JP2008276011A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】できる限りプリントスピードを低下させずに画像位置ずれを低減させる。
【解決手段】単色画像を重畳して多色画像を形成する画像形成手段と、各色それぞれについて、所定の画像位置ずれ補正用パターンを形成するパターン形成手段と、前記形成された画像位置ずれ補正用パターンを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された画像位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて画像の位置ずれを補正する補正手段とを備えた画像形成装置において、前記補正手段は、画像形成動作を開始するための各種要件の1つ(ステップS101)が設定されたときに、画像位置ずれ補正動作を行う。
【選択図】図10

Description

本発明は、複数色の画像を重畳して作成されるカラー画像の位置合わせ制御に特徴のある複写機、プリンタ、FAX、印刷機(全てカラーも含む)等の画像形成装置に関する。
複数色の画像を形成するカラー画像形成装置においては、白黒画像とは異なり、各色の画像を重ね合せるため、各色の画像位置がずれると、線画、文字の色が変わり、あるいは色ずれや画像むら(色むら)が発生する。このようなずれやむらの発生は、画像品質の低下につながる。そのため各色の画像位置をできる限り合せる必要がある。このようなことから、複数の感光体を用いてカラー画像を形成する画像形成装置において、環境温度の変化、機内温度の変化等、様々な要因により発生する各色間の位置ずれを補正する技術が特許文献1ないし3に開示されている。
これらの公報に開示された技術は、いずれも転写ベルト上に色ずれ検知用パターンを形成し、それを複数のセンサで検知し、センサからの信号に基づいてずれ量、例えば主走査方向の倍率、主走査、副走査のレジストを検出し、各色間のずれを補正している。これにより、環境変化だけでなく、経時変化による位置ずれを補正することが可能となり、色ずれのない高品位の画像を得ることができるとしている。
特開平10−044502号公報 特開2000−112205号公報 特開2004−295083号公報
前記各特許文献記載の発明では、連続印刷中に発生する画像位置ずれについては、プリント画像と次のプリント画像の間(紙間)に画像位置ずれ補正用パターンを形成し、その形成されたパターンを検知してずれ分だけ補正することによって対応することができる。そのため、連続印刷中に発生する画像位置ずれ補正については、プリントスピードを低下させることはない。しかし、印刷1枚目については、印刷開始前に画像位置ずれ補正用パターンを形成して、そのパターンを検知してずれ分だけ補正する必要があり、画像位置ずれ補正動作がプリントスピード、所謂ファーストプリントスピードに影響する。また、1枚目については、機械がどのような状態で待機していたかによっては、大きく位置ずれが発生している可能性もある。
当然、1枚目についても複数枚目についても位置ずれをできる限りなくす必要があり、できる限りプリントスピードを低下させないことが必要である。そこで、待機時に繰り返し画像位置ずれ補正動作を行うようにすれば、プリント1枚目の位置ずれを低減することができる。しかし、印刷動作を行わないにも拘わらず画像位置ずれ補正動作を行うことになり、トナーが無駄に消費されてしまう。画像位置ずれ補正動作はプリントスピードの低下を招くだけでなく、トナーが消費されるため、出来る限り少ない方が好ましい。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、本発明が解決すべき課題は、できる限りプリントスピードを低下させずに画像位置ずれを低減させることにある。
前記課題を解決するため、第1の手段は、単色画像を重畳して多色画像を形成する画像形成手段と、各色それぞれについて、所定の画像位置ずれ補正用パターンを形成するパターン形成手段と、前記形成された画像位置ずれ補正用パターンを検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された画像位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて画像の位置ずれを補正する補正手段と、を備えた画像形成装置において、前記補正手段は、画像形成動作を開始するための各種要件の1つが設定されたときに、画像位置ずれ補正動作を行うことを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段において、前記画像形成手段が、単色画像を画像形成する手段を各色個別に複数色分有し、前記単色画像を重ね合わせて多色画像を形成することを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段において、前記画像形成手段が、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を各色毎に設けられた現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転または移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写することによって多色画像を形成することを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記画像形成手段が、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を各色毎に設けられた現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転または移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上にさらに転写することによって多色画像を形成することを特徴とする。
第5の手段は、第1の手段において、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向される光ビームを主走査線上の2カ所で検出する光ビーム検出手段と、前記光ビーム検出手段の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出手段が光ビームを検出するまでの時間差を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された時間差から主走査方向の画像倍率を補正する画像倍率補正手段と、を備え、副走査方向の画像位置ずれ補正のみ行うことを特徴とする。
第6の手段は、第2ないし第4のいずれかの手段において、画像データに応じて点灯制御される発光源と、前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向される光ビームを主走査線上の2カ所で検出する光ビーム検出手段と、前記光ビーム検出手段の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出手段が光ビームを検出するまでの時間差を計測する計測手段と、前記計測手段によって計測された時間差から主走査方向の画像倍率を補正する画像倍率補正手段と、を各色毎に備え、各色毎に副走査方向の画像位置ずれ補正のみ行うことを特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記画像形成動作を開始するための各種要件が、外部装置からの印刷指示であることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、画像読み取り装置をさらに備え、前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記画像読み取り装置の原稿セット部の開閉動作であることを特徴とする。
第9の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、画像読み取り装置をさらに備え、前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記画像読み取り装置にセットされる原稿の検知であることを特徴とする。
第10の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、操作部をさらに備え、前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記操作部のキー入力であることを特徴とする。
第11の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、人体検知手段をさらに備え、前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記人体検知手段によって人体を検知であることを特徴とする。
第12の手段は、第1ないし第6のいずれかの手段において、前記補正手段は、予め設定された条件を満たす場合に画像位置ずれ補正動作を行うことを特徴とする。
第13の手段は、第12の手段において、前記予め設定された条件が前回行われた画像位置ずれ補正動作からの所定の時間経過であることを特徴とする。
第14の手段は、第12の手段において、前記予め設定された条件が前回行われた画像位置ずれ補正動作からの所定の温度変化量であることを特徴とする。
第15の手段は、第12ないし第14のいずれかの手段において、外部入力装置からの指示入力により前記予め設定された条件を変更することを特徴とする。
なお、後述の実施形態では、画像形成手段は作像装置20に、パターン形成手段は作像装置20及びプリンタ制御部201に、検出手段はセンサ12,13に、補正手段はプリンタ制御部201に、像担持体は感光体ドラム40に、現像手段は108に、転写手段は図示しない転写搬送ベルトに又は中間転写ベルト10に、記録媒体は記録紙に、発光源はLDユニット122に、偏向手段はポリゴンミラー121に、光ビーム検出手段は同期検知センサ127に、計測手段は倍率誤差検出部203に、画像倍率補正手段はプリンタ制御部201に、それぞれ対応する
本発明によれば、画像形成動作を開始するための各種要件の1つが設定されたときに、画像位置ずれ補正動作を行うので、できる限りプリントスピードを低下させずに画像位置ずれを低減させることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態の実施例1に係る画像形成装置の機械的な構成の概略を示す概略構成図である。同図において、画像形成装置は、プリンタ(デジタル複合機本体)M1、給紙テーブルM2、スキャナM3、及び自動原稿搬送装置(ADF)M4から構成されている。プリンタM1は給紙テーブルM2上に装着され、スキャナM3はプリンタM1上に取り付けられている。自動原稿搬送装置M4はさらにその上に設置され、スキャナM3に原稿を供給する。
プリンタM1には、中央に作像装置20が設けられている。この作像装置20は中間転写ユニットを使用した作像装置であり、該中間転写ユニットには、無端ベルトである中間転写ベルト10が備えられている。中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14,15,16間に掛け廻されており、図示時計廻りに回動駆動される。本実施例においては、第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17が設けられている。
また、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10には、その移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(BK)の各色の感光体ドラム40と、及び帯電ユニット、現像ユニット、クリーニングユニット等の作像関連要素18とを備えた作像装置20があり、作像装置20は、プリンタ本体に対して脱着可能に装着されている。なお、帯電ユニット、現像ユニットおよびクリーニングユニット等の作像関連要素18は各色の感光体ドラム40の外周に当該感光体ドラム40の回転方向に沿って前記順序で配置され、各色毎のプロセスユニットを構成している。
作像装置20の上方には、各色感光体ドラム40に画像形成を行うためのレーザ光を照射する光ビーム走査装置21が設けられている。また、中間転写ベルト10の下方の当該中間転写ベルト10を挟んで支持ローラ16と対向する位置に2次転写ユニット22が配置されている。2次転写ユニット22は、2つのローラ14,15間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押し当てるように配置したものである。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を用紙上に転写するためのものである。
2次転写装置22の横(用紙搬送方向下流側)には、用紙上の転写画像を定着する定着ユニット25があり、トナー像転写済みの用紙が送り込まれる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26に加熱、加圧ローラ27を押し当て、加圧及び加熱により定着するものである。また、2次転写ユニット22および定着ユニット25の下方には、表面に画像を形成した直後の用紙を、裏面にも画像を記録するために表裏を反転し、再度作像装置20側に送り出すシート反転ユニット28が設けられている。
大略上記のように構成された画像形成装置では、図示しない操作部ユニットのスタートスイッチが押されると、原稿自動搬送装置(ADF)M4の原稿給紙台30上に原稿があるときは、その原稿をコンタクトガラス32上に搬送する。原稿自動搬送装置(ADF)M4に原稿がないときにはコンタクトガラス32上の手置きの原稿を読むために、画像読み取りユニットのスキャナM3を駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。読み取りでは、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラス32に光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上の第1ミラーで反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサであるCCD36に結像する。読取りセンサ36で得た画像信号に基づいてY、M、C、BK各色記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたとき、もしくはパソコン等から画像出力の指示があったとき、FAXの出力指示があったときに、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20の各ユニットの作像準備が開始される。続いて各色作像の作像シーケンスが開始されて、各色用の感光体ドラムに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射される。露光レーザによって形成された現像は各色作像プロセスにより各色の顕像が各感光体ドラム上に形成され、さらに、各色の色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。このトナー画像の先端が2次転写ユニット22に進入するときに同時に先端が2次転写ユニット22に進入するようにタイミングをはかって用紙が2次転写ユニット22に送り込まれ、これにより中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に転写される。次いで、トナー像が転写された用紙は定着ユニット25に送り込まれ、そこでトナー像が用紙に定着される。
なお、前記用紙は、給紙テーブルM2の給紙ローラ42の1つを選択回転駆動し、給紙ユニット43に多段に備える給紙トレイ44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚だけ分離され、給送される。分離ローラ45で分離され、搬送コロユニット46に受け渡された用紙は、搬送コロユニット(縦搬送路)46に導かれ、搬送ローラ47によって上方に搬送され、プリンタM1内の搬送コロユニット48に導かれる。用紙は搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てられ、停止した状態で保持され、前述のように中間転写ベル10上の画像先端とタイミングを合わせて2次転写ユニット22に送り出される。
給紙テーブルM2からの給紙に代えて、手差しトレイ51上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に用紙を差し込み、手差しトレイ51からの給紙が選択されたときには、プリンタM1は給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上のシートの1枚を分離して手差し給紙路53に引き込む。手差し給紙路53に引き込まれた用紙は、給紙テーブルM2からの給紙と同じようにレジストローラ49に突き当てられ、停止状態となる。以下、給紙テーブルM2から給紙の場合と同様に画像先端とタイミングを合わせて送出され、定着ユニット25で画像の定着が行われた後、排紙される。
定着ユニット25で定着処理を受けて排紙される用紙は、切換爪55で排紙ローラ56に案内し、排紙ローラ46から排紙トレイ57上に放出され、排紙トレイ57上にスタックされる。また、用紙の裏面に画像を形成する場合には、表面に画像が形成された用紙を切換爪55によってシート反転ユニット28に案内し、シート反転ユニット28で用紙を反転させ、再び作像装置20側へ導き、用紙の裏面にも画像を記録した後、排紙ローラ56によって排紙トレイ57上に排紙する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニングユニット17で除去し、再度の画像形成に備える。
図2はプリンタM1の要部である画像形成部の概略構成を示す図、図3は図2の光ビーム走査装置を上方から見た概略平面図である。図2において、画像形成部は、4色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)の画像を重畳したカラー画像を形成するために4組の画像作像部を備えた作像装置20と1つの光ビーム走査装置21からなる。
光ビーム走査装置21は、1つのポリゴンミラー121を用いて、ポリゴンミラー121面の上方と下方で異なる色の光ビームを偏向走査させ、さらに、ポリゴンミラー121を中心に対向振分走査させることによって4色分の光ビームがそれぞれの感光体40Y,40M,40C,40BK上を走査する。前記光ビームはLDユニット122Y,122M,122BK,122Cから出射される。LDユニット122Y,122M,122C,122BKは各色毎に光画像データに応じて駆動変調されることにより選択的に光ビームを出射する。このLDユニット122Y,122M,122C,122BKから出射された光ビームは、ポリゴンモータ128によって回転するポリゴンミラー121によって偏向され、fθレンズ123Y,123M,123C,123BKを通り、第1ミラー124Y,124M,124C,124BK及び第2ミラー125Y,125M,125C,125BKでそれぞれ反射した後、BTLを通り、さらに第3ミラー126Y,126M,126C,126BKで反射し、感光体上40Y,40M,40C,40BKを走査する。BTLとは、Barrel Toroidal Lens(バレル・トロイダル・レンズ)の略で、副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を行っている。また、図3に示すように、主走査方向の非画像書き込み領域の画像書き出し位置より前方に、ポリゴンミラー121で偏向された光ビームを受光することにより、主走査方向の書き込み開始のタイミングをとるための同期検知信号を出力する同期検知センサ127Y,127M,127C,127BKが設けられている。
各色とも、感光体ドラム40Y,40M,40C,40BKの回りには、帯電器107Y,107M,107C,107BK、現像ユニット108Y,108M,108C,108BK、転写器109Y,109M,109C,109BK、クリーニングユニット110Y,110M,110C,110BK、除電器111Y,111M,111C,111BKが備わっており、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により中間転写ベルト10上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を形成し、さらに、2次転写ユニット22によって、中間転写ベルト10上に形成された画像を搬送されてくる記録紙に転写することによって、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙上に形成する。図1に示す定着装置25によって記録紙上の画像が定着される。
中間転写ベルト10上のトナー像を除去するために、中間転写ベルトクリーニングユニット17が設けられ、また、中間転写ベルト10上に形成された画像位置ずれ補正用パターンを検出するためのセンサ1、センサ2が備わっている。センサ1、センサ2は反射型の光学センサであり、中間転写ベルト10上に形成された画像位置ずれ補正用パターンを検出し、その検出結果に基づき、プリンタ制御部201は各色間の主走査方向、副走査方向の画像位置ずれ、主走査方向の画像倍率を補正する。
さらに図3において、LDユニット122Y及びLDユニットBKからの光ビームは、CYL(シリンダレンズ)129Y,129BKを通り、反射ミラー130Y,130BKによってポリゴンミラー121の下方面に入射し、ポリゴンミラー121が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズ123Y,123BKをそれぞれ通り、第1ミラー124Y,124BKによってそれぞれ折り返される。LDユニット122M及びLDユニット122Cからの光ビームは、CYL(シリンダレンズ)129M,129Cをそれぞれ通り、ポリゴンミラー121の上方面に入射し、ポリゴンミラー121が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズ123M,123Cを通り、第1ミラー124M,124Cによって折り返される。本実施例では、主走査方向書出し側端部には、同期ミラー131BKC、同期ミラー131MY、同期レンズ132BKC、同期レンズ132MY、同期センサ127BKC、同期センサ127MYが設けられている。これにより、fθレンズ123Y,123M,123C,123BKを透過した各色の光ビームが同期ミラー131BKC、同期ミラー131MYによって反射され、同期レンズ132BKC、同期レンズ132MYによって集光され、同期センサ127BKC、同期センサ127MYにそれぞれ入射する。これらの各同期センサ127BKC,127MYは、同期検知信号XDETPを検出するための同期検知センサとして機能する。なお、図2及び図3の構成では、シアンCとブラックBKに対し、イエローYとマゼンタMが逆方向に走査している。
図4は画像形成装置における画像形成制御部の概略構成を示す光ビーム走査装置、画像形成制御部及び光学ユニットを示す概略構成図である。この図は、図3の光ビーム走査装置21の1つの感光体ドラムについて図示した平面図に、周辺の制御系を付加したものである。制御系としては、プリンタ制御部201、画素クロック生成部202、同期検出用点灯制御部204、LD制御部205、ポリゴンモータ駆動制御部206、及び書出開始位置制御部209が設けられている。プリンタ制御部201は複数色に対して1つであるが、それ以外は複数色それぞれが同じものを備えている。なお、画素クロック発生部202は、さらに基準クロック発生部2021、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部2022及び位相同期クロック発生部2023から構成されている。また、光ビーム走査装置21の主走査方向端部の画像書き出し側に光ビームを検出する第1の同期検知センサ127aが設けられ、前述のようにfθレンズ123を透過した光ビームがミラー131aによって反射され、レンズ132aによって集光させて第1の同期検知センサ127aに入射する。また、書出開始位置制御部209には、第1の同期センサ127aからスタート側同期検知信号XDETPが、また、画素クロック生成部202から画素クロックPCLKが入力される。
このように構成された光ビーム走査装置21では、光ビームが第1の同期検知センサ127a上を通過することにより、第1の同期検知センサ127aから同期検知信号XDETPが出力され、画素クロック生成部202、同期検知用点灯制御部204、及び書出開始位置制御部209にそれぞれ送られる。画素クロック生成部202では、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、LD制御部205及び同期検知用点灯制御部204に送る。
画素クロック生成部202は、基準クロック発生部2021、VCO( Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部2022、位相同期クロック発生部2023から構成されている。
図5はVCOクロック発生部(PLL回路:PhaseLocked Loop)2022の詳細を示すブロック図である。同図から分かるように、VCOクロック発生部202は、基準クロック発生部2021からの基準クロック信号FREFと、VCLKを1/N分周器20221でN分周した信号を位相比較器20222に入力し、位相比較器20222では、両信号の立ち下がりエッジの位相比較が行なわれ、誤差成分を定電流出力する。そしてLPF(ローパスフィルタ)20223によって不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO20224に送る。VCO20224ではLPF20223の出力に依存した発振周波数を出力する。従って、プリンタ制御部201からのFREFの周波数と分周比:Nを可変制御することによってVCLKの周波数を変更することができる。 位相同期クロック発生部2023では、VCOクロック発生部2022で生成したVCLKから、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成している。
同期検出用点灯制御部204は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをONしてLDを強制点灯させるが、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKを用いて、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPが検出できるようなタイミングでLDを点灯させ、同期検知信号XDETPを検出したらLDを消灯するようなLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部205に送る。
LD制御部205では、同期検知用強制点灯信号BD及び画素クロックPCLKに同期した画像データに応じてLDを点灯制御する。そして、LDユニット122からレーザビームが出射し、ポリゴンミラー121のミラー面で反射して偏向され、fθレンズ123を通り、感光体40上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部206は、プリンタ制御部201からの制御信号により、ポリゴンモータ128を規定の回転数で回転制御する。
書出開始位置制御部209は、同期検知信号XDETP、画素クロックPCLK、及びプリンタ制御部201からの制御信号等により、画像書出し開始タイミング及び画像幅を決定する主走査ゲート信号XLGATE、副走査ゲート信号XFGATEを生成する。
前記画像位置ずれ補正用パターンを検出する第1及び第2のセンサ12,13は光反射型の光センサであって、各センサ12,13で検出した画像パターン情報はプリンタ制御部201に送られる。プリンタ制御部201では、前記画像パターン情報に基づいて位置ずれ量を算出し、補正データを生成し、補正データ記憶部207に記憶する。補正データ記憶部207には、画像位置ずれ、倍率ずれを補正するための補正データ、つまりXLGATE、XFGATE信号のタイミングを決定するデータ、画素クロックPCLKの周波数を決定するデータが記憶されていて、プリンタ制御部201からの指示により、各制御部に補正データを設定する。操作パネル208は、当該操作パネル208上のキー操作内容、入力内容をプリンタ制御部201に送り、プリンタ制御部201はその内容に応じて制御を行う。
図6は書出開始位置制御部の構成を示すブロック図である。書出開始位置制御部209は、主走査ライン同期信号発生部2091、主走査ゲート信号発生部2092、及び副走査ゲート信号発生部2093からなる。主走査ライン同期信号発生部2091は主走査ゲート信号発生部2092内の主走査カウンタ20921、副走査ゲート信号発生部2093内の副走査カウンタ20931を動作させるための信号XLSYNCを生成する。主走査ゲート信号発生部2092は画像信号の取り込みタイミング(主走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XLGATEを生成する。副走査ゲート信号発生部2093は画像信号の取り込みタイミング(副走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XFGATEを生成する。
主走査ゲート信号発生部2092は、XLSYNCとPCLKで動作する主走査カウンタ20921、この主走査カウンタ20921のカウンタ値とプリンタ制御部201からの設定値1(補正データ)を比較し、その結果を出力するコンパレータ20922、及びこのコンパレータ20922の比較結果からXLGATEを生成するゲート信号生成部20923から構成されている。
副走査ゲート信号発生部2093は、プリンタ制御部201からの制御信号とXLSYNCとPCLKで動作する副走査カウンタ20931、この副走査カウンタ20931のカウンタ値とプリンタ制御部201からの設定値2(補正データ)を比較し、その結果を出力するコンパレータ、及びこのコンパレータの比較結果からXFGATEを生成するゲート信号生成部20933から構成されている。
書出開始位置制御部209は主走査についてはクロックPCLKの1周期単位、すなわち1ドット単位で、副走査についてはXLSYNCの1周期単位、すなわち1ライン単位で書出位置を補正することができる。主走査、副走査とも、補正データについては、補正データ記憶部207に記憶されている。
図7は書出開始位置制御部209におけるPCLK、XDETP、XLSINC、XFGATE、主走査カウンタ、XLGATE、及び画像信号の出力タイミングを示すタイミングチャートである。同図に示すようにXLSYNCによって主走査カウンタがリセットされ、PCLKでカウントアップしていき、カウンタ値がプリンタ制御部201によって設定された設定値1(この場合'X')になったところでコンパレータからその比較結果が出力され、ゲート信号生成部20923によってXLGATEが'L'(有効)になる。XLGATEは主走査方向の画像幅分だけ'L'となる信号である。副走査については、XLSYNCでカウントアップしていくことが異なるだけで、後は主走査方向と同様である。
図8は画像データをLD制御部205に出力する画像形成制御部の前段の構成を示す図である。図8において、前段にはラインメモリ210が設けられている。このラインメモリ210は、XFGATEのタイミングでプリンタコントローラ、フレームメモリ、スキャナ等から取り込まれた画像データを、XLGATEが‘L’の区間だけPCLKに同期して画像信号が出力されるようになっている。出力された画像データはLD制御部205に送られ、そのタイミングでLDが点灯する。
図9は中間転写ベルト10上に形成された画像位置ずれ補正用パターンとセンサとの関係を示す図である。第1及び第2のセンサ12,13は中間転写ベルト10上に形成された画像位置ずれ補正用パターン(横線パターンと斜め線パターン)を検出し、その検出結果に基づき、プリンタ制御部201が各色間の主走査方向、副走査方向の画像位置ずれ、及び倍率誤差を補正する。画像位置ずれ補正用パターンは図9に示すように副走査方向に予め設定された間隔で形成されている。位置ずれ補正用パターンは主走査方向に所定の長さを有し、転写ベルト10の両端部それぞれ形成される横線パターンBK1,C1,M1,Y1、BK3,C3,M3,Y3と、前記パターン群の副走査方向であって転写ベルト10の回転方向下流側に転写ベルトの長手方向(回転方向)に対して45°傾けてそれぞれ形成される斜め線パターンBK2,C2,M2,Y2、BK4,C4,M4,Y4を含む。第1のセンサ12で一方端に形成された補正用パターンBK1,C1,M1,Y1、BK2,C2,M2,Y2を検出し、第2のセンサ13で他方端に形成された補正用パターンBK3,C3,M3,Y3、BK4,C4,M4,Y4を検出する。
すなわち、中間転写ベルト10が矢印の方向に動くことにより、各色の横線パターンBK1,C1,M1,Y1、BK3,C3,M3,Y3、斜め線パターンBK2,C2,M2,Y2、BK4,C4,M4,Y4が第1及び第2のセンサ12,13によってそれぞれ検知され、プリンタ制御部201でBKパターンに対する各色のずれ量(時間)が算出される。斜め線パターンは主走査方向の画像位置、画像倍率がずれることによって検出タイミングが変わり、横線パターンは副走査方向の画像位置がずれることによって検出タイミングが変わる。
具体的には、主走査方向については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12を求め、さらに、パターンBK3からパターンBK4の時間を基準とし、パターンC3からパターンC4の時間と比較し、そのずれ分TBKC34を求め、
TBKC34−TBKC12
がシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となるので、その量に相当する分だけ画素クロックの周波数を変更することになる。また、前述のようにして求めたTBKC12から第1のセンサ12の位置における倍率誤差補正による時間変化分(補正分)を差し引いたものが、シアン画像のブラック画像に対する主走査ずれとなり、そのずれ量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXLGATE信号のタイミングを変更する。マゼンタ、イエローについても同様である。
副走査方向については、理想の時間をTcとし、パターンBK1からパターンC1の時間をTBKC1、パターンBK3からパターンC3の時間をTBKC3とすると、
((TBKC3+TBKC1)/2)−Tc
がシアン画像のブラック画像に対する副走査ずれとなり、その量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXFGATE信号のタイミングを変更する。マゼンタ、イエローについても同様である。
図10はこのようにして実行される画像位置ずれ補正処理の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、パソコン等の外部装置からの印刷指示があるかをチェックする(ステップS101)。印刷指示があった場合、補正データ記憶部207に記憶されている補正データを各制御部に設定する(ステップS102)。この補正データは、前回の補正動作によって決定した主走査画像位置、副走査画像位置、主走査画像倍率の補正データ、もしくは補正が一度も行われていなければ、初期値(予め設定しておくデフォルト値)となる。設定後、図9に示す画像位置ずれ補正用パターンを中間転写ベルト10上に形成する(ステップS103)。次いで、形成された補正用パターンを第1及び第2のセンサ12,13で検出し(ステップS104)、プリンタ制御部201でブラックに対する各色のずれ量を算出し(ステップS105)、補正するかどうかを判断する(ステップS106)。この判断は、ずれ量と補正分解能とに基づいて行われる。本実施例では、ずれ量が補正分解能の1/2以上であれば補正を行う。
補正する場合、補正データを算出し(ステップS107)、算出した補正データを記憶し(ステップS108)、各制御部に補正データを設定する(ステップS109)。ここでの補正データは、主走査方向の画像倍率を決定する画素クロック周波数の設定値と、主走査方向の画像位置を決定するXLGATE信号の設定値と、副走査方向の画像位置を決定するXFGATE信号の設定値である。補正を行わない場合は、補正データの更新は行わない。その後、印刷指示に従い、画像形成動作を行う(ステップS110)。印刷指示については、画像データの一番先頭の信号の場合、画像データ入力前に入力される何かしらの信号、情報の場合がある。とにかく最初に入力される信号によって補正動作を開始する。なお、印刷指示によって画像位置ずれ補正動作を行うが、その後、キャンセル指示があった場合は、画像位置ずれ補正動作のみ行い、画像形成動作は中止する。
図10のフローチャートでは、印刷指示がパソコン等の外部機器から行われることを前提にしているが、この他に、操作パネル208からのキー操作の有無、圧板開閉の有無、原稿の有無、人体検知の有無、キー操作とキー操作からの経過時間、キー操作とキー操作後の温度変化等々の判断に基づいて画像位置ずれ補正処理を行わせることができる。
図11ないし図16は本実施例における変形例を示すフローチャートで、図11は操作パネル208からのキー操作の有無(ステップS101a)、図12は圧板開閉の有無(ステップS101b)、図13は原稿の有無(ステップS101c)、図14は人体検知の有無(ステップS101d)、図15はキー操作とキー操作からの経過時間(ステップS101a、S101e)、図16はキー操作とキー操作後の温度変化(ステップS101a、S101f)等々の判断に基づいて図10におけるステップS102からステップS108の各処理を実行する処理手順を示している。
なお、図11ないし図16のフローチャートでは、プリント動作を行わない例を示しているが、画像形成動作を行う場合は、補正データを記憶した後(ステップS108)、補正データを設定し(ステップS109)、その後、画像形成動作を開始する(ステップS110)。
すなわち、プリント動作を行わない場合とは、キー操作のみの実行、原稿のみセット、人体のみ検知し、実際のプリント動作を行わない場合、あるいは、前回の補正からの経過時間、前回の補正からの温度変化はチェックしたが実際のプリント動作は行わない場合である。
なお、図15のフローチャートでは、実施例1に対して操作パネル208からのキー操作の有無によって画像位置ずれ補正動作を行うかどうかを判断し(ステップS101a)、さらに、前回行った画像位置ずれ補正動作からの経過時間によって位置ずれ補正処理を行うかどうかを判断している(ステップS101e)。これは、経過時間Aは長いほど、画像形成装置の状態が変化している可能性が高く、それに伴い、画像位置ずれが発生している可能性が高くなるからである。そこで、経過時間Aと画像位置ずれの関係を予め測定しておき、その結果から経過時間Aを決める。これにより、短時間の間にキー操作を繰り返しても、画像位置ずれ補正動作は繰り返し行われなくなり、プリントスピードの低下を最小限に抑えることができる。
また、経過時間Aは操作パネル208等の外部入力装置から変更できるようにしておく。これにより、画像位置ずれ補正動作の頻度を任意に変更することができ、位置ずれを極力なくしたいユーザ、プリントスピードを優先させるユーザ等、様々なユーザへの対応が可能となる。
また、図16のフローチャートでは、実施例1に対して操作パネル208からのキー操作の有無によって画像位置ずれ補正動作を行うかどうかを判断し(ステップS101a)、さらに、前回行った画像位置ずれ補正動作からの温度変化量Bによって位置ずれ補正処理を行うかどうかを判断している(ステップS101e)。これは、画像形成装置内の温度変化によって、画像位置ずれが発生するからである。そこで、温度変化量Bと画像位置ずれの関係を予め測定しておき、その結果から温度変化量Bを決める。これにより、短時間の間にキー操作を繰り返しても、画像位置ずれ補正動作は繰り返し行われなくなり、プリントスピードの低下を最小限に抑えることができる。
また、温度変化量Bは操作パネル208等の外部入力装置から変更できるようにしておく。これにより、画像位置ずれ補正動作の頻度を任意に変更することができ、位置ずれを極力なくしたいユーザ、プリントスピードを優先させるユーザ等、様々なユーザへの対応が可能となる。
図17は本実施形態の実施例2に係る画像形成制御部の構成を示す概略構成図であり、実施例1における図4に対応している。この実施例2は実施例1に対して光ビーム走査装置の主走査方向端部の画像書き終わり側に光ビームを検出する第2の同期検知センサ127bを設けたものである。この第2の同期検知センサ127bには、fθレンズ123を透過した光ビームが第2のミラー131bによって反射され、第2のレンズ132bによって集光させたレーザ光が入射する構成になっている。また、光ビームが第2の同期検知センサ127b上を通過することにより、第2の同期検知センサ127bからエンド側同期検知信号XEDETPが出力され、倍率誤差検出部203に入力する。倍率誤差検出部203では、スタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測し、基準時間差と比較し、その差分だけ画素クロック周波数を可変して画像倍率を補正する。その他の各部については実施例1と同様である。
図18は倍率誤差検出部203の構成を示すブロック図である。同図において、倍率誤差検出部203は、時間差カウント部2031と比較制御部2032から構成され、時間差カウント部2031はカウンタ20311とラッチ20312から構成されている。この倍率誤差検出部203では、スタート側同期検知信号XDETPでカウンタ20311がクリアされ、クロックVCLKでカウントアップし、ラッチ20312はエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジでカウント値をラッチする。そして、カウント値(時間差:T)と予め設定してある基準時間差T0とを比較制御部2032で比較し、その差分データ(倍率誤差データ)を求め、プリンタ制御部201に送る。プリンタ制御部201では、倍率誤差データから画素クロックPCLKの周波数を算出し、その設定データ(補正データ)を算出し、画素クロック生成部202に設定する。
基準時間差T0については、予め、倍率が合っている(倍率誤差がない)状態での時間差を計測しておき、記憶しておく。補正前の周波数をfoとすると、補正後の周波数をf’は、
f’= fo ×T0 /T
で求めることができる。
図19は実施例2における中間転写ベルト10上に形成する画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。図9に示した実施例1における画像位置ずれ補正用パターンとは、副走査方向の画像ずれを検出するための横線パターンのみ形成し、斜め線パターンは形成しない点が異なる。パターンの検出方法については実施例1と同様である。画像位置ずれ補正処理の処理手順についても図20のフローチャートに示した処理手順を除き、図10ないし図16のフローチャートに示した実施例1の処理と同様である。
図20は実施例2における補正処理を示すフローチャートである。この補正処理は図10の画像位置ずれ補正処理のフローチャートの画像形成動作直前(画像位置ずれ補正動作(ステップS109)と画像形成動作の間(ステップS110))に行われる。この直前に行われた補正データ設定ステップ(ステップS109)において補正データは設定済みであるので、図20のフローチャートでは、まず、2点間計測を開始する(ステップS201)。そして、記憶されている基準カウント値と計測値を比較し(ステップS202)、補正する必要があるかどうかを判断する(ステップS203)。この判断は、倍率の補正分解能(補正精度)によって決まり、補正分解能の1/2以上の誤差が検出されれば補正を行うことになる。
補正を行う場合は、補正データ(周波数設定データ)を算出し(ステップS204)、算出した補正データを記憶する(ステップS205)。次いで、LDを一度消灯し(ステップS206)、その補正データを画素クロック生成部202に設定する(ステップS207)。その後、再度、LDを点灯させ(ステップS208)、画像形成動作を開始する(ステップS209)。ステップS203で補正を行わない場合は、画素クロックの設定を変えずに画像形成動作を開始することになる(ステップS209)。
ステップS206でLDを一度消灯しているのは、画素クロック周波数によってLD点灯タイミングが決定しているので、LD点灯中に画素クロック周波数を変更すると、画素クロック周波数が安定するまで、LDの点灯タイミングが異常になり、LD光が感光体ドラム40上を照射してしまう可能性があるためである。特に問題なければLDを消灯する必要はない。
なお、印刷指示によって画像位置ずれ補正動作を行うが、その後、キャンセル指示があった場合は、画像位置ずれ補正動作のみ行い、図20のフローチャートに基づく処理、及び画像形成動作は中止となる。この図20に示した処理は画像形成動作開始直前に実行される。
また、実施例1及び2においては間接転写方式のタンデム型画像形成装置を例示しているが、直接転写方式のタンデム型画像形成装置においても同様に処理することができる。ただし、中間転写ベルト10に代えて転写搬送ベルトを使用し、転写搬送ベルト上に静電吸着された記録紙上に一色ずつ直接トナー画像を重畳し、フルカラーの画像を形成することになる。直接転写方式のタンデム型画像形成装置自体は公知の技術なので、ここでは説明は省略する。
以上のように本実施形態によれば、画像形成動作を開始するための各種要件の1つが設定されたときに、画像位置ずれ補正動作を行うので、出来る限りプリントスピードを低下させずに画像位置ずれを低減させることができる。 また、画像位置ずれ補正動作を出来る限り短くしてプリントスピード低下を抑え、画像位置ずれを低減させることができる。更に、画像位置ずれ補正動作の回数を出来る限り少なくすることができる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 実施例1における画像形成装置の光ビーム走査装置と作像装置の概略構成を示す図である。 実施例1における光ビーム走査装置の概略構成を示す平面図である。 実施例1における画像形成制御部の構成を示す概略構成図である。 図4におけるVCOクロック発生部の構成を示すブロック図である。 図4における書出開始位置制御部の構成を示すブロック図である。 図4の書出開始位置制御部の信号の出力タイミングを示すタイミングチャートである。 図4の画像形成制御部の前段の構成の一例を示すブロック図である。 実施例1における画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 実施例1における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の他の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1のさらに他の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1のさらに他の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1のさらに他の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1のさらに他の変形例における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2における画像形成制御部の構成を示す概略構成図である。 図7における倍率誤差検出部の構成を示すブロック図である。 実施例2における画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 実施例2における画像位置ずれ補正の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 中間転写ベルト
20 作像装置
21 光ビーム走査装置
40 感光体ドラム
107 帯電器
108 現像ユニット
109 転写器
110 クリーニングユニット
111 除電器
120 LDユニット
123a,123b 同期検知センサ
126a,126b センサ
201 プリンタ制御部
202 画素クロック生成部
203 倍率誤差検出部
204 同期検知用点灯制御部
205 LD制御部
206 ポリゴンモータ制御部
209 書出開始位置制御部
M1 プリンタ
M2 給紙テーブル
M3 スキャナ
M4 自動原稿給送装置(ADF)

Claims (15)

  1. 単色画像を重畳して多色画像を形成する画像形成手段と、
    各色それぞれについて、所定の画像位置ずれ補正用パターンを形成するパターン形成手段と、
    前記形成された画像位置ずれ補正用パターンを検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された画像位置ずれ補正用パターンの検出結果に基づいて画像の位置ずれを補正する補正手段と、
    を備えた画像形成装置において、
    前記補正手段は、画像形成動作を開始するための各種要件の1つが設定されたときに、画像位置ずれ補正動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段が、単色画像を画像形成する手段を各色個別に複数色分有し、前記単色画像を重ね合わせて多色画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段が、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を各色毎に設けられた現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転または移動する転写手段によって搬送される記録媒体上に転写することによって多色画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記画像形成手段が、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた画像光を照射することにより潜像画像を形成し、該潜像画像を各色毎に設けられた現像手段により顕像化し、該顕像化した画像を、回転または移動する転写手段に転写し、該転写手段に転写された画像を記録媒体上にさらに転写することによって多色画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1記載の画像形成装置において、
    画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向される光ビームを主走査線上の2カ所で検出する光ビーム検出手段と、
    前記光ビーム検出手段の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出手段が光ビームを検出するまでの時間差を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された時間差から主走査方向の画像倍率を補正する画像倍率補正手段と、
    を備え、副走査方向の画像位置ずれ補正のみ行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項2ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    画像データに応じて点灯制御される発光源と、
    前記発光源から出力される光ビームを主走査方向に偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向される光ビームを主走査線上の2カ所で検出する光ビーム検出手段と、
    前記光ビーム検出手段の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出手段が光ビームを検出するまでの時間差を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって計測された時間差から主走査方向の画像倍率を補正する画像倍率補正手段と、
    を各色毎に備え、各色毎に副走査方向の画像位置ずれ補正のみ行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成動作を開始するための各種要件が、外部装置からの印刷指示であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    画像読み取り装置をさらに備え、
    前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記画像読み取り装置の原稿セット部の開閉動作であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    画像読み取り装置をさらに備え、
    前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記画像読み取り装置にセットされる原稿の検知であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    操作部をさらに備え、
    前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記操作部のキー入力であることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    人体検知手段をさらに備え、
    前記画像形成動作を開始するための各種要件が、前記人体検知手段によって人体を検知であることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記補正手段は、予め設定された条件を満たす場合に画像位置ずれ補正動作を行うことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12記載の画像形成装置において、
    前記予め設定された条件が前回行われた画像位置ずれ補正動作からの所定の時間経過であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項12記載の画像形成装置において、
    前記予め設定された条件が前回行われた画像位置ずれ補正動作からの所定の温度変化量であることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項12ないし14のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    外部入力装置からの指示入力により前記予め設定された条件を変更することを特徴とする画像形成装置。
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