JP2001201903A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2001201903A
JP2001201903A JP2000007368A JP2000007368A JP2001201903A JP 2001201903 A JP2001201903 A JP 2001201903A JP 2000007368 A JP2000007368 A JP 2000007368A JP 2000007368 A JP2000007368 A JP 2000007368A JP 2001201903 A JP2001201903 A JP 2001201903A
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toner
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Hidemi Kaneko
秀美 金子
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 UCRを行って各色成分からなるカラー画像
信号を生成する場合に、そのカラー画像信号の出力に用
いるトナー残量が少なくなっても、そのカラー画像信号
をフルカラー画像として出力させることができるように
する。 【解決手段】 カラー画像信号を用いて画像出力を行う
出力装置40におけるトナー残量を認識し、その認識結
果を基に前記カラー画像信号に含まれる墨成分の度合い
を可変させる下色除去制御手段13と、可変された墨成
分の度合いに従いつつ墨成分を含む複数の色成分からな
るカラー画像信号を生成する信号生成手段12と、を備
える画像処理装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー複写機やカ
ラープリンタ装置等に搭載されて用いられる画像処理装
置に関し、特に墨成分を含む複数の色成分からなるカラ
ー画像信号を生成する機能を有した画像処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー複写機やカラープリンタ
装置等では、C(シアン),M(マゼンタ),Y(イエ
ロー),K(墨)の4色の階調を制御することで、フル
カラー画像の再現を行っている。これは、原理的にはC
MYの3色でフルカラー画像を再現することは可能であ
るが、K成分を適切に用いることにより画質の向上やコ
ストの低減等を図れるからである。
【0003】そのため、これらカラー複写機やカラープ
リンタ装置等に搭載されて用いられる画像処理装置で
は、通常、入力されたカラー画像信号(例えば、R
(赤),G(緑),B(青)の各色成分からなるカラー
画像信号)に対して表色系の変換を行うことでCMYK
の各色成分信号を得ているが、その際に、一旦入力信号
から一意に決定できるCMYの3色に分解した上で、そ
のCMY中の下色、すなわちグレー成分の一部をK成分
で置き換える、いわゆる下色除去(Under Color Remova
l;以下「UCR」と称す)を行っている。
【0004】また、近年では、UCRを行う際の墨量お
よび下地除去量、すなわちUCRを行った後におけるK
成分の度合い(以下、この度合いを「UCR率」と称
す)を、再現すべきフルカラー画像の属性に応じて可変
し得る画像処理装置も提案されている。例えば特開平7
―212583号公報には、UCRを行うのに必要とな
るパラメータ等を色変換テーブルと呼ばれる三次元LU
T(Look Up Table)に格納し、しかもその色変換テーブ
ルを複数面用意することによって、再現すべきフルカラ
ー画像が文字画像であるか、あるいは写真画像であるか
といったタイプ別に、いずれかの色変換テーブルを選択
して、常に最適なUCR率でCMYKへの4色分解を行
い得るようにすることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな画像処理装置を搭載したカラー複写機やカラープリ
ンタ装置等では、フルカラー画像の出力のみならず、白
黒画像の出力にも用いられることが多い。ただし、主と
して白黒画像の出力に用いられた場合には、K成分に対
応する黒トナーの消費量が多くなり、他の色(CMY)
成分に対応する色トナーに比べて黒トナーの減りが早く
なってしまう。そのため、かかる場合には、黒トナーの
補充が頻繁に行われないと、フルカラー画像を出力しよ
うとした場合に当該画像出力を行えなくなってしまうお
それがある。
【0006】これは、画像処理装置がCMYKへの4色
分解を行い、これによりフルカラー画像を再現している
からである。すなわち、上述した従来の画像処理装置で
は、UCRを行ってCMYKの各色成分信号を得ている
ため、例えば黒トナーのみの残量がなくなった場合で
も、そのCMYKの各色成分信号をフルカラー画像とし
て出力させることができなくなってしまう。このこと
は、例えば特開平7―212583号公報に開示された
ような再現すべきフルカラー画像に応じてUCR率を可
変し得る画像処理装置であっても全く同様である。
【0007】そこで、本発明は、UCRを行って各色成
分からなるカラー画像信号を生成する場合に、そのカラ
ー画像信号の出力に用いるトナー残量が少なくなって
も、そのカラー画像信号をフルカラー画像として出力さ
せることのできる画像処理装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された画像処理装置で、墨成分を含む
複数の色成分からなるカラー画像信号を生成する信号生
成手段と、前記信号生成手段が生成したカラー画像信号
を用いて画像出力を行う出力装置におけるトナー残量を
認識するトナー残量認識手段と、前記トナー残量認識手
段による認識結果を基に前記信号生成手段がカラー画像
信号を生成する際の当該カラー画像信号に含まれる墨成
分の度合いを可変させる下色除去制御手段とを備えるこ
とを特徴とするものである。
【0009】上記構成の画像処理装置によれば、トナー
残量認識手段が認識するトナー残量に応じて、下色除去
制御手段は、信号生成手段が生成するカラー画像信号に
含まれる墨成分の度合いを可変させる。例えば、墨成分
に対応するトナー残量が所定量より少なければ、カラー
画像信号に含まれる墨成分の度合いが低くなるようにす
る。したがって、墨成分の度合いが可変された後のカラ
ー画像信号を出力装置で画像出力させれば、その出力装
置におけるトナー残量に拘らず、そのカラー画像信号を
フルカラー画像として出力させ得るようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
画像処理装置について説明する。なお、ここでは、本発
明を、カラー複写機に搭載された画像処理装置に適用し
た場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施形態にお
ける画像処理装置およびこれを搭載したカラー複写機の
一例の概略構成を示すブロック図である。
【0011】ここで、本実施形態の画像処理装置の説明
に先立ち、これを搭載するカラー複写機について説明す
る。本実施形態におけるカラー複写機は、画像処理装置
(Image Processing System;以下「IPS」と称す)1
0の他に、ユーザインタフェース(User Interface;以
下[UI」と称す)部20と、画像入力装置(Image Inpu
t Terminal;以下「IIT」と称す)30と、画像出力
装置(Image Output Terminal;以下「IOT」と称す)
40と、を備えている。
【0012】UI部20は、カラー複写機のユーザが操
作する操作パネル等からなるもので、ユーザがこのカラ
ー複写機で行うコピーモード(原稿サイズ、片面/両
面、文字画像/写真画像等)を指定したり、ユーザに対
して所定の情報表示を行ったりするものである。
【0013】IIT30は、CCD(Charge Coupled D
evice)センサ31を有したスキャナ等からなるもので、
そのCCDセンサ31を用いて原稿画像に対する光学的
読み取りを行って、その原稿画像からRGBの各色成分
からなるカラー画像信号を得るものである。
【0014】IOT40は、レーザROS(Raster Out
put Scanner)41を有したプリンタエンジン等からなる
もので、CMYKの各色成分からなるカラー画像信号を
受け取ると、そのカラー画像信号を二次元の可視画像と
して記録用紙等の上に出力するものである。つまり、I
OT40は、CMYKの各色成分からなるカラー画像信
号を用いて画像出力を行う出力装置として機能するもの
である。
【0015】IOT40では、このような画像出力を周
知の電子写真技術を利用して行う。すなわち、レーザR
OS41が各色成分のカラー画像信号を基に図示しない
感光体(潜像担持体)上に潜像を形成すると、その潜像
をCMYKの各色成分に対応したトナーを用いてトナー
像化した後に、各色成分のトナー像を記録用紙等に多重
転写することで、その記録用紙等の上にフルカラー画像
を再現する。したがって、IOT40では、トナー切れ
に起因する画像出力不良を未然に防ぐべく、CMYKの
各色成分に対応したトナーの残量をそれぞれ個別に検出
するトナー残量検出センサ42を備えている。なお、こ
のトナー残量検出センサ42自体については、周知のも
のであるゆえ、ここではその詳細な説明を省略するもの
とする。
【0016】このような構成のカラー複写機に搭載され
たIPS10は、所定機能を有したマイクロプロセッサ
やメモリ等の組み合わせからなるもので、IIT30か
らRGBの各色成分からなるカラー画像信号を受け取る
と、その表色系を変換してCMYKの各色成分からなる
カラー画像信号を生成し、その生成後のカラー画像信号
をIOT40へ送出してフルカラー画像として出力させ
るものである。そのために、IPS10は、第一変換部
11と、第二変換部12と、制御部13とを有してい
る。
【0017】第一変換部11は、IIT30からRGB
の各色成分からなるカラー画像信号を受け取ると、これ
を一旦中間調データに変換するものである。中間調デー
タとしては、例えば1976年にCIE(国際照明委員
会)で定められた表色系で表されるL***信号が挙
げられる。
【0018】第二変換部12は、第一変換部11からL
***信号を受け取ると、これをCMYKの各色成分
からなるカラー画像信号に変換するものである。すなわ
ち、第二変換部12は、K成分を含むCMYKの4色成
分からなるカラー画像信号を生成する信号生成手段とし
て機能するものである。
【0019】ただし、第二変換部12では、CMYKの
各色成分からなるカラー画像信号の生成を、信号生成部
14と下色除去部15とによって行うようになってい
る。詳しくは、第一変換部11からL***信号を受
け取ると、一旦信号生成部14がそのL***信号か
ら一意に決定できるCMYの3色に分解した上で、下色
除去部15がそのCMY中の下色、すなわちグレー成分
の一部をK成分で置き換えるUCRを行うようになって
いる。
【0020】また、第二変換部12では、下色除去部1
5がUCRを行うのに必要となるパラメータ等を格納す
る三次元LUT(色変換テーブル)16a,16b,1
6c,16d…を予め複数面備えている。そして、これ
らの中から選択されたいずれかの三次元LUT16a,
16b,16c,16d…によって規定されるUCR率
により、下色除去部15がCMYKへの4色分解を行う
ようになっている。なお、三次元LUT16a,16
b,16c,16d…の選択の手法については、例えば
特開平7―212583号公報にて開示されている手法
と同様であるため、ここではその詳細な説明を省く。
【0021】制御部13は、第二変換部12によるCM
YKへの4色分解処理を制御するためのものである。具
体的には、下色除去部15がUCRを行う際に、どの三
次元LUT16a,16b,16c,16d…を選択す
るかを指示するようになっている。ただし、制御部13
では、UI部20にて指定されたコピーモード(再現す
べきフルカラー画像のタイプ)のみならず、IOT40
が有するトナー残量検出センサ42での検出結果をも基
にしつつ、三次元LUT16a,16b,16c,16
d…の選択指示を行う。すなわち、制御部13は、IO
T40でのトナー残量を認識するトナー残量認識手段と
しての機能と、その認識結果を基に三次元LUT16
a,16b,16c,16d…の選択結果を可変させる
下色除去制御手段としての機能と、を有しているもので
ある。なお、制御部13においては、どのコピーモード
あるいは認識結果の場合にどの三次元LUT16a,1
6b,16c,16d…を選択させるかが、予めプログ
ラミングされているものとする。
【0022】次に、以上のように構成されたIPS10
がCMYKへの4色分解処理を行う際の動作例について
説明する。図2〜図4は、それぞれCMYKへの4色分
解処理を行った際の各色成分信号の一例を示す説明図で
ある。
【0023】このIPS10では、IIT30からRG
Bの各色成分からなるカラー画像信号を受け取ると、第
一変換部11がこれをL***信号に変換した後に、
第二変換部12がそのL***信号をCMYKの各色
成分からなるカラー画像信号に変換する。
【0024】このとき、制御部13は、常にトナー残量
検出センサ42による検出結果を開始している。そし
て、IOT40でのトナー残量が十分にあり、そのトナ
ー残量が所定量以下(予め定められた要補充量)になっ
たことをトナー残量検出センサ42が検出していなけれ
ば、制御部13は、UI部20にて指定されたコピーモ
ードを基に、第二変換部12に対してどの三次元LUT
16a,16b,16c,16d…を選択するかを指示
する。例えば、標準的なコピーモードとして文字画像の
フルカラー再現が指定されると、制御部13は、UCR
率が50%となるような三次元LUT16aを選択する
ように、第二変換部12に対して指示を与える。
【0025】これにより、第二変換部12では、第一変
換部11が、変換したL***信号に対し、図2
(a)に示すように、信号生成部14がそのL***
信号から一意に決定できるCMYの3色に分解した後
に、下色除去部15が選択された三次元LUT16aを
基にしつつUCRを行ってCMYKへの4色分解を行
う。すなわち、下色除去部15は、図2(b)に示すよ
うに、CMYの各色成分のうち、値の最も小さい成分
(図中ではC成分)の50%の量を下色とし、これをK
成分で置き換えることにより、CMYKへの4色分解を
行う。
【0026】一方、IOT40でのトナー残量のうち、
例えばK成分に対応する黒トナーの残量が所定量以下に
なったことをトナー残量検出センサ42が検出すると、
制御部13は、UI部20に対して黒トナーの補充、交
換を促す警告メッセージを出力するように指示を与え
る。そして、黒トナーの補充、交換が行われない状態で
CMYKへの4色分解を行う場合、すなわち黒トナーの
残量が所定量以下の状態でCMYKへの4色分解を行う
場合には、上述したトナー残量が十分にある状態におけ
る三次元LUT16aとは異なる選択をするように、第
二変換部12に対して指示を与える。例えば、UI部2
0にて指定されたコピーモードが同一(標準的なコピー
モード)であれば、制御部13は、UCR率が25%ま
たは0%(UCRを行わない)となるような三次元LU
T16b,16cを選択するよう指示する。
【0027】このとき、制御部13がどちらの三次元L
UT16b,16cの選択を指示するかは、予めのプロ
グラミングにより設定されているものとする。例えば、
トナー残量検出センサ42によって黒トナーが少量(所
定量以下)の状態と空の状態との双方を検出し得れば、
制御部13は、黒トナーが少量の場合にUCR率25%
の三次元LUT16bを、また黒トナーが空の場合にU
CRを行わない三次元LUT16cを、それぞれ選択す
るように指示することが考えられる。ただし、制御部1
3は、トナー残量検出センサ42による検出当初から、
いずれか一方の三次元LUT16b,16cのみを選択
するようにしてもよい。
【0028】UCR率が25%となるような三次元LU
T16bの選択が指示されると、第二変換部12では、
その三次元LUT16bを基にしつつUCRを行ってC
MYKへの4色分解を行う。すなわち、下色除去部15
は、図3(a)に示すようなUCR率50%でCMYK
への4色分解を行うのではなく、図3(b)に示すよう
に、CMYの各色成分のうち、値の最も小さい成分(図
中ではC成分)の25%の量を下色とし、これをK成分
で置き換えることにより、CMYKへの4色分解を行
う。これに対し、UCRを行わないような三次元LUT
16cの選択が指示された場合には、下色除去部15
は、図3(c)に示すように、信号生成部14が生成し
たCMY3色の色成分信号を、そのままCMYKへの4
色分解結果とする。
【0029】また、IOT40でのトナー残量のうち、
例えばCMYのいずれかの色成分に対応する色トナーの
残量が所定量以下になったことをトナー残量検出センサ
42が検出すると、制御部13は、UI部20に対して
該当する色トナーの補充、交換を促す警告メッセージを
出力するように指示を与える。そして、当該色トナーの
補充、交換が行われない状態でCMYKへの4色分解を
行う場合、すなわち色トナーの残量が所定量以下の状態
でCMYKへの4色分解を行う場合には、上述したトナ
ー残量が十分にある状態および黒トナーの残量が少ない
状態における三次元LUT16a,16b,16cとは
異なる選択をするように、第二変換部12に対して指示
を与える。例えば、UI部20にて指定されたコピーモ
ードが同一(標準的なコピーモード)であれば、制御部
13は、UCR率が75%となるような三次元LUT1
6dを選択するよう指示する。
【0030】この指示に従って、第二変換部12では、
三次元LUT16dを選択するとともに、その三次元L
UT16dを基にしつつUCRを行ってCMYKへの4
色分解を行う。すなわち、下色除去部15は、図4
(a)に示すようなUCR率50%でCMYKへの4色
分解を行うのではなく、図4(b)に示すように、CM
Yの各色成分のうち、値の最も小さい成分(図中ではC
成分)の75%の量を下色とし、これをK成分で置き換
えることにより、CMYKへの4色分解を行う。
【0031】このようにして第二変換部12がCMYK
への4色分解を行うと、IPS10は、そのCMYKの
各色成分からなるカラー画像信号をIOT40へ送出し
てフルカラー画像として出力させる。これにより、この
IPS10を搭載したカラー複写機では、IIT30で
読み取られたカラー画像信号が、IOT40で二次元の
フルカラー画像として記録用紙等の上に出力されること
になる。
【0032】以上のように、本実施形態のIPS10
は、制御部13が認識するIOT40でのトナー残量に
応じて、第二変換部12における三次元LUT16a,
16b,16c,16d…の選択を切り換え、これによ
り第二変換部12が変換するCMYK4色の各色成分信
号に含まれるK成分の度合いを可変させるようになって
いる。したがって、このIPS10を用いれば、IOT
40でのトナー残量が少なくなっても、そのトナー残量
に拘らず、CMYKの各色成分信号をフルカラー画像と
して出力させ得るようになる。
【0033】特に、本実施形態のIPS10のように、
K成分に対応する黒トナーの残量が少なくなるとUCR
率を低くしてCMYK4色の各色成分信号に含まれるK
成分の度合いを減少させるようにすれば、カラー複写機
が主に白黒画像の出力に用いられ黒トナーの消費量が多
い場合であっても、黒トナーを節約または全く使用せず
にフルカラー画像の出力を行い得るようになるので、い
ざフルカラー画像を出力しようとしたときに当該画像出
力を行えないといったことを回避することができる。つ
まり、黒トナーの補充、交換を待たずに、その残量が少
量または空のままでフルカラー画像を出力させ得るよう
になるので、従来のように黒トナーの減少を理由にフル
カラー画像の出力動作を禁止してしまうことがなく、結
果としてユーザにとって非常に便利なものとなる。
【0034】また、CMYに対応する色トナーの残量に
ついても、全く同様のことがいえる。すなわち、本実施
形態のIPS10のように、CMY成分に対応する色ト
ナーのいずれかの残量が少なくなるとUCR率を高くし
てCMYK4色の各色成分信号に含まれるK成分の度合
いを増大させるようにすれば、色トナーの補充、交換を
待たずに、その残量が少量のままでフルカラー画像を出
力させ得るようになるので、従来のようにフルカラー画
像の出力動作を禁止してしまうことがなくなり、結果と
してユーザにとって非常に便利なものとなる。
【0035】なお、本実施形態では、UCR率を50
%,25%,75%とする場合を例に挙げて説明した
が、これは説明を簡単にするための例示に過ぎず、本発
明がこれらの値に限定されることを示すものではない。
また、UCR率を低くする場合または高くする場合であ
っても、UI部20にて指定されたコピーモードに応じ
て複数のUCR率を選択し得るようにすることも考えら
れる。すなわち、UCR率は、カラー複写機に求められ
る画像再現性やIOT40の性能等を考慮して適宜定め
ればよい。
【0036】これは、制御部13が認識するトナー残量
についても同様のことがいえる。つまり、IOT40の
トナー残量検出センサ42が検出するトナーの要補充量
は、IOT40でのトナー貯留容量等を考慮して適宜定
めるようにすればよい。
【0037】また、本実施形態では、本発明をカラー複
写機に搭載されたIPS10、すなわちRGBの各色成
分信号からCMYKの各色成信号を生成するものに適用
した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、複数の色成分からなるカラー画像
信号を生成するものであれば、他の画像処理装置に適用
することも可能である。他の画像処理装置としては、K
成分を含むCMYK4色の色成分からなるカラー画像信
号を生成する機能を有したカラープリンタ装置等が考え
られる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る画
像処理装置は、トナー残量認識手段が認識するトナー残
量に応じて、信号生成手段が生成するカラー画像信号に
含まれる墨成分の度合いを、下色除去制御手段が可変さ
せるようになっている。したがって、この画像処理装置
を用いて墨成分を含む複数の色成分からなるカラー画像
信号を生成すれば、そのカラー画像信号を用いて画像出
力を行う出力装置でのトナー残量が少なくなっても、そ
の出力装置でのフルカラー画像の出力動作が禁止されて
しまうことがない。つまり、出力装置でのトナー残量に
拘らず、墨成分を含む複数の色成分からなるカラー画像
信号をフルカラー画像として出力させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置およびこれを搭載
したカラー複写機の概略構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図2】 トナー残量が十分ある場合にCMYKへの4
色分解処理を行った際の各色成分信号の一例を示す説明
図であり、(a)は一旦CMYの3色に分解した状態を
示す図、(b)はUCR率50%にてCMYKへの4色
分解を行った後の状態を示す図である。
【図3】 黒トナーの残量が少ない場合にCMYKへの
4色分解処理を行った際の各色成分信号の一例を示す説
明図であり、(a)は比較対象となるトナー残量が十分
ある場合を示す図、(b)はUCR率25%にてCMY
Kへの4色分解を行った後の状態を示す図、(c)はU
CRを行わない状態を示す図である。
【図4】 色トナーの残量が少ない場合にCMYKへの
4色分解処理を行った際の各色成分信号の一例を示す説
明図であり、(a)は比較対象となるトナー残量が十分
ある場合を示す図、(b)はUCR率75%にてCMY
Kへの4色分解を行った後の状態を示す図である。
【符号の説明】
10…IPS、12…第二変換部、13…制御部、14
…信号生成部、15…下色除去部、16a、16b、1
6c、16d…三次元LUT、40…IOT、41…ト
ナー残量検出センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/60 H04N 1/40 D 5C077 1/46 1/46 Z 5C079 Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 BA07 BA13 EA04 EA11 2H027 DD02 EA20 EB04 EC20 ED08 EE07 EF09 2H030 AA02 AD12 AD16 BB32 BB63 5B057 CA01 CA08 CA12 CB01 CB08 CB12 CC01 CE16 CH18 DA06 5C074 AA20 BB03 DD24 DD28 EE20 FF15 HH02 HH04 5C077 MP08 PP33 PP38 PP74 PQ08 TT03 TT06 5C079 HB03 KA17 KA20 LA21 NA23 PA02 PA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墨成分を含む複数の色成分からなるカラ
    ー画像信号を生成する信号生成手段と、 前記信号生成手段が生成したカラー画像信号を用いて画
    像出力を行う出力装置におけるトナー残量を認識するト
    ナー残量認識手段と、 前記トナー残量認識手段による認識結果を基に前記信号
    生成手段がカラー画像信号を生成する際の当該カラー画
    像信号に含まれる墨成分の度合いを可変させる下色除去
    制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記下色除去制御手段は、前記トナー残
    量認識手段によって墨成分に対応するトナー残量が所定
    量より少ないことが認識されると、前記カラー画像信号
    に含まれる墨成分の度合いを低くすることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記下色除去制御手段は、前記トナー残
    量認識手段によって墨成分以外の色成分に対応するトナ
    ー残量が所定量より少ないことが認識されると、前記カ
    ラー画像信号に含まれる墨成分の度合いを高くすること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像処理装置。
JP2000007368A 2000-01-17 2000-01-17 画像処理装置 Pending JP2001201903A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250145A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 画像形成システム、制御プログラム及び画像形成装置
JP2009223276A (ja) * 2008-02-21 2009-10-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法

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