JPS6348573A - 画像形成装置の転写装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的） （産業上の利用分野） この発明はカラー複写機、同プリンタなどに使用するに
適した転写装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 走行する転写材支持部材に、グリッパによって紙などシ
ート状の転写材を定位置に保持し、該転写材に感光体上
のトナー像を転写（カラー画像の場合には複数回）する
工程を包含する画像形成装置は従来からひろく知られて
いる。

第３図はこのようなカラー複写機の要部の概略側面図で
あって、笛体内１０の光学系４によって色分解された各
色別の静電潜像が回転円筒状感光体１の表面に形成され
、一方、不図示のカセットなどから供給された転写材が
回転円筒状の転写ドラム２に設けたグリッパ２ａに把持
されて転写位置に至る。

前記感光体近傍には、イエロー、シアン、マゼンタおよ
び黒の各色のトナーを収、納した現像器、３１．３２．
３３．３４を有する現像装置３がひとつの軸に回動自在
に配されており、各現像器が順次感光体１に近接し、転
写帯電器５の作用で転写材に色別のトナー像が順次重複
現像転写されてカラー画像が形成され、除電帯電器６ａ
、６ｂ。

分離型７によって転写ドラム２から分離されたのち、さ
らに搬送手段８によって次の広工程に搬送される。

前記の内側帯電器６ａ、外側帯電器６ｂは前回転時にお
ける作動によって、前回作動時による残留電荷を除去す
るとともに、転写終了ごとに転写材の転写ドラムへの眼
前傾向を解消するために作動せしめられるもので、トナ
ーの極性によって、適当な極性の直流、交流あるいは交
流に直流を重畳させた電界をかけるものとする。

さらに、各帯電器６ａ、６ｂの動作タイミングは、第４
図に略示するように、転写材の種類に関係なく、画像露
光、転写７１）電など他の画像形成手段との関係が考慮
されるだけで、同一に定められるのが普通であった。同
図はこのような関係を示すタイミングチャートであって
、両帯電器が同一のシーケンスで作動していることを示
している。

ところで、いっばんにシート状転写材としては、上質紙
、アート紙、コート紙などの紙と、ポリエステルフィル
ムに代表されるＯＨＰフィルムがよく利用されている。

これらの体積抵抗値は前渚にあってはおおむね１０〜ｌ
ＯΩＣｆｆ１、後者にあっては１０ΩＣ１１以上あり、
前述のカラー複写機のし、転写率が低下して画質の劣化
を招来するおそれがあった。

このことを第５、第６８よび第７図によって略述する。

前記のものと同様の複写機を用い５両帯電器６ａ、６ｂ
の近傍にＸ印で示す点ａ、　　ｂに表面電位センサを配
して、複写を行ない、転写材がａ点からｂ点に移動する
のにほぼ０．２秒、ｂ点からａ点に至るのにほぼ２．３
秒−周にほぼ２．５秒かかる場合について、転写材が点
から発してふたたびａ点にかえる場合の電位を順次測定
した。

第５図は転写材として紙を使用した場合を示すもので、
転写ドラムの転写材支持部材として厚さ１＝ＯＯｇｍ、
体積抵抗１ｏ１６Ωｃｍのポリエステルフィルムを用い
、転写電圧を７．０ＫＶ、転写帯電器の放電ワイヤと転
写ドラムの転写材支持シートとの距離は１１■、また内
外両帯電器には約９ＫＶの交流を逆位相で印加した。

以上の条件で複写を行なったところ、第１色から第４色
までの間に表面電位は上昇したものの、ｂ点からａ点に
至る間に自己放電によって電位が下降し、最後までほぼ
良好な結果が得られた。

ついで、厚さ１００用ｍ、体積抵抗１０１６ΩＣｆｆ１
のポリエステルフィルム族のＯＨＰ用紙について同様の
Ｘ１ｌｌ定を行なった結果を第７図に示す。

同図から判るように、ｂ点からａ点に至る間に電位の減
衰はなく、最終的には５．２ＫＶにも達し、転写率の低
下１画質の劣化がみられた。

この問題を解決する手段として、不要の残留電荷を除去
するために、転写ドラムの内外に帯電器を配したものに
おいて、転写材の抵抗特性によって該帯電器の作動時間
を変化させるように構成したものが提案されている。

このような画像形成装置における内外両イ１？電器のシ
ーケンスを第１−ａ図によって説明する。

転写材として通常の紙を使用する場合には、両者を作動
させるものとする。

転写材にＯＨＰ用紙を使用する場合には、前回転時に両
帯電器を作動して残留電荷を除去し、ついで第１色トナ
ーの転写開始直前に外側帯電器を停止トし、第４色トナ
ーの転写開始と同時にふたたび作動させ、転写材の分離
完了までａ続する。

内側帯電器は外側帯電型停止中も作動を継続し、分離完
了によって停止させる。

第２図は上記のようなシーケンスによって、ＯＨＰ用紙
を用い、前記の場合と同様に複写テストを行なった結果
を示すものである。

同゛図から判るように、転写材が、ｂ点からａ点に至る
間に電位の減衰がみられ、良質の画像が得られる。

しかしながら、前回転時から分離時まで内側帯電器に対
する印加電圧を等しくすると、転写材が転写材支持部材
から離れた状態で搬送が行なわれるので、色ずれによる
画質の劣化が発生する不都合を免かれなかった。

本発明はこのような事態に対処すべくなされたものであ
って、転写材の如何にかかわらず常時良好な転写が得ら
れるような転写装置を提供することを目的とするもので
ある。

（２）発明の構成 （課題を解決する技術手段、その作用）上記の目的を達
成するために、本発明は、１枚の転写材にくり返し転写
を行なうような画像形成装置であって、残留電荷を除去
するために、転写ドラムの内外に？１２電器を配設した
ものにおいて、転写材の抵抗特性によって、内側転写材
の印加電圧を第１色の転写開始時から最終色の転写開始
までを前回転時及び（または）分離時のほぼ２／３以下
の出力とすることを特徴とするものである。

このように構成することによって、転写材の種類にかか
わらず、良好な転写を行なうことができる。

（実施例の説明） 前述のようなカラー複写機を用いた場合の、内側帯電器
６ａおよび外側帯電器６ｂのシーケンスを第１図に示す
。

転写材として、通常の転写紙を使用する場合には、前記
第４図の場合と同様に両帯電器を作動させるものとする
。

転写材として、ＯＨＰ用紙を使用する場合には、前回転
時に所定時間両帯電器を作動させて転写ドラムの転写材
支持シートの残留電荷を除去し、ついで、第１色の転写
開始直前に外側帯電器６ｂのみを停止させ、第４色トナ
ーの転写開始と同時にふたたび作動させ、転写材の分離
完了まで１１続する。

内側帯電器６ａは、外側帯電器６ｂの停止中も連続して
作動させ、分離完了によって停止させるものとする。

第１ａ図に、ＯＨＰ用紙を使用する場合における内側帯
電器６ａの出力シーケンスを示す。

前回転時の出力をＶｌ、転写時の出力をＶ２゜分離時の
出力を■３とする。通常はＶ　１：　Ｖ　３とし、■１
としては３．５〜９　、ＯＫＶ程度で作動させるものと
する。

表１に、Ｖｌとして５．ＯＫＶを用い、明綱吉の０四（
内容に変更なし） Ｖ２を変化させたときの多屯転唇効−Ｊｉと、転写材支
持シートへの転写材の吸り度を示す色ずれの発生頻度に
ついて、環境を変化させて実験した結果を示す。

千 Ｎ表の、Ｌ／Ｌは１５°Ｃ１１０％ＲＨ，Ｎ／Ｎは２３
℃、６０％ＲＨ，Ｈ／Ｈは３０’Ｃ１８０グ≦ＲＨのＪ
：５境を夫々矛すものとする。

ｌｉｊ記の表から判るように、多重転写時の内側帯電器
６ａの出力ｖ２は、　１／３〜２／３　Ｖ　ｌの範囲で
、このましくは、１／２Ｖ１程度とするのがよい。内側
帯電器に印加する電圧は、　ＤＣ、ＡＣあるいはＡＣに
ＤＣを重畳したものをいずれも使用することができ、Ａ
ＣにＤＣを重畳する場合、ＤＣを変化させず、ＡＣを上
記条件で使用することも、　ＡＣを変化させず、ＤＣ出
力を上記条件で使用しても同様に良好な結果を得ること
ができた。

さらに、うＡＣ，ＤＣをともに変化させる場合、前回転
時の出力ｖ１を、 ｖ　ｉ　＝　Ｍ、。、　十Ｖ、、　、！ｌ−１／−ｒ、
Ｖ２を前述の条件、たとえば。

Ｖ　２　＝　２／３　Ｖ　１　＝　２／　３　ＶＡＣＩ
＋　２／　３　Ｖｐｃ。

として作動させればよい。

以上本発明を円筒状の感光体、転写ドラムを利用した複
写機について説明したが、本発明がこれに限定されるも
のではなく、たとえば無端ベルト状の感光体、転写ドラ
ムなどを利用する画像形成装置にも、また、プリンタな
ど複写機以外の画像形成装置などにも適用できるもので
あることは容易に理解できるところであろう。

（３）発明の効果 本発明は、以上説述した構成を具備しているから、転写
材の特性、とくにその抵抗の大小によって、それらに適
合したシーケンスを用いることにより、常に安定して良
質の画像を得ることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１−ａ図は、本発明をカラー複写機に適用した場合の
除電、分離帯電のシーケンス、出力電圧の関係を示す図
、 第１−ｂ図はシーケンスを示す図、 第２図は本発明をＯＨＰ用紙に適用した場合を示すグラ
フ、 第３図は公知のカラー複写機の要部を示す側面第４図は
同上のシーケンスの概略を示すグラフ、 第５図は表面電位のΔ１１１手段を示す要部の側面図。 第６図、第７図は夫々転写材として、紙、ＯＨＰ川紙用
使用した場合の表面電位の変化を示すグラフである。 ｌ・・働感光体、２・ｍｅ転写ドラム、３　ｓ　ａ・現
像装置、５・・・転写帯電器、６ａ・・φ内側イ１？電
器、６ｂ−・・外側帯電器。 ２面りＦ、？、　％　ニーＪ−，容に＝更っ・！ｃ第１
ａ図 第１ｂ図 第２図 の 第３図 第４図 第　５　図 第６図 第７図 時　　間　（Ｓ、ｑｃ、） 手糸売ネ市正書（方式） ％式％ （１）　　　事件の表示 特願昭６１−１９２０２６号 （２）　　発明の名称 画像形成装置の転写装置 （３）　　補正をする者 事件との関係　　　出願人 住所 名称゛　　　　キャノン株式会社 （４）　　代理人 （６）　　補正により増加する発明のＢ。 （７）　　補正の対象　　明細書の発明の詳細な説明の
欄（第１Ｏ頁）及１Ａデ向 （８）　　補正の内容　　　　別紙のとおり　／＝−Ｎ
　Ｉ；　’ｉ、’、　Ｈ，、、、、’。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 走行する転写材支持部材にシート状の転写材を保持した
   まま、感光体表面のトナー像を該転写材に複数回転写す
   る画像形成装置で、 その転写部位に隣接して、前記転写材支持部材と転写材
   とを挟持するように複数の帯電器を配設し、転写材支持
   部材側の帯電器を、最初の転写開始時から最終の転写開
   始時まで連続的に作動させる転写装置において、 前記転写材支持部材側の帯電出力を第１色の転写開始時
   から、最終色の転写開始時までの出力が、前回転時およ
   び（または）分離時のほぼ２／３以下としたことを特徴
   とする画像形成装置の転写装置。