JP5251300B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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本発明は、トナーニアエンド時における画像濃度制御を行う画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来より、複数色の画像を形成するカラー画像形成装置においては、白黒画像とは異なり、各色の画像を重ね合せるため、各色の画像位置がずれると、線画、文字の色が変わったり、画像ムラ(色むら)が発生することになり、画像品質の低下につながってしまう。よって各色の画像位置をできる限り合せる必要がある。このようなことから、複数の感光体を用いてカラー画像を形成する画像形成装置において、環境温度の変化や、機内温度の変化等、様々な要因により発生する各色間の位置ずれを補正するために、転写ベルト上に色ずれ検知用パターンを形成し、それをセンサで検知し、センサからの信号に基づいてずれ量、例えば主走査方向の倍率、主走査、副走査のレジストを検出し、各色間のずれを補正している。これにより、環境変化だけでなく、経時変化による位置ずれを補正することができ、色ずれのない高品位の画像を得ることができる。
ところで、トナーを使用する電子写真方式の画像形成装置では、画像形成によって現像装置内のトナーが消費され、それに伴い現像された画像濃度も薄くなっていく。このため、現像装置内のトナー濃度を検知し、もしくは感光体、転写ベルト上に形成された画像の画像濃度を検知し、規定値より低下すればトナーボトルから現像装置にトナーを補給することで、常に安定した画像濃度を得ている。しかし、トナー補給を繰り返すとトナーボトル内のトナーが減少し、トナーが規定量補給できなくなることで画像濃度が低下し、最終的に現像装置内のトナーがなくなると画像形成ができなくなるため、トナーボトルを新品と交換する必要がある。
このようなことから、近年、トナーを使用する電子写真方式の画像形成装置において、電源投入時やトナーニアエンド時、トナーエンプティ時、所定枚数の印刷毎等に、用紙搬送ベルト上に画像補正を行うための補正パターンを印刷し、この補正パターンを読みとって画像を補正する方式が提案されている(例えば特許文献1参照)。この方式では、トナーが減少しても常に安定した画像品質を確保することができる。また、重ねずれ(色ずれ)検出時にトナーエンドの確認を同時に行う方式も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方式では、トナーエンド確認に消費するトナーが必要なくなるため、ランニングコストを低減させることができる。
また、トナーを使用する電子写真方式の画像形成装置において、トナーボトル内のトナーの残量が少なくなったことによる画像濃度の低下を検知し、トナーニアエンドと判断した場合に、画像濃度の低下を抑えるように作像条件を変更する方式が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この方式では、トナーニアエンドと判断してからトナーエンドになるまで、画像濃度の低下を抑えて、画像濃度を良好に保つことができる。
特開平9−152796号公報 特開2007−193189号公報 特開平4−242766号公報
しかし、トナーニアエンドと判断してから画像濃度の低下を抑えることによって、当然、トナーエンドになるまでに画像形成が可能なプリント枚数が減ることになる。トナーが充填されたトナーボトルが手元にあれば問題ないが、トナーボトルの手配が必要な場合、トナーボトルが届くまで、画像形成ができなくなる可能性がある。また、ユーザによっては、画像濃度を低下させても出来る限り多くの枚数をプリントしたい場合もある。
また、カラー印刷可能なカラー画像形成装置においては、ある1色のトナーのみがトナーニアエンドになり、その色についてのみ画像濃度を低下させるようにした場合、その他の色の画像濃度と差が生じ、色味が変わったり、色むらが発生したりしてしまう恐れがある。黒色については、主に文字や線画で使用されるため、画像濃度の低下による影響は小さいが、イエロー、マゼンタ、シアンについては、単なる画像濃度の低下だけで済まない恐れがあり、画像品質が大きく変わってしまう恐れがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成可能な枚数を出来る限り多くしつつ、形成される画像の品質の劣化を出来る限り抑制可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像の形成を指示する画像形成指示の入力を受け付ける入力受付手段と、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた光ビームを照射することにより潜像画像を形成する潜像画像形成手段と、複数色のトナーを供給して前記潜像画像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された顕像画像を記録紙上へ転写する転写手段と、顕像化によるトナーの消費に対して前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、前記複数色の各色に対して前記トナーの残量が所定値未満であるか否かを検出する残量検出手段と、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、全ての色に対して前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように前記光ビームの光量を変更することにより作像条件を変更し、かつ、前記入力受付手段が入力を受け付けた同一の画像形成指示によって形成された複数の前記潜像画像に対しては、同一の作像条件となるよう、前記作像条件の変更を制御する変更手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、画像の形成を指示する画像形成指示の入力を受け付ける入力受付手段と、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた光ビームを照射することにより潜像画像を形成する潜像画像形成手段と、複数色のトナーを供給して前記潜像画像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された顕像画像を記録紙上へ転写する転写手段と、顕像化によるトナーの消費に対して前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、残量検出手段と、変更手段とを備える画像形成装置において実現される画像形成方法であって、前記残量検出手段が、前記複数色の各色に対して前記トナーの残量が所定値未満であるか否かを検出する残量検出ステップと、前記変更手段が、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、全ての色に対して前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように前記光ビームの光量を変更することにより作像条件を変更する変更ステップと、前記入力受付手段が入力を受け付けた同一の画像形成指示によって形成された複数の前記潜像画像に対しては、同一の作像条件となるよう、前記作像条件の変更を制御する制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、トナーニアエンド状態であっても、画像形成可能な枚数を出来る限り多くしつつ、形成される画像の品質の劣化を出来る限り抑えることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置及び画像形成方法の最良な実施の形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
(1)構成
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置の機構部分の概要を示す図である。画像形成装置のプリンタ100には、中央に中間転写ユニット(図示せず)があり、該中間転写ユニットには、無端ベルトである中間転写ベルト10がある。中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。第2の支持ローラ15の右に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17がある。第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10には、その移動方向に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(BK)の各色の感光体ドラム40、帯電ユニット18、転写器62、現像ユニット、クリーニングユニット及び除電器(図示せず)を有する作像装置20がある。作像装置20は、プリンタ本体に対して脱着可能に装着されている。作像装置20の上方には、各色の各感光体ドラム40に画像形成のためのレーザ光を照射する光ビーム走査装置21がある。中間転写ベルト10の下方には、2次転写ユニット22がある。2次転写ユニット22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるように配置したものである。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を記録紙上に転写する。2次転写ユニット22の横には、記録紙上の転写画像を定着する定着ユニット25があり、トナー像が転写された記録紙がそこに供給し込まれる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26に加熱、加圧ローラ27を押し当てたものである。2次転写ユニット22および定着ユニット25の下方に、表面に画像を形成した直後の記録紙を、裏面にも画像を記録するために表裏を反転して供給し出すシート反転ユニット28がある。
また、画像形成装置は操作部ユニット(図示せず)、スキャナを有する画像読み取りユニット300、原稿自動搬送装置(ADF)400、第1キャリッジ33、第2キャリッジ34、結像レンズ35及びCCD36を備える。操作部ユニットのスタートスイッチが押されると、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿給紙台30上に原稿があるときは、ADF400はそれをコンタクトガラス32上に搬送する。ADF400に原稿が無いときにはコンタクトガラス32上の手置きの原稿を読むために、画像読み取りユニット300のスキャナを駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラス32に光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上のミラー(図示せず)で反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラー(図示せず)で反射して結像レンズ35を通して読取りセンサであるCCD36に結像する。CCD36で得た画像信号(画像データ)に基づいてY,M,C,BK各色の記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたとき、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20の各ユニットの作像準備が開始され、そして各色作像の作像シーケンスが開始されて、各色用の感光体ドラム40に各色の記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより、各色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。即ち、各色の潜像画像が顕像化される。このトナー画像の先端が2次転写ユニット22に進入するときに同時に先端が2次転写ユニット22に進入するようにタイミングをはかって記録紙が2次転写ユニット22に供給し込まれ、これにより中間転写ベルト10上のトナー像が記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着ユニット25に供給し込まれ、そこでトナー像が記録紙に定着される。
なお、上述の記録紙は、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つにより選択回転駆動され、給紙ユニット43に多段に備えられる給紙トレイ44の1つから繰り出される。そして、当該記録紙は、分離ローラ45で1枚だけ分離されて、搬送コロユニット46に入れられ、搬送ローラ47で搬送されてプリンタ100内の搬送コロユニット48に導かれ、搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てて止められてから、前述のタイミングで2次転写ユニット22に供給し出される。尚、ユーザが手差しトレイ51上に記録紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に記録紙を差し込んでいるときには、プリンタ100が給紙ローラ50及び給紙ローラ52を回転駆動して手差しトレイ51上の記録紙の一枚を分離して手差し給紙路53に引き込み、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
定着ユニット25で定着処理を受けて排出される記録紙は、切換爪55で排出ローラ56に案内されて排紙トレイ57上にスタックされる。または、当該記録紙は、切換爪55でシート反転ユニット28に案内されて、そこで反転されて転写位置へと再び導かれ、裏面にも画像が記録されて後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
また、画像形成装置は、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17を備える。また、画像形成装置は、色毎に、現像ユニットに補給するトナーが入っているトナーボトルを着脱可能に支持するトナーボトル受けと、感光体ドラム40上に作像されたトナー像の濃度を検出するセンサ(いずれも図示せず)とを備える。更に、画像形成装置は、装置全体を制御する制御ユニット(図示せず)を備える。制御ユニットは、CPU(Central Processing Unit)等の制御装置と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)等の外部記憶装置と、これらを接続するバスとを有する。
図2は、作像装置20と、光ビーム走査装置21との詳細な構成を示す図である。作像装置20は、上述したように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(BK)の各色の感光体ドラム40を備える。光ビーム走査装置21は、ポリゴンミラー70とこれを駆動するポリゴンモータ71とを備え、このポリゴンミラー70を用いて、ポリゴンミラー70面の上方と下方で異なる色の光ビームを偏向走査させ、さらに、ポリゴンミラー70を中心に対向振分走査させることで、4色分の光ビームがそれぞれの感光体ドラム40上を走査する。また、光ビーム走査装置21は、画像データに応じて駆動変調されることにより選択的に光ビームを出射するLD(Laser Diode)ユニット(図示せず)を各色に備える。このLDユニットから出射された光ビームは、ポリゴンモータ71によって回転するポリゴンミラー70によって偏向され、fθレンズ72を通り、第1ミラー73で反射、第2ミラー74で反射、BTL76を通り、第3ミラー75で反射し、感光体ドラム40上を走査する。BTL76とは、Barrel Toroidal Lens(バレル・トロイダル・レンズ)の略で、副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を行っている。また、ここでは図示していないが、主走査方向の非画像書き込み領域の画像書き出し位置より前方に、ポリゴンミラー70で偏向された光ビームを受光することにより、主走査方向の書き込み開始のタイミングをとるための同期検知信号を出力する同期検知センサが設けられている。
各色の感光体ドラム40の回りには、上述した帯電ユニット18と、現像ユニット80、転写器62、クリーニングユニット82及び除電器83が備わっている。作像装置20は、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像(顕像化)、転写により中間転写ベルト10上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を形成する。そして、図1に示した2次転写ユニット22によって、中間転写ベルト10上に形成された画像が、搬送されてくる記録紙に転写されることで、4色の画像が重ね合わさったカラー画像が記録紙上に形成される。そして図1に示した定着ユニット25によって記録紙上にカラー画像が定着される。
図3は、図2に示した光ビーム走査装置21を上から見た図である。光ビーム走査装置21は、Y,BK,M,Cの各色に対応するLDユニット77を備える。Yに対応するLDユニット77及びBKに対応するLDユニット77からの光ビームは、CYL(シリンダレンズ)78を通り、反射ミラー79によってポリゴンミラー70の下方面に入射する。そして、ポリゴンミラー70が回転することにより光ビームが偏向され、fθレンズ72を通り、第1ミラー73によって折り返される。Mに対応するLDユニット77及びCに対応するLDユニット77からの光ビームは、CYL78を通り、ポリゴンミラー70の上方面に入射する。そして、ポリゴンミラー70が回転することにより光ビームが偏向され、fθレンズ72を通り、第1ミラー73によって折り返される。本実施の形態では、主走査方向の書出し側の端部には、同期ミラーBKC90a、同期ミラーMY90b、同期レンズBKC91a、同期レンズMY91b、同期センサBKC92a及び同期センサMY92bが備わっている。fθレンズ72を透過した各色の光ビームが同期ミラーBKC90a、同期ミラーMY90bによって反射され、同期レンズBKC91a、同期レンズMY91bによって集光され、同期センサBKC92a、同期センサMY92bに入射するような構成になっている。各同期センサBKC92a、同期センサMY92bは、同期検知信号XDETPを検出するための同期検知センサの役割を果たしている。尚、同図からも分かるように、CとBKに対し、YとMが逆方向に走査される。
画像形成装置が画像形成を制御する画像形成制御機能について説明する。この機能は、例えば、上述した制御ユニットの有する制御装置が記憶装置や外部記憶装置に記憶された各種プログラムを実行することにより実現されるものである。図4は、画像形成制御機能を更に詳細にブロック化したものを示す図である。画像形成制御機能には、ポリゴンモータ制御部110、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112、画素クロック生成部113、プリンタ制御部117、帯電電位制御部118、現像バイアス制御部119、画像データ制御部120及びトナー補給制御部121が含まれる。尚、ここでは詳細な図示は省略しているが、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112、画素クロック生成部113、帯電電位制御部118、現像バイアス制御部119、画像データ制御部120及びトナー補給制御部121については、Y,BK,M,Cの色毎に各々画像形成制御機能に含まれる。ポリゴンモータ制御部110及びプリンタ制御部117については各色共通である。
同期検知信号分離部109は、同期センサ92a(92b)から出力される同期検知信号XDETPを各色の同期検知信号XDETPに分離する。尚、光ビームが光ビーム走査装置21の同期センサ92a(92b)上を通過することにより、同期センサ92a(92b)から同期検知信号XDETPが出力されるが、本実施の形態においては、同期センサ92a(92b)を各々2色で共用している。このため、同期検知信号分離部109は、タイミングがずれた2色分の同期検知信号XDETPを各色の同期検知信号XDETPに分離する。そして、同期検知信号分離部109は、分離後の同期検知信号XDETPを各色に対応する画素クロック生成部113及び同期検知用点灯制御部112に供給する。
画素クロック生成部113は、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、これをLD制御部111及び同期検知用点灯制御部112に供給する。画素クロック生成部113の詳細な機能は、基準クロック発生部114、VCO( Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部115及び位相同期クロック発生部116に分かれる。
図5は、VCOクロック発生部115(PLL回路:PhaseLocked Loop)を示す図である。VCOクロック発生部115は、位相比較器140と、LPF(ローパスフィルタ)141と、VCO142と、1/N分周器143とを有する。1/N分周器143は、VCO142から出力される発振周波数(VCLK)をN分周する。そして、基準クロック発生部114からの基準クロック信号FREFと、VCLKを1/N分周器143でN分周した信号が位相比較器140に入力される。位相比較器140は、両信号の立ち下がりエッジの位相比較を行い、誤差成分を定電流出力する。LPF141は、不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO142に供給する。VCO142は、LPF141の出力に依存したVCLKを出力する。従って、プリンタ制御部117からのFREFの周波数と分周比:Nを可変することで、VCLKの周波数を可変することができる。
位相同期クロック発生部116は、VCOクロック発生部115が生成したVCLKから、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成する。
同期検知用点灯制御部112は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、同期検知用の点灯信号BDをONしてLDを強制点灯させる。このとき、同期センサ92a(92b)で光ビームを検出し、同期検知信号XDETPを出力した後には、同期検知用点灯制御部112は、フレア光が発生しない程度で確実に同期センサ92a(92b)で光ビームが検出できるようなタイミングでON/OFFする点灯信号BDを同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKから生成してこれをLD制御部111に供給し、LDを点灯させる。点灯信号BDは、光ビームが同期センサ92a(92b)に入射される直前にONされて、入射後(同期検知信号XDETP出力後)にOFFされる。
LD制御部111は、同期検知用の点灯信号BD及び画素クロックPCLKに同期した画像データに応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニット77からレーザビームが出射され、ポリゴンミラー70に偏向され、fθレンズ72を通り、感光体ドラム40上を走査することになる。ポリゴンモータ制御部110は、プリンタ制御部117からの制御信号により、図2に示したポリゴンモータ71を規定の回転数で回転制御する。
ここで、図4に示されるセンサ131と、操作部ユニット130とについて説明する。これらは、上述でその概要を説明したものである。センサ131は、Y,BK,M,Cの色毎に画像形成装置に備えられる。センサ131は各々、各色の感光体ドラム40上に形成される画像パターンの濃度(画像濃度)を検出し、この画像濃度の値をプリンタ制御部117に供給する。
図6は、画像パターンを示す図である。ここでは、各色の感光体ドラム40上にセンサ131のスポットサイズより十分大きいパッチ画像を形成することにより、画像パターンG1を形成する。ここでは、このような画像パターンG1を、例えば所定枚数の記録紙に画像を形成する毎に形成するようにする。そして、このように形成された画像パターンG1の各色の画像濃度を、色毎に備えられたセンサ131が各々検出する。
操作部ユニット130は、上述したスタートキーなどの操作キーや操作ボタンを備える操作パネルを有する。操作部ユニット130は、操作パネルにおけるユーザからの操作内容に応じた操作指示の入力を受け付け、これをプリンタ制御部117に供給する。操作指示としては、例えば画像の形成を指示する画像形成指示などがある。また、操作部ユニット130は、プリンタ制御部117からの情報を操作パネルに表示する。
画像形成制御機能の説明に戻る。プリンタ制御部117は、LD制御部111、帯電電位制御部118、現像バイアス制御部119、画像データ制御部120、トナー補給制御部121を制御すべく、各部に各種制御信号を適宜供給する。また、プリンタ制御部117は、トナーの消費を抑制するように画像形成に係る制御状態を変更する。具体的には、プリンタ制御部117は、センサ131から供給された画像濃度の値を所定値と比較し、その結果に基づいて、作像条件を変更する。この結果画像形成に係る制御状態が変更される。尚、所定値は、記憶装置や外部記憶装置に予め記憶されているものであっても良いし、可変に設定されるものであっても良い。尚、ここでは、プリンタ制御部117は、作像条件として、LDから発光する光ビームの光量を変更する。また、プリンタ制御部117は、操作部ユニット130から供給された操作指示に応じて制御を行う。
LD制御部111は、プリンタ制御部117からの制御信号に応じて、LDを制御する。図7は、LD制御部111の構成を示す図である。LD制御部111は、PWM信号発生部150と、LD駆動部151とに分けられる。PWM信号発生部150は、LDの点灯時間を制御する。LD駆動部151は、LDを点灯制御する。具体的には、PWM信号発生部150は、画像データ及びプリンタ制御部117からの制御信号1により、PWM信号をLD駆動部151に対して出力し、LD駆動部151はその時間だけLDを点灯させる。また、LD駆動部151に同期検知用点灯制御部112からの同期検知用の点灯信号BDを供給することで、その時間だけLDを点灯させる。LDを点灯させる時の光量は、プリンタ制御部117からの制御信号2によって設定される。
尚、画像データは1bit幅でも複数bit(2bit幅以上)でも良く、例えば、1bit幅の場合、予め決めておいたパルス幅を発生する構成にしても良い。または、プリンタ制御部117からの制御信号1(選択信号)によりパルス幅を選択して画像データを出力するようにしても良い。画像データが複数bit(2bit幅以上)の場合は、それぞれの画像データに対応したパルス幅を発生する構成にしても良い。または、プリンタ制御部117からの制御信号1(選択信号)により、画像データに対応するパルス幅を可変できる構成にしても良い。
図8は、LDの構成を示す図である。LDの構成は周知の通り、LDとPD(Photo diode)とで構成されている。LD駆動部151はプリンタ制御部117から指示された光量でLDを点灯させるために、PDのモニタ電圧Vmを一定に保つようにLD電流Idを制御する(APC動作:オート・パワー・コントロール)。光量を可変する場合、プリンタ制御部117からの指示によりVmが可変され、その設定されたVmを一定に保つようにLD電流Idを制御することになる。
画像形成制御機能の説明に戻る。帯電電位制御部118は、プリンタ制御部117からの制御信号に応じて、図2に示した帯電ユニット18の帯電電位を制御する。現像バイアス制御部119は、プリンタ制御部117からの制御信号に応じて、図2に示した現像ユニット80の現像バイアス電圧を制御する。画像データ制御部120は、画像データのLD制御部111への供給を制御する。トナー補給制御部121は、プリンタ制御部117からの制御信号に応じて、トナーボトルから現像ユニット80に補給するトナーの補給量を制御する。
(2)動作
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う画像濃度制御処理の手順について図9を用いて説明する。ここでは、記録紙への画像形成を所定枚数(例えば10枚)行う毎に画像濃度の制御を行うものとする。この場合、画像形成装置は、記録紙への画像形成を10枚行う毎に以下の画像濃度制御処理を行う。更に、画像形成装置は、以下の画像濃度制御処理を各色について行う。
画像形成装置は、1枚の記録紙への画像形成を行う毎に、その枚数をカウントし、その枚数が10枚に達すると、以下の画像濃度制御処理を開始し、カウントした枚数を「0」にクリアする。そして、画像形成装置は、作像装置20及び光ビーム走査装置21により、まず、画像パターンを各色の感光体ドラム40上に形成し(ステップS1)、この画像パターンの画像濃度をセンサ131によりを検出する(ステップS2)。そして画像形成装置は、プリンタ制御部117により、トナーニアエンド状態かをチェックする(ステップS3)。トナーニアエンドではない場合、次いで、画像濃度の値が第1所定値以上である場合、画像形成装置は、トナーニアエンドではないと判断して、次いで、画像濃度の値が所定値A未満か否かを判断する(ステップS4)。この所定値Aは、許容できる画像濃度の下限値から決定される。画像濃度の値が所定値A未満でないと判断した場合(ステップS4:NO)、画像形成装置は画像処理を終了する。画像濃度の値が所定値A未満であると判断した場合(ステップS4:YES)、それが連続N回(ここでは「N=2」以上)続いているかどうかを画像形成装置は判断する(ステップS5)。尚、「N=2」以上として1回のみでは判断しない理由は、以下の通りである。1回だけで判断した場合検出誤差がある可能性があるからである。また2回以上連続している状態で、画像濃度を上げる制御を行うことで、実際、画像濃度が上がるのか、変わらないのか、下がるのかを確認するためである。尚、画像形成装置は、画像濃度の値が所定値A未満であったことが連続して生起した場合その回数をカウントし、この回数をステップS5で用いる。
ステップS5で、連続N回続いていないと判断した場合(ステップS5:NO)、画像形成装置は、現像ユニット80にトナーを補給して、処理を終了する。連続N回続いていると判断した場合(ステップS5:YES)、画像形成装置は、トナーの残量が少ない状態、即ち、トナーニアエンド状態であると判断して、トナーニアエンド状態であることを示す情報を操作部ユニット130の操作パネルに表示させる(ステップS6)。また、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの光量を変更する(ステップS7)。画像形成装置は、この変更した光量で次の画像形成を行うことになる。
光量の変更は、画像濃度を低下させる方向に行う。つまりここでは、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの光量を下げる。下げる量は、許容できる画像濃度や画像品質から決定される。また、ある1色について、ステップS5の判断結果が肯定的となって、ステップS7で、LDから発光する光ビームの光量を変更する場合、画像形成装置は、他の色についても、検出された画像濃度の値に関わらず、LDから発光する光ビームの光量を変更する。例えば、LDから発光する光ビームの光量を現状の値の1/2にする場合、その他の色についても同様に各々、LDから発光する光ビームの光量を現状の値の1/2にすることになる。LDから発光する光ビームの光量を変更するタイミングについては、各色が同じ画像(同じページ)について形成を行うタイミングになるように画像形成装置は制御する。なぜなら、本実施の形態における画像形成装置の構成の場合、ある色について画像の形成を行っている時、他の色については別の画像の形成を行っている場合があるからである。
ステップS7の後は、画像形成装置は、現像ユニット80にトナーを補給して、処理を終了する(ステップS8)。
一方、ステップS3で、トナーニアエンドになっている場合、画像形成装置は、画像濃度の値が所定値B未満か否かを判断する(ステップS10)。この所定値Bは、トナーニアエンド状態で許容できる画像濃度の下限値から決定される。画像濃度の値が所定値B未満でないと判断した場合(ステップS10:NO)、画像形成装置は、現像ユニット80にトナーを補給して、処理を終了する。画像濃度の値が所定値B未満であると判断した場合(ステップS10:YES)、それが連続N回(ここでは「N=2」以上)続いているかどうかを画像形成装置は判断する(ステップS11)。尚、「N=2」以上としている理由は、上述のステップS5で「N=2」以上としている理由と同様である。尚、画像形成装置は、画像濃度の値が所定値B未満であることが連続して生起した場合その回数をカウントし、この回数をステップS11で用いる。
連続N回続いていないと判断した場合(ステップS11:NO)、画像形成装置は、現像ユニット80にトナーを補給して、処理を終了する。連続N回続いていると判断した場合(ステップS11:YES)、画像形成装置は、トナーがない状態、即ち、トナーエンド状態であると判断して、トナーエンド状態であることを示す情報を操作部ユニット130の操作パネルに表示させる(ステップS12)。そして、画像形成装置は、自身の機構部分を停止させる(ステップS13)。
以上のような構成によれば、トナーニアエンド状態であっても、画像形成可能な枚数を出来る限り多くしつつ、形成される画像の品質の劣化を出来る限り抑えることができる。
[第2の実施の形態]
次に、画像形成装置の第2の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
上述の第1の実施の形態においては、画像形成装置は、画像濃度制御処理において、作像条件として、LDから発光する光ビームの光量を変更するようにしたが、本実施の形態においては、LDから発光する光ビームの発光時間(PWM値)を変更する。
図10は、本実施の形態にかかる画像濃度制御処理の手順を示すフローチャートである。ステップS1〜6,8〜13については上述の第1の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、画像形成装置は、ステップS6の後、ステップS20を行う。ステップS20では、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの発光時間(PWM値)を変更する。ここでは例えばPWM値を、32分割PWMとする。また、画像データが4値(0〜3)の場合、各値に対応してPWM値が図11に示されるように予め設定されているものとする。これに対し、シアン(C)について、ステップS5の判断結果が肯定的となっている場合、画像形成装置は、画像データの各値に対応してPWM値を図12の2列目に示されるように変更する。このとき、画像形成装置は、その他の色(M,Y,BK)については、画像データの各値に対応してPWM値を図12の3列目に示されるように変更する。即ち、画像形成装置は、その他の色(M,Y,BK)については、値が「0」〜「2」の画像データに対しては、中間調(ハーフトーン)画像に大きく影響を与えるため、PWM値を、シアン(C)と同様の値に変更する。値が「3」の画像データに対しては、ベタ画像の部分に多く使われるため、PWM値を予め設定されている値から変更しないようにする。
尚、イエロー(Y)については、単色のベタ画像の部分では、視覚的には濃度低下が目立たない。このことから、仮に、イエロー(Y)についてPWM値を変更することになった場合は、画像形成装置は、図13の2列目に示されるように、イエローについてのみ、値が「3」の画像データのPWM値を大きく変更する。
以上のように、トナーニアエンド状態であるときに、各色のPWM値を変更するとともに、PWM値の変更量を色に応じて適宜異ならせる。これにより、トナーニアエンド状態であっても、色味の変化、色むらの発生を出来る限り抑えることができつつ、画像形成可能な枚数を出来る限り多くすることができる。
[第3の実施の形態]
次に、画像形成装置の第3の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態又は第2の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
上述の第1又は第2の実施の形態では、画像形成装置は、画像濃度制御処理において、ある1色について作像条件を変更することになった場合、他の色についても、その変更に合わせて、作像条件を変更するようにした。本実施の形態においては画像形成装置は、画像濃度制御処理において、ブラック(BK)についてのみ作像条件を変更することになった場合、他の色については、その変更に合わせず、作像条件を変更しないようにする。なぜなら、ブラック(BK)については、カラー画像の中間調(ハーフトーン)画像に用いることはあまりない。このため、ブラック(BK)についてのみ、LDから発光する光ビームの光量を変更しても、画像品質に影響はあまりないからである。
尚、作像条件としては、第1の実施の形態と同様に、LDから発光する光ビームの光量を変更するようにしても良いし、第2の実施の形態と同様にPWM値を変更するようにしても良い。PWM値を用いる場合、例えば、ブラック(BK)についてのPWM値は、画像データが4値(0〜3)の場合、値が「1」〜「3」の画像データ全てに対して変更するようにする。
尚、中間調(ハーフトーン)画像に対して影響を与えたくない場合には、PWM値は、値が「1」〜「2」の画像データに対して変更せず、値が「3」の画像データに対してのみ変更するようにしても良い。
[第4の実施の形態]
次に、画像形成装置の第4の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第3の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、画像濃度制御処理において、作像条件を段階的に変更する。具体的には、画像形成装置は、上述の第1の実施の形態で説明したステップS5の後、ステップS7で、LDから発光する光ビームの光量を変更する場合、規定枚数(n枚)毎に、その光量を徐々に低下させていく。ある1色についてLDから発光する光ビームの光量を変更する場合、画像形成装置は、他の色についても同様に、LDから発光する光ビームの光量を変更するのは上述の第1の実施の形態と同様である。
図14は、本実施の形態にかかる画像濃度制御処理の手順を示すフローチャートである。ステップS1〜S13については上述の第1の実施の形態と同様である。ステップS3の判断結果が肯定的である場合、ステップS30で、画像形成装置は、n枚以上画像形成したか否かを判断する。当該判断結果が肯定的である場合、ステップS31で、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの光量を、ステップS7で変更した値よりも小さい値に変更する。
例えば、画像形成装置は、ステップS7で、LDから発光する光ビームの光量を、予め設定された値より80%低下させたとする。そしてその後、画像形成装置は、n枚(例えば20枚とする)の記録紙に画像形成したとする。このとき、ステップS30の判断結果が肯定的となり、ステップS31では、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの光量を、予め設定された値より60%低下させる。そして、更に20枚の記録紙に画像形成した後、ステップS31の処理を再度行う際には、画像形成装置は、LDから発光する光ビームの光量を、予め設定された値より40%低下させる。
以上のような構成によれば、トナーニアエンド状態であっても、画像品質を出来る限り低下させず、画像形成可能な枚数を出来る限り多くすることができる。
[第5の実施の形態]
次に、画像形成装置の第5の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第4の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像濃度を検出した直前の画像と、検出後に光量を変えて画像形成しようとする画像とが同一ジョブ(同一の画像形成指示)である場合には、作像条件を変更しない。ある1色についてLDから発光する光ビームの光量を変更する場合、画像形成装置は、他の色についても同様に、LDから発光する光ビームの光量を変更するのは上述の第1の実施の形態と同様である。
具体的には、本実施の形態においては、画像形成装置は、上述の第1の実施の形態で説明したステップS5の後、ステップS7で、LDから発光する光ビームの光量を変更する際、まず、画像濃度を検出した直前の画像と、検出後に光量を変えて画像形成しようとする画像とが同一ジョブにより形成されているか否かを判断する。同一ジョブか否かは、例えば、プリンタ制御部117が、操作部ユニット130から供給された画像形成指示に基づいて判断することができる。ここで、同一ジョブでないと判断した場合、画像形成装置は、上述の第1の実施の形態と同様にして、LDから発光する光ビームの光量を変更する。一方、同一ジョブであると判断した場合、画像形成装置は、同一の画像形成指示による画像形成が終了するまで、LDから発光する光ビームの光量を変更しないようにする。
このような構成によれば、例えば同じ画像を繰り返し形成している時に、画像品質が急に変化しないようにすることができる。つまり、このような構成によれば、画像品質の差を無くしつつ、画像形成可能な枚数を出来る限り多くすることができる。
[第6の実施の形態]
次に、画像形成装置の第6の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第5の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、画像位置ずれ補正用パターンを中間転写ベルト10上に形成し、この画像位置ずれ補正用パターン(補正用パターン)を検出して画像のずれを補正する画像位置ずれ補正処理を実行する場合に、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した場合、トナーの消費を抑制するように画像形成に係る制御状態を変更する。この場合、具体的には、画像形成装置は、その後、画像位置ずれ補正処理を実行しないよう制御する。
(1)構成
図15は、本実施の形態にかかる画像形成制御機能を更に詳細にブロック化したものを示す図である。本実施の形態にかかる画像形成制御機能には、上述の第1の実施の形態で説明したポリゴンモータ制御部110、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112、画素クロック生成部113及びプリンタ制御部117に加え、書出開始位置制御部160、トナー検出センサ161〜162及び補正データ記憶部163を備える。また、センサ131に加えセンサ132も備えられる。ここでは2つのセンサ131〜132は各々、中間転写ベルト10上に形成される画像位置ずれ補正用パターンを検出しこれを画像パターン検出情報としてプリンタ制御部117に供給する。プリンタ制御部117は、センサ131〜132から供給された画像パターン検出情報を用いて各色のずれ量を算出してずれを補正するための補正データを生成し、補正データ記憶部163に記憶する。この補正データは、画像位置ずれ、倍率ずれを補正するためのものであり、つまりXLGATE、XFGATE信号のタイミングを決定したり、画素クロックPCLKの周波数を決定したりするためのデータである。補正データ記憶部163は、このような補正データを記憶し、プリンタ制御部117からの指示により、補正データをポリゴンモータ制御部110、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112及び書出開始位置制御部160に設定する。トナー検出センサ161〜162は、トナーボトルから現像ユニット80にトナーを送る補給経路中のトナーの有無を検出し、検出結果をプリンタ制御部117に供給する。プリンタ制御部117は、トナー検出センサ161から供給された検出結果を用いてトナーニアエンド状態か否かを判断する。
図16は、トナー検出センサ161〜162の構成を示す図である。トナー検出センサ161〜162は各々、発光部と受光部とを備えた光学式センサである。トナー検出センサ161は、トナーボトルから現像ユニット80にトナーを補給する補給経路のトナーボトル側に設置され、トナー検出センサ162は、現像ユニット80側に設置され、各々補給経路中の各色のトナーを検出する。即ち、補給経路中のトナーが2箇所で検出される。但し、トナー検出センサ161はトナーニアエンドを検出し、トナー検出センサ162はトナーエンドを検出する。
図17は、本実施の形態にかかる書出開始位置制御部160の構成を示す図である。書出開始位置制御部160は、主走査ライン同期信号発生部170と、主走査ゲート信号発生部171と、副走査ゲート信号発生部172とを有する。主走査ゲート信号発生部171は、主走査カウンタ173と、コンパレータ174と、ゲート信号生成部175とを有する。副走査ゲート信号発生部172は、副走査カウンタ176と、コンパレータ177と、ゲート信号生成部178とを有する。
主走査ライン同期信号発生部170は、主走査カウンタ173及び副走査カウンタ176を動作させるための信号XLSYNCを生成する。
主走査カウンタ173は、信号XLSYNC及びPCLKで動作し、カウンタ値を出力する。コンパレータ174は、カウンタ値とプリンタ制御部117からの設定値1(補正データ)とを比較し、その結果を出力する。ゲート信号生成部175は、コンパレータ174からの比較結果から、画像信号の取り込みタイミング(主走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XLGATEを生成する。
副走査カウンタ176は、プリンタ制御部117からの制御信号、信号XLSYNC及びPCLKで動作し、カウンタ値を出力する。コンパレータ177は、カウンタ値とプリンタ制御部117からの設定値2(補正データ)とを比較し、その比較結果を出力する。ゲート信号生成部178は、コンパレータ177からの比較結果から、画像信号の取り込みタイミング(副走査方向の画像書出しタイミング)を決定するXFGATEを生成する。
尚、書出開始位置制御部160は、主走査方向についてはクロックPCLKの1周期単位、つまり1ドット単位で、副走査方向についてはXLSYNCの1周期単位、つまり1ライン単位で書出位置を補正できる。主走査方向、副走査方向とも、補正データについては、補正データ記憶部163に記憶されている。
図18は、主走査方向に対しての書出開始位置制御部160で入出力される信号のタイミングチャートを示す図である。XLSYNCによって主走査カウンタ173がリセットされ、PCLKでカウントアップしていき、カウンタ値がプリンタ制御部117によって設定された設定値1(この場合‘X’)になったところでコンパレータ174からその比較結果が出力され、ゲート信号生成部175によってXLGATEが‘L’(有効)になる。XLGATEは主走査方向の画像幅分だけ‘L’となる信号である。
図19は、副走査方向に対しての書出開始位置制御部160で入出力される信号のタイミングチャートを示す図である。プリンタ制御部117からの制御信号(画像書込みスタートトリガ信号)副走査カウンタ176がリセットされ、XLSYNCでカウントアップしていき、カウンタ値がプリンタ制御部117によって設定された設定値2(この場合‘Y')になったところでコンパレータ177からその比較結果が出力され、ゲート信号生成部によってXFGATEが‘L'(有効)になる。XFGATEは副走査方向の画像長さ分だけ‘L'となる信号である。
図20は、図15に示した画像形成制御機能の前段の構成を例示する図である。この画像形成制御機能の前段にはラインメモリ180が備えられる。ラインメモリ180には、プリンタ制御部117や、制御ユニットに備えられるフレームメモリとして機能する記憶装置や図示しないスキャナ等から、XFGATEのタイミングで取り込まれた画像データが記憶される。そして、XLGATEが‘L’の区間だけPCLKに同期して、画像データに応じた画像信号がラインメモリ180から出力されるようになっている。出力された画像信号はLD制御部111に供給され、そのタイミングでLDが点灯する。
図21は、中間転写ベルト10上に形成する画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。同図に示される画像位置ずれ補正用パターンは主査方向及び副走査方向における画像のずれを補正するためのものである。作像装置20は、中間転写ベルト10上に各色予め設定されたタイミングで横線及び斜め線の画像を画像位置ずれ補正用パターンとして形成する。また、作像装置20は、センサ131〜132が各々検出可能なように画像位置ずれ補正用パターンを主走査方向に複数個所形成する。中間転写ベルト10が矢印の方向に動くことにより、各色の横線及び斜め線をセンサ131〜132が各々検出しこれを画像パターン検出情報としてプリンタ制御部117に供給する。プリンタ制御部117はこの画像パターン検出情報を用いてBKに対する各色のずれ量(時間)を算出する。そして、プリンタ制御部117は、算出したずれ量を用いて画像位置ずれ補正処理(補正処理)を制御する。斜め線については、主走査方向の画像位置や画像倍率がずれることで検出タイミングが変わる。横線については、副走査方向の画像位置がずれることで検出タイミングが変わる。画像位置ずれ補正処理の詳細については動作欄で説明する。
図22は、主走査方向のずれ量の算出について説明するための図である。主走査方向については、パターンBK1からパターンBK2までの時間を基準とし、パターンC1からパターンC2までの時間と比較し、そのずれ分TBKC12を求め、さらに、パターンBK3からパターンBK4までの時間を基準とし、パターンC3からパターンC4までの時間と比較し、そのずれ分TBKC34を求める。‘TBKC34−TBKC12’がシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となる。このため、この量に相当する分だけ画素クロックの周波数を可変することになる。また、上記で求めたTBKC12からセンサ131の位置における倍率誤差補正による時間変化分(補正分)を差し引いたものが、シアン画像のブラック画像に対する主走査ずれとなり、そのずれ量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXLGATE信号のタイミングの変更を行う。マゼンタ、イエローについても同様である。
図23は、副走査方向のずれ量の算出について説明するための図である。副走査方向については、理想の時間をTcとし、パターンBK1からパターンC1までの時間をTBKC1とし、パターンBK3からパターンC3までの時間をTBKC3とすると、‘((TBKC3+TBKC1)/2)−Tc’がシアン画像のブラック画像に対する副走査ずれとなる。この量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXFGATE信号のタイミングの変更を行う。マゼンタ、イエローについても同様である。
(2)動作
<画像位置ずれ補正処理>
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置が実行する画像位置ずれ補正処理の手順について図24を用いて説明する。画像位置ずれ補正処理の実行は、プリンタ制御部117がそのタイミングを制御する。実施のタイミングは、例えば、規定された枚数の記録紙へ画像形成される毎や、画像形成の開始前や、電源投入時などである。そして、画像形成装置は、プリンタ制御部117で画像位置ずれ補正処理を実行すると判断した場合、まず、補正データ記憶部163に記憶されている補正データをポリゴンモータ制御部110、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112及び書出開始位置制御部160に設定する(ステップS30)。この補正データは、前回の画像位置ずれ補正処理によって決定した主走査画像位置、副走査画像位置及び主走査画像倍率の各設定値である。具体的には、主走査方向の画像倍率を決定する画素クロック周波数の設定値と、主走査方向の画像位置を決定するXLGATE信号の設定値と、副走査方向の画像位置を決定するXFGATE信号の設定値とである。尚、補正が一度も行われていなければ、補正データは予め設定された初期値となる。設定後、画像形成装置は、図10に示す画像位置ずれ補正用パターンを中間転写ベルト10上に形成し(ステップS31)、センサ131〜132で画像位置ずれ補正用パターンを検出してこれを画像パターン検出情報としてプリンタ制御部117に供給する(ステップS32)。
プリンタ制御部117は、ブラックに対する各色のずれ量を算出し(ステップS33)、このずれ量に基づいて補正を行うか否かを判断する(ステップS34)。具体的には、プリンタ制御部117は、ずれ量が補正分解能の1/2以上であるか否かを判断することにより補正を行うか否かを判断する。そして、プリンタ制御部117はずれ量が補正分解能の1/2以上である場合、補正を行うと判断する。この場合(ステップS34:YES)、プリンタ制御部117は補正データを算出して(ステップS35)、これを補正データ記憶部163に記憶する(ステップS36)。そして、プリンタ制御部117は、補正データ記憶部163に記憶されている補正データをポリゴンモータ制御部110、LD制御部111、同期検知用点灯制御部112及び書出開始位置制御部160に設定する(ステップS37)。ここでの補正データは、主走査方向の画像倍率を決定する画素クロック周波数の設定値と、主走査方向の画像位置を決定するXLGATE信号の設定値と、副走査方向の画像位置を決定するXFGATE信号の設定値である。ステップS34で補正を行わないと判断した場合は、プリンタ制御部117は補正データの更新を行わない。その後、画像形成装置は、画像形成を行う場合は、補正データ記憶部163に記憶された補正データを用いて画像形成を行うことになる。
尚、画像形成装置は、ステップS31で、図21に示した画像位置ずれ補正用パターンを複数組形成するようにしても良い。この場合、画像形成装置は、ステップS33では検出したずれ量を平均化し、ステップS34ではこのずれ量を用いて補正を行うか否かを判断する。このような構成によれば、補正精度が向上する。
<補正制御処理>
次に、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順について図25を用いて説明する。画像形成装置の稼動中はトナー検出センサ161〜162は補給経路中の各色のトナーを常に監視している。画像形成装置は、トナー検出センサ161で各色のトナーを検出し(ステップS50)、この検出結果に基づいてプリンタ制御部117でトナーがあるか否かを判断する(ステップS51)。トナーがあるか否かは、例えば、検出したトナーの量が予め設定された値(第3所定値とする)以上あるか否かを判断すれば良い。この第3所定値は、記憶装置や外部記憶装置に予め記憶されているものであっても良いし、可変に設定されるものであっても良い。尚、トナーが単にあるかないかを判断する場合には、第3所定値は例えば‘0’と予め設定される。ここである色のトナーがないと判断される場合、即ち、当該色についてトナーニアエンドが検出されることになる。この場合(ステップS51:NO)、画像形成装置は、次にトナー検出センサ162でトナーを検出し(ステップS52)、この検出結果に基づいてプリンタ制御部117でトナーがあるか否かを判断する(ステップS53)。ここでも、トナーがあるか否かは、例えば、検出したトナーの量が予め定められた値(第4所定値とする)以上あるか否かを判断すれば良い。この第4所定値は、記憶装置や外部記憶装置に予め記憶されているものであっても良いし、可変に設定されるものであっても良い。尚、トナーが単にあるかないかを判断する場合には、第4所定値は例えば‘0’と予め設定される。そして、画像形成装置は、プリンタ制御部117でトナーがあると判断した場合、トナーの残りが少ないと判断し、トナーニアエンドを示す情報を操作部ユニット130の操作パネルに表示させる(ステップS54)。そして、画像形成装置は、上述の画像位置ずれ補正処理の実行を禁止する(ステップS55)。尚、画像位置ずれ補正処理の実行の禁止について、ある1色についてトナーニアエンドが検出された場合、他の色についての検出結果によらず、画像形成装置はその後の画像位置ずれ補正処理を禁止する。
一方、ステップS53で、ある色のトナーがないと判断される場合、即ち、当該色についてトナーエンドが検出されることになる。この場合(ステップS53:NO)、画像形成装置は、トナーが無いと判断して、トナーエンドを示す情報を操作部ユニット130の操作パネルに表示させる(ステップS56)。そして、画像形成装置は、自身の機構部分を停止させる(ステップS57)。尚、ステップS51でトナーがあると判断した場合には、画像形成装置は、当該補正制御処理を終了する。
以上のような構成によれば、トナーニアエンド状態であっても、画像形成可能な枚数を出来る限り多くすることができる。
なお、上述の例では、トナー補給経路中の2箇所に各々トナー検出センサ161〜162を設置してこの2箇所でトナーの有無を検出することにより、トナーニアエンド及びトナーエンドの確認を行うようにした。しかし、1つのトナー検出センサ161のみを、トナーボトル内のトナーの残量が少なくなったことを検出できるように設置するようにしても良い。
また、トナー検出センサ162の代わりに、現像ユニット80内のトナー濃度を検出するセンサを設置して、当該センサがトナーエンドを検出しても良い。
また、センサ131もしくはセンサ132は、上述の第1の実施の形態乃至第4の実施の形態で説明したように、画像濃度を検出するものであっても良く、画像形成装置はこの検出結果からトナーニアエンド又はトナーエンドを決定するようにしても良い。
[第7の実施の形態]
次に、画像形成装置の第7の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第6の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、上述の第6の実施の形態で説明した画像位置ずれ補正処理を実行する場合に、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した場合、その後、画像位置ずれ補正処理を実行する頻度を変更するよう制御する。
画像形成装置のハードウェア構成については上述の第6の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。画像形成装置の行う補正制御処理の手順が上述の第6の実施の形態と異なる。図26は、本実施の形態にかかる画像形成装置の実行する補正制御処理の手順を示すフローチャートである。ステップS50〜S54,S56〜S57については上述の第6の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、ステップS54の後、ステップS55´では、画像形成装置は、画像位置ずれ補正処理を実行する頻度を変更する。例えば、画像位置ずれ補正処理を、100枚の記録紙に画像形成する毎に行うように予め設定されているとすると、例えば、200枚の記録紙に画像形成する毎に行うように画像形成装置は変更する。尚、画像位置ずれ補正処理を実行する頻度やタイミングなどの情報(処理情報という)は例えば補正データ記憶部163などに予め記憶されているものとする。また、画像形成装置は、記録紙に画像形成を行う毎にその枚数を計数しその値を例えば補正データ記憶部163に記憶し、補正データ記憶部163に記憶された枚数の値や処理情報を参照して画像位置ずれ補正処理の頻度を変更する。
以上のような構成によれば、画像形成可能な枚数を出来る限り増やしつつ、画像の劣化を出来る限り抑えることができる。
[第8の実施の形態]
次に、画像形成装置の第8の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第7の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、上述の第6の実施の形態で説明した画像位置ずれ補正処理を実行する場合に、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した場合、その後、画像位置ずれ補正用パターンを変更するよう制御する。そして画像形成装置は変更した画像位置ずれ補正用パターンを用いて画像位置ずれ補正処理を実行する。
図27は、変更される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。同図に示される画像位置ずれ補正用パターンは副走査方向のみにおける画像のずれを補正するためのものである。当該画像位置ずれ補正用パターンには、図21に示した画像位置ずれ補正用パターンと比べて、主走査方向の位置ずれや倍率ずれを検出するための斜めパターンがない。画像形成装置が横線を検出し、副走査方向のずれ量を算出する点は上述の第6の実施の形態と同様である。
このような画像位置ずれ補正用パターンを用いるのは以下の理由による。主走査方向の位置ずれや倍率ずれを検出するためには、横線のパターンと斜め線のパターンとの両方が必要になる。一方、副走査方向については横線のパターンのみで検出できる。従って、図27に示されるように横線のパターンのみの画像位置ずれ補正用パターンを用いることで、主走査方向については画像位置ずれ補正はできないが、副走査方向については画像位置ずれ補正は可能であり、且つ、トナーの消費を抑えることができるからである。
画像形成装置のハードウェア構成については上述の第6の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。ここでは、画像形成装置の行う補正制御処理の手順が上述の第6の実施の形態と異なる。図28は、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。ステップS50〜S54,S56〜S57については上述の第6の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、ステップS54の後、ステップS55”では、画像形成装置は、画像位置ずれ補正用パターンを図21に示されるものから図27に示されるものに変更する。
以上のような構成によれば、トナーの消費を抑えることができ、画像形成可能な枚数を出来る限り増やしつつ、画像の劣化を出来る限り抑えることができる。
[第9の実施の形態]
次に、画像形成装置の第9の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第8の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、上述の第6の実施の形態で説明した画像位置ずれ補正処理を実行する場合、中間転写ベルト10上に画像位置ずれ補正用パターンを副走査方向に複数組形成し、この画像位置ずれ補正用パターンを検出して画像位置ずれ補正処理を実行するものとする。この場合に、画像形成装置は、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した場合、その後、副走査方向に形成する画像位置ずれ補正用パターンの組数を変更するよう制御する。組数を例えば1つに画像形成装置は変更し、変更した画像位置ずれ補正用パターンを用いて画像位置ずれ補正処理を実行する。
画像形成装置のハードウェア構成については上述の第6の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。また、画像形成装置の行う補正制御処理の手順も上述の第8の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。
以上のような構成によれば、トナーの消費を抑えることができ、画像形成可能な枚数を出来る限り増やしつつ、画像の劣化を出来る限り抑えることができる。
[第10の実施の形態]
次に、画像形成装置の第10の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第9の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においても、上述の第8の実施の形態と同様に、画像位置ずれ補正処理を実行する場合に、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した場合、その後、画像位置ずれ補正用パターンを変更するよう制御する。本実施の形態においては、変更する画像位置ずれ補正用パターンが上述の第8の実施の形態と異なる。
図29は、本実施の形態において変更される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。同図に示される画像位置ずれ補正用パターンは副走査方向のみにおける画像のずれを補正するためのものであり、主走査方向に1箇所のみ形成されるものである。当該画像位置ずれ補正用パターンには、図21や図27に示した画像位置ずれ補正用パターンと比べて、センサ131で検出可能な位置にのみ画像位置ずれ補正用パターンを形成する。この場合、ずれ量の算出は、センサ131で検出した画像パターン検出情報のみを用いて行う。なお、センサ131ではなくセンサ132で検出可能な位置のみに画像位置ずれ補正用パターンを形成するようにしても良い。
同図に示される画像位置ずれ補正用パターンを用いる場合、主走査方向の画像倍率は補正できないが、副走査方向の画像位置ずれ補正を行うことができ、画像位置について補正可能となる。
画像形成装置のハードウェア構成については上述の第6の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。また、画像形成装置の行う補正制御処理の手順も上述の第8の実施の形態と同様であるためその説明を省略する。
以上のような構成によれば、トナーの消費を更に抑えることができ、画像形成可能な枚数を出来る限り増やしつつ、画像の劣化を出来る限り抑えることができる。
[第11の実施の形態]
次に、画像形成装置の第11の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態乃至第10の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、画像形成装置は、上述の第6の実施の形態で説明した画像位置ずれ補正処理を実行する場合に、少なくとも1つの色に対してトナーニアエンドを検知した直後に、画像位置ずれ補正処理を実行し、それ以降は上述の第6の実施の形態と同様に画像位置ずれ補正処理を実行しないよう制御する。尚、連続して画像形成を行っている間にトナーニアエンドを検知した場合は、画像形成装置は、画像形成を中断し、画像位置ずれ補正処理を実行した後、画像形成を再開する。
図30は、本実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。ステップS50〜S57については上述の第6の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、ステップS54の後、ステップS60では、画像形成装置は、画像位置ずれ補正処理を実行したか否かを判断し、当該判断結果が否定的である場合、図24を用いて説明した画像位置ずれ補正処理を実行する(ステップS61)。次いで、ステップS55に進む。ステップS60の判断結果が否定的である場合、ステップS55に進む。ステップS55では、画像形成装置は、上述の第6の実施の形態と同様にして画像位置ずれ補正処理の実行を禁止する。
以上のような構成によれば、画像形成可能な枚数を出来る限り増やしつつ、画像の劣化を出来る限り抑えることができる。
尚、本実施の形態は、上述の第7の実施の形態乃至第10の実施の形態においても適用可能である。この場合、画像形成装置は、トナーニアエンドを検知した場合に、通常の画像位置ずれ補正処理を実行し、それ以降については、画像位置ずれ補正処理を実行する頻度を変更したり、画像位置ずれ補正用パターンを変更したりすることになる。
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した各実施の形態において、画像形成装置で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
上述の実施の形態においては、画像濃度制御処理において変更する作像条件として、LDから発光する光ビームの光量や発光時間を使用したが、これに限らず、現像ユニット80における現像バイアス電圧、感光体ドラム40における帯電電位、トナーボトルから感光体ドラム40へのトナーの補給量のうち少なくとも1つを使用しても良い。また、これらのうち2つ以上を組み合わせて使用するようにしても良い。
上述の実施の形態においては、画像形成装置は、プリンタ100と、画像読み取りユニット300とを備えるようにした。しかし、これに限らず、画像形成装置は、ファクシミリ機能を更に備えるようにしても良いし、ファクシミリ機能のみを備えるようにしても良いし、また、プリンタ機能のみ備えるようにしても良い。
上述した各実施の形態において、画像形成装置にパーソナルコンピュータが接続されるように構成し、操作パネルに表示させる情報を、操作パネルではなく、パーソナルコンピュータに送信するようにしても良い。
また、画像形成装置は、パーソナルコンピュータを介して画像形成指示の入力を受け付けるようにしても良い。
また、画像形成装置が、ファクシミリ機能を備える場合、ファクシミリの出力指示を入力を外部装置から受け付けると、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20の各ユニットの作像準備が開始されるようにしても良い。
上述の実施の形態においては、トナーニアエンドか否かの検出を、感光体ドラム40に画像パターンを形成してこの画像パターンの画像濃度を検出することにより行ったが、これに限らず、トナーボトル内のトナー量を直接検出することにより行うようにしても良い。
第1の実施の形態にかかる画像形成装置の機構部分の概要を示す図である。 同実施の形態にかかる作像装置20と、光ビーム走査装置21との詳細な構成を示す図である。 図2に示した光ビーム走査装置21を上から見た図である。 同実施の形態にかかる画像形成制御機能を更に詳細にブロック化したものを示す図である。 同実施の形態にかかるVCOクロック発生部115を示す図である。 同実施の形態にかかる画像パターンを示す図である。 同実施の形態にかかるLD制御部111の構成を示す図である。 同実施の形態にかかるLDの構成を示す図である。 同実施の形態にかかる画像形成装置の行う画像濃度制御処理の手順を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる画像形成装置の行う画像濃度制御処理の手順を示すフローチャートである。 画像データが4値(0〜3)の場合、各値に対応して設定されるPWM値を示す図である。 画像データが4値(0〜3)の場合、各値に対応して変更されるPWM値を示す図である。 画像データが4値(0〜3)の場合、各値に対応して変更されるPWM値を示す図である。 第4の実施の形態にかかる画像形成装置の行う画像濃度制御処理の手順を示すフローチャートである。 第6の実施の形態にかかる画像形成制御機能を更に詳細にブロック化したものを示す図である。 同実施の形態にかかるトナー検出センサ161〜162の構成を示す図である。 同実施の形態にかかる書出開始位置制御部160の構成を示す図である。 主走査方向に対しての書出開始位置制御部160で入出力される信号のタイミングチャートを示す図である。 副走査方向に対しての書出開始位置制御部160で入出力される信号のタイミングチャートを示す図である。 図15に示した画像形成制御機能の前段の構成を例示する図である。 同実施の形態にかかる中間転写ベルト10上に形成する画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 主走査方向のずれ量の算出について説明するための図である。 副走査方向のずれ量の算出について説明するための図である。 同実施の形態にかかる画像形成装置が実行する画像位置ずれ補正処理の手順を示すフローチャートである。 同実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。 第7の実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。 第8の実施の形態において変更される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 同実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。 第10の実施の形態において変更される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 第11の実施の形態にかかる画像形成装置の行う補正制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 中間転写ベルト
14 支持ローラ
15 支持ローラ
16 支持ローラ
17 中間転写体クリーニングユニット
18 帯電ユニット
20 作像装置
21 光ビーム走査装置
22 2次転写ユニット
23 ローラ
24 2次転写ベルト
25 定着ユニット
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転ユニット
30 原稿給紙台
32 コンタクトガラス
33 第1キャリッジ
34 第2キャリッジ
35 結像レンズ
36 CCD
40 感光体ドラム
42 給紙ローラ
43 給紙ユニット
44 給紙トレイ
45 分離ローラ
46 搬送コロユニット
47 搬送ローラ
48 搬送コロユニット
49 レジストローラ
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 給紙ローラ
53 手差し給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
62 転写器
70 ポリゴンミラー
71 ポリゴンモータ
72 fθレンズ
73 第1ミラー
74 第2ミラー
75 第3ミラー
77 LDユニット
78 CYL
79 反射ミラー
80 現像ユニット
82 クリーニングユニット
83 除電器
90a 同期ミラーBKC
90b 同期ミラーMY
91a 同期レンズBKC
91b 同期レンズMY
92a 同期センサBKC
92b 同期センサMY
100 プリンタ
109 同期検知信号分離部
110 ポリゴンモータ制御部
111 LD制御部
112 同期検知用点灯制御部
113 画素クロック生成部
114 基準クロック発生部
115 VCOクロック発生部
116 位相同期クロック発生部
117 プリンタ制御部
118 帯電電位制御部
119 現像バイアス制御部
120 画像データ制御部
121 トナー補給制御部
130 操作部ユニット
131,132 センサ
140 位相比較器
143 1/N分周器
150 PWM信号発生部
151 LD駆動部
160 書出開始位置制御部
161,162 トナー検出センサ
163 補正データ記憶部
170 主走査ライン同期信号発生部
171 主走査ゲート信号発生部
172 副走査ゲート信号発生部
173 主走査カウンタ
174 コンパレータ
175 ゲート信号生成部
176 副走査カウンタ
177 コンパレータ
178 ゲート信号生成部
180 ラインメモリ
200 給紙テーブル
300 画像読み取りユニット

Claims (15)

  1. 画像の形成を指示する画像形成指示の入力を受け付ける入力受付手段と、
    回転または移動する像担持体上に画像データに応じた光ビームを照射することにより潜像画像を形成する潜像画像形成手段と、
    複数色のトナーを供給して前記潜像画像を顕像化する現像手段と、
    前記現像手段により顕像化された顕像画像を記録紙上へ転写する転写手段と、
    顕像化によるトナーの消費に対して前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、
    前記複数色の各色に対して前記トナーの残量が所定値未満であるか否かを検出する残量検出手段と、
    少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、全ての色に対して前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように前記光ビームの光量を変更することにより作像条件を変更し、かつ、前記入力受付手段が入力を受け付けた同一の画像形成指示によって形成された複数の前記潜像画像に対しては、同一の作像条件となるよう、前記作像条件の変更を制御する変更手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変更手段は、黒色に対してのみトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、黒色に対してのみ前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように作像条件を変更する
    ことを特徴とする請求項の画像形成装置。
  3. 前記現像手段により前記像担持体上に顕在化された前記潜像画像の画像濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段が検出した画像濃度を用いて、各色に対してトナーの残量が所定値未満か否かを検出する残量検出手段とを更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度検出手段は、前記記録紙上への転写が所定枚数行われる毎に、前記像担持体上に顕像化された前記潜像画像の画像濃度を検出する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記記録紙上への転写が所定枚数行われる毎に、前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を徐々に低下させるように、作像条件を段階的に変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、全ての色に対して前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように、各色に応じた変更量で前記作像条件を変更する
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 複数色のそれぞれについて、画像のずれを補正するための補正用パターンを主走査方向に少なくとも1箇所前記転写手段に形成するパターン形成手段と、
    前記パターン形成手段が形成した前記補正用パターンを検出する少なくとも1つ以上の検出手段と、
    前記検出手段が検出した結果に基づいて、画像のずれを補正する補正処理を実行する補正手段とを更に備え、
    前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、トナーの消費を抑制するように前記補正手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記補正処理を前記補正手段が実行しないように制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  9. 前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記補正手段が実行する前記補正処理の頻度が、全ての色に対してトナーの残量が所定値以上である場合に実行する前記補正処理の頻度よりも少なくなるよう制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  10. 複数色のそれぞれについて、画像のずれを補正するための補正用パターンを主走査方向に少なくとも1箇所前記転写手段に形成するパターン形成手段と、
    前記パターン形成手段が形成した前記補正用パターンを検出する少なくとも1つ以上の検出手段と、
    前記検出手段が検出した結果に基づいて、画像のずれを補正する補正処理を実行する補正手段とを更に備え、
    前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記補正用パターンを変更するよう前記パターン形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記パターン形成手段は、複数色のそれぞれについて、主走査方向及び副走査方向における画像のずれを補正するための補正用パターンを主走査方向に少なくとも1箇所前記転写手段に形成し、
    前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、副走査方向のみにおける画像のずれを補正するための補正用パターンを形成するよう前記パターン形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記検出手段は、主走査方向に複数備えられており、
    前記パターン形成手段は、複数の前記検出手段のそれぞれが前記補正用パターンを検出可能に前記補正用パターンを主走査方向に複数個所前記転写手段に形成し、
    前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記補正用パターンを主走査方向に形成する箇所の数が、全ての色に対してトナーの残量が所定値未満ではないと前記残量検出手段が検出した場合に副走査方向に形成する箇所の数よりも少なくなるよう前記パターン形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 前記パターン形成手段は、複数色のそれぞれについて、前記補正用パターンを副走査方向に複数箇所前記転写手段に形成し、
    前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、前記画像位置ずれ補正用パターンを副走査方向形成する箇所の数が、全ての色に対してトナーの残量が所定値未満ではないと前記残量検出手段が検出した場合に副走査方向に形成する箇所の数よりも少なくなるよう前記パターン形成手段を制御する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 前記変更手段は、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、その直後に前記補正処理を実行するよう前記補正手段を制御する
    ことを特徴とする請求項乃至13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 画像の形成を指示する画像形成指示の入力を受け付ける入力受付手段と、回転または移動する像担持体上に画像データに応じた光ビームを照射することにより潜像画像を形成する潜像画像形成手段と、複数色のトナーを供給して前記潜像画像を顕像化する現像手段と、前記現像手段により顕像化された顕像画像を記録紙上へ転写する転写手段と、顕像化によるトナーの消費に対して前記現像手段にトナーを補給するトナー補給手段と、残量検出手段と、変更手段とを備える画像形成装置において実現される画像形成方法であって、
    前記残量検出手段が、前記複数色の各色に対して前記トナーの残量が所定値未満であるか否かを検出する残量検出ステップと、
    前記変更手段が、少なくとも1つの色に対してトナーの残量が所定値未満であると前記残量検出手段が検出した場合、全ての色に対して前記像担持体上に形成される潜像画像を顕像化する際の画像濃度を低下させるように前記光ビームの光量を変更することにより作像条件を変更する変更ステップと
    前記入力受付手段が入力を受け付けた同一の画像形成指示によって形成された複数の前記潜像画像に対しては、同一の作像条件となるよう、前記作像条件の変更を制御する制御ステップとを含む
    ことを特徴とする画像形成方法。
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