JP2642351B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2642351B2
JP2642351B2 JP62120270A JP12027087A JP2642351B2 JP 2642351 B2 JP2642351 B2 JP 2642351B2 JP 62120270 A JP62120270 A JP 62120270A JP 12027087 A JP12027087 A JP 12027087A JP 2642351 B2 JP2642351 B2 JP 2642351B2
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光雄 長谷部
秋生 勝俣
格 松田
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、画像形成装置に関し、特に複数の感光体を
有するカラー画像形成装置に関するものである。
(従来技術) 複数の感光体を用いてカラー画像を形成する画像形成
装置において、位置ずれの要因としては、各感光体取付
位置と周速、感光体に対する露光位置、転写ベルトの線
速等があり、各々を部品精度、組付精度で保証する構成
としていたが、部品コスト、組立コスト高となり、ま
た、各要因の経時変化、部品交換によるばらつきのため
に再調整が必要となる。
これを解決する方法として、各転写位置の前に設けた
センサにより転写紙を検知して、各色の書き込みタイミ
ングを得る方法(特開昭59−155870)も提案されている
が、この場合センサの取付位置のばらつき、各センサの
検知位置のばらつきがあるために、カラー画像の位置ず
れ限度(0.15mm程度)を保証するのは困難であつた。
また、転写ベルト上の各色の測定用パターンを検出し
て、そのピツチを測定して位置ずれを検出するものも本
件発明と同一出願人により既に出願されているが、転写
ベルトの汚れ、検知センサの汚れ、検知センサの感度の
ばらつき等により、測定パターンを確実に読み取ること
が出来ない場合がある。
(目的) 本発明は、この様な背景に基づいてなされたものであ
り、主走査方向の位置ずれが精確に補正できる画像形成
装置を提供することを目的とする。
(構成) そのため本発明は、 感光体と、該感光体表面を一様に帯電する帯電手段
と、記録情報に応じた画像光を感光体に投射する露光手
段と、感光体の静電潜像を現像する現像手段と、転写紙
に感光体の顕像を転写する転写手段と、前記感光体と転
写手段の間に転写紙を搬送せしめる、例えば転写ベルト
などの無端状搬送手段とを有する画像形成装置を対象と
するものである。
そして前記無端状搬送手段上に、主走査方向に延びる
直線からなる基準部と、該基準部と同じ無端状搬送手段
の搬送方向上で該搬送方向に対して斜めに延びる斜線を
形成するためのパターン用画像信号発生手段と、 そのパターン用画像信号発生手段により無端状搬送手
段上に形成された斜線、ならびに基準部の通過を検知す
る検知手段と、 前記基準部とずれのない斜線位置との間隔を基準値と
して予め記憶しておくメモリと、 前記検知手段からの信号に基いて測定された前記基準
部と斜線との間隔の測定値と、前記メモリに記憶されて
いる基準値に基いて、前記無端状搬送手段上に形成され
た斜線の主走査方向のずれ量を演算する、例えばCPUな
どの演算手段と、 その演算手段からの信号に基づいて主走査方向の書き
出しタイミングクロツクおよび書き込みクロツクの少な
くとも一方を補正する、例えばアドレス設定器などの補
正手段と、 を備えていることを特徴とするものである。
以下、本発明の構成及び作用を図に示す実施例に基づ
いて詳細に説明する。
まず、第1図は本発明が適用されるデジタルカラー画
像形成装置の概略図である。
第1図において画像記録装置の一例としてカラー複写
機を示す。複写機は、原稿読み取りのためのスキヤナー
部1と、スキヤナー部1よりデジタル信号として出力さ
れる画像信号を電気的に処理する画像処理部2と、画像
処理部2よりの各色の画像記録情報に基づいて画像を複
写紙上に形成するプリンタ部3とを有する。スキヤナー
部1は、原稿載置台4の上の原稿を走査照明するランプ
5、例えば蛍光灯を有する。蛍光灯5により照明された
ときの原稿からの反射光は、ミラー6,7,8により反射さ
れて結像レンズ9に入射される。結像レンズ9により、
画像光はダイクロイツクプリズム10に結像され、例えば
レツドR,グリーンG,ブルーBの3種類の波長の光に分光
され、各波長光ごとに受光器11、例えばレツド用CCD11
R,グリーン用CCD11G,ブルー用CCD11Bに入射される。各C
CD11R,11G,11Bは、入射した光をデジタル信号に変換し
て出力し、その出力は画像処理部2において必要な処理
を施して、各色の記録色情報、例えばブラツク(以下Bk
と略称),イエロー(Yと略称),マゼンタ(Mと略
称),シアン(Cと略称)の各色の記録形成用の信号に
変換される。
第1図にはBk,Y,M,Cの4色を形成する例を示すが、3
色だけでカラー画像を形成することもできる。その場合
は第1図の例に対し記録装置を1組減らすこともでき
る。
画像処理部2よりの信号は、プリンタ部3に入力さ
れ、それぞれの色のレーザ光出射装置12Bk,12C,12M,12Y
に送られる。
プリンタ部には、図の例では4組の記録装置13Y,13M,
13C,13Bkが並んで配置されている。各記録装置13はそれ
ぞれ同じ構成部材よりなつているので、説明を簡単化す
るためC用の記録装置について説明し、他の色について
は省略する。尚、各色用について、同じ部分には同じ符
号を付し、各色の構成の区別をつけるために、符号に各
色を示す添字を付す。
記録装置13Cはレーザ光出射装置12Cの外に感光体14
C、例えば感光体ドラムを有する。
感光体14Cには、帯電チヤージヤ15C,レーザ光出射装
置12Cによる露光位置、現像装置16C、転写チヤージヤ17
C等が公知の複写装置と同様に付設されている。
帯電チヤージヤ15Cにより一様に帯電された感光体14C
は、レーザ光出射装置12Cによる露光により、シアン光
像の潜像を形成し、現像装置16Cにより現像して顕像を
形成する。給紙コロ18により給紙部19、例えば2つの給
紙カセツトの何れかから供給される複写紙は、レジスト
ローラ20により先端を揃えられタイミングを合わせて転
写ベルト21に送られる。転写ベルト21により搬送される
複写紙は、それぞれ、顕像を形成された感光体14Bk,14
C,14M,14Yに順次送られ、転写チヤージヤ17の作用下で
顕像を転写される。転写された複写紙は、定着ローラ22
により定着され、排紙ローラ23により排紙される。
複写紙は、転写ベルト21に静電吸着されることによ
り、転写ベルトの速度で精度よく搬送されることが出来
る。
第2図は転写ベルト部の正面図である。転写ベルト21
はベルト駆動ローラ24と従動ローラ25とに支持され、A
方向に移動して転写紙を搬送する。また、クリーニング
ユニツト26によりベルトに付着しているトナーを除去す
る。感光体14に対してベルト移動方向下流側にパターン
像検知手段として反射型センサ27を設けている。
第3図は実施例に係るシステムブロツク図である。
システムコントローラ30は、スキヤナ1、画像処理部
2、プリンタ3の各モジユールを制御する。その制御内
容としては、操作パネル31の表示制御、及びキー入力処
理、操作パネル31にて設定されたモードに従って、スキ
ヤナ1、プリンタ3へのスタート信号、変倍率指定信号
の送出、画像処理部2への画像処理モード指定信号(色
変換、マスキング、トリミング、ミラーリング等)の送
出、各モジユールからの異常信号、動作状態ステイタス
信号(Wait,Ready,Busy,Stop等)による、システム全体
のコントロール等を行う。
スキヤナ1は、システムコントローラ30からのスター
ト信号により指定された変倍率に合つた走査速度で原稿
を走査し、原稿像をCCD等の読み取り素子で読み取り、
R,G,B各8bitの画像データとして、画像処理部2からの
S−LSYNC(水平同期信号)、S−STROBE(画像クロツ
ク)、及びFGATE(垂直同期信号)に同期して、画像処
理部2へ送る。
画像処理部2はスキヤナ1から送られたR,G,B各8bit
の画像データにγ補正、UCR(下色除去)、色補正等の
画像処理を施し、Y,M,C,Bk各3bitの画像データに変換
し、プリンタ3へ送る。またシステムコントローラ30か
らの指令により、変倍処理、マスキング、トリミング、
色変換、ミラーリング等の編集処理を行う。
また、Y,M,C,Bkの画像データをプリンタ3の感光体ド
ラム間隔分だけずらして出力するためのバツフアメモリ
を有している。
プリンタ3は、画像処理部2からP−LSYNC(水平同
期信号)、P−STROBE(画像クロツク)に同期して送ら
れたY,M,C,Bk各3bitの画像データに従つて、レーザー光
出射装置を変調し、電子写真プロセスにより、転写紙上
に複写画像を得る。
第4図に本発明の検知用パターンの一例を示す。各記
録装置で、転写紙領域外にパターン用画像信号発生手段
からの信号によつて顕像化されたパターン用画像は、各
々転写ベルト21に転写され、第4図に示す様に各々a
(mm)の間隔で位置する横線と、各々の色の横線からb
(mm)の位置にある斜線の2種類ある。
画像間隔a及びbは予めそれぞれの記録装置に対して
の露光タイミングを設定することにより、任意に選択可
能な数値である。
第1図に示すカラー複写機においては、画像処理部2
からの各色の画像データの送出は、それぞれの色の感光
体ドラムの間隔分だけずらせる必要がある。
第5図は、そのためのバツフアメモリの構成と、パタ
ーン用画像信号発生手段の構成を示すブロツク図であ
る。
第6図は第5図のブロツク図の動作を示すタイミング
チヤートである(〜で示す部分の波形のタイミング
チヤート)。
本実施例のカラー複写機においては、Bk,C,M,Yの順に
記録装置が配置されているので、Bkの画像データは画像
処理部2にて処理されたものがそのまま出力され、C,M,
Yの画像データはBkの画像データに対して、それぞれ
tDC,tDM,tDYだけ遅れて出力される。
第7図は画像データの遅延時間tDC,tDM,tDYの設定の
ための説明図である。
各感光体14に対する露光位置から転写位置までの長さ
をlI(mm)、感光体線速をv1(mm/sec)、感光体間距離
をl2(mm)、転写ベルト線速をv2(mm/sec)とすると、
露光から転写までの所要時間t1は各感光体とも同じ値と
なり t1=l1/v1(sec) 各感光体間を移動する時間をt2とすると、 t2=l2/v2(sec) 即ち、転写紙上で各色の画像を同一位置に形成するた
めには、 tDC=l2/v2(sec) tDM=2l2/v2(sec) tDY=3l2/v2(sec) となる。
第5図に示すように、C,M,Yの回路構成は同一である
ので、BkとCについて説明する。スキヤナ1に送られる
垂直同期信号FGATEの立ち上がりを立ち上がり検出回路4
0にて検出する。Bk,C,M,Yの各入力と、FGATEは同時に入
力されるから、立ち上がり検出回路40の出力はBkの画像
書き込み開始を表す信号である。立ち上がり検出回路40
の出力はBkのパターン信号発生手段41に入力されて、横
線パターンを出力する。すなわちBkの場合は、画像の先
端とパターン位置はベルト21の移動方向に対して同一と
なる(第4図)。
立ち上がり検出回路40の出力はORゲートを介してアド
レスカウンタ:C42aのリセツト端子に入力されており、
アドレスカウンタ:C42aをリセツトする。アドレスカウ
ンタ42aのカウント値に従つてCの入力画像データはバ
ツフアメモリ:C43aに格納される。
一方、アドレスカウンタ42aの出力は比較器:C44aによ
り、アドレス設定器:C45aの設定値と比較され、アドレ
スカウンタ42aの出力がアドレス設定器45aの設定値と一
致すると、比較器44aは一致信号を出力する。この一致
信号はバツフアメモリ43aのリセツト端子にORゲートを
介して入力されており、アドレスカウンタ42aの出力を
“0"にリセツトして再びバツフアメモリ43aを0番地を
アクセスする。バツフアメモリ43aは既に格納されてい
る画像データを読み出した後、同じ番地に新たに入力さ
れた画像データを書き込む。
ここで、アドレス設定器45aの設定値をBkとCのドラ
ム間隔(tDC)に設定しておけば、転写紙上でBkとCの
画像を位置合わせして作像することが出来る。比較器:C
44aの一致信号は遅延装置:C46aにも入力されて、遅延装
置46aをトリガし、比較器44aの一致信号から一定時間後
にパターン信号発生手段:C47aにより横線パターンを出
力する。
比較器:C44aの一致信号はCの画像先端と同時に出力
されるから、Cの検知用パターンは画像先端から遅延装
置:C46aによる遅延時間(tPC1)分だけ遅れて出力され
る。
ここで遅延装置:C46aの遅延時間をベルトがa(mm)
移動するのに要する時間に設定しておけば、第4図に示
すように画像先端からa(mm)遅れてCの検知用パター
ンを作成出来る。
MとYについても同様であり、 アドレス設定器:M45bの設定値=tDM アドレス設定器:Y45cの設定値=tDY 遅延装置:M46bの設定時間=tPM1=2a/v2 遅延装置:Y46cの設定時間=tPY1=3a/v2 とすれば、画像先端を各色で一致させることが出来、同
時に検知用パターンを第4図に示す様にa(mm)ピツチ
で出力することが出来る。
更に第5図の遅延装置:C46aは遅延時間(tpc2)分だ
け遅れてもう一度出力するようになつている。この信号
はもう一つのパターン信号発生手段:C47aから斜線パタ
ーンを出力する(第4図)。Bkの場合も立ち上がり検出
回路40の出力は直接パターン信号発生手段:Bk41aに入力
されると同時に遅延装置:Bk46dにも入力されて遅延時間
(tpBk)だけ遅れて出力される。
ここで遅延時間tpBk,tpc2をベルトがb(mm)移動す
る時間に設定しておけば第4図に示すように画像先端に
黒の横線が一致し、a(mm)の間隔でC,M,Yの横線が並
び、更に黒の横線からb(mm)の位置に黒の斜線パター
ンが作成出来る。以下、C,M,Yの斜線もBkの斜線からa
(mm)の間隔で並んで作成出来る。
各色の横線パターンと斜線パターンは全てb((mm)
の間隔で作成するので遅延装置の設定時間は以下のよう
にする。
tpBk=tpc2=tpm2=tpy2=b/V2 さてこの様に横線と斜線の2種類のパターンを第4図
に示すようにベルトの奥側(R)と手前側(F)に同時
に作成し、そのパターン間隔を2つの反射型フオトセン
サ27Fと27Rでそれぞれ測定すれば種々の画像位置ずれ量
を検出できる。
実際の複写機やプリンタでは工場出荷時に各種の位置
ずれ量は最少になるように調整されている。
しかし稼働時は温湿度の変化で機械各部が熱膨張し、
位置ずれ量が大きくなつたり部分的なむらが発生したり
する。
第14図(a)に代表的なレーザ書き込み系を示すが、
ポリゴンモータ70、fθレンズ71,72、ミラー73、同期
検出ユニツト74などの相対的位置精度は重要である。
尚、75はLDユニツト、76は第3シリンダレンズ、77は第
2シリンダレンズ、78は同期ミラーである。
光学系ユニツトが温度上昇し各ユニツトを支えている
ハウジングが膨張するとポリゴンミラーから結像面(感
光体面)までの光路長が長くなり、作像された像の倍率
は大きくなる〔第14図(b)〕。同期検知も本来の光学
路からずれるため書き出しタイミングが変化し横レジス
トの変動になる。
このように変動した状態でパターン間隔を測定した結
果を第13図に示す。
説明をわかり易くするためにBkのみのパターンを示し
てある。横線パターンからtpBk分遅れて斜線パターン
(45度の角度がわかり易い)が作られている。奥側
(R)のセンサが斜線パターンを検出するまでの時間
〔t″pBk(R)〕は位置ずれしていない場合の時間
〔t′pBk(R)〕より大きい。つまりこの場合はパタ
ーンが矢印の方向(外側)にずれていることがわかる。
同じように手前側(F)のセンサの出力t″pBk
(F)とt′pBk(F)の比較から手前側のパターンは
矢印の方向(やはり外側)にずれていることがわかる。
つまり第13図の状態は本来の位置より大きな倍率で作像
されている訳である。
ここで基準値t′pBk(F),t′pBk(R)は最適値に
調整された時の値をメモリしてある。
第8図は本発明によるパターン検出回路の一実施例で
ある。反射型センサ27のフオトトランジスタPhの出力電
流は抵抗R2により電圧に変換され〔第10図(a)に示す
部分の波形〕、コンデンサC2によりDC分がカツトされ
てAC分だけが取り出される〔第10図(b)に示す部分
の波形〕。この信号はボルテージフオロワAMP1を介して
反転増幅器AMP2の入力となり、適当な電圧レベルに増幅
される〔第10図(c)に示す部分の波形〕。AMP2の出
力はコンパレータCOMP1により抵抗R8とR9で決まるしき
い値電圧VTHと比較され、矩形波出力を得る〔第10図
(d)に示す部分の波形〕。この矩形波出力のピツチ
を測定すれば転写ベルト21に転写された検知パターンの
間隔を知ることが出来る。
第9図はパターン間隔測定回路の一実施例である。第
11図にタイミングチヤートを示す。
パターン間隔の測定を開始する前にCPU60からCLEAR信
号を出してカウンタCNT1〜CNT4をクリアしておく。検出
回路(R)と(F)の出力はそれぞれカウンタCNT1とCN
T2のクロツク端子に入力されており、CNT1,2の出力は第
11図に示す信号を出力する。
CNT1,2のA出力と、B出力を反転した信号のANDを取
ることにより、横線と斜線のパターン間隔を表す信号を
得ることが出来る。その信号をそれぞれCNT3,4のイネー
ブル入力に接続すればCNT3,4はイネーブル入力がHの間
の基準クロツクをカウントしてパターン間隔に比例した
2値データを出力する。
CNT3,CNT4のカウント動作が終了すると、CPU60のSEL0
出力により、データセレクタ61をコントロールして順次
CNT3,CNT4の2値データをCPU60に取り込む。
第12図に上記動作のフローチヤートを示す。
CPU60では取り込んだカウンタの出力値(t″pBk
(R)とt″pBk(F)に相当する〕を基準値〔t′pBk
(R)とt′pBk(F)〕との差を演算して、補正信号
を出力する。
第15図で主走査方向の位置ずれを補正する例を示す。
ポリゴンによつて走査されるレーザビームは同期検知セ
ンサーから同期信号を出力させる。この信号に同期した
画像クロツクに従つて、クロツク数n0の点でパターン発
生用のパルスが出力され、横線及び斜線のパターンを記
録する。以下、図示したように画像記録開始パルスで画
像記録を開始し、再度パターン発生用パルスで反対側に
パターンを記録する。このパターンを現像し、転写ベル
トに転写し、第4図に示した2つのセンサー27(R),2
7(F)で検出し、第13図のようにパターン間隔を演算
すれば、書き出し側パターンの位置(B)のずれと倍率
Mがわかる。
(B)の位置と倍率Mを正規の値にするには、以下の
ように補正する。
正規の倍率M0に対して、測定されるMは第13図を使う
と、 M=M0+t″pBk(R)−t′pBk(R)〕 +〔t′pBk(F)−t″pBk(F)〕 となる。
M0の値は調整時の値を基準値としてメモリしておけば
Mは簡単に算出できる。MがM0と異なるということは、
レーザ光学系の倍率が温度上昇で変動していることであ
り、この状態で倍率を合わせるには画像クロツクu
0(t)を u(t)=(M0/M)×u0(t) とすれば良い。
パターン位置(B)の補正は同期検知パルスからのク
ロツク数n0を n=〔u0(t)/u(t)〕×n0 とすれば良い。
第9図のCPUから、画像クロツクと、同期検知からパ
ターン発生パルスまでのクロツク数の2つを補正する信
号が出力され、レーザ光学系駆動回路にて補正がなされ
る。
(効果) 本発明は前述のように、検知手段からの信号に基づい
て測定された測定値と基準値との比較により、斜線の主
走査方向のずれ量を演算し、その演算結果に基づいて主
走査方向の書き出しタイミングクロツクおよび書き込み
クロツクの少なくとも一方を補正するように構成されて
いる。
そのため主走査方向の位置ずれが正確に検出でき、し
かもその位置ずれの補正が主走査方向の書き出しタイミ
ングクロツクや書き込みクロツクによってなされるか
ら、きめ細かな補正ができ、そのために高い画像品質が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装
置の概略図、第2図は転写ベルト部の正面図、第3図は
本発明の一実施例に係るシステムブロツク図、第4図は
同、検知用パターンの一例を示す図、第5図は同、画像
データの送出制御ブロツク図、第6図はその各部のタイ
ミングチヤート、第7図は画像データの遅延時間設定の
ための説明図、第8図は、本発明に係るパターン検出回
路の一実施例を示す図、第9図は同、パターン間隔測定
回路の一実施例を示す図、第10図(a),(b),
(c),(d)は第8図各部の波形図、第11図は第9図
におけるタイミングチヤート、第12図はパターン間隔測
定回路のフローチヤート、第13図はパターン測定結果を
説明するための図、第14図(a)はレーザー書込系の斜
視図、同図(b)は同、温度による位置及び同期検知の
ずれを説明するための図、第15図は主走査方向の位置ず
れ補正を説明するための図である。 12BK,12C,12M,12Y……レーザ光出射装置、13BK,13C,13
M,13Y……記録装置、14BK,14C,14M,14Y……感光体、15B
K,15C,15M,15Y……帯電チャージャ、16BK,16C,16M,16Y
……現像装置、17BK,17C,17M,17Y……転写チャージャ、
21……転写ベルト、27R,27F……反射型センサ、28BK,28
C,28M,28Y,29BK,29C,29M,29Y……測定用パターン画像、
45a,45b,45c……アドレス設定器、CNT1,CNT2,CNT3,CNT
4,……カウンタ、60……CPU。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米永 晃太郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−271275(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光体と、該感光体表面を一様に帯電する
    帯電手段と、記録情報に応じた画像光を感光体に投射す
    る露光手段と、感光体の静電潜像を現像する現像手段
    と、転写紙に感光体の顕像を転写する転写手段と、前記
    感光体と転写手段の間に転写紙を搬送せしめる無端状搬
    送手段とを有する画像形成装置において、 前記無端状搬送手段上に、主走査方向に延びる直線から
    なる基準部と、該基準部と同じ無端状搬送手段の搬送方
    向上で該搬送方向に対して斜めに延びる斜線を形成する
    ためのパターン用画像信号発生手段と、 そのパターン用画像信号発生手段により無端状搬送手段
    上に形成された斜線、ならびに基準部の通過を検知する
    検知手段と、 前記基準部とずれのない斜線位置との間隔を基準値とし
    て予め記憶しておくメモリと、 前記検知手段からの信号に基づいて測定された前記基準
    部と斜線との間隔の測定値と、前記メモリに記憶されて
    いる基準値に基づいて、前記無端状搬送手段上に形成さ
    れた斜線の主走査方向のずれ量を演算する演算手段と、 その演算手段からの信号に基づいて主走査方向の書き出
    しタイミングクロツクおよび書き込みクロツクの少なく
    とも一方を補正する補正手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP62120270A 1987-05-19 1987-05-19 画像形成装置 Expired - Lifetime JP2642351B2 (ja)

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