JP2635956B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2635956B2
JP2635956B2 JP8124678A JP12467896A JP2635956B2 JP 2635956 B2 JP2635956 B2 JP 2635956B2 JP 8124678 A JP8124678 A JP 8124678A JP 12467896 A JP12467896 A JP 12467896A JP 2635956 B2 JP2635956 B2 JP 2635956B2
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光雄 長谷部
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に複数の感光体を有する画像形成装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】複数の感光体を用いてカラー画像を形成
する画像形成装置において、転写紙送り方向(縦レジス
ト)の位置ずれの要因としては、各感光体取付位置と周
速、感光体に対する露光位置、転写ベルトの線速等があ
り、各々を部品精度、組付精度で保証する構成としてい
たが、部品コスト、組立コスト高となり、また、各要因
の経時変化、部品交換によるばらつきのために再調整が
必要となる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】これを解決する方法と
して、各転写位置の前に設けたセンサにより転写紙を検
知して、各色の書き込みタイミングを得る方法(特開昭
59−155870号)も提案されているが、この場合
センサの取付位置のばらつき、各センサの検知位置のば
らつきがあるために、カラー画像の位置ずれ限度(1.
15mm程度)を保証するのは困難であった。 【0004】また、転写ベルト上の各色の測定用パター
ンを検出して、そのピッチを測定して位置ずれを検出す
るものも本件発明と同一出願人により既に出願されてい
る。 【0005】転写ベルトなどの無端状搬送手段は転写材
(例えば転写紙)を搬送するものである。ここで、記録
装置の位置ずれを検知するために無端状搬送手段上に直
接形成される測定用パターン画像が、転写材の裏面に付
着し転写材の裏汚れを引き起こす恐れがある。このため
測定用パターン画像をクリーニングするクリーニング手
段が設けられているが、クリーニング手段の経時劣化、
環境変化を原因とする測定用パターン画像の高濃度化な
どにより測定用パターン画像が充分にクリーニングされ
ない場合が有り、依然として転写材の裏汚れを引き起こ
す恐れがあった。また、転写材の両面に画像形成を行う
場合には画像品質の低下にもつながるなどの難点を有し
ている。 【0006】本発明の目的は、このような難点を解消
し、記録装置の位置づれを高い精度で検知しこれを調整
可能とするとともに、測定用パターン画像による転写材
の裏汚れを確実に防止し高い画像品質が得られる画像形
成装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】そのために本発明は、像
担持体と、その像担持体表面を帯電する帯電手段と、記
録情報に応じた画像光を像担持体に投射する露光手段
と、像担持体に投射された記録情報を顕像化する現像手
段と、転写材に像担持体の顕像を転写する転写手段とを
有する記録装置を転写材の搬送方向に沿って複数個配置
し、各記録装置の像担持体と転写手段の間に転写材を搬
送せしめる無端状搬送手段を備え、その無端状搬送手段
により転写材を各記録装置に順次搬送して、転写材上に
画像を重ね転写する画像形成装置において、前記各記録
装置の位置づれを検知するため、前記各記録装置の各色
毎に前記各像担持体上に形成され前記無端状搬送手段に
転写された測定用パターン画像を検知する検知手段と、
前記無端状搬送手段に転写された前記測定用パターン画
像を消去するクリーニング手段と、前記検知手段による
画像の検知タイミングをカウントする検知タイミングカ
ウント手段と、各色に対する検知信号から設定値とのず
れを演算する演算手段と、演算手段からの値に応じて前
記像担持体への画像形成条件を調整する調整手段とを有
し、かつ前記測定用パターン画像を前記像担持体の画像
形成領域内であって、前記無端状搬送手段の転写材搬送
領域外に対応する前記像担持体上に形成し、前記無端状
搬送手段に転写することを特徴とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の構成及び作用を図
に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
が適用されるデジタルカラー画像形成装置の概略図であ
る。 【0009】図1において画像記録装置の一例としてカ
ラー複写機を示す。複写機は、原稿読み取りのためのス
キャナー部1と、スキャナー部1よりデジタル信号とし
て出力される画像信号を電気的に処理する画像処理部2
と、画像処理部2よりの各色の画像記録情報に基づいて
画像を転写紙上に形成するプリンタ部3とを有する。ス
キャナー部1は、原稿載置台4の上の原稿を走査照明す
るランプ5、例えば蛍光灯を有する。ランプ5により照
明されたときの原稿からの反射光は、ミラー6,7,8
により反射されて結像レンズ9に入射される。結像レン
ズ9により、画像光はダイクロイックプリズム10に結
像され、例えばレッドR,グリーンG,ブルーBの3種
類の波長の光に分光され、各波長光ごとに受光器11、
例えばレッド用CCD11R,グリーン用CCD11
G,ブルー用CCD11Bに入射される。各CCD11
R,11G,11Bは、入射した光をデジタル信号に変
換して出力し、その出力は画像処理部2において必要な
処理を施して、各色の記録色情報、例えばブラック(以
下Bkと略称),イエロー(Yと略称),マゼンタ(M
と略称),シアン(Cと略称)の各色の記録形成用信号
に変換される。 【0010】図1にはBk,Y,M,Cの4色を形成す
る例を示すが、3色だけでカラー画像を形成することも
できる。その場合は図1の例に対し記録装置を1組減ら
すこともできる。 【0011】画像処理部2よりの信号は、プリンタ部3
に入力され、それぞれの色のレーザ光出射装置12B
k,12C,12M,12Yに送られる。 【0012】プリンタ部には、図の例では4組の記録装
置13Y,13M,13C,13Bkが並んで配置され
ている。各記録装置13はそれぞれ同じ構成部材よりな
っているので、説明を簡単化するためC用の記録装置に
ついて説明し、他の色については省略する。尚、各色用
について、同じ部分には同じ符号を付し、各色の構成の
区別をつけるために、符号に各色を示す添字を付す。 【0013】記録装置13Cはレーザ光出射装置12C
の外に感光体14C、例えば感光体ドラムを有する。感
光体14Cには、帯電チャージャ15C,レーザ光出射
装置12Cによる露光装置、現像装置16C、転写チャ
ージャ17C等が公知の複写装置と同様に付設されてい
る。 【0014】帯電チャージャ15Cにより一様に帯電さ
れた感光体14Cは、レーザ光出射装置12Cによる露
光により、シアン光像の潜像を形成し、現像装置16C
により現像して顕像を形成する。給紙コロ18により給
紙部19、例えば2つの給紙カセットの何れかから供給
される転写紙は、レジストローラ20により先端を揃え
られタイミングを合わせて転写ベルト21に送られる。
転写ベルト21により搬送される転写紙は、それぞれ顕
像を形成された感光体14Bk,14C,14M,14
Yに順次送られ、転写チャージャ17の作用下で顕像を
転写される。転写された転写紙は、定着ローラ22によ
り定着され、排紙ローラ23により排紙される。 【0015】転写紙は、転写ベルト21に静電吸着され
ることにより、転写ベルト21の速度で精度よく搬送さ
れることが出来る。 【0016】図2は転写ベルト部の正面図である。転写
ベルト21はベルト駆動ローラ24と従動ローラ25と
に支持され、A方向に移動して転写紙を搬送する。ま
た、クリーニングユニット26により転写ベルト21に
付着しているトナーを除去する。感光体14に対してベ
ルト移動方向下流側にパターン像検知手段として反射型
センサ27を設けている。 【0017】図3は実施例に係るシステムブロック図で
ある。システムコントローラ30は、スキャナ1、画像
処理部2、プリンタ3の各モジュールを制御する。その
制御内容としては、操作パネル31の表示制御、及びキ
ー入力処理、操作パネル31にて設定されたモードに従
って、スキャナ1、プリンタ3へのスタート信号、変倍
率指定信号の送出、画像処理部2への画像処理モード指
定信号(色変換、マスキング、トリミング、ミラーリン
グ等)の送出、各モジュールからの異常信号、動作状態
ステイタストン号(Wait,Ready,Busy,
Stop等)による、システム全体のコントロール等を
行う。 【0018】スキャナ1は、システムコントローラ30
からのスタート信号により指定された変倍率に合った操
作速度で原稿を走査し、原稿像をCCD等の読み取り素
子で読み取り、R,G,B各8bitの画像データとし
て、画像処理部2からのS−LSYNC(水平同期信
号)、S−STROBE(画像クロック)、及びFGA
TE(垂直同期信号)に同期して、画像処理部2へ送
る。 【0019】画像処理部2はスキャナ1から送られた
R,G,B各8bitの画像データγ補正、UCR(下
色除去)、色補正等の画像処理を施し、Y,M,C,B
k各3bitの画像データに変換し、プリンタ3へ送
る。またシステムコントローラ30からの指令により、
変倍処理、マスキング、トリミング、色変換、ミラーリ
ング等の編集処理を行う。 【0020】また、Y,M,C,Bkの画像データをプ
リンタ3の感光体ドラム間隔分だけずらして出力するた
めのバッファメモリを有している。 【0021】プリンタ3は、画像処理部2からP−LS
YNC(水平同期信号)、S−STROBE(画像クロ
ック)に同期して送られたY,M,C,Bk各3bit
の画像データに従ってレーザー光出射装置を変調し、電
子写真プロセスにより転写紙上に複写画像を得る。 【0022】図4に本発明の検知用パターンの一例を示
す。各記録装置で、転写紙領域外にパターン用画像信号
発生手段からの信号によって顕像化されたパターン用画
像は、各々転写ベルト21に転写され、図4に示す様に
各々a(mm)の間隔となって位置する。そしてパター
ン用画像28Bk,C,M,Yはベルトの移動に従って
順次センサ27を通過し、センサ27によって検知され
る。画像間隔aは予めそれぞれの記録装置に対しての露
光タイミングを設定することにより、任意に選択可能な
数値である。 【0023】図1に示すカラー複写機においては、画像
処理部2からの各色の画像データの送出は、それぞれの
色の感光体ドラムの隙間分だけずらせる必要がある。 【0024】図5は、そのためのバッファメモリの構成
と、パターン用画像信号発生手段の構成を示すブロック
図である。 【0025】図6は図5のブロック図の動作を示すタイ
ミングチャート。(〜10で示す部分の波形のタイミン
グチャート)である。 【0026】本実施例のカラー複写機においては、B
k,C,M,Yの順に記録装置が配置されているので、
Bkの画像データは画像処理部2にて処理されたものが
そのまま出力され、C,M,Yの画像データはBkの画
像データに対して、それぞれのtDC,TDM,TDYだけ遅
れて出力される。 【0027】図7は画像データの遅延時間だけtDC,T
DM,TDYの設定のための説明図である。各感光体14に
対する露光位置から転写位置までの長さl1(mm)、
感光体線速をv1(mm/sec)、感光体間距離をl2
(mm)、転写ベルト線速をv2(mm/sec)とす
ると、露光から転写までの所要時間t1は各感光体とも
同じ値となり t1=l1/v1(sec) 各感光体間を移動する時間をt2とすると、 t2=l2/v2(sec) 即ち、転写紙上で各色の画像を同一位置に形成するため
には、 tDC=l2/v2(sec) TDM=2l2/v2(sec) TDY=3l2/v2(sec) となる。 【0028】図5に示すように、C,M,Yの回路構成
は同一であるので、BkとCについて説明する。スキャ
ナ1から送られる垂直同期信号FGATEの立ち上がり
を立ち上がり検出回路40にて検出する。Bk,C,
M,Yの各入力と、FGATEは同時に入力されるか
ら、立ち上がり検出回路40の出力はBkの画像書き込
み開始を表す信号である。立ち上がり検出回路40の出
力はBkのパターン信号発生手段41に入力されて、検
知用パターンを出力する、すなわちBkの場合は、画像
の先端とパターン位置はベルト21の移動方向に対して
同一となる(図4)。 【0029】立ち上がり検出回路40の出力はORゲー
トを介してアドレスカウンタ:C42aのリセット端子
に入力されており、アドレスカウンタ:C42aをリセ
ットする。アドレスカウンタ42aのカウント値に従っ
てCの入力画像データはバッファメモリ:C43aに格
納される。 【0030】一方、アドレスカウンタ42aの出力は比
較器:C44aにより、アドレス設定器:C45aの設
定値と比較され、アドレスカウンタ42aの出力がアド
レス設定器45aの設定値と一致すると、比較器44a
は一致信号を出力する。この一致信号はバッファメモリ
43aのリセット端子にORゲートを介して入力されて
おり、アドレスカウンタ42aの出力を″0″にリセッ
トして再びバッファメモリ43aを0番地をアクセスす
る。バッファメモリ43aは既に格納されている画像デ
ータを読み出した後、同じ番地に新たに入力された画像
データを書き込む。 【0031】ここで、アドレス設定器45aの設定値を
BkとCのドラム間隔(tDC)に設定しておけば、転写
紙上でBkとCの画像を位置合わせして作像することが
出来る。比較器:C44aの一致信号は遅延装置:C4
6aにも入力されて、遅延装置46aをトリガし、比較
器44aの一致信号から一定時間後にパターン信号発生
手段:C47aにより検知用パターンを出力する。 【0032】比較器:C44aの一致信号はCの画像先
端と同時に出力されるから、Cの検知用パターンは画像
先端から遅延装置:C46aによる遅延時間(tpc)分
だけ遅れて出力される。 【0033】ここで遅延装置:C46aの遅延時間をベ
ルトがa(mm)移動するのに要する時間に設定してお
けば、図4に示すように画像先端からa(mm)遅れて
Cの検知用パターンを作成出来る。 【0034】MとYについても同様であり、 アドレス設定器:M45bの設定値=tDM アドレス設定器:Y45cの背低地=tDY 遅延装置:M46bの設定時間=tPM=2a/v2 遅延装置:M46cの設定時間=tPY=3a/v2 とすれば、画像先端を各色で一致させることが出来、同
時に検知用パターンを図4に示す様にa(mm)ピッチ
で出力することが出来る。 【0035】ここで、各感光体位置のばらつき、感光体
に対する露光位置のばらつき、感光体及び転写ベルトの
線速のばらつきにより、Bk,C,M,Yの各画像位置
が転写紙上でずれた場合、検知用パターンもそれに対応
してずれることになり、この検知用パターンの間隔を測
定すれば画像の位置ずれ量を検出できる。 【0036】図13は従来のパターン検出回路の一例で
ある。反射型センサ50のフォトトランジスタの出力電
流は抵抗R2により電圧に変換される。その電圧はコン
パレータCOMP1により抵抗R3とR4で決まるしき
い値電圧VTMと比較されて、矩形波出力を得る訳である
が、図14(1),(2)に示すように正常な場合は問
題なく各色のパターンに対応した矩形波出力を得ること
が出来るが、検知センサの感度のばらつきや汚れによ
り、図14(3)のような検出出力になってしまった場
合は正確な矩形波出力を得ることが出来ない〔図14
(4)〕。 【0037】図8は本発明によるパターン検出回路の一
実施例である。反射型センサ27のフォトトランジスタ
Phの出力電流は抵抗R2により電圧に変換され〔図1
0(a)に示す波形〕、コンデンサC2によりDC分が
カットされてAC分だけが取り出される〔図10(b)
に示す波形〕。この信号はボルテージフォロワAMP1
を介して反転増幅器AMP2の入力となり、適当な電圧
レベルに増幅される〔図10(c)に示す波形〕。AM
P2の出力はコンパレータCOMP1により抵抗R8と
R9で決まるしきい値電圧VTHと比較され、矩形波出力
を得る〔図10(d)に示す波形〕。この矩形波出力の
ピッチを測定すれば転写ベルト21に転写された検知パ
ターンの間隔を知ることが出来る。センサ出力のAC分
だけ増幅して使用するようにしたので、センサの汚れや
感度のばらつき等の影響を受けず、正確に測定すること
が出来る。 【0038】図9はパターン間隔測定回路の一実施例で
ある。図11にタイミングチャートを示す。 【0039】パターン間隔の測定を開始する前にCPU
60からCLEAR信号を出してカウンタCNT1〜C
NT4をクリアしておく。検出回路の出力はカウンタC
NT1のクロック端子に入力されており、CNT1の出
力A,Bは図11に示す信号を出力する。 【0040】CNT1のA出力と、B出力を反転した信
号のANDを取ることにより(AND1)、BkとCと
のパターン間隔を表す信号を得ることが出来る。またA
出力とB出力の排他的論理和を取ることにより(EOR
1)、BkとMのパターン間隔を表す信号を得ることが
出来る。さらにA出力とB出力のORを取ることにより
(OR1)、BkとYのパターン間隔を表す信号を得
る。 【0041】BkとC,BkとM,BkとYのパターン
間隔を表す信号はそれぞれカウンタCNT2,CNT
3,CNT4のイネーブル入力に接続されており、カウ
ンタCNT2,CNT3,CNT4はイネーブル入力
が″H″の間の基準クロックをカウントして、Bkと
C,BkとM,BkとYのパターン間隔に比例した2値
データを出力する。 【0042】CNT2,CNT3,CNT4のカウント
動作が終了すると、CPU60のSEL0,SEL1出
力により、データセレクタ61をコントロールして順次
CNT2,CNT3,CNT4の2値データをCPU6
0に取り込む。図12(a)に上記動作のフローチャー
トを示す。 【0043】CPU60では取り込んだカウンタの出力
値を設定値と比較し、設定値と測定値の差を演算して、
差を補正するための補正信号C,M,Yを出力する。こ
の補正信号を図5に示すアドレス設定器:C,M,Y4
5に送り、Bkに対する画像の書き出しタイミングを変
えることにより、各色の画像の位置合わせを実現でき
る。 【0044】いま基準クロックの周波数をF(Hz)と
すると、Bkを基準としてC,M,Yのパターン間隔L
C,LM,LYは LC=(KC/F)×v2(mm) LM=(KM/F)×v2(mm) LY=(KY/F)×v2(mm) (但し、KC,KM,KYは測定されたクロック数)とな
る。従って各パターン間隔の設定値とのずれDC,DM
Yは DC=LC−a(mm) DM=LM−2a(mm) DY=LY−3a(mm) となる。 【0045】補正信号HC,HM,HYはDC,DM,DY
ベルト上のずれ量をメモリアドレスに換算するための計
数をかけて、 HC=C×DCM=C×HMY=C×HY となる。上記計算経過を図12(b)に示す。 【0046】本発明においては各色の画像先端を基準と
して検知用パターンをa(mm)の間隔で、Bk,C,
M,Yの順に作成するようにした。a(mm)というの
はベルトの速度が設計値どおりのときにa(mm)にな
るということであって、部品ばらつき等により、ベルト
の速度が設計値とずれた場合にはパターン間隔a′(m
m)は a′=(v2′/v2)×a v2:ベルト速度の設計値 v2′:ベルト速度の実際の値 となる。 【0047】しかしながら検知センサで検出する時間t
は t=a′/v2′=a/v2 となり、実際のベルト速度とは無関係に正確にパターン
間隔を測定することが出来る。 【0048】ところでセンサ27が1個の場合は走査線
曲がりや平行度のチェックが出来ないので、図15に示
すように転写ベルト21の進行方向と略直角方向にセン
サ27a,27bを複数個設け、この2つのセンサで、
平行に形成した基準線、(斜めに形成された)測定パタ
ーン例を読み取らせる。 【0049】即ち、転写ベルトに基準線を設けておき、
この基準線を2つのセンサーで読み取り、その時間差を
メモリーしておく。次に各光学系を使って横線(転写ベ
ルトの搬送方向に直角方向)を作像し、転写ベルトに転
写する。そのパターンを2つのセンサーで読み取り、先
にメモリーした時間差で補正ずれば、その光学系及び感
光体がベルト上の基準線と平行か否かが測定出来る。他
の3つの光学系、感光体も同様に測定できるので4色の
平行度がチェック出来る。もちろん転写ベルト上に基準
線がなくても4色のパターンそれぞれの時間差が同じに
なれば、4色の平行度は確保されているが、転写ベルト
との直角度が不明なので、所謂スキューをチェック出来
ない。したがってベルト上の基準線はベルトの搬送方向
と正確に直角になっていることが望ましい。 【0050】図16は平行度が適正でない場合の2つの
センサA,B(27a,27b)の検出タイミングのず
れを示すものである。 【0051】図17,図18に基づきデジタル光学系を
使用する場合の測定手順を説明する。スキューの調整も
やる場合は、まずベルト上の基準線を測定する。次にス
キャナーのスタート信号など、本来Bk,C,M,Yが
転写紙上で同一点に位置合わせされるべき信号を使い、
図17に示すブロック図のように測定パターンを作成す
る。 【0052】また平行度測定時は図18に示すブロック
図の如く処理する。即ち、信号をBkはそのまま、Cは
コピー(実際は転写ベルト上)で距離aだけ早めるた
め、ディレテメモリーの途中から出力する。Mは2a、
Yは3aずらす。転写後検出センサ27a,27bでB
k,C,M,Yの4本の測定値の差が基準値aに対して
どちらにどれだけずれているかを検出すれば4本の平行
度が分かる。 【0053】尚、本発明はアナログ光学系を用いた画像
形成装置にも応用出来ることは言うまでもない。 【0054】この場合は原稿台の先端部分に測定パター
ンを作像するための直線があり、光学系はこの直線を走
査してベルト感光体上に作像する。それを現像し転写ベ
ルトに転写したものをパターン検出センサで検出する。
この場合は3色同時に作像できるが、1色ずつ測定でき
るように、例えば測定しない色については帯電しない、
イレース露光をしてしまう、現像しない、転写しないな
どの処理をする。 【0055】こうして得られた各作像系の平行度は、光
学系や感光体の調整で直すことになる。市場で稼働して
いる機械の場合は、サービスマンがチェックして調整す
るか、自動調整用の駆動装置を持つことになる(感光体
の片側を左右に移動する装置など)。 【0056】検出センサは正反射光量を測定するので、
基準線は印刷でも作られるが、ベルトの表面を傷つける
だけでも乱反射するので基準線になる。 【0057】 【発明の効果】本発明は前述のように、像担持体の画像
形成領域内であって、無端状搬送手段の転写材搬送領域
外に対応する像担持体上に測定用パターン画像を形成し
て、無端状搬送手段に転写するように構成されているか
ら、記録装置の位置づれを高い精度で検知しこれを調整
可能とするとともに、測定用パターン画像による転写材
の裏汚れを確実に防止し高い画像品質が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明が適用されるデジタルカラー画像形成装
置の概略図である。 【図2】転写ベルト部の正面図である。 【図3】本発明の一実施例に係るシステムブロック図で
ある。 【図4】本発明の一実施例に係る検知用パターンの一例
を示す図である。 【図5】本発明の一実施例に係る画像データの送出制御
ブロック図である。 【図6】その各部のタイミングチャートである。 【図7】画像データの遅延時間設定のための説明図であ
る。 【図8】本発明に係るパターン検出回路の一実施例を示
す図である。 【図9】本発明に係るパターン間隔測定回路の一実施例
を示す図である。 【図10】(a),(b),(c),(d)は図8各部
の波形図である。 【図11】図9におけタイミングチャートである。 【図12】(a),(b)は本発明に係る制御フローチ
ャートである。 【図13】従来例に係るパターン検出回路図である。 【図14】そのパターン検出回路から出力された波形図
である。 【図15】本発明における検知センサの配置の一例を示
す図である。 【図16】その検出センサの検出波形図である。 【図17】本発明に係るパターン測定手順を説明するた
めのブロック図である。 【図18】本発明に係るパターン測定手順を説明するた
めのブロック図である。 【符号の説明】 12B,12C,12M,12Y レーザ光出射装置
(露光手段) 13B,13C,13M,13Y 記録装置 14B,14C,14M,14Y 感光体(像担持体) 15B,15C,15M,15Y 帯電チャージャ(帯
電手段) 16B,16C,16M,16Y 現像装置(現像手
段) 17B,17C,17M,17Y 転写チャージャ(転
写手段) 21 転写ベルト(無端状搬送手段) 26 クリーニングユニット 27 センサ(検知手段) 28B,28C,28M,28Y 測定用パターン画像 41,47a〜47c パターン信号発生手段 60 CPU(演算手段) CNT1,CNT2,CNT3,CNT4 検知タイミ
ングカウント手段。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 (1)像担持体と、その像担持体表面を帯電する帯電手
    段と、記録情報に応じた画像光を像担持体に投射する露
    光手段と、像担持体に投射された記録情報を顕像化する
    現像手段と、転写材に像担持体の顕像を転写する転写手
    段とを有する記録装置を転写材の搬送方向に沿って複数
    個配置し、 各記録装置の像担持体と転写手段の間に転写材を搬送せ
    しめる無端状搬送手段を備え、 その無端状搬送手段により転写材を各記録装置に順次搬
    送して、転写材上に画像を重ね転写する画像形成装置に
    おいて、 前記各記録装置の位置づれを検知するため、前記各記録
    装置の各色毎に前記各像担持体上に形成され前記無端状
    搬送手段に転写された測定用パターン画像を検知する検
    知手段と、 前記無端状搬送手段に転写された前記測定用パターン画
    像を消去するクリーニング手段と、 前記検知手段による画像の検知タイミングをカウントす
    る検知タイミングカウント手段と、 各色に対する検知信号から設定値とのずれを演算する演
    算手段と、 演算手段からの値に応じて前記像担持体への画像形成条
    件を調整する調整手段とを有し、かつ前記測定用パター
    ン画像を前記像担持体の画像形成領域内であって、前記
    無端状搬送手段の転写材搬送領域外に対応する前記像担
    持体上に形成し、前記無端状搬送手段に転写することを
    特徴とする画像形成装置。
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