JP2003276235A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003276235A JP2002078926A JP2002078926A JP2003276235A JP 2003276235 A JP2003276235 A JP 2003276235A JP 2002078926 A JP2002078926 A JP 2002078926A JP 2002078926 A JP2002078926 A JP 2002078926A JP 2003276235 A JP2003276235 A JP 2003276235A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の耐久性を損なうことなく、簡単な構成
で走査線湾曲を補正して高品質の画像を形成することが
できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 基準色の走査線44Yと補正対象の走査
線である走査線44Yとの交点P1、P2を求め、この
交点P1、P2を分割位置として走査領域Xを分割走査
領域Xiに分割する。各分割走査領域Xi毎に、走査線4
4Miが走査線44Yiに近づくように走査線44Mi
副走査方向Bにオフセットさせる。そして、新たに発生
した交点を分割位置として加え、さらに走査領域Xを分
割し、同様の処理を、走査線44Miと走査線44Yi
の離間距離Lが所定値以下になるまで繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に係
り、特に、複数の光源と画像担持体とを備え、前記光源
から複数の異なる画像信号に基づいて変調されて出射さ
れた光ビームを順次走査することによって、前記各画像
信号に対応した前記各画像担持体上にそれぞれ異なる原
画像を形成し、当該各原画像を同一の記録媒体上に多重
転写して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザプリンタ、レーザコピ
ー機等を始めとする画像形成装置としては、画像担持体
として設けられた感光体をレーザビームで走査露光して
画像形成を行うものが知られており、近年、これらの画
像形成装置は、ディジタル化、カラー化されて利用され
る場合が多くなっている。
【0003】これらの画像形成装置において、特に、カ
ラー画像を形成する場合には、ブラック(K)、イエロ
ー(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン(C)の4色各
色毎にそれぞれ対応する原画像を形成し、最終的に、こ
れら4つの原画像を重ね合わせることによって、1つの
カラー画像を形成するようになっており、従来の白黒画
像を形成する画像形成装置と比較すると、画像形成動作
における生産性が低下してしまうことがあった。
【0004】このため、従来から、上記K、Y、M、C
の各色にそれぞれ対応する原画像を同時に形成可能な、
所謂タンデム方式の画像形成装置が知られている。この
タンデム方式の画像形成装置は、複数の感光体を有し、
各色毎に分解された画像データ信号に基づいて露光装置
から出射したレーザビームによって、各色毎に対応する
感光体を露光したのち、現像して各色毎の原画像を形成
し、最終的に各色毎の原画像を同一の転写媒体上に重ね
合わせることで、1つのカラー画像を形成するようにな
っている。このようにして、タンデム方式の画像形成装
置は、従来から問題となっていた画像形成動作における
生産性を格段に向上している。
【0005】しかしながら、このようなタンデム方式の
画像形成装置では、露光装置から出射される各色に対応
するレーザビームの光学特性のバラツキ等に起因して、
各原画像の重ね合わせ時における位置ズレが生じること
があり、これによって、形成画像の品質を低下させてし
まうことがある。従って、この問題を解決するために
は、各色の原画像間における適切な位置合わせ制御を行
う必要がある。
【0006】高品質なカラー画像を形成するために各原
画像間において適切な位置合わせを行うに当たっては、
主走査方向の走査線の書き出し位置(以下、サイドレジ
という)、副走査方向の走査線の書き出し位置(以下、
リードレジという)、主走査方向の走査線の書き終わり
位置又は印字幅(以下、倍率という)、走査線自身の湾
曲(以下、走査線湾曲という)、及び走査線の傾き(以
下、走査線傾きという)等を適切に設定する必要があ
る。
【0007】ところで、上記のタンデム方式の画像形成
装置では、各感光体を走査露光するためのレーザビーム
を出射する走査露光装置の構成によって、大きく2つの
形態に分類される。
【0008】第1の形態は、図14に示すように、回転
多面鏡73によりレーザ光源(図示せず)からの1つの
レーザビームを偏向して出射する走査露光装置72K、
72Y、72M、72Cを、上記のK、Y、M、及びC
4色の各色毎に独立に並べて設けた形態(以下、4連タ
ンデム方式と称する。)の画像形成装置70である。こ
の4連タンデム方式の画像形成装置70において、上記
走査露光装置72K、72Y、72M、72Cは、各々
モータ(図示せず)によって回転動作する回転多面鏡7
3を有しており、この回転多面鏡73でレーザビームを
偏向走査することによって、それぞれ対応する感光体7
4上に、K、Y、M、C各色毎の単色画像の露光を行う
ようになっている。また、各色に対応する感光体74上
にそれぞれ露光された単色画像は、それぞれの現像器7
6で現像された後、それぞれの転写器77において、各
色間で共通の転写部材である転写ベルト78に転写され
るようになっている。転写ベルト78の最後端側には定
着器80が配設されており、ここで、記録媒体P上に、
各色毎の単色画像を順次重ね合わせて、最終的に1つの
カラー画像を形成するようになっている。
【0009】このとき、カラー画像形成時における各単
色画像の重ね合わせ(すなわち、各色に対応するレーザ
ビームにおける走査露光位置の位置合わせ)を行う場合
には、上記の、サイドレジ、リードレジ、倍率、走査線
湾曲、及び走査線傾き等を主に考慮して行うが、このこ
とに加え、この4連タンデム方式の画像形成装置70で
は、各走査露光装置72K、72Y、72M、72Cに
おいて、回転多面鏡73を回転動作させる各モータの回
転位相を制御する特別な機構を設ける必要がある。
【0010】一方、第2の形態は、例えば、特開平3−
142412号公報に記載の技術のように、4色各色に
対応する画像信号に基づいて変調されたレーザビーム
を、偏向手段である1つの回転多面鏡によって、2色毎
に当該回転多面鏡を中心として互いに相反する方向に偏
向して、主走査方向に露光走査を行う走査露光装置を設
けた形態(以下、双方向スプレイペイント方式と称す
る)の画像形成装置である。この双方向スプレイペイン
ト方式の画像形成装置では、1つの回転多面鏡によって
各色に対応するレーザビームを偏向して各感光体ドラム
を露光走査するため、走査露光装置自体が比較的コンパ
クトな構成とすることができる。また、双方向スプレイ
ペイント方式の画像形成装置において、カラー画像形成
時における各色の単色画像の多重転写動作は上述した4
連タンデム方式の画像形成装置と同様であるが、回転多
面鏡によるレーザビームの偏向走査動作では上述した4
連タンデム方式の画像形成装置のように、複数のモータ
間における特別な回転位相制御機構を設ける必要はな
い。
【0011】従って、4連タンデム方式の画像形成装置
では、各モータが独立しているため、各モータの回転位
相制御によって、各単色画像間において自由度の高い位
置合わせ制御を行うことができ、各色ともほとんど同一
位置への位置合わせを行うことが可能である。一方、双
方向スプレイペイント方式の画像形成装置では、共通の
回転多面鏡によって各色のレーザビームを偏向するた
め、各単色画像間における位置合わせ制御では、走査ラ
イン単位の位置合わせを実行することになる。尤も、別
の技術を取り入れることによって走査ライン単位以下の
制御も可能となる。近年の高解像の画像形成装置では、
逆に走査ライン単位での位置合わせでも色ずれは目立た
なくなっている。これは、複数のレーザビームでの走査
ライン単位の制御の場合、位置ズレ量は最大でも1/2
ラインとなるためである。
【0012】ここで、各タンデム方式の画像形成装置に
おける、各単色画像間の形成位置合わせ制御について説
明する。
【0013】各単色画像間の形成位置合わせを行う場
合、上述のように、サイドレジ、リードレジ、倍率、走
査線湾曲及び走査線傾き等を補正して、適切な値に設定
する必要があるが、ここでは、特に本発明に関連する走
査線湾曲の補正について述べる。
【0014】走査線湾曲は、走査露光装置の光学系に起
因するものであり、例えば、走査光学系の偏向手段であ
るポリゴンモータに搭載されるポリゴンミラーへの光の
入射角がポリゴンミラーの反射面に対して直角でない場
合に発生する(図15参照)。これは、光を走査する際
に、ポリゴンミラーの回転角によってポリゴンミラーま
での光路長が異なり、反射面における光の反射ポジショ
ンが異なるからである。
【0015】また、反射面が単に光を反射する平面ミラ
ーであっても、走査方向に湾曲している場合には、同様
に光路長が異なるため走査線湾曲が生じる。この走査線
湾曲は、上述のように、光学系のアライメントに起因す
るものであるから、常に生じることとなる。このような
走査線湾曲が生じた場合には、各色毎に走査線を重ねて
画像を形成するカラープリンタ等では、色ずれが生じ、
高品位なカラー画像を形成することができない。
【0016】従来、この走査線湾曲を補正する手段とし
て、走査露光装置の平面ミラーを機械的に変形させて、
走査線の湾曲方向とは反対の方向に曲げることで、感光
体上での走査線を補正する方法が提案されている。さら
に、平面ミラーだけでなく、シリンドリカルミラーを同
様に曲げることで補正することも可能である。このよう
な方法は、比較的簡易に走査線湾曲を補正することが可
能であることから、従来から一般に広く利用されてい
る。
【0017】また、電気的に補正する方法としては、印
字する画像データを走査線湾曲に対応させて、予め画像
データの1つ1つを画像メモリ上で配置変換するもの
や、レーザの光量を変化させることで、副走査方向に画
素位置を意図的に移動させた潜像を感光体上に形成し、
走査線湾曲を出来る限り小さくする方法がある。さら
に、特開平4−326380号公報には、主走査方向を
一定の領域で分割し、理想の露光位置と実際の露光位置
とのズレを検出して、露光タイミングを補正することに
より走査線湾曲の湾曲量を小さくする方法が提案されて
いる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、 走査
線湾曲を補正するために、上述のように平面ミラー等の
光学部材を機械的に変形させると、光学部材がガラスで
作られたものである場合には、割れたりする等の致命的
な障害が発生するおそれがある。特に、走査線湾曲が大
きい場合には、光学部材を変形させても補正に必要な変
形を確保できなかったり、補正ために大きな力を作用さ
せるので、補正出来ずに割れてしまう場合がある。
【0019】また、補正量が小さい場合であっても、そ
の補正した状態を維持する必要があるため、プリンタを
動作させてプリンタ内の温度が上昇した場合のように温
度変化が生じてもその状態を維持しなければならない。
これを実現するには、機構が大型になりコストやスペー
スを犠牲にすることとなってしまう。
【0020】さらに、走査露光装置としてスプレイペイ
ント方式を用いた場合には、走査線湾曲の方向が色によ
って逆向きに発生する場合があり、補正量が通常と比較
して大きくなる。従って、平面ミラー等を変形させる方
法では、必然的に限界がある。また、電気的に補正する
場合の画像による補正においては、印字する解像度によ
っては、補正のために確保する一時的なメモリが莫大と
なる。すなわち、副走査方向に一定のメモリエリアを確
保する必要があるからである。また、このメモリエリア
は、各色に対応して必要となるため、より一層のエリア
を確保する必要がある。また、画像の1つ1つを利用す
るものであるため、補正のためのアルゴリズムが複雑と
なり、補正に要する時間が長くなる。
【0021】また、レーザの光量を変化させて、画素位
置を変更する方法の場合、走査線湾曲量が小さい場合に
は有効であるが、走査線湾曲量が大きい場合には、補正
しきれず、結果的に色ずれを十分に解消することができ
ない。
【0022】また、走査方向を一定の領域に分割して補
正する方法は、疑似的に補正を行うものであるため、補
正が粗くなってしまい、十分に色ずれを補正することが
できない。さらに、画像データを加工することとなるた
め、プリント出力に影響を及ぼす場合がある。
【0023】本発明は、上記問題点を解決すべく成され
たものであり、装置の耐久性を損なうことなく、簡単な
構成で走査線湾曲を補正して高品質の画像を形成するこ
とができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、複数の光ビームの各々を、主走
査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に走査し
て、複数の色画像を形成する画像形成装置において、前
記複数の光ビームのうち第1の光ビームについて、1主
走査により形成される第1の走査線の形状を計測すると
共に、第2の光ビームについて、前記1主走査と同一の
主走査により形成される第2の走査線の形状を計測する
計測手段と、前記第1の走査線及び前記第2の走査線の
一方の走査線を、前記第1の走査線の形状及び前記第2
の主走査線の形状に基づいて前記主走査方向に分割する
分割手段と、前記分割した一方の走査線の分割走査線の
各々について、他方の走査線との変位量が小さくなる分
割走査線の副走査方向のオフセット量を求める演算手段
と、前記オフセット量に基づいて、前記一方の走査線に
より前記色画像を形成するときの露光タイミングを調整
する調整手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】本発明は、複数の光ビームの各々を、主走
査方向及び主走査方向と交差する副走査方向に走査し
て、複数の色画像を形成する画像形成装置、すなわちカ
ラー画像形成装置に適用されるものである。このような
画像形成装置としては、例えば複数の画像担持体と、複
数の光ビームを各々対応する画像担持体上で走査させて
各画像担持体上に各色成分毎の色画像を各々形成する走
査装置と、を備え、各画像担持体上に形成した複数の色
画像が被転写体上で重なり合うように複数の色画像を被
転写体に順次転写することにより、被転写体上に単一の
画像を形成する画像形成装置がある。
【0026】計測手段は、複数の光ビームのうち第1の
光ビームについて、1主走査により形成される第1の走
査線の形状を計測すると共に、第2の光ビームについ
て、1主走査と同一の主走査により形成される第2の走
査線の形状を計測する。また、例えば請求項2に記載し
たように、計測手段は、走査線の形状として、複数の光
ビームの走査線の湾曲量を計測することができる。この
湾曲量を複数の光ビームの各々について把握することに
より、各色間の色ずれを把握することができる。
【0027】なお、第1の走査線の形状及び第2の走査
線の形状を予め計測しておき、これを記憶手段に記憶し
ておいてもよい。
【0028】分割手段は、第1の走査線及び第2の走査
線の一方の走査線を、第1の走査線の形状及び第2の主
走査線の形状に基づいて主走査方向に分割する。この一
方の走査線が例えば走査線湾曲による色ずれの補正対象
となる走査線となり、他方の走査線が補正の基準となる
走査線となる。
【0029】演算手段は、分割した一方の走査線の分割
走査線の各々について、他方の走査線との変位量が小さ
くなる分割走査線の副走査方向のオフセット量を求め
る。すなわち、分割走査線と他方の走査線との副走査方
向における変位量(離間距離)が所定値(例えば走査線
の解像度)以下となるように、分割走査線の副走査方向
のオフセット量が求められる。このため、オフセットさ
れた分割走査線によって形成される走査線を、第2の走
査線に近似させることができる。
【0030】そして、調整手段は、演算手段で演算した
分割走査線の各々のオフセット量に基づいて、一方の走
査線により色画像を形成するときの露光タイミングを調
整する。すなわち、各々の分割走査線に対応する画像の
露光タイミングが、各々設定されたオフセット量の分だ
け副走査方向にずらされる。これにより、一方の走査線
を見かけ上他方の走査線に近似させることができるた
め、色ずれを目立たなくさせることができる。
【0031】このように、露光タイミングを調整するこ
とによって走査線湾曲による色ずれを目立たなくするた
め耐久性に優れる。また、分割走査線に対応する画像デ
ータによる露光タイミングをオフセット量の分だけずら
すだけでよいため、比較的簡単な構成で色ずれを抑える
ことができる。
【0032】なお、例えば、請求項3に記載したよう
に、分割手段は、第1の走査線及び第2の走査線の交点
に基づいて一方の走査線を分割することができる。この
ように、交点で分割することにより、分割位置が固定さ
れないため、走査線の形状に適した位置での補正が可能
となり、無駄な補正を少なくすることができる。
【0033】また、請求項4に記載したように、湾曲量
が最小となる走査線を他方の走査線として設定し、他方
の走査線以外の走査線を一方の走査線として設定する設
定手段をさらに備えてもよい。これにより、湾曲量が最
小となる走査線にそれ以外の走査線が近似するように露
光タイミングが調整されるため、画像全体の湾曲量を小
さくしつつ色ずれを目立たなくすることができる。
【0034】また、請求項5に記載したように、湾曲量
の平均値に最も近い湾曲量の走査線を他方の走査線とし
て設定し、他方の走査線以外の走査線を一方の走査線と
して設定するようにしてもよい。これにより、湾曲量が
平均値に最も近い走査線にそれ以外の走査線が近似する
ように露光タイミングが調整されるため、それぞれのオ
フセット量を小さくすることができる。
【0035】また、請求項6に記載したように、色画像
は、スクリーンデータとしてもよい。すなわち、色画像
を画像処理後の画像データとすることにより、画像処理
の有効性を損なうことなく走査線湾曲による色ずれを抑
える事が可能となる。
【0036】また、請求項7に記載したように、色画像
は、ビデオデータとしてもよい。すなわち、色画像を最
終の画像データであるビデオデータとすることにより、
プリント特性への影響をより小さくすることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0038】図1には、本発明が適用された画像形成装
置10の概略が示されている。この画像形成装置10、
カラー画像信号を構成する各色信号に対応した4つの現
像ユニット(イエロー現像ユニットY、マゼンタ現像ユ
ニットM、シアン現像ユニットC、ブラック現像ユニッ
トK)を備え、各現像ユニットは同一の構成とされてお
り、画像担持体としての感光体ドラム12を各々含んで
いる。
【0039】また、画像形成装置10は、上記の各現像
ユニットに含まれる感光体ドラム12に対してレーザ光
を照射するための走査露光装置11を備えている。
【0040】図2には、図1の矢印A方向からみた走査
露光装置11の概略が示されている。この走査露光装置
11には、図2の矢印方向に等速回転する回転多面鏡
(ポリゴンミラー)22を中心として、平凸レンズ及び
平凹レンズで構成されたfθレンズ36が、図2の上下
方向各々に配置されている。また、走査露光装置11に
は、画像データ信号を構成する各色信号に基づいて変調
された、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(ブラック)の各色に対応するレーザ光を出射
する4つのレーザダイオード30が設けられている。各
レーザダイオード30から出射されるレーザ光は、それ
ぞれ対応するコリメータレンズ34で平行光に変換され
て反射ミラー29でその光路を屈折された後、上記fθ
レンズ36を透過して、ポリゴンミラー22にそれぞれ
入射するようになっている。
【0041】ポリゴンミラー22に入射した各レーザ光
は、ポリゴンミラー22の反射面で反射され再びfθレ
ンズ36を透過し、入射時とは異なる光路上に配置され
ているミラー27で屈折されてシリンドリカルミラー2
8にそれぞれ導光される(図1参照)。シリンドリカル
ミラー28に導光されたレーザ光は、シリンドリカルミ
ラー28で屈折されて、各現像ユニットの感光体ドラム
12の表面(以下、ドラム表面と称する。)における露
光走査位置13に照射されるようになっている。従っ
て、このレーザ光は、上記fθレンズ36の作用によっ
て、ドラム表面を等速度で走査されることになる。な
お、各色のレーザ光の光路は、それぞれ矢印15Y、1
5M、15C、15Kで示している。
【0042】また、各現像ユニットでは、感光体ドラム
12が図示しないモータによって、図1の矢印方向に
所定速度で回転するようになっている。これによって、
上記走査露光装置11から出射される各レーザ光が、ド
ラム表面を感光体ドラム12の軸方向(主走査方向)に
沿って繰り返し走査される。
【0043】各現像ユニットでは、図1の矢印で示す
ドラム回転方向に沿って露光走査位置13のわずか上流
側には帯電器14が設けられており、ドラム表面を一様
に帯電させるようになっている。これにより、帯電器1
4によって一様に帯電されたドラム表面に対して、レー
ザ光の露光走査がなされることにより、画像部分以外の
帯電電荷を除去して、画像部分に電荷を残した静電潜像
を形成するようになっている。
【0044】また、図1の矢印で示すドラム回転方向
に沿って露光走査位置13のわずか下流側には現像器1
6が設けられている。この現像器16は、静電潜像と逆
極性に帯電したトナーが充填されており、ドラム表面に
形成された静電潜像に、それぞれの色(Y、M、C、
K)に着色した帯電微粒子であるトナーを静電的に付着
させて可視像(トナー像)を形成するようになってい
る。
【0045】また、感光体ドラム12の図1の下方には
転写器18が設けられており、この転写器18と感光体
ドラム12とによって上記トナー像を転写する転写ベル
ト18Aが挟持されている。この転写ベルト18Aは、
駆動ローラによって、図1の矢印方向へ、各現像ユニ
ットY、M、C、Kを順に搬送されるようになってい
る。また、各現像ユニットにおける転写器18では、電
荷を転写ベルト18Aに与え、その静電力によって各色
毎のトナー像を転写ベルト18Aに順次転写するように
なっている。
【0046】さらに、各色毎のトナー像が転写された転
写ベルト18Aの図1の矢印方向下流側には、定着器
24が配設されている。この定着器24では、画像を記
録する記録媒体26を挟持して図1の矢印方向へ搬送
しつつ、熱又は圧力を加えることによって転写ベルト1
8Aに転写されたトナー像を記録媒体26に融着するよ
うになっている。
【0047】なお、各現像ユニットの感光体ドラム12
の回転方向(図1の矢印方向)最後端には、転写後感
光体ドラム12上に残留するトナー等を除去するための
クリーナ20が設けられている。
【0048】また、図2に示すように、走査露光装置1
1において、C色及びK色に対応するレーザ光の主走査
方向(図2の矢印C、K)における走査開始位置近傍に
は、それぞれ、レーザ光による主走査開始(Start
Of Scan;SOS)のタイミングの同期をとる
ためにレーザ光を検出するSOSセンサ40C、40K
が配置されている。また、Y色及びM色に対応するレー
ザ光の主走査方向(図2の矢印Y、M)において、その
走査開始位置近傍には上記のSOSセンサ40Y、40
Mがそれぞれ配置され、その走査終了位置近傍にはレー
ザ光による主走査終了(End Of Scan;EO
S)のタイミングの同期をとるためにレーザ光を検出す
るEOSセンサ41Y、41Mがそれぞれ配置されてい
る。この場合、Y色及びM色用にEOSセンサを割り当
てるレイアウトとなる。
【0049】これらの割り当ては、被特定色であって、
特定色と走査方向を異にする色に割り当てる必要があ
る。本実施の形態では、C色を特定色とするため、C色
の走査方向と異なる走査方向であるY色及びM色に対し
て、EOSセンサを設けることになる。
【0050】次に、走査線湾曲について説明する。
【0051】前述したように、走査線湾曲によって発生
する各色の画像間における副走査方向の色ずれは、ポリ
ゴンミラー22へのレーザ光の入射角が各色毎に異なる
ことにより発生するものであり、各色の走査線の湾曲は
例えば図3(A)、(B)に示すような形状となる。図
3(A)、(B)に示すように、走査線湾曲量として
は、内側のM色とC色が大きく、また湾曲の方向はY色
とM色、C色とK色が同じであるが、Y色とC色、M色
とK色は互いに異なった方向となる。
【0052】走査線湾曲による各色の色ずれを目立たな
くするためには、先ず各色の転写ベルト18Aや記録用
紙等の被転写体上におけるレーザ光の走査線の走査線湾
曲量を知る必要がある。前述したように、走査線湾曲
は、通常は走査露光装置の光学系の構成に起因して発生
するものであるため、走査露光装置の製造時点において
各色のレーザ光の被転写体上における走査線形状を測定
し、この測定結果から走査線湾曲量を求めてもよいし、
予め定めたサンプルパターンを被転写体上に形成し、こ
れをフォトダイオード等の受光素子によって検出するこ
とにより走査線形状を測定し、この測定結果から走査線
湾曲量を求めてもよい。
【0053】図4に示すように、走査線Aは、主走査方
向である矢印A方向に対して平行な直線となるべきとこ
ろ、主走査方向と直交する副走査方向である矢印B方向
に湾曲してしまうが、複雑な形状となることはなく、走
査線の中央部が膨らんだ単純な形状となることが多い。
【0054】従って、走査線Aの左端42L、右端42
R、主走査方向における左端42Lと右端42Rとの中
心位置42Tの少なくとも3点の位置を計測し、この計
測した位置から走査線湾曲量を求めることができる。本
実施形態では、中心位置42Tと、左端42L又は右端
42Rとの副走査方向における距離Hを走査線湾曲量と
する。また、上記の3ポイントの位置から2次関数を求
めることにより走査線全体の湾曲特性を推定することが
できる。
【0055】このように測定した走査線湾曲量に基づい
て各色の画像データの露光タイミングを補正することに
よって各色間の色ずれを低減することができるが、ま
ず、走査線湾曲の方向が同方向の走査線(例えば図3に
示すY色の走査線とM色の走査線)について補正する場
合について説明する。
【0056】図5(A)、(B)には、走査線湾曲量が
異なり、かつその湾曲の方向が同方向の走査線44Mと
走査線44Yをそれぞれ示した。図5(A)、(B)に
示すように、走査線44Mの湾曲量は走査線44Yの湾
曲量よりも大きくなっている。このため、Y画像の露光
タイミングを補正することによって走査線44Yの湾曲
量を見かけ上大きくすることにより走査線44Mの湾曲
量に近づけるか、又はM画像の露光タイミングを補正す
ることにより走査線44Mの湾曲量を見かけ上小さくす
ることにより走査線44Yの湾曲量に近づけることによ
り、走査線44Mと走査線44Yとの湾曲量の差を見か
け上小さくすることができ、Y画像とM画像との間の色
ずれを目立たなくすることができる。
【0057】しかしながら、各ラインの画像が直線に近
いほど入力画像に対して忠実に出力画像が再現されるこ
ととなるので、湾曲量を見かけ上大きくして色ずれの補
正を行うことは画像の品質上妥当でない。このため、本
実施形態では、湾曲量が大きい走査線の湾曲量が見かけ
上小さくなるように露光タイミングを補正することによ
って色ずれの補正を行う。例えば図5に示した例では、
図5(A)に示す走査線44Mの湾曲量が図5(B)に
示す走査線44Yの湾曲量に近づくように、すなわち、
走査線44Mの走査線形状が見かけ上走査線44Yの走
査線形状に近似するようにM画像の露光タイミングの補
正を行う。
【0058】走査線湾曲の補正は、各走査線の平均的な
位置(以下、平均位置という)を基準として補正を行
う。本実施形態では、例えば図4の一点鎖線で示すよう
に、走査線の中心位置42Tと、左端42L又は右端4
2Rとの副走査方向における中心位置を示す中心線を平
均位置42Dとして定義する。
【0059】そして、図5(C)に示すように、走査線
44M及び走査線44Yの平均位置42Dを一致させた
場合に、走査線44Mと走査線44Yとが交差する交点
P1、P2をM画像の画像データの分割位置とし、この
交点で分割された画像データ毎に露光タイミングを補正
するためのオフセット量を算出する。そして、分割され
た領域の画像データの露光タイミングを対応するオフセ
ット量だけずらすことにより、走査線44Mの走査線形
状を走査線44Yの走査線形状に見かけ上近似させるこ
とができる。これにより、Y画像とM画像との間の色ず
れを目立たなくすることができ、画質を向上させること
ができる。
【0060】次に、走査線湾曲を補正するためのオフセ
ット量算出のアルゴリズムについて図6を参照して説明
する。なお、図6では説明を簡単にするため、走査線4
4M、44Yを直線で近似して説明する。
【0061】図6(A)に示すように、副走査方向であ
る矢印B方向における予め定めた単位距離をaとした場
合、走査線44Mの湾曲量は4aであり、走査線44Y
の湾曲量は2aである。また、走査線44Mの平均位置
と走査線44Yの平均位置とを一致させて補正が行われ
ることから、走査線44Mと走査線44Yとが最も離間
した位置の副走査方向における距離、すなわち主走査領
域Xの両端位置と中心位置における離間距離Lはaとな
る。すなわち、離間距離Lは、一方の走査線の湾曲量を
H1、他方の走査線の湾曲量をH2とした場合、L=|
H1−H2|/2で表される。
【0062】オフセット量の算出に当たっては、まず、
走査線44Mと走査線44Yとの交点P1、P2を分割
位置として、主走査領域Xを分割走査領域X1、X2、X
3に分割する。
【0063】そして、走査線44Mと44Yとの離間距
離Lを求める。そして、例えば離間距離Lの1/2をオ
フセット量Ofsとし、分割走査領域Xi(iは分割走
査領域を示す添え字)に含まれる走査線44Miが走査
線44Yiに近づくように、走査線44Miをオフセット
量ofsだけ副走査方向に各々ずらす。すなわち、図6
(A)では、分割走査領域X1の離間距離L1はaであ
り、走査線44M1は走査線Y1よりも図6において下方
にあるため、図6(B)に示すように、走査線44M1
を上方に、すなわち走査線44Y1に近づくように、オ
フセット量Ofs 1(=a/2)だけずらす。同様に、
分割走査領域X2の離間距離L2はaであり、走査線44
2は走査線Y2よりも図6において上方にあるため、図
6(B)に示すように、走査線44M2を下方に、すな
わち走査線44Y2に近づくように、オフセット量Of
2(=a/2)だけずらす。同様に、分割走査領域X3
の離間距離L3はaであり、走査線44M3は走査線Y3
よりも図6において下方にあるため、図6(B)に示す
ように、走査線44M3を上方に、すなわち走査線44
3に近づくように、オフセット量Ofs3(=a/2)
だけずらす。
【0064】そして、図6(B)に示すように、走査線
44Miをそれぞれオフセットさせることによって新た
に生じた走査線44Miと走査線44Yiとの交点P3〜
P6及び交点P1、P2を分割位置として、主走査領域
Xを分割走査領域X4〜X10に分割する。
【0065】次に、上記と同様に、走査線44Miと4
4Yiとの離間距離Lを求め、この離間距離Lの1/2
をオフセット量Ofsとして、走査線44Miが走査線
44Yiに近づくように、走査線44Miをオフセット量
ofsだけ副走査方向にずらす。図6(B)の場合に
は、各分割走査領域Xiにおける走査線44Miと44Y
iとの離間距離Liはa/2であるため、オフセット量o
fsはa/4となる。すなわち、最初のオフセット量
は、走査線44Mの湾曲量と走査線44Yの湾曲量との
差の1/4である。
【0066】このオフセット量で各走査線44Miを走
査線44Yiに近づく方向にオフセットさせた状態を図
6(C)に示す。この状態では、合計のオフセット量は
3a/4となる。これを、離間距離Lが例えば走査線の
解像度以下になるまで繰り返す。なお、4連タンデム方
式のカラープリンタでは、1走査線以下まで補正するこ
とが可能なので、補正の完了する時点を1走査線以下に
設定することも可能である。これにより、走査線44M
の形状を走査線44Yの形状に見かけ上近似することが
できる。
【0067】そして、各分割走査領域Xiにおける走査
線44Miのオフセット量自体はそれぞれ同じである
が、オフセットする方向がそれぞれ異なるため、予め定
めた特定位置、例えば平均位置42Dを基準として各走
査線44Miのオフセット量を各々求め、オフセット量
Ofsiとする。すなわち、オフセット量を規格化す
る。このようにして各分割走査領域Xiのオフセット量
を算出する。
【0068】次に湾曲の方向が逆方向の場合について説
明する。ここでは、図7(A)に示すように、湾曲量が
同じであって、方向が異なる場合について説明する。
【0069】この場合、走査線44Mの湾曲量は4aで
あり、走査線44Yの湾曲量も4aであるが、湾曲の方
向が異なるため、湾曲量の差は8aとなる。
【0070】まず、湾曲の方向が同じ方向の場合と同様
に、走査線44Mと走査線44Yとの交点P1、P2を
分割位置として、主走査領域Xを分割走査領域X1
2、X 3に分割し、走査線44Mと44Yとの離間距離
Lを求める。この場合、離間距離Lは4aである。そし
て、離間距離Lの1/2、すなわち2aをオフセット量
Ofsとし、走査線44Miが走査線44Yiに近づくよ
うに、走査線44Miをオフセット量ofsだけ副走査
方向にずらす。
【0071】ところが、走査線44Miをオフセットす
ることにより、分割位置P1、p2の位置において、走
査線44Miの連続性が失われてしまう。そこで、例え
ば図7(C)に示すように、分割走査領域X2に含まれ
る走査線44M2及び44Y2が、分割走査領域X1に含
まれる走査線44M1及び44Y1に近づくように、同じ
オフセット量2aだけ逆方向にオフセットさせる。その
後、上記と同様に、走査線をオフセットすることによっ
て新たに発生した交点を分割位置として走査領域を分割
し、各走査線を適宜オフセットさせることによって、最
終的に図7(D)に示すように、離間距離Lが例えば走
査線の解像度以下となるようにする。これにより、走査
線44Miの形状と走査線44Yiの形状とを見かけ上略
一致させることができ、全体として走査線湾曲が補正さ
れ、画像の連続性が確保される。なお、湾曲量が異なる
場合であっても、お互いの湾曲量の差からオフセット量
が一意に決定されるので、補正が不可能となる場合は生
じない。
【0072】ここで、走査線湾曲の組み合わせについて
説明する。走査線湾曲のパターンとしては、例えば以下
の場合が考えられる。
【0073】
【表1】
【0074】なお、湾曲の向きは、例えば図6において
上方向を正方向、下方向を逆方向とする。表1に示した
ように、この場合は、湾曲方向が同じ方向のものについ
て、湾曲量が最も小さい色の走査線にその他の色の走査
線を合わせる。これにより、画像全体の走査線湾曲を小
さくすることができると共に、色ずれを抑えることがで
きる。なお、各色の湾曲量の平均値を求め、この平均値
に最も近い色の走査線にその他の色の走査線を合わせよ
うにしてもよい。これにより、オフセット量を少なくす
ることができる。
【0075】また、湾曲の方向が混在する場合、湾曲が
同じ方向の走査線については湾曲量の小さいものに合わ
せ、その後に湾曲が異なる方向の走査線について上記の
逆方向の場合の補正を行うようにして全体を補正するよ
うにしてもよい。
【0076】次に、本発明を適用した画像形成装置の回
路構成について説明する。なお、説明の便宜上、分割位
置に従って画像データを分割してFIFOに格納する回
路ブロックと、格納した画像データをオフセット量に応
じて読み出して補正された画像データを生成する回路ブ
ロックとに分けて説明する。図8には前者の回路ブロッ
クの概略構成を、図9には後者の回路ブロックの概略構
成を示した。また、図10には前者の回路ブロックにお
けるタイミングチャートを、図11には後者の回路ブロ
ックにおけるタイミングチャートをそれぞれ示した。
【0077】図8に示す回路ブロックは、演算手段46
を備えている。演算手段46には、湾曲量設定部48
Y、48M、48C、48Kが接続されている。湾曲量
設定部48Y、48M、48C、48Kには、Y色、M
色、C色、K色の走査線の形状データ、例えば走査線の
左端位置、右端位置、中心位置の3点のデータが記憶さ
れている。
【0078】演算手段48は、湾曲量設定部48Y、4
8M、48C、48Kに記憶された形状データから各走
査線の湾曲量及び湾曲の方向を求め、これに基づいて補
正の基準となる基準色及び補正対象となる補正色を定め
る。例えば、上記表1のパターン1の場合には、基準色
はK色となり、補正色はY色及びM色となる。
【0079】そして、演算手段48は、形状データに基
づいて基準色の走査線の形状を表す近似式及び補正色の
走査線の形状を表す近似式を算出し、これらの交点を演
算する。近似式は、例えば2次式で表すことができる。
そして、求めた交点に基づいて、前述したアルゴリズム
によって走査領域を分割し、各分割走査領域の長さを各
々求める。
【0080】なお、基準色の走査線が本発明の第1の走
査線又は第2の走査線に相当し、補正色の走査線が本発
明の第2の走査線に相当する。
【0081】演算手段48は、各分割走査領域の長さに
対応するカウント値を演算し、これをカウンタ50Y、
50M、50K、50Cにそれぞれ出力する。このカウ
ント値は、予め定めた所定式によって算出してもよい
し、ルックアップテーブルに各分割走査領域の長さとカ
ウント値との対応関係を記憶しておき、これから求めて
もよい。
【0082】カウンタ50Y、50M、50K、50C
には、それぞれ分割回路52Y、52M、52K、52
Cがそれぞれ接続されている。なお、これらの分割回路
は同一構成のため、分割回路52Yについて説明し、他
の分割回路の説明は省略する。なお、この分割回路は、
本発明の分割手段に相当する。
【0083】分割回路50Yは、ENB発生器54,セ
レクタ56A、セレクタ56B、カウンタ58、FIF
O群60を備えている。
【0084】FIFO群60は、図8において左右方向
及び上下方向にマトリクス上に配置されたm×n個の先
入れ先出しのメモリであるFIFO60mnを備えてい
る。前記左右方向が主走査方向に、上下方向が副走査方
向にそれぞれ対応している。すなわち、1ライン当たり
n個のFIFOをmライン分備えた構成となっている。
また、各FIFOには、各分割走査領域の画素数分の画
像データを記憶することができる。すなわち、各列が各
分割走査領域に対応し、Y画像データ64は、分割走査
領域の数と同じn個に分割され、各FIFOに振り分け
て記憶される。FIFOの行数mは、湾曲量の大きさに
応じて定められる。例えば、最も大きい湾曲量に相当す
る走査線の数だけ設けられる。
【0085】また、セレクタ56AとFIFO群60と
の間には、各列のFIFOを同時に書き込み可能にする
ためのセレクト信号を出力するための配線がn列分配線
されている。
【0086】また、セレクタ56BとFIFO群60と
の間には、各行のFIFOを同時に書き込み可能にする
ためのセレクト信号を出力するための配線がm行分配線
されている。
【0087】カウンタ50Yは、演算手段46によって
セットされたカウント値のカウントが終了する毎に、終
了信号をENB発生器54に通知する。なお、カウント
の開始は、SOSセンサ62からの開始信号によって開
始する。ENB発生器54は、終了信号を受ける毎に、
セレクタ56Aに対してセレクト信号の出力を指示する
ためのイネーブル信号を出力する。
【0088】セレクタ56Aは、ENB発生器54から
イネーブル信号を受ける毎に、書き込み可能にするFI
FOの列を切り替える。図10では、上から順に1列目
〜5列目のFIFOを書き込み可能にするためのセレク
ト信号を示しており、t1〜t4の各時点でイネーブル
信号が出力される。すなわち、図10に示すように、ク
ロックに同期すると共に、イネーブル信号が出力される
毎にハイレベルとなるセレクト信号が切り替わる。これ
により、1列目のFIFOから順に書き込み可能とな
る。
【0089】一方、セレクタ56Bは、Y画像データ6
4が入力されると共に、セレクタ56Aと同期して、各
行のFIFOを選択するためのセレクト信号を出力す
る。このセレクト信号は、セレクタ56Aが出力するセ
レクト信号が1列目からn列目まで出力される毎に書き
込み可能にするFIFOの行を切り替えるような信号で
ある。なお、セレクタ56Aとセレクタ56Bとの最初
のセレクト信号出力のタイミングの同期は、カウンタ5
8によって調整される。
【0090】これにより、セレクタ56Bによって選択
された行のFIFOが書き込み可能になると共に、各行
のFIFOが選択されているときに、その行のFIFO
が1列目から順に書き込み可能となる。従って、Y画像
データ64は、分割走査領域に対応して分割され、図1
0に示すように各FIFOに振り分けて記憶される。
【0091】次に、FIFOに格納された画像データを
読み出すための回路ブロックについて図9を参照して説
明する。なお、図8と同一部分には同一符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0092】図9に示す回路ブロックは、切替え設定回
路66Y、66M、66C、66Kを備えており、各切
替え設定回路には、調整回路68Y、68M、68C、
68Kがそれぞれ接続されている。なお、これらの調整
回路は同一構成のため、調整回路52Yについて説明
し、他の調整回路の説明は省略する。なお、この調整回
路は、本発明の調整手段に相当する。
【0093】調整回路68Yには、FIFO群60、各
列のFIFOに対応するセレクタ691〜69n、合成回
路71が設けられている。
【0094】演算手段48は、基準色の走査線と補正色
の走査線との交点から前述したアルゴリズムによって走
査領域を分割し、各分割走査領域のオフセット量Ofs
iを各々求める。そして、各オフセット量Ofsiに対応
するカウント値を演算し、これをセレクタ691〜69n
にそれぞれ出力する。このカウント値は、予め定めた所
定式によって算出してもよいし、ルックアップテーブル
に各分割走査領域のオフセット量Ofsiとカウント値
との対応関係を記憶しておき、これから求めてもよい。
【0095】切替え設定回路66Yからは、セレクタ6
1〜69nを切り替えるための図11に示すような切り
替え設定信号が出力される。図11では、上から順に1
列目〜5列目に対応するセレクタ691〜695を選択す
るための切り替え設定信号が示されており、各切り替え
設定信号は、各分割走査領域の長さ分ハイレベルとなる
信号である。
【0096】セレクタ691〜69nは、それぞれ設定さ
れたカウント値に応じたタイミングでFIFOを1行目
から順に選択する。各セレクタによって選択されたFI
FOの画像データは、合成回路71によって合成され、
補正データとして後段の回路へ出力される。
【0097】これにより、合成された補正後の画像デー
タは、オフセット量に応じて各分割走査領域の画像デー
タが副走査方向に各々ずらされた画像データとなるた
め、各色画像を重ね合わせたときに色ずれの少ない画像
を得ることができる。
【0098】次に、本実施形態の作用として、演算部4
6で実行される制御ルーチンについて、図12に示すフ
ローチャートを参照して説明する。
【0099】図12のステップ100では、走査線の形
状データから各走査線の湾曲量や湾曲の方向を求め、補
正の基準となる基準色及び補正対象となる補正色の組み
合わせを選択する。
【0100】次のステップ102では、選択した基準色
の走査線の近似式及び補正色の走査線の近似式を求め
る。このステップ102の処理は、本発明の計測手段に
相当する。
【0101】次のステップ104では、選択した基準色
及び補正色の組み合わせのうち、走査線の湾曲の方向が
同方向の組み合わせが存在するか否かを判断し、存在し
ないばあいには、ステップ114へ移行し、存在する場
合には、ステップ106へ移行する。
【0102】ステップ106では、求めた近似式から基
準色の走査線と補正色の走査線との交点を算出し、走査
領域を分割する。この処理は、本発明の分割手段に相当
する。
【0103】ステップ108では、分割された分割走査
領域毎に補正色の走査線が基準色の走査線に近づくよう
に補正色の走査線を副走査方向にオフセットするための
オフセット量を求めてオフセットさせる。この処理は、
本発明の演算手段に相当する。
【0104】ステップ110では、基準色の走査線と補
正色の走査線との離間距離が所定値(例えば走査線の解
像度)以下であるか否かを判定し、所定値以下でない場
合には、ステップ106へ戻って離間距離が所定値以下
になるまで上記の処理を繰り返す。一方、離間距離が所
定値以下になった場合には、ステップ112において、
その他に走査線の湾曲の方向が同方向の補正すべき組み
合わせが存在するか否かを判断する。なお、この所定値
は、例えばプリンタの種類に応じて予め定められるが、
所定値を設定するための設定手段を設けて、所定値を変
更可能に構成してもよい。これにより、走査露光装置の
種類等に応じて最適に補正することができる。
【0105】そして、湾曲方向が同方向の補正すべき組
み合わせが存在する場合には、ステップ106へ戻って
上記と同様の処理を行い、存在しない場合には、ステッ
プ114へ移行する。
【0106】ステップ114では、走査線の湾曲の方向
が逆方向の補正すべき組み合わせが存在するか否かを判
断し、存在しない場合には、本ルーチンを終了し、存在
する場合には、ステップ116へ移行する。
【0107】ステップ116では、ステップ106と同
様に、求めた近似式から基準色の走査線と補正色の走査
線との交点を算出し、走査領域を分割する。
【0108】ステップ118では、分割された分割走査
領域毎に補正色の走査線が基準色の走査線に近づくよう
に補正色の走査線を副走査方向にオフセットさせるため
のオフセット量を求めてオフセットさせると共に、画像
の連続性を維持させるために、基準色の走査線及び補正
色の走査線を適宜副走査方向にオフセットさせる。
【0109】ステップ120では、ステップ110と同
様に、基準色の走査線と補正色の走査線との離間距離が
所定値(例えば走査線の解像度)以下であるか否かを判
定し、所定値以下でない場合には、ステップ116へ戻
って離間距離が所定値以下になるまで上記の処理を繰り
返す。一方、離間距離が所定値以下になった場合には、
ステップ122において、その他に走査線の湾曲の方向
が逆方向の補正すべき組み合わせが存在するか否かを判
断する。
【0110】そして、湾曲方向が逆方向の補正すべき組
み合わせが存在する場合には、ステップ116へ戻って
上記と同様の処理を行い、存在しない場合には、本ルー
チンを終了する。
【0111】このように、湾曲の方向が同方向のものに
ついて補正を行い、次に逆方向のものについて補正を行
う。各補正に伴う副走査方向のオフセット量は、一度レ
ジスタに蓄えられて、各補正の処理が終わった後に一括
して最終的なオフセット量として算出され、各列のFI
FOの読み出しタイミングの制御に利用される。
【0112】ところで、例えばパーソナルコンピュータ
などの入力装置から入力された画像をプリンタ等の出力
装置で出力する場合、入力装置の入力画像と出力装置の
出力画像とマッチングを図って再現性を向上させるた
め、または、特徴的な画像出力とするため、図13に示
すように、画像処理が施されるのが一般的である。この
ため、図8、9に示した回路ブロックを、図13に示す
ように画像処理した後のAの位置に回路ブロックを挿入
することが好ましいが、特に画像処理後のスクリーンデ
ータ生成後のBの位置に挿入することが好ましい。これ
により、画像処理を有効としたままで走査線湾曲の補正
を行うことができる。
【0113】また、図13に示すように、スクリーンデ
ータの生成後には、実際に感光体に露光するためのビデ
オデータが生成されるので、そのビデオデータ生成後の
Cの位置に回路ブロックを挿入するようにしてもよい。
これにより、さらに画像処理の特徴を活かすことが可能
となる。将来的には高解像化がさらに進み、ビデオデー
タ自身も完全に2値化となることが予想されるため、走
査線湾曲を補正するための回路ブロックをビデオデータ
の処理に直接あてることが実用的には可能であり、この
場合には、フルデジタル補正が可能になるというメリッ
トがある。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
分割した一方の走査線の分割走査線の各々について、他
方の走査線との変位量が小さくなる分割走査線の副走査
方向のオフセット量を求め、該求めたオフセット量に基
づいて、一方の走査線により前画像を形成するときの露
光タイミングを調整するように構成したので、装置の耐
久性を損なうことなく、簡単な構成で走査線湾曲を補正
して高品質の画像を形成することができる、という優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概
略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る走査露光装置の概
略構成図である。
【図3】 走査線湾曲について説明するための図であ
る。
【図4】 走査線湾曲について説明するための図であ
る。
【図5】 走査線湾曲について説明するための図であ
る。
【図6】 同方向の走査線湾曲の補正アルゴリズムにつ
いて説明するための図である。
【図7】 逆方向の走査線湾曲の補正アルゴリズムにつ
いて説明するための図である。
【図8】 画像データを分割するための回路ブロックの
概略構成図である。
【図9】 画像データの露光タイミングを調整するため
の回路ブロックの概略構成図である。
【図10】 図8の回路ブロックのタイミングチャート
である。
【図11】 図9の回路ブロックのタイミングチャート
である。
【図12】 演算部で実行される制御ルーチンのフロー
チャートである。
【図13】 画像データの処理の流れを示すブロック図
である。
【図14】 4連タンデム方式の画像形成装置の概略構
成図である。
【図15】 走査線湾曲について説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 画像形成装置 11 走査露光装置 12 感光体ドラム 30 レーザダイオード 22 ポリゴンミラー 14 帯電器 16 現像器 18 転写器
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 112 G03G 15/04 111 5C051 15/04 111 H04N 1/036 Z 5C072 H04N 1/036 1/23 103C 5C074 1/113 B41J 3/00 M 1/23 103 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA07 AA10 BA50 BA51 BB15 CA18 CA22 CA39 CB75 CB78 2H027 DA38 EA18 EB04 EC06 EC20 ED06 EE02 EE07 EF09 2H045 BA22 BA34 CA32 CA82 CA88 CA98 2H076 AB05 AB06 AB12 AB16 AB67 AB68 DA41 EA01 2H300 EB04 EB07 EB12 EH16 EH34 EH35 EH36 EJ09 GG01 GG02 GG22 GG23 QQ26 RR01 SS01 5C051 AA02 CA07 DB02 DB22 DB24 DB30 DC03 DE07 EA01 FA01 5C072 AA03 BA17 HA02 HA06 HA09 HA13 HB08 HB11 HB13 QA14 XA01 XA05 5C074 AA02 BB17 CC22 CC26 DD11 DD15 DD24 DD28 EE02 EE20 FF15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビームの各々を、主走査方向及
    び主走査方向と交差する副走査方向に走査して、複数の
    色画像を形成する画像形成装置において、 前記複数の光ビームのうち第1の光ビームについて、1
    主走査により形成される第1の走査線の形状を計測する
    と共に、第2の光ビームについて、前記1主走査と同一
    の主走査により形成される第2の走査線の形状を計測す
    る計測手段と、 前記第1の走査線及び前記第2の走査線の一方の走査線
    を、前記第1の走査線の形状及び前記第2の主走査線の
    形状に基づいて前記主走査方向に分割する分割手段と、 前記分割した一方の走査線の分割走査線の各々につい
    て、他方の走査線との変位量が小さくなる分割走査線の
    副走査方向のオフセット量を求める演算手段と、 前記オフセット量に基づいて、前記一方の走査線により
    前記色画像を形成するときの露光タイミングを調整する
    調整手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記計測手段は、前記走査線の形状とし
    て、前記複数の光ビームの走査線の湾曲量を計測するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記分割手段は、前記第1の走査線及び
    前記第2の走査線の交点に基づいて前記一方の走査線を
    分割することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記湾曲量が最小となる走査線を前記他
    方の走査線として設定し、前記他方の走査線以外の走査
    線を前記一方の走査線として設定する設定手段をさらに
    備えたことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記湾曲量の平均値に最も近い湾曲量の
    走査線を前記他方の走査線として設定し、前記他方の走
    査線以外の走査線を前記一方の走査線として設定するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記色画像は、スクリーンデータである
    ことを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記色画像は、ビデオデータであること
    を特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載
    の画像形成装置。
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