停止し、ラインバッファメモリ208の1ライン分
のデータをレーザドライバ(112bk)に転送する(1
4)。転送を終えると、記録ライン同期パルスRyと記録
指示信号Rsのエンド(HからLへの立下り)の到来を待
ち(15,17)、Ryが到来すると、まだ記録(読出し)が
継続するので、Jを高レベルHに再セットし(16)、ま
た一ライン分の画像データの読出しおよび転送を行なう
(11〜14)。 RsがHからLになる(読出しエンド)と、そこで記録ル
ーチンを抜けてメインルーチンに戻る。 以上に説明したカウント回路212,画像位置調整回路240
の構成および動作、ならびにマイクロプロセッサ230の
制御動作により、コード発生器235,236で設定された値
をX1,Y1とすると、記録走査が記録走査原点R0から、X0/
2−X1,Y0/2−Y1に進んでからメモリ201〜206の画像デー
タの読出しとレーザドライバへの出力が開始され、しか
も、各ラインデータの読出しにおいて、読出しがm/2Rxy
ビット進む毎に、読出しラインアドレスが1ライン分進
められ(Rxyが正のとき)、又は1ライン分戻され(Rxy
が負のとき)、また読出しがm/2Rxyライン進む毎に、読
出しビットアドレスが1ドット分進められ、又は1ビッ
ト分戻され、読出し画像データがtanθ=2Rxy/mの角度
θだけ反時計方向又は時計方向に回転して読み出されて
レーザドライバに与えられる。 したがって、オペレータは、カラーコピー上の各ずれ量
を各色毎に判定して、コード発生器235〜237の設定を調
整し、色ずれ修正をし得る。これは、第6b図に示す実施
例では、ダイアルを廻すだけであるので、極く簡単に行
ない得る。調整量はピクセル(ドット)単位であるの
で、調整を極く微細に行ない得る。機械系の調整は実質
上不要である。 次に本発明の他の実施例を説明する。上記実施例では、
ずれ調整量をダイアル型のコード発生器235〜237で入力
するようにしているが、これをテンキーで共用してもよ
いし、キーボード入力するようにしてもよい。また、テ
ストチヤートを記録してこれを自動的に光学スキヤンし
て色ずれ量を自動検出し、検出値を調整値として自動設
定するようにしてもよい。 次に説明する第2の実施例は、色ずれ自動検出および調
整量自動設定を行なうものであり、機構部および電気回
路ハードウエアは概要で上述の実施例と同様である。そ
こで以下においては変形部のみを説明すると、この第2
の実施例では、システム200と、全色宛のメモリ装置と
記録系は第8c図に示すように接続されており、システム
200のマイクロプロセッサ(202)が、操作ボード(図示
せず)のモード指示キー入力に応じて、まだシステム系
統のタイミング信号に同期して、テストモード記録,テ
ストモード読取および通常の記録モードを、メモリ装置
108bk,108y,108m,108cならびにレーザドライバユニット
112bk,112y,112m,112cに指示し、各モードで所要のタイ
ミング信号をそれらに与える。 メモリ装置108bk,108y,108m,108cのそれぞれの制御系は
第8a図に示すように構成されており、メモリ系は第6a図
に示すものと同様である。なお第8a図には、Y記録用の
画像データの読/書制御を行なう制御系を示すが、他色
記録用のものも全く同じ構成である。第8a図を参照する
と、インターフエイス234yには、電池およびメモリバッ
クアップ回路(図示せず)でバックアップされた不揮発
性RAM250yが接続されており、これに、色ずれ調整量
(前述の実施例のX1,X2,2Rxy相当の値)がメモリされ
る。 ROM231には、テストチヤート画像データがメモリされて
いる。この画像データは、第8b図に示すように、記録画
像の左上と右下に十字形の画像251,252を記録するため
のものであり、Xt×Ytの2次元面積相当の画像データで
ある。以下これを十字画像データという。 第8d図に、この第2実施例でのシステム200のマイクロ
プロセッサ(202)の、色ずれ調整量設定のためのテス
ト記録制御動作を示す。システム200のマイクロプロセ
ッサ202は、テスト記録が入力指示されると、スキヤナ
は停止のまま、通常のメモリ読出し記録と同様にしてBK
記録制御を開始し、メモリ108bkとレーザライバ112bkに
テスト記録を指示する(20)。レーザドライバ112bkは
通常のメモリ読出し記録と同じく動作するが、メモリ装
置108bkは、ROM231より十字画像データを読出してレー
ザドライバ112bkに出力する。これは記録走査が開始点R
0になったときと、記録終了点よりもXt,Ytだけ前になっ
たときの2回行なう。これにより、第8b図に示すように
2個の十字を対角コーナ部に記録したBK画像がえられ
る。このBK画像を記録したシートはオペレータがコンタ
クトガラス板1上に、正確に位置合せしてセットし、次
いでオペレータがテスト読取を入力する。これに応じて
システム200のマイクロプロセッサ(202)は、この画像
読取を開始し、メモリ装置108bkにメモリ書込を指示す
る(21)。これによりメモリ装置108bkが十字画像の読
取データをメモリ(201〜206)に書込む。次にシステム
200のマイクロプロセッサ(202)は、メモリ装置108yと
レーザドライバ112yにテスト記録を指示する(22)。メ
モリ108bkと同様にメモリ108yも十字画像データを読出
して、レーザドライバ112yに与える。これにより、第8b
図に示すように2個の十字を対角コーナ部に記録したY
画像がえられる。このY画像を記録したシートはオペレ
ータがコンタクトガラス板1上に、正確に位置合せして
セットし、次いでオペレータがテスト読取を入力する。
これに応じてシステム200のマイクロプロセッサ(202)
は、この画像読取を開始し、メモリ装置108yにメモリ書
込を指示する。これによりメモリ装置108yが十字画像の
読取データをメモリ(201〜206)に書込む。メモリ装置
108y,108mおよび108cのマイクロプロセッサ(230y,230
m,230c)は、テスト読取では第8e図に示すように動作し
て、十字BK画像とそれぞれの各Y,M,Cの十字画像とのず
れを検出し、ずれ調整量を設定する。すなわち、例をY
色記録系で説明すると、前述のように十字Y画像データ
をメモリ(201〜206)に書込むと、十字BK画像データ
(251,252)をメモリ108bkより受けて、十字BK画像デー
タ(251)に対する十字Y画像データ(251)のX方向の
ずれ量X1を検出し、これを前述の第1実施例のX1と同じ
処理量としてメモリ250yに設定する(30)。このずれ量
の検出は、十字BK画像251の、第8b図の251相当の領域Xt
/Yxの、X方向の画像ありランレングスが最大な線の中
心X座標と、十字画像251の、251相当の領域の、X方向
の画像ありランレングスが最大な線の中心X座標と、の
差X1を演算することにより行なう。次に、十字BK画像デ
ータ(251)に対する十字Y画像データ(251)のY方向
のずれ量Y1を検出し、これを前述の第1実施例のY1と同
じ処理量としてメモリ250yに設定する(31)。このずれ
量の検出は、十字BK画像251の、第8b図の251相当の領域
Xt×Yxの、Y方向の画像ありランレングスが最大な線の
中心Y座標と、十字Y画像251の、251相当の領域の、Y
方向の画像ありランレングスが最大な線の中心Y座標
と、の差Y1を演算することにより行なう。 次に同様にして、今度は十字BK画像252と十字Y画像252
との、X方向のずれX2およびY方向のずれY2を検出し
(32,33)、この場合には、X1,X2,Y1およびY2より記録
画像の回転角度(正接m/2Rxy)を演算で検出し、これを
修正(十字BK画像に十字Y画像を正確に重ねる)する調
整量m/2Rxyをメモリ250yに設定する(34)。以上によ
り、Y記録系についての、色ずれ防止のための調整量
X1,Y1およびm/2Rxyがメモリ250yに設定されたことにな
る。以下、システム200のマイクロプロセッサ202は、Y
記録(22),Yスキヤン(23)と同様に、M記録(24),M
スキヤン(25),C記録(26)およびCスキヤン(27)を
制御し、メモリ装置108mおよび108cは、それぞれメモリ
装置108yと同様に動作して、十字BK記録に十字M,C記録
を正確に重ね合せる調整量を設定する。 以上に説明した第2実施例では、BKに対するY,Mおよび
Cの色ずれが自動検出され、色ずれを防止するための調
整量が自動設定される。各色の十字画像記録シートのコ
ンタクトガラス板1への位置合せが正確であれば、その
後色ずれがない記録が得られる。色ずれを生ずるように
なると、テスト記録を指示すればよい。コンタクトガラ
ス板1への位置合せが正確でないと、自動設定される調
整量自身がエラーとなり、その後色ずれ画像を生ずるこ
とになる。また、オペレータがテストモードでは、各色
十字画像をスキヤナにセットしなければならない。 そこで本発明の第3の実施例では、記録シート送り方向
に関して、ドラム18bk,18y,18m,18cそれぞれの下流に、
各色十字画像位置を検出する像読取装置を備え、テスト
モードにおいては、BK記録,Y記録,M記録およびC記録
を、それぞれ別のシートに実行し、各記録の基準位置よ
りの位置ずれを該像読取装置で検出し、各色位置ずれ検
出量より、各色調整量を演算して設定する。この場合に
は、4組の像読取装置が必要で、ハードウエアや像読取
装置の配置が複雑になるが、第2実施例におけるような
記録シートの配置位置決めが不要であり、十字記録シー
トのコンタクトガラス板1への位置決め誤差が色ずれと
なることがない。
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、回転調整量設定手段によ
り画像回転量Rxyを調整することにより、デジタルカラ
ー記録装置の画像スキューによる色ずれを精細に補正
し、色ずれのないカラー画像記録を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の機構部の構成概要を示す
側面図であり、第2図は電気系統の構成概要を示すブロ
ック図、第3図は電気系統の一部の構成を比較的に詳細
に示すブロック図である。第4図は原稿画像走査と記録
走査の相関概略を示すタイムチヤート、第5図は詳細を
示すタイムチートである。第6a図は該実施例の画像デー
タメモリ装置の、主にメモリと書込/読出し制御回路の
構成を示す電気回路図、第6b図は書込/読出し制御装置
の構成概要を示すブロック図である。第7a図は第6b図に
示すマイクロプロセッサ230の制御動作の概要を示すフ
ローチヤートであり、第7b図は、記録系の記録走査領域
RTA,メモリの画像データそのままの読出し記録による記
録領域SMAおよびメモリの画像データの読出し位置調整
をした記録による記録領域ATAの相関を示す平面図であ
る。 第8a図および第8c図は、本発明の第2実施例の、第1実
施例とは異なる部分を示すブロック図、第8b図は第2実
施例でのテストモード記録画像を示す平面図、第8d図は
第2実施例のマイクロプロセッサ202の制御動作の一部
を示すフローチヤート、第8e図は第8a図に示すマイクロ
プロセッサ230yの制御動作の一部を示すフローチヤート
である。 1:原稿、2:プラテン 31,32:蛍光灯、41〜43:ミラー 5:変倍レンズユニット 6:ダイクロイックプリズム 7r,7g,7b:CCD、8:第1キヤリッジ 9:第2キヤリッジ 10:キヤリッジ駆動モータ 11:プーリ、12:ワイヤ 13bk,13y,13m,13c:多面鏡 14bk,14y,14m,14c:f−θレンズ 15bk,15y,15m,15c,16bk,16y,16m,16c:ミラー 17bk,17y,17m,17c:シリンドリカルレンズ 18bk,18y,18m,18c:感光体ドラム 19bk,19y,19m,19c:チヤージスコロトロン 20bk,20y,20m,20c:現像器 21bk,21y,21m,21c:クリーナ 22:給紙カセット、23:給紙コロ 24:レジストローラ、25:転写ベルト 26,28,30:アイドルローラ 27:駆動ローラ 29bk,29y,29m,29c:転写コロトロン 31:レバー、32:軸 33:ピン、34:圧縮コイルスプリング 35:黒複写モード設定用ソレノイドのプランジヤ 36:定着器、37:トレイ 39:ホームポジシヨンセンサ 40:キヤリッジガイドバー 41bk,41y,41m,41c:多面鏡駆動モータ 42:トナー回収パイプ 43bk,43y,43m,43c:レーザ 44bk,44y,44m,44c:ビームセンサ 45:感光体ドラム駆動モータ 46:モータドライバ 100:画像処理ユニット 112bk,112y,112m,112c:レーザドライバ(カラー記録手
段) 200:マイクロプロセッサシステム 第6a図の201〜206:DRAM(メモリ手段) 第6a図の211:カウント回路(書込手段) 第6a図の212:カウント回路(読出手段) 第6b図の235〜237:コード発生器(各色記録位置調整量
設定手段) 第6a図の240:画像位置調整回路(記録情報位置調整手
段) 300:コンソール 301:コピースタートキースイッチ 302:フルカラー/単色黒モード切換キースイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各色カラー記録情報を記憶するメモリ手
    段,該メモリ手段に各色宛の記録情報を書込む書込手
    段,該メモリ手段より各色宛の記録情報を読み出す読出
    手段、および、読み出した各色宛の記録情報に基づいて
    各色画像を同一のシート上に記録するカラー記録手段を
    備えるデジタルカラー記録装置において: 前記シートのシート面に垂直な軸を中心とする画像回転
    量Rxyを設定する回転調整量設定手段;および、 前記メモリ手段のx,y2次元分布に規定された記録情報の
    x方向およびY方向のアドレスを、それぞれ画像回転量
    Rxyで定まるy方向アドレス増分毎およびx方向アドレ
    ス増分毎に所定量変更して前記シートに記録するための
    アドレスに変更する、記録情報位置調整手段; を備えることを特徴とするデジタルカラー記録装置。
  2. 【請求項2】記録情報位置調整手段は、各色対応で前記
    メモリ手段より記録情報を読み出し、読み出しの間、読
    み出しがx方向で画像回転量Rxyで定まる量分進む毎に
    y方向読み出しアドレスを所定量変更し読み出しがy方
    向で画像回転量Rxyで定まる量分進む毎にx方向読出ア
    ドレスを所定量変更する読出アドレス調整手段でなる前
    記特許請求の範囲第(1)項記載のデジタルカラー記録
    装置。
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JPS59163971A (ja) * 1983-03-08 1984-09-17 Canon Inc カラ−画像記録装置

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