JPH10186768A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH10186768A
JPH10186768A JP8347880A JP34788096A JPH10186768A JP H10186768 A JPH10186768 A JP H10186768A JP 8347880 A JP8347880 A JP 8347880A JP 34788096 A JP34788096 A JP 34788096A JP H10186768 A JPH10186768 A JP H10186768A
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JP
Japan
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print mode
image
recording sheet
color
writing
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Pending
Application number
JP8347880A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Hamada
孝利 濱田
Hiroshi Hiraguchi
寛 平口
Katsuaki Goto
勝昭 後藤
Kiyoto Tsujihara
清人 辻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 1つの作像部にかかる負担を軽減し、各作像
部の利用効率を上げ、しかも、フルカラープリントモー
ドと同じ画素密度を維持しながら、高速に単色プリント
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 CPUは、単色でプリントするため、現
像部45C,45M,45Yに現像色単色信号を出力
し、現像器47Ka,47Kb,47Kcを各感光体ド
ラムに対向させる(ステップS401でNo,S40
2)。また、搬送ベルト駆動モータ、感光体ドラム駆動
モータの回転数をそれぞれフルカラープリントモード時
の4倍速にさせて(ステップS403,S404)、シ
ステムスピードを4倍にする。そして、所定のタイミン
グで画像メモリからK用の画像データを所定の主走査ラ
インごとにレーザダイオードドライバに転送し、各レー
ザダイオードから出射されるレーザ光をピクセルクロッ
クに合わせてK用の画像データで変調駆動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機やカ
ラーレーザプリンターなどの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカラーディジタル複写機では、機
器の使用効率を図る観点から、カラープリントモードと
単色プリントモードとを切り換えて、カラーコピーや単
色コピーを行えるようになっている。このようなカラー
ディジタル複写機の従来例として、図17に示すものが
ある。
【0003】図17は、従来のタンデム式のフルカラー
ディジタル複写機の構成を示す図である。同図に示すよ
うに、当該複写機は、コピー用紙や、OHPシートなど
の記録シートSに複数の色のトナー像を順次転写するた
め、記録シートSを搬送路1100に沿って搬送する搬
送部1000と、色再現のためのシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)にそれぞれ
に対応した4つの作像部2000C,2000M,20
00Y,2000Kとを備えている。各作像部2000
C,2000M,2000Y,2000Kは、それぞ
れ、搬送路1100に沿って配設される画像形成プロセ
ス部3000C,3000M,3000Y,3000K
と、露光走査部4000C,4000M,4000Y,
4000Kとからなる。
【0004】画像形成プロセス部3000C,3000
M,3000Y,3000Kは、所定間隔を空けて並設
される感光体ドラム3001C,3001M,3001
Y,3001Kと、各感光体ドラム3001C,300
1M,3001Y,3001Kに形成された静電潜像を
現像する現像器3004C,3004M,3004Y,
3004Kと、転写チャージャ3005C,3005
M,3005Y,3005Kなどからなる。
【0005】操作者によりカラープリントモードが指定
された場合、記録シートSの搬送速度に合わせて回転駆
動される各感光体ドラム3001C,3001M,30
01Y,3001Kが各露光走査部4000C,400
0M,4000Y,4000Kから出射されたレーザ光
で露光走査され、各感光体ドラム3001C,3001
M,3001Y,3001K上に静電潜像が形成され、
この静電潜像は、現像器3004C,3004M,30
04Y,3004Kから供給されるシアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナー
で現像される。
【0006】その一方、この感光体ドラム3001C,
3001M,3001Y,3001Kの回転に同期して
記録シートSが給紙カセット1200から搬送ベルト1
300を介して各感光体ドラム3001C,3001
M,3001Y,3001Kに所定の搬送速度で搬送系
路1100に沿って搬送され、この搬送途中で、転写チ
ャージャ3005C,3005M,3005Y,300
5Kにより感光体ドラム3001C,3001M,30
01Y,3001K上の各色のトナー像が記録シートS
に順次転写され、定着装置1400によりトナー像が定
着された後、排紙トレイ1500上に排紙される。この
とき、感光体ドラム3001C,3001M,3001
Y,3001Kから記録シートSへの転写が同じ走査ラ
イン上で重なり合うように露光走査部4000C,40
00M,4000Y,4000Kの露光走査タイミング
が制御されるようになっている。
【0007】これに対して、単色プリントモードが指定
された場合には、感光体ドラム3001Kが露光走査部
4000Kから出射されたK用の画像データに対応した
レーザ光で露光走査され、感光体ドラム3001K上に
静電潜像が形成される。この静電潜像は現像器3004
Kから供給されるブラック(K)のトナーで現像され
る。この感光体ドラム3001Kの回転に同期して記録
シートSが給紙カセット1200から各感光体ドラム3
001Kに所定の搬送速度で搬送され、転写チャージャ
3005KによりKのトナー画像が記録シートSに転写
され、定着装置1400によりトナー像が記録シートS
に定着された後、排紙トレイ1500上に排紙される。
このとき、感光体ドラム3001Kから記録シートSへ
の転写が露光フルカラープリントモードと同じ画素密度
で、同じプリント速度になるように、感光体ドラム30
01Kの回転速度、記録シートSの搬送速度が維持さ
れ、露光走査部4000C,4000M,4000Y,
4000Kの露光走査タイミングが制御されるようにな
っている。
【0008】これにより、当該複写機では、カラーコピ
ーや、単色コピーを行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
複写機では、単色プリントモードが指示された場合、他
の3つの作像部を休止させ、1つの作像部だけを動作さ
せていたため、1つの作像部にかかる負担が大きく、各
作像部の利用効率が低くかった。しかも、1つの作像部
で行える画像形成能力に限界があるため、1つの作像部
にかかる負担を増大させずに、カラープリントモードと
同じ画素密度を維持しながら、高速に単色プリントする
ようなことや、カラープリントモードと同じプリント速
度を維持しながら、画素密度を上げて単色プリントする
ようなこともできなかった。
【0010】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、各作像部の利用効率を上げることで、1つ
の作像部にかかる負担を軽減し、しかも、カラープリン
トモードと同じ画素密度を維持しながら、高速に単色プ
リントできる画像形成装置を提供することを第1の目的
とする。また、本発明は、各作像部の利用効率を上げる
ことで、1つの作像部にかかる負担を軽減し、しかも、
カラープリントモードと同じプリント速度を維持しなが
ら、画素密度を上げて単色プリントできる画像形成装置
を提供することを他の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像形成装
置は、記録シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段
と、搬送路に沿って複数個配設され、記録シートの搬送
速度に合わせて回動し、記録シート上に走査ライン単位
で画像の転写を行う像担持体と、各像担持体に1個ずつ
配され、像担持体を走査して画像の書込を行う書込手段
と、操作者の操作によりプリントモードをカラープリン
トモードと単色プリントモードとの間で切換設定可能な
プリントモード設定手段と、単色プリントモードに設定
されているときには、カラープリントモードに設定され
ているときの記録シート搬送速度より高速に搬送する搬
送速度制御手段と、カラープリントモードに設定されて
いるときには、各像担持体から記録シートへの転写が同
じ走査ライン上で重なり合うよう各書込手段の書き込み
走査タイミングを制御し、単色プリントモードに設定さ
れているときには、各像担持体中の2個以上からの記録
シートへの転写とも異なった走査ラインに対してなさ
れ、かつ当該走査ライン間の間隔がカラープリントモー
ドにおけるそれよりも広がらないよう当該像担持体に対
応する書込手段の書き込み走査タイミングを制御するタ
イミング制御手段と、を備えていることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る画像形成装置は、記録
シートを搬送路に沿って搬送する搬送手段と、搬送路に
沿って複数個配設され、記録シートの搬送速度に合わせ
て回動し、記録シート上に走査ライン単位で画像の転写
を行う像担持体と、各像担持体に1個ずつ配され、像担
持体を走査して画像の書込を行う書込手段と、操作者の
操作によりプリントモードをカラープリントモードと単
色プリントモードとの間で切替設定可能なプリントモー
ド設定手段と、単色プリントモードのとき書込手段の主
走査画素間隔をカラープリントモードのときのそれより
所定比率減じるよう制御する主走査速度制御手段と、カ
ラープリントモードに設定されているときには、各像担
持体から記録シートへの転写が同じ走査ライン上で重な
り合うよう各書込手段の書き込み走査タイミングを制御
し、単色プリントモードに設定されているときには、各
像担持体中の2個以上からの記録シートへの転写とも異
なった走査ラインに対してなされ、かつ当該走査ライン
間の間隔がカラープリントモードにおけるそれよりも狭
くなるよう当該像担持体に対応する書込手段の書き込み
走査タイミングを制御するタイミング制御手段と、を備
えていることを特徴とすることもできる。
【0013】さらに、本発明に係る画像形成装置は、前
記書込手段が画像データで変調された光を走査する光ヘ
ッドであり、前記像担持体が感光体を主体とし、その周
囲に光ヘッドで感光体表面に形成された静電像をトナー
像として顕像化する現像手段、トナー像を記録シートに
転写する転写手段を配した構成であり、前記現像手段
は、カラープリントモードのときにはカラー成分トナー
を感光体に供給する第1現像部と、単色プリントモード
のときには所定のトナーを感光体に供給する第2現像部
とを有し、プリントモードの設定変更の度に前記2つの
現像部を切り換えて使用することを特徴とすることもで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
がディジタルフルカラー複写機に適用される場合につい
て、実施の形態に基づき説明する。 (1) ディジタルフルカラー複写機の全体構成 図1は、本発明に係るディジタルフルカラー複写機(以
下、単に「複写機」という。)の実施の形態の全体構成
を示す図である。同図に示す複写機は、原稿画像を読み
取るイメージリーダ部10と、読み取った画像を記録シ
ートS上にプリントして再現するプリンタ部とからな
る。
【0015】イメージリーダ部10はCCDなどのイメ
ージセンサで原稿画像を赤(R),緑(G),青(B)
の3色に色分解して読み取る周知のものであり、このイ
メージリーダ部10で得られた赤(R),緑(G),青
(B)の各色成分ごとの画像データは制御部100にお
ける後述のCPU101(図3参照)によりシェーディ
ング補正や濃度変換、エッジ強調などの必要なデータ処
理を受け、さらにシアン(C)、マゼンタ(M)、イエ
ロー(Y)、ブラック(K)の各再現色の画像データに
変換され(以下、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クの各再現色を単に「C,M,Y,K」と表し、各再現
色に関連する部分の番号にこの「C,M,Y,K」を付
加する。)、これらのC,M,Y,Kの画像データは、
制御部100の後述する画像メモリ102に一旦格納さ
れる。
【0016】プリンタ部20は、静電複写方式で画像形
成を行う公知のものであって、記録シートSを搬送路2
1に沿って搬送するための給紙部20Sと、4つの作像
部20C,20M,20Y,20Kとを備えており、作
像部20C,20M,20Y,20Kは、それぞれ、搬
送路21に沿って配設される像担持体としての画像形成
プロセス部40C,40M,40Y,40Kと、露光走
査部30C,30M,30Y,30Kとからなる。
【0017】露光走査部30C,30M,30Y,30
Kのレーザダイオード31C,31M,31Y,31K
は、上記制御部100からの駆動信号を受けてレーザ光
をそれぞれ出射する。このレーザ光は、ポリゴンモータ
34C,34M,34Y,34Kによって回転駆動され
るポリゴンミラー33C,33M,33Y,33Kのミ
ラー面で反射して偏向され、後述する感光体ドラム41
C,41M,41Y,41Kの表面を露光走査する。
【0018】なお、後述する単色高精細プリントモード
時には、レーザダイオード31C,31M,31Y,3
1Kから出射されたレーザ光の光路中にエキスパンダ3
2C,32M,32Y,32Kが配置され、このレーザ
光のビーム径が細化されてからポリゴンミラー33C,
33M,33Y,33Kのミラー面に当てられる。画像
形成プロセス部40C,40M,40Y,40Kにおけ
る感光体ドラ41C,41M,41Y,41Kは、上記
露光を受ける前にクリーナ42C,42M,42Y,4
2Kで表面の残留トナーを除去され、さらに図示しない
イレーサランプに照射されて除電された後、帯電チャー
ジャ44C,44M,44Y,44Kにより一様に帯電
されており、このように一様に帯電した状態で上記レー
ザ光による露光を受けると、感光体ドラム41C,41
M,41Y,41Kの表面に静電潜像が形成される。
【0019】画像形成プロセス部40C,40M,40
Yの現像部45C,45M,45Yは、C,M,Yのト
ナーを有する現像器46C,46M,46Yと、Kのト
ナーを有する現像器47Ka,47Kb,47Kcとを
備えており、画像形成プロセス部40Kについては、K
のトナーを有する現像器47Kdだけが設けられてい
る。
【0020】後述するフルカラープリントモード時に
は、画像形成プロセス部40C,40M,40Yが軸周
りに押し上げられて現像部45C,45M,45Yが感
光体ドラ41C,41M,41Yに対向され、各感光体
ドラム41C,41M,41Y,41Kに形成された上
記静電潜像は、現像部45C,45M,45Yの現像器
46C,46M,46Yと現像器47KdとからC,
M,Y,Kのトナーの供給を受けて現像され、これによ
り感光体ドラム41C,41M,41Y,41K表面に
C,M,Y,Kのトナー像がそれぞれ形成される。
【0021】これに対し、後述する単色プリントモード
(高速プリントモード、高精細プリントモード、通常プ
リントモードのいずれの場合も含む。)時には、上記C
PU101からの現像色単色信号S2に応答して図示の
ように画像形成プロセス部40C,40M,40Yが軸
周りに押し下げられて現像器47Ka,47Kb,47
Kcが感光体ドラム41C,41M,41Yに対向さ
れ、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kに
形成された上記静電潜像は、現像部45C,45M,4
5Yの現像器47Ka,47Kb,47Kcと,現像器
47Kdとからトナーの供給を受けて現像され、これに
より感光体ドラム27表面にトナー像が形成される。こ
のように2つの現像器を択一的に切り換える機構は、例
えばカイマルカラープリンタとして市販されている複写
機において公知である。
【0022】一方、所定の記録シートSが上記感光体ド
ラム41C,41M,41Y,41Kの像形成動作と同
期して、給紙部20Sにおける給紙カセット51から記
録シートSが給紙ローラ52、タイミングローラ53お
よび搬送ベルト54等の給紙機構によって搬送系路21
に沿って感光体ドラム41C,41M,41Y,41K
下方の転写位置まで給紙される。この転写位置におい
て、搬送ベルト54の裏に設置された転写チャージャ4
8C,48M,48Y,48Kの静電力により、感光体
ドラム41C,41M,41Y,41Kに形成された各
トナー像が記録シートS上に順次転写される。その後、
トナー像が転写された記録シートSは、搬送ベルト54
により定着装置56まで搬送され、定着装置56により
記録シート表面のトナー粒子がシート表面に溶融付着し
て定着され、排紙トレイ58上に排出される。
【0023】なお、タイミングローラ53の側部には、
記録シートSの先端を検出し、搬送ベルト54上におけ
る記録シートSの搬送タイミングや、像形成のタイミン
グを取るための記録シート位置検出センサSE1が設け
られており、定着装置56の上流側には紙詰まりを検出
するためのセンサSE2が設けられている。また、複写
機本体上面の手前側には、図2に示すような操作パネル
70が設置されている。
【0024】同図に示すように、操作パネル70には、
コピー動作を開始させるためのスタートキー71と、割
込複写を設定するためのユーザー割込キー72、複写機
本体内における設定値などをクリアし、またコピー動作
を中止させるためのクリア・ストップキー73と、設定
されたコピー部数などを標準値「1」に戻すためのオー
ルリセットキー74と、コピー部数などを入力するテン
キー75と、予め登録しておいて複写倍率、濃度などの
セットデータを呼び出すためのセットキー76と、上記
セットデータの呼び出しをキャンセルするためのキャン
セルキー77と、フルカラーでプリントを行うフルカラ
ープリントモードを設定するためのフルカラープリント
モードキー78と、単色(この複写機では黒)のプリン
トをフルカラーモードと同じプリント速度・画素密度で
行うモードを設定するための単色通常プリントモードキ
ー79と、単色のプリントをフルカラーモードより4倍
の高速度で行う単色高速プリントモードを設定するため
の単色高速プリントモードキー80と、単色のプリント
をフルカラーモードより2倍(主走査方向、副走査方向
の両方向にそれぞれ2倍)の画素密度で高精細に行う単
色高精細プリントモードを設定するための単色高精細プ
リントモードキー81と、複写倍率等の数値を変えるた
めのジョグダイヤル82,83と、各種のメッセージを
表示する表示部84などが設けられている。
【0025】使用者は、表示部84のメッセージを見な
がら各種のキーによりコピー部数や倍率、用紙サイズお
よびコピー濃度等のコピー条件を入力して、スタートキ
ー71を押下して、上記したフルカラープリントモー
ド、単色通常プリントモード、単色高速プリントモー
ド、単色高精細プリントモードでのコピー動作を開始さ
せることができる。 (2)制御部100の構成 複写機の内部には上記コピー動作などを統一的に制御す
る制御部100が設けられている。
【0026】図3は、上記制御部100およびこれに関
連する部分の構成を示すブロック図である。制御部10
0は、内部にROM、ワークエリアなどを提供するRA
M、種々の時間を計時する内部タイマー等を備える1チ
ップのCPU101を中心に構成されている。CPU1
01には、基準クロックを発生するクロック発生回路1
02と、画像データを格納する画像メモリ103と、レ
ーザダイオード31C,31M,31Y,31Kを駆動
するレーザダイオードドライバ104と、感光体ドラム
駆動モータや、搬送ベルト駆動モータ、ポリゴンモータ
など各種モータの回転速度を制御するモータ制御回路1
05などが接続され、上述した操作パネル70の各種キ
ーの操作による指示を表す種々の信号や、記録シート位
置検出センサSE1などの種々のセンサからの信号など
が入力され、その他複写機を動作させるのに必要な機器
との間で信号が入出力される。
【0027】CPU101は、ROMに格納された制御
プログラムに従って各種信号の入力を受け付けて、レー
ザダイオードドライバ104に対して画像メモリ103
から画像データの読み出しの指示、モータ制御回路10
5に対してポリゴンモータ34C,34M,34Y,3
4Kの駆動の指示などを行い、上記プリンタ部20の動
作を統一的に制御して円滑なコピー動作を達成する。
【0028】なお、レーザダイオードドライバ104内
には図示しない4個のCPUが設けられており、当該各
CPUは、CPU101からの指示に従って、画像メモ
リ103に格納されたフルカラープリントモード時にお
けるC,M,Y,Kの画像あるいは単色高速プリントモ
ード時、単色高精細プリントモード時におけるK用の画
像を1主走査ラインずつ同時に並列的に読み取ることが
できるようになっている。 (3)制御部100のプリント制御動作 上記構成の複写機において、イメージリーダ部10にお
いて読み取られた原稿のプリント制御動作は、図4〜図
16に示されている。次に、これらの図を用いて各動作
を説明する。
【0029】なお、説明の便宜上原稿および記録シート
SのサイズをA4とし、等倍コピーするものとする。ま
た、図8に示すように、各感光体ドラム41C,41
M,41Y,41Kの間隔をL1 、記録シート位置検出
センサSE1と感光体ドラム41Cの転写位置間の距離
をL2 、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41
Kのレーザ光の露光位置(例えば、感光体ドラムの頂
部)と転写位置(感光体ドラムの底部)間の周距離をL
3 とする。また、フルカラープリントモードでは、記録
シートSの搬送速度、感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kの周速度(以下、この搬送速度、周速度を
「システムスピード」という。)はa(mm/s)に、
各ポリゴンモータ34C,34M,34Y,34Kの面
数はFに、記録シートSの主走査方向および副走査方向
の画素密度はx(例えば、300dpi)に、レーザダ
イオード31C,31M,31Y,31Kのレーザ光を
画像データで変調するピクセルクロックはκ(
【0030】
【数1】 、ただし、Aは定数であり、Lは書き込みビーム数であ
り、このピクセルクロックはいずれのプリントモードで
も同じ値に維持される。)(MHz)に、ポリゴンミラ
ー33C,33M,33Y,33Kのポリゴン回転数は
ω(
【0031】
【数2】 )(rpm)に、それぞれ設定されているものとする。
図4は、プリント動作のメインルーチンを示すフローチ
ャートである。 フルカラープリントモード 操作者によって操作パネル70のフルカラープリントモ
ードキー78が押下されると(ステップS1でNo)、
CPU101は、通常のフルカラー制御を実行する(ス
テップS2)。
【0032】すなわち、CPU101は、モータ制御回
路105に指示を出し、搬送ベルト駆動モータ、感光体
ドラム駆動モータを回転させてシステムスピードをaに
し、ポリゴンモータ34C,34M,34Y,34Kを
回転させてポリゴンミラー33C,33M,33Y,3
3Kのポリゴン回転数をωにし、レーザダイオードドラ
イバ104の各CPUに作像を指示する。各CPUは、
指示を受け、記録シートSがタイミングローラ53から
搬送ベルト54に送り出される際に記録シート位置検出
センサSE1が記録シートSの先端を検出した旨の通知
がCPU101からあると、各CPUは、画像メモリ1
03からC,M,Y,K用の画像データを主走査ライン
ごとに後述する所定のタイミングで読み出して、各レー
ザダイオード31C,31M,31Y,31Kから出射
されるレーザ光をピクセルクロックκに合わせてC,
M,Y,Kの画像データで変調駆動させる。これによ
り、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kが
主走査ラインごとにレーザ光で露光走査され、感光体ド
ラム41C,41M,41Y,41KにC,M,Y,K
の静電潜像が形成される。
【0033】図9は、フルカラープリントモードにおけ
る画像データを転送するタイミングを示す図である。記
録シートSの先端が各感光体ドラム41C,41M,4
1Y,41Kの転写位置に到達する時間は、Cについて
は(L2 )/aで、Mについては(L2 +L1 )/a
で、Yについては(L2 +2L1 )/aで、Kについて
は(L2 +3L1 )/aである。そして、この先端を各
C,M,Y,Kの1番目の主走査ラインとすると、記録
シートSの先端からn(n:自然数)番目の主走査ライ
ンが転写位置に到達するのに、それぞれ{(n−1)・
25.4}/axの時間をさらに要する。
【0034】一方、感光体ドラム41C,41M,41
Y,41Kが回転されて描画された位置が転写位置まで
到達するのに要する時間がそれぞれL3 /aであるの
で、n番目の主走査ラインを一致させるためにはこのL
3 /a前に感光体ドラム41C,41M,41Y,41
Kをそれぞれ露光走査する必要がある。このため、記録
シートSのn番目の主走査ラインを露光走査する場合、
図9(a)〜図9(h)に示すように、C用のCPU
は、
【0035】
【数3】 M用のCPUは、
【0036】
【数4】 Y用のCPUは、
【0037】
【数5】 K用のCPUは、
【0038】
【数6】 のタイミングでn番目の主走査ラインの画像データを転
送し、各レーザダイオード31C,31M,31Y,3
1Kを駆動させる。この結果、現像器46C,46M,
46Y,47KdによりC,M,Y,Kのトナーが供給
されて形成されたトナー像は、図10に示すように、各
感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの転写位
置において記録シートSに各主走査ラインごとに重ね書
きされ、最終的にフルカラーの画像が記録シートSに3
00dpiで形成され、これが定着される。
【0039】単色通常プリントモード 図4に戻り、操作者によって操作パネル70の単色通常
プリントモードキー79が押下されると(ステップS1
でYes,S3・S5でNo)、CPU101は、単色
通常制御を実行する(ステップS7)。すなわち、K用
のCPUは、従来の単色プリントモードと同じように、
上記したフルカラープリントモードと同じタイミングで
画像メモリ103からK用の画像データを主走査ライン
ごとに読み出して、レーザダイオード31Kから出射さ
れるレーザ光をピクセルクロックκに合わせてKの画像
データで変調駆動させる。これにより、フルカラープリ
ントモードと同じプリント速度、同じ画素密度300d
piで記録シートSにK用の画像をプリントすることが
できる。
【0040】単色高速プリントモード 図4に戻り、操作者によって操作パネル70の単色高速
プリントモードキー80が押下されると(ステップS
1,S3でそれぞれYes)、CPU101は、高速制
御を実行する(ステップS4)。図5は、上記高速制御
(ステップS4)のサブルーチンを示すフローチャート
である。
【0041】CPU101は、単色でプリントするた
め、現像部45C,45M,45Yに現像色単色信号S
2を出力し、現像器47Ka,47Kb,47Kcを感
光体ドラム41C,41M,41Yに対向させる(ステ
ップS401でNo,S402)。また、モータ制御回
路105に指示を出し、ポリゴンミラー33C,33
M,33Y,33Kのポリゴン回転数をフルカラープリ
ントモード時と同じωに維持させるが、搬送ベルト駆動
モータ、感光体ドラム駆動モータの回転数をそれぞれフ
ルカラープリントモード時の4倍速にさせて(ステップ
S403,S404)、システムスピードを4aにし、
レーザダイオードドライバ104の各CPUに作像を指
示する(ステップS405)。
【0042】C用のCPUは、指示を受け、記録シート
Sがタイミングローラ53から搬送ベルト54に送り出
される際に記録シート位置検出センサSE1が記録シー
トSの先端を検出した旨の通知がCPU101からある
と、図6に示すように、第1番目の主走査ラインの転送
時間に第1番目の主走査ラインの1ライン分の画像デー
タを画像メモリ103から読み出して、レーザダイオー
ド31Cから出射されるレーザ光をピクセルクロックκ
に合わせてK用の画像データで変調駆動させ、第1番目
のラインをプリントする(ステップS4051,S40
52,S4053)。なお、このプリントの際に、当該
CPUは、図示しないSOS(START OF SC
AN)センサが光ビームを検出してから所定時間経過後
に描画を開始させることにより、各主走査ラインの開始
位置が揃うようにしている。
【0043】そして、プリントする主走査ラインの番号
を「4」インクリメントして(ステップS4053)、
第5番目,…というように、C用のCPUが分担する主
走査ラインの画像データが画像メモリ103からなくな
るまで(ステップS4055)、主走査ラインごとの画
像データの読み出しと、プリントとを所定のタイミング
で順次行う。なお、数ライン分の画像データを格納する
ラインメモリを設け、このラインメモリに次にプリント
する主走査ラインの画像データを予め格納しておいて、
このバッファから所定のタイミングで読み出すようにし
てもよい。
【0044】レーザダイオードドライバ104の他の
M,Y,K用のCPUも、そのタイミングと読み出す主
走査ラインとが異なるが、C用のCPUのプリントに並
行して、C用のCPUとほぼ同じように、所定のタイミ
ングで所定の主走査ラインごとに画像データを読み出し
て、プリントするようにしている。したがって、M,
Y,K用のCPUの制御動作は、C用のCPUのそれと
同一なので、図示省略した。
【0045】図11は、単色高速プリントモードにおけ
る画像データを転送するタイミングを示す図である。記
録シートSの先端(主走査1ライン目とする)が各感光
体ドラム41C,41M,41Y,41Kの転写位置に
到達する時間は、システムスピードが4aに上げられて
いるので、それぞれ、フルカラープリントモード時の1
/4に短縮され、C(K)については(L2)/4a
に、M(K)については(L2 +L1 )/4aに、Y
(K)については(L2 +2L1 )/4aに、Kについ
ては(L2+3L1 )/4aになる。
【0046】そして、記録シートSにフルカラープリン
トモードと同じ画素密度で別のラインに転写するため、
先端からnライン目の主走査ラインが転写位置に到達す
る時間は、C(K)については、
【0047】
【数7】 (n=1,5,9,…(nを4で割った余り(以下単に
「余り」と記す。)=1))、M(K)については、
【0048】
【数8】 (n=2,6,10,…(余り=2))、Y(K)につ
いては、
【0049】
【数9】 (n=3,7,11,…(余り=3))、Kについて
は、
【0050】
【数10】 (n=4,8,12,…(余り=0))の時間を要す
る。一方、感光体ドラム41C,41M,41Y,41
Kが回転されて描画位置が転写位置まで到達するのに要
する時間がそれぞれフルカラープリントモード時のL3
/4aに短縮され、各主走査ラインが別のラインとなる
ようにずらされので、これに合わせて感光体ドラム41
C,41M,41Y,41Kをそれぞれ露光走査する必
要がある。
【0051】このため、記録シートSのn番目の主走査
ラインを描画する場合、図11(a)〜図11(h)お
よび図5,図6に示すように、C用のCPUは、
【0052】
【数11】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Cを駆動させる(ステップS4051のYes,S
4052,S4053,S4054)。M用のCPU
は、
【0053】
【数12】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Mを駆動させる。Y用のCPUは、
【0054】
【数13】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Yを駆動させる。K用のCPUは、
【0055】
【数14】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Kを駆動させる。ところで、単色高速プリントモー
ドでは、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41
Kの回転速度と、記録シートSの搬送速度とがフルカラ
ープリントモード時の4倍にされている。
【0056】この場合、レーザ光が1ライン主走査する
のに要する時間がフルカラープリントモードと同じであ
るので主走査方向には画素密度を300dpiで描画す
ることができるけれども、この1ライン描画する間に感
光体ドラムがフルカラープリントモード時に比べて記録
シートSの副走査方向に4ライン分回転している。この
ため、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41K
には、それぞれ、副走査方向には画素密度を75dpi
でしか描画できない。
【0057】しかしながら、他の感光体ドラムでも描画
が行われており、しかも各主走査ラインが重ならないよ
うにずれて描画が行われている。このため、4個の感光
体ドラム全体で、副走査方向の画素密度も300dpi
で描画されたことになる。この結果、現像器47Ka,
47Kb,47Kc,47KdからのKのトナーが供給
されて形成されたトナー画像は、図12に示すように、
各感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの転写
位置において記録シートSに各主走査ラインが別のライ
ンで転写され、最終的に単色画像が記録シートSに主走
査方向および副走査方向ともに300dpiで形成さ
れ、これが定着される。
【0058】例えば、図13に示すように画像メモリ1
03に格納されたK用の画像データの内容が図13
(a)に示す「あ」である場合、露光走査部30C,3
0M,30Y,30Kには図13(b)〜(e)の画像
データが上記タイミングでそれぞれ転送され、これが感
光体ドラム41C,41M,41Y,41Kに描画され
る。したがって、感光体ドラム41C,41M,41
Y,41Kの転写位置では図13(b)〜図13(e)
の画像が記録シートSに順次転写され、記録シートSの
画像が図13(f)〜図13(i)のように変化し、最
終的に「あ」全体が形成される。
【0059】ところで、システムスピードを4aにし
て、作像部20Kで高速に描画することにより高速プリ
ントすることが考えられるが、画素密度をフルカラープ
リントモード時と同じ300dpiに維持するために
は、ポリゴンミラー33Kの回転速度を4倍にするとと
もに、ピクセルクロックを4倍にしなければならない。
このようにすると、作像部20Kの負荷が大きくなり、
しかも主走査速度が4倍になるので1ピクセル当たりの
感光体の受光量が1/4に低下し、レーザダイオードの
出力や感光体の感度の関連で画像の質が急速に悪化し、
画像形成能力の限界を超えることになる。
【0060】これに対し、本実施の形態に係る複写機に
よれば、4つの作像部20C,20M,20Y,20K
が並列的に動作し、副走査方向の転写を4つで分担する
ので、上記のようにポリゴンミラー33Kの回転速度を
4倍にしたり、ピクセルクロックを4倍にしたりする必
要がなく、画像形成能力の限界を超えるようなことがな
い。このため、各作像部20C,20M,20Y,20
Kの負担を増大させずに、利用効率を向上させ、フルカ
ラープリントモードと同じ画素密度300dpiを維持
しながら、4倍高速に単色プリントすることができる。
【0061】高精細プリントモード 図4に戻り、操作者によって操作パネル70の単色高精
細プリントモードキー81が押下されると(ステップS
1でYes,S3でNo,S5でYes)、CPU10
1は、高精細制御を実行する(ステップS6)。図7
は、上記高精細制御(ステップS6)のサブルーチンを
示すフローチャートである。
【0062】CPU101は、単色でプリントするため
現像部45C,45M,45Yに現像色単色信号S2を
出力することにより、現像器47Ka,47Kb,47
Kcを感光体ドラム41C,41M,41Yに対向させ
る(ステップS601でNo,S602)。また、モー
タ制御回路105に指示を出し、システムスピードをフ
ルカラープリントモードと同じaに維持させるが、ポリ
ゴンミラー33C,33M,33Y,33Kのポリゴン
回転数をフルカラープリントモードの半速のω/2に変
更させ(ステップS603)、またエキスパンダ32
C,32M,32Y,32Kをレーザ光の光路中に挿入
させ(ステップS604)、レーザダイオードドライバ
104の各CPUに作像を指示する(ステップS60
5)。なお、ピクセルクロックがフルカラープリントモ
ードと同じκに維持しながら、ポリゴン回転数を半速に
してエキスパンダ32C,32M,32Y,32Kを光
路中に挿入すると、1本の主走査ラインにフルカラープ
リントモード時の2倍の画素を描画することができ、し
かもレーザ光のビーム径がフルカラーモードの1/2に
細化されていわゆるドットのかぶりが防止される。
【0063】そして、指示を受けた後、記録シートSが
タイミングローラ53から搬送ベルト54に送り出され
る際に、記録シート位置検出センサSE1が記録シート
Sの先端を検出した旨の通知がCPU101からある
と、レーザダイオードドライバ104の各CPUは、指
示に従って後述する所定のタイミングで所定の主走査ラ
インごとに画像データを読み出して、各レーザダイオー
ド31C,31M,31Y,31Kから出射されるレー
ザ光をピクセルクロックκに合わせてK用の画像データ
で変調駆動させる。単色高精細プリントモードにおける
レーザダイオードドライバ104の各CPUの制御動作
は、図6に示した単色高速プリントモード時におけるそ
れと異ならないので、図示省略する。
【0064】図14は、単色高精細プリントモードにお
ける画像データを転送するタイミングを示す図である。
記録シートSの先端(主走査1ライン目とする)が各感
光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの転写位置
に到達する時間は、システムスピードがaであるので、
それぞれ、フルカラープリントモードと同じ(L2)/
4a,(L2 +L1 )/4a,(L2 +2L1 )/4
a,(L2 +3L1 )/4aである。
【0065】そして、記録シートSにフルカラープリン
トモードと同じシステムスピードaで、副走査方向の画
素密度を2倍に、しかも別のラインに転写するので、先
端からn番目の主走査ラインが到達する時間は、Cにつ
いては、
【0066】
【数15】 (n=1,5,9,…(余り=1))、Mについては、
【0067】
【数16】 (n=2,6,10,…(余り=2))、Yについて
は、
【0068】
【数17】 (n=3,7,11,…(余り=3))、Kについて
は、
【0069】
【数18】 (n=4,8,12,…(余り=0))の時間を要す
る。一方、感光体ドラム41C,41M,41Y,41
Kが回転されて描画位置が転写位置まで到達するのに要
する時間がそれぞれフルカラープリントモード時と同じ
L3 /aであるが、各主走査ラインが別のラインとなる
ようにずらされので、これに合わせて感光体ドラム41
C,41M,41Y,41Kをそれぞれ露光走査する必
要がある。
【0070】このため、記録シートSのn番目の主走査
ラインを描画する場合、図14(a)〜(h)に示すよ
うに、C用のCPUは、
【0071】
【数19】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Cを駆動させる。M用のCPUは、
【0072】
【数20】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Mを駆動させる。Y用のCPUは、
【0073】
【数21】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Yを駆動させる。K用のCPUは、
【0074】
【数22】 のタイミングで画像データを転送し、レーザダイオード
31Mを駆動させる。ところで、単色高精細プリントモ
ードでは、ポリゴンミラー33C,33M,33Y,3
3Kがフルカラープリントモード時の半速のポリゴン回
転速度1/2ωで回転されているので、主走査方向には
フルカラープリントモード時の2倍の画素密度600d
piで描画することができるけれども、レーザ光が1ラ
イン主走査するのに要する時間がフルカラープリントモ
ード時の2倍の時間要し、1ライン描画する間に感光体
ドラムがフルカラープリントモード時と比べて記録シー
トSの副走査方向に2ライン分回転している。このた
め、各感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kに
は、副走査方向に画素密度を150dpiでしか描画す
ることができない。
【0075】しかしながら、他の感光体ドラムでも、描
画が行われ、しかも各主走査ラインが重ならないように
ずれて描画が行われている。このため、4個の感光体ド
ラム全体では、副走査方向の画素密度も600dpiで
描画されることになる。この結果、現像器47Ka,4
7Kb,47Kc,47KdからのKのトナーが供給さ
れて形成されたトナー画像は、図15に示すように、各
感光体ドラム41C,41M,41Y,41Kの転写位
置において記録シートSに各主走査ラインが別のライン
で転写され、最終的に単色画像が記録シートSに主走査
方向および副走査方向ともに600dpiで形成され、
これが定着される。
【0076】例えば、図16に示すように画像メモリ1
03に格納されたK用の画像データの内容が図16
(a)に示す「あ」である場合、露光走査部30C,3
0M,30Y,30Kには図16(b)〜(e)の画像
データが上記タイミングでそれぞれ転送され、これが感
光体ドラム41C,41M,41Y,41Kに描画され
る。したがって、感光体ドラム41C,41M,41
Y,41Kの転写位置では図16(b)〜図16(e)
の画像が記録シートSに順次転写され、記録シートSの
画像が図16(f)〜図16(i)のように変化し、最
終的に「あ」全体が形成される。
【0077】なお、上記図16(a)の画像データは、
原稿画像の読取時の画素密度をフルカラープリントモー
ド時の2倍に上げて得られたものであってもよく、フル
カラープリントモード時と同じ画素密度で原稿画像を読
み取り、補間により画素密度を2倍にしたものであって
もよく、フルカラープリントモード時と同じ画素密度で
原稿画像を読み取り、得られた画像データをいわゆる2
度打ちすることにより画素密度を2倍にするようにして
もよい。
【0078】ところで、システムスピードをaにして、
作像部20Kで高速に描画することにより高精細プリン
トすることが考えられるが、画素密度をフルカラープリ
ントモード時の2倍の600dpiにするためには、ポ
リゴンミラー33Kの回転速度を2倍にするとともに、
ピクセルクロックを4倍にしなければならず、作像部2
0Kの負荷が増大し、1ピクセル当たりの受光量が1/
8に低下し、画像形成能力の限界を超えることになる。
【0079】これに対し、本実施の形態に係る複写機に
よれば、4つの作像部20C,20M,20Y,20K
が並列的に動作し、副走査方向の転写を4つで分担する
ので、上記のようにポリゴンミラー33Kの回転速度を
2倍にするしたり、ピクセルクロックを4倍にしたりす
る必要がなく、画像形成能力の限界を超えるようなこと
がない。このため、各作像部20C,20M,20Y,
20Kの負担を増大させずに、利用効率を向上させ、フ
ルカラープリントモードと同じプリント速度を維持しな
がら、2倍の画素密度600dpiで高精細に単色プリ
ントすることができる。 (4) 変形例 以上、本発明に係る画像形成装置を実施の形態に基づい
て説明してきたが、本発明の内容が、上述の実施の形態
に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例が
考えられる。
【0080】上記実施の形態では、単色高速プリント
モード、単色高精細プリントモードの場合に、利用効率
が一番高いため4個の作像部全てを動作させるようにし
たが、2個または3個の作像部を動作させ、これに応じ
てシステムスピード等を変え、単色高速プリントモー
ド、単色高精細プリントモードを実行するようにしても
よい。
【0081】上記実施の形態では、4色のフルカラー
の場合について説明したが、2色以上の多色カラーの場
合にも適用できる。 上記実施の形態では、レーザダイオードドライバ10
4に4つのCPUを設け、各CPUが所定の画像データ
を読み出すようにしたが、画像データの転送時間が重な
らなければCPU101が直接レーザダイオードドライ
バ104に画像データを転送するようにしてもよく、画
像データの転送時間が重るような場合には、レーザダイ
オードドライバ104に4ライン分のラインメモリを設
けて、空き時間中に画像データを転送しておいて、レー
ザダイオード31C,31M,31Y,31Kを変調駆
動する画像データを所定のタイミングでラインメモリか
ら出力させるようにしてもよい。
【0082】上記実施の形態では、複写機におけるプ
リントについて説明したが、レーザプリンターなど他の
画像形成装置のプリントにも適用できる。
【0083】
【発明の効果】本発明に係る画像形成装置によれば、単
色プリントモードに設定されているときには、各像担持
体中の2個以上を動作させているので、作像部の利用効
率が向上する。しかも、単色プリントモードに設定され
ているときには、高速に搬送し、各像担持体中の2個以
上からの記録シートへの転写とも異なった走査ラインに
対してなされ、かつ当該走査ライン間の間隔がカラープ
リントモードにおけるそれよりも広がらないよう当該像
担持体に対応する書込手段の書き込み走査タイミングを
制御するので、1つの作像部にかかる負担が軽減され、
フルカラープリントモードと同じ画素密度を維持しなが
ら、高速に単色プリントすることができる。
【0084】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、単色プリントモードに設定されているときには、各
像担持体中の2個以上を動作させているので、作像部の
利用効率が向上する。しかも、単色プリントモードに設
定されているときには、各像担持体中の2個以上からの
記録シートへの転写とも異なった走査ラインに対してな
され、かつ当該走査ライン間の間隔がカラープリントモ
ードにおけるそれよりも狭くなるよう当該像担持体に対
応する書込手段の書き込み走査タイミングを制御するの
で、1つの作像部にかかる負担が軽減され、フルカラー
プリントモードと同じプリント速度を維持しながら、画
素密度を上げて単色プリントすることができる。
【0085】また、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、前記書込手段が画像データで変調された光を走査す
る光ヘッドであり、前記像担持体が感光体を主体とし、
その周囲に光ヘッドで感光体表面に形成された静電像を
トナー像として顕像化する現像手段、トナー像を記録シ
ートに転写する転写手段を配した構成であり、前記現像
手段は、カラープリントモードのときにはカラー成分ト
ナーを感光体に供給する第1現像部と、単色プリントモ
ードのときには所定のトナーを感光体に供給する第2現
像部とを有し、プリントモードの設定変更の度に前記2
つの現像部を切り換えて使用するので、目的を達成する
画像形成装置を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機の全体の構成を示す図であ
る。
【図2】上記複写機の操作パネルの構成および画面表示
を示す図である。
【図3】複写機内部の制御部の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】上記制御部における制御動作のメインルーチン
を示すフローチャートである。
【図5】図4の高速制御(ステップS4)のサブルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図6】図4の高速制御における作像動作を示すフロー
チャートである。
【図7】図4の高精細制御(ステップS6)のサブルー
チンを示すフローチャートである。
【図8】図1の各感光体ドラムの間隔等を示す図であ
る。
【図9】フルカラープリントモードにおける画像データ
の転送タイミングを示す図である。
【図10】図9における各主走査ラインが重ね書きされ
る状態を示す図である。
【図11】単色高速プリントモードにおける画像データ
の転送タイミングを示す図である。
【図12】図11における各主走査ラインが別ラインに
転写される状態を示す図である。
【図13】図11における画像形成動作を模式的に示す
図である。
【図14】単色高精細プリントモードにおける画像デー
タの転送タイミングを示す図である。
【図15】図14における各主走査ラインが別ラインに
転写される状態を示す図である。
【図16】図14における画像形成動作を模式的に示す
図である。
【図17】従来の複写機の全体の構成を示す図である。
【符号の説明】
20 プリンタ部 21 搬送路 20S 給紙部 20C,20M,20Y,20K 作像部 30C,30M,30Y,30K 露光走査部 31C,31M,31Y,31K レーザダイ
オード 32C,32M,32Y,32K エキスパン
ダ 33C,33M,33Y,33K ポリゴンミ
ラー 34C,34M,34Y,34K ポリゴンモ
ータ 40C,40M,40Y,40K 画像形成プ
ロセス部 41C,41M,41Y,41K 感光体ドラ
ム 45C,45M,45Y 現像部 46C,46M,46Y,47Ka,47Kb,47K
c,47Kd 現像器 78 フルカラー
プリントモードキー 79 単色通常プ
リントモードキー 80 単色高速プ
リントモードキー 81 単色高精細
プリントモードキー 100 制御部 101 CPU 102 クロック発
生回路 103 画像メモリ 104 レーザダイ
オードドライバ S 記録シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 勝昭 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 辻原 清人 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シートを搬送路に沿って搬送する搬
    送手段と、 搬送路に沿って複数個配設され、記録シートの搬送速度
    に合わせて回動し、記録シート上に走査ライン単位で画
    像の転写を行う像担持体と、 各像担持体に1個ずつ配され、像担持体を走査して画像
    の書込を行う書込手段と、 操作者の操作によりプリントモードをカラープリントモ
    ードと単色プリントモードとの間で切換設定可能なプリ
    ントモード設定手段と、 単色プリントモードに設定されているときには、カラー
    プリントモードに設定されているときの記録シート搬送
    速度より高速に搬送する搬送速度制御手段と、 カラープリントモードに設定されているときには、各像
    担持体から記録シートへの転写が同じ走査ライン上で重
    なり合うよう各書込手段の書き込み走査タイミングを制
    御し、単色プリントモードに設定されているときには、
    各像担持体中の2個以上からの記録シートへの転写とも
    異なった走査ラインに対してなされ、かつ当該走査ライ
    ン間の間隔がカラープリントモードにおけるそれよりも
    広がらないよう当該像担持体に対応する書込手段の書き
    込み走査タイミングを制御するタイミング制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 記録シートを搬送路に沿って搬送する搬
    送手段と、 搬送路に沿って複数個配設され、記録シートの搬送速度
    に合わせて回動し、記録シート上に走査ライン単位で画
    像の転写を行う像担持体と、 各像担持体に1個ずつ配され、像担持体を走査して画像
    の書込を行う書込手段と、 操作者の操作によりプリントモードをカラープリントモ
    ードと単色プリントモードとの間で切替設定可能なプリ
    ントモード設定手段と、 単色プリントモードのとき書込手段の主走査画素間隔を
    カラープリントモードのときのそれより所定比率減じる
    よう制御する主走査速度制御手段と、 カラープリントモードに設定されているときには、各像
    担持体から記録シートへの転写が同じ走査ライン上で重
    なり合うよう各書込手段の書き込み走査タイミングを制
    御し、単色プリントモードに設定されているときには、
    各像担持体中の2個以上からの記録シートへの転写とも
    異なった走査ラインに対してなされ、かつ当該走査ライ
    ン間の間隔がカラープリントモードにおけるそれよりも
    狭くなるよう当該像担持体に対応する書込手段の書き込
    み走査タイミングを制御するタイミング制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記書込手段が画像データで変調された
    光を走査する光ヘッドであり、 前記像担持体が感光体を主体とし、その周囲に光ヘッド
    で感光体表面に形成された静電像をトナー像として顕像
    化する現像手段、トナー像を記録シートに転写する転写
    手段を配した構成であり、 前記現像手段は、カラープリントモードのときにはカラ
    ー成分トナーを感光体に供給する第1現像部と、単色プ
    リントモードのときには所定のトナーを感光体に供給す
    る第2現像部とを有し、プリントモードの設定変更の度
    に前記2つの現像部を切り換えて使用することを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置。
JP8347880A 1996-12-26 1996-12-26 画像形成装置 Pending JPH10186768A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6374065B1 (en) * 1999-09-06 2002-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Speed ratio between an image holding member and a developer carrier varies according to an image ratio
JP2012081738A (ja) * 2010-09-16 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 印刷装置および印刷装置の制御方法
JP2012081737A (ja) * 2010-09-16 2012-04-26 Ricoh Co Ltd 印刷装置および印刷装置の制御方法
EP3527385A1 (de) 2018-02-19 2019-08-21 Heidelberger Druckmaschinen AG Verfahren zum wechselweisen betreiben einer tinten-druckmaschine

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