JP2004138928A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンデム型カラープリンタにおいて、モノクロ(単色)印刷時にカラー印刷時の約2倍の速度で印刷することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】本発明のタンデム型画像形成装置は、記録媒体への印刷指令がカラー画像形成、あるいは単色画像形成かを判別する画像判別手段と、画像判別手段の判別に応じて記録媒体の搬送速度を変更して設定する速度設定手段と、画像判別手段の判別に応じて、各画像形成ステーションに画像データを供給するデータ制御手段とを備え、各画像形成ステーションの印刷の実行を制御する画像制御部を有し、単色画像形成が判別されたとき、データ制御手段は各画像形成ステーションに同一色の画像データを供給すると共に、ブラック画像形成ステーションへは1ラインおきの画像データを供給し、他の画像形成ステーションへは残りのラインの画像データを供給し、記録媒体の搬送速度をカラー画像形成時の倍速に設定するよう速度設定手段を制御する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カラープリンタ装置、カラー複写機、カラーファクシミリ装置等に使用されるものであって、記録媒体の搬送路に沿って複数の画像形成部を縦列に配列し、搬送される記録媒体に複数のトナー画像を順次多重転写して印刷する、所謂タンデム方式のカラー画像印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
カラー画像形成装置、例えば、カラーデジタル複写機においては、スキャナから入力されたカラー原稿の画像に対して所定の画像処理を施し、色分解・色変換された画像データ毎に画像を再現するカラープリンタ部からカラー原稿の画像を出力するのが一般的である。
また、最近では、高解像度のカラー原稿を高速再現するために、レーザ記録走査による画像形成装置を搭載したカラーデジタル複写機も商品化されている。このタイプのカラーデジタル複写機においては、デジタル画像信号に応じて変調されたレーザ光を感光体上に導き走査させるためのレーザ偏光走査ユニットが、各レーザ記録部毎に配置されており、このレーザ偏光走査ユニットを構成する主要部品として、回転多面鏡(以下、ポリゴンと称する)及びポリゴンを高速回転させるためのモータが組み込まれている。
さらに、最近のカラーデジタル複写機においては、黒の再現性を向上させてカラー画像全体の色再現性を向上させるために、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の記録部以外にBk(ブラック)の記録部を搭載することが一般的とされ、そのためにカラーモード以外にも白黒モードが設けられ、カラーコピーと白黒コピーが可能なカラーデジタル複写機として商品化されている。
【0003】
このようなカラーデジタル複写機においては、カラー複写速度に比べ白黒複写速度を速く設定している。これは、例えば、感光体を1つ搭載した多回転プロセス方式の場合、カラー複写が4色プロセスに対して、白黒複写が単色プロセスであるがために、必然的に白黒複写速度が速くなること、及び白黒複写がカラー複写に比べてその頻度が非常に高いことにもよる。
これに対して、複数の感光体を備えたタンデム方式の画像形成装置では、上記の多回転プロセス方式と異なり、カラー・白黒複写に関係なく同一の複写速度となるため、白黒複写速度をカラー複写速度よりも速く設定する要求に対しては、感光体の表面速度や記録紙の搬送速度等のプロセス速度、及び黒画像用のレーザ走査ユニットを含むレーザ記録部の速度を、カラーモードのそれよりも速くするマルチビーム光学系を利用しビーム数を切り替えることで対応している(特許文献1参照)。
【0004】
この場合、黒画像用のレーザ記録部に備えられたレーザ走査ユニットのポリゴンを回転させるモータの速度は、白黒モードとカラーモードとで速度を2段階に切り替えて制御し、特に待機時にカラーモード時の回転速度よりも遅い速度で待機回転させる場合には、数万回転毎分レベルの高回転数の領域でポリゴンモータの回転数を3段階に切り替えながら、しかも安定した回転数を維持できるようにモータの回転を制御する必要がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−166592号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
カラー電子写真プリンタの方式によるモノクロの印刷速度は、カラーの印刷速度に比べた場合に約4倍に設定できる。しかし、タンデム型のカラープリンタは、他のカラー電子写真プリンタの方式と比べて、高速でのカラー印刷が可能であるという利点を有しているが、タンデム型のカラープリンタでモノクロ印刷を行なう場合、他の方式のカラー電子写真プリンタによるモノクロ印刷速度と比べると、劣ることになる。
【0007】
すなわち、タンデム型のカラープリンタにおけるモノクロ印刷では、モノクロの画像データの印刷が指令された場合に、画像形成ステーションのうちの一つしか印刷に関与しないにもかかわらず、記録紙が4つの画像形成部をカラー印刷の場合と同じ速度で通過するので、モノクロ印刷でもカラー印刷と同じ印刷時間を要するという問題があり、こうした画像形成装置に改良の余地を残す。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、タンデム型カラープリンタにおいて、モノクロ(単色)印刷時にカラー印刷時の約2倍の速度で印刷することのできる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、記録媒体の搬送経路に沿って配設されるブラック画像形成ステーションを含む複数の画像形成ステーションにより記録媒体に複数色のトナー画像を順次多重転写して印刷する、いわゆるタンデム型のカラー画像形成装置である。そして、記録媒体への印刷指令がカラー画像形成、あるいは単色画像形成かを判別する画像判別手段と、画像判別手段の判別に応じて記録媒体の搬送速度を変更して設定する速度設定手段と、画像判別手段の判別に応じて、前記各画像形成ステーションにそれぞれ異なる色の画像データ、あるいは同一色の画像データの何れか一方または両方を供給するデータ制御手段とを備え、各画像形成ステーションの印刷の実行を制御する画像制御部を有している。
そして、画像制御部は画像判別手段が単色画像形成を判別したとき、データ制御手段は各画像形成ステーションに同一色の画像データを供給すると共に、ブラック画像形成ステーションへは1ラインおきの画像データを供給し、他の画像形成ステーションへは残りのラインの画像データを供給し、記録媒体の搬送速度をカラー画像形成時の倍速に設定するよう速度設定手段を制御する構成を具備する。
【0010】
(作用・効果)
本画像形成装置(例えばタンデム型画像形成装置)は印刷指令が出された時点において、画像判別手段によってカラー画像印刷かモノクロ(単一色)画像印刷かを判別する。それによってモノクロ画像印刷であると判別された場合、従来はブラックの画像形成ステーションのみを用いてモノクロ画像を形成していたが、本発明では、上記データ制御手段が全ての画像形成ステーションに対して、ブラックの印字データを転送する。そして、最初の1ライン目がブラックの画像形成ステーションで印刷された後、上記速度設定手段によって、記録用紙をカラー印刷時の倍の速度で搬送することで、次は3ライン目がブラックの画像形成ステーションによって印刷される。以降、上記ステーション制御手段によって、奇数ラインはブラックの画像形成ステーションによって印刷される。また、その間の偶数ラインは同様のデータ制御手段によって残りの画像形成ステーション、例えば3色(シアン、マゼンタ、イエロー)の画像形成ステーションに供給され、減法混色作用によって得られるプロセスブラックによって印刷される。
これにより、本発明ではブラックの画像形成ステーション2台を用いて印刷する場合と同様の効果を得られ、従来のタンデム型画像形成装置のモノクロ印刷の場合に比べて2倍の印刷速度でモノクロ印刷ができる。
また、モノクロ画像を形成する場合に、ポリゴンモータ回転数の高速化を伴わずに、画像形成速度の高速化を図ることができ、用紙一枚当りの印字出力時間を半減できる。
【0011】
本発明の画像形成装置は、画像判別手段の判別が単色画像形成の場合、副走査方向の1ライン毎に、ブラック画像形成ステーションによるブラック画像と他の画像形成ステーションによる減法混色法のプロセスブラック画像が記録媒体に交互に印字される構成を具備する。
【0012】
(作用・効果)
従来はモノクロ画像を形成する場合に、ブラックの画像形成ステーションのみにブラックの印字データを供給していたために、モノクロ印刷であってもカラー印刷と同様の処理時間がかかっていた。
それに対し本発明では、各画像形成ステーションに対して、ブラックの印字データを供給して、ブラックの画像形成ステーションでは奇数ラインの印刷を行い、残りの3色(シアン、マゼンタ、イエロー)の画像形成ステーションでは減法混色作用によって形成されるプロセスブラックによる、偶数ラインの印刷を行う。
これにより、ブラックの画像形成ステーションを2台用いて印刷する場合と同様な効果を得ることができ、従来のタンデム型の画像形成装置によるモノクロ印刷の場合に比べて2倍の印刷速度でモノクロ印刷ができる。
また、モノクロ画像を形成する場合に、用紙一枚当りの印字出力時間を半減できる。
【0013】
本発明の画像形成装置は、画像判別手段の判別が単色画像形成の場合、データ制御手段は主走査方向の画像データ供給速度を固定し、副走査方向の画像データ供給速度を倍速で実行する構成を具備する。
【0014】
(作用・効果)
モノクロ画像形成時に副走査方向の走査速度を倍速で実行することにより、1つのステーションで1ラインおきの印刷を実行し、従来のタンデム型画像形成装置によるモノクロ印刷の場合に比べて2倍の印刷速度でモノクロ印刷ができる。
また、モノクロ画像を形成する場合に、用紙1枚当りの印字出力時間を半減できる。
【0015】
本発明の画像形成装置は、画像判別手段が単一画像形成を判別したとき、ブラック画像形成ステーションによる画像形成、または複数の画像形成ステーションによる画像形成を選択する選択手段を設けた構成を具備する。
【0016】
(作用・効果)
タンデム方式のカラー画像形成装置を使用し、モノクロ画像印字を行う場合において、ユーザーの使用形態、要求に合わせ、高画質のモノクロ画像が必要な場合にはBK単色で印刷することを選択することができる。また、画質を問わず、短時間でモノクロ画像が必要な場合には、ブラック画像形成ステーションによるブラックと複数の画像形成ステーションによるプロセスブラックを併用する印刷方式を選択することによって、高速度でモノクロ画像印字を提供することができる。
それによってこれら何れに対しても対応可能なカラー画像形成装置を提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。なお、各図面の各要素に附された符号は特別の説明がない限り、図面固有のものとして扱うものとする。
図2は、本実施の形態に係る画像形成装置100の構成を示す説明図である。本画像形成装置100は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録媒体、記録用紙)に対して多色および単色の画像を形成するものである。そして、図2に示すように、露光ユニット1,現像器2,感光体ドラム3,帯電器5,クリーナユニット4,転写搬送ベルトユニット8,定着ユニット12と、用紙搬送路S,給紙トレイ10および排紙トレイ15,33等より構成されている。
なお、本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、露光ユニット1(1a,1b,1c,1d),現像器2(2a,2b,2c,2d),感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d),帯電器5(5a,5b,5c,5d),クリーナユニット4(4a,4b,4c,3d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに設定され4つの画像形成ステーションが構成されている。
【0018】
感光体ドラム3は、本画像形成装置のほぼ中心部に配置(装着)されている。帯電器5は、感光体ドラムの表面を所定の電位に均一に帯電させるための、帯電手段であり接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほか図2に示すようにチャージャー型の帯電器が用いられる。露光ユニット1は、発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドや、レーザ照射部および反射ミラーを備えた、レーザスキャニングユニット(LSU)を用いる。そして帯電された感光体ドラム3を入力される画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有するものである。現像器2はそれぞれの感光体ドラム上に形成された静電潜像を(BK,C,M,Y)のトナーにより顕像化するものである。クリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム上の表面に残留したトナーを、除去・回収するものである。
感光体ドラム3の下方に配置されている転写搬送ベルトユニット8は、転写ベルト7,転写ベルト駆動ローラ71,転写ベルトテンションローラ73,転写ベルト従動ローラ72,74,転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、および転写ベルトクリーニングユニット9を備えている。
転写ベルト駆動ローラ71、転写ベルトテンションローラ73、転写ローラ6、転写ベルト従動ローラ72,74等は、転写ベルト7を張架し、転写ベルト7を矢印B方向に回転駆動させるものである。
転写ローラ6は、感光体ドラム3のトナー像を、転写ベルト7上に吸着されて搬送されるシート(記録用紙)に転写するための転写バイアスを与えるものである。
転写ベルト7は、それぞれの感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像をシート(記録用紙)に順次的に重ねて転写することによって、カラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
【0019】
感光体ドラム3からシート(記録用紙)へのトナー像の転写は、転写ベルト7の裏側に接触している転写ローラ6によって行われる。転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。転写ローラは、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録媒体(シート)に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施例では転写電極として転写ローラ6を使用しているが、それ以外にブラシなども用いられる。
また、感光体ドラム3との接触により転写ベルト7に付着したトナーは、記録紙の裏面を汚す原因となるために、転写ベルトクリーニングユニット9によって除去・回収されるように設定されている。転写ベルトクリーニングユニット9には、転写ベルト7に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する転写ベルト7は、裏側から転写ベルト従動ローラ74で支持されている。
【0020】
給紙トレイ10は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、本画像形成装置の画像形成部の下側に設けられている。また、本画像形成装置の上部に設けられている排紙トレイ15は、印刷済みのシートをフェイスダウンで載置するためのトレイであり、本画像形成装置の側部に設けられている排紙トレイ33は、画像形成済みのシートをフェイスアップで載置するためのトレイである。
また、本画像形成装置は、給紙トレイ10のシートを転写搬送ユニット8や定着ユニット12を経由させて排紙トレイ15に送るための、Sの字形状の用紙搬送路Sが設けられている。さらに、給紙トレイ10から排紙トレイ15および排紙トレイ33までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ16,レジストローラ14,定着部12,搬送方向切替ガイド34,シートを搬送する搬送ローラ25等が配されている。
【0021】
搬送ローラ25は、シートの搬送を促進・補助するための、小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。ピックアップローラ16は、給紙トレイ10の端部に備えられ、給紙トレイ10から、シートを1枚毎に用紙搬送路Sに供給する呼び込みローラである。
搬送方向切替ガイド34は、側面カバー35に回転可能に設けられており、実線で示す状態から破線で示す状態に回動させることにより搬送路Sの途中からシートを分離し排紙トレイ33にシートを排出できるようになっている。実線で示す状態の場合には、シートは定着ユニット12と側面カバー35,搬送切替ガイド34の間に形成される搬送部S´(用紙搬送路Sの一部)を通り上部の排紙トレイ15に排出される。
【0022】
また、レジストローラ14は、用紙搬送路Sを搬送されているシートをいったん保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像をシートに良好に多重転写できるように、感光体ドラム3の回転にあわせて、シートをタイミングよく搬送する機能を有している。
すなわち、レジストローラ14は、図示しないレジスト前検知スイッチの出力した検知信号に基づいて、各感光体ドラム3上のトナー像の先端をシートにおける画像形成範囲の先端に合わせるように、シートを搬送するように設定されている。
【0023】
定着ユニット12は、ヒートローラ31,加圧ローラ32,等を備えており、ヒートローラ31および加圧ローラ32は、シートを挟んで回転するようになっている。また、ヒートローラ31は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ33とともにシートを熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
なお、多色トナー像の定着後のシートは、搬送ローラ25…によって用紙搬送路Sの反転排紙経路に搬送され、反転された状態で(多色トナー像を下側に向けて)、排紙トレイ15上に排出されるようになっている。
【0024】
図3は、タンデム型カラープリンタにおける画像データ処理回路の構成を示すブロック図である。
ここで、画像データ処理回路(プリンタコントローラ、以下では、単にコントローラ100という)には、パソコンなどの上位装置200から、画像データ201がRGB(Red,Green,Blue)データとして送信される。コントローラ100は、メインコントローラとしての制御機構部(CU)110とエンジンコントローラとしてのプリンタユニット(PU)120とから構成されている。
【0025】
コントローラ100のCU110では、インタフェース(I/F)回路111を介して受信されたRGBデータが受信バッファメモリ112に格納される。受信バッファメモリ112にはデータ変換回路113が接続されており、このデータ変換回路113ではRGBデータをY,M,C,BK(色別データ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)データに変換している。ここで変換されたY,M,C,BKデータは、受信バッファメモリ114に格納される。受信バッファメモリ114は、圧縮回路115を介してラスタバッファメモリ116と接続されていて、受信バッファメモリ114内のY,M,C,BKデータは、圧縮回路115で圧縮されつつラスタバッファメモリ116内に頁単位の印字データとして展開される。このように展開されたY,M,C,BKデータは、伸張回路117によって伸張されPU120側に送られる。
【0026】
コントローラ100のCU110側からPU120側に対して出力されたY,M,C,BKデータは、実際に印字用紙に印字するためのビデオデータとしてY,M,C,BKの各色印刷制御ユニット122〜125に供給される。すなわち、このY,M,C,BKデータは、PU120内でビデオバッファメモリ121に格納され、そこから所定のタイミングでそれぞれのプリンタ機構部に対して転送され、記録紙の動きに同期する印字データとして出力される。
【0027】
上記タンデム型のカラープリンタでは、印刷制御ユニット122〜125により各色のプリンタ機構部における露光、現像、転写、定着プロセスが独立して制御され、一枚の記録紙に同時に4色のトナー画像を形成することができる。この場合に、PU120側から各色の印刷制御ユニット122〜125に同時並行的に印字データが供給され、各色のプリンタ機構部が4色の印字データに基づいて直列的に動作する。このため、記録紙の搬送速度はCU110におけるビデオデータの処理速度のみによって決定され、4回の転写を順次に行う他の中間転写体方式、一括多重現像方式、或いは転写ドラム方式などと比較すると、カラーの印刷速度が2倍以上速くできるという利点があった。
また、ひとつの印刷制御ユニットのみを動作させて、1色のトナー画像を形成することで、モノクロ印刷もできる構成となっている。
【0028】
図4は、タンデム型カラープリンタの動作を制御する制御回路を示し、符号BK、C、Μ、Yはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの画像を形成するための印刷機構部に対応している。
70は制御回路であって、マイクロプロセッサ、ROM,RAM,タイマー、IOポート等からなり、カラー画像形成装置全体の動作を制御する制御部である。
制御回路70には、各画像形成部の導電性スポンジローラからなるトナー供給ローラに電力を供給するトナー供給ローラバイアス電源71、各画像形成部の現像ローラに現像バイアス電圧を供給する現像バイアス電源72、各画像形成部の帯電ローラに電力を供給する帯電用電源73、各画像形成部の転写ローラを転写電圧を供給する転写用電源74、がそれぞれ接続されている。これらの各電源71〜74の出力は、図示しないブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各印刷機構部と接続されており、各色毎にオンオフ制御される。
また、制御回路70には、吸着ローラへ帯電用電力を供給する吸着帯電電源75、除電器へ除電用の高圧電力を供給する除電電源76が接続されている。以上の各電源75,76は、制御回路70の指示によりオンオフ制御される。
【0029】
制御回路70には、さらに印刷制御回路77を介して各画像形成のLEDヘッド及び画像メモリ78が接続されている。この印刷制御回路77は、それぞれ対応する印刷データ及び制御データの転送(供給)を制御するものである。画像メモリ78は、図3に示すビデオバッファメモリ121に相当するものであって、インタフェース回路79を介して上位装置200より送られてきた画像データが格納される。すなわち、各LEDヘッドに供給された印刷(画像)データの転送及びLEDの露光時間を制御して、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する制御を行う。インタフェース回路79は、図3に示すCU110に相当するものであって、例えばホストコンビュータ等の上位装置200から送信されてきた画像データを色別に分解して、ブラックの画像データ、シアンの画像データ、マゼンタの画像データ、イエローの画像データをそれぞれ別々に格納する。
【0030】
定着器制御回路80は、定着器内のヒートローラを一定の温度に保つように、ヒートローラ内の図示しないヒータを駆動する。モータ駆動回路81には、各画像形成部それぞれに対応する転写ローラを駆動するモータ、搬送ベルトを駆動するモータ、給紙ローラと搬送ローラを駆動するモータ、定着器63を駆動するモータ、現像ユニットを感光体ドラムに対して接離させるモータなどが接続されている。各モータは図示しないギア、あるいはベルトなどにより対応する被駆動手段と連結されている。
センサドライバレシーバ90は、用紙搬送路に沿って配置された用紙端検出用のフォトセンサを駆動するとともに、それらが出力する信号波形を受信するものであって、制御回路70と接続されている。
【0031】
カラー画像形成(印刷)装置の初期動作が終了すると、制御回路70はインタフェース回路79を介して外部の上位装置から送られて来る画像データを待つ。
いま、上位装置であるホストコンピュータから画像データがインタフェース回路79に送られてくると、制御回路70からインタフェース回路79および各画像メモリ78に所定の指示を出す。この指示は、インタフェース回路79に対しては受信した画像データ信号を色別に分解する指示であり、各画像メモリ78に対しては色別の画像データを色別の記憶領域に記憶させる指示である。この支持に従い画像メモリ78では、それぞれ記録媒体上に印刷すべき各色の画像データが1ページ分ずつ記憶される。
【0032】
図5及び図6は、プリンタ側のCU部を構成する画像データ処理回路を示すブロック図である。図3の各ブロックと対応する部分については、同一の符号を付けている。
I/F制御回路111は上位装置200と接続され、記録媒体への印刷指令、画像データが入力される。I/F制御回路111では、これらの入力信号に基づいて、画像の種類がカラー画像か、或いは単色画像かを判別するための色指定信号、格納終了信号など印刷指令内のコマンド(図では細線で示す。)及びRGBのデータ(図では太線で示す。)をそれぞれ出力する。受信バッファ112は、RGBのデータ及び関連するコマンドを格納するものであって、各色毎のデータ格納領域112aとコマンド入力領域112bとに分割されている。
I/F制御回路111は、上位装置200から送信されたコマンド及びデータを解析して色指定信号を形成し、データ制御回路118に対して出力するとともに、受信バッファ112のアドレスを切り替えながら、送信されたコマンド及びデータを、それぞれコマンド入力領域112b、及びデータ格納領域112aのRバッファ、Gバッファ、Bバッファに順次格納していく。I/F制御回路111は、さらに上位装置200から1頁分の画像データを受信して、第1の受信バッファ112に格納し終わったとき、データ変換回路113に対して格納終了信号を出力する。
【0033】
データ変換回路113は、I/F制御回路111から格納終了信号を受信して、RGBのデータをBK、C、M、Yのデータに変換するものである。すなわち、データ変換回路113では第1の受信バッファ112から1ライン毎にRGBデータを受け取って変換処理を行い、後段に接続された第2の受信バッファ114へ変換されたBK、C、M、Yデータを格納する。第2の受信バッファ114は、第1の受信バッファ112と同じように、色毎に分割されているデータ格納領域114aと、コマンド入力領域114bとから構成されている。データ変換回路113では、第1の受信バッファ112からRGBデータを読み出すに際して、各色に対するスタートアドレスが予め決められている。また、第2の受信バッファ114に対して変換されたBK、C、M,Yデータを各色毎のデータ格納領域114aのアドレスを切り替えながら、例えばBK1,C1,M1,Y1ラインデータのように1ライン毎に格納していく。
【0034】
データ変換回路113において、1頁分のRGBデータがY,M,C,BKデータに変換され、例えばmライン分のY,M,C,BKデータが第2の受信バッファ114に格納されると、圧縮回路115に対して変換終了信号が出力される。圧縮回路115では、データ変換回路113から変換終了信号を受信すると圧縮処理が開始される。この圧縮処理では、まずブラック画像の1ライン目(BK1ラインデータ)から最終mライン目(BKmラインデータ)までが圧縮され、次に、シアン画像の1ライン目(C1ラインデータ)から最終mライン目(Cmラインデータ)まで、次に、マゼンタ画像の1ライン目(M1ラインデータ)から最終mライン目(Mmラインデータ)まで、次に、イエロー画像の1ライン目(Y1ラインデータ)から最終mライン目(Ymラインデータ)まで、順次に処理される。圧縮回路115では、1ラインのデータの圧縮が完了する毎にデータ制御回路118に圧縮データを出力するようにしている。この時、圧縮回路115から出力されるのは圧縮データDおよび書込制御信号CS1〜CS4である。
このように順次色別に圧縮処理を行う方法以外に、例えば1ライン毎に各色同時に処理するやり方もある。ここでは、図6に示す次段のデータ制御回路118からラスタバッファ116へY,M,C,BKデータを格納する手順を考慮し、色別にデータ処理を行っている。この色別の処理では、1つの色のデータを対応するバッファに格納する間は、メモリ上のアドレスを連続アドレスとして処理できる利点がある。
【0035】
データ制御回路118は、図6に示すように、データ書込制御回路21とセレクタ22〜26とから構成されている。また、ラスタバッファ116は4色分のラスタバッファ116BK,116C,116M,116Yから構成されている。データ書込制御回路21には図5に示す圧縮回路115からの圧縮データDと書込制御信号CS1〜CS4が入力され、またI/F制御回路111から色指定信号等も入力される。このデータ書込制御回路21では、4色の圧縮データDをそれぞれ所定のラスタバッファ116BK,116C,116M,116Yに格納するために、データDの選択やアドレスAの切り替えが指示されるほか、切替信号S1,S2、書込制御信号CS1〜CS4、及びアドレスラッチ、データラッチ信号が出力される。各セレクタ22〜26では、色指定信号に応じて黒データのみのデータ選択、或いはカラーデータの選択が行なわれ、データ制御回路118からラスタバッファ116へ出力されるデータ内容を切り替える。
【0036】
次に印刷指令による判別およびデータ内容の切替えを説明する。
セレクタ22では、切替信号S1が“Η”レベルとなると、入力されているデータDが出力端子A側から出力され、切替信号S1が“L”レベルとなると、データDが出力端子B側から出力されるように選択される。また、セレクタ23〜26では、切替信号S2が“Η”レベルとなると、B側に入力されているデータが出力Dとなり、切替信号S2が“L”レベルとなると、A側に入力されているデータが出力Dとなるように選択される。
【0037】
データ制御回路118のデータ書込制御回路21では、I/F制御回路111から入力された色指定信号に基づいてブラック印刷と判断(判別)された場合、切替信号S2を“Η“レベルとして、セレクタ23〜26のB側に入力されているデータを出力Dとする。また、色指定信号によりカラー印刷と判断された場合は、データ書込制御回路21では切替信号S2を“L”レベルとすることにより、セレクタ23〜26のA側に入力されているデータが出力Dとなるように選択している。
【0038】
以上のように構成される画像データ処理回路では、色指定信号に基づいてブラックのみによる単色画像の印刷指令であるか、カラー画像の印刷指令であるかを判別し、プリンタ機構部に対して記録用紙の搬送速度の切り替え指令を発信する。
【0039】
次に、本発明による倍速のモノクロ印刷を図を用いて説明する。
図7は、記録媒体(用紙)への印刷方式を説明するための模式図である。
従来のモノクロ印刷では、各行BK1、BK2、…の印刷が全てブラックのトナー画像を形成するための画像形成ステーションで実行されていた。それに対して本発明の画像形成装置は、1行おきに3色混合の画像を印刷することで、印刷速度を高くしている。すなわち、C、M、Yの3色のトナーを重ね合わせると、減法混色作用によってプロセスブラック画像が形成できることを利用した構成となっている。
【0040】
本発明の画像形成装置は3つの画像形成ステーションC,M,Yにそれぞれ、例えば偶数ライン(ライン幅をwとする)毎にBKの画像形成ステーションに供給したモノクロの画像データに相当する画像データを供給して、減法混色によるプロセスブラックの画像、YMC2、YMC4、YMC6・・・を一行おきに形成し、奇数行(ライン)の画像はBK画像形成ステーションによって、BK1,BK3,BK5・・・を印刷するものである。もちろん、逆に画像形成ステーションC,M,Yにはそれぞれ、奇数行毎にBKの画像形成部に供給したモノクロの画像データに相当する画像データを供給して、減法混色によるプロセスブラックの画像を一行おきに形成し、偶数行の画像はBK画像形成ステーションによって印刷する構成としてもよい。
これによって、記録媒体の搬送速度をフルカラー印刷時の2倍の速度で各画像形成ステーションに送り、それぞれブラック(BK)、シアン(C)、マゼンタ(M)、及びイエロー(Y)のトナー画像を形成するようにすると、プリンタユニット側では2倍の速度で印刷処理を実行できる。
【0041】
図1は、ビデオバッファから各LEDヘッドへのデータ供給タイミングを示している。
4つの画像形成部(ステーション)BK,C,M,Yは搬送ベルトに対して等間隔で併設されており、用紙搬送に対して各画像形成部におけるLEDの駆動タイミングが異なる。すなわち、各画像形成部の間では、記録用紙の印字位置に各Nラインの差がある。記録用紙の先端部がBK画像形成部の転写位置に到達すると、BK画像形成部により1ライン目、3ライン目・・・の画像データから印刷される。
【0042】
1ライン目〜Nライン目のデータ供給が実行される場合を説明する。
図6に示すBK(ブラック)ラスタバッファ116BKの1ライン目から、印字用紙の第1ラインに対する印刷データBK1が供給され、残りのC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のラスタバッファからは第1ラインに対する印刷データBK1は供給されない。
2ライン目の印刷データBK2は使用されずに、記録用紙の第3ラインに対する印刷データBK3がLEDヘッドにラッチされ奇数ラインの画像のみの形成が行なわれる。他のLEDヘッドには印刷データは転送されない。
【0043】
記録用紙の先端部がC画像形成部の転写位置に到達すると、C画像形成部により2ライン目、4ライン目・・・の画像データの印刷が開始される。これとほぼ同時に、BK画像形成部では、N+1ライン目の画像データの印刷が開始されている。
記録用紙がNライン相当分だけ搬送された後、BKとともにCの画像形成部が開始される。ここでは、BKの画像形成部に対してはN+1ライン目〜2Nライン目までの奇数ラインのデータ転送を行い、BKラスタバッファ116BKから印字用紙の第(N+1)ラインに対する印刷データBK(N+1)、(N+3)ラインに対するBK(N+3)、・・・が転送される。Cの画像形成部にはラスタバッファ116Cから印字用紙の第2ラインに対する印刷データC2(BK2に相当)、第4ラインに対するC4(BK4に相当)・・・の偶数ラインのデータが転送され印刷される。このときCの画像形成部により印刷される画像はBKの画像形成部で形成される画像と画像との間に印刷される。
【0044】
記録用紙の先端部がM画像形成部の転写位置に到達すると、M画像形成部により2ラインに対応するM2(BK2に相当)、4ラインに対応するM4(BK4に相当)・・・の偶数ラインの画像データが印刷される。これと同時に、BK画像形成部では、2N+1ライン,2N+3・・・に対応する奇数ラインの画像データの印刷が開始されている。C画像形成部では、N+2ライン,N+4ラインに対応する偶数ラインの画像データの印刷が開始されている。このとき、M画像形成部で形成される画像はC画像形成部で形成された画像と同じラインに重ねて印刷される。
【0045】
記録用紙の先端部がY画像形成部の転写位置に到達すると、Y画像形成部により2ラインに対応するY2(BK2に相当)、4ラインに対応するY4(BK4に相当)・・・の偶数ラインの画像データが印刷される。これと同時に、BK画像形成部では、3N+1ライン目の画像データの印刷が開始されている。C画像形成部では2N+2ライン目が、M画像形成部ではN+2ライン目の印刷がそれぞれ開始されている。このとき、Y画像形成部で形成される画像はC画像形成部で形成された画像,M画像形成部で形成された画像と同じラインに重ねて印刷される。
【0046】
このような手順により4つの画像形成部の各LEDヘッドに対して、モノクロの印字データの転送が行われると、ブラックの画像形成部BKでは奇数ラインだけの印刷が行われ、残りの3色の画像形成部C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)では減法混色作用によって得られるプロセスブラックを用いてモノクロ画像データの偶数ラインだけの印刷が行われることになる。したがって、用紙搬送速度を2倍として画像形成部を制御して、カラー印刷の場合に比べて2倍の印刷速度に設定することにより、1枚の記録用紙に対するモノクロ画像の印刷時間を1/2に短縮できる。
【0047】
このとき、本画像形成装置によると、記録用紙の搬送方向の速度つまり副走査方向の速度のみを2倍とし主走査方向の書き込み速度は通常の場合と同じ速度で行なうことが可能であり、副走査方向の速度変更に伴う画像形成条件のプロセス条件を切り替えられるだけで済み、書き込み手段の書き込み速度を変えなくても倍速の画像形成を行なうことができる。
【0048】
本実施例の構成では、パソコンなどの上位装置200からRGBの画像データが入力される場合について説明しているが、白黒の画像データが入力される場合にも対応できるようになっている。
【0049】
また、この画像形成装置を多色単色兼用の複写装置等として実施する場合には、画像データは読取装置よりRGBのデータが画像処理装置に入力される。このとき、原稿が多色,白黒に関わらずRGBデータが入力され、原稿の属性に応じて画像形成処理が自動的に選択され画像形成処理が行なわれるが、使用者の要望により多色原稿を白黒出力することもできる。この場合には、読取装置より画像形成装置に入力されるRGBの画像データがデータ変換部113にてモノクロの画像データに変換される。
そして、BK単色で画像形成を行うモードが操作部等で選択されている場合は、生成されたモノクロデータをBKの印刷機構部に送りBK単色での画像形成が行なわれる。
【0050】
一方、高速(倍速)でモノクロ(白黒)画像を形成する場合は、生成されたモノクロデータが全ての印刷機構部に送られ1ライン置きに交互に単色BK、プロセスブラックにてモノクロ画像が形成される。このとき、プロセスブラックで形成される画像濃度とBK単色で形成される画像濃度との濃度差ができないように、C,M,Yの印刷機構部に送られるモノクロ画像データは濃度が調整されて生成されるようになっている。そして定着部で4色のトナーが混ざり違和感のないモノクロ画像形成物として形成される。
本実施例では、書込み手段としてLEDヘッドを用いた画像形成装置にて説明しているが、レーザ走査光学手段を用いた画像形成装置においても同様であることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
本発明によると、タンデム型の画像形成装置において、カラー印刷時の約2倍の速度でモノクロ(単色)の印刷をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ供給タイミングチャート。
【図2】タンデム型画像形成装置の構成説明図。
【図3】タンデム型画像形成装置の画像データ処理回路の構成説明図。
【図4】タンデム型画像形成装置の制御回路ブロック図。
【図5】画像データ処理回路のブロック図。
【図6】画像データ処理回路のブロック図。
【図7】印刷方式の模式的な説明図。
【符号の説明】
1 露光ユニット
3 感光体ドラム
5 帯電器
7 転写ベルト
8 搬送ベルトユニット
6 転写ローラ
21 データ書き込み制御回路
70 制御回路
77 印刷制御回路
78 画像メモリ
100 コントローラ
110 制御機構部(CU)
111 インタフェース回路
113 データ変換回路
118 データ制御回路
200 上位装置
120 プリンタユニット
S 用紙搬送路

Claims (4)

  1. 記録媒体の搬送経路に沿って配設されるブラック画像形成ステーションを含む複数の画像形成ステーションにより記録媒体に複数色のトナー画像を順次多重転写して印刷する画像形成装置において、
    前記画像形成装置は各画像形成ステーションに記録媒体への印刷の実行を制御する画像制御部を有し、
    前記画像制御部は記録媒体への印刷指令がカラー画像形成、あるいは単色画像形成かを判別する画像判別手段と、
    前記画像判別手段の判別に応じて記録媒体の搬送速度を変更して設定する速度設定手段と、
    前記画像判別手段の判別に応じて、前記各画像形成ステーションにそれぞれ異なる色の画像データ、あるいは同一色の画像データの何れか一方または両方を供給するデータ制御手段とを備え、
    前記画像判別手段が単色画像形成を判別したとき、前記データ制御手段は各画像形成ステーションに同一色の画像データを供給すると共に、ブラック画像形成ステーションへは1ラインおきの画像データを供給し、他の画像形成ステーションへは残りのラインの画像データを供給し、前記速度設定手段は記録媒体の搬送速度をカラー画像形成時の倍速に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像判別手段の判別が単色画像形成の場合、副走査方向の1ライン毎に、ブラック画像形成ステーションによるブラック画像と他の画像形成ステーションによる減法混色法のプロセスブラック画像が記録媒体に交互に印字されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像判別手段の判別が単色画像形成の場合、データ制御手段は主走査方向の画像データ供給速度を固定し、副走査方向の画像データ供給速度を倍速で実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像判別手段が単一画像形成を判別したとき、ブラック画像形成ステーションによる画像形成、または複数の画像形成ステーションによる画像形成を選択する選択手段を設けてなる請求項1に記載の画像形成装置。
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JP2009064312A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Ricoh Co Ltd 画像処理装置,画像形成装置,画像転送方法,プログラム,および記録媒体
JP2009151206A (ja) * 2007-12-21 2009-07-09 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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