JP2921856B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2921856B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複数色に対応する複数の現像、転写ユニツト
を転写ベルトに沿つて連続的に配設し、前記転写ベルト
によつて各転写位置へ転写紙を搬送して順次カラー画像
を形成するカラー画像形成装置に関する。
[従来の技術] カラー画像形成装置には種々の画像形成方式がある
が、その1つに、複数の異なる色に対応する感光体を一
定間隔にかつ同一平面上に配設し、その各転写位置に転
写紙を順次搬送して各色のトナーを順次転写することに
よりカラー画像の記録を行うものがある。
このような構成のカラー画像形成装置で問題となるこ
とは、各感光体の転写タイミングに合わせて転写紙を応
答する感光体の転写位置に搬送し、各色が正確に重ね合
わさるようにすることである。このタイミングがずれる
と色ずれを生じ、画像品位を著しく落すことになる。
この色ずれの原因は主として、各感光体の取付位置及
び周速のずれ、各感光体に対する露光位置のずれ、転写
ベルトの線速のずれなどがあげられる。さらには、温度
変化による装置各部の膨張、収縮による位置ずれなとが
ある。特に、レーザを用いれ書き込みを行うデジタルカ
ラー画像形成装置の場合、温度変化による装置各部の膨
張、収縮に伴つて光路が変化し、感光体に対る露光位置
が変動する。
これを防止するために、従来とられた方法は、一定期
間毎に或いは複写動作毎に位置ずれ補正処理を行うこと
であつた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のカラー画像形成装置にあつて
は、今回補正から次回補正までに大きな温度変化があつ
た場合には、画像上の位置ずれを所定範囲内に抑えるこ
とが困難であつた。
また、装置の温度が安定していて位置ずれの変動が小
さい場合でも、位置ずれ補正処理を行うに際し、コピー
ススピードを低下させる操作などを必要とし、操作性の
低下を招いていた。
本発明は、上記従来技術の実情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成により転写紙搬送方向の色ずれを低減で
きるようにしたカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明は、写材を搬送する
無端状搬送手段と、この無端状搬送手段の移動方向に沿
って所定間隔に配置され、前記転写材に異なる色の画像
を順次記録する複数の画像記録手段とを有するカラー画
像形成装置において、装置内部の温度を検知する温度検
出手段と、この温度検出手段によって検出された温度が
所定温度上昇する毎に前記複数の画像形成手段によって
前記無端状搬送手段に各色に対応した検知用パターンを
形成させる制御手段と、この検出用パターンを検出する
検出するパターン検出手段と、このパターン検出手段に
よる検出結果に基づいて各色の位置ずれ量を演算し、各
色のずれ量を補正する補正処理手段とを備えていること
を特徴とする。
〔作用〕
上記手段によれば、装置内の温度が上昇し、所定温度
上昇する毎に制御手段から検知用パターン画像を形成す
るための指令が出され、無端状搬送手段上に各色に対応
する検知用パターン画像が形成される。パターン検出手
段は、このパターン画像を検出し、その検出結果に基づ
いて各色の位置ずれ量を演算し、そのずれ量を補正する
ように補正信号を生成し、補正処理手段は、この捕設信
号にしたがって例えば書込信号の書き出しタイミングを
変えて各色の画像の位置合わせを行って色ずれを補正す
る。
[実施例] 以下、本発明によるカラー画像形成装置を図面に基づ
いて詳細に説明する。
第1図は本発明の概略構成を示すブロツク図、第2図
は本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装置の構
成を示す模式的正面図、第3図は第2図のカラー画像形
成装置の転写ベルト部を示す正面図である。
第2図においては、カラー画像形成装置としてのカラ
ー複写機を示しており、このカラー複写機は画像読み取
りのためのスキヤナ部1、スキヤナ部1よりデジタル信
号として出力される画像信号を電気的に処理する画像処
理部2、画像処理部2よりの各色の画像記録情報に基づ
いて画像を転写紙上に形成するプリンタ部3から成つて
いる。
スキヤナ部1は、原稿載置台4の上の原稿を走査照明
するランプ5(例えば、蛍光灯)を有する。ランプ5に
より照明された際の原稿からの反射光は、ミラー6,7,8
により反射し、結像レンズ9に入射する。結像レンズ9
は、画像光をダイクロイツクプリズム10上に結像させ
る。ダイクロイツクプリズム10は、入射した画像光を例
えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の3種類の波長の
光に分光し、各々を赤用CCD(電荷結合素子)11R、緑用
CCD11G及び青用CCD11Bに入射させる。これらCCD11R,11
G,11Bは、入射した光をデジタル信号に変換して出力
し、その出力は画像処理部2で必要な処理が施され、各
色の記録色情報、例えば黒(以下、BKという)、イエロ
ー(以下、Yという)、マゼンタ(以下、Mという)、
シアン(以下、Cという)の各色の記録形成用の信号に
変換される。
なお、第2図においては、BK,Y,M,Cの4色を用いてカ
ラー画像を形成するものとしたが、BKを省いた3色で形
成することも可能である。
画像処理部2の出力信号は、プリンタ部3に印加さ
れ、夫々の色情報を持つレーザ光12BK、12C,12M,12Yを
出射する書込ユニツト12に送出される。プリンタ部3に
は4個の記録装置(代表的には参照符号13で示す)13B
K,13C,13M,13Yが一定間隔に同一平面上に設置されてい
る。各記録装置13は、いずれも同一構成にされている。
次に、記録装置13の詳細構成を、シアンに対するもの
(記録装置13C)を例に説明する。
記録装置13Cは、感光体ドラム14C、感光体ドラム14C
の表面を露光の前に帯電させる帯電チヤージヤ15C、帯
電された感光体面に潜像を形成するための露光を行うシ
アン用レーザ光12C、感光体面の潜像にトナーによる現
像を行う現像装置16C、感光体面上のトナー像を転写紙
に転写させる転写チヤージヤ17Cなどを備えた電子写真
方式の構成にされている。
その画像形成方式を説明すると、まず、帯電チヤージ
ヤ15Cによつて一様に帯電された感光体ドラム14Cに対
し、シアン用レーザ光12Cによつて画像情報に応じた変
調光が照射し、露光を行う、感光体ドラム14C上に形成
されたシアン光像の潜像に対し、現像装置16Cによつて
現像し、顕像を形成する。この現像によるトナー像が転
写位置に到達するのにタイミングを合わせて、転写用紙
が給紙部19から給紙コロ18により送り出される。
例えば、2つの給紙カセツトの何れかから供給される
転写用紙は、レジストローラ20によつて先端が揃えら
れ、タイミングを合わせて転写ベルト21に送られる。転
写ベルト21により搬送される転写用紙は、夫々顕像の形
成された感光体ドラム14BK,14C,14M,14Yに順次送られ、
転写チヤージヤ17BK,17C,17M,17Yの作用下で顕像が転写
される。転写された転写紙は、定着ローラ22によつて定
着され、ついで排紙ローラ23によつて排紙される。
転写用紙の搬送は、転写ベルト21で運ばれるのである
が、転写ベルト21に静電力によつて吸着された状態で搬
送されるので、転写用紙と転写ベルト21にずれを生じる
ことはない。したがつて、転写用紙は転写ベルト21の速
度で精度よく搬送されることになる。
転写ベルト部は第3図に示すように、ベルト駆動ロー
ラ24と従動ローラ25とで転写ベルト21の両端部が支持さ
れ、転写ベルト21がA方向へ移動することにより、転写
用紙は一体的に搬送される。また、転写の際に転写ベル
ト21上に付着したトナーは、クリーニングユニツト26に
よつて除去される。なお、符号27はパターン像検知用の
反射型センサであり、感光体ドラム14に対しベルト移動
方向下流側に位置した部位に設置されている。第1図に
示す実施例の構成について説明する。
画像形成のための各種の制御を統括制御するシステム
コントローラ40には、原稿の画像を読み取るためのスキ
ヤナ部1、読み取つた画像情報を処理する画像処理部
2、画像処理部2で処理された画像情報を転写用紙に記
録するプリンタ部3、及びコピー条件などを設定すると
共に設定内容などを表示するための操作パネル41の各々
が接続されている。
ここで、システムコントローラ40は、操作パネル41の
表示制御、キー入力処理、スキヤナ部1やプリンタ部3
の移動制御、変倍率指定に応じた信号送出、画像処理部
2への画像処理モード指定信号(色変換,マスキング,
トリミング,ミラーリングなど)の送出、各モジユール
からの異常信号、動作状態ステイタス信号(待機,読み
取り,レデイ,ビジー、ストツプなど)によるシステム
全体のコントロールを司る。
スキヤナ部1は、システムコントローラ40からのスタ
ート信号によつて指定された変倍率に合つた走査速度で
原稿を走査し、その原稿像をCCDなどの読取素子で読み
取つて、8ビツトのR,G,B画像データとして出力する。
この出力に際しては、画像処理部2より出される水平同
期信号(S−Lync)、画像クロツク(S−Stobe)、及
び垂直同期信号(FGATE)の各々に同期して画像処理部
2へ送出される。
画像処理部2は、スキヤナ部1から送られたR,G,B画
像データに対し、γ補正,UCR,色補正などの画像処理を
施し、更にBK,C,M,Yの各3ビツトの画像データに変換し
たのちプリンタ部3へ送出する。また、画像処理部2、
システムコントローラ40からの指令によつて変培処理,
マスキング,トリミング,色変換,ミラーリングなどの
変数処理を実行する。更に、画像処理部2は、BK,C,M,Y
の画像データをプリンタ部3の感光体ドラムの間隔分だ
けずらして出力するためのバツフアメモリを有してい
る。
プリンタ部3は、水平同期信号(P−Lsync)、画像
クロツク(P−Strobe)に同期して画像処理部2から送
出されたBK,C,M,Yの各3ビツトの画像データに従つてレ
ーザ光を変調し、その変調光を感光体ドラム14の表面に
露光し、電子写真プロセスによつて転写紙上に複写画像
を形成する。
第4図は転写ベルト21上に形成される検知用パターン
の一例を示す平面図である。このパターンを検知するこ
とにより、各画像の転写位置ずれ量を知ることができ
る。
検知用のパターン画像28BK,28C,28M,28Yは、後記する
パターン用画像発生回路によつて感光体ドラム14BK,14
C,14M,14Yの転写紙転写領域外に顕像化され、これが各
々転写ベルト21に転写される。パターン画像28BK,28C,2
8M,28Yは、第4図に示すように、その隣接間の間隔がa
(mm)に設定され、転写ベルト21の移動に応じて反射型
センサ27に到達し、順次検知される。なお、間隔aは、
予め記録装置14の夫々に対する露光タイミングを設定す
ることにより、任意に選択可能である。
第5図は画像データ遅延出力回路及びパターン用画像
発生回路の詳細を示す回路図であり、第6図は第5図の
回路の各部の動作を示すタイミングチヤート(〜は
第5図中の動作点に対応する)である。
第5図の回路は、黒BK,シアンC,マゼンタM,イエロー
Y用の4ブロツクから成るが、各々は同一の回路構成で
あるので重複する説明を省略し、黒BKブロツクとシアン
Cブロツクについてのみ説明する。
スキヤナ部1から送出される垂直同期信号(FGATE)
の立ち上がりが、立ち上がり検出回路51によつて検出さ
れる。同時に、BK,C,M,Yの画像情報は、オア回路52,バ
ツフアメモリ53,54,55に入力される。各画像情報と垂直
同期信号(FGATE)は同時に入力されるので、立ち上が
り検出回路51の出力は、画像書き込み開始信号となる。
この画像書き込み開始信号は、オア回路56及びパターン
信号発生回路57の夫々に入力される。さらにオア回路56
は、アドレスカウンタ58を介してバツフアメモリ53に接
続されている。
パターン信号発生回路57では、立ち上がり検出回路51
の出力に同期してBKパターンデータを発生する。オア回
路52は、BKパターンデータとBK画像データとの論理和を
出力する。このように、BKの場合、画像の先端とパター
ン位置はベルトの移動方向に対して同一になる。
画像書き込み開始信号は、オア回路56を介してアドレ
スカウンタ58に印加され、アドレスカウンタ58の各々を
リセツトする。また、アドレスカウンタ58は、オア回路
56より与えられる信号をカウントし、そのカウント値に
従つてC画像データをバツフアメモリ53に格納する。ア
ドレスカウンタ58には比較器59が接続され、比較器59に
はアドレス設定器60が接続されている。
比較器59は、アドレスカウンタ58の出力信号とアドレ
ス設定器60の設定値とを比較し、両者が一致するときに
一致信号を出力する。この一致信号は、オア回路52を介
してバツフアメモリ53のリセツト端子に入力されてお
り、アドレスカウンタ58の出力を“0"にリセツトし、再
びバツフアメモリ53の0番地をアクセスする。バツフア
メモリ53は、すでに格納されている画像データを読み出
したのち、同一番地に新たに入力された画像データを書
き込む。ここで、アドレス設定器60の設定値をBKとCの
感光体ドラム14の間隔(tDC)に設定しておくことによ
り、転写紙上でBKとCの画像を位置合わせして作像する
ことができる。
比較器59には遅延装置61が接続されており、この遅延
装置61にパターン信号発生回路62が接続されている。ま
た、バツフアメモリ53及びパターン信号発生回路62の出
力端子には、2入力のオア回路63が接続され、その出力
端子からC画像データが出力される。
比較器59の一致信号によつて遅延装置61はトリガさ
れ、そのトリガ時点から一定時間後に出力信号を発生
し、この信号がパターン信号発生回路62に印加される。
パターン信号発生回路62は、検知用パターンを発生し、
これがオア回路63を介して出力される。比較器59の一致
信号は、Cの画像先端と同時に出力されるので、Cの検
知用パターンは画像先端から遅延装置61による遅延時間
(tPC)分だけ遅れて出力される。ここで、遅延時間を
転写ベルト21がa(mm)移動するのに要する時間に設定
しておけば、第4図に示すように画像先端からa(mm)
遅れてCの検知用パターンを作成することができる。
ここで画像データの遅延時間の設定を第7図を参照し
て説明する。
各感光体ドラム14に対する露光位置から転写位置まで
の長さをl1(mm)、感光体線速をv1(mm/秒)、感光体
間距離をl2(mm)、転写ベルト線速をv2(mm/秒)とす
ると、露光から転写までの所要時間t1は各感光体共に同
じ値となり、 t1=l1/v1(秒) 各感光体間を移動する時間をt2とすると、次のようにな
る。
t2=l2/v2(秒) すなわち、転写紙上で各色の画像を同一位置に形成す
るためには、 tDC=l2/v2(秒) tDM=2l2/v2(秒) tDY=3l2/v2(秒) となる。
そして、シアンCの場合と同様に、マゼンタM及びイ
エローYについてもアドレス設定器及び遅延装置の遅延
時間は次のように設定することができる。
アドレス設定器:Mの設定器=tDM 〃 :Y 〃 =tDY 遅 延 装 置:Mの設定時間=tPM =2a/v2 〃 :Y 〃 =tPY =3a/v2 とすれば、画像先端を各色で一致させることができ、同
時に検知用パターンを第4図に示すようにa(mm)ピツ
チで出力することができる。
ここで、感光体ドラム14の各々のばらつき、感光体ド
ラム14に対する露光位置のばらつき、感光体ドラム12及
び転写ベルト21の線速のばらつきなどにより、BK,C,M,Y
の各画像位置が転写紙上でずれた場合、これに応じて検
知用パターンもずれるので、この検知用パターンの間隔
を測定することにより、画像の位置ずれ量の検出が可能
になる。次に、検知用パターンを検出するための回路に
ついて説明する。
第8図はパターン検出回路の一例を示す回路図であ
る。
反射型センサ27は、発光ダイオード(以下、LEDとい
う)と、このLEDよりの光が転写ベルト21に照射された
際の反射光を受光するフオトトランジスタ(以下、Phと
いう)によつて構成される。LEDには抵抗R1及び可変抵
抗VR1の直列回路が挿入され、Phには抵抗R2が挿入され
ている。可変抵抗VR1を可変することによつて発光量が
調整できる。Phは受光量に応じた出力電流を出力し、そ
の電流値に応じた電圧が抵抗R2に生じる。
反射型センサ27には、コンデンサC1,C2及び抵抗R3よ
り成るフイルタ回路81が接続され、直流分をカツトした
交流分のみが取り出されるように構成されている。フィ
ルタ回路81には、高入力インピーダンスを特長とするボ
ルテージフオロワ82が接続され、その出力信号を増幅す
るために増幅器83が設けられている。
増幅器83は、オペンアンプOP1、入力抵抗R4,R5、帰還
用抵抗R6,VR2を用いた反転増幅機能を有する回路構成が
とられ、ボルテージフオロワ82の出力信号を所定のレベ
ルに増幅する。増幅器83には比較器84が接続され、この
比較器84はオペアンプOP2、入力抵抗R7,しきい値電圧設
定用抵抗R8,R9、負荷抵抗R10より構成されている。
第10図(a)〜(d)は第8図のパターン検出回路に
おける〜各点の動作波形図を示している。
第4図に示したパターン28BK,28C,28M,28Yは、反射型
センサ27によつて第10図(a)に示すように検出され
る。この検出信号は、或るレベルの直流電圧に上乗せさ
れた状態にあり、しかも交流分よりも直流分のレベルの
方が高い状態にある。そこで、フイルタ回路81によつて
第10図(b)に示すように、直流分をカツトして交流分
のみを取り出す。この信号を増幅器83によつて、第10図
(c)のように必要なレベルにまで増幅する。この増幅
器83による増幅信号は、比較器84によつてしきい値電圧
(スレツシヨルド電圧VTH)と比較し、第10図(d)に
示す矩形波電圧を出力する。この場合のスレツシヨルド
電圧VTRは次式で与えられる。
VTH=R9/(R8+R9)×5(V) この矩形波電圧のピツチを測定することにより、転写
ベルト21に転写された検知パターンの間隔を知ることが
できる。
第9図はパターン間隔測定回路の一例を示す回路図で
あり、第11図は第10図の回路の各部の動作波形図であ
る。
システムコントローラ40の中核を成すCPU91には、デ
ータセレクタ92が接続され、このデータセレクタ92の3
つの入力の各々にカウンタ93,94,95が接続されている。
また、カウンタ93,94,95の各イネーブル(EN)端子に
は、アンド回路(AND)96、イクスクルーシブ・オア回
路(EOR)97、オア回路98の各出力端子が接続されてい
る。アンド回路96、イクスクルーシブ・オア回路97及び
オア回路98の各入力端子は並設接続された状態でカウン
タ100の出力端子A,Bに接続されている。但し、アンド回
路96の一方の入力端子とカウンタ100の出力端子B間に
は、インバータ99が挿入されている。カウンタ100は、
クロツク端子CK及びクリア端子CLRを備え、クロツク端
子には検出回路の出力信号が印加され、クリア端子には
CPU91のクリア信号が印加されている。
次に、第9図における回路の動作を第12図のフローチ
ヤートを参照して説明する。
パターン間隔の測定を開始する前に、CPU91からクリ
ア信号を8ステツプ101出力し、カウンタ93,94,95,100
の各々をクリアする。第8図に示した検出回路の出力
は、カウンタ100のクロツク端子CKに入力されており、
その出力A,Bからは第11図に示す出力信号CNT1−A,CNT1
−Bが出力される。出力信号CNT1−Aと、CNT1−Bをイ
ンバータ99で反転した信号との論理積がアンド回路96で
とられ、BKとCのパターン間隔を表わす信号を生成す
る。また、カウンタ100の2つの出力の排他的論理和が
イクスクルーシブ・オア回路97によつてとられ、BKとM
のパターン間隔を表わす信号を得る。同様にカウンタ10
0の2つの出力の論理和がオア回路98によつてとられ、B
KとYのパターン間隔を表わす信号を得る。
BKとC、BKとM、及びBKとYの各パターン間隔を表わ
す信号は、カウンタ93,94,95の各イネーブル(EN)端子
に印加されており、カウンタ93〜95はEN端子入力が“H"
レベルの間の基準クロツクをカウントして、各々のパタ
ーン間隔に比例した2値データを出力する。カウンタ93
〜95のカウント動作が終了すると、CPU91より出力され
るセレクト信号(SEL0,SEL1)によりデータセレクタ92
が制御され、カウンタ93〜95より出力される2値データ
がCPU91に取り込まれる。
このとき、CPU91はチエツクタイミングを判定し、
(ステツプ102)、ついでSEL0,SEL1を一旦“L"レベルに
し(ステツプ103)、カウンタ93より出力される2値デ
ータを読み込む(ステツプ104)。次にSEL0を“H"レベ
ル、SEL1を“L"レベルにして(105)、カウンタ94より
出力される2値データを読み込む(ステツプ106)。さ
らに、SEL0を“L"レベル、SEL1を“H"レベルにして、カ
ウンタ95より出力される2値データを読み込む(ステツ
プ108)。
CPU91は、取り込んだカウンタ93〜95の出力データを
基準値と比較し、基準値と測定値との差を演算して、そ
の差を補正するための補正信号C“HC",M“HM",Y“HY"
を第5図に示したアドレス設定器60に印加させ、BKに対
する画像の書き出しタイミングを変えて各色の画像の位
置合わせを行う。
いま、基準クロツクの周波数をF(Hz)とすると、BK
を基準としてC,M,Yのパターン間隔LC,LM,LYは次のよう
になる。
LC=KC/F×2(mm) LM=KM/F×2(mm) LY=KY/F×2(mm) (但し、KC,KM,MYは測定されたクロツク数である) したがつて、各パターン間隔の設定値とのずれDC,DM,
DYは次のようになる。
DC=LC−a(mm) DM=LM−2a(mm) DY=LY−3a(mm) 補正信号HC,HM,HYはDC,DM,DYに転写ベルト21でのずれ
量をメモリアドレスに換算するための係数を掛けて、次
のように示される。
HC=C×DC HM=C×DM HY=C×DY 本発明においては、各色の画像先端を基準として検知
用パターンをa(mm)の間隔でBK,C,M,Yの順に作成する
ものとしている。このa(mm)は、転写ベルト21の速度
が設計値に一致するときにその値になることを意味し、
部品のばらつきなどによつて転写ベルト21の速度が設計
値よりずれた場合、そのパターン間隔a1(mm)は次式で
表わされる。
a1=V20/V2×a (但し、V20は転写ベルト21の実際の値、V2は設計値) しかし、センサ27で検知する時間tは、 t=a1/V20=a/V2 となり、実際のベルト速度とは無関係に正確にパターン
間隔を測定することができる。
次に、温度に起因する位置ずれ発生のメカニズムにつ
いて説明する。
第13図は第2図に示した書込ユニツト12の詳細構成を
示す正面図である。
図中、31は筐体、12BK,12C,12M,12Yの夫々は各色のレ
ーザビーム、34は感光体ドラム14の長さ方向にレーザビ
ーム12の走査を行うためのポリコンミラー、35BK,35C,3
5M,35Yはポリゴンミラー34の出射光の焦点合わせ補正を
行うためのfθレンズ、36はポリゴンミラー34の出射光
を4つの感光体ドラム14の各露光点に送り込ためのミラ
ーである。また、37は温度検知素子である。ポリゴンミ
ラー34の反射面は2段にされ、上段がCとMに用いら
れ、下段がBKとYに用いられている。
このように構成にあつて、雰囲気温度が上昇すると、
樹脂またはアルミニウム合金による筐体31は伸縮し、こ
の結果、感光体ドラム14上のビーム照射位置が変化す
る。ビーム照射位置が変化すると、その照射位置から転
写点までの距離が変わることにより、転写点間隔が同一
である場合、各ユニツトの各画像が転写紙搬送方向にず
れが生じる。また、転写点間隔も、温度変化により当然
に変わつてくるが、ビーム照射位置の変化と転写点間隔
の変化とが不一致のため、色ずれを生じることになる。
第14図はプリンタ部3の制御部の詳細を示すブロツク
図である。
この制御部は、第1図のシステムコントローラ40に対
しスレーブとして位置づけられ、CPU,ROM,RAM,入出力イ
ンターフエース回路などを備えたメイン制御部70を主体
に構成されている。そして、第5図のパターン信号発生
手段62に対し、パターン発生許可信号を送出する機能も
有している。
メイン制御部70の入力側には、転写紙の機外への排出
を検知する排紙センサ71、カセツト内の転写紙の有無を
検知するペーパーエンドセンサ72、レジストローラへの
給紙を制御するためのレジストセンサ73、カセツトのサ
イズを検知するためのカセツトサイズセンサ74、各色の
トナーの濃度を検出するトナーセンサ75a〜75d、定着ヒ
ータの温度を検出するサーミスタ76、書込ユニツト12の
温度を検出するためのサーミスタ77の各々が接続されて
いる。
また、出力側には、感光対ドラム14を帯電するための
高圧電圧電源78、トナー像を転写用紙に転写させる転写
高圧電源79、転写ベルト21の帯電を除去するためのベル
ト除電用高圧電源101、現像バイアス高圧電源111、補給
バイアス高圧電源112、定着器のヒータ113及び114に対
する通電を制御するヒータ制御部115、現像装置にトナ
ーを補給するためのトナー補給クラツチ116、給紙モー
タ117及びレジストモータ118を駆動するパルスモータド
ライバ119、各種モータ(感光対ドラム14用モータ121、
転写ベルト21用モータ121、現像ローラ用モータ122、定
着ローラ用モータ123)の回転駆動源となるモータドラ
イバ124、各色用のレーザビームを発生させるためのレ
ーザドライバ125、ポリゴンミラー34の回転駆動源であ
るモータ127を駆動するポリゴンモータドライバ126、画
像処理部2からの画像データを受けてレーザドライバ12
5及びポリゴンモータドライバ126を制御するビデオ制御
部128の各々が接続されている。
第15図は書込ユニツト12の温度検出に基づいて画像の
位置ずれ検出を行う処理を示すフローチヤートである。
電源がオンにされると、パワーオンフラグが立つてい
るか否かが判定(ステツプ151)され、パワーオンフラ
グが“1"であれば“0"にし(ステツプ152)、書込ユニ
ツト12の温度を検出しているサーミスタ77の検出信号を
取り込む(ステツプ153)。そして、その温度値を基準
値として用いるために、温度メモリTMEMに書き込む(ス
テツプ154)。一方、ステツプ151でパワーオンフラグ
“0"が判定された場合、直ちにサーミスタ77の検出信号
を取り込み(ステツプ155)、検出温度がメモリされて
いるTMEMよりαの上昇が有つたか否かが判定される(ス
テツプ156)。上昇が見られなければ処理を終了し、上
昇が有つた場合にはパターン発生許可信号を送出し(ス
テツプ157)、さらにステツプ155における検出温度を温
度メモリTMEMに格納し、メモリ内容を更新する。
以上のように、書込ユニヌト12の温度がαだけ上昇す
る毎に位置ずれ検知の動作を行い、各色の書き込みタイ
ミングを補正する。このように、書込ユニツト12の温度
変化に関連させて各色の位置ずれ補正を行うことによ
り、常に各色の位置ずれを許容範囲内に抑えることがで
きる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、前述のように構成され
ているので、温度変化に起因する各色のずれを無くすこ
とができる。しかも、この補正は温度上昇に応じて必要
時にのみ行われるので、コピースピードの低下などを招
くこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略構成を示すブロツク図、第2図は
本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装置の構成
を示す模式的正面図、第3図は第2図のカラー画像形成
装置の転写ベルト部を示す正面図、第4図は転写ベルト
21上に形成される検知用パターンの一例を示す平面図、
第5図は画像データ遅延出力回路及びパターン用画像発
生回路の詳細を示す回路図であり、第6図は第5図の回
路の各部の動作を示すタイミングチヤート、第7図は画
像データの遅延時間の設定を説明する説明図、第8図は
パターン検出回路の一例を示す回路図、第9図はパター
ン間隔測定回路の一例を示す回路図、第10図(a)〜
(d)は第8図のパターン検出回路中の〜各点の動
作波形図、第11図は第10図の回路の各部の動作波形図、
第12図は第9図の回路の動作を示すフローチヤート、第
13図は第2図に示した書込ユニツト12の詳細構成を示す
正面図、第14図はプリンタ部3の制御部の詳細を示すブ
ロツク図、第15図は書込ユニツト12の温度検出に基づい
て画像の位置ずれ検出を行う処理を示すフローチヤート
である。 1……スキヤナ部、2……画像処理部、3……プリンタ
部、12……書込ユニツト、13C,13M,13Y,13BK……記録装
置、14C,14M,14Y,14BK……感光体ドラム、16C,16M,16Y,
16BK……現像装置、21……転写ベルト、27……反射型セ
ンサ、28C,28M,28Y,28BK……検知用パターン画像、31…
…筐体、34……ポリゴンミラー、40……システムコント
ローラ、51……立ち上がり検出回路、53〜55……バツフ
アメモリ、57,62……パターン信号発生手段、59……比
較器、60……アドレス設定器、61……遅延装置、70……
メイン制御部、76,77……サーミスタ、81……フイルタ
回路、82……ボルテージフオロワ、83……増幅器、84…
…比較器、91……CPU、92……データセレクタ、93〜95,
100……カウンタ、96……アンド回路、97……イクスク
ルーシブ・オア回路、98……オア回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写材を搬送する無端状搬送手段と、この
    無端状搬送手段の移動方向に沿って所定間隔に配置さ
    れ、前記転写材に異なる色の画像を順次記録する複数の
    画像記録手段とを有するカラー画像形成装置において、 装置内部の温度を検知する温度検出手段と、 この温度検出手段によって検出された温度が所定温度上
    昇する毎に前記複数の画像形成手段によって前記無端状
    搬送手段に各色に対応した検知用パターンを形成させる
    制御手段と、 この検出用パターンを検出する検出するパターン検出手
    段と、 このパターン検出手段による検出結果に基づいて各色の
    位置ずれ量を演算し、各色のずれ量を補正する補正処理
    手段と、 を備えていることを特徴とするカラー画像形成装置。
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