JP3262344B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP3262344B2
JP3262344B2 JP15846991A JP15846991A JP3262344B2 JP 3262344 B2 JP3262344 B2 JP 3262344B2 JP 15846991 A JP15846991 A JP 15846991A JP 15846991 A JP15846991 A JP 15846991A JP 3262344 B2 JP3262344 B2 JP 3262344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像形成装置の
色ズレの補正に関する。本発明は特に原稿画像の複写と
ホストコンピュータ等の外部機器からの画像データの記
録が共に可能な装置における、転写位置ズレに起因する
色ズレの補正に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来技術の例としてフルカラー電
子写真複写機を示す。
【0003】1は感光ドラム、2は一次帯電器、3はド
ラムの表面電位を測定する表面電位計である。感光ドラ
ム1の周囲にはトナーとキャリアを混合した2成分現像
剤を使用する複数の現像ユニット101M(マゼン
タ)、101C(シアン)、101Y(イエロー)、1
01Bk(ブラック)を積載して左右方向に移動可能な
移動台120を具備した現像器100、転写ドラム5、
前除電器6、クリーニング装置7が配置されている。
【0004】光学系10は原稿照明ランプ21、第1ミ
ラー11、第2ミラー12、第3ミラー13、結像レン
ズ14及びB、G、Rフィルターを有したCCD15、
レーザースキャナーユニット16、固定ミラー17、1
8から構成される。ランプ21とミラー11はミラー1
2、13に対して2倍の速度で原稿台ガラス28上の原
稿を走査する。原稿の反射光はレンズ14を介してCC
D15上に結像する。原稿像はB、G、Rフィルターを
有したCCD15により色分解された後、電気信号に変
換され、画像処理部19において、A/D変換等の画像
処理を施された後、レーザースキャナーユニット16内
のレーザードライバーに送られる。画像信号によって発
振したレーザー光は、ユニット16内のポリゴンスキャ
ナー、ミラー17、18を経て、感光ドラム1上に潜像
を形成する。
【0005】複写機の右側部には定着装置20、給紙装
置30が配置され、各々と転写ドラム5との間には転写
紙搬送系25、35が配置される。
【0006】感光ドラム1には4つの現像色M(マゼン
タ)、C(シアン)、Y(イエロー)、Bk(ブラッ
ク)毎に帯電、露光、現像、転写、クリーニングの各工
程が一次帯電器2、光学系10、現像装置100、転写
ドラム5、クリーニング装置7によって施される。
【0007】転写ドラム5は、給紙装置30の転写紙カ
セット31または32から搬送系35を経て給紙された
転写紙Pの先端グリッパ5aで把持し、転写ドラム5の
内部に配置された吸着帯電器4によって転写紙Pを転写
シSート5bに吸着し、感光ドラム1上の各現像色毎の
顕画像を転写すべく、回転移送せしめる。転写域には転
写帯電器5cが配置される。
【0008】各現像色のトナー像が順次転写された転写
紙Pはグリッパ5aから解放され、分離帯電器8、分離
爪8′にて転写シート5bから剥離され、搬送系25に
よって定着装置20へと送られる。転写紙P上のトナー
像は定着装置20によって転写紙P上に定着された後、
転写紙Pはトレー23上へと放出される。
【0009】また画像処理部19にはCCD15からの
原稿画像信号だけでなくホストコンピュータ等のメモリ
手段22からのメモリ画像信号がビデオケーブル24を
介して供給され、前述の電子写真プロセスによりメモリ
プリントされる。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、転写ドラムの振動や転写シートのわずか
なたわみによる各現像色毎の転写位置のズレに起因し
て、記録画像に色ズレが生じることがある。
【0011】図3(A)、(B)にその例を示す。すな
わち第1の色の像形成パターン301と第2の色の像形
成パターン302がわずかにズレを生じ、これによっ
て、細線の色の正確な再現が妨げられたり(A)、画像
の縁に原稿にはない色枠が生成されてしまう(B)。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、カラー原稿読取手段と、外部機器から
のカラー画像を記憶する記憶手段と、前記読取手段から
の画像データと前記記憶手段からの画像データのいずれ
かに基づいて複数色の像形成を各色毎に順次記録媒体に
重ねて行うカラー画像記録手段とを有するカラー画像形
成装置において、各色毎の前記記録媒体への記録位置ず
れを補正する補正データを設定する設定手段と、前記補
正データに基づいて記録画像の記録位置ずれを補正する
補正手段と、を備え、前記設定手段は補正データとして
前記読取手段からの画像データの記録のための第1の補
正データと前記記憶手段からの画像データの記録のため
の第2の補正データを独立に設定可能なことを特徴とす
るものである。
【0013】
【0014】
【実施例】以下、本発明によるカラー複写装置の実施例
を図面を参照して具体的に説明する。
【0015】(第1の実施例)本実施例を図2のカラー
複写装置に基づいて説明する。まず、図4、図5を用い
て、用紙と画像の相対位置制御について説明する。
【0016】図4について、1は感光ドラム、5は転写
ドラム、Pは転写ドラム上に吸着された転写用紙であ
り、2つのドラムは夫々矢印のα、βの方向に回転す
る。感光ドラム1上のAはレーザーにより潜像が形成さ
れる位置、Bは感光ドラム上で現像された未定着像が用
紙Pに転写される位置である。感光ドラム上でその回転
方向に沿った位置AからBまでの距離をLABとした時、
転写位置Bから転写ドラムの回転方向に対して距離LAB
上流の位置をCとする。当然LCB=LABである。位置C
より距離LDC上流の位置をDとする。
【0017】図5は原稿読み取りの様子を示す。原稿台
ガラス28上の原稿Qを複写する場合、走査光学系(図
2の照明ランプ21及びミラー11、12、13)は基
本の停止位置HP(ホームポジション)から原稿Qの所
定距離手前の走査開始位置STまで移動し、一旦停止す
る。その後転写ドラム上の用紙Pの先端が位置Dに達し
た時点から所定時間TW後走査を開始して、原稿先端位
置TPに達するまでに所望の複写倍率Mに対応する速度
Mに加速し、位置TPからの画像を用紙Pの先端から
プリントする。
【0018】図8に転写ドラムに対する用紙の搬送状態
を示し原稿コピーのシーケンスを詳細に説明する。
【0019】吸着位置Fから前述の位置Dまでの距離L
FDと等しい距離LFGの用紙搬送路上の位置Gに給紙され
た用紙Pの先端が到達した時から時間TW後、走査光学
系はスタートし(801)、さらに吸着位置Fから前述
の位置Cまでの距離LFCと等しい距離LFHの搬送路上の
位置Hに用紙Pの先端が到達した時に原稿先端を走査す
る(802)。用紙Pは位置Fで転写ドラムに吸着され
る(803)が、すでにその時感光ドラム上には潜像が
形成されている。用紙Pの先端が転写位置Bに到達した
時点から現像された第1色目の画像の転写が開始され
(804)、用紙Pの後端が位置Hに達した時に潜像の
形成を終える。即ち走査光学系は原稿の後端に達してい
る(805)。
【0020】用紙先端が前述の位置Dに達した時、走査
光学系は第2色目の走査開始のためのタイマーTWをス
タートするが、この時点で位置Bではまだ第1色目の画
像の転写を行っている(806)。用紙Pの後端が位置
Bに達した時に第1色目の画像転写を終了する(80
7)。
【0021】用紙Pの先端が位置Cに到達した時に、既
に走査を開始していた光学系は第2色目の画像形成のた
めに原稿先端を走査している(808)。その時の画像
は位置Bで転写される(809)。
【0022】その後、用紙は転写ドラムに吸着されて、
(806)から(809)の状態を必要とする現像色の
数だけ繰り返すことになる。最終色の転写を終えた用紙
Pの先端が位置Iに達すると用紙は転写ドラムから分離
される(810)。この時、光学系はまだ最終色のため
に原稿を走査している。
【0023】用紙の先端が吸着されるべき位置が位置D
に達した時、即ち次の用紙が(801)と同じ状態にな
った時に光学系は次の用紙の第1色目の像形成のための
光学系走査開始タイマーをスタートさせる(811)。
この時、前の用紙の最終色画像の転写は依然行われてい
る。
【0024】前の用紙の転写が終了し(812)、次の
用紙先端が(802)と同じ状態になり、光学系が原稿
先端から走査を開始した時に、前の用紙の一部はまだ転
写ドラムに吸着されている(813)。
【0025】次の用紙先端が位置Fに到達し、吸着を開
始した時に、前の用紙は依然分離を終了しておらず、光
学系はすでに潜像を形成中である(814)。次の用紙
の転写が開始された時にも、前の用紙は分離を終了して
おらず(815)、転写がある程度進んだ時点で、前の
用紙は完全に転写ドラムから離れる(816)。
【0026】この時点以後、像形成の様子は(805)
以降と同様になる。マゼンタ、シアン、イエロー、ブラ
ックの順序で実行される4色フルカラーコピーを想定し
た場合、光学系走査開始タイマーがスタートする時の状
態は1枚目のマゼンタの時は転写ドラム上に用紙はなく
(801)、シアン、イエロー、ブラックの時は用紙は
既に転写ドラム上にあり(806)、2枚目以降のマゼ
ンタの時は前の用紙が分離中である(811)。また潜
像形成開始タイミングでの状態も同様に、1枚目のマゼ
ンタの時は転写ドラム上に用紙がなく(802)、シア
ン、イエロー、ブラックの時は用紙は既に転写ドラム上
にあり(808)、2枚目以降のマゼンタの時は前の用
紙が分離中である(813)。
【0027】さらに、転写時の状態は、1枚目のマゼン
タは用紙を吸着しながら行われ(804〜807)、2
枚目以降のマゼンタは吸着と分離を行いながら実行され
(815、816、805〜807)、シアン、イエロ
ーは転写ドラム上に吸着されたまま行われ(809、8
06、807)、ブラックは分離しながら行われる(8
09〜812)。
【0028】原稿コピーの理想的な場合には、図4にお
けるLAB=LCBならばTAB=TCBなので、転写ドラム上
の用紙先端が位置Cに到達した時に、走査光学系が原稿
台上での位置TPを走査しているように位置Dにおいて
スタートするタイマーTWを決定すれば転写ドラムの回
転毎に原稿と用紙の位置関係は同じはずである。
【0029】しかしながら、実際には、上述のように現
像順や枚数により転写ドラムにかかる負荷が異なるた
め、時点TDBは回転毎に若干変動し、その変動分が色ズ
レとなってプリントされる。
【0030】一方、メモリプリントの場合はモータの加
速時間等を考慮する必要がないため、理想形では用紙P
の先端が位置Cに達すると同時にメモリの内容を読み出
せばよいことになる。この場合も、時間TCBは回転毎に
若干変動するため、その変動分が色ズレとなってプリン
トされる。
【0031】本実施例では、モータの駆動タイミングと
メモリからの読み出しタイミングを転写ドラムの回転毎
に独立に任意に制御する。
【0032】図1に制御ブロック図を示し、以下に説明
する。CCD部109で、色分解、A/D変換、増幅さ
れたデジタルカラー画像信号R、G、Bは画像処理部1
10において公知のシェーディング補正、入力マスキン
グ処理、LOG変換処理、出力、マスキング/UCR処
理を経てトナー濃度信号V1となる。V1は現像色に応
じてM、C、Y、Bkのいずれかである。一方メモリ1
13には、ホストコンピュータ等の外部機器116から
送られてきた画像データやCCDが読み込んだ画像デー
タやCPU101によって生成された画像データが格納
されている。メモリ113のリード/ライトのタイミン
グやアドレスはCPU101の指令でメモリ制御部11
4が直接制御される。
【0033】メモリ113から読み出された画像V2と
画像処理部110から読み出された画像V1はセレクタ
部111でその一方が選択され、レーザ112を駆動す
る。セレクタ部111は画素単位でV1とV2を切換可
能である。パルスモータ109はCPU101がI/O
部106を介して出力するDRIVEパルスで駆動さ
れ、その速度はパルス周期で制御される。
【0034】メモリ制御部114は、CPU101がI
/O部106を介して出力するSTART信号に応じて
メモリ113からの画像データの出力を開始する。
【0035】タイマー1は後述の信号VSYNC1をト
リガとしてCPUクロックを所定数カウント後INT1
信号を発生する。
【0036】タイマー2は後述の信号VSYNC2をト
リガとして水平同期信号HSYNCを所定数カウント後
INT2信号を発生する。CPU101はINT1信号
の発生を検出したモータの駆動を開始し、INT2信号
の発生を検出したらメモリからの画像出力を開始する。
【0037】CPU106は公知のROM102、RA
M103、I/O部106を有し、また操作部108を
制御する。
【0038】図6を用いて、前述の信号VSYNC1、
VSYNC2を説明する。(A)は各VSYNC信号の
発生位置を示す。信号VSYNC1は転写ドラム上の用
紙Pの先端が前述の位置Dに達した時発生する。信号V
SYNC2は同じく用紙Pの先端が位置Eに達した時に
発生する。位置Eは位置Cより所定距離上流にある。
【0039】プロセススピード即ち転写ドラムの周速度
をSとすると、用紙先端が位置Dから位置Bまで進むの
には時間
【0040】
【外1】 を要する。ここで
【0041】
【外2】 は現像順序によるばらつきを示す。即ち4色コピーの場
合、
【0042】
【外3】 はマゼンタ、
【0043】
【外4】 はシアン、
【0044】
【外5】 はイエロー、
【0045】
【外6】 はブラックの時の時間であり、それぞれ正もしくは負の
値をとる。感光ドラム上の像が位置AからBまで進む時
間をTAB=LAB/Sとし、現像色毎に変わらないとする
と、信号VSYNC1の発生から(TDBi−TAB)時間
後に原稿先端を走査していればよいことになる。
【0046】一方、走査光学系の所望速度VMへの加速
時間TVはあらかじめ明らかなので、VSYNC1発生
後光学系の走査開始までの時間はT1i=(TDBi−TAB
−TV)、(i=1、…4)より求められる。
【0047】一方、同様に用紙先端が位置Eから位置B
まですすむのには時間
【0048】
【外7】 を要する。ここで
【0049】
【外8】 は同じく現像色毎のばらつきを示す。従ってT2i=(T
EBi−TAB)、(i=1、…4)とすると、信号VSY
NC2の発生からT2i時間後にメモリからの画像出力を
開始すればよい。
【0050】
【外9】 は各現像色毎にそのばらつきの中心値となるように経験
的に決定し、バッテリーバックアップされるRAMや電
気的消去可能なEEPROMなどの不揮発性メモリに記
憶される。また、実行可能な範囲の全てのコピー倍率に
対応するモータの加速時間TV及び
【0051】
【外10】 についてT1i、T2iが正の値をとるようにVSYNC信
号発生位置D、Eは決定される。
【0052】図7に制御フローを示し、以下に説明す
る。
【0053】コピーまたはプリント動作の開始を指示さ
れたら(701)、倍率Mより加速時間TVと加速に要
する距離LVをも止める(702)。次に光学系を原稿
の手前LVまであらかじめ前進させる(703)。前述
のようにT1iとT2iを求める(704)。用紙の給紙を
行った後(705)、現像色を示すカウンタとしてRA
M上のエリアiに1をセットする(706)。図7では
4色フルカラーを扱うため1はマゼンタ、2はシアン、
3はイエロー、4はブラックを意味する。
【0054】信号VSYNC1の発生を検出したら(7
07)、前述のタイマー1に時間T1iをセットする(7
08)。信号VSYNC2の発生を検出したら(70
9)、前述のタイマー2に時間T2iをセットする(71
0)。タイマー1のカウントアップ信号INT1を検出
したら(714)、光学系の前進を開始すべくモータを
駆動し(715)、タイマー2のカウントアップ信号I
NT2を検出したら(716)、メモリ制御部にSTA
RT信号を出力して(718)、メモリ画像の出力を開
始する。以上の処理を終えたらカウンタiをインクリメ
ントして(722)、2色目の制御を行うためステップ
707へ進む。
【0055】4色分の制御を終えたらカウンタiを0ク
リアして(720)、2枚目のプリントのためステップ
705へ進む。指定枚数分のプリントを終えたらフロー
を抜ける。
【0056】フローからは省略されているが、走査光学
系は原稿後端に達したら再び走査開始位置に復帰する。
また、メモリプリント時には光学系は走査しない。
【0057】図9に
【0058】
【外11】 の調整の操作例を示す。900は本実施例によるカラー
複写機の操作部の一部であり、901はドットマトリク
ス構成の液晶表示部、902は液晶表示部に表示される
データを変更したり、所望のモードを選択するために用
いるキー群である。図9には原稿コピー時とメモリプリ
ント時を区別して各色毎に色ズレ調整用のデータを設定
する画面の例である。↑キーと↓キーでカーソル表示
【0059】
【外12】 を調整したい色に合わせて選択し、←キーと→キーで選
択した色のデータを増減する。設定を終了したら、カー
ソル表示
【0060】
【外13】 を「終了」に合わせて、OKキーを押して、調整画面を
抜ける。
【0061】前述のように原稿コピー用データは光学系
モータの駆動制御を行うCPUの最小割り込み周期単位
でセットし、メモリプリント用データは水平同期信号H
SYNCの周期を単位としてセットする。例えば図10
の(A)のように原稿先端からそれぞれLM、LC
Y、LKの距離のところにM、C、Y、Bkの直線のあ
る原稿の等倍の4色コピーの出力(B)が与えられた場
合、第1色目のデータ
【0062】
【外14】 となる。ここで、wは前述のCPU最小割り込み周期で
ある。
【0063】メモリプリントの場合は原稿(A)に相当
するパターンを前述のメモリ113に生成して、メモリ
プリントすることで同様に調整出来る。即ち
【0064】
【外15】 となる。ここでhは前述の水平同期信号HSYNCの周
期である。以下同様に
【0065】
【外16】 (i=2、3、4)を(LC−LC′)、(LY
Y′)、(LK−LK′)から求めることが出来る。
【0066】尚、より精度を向上させるために複数枚
(j枚)の出力結果に基づいて例えばLM′=(LM1
+…+LMj)/jのように求めることができる。
【0067】4色コピーや4色プリントの場合は以上の
ようにして求めたデータを現像順序に従って(i=1、
2、3、4)の順序で使用するが、3色のモードでは
(i=1、2、3)までを使用し、2色のモードでは
(i=1、2)までを使用する。
【0068】以上のように、現像順序に対応する転写ド
ラムの回転ムラに相当する時間データを原稿コピーとメ
モリプリントの各々に対応して記憶し、そのデータに基
づいて、原稿コピー時の色ズレは走査光学系の駆動タイ
ミングを色毎に転写ドラムの回転に対して相対的に制御
し、メモリプリント時の色ズレはメモリからの画像デー
タの出力タイミングを色毎に転写ドラムの回転に対して
相対的に制御することで、コピー時にも、メモリプリン
ト時にも合成プリント時にも色ズレのないプリント出力
を得ることができる。
【0069】(第2の実施例)第1の実施例では現像順
序のみに着目したが、前述の図8で説明したように、本
実施例の構成では1色目についての色ズレ量は1枚目と
2枚目以降で異なることが予想される。従って、プリン
ト順序をも考慮することで、より精度を向上させること
ができる。即ち、図11に示すように調整画面では1色
目の調整パラメータとして1枚目のための「M1」と、
2枚目以降のための「M2」の2種類を用意するもので
あり、さらに調整データを求めるために、複数枚のコピ
ーまたはプリントを複数部出力し、「M1」に対応する
データはコピーまたはプリントの各部の1枚目からのみ
求め、「M2」はコピーまたはプリントの各部の2枚目
以降からのみ求める。
【0070】「M1」に対応するデータを新たに
【0071】
【外17】 (原稿コピー用)、
【0072】
【外18】 (メモリプリント)とし、
【0073】
【外19】 (原稿コピー用)、
【0074】
【外20】 (メモリプリント用)を「M2」に対応するデータとす
れば第1の実施例と同様に
【0075】
【外21】 (i=0、…4)と定義できる。
【0076】図12に第2の実施例の制御フローを示
す。
【0077】基本的に図7の制御フローと同じなので、
異なる点のみ説明する。ステップ1204ではマゼンタ
の色ズレ調整量として1枚目のためのT10、T20と2枚
目以降のためのT11とT21を区別し用意する。その後1
枚目のマゼンタのために色カウンタとしてRAM上のエ
リアiに「0」をセットする(1205)。これによ
り、1枚目のマゼンタについてはT10、T20が適用され
る。以後、給紙(1206)からSTART信号出力
(1218)までは図7と同じである。色カウンタiが
「4」つまりブラックの像形成まで進んだら、2枚目の
マゼンタのために色カウンタiを「1」にセットする。
これにより2枚目以降のマゼンタに関してはT11とT21
が適用される。
【0078】以上のように、例えばプリントページ等の
特定の条件をコピーまたはプリントに対する調整パラメ
ータを設けることにより、より高品位の原稿コピーやメ
モリプリントを出力できる。
【0079】(第3の実施例)第1の実施例では、現像
色順序の全てに調整パラメータを設け、また原稿コピ
ー、メモリプリント別に調整パラメータを設けた。第3
の実施例では、調整項目を減らすことにより、サービス
性を向上することを目的とする。
【0080】即ち、第1の実施例の図8で説明したよう
に像形成シーケンス中の用紙の吸着、分離の様子が第1
色目と第2色目以降で異なるようなとき、調整パラメー
タも1色目と2色目以降の相対関係で表現することが可
能である。この時の調整画面は、例えば図13のように
「コピー」と「プリント」の2種類でよい。第1の実施
例で示したパラメータ
【0081】
【外22】 を用いて「コピー」に対応するパラメータを
【0082】
【外23】 「プリント」に対応するパラメータを
【0083】
【外24】 と定義することができる。
【0084】尚、本発明は図2に示した形式のカラー画
像形成装置に限らず、回転現像器を設けたカラー画像形
成装置、その他転写型カラー画像形成装置、他の方式の
カラー画像形成装置に適用可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、原
稿読取装置からの画像と画像記憶装置からの画像に対し
てそれぞれ独立して各色毎の記録位置ずれ補正データを
設定することにより、コピーモード時及びプリンタモー
ド時の何れにおいても、色ずれのない良好なカラー画像
を得ることができる。また、画像形成装置の個体差によ
る色ずれをも補正することができる。更に、原稿画像と
記憶装置との画像の合成記録時においてもそれぞれの画
像の色ずれをなくし良好な合成カラー画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による回路構成ブロック図。
【図2】本発明を適用可能なカラー複写装置の断面図。
【図3】色ムラの説明図。
【図4】感光ドラム、転写ドラムの構造図。
【図5】原稿読取部の説明図。
【図6】第1の実施例の説明図。
【図7】第1の実施例の制御フロー図。
【図8】用紙搬送シーケンス説明図。
【図9】第1の実施例における操作表示説明図。
【図10】第1の実施例の説明図。
【図11】第2の実施例における操作表示説明図。
【図12】第2の実施例の制御フロー図。
【図13】第3の実施例における操作表示説明図。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 タイマー 105 タイマー 109 CCD 110 画像処理部 111 セレクタ 113 メモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 H04N 1/46 B41J 2/525

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー原稿読取手段と、 外部機器からのカラー画像を記憶する記憶手段と、 前記読取手段からの画像データと前記記憶手段からの画
    像データのいずれかに基づいて複数色の像形成を各色毎
    に順次記録媒体に重ねて行うカラー画像記録手段とを有
    するカラー画像形成装置において、 各色毎の前記記録媒体への記録位置ずれを補正する補正
    データを設定する設定手段と、 前記補正データに基づいて記録画像の記録位置ずれを補
    正する補正手段と、 を備え、前記設定手段は補正データとして前記読取手段
    からの画像データの記録のための第1の補正データと前
    記記憶手段からの画像データの記録のための第2の補正
    データを独立に設定可能なことを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、更に、複数回記録時の
    1枚毎に記録位置ずれ補正データを設定することを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 カラー原稿読取手段と、 外部機器からのカラー画像を記憶する記憶手段と、 前記読取手段からの画像データと前記記憶手段からの画
    像データのいずれかに基づいて複数色の像形成を各色毎
    に順次記録媒体に重ねて行うカラー画像記録手段とを有
    するカラー画像形成装置のための制御方法において、 各色毎の前記記録媒体への記録位置ずれを補正する補正
    データを設定する設定工程と、 前記補正データに基づいて記録画像の記録位置ずれを補
    正する補正工程と、 を備え、前記設定工程では、補正データとして前記読取
    手段からの画像データの記録のための第1の補正データ
    と前記記憶手段からの画像データの記録のための第2の
    補正データを独立に設定可能なことを特徴とするカラー
    画像形成装置のための制御方法。
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