JP2004133076A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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芹沢 敬一
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Abstract

【課題】光ビームの主走査方向の書き込み位置のずれを補正できるようにする。
【解決手段】反射面識別部13が識別した回転多面鏡7の反射面8a〜8f毎に像担持体2上の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、反射面8a〜8f毎に同期信号を検出してから規定時間後に光源部4にレーザビームを出射させる。次に、画像位置検出部14により検出された検査画像の位置とその検査画像の目標位置とのずれ量に基づいて、規定時間を補正する。これにより、像担持体2への画像の書き込み位置の補正が行なわれる。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光走査装置及びこの光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンタ、デジタル複写機及びレーザファクシミリなどの画像形成装置に用いられる光走査装置では、光源から出射された光ビームを、多数の反射面を有し回転駆動される回転多面鏡により主走査方向に偏向し、この回転多面鏡によって等角速度で走査される光ビームを光学素子により等速度直線光へと変換し、等速度直線光に変換された光ビームを像担持体である感光体上に光学素子により結像させて、感光体上に画像である静電潜像を作成している。
【0003】
また、このような、光走査装置には、回転多面鏡により偏向された光ビームを受光して、同期信号を出力する同期検出部が設けられている。この同期信号が出力されてから規定時間後に光ビーム出射することにより、感光体上の所定の位置に画像が形成される。
【0004】
このような光走査装置において、回転多面鏡に反射面識別手段を設け、各々の反射面の選択を可能とし、主走査方向の両端に同期検出部であるレーザ光検出手段を設けることによって、各反射面に反射されたレーザ光に対し、レーザ光検出手段がレーザ光を検出して出力する検出信号の時間間隔を測定し、画像長を補正するという技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
また、別の技術として、複数の回転多面鏡のうち、1つの回転多面鏡を基準として、この回転多面鏡で偏向走査されたレーザ光の位置に対応する出力信号と他の回転多面鏡で偏向走査されたレーザ光の位置に対応する出力信号との時間差に応じて、それぞれの回転多面鏡間の面位相を制御することによって、各回転多面鏡に対応する色ずれを防止するという技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
【0006】
また、さらに別の技術として、レーザ光の1周期ごとにビームセンサの出力が出ているかどうかを判断するセンサ出力有無判別手段を配置し、このセンサ出力有無判別手段によりビームセンサの出力が出ていないと判断した場合には、数値補正手段を用いてカウンタを走査し、疑似同期信号発生部から疑似同期信号を発生させ、回転多面鏡の各反射面の特性の違いを検出し、その違いを補正することによってジターを低減させるという技術が提案されている(例えば、特許文献3)。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−200707号公報
【特許文献2】
特開平10−813号公報
【特許文献3】
特開平8−94948号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、回転多面鏡は、完全な正多角形であることが要求される。しかし、加工精度を高めても実際の加工において完全な正多角形を形成するのは不可能であり、わずかではあるが反射面間の平面度のばらつき、あるいは、回転多面鏡の中心から各反射面までの距離のばらつきが発生してしまう。
【0009】
これらのばらつきにより、回転多面鏡の各反射面毎の反射光の結像位置が異なってしまい、感光体上の画像への影響として主走査方向での書き込み位置ずれ(いわゆる縦線ゆらぎ)が生じてしまい、画像不良を引き起こすという問題がある。
【0010】
しかしながら、特許文献1で提案された技術では、レーザ光検出手段を2個設けることに言及されているものであり、主走査方向の位置ずれに関しては言及されていない。また、同期検出手段の個数を増やすことは、コストアップに繋がるとともに同期信号の制御も複雑となり、機械の組み付け性、メンテナンス性などが不利となる。
【0011】
また、特許文献2で提案された技術では、主走査方向の書き込み位置ずれに関して言及はしているものの、複数の回転多面鏡の反射面位相を制御する技術であり、色ずれに効果はあっても、主走査方向位置ずれには効果がない。
【0012】
また、特許文献3で提案された技術では、これは、主走査方向書き込み位置ずれに関しては全く言及されておらず、縦線揺らぎをなくすような効果はない。
【0013】
本発明の目的は、光ビームの主走査方向の書き込み位置のずれを補正できるようにすることである。
【0014】
本発明の目的は、光ビームの主走査方向の書き込み位置ずれを補正することにより、縦線揺らぎや画像の倍率誤差の発生をなくし、画像品質を向上させることである。
【0015】
本発明の目的は、複数の光ビームによる書き込みを行なう場合においても、それぞれの光ビームの主走査方向の書き込み位置のずれを補正できるようにすることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の光走査装置は、光ビームを出射する光源部と、複数の反射面を有し、回転駆動されることで前記光源部から出射された前記光ビームを前記反射面により偏向させ、これによって、像担持体上の主走査方向に前記光ビームを露光走査させる回転多面鏡と、前記光ビームの走査のために使用する前記回転多面鏡の前記反射面を識別する反射面識別部と、前記光ビームによる露光走査により前記像担持体上の規定領域内に形成された画像の主走査方向の位置を検出する画像位置検出部と、主走査方向に偏向された前記光ビームを受光し同期信号を出力する同期検出部と、前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させる検査画像作成手段と、前記画像位置検出部により検出された前記検査画像の位置とその検査画像の前記目標位置とのずれ量に基づいて、前記規定時間を補正する補正手段と、を備える。
【0017】
したがって、検査画像作成手段が像担持体上の規定領域内の目標位置に回転多面鏡の反射面毎に検査画像を形成するために同期信号を検出してから規定時間後に光源部に光ビームを出射させ、画像位置検出部により検出された検査画像の位置とその検査画像の目標位置とのずれ量に基づいて補正手段によって規定時間が補正される。これにより、像担持体への画像の書き込み位置の主走査方向のずれを補正することが可能となる。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の光走査装置において、前記検査画像は、副走査方向に形成されるラインである。
【0019】
したがって、検査画像が副走査方向に形成されるラインであるので、画像位置検出部による検査画像の位置の検出を確実に行なうことが可能となる。
【0020】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の光走査装置において、前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の始まりの位置を含む領域であり、前記検査画像作成手段は、前記像担持体上の前記書き込み領域の主走査方向の始まりの位置に前記画像を形成する。
【0021】
したがって、画像位置検出部は、主走査方向上流側の像担持体の書き込み領域の画像の主走査方向の位置を検出すればよいので、像担持体の書き込み領域の主走査方向の全域において画像の位置を検出するものに比べ、画像位置検出部の小型化を図ることが可能となる。
【0022】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の光走査装置において、前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の全域である。
【0023】
したがって、検査画像を像担持体の書き込み領域の全域において任意の位置に書き込んだ場合でも、画像位置検出部によってその検査画像の位置を検出することが可能となる。これにより、像担持体の書き込み領域の全域において書き込み位置ずれの補正を行なうことが可能となる。
【0024】
請求項5記載の発明は、請求項1,2,3又は4記載の光走査装置において、前記光源部は、複数の光ビームを出射し、前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビームそれぞれにおいて前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させる。
【0025】
したがって、複数の光ビームそれぞれによる像担持体への画像の書き込み位置の主走査方向に位置ずれが生じた場合でも、その位置ずれを補正することが可能である。
【0026】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の光走査装置において、前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビーム毎の前記検査画像を主走査方向に並べて形成する。
【0027】
したがって、副走査方向への検査画像の書き込み範囲を小さくすることが可能であるので、画像位置検出部による検査画像の位置の検出時間を短縮することが可能となる。
【0028】
請求項7記載の発明の画像形成装置は、請求項1ないし6の何れか一記載の光走査装置と、前記光走査装置から出射された光ビームによって露光走査され画像として静電潜像を形成する像担持体である感光体と、を備える。
【0029】
したがって、請求項1ないし6の何れか一記載の発明と同じ作用を奏する。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図5に基づいて説明する。本実施の形態は、光走査装置を備えた画像形成装置としてレーザプリンタへの適用例である。ここで、図1は本実施の形態のレーザプリンタを示す斜視図である。
【0031】
レーザプリンタは、光走査装置1を備え、この光走査装置1により像担持体である感光体2上に光ビームであるレーザビームを露光走査してその感光体2上に画像として静電潜像を形成する。特に図示しないが、感光体2の回りには、感光体2を帯電する帯電器と、感光体2上の静電潜像をトナーで現像する現像器と、感光体2上のトナー画像を所定の記録紙に転写する転写器と、感光体2上の残存トナーを除去するクリーニング器などが配置されており、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙上に画像が形成される。そして、図示しない定着器によって記録紙上の画像が定着される。
【0032】
感光体2は、円筒状に形成され、感光体モータ3(図2参照)により回転駆動される。
【0033】
光走査装置1には、単一の半導体レーザを有し画像情報に応じて駆動されることにより選択的に単一のレーザビームを出射する光源部4が設けられている。光源部4から出射されたレーザビームの光路上には、所定のビーム整形を行なう光学系5が設けられているとともに、多面鏡モータ6により高速回転されて水平面内でレーザビームを偏向走査させる回転多面鏡7が設けられている。この回転多面鏡7は、正六角形に形成されて6個の反射面8(第1反射面8a、第2反射面8b、第3反射面8c、第4反射面8d、第5反射面8e、第6反射面8f)を有している。この回転多面鏡7による偏向走査方向前方には、回転多面鏡7により偏向されたレーザビームを等角速度光から等速度直線光に変換するfθレンズ9、回転多面鏡7の面倒れなどの誤差を補正するバレルトロイダルレンズ(BLT)10、レーザビームを感光体2へ導く偏向ミラー11が順に配設され、偏向走査ビームを感光体2上の書き込み領域に結像させるように設定されている。これにより、レーザビームにより感光体2上に画像である静電潜像が形成される。
【0034】
ここで、回転多面鏡7によって偏向走査されるレーザビームの走査方向が主走査方向であり、これは感光体2の軸方向である。また、この主走査方向に直交する方向が副走査方向であり、これは感光体2の回転方向(感光体2の外周面の移動方向)である。
【0035】
次いで、光走査装置1には、同期検出部である同期検出センサ12、反射面識別部13、画像位置検出部14が設けられている。
【0036】
同期検出センサ12には、回転多面鏡7によって偏向走査されたレーザビームのうち感光体2上を露光走査しない非書き込みレーザビームが偏向ミラー15で反射されて入射される。同期検出センサ12は、その非書き込みレーザビームを受光することにより主走査方向の書き込み開始のタイミングをとるための同期信号を出力する。
【0037】
反射面識別部13は、レーザビームの走査のために使用する回転多面鏡7の反射面8を識別し、その面情報を出力する。
【0038】
画像位置検出部14は、感光体2の書き込み領域の主走査方向上流側に対向するように配置され、感光体2上の規定領域として主走査方向上流側の感光体2の書き込み領域の画像の主走査方向の位置を検出し、その位置情報を出力する。
【0039】
図2は、レーザプリンタが備える各部の電気的接続を示すブロック図である。図2に示すように、レーザプリンタには、制御部16が設けられている。制御部16は、CPU17、制御プログラムなどを記憶するROM18、各種情報を書き換え自在に保持する記憶部であるEEPROM19、RAM20、タイマ21等により構成されている。この制御部16が各部の制御、種々の演算、情報の記憶などを行なう。この制御部16には、感光体モータ3を駆動する感光体モータ駆動回路22、多面鏡モータ6を駆動する多面鏡モータ駆動回路23、光源部4を駆動する光源部駆動回路24、反射面識別部13との情報の入出力を行なう識別部I/F24、画像位置検出部14を駆動する検出部駆動回路26等がバスライン27により接続されている。
【0040】
EEPROM19には、回転多面鏡7の反射面8a〜8f毎に、感光体2上の主走査方向の位置(目標位置)に対応付けて、その目標位置にレーザビームを露光し画像を形成するために、同期信号を検出してからレーザビームを出射するまでの時間(以後、規定時間という)が記憶されている。ここで、規定時間は、パルス数(nパルス:nは自然数)により表されている。
【0041】
次に、制御部16が実行する書き込み位置ずれ補正処理を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0042】
まず、回転多面鏡7の反射面8a〜8f毎に、感光体2上の目標位置に図4に示すような検査画像を形成する(ステップS1)。具体的には、回転駆動されている感光体2上に、光源部4からレーザビームを出射させて反射面8a〜8f毎に検査画像を作成する。検査画像は、第1反射面8aから第6反射面8fの順に形成するように設定されており、その情報はEEPROM19に記憶されている。ここで、検査画像は、副走査方向の縦ラインであり、この検査画像が形成される目標位置は、感光体2上の書き込み領域の主走査方向の始まりの位置(以降、書き込み領域始まり位置という)である。そして、この目標位置の情報をRAM20に記憶させる。
【0043】
第M(Mは、1〜6の整数)反射面8を用いての感光体2上の縦ラインの形成は、反射面識別部13によりその反射面8を識別し、同期検出センサ12が出力した同期信号を検出してからEEPROM19に記憶されているその反射面8に対応した規定時間(規定パルス数)後にレーザビームを出射し、これを規定回数行なうことにより実行される。これにより、感光体2上には、回転多面鏡7が1回転する毎に1つのドットが形成され、これらのドットにより、副走査方向の縦ラインが形成される。ここに、検査画像作成手段の機能が実行される。このとき、感光体2の回転速度は、画像形成装置において、用紙等にトナー画像を形成する通常の画像形成における回転速度よりも遅い速度に設定されている。また、それぞれの反射面8で形成される検査画像の間には、副走査方向に規定の間隔があけられており、異なる反射面8により形成される縦ライン同士が繋がらないようにされている。
【0044】
次に、画像位置検出部14を駆動して、感光体2上の全ての検査画像の主走査方向の位置を検出する(ステップS2)。このときの検査画像の位置の検出の順序は、検査画像が感光体2上に形成された順とする。検査画像は、第1反射面8aから第6反射面8fの順に形成されているので、画像位置検出部14は、第1反射面8a〜第6反射面8fの順にそれらに対応する検査画像の位置を検出することとなる。これらにより、感光体2上に作成された検査画像と、この検査画像を作成するのに用いられた反射面8との対応付けが行なわれる。
【0045】
次に、全ての検査画像の目標位置からのずれ量である位置ずれ幅d(添え字Mは、第M反射面8を示す)を算出し、位置ずれが生じている場合には、その位置ずれ幅dに基づいて、レーザビーム出射の同期信号からの規定時間の補正を行なう(ステップS3)。具体的には、ステップS2において画像位置検出部14により検出した感光体2上の検査画像の主走査方向の位置と、その検査画像のRAM20に記憶された主走査方向の目標位置とを比較し、目標位置からの検査画像の位置ずれ幅dを算出する。ここで、図4に示した検査画像のうちレーザビームの書き込み位置ずれにより形成された検査画像(図4中Aで示す画像)の一部を拡大して図5に示す。そして、得られた位置ずれ幅dのパルス換算量を求め、求めたパルス量の分だけ、EEPROM19に記憶されている規定時間(パルス数)を補正する。ここに、補正手段の機能が実行される。これにより、レーザビームによる感光体2上への画像の書き込み位置の主走査方向の位置ずれが補正される。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態では、例えば、回転多面鏡7の反射面8間の平面度のばらつきや回転多面鏡7の中心から各反射面8までの距離のばらつきなどにより、レーザビームによる感光体2上への画像の書き込み位置の主走査方向にずれが生じた場合でも、その位置ずれを補正することができ、画像の縦線揺らぎをなくすことができる。これにより、画像品質を向上させることができる。
【0047】
また、レーザビームによる感光体2への画像の書き込み位置のずれを補正することができるので、例えば、画像の書き込み位置ずれを低減させるために回転多面鏡7を高精密に加工する必要がなくなるので、回転多面鏡7の加工コストの低減を図ることができる。
【0048】
また、検査画像が副走査方向に形成されるラインであるので、画像位置検出部14による検査画像の位置の検出を確実に行なうことができる。
【0049】
また、本実施の形態の画像位置検出部14は、主走査方向上流側の感光体2の書き込み領域の画像の主走査方向の位置を検出すればよいので、感光体の書き込み領域の主走査方向の全域において画像の位置を検出するものに比べ、画像位置検出部14の小型化を図ることができる。
【0050】
なお、本実施の形態では、回転多面鏡7を正六角形とし、反射面8を6個としたが、これに限るものではなく、回転多面鏡7は正多角形であればよく、反射面8は複数個設けられていればよい。
【0051】
また、本実施の形態では、検査画像を副走査方向の縦ラインとしが、これに限るものではなく、例えば、検査画像は、単一のドットであってもよい。
【0052】
次に、本発明の第二の実施の形態を図6及び図7に基づいて説明する。なお、前述した実施の形態と同じ部分は同一符号で示し、説明も省略する(以下の実施の形態も同じ)。本実施の形態は、光源部4が複数のレーザビームを出射する点が上述した実施の形態に対して異なる。これにより、書き込み位置ずれ補正処理も上述した実施の形態に対して異なる。
【0053】
光源部4は、N個の半導体レーザを有しており、これにより、N個のレーザビームを出射することができる。
【0054】
EEPROM19には、各レーザビームそれぞれにおいて回転多面鏡7の反射面8a〜8f毎に、感光体2上の主走査方向の位置(目標位置)に対応付けて、その目標位置にレーザビームを露光し画像を形成するための、同期信号を検出してからレーザビームを出射するまでの時間(規定時間)がパルス数で記憶されている。
【0055】
次に、書き込み位置ずれ補正処理について図6に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、光源部4が出射するN個のレーザビームそれぞれにおいて回転多面鏡7の反射面8a〜8f毎に、感光体2上の目標位置に図7に示すような検査画像を形成する(ステップS11)。具体的には、回転駆動されている感光体2上に、まず、光源部4から第1レーザビームを出射させて反射面8a〜8f毎に検査画像を作成する。このとき、他のレーザビームは出射させない。続けて、第2レーザビーム〜第Nレーザビームの順に同様に検査画像を形成する。ここに、検査画像作成手段の機能が実行される。ここで、このレーザビームの出射の順番は、EEPROM19に記憶されている。また、それぞれの検査画像の間には、副走査方向に規定の間隔があけられている。
【0056】
次に、画像位置検出部14を駆動して、感光体2上の全ての検査画像の主走査方向の位置を検出する(ステップS12)。このときの検査画像の位置の検出の順序は、検査画像が感光体2上に形成された順とする。検査画像は、第1レーザビームから第Nレーザビームの順であって、それぞれのレーザビームにおいて第1反射面8aから第6反射面8fの順に形成されているので、画像位置検出部14は、このような順に対応する検査画像の位置を検出することとなる。これらにより、感光体2上に作成された検査画像と、この検査画像を作成するのに用いられた反射面8と、その検査画像を作成するのに用いられたレーザビームとの対応付けが行なわれる。
【0057】
次に、第一の実施の形態と同様に、全ての検査画像の目標位置からの位置ずれ幅dMN(添え字Mは、第M反射面8を示し、添え字Nは、第Nレーザビームを示す)を算出し、位置ずれが生じている場合には、その位置ずれ幅dMNに基づいて、レーザビーム出射の同期信号からの規定時間の補正を行なう(ステップS3)。
【0058】
以上説明したように、本実施の形態では、複数のレーザビームそれぞれによる感光体2上への画像の書き込み位置の主走査方向にずれが生じた場合でも、その位置ずれを補正することができ、これにより、画像の縦線揺らぎをなくすことができる。
【0059】
次に、本実施の形態の変形例を図8に基づいて説明する。本変形例は、感光体2上への検査画像の書き込み位置が、上述した検査画像の書き込み位置に対して異なる。図8に示すように、各反射面8による検査画像は、第1反射面8aから第6反射面8fの順に副走査方向に形成されるが、それらの反射面8a〜8f毎の第1〜第Nレーザビームによる検査画像は、第1レーザビームから第Nレーザビームの順に主走査方向に並べられて形成される。
【0060】
このような構成により、反射面8a〜8f毎の第1〜第Nレーザビームによる検査画像が、第1レーザビームから第Nレーザビームの順に主走査方向に並べられて形成されるので、例えば、検査画像を第1レーザビームから第Nレーザビームの順に副走査方向に検査画像を書き込む場合に比べて、副走査方向への検査画像の書き込み範囲を小さくすることができるので、画像位置検出部14による検査画像の位置の検出時間を短縮することができる。
【0061】
次に、本発明の第三の実施の形態を図9に基づいて説明する。本実施の形態のレーザプリンタは、光走査装置30の画像位置検出部31が上述した実施の形態に対して異なる。
【0062】
本実施の形態の画像位置検出部31は、感光体2の書き込み領域の全域に対向するように配置され、感光体2上の規定領域として感光体2の書き込み領域の全域の画像の主走査方向の位置を検出することが可能であり、検出した位置情報を出力する。
【0063】
このような構成により、検査画像を感光体2の書き込み領域の全域において任意の位置に書き込んだ場合でも、その検査画像の位置を検出することが可能となる。これにより、感光体2の書き込み領域の全域において光ビームの書き込み位置ずれの補正を行なうことができ、画像品質を向上させることができる。
【0064】
また、書き込み領域始まり位置から検査画像までの幅を理論値と比較し、そのずれ量をパルス量に変換して補正することにより、感光体2上の書き込み領域始まり位置から任意の位置の検査画像の倍率誤差を補正することができる。さらには、任意の位置同士の検査画像間の幅を理論値と比較し、そのずれ幅をパルス量に変換して補正することにより、感光体2上の任意の位置の各検査画像間での倍率誤差の補正を行なうことができる。これらによって、熱などによる光学素子の変形による局所的な倍率誤差も補正することができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の光走査装置によれば、光ビームを出射する光源部と、複数の反射面を有し、回転駆動されることで前記光源部から出射された前記光ビームを前記反射面により偏向させ、これによって、像担持体上の主走査方向に前記光ビームを露光走査させる回転多面鏡と、前記光ビームの走査のために使用する前記回転多面鏡の前記反射面を識別する反射面識別部と、前記光ビームによる露光走査により前記像担持体上の規定領域内に形成された画像の主走査方向の位置を検出する画像位置検出部と、主走査方向に偏向された前記光ビームを受光し同期信号を出力する同期検出部と、前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させる検査画像作成手段と、前記画像位置検出部により検出された前記検査画像の位置とその検査画像の前記目標位置とのずれ量に基づいて、前記規定時間を補正する補正手段と、を備えることにより、像担持体への画像の書き込み位置の主走査方向のずれを補正することができ、書き込み位置ずれによる主走査方向の縦線揺らぎや倍率誤差をなくすことができ、よって、画像品質を向上させることができる。また、像担持体への画像の書き込み位置ずれを補正することができるので、例えば、画像の書き込み位置ずれを低減させるために回転多面鏡を高精密に加工する必要がなくなるので回転多面鏡の加工コストの低減を図ることができる。
【0066】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の光走査装置において、前記検査画像は、副走査方向に形成されるラインであることにより、画像位置検出部による検査画像の位置の検出を確実に行なうことができる。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の光走査装置において、前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の始まりの位置を含む領域であり、前記検査画像作成手段は、前記像担持体上の前記書き込み領域の主走査方向の始まりの位置に前記画像を形成することにより、画像位置検出部は、主走査方向上流側の像担持体の書き込み領域の画像の主走査方向の位置を検出すればよいので、像担持体の書き込み領域の主走査方向の全域において画像の位置を検出するものに比べ、画像位置検出部の小型化を図ることができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、請求項1又は2記載の光走査装置において、前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の全域であことにより、検査画像を像担持体の書き込み領域の全域において任意の位置に書き込んだ場合でも、その検査画像の位置を検出することができ、像担持体の書き込み領域の全域において書き込み位置ずれの補正を行なうことができる。
【0069】
請求項5記載の発明によれば、請求項1,2,3又は4記載の光走査装置において、前記光源部は、複数の光ビームを出射し、前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビームそれぞれにおいて前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させることにより、複数の光ビームそれぞれによる像担持体への画像の書き込み位置の主走査方向に位置ずれが生じた場合でも、その位置ずれを補正することができ、これにより、画像の縦線揺らぎや倍率誤差をなくすことができ、画像品質を向上させることができる。
【0070】
請求項6記載の発明によれば、請求項5記載の光走査装置において、前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビーム毎の前記検査画像を主走査方向に並べて形成することにより、主走査方向への検査画像の書き込み範囲を小さくすることができるので、画像位置検出部による検査画像の位置の検出時間を短縮することができる。
【0071】
請求項7記載の発明の画像形成装置によれば、請求項1ないし6の何れか一記載の光走査装置と、前記光走査装置から出射された光ビームによって露光走査され画像として静電潜像を形成する像担持体である感光体と、を備えることにより、請求項1ないし6の何れか一記載の発明と同じ作用・効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態のレーザプリンタを概略的に示す斜視図である。
【図2】レーザプリンタが備える各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図3】書き込み位置ずれ補正処理の流れを概略的に示すフローチャートである。
【図4】感光体上に形成された検査画像を示す模式図である。
【図5】光ビームの書き込み位置ずれにより形成された検査画像を示す模式図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の書き込み位置ずれ補正処理の流れを概略的に示すフローチャートである
【図7】感光体上に形成された検査画像を示す模式図である。
【図8】感光体上に形成された検査画像の変形例を示す模式図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態のレーザプリンタを概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1   光走査装置
2   感光体(像担持体)
4   光源部
7   回転多面鏡
8(8a〜8f)   反射面
12  同期検出センサ(同期検出部)
13  反射面識別部
14  画像位置検出部
30  光走査装置
31  画像位置検出部
ステップS1  検査画像作成手段
ステップS3  補正手段

Claims (7)

  1. 光ビームを出射する光源部と、
    複数の反射面を有し、回転駆動されることで前記光源部から出射された前記光ビームを前記反射面により偏向させ、これによって、像担持体上の主走査方向に前記光ビームを露光走査させる回転多面鏡と、
    前記光ビームの走査のために使用する前記回転多面鏡の前記反射面を識別する反射面識別部と、
    前記光ビームによる露光走査により前記像担持体上の規定領域内に形成された画像の主走査方向の位置を検出する画像位置検出部と、
    主走査方向に偏向された前記光ビームを受光し同期信号を出力する同期検出部と、
    前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させる検査画像作成手段と、
    前記画像位置検出部により検出された前記検査画像の位置とその検査画像の前記目標位置とのずれ量に基づいて、前記規定時間を補正する補正手段と、
    を備える光走査装置。
  2. 前記検査画像は、副走査方向に形成されるラインである請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の始まりの位置を含む領域であり、
    前記検査画像作成手段は、前記像担持体上の前記書き込み領域の主走査方向の始まりの位置に前記画像を形成する請求項1又は2記載の光走査装置。
  4. 前記規定領域は、前記像担持体上の書き込み領域の主走査方向の全域である請求項1又は2記載の光走査装置。
  5. 前記光源部は、複数の光ビームを出射し、
    前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビームそれぞれにおいて前記反射面識別部が識別した前記回転多面鏡の前記反射面毎に前記像担持体上の前記規定領域内の主走査方向の目標位置に検査画像を形成するために、前記反射面毎に前記同期信号を検出してから規定時間後に前記光源部に前記光ビームを出射させる請求項1,2,3又は4記載の光走査装置。
  6. 前記検査画像作成手段は、複数の前記光ビーム毎の前記検査画像を主走査方向に並べて形成する請求項5記載の光走査装置。
  7. 請求項1ないし6の何れか一記載の光走査装置と、
    前記光走査装置から出射された光ビームによって露光走査され画像として静電潜像を形成する像担持体である感光体と、
    を備える画像形成装置。
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