JP4630677B2 - 画像形成装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及び、複写機。 - Google Patents

画像形成装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及び、複写機。 Download PDF

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Description

本発明は、カラーまたはモノクロ対応の画像形成装置、及び、それを備えたプリンタ装置、ファクシミリ装置、複写機に関し、特に、画像形成装置における主走査画像位置制御、主走査画像倍率制御に関するものである。
光ビーム走査装置を用いた画像形成装置では、光ビームを画像データにより変調し、ポリゴンミラー等の偏向手段を回転することにより主走査方向に等角速度偏向し、fθレンズにより等角速度偏向を等速度偏向に補正などし、像担持体(以下感光体)上に走査するように構成されている。
しかしながら、従来の装置において、光ビーム走査装置を構成するレンズ等の部品の特性のばらつきにより、装置毎に画像倍率が異なってしまう問題がある。また、同一装置においても、主走査方向の特性が均一でないため、部分的な倍率誤差が発生してしまう問題がある。また、特にプラスチックレンズを用いた場合には、環境温度の変化や、機内温度の変化等によって、プラスチックレンズの形状、屈折率が変化する。このため、感光体の像面での走査位置が変化し、主走査方向の倍率誤差が発生し、高品位の画像を得られなくなる。さらに、複数のレーザビーム、レンズを用いて、複数色の画像を形成する装置においては、それぞれの倍率誤差によって色ずれが発生し、高品位の画像を得られなくなる。したがって、各色の全幅倍率誤差、部分倍率誤差を低減することで、各色の画像倍率をできる限り合せる必要がある。
主走査方向の画像倍率誤差を補正する手段としては、画素クロック周波数を可変制御することで、機械毎のばらつき、各色毎のばらつきを低減することが可能であり、一般的に行われている。
ただし、そのような画素クロック周波数を可変制御することによる補正では、主走査方向に全体の画像倍率は補正できるものの、実際の主走査方向の倍率特性は、主走査方向に均一ではなく、主走査方向の部分部分でそれぞれ異なる倍率誤差があるため、部分的に画像倍率が合っていなかったり、画像位置がずれたりする。更に、複数色の形成を行うカラー画像対応の画像形成装置においては、主走査方向の各部で部分的な色ずれが発生してしまうおそれがある。
このようなことから、光ビームを走査することによって画像形成を行う画像形成装置において、光ビーム走査装置を構成するレンズ、ポリゴンミラー等の部品のの特性やその特性の変動により発生する主走査方向の画像倍率誤差、主走査画像位置ずれを補正する技術の提案がなされている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5参照)
特開2004−4510号公報 特開2004−85777号公報 特開平9−174917号公報 特許第3231610号 特開2003−185953号公報
特許文献1では、レーザビームの一定走査期間を分割した期間毎に出力される画素クロックの位相を画素クロック周期より短い間隔で変更することによって、高精度に部分的な倍率補正を行っている。
特許文献2では、カラー画像形成装置において、基準色以外の各色の倍率補正を、主走査方向の区間毎に倍率を指定し、所定数のカウント毎にクロックスピードを変更して部分倍率補正を行い、色ずれを防止している。
特許文献3では、回転多面鏡の鏡面毎に、予め測定された伸縮歪を補正するデータを、画素クロックの基準周期、短周期、長周期の3種類で記憶し、主走査方向の全ドットを複数の区間に分割し、3種類の周期データ適用して、鏡面歪を補正することで、高品質のカラー画像を得るようにしている。
特許文献4では、回転多面鏡の鏡面毎に、予め測定された伸縮歪を補正するデータを、画素クロックの基準周期、短周期、長周期の3種類で記憶し、主走査方向の全ドットを複数の区間に分割し、3種類の周期データ適用して、鏡面歪を補正することで、高品質のカラー画像を得ることができる。また、主走査方向の全ドットを複数の区間に分割し、光学系を本体に実装する前に区間毎にその区間の実境界位置と基準境界位置とのずれ量を予め求め、ずれ量に基づき区間単位でずれを補正している。また、転写ベルト上に位置ずれ検出パターンを形成し、所定間隔からのずれ量に基づき区間単位でずれを補正している。
特許文献5では、有効書込領域外の書込み開始側と終了側に光ビームを検知するセンサを設け、センサ間の走査時間の変動量に基づいて、有効書込領域での画像データの各ドット位置を任意位置に補正することで、色ずれの発生を抑えている。また、有効書込領域を複数の画像データ領域に分割し、各データ領域単位で補正値を設定することで、データ量の低減、制御部の小型化を図っている。
画素クロックの位相、周期を可変する(画像クロックの幅を長くしたり短くしたりする)ことで、その箇所の画像倍率、画像位置を補正することができるが、上記各特許文献公報にも記載されているように、補正ために必要となる、画像倍率ずれ量、画像位置ずれ量をセンサ、CCD等で検出する必要がある。
例えば、画像倍率を補正する場合、そのずれ量を検出するポイントの画像倍率を補正するためには、そのポイントより走査開始側の画素クロックを補正する必要がある。そのポイントより後方の画素クロックを補正しても、その分だけ画像倍率誤差が発生し、さらにそのポイントより後方の画像倍率に誤差が発生してしまうことになる。
また、上記各特許文献にも記載されているように、光学系を装置本体に実装する前にずれ量を予め求め、そのずれ量に基づいて補正したり、本体実装後、転写ベルト上に位置ずれ検出パターンを形成し、所定間隔からのずれ量に基づき補正することも必要であるが、記録紙の搬送上の問題(斜行など)により、前記2つの補正を行ったとしても、実際の記録紙上の画像では位置ずれが発生してまう場合がある。
また、位置ずれ検出パターンを検出するセンサを本体にできる限り多く搭載することで、主走査方向の倍率誤差をより細かく検出して補正できるが、当然、本体のコストアップにつながり、実際、多くは搭載できない。
本発明は、上記の問題を解決するためのものであり、その目的は、主走査方向の画像位置、画像倍率誤差の補正精度を向上させることができる画像形成装置の提供にある。また、本発明の目的は、色ずれ、画像倍率誤差の補正精度を向上させることができるカラー画像対応の画像形成装置の提供にある。
本発明は、形成対象の画像データに応じて主走査方向の画素単位で点灯制御される発光源と、その発光源の点灯制御用の画素クロックの周期を上記主走査方向において1画素単位で可変制御できる手段とを有し、上記発光源からの光ビームが感光体上を上記主走査方向に走査することにより画像を形成する画像形成装置において、上記発光源からの光ビームが上記主走査方向に走査されたときに、その光ビームを上記主走査方向端部の書き出し側で検出する同期検知センサと、その後その光ビームを上記主走査方向に間隔を置いた複数箇所で順次検出する複数の光ビーム検出センサと、上記同期検知センサと上記複数の光ビーム検出センサが順次上記光ビームを検出する各時間差をそれぞれ計測し、その各時間差を予め記憶している各基準値と比較して上記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって上記主走査方向の画像位置及び画像倍率を補正する主走査方向補正手段とを設けその主走査方向補正手段は、上記主走査方向の補正エリアを、上記同期検知センサによる光ビーム検出位置から上記複数の光ビーム検出センサのうちの最初に光ビームを検出する光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置までを画像位置補正エリアとし、上記複数の光ビーム検出センサの隣接する各光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置の間をそれぞれ画像倍率補正エリアとして、複数のエリアに分割し、それらの分割した各エリアにおいて個別に上記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって、上記画像位置補正エリアでは上記主走査方向の画像位置の補正を行い、上記各画像倍率補正エリアでは上記主走査方向の画像倍率の補正を行って、上記主走査方向全体の画像位置及び画像倍率の補正を行うと共に、上記発光源からの光ビームを上記感光体上に走査する光ビーム走査装置、その光ビーム走査装置内の構成部品、又は上記同期検知センサ及び上記複数の光ビーム検出センサの少なくとも1つが交換されると、その交換を交換検出用スイッチの状態変化により検出し、その検出に応じて、上記複数の光ビーム検出センサにより主走査方向の異なる位置に配置された複数の直線からなるパターンを読み取り、その各光ビーム検出センサがどの位置に配置されたパターンを読み取れたかに基づいてその各光ビーム検出センサの位置を決定して、上記複数のエリアの境界位置をその決定に従った位置に自動的に再設定するようにしたものである。
また、本発明は、形成対象のカラー画像データを構成する各色の形成対象画像データのそれぞれに対して、形成画像データの主走査方向の画素単位で点灯制御される発光源と、その発光源の点灯制御用の画素クロックの周期を上記主走査方向において1画素単位で可変制御できる手段とを有し、上記各色の形成対象画像データのそれぞれに対して各上記発光源から出力される光ビームがそれぞれ各感光体上を上記主走査方向に走査することにより画像を形成する画像形成装置において、上記各色の形成対象画像データのそれぞれに対して、上記発光源からの光ビームが上記主走査方向に走査されたときに、その光ビームを上記主走査方向端部の書き出し側で検出する同期検知センサと、その後その光ビームを上記主走査方向に間隔を置いた複数箇所で順次検出する複数の光検出手段と、上記同期検知センサと上記複数の光検出手段が順次上記光ビームを検出する各時間差をそれぞれ計測し、その各時間差を予め記憶している各基準値と比較して上記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって上記主走査方向の画像位置及び画像倍率を補正する主走査方向補正手段とを設け、上記各色の形成対象画像データのそれぞれに対した上記主走査方向補正手段は、上記主走査方向の補正エリアを、上記同期検知センサによる光ビーム検出位置から上記複数の光検出手段のうちの最初に光ビームを検出する光検出手段による光ビーム検出位置までを画像位置補正エリアとし、上記複数の光検出手段の隣接する各光検出手段による光ビーム検出位置の間をそれぞれ画像倍率補正エリアとして、複数のエリアに分割し、それらの分割した各エリアにおいて個別に上記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって、上記画像位置補正エリアでは上記主走査方向の画像位置補正を行い、上記各画像倍率補正エリアでは上記主走査方向の画像倍率の補正を行って、上記主走査方向全体の画像位置及び画像倍率の補正を行うと共に、上記発光源からの光ビームを上記感光体上に走査する光ビーム走査装置、その光ビーム走査装置内の構成部品、又は上記同期検知センサ及び上記複数の光ビーム検出センサの少なくとも1つが交換されると、その交換を交換検出用スイッチの状態変化により検出し、その検出に応じて、上記複数の光ビーム検出センサにより主走査方向の異なる位置に配置された複数の直線からなるパターンを読み取り、その各光ビーム検出センサがどの位置に配置されたパターンを読み取れたかに基づいてその各光ビーム検出センサの位置を決定して、上記複数のエリアの境界位置をその決定に従った位置に自動的に再設定するようにしたものである。
上記光ビーム検出手段は、上記発光源からの光ビームを前記感光体上に走査する光ビーム走査装置内に設置するとよい。
また、本発明は、上記に記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とするプリンタ装置も提供する。
また、本発明は、上記に記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とするファクシミリ装置も提供する。
また、本発明は、上記に記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とする複写機も提供する。
以上のようなこの発明によれば、各エリアの境界と光ビーム検出センサの配置位置が一致するように各光ビーム検出センサが配置されるため、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を向上させることが可能となる効果が得られる。また、カラー画像を形成する際には、色ずれ、画像倍率誤差の補正精度を向上させることが可能となる効果も得られる。
請求項30に係る発明によれば、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に、本発明を実施するための最良の形態に係る画像形成装置500を含むシステム構成について示す。
同図において、画像形成装置500は、PSTN2000を介してPSTN2000上のファクシミリ装置2001との間で画データの送受信を行うことができる。また、画像形成装置500は、もしISDN3000とのインターフェースを備えればISDN3000上のファクシミリ装置3001との間での画データの送受信も可能である(本発明を実施するための最良の形態では備えていない)。また、画像形成装置500は、LAN5000に接続され、パケット変換を行うルータ装置5002を介してインターネット4000に接続され、インターネット4000上のパーソナルコンピュータ4002との間で電子メールによる画像データの送受信や、インターネット4000上のネットワークファクシミリ装置4001との電子メールやITU−T勧告T。38などに基づくリアルタイムネットワークファクシミリ通信による画データの送受信を行うことができる。また、画像形成装置500は、LAN5000上のパーソナルコンピュータ(PC)5001a、5001b、5001c等との間で画データのやりとりを行うことができる。
つまり、画像形成装置500は、公衆回線を介した通常のファクシミリ装置、ネットワークファクシミリ装置、PC5001a等にとってのスキャナ装置、PC5001a等にとってのプリンタ装置、複写機等としての機能を複合的に備えたものである。
図2に、画像形成装置500のブロック構成について示す。
同図において、CPU502は、RAM504を作業領域として使用しつつ、ROM503に書き込まれた制御プログラムに基づいて装置各部を制御したり、各種データ処理をしたり、プロトコル制御を行う中央演算処理装置である。
ROM503は、CPU502が装置各部を制御するための制御プログラムや、各文字コードに対応するフォントデータなどの制御に必要な各種データが記憶されるリードオンリメモリである。
RAM504は、前述したようにCPU502の作業領域として使用されるランダムアクセスメモリである。
EEPROM(電気的に書き換え可能な読み出し専用メモリ)505は、装置動作に必要な各種情報が記憶されると共に、装置の電源がオフされた状態でもその記憶内容を保持するためのメモリであり、バッテリバックアップされたSRAM(スタティックRAM)や磁気ディスク装置への置き換えも可能である。
時計回路506は、現在の日付及び時刻を常に計時しているもので、CPU502は、システムバス514を介して時計回路506を読み出すことで、現在の日時(日付と時刻)を知ることができる。
操作表示部507は、ユーザからの操作入力を受け入れるための各種キーが配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを表示するものである。
読取部508は、原稿を読み取って画データを得るためのものである。
画像形成部509は、画像データを記録紙に印刷出力するためのものである(詳細後述)。
画像処理部510は、生の画像データの符号化圧縮、及び、符号化された圧縮データの復号伸張の符号化復号化処理や、2値化処理、変倍処理、縮小拡大処理、画像補正処理、画データを構成する各主走査ラインにおける画素順番の並べ替え処理、送信日時や受信日時の文字列情報などの付加情報の付加処理などの、画像形成装置500において扱う画データに関する各種処理を行う。
LAN通信制御部510は、いわゆるNIC(Network Interface Card)であり、LAN5000に接続され、LANプロトコル上でのCPU502によるTCP/IPプロトコルのやりとりにより、その上位のプロトコルにより各種情報のやりとりなどを行えるようにするためのものである。
通信制御部512は、NCU部513を介してPSTN2000と接続され、相手側通信端末との通信の制御を行う。その通信制御部512は、NCU部513を制御し、NCU部513にて検出されたリンギング電圧のパルスの検出や、DTMF信号の検出、トーン信号の検出、送信時の発呼を行う。また、通信制御部512は、モデムを有しており、相手側通信端末より受信した受信データ(変調されている)を復調したり、逆に、送信時の送信データを変調し送信したりする。具体的には、ITU−T勧告T。30に基づくG3ファクシミリ制御信号をやりとりするための低速モデム機能能(V。21モデム)、及び、主に文書画像データをやりとりするための高速モデム機能である、V。17、V。33、V。34、V。29、V。27terの各モデム機能を備えている。
NCU部513はPSTN2000に接続され、回線の閉結や、呼び出し信号(リンギング)の検出などをおこなう。
システムバス514は、上記各部がデータをやり取りするためのデータバス・アドレスバス・制御バス、割り込み信号ラインなどにより構成される信号ラインである。
以上の構成で、画像形成装置500は、プリンタ装置として、ファクシミリ装置の受信側として、または複写機として、画像データを記録紙上に形成して出力するが、その画像形成は、前述したように、画像形成部9により行われる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、各実施例に分けて説明する。
先ず、第1実施例について説明する。
図3に画像形成部509の構成を示す。
同図の光ビーム走査装置600において、画像データの内容に応じて変調点灯されるLD(レーザダイオード)(図示せず)から出射される光ビームは、コリメートレンズ(図示せず)により平行光束化され、シリンダレンズ(図示せず)を通り、ポリゴンモータ601によって回転するポリゴンミラー602によって偏向され、fθレンズ603を通り、BTL604を通り、ミラー605によって反射し、感光体606上を走査する。BTL604のBTLとは、バレル・トロイダル・レンズの略で、副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を行っている。
感光体606上に光ビーム607を走査するためのミラー605は、ハーフミラー(半透過型折り返しミラー)であり、光ビーム607の一部は略真下に折り返され、感光体面606に向かうが、残りの一部は透過し直進する。(ハーフ)ミラー605を透過した光ビームを検知するために、608a、b、cの3個の光ビーム検出センサが、(ハーフ)ミラー605の背面側に主走査方向に並べて設けられている。本実施例では光ビーム検出センサを3個備えている。
感光体606の回りには、帯電器610、現像ユニット611、転写器612、クリーニングユニット613、除電器614が配置されており、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により、転写ベルト630上に載置されて搬送副走査されてくる記録紙620上に画像が形成される。そして図示していないが定着装置によって記録紙620上のトナー画像が記録紙に定着される。
図4に画像形成部509における、画像形成制御部及び光ビーム走査装置を示す。光ビーム走査装置600の主走査方向端部の画像書き出し側(図において左側)に光ビームを検出する同期検知センサ643が配置されていて、fθレンズ603を透過した光ビームがミラー641によって反射され、レンズ642によって集光させて同期検知センサ643に入射するような構成になっている。
また、図3でも説明したように、感光体606上に光ビーム607を走査するためのミラー605は、ハーフミラー(半透過型折り返しミラー)になっていて、ハーフミラー605を透過した光ビームを検知するために、光ビーム検出センサ608a、b、cが両端部と中央の3箇所に設けられている。
光ビーム607が同期検知センサ643上を通過することにより、同期検知センサ643から同期検知信号XDETPが出力され、画素クロック生成部650、同期検知用点灯制御部654、書出開始位置制御部655、光ビーム検出部656に送られる。
画素クロック生成部650では、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、LD制御部657及び同期検出用点灯制御部654に送る。
画素クロック生成部650は、基準クロック発生部651、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部652、位相同期クロック発生部653から構成されている。
図5にVCOクロック発生部(PLL回路:PhaseLocked Loop)652を示す。基準クロック発生部651からの基準クロック信号FREFと、出力のVCLKを1/N分周器703でN分周した信号を位相比較器700に入力し、位相比較器700では、両信号の立ち下がりエッジの位相比較が行なわれ、誤差成分を定電流出力する。そしてLPF(ローパスフィルタ)701によって不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO702に送る。VCO702ではLPFの出力に依存した発振周波数を出力する。したがって、プリンタ制御部658からFREFの周波数と分周比:Nを可変設定することで、出力のVCLKの周波数を可変できる。
位相同期クロック発生部653では、画素クロック周波数の8倍の周波数に設定されているVCLKから、画素クロックPCLKを生成し、さらに、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成している。また、プリンタ制御部658からの補正データにより、PCLKの立ち上がりの位相をVCLKの半周期分だけ早めたり遅くしたりしている。
補正データ記憶部659は、画素クロックの位相を可変する量とその方向(遅らすのか進めるのか)が記憶されていて、プリンタ制御部658からの指示により、補正データを位相同期クロック発生部653に送る。
また、プリンタ制御部658からFREFの周波数と分周比:Nを可変することで、VCLKの周波数が変わり、それにより画素クロックPCLKの周波数が可変されることになる。PCLKの周波数を可変することで、画像の全体倍率を変えることができる。
同期検出用点灯制御部654は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD制御部657に対するLD強制点灯信号BDをONしてLDを強制点灯させるが、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKによって、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPが検出できるタイミングでLDを点灯させ、同期検知信号XDETPを検出したらLDを消灯するLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部657に送る。
LD制御部657では、同期検知用強制点灯信号BD及び画素クロックPCLKに同期した画像データに応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニット640からレーザビームが出射し、ポリゴンミラー602に偏向され、fθレンズ603を通り、感光体606上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部660は、プリンタ制御部658からの制御信号により、ポリゴンモータを規定の回転数で回転制御する。
書出開始位置制御部655は、同期検知信号XDETP、画素クロックPCLK、及びプリンタ制御部658からの制御信号等により、画像書出し開始タイミング及び画像幅を決定する主走査ゲート信号XLGATE、副走査ゲート信号XFGATEを生成している。
光ビーム検出部656は、光ビーム検出センサ608a、b、cのそれぞれに光ビーム607が走査されることで出力される検知信号XDETP1、XDETP2、XDETP3をそれぞれ検知し、同期検知信号XDETPとXDETP1、XDETP1とXDETP2、XDETP2とXDETP3のそれぞれの時間差をクロック信号VCLKで計測し、その結果から、画像位置、画像倍率を補正するための各補正エリアにおける補正値を算出し、補正データ記憶部659に格納する。この補正データは、上記で説明した画素クロックの位相を可変する量とその方向(遅らすのか進めるのか)のことである。
また、補正データ記憶部659には、各光ビーム検出センサ608a、b、cの配置位置と補正エリアの境界がほぼ一致するように、補正エリアの境界を設定する設定値も記憶されている。
図6に書出開始位置制御部655の構成を示す。書出開始位置制御部655は、主走査ライン同期信号発生部710と主走査ゲート信号発生部720と副走査ゲート信号発生部730に別れ、主走査ライン同期信号発生部710は主走査ゲート信号発生部720内の主走査カウンタ721、副走査ゲート信号発生部730内の副走査カウンタ731を動作させるための信号XLSYNCを生成し、主走査ゲート信号発生部720は画像信号の取り込みタイミング(主走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XLGATEを生成し、副走査ゲート信号発生部730は画像信号の取り込みタイミング(副走査方向の画像書出しタイミング)を決定する信号XFGATEを生成している。
主走査ゲート信号発生部720は、XLSYNCとPCLKで動作する主走査カウンタ721と、主走査カウンタ721のカウンタ値とプリンタ制御部658からの設定値1を比較し、その結果を出力するコンパレータ722と、コンパレータ722からの比較結果からXLGATEを生成するゲート信号生成部723で構成されている。
一方、副走査ゲート信号発生部730は、プリンタ制御部658からの制御信号とXLSYNCとPCLKで動作する副走査カウンタ731と、副走査カウンタ731のカウンタ値とプリンタ制御部658からの設定値2を比較し、その結果を出力するコンパレータ732と、コンパレータ732からの比較結果からXFGATEを生成するゲート信号生成部733で構成されている。
書出開始位置制御部655は主走査についてはクロックPCLKの1周期単位、つまり1ドット単位で、副走査についてはXLSYNCの1周期単位、つまり1ライン単位で書出位置を補正できる。
図7に書出開始位置制御部655のタイミングチャートを示す。
同図において、XLSYNCによってカウンタがリセットされ、PCLKでカウントアップしていき、カウンタ値がプリンタ制御部658によって設定された設定値1(この場合‘X’)になったところでコンパレータ722からその比較結果が出力され、ゲート信号生成部723によってXLGATEが‘L’(有効)になる。XLGATEは主走査方向の画像幅分だけ‘L’となる信号である。
副走査については、XLSYNCでカウントアップしていくことが異なるが、XFGATEは、副走査方向の画像幅分だけ‘L’となる信号である。
図8に画像形成部506の前段の例を示す。
画像形成部506の前段にはラインメモリ740が備わっていて、XFGATEのタイミングで、プリンタコントローラ、フレームメモリ、スキャナ等の各種入力経路で取り込まれた画像データを、XLGATEが‘L’の区間だけPCLKに同期して画像信号が出力されるようになっていて、出力された画像データはLD制御部657に送られ、そのタイミングでLDが点灯する。
図9に画素クロック生成部650から出力される、画素クロックPCLKのタイミングチャートを示す。
同図において、プリンタ制御部658からの補正データについて、‘00b’の場合は補正なし、‘01b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を遅らす、‘10b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を早めるとしている。補正データは画素クロックPCLKに同期して送られ、次のPCLKの立ち上がりエッジに反映される。補正データが‘00b’の場合はPCLKはVCLKの8倍の周期となるが、補正データが‘01b’の場合はVCLKの半周期分、つまり1/16PCLK分だけ立ち上がりエッジの位相が遅れている。以後、元のPCLKに対し、1/16PCLK分だけ遅れることになる。図9においては、遅らす方向の位相シフトを4回連続で行なっているため、トータル4/16PCLK分だけPCLKの位相が遅れる、つまり、画像倍率、画像位置が4/16PCLK分だけ補正されたことになる。図9には示さなかったが、位相早める方向についても、補正データとして‘10b’を設定することで、同様の補正が可能である。
図10にセンサ位置を補正するエリアを示す。
画素クロックの位相を可変することで、画像位置を補正することができ、さらに、部分的な画像倍率も補正できる。全体的な画像位置をシフト(早くするor遅くする)する場合は、実際の画像より前(走査開始側)に位相を可変しておく必要があり、主走査方向の書出し開始基準信号である同期検知信号XDETPから画像書出し位置までが補正するエリアとなる。この間で、補正データ記憶部659に記憶されている補正データによって画素クロックの位相を可変する。光ビーム検出センサ608aは、走査開始側の画像端部に設置しているので、画像位置補正エリアと画像倍率補正エリア1の境界は、光ビーム検出センサ608aと同じ位置に設定することになる。
一方、画像倍率を補正する場合、実際に画像倍率誤差が発生している画像領域内で画素クロックの位相を可変して補正する必要がある。画像終了位置より後方では位相を可変しても意味がない。よって画像領域内が補正エリアとなり、この間で、補正データ記憶部659に記憶されている補正データによって画素クロックの位相を可変する。本実施例では、画像左側と右側の画像倍率を補正できるように、光ビーム検出センサ608bを画像中央に、光ビーム検出センサ608cを走査終了側の画像端部に設置しているので、画像左側を補正する画像倍率補正エリア1と画像右側を補正する画像倍率補正エリア2の境界は、センサ608bと同じ位置に設定することになり、走査終了側の画像端部の画像倍率補正エリア2の境界は、センサ608cと同じ位置に設定することになる。
図11に、図10に対応した補正エリアの設定方法について示す。
同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKで動作するカウンタの値で補正エリアを決定する。例えば、図11のように、それぞれのエリアの境界の設定値をa、b、cとすると、カウンタ値が0〜aが画像位置補正エリア、a+1〜bまでが画像倍率補正エリア1、b+1〜cまでが画像倍率補正エリア2となり、各エリアの画素クロックの位相を可変制御する。
エリアの設定値(a、b、c)について、画素クロックPCLKが1周期で1ドットとなるため、同期検知センサ643から光ビーム検出センサ608a、b、cの各センサまでの距離は装置組付け時に分かるため、その距離に相当するドット数を設定すれば良い。主走査方向が600dpiの解像度であれば、1インチは254mmであるからPCLK1周期が42.3μm相当になる。
図12に、画像形成装置1における、画像位置、画像倍率補正の手順について示す。
なお、同図の手順の前に、各センサ間の基準カウント値を記憶しておく必要がある。この基準値は、各センサの設置位置から算出し、例えば、センサ608aが同期検知センサ643から15mmの位置に設定されていて、解像度が1200dpi(1ドット:00212mm)で、その1/8の単位(位相制御で補正可能な単位)でカウントしているとすると、基準値カウント値は、(15mm/00212mm)×8=5660となる。
まず、LDを点灯させる(処理S101)。この点灯は、各センサの手前で点灯させ、検出後、消灯して問題なく、各センサで確実に光ビームを検出できれば良い。そして、各センサから出力される検出信号の間隔をクロックVCLKでカウントし(処理S1022)、その各カウント値のそれぞれを対応して予め記憶していた各基準カウント値と比較する(処理S103)。比較結果から、画素クロックの位相を可変する量とその方向(遅らすのか進めるのか)を決定(算出)し、各エリアの補正データとして補正データ記憶部659に記憶する。
画像形成動作時に、この補正データを用いて、各エリア毎に、補正する分だけ、画素クロックの位相を可変制御する。画素クロックの位相を可変する際、エリア内の連続する画素クロックにおいて連続して位相を可変とすると、その箇所だけ集中して画像位置、画像倍率が変わってしまうので、位相可変対象の画素がエリア内に均等に分散するようにするほうがよい。
同期検知センサ643、光ビーム検出センサ608a、b、cの一部または全部が交換される等して、センサの取り付け位置が変わった場合には、各エリアの境界も変わることになるため、変化後のエリア境界に適合するように、補正データ記憶部659が記憶する補正データを更新する必要がある。
補正精度向上のために、センサの個数を増やす場合には、エリアの境界だけでなく、個数も変えることになる。例えば、光ビーム検出センサとして5つのセンサを用いる場合には、同期検知センサ643を基準とする5個のエリアのそれぞれについて補正用の設定値が必要となる。これについても補正データ記憶部659に記憶しておくことになる。
光ビーム走査装置600、同期検知センサ643、光ビーム検出センサ608a、b、c等の各センサ、光ビーム走査装置600内のレンズ、ミラーなどの各種部品を交換した場合、センサ位置だけでなく、画像位置、画像倍率にも影響する可能性があるため、エリアの境界の再設定、基準値の再設定を行う。
光ビーム検出センサ608a、b、cについて、本実施例では光ビーム走査装置600内に設置するようにしているが、この方が交換性にも優れ、光ビーム607に対するセンサ位置が安定しているので好ましい。ただし、光ビーム走査装置600外に設置されている場合に本実施列を適用しても、同様の効果は得られる。
次に、第2実施例について説明する。
画像形成部506における、光ビーム走査装置600の構成や、画像形成制御動作、補正エリアについては、第1実施例における図3ないし図9と同様である。
図13に、第2実施例における各エリアの境界可変手順について示す。
同図において、まずLDを点灯させ(処理S201)、各光ビーム検出センサ608a、b、cからの検出信号XDETP1、XDETP2、XDETP3を検出する(処理S202)。そしてLDを消灯し(処理S203)、主走査方向において、XDETP1、XDETP2、XDETP3の各位置に相当する画素を黒画素とし、それ以外の画素は白画素とした画像データ(縦線画像)を生成する(処理S204)。
そして、その画像データを用いて画像形成を行い(処理S205)、形成された各縦線位置と各センサ位置が同じかどうかチェックする(判断S206)。形成された各縦線位置と各センサ位置が同じになるとは、つまり、各センサにより、対応する縦線の黒画素が検出されることである。
判断S206において、同じでないセンサが1つで残っている場合には(判断S206のNo)、形成された各縦線位置と各センサ位置が同じになって判断S206がYesになるまで、画素クロックPCLKの周期、位相を可変して(処理S210)、処理S205に戻り画像形成動作を繰り返す。
そして、判断S206がYesになると、再度、LDを点灯させ(処理S207)、調整したPCLKでXDETPとXDETP1間、XDETPとXDETP2間、XDETPとXDETP3間をカウントし(処理S208)、そのカウント値を各エリア設定値として補正データ記憶部659に記憶しておき(処理S209)、以後、この値を用いて画像形成動作を行うことになる。
次に、第3実施例について説明する。
図14に4ドラム方式のカラー画像形成に対応した画像形成部506の構成について示す。
この画像形成部506aは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4組の画像形成部(感光体、現像ユニット、帯電器、転写器)を備えている。いわば、図3の構成の画像形成部506を各色について転写ベルト630上に並列して備えている構成である。
転写ベルト630によって矢印方向に搬送される記録紙620上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙620上に形成し、そして図示していないが定着装置によって記録紙620上の画像が定着される。
各色の画像形成部については、感光体の回りには、図3の構成に対応する、帯電器610、現像ユニット611、転写器612、クリーニングユニット(図示せず)、除電器(図示せず)が備わっており、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙上に画像が形成される。
図3に示した構成の画像形成部506(光ビーム走査装置600を含む)が各色に対応してが4つ備わっているため、本第3実施例についても第1、第2実施例に記載した手段が適用できる。この場合、各色で独立に光ビーム走査装置600を備えているため、それぞれエリア境界の設定、画像位置、画像倍率補正を行なうことになる。
次に、第4実施例について説明する。
図15に4ドラム方式のカラー画像対応の画像形成部506を示す。図14に示した第3実施例に係る画像形成部506aとは、画像位置ずれ補正用パターンを検出するためのセンサ680a、b、cが備わっている点が異なる。
これにより、センサ680aの検出結果から画像位置を、センサ680aとセンサ680bの検出結果から左半分の画像倍率を、センサ680bとセンサ680cの検出結果から右半分の画像倍率を補正できる。
図16に画像形成部506bの画像形成制御部の構成及び光ビーム走査装置600を示す。図4に示した第1実施例に係る構成とは、光ビーム検出センサ608a、b、cの代わりに画像位置ずれ補正用パターンを検出するセンサ680a、b、cを備えている点が異なる。
各センサ680a、b、cによる画像位置ずれ補正用パターンの検出結果情報は、プリンタ制御部658に送られ、プリンタ制御部658は、その検出結果情報に基づいて補正データを生成し、補正データ記憶部659に記憶する。
補正エリアの設定については、第1実施例と同じである。
図17に、本実施例において、転写ベルト630上に形成する画像位置ずれ補正用パターンを示す。
転写ベルト630上に各色予め設定されたタイミングで横線及び斜め線画像を形成する。転写ベルトが矢印の方向に移動することにより、各色の横線、斜め線が、発光素子とその反射光を読み取る受光素子とにより構成されたセンサである、センサ680a、b、cによりそれぞれ検知され、その検出結果がプリンタ制御部658に送られ、BKを基準とした各色のずれ量(時間)が算出される。斜め線は、主走査方向の画像位置、画像倍率がずれることで検出タイミングが変わり、横線は、副走査方向の画像位置がずれることで検出タイミングが変わる。
具体的には、主走査方向の画像位置については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12がシアン画像のブラック画像に対する主走査方向の画像ずれとなるので、その量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXLGATE信号のタイミングの変更、画素クロックの位相をシフトする(両方、もしくはどちらか一方)。マゼンタ、イエローについても同様である。
主走査方向の左半分の画像倍率については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12を求め、さらにパターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求める。‘TBKC56−TBKC12’が左半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの位相をシフトする。また、主走査方向の右半分の画像倍率については、パターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求め、さらにパターンBK3からパターンBK4の時間を基準とし、パターンC3からパターンC4の時間と比較し、そのずれ分TBKC34を求める。‘TBKC34−TBKC56’が右半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの位相をシフトする。マゼンタ、イエローについても同様である。
検出した誤差に基づく位相のシフト方法は、第1実施例と同様である。
図18に第4実施例における、画像位置・倍率補正手順について示す。
同図において、先ず、図17に示した画像位置ずれ補正用パターンを形成し(処理S301)、センサ680a、b、cにより、BKに対する各色のずれを検出する(S302)。そして、そのずれ量から補正が必要かを判断し、ずれ量が基準以下の微少で補正が必要ないと判断される場合には(判断S303のNo)、処理を終了する。補正が必要と判断された場合には(判断S303のYes)、補正データを算出し(処理S304)、その補正値を補正データ記憶部659に記憶する(処理S305)。そして以後行う画像形成動作時にこの補正データを用いて画像形成する。
なお、判断S303における補正が必要かの判断については、検出されたずれ量が補正分解能の1/2以上のずれ量であれば補正を行うと判断し、それ以下の場合は補正の必要なしと判断する。
次に、第5実施例について説明する。
画像形成部506bの構成及び動作についは、図15ないし図17の第4実施例の場合と同様である。
図19にエリア境界設定用パターンを示す。なお、図においては、センサ608aにより検出させるパターンについてのみ示しているが、センサ608b、cについても同様のパターンが形成される。
主走査方向に書出しタイミングがずれたパターンを形成し、それをセンサで検出する。本実施例では15種類としているが、それに限るわけではなく、センサで検出できないものを含んだパターンとし、タイミングの可変ステップについては、エリアの設定精度で決定する。精度を要求しないのであれば、ステップは粗くして良い。パターン形成について、画素クロックPCLKで動作するカウンタでその位置を制御しているので、各パターンとも、その書出し位置と終了位置はプリンタ制御部659で管理されている。
検出するセンサ608aについて、ある幅で検出しているとすると(図の点線)、パターン4からパターン12まで検出することになり、パターン4の終了位置とパターン12の開始位置の中間部がセンサ1の位置(中央部)となる。この値をエリア境界設定値として補正データ記憶部659に記憶しておき、その後の画像形成動作時に使用する。
どのパターンから検出できたかを検知するため、各パターンの前に、確実に検出するパターン(ダミーパターンD)を形成しておき、パターンの検出する間隔(時間)をチェックすることで判定している。本実施例の場合、4つ目のダミーパターン以降で検出間隔が短くなるので、パターン4から検出可能と判断できる。
本実施例では、画像位置ずれ補正用パターンと同じ形状の横線パターンを用いているがこれに限るものではない。
また、図17に示した画像位置ずれ補正用パターンを1組として、これを複数組み、しかも書出し開始タイミングが異なるものを形成し、間にダミーパターンを形成しても良い。
センサ等を交換し、その位置が変化してしまった場合には、再度、エリアの設定値を見直す必要があるが、例えば、電源投入時やある周期毎に前記制御を行うことで、交換時にも対応でき、しかも経時的に変化する場合にも対処できる。
次に、第6実施例について説明する。
この第6実施例は、図15ないし図17に示した第4実施例の応用である。
つまり、図17に示した画像位置ずれ補正用パターンを、転写ベルト上630、または、転写ベルト630上に載置された記録紙620上に形成する。
いずれの場合も、各色予め設定されたタイミングで横線及び斜め線画像を形成する。転写ベルト630(記録紙620)が矢印の方向に動くことにより、各色の横線、斜め線がセンサ680a、b、cに検知され、プリンタ制御部658に送られ、BKに対する各色のずれ量(時間)が算出される。斜め線は、主走査方向の画像位置、画像倍率がずれることで検出タイミングが変わり、横線は、副走査方向の画像位置がずれることで検出タイミングが変わる。
具体的には、主走査方向の画像位置については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12がシアン画像のブラック画像に対する画像ずれとなるので、その量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXLGATE信号のタイミングの変更、画素クロックの周期(位相)を可変する(両方、もしくはどちらか一方)。マゼンタ、イエローについても同様である。
主走査方向の左半分の画像倍率については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12を求め、さらにパターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求める。‘TBKC56−TBKC12’が左半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期(位相)を可変する。また、主走査方向の右半分の画像倍率については、パターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求め、さらにパターンBK3からパターンBK4の時間を基準とし、パターンC3からパターンC4の時間と比較し、そのずれ分TBKC34を求める。‘TBKC34−TBKC56’が右半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期(位相)を可変する。マゼンタ、イエローについても同様である。
副走査方向については、BKの横線に対する各色の横線の時間差と基準値(狙いの時間差)を比較し、ずれ量分だけ、書出し開始タイミングを決定するXFGATE信号のタイミングを変更する。本実施例では、3箇所で検出しているので、3箇所の平均値を使用するのが良い。
図20に、図17の画像位置ずれ補正用パターンを転写ベルト630上に形成する場合の画像位置、画像倍率補正手順について示す。
図21に、図17の画像位置ずれ補正用パターンを記録紙620上に形成する場合の画像位置、画像倍率補正手順について示す。
まず、図20において、各色について補正データ記憶部659に記憶してある補正データを各制御部に設定する(処理S401)。その際設定される補正データは、前回の図20または図21の手順による補正動作による補正データ、もしくは補正が一度も行われていなければ、初期値(予め設定しておくデフォルト値)となる。
設定後、図17の画像位置ずれ補正用パターンを転写ベルト630上に形成し(処理S402a)、各センサ680a、b、cで検出し(処理S403)、プリンタ制御部659でブラックに対する各色のずれ量を算出する(処理S404)。そして、補正するか判断する(処理S405)。この判断においては、ずれ量が補正分解能の1/2以上であれば補正を行うと判断する。
判断S405において、補正する場合(判断S405のYes)、補正データを算出し(処理S406)、その算出した補正データを記憶する(処理S407)。その場合、図20の補正動作による補正データのみ更新する。判断S405において、補正を行わない場合は(判断S405のNo)、補正データの更新は行わない。
図21の手順は、図20の手順において、処理S402aを、処理S402bに置き換えた点のみが異なる。つまり、図21の手順では、画像位置ずれ補正用パターンを転写ベルト630上ではなく、転写ベルト上に載置された記録紙620上に形成する。つまり、図21の手順ではパターン形成用の記録紙620を給紙して、その給紙した記録紙上にパターン形成を行う。
補正動作として、図20に示した手順を適用する場合には、ある間隔で自動的に実行されるが、図21に示した手順と補正動作として適用する場合には、外部入力装置、例えば操作表示部507からの指示により、実行される。
図21において、各色について補正データ記憶部659に記憶してある補正データを各制御部に設定する(処理S401)。その際設定される補正データは、前回の図20の補正動作による補正データと、前回の図21の補正動作による補正データを加算したものである。もしくは補正が一度も行われていなければ、初期値(予め設定しておくデフォルト値)となる。
設定後、画像位置ずれ補正用パターンを記録紙620上に形成し(処理S403b)、各センサ680a、b、cで検出し(処理S404)、プリンタ制御部658でブラックに対する各色のずれ量を算出する。そして、補正するか判断する(判断S406)。この判断は、ずれ量が補正分解能の1/2以上であれば補正を行うことになる。補正する場合(判断S406のYes)、補正データを算出し、補正データを記憶する(処理S408)。その場合、図21の補正動作による補正データのみ更新する。判断S406において補正を行わない場合は(判断S406のNo)、補正データの更新は行わない。
以後の画像形成動作、または、図20、図21の画像位置ずれ補正動作等を行う際には、補正データ記憶部659に記憶されている図20、図21のそれぞれの手順に係る2種類の補正データを加算し、それを各制御部に設定して、画像形成することになる。
画像領域内で画素クロックの周期(位相)を可変する際、連続して可変すると、その箇所だけ集中して画像位置、画像倍率が変わってしまうので、エリア内に均等に可変するように散らばせる方が良い。
センサの取り付け位置を変えた場合には、各エリアの境界も変えることになる。変えた値を補正データ記憶部659に記憶しておくことになる。エリアを可変することで、画像位置ずれ補正用パターンの主走査位置も可変することになる。逆に、主走査方向での位置がこれまでと異なる画像位置ずれ補正用パターンを用いようとする場合は、各エリアの境界も変えることになる。
センサの個数を増やす場合には、エリアの境界だけでなく、エリアの個数も変えることになる。5つのセンサを用いる場合には、同期センサ643に対する設定値が5種類となる。これについても補正データ記憶部に記憶しておくことになる。
光ビーム走査装置、各センサを交換した場合、センサ位置、エリアの境界位置が変わる可能性があるため、エリアの境界の再設定、もしくは画像位置ずれ補正用パターンの主走査位置を再設定した方が良い。
本実施例では、主走査方向に3つの画像位置ずれ補正用パターンを形成しているが、それに限るわけではなく、画像位置ずれ補正用パターン、センサ数が多いほど、より主走査方向の倍率誤差が低減できるので好ましい。
また、副走査方向については、横線と斜め線を1組形成した場合を記載しているが、それに限るわけではなく、複数組みを形成し、それを平均化してずれ量を求める方が、検出誤差を低減させることができるので好ましい。
次に、第7実施例について説明する。
この第7実施例は、第6実施例で用いた図17の画像位置ずれ補正用パターンとは異なる、図22に示すパターンを用いて位置ズレ量を検出する点が異なる、それ以外の動作については、第6実施例と同様である。
図17に示す画像位置ずれ補正用パターンは、第6実施例のセンサ680a、b、cに代えて、CCD等の1次元センサ680(2次元センサでも可)で検出する。
各色について、同図に示すような、画像位置ずれ補正用パターン(L字パターン)を形成することで、主走査方向、副走査方向のずれ量を検出することができる。各色のパターン間隔は、予め決められていて、各色について、実際の間隔(検出された間隔)を検出し、プリンタ制御部658にて比較を行い、ずれ量分だけ補正することになる。本実施例の場合、副走査方向に複数個の画像位置ずれ補正用パターンが用意されているので、各パターンのずれ量の平均値を用いて補正を行うことになる。
具体的には、主走査方向の画像位置については、パターンBK1の縦線部とパターンC1の縦線部の実測距離と設定距離を比較し、その差がシアン画像のブラック画像に対する画像ずれとなるので、その量に相当する分だけ書出し開始タイミングを決定するXLGATE信号のタイミングの変更、画素クロックの周期(位相)を可変する(両方、もしくはどちらか一方)。マゼンタ、イエローについても同様である。
主走査方向の左半分の画像倍率については、パターンBK1の縦線部とパターンC1の縦線部の実測距離と設定距離の差と、パターンBK2の縦線部とパターンC2の縦線部の実測距離と設定距離の差を求め、両者の差が左半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期(位相)を可変する。
また、主走査方向の右半分の画像倍率については、パターンBK2の縦線部とパターンC2の縦線部の実測距離と設定距離の差と、パターンBK3の縦線部とパターンC3の縦線部の実測距離と設定距離の差を求め、両者の差が右半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期(位相)を可変する。マゼンタ、イエローについても同様である。
副走査方向については、横線間隔を見ることになり、ずれ量分だけ、書出し開始タイミングを決定するXFGATE信号のタイミングを変更する。本実施例では、主走査方向で3箇所で検出しているので、主走査、副走査方向全ての画像位置ずれ補正用パターンについて計測し、平均値を使用するのが良い。
次に、第8実施例について説明する。
図23に、第8実施例に係る画像形成装置500の機構部の概要を示す。
画像形成装置500の画像形成部509に相当するプリンタ100には、中央に、中間転写ユニットがあり、該中間転写ユニットには、無端ベルトである中間転写ベルト10がある。中間転写ベルト10は、例えば伸びの少ないフッ素樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層に、弾性層を設けた複層ベルトである。弾性層は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムの表面に、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層を形成したものである。中間転写ベルト10は、3つの支持ローラ14〜16に掛け廻されており、時計廻りに回動駆動される。
第2の支持ローラ15の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニングユニット17がある。第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15との間の中間転写ベルト10には、その移動方向に沿って、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の、各色の、感光体ユニット40、チャージャユニット18、現像ユニットおよびクリーニングユニットでなる作像装置20があり、作像装置20は、プリンタ本体に対して脱着可能に装着されている。
作像装置20の上方には、各色感光体ユニットの各感光体ドラムに画像形成のためのレーザ光を照射する書き込みユニット21がある。
中間転写ベルト10の下方には、2次転写ユニット22がある。2次転写ユニット22は、2つのローラ23間に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して、中間転写ベルト10を押し上げて第3の支持ローラ16に押当てるように配置したものである。この2次転写ベルト24は、中間転写ベルト10上の画像を、用紙上に転写する。2次転写装置22の横には、用紙上の転写画像を定着する定着ユニット25があり、トナー像が転写された用紙がそこに送り込まれる。定着ユニット25は、無端ベルトである定着ベルト26に加熱、加圧ローラ27を押し当てたものである。2次転写ユニット22および定着ユニット25の下方に、表面に画像を形成した直後の用紙を、裏面にも画像を記録するために表裏を反転して送り出すシート反転ユニット28がある。
操作表示部507のスタートスイッチが押されると、原稿自動搬送装置(ADF)400の原稿給紙台30上に原稿があるときは、それをコンタクトガラス32上に搬送する。ADFに原稿が無いときにはコンタクトガラス32上の手置きの原稿を読むために、画像読み取りユニット300のスキャナを駆動し、第1キャリッジ33および第2キャリッジ34を、読み取り走査駆動する。そして、第1キャリッジ33上の光源からコンタクトガラスに光を発射するとともに原稿面からの反射光を第1キャリッジ33上の第1ミラーで反射して第2キャリッジ34に向け、第2キャリッジ34上のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサであるCCD36に結像する。読取りセンサ36で得た画像信号に基づいてK、Y、M、C各色記録データが生成される。
また、スタートスイッチが押されたとき、もしくはパソコン等から画像出力の指示があったとき、FAXの出力指示があったときに、中間転写ベルト10の回動駆動が開始されるとともに、作像装置20の各ユニットの作像準備が開始され、そして各色作像の作像シーケンスが開始されて、各色用の感光体ドラムに各色記録データに基づいて変調された露光レーザが投射され、各色作像プロセスにより、各色トナー像が中間転写ベルト10上に一枚の画像として、重ね転写される。このトナー画像の先端が2次転写ユニット22に進入するときに同時に先端が2次転写ユニット22に進入するようにタイミングをはかって用紙が2次転写ユニット22に送り込まれ、これにより中間転写ベルト10上のトナー像が用紙に転写する。トナー像が移った用紙は定着ユニット25に送り込まれ、そこでトナー像が用紙に定着される。
なお、上述の用紙は、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転駆動し、給紙ユニット43に多段に備える給紙トレイ44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚だけ分離して、搬送コロユニット46に入れ、搬送ローラ47で搬送してプリンタ100内の搬送コロユニット48に導き、搬送コロユニット48のレジストローラ49に突き当てて止めてから、前述のタイミングで2次転写ユニット22に送り出されるものである。手差しトレイ51上に用紙を差し込んで給紙することもできる。ユーザが手差しトレイ51上に用紙を差し込んでいるときには、プリンタ100が給紙ローラ50を回転駆動して手差しトレイ51上のシートの一枚を分離して手差し給紙路53に引き込み、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
定着ユニット25で定着処理を受けて排出される用紙は、切換爪55で排出ローラ56に案内して排紙トレイ57上にスタックする。または、切換爪55でシート反転ユニット28に案内して、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーは、中間転写体クリーニングユニット17で除去し、再度の画像形成に備える。レジストローラ49は一般的には接地されて使用されることが多いが、用紙の紙粉除去のためにバイアス電圧を印加することも可能である。例えば、導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。直径18mmで、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。電気抵抗はゴム材の体積抵抗で109Ωcm程度である。このようにバイアスを印加したレジストローラ49を通過した後の紙表面は、若干マイナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件を変更する場合がある。中間転写ベルト10には、トナーを転写する側(表側)には−800V程度の電圧を印加し、紙裏面側には転写ローラ62によって+200V程度の電圧を印加する。
図24に本実施例に係る光ビーム走査装置及び画像形成部を示す(図23の後ろ側から見た図に相当)。
光ビーム走査装置、各センサとも、図15に示した構成と同様である。ただし、本実施例では、転写ベルト620として中間転写ベルト(図15の中間転写ベルト10に相当)を用いた例で示しているので、センサ680a、b、cは、転写ベルト620上の画像位置ずれ補正用パターンの検出のみを行っている。
図25に、第8実施例に係る画像信号処理部800を示す。CCDセンサ801によって読み取られた画像データは、アナログ信号処理回路802で、連続したアナログ信号にするためのサンプルホールド処理、CCDの暗出力のレベルのばらつきを補正する黒レベル補正、信号レベルを補正するAGC(Auto Gain Control)される。
そして、A/D変換回路802にてデジタルデータに変換され、シェーディング補正回路804に送られる。シェーディング補正回路804では、ハロゲンランプにおける光源ムラ、レンズの透過光量の中央と端部とでの違い、CCDセンサ内の素子間の感度のばらつき等を、白基準板の読み取りによって予め測定して得た補正データと掛け合わせることで補正し、信号レベルを均一化する。
ライン間補正回路805では、CCDセンサ801の副走査方向のRGB各ライン間を補正して、同一位置で読み取った画像データとして画像処理部806に出力する。
画像処理部806では色補正、γ補正等の各種処理を行い、画像形成制御部807に画像データを送る。
画像形成制御部807は、図16に示した構成に相当するものであり、画像データに応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニットからレーザビームが出射し、ポリゴンミラーに偏向され、fθレンズを通り、感光体上を走査することになる。
また、CCD801により画像位置ずれ補正用パターンを読み取った場合については、
画像処理部806からの信号が位置ずれ検出部808に送られ、第7実施例と同様に、BKに対する各色のずれ量が算出され、補正値が求められ、画像形成制御部807の補正データ記憶部659に送られ、以後の画像形成時に各制御部に設定される。
図26に、本実施例に係る画像位置ずれ補正用パターンを示す。本実施例の場合、転写ベルト620上には、第6実施例で説明した図17、もしくは、第7実施例で説明した図22の画像位置ずれ補正用パターンを形成し、補正動作を行い、記録紙630上に画像位置ずれ補正用パターンを形成する場合は、図26に示した画像位置ずれ補正用パターンを使用する。本画像位置ずれ補正用パターンの場合、主走査方向のパターン数が図22の画像位置ずれ補正用パターンより多くなっているが、これは、記録紙620上の画像位置ずれ補正用パターンを図23に示した画像形成装置500の、図25に示した画像信号処理部800のCCD801で読み取るためで、本実施例では5個となっているが、それ以上であっても良い。ずれ量の検出については、第7実施例と同様である。
図27に、記録紙620上のが画像位置ずれ補正用パターンと、センサ位置と、補正するエリアを示す。転写ベルト630上の画像位置ずれ補正用パターンについては、第6実施例で説明したように、センサ1、2、3の位置の3箇所に形成される。記録紙620上の画像位置ずれ補正用パターンに合わせて補正エリアが設定されているので、転写ベルト630上の画像位置ずれ補正用パターンによって倍率補正する場合は、その補正データを2つの補正エリアに均等に分割することになる。
例えば、センサ680aとセンサ680bの検出結果から算出した補正データについては、補正エリア1と補正エリア2に設定することになる。図26の記録紙620上の画像位置ずれ補正用パターンによって画像位置、画像倍率を補正する場合は、パターン1の検出結果を画像位置補正エリアに反映し、パターン1とパターン2の検出結果を補正エリア1に、パターン2とパターン3の検出結果を補正エリア2に、パターン3とパターン4の検出結果を補正エリア3に、パターン4とパターン5の検出結果を補正エリア4に反映することになる。
画像位置ずれ補正フローについては、転写ベルト630上の画像位置ずれ補正用パターンによる補正については、第6実施例の図20の補正手順と同様である。
図26の記録紙620上の画像位置ずれ補正用パターンによる補正は、図28に示す手順となる。
同図において、先ず、補正データ記憶部659に記憶してある補正データを各制御部に設定する(処理S501)。これは、前回の補正データ、もしくは補正が一度も行われていなければ、初期値(予め設定しておくデフォルト値)となる。設定後、画像位置ずれ補正用パターンを記録紙620上に形成し(処理S502)、通常の画像と同様、排紙する(処理S503)。
図29に、図28の手順で記録出力された画像から補正データを生成する手順を示す。
同図において、出力した画像(画像位置ずれ補正用パターン)を画像読取部508にセットし(処理S601)、読取動作を開始する(処理S602)。そして、CCD801で検出し(処理S603)、ブラックに対する各色のずれ量を算出し、補正するかの判断する(処理S605)。この判断は、ずれ量が補正分解能の1/2以上であれば補正を行うことになる。補正する場合(判断S605のYes)、補正データを算出し(処理S606)、補正データを記憶する(処理S607)。その場合、本補正動作(図29の手順)による補正データのみ更新し、転写ベルト630上の画像位置ずれ補正用パターンによる補正データ(図20の補正手順)はそのままとする。補正を行わない場合は、補正データの更新は行わない。
画像形成動作、記録紙630による画像位置ずれ補正動作(図29の手順)を行う際には、補正データ記憶部659に記憶されている2種類の補正データを加算し、それを各制御部に設定して、画像形成することになる。
図20の補正動作については、ある間隔で自動的に実行されるが、図29の補正動作については、外部入力装置、例えば操作表示部507からの指示により、実行される(図28の手順による画像位置ずれ補正用パターンの出力と、図29の手順による補正動作の実行)。図29の補正動作については、人手を介する処理となり、ユーザにとって煩わしい面もあるため、工場出荷時にのみ行ったり、サービスマン用の特殊モードでのみ実行できるようにしてもよい。
本実施例において、図27のパターン数を増やした場合は、それに応じて、エリアの数、境界を可変することになる。
次に、第9実施例について説明する。なお、この第9実施例は、第8実施例の変形例である。
図30に本実施例に係る記録紙620上に形成する画像位置ずれ補正用パターンと、センサ位置と、補正するエリアの関係を示す。
第8実施例とは、図26の記録紙620上の画像位置ずれ補正用パターン画像位置ずれ補正用パターンとの間にエリアの境界を設け、エリア数を増やした点が異なる。
転写ベルト620上の画像位置ずれ補正用パターンについては、第6実施例で説明したように、センサ680a、b、cの位置の3箇所に形成される。転写ベルト620上の画像位置ずれ補正用パターン(図15)によって倍率補正する場合は、その補正データを4つの補正エリアに均等に分割することになる。また、記録紙620上の補正用パターン(図26)によって倍率補正する場合は、その補正データを2つの補正エリアに均等に分割することになる。
本実施例の場合、予め、エリア毎の倍率誤差の傾向が分かっていれば、均等に補正データを分割するのではなく、重み付けして補正データに偏りを持たせることができる。例えば、パターン1とパターン2の間で画素クロック10個分補正するとした場合、均等分割の場合、エリア1に5個分、エリア2に5個分となるが、エリア1の方が倍率誤差が大きい傾向があるのであれば、エリア1に7個分、エリア2に3個分のようにすることができる。
次に、第10実施例について説明する。
図31に、第10実施例に係る画像読取部装置508aの構成を示す。画像読取部装置508aは、画像形成装置1の画像読取部508を画像形成装置1が備えていない場合に代用となるものである。
原稿を載せるコンタクトガラス900と、原稿露光用のハロゲンランプ901と第1反射ミラー902とからなる第1キャリッジ903と、第2反射ミラー904と第3反射ミラー905とからなる第2キャリッジ906と、CCDリニアセンサ907に結像するためのレンズユニット908と、読取光学系等による各種歪みを補正するための白基準画像データを得るための白基準板909とで構成されている。走査時(原稿読取時)には、第1キャリッジ903と第2キャリッジ906は、ステッピングモータ(図示せず)によって矢印の方向に移動する。
第8実施例とは、画像形成装置に読み取り部が備わっているかいないかの差であり、その他は同様である。例えば本発明をプリンタ装置に適用した場合、画像読取部508を備えていないため、図31に示した画像読取装置508aを別途用意し、補正を行う。
本実施例(第10実施例)では、画像形成装置1と画像読取装置208aとがそのままではデータのやりとりを行えないため、画像形成部509を図32に示すように構成する。つまり、図16の構成の画像形成部509に、補正データを取り込む補正データ入力部(I/F部)690を追加した構成となっている。画像読取装置508aと補正データ入力部690とを接続し、プリンタ制御部658が補正データ算出のために、読み取ったパターン画像データを画像読取装置508aから取り込むことになる。補正データの取り込みについては、直接、画像読取装置508aと接続せず、操作パネル等から算出した補正データを入力するようにして構成の簡素化を図るようにしても良い。
また、画像読取装置508aを用いた第10実施例に係る補正動作については、工場出荷時に行うようにしても良い。その方法は、画像形成装置1が装置構成上(複写機やファクシミリ装置とは違ってスキャナ装置(画像読取部)を備えない)プリンタ装置の場合に特に有効である。
なお、以上本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
また、上記各エリアの境界と上記画像位置検出手段を構成する各センサの配置位置が一致するように各センサが配置するようにすれば、色ずれ、画像倍率誤差の補正精度を向上させることが可能となる。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度をより向上させ、また、様々な装置に対応可能となる。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことが可能となる。
また、パターンを共通化すれば制御を複雑化させず容易な方法で実現することが可能となる。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことができる。なお、光ビーム走査装置の交換の検出は、交換される際に状態が変化するスイッチの状態検出や、その交換した旨を通知する操作入力の検出により行うとよい。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことができる。なお、光ビーム走査装置内の構成部品の交換の検出は、交換される際に状態が変化するスイッチの状態検出や、その交換した旨を通知する操作入力の検出により行うとよい。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことができる。なお、画像位置検出手段の交換の検出は、交換される際に状態が変化するスイッチの状態検出や、その交換した旨を通知する操作入力の検出により行うとよい。
また、光検出手段を光ビーム走査装置内に安定して設置すれば、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度を常に高く保つことができる。
また、主走査方向における画像位置ずれ補正用パターンの形成位置と各エリアの境界とが同じ位置になる形成位置に画像位置ずれ補正用パターンが形成すれば、画像位置・画像倍率誤差の補正精度を向上させることが可能となる。
また、実際の画像における画像位置・画像倍率誤差を確実に補正することが可能となる。
また、自装置が本来備える画像読取装置を画像位置ずれ検出手段として利用すれば、低コストで実現することが可能となる。
また、エリアの境界数が画像位置ずれ補正用パターンの主走査方向の数よりも多い場合にも本発明を適用することが可能となる。
また、主走査方向の部分倍率誤差をできる限りなくすことができる。
また、副走査方向の複数個の検出結果を平均化すれば、検出ばらつきの影響をできる限りなくすことができる。
また、有効画像領域内の画像位置・画像倍率誤差を確実に補正することができる。
また、色ずれ、画像位置、画像倍率誤差の補正精度をより向上させ、また、様々な装置に対応可能となる。
また、上記の効果をプリンタ装置において得ることが可能となる。
また、上記の効果をファクシミリ装置において得ることが可能となる。
また、上記の効果を複写機において得ることが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態に係る画像形成装置を含むシステム構成について示す。 画像形成装置のブロック構成について示す図である。 画像形成部の構成について示す図である。 画像形成部における、画像形成制御部及び光ビーム走査装置について示す図である。 VCOクロック発生部の構成について示す図である。 書出開始位置制御部の構成について示す図である。 書出開始位置制御部におけるタイミングチャートである。 画像形成部の前段構成について示す図である。 画素クロック生成部から出力される画素クロックPCLKのタイミングチャートである。 センサ位置を補正するエリアについて示す図である。 図10に対応した補正エリアの設定方法について示す図である。 画像形成装置における画像位置、画像倍率補正の手順について示すフローチャートである。 第2実施例における各エリアの境界可変手順について示すフローチャートである。 4ドラム方式のカラー画像形成に対応した画像形成部の構成について示す図である。 4ドラム方式のカラー画像対応の画像形成部の構成について示す図である。 画像形成部の画像形成制御部の構成及び光ビーム走査装置を示す図である。 転写ベルト上に形成する画像位置ずれ補正用パターンについて示す図である。 第4実施例における、画像位置・倍率補正手順について示すフローチャートである。 エリア境界設定用パターンを示す図である。 図17の画像位置ずれ補正用パターンを転写ベルト上に形成する場合の画像位置、画像倍率補正手順について示すフローチャートである。 図17の画像位置ずれ補正用パターンを記録紙上に形成する場合の画像位置、画像倍率補正手順について示すフローチャートである。 図17の画像位置ずれ補正用パターンとは異なる、画像位置ずれ補正用パターンについて示す図である。 第8実施例に係る画像形成装置の機構部の概要を示す図である。 光ビーム走査装置及び画像形成部を示す図である。 第8実施例に係る画像信号処理部を示す図である。 記録紙に記録された画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 記録紙上の画像位置ずれ補正用パターンと、センサ位置と、補正するエリアの関係を示す図である。 図26の記録紙上のパターンによる補正手順について示すフローチャートである。 図28の手順で記録出力された画像から補正データを生成する手順を示すフローチャートである。 記録紙上に形成する画像位置ずれ補正用パターンと、センサ位置と、補正するエリアの関係を示す図である。 第10実施例に係る画像読取部装置の構成を示す図である。 第10実施例に係る画像形成部の構成について示す図である。
符号の説明
500 画像形成装置
509 画像形成部

Claims (6)

  1. 形成対象の画像データに応じて主走査方向の画素単位で点灯制御される発光源と、該発光源の点灯制御用の画素クロックの周期を前記主走査方向において1画素単位で可変制御できる手段とを有し、前記発光源からの光ビームが感光体上を前記主走査方向に走査することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記発光源からの光ビームが前記主走査方向に走査されたときに、該光ビームを前記主走査方向端部の書き出し側で検出する同期検知センサと、その後該光ビームを前記主走査方向に間隔を置いた複数箇所で順次検出する複数の光ビーム検出センサと、
    前記同期検知センサと前記複数の光ビーム検出センサが順次前記光ビームを検出する各時間差をそれぞれ計測し、その各時間差を予め記憶している各基準値と比較して前記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって前記主走査方向の画像位置及び画像倍率を補正する主走査方向補正手段とを設け、
    該主走査方向補正手段は、前記主走査方向の補正エリアを、前記同期検知センサによる光ビーム検出位置から前記複数の光ビーム検出センサのうちの最初に光ビームを検出する光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置までを画像位置補正エリアとし、前記複数の光ビーム検出センサの隣接する各光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置の間をそれぞれ画像倍率補正エリアとして、複数のエリアに分割し、それらの分割した各エリアにおいて個別に前記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって、前記画像位置補正エリアでは前記主走査方向の画像位置の補正を行い、前記各画像倍率補正エリアでは前記主走査方向の画像倍率の補正を行って、前記主走査方向全体の画像位置及び画像倍率の補正を行うと共に、前記発光源からの光ビームを前記感光体上に走査する光ビーム走査装置、該光ビーム走査装置内の構成部品、又は前記同期検知センサ及び前記複数の光ビーム検出センサの少なくとも1つが交換されると、該交換を交換検出用スイッチの状態変化により検出し、該検出に応じて、前記複数の光ビーム検出センサにより主走査方向の異なる位置に配置された複数の直線からなるパターンを読み取り、該各光ビーム検出センサがどの位置に配置されたパターンを読み取れたかに基づいて該各光ビーム検出センサの位置を決定して、前記複数のエリアの境界位置を該決定に従った位置に自動的に再設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 形成対象のカラー画像データを構成する各色の形成対象画像データのそれぞれに対して、
    形成画像データの主走査方向の画素単位で点灯制御される発光源と、該発光源の点灯制御用の画素クロックの周期を前記主走査方向において1画素単位で可変制御できる手段とを有し、前記各色の形成対象画像データのそれぞれに対して各前記発光源から出力される光ビームがそれぞれ各感光体上を前記主走査方向に走査することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記各色の形成対象画像データのそれぞれに対して、前記発光源からの光ビームが前記主走査方向に走査されたときに、該光ビームを前記主走査方向端部の書き出し側で検出する同期検知センサと、その後該光ビームを前記主走査方向に間隔を置いた複数箇所で順次検出する複数の光ビーム検出センサと、
    前記同期検知センサと前記複数の光ビーム検出センサが順次前記光ビームを検出する各時間差をそれぞれ計測し、その各時間差を予め記憶している各基準値と比較して前記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって前記主走査方向の画像位置及び画像倍率を補正する主走査方向補正手段とを設け、
    前記各色の形成対象画像データのそれぞれに対して前記主走査方向補正手段は、前記主走査方向の補正エリアを、前記同期検知センサによる光ビーム検出位置から前記複数の光検出手段のうちの最初に光ビームを検出する光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置までを画像位置補正エリアとし、前記複数の光ビーム検出センサの隣接する各光ビーム検出センサによる光ビーム検出位置の間をそれぞれ画像倍率補正エリアとして、複数のエリアに分割し、それらの分割した各エリアにおいて個別に前記画素クロックの周期を1画素単位で可変することによって、前記画像位置補正エリアでは前記主走査方向の画像位置補正を行い、前記各画像倍率補正エリアでは前記主走査方向の画像倍率の補正を行って、前記主走査方向全体の画像位置及び画像倍率の補正を行うと共に、前記発光源からの光ビームを前記感光体上に走査する光ビーム走査装置、該光ビーム走査装置内の構成部品、又は前記同期検知センサ及び前記複数の光ビーム検出センサの少なくとも1つが交換されると、該交換を交換検出用スイッチの状態変化により検出し、該検出に応じて、前記複数の光ビーム検出センサにより主走査方向の異なる位置に配置された複数の直線からなるパターンを読み取り、該各光ビーム検出センサがどの位置に配置されたパターンを読み取れたかに基づいて該各光ビーム検出センサの位置を決定して、前記複数のエリアの境界位置を該決定に従った位置に自動的に再設定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記光ビーム検出手段は、前記発光源からの光ビームを前記感光体上に走査する光ビーム走査装置内に設置されていることを特徴する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とするプリンタ装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
  6. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置の構成を備えたことを特徴とする複写機。
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