JP2004126528A - 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法 - Google Patents

画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004126528A
JP2004126528A JP2003202102A JP2003202102A JP2004126528A JP 2004126528 A JP2004126528 A JP 2004126528A JP 2003202102 A JP2003202102 A JP 2003202102A JP 2003202102 A JP2003202102 A JP 2003202102A JP 2004126528 A JP2004126528 A JP 2004126528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image forming
correction pattern
unit
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003202102A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Maeda
前田 雄久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2003202102A priority Critical patent/JP2004126528A/ja
Priority to US10/633,711 priority patent/US6853392B2/en
Publication of JP2004126528A publication Critical patent/JP2004126528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0147Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member
    • G03G15/0152Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member onto which the monocolour toner images are superposed before common transfer from the recording member
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0178Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image
    • G03G15/0194Structure of complete machines using more than one reusable electrographic recording member, e.g. one for every monocolour image primary transfer to the final recording medium
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0151Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies characterised by the technical problem
    • G03G2215/0158Colour registration
    • G03G2215/0161Generation of registration marks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】確実に画像ずれ補正を実行し、高品位の画像を得られる画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法を提供する。
【解決手段】単色画像を画像形成する手段を各色別個に少なくとも二色分有し、少なくとも二色分の単色画像を重ね合わせて多色画像を画像形成する画像形成装置であって、各色それぞれについて、所定の補正用パターンを画像形成する光ビーム走査装置102と、画像形成した補正用パターンの位置を検出するセンサ105,106と、センサ105,106の検出結果に基づいて単色画像を画像形成する位置を変更するプリンタ制御部207とを有し、各色の補正用パターンを単色画像とは異なる作像条件で画像形成可能とする。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の単色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するカラー画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法に関し、特に、重ね合わせる画像の位置あわせ制御を行う画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラー画像形成装置においては、出力紙上に複数色の画像を重ね合わせてカラー画像を得ている。このため、画像の重ね合わせを行わない白黒画像形成装置とは異なり、各色の画像を重ね合わせる位置がずれると線画や文字の色が変化してしまったり、画像ムラ(色むら)が発生することになる。よって、各色の画像位置を正確に位置決めする必要がある。
【0003】
例えば、複数の感光体を用いてカラー画像を形成する画像形成装置は、装置が設置される環境(外気)や装置内の温度変化などの様々な原因によって主走査方向に画像位置ずれが生じる。特許文献1には、この画像ずれを補正することを目的とした「画像形成装置」が開示されている。
【0004】
上記特許文献1に開示される発明は、転写ベルト上に主走査方向に延びる直線からなる基準部と転写ベルトの搬送方向に対して斜めに延びる斜線とを形成し、それをセンサで検出する。そして、センサからの信号に基づいて測定された基準部と斜線との間隔の測定値とメモリに記憶されている基準値とに基づいて、斜線の主走査方向のずれ量をCPUで演算し、その演算結果に基づいて主走査方向の書き出しタイミング及び書き込みクロックの少なくとも一方を補正している。これにより、環境変化だけでなく、経時変化による位置ずれを補正することができ、色ずれのない高品位の画像を得ることができる。
【0005】
また、特許文献2に開示される「重ね画像形成装置」においては、色ずれ測定用パターンとこれを検出するためのセンサとの距離を可変とすることで、パターンを精度良く検出できるようにしている。
【0006】
上記のような、転写ベルト上に画像ずれ補正用のパターンを形成し、これをセンサで検出し、センサからの信号に基づいてずれ量を測定し、補正部にフィードバックして位置ずれを補正するシステムの場合、位置ずれ補正用のパターンの画像濃度をセンサによって検出できるレベルにする必要がある。
仮に、画像ずれ補正用のパターンがかすれていたとすると、パターンをセンサで正常に検出することができなくなり、当然のことながら、位置ずれを補正することができず画像品質が低下してしまう。
【0007】
特許文献3に開示される「画像形成装置」においては、パッチ画像の形成条件を画像用のトナー像形成条件とは異なる条件とし、パッチ画像の濃度を高感度で検知している。しかし、特許文献3に記載の発明は、画像品質の向上のために高感度でパッチ画像を検出することを目的としており、パッチ画像が検出可能であるか否かについては何ら考慮されていない。色ずれ測定用パターン画像はパッチ画像ではなくライン画像であるため、各種変動によって画像が検出できない場合がある。
【0008】
このように、画像ずれ補正用のパターンを形成しても、それを検出できない場合には色ずれを補正できないため、画質が低下してしまう。よって、位置ずれ補正用のパターンの画像濃度が検出不能なレベルである場合には、画像濃度を上げる必要がある。
【0009】
【特許文献1】
特許第2642351号公報
【特許文献2】
特開平11−58842号公報
【特許文献3】
特開平7−244412号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、確実に画像ずれ補正を実行し、高品位の画像を得られる画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、第1の態様として、単色画像を画像形成する手段を各色別個に少なくとも二色分有し、少なくとも二色分の単色画像を重ね合わせて多色画像を画像形成する画像形成装置であって、各色それぞれについて、所定の補正用パターンを画像形成する手段と、画像形成した補正用パターンの位置を検出する画像位置検出手段と、画像位置検出手段の検出結果に基づいて単色画像を画像形成する位置を変更する手段とを有し、各色の補正用パターンを単色画像とは異なる作像条件で画像形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0012】
上記本発明の第1の態様においては、各色の補正用パターンを単色画像とは異なる作像条件で画像形成することが好ましい。
【0013】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第2の態様として、回転又は移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転又は移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写するか、又は、回転又は移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上に転写することによって記録媒体上に単色画像を形成する画像形成ユニットを複数備え、少なくとも二つの画像形成ユニットが形成する画像を記録媒体上に重ね合わせることにより該記録媒体上に多色画像を形成する画像形成装置であって、画像ずれ補正用パターンを転写手段上に形成する手段と、該画像ずれ補正用パターンを検出する手段と、該検出結果に基づいて画像ずれを補正する手段とを各色それぞれについて有し、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、記録媒体上に画像を形成する際とは異なる作像条件で画像を形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0014】
上記本発明の第2の態様においては、画像光の露光エネルギーを変化させることにより、作像条件を変更することが好ましい。この場合には、画像光の光量を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることがより好ましい。また、画像光の発光時間を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることがより好ましい。
【0015】
又は、上記本発明の第2の態様においては、現像手段のバイアス電圧を変化させることにより、作像条件を変更することが好ましい。
【0016】
又は、上記本発明の第2の態様においては、転写手段のバイアス電圧を変化させることにより、作像条件を変更することが好ましい。
【0017】
又は、上記本発明の第2の態様においては、潜像画像はトナーによって顕像化され、現像手段が潜像画像の顕像化に用いるトナーの量を変化させることにより、作像条件を変更することが好ましい。この場合には、潜像画像の顕像化に用いるトナーの量が所定量以下の場合に、顕像化に用いるトナーの量を変更することがより好ましい。また、これらの場合には、潜像画像の顕像化に用いるトナー量を変更した場合には、静電潜像を形成する前に、トナーを攪拌することがより好ましい。
【0018】
又は、上記本発明の第2の態様においては、像担持体に照射する画像光の走査線速度を変更することにより、作像条件を変更することが好ましい。
【0019】
又は、上記本発明の第2の態様においては、像担持体の移動速度又は回転速度を変更することにより、作像条件を変更することが好ましい。
【0020】
又は、上記本発明の第2の態様においては、画像光の露光エネルギー、現像手段のバイアス電圧、転写手段のバイアス電圧、現像手段が潜像画像の顕像化に用いるトナーの量、画像光が像担持体を走査する速度及び像担持体の移動又は回転の速度のうち少なくとも二つを変化させることにより、作像条件を変更することが好ましい。
【0021】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第3の態様として、上記本発明の第2の態様のいずれかの構成において、複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段、現像手段及び像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされ、プロセスカートリッジとして着脱自在に構成された画像形成装置を提供するものである。
【0022】
上記本発明の第3の態様においては、プロセスカートリッジは、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有し、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、該記憶手段に記憶されている作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で画像ずれ補正用パターンを画像形成することがより好ましい。これに加えて、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正用パターンの作像条件が書換可能であることがさらに好ましい。
【0023】
また、上記本発明の第3の態様においては、、単色画像を形成する際の作像条件が記憶手段に記憶されており、単色画像を形成する際には、該記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で単色画像を形成することが好ましい。この場合には、記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件が書換可能であることがより好ましい。
【0024】
上記の本発明の第3の態様のいずれの構成においても、プロセスカートリッジは、予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には予備のトナーを現像手段に供給可能であることが好ましい。この場合には、プロセスカートリッジは、予備のトナーを画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することがより好ましい。
【0025】
上記本発明の第3の態様でプロセスカートリッジが予備のトナーを収納する空間を備えた構成においては、プロセスカートリッジは、予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することがより好ましい。また、プロセスカートリッジは、現像手段に供給した予備トナーを、画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することがより好ましい。
【0026】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第4の態様として、上記本発明の第2の態様のいずれかの構成において、複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段及び該像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされた感光体ユニットと、現像手段を備えた現像ユニットとがそれぞれ着脱自在に構成されていることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
【0027】
上記本発明の第4の態様においては、感光体ユニット及び現像ユニットの少なくともいずれかは、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有し、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、該記憶手段に記憶されている作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で画像ずれ補正用パターンを画像形成することが好ましい。この場合には、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることが好ましい。
【0028】
また、上記本発明の第4の態様においては、単色画像を形成する際の作像条件を記憶手段に記憶しておき、単色画像を形成する際には、該記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で単色画像を形成することがより好ましい。この場合には、記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件は、書換可能であることがさらに好ましい。
【0029】
上記本発明の第4の態様のいずれの構成においても、現像ユニットは予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には予備のトナーを現像手段に供給可能であることが好ましい。この場合には、予備のトナーを現像手段の画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することがより好ましい。また、現像ユニットは、予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することがより好ましい。また、現像ユニットは、現像手段に供給した予備トナーを、画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することがより好ましい。
【0030】
上記本発明の第2の態様、第3の態様及び第4の態様のいずれの構成においても、像担持体上の画像ずれ補正用パターンが形成される位置をクリーニングする手段をさらに有することがより好ましい。また、各色の画像ずれ補正用パターンを単色画像とは異なる作像条件で画像形成することがより好ましい。
【0031】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第5の態様として、上記本発明の第2の態様のいずれかの構成の画像形成装置に適用されるプロセスカートリッジであって、複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段、現像手段及び像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされて着脱自在に構成され、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を備えることを特徴とするプロセスカートリッジを提供するものである。以上の構成においては、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換が可能であることが好ましい。
【0032】
上記本発明の第5の態様においては、記憶手段は、単色画像を形成する際の作像条件を記憶することが好ましい。これに加えて、記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件は、書換が可能であることがより好ましい。
【0033】
上記本発明の第5の態様のいずれの構成においても、予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には予備のトナーを現像手段に供給可能であることが好ましい。この場合には、現像手段の画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ予備のトナーを供給することがより好ましい。また、予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することがより好ましい。
【0034】
上記本発明の第5の態様で予備のトナーを収納する空間を備えた構成においては、現像手段に供給した予備トナーを、画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することが好ましい。
【0035】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第6の態様として、上記本発明の第2の態様のいずれかの構成の画像形成装置に適用される感光体ユニットであって、複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段及び該像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされて構成され、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有する感光体ユニットを提供するものである。以上の構成においては、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることが好ましい。
【0036】
上記本発明の第6の態様においては、記憶手段は、単色画像を形成する際の作像条件を記憶することが好ましい。これに加えて、記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件は書換可能であることがより好ましい。
【0037】
上記本発明の第6の態様のいずれの構成においても、像担持体上の画像ずれ補正用パターンが形成される位置をクリーニングする手段をさらに有することがより好ましい。
【0038】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第7の態様として、上記本発明の第2の態様のいずれかの構成の画像形成装置に適用される現像ユニットであって、着脱自在に構成され、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有することを特徴とする現像ユニットを提供するものである。以上の構成においては、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることが好ましい。
【0039】
上記本発明の第7の態様においては、記憶手段は、単色画像を形成する際の作像条件を記憶することが好ましい。これに加えて、記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件は書換可能であることがより好ましい。
【0040】
上記本発明の第7の態様のいずれの構成においても、予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には予備のトナーを現像手段に供給可能であることが好ましい。これに加えて、予備のトナーを、現像手段の画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することがより好ましい。また、予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することがより好ましい。また、現像手段へ供給した予備トナーを、画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することがより好ましい。
【0041】
また、上記目的を達成するため、本発明は、第8の態様として、単色画像を画像形成する手段を各色個別に少なくとも二色分有し、少なくとも二色分の単色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置において、所定の補正用パターンを画像形成するパターン形成ステップと、画像形成した補正用パターンの位置を検出する画像位置検出ステップと、画像位置検出ステップにおける検出結果に基づいて単色画像を形成する位置を変更するステップとを、各色それぞれについて実行する画像位置ずれ補正方法であって、パターン形成ステップの前段に、補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定する補正パターン用作像条件設定ステップをさらに有することを特徴とする画像位置ずれ補正方法を提供するものである。
【0042】
上記本発明の第8の態様においては、パターン位置検出ステップの後段に、補正用パターンを検出できたか否かを判断する判断ステップをさらに有し、判断ステップにおいて補正用パターンを検出できたと判断するまで、補正用パターン作像条件設定ステップ、パターン形成ステップ及びパターン位置検出ステップを繰り返し行うことが好ましい。
【0043】
また、上記目的を達するため、本発明は、第9の態様として、回転又は移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転又は移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写するか、又は、回転又は移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上に転写することによって記録媒体上に単色画像を形成する画像形成ユニットを複数備え、少なくとも二つの画像形成ユニットが形成する画像を記録媒体上に重ね合わせることにより該記録媒体上に多色画像を形成する画像形成装置において、画像ずれ補正用パターンを転写手段上に形成するパターン形成ステップと、該画像ずれ補正用パターンを検出するステップと、該検出結果に基づいて画像ずれを補正するステップとを各色それぞれについて実行する画像位置ずれ補正方法であって、パターン形成ステップの前段に、画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定する補正パターン用作像条件設定ステップをさらに有することを特徴とする画像位置ずれ補正方法を提供するものである。
【0044】
上記本発明の第9の態様においては、パターン位置検出ステップの後段に、画像ずれ補正用パターンを検出できたか否かを判断する判断ステップをさらに有し、判断ステップにおいて補正用パターンを検出できたと判断するまで、補正用パターン作像条件設定ステップ、パターン形成ステップ及びパターン位置検出ステップを繰り返し行うことが好ましい。
【0045】
上記本発明の第9の態様においては、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、画像光の露光エネルギーを変化させて画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することが好ましい。この場合には、画像光の光量を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることが好ましい。また、画像光の発光時間を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることが好ましい。
【0046】
又は、上記本発明の第9の態様においては、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、現像手段のバイアス電圧を変化させて画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することが好ましい。
【0047】
又は、上記本発明の第9の態様においては、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、転写手段のバイアス電圧を変化させて画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することが好ましい。
【0048】
又は、上記本発明の第9の態様においては、潜像画像はトナーによって顕像化される像であり、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、現像手段が潜像画像の顕像化に用いるトナーの量を変化させて画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することが好ましい。これに加えて、潜像画像の顕像化に用いるトナーの量が所定量以下の場合に、顕像化に用いるトナーの量を変更することがより好ましい。また、潜像画像の顕像化に用いるトナー量を変更した場合には、静電潜像を形成する前に、トナーを攪拌することがより好ましい。
【0049】
又は、上記本発明の第9の態様においては、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、像担持体に照射する画像光の走査線速度を変更して画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することが好ましい。
【0050】
又は、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、像担持体の移動速度又は回転速度を変更して画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することが好ましい。
【0051】
又は、補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、画像光の露光エネルギー、現像手段のバイアス電圧、転写手段のバイアス電圧、現像手段が潜像画像の顕像化に用いるトナーの量、画像光が像担持体を走査する速度及び像担持体の移動又は回転の速度のうち少なくとも二つを変化させることにより、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することが好ましい。
【0052】
上記本発明の第8の態様又は第9の態様においては、画像ずれ補正パターンを形成する際の作像条件を記憶する記憶手段をさらに有する画像形成装置において、補正用作像条件設定ステップの前段に、記憶手段に記憶されている画像ずれ補正パターンを形成する際の作像条件を読み出すステップをさらに有し、補正用作像条件設定ステップにおいては、該読み出した作像条件に設定することが好ましい。また、各色について、補正パターン用作像条件設定ステップにおいては、画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を単色画像とは異なる作像条件に設定することが好ましい。
【0053】
〔作用〕
本発明は、位置ずれ補正を実行する前に画像にかすれなどが無いかを確認し、かすれが発生しないようにした上で位置ずれ補正を行うため、確実に補正を実行でき、画像品質を向上させることができる。例えば、トナー濃度の低下によって画像かすれが発生していた場合には、トナー濃度を高くし、その後位置ずれ補正を実行すれば、確実に補正を行える。
【0054】
ただし、位置ずれ補正を行う前にこのような作業を行うとすると、作業を実行するために余計な時間が必要となり、実際に画像出力を行うまでの時間が長くなってしまう場合がある。すなわち、トータルのプリントスピードが低下してしまうことがある。
このため、本発明は、ダウンタイムの低減を優先する場合には、位置ずれ補正を実行する前に、画像濃度が高くなるように作像条件を変更(例えばトナー濃度を高くしたり、現像条件、画像書き込み条件を変える)してパターンを形成し、その後位置ずれ補正を実行すればよい。このようにすれば、画像にかすれが生じている場合はもちろんのこと、かすれが発生していない場合でも位置ずれ補正を実行でき、画像品質を向上させることができる。なお、かすれが発生していない場合に画像濃度を高くすると実画像では画像濃度が高くなりすぎたり、画像ちりが発生して問題となることがあるが、位置ずれ補正用のパターンの場合は、パターンを検出できさえすれば良いので問題とはならない。
【0055】
また、感光体と、帯電手段、現像手段及びクリーニング手段のうちの少なくとも一つとを組み合わせて画像形成装置本体に着脱自在に設置されるプロセスカートリッジを用いた画像形成装置、また、感光体と、帯電手段及びクリーニング手段の少なくとも一方とを組み合わせた感光体ユニットと、現像手段を有する現像ユニットとを備え、共に画像形成装置本体に着脱自在に設置されるような構成となっている画像形成装置については、プロセスカートリッジ、感光体ユニット又は現像ユニットに作像条件を記憶しておく手段を設けることで、各々が交換された場合においても確実に作像条件の変更と位置ずれ補正とを実行できる。
【0056】
また、プロセスカートリッジや現像ユニットを用いた画像形成装置については、プロセスカートリッジや現像ユニットに予備トナーを蓄えておく構成とすることで、速やかにトナーを供給し、ダウンタイムを低減させることが可能である。そして、位置ずれ補正パターン付近にトナーを補給できる構成とすることで、より確実に位置ずれ補正を実行できる。
【0057】
また、像担持体上の位置ずれ補正用パターンが形成される部分をクリーニングする手段を追加して設けることにより、クリーニング不足を補い、画像ずれ補正用パターンをより確実に検出できる。
【0058】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕
本発明を好適に実施した第1の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態による画像形成装置の構成を示す。本実施形態による画像形成装置は、画像形成部100、画像形成制御部200及び画像形成制御部前段300を有する。
不図示の外部装置(フレームメモリ、スキャナなど)から入力された画像信号は、画像形成制御部前段300に入力され、ゲート信号に応じて画像形成制御部200へ出力される。画像形成制御部200からは、ポリゴンモータ制御信号、PWM制御信号、光量制御信号などが画像形成部100へ出力される。
画像ずれの補正は、画像形成部100から出力されるセンサ出力信号に応じて、画像形成制御部200が、ポリゴンモータ制御信号、PWM制御信号、光量制御信号などを変化させることで行う。
【0059】
図2に本実施形態による画像形成装置の画像形成部100の構成を示す。本実施形態による画像形成装置は、4ドラム方式のカラー画像形成装置であり、画像形成部100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4組の画像形成ユニット101(101a〜101d)と4組の光ビーム走査装置102(102a〜102d)とを備えている。なお、各画像形成ユニット101(101a〜101d)は、感光体1011(1011a〜1011d)、現像ユニット1012(1012a〜1012d)、帯電器1013(1013a〜1013d)及び転写器1014(1014a〜1014d)を備えている。
【0060】
転写ベルト103によって矢印方向へ搬送される記録紙104上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転送することにより、4色の画像を重ね合わせたカラー画像を記録紙104上に形成し、不図示の定着装置によって記録紙104に画像を定着させる。なお、転写ベルト103は、搬送用モータ107の回転力が伝達されて駆動される。
【0061】
画像形成ユニット101(101a〜101d)は、感光体1011(1011a〜1011d)の周りに、帯電器1013(1013a〜1013d)、現像ユニット1012(1012a〜1012d)、転写器1014(1014a〜1014d)、不図示のクリーニングユニット及び不図示の除電器が配置されており、従来の電子写真プロセスと同様に、帯電、露光、現像及び転写の各工程を経て、記録紙104上に画像を形成する。
【0062】
また、画像形成部100は、画像位置あわせ用パターンを検出するためのセンサ105及び106を備えている。センサ105及びセンサ106は、反射型の光学センサであり、転写ベルト103上に形成された画像位置あわせ用パターン(斜め線パターン及び横ラインパターン)を検出する。後段で説明するように、プリンタ制御部207は、この検出結果に基づき、各色の主走査方向、副走査方向の画像位置ずれ、主走査方向の画像倍率を補正する。
【0063】
光ビーム走査装置102(102a〜102d)は、画像データに応じて駆動変調されることにより選択的に光ビームを出射するLDユニット1021(1021a〜1021d)を有する。LDユニット1021(1021a〜1021d)から出射された光ビームは、不図示のポリゴンモータによって回転するポリゴンミラー1022(1022a〜1022d)によって偏向され、fθレンズ1023(1023a〜1023d)及びBTL1024(1024a〜1024d)を介して図2では不図示のミラーに到達し、これに反射されて、感光体1011(1011a〜1011d)上を走査する。
なお、「BTL」は、Barrel Toroidal Lens(バレル・トロイダル・レンズ)の略であり、副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向との位置補正(面倒れなど))を行っている。
【0064】
また、図2には示していないが、主走査方向の非画像書き込み領域の画像書き込み位置よりも前方には、ポリゴンミラー1022(1022a〜1022d)によって偏向された光ビームを受光して、主走査方向の書き込み開始タイミングをとるための同期検知信号を出力する同期検知センサ1027(1027a〜1027d)が配置されている。
【0065】
図3に、画像形成制御部200の構成を示す。光ビーム走査装置102の主走査方向端部の画像書き出し側に光ビームを検出する同期検出センサ1027が配置されており、fθレンズ1023を透過した光ビームがミラー1025によって反射され、レンズ1026によって集光されて同期検出センサ1027に入射するように構成されている。
【0066】
光ビームが同期検出センサ1027に入射されると、同期検出センサ1027からは同期検出信号/DETPが出力され、位相同期クロック発生部206、同期検出用点灯制御部204、及び書出開始位置制御部202に送られる。位相同期クロック発生部206は、書込クロック発生部205で生成されたクロックWCLKと同期検知信号/DETPとを基にして、/DETPに同期したクロックVCLKを生成し、LD制御部203、同期検出用点灯制御部204、及び書出開始位置制御部202に送信する。同期検出用点灯制御部204は、最初に同期検知信号/DETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをONすることで、LDを強制点灯させるが、同期検知信号/DETPを検出した後は、同期検知信号/DETPとクロックVCLKとを基にフレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号/DETPが検出できるタイミングでLDを点灯させるLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部203へ送る。
【0067】
LD制御部203では、同期検知用強制点灯信号BDとクロックVCLKに同期した画像信号から生成されたパルス信号幅に応じてLDを点灯制御する。これにより、LDユニット1021からレーザビームが出射され、出射されたレーザビームがポリゴンミラー1022によって偏向され、偏向されたレーザビームがfθレンズ1023を透過して感光体1011上を走査することになる。
【0068】
ポリゴンモータ駆動制御部201は、プリンタ制御部207からの制御信号に応じて、不図示のポリゴンモータの回転速度が規定の規定値となるように回転制御する。例えば、ポリゴンモータ駆動制御部201は、不図示のポリゴンモータの1分当たりの回転数が規定値となるように制御する。
【0069】
図4に、転写ベルト103上に形成する画像位置あわせ用パターンを示す。図に示すように転写ベルト103上には、各色予め設定されたタイミング(間隔)で斜め線及び横線の画像が形成される。
【0070】
転写ベルト103が矢印の方向へ動くことにより、各色の斜め線及び横線がセンサ105及び106に検知される。各センサから出力された信号は、プリンタ制御部207に送られ、BKに対する各色のずれ量(時間)が算出される。
【0071】
画像位置あわせパターンの斜め線は、主走査方向の画像位置がずれることで検出タイミングが変わるため、センサ105,106が両端の斜め線を検出することで、主走査方向の画像倍率変動まで検出できる。すなわち、転写ベルト103の両端に位置あわせパターンを形成し、それぞれのパターンをセンサ105及び106を用いて検出することにより、主走査方向の画像倍率変動まで検出できる。
【0072】
画像位置あわせパターンの横線は、副走査方向の画像位置がずれることで検出タイミングが変化する。プリンタ制御部207は、センサ105及び106が横線を検出信号を基に自身が算出した時間と予め設定されている時間とを比較し、基準とするBKに対する各色の主走査方向のずれ量、主走査方向の倍率誤差、副走査方向のずれ量を算出する。この算出結果に基づいて、プリンタ制御部207は、主走査方向の画像書き出し位置はクロックVCLKの1周期単位で変化させて補正する。また、主走査方向の画像倍率の補正は、書き込みクロック発生部からのクロックWCLKの周波数を変化させて補正する。さらに、副走査方向の画像書き出し位置は、同期検知信号/DETPの1周期単位(1ライン単位)で変化させることで補正する。
【0073】
センサ105及び106が画像位置あわせ用パターンを読み取って出力した信号は、プリンタ制御部207へ送られ、BKに対する各色のずれ量(時間)が算出される。そして、主走査方向及び副走査方向の書出開始位置を補正するために、その補正データ(主走査補正データ、副走査補正データ)を書出開始位置制御部202に送り、書出開始位置制御部202で主走査ゲート信号/LGATE、副走査ゲート信号/FGATEのタイミングを変化させている。
また、画像倍率の補正はクロックWCLKの周波数を変更することによって行うため、プリンタ制御部207は、周波数設定データを書込クロック発生部205へ送り、書込クロック発生部205にクロックWCLKの周波数を変化させている。
【0074】
また、プリンタ制御部207には、帯電電位制御部208、現像バイアス制御部209、転写バイアス制御部210及びトナー濃度制御部211がそれぞれ接続されている。これらの各部は、プリンタ制御部207からの指示に応じて制御動作を行う。
【0075】
図5にLDユニット1021の構成を示す。LDユニット1021は、従来と同様にLD(レーザダイオード)10211とPD(フォトダイオード)10212とで構成される。LD駆動部2032は、プリンタ制御部207から指示された光量でLD10211を点灯させるために、PD10212のモニタ電圧Vmを一定に保つようにLD電流Idを制御する(APC動作:オート・パワー・コントロール)。光量を変化させる場合、プリンタ制御部207からの指示に応じてVmを変化させ、変化させたVmを一定に保つようにLD電流Idを制御する。
なお、LD駆動部2032は、LD制御部203が備える機能部である。
【0076】
図6に、LD制御部203の構成を示す。LD制御部203は、LD10211の点灯時間を制御するための信号を生成するPWM信号生成部2031とLD10211の点灯制御を行うLD駆動部2032とを有する。PWM信号生成部2031は、画像データ及びプリンタ制御部207からの制御信号1(パルス幅制御信号)に応じて、PWM信号をLD駆動部2032に対して出力し、LD駆動部2032はPWM信号に応じた時間だけLD10211を点灯させる。また、LD駆動部2032に同期検出用点灯制御部204からのLD強制点灯信号BDを送信することで、その時間だけLD10211を点灯させる。LD駆動部2032がLD10211を点灯させる時の光量は、プリンタ制御部207からの制御信号2(光量制御信号)によって設定される。
【0077】
なお、画像データは、1bit幅でも複数bit(2bit幅以上)でも良い。例えば、1bit幅の場合、予め設定されたパルス幅を生成する構造にしてもよい。また、複数bitの場合は、それぞれの画像データに対応したパルス幅を生成する構成にしてもよく、又は、プリンタ制御部207からの制御信号(選択信号)に応じて、画像データに対応するパルス幅を変更できる構成にしてもよい。
【0078】
図7に、書出開始位置制御部202の構成を示す。書出開始位置制御部202は、主走査ライン同期信号発生部2021と主走査ゲート信号発生部2022と副走査ゲート信号発生部2023とを有する。主走査ライン同期信号発生部2021は、主走査ゲート信号発生部2022内の主走査カウンタ20221と副走査ゲートゲート信号発生部2023内の副走査カウンタ20231とを動作させるための信号/LSYNCを生成する。主走査ゲート信号発生部2022は、画像信号の取り込みタイミング(主走査方向の画像書出タイミング)を決定するための信号/LGATEを生成する。副走査ゲート信号発生部2023は、画像信号の取り込みタイミング(副走査方向の画像書出タイミング)を決定するための信号/FGATEを生成する。
【0079】
主走査ゲート信号発生部2022は、/LSYNCとVCLKとに応じて動作する主走査カウンタ20221と、主走査カウンタ20221のカウンタ値とプリンタ制御部207からの主走査補正データとを比較して、その比較結果を出力するコンパレータ20222と、コンパレータ20222が出力した比較結果に基づいて/LGATEを生成するゲート信号生成部20223とを有する。
【0080】
副走査ゲート信号発生部2023は、/LSYNCとVCLKとに応じて動作する副走査カウンタ20231と、副走査カウンタ20231のカウンタ値とプリンタ制御部207からの副走査補正データとを比較して、その比較結果を出力するコンパレータ20232と、コンパレータ20232が出力した比較結果に基づいて/FGATEを生成するゲート信号生成部20233とを有する。
【0081】
書出開始位置制御部202は、主走査方向についてはクロックVCLKの1周期単位(すなわち1ドット単位)で、副走査方向については/LSYNCの1周期単位(すなわち1ライン単位)で、書出位置を補正する。
【0082】
図8に、画像形成制御部前段300の構成を示す。画像形成制御部前段300は、ラインメモリ301を有しており、/FGATEのタイミングに応じて外部装置(例えば、フレームメモリ、スキャナなど)から画像データを取り込み、/LGATEが“L”の間だけVCLKに同期して画像信号を出力する。ラインメモリ301から出力された画像信号は、LD制御部203へ送られ、LD制御部203は取得した画像信号に基づいてLD10211を点灯させる。
【0083】
従って、プリンタ制御部207がコンパレータ20222及び20232に対して設定する補正データを変更すると、/LGATE、/FGATEのタイミングが変化し、これに応じて画像信号のタイミングも変化するため、主副両走査方向の画像書出開始位置を変更することが可能となる。
【0084】
図9に、書込開始位置制御部202の動作のタイミングチャートを示す。ここでは主走査方向の書込開始位置の制御動作を例に説明する。主走査カウンタ20221は、/LSYNCによってリセットされ、カウント値が“0”に戻される。主走査カウンタ20221は、VCLKに応じてカウントアップを行う。コンパレータ20222は、カウンタ値がプリンタ制御部207によって設定された補正データ(ここでは“X”とする)になった時点で比較結果を出力し、ゲート信号生成部20223が/LGATEを“L”(有効)とする。なお、/LGATEは、主走査方向の画像幅分だけ“L”となる信号である。
副走査方向についても上記同様の動作を行うが、/LSYNCに応じてカウントアップを行う点で相違する。
【0085】
図10に、本実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれを補正動作の流れを示す。なお、本実施形態ではBKを基準として他の色の主走査画像位置、副走査画像位置及び主走査画像倍率を補正するため、この処理をBK以外の各色に対して行う。
【0086】
まず、プリンタ制御部207は、画像ずれ補正用パターンを転写ベルト上に形成する(ステップS101)。画像ずれ補正用パターンは、通常の画像と同様のプロセス、すなわち制御部207がポリゴンモータ駆動制御部201、書込開始位置制御部202、LD制御部203、書き込みクロック発生部205などに信号を送り、帯電、露光、現像、転写といったプロセスを行うことによって形成される。ただし、通常の画像とは異なり、記録紙上ではなく転写ベルト上に画像が形成される。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成した画像ずれ補正用パターンを、センサ105及び106によって検出する(ステップS102)。この際、プリンタ制御部207は、センサ105及び106の検出信号を所定の閾値と比較して、画像ずれ補正用パターンを正しく検出できたか否かを判断する(ステップS103)。この処理については後段で詳細に説明する。
【0087】
形成した画像ずれ補正用パターンを正しく検出できなかった場合は(ステップS103/No)、プリンタ制御部207はLD制御部203に光量制御信号(制御信号2)を送って光量設定値を変更する(ステップS104)。ここでは通常の画像形成時の設定を“X”とした時にそのα倍(α>1)した値(すなわちαX)を設定する。次に、プリンタ制御部207は、LD制御部203にパルス幅制御信号(制御信号1)を送ってPWM値を変更する(ステップS105)。例えば、1/8〜8/8パルスの出力が可能で、通常の画像形成時に6/8パルスを使用していたとすると、7/8パルスに変更する。
【0088】
そして、プリンタ制御部207は、この条件で画像ずれ補正用パターンを転写ベルト上に形成する(ステップS106)。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成した画像ずれ補正用パターンを、センサ105及び106によって検出する(ステップS107)。プリンタ制御部207は、センサ105及びセンサ106の検出結果に基づいて主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差量を算出する(ステップS108)。プリンタ制御部207は、算出したずれ量及び誤差量が補正を必要とするレベルであるか否を判断する(ステップS109)。上記のように、本実施形態においては、主走査方向は1ドット単位、副走査方向は1ライン単位の補正精度であるため、主走査ずれ量は1/2ドット以上、副走査ずれ量は1/2ライン以上であれば補正を必要とすると判断される。
【0089】
主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差量のいずれかが補正を必要とするレベルである場合(ステップS109/Yes)、プリンタ制御部207は、補正データを算出する(ステップS110)。
主走査ずれ量や副走査ずれ量を補正する場合は、主走査ゲート信号発生部2022に主走査補正データを、副走査ゲート信号発生部2023に副走査補正データを設定し、/LGATE及び/FGATEを生成させる(ステップS111)。
また、主走査倍率誤差について補正するか否かは、倍率補正精度に基づいて判断する。補正を行う場合は、画像倍率を補正するために必要な周波数の設定値を算出し、書込クロック発生部205に対して設定し、クロックWCLKを生成させる。
【0090】
ステップS104及びS105において、光量設定値及びPWM値を変更していた場合には、位置ずれの補正を行った後にLD制御部203へ光量制御信号やパルス幅制御信号を送り、変更した光量及びPWM値を元に戻す(ステップS112〜S113)。
【0091】
上記の一連の動作をBK以外の各色に対して行い、各色それぞれについて/LGATE、/FGATE、及びWCLKを用いることにより、画像位置ずれ及び画像倍率を補正した画像を出力することができる。
【0092】
ここで、プリンタ制御部207が、画像ずれ補正用パターンを正しく検出できたか否かを判断する処理及び補正データを算出する処理について説明する。
【0093】
図11に、センサ105,106が出力する信号を示す。図11において、縦軸はセンサ105,106が出力する信号のレベルを、横軸は時間を示す。なお、センサ105,106が検出する光量はパターンが薄い程多くなる。換言すると、パターンが薄い場合には、記録紙などで反射される光の量が多くなりセンサ出力のレベルが上がる。よって、センサの出力信号のレベルが高いことは、パターン検出の条件が悪いことを意味する。このため、プリンタ制御部207は、センサ105及び106の出力レベルが所定の閾値よりも高かった場合に画像ずれ補正用パターンを正しく検出できなかったと判断する。
【0094】
また、センサ105,106は、出力信号をプリンタ制御部207へ送信する。プリンタ制御部207は、その信号をあるスレッシュレベル(スレッショルドレベル:閾値)と比較して、BKに対する各色のずれ量を算出している。通常、センサ105,106の出力信号は、実線で示したようにスレッシュレベルに対して余裕のある信号波形となっている。しかし、環境変化、経時変化、突発的な異常などによって、スレッシュレベルに満たない(換言すると、出力レベルがスレッシュレベルよりも高い)信号が出力される可能性がある。スレッシュレベルに満たない信号は、パターンの画像が薄く、かすれた場合に出力されるため、LD10211の露光エネルギー(ここでは、光量と発光時間(PWM値))を大きくすることによって、通常時はセンサ105,106の出力信号にスレッシュレベルに対して十分な余裕を持たせ、異常が発生した場合でも出力信号がスレッシュレベルを下回らない(換言すると、スレッシュレベルよりも高いレベルの信号が出力されない)ようにしている。すなわち、プリンタ制御部207は、異常が発生した場合でもセンサ105及び106の出力信号がスレッシュレベルを下回らないように、露光エネルギーを大きくしている。
【0095】
なお、実際の画像形成時(記録紙104に画像を形成する場合)に露光エネルギーを大きくしてしまうと、形成される画像が潰れた画像(いわゆる露出オーバーの状態)になってしまうため、位置ずれ補正時のみ露光エネルギーを変更する。画像ずれ補正用パターンは、ライン画像であり、階調表現は行われないため、露光エネルギーを大きくしても問題は生じない。ここでは、露光エネルギーを変更する場合について説明したが、下記の実施形態において示すように、現像バイアス電圧、転写電流、画像光の走査速度、走査線速、トナー量などを変更する場合についても同様であり、センサ105及び106の出力信号がスレッシュレベルを下回らないように各条件を変更すればよい。
【0096】
なお、第1の動作例においては、光量設定値やPWM値の変更量が小さいと、変更後の条件で形成した画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106が検出できない可能性が生じる。このため、最初に形成した画像ずれ補正用パターンを検出できなかった場合には、光量設定値やPWM値を大きく増加させることが好ましい。
【0097】
本実施形態に係る画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作について説明する。図12に、この動作の流れを示す。
この動作の流れは、第1の動作例とほぼ同様であるが、プリンタ制御部207が画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106で検出できなかった場合に(ステップS103’/No)、光量設定値及びPWM値を変更し(ステップS104’、S105’)、再度画像ずれ補正用パターンを形成する(ステップS101’)という動作を、プリンタ制御部207が画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106で検出できるまで(ステップS103’/Yes)繰り返す。
プリンタ制御部207がセンサ105,106で画像ずれ補正用パターンを検出した後の動作は(ステップS106’〜S111’)、第1の動作例のステップS108〜S113と同様である。
【0098】
このように、第2の動作例では、プリンタ制御部207がセンサ105,106で画像ずれ補正用パターンを検出できるまで繰り返し作像条件を段階的に変更するため、センサ105,106で確実に画像ずれ補正用パターンを検知できる。
【0099】
上記の説明においては、光量と発光時間(PWM値)との両方を変化させて露光エネルギーを変更していたが、どちらか一方のみを変化させるようにしてもよい。例えば、LD10211の光量の最大定格の関係で光量を上げることができない場合や、8/8パルスを使用している場合などは、光量と発光時間(PWM値)とのいずれか一方を変えて露光エネルギーを変更すればよい。
【0100】
〔第2の実施形態〕
本発明を好適に実施した第2の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
図13に、本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示す。本実施形態による画像形成装置は、BKを基準として他の色の主走査画像位置、副走査画像位置及び主走査画像倍率を補正する装置であるため、BK以外の各色についてこの動作を実行する。
【0101】
まず、プリンタ制御部207はLD制御部203に光量制御信号(制御信号2)を送って光量設定値を変更する(ステップS201)。ここでは通常の画像形成時の設定を”X”とした時にそのα倍(α>1)した値(すなわちαX)を設定する。
【0102】
次に、プリンタ制御部207は、LD制御部203にパルス幅制御信号(制御信号1)を送ってPWM値を変更する(ステップS202)。例えば、1/8〜8/8パルスの出力が可能で、通常の画像形成時に6/8パルスを使用していたとすると、7/8パルスに変更する。
【0103】
そして、プリンタ制御部207は、この条件で画像ずれ補正用パターンを転写ベルト103上に形成する(ステップS203)。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成した画像ずれ補正用パターンを、センサ105及び106によって検出する(ステップS204)。プリンタ制御部207は、センサ105及びセンサ106の検出結果に基づいて主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差量を算出する(ステップS205)。プリンタ制御部207は、算出したずれ量及び誤差量が補正を必要とするレベルであるか否を判断する(ステップS206)。上記のように、本実施形態においては、主走査方向は1ドット単位、副走査方向は1ライン単位の補正精度であるため、主走査ずれ量は1/2ドット以上、副走査ずれ量は1/2ライン以上であれば補正を必要とすると判断される。
【0104】
主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差量のいずれかが補正を必要とするレベルである場合(ステップS206/Yes)、プリンタ制御部207は、補正データを算出する(ステップS207)。
主走査ずれ量や副走査ずれ量を補正する場合は、主走査ゲート信号発生部2022に主走査補正データを、副走査ゲート信号発生部2023に副走査補正データを設定し、/LGATE及び/FGATEを生成させる(ステップS208)。
また、主走査倍率誤差について補正するか否かは、倍率補正精度に基づいて判断する。補正を行う場合は、画像倍率を補正するために必要な周波数の設定値を算出し、書込クロック発生部205に対して設定し、クロックWCLKを生成させる。
【0105】
位置ずれの補正を行った後、プリンタ制御部207はLD制御部203に光量制御信号及びパルス幅制御信号を送り、変更した光量及びPWM値を基に戻す(ステップS209〜S210)。
【0106】
上記の一連の動作をBK以外の各色に対して行い、各色それぞれについて/LGATE、/FGATE、及びWCLKを用いることにより、画像位置ずれ及び画像倍率を補正した画像を出力することができる。
【0107】
なお、プリンタ制御部207が補正データを算出する処理は、第1の実施形態と同様である。
【0108】
本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作においては、光量設定値やPWM値の変更量が小さいと、変更した条件で形成した画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106が検出できない可能性が生じる。このため、画像ずれ補正用パターンを形成するのに先立って、光量設定値やPWM値を大きく増加させることが好ましい。
【0109】
上記の説明においては、光量と発光時間(PWM値)との両方を変化させて露光エネルギーを変更していたが、どちらか一方のみを変化させるようにしてもよい。例えば、LD10211の光量の最大定格の関係で光量を上げることができない場合や、8/8パルスを使用している場合などは、光量と発光時間(PWM値)とのいずれか一方を変えて露光エネルギーを変更すればよい。
【0110】
〔第3の実施形態〕
本発明を好適に実施した第3の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0111】
図14に、感光体1011と現像部との電位の関係を示す。帯電電位VCは、感光体1011の劣化状態などに応じて上限が定まる。よって、帯電電位VCと現像ローラのバイアス電圧(現像バイアス電圧)VBとの差をΔVA、現像ローラのバイアス電圧VBとLD10211によって露光された部分の感光体電位VLとの差をΔVBとした場合、ΔVBを大きくすると、ΔVAが小さくなる。
ΔVBが大きくなると画像濃度が高くなるが、ΔVAが小さくなると地汚れなどの問題が発生してしまう。このため、例えば、通常の画像形成時はVCを−800V、VBを−500V、VLを−50Vとするようにして最適化している。
【0112】
実際の画像形成時には地汚れの発生は問題となるが、転写ベルト103に位置ずれ検出パターンを形成する場合には少々の地汚れがあっても、センサ105,106はパターンを検出できる。例えば、上記の例においては、VBを−500Vよりも上げる(値を小さくする)ことができる。
これにより、パターン濃度を高くして、スレッシュレベルに対する余裕度を上げることが可能となる。
【0113】
図15に、本実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正の動作の流れを示す。本実施形態による画像形成装置は、BKを基準として他の色の主走査画像位置、副走査画像位置及び主走査画像倍率を補正する装置であるため、BK以外の各色についてこの動作を実行する。
【0114】
まず、プリンタ制御部207は、画像ずれ補正用パターンを転写ベルト上に形成する(ステップS301)。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成した画像ずれ補正用パターンを、センサ105及び106によって検出する(ステップS302)。この際、プリンタ制御部207は、センサ105及び106の検出信号を所定の閾値と比較して、画像ずれ補正用パターンを正しく検出できたか否かを判断する(ステップS303)。この処理については第1の実施形態と同様である。
【0115】
形成した画像ずれ補正用パターンを正しく検出できなかった場合は(ステップS303/No)、プリンタ制御部207は現像バイアス制御部209に信号を送って現像バイアス電圧VBを変更する(ステップS304)。例えば、通常の画像形成時の設定値が−500Vである場合は、−600Vに設定を変更する。
【0116】
次に、プリンタ制御部207は、この条件で、転写ベルト103上に画像ずれ補正用パターンを形成する(ステップS305)。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成された画像ずれ補正用パターンを、センサ105,106によって検出する(ステップS306)。
プリンタ制御部207はセンサ105及び106の検出結果に基づいて、BKに対する主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差を算出する(ステップS307)。プリンタ制御部207は、算出したずれ量及び誤差量が補正を必要とするレベルであるか否かを判断する(ステップS308)。
【0117】
主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差の少なくともいずれかが補正を必要とするレベルである場合(ステップS308/Yes)、プリンタ制御部207は補正データを算出する(ステップS309)。
主走査ずれ量や副走査ずれ量を変更する場合は、主走査ゲート生成部2022に主走査補正データを、副走査ゲート生成部2023に副走査補正データを設定し、/LGATE、/FGATEを生成させる(ステップS310)。
また、主走査画像倍率について補正するか否かは、倍率補正精度に基づいて判断する。補正を行う場合は、画像倍率を補正するために必要な周波数の設定値を算出し、書込クロック生成部205に対して設定し、クロックWCLKを生成する。
【0118】
ステップS304で現像バイアス電圧を変更している場合には、プリンタ制御部207は位置ずれの補正を行った後現像バイアス制御部209に信号を送り、変更した現像バイアス電圧VBを元に戻す(ステップS311)。
【0119】
以上の一連の動作を、BK以外の各色に対して行い、各色それぞれについて/LGATE、/FGATE、及びWCLKを用いることにより、画像位置ずれ及び画像倍率を補正した画像を出力することができる。
【0120】
なお、第1の動作例においては、現像バイアス電圧の変更量が小さいと、変更後の条件で形成した画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106が検出できない可能性が生じる。このため、最初に形成した画像ずれ補正用パターンを検出できなかった場合には、現像バイアス電圧を大きく増加させることが好ましい。
【0121】
本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の別の流れ(第2の動作例)について説明する。図16に、この動作の流れを示す。
この動作の流れは、第1の動作例とほぼ同様であるが、プリンタ制御部207が画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106で検出できなかった場合に(ステップS303’/No)、現像バイアス電圧を変更し(ステップS304’)、再度画像ずれ補正用パターンを形成する(ステップS301’)という動作を、画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106で検出できるまで(ステップS303’/Yes)繰り返す。
プリンタ制御部207がセンサ105,106で画像ずれ補正用パターンを検出した後の動作は(ステップS305’〜S309’)、第1の動作例のステップS307〜S311と同様である。
【0122】
このように、本実施形態の第2の動作例では、センサ105,106が画像ずれ補正用パターンを検出できるまで繰り返し作像条件を段階的に変更するため、センサ105,106が確実に画像ずれ補正用パターンを検知できる。
【0123】
〔第4の実施形態〕
本発明を好適に実施した第4の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0124】
図17に、本実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正の動作の流れを示す。本実施形態による画像形成装置は、BKを基準として他の色の主走査画像位置、副走査画像位置及び主走査画像倍率を補正する装置であるため、BK以外の各色についてこの動作を実行する。
【0125】
まず、プリンタ制御部207は、現像バイアス制御部209に信号を送って現像バイアス電圧VBを変更する(ステップS401)。例えば、通常の画像形成時の設定値が−500Vである場合は、−600Vに設定を変更する。
【0126】
次に、プリンタ制御部207は、この条件で転写ベルト103上に画像ずれ補正用パターンを形成する(ステップS402)。プリンタ制御部207は、転写ベルト103上に形成された画像ずれ補正用パターンを、センサ105,106によって検出する(ステップS403)。プリンタ制御部207はセンサ105及び106の検出結果に基づいて、BKに対する主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差を算出する(ステップS404)。プリンタ制御部207は、算出したずれ量及び誤差量が補正を必要とするレベルであるか否かを判断する(ステップS405)。
【0127】
主走査ずれ量、副走査ずれ量及び主走査倍率誤差の少なくともいずれかが補正を必要とするレベルである場合(ステップS405/Yes)、プリンタ制御部207は補正データを算出する(ステップS406)。
主走査ずれ量や副走査ずれ量を変更する場合は、主走査ゲート生成部2022に主走査補正データを、副走査ゲート生成部2023に副走査補正データを設定し、/LGATE、/FGATEを生成させる(ステップS407)。
また、主走査画像倍率について補正するか否かは、倍率補正精度に基づいて判断する。補正を行う場合は、画像倍率を補正するために必要な周波数の設定値を算出し、書込クロック生成部205に対して設定し、クロックWCLKを生成する。
【0128】
位置ずれの補正を行った後、プリンタ制御部207は現像バイアス制御部209に信号を送り、画像ずれ補正用パターンを形成するのに先立って変更した現像バイアス電圧VBを元に戻す(ステップS408)。
【0129】
以上の一連の動作を、BK以外の各色に対して行い、各色それぞれについて/LGATE、/FGATE、及びWCLKを用いることにより、画像位置ずれ及び画像倍率を補正した画像を出力することができる。
【0130】
本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作においては、現像バイアス電圧の変更量が小さいと、変更した条件で形成した画像ずれ補正用パターンをセンサ105,106が検出できない可能性が生じる。このため、画像ずれ補正用パターンを形成するのに先立って、現像バイアス電圧を大きく変化させることが好ましい。
【0131】
〔第5の実施形態〕
本発明を好適に実施した第5の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0132】
図18に、転写電流と画像濃度との関係を示す。以下の説明は、単色画像と2色重ね画像とを比較することで行う。
単色画像の場合は、転写電流の値がある幅(すなわち、転写電流の値が所定範囲)で画像濃度が安定しているのに対し、2色重ね画像の場合は、転写電流を高くしすぎると、画像濃度が急激に低下する。また、単色画像と2色重ね画像とでは、濃度のピークポイントが若干異なっている。
画像ずれ補正用パターンは、各色を重ねて形成しないため、単色画像に相当する。一方、通常の画像形成時は、一般的にはカラー画像を形成するため2色、3色、4色の重ねあわせを考慮する必要がある。さらに、記録紙104に画像を形成する場合と転写ベルト103に画像を形成する場合とでは、最適条件が異なってくる。
【0133】
一般に、転写電流をある程度高くした方が画像濃度が高くなるため、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、通常の画像形成時よりも転写電流を高くする。この場合は、トナーちりなどの問題が発生しやすくなるが、画像ずれ補正用パターンは少々のちりがあってもパターンの検知には影響しないため、パターン濃度を高くし、スレッシュレベルに対する対して十分な余裕を持たせることができる。
【0134】
図19及び20に本実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作及び第2の位置ずれ補正動作の流れをそれぞれ示す。本実施形態の位置ずれ補正動作では、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際に、プリンタ制御部207が転写バイアス制御部210に信号を送って転写電流を大きくする他は、第3の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0135】
〔第6の実施形態〕
本発明を好適に実施した第6の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0136】
図21に、本実施形態による画像形成装置が位置ずれ補正を行う場合の動作の流れを示す。本実施形態の位置ずれ補正動作は、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際に、プリンタ制御部207が転写バイアス制御部210に信号を送って転写電流を大きくする他は、第4の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0137】
〔第7の実施形態〕
本発明を好適に実施した第7の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0138】
図22に、トナー濃度とトナー付着量との関係を示す。トナー濃度は、低下しすぎると画像かすれが発生し、高すぎると地汚れなどが発生する。このため、通常、トナー濃度は、TC1からTC2の間になるように制御されている。
【0139】
位置ずれ検出パターンの濃度が低下してセンサ105,106が検知不可能となる場合とは、トナー濃度がTC1に近い濃度であるため、条件によってはTC1を下回ることもあり得る。よって、トナーを補給して一時的にトナー濃度を上げることで、位置ずれ検出パターンの濃度を高くする。
この場合、実際のトナー濃度がTC2に近い値だったとして、地汚れが発生したとしても、センサ105,106は位置ずれ検出パターンを検出することができる。すなわち、位置ずれ検出パターンの場合は、少々の地汚れが発生しても、パターンの検出には影響はないため、パターン濃度を高くすることによって、スレッシュレベルに対して十分な余裕を持たせることが可能となる。
【0140】
なお、トナーの補給量は、位置ずれ補正後の画像に影響を与えないようにするために、パターン形成に必要なトナー量と適正トナー量の上限値TC2から実際に地汚れが発生するトナー濃度までの余裕度とに基づいて決定する。
【0141】
図23及び24に、本実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作及び第2の位置ずれ補正動作の流れをそれぞれ示す。本実施形態の位置ずれ補正動作は、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際にプリンタ制御部207がトナー濃度制御部211に信号を送ってトナー補給動作を行う他は、第3の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0142】
〔第8の実施形態〕
本発明を好適に実施した第8の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0143】
図25に、本実施形態による画像形成装置が位置ずれ補正を行う場合の動作の流れを示す。本実施形態の位置ずれ補正動作は、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際にプリンタ制御部207がトナー濃度制御部211に信号を送ってトナー補給動作を行う他は、第4の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
なお、トナー補給動作を行い、パターンの検出レベルから位置ずれ補正後の画像に影響を与える可能性がある場合には、補正後にトナーを消費するための画像形成動作を行っても良い。
【0144】
〔第9の実施形態〕
本発明を好適に実施した第9の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0145】
図26に、本実施形態による画像形成装置が位置ずれ補正を行う場合の動作の流れを示す。本実施形態における位置ずれ補正動作は、第8の実施形態における動作の流れとほぼ同様であるが、トナーの補給を行う前に現状のトナー濃度のチェックを行い(ステップS901)、予め設定されてい値よりも小さい場合(ステップS901/Yes)にのみ、トナーの補給動作を実行する。
これ以外については、第8の実施形態の第2の位置ずれ補正動作と同様である。
【0146】
本実施形態による位置ずれ補正の動作では、トナー濃度が設定値よりも低い場合にのみトナー補給動作を実行するため、トナー補給が位置ずれ補正後の画像に影響を与えることを確実に防止することができる。
【0147】
〔第10の実施形態〕
本発明を好適に実施した第10の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0148】
画像光の走査速度を通常の画像形成時よりも速くした場合、変えた比率分だけ副走査方向の書き込み密度が高くなり、その分単位面積当たりの露光エネルギーが大きくなる。よって、画像光の走査速度を通常の画像形成時よりも高速にすれば、画像ずれ補正用パターンの濃度を高め、スレッシュレベルに対して十分な余裕を持たせることができる。
【0149】
図27及び図28に、本実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作及び第2の位置ずれ補正動作の流れをそれぞれ示す。本実施形態の位置ずれ補正動作では、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際に、プリンタ制御部207がポリゴンモータ駆動制御部201にポリゴンモータ制御信号を送って、ポリゴンモータ1022の回転を速くする他は、第3の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0150】
〔第11の実施形態〕
本発明を好適に実施した第11の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0151】
図29に、本実施形態による画像形成装置が位置ずれ補正を行う場合の動作の流れを示す。本実施形態の位置ずれ補正動作では、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際に、プリンタ制御部207がポリゴンモータ駆動制御部201にポリゴンモータ制御信号を送って、ポリゴンモータ1022の回転を速くする他は、第4の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0152】
〔第12の実施形態〕
本発明を好適に実施した第12の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0153】
感光体1011の回転の速度と転写ベルト103の回転の速度とを通常の画像形成時よりも遅くした場合は、変えた比率に応じて、副走査方向の書込密度が高くなり、その分単位面積当たりの露光エネルギーが大きくなる。
よって、感光体ドラム1011の回転の速度と転写ベルト103の回転の速度とを遅くすることで位置ずれ検出パターンの濃度を高くし、スレッシュレベルに対して十分な余裕を設定することができる。
【0154】
図30及び図31に、本実施形態による画像形成装置が画像ずれを補正する際の動作の流れを示す。この動作は、画像ずれ補正用パターンの濃度を高める際に、プリンタ制御部207が不図示の感光体ドラム回転制御部、転写ベルト回転制御部に信号を送って、感光体ドラム1011の回転と転写ベルト103の回転とを遅くする他は、第3の実施形態と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0155】
〔第13の実施形態〕
本発明を好適に実施した第13の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0156】
図32に、本実施形態による画像形成装置が位置ずれ補正を行う場合の動作の流れを示す。本実施形態の位置ずれ補正動作は、プリンタ制御部207が不図示の感光体ドラム回転制御部、転写ベルト回転制御部に信号を送って、感光体ドラム1011の回転と転写ベルト103の回転とを遅くする他は、第4の実施形態による画像形成装置と同様であるため、動作の詳細な説明は省略する。
【0157】
〔第14の実施形態〕
本発明を好適に実施した第14の実施形態について説明する。本実施形態による画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
【0158】
本実施形態では、上記各実施形態において説明した画像ずれ補正の少なくとも一つを実行するものである。換言すると、本実施形態の画像形成装置は、上記各実施形態の画像形成装置が行う補正を、複数組み合わせて実行することを可能としたものである。
上記各方法を組み合わせて実行することにより、画像ずれをより正確に補正することができる。
【0159】
〔第15の実施形態〕
本発明を好適に実施した第15の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態においては、図33に示すように、感光体ドラム800、帯電ユニット400、現像ユニット500及びクリーニングユニット600がプロセスカートリッジとして一体に構成されており、画像形成装置に着脱可能となっている。なお、各色のプロセスカートリッジはそれぞれ独立したユニットとなっている。
【0160】
帯電ユニット400は、帯電ローラ401及び帯電クリーニングローラ402を有する。帯電ローラ401は、感光体ドラム800のドラム面と相対する側がこれと同方向に移動するように回転しており(換言すると、感光体ドラム800及び帯電ローラ401がそれぞれ時計回り、反時計回りに回転しており)、感光体ドラム800のドラム面を均一に帯電させている。また、帯電ローラ401の上側には、これに常に接するように帯電クリーニングローラ402が取り付けられており、帯電ローラ401をクリーニングしている。
【0161】
現像ユニット500は、搬送スクリュー501、現像ローラ502、現像ドクターブレード503及びトナー濃度センサ504を有する。搬送スクリュー501は、不図示のトナーカートリッジから搬送されてきたトナーを攪拌し現像剤と混合した上で現像ローラ502へ搬送する。なお、トナーと現像剤との混合物を以下は”剤”という。現像ローラ502は、感光体ドラム800に剤を供給する。現像ドクターブレード503は、現像ローラ502表面の剤の付着量を規制する。トナー濃度センサ504は、剤中のトナー濃度を検知し、トナー濃度制御を行う。すなわち、トナー濃度センサ504の検知結果に応じてトナーカートリッジからトナーを補給することによって、トナー濃度制御が行われる。
【0162】
クリーニングユニット600は、クリーニングブレード601、クリーニングブラシ602及び廃トナー搬送コイル603を有する。クリーニングブレード601は、感光体ドラム800に対してカウンタ方向に取り付けられており、感光体ドラム800の表面と常に接触している。クリーニングブラシ602は、感光体ドラム800のドラム面と相対する側がこれと同方向に移動するように回転している(換言すると、感光体ドラム800とクリーニングブラシ602がそれぞれ時計回り、反時計回りに回転している)。
感光体ドラム800の表面に残存する未転写の剤は、クリーニングブレード601及びクリーニングブラシ602によって感光体ドラム表面から除去され、廃トナー搬送コイル603側へ送られる。廃トナー搬送コイル603に送られた未使用の剤は、廃トナー搬送コイル603によって不図示の廃トナー排出口まで搬送され、不図示の廃トナーボトルに充填されて回収される。
【0163】
本実施形態に係る画像形成装置は、上記第1〜第14の実施形態と同様の位置ずれ補正動作を実行することが可能である。
【0164】
〔第16の実施形態〕
本発明を好適に実施した第16の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、図34に示すように、本実施形態においては、上記第15の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400、現像ユニット500及びクリーニングユニット600がプロセスカートリッジとして一体に構成されている。ただし、本実施形態においては、メモリ700をさらに有する点が上記第15の実施形態のプロセスカートリッジと相違する。
【0165】
メモリ700は、画像ずれ補正用パターンを作像する時の作像条件(画像光の露光エネルギー、現像バイアス電圧、転写電流、トナー量、走査速度及び感光体線速の少なくともいずれか)を記憶する不揮発性の記憶装置である。
【0166】
本実施形態においては、画像ずれ補正用パターンを作像する際の作像条件をメモリ700に予め記憶させておく。図35に、本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示す。
この動作の流れは、図10に示した第1の実施形態に係る画像形成装置における位置ずれ補正動作とほぼ同様であるが、ステップS1601において形成した位置ずれ補正パターンをプリンタ制御部207がセンサ105,106で検出できなかった場合に(ステップS1603/No)、プリンタ制御部207はメモリ700に記憶されている作像条件を読み出し(ステップS1604)、これに基づいた光量制御信号及びパルス幅制御信号をLD制御部203に送って光量設置値及びPWM値をメモリ700から読み出した作像条件に応じた値に変更する(ステップS1605、S1606)ことが、第1の実施形態とは異なっている。
【0167】
上記のように、位置ずれ補正用パターンを作像する際の条件をメモリ700に記憶させておけば、プロセスカートリッジを本体から取り外したとしても、再度取り付けた際にはプリンタ制御部207はメモリ700が記憶している作像条件で画像ずれ補正用パターンを作像することができる。
【0168】
また、通常の画像を形成する際の作像条件もメモリ700に記憶させておけば、プロセスカートリッジを本体から取り外し、再度装置に取り付けた時にメモリ700が記憶している作像条件で通常の画像を作像することができ、画像品質を一定に保つことができる。さらに、別の装置のプロセスカートリッジと交換した場合でも、メモリ700が記憶している作像条件で通常の画像を作像できるため、画像品質を安定させることができる。
【0169】
時間の経過や環境の変化などに応じて画像ずれ補正用パターンや通常画像の作像条件を変更する場合には、メモリ700に記憶させた作像条件を更新すれば、常に画像ずれ補正を確実に行うことができ、また通常画像についても常に良好な画像を得ることができる。
【0170】
なお、上記の説明では、プリンタ制御部207が、メモリ700に記憶されている作像条件に基づいて光量及びPWM値を変更する場合について説明したが、プリンタ制御部207が現像バイアス電圧、転写電流、トナー量、走査速度及び感光体線速を変更する場合も上記同様である。また、プリンタ制御部207が、画像光の露光エネルギー、現像バイアス電圧、転写電流、トナー量、走査速度及び感光体線速の少なくともいずれか二つを、メモリ700が記憶している作像条件に基づいて変更するようにしても良い。
【0171】
〔第17の実施形態〕
本発明を好適に実施した第17の実施形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。ただし、本実施形態においては、図36に示すように、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。
【0172】
感光体ユニット350を構成する感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600のそれぞれ並びに現像ユニット500の構成については上記第15の実施形態と同様である。
【0173】
本実施形態に係る画像形成装置は、上記第1〜第14の実施形態と同様の位置ずれ補正動作を実行することが可能である。
【0174】
〔第18の実施形態〕
本発明を好適に実施した第18の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、図37に示すように、本実施形態においては、上記第17の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。
【0175】
本実施形態においては、感光体ユニット350にメモリ351が搭載されている。メモリ351は、画像ずれ補正用パターンの作像条件を記憶する不揮発性の記憶装置である。
【0176】
本実施形態においては、画像ずれ補正用パターンの作像条件をメモリ351に予め記憶させておく。ただし、メモリ351に記憶させる作像条件は、画像光の露光エネルギー、画像光の走査速度、感光体ドラム800の線速、転写電流及び現像バイアス電圧の少なくともいずれかである。
【0177】
本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れは、第16の実施形態と同様であり、画像ずれ補正用パターンの作像条件を変更する際には、プリンタ制御部207はメモリ351に記憶されている情報を読み出し、これに基づいて作像条件を変更する。
【0178】
上記のように、位置ずれ補正用パターンを作像する際の露光条件をメモリ351に記憶させておけば、感光体ユニットを本体から取り外したとしても、再度取り付けた際にはメモリ351が記憶している露光条件で画像ずれ補正用パターンを作像することができる。
【0179】
なお、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件として、トナー量を用いる場合には、図38に示すように、現像ユニット500にメモリ505を設けて、これに作像条件を記憶させておけば良い。
【0180】
また、画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件として、画像光の露光エネルギー、画像光の走査速度、感光体ドラム800の線速、転写電流及び現像バイアス電圧の少なくともいずれかとトナー量とを用いる場合には、図39に示すように、感光体ユニット350及び現像ユニット500のそれぞれにメモリ351及びメモリ505を設け、それぞれに作像条件を記憶させておけば良い。
【0181】
また、通常の画像を形成する際の作像条件もメモリ351やメモリ505に記憶させておけば、感光体ユニット350や現像ユニット500を本体から取り外し、再度装置に取り付けた時にメモリ351やメモリ505が記憶している作像条件で通常の画像を作像することができ、画像品質を一定に保つことができる。さらに、別の装置の感光体ユニット350や現像ユニット500と交換した場合でも、メモリ351やメモリ505が記憶している作像条件で通常の画像を作像できるため、画像品質を安定させることができる。
【0182】
時間の経過や環境の変化などに応じて画像ずれ補正用パターンや通常画像の作像条件を変更する場合には、メモリ351やメモリ505に記憶させた作像条件を更新すれば、常に画像ずれ補正を確実に行うことができ、また通常画像についても常に良好な画像を得ることができる。
【0183】
〔第19の実施形態〕
本発明を好適に実施した第19の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、図40に示すように、本実施形態においては、上記第17の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。ただし、本実施形態においては、現像ユニット500の上部に予備トナータンク506が設けられている点が上記第17の実施形態と相違する。
【0184】
予備トナータンク506は、不図示のトナーカートリッジからトナーが補充されるようになっており、予備トナータンク506内には常に所定量のトナーが保持されている。
【0185】
図41に、本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示す。この動作の流れは、図23に示した本発明の第7の実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作と同様である。
ただし、ステップS1901において形成した画像ずれ補正用パターンを検出できなかった場合に(ステップS1903/No)、トナーは予備トナータンク506から供給される(ステップS1904)。
【0186】
通常の画像形成に用いるトナーとは別に、画像ずれ補正用パターンの濃度補正用のトナーを予備トナータンク506内に確保しておくことで、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。
なお、ここでは感光体ユニット350と現像ユニット500とを組合せる構成について説明したが、これらが一体となった構成(プロセスカートリッジ)に予備トナータンクを形成しても良いことは言うまでもない。
また、本実施形態に係る画像形成装置が、第7の実施形態に係る画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作と同様の動作を行えることは自明である。
【0187】
〔第20の実施形態〕
本発明を好適に実施した第20の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、上記第19の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。また、第19の実施形態と同様に、本実施形態においては、現像ユニット500の上部に予備トナータンク506が設けられている。
【0188】
図42に、本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示す。この動作の流れは、図25に示した本発明の第8の実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作と同様である。
ただし、本実施形態においては、画像ずれ補正用パターンを形成するのに先立って、予備トナータンク506からトナーを供給する(ステップS2001)。
なお、予備トナー補給動作を行い、パターンの検出レベルから位置ずれ補正後の画像に影響を与える可能性がある場合には、補正後にトナーを消費するための画像形成動作を行っても良い。
【0189】
通常の画像形成に用いるトナーとは別に、画像ずれ補正用パターンの濃度補正用のトナーを予備トナータンク506内に確保しておくことで、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。
なお、ここでは感光体ユニット350と現像ユニット500とを組合せる構成について説明したが、これらが一体となった構成(プロセスカートリッジ)に予備トナータンクを形成しても良いことは言うまでもない。
【0190】
〔第21の実施形態〕
本発明を好適に実施した第21の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、上記第19の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。また、第19の実施形態と同様に、本実施形態においては、現像ユニット500の上部に予備トナータンク506が設けられている。
【0191】
本実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れは、上記第19の実施形態又は第20の実施形態と同様である。
【0192】
図43に、本実施形態における現像ユニット500を図40における右方向(感光体ドラム800とは反対側)から見た状態を示す。
本実施形態に係る画像形成装置は、図4のように転写ベルトの両脇に画像ずれ補正用パターンを画像形成するため、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、感光体ドラム800の両端部に形成した画像ずれ補正用パターンの静電潜像をトナーで現像することとなる。
このため、本実施形態では、予備トナータンク506から現像ユニット500内にトナーを供給するための補給口5061を、感光体ドラム800の両端部と対応する位置に設けている。
【0193】
上記のように、予備トナータンク506から現像ユニット500内にトナーを供給するための補給口5061を、感光体ドラム800上の画像ずれ補正用パターンの潜像が形成される箇所と対応する位置に設けることで、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。
例えば、図4において、転写ベルトの中央部にも画像ずれ補正用パターンを形成するのであれば、感光体ドラム800の中央部にも補給口を設ければ、上記同様の効果が得られる。
【0194】
〔第22の実施形態〕
本発明を好適に実施した第22の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、上記第20の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と上部に予備トナータンク506が設けられた現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。ただし、本実施形態においては、図44に示すように、現像ユニット500には、メモリ507が設けられている。
【0195】
メモリ507は、予備タンク506から現像ユニット500内に供給するトナーの量を記憶するための不揮発性の記憶装置である。
【0196】
図45に本実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示す。この動作は、第19の実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作とほぼ同様であるが、ステップS2201において形成した画像ずれ補正用パターンを正しく検出できなかった場合に(ステップS2203/No)、メモリ507に記憶されているトナー供給量を読み出し(ステップS2204)、その分だけ予備タンク506から現像ユニット500内にトナーを供給する(ステップS2205)ことが、第19の実施形態とは異なっている。
【0197】
また、図46に、本実施形態に係る画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の別の流れを示す。
この動作は、第20の実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作とほぼ同様である。
ただし、本実施形態においては、画像ずれ補正用パターンを形成するのに先立って、プリンタ制御部207はメモリ507に記憶されているトナー供給量を読み出し(ステップS2251)、その分だけ予備タンク506から現像ユニット500内にトナーを供給する(ステップS2252)。
なお、予備トナー補給動作を行い、パターンの検出レベルから位置ずれ補正後の画像に影響を与える可能性がある場合には、補正後にトナーを消費するための画像形成動作を行っても良い。
【0198】
これらのように、予備トナータンク506から現像ユニット500内に供給するトナー量をメモリ507に記憶しておくことで、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。
【0199】
時間の経過や環境の変化などに応じて、予備トナータンク506から現像ユニット500内に供給するトナー量を変更する場合には、メモリ507に記憶させた供給量を更新すれば、常に画像ずれ補正を確実に行うことができる。
【0200】
〔第23の実施形態〕
本発明を好適に実施した第23の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態においては、感光体ドラム800、帯電ユニット400、現像ユニット500、クリーニングユニット600及びメモリ700がプロセスカートリッジとして一体に構成されており、上記第16の実施形態と同様の構成となっている。
【0201】
図47及び48に本実施形態に係る画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作及び第2の位置ずれ補正動作の流れをそれぞれ示す。この動作は、第7の実施形態や第8の実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作とほぼ同様であるが、画像ずれ補正用パターンを形成する際にトナー量を変化させた場合には、画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌スクリュー501を駆動し、トナーと現像剤とを攪拌して混合する点が第7の実施形態や第8の実施形態と相違する。
【0202】
本実施形態においては、画像ずれ補正用パターンの濃度を高めるために供給したトナーと現像剤とを攪拌して混合するため、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。なお、この攪拌時間時間は、メモリ700に記憶させておくことで、現像ユニット内に供給したトナーを確実に”剤”とすることができる。
なお、予備トナー補給動作を行い、パターンの検出レベルから位置ずれ補正後の画像に影響を与える可能性がある場合には、補正後にトナーを消費するための画像形成動作を行っても良い。
【0203】
〔第24の実施形態〕
本発明を好適に実施した第24の実施形態について説明する。本実施形態に係る画像形成装置及びその制御部の構成並びに画像ずれ補正用パターンの形状は、第1の実施形態と同様である。
また、図49に示すように、本実施形態においては、上記第19の実施形態と同様に、感光体ドラム800、帯電ユニット400及びクリーニングユニット600を一体に結合した感光体ユニット350と予備トナータンク506を上部に備えた現像ユニット500とのそれぞれが画像形成装置に対して着脱可能に構成されている。なお、感光体ユニット350及び現像ユニット500は各色についてそれぞれ独立したユニットとなっている。
【0204】
図50に、本実施形態におけるクリーニングユニット600を図49の左側(感光体ドラム800とは反対側)から見た状態を示す。
本実施形態に係る画像形成装置は、図4のように、転写ベルトの両脇に画像ずれ補正用パターンを画像形成するため、画像ずれ補正用パターンを形成する際には、感光体ドラム800の両端部に形成した画像ずれ補正用パターンの静電潜像をトナーで現像することとなる。
このため、本実施形態では、感光体ドラム800の表面全体をクリーニングするクリーニングローラ602とは別個に、感光体ドラム800表面の位置ずれ補正パターンの潜像が形成される箇所のみをクリーニングする第2クリーニングブラシ604を設けている。
【0205】
上記のように、感光体上の画像ずれ補正用パターンの潜像が形成される箇所と対応する位置のみをクリーニングする部材を設けることで、確実に検出可能な濃度の画像ずれ補正用パターンを形成することが可能となる。
例えば、図4において、転写ベルトの中央部にも画像ずれ補正用パターンを形成するのであれば、第2クリーニングブラシ604が、感光体ドラム800の中央部もクリーニングするようにすれば、上記同様の効果が得られる。
【0206】
このようにすれば、形成した画像ずれ補正用パターンは下地とのコントラストが高くなるため、プリンタ制御部207はセンサ105,106で画像ずれ補正用パターンを確実に検出できるようになる。
【0207】
なお、上記各実施形態は、本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態においては、ドラム状の感光体を備える画像形成装置を例に説明を行ったが、感光体は他の形状であっても良い。
また、上記各実施形態では、Y、M、C、BKの4色を重ね合わせてカラー画像を形成する画像形成装置を例に説明を行ったが、本発明は、少なくとも二つの画像を重ね合わせる画像形成装置であればよい。すなわち、別個に形成した同色の画像を重ね合わせる画像形成装置であってもよい。
このように、本発明は様々な変形が可能である。
【0208】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、確実に画像ずれの補正を実行できる画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を好適に実施した第1の実施形態による画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態による画像形成装置が備える画像形成部の構成を示す図である。
【図3】第1の実施形態による画像形成装置が備える画像形成制御部の構成を示す図である。
【図4】画像位置あわせ用パターンを示す図である。
【図5】LDユニットの構成例を示す図である。
【図6】LD制御部の構成例を示す図である。
【図7】書出開始位置制御部の構成例を示す図である。
【図8】画像形成部前段の構成例を示す図である。
【図9】書出開始位置制御部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】第1の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図11】センサの出力信号の例を示す図である。
【図12】第1の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明を好適に実施した第2の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図14】感光体と現像部との電位の関係を示す図である。
【図15】本発明を好適に実施した第3の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図16】第3の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明を好適に実施した第4の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図18】転写電流と画像濃度との関係を示す図である。
【図19】本発明を好適に実施した第5の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図20】第5の実施形態による位置ずれ画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図21】本発明を好適に実施した第6の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図22】トナー濃度とトナー付着量との関係を示す図である。
【図23】本発明を好適に実施した第7の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図24】第7の実施形態に係る画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図25】本発明を好適に実施した第8の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図26】本発明を好適に実施した第9の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図27】本発明を好適に実施した第10の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図28】第10の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図29】本発明を好適に実施した第11の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図30】本発明を好適に実施した第12の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図31】第12の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図32】本発明を好適に実施した第13の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図33】本発明を好適に実施した第15の実施形態による画像形成装置に適用されるプロセスカートリッジの構成を示す図である。
【図34】本発明を好適に実施した第16の実施形態による画像形成装置に適用されるプロセスカートリッジの構成を示す図である。
【図35】第16の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図36】本発明を好適に実施した第17の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図である。
【図37】本発明を好適に実施した第18の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図であり、感光体ユニットがメモリを備える場合の構成を示す。
【図38】第18の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図であり、現像ユニットがメモリを備える場合を示す。
【図39】第18の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図であり、感光体ユニット及び現像ユニットの両方がメモリを備える場合を示す。
【図40】本発明を好適に実施した第19の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図である。
【図41】第19の実施形態に係る画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示す図である。
【図42】本発明を好適に実施した第20の実施形態による画像形成装置の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図43】本発明を好適に実施した第21の実施形態による画像形成装置に適用される現像ユニットの構成を示す図である。
【図44】本発明を好適に実施した第22の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図である。
【図45】第22の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図46】第22の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図47】本発明を好適に実施した第23の実施形態による画像形成装置の第1の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図48】第23の実施形態による画像形成装置の第2の位置ずれ補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図49】本発明を好適に実施した第24の実施形態による画像形成装置に適用される感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図である。
【図50】第24の実施形態による画像形成装置に適用されるクリーニングユニットの構成を示す図である。
【符号の説明】
100 画像形成部
101、101a、101b、101c、101d 画像形成ユニット
102、102a、102b、102c、102d 光ビーム走査装置
103 転写ベルト
104 記録紙
105、106 センサ
200 画像形成制御部
201 ポリゴンモータ駆動制御部
202 書出開始位置制御部
203 LD制御部
204 同期検出用点灯制御部
205 書込クロック発生部
206 位相同期クロック発生部
207 プリンタ制御部
208 帯電電位制御部
209 現像バイアス制御部
210 転写バイアス制御部
211 トナー濃度制御部
300 画像形成制御部前段
301 ラインメモリ
350 感光体ユニット
351、505、507、700 メモリ
400 帯電ユニット
401 帯電ローラ
402 クリーニングローラ
500 現像ユニット
501 搬送スクリュー
502 現像ローラ
503 現像ドクターブレード
504 濃度センサ
506 予備トナータンク
600 クリーニングユニット
601 クリーニングブレード
602 クリーニングブラシ
603 廃トナー搬送用コイル
604 第2クリーニングブラシ
800 感光体ドラム
1021、1021a、1021b、1021c、1021d LDユニット
1022、1022a、1022b、1022c、1022d ポリゴンミラー
1023、1023a、1023b、1023c、1023d fθレンズ
1024、1024a、1024b、1024c、1024d BTL
1025 ミラー
1026 レンズ
1027 同期検知センサ
2021 主走査ライン同期信号発生部
2022 主走査ゲート信号発生部
2023 副走査ゲート信号発生部
2031 PWM信号発生部
2032 LD駆動部
10211 LD(レーザダイオード)
10212 PD(フォトダイオード)
20221 主走査カウンタ
20222、20232 コンパレータ
20223、20233 ゲート信号生成部
20231 副走査カウンタ

Claims (72)

  1. 単色画像を画像形成する手段を各色別個に少なくとも二色分有し、少なくとも二色分の単色画像を重ね合わせて多色画像を画像形成する画像形成装置であって、
    各色それぞれについて、
    所定の補正用パターンを画像形成する手段と、
    画像形成した補正用パターンの位置を検出する画像位置検出手段と、
    前記画像位置検出手段の検出結果に基づいて前記単色画像を画像形成する位置を変更する手段とを有し、
    各色の前記補正用パターンを前記単色画像とは異なる作像条件で画像形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 各色の前記補正用パターンを前記単色画像とは異なる作像条件で画像形成することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 回転又は移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転又は移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写するか、又は、回転又は移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上に転写することによって記録媒体上に単色画像を形成する画像形成ユニットを複数備え、少なくとも二つの画像形成ユニットが形成する画像を記録媒体上に重ね合わせることにより該記録媒体上に多色画像を形成する画像形成装置であって、
    画像ずれ補正用パターンを前記転写手段上に形成する手段と、
    該画像ずれ補正用パターンを検出する手段と、
    該検出結果に基づいて画像ずれを補正する手段とを各色それぞれについて有し、
    前記画像ずれ補正用パターンを形成する際には、記録媒体上に画像を形成する際とは異なる作像条件で画像を形成することが可能であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 前記画像光の露光エネルギーを変化させることにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記画像光の光量を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像光の発光時間を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
  7. 前記現像手段のバイアス電圧を変化させることにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  8. 前記転写手段のバイアス電圧を変化させることにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  9. 前記潜像画像はトナーによって顕像化され、前記現像手段が前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量を変化させることにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  10. 前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量が所定量以下の場合に、顕像化に用いるトナーの量を変更することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記潜像画像の顕像化に用いるトナー量を変更した場合には、前記静電潜像を形成する前に、前記トナーを攪拌することを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置。
  12. 前記像担持体に照射する前記画像光の走査線速度を変更することにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  13. 前記像担持体の移動速度又は回転速度を変更することにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  14. 前記画像光の露光エネルギー、前記現像手段のバイアス電圧、前記転写手段のバイアス電圧、前記現像手段が前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量、前記画像光が前記像担持体を走査する速度及び前記像担持体の移動又は回転の速度のうち少なくとも二つを変化させることにより、前記作像条件を変更することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  15. 前記複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段、前記現像手段及び前記像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされ、プロセスカートリッジとして着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置。
  16. 前記プロセスカートリッジは、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有し、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際には、該記憶手段に記憶されている作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で前記画像ずれ補正用パターンを画像形成することを特徴とする請求項15記載の画像形成装置。
  17. 前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正用パターンの作像条件が書換可能であることを特徴とする請求項16記載の画像形成装置。
  18. 前記単色画像を形成する際の作像条件が前記記憶手段に記憶されており、単色画像を形成する際には、該記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で単色画像を形成することを特徴とする請求項16又は17記載の画像形成装置。
  19. 前記記憶手段に記憶されている前記単色画像の作像条件が書換可能であることを特徴とする請求項18記載の画像形成装置。
  20. 前記プロセスカートリッジは、予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には前記予備のトナーを前記現像手段に供給可能であることを特徴とする請求項15から19のいずれか1項記載の画像形成装置。
  21. 前記プロセスカートリッジは、前記予備のトナーを前記画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することを特徴とする請求項20記載の画像形成装置。
  22. 前記プロセスカートリッジは、前記予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することを特徴とする請求項20又は21記載の画像形成装置。
  23. 前記プロセスカートリッジは、前記現像手段に供給した予備トナーを、前記画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することを特徴とする請求項20から22のいずれか1項記載の画像形成装置。
  24. 前記複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段及び該像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされた感光体ユニットと、前記現像手段を備えた現像ユニットとがそれぞれ着脱自在に構成されたことを特徴とする請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置。
  25. 前記感光体ユニット及び前記現像ユニットの少なくともいずれかは、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有し、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際には、該記憶手段に記憶されている作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で前記画像ずれ補正用パターンを画像形成することを特徴とする請求項24記載の画像形成装置。
  26. 前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることを特徴とする請求項25記載の画像形成装置。
  27. 単色画像を形成する際の作像条件を前記記憶手段に記憶しておき、単色画像を形成する際には、該記憶手段に記憶されている単色画像の作像条件を読み出し、該読み出した作像条件で単色画像を形成することを特徴とする請求項25又は26記載の画像形成装置。
  28. 前記記憶手段に記憶されている前記単色画像の作像条件は、書換可能であることを特徴とする請求項27記載の画像形成装置。
  29. 前記現像ユニットは予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には前記予備のトナーを前記現像手段に供給可能であることを特徴とする請求項24から28のいずれか1項記載の画像形成装置。
  30. 前記予備のトナーを前記現像手段の前記画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することを特徴とする請求項29記載の画像形成装置。
  31. 前記現像ユニットは、前記予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することを特徴とする請求項29又は30記載の画像形成装置。
  32. 前記現像ユニットは、前記現像手段に供給した予備トナーを、前記画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することを特徴とする請求項29から31のいずれか1項記載の画像形成装置。
  33. 前記像担持体上の前記画像ずれ補正用パターンが形成される位置をクリーニングする手段をさらに有することを特徴とする請求項3から32のいずれか1項記載の画像形成装置。
  34. 各色の前記画像ずれ補正用パターンを前記単色画像とは異なる作像条件で画像形成することを特徴とする請求項3から33のいずれか1項記載の画像形成装置。
  35. 請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置に適用されるプロセスカートリッジであって、
    前記複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段、前記現像手段及び前記像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされて着脱自在に構成され、
    前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  36. 前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換が可能であることを特徴とする請求項35記載のプロセスカートリッジ。
  37. 前記記憶手段は、前記単色画像を形成する際の作像条件を記憶することを特徴とする請求項35又は36記載のプロセスカートリッジ。
  38. 前記記憶手段に記憶されている前記単色画像の作像条件は、書換が可能であることを特徴とする請求項37記載のプロセスカートリッジ。
  39. 予備のトナーを収納する空間備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には前記予備のトナーを前記現像手段に供給可能であることを特徴とする請求項35から39のいずれか1項記載のプロセスカートリッジ。
  40. 前記現像手段の前記画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ前記予備のトナーを供給することを特徴とする請求項39記載のプロセスカートリッジ。
  41. 前記予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することを特徴とする請求項39又は40記載のプロセスカートリッジ。
  42. 前記現像手段に供給した予備トナーを、前記画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することを特徴とする請求項39から41のいずれか1項記載のプロセスカートリッジ。
  43. 請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置に適用される感光体ユニットであって、
    前記複数の像担持体の各々が、該像担持体を帯電させる手段及び該像担持体のクリーニング手段のうち少なくとも一つと組み合わされて構成され、
    前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有することを特徴とする感光体ユニット。
  44. 前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることを特徴とする請求項43記載の感光体ユニット。
  45. 前記記憶手段は、前記単色画像を形成する際の作像条件を記憶することを特徴とする請求項43又は44記載の感光体ユニット。
  46. 前記記憶手段に記憶されている前記単色画像の作像条件は書換可能であることを特徴とする請求項45記載の感光体ユニット。
  47. 前記像担持体上の前記画像ずれ補正用パターンが形成される位置をクリーニングする手段をさらに有することを特徴とする請求項43から46のいずれか1項記載の感光体ユニット。
  48. 請求項3から14のいずれか1項記載の画像形成装置に適用される現像ユニットであって、
    着脱自在に構成され、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を記憶するための記憶手段を有することを特徴とする現像ユニット。
  49. 前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正用パターンの作像条件は、書換可能であることを特徴とする請求項48記載の現像ユニット。
  50. 前記記憶手段は、前記単色画像を形成する際の作像条件を記憶することを特徴とする請求項49記載の現像ユニット。
  51. 前記記憶手段に記憶されている前記単色画像の作像条件は書換可能であることを特徴とする請求項50記載の現像ユニット。
  52. 予備のトナーを収納する空間を備え、形成した画像ずれ補正用パターンの濃度が所定の濃度以下の場合には前記予備のトナーを前記現像手段に供給可能であることを特徴とする請求項48から51のいずれか1項記載の現像ユニット。
  53. 前記予備のトナーを、前記現像手段の前記画像ずれ補正用パターンを形成する部分にのみ供給することを特徴とする請求項52記載の現像ユニット。
  54. 前記予備トナーの供給量を記憶する手段をさらに有することを特徴とする請求項52又は53記載の現像ユニット。
  55. 前記現像手段へ供給した予備トナーを、前記画像ずれ補正用パターンを形成する前に攪拌することを特徴とする請求項52から54のいずれか1項記載の現像ユニット。
  56. 単色画像を画像形成する手段を各色個別に少なくとも二色分有し、少なくとも二色分の単色画像を重ね合わせて多色画像を形成する画像形成装置において、
    所定の補正用パターンを画像形成するパターン形成ステップと、
    画像形成した補正用パターンの位置を検出するパターン位置検出ステップと、
    前記画像位置検出ステップにおける検出結果に基づいて前記単色画像を形成する位置を変更するステップとを、各色それぞれについて実行する画像位置ずれ補正方法であって、
    前記パターン形成ステップの前段に、前記補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定する補正パターン用作像条件設定ステップをさらに有することを特徴とする画像位置ずれ補正方法。
  57. 前記パターン位置検出ステップの後段に、前記補正用パターンを検出できたか否かを判断する判断ステップをさらに有し、
    前記判断ステップにおいて前記補正用パターンを検出できたと判断するまで、前記補正用パターン作像条件設定ステップ、前記パターン形成ステップ及び前記パターン位置検出ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項56記載の画像位置ずれ補正方法。
  58. 回転又は移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転又は移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写するか、又は、回転又は移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上に転写することによって記録媒体上に単色画像を形成する画像形成ユニットを複数備え、少なくとも二つの画像形成ユニットが形成する画像を記録媒体上に重ね合わせることにより該記録媒体上に多色画像を形成する画像形成装置において、
    画像ずれ補正用パターンを前記転写手段上に形成するパターン形成ステップと、
    該画像ずれ補正用パターンの位置を検出するパターン位置検出ステップと、
    該検出結果に基づいて画像ずれを補正するステップとを各色それぞれについて実行する画像位置ずれ補正方法であって、
    前記パターン形成ステップの前段に、前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定する補正パターン用作像条件設定ステップをさらに有することを特徴とする画像位置ずれ補正方法。
  59. 前記パターン位置検出ステップの後段に、前記画像ずれ補正用パターンを検出できたか否かを判断する判断ステップをさらに有し、
    前記判断ステップにおいて前記補正用パターンを検出できたと判断するまで、前記補正用パターン作像条件設定ステップ、前記パターン形成ステップ及び前記パターン位置検出ステップを繰り返し行うことを特徴とする請求項58記載の画像位置ずれ補正方法。
  60. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記画像光の露光エネルギーを変化させて前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  61. 前記画像光の光量を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることを特徴とする請求項60記載の画像位置ずれ補正方法。
  62. 前記画像光の発光時間を変化させることにより、該画像光の露光エネルギーを変化させることを特徴とする請求項60又は61記載の画像位置ずれ補正方法。
  63. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記現像手段のバイアス電圧を変化させて前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  64. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記転写手段のバイアス電圧を変化させて前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  65. 前記潜像画像はトナーによって顕像化される像であり、
    前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記現像手段が前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量を変化させて前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  66. 前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量が所定量以下の場合に、顕像化に用いるトナーの量を変更することを特徴とする請求項65記載の画像位置ずれ補正方法。
  67. 前記潜像画像の顕像化に用いるトナー量を変更した場合には、前記静電潜像を形成する前に、前記トナーを攪拌することを特徴とする請求項65又は66記載の画像位置ずれ補正方法。
  68. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記像担持体に照射する前記画像光の走査線速度を変更して前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  69. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記像担持体の移動速度又は回転速度を変更して前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  70. 前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいて、前記画像光の露光エネルギー、前記現像手段のバイアス電圧、前記転写手段のバイアス電圧、前記現像手段が前記潜像画像の顕像化に用いるトナーの量、前記画像光が前記像担持体を走査する速度及び前記像担持体の移動又は回転の速度のうち少なくとも二つを変化させることにより、前記画像ずれ補正用パターンを形成する際の作像条件を設定することを特徴とする請求項58又は59記載の画像位置ずれ補正方法。
  71. 前記画像ずれ補正パターンを形成する際の作像条件を記憶する記憶手段をさらに有する前記画像形成装置において実行される画像位置ずれ補正方法であって、
    前記補正用作像条件設定ステップの前段に、前記記憶手段に記憶されている前記画像ずれ補正パターンを形成する際の作像条件を読み出すステップをさらに有し、
    前記補正用作像条件設定ステップにおいては、該読み出した作像条件に設定することを特徴とする請求項56から70のいずれか1項記載の画像位置ずれ補正方法。
  72. 各色について、前記補正パターン用作像条件設定ステップにおいては、前記画像ずれ補正用パターンを画像形成する際の作像条件を前記単色画像とは異なる作像条件に設定することを特徴とする請求項56から71のいずれか1項記載の画像位置ずれ補正方法。
JP2003202102A 2002-08-06 2003-07-25 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法 Pending JP2004126528A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003202102A JP2004126528A (ja) 2002-08-06 2003-07-25 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法
US10/633,711 US6853392B2 (en) 2002-08-06 2003-08-05 Image forming apparatus that adjusts image positional deviation without fail

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002229255 2002-08-06
JP2003202102A JP2004126528A (ja) 2002-08-06 2003-07-25 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004126528A true JP2004126528A (ja) 2004-04-22

Family

ID=32300872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003202102A Pending JP2004126528A (ja) 2002-08-06 2003-07-25 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6853392B2 (ja)
JP (1) JP2004126528A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047965A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008096662A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
JP2012042571A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Canon Inc 画像形成装置
JP2013061505A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Canon Inc 画像形成装置
JP2014026227A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法、並びに、画像形成方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
US11003131B2 (en) 2018-07-25 2021-05-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900448B1 (en) * 2000-07-31 2005-05-31 Hewlett-Packard Development Company L.P. Method and system for dynamic scanner calibration
US7162171B2 (en) * 2003-08-22 2007-01-09 Ricoh Company, Ltd. Method, system and software program for correcting positional color misalignment
JP4323939B2 (ja) * 2003-12-11 2009-09-02 キヤノン株式会社 画像形成装置及び画像形成方法
JP2005208071A (ja) * 2004-01-19 2005-08-04 Ricoh Co Ltd 光ビーム走査装置、画像形成装置、光ビーム走査方法、プログラム、および該プログラムを記録した記録媒体
US7403720B2 (en) * 2004-12-20 2008-07-22 Seiko Epson Corporation Image-forming apparatus having process cartridge and color shift estimation
JP4546846B2 (ja) * 2005-01-24 2010-09-22 株式会社リコー 画像形成装置
JP4630677B2 (ja) * 2005-01-25 2011-02-09 株式会社リコー 画像形成装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及び、複写機。
JP2008089734A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Konica Minolta Business Technologies Inc カラー画像形成装置
US8264704B2 (en) * 2007-08-29 2012-09-11 Xerox Corporation Method of automatically controlling print quality in digital printing
JP5821220B2 (ja) * 2010-03-18 2015-11-24 株式会社リコー 画像形成装置および点灯時間補正方法
JP5966772B2 (ja) 2012-08-28 2016-08-10 株式会社リコー 基板、光書込装置及び画像形成装置
JP2015222408A (ja) 2014-05-01 2015-12-10 株式会社リコー 画像形成装置、及び画像形成方法
JP6481439B2 (ja) 2015-03-18 2019-03-13 株式会社リコー 走査装置及び画像形成装置
JP2017009818A (ja) * 2015-06-23 2017-01-12 株式会社沖データ 画像形成装置
JP6536260B2 (ja) 2015-07-31 2019-07-03 株式会社リコー 光ビーム走査装置及び光ビーム走査方法
JP2018155854A (ja) 2017-03-16 2018-10-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP2019095675A (ja) 2017-11-24 2019-06-20 株式会社リコー 画像形成装置
JP7224904B2 (ja) * 2018-12-26 2023-02-20 キヤノン株式会社 画像形成装置で用いるカートリッジ
US11880155B2 (en) 2021-11-25 2024-01-23 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus, transfer device, and storage medium

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2642351B2 (ja) 1987-05-19 1997-08-20 株式会社リコー 画像形成装置
US5208796A (en) * 1991-01-03 1993-05-04 Xerox Corporation Method and apparatus for transverse image registration on photoreceptive belts
US5381167A (en) * 1991-10-24 1995-01-10 Konica Corporation Color image forming apparatus
JP3273810B2 (ja) * 1992-07-30 2002-04-15 キヤノン株式会社 画像形成装置
US5394223A (en) * 1992-08-17 1995-02-28 Xerox Corporation Apparatus for image registration
JP3401692B2 (ja) 1993-09-16 2003-04-28 コニカ株式会社 画像形成装置
JPH08166699A (ja) * 1994-12-13 1996-06-25 Fujitsu Ltd 多色静電記録装置
JP3079076B2 (ja) * 1997-03-19 2000-08-21 富士通株式会社 画像形成装置
JPH1158842A (ja) 1997-08-21 1999-03-02 Ricoh Co Ltd 重ね画像形成装置
JP3426485B2 (ja) * 1997-11-28 2003-07-14 富士通株式会社 印刷装置
JP3409727B2 (ja) * 1999-03-01 2003-05-26 松下電器産業株式会社 カラー画像形成装置
US6137517A (en) * 1999-04-14 2000-10-24 Xerox Corporation Image registration adjustment system and method for dynamically compensating for photoreceptor belt skew
JP3781941B2 (ja) * 2000-03-13 2006-06-07 大日本スクリーン製造株式会社 印刷装置
JP4281235B2 (ja) * 2000-09-27 2009-06-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006047965A (ja) * 2004-06-30 2006-02-16 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008096662A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム及び記憶媒体
JP2012042571A (ja) * 2010-08-16 2012-03-01 Canon Inc 画像形成装置
US8587627B2 (en) 2010-08-16 2013-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus configured to control a light amount of a light beam for forming a misalignment detection pattern
JP2013061505A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Canon Inc 画像形成装置
JP2014026227A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法、並びに、画像形成方法のプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
US11003131B2 (en) 2018-07-25 2021-05-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US6853392B2 (en) 2005-02-08
US20040095454A1 (en) 2004-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004126528A (ja) 画像形成装置並びにこれに用いるプロセスカートリッジ、感光体ユニット及び現像ユニット並びに画像位置ずれ補正方法
US7394999B2 (en) Image forming apparatus and image control method for controlling image density
JP2004287403A (ja) 画像形成装置、画像位置ずれ補正方法および記憶媒体
CN102063032B (zh) 图像形成设备和浓度特性校准方法
JPH1039555A (ja) 画像形成装置及び方法
JP2009262344A (ja) 画像形成装置、及び画像補正方法
US7826757B2 (en) Image forming apparatus
JP2013182099A (ja) 画像形成装置
JP2019035827A (ja) 画像形成装置
US6665502B2 (en) Image forming apparatus with electrostatic potential-based developer correction
JP4639099B2 (ja) 画像形成装置
JP2007057929A (ja) 画像形成装置及びそのトナー補給方法
JP6157243B2 (ja) 画像形成装置
JP2005062357A (ja) 画像形成装置および該装置の制御方法
JP2005003730A (ja) 画像形成装置
JP5732780B2 (ja) トナー補給制御システム及び画像形成装置
KR101324186B1 (ko) 화상형성장치 및 그 신호 동기화방법
JP2008281864A (ja) 画像形成装置
JPH09127757A (ja) 画像形成装置
JP2008268679A (ja) 画像形成装置
US20120002990A1 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP2008076422A (ja) 画像形成装置、制御方法およびプログラム
JP5923966B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置
JP2003330232A (ja) 画像制御方法
JP2007286461A (ja) 画像補正方法及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105