JP2004145150A - 画像形成装置 - Google Patents

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Akinori Tanaka
田中 昭紀
Yuichiro Toyohara
豊原 裕一郎
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Abstract

【課題】現像装置の切り替え時間が非常に短縮でき、結果として画像形成装置の高い生産性を得ることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】像担持体1a、1bと、像担持体上に現像剤像を形成するために、回転式現像装置保持部4a、4bに保持された3個以上の現像装置41〜46と、を有する。回転式現像装置保持部4a、4bの一方向の回転により順次像担持体上に現像剤像を形成する一方向回転による画像形成モードと、回転式現像装置保持部4a、4bの正逆回転により2個の現像装置による像担持体上への現像剤像の形成を行う正逆回転による画像形成モードと、を有する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般には電子写真方式、静電記録方式などの画像形成装置に関し、特に、少なくとも3色以上の多色フルカラー画像形成が可能である画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年急速に普及しつつある、電子写真方式によるフルカラープリンタ或いはフルカラー複写機の画像形成装置の構成として一般的なものとしては、図5、図6、図7に例示するようなものがある。
【0003】
先ず、図5に示す画像形成装置はタンデム方式と呼ばれ、4つの像担持体1a、1b、1c、1dにそれぞれ異なる色の現像剤を装填した現像装置41、42、43、44を対応させ、それらを直列に配置したものである。この方式によれば、一度に4色の画像形成が行えるため、生産性の面で優れた構成であるが、本体サイズが大きくなるといった問題がある。もし、本体サイズを小さくすると画像形成部も、後述の図6及び図7に示す構成の画像形成装置に比べて非常に小さくなり、画像形成部の寿命、安定性、高画質の面で問題が生じる可能性がある。
【0004】
一方、図6に示す一つの像担持体1に対して4個の現像装置41、42、43、44を対応させたドラム方式の画像形成装置では、これら現像装置41、42、43、44は、これら現像装置41、42、43、44を担持した回転式現像装置保持部、即ち、ロータリ(回転体)4を回転することにより、現像装置41、42、43、44を切り替えながら現像を行う。従って、像担持体1に形成された各色毎の画像を中間転写体5に一次転写し、中間転写体5上で多重転写を行い、4色すべて転写し終わった段階で、給紙装置71、72、73などから送給される転写材に二次転写ローラ56の作用の下に2次転写する構成をとっている。
【0005】
図7に示す画像形成装置も一つの像担持体1に対して4個の現像装置41、42、43、44を対応させたドラム方式の画像形成装置である。この画像形成装置では、現像装置41、42、43、44は、像担持体1の周りに配置され、現像装置41、42、43、44を選択しながら現像を行う。従って、像担持体1に形成された各色毎の画像は、転写ドラム5に担持搬送される給紙装置71、72、73などから送給される転写材に、転写帯電手段56の作用の下に多重転写される。転写ドラム5上の転写材は、4色すべて転写し終わった段階で転写ドラム5から分離される。
【0006】
このように、図6及び図7に示すドラム方式の画像形成装置は、像担持体を1個しか使用しないため、本体サイズを小さくできる面で有利な構成である。しかしながら、生産性はタンデム方式の1/4となってしまう。
【0007】
また、図6及び図7に示すような1ドラム方式の画像形成装置1における現像装置の構成に着目すると、図6に示すような現像装置41、42、43、44をロータリ4に保持する、所謂、ロータリ現像方式と、図7のような固定現像方式とに分けられる。
【0008】
ロータリ現像方式は、像担持体上の現像位置が常に同じで、各現像装置41、42、43、44の断面も4色同じにできることと、像担持体の径の大型化が避けられるという特徴がある。一方、固定現像方式は、各現像装置41、42、43、44の断面が全て異なることと、像担持体上の現像位置が全て異なること、像担持体の径が大型化するといった問題を有している。このため、現在はロータリ現像方式を採用する画像形成装置の方が主流である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ロータリ現像方式を採用した画像形成装置では、その特徴であるロータリを回転させる必要が有り、このロータリの切り替え留のに必要な切り替え時間というものが構成上必須である。
【0010】
例えば、図6の画像形成装置においては、ロータリ4の切り替えに、直径140mmのロータリを90°回転させる必要が有り、あまりにも早く切り替えを行うとロータリの停止時の振動で画像が劣化してしまう等の問題が生じる。
【0011】
また、通常の4色を使用する画像形成時においてはそのまま回転させるだけで問題はないが、使用しない色がある場合などは、通常の回転角度よりも大きい角度を回す必要があり、切り替えに要する時間が増える。ロータリの切り替え時間が増えると、その分用紙の間隔が開くこととなり、これにより結果として画像形成装置の生産性が低下するという問題が生じる。
【0012】
従って、本発明の目的は、現像装置の切り替え時間が非常に短縮でき、結果として画像形成装置の高い生産性を得ることのできる画像形成装置を提供することである。
【0013】
本発明の他の目的は、従来に比較して急激な回転式現像装置保持部、即ち、ロータリの起動、停止動作の必要をなくし、ロータリ停止時の振動による画像劣化やロータリ駆動モータの大型化、消費電力の増大などを生じることが無く、高画質化、低消費電力化、コストアップなどを避けることのできるができる画像形成装置を提供することである。
【0014】
本発明の他の目的は、ロータリを一方向に、或いは、正逆回転可能とし、一方向回転時の切り替え時間と正逆時の切り替え時間に大差の無いよう、或いは、ほぼ等しく構成することで、時間的に無駄の無い非常に効率の良い画像形成が可能な画像形成装置を提供することである。
【0015】
本発明の他の目的は、ロータリの回転に、一方向回転と新たに正逆回転を加えることにより、装置の生産性や生産効率、画質、コスト、消費電力などの面で、非常に優れた画像形成装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、下記の構成を特徴とする画像形成装置を提供する。
(1)像担持体と、前記像担持体上に現像剤像を形成するために、回転式現像装置保持部に保持された3個以上の現像装置と、を有する画像形成装置において、
前記回転式現像装置保持部の一方向の回転により順次前記像担持体上に現像剤像を形成する一方向回転による画像形成モードと、前記回転式現像装置保持部の正逆回転により2個の前記現像装置による前記像担持体上への現像剤像の形成を行う正逆回転による画像形成モードと、を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)2個の像担持体と、前記像担持体上に現像剤像を形成するために、前記像担持体にそれぞれ対応して設けられた回転式現像装置保持部に2色ずつ振り分けて保持されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像装置と、更に、少なくとも2色以上の現像装置と、を有する画像形成装置において、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色による画像形成時には、前記各回転式現像装置保持部は、正逆の往復動作による回転動作にて、振り分けられた2色による現像剤像の形成を行い、
前述の4色に複数色を加えた画像形成時には、前記回転式現像装置保持部は一方向の回転のみで現像剤像の形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
(3)イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の前記現像装置以外の他の少なくとも2色以上の現像装置は、淡いシアンと淡いマゼンタと淡いイエローと淡いブラックの4色の現像装置であることを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
(4)イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の前記現像装置以外の他の少なくとも2色以上の現像装置は、淡いシアンと淡いマゼンタの2色の現像装置であることを特徴とする(2)に記載の画像形成装置。
(5)1個の像担持体と、前記像担持体上に現像剤像を形成するために、回転式現像装置保持部に保持されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色の現像装置と、更に、前記4色とは異なる1色の現像装置と、を有する画像形成装置において、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色による画像形成時には、前記回転式現像装置保持部は、一方向の回転動作による画像形成を行い、
ブラックと、前記4色とは異なる1色との2色による画像形成を行う際は、前記回転式現像装置保持部は、正逆の往復動作による回転動作による画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0018】
実施例1
図1に、本発明の画像形成装置の一実施例である電子写真方式のフルカラー画像形成装置の概略断面構成を示す。本実施例のフルカラー画像形成装置は、上部にデジタルカラー画像リーダ部1Rを、下部にデジタルカラー画像プリンタ部1Pを有する。
【0019】
リーダ部1Rにおいて、原稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査することにより、原稿30からの反射光像をレンズ33により、フルカラーCCDセンサ34に集光しカラー色分解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は、不図示の増幅回路を経て、不図示のビデオ処理ユニットにて画像処理を施され不図示の画像メモリを介してプリンタ部1Pに送出される。
【0020】
プリンタ部1Pには、リーダ部1Rからの信号のほか、コンピュータからの画像信号、FAXからの画像信号なども同様に送出されてくる。
【0021】
本実施例では、一例として、リーダ部1Rからの信号に基づきプリンタ部1Pが動作するものとして説明する。
【0022】
プリンタ部1Pにおいて、像担持体である2つの感光ドラム1a、1bは、各々図中矢印方向に回転自在に担持され、それぞれの感光ドラム1a、1bの周りに、前露光ランプ11a、11b、コロナ一次帯電器2a、2b、レーザ露光光学系3a、3b、電位センサ12a、12b、回転式現像装置保持部、即ち、ロータリ4a、4b、及び、各々のロータリ4a、4bに色の異なるトナーを装填された3個の現像装置41、42、43及び44、45、46、転写装置5a、5b、クリーニング器6a、6bを配置する。
【0023】
本実施例においては、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(Bk)の従来のカラー複写機にて使用する4色に加えて、淡いマゼンタ(淡M)と淡いシアン(淡C)の2色を加えた6色による画像形成を行う。
【0024】
淡色のトナーを用いることで、画像形成時の1画素(ドット)が通常の濃度のトナーに対して濃度の低い分目立たなくなるという特徴があり、この結果粒状感の無い非常に滑らかなハーフトーン画像による高画質が再現できる。
【0025】
尚、淡いシアンと淡いマゼンタは、それぞれシアンとマゼンタと同じ顔料を用いて、含まれる顔料の量のみ異なるトナーである。
【0026】
本実施例では、詳しくは後述するように、現像装置41〜46には、マゼンタトナー、シアントナー、イエロートナー、ブラックトナー、更には、淡いマゼンタトナー、淡いシアントナーが装填可能とされる。
【0027】
また、本実施例にて、現像装置41〜46にはトナーとキャリアを混合させて用いる2成分現像剤が装填されているが、トナーのみの1成分現像剤でも問題はない。
【0028】
また、現像装置の数は本実施例では6個であるが、4個以上であればいくつでも構わない。
【0029】
レーザ露光光学系3(3a、3b)においてリーダ部1Rからの画像信号は、不図示のレーザ出力部にて光信号に変換され、光信号に変換されたレーザ光がポリゴンミラーで反射され、レンズ及び各反射ミラーを経て感光ドラム1a、1bの面に投影される。
【0030】
プリンタ部画像形成時には感光ドラム1a、1bを矢印方向に回転させ、前露光ランプ11a、11b、で除電した後の感光ドラム1a、1bを一次帯電器2a、2b、により一様に帯電させて、それぞれの分解色ごとに露光し、感光ドラム1a、1b上に静電像を形成する。
【0031】
次に、ロータリ4a、4bを回転させ、所定の現像装置を感光ドラム1a、1b上の現像位置に移動させ、その後に現像装置を作動させて、感光ドラム1a、1b上の潜像を現像し、感光ドラム1a、1b上に樹脂と顔料を基体とした可視像(トナー像)を形成する。
【0032】
本実施例の画像形成装置は、このように構成することで、露光部から現像部までの距離を常に色によらず一定にすることが可能となり、色による出力画像特性の差が発生しにくい構成になっている。
【0033】
また、現像装置内のトナーは、図1に示すようにレーザ露光光学系3a、3bの間、及び、レーザ露光光学系3bの横に配置された各色毎のトナー収容部(ホッパー)61〜66から現像装置内のトナー比率(或いは、トナー量)を一定に保つように所望のタイミングにて随時補給される。
【0034】
感光ドラム1a、1b上に形成されたトナー像は、それぞれの転写装置5a、5bにおいて中間転写体としての中間転写ベルト5に一次転写され、そしてこの中間転写ベルト5上でそれぞれのトナー像が順次重ねられる。
【0035】
中間転写ベルト5は、駆動ローラ51、従動ローラ52、及び、ローラ53、54の間に張設され、駆動ローラ51によって駆動されている。また、中間転写ベルト5を挟んだ対向位置に転写クリーニング装置50を配置し、駆動ローラ51に対して接離可能に構成する。
【0036】
また、従動ローラ52の対向位置には、それぞれの感光ドラム1a、1bから転写された画像の位置ズレ及び濃度の検知を行う検知センサ55が配置されており、随時各画像形成部に画像濃度、トナー補給量、画像書き込みタイミング、及び画像書き込み開始位置等に対して補正を行っている。
【0037】
転写クリーニング装置50は、中間転写ベルト5上に必要色だけ画像を重ね終えた後に、駆動ローラ51に加圧され、転写材に転写した後の中間転写ベルト5上の残トナーをクリーニングする。
【0038】
一方、転写材は、各収納部71、72、73、或いは、手差し給紙部74から各々の給紙手段81、82、83或いは84によって一枚ずつ搬送され、レジストローラ85にて斜行を補正し、所望のタイミングにて中間転写ベルト5上のトナー像を転写材に転写する二次転写部56に搬送される。
【0039】
二次転写部56にて転写材上にトナー像が転写され、転写材は搬送部86を通り、熱ローラ定着器9にてトナー像を定着され、排紙トレー或いは後処理装置に排出される。
【0040】
他方、二次転写後の中間転写ベルト5は、前述のように転写残トナーを転写クリーニング装置50にてクリーニングされ、再び各画像形成部の一次転写工程に供する。
【0041】
また、転写材の両面に画像を形成する場合には、定着器9を転写材が通過後すぐに搬送パスガイド91を駆動し、転写材を搬送パス75を経て反転パス76にいったん導いた後、反転ローラ87の逆転により、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出させ、両面搬送パス77へと送られる。その後、両面搬送パス77を通過し両面搬送ローラ88にて斜行補正とタイミング取りを行い、所望のタイミングにてレジストローラ85へと搬送され、再び上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を転写する。
【0042】
ここで、本発明の特徴である回転式現像装置保持部、即ち、ロータリ4a、4b、現像装置41〜46の配置、色の振り分け、及び、ロータリ4a、4bの切り替え制御を含む画像形成モードについて説明する。
【0043】
先ず、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkによる4色画像形成モードについて説明する。
【0044】
画像の形成順序は、本実施例では上記の通り、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkの順であるとする。
【0045】
このため、感光ドラム1a側にマゼンタトナーを収容したマゼンタ現像装置41とイエロートナーを収容したイエロー現像装置42とを配置し、感光ドラム1b側にシアントナーを収容したシアン現像装置44とブラックトナーを収容したブラック現像装置45とを配置することで、中間転写ベルト5が2回転する間に、前述の色順で4色の画像形成が可能となる。
【0046】
なお、後述のように、現像装置43には淡いシアントナー、現像装置46には淡いマゼンタトナーが装填可能であるが、本実施例では使用されない。
【0047】
本実施例のように、ブラック現像装置45を下流側の感光ドラム1b側に配置することで、ブラックBkの単色モード時のファーストコピー時間(Fcot)がドラム間の距離を中間転写ベルト5が移動する時間分短縮できることと、中間転写ベルト5上に一次転写されたブラックトナー像が他の感光ドラムと中間転写ベルト5のニップ部を通過することによって生じる、2次転写による画像劣化もないという利点もある。
【0048】
この時の感光ドラム4aの現像装置切り替え時の駆動動作はマゼンタ現像装置41とイエロー現像装置42を感光ドラム4aの正逆の往復回転にて常に120°の回転角で制御される。
【0049】
つまり、正逆回転とすることで、一方向回転時で必要な240°回転する必要がなくなる。
【0050】
また、ロータリ4a及び4bは、それぞれ専用のステッピングモータにて駆動されており、正逆回転が可能とされる。
【0051】
ここで、現像装置切り替え時の同一時間条件における、ステッピングモータの動作を、図2に120°回転時について、図3に240°回転時についてそれぞれ示す。それぞれのグラフは、縦軸がステッピングモータのパルス数で、横軸が時間軸である。
【0052】
グラフからも明らかなように、図3に示す駆動態様の場合が最大パルス(縦軸)が大きくなる。これによりモータは、より高いパルスを発するものにしなくてはならず、図2の場合よりも高価になってしまうことが多い。
【0053】
次に、図3に示す駆動態様の場合、モータの起動時及び停止時の傾きが急であることが分かる。
【0054】
先ず、起動時についてであるが、急な起動を行う場合はモータそのものの出力トルクがより求められることからモータの大型化などに繋がる。また、大型化すると消費電力も増えることが多く、更に、単に大型化するだけではモータ自身の慣性も増えてしまい、より起動トルクが必要となる。
【0055】
これにより、モータそのものの選択が不可能になってしまう場合もある。
【0056】
次に、停止時についてであるが、急激な停止は停止時のショックが大きくなり、これによって現像装置の二次振動による現像性の悪化及び画像形成部に停止時のショックが伝わることによる画像の悪化が生じてしまう。
【0057】
つまり、ロータリ、即ち、回転体の回転角が小さい方が、あらゆる面で有利であることが分かる。
【0058】
従って、回転角の小さい分、現像装置の切り替え条件(時間)に余裕ができるため、より現像装置切り替えの画像への影響の無い設定にするか、或いは、画像形成速度を上げて装置の生産性を向上させることなどが可能となる。
【0059】
同様に、ロータリ4bの現像装置切り替え時の駆動駆動は、シアン現像装置44とブラック現像装置45を120°の正逆回転にて制御される。
【0060】
また、現像位置45にて回転を停止させる方法としては、通常の1方向回転においては、ロータリ上或いは現像装置上の位置を検出した後、駆動ステッピングモータにて既定パルス分回転後、停止させる制御を行うことが一般的であり、本実施例においても、2つの回転方向どちらについても同じ現像位置で停止可能なように、現像装置上或いはロータリ上にフラグなどの検出対象部を設けている。
【0061】
または、他の駆動及び停止構成として、検出部を2箇所設けるか、或いは、回転方向により検出後の停止までの駆動パルスを変えることで、センサ及び被検出部を従来どおりの1箇所とする方式などによって対応してもよい。
【0062】
次に、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkによる4色に、淡いシアンCと淡いマゼンタMの2色を加えた6色による画像形成モードについて説明する。
【0063】
淡いシアントナーと、淡いマゼンタトナーはそれぞれ、ロータリ4aと4bに振り分けられ、ロータリ4aにはマゼンタMと、イエローYと、淡シアンCの3色を、また、ロータリ4bにはシアンCと、ブラックBkと、淡マゼンタMの3色を配置し、中間転写体5が3周することで6色全ての画像形成が終了する。
【0064】
つまり、感光ドラム1a側にマゼンタトナーを収容したマゼンタ現像装置41と、イエロートナーを収容したイエロー現像装置42と、淡いシアントナーを収容した淡シアン現像装置43とを配置し、感光ドラム1b側にシアントナーを収容したシアン現像装置44と、ブラックトナーを収容したブラック現像装置45と、淡いマゼンタトナーを収容した淡シアン現像装置46とを配置する。
【0065】
斯かる構成により、4色による通常の4色画像形成モードが、中間転写ベルト5が2周することで達成され、また、6色による粒状感の無い、高画質画像形成モードが、中間転写ベルト5が3周することで達成される。
【0066】
この時のロータリ4aの現像装置切り替え時の駆動動作は、図面上反時計方向に120°ずつ回転する制御を行う。同様に、ロータリ4bの現像装置切り替え制御も行えばよい。
【0067】
また、現像位置にて回転を停止させる方法としては、従来の一方向回転と全く同じで良い。
【0068】
以上から、ロータリ4の一方向回転、及び正逆回転の2種類の制御にて、4色画像形成と6色画像形成が可能となり、また、現像装置切り替え時の回転角も全ての場合において120°であり、これより厳しい条件は無いという構成が実現できる。
【0069】
これにより、120°回転のみを想定した現像装置の切り替え条件を決めれば良く、また紙間距離も設定すれば良い。
【0070】
尚、本発明においては、マゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkの4色に加えて、淡マゼンタMと淡シアンCの計6色による画像形成可能の画像形成装置について説明したが、更に、各ロータリ4a、4bに淡ブラックBkと淡イエローYを1色ずつ加えた8色による画像形成装置においても、4色画像形成モードは、ロータリの270°の一方向回転ではなく、90°の正逆回転による切り替えによる画像形成、8色画像形成時においてはロータリの90°の一方向回転による切り替えによる画像形成を行うことで、上記本実施例と全く同様の効果が得られる。
【0071】
実施例2
次に、図4を参照して、本発明に係る第2実施例の画像形成装置を説明する。
【0072】
図4に示す画像形成装置は、1つの回転式現像装置保持部、即ち、ロータリ4にマゼンタ、シアン、イエロー、ブラック、赤の5個の現像装置、即ち、マゼンタ現像装置41、シアン現像装置42、イエロー現像装置43、ブラック現像装置44、赤現像装置45を配置した画像形成装置であり、現像装置の数及び像担持体(感光ドラム)の数を除いて、装置構成は実施例1のものと同じである。同じ構成及び機能をなす部材には同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
【0073】
本実施例の画像形成装置は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックによる通常の4色フルカラーモードと、ブラックと赤による赤・黒2色モードを有する。
【0074】
先ず、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックによる通常の4色フルカラーモードにおいては、ロータリ4は反時計回りの一方向回転を行い、前述のマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの順でロータリ4を72°ずつ回転させ、像形成を行い4色フルカラー画像の形成を行う。
【0075】
そして、ブラックの現像後、144°の回転を行い、再びマゼンタの現像を行う。
【0076】
つまり、4色フルカラー画像形成時においては、72°回転と144°回転を併用した一方向回転動作による現像装置切り替えが行われる。
【0077】
次に、赤・黒2色モードにおいては、赤の現像装置45とブラックの現像装置44とを隣接して配置しているため、72°の正逆回転動作による現像装置切り替えを行う。
【0078】
ここで、一方向の回転のみであった場合について考えると、赤・黒の2色モード時は最低でも赤から黒、又は、黒から赤への切り替え時に216°の回転を行わなくてはならず、やはり第一実施例と同様、正逆回転による画像形成モードを用いることで、ロータリの切り替えに余裕が生じることが分かる。
【0079】
従って、本実施例においても、一方向回転による画像形成モードと正逆回転による画像形成モードの2種のモードを有する構成とすることで、現像装置の切り替えが構成上易しくなり、結果として画像形成速度の向上或いは画像品質の向上が可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、
(1)1ドラム方式における赤、黒コピー等の2色画像形成、或いは、2ドラム方式におけるマゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkによる4色画像形成時において、従来どおりの回転式現像装置保持部の一方向回転による現像装置の切り替えではなく、正逆回転にて駆動を行うことから、現像装置の切り替え時間が非常に短縮でき、結果として画像形成装置の高い生産性を可能とする。
(2)更に、回転式現像装置保持部の切り替えにおける時間的余裕が生まれ、これにより従来よりも急激な回転式現像装置保持部の起動、停止動作の必要がなくなることから、回転式現像装置保持部停止時の振動による画像劣化や回転式現像装置保持部駆動モータの大型化、消費電力の増大なども生じることがなく、画像形成装置の高画質化、低消費電力化、コストアップなどを避けることができる。
(3)また、1ドラム方式におけるマゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkによる4色画像形成や、2ドラム方式におけるマゼンタM、シアンC、イエローY、ブラックBkと、更に、淡いマゼンタM、淡いシアンCによる6色画像形成などのような、他の色を使うモード時は通常の一方向回転としており、この切り替え時間と正逆時の切り替え時間がほぼ等しく構成することが可能であり、時間的に無駄の無い非常に効率の良い画像形成が可能となる。
(4)つまり、従来通りの一方向回転と新たに正逆回転を加えるということだけで、装置の生産性や生産効率、画質、コスト、消費電力などの面で、非常に優れた画像形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のフルカラー画像形成装置の概略断面構成図である。
【図2】現像装置切り替え時のステッピングモータ駆動の一例を表す図である。
【図3】現像装置切り替え時のステッピングモータ駆動の他の例を表す図である。
【図4】本発明の実施例2のフルカラー画像形成装置の概略断面構成図である。
【図5】4色画像形成装置の構成をタンデム型で実現した画像形成装置の概略断面構成図である。
【図6】4色画像形成装置の構成を1つの感光ドラムで実現した回転現像装置が設けられた画像形成装置の概略断面構成図である。
【図7】4色画像形成装置の構成を1つの感光ドラムで実現した、感光ドラムの周りに4つの現像装置が固定配置された画像形成装置の概略断面構成図である。
【符号の説明】
1(1a〜1f)    感光ドラム(像担持体)
2(2a〜2f)    帯電器
3(3a〜3c)    露光装置
4(4a、4b)    ロータリ(回転式現像装置保持部)
5           中間転写ベルト(中間転写体)
40〜46       現像装置

Claims (1)

  1. 像担持体と、前記像担持体上に現像剤像を形成するために、回転式現像装置保持部に保持された3個以上の現像装置と、を有する画像形成装置において、
    前記回転式現像装置保持部の一方向の回転により順次前記像担持体上に現像剤像を形成する一方向回転による画像形成モードと、前記回転式現像装置保持部の正逆回転により2個の前記現像装置による前記像担持体上への現像剤像の形成を行う正逆回転による画像形成モードと、を有することを特徴とする画像形成装置。
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