JP2006213436A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排紙部に排出されたシートを確実に、かつ簡単に取り除くことのできる画像読取装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 シート積載部301に下方に画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部314を設け、この排紙部314に、排出されたシートの幅方向の一側端を押圧してシートを幅方向に移動させる押圧手段330を幅方向に移動可能に設ける。そして、幅検出手段によりシートの幅方向の長さを検出すると共に、制御手段により押圧手段330を幅方向に移動する移動手段を制御し、幅検出手段が検出したシートの幅方向の長さ応じた距離だけ押圧手段330を移動させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 シート積載部301に下方に画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部314を設け、この排紙部314に、排出されたシートの幅方向の一側端を押圧してシートを幅方向に移動させる押圧手段330を幅方向に移動可能に設ける。そして、幅検出手段によりシートの幅方向の長さを検出すると共に、制御手段により押圧手段330を幅方向に移動する移動手段を制御し、幅検出手段が検出したシートの幅方向の長さ応じた距離だけ押圧手段330を移動させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に画像が読み取られた後、排紙部に排出されたシートを取り出すための構成に関する。
従来、ファクシミリやスキャナ等の画像読取装置、或はシートを画像読取部に搬送して画像を読み取り、画像形成を行うプリンタ等の画像形成装置においては、例えば原稿を搬送しながら原稿画像を読み込む、所謂流し読み方式により原稿画像を読み取るようにしたものがあり、このような画像読取装置及び画像形成装置の場合、シート搬送装置の一例としての自動原稿給送装置(ADF)により、原稿積載トレイに載置された原稿を読み取り位置に搬送した後、画像が読み取られた原稿を排紙トレイに排出するようにしている。
ここで、例えばこのような画像読取装置の場合、画像読取装置本体をコンパクトにする目的から排紙トレイを原稿積載トレイの下方に配置しているものがある(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、このような従来の画像読取装置及び画像形成装置において、排紙トレイが原稿積載トレイの下方に配置されていることから視認性が悪く、このため画像読み取り後に排紙トレイに排出された原稿をユーザーが取り忘れてしまう場合がある。また、取り忘れ原稿が多数枚となった場合には、原稿が排紙トレイへの排紙パスを塞いで、次に排紙トレイに排出される原稿を詰まらせるという問題があった。
また、画像読取装置及び画像形成装置をコンパクトにする目的から排紙トレイから原稿を取り除くためのスペースが小さく、原稿を取り除く際の操作性が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、排紙トレイ(排紙部)に排出された原稿(シート)を確実に、かつ簡単に取り除くことのできる画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート積載部に積載されたシートを画像読取部に搬送して画像を読み取る画像読取装置において、前記シート積載部の下方に設けられ、前記画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部と、前記排紙部にシート排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、該排紙部に排出されたシートの幅方向の一側端を押圧して該シートを幅方向に移動させる押圧手段と、前記シートの幅方向の長さを検出する幅検出手段と、前記押圧手段を前記幅方向に移動させる移動手段と、前記移動手段を制御して前記押圧手段を前記幅方向に移動させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記幅検出手段が検出した前記シートの幅方向の長さに応じた距離だけ前記押圧手段を移動させるよう前記移動手段を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記幅検出手段は、前記シートのサイズを検知することにより前記シートの幅方向の長さを検出することを特徴とするものである。
また本発明は、前記制御手段は、前記押圧手段により移動された前記シートの移動端の位置が、前記シートの幅方向の長さに拘らず一定の位置になるよう前記移動手段を制御することを特徴とするものである。
また本発明は、前記押圧手段の移動は、前記シート積載部に積載されたシートがなくなった後に行うことを特徴とするものである。
また本発明は、前記シートを前記画像読取部に搬送するシート搬送装置を備え、前記シート搬送装置に前記制御手段を設けたことを特徴とするものである。
また本発明は、シート積載部に積載されたシートを画像読取部に搬送して画像を読み取り、画像形成を行う画像形成装置において、前記シート積載部の下方に設けられ、前記画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部と、前記排紙部にシート排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、該排紙部に排出されたシートの幅方向の一側端を押圧して該シートを幅方向に移動させる押圧手段と、前記シートの幅方向の長さを検出する幅検出手段と、前記押圧手段を前記幅方向に移動させる移動手段と、前記移動手段を制御して前記押圧手段を前記幅方向に移動させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記幅検出手段が検出した前記シートの幅方向の長さに応じた距離だけ前記押圧手段を移動させるよう前記移動手段を制御することを特徴とするものである。
本発明のように、排紙部に排出されるシートの幅方向の長さを検出すると共に、押圧手段により、検出したシートの幅方向の長さ応じた距離だけシートを幅方向に移動させるようにすることにより、排紙部に排出されたシートを確実に、かつ簡単に取り除くことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置を有する画像形成装置の構成を示す断面図であり、同図において、Aは画像形成装置、A1は画像形成装置本体、100は画像形成装置本体A1の上面に設けられた画像読取装置、300は画像読取装置100の上部に設けられた自動原稿給送装置(ADF)である。
また、同図において、200は複数種類のシートカセット204,205を有し、プリント命令により画像データをシート上に可視像として出力する画像形成部であるプリンタ部、250は画像読取装置100と電気的に接続された外部装置である。
なお、この外部装置250は各種の機能を有し、図示していないがファクス(ファクシミリ)部、ファイル部、ファイル部と接続されている外部記憶装置、コンピュータと接続するためのコンピュータインターフェイス部、コンピュータからの情報を可視像とするためのフォーマッタ部、画像読取装置100からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積するためのイメージメモリ部、及び上記各機能部を制御するコア部等を備えている。
そして、このような構成の画像形成装置Aにおいて、原稿画像を読み取って画像を形成する場合、まず自動原稿給送装置(ADF)300上に積載された原稿を1枚ずつ順次プラテンガラス面102上の原稿読取位置110に搬送するようにする。
次に、このように原稿が原稿読取位置110に搬送されると、これと同時に画像読取装置100のランプ103が点灯し、かつスキャナユニット104が移動して原稿を照射する。そして、この原稿からの反射光は、ミラー105,106,107及びレンズ108を通してCCDイメージセンサ部109に入力され、このCCDイメージセンサ部109において光電変換等の電気処理が行われ、通常のデジタル処理が施される。
次に、このように電気処理が施された画像信号はプリンタ部200の露光制御部201にて、変調された光信号に変換され、感光体ドラム202に照射される。そして、この照射光によって感光体ドラム202上に潜像が形成され、この潜像は、現像器203によって現像され、この結果、感光体ドラム202上にトナー像が形成される。
次に、このトナー像の先端とタイミングを合わせて、シートカセット204,205からシートSが搬送され、転写部206にてトナー像がシートSに転写される。この後、シートSに転写されたトナー像は、定着部207にてシートSに定着され、このようにトナー像が定着された後、シートSは排紙部208より装置外部に排出される。
なお、順次読み込む画像を1枚のシートSの両面に出力する場合は、まず定着部207で片面にトナー像が定着されたシートSを、方向切り替え部材209を図中の実線方向に切り替えることによりパス215に導き、方向切り替え部材217を実線方向に、また方向切り替え部材213を破線方向に切り替えることでパス218を経由して反転パス212まで搬送する。
次に、シート後端が方向切り替え部材213を通過した後、方向切り替え部材213を実線方向に切り替えると共に、ローラ211を逆転することでシートSを反転して再給紙用被シート積載部210に搬送する。この後、次の原稿が準備されると、上記プロセスと同様にして原稿画像が読み取られるが、シートSについては再給紙用被シート積載部210より給紙されるので、結局同一出力紙の表面、裏面に2枚の原稿画像を出力することができる。
また、画像形成を終了したシートSを反転排紙する場合は、まず定着部207にて画像が定着されたシートSを、方向切り替え部材209を図中の実線方向に切り替えることによりパス215に導き、方向切り替え部材217を実線方向に、また方向切り替え部材213を破線方向に切り替えることでパス218を経由して反転パス212まで搬送する。
次に、シート後端が方向切り替え部材217を通過した後、方向切り替え部材217を破線方向に切り替えると共に、ローラ211を逆転することでシートSをパス216に導き、排紙部208を経由してシートSを表裏反転させて排出するようにする。
ところで、図2は、自動原稿給送装置300の構成を説明する図であり、図2において、301は原稿束をセットする原稿積載トレイ(原稿載置台)であり、303はセットされた原稿を検出すると共に最終原稿を検出する原稿セットセンサである。なお、322はプレサイクルエンドセンサであり、原稿セットセンサ303より早いタイミングで最終原稿を検出する必要がある場合に使用する。
320、321はシート載置部の一例としての原稿積載トレイ301に設けられた第1トレイセンサ及び第2トレイセンサであり、この第1及び第2トレイセンサ320,321により、原稿積載トレイ301に積載された原稿の副走査方向(搬送方向)の大まかな原稿長さを検出可能としている。
また323は、積載トレイ301上に設けられたサイド規制板であり、このサイド規制板323にはサイド整合板323の位置を検出する幅検知センサ910(図5参照)が接続されており、主走査方向(搬送方向と直交する幅方向)の原稿長さ(原稿幅)を検出可能としている。そして、この幅検知センサ910と、第1及び第2トレイセンサ320,321とによって原稿サイズを判別することが可能となっている。
304aは分離ローラ、304bはピックアップローラであり、原稿給送時、分離モータ904(図5参照)を回転させると分離ローラ304aが給紙方向へ回転すると共に、分離ローラ304aに連動してピックアップローラ304bが、給紙方向へ回転しながら実線で示す待避位置から破線に示す原稿束上圧接位置へ下降することによって原稿の最上紙を搬送するようになっている。
さらに、このピックアップローラ304bにより搬送された原稿の最上紙は分離ローラ304aによって搬送され、後続紙は分離ローラ304aに圧接される分離パッド305の抑止力により搬送を停止させることによって重送を防ぐ構成となっている。
306は分離ローラ304aによって搬送される原稿を検出するレジストセンサ、307はレジストローラであり、搬送された原稿は一度レジストローラ307につき当てられて所定のループを形成し、停止することで斜行補正が行われる。そして、原稿の斜行補正が行われた後、給紙モータ905(図5参照)を回転させることによって、レジストローラ307が搬送方向に回転し、原稿の搬送が再開される。
なお、このようにレジストローラ307による原稿の搬送が再開されると(或はそれまでに)、分離モータ904が停止し、これによりピックアップローラ304bは回転を停止する。さらに、この後、分離モータ904を搬送方向とは逆の方向に回転させることにより、ピックアップローラ304bは破線で示す原稿束上圧接位置から実線で示す待避位置へ移動する。
ここで、分離モータ904の回転が停止したとき分離ローラ304aに対する回転駆動は出来なくなるが、分離ローラ304aは、不図示のワンウェイ機構により搬送方向への回転は可能となっており、これにより給紙モータ905の回転によりレジストローラ307が回転すれば、分離ローラ304aは原稿に連れ回りするようになり、原稿搬送に対して支障をきたさないようになっている。
309はレジストローラ307により搬送された原稿の先端を検知するリードセンサであり、このリードセンサ309により原稿の先端を検知した後、原稿が原稿読取位置110に到達する前に原稿の搬送を一旦停止するようにしている。
308a、308bはリードモータ906(図5参照)により回転するリードローラ、311は画像の読み取りが終了した原稿を排出する接離可能な排反ローラ対である。そして、給紙モータ905及びリードモータ906を回転させることにより、レジストローラ307、リードローラ308a,308b、及び排反ローラ対311が回転し、これにより原稿は原稿読取位置を通過し、この際、画像読取装置100により画像が読み取られ、この後、排出される。
なお、排反ローラ対311を構成する一方の排反ローラ311aは通常、他方の排反ローラ311bから実線で示す離間した位置にあり、原稿後端が読み取り位置を通過した後、排反ソレノイド907(図5参照)によって破線で示す、他方の排反ローラ311aに圧接する位置へ移動し、これにより排反ローラ対311による原稿搬送が可能となる。
315はパス切り替えフラッパであり、このパス切り替えフラッパ315は不図示のバネによって図2に示すように下側に押圧されている。原稿がこの排紙通路(リードローラ308b、及び排反ローラ対311)を搬送される際には、不図示の切り替えソレノイドによりこのパス切り替えフラッパ315を上側に切り替えるようにしている。
310は原稿後端の検知を行う排紙センサであり、この排紙センサ310により原稿後端の通過を検知した後、一定距離を搬送してパス切り替えフラッパ315の位置を原稿後端が通過したとき、原稿の裏面の画像を読み取る場合には原稿搬送を停止すると共にパス切り替えフラッパ315を下側へ切り替え、更に排反ローラ対311を逆転させることによって原稿を逆方向に搬送することによって、原稿はレジストローラ307の方向へ搬送することが可能な構成となっている。なお、原稿がレジストローラ307に受け渡されると、排反ローラ対311は離間され、その後はレジストローラ307により搬送されるようにしている。
313はスタンプユニットであり、不図示のスタンプソレノイドによって駆動され、原稿にスタンプ処理を行うことを可能としている。
314は読み取りが終了した後、排出される原稿を積載する排紙部の一例としての排紙トレイであり、この排紙トレイ314には排反ローラ311から排紙された原稿(原稿束)を自動原稿給送装置300の手前側、即ち原稿排出方向と直交する幅方向に搬送する束出し板330が設けられている。
ここで、この束出し板330は、排紙トレイ314に原稿排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、排紙トレイ314に排出された原稿の幅方向の一側端である奥側端を押圧して原稿束を幅方向に移動させるものであり、このような押圧手段の一例としての束出し板330は、電源投入時には初期化され、図3及び図4において符号330aで示す初期位置に移動するようになっている。
なお、本実施の形態において、この初期位置330aは、原稿積載トレイ301と排紙トレイ314とにより形成される排紙空間Sの原稿(束)取り出し口S1と反対側の奥側の、原稿排出の妨げにならない位置に設定されている。
また、この後、原稿を取り出し口側に移動させるときには、束出し板330を取り出し口側に移動させる移動手段の一例としての束出しモータ909(図5参照)により、原稿積載トレイの幅検知センサ910(図5参照)で検出した原稿サイズ(原稿の幅方向の長さ)に応じて符号330bに示す位置(以下、束出し位置という)に移動するようにしている。
図5は自動原稿給送装置300の回路構成を示すブロック図であり、同図において、901はCPU(中央演算処理装置)である。CPU901にはROM(読み出し専用メモリ)920、RAM(ランダムアクセスメモリ)921が内蔵されている。
なお、このROM920には、後述する図6、図7及び図10に示す制御手順に対応する制御プログラムが格納されており、RAM921には入力データや作業用データが記憶されている。また、CPU901の出力ポートには既述した分離モータ904、給紙モータ905、リードモータ906、排反ソレノイド907、スタンプソレノイド908及び束出しモータ909が接続されている。
さらに、CPU901の入力ポートには、原稿セットセンサ303、レジストセンサ306、排紙センサ310、リードセンサ309、プレサイクルエンドセンサ322、第1及び第2トレイセンサ320,321、幅検知センサ910、束出し板ホームセンサ911が接続されている。
また、CPU901はシリアルインターフェイス部903を備えており、画像読取装置100の不図示のCPUとシリアル通信を行い、画像読取装置100との間で制御データの授受を行っている。そして、このような制御手段の一例としてのCPU901は、各センサからの信号に基づいてROM920に格納された制御プログラムを実行し、各部の制御を行うようになっている。
次に、自動原稿給送装置300の片面原稿搬送に於ける制御を説明する。なお、図6及び図7はその制御を示すフローチャートである。また、図8及び図9は、原稿積載トレイ301に原稿がセットされてから排紙トレイ314に排出されるまでの原稿の流れを示すものである。
まず、原稿セットセンサ303によって原稿積載トレイ301上に原稿Gがセットされたか否かを検知し(Step2001)、図8の(a)に示すように原稿Gがセットされ、これを原稿セットセンサ303が検出した場合は(Step2001のY)、画像読取装置100に対して自動原稿給送装置300が給紙動作可能であることを示す「レディ信号」を送信する(Step2002)。
次に、画像読取装置100から原稿Gの給紙動作開始を示す「原稿給紙信号」の受信を待ち(Step2003)、「原稿給紙信号」を受信すると(Step2003のY)、分離モータ904(図5参照)を回転させて分離ローラ304aの給紙方向への回転を開始させると共に(Step2004)、ピックアップローラ304bを給紙方向に回転させながら、図8の(b)に示すように待避位置から原稿束上圧接位置へ移動させ、原稿Gの分離搬送動作を開始する。
次に、このような分離搬送動作開始後、レジストセンサ306がON(原稿先端検出)となるのを待ち(Step2005)、図8の(c)に示すように、レジストセンサ306が原稿Gを検知してONとなると(Step2005のY)、所定量搬送後に分離モータ904を停止させ、分離ローラ304aの回転を停止させる(Step2006)。
なお、この原稿検出後の所定の搬送量は、レジストセンサ306の原稿検出位置〜レジストローラ307の位置までの距離よりも大きくしており、これによって原稿先端にループを形成し、斜行取りを行うことができる。
次に、分離モータ904を逆転させることによってピックアップローラ304bを原稿束上圧接位置から待機位置へ上昇させ(Step2007)、この後、給紙モータ905、リードモータ906(図5参照)を正転させ、レジストローラ307を給紙方向へ回転させる(Step2008)。なお、Step2007で分離モータ904を逆転することによって分離ローラ304aは原稿Gを搬送する駆動力を失うが、不図示のワンウェイ機構により、レジストローラ307による原稿搬送に対しては支障をきたさないようになっている。
次に、リードセンサ309がON(原稿先端検出)になるのを待ち(Step2009)、図8の(d)に示すように、リードセンサ309が原稿Gの先端を検出してONとなると(Step2009のY)、給紙モータ905、リードモータ906を停止させ、レジストローラ307、リードローラ308a,308b、排反ローラ対311の回転を停止する(Step2010)。これにより、原稿Gは原稿読取位置110の手前で一時停止される。また、このように原稿Gを原稿読取位置110の手前で一時停止させた後、画像読取装置100に対して「給紙完了信号」を送信する(Step2011)。
次に、自動原稿給送装置300は、この後、画像読取装置100が画像読み込み可能になった場合に送信する「原稿搬送信号」の受信を待ち(Step2012)、「原稿搬送信号」を受信すると(Step2012のY)、リードモータ906(図5参照)及び給紙モータ905を回転させ、レジローラ307、リードローラ308a,308b、排反ローラ対311を回転させ(Step2013)、画像読み取り搬送を行う。そして、この画像読み取り搬送により、画像読取装置100は画像の読み取りを行う。
次に、排紙センサ310が原稿先端を検知し、パス切り替えフラッパ315が上側に切り替わり、さらに、レジストセンサ306がOFF(原稿後端検出)となるのを待ち(Step2014)、図9の(a)に示すようにレジストセンサ306がOFFとなると(Step2014のY)、次に排紙センサ310が原稿後端を検知してOFFとなるのを待つ(Step2015のY)。
そして、図9の(b)に示すように排紙センサ310がOFFとなると(Step2015のY)、原稿Gを排紙トレイ314に確実に排紙することができる所定の搬送距離を搬送し、この後、給紙モータ905及びリードモータ906を停止させ、レジローラ307、リードローラ308a,308b、排反ローラ対311の回転を停止する(Step2016)。
以上が、原稿1枚に対しての動作であり、この後、原稿セットセンサ303によって次原稿が原稿積載トレイ301にあるかを判断し(Step2017)、原稿が原稿積載トレイ上に残っている場合には(Step2017のN)、Step2002から記載する処理を繰り返す。
そして、この後、原稿積載トレイ301に積載された全ての原稿Gの処理が完了したならば(Step2017のY)、排反ソレノイド907(図5参照)の駆動を停止することで一連の動作を終了する。
次に、排紙トレイ314に排出された原稿束を移動させる動作について説明する。なお、図10はその制御を示すフローチャートであり、図11は原稿束の移動を示すものである。
なお、排紙トレイ314への原稿Gの積載が完了した時点では、束出し板330は、図11の(a)に示す位置、即ち自動原稿給送装置300に電源が投入されたとき、束出し板ホームセンサ911(図5参照)からの信号に基づいて符号330aに示す初期位置に位置決めされている。
そして、排紙トレイ314に排出された原稿束GAを移動させる場合には、まず、既述したように幅検出手段の一例としての第1トレイセンサ320及び第2トレイセンサ321、サイド規制板323に設けられた幅検知センサ910(図5参照)によって検出された原稿サイズ(原稿の幅方向の長さ)と、所定の変換式によって束出し板330の移動位置(距離)を算出する(Step2101)。なお、この変換式は、移動させる原稿束GAの移動方向側(取り出し口側)端の位置が、原稿サイズに拘らず一定になるような式となっている。また、この束出し板330の位置算出は、少なくとも全ての原稿Gが排紙トレイ314に排出されるまで、即ち1つのジョブが終了するまでに行われる。
次に、束出しモータ909(図5参照)を正転させ、束出し板330を初期位置330aから図11の(b)の符号330bに示す束出し位置へ移動させる(Step2102)。そして、この束出し板330の束出し位置330bへの移動が完了すると(Step2103のY)、束出しモータ909を停止させ、束出し板330の移動を停止する(Step2104)。
ここで、この束出し位置は、原稿束GAの視認が可能で、かつ取り出しが容易な位置であり、これにより排紙トレイ314に排出された原稿束GAを確実に、かつ簡単に取り除くことができる。
なお、このような束出し位置に移動した後、次のジョブの開始前に束出しモータ909を逆転させ、束出し板330を図11の(b)に示す位置から、図11の(a)に示すホームポジションへ移動させる(Step2105)。なお、このときの束出し板330の移動距離は、既述したStep2101で算出した移動距離である。
そして、束出し板330のホームポジションへ移動が完了すると(Step2106のY)、束出しモータ909を停止させ、束出し板330の移動を停止する(Step2107)。
このように、排紙トレイ314に排出される原稿Gの幅方向の長さを検出すると共に、束出し板330により、検出した原稿Gの幅方向の長さ応じた距離だけ原稿Gを幅方向に移動させるようにすることにより、原稿束GAの視認性を良くすることができ、排紙トレイ314に排出された原稿束GAの取り忘れを防止することができ、原稿束GAを確実に取り除くことができる。また、排紙トレイ314から原稿束GAを取り除くためのスペースが小さい場合でも、簡単に原稿束GAを取り除くことができ、操作性を向上させることができる。
なお、これまでの説明においては、原稿サイズ(幅方向の長さ)は、第1トレイセンサ320及び第2トレイセンサ321、幅検知センサ910からの信号に基づいて検出する場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、幅検知センサ910からの信号にからのみによって検出するようにしても良い。
また、これまでの説明においては、束出し板330の移動制御を自動原稿給送装置300に設けられたCPU901により行う場合について述べてきたが、本発明はこれに限らず、画像読取装置100あるいは画像形成装置本体A1に設けられた不図示の制御手段により行うようにしても良い。
100 画像読取装置
110 原稿読取位置
300 自動原稿給送装置(ADF)
301 原稿積載トレイ
306 レジストセンサ
311 排反ローラ
314 排紙トレイ
330 束出し板
901 CPU(中央演算処理装置)
909 束出しモータ
A 画像形成装置
A1 画像形成装置本体
G 原稿
GA 原稿束
110 原稿読取位置
300 自動原稿給送装置(ADF)
301 原稿積載トレイ
306 レジストセンサ
311 排反ローラ
314 排紙トレイ
330 束出し板
901 CPU(中央演算処理装置)
909 束出しモータ
A 画像形成装置
A1 画像形成装置本体
G 原稿
GA 原稿束
Claims (6)
- シート積載部に積載されたシートを画像読取部に搬送して画像を読み取る画像読取装置において、
前記シート積載部の下方に設けられ、前記画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部と、
前記排紙部にシート排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、該排紙部に排出されたシートの幅方向の一側端を押圧して該シートを幅方向に移動させる押圧手段と、
前記シートの幅方向の長さを検出する幅検出手段と、
前記押圧手段を前記幅方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段を制御して前記押圧手段を前記幅方向に移動させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記幅検出手段が検出した前記シートの幅方向の長さに応じた距離だけ前記押圧手段を移動させるよう前記移動手段を制御することを特徴とする画像読取装置。 - 前記幅検出手段は、前記シートのサイズを検知することにより前記シートの幅方向の長さを検出することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
- 前記制御手段は、前記押圧手段により移動された前記シートの移動端の位置が、前記シートの幅方向の長さに拘らず一定の位置になるよう前記移動手段を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の画像読取装置。
- 前記押圧手段の移動は、前記シート積載部に積載されたシートがなくなった後に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
- シート積載部に積載されたシートを画像読取部に搬送して画像を読み取る画像読取装置において、
前記シートを前記画像読取部に搬送するシート搬送装置と、
前記シート積載部の下方に設けられ、前記画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部と、
前記排紙部にシート排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、該排紙部に排出されたシートの幅方向の一側端を押圧して該シートを幅方向に移動させる押圧手段と、
前記シートの幅方向の長さを検出する幅検出手段と、
前記押圧手段を前記幅方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段を制御して前記押圧手段を前記幅方向に移動させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記幅検出手段が検出した前記シートの幅方向の長さに応じた距離だけ前記押圧手段を移動させるよう前記移動手段を制御し、前記シート搬送装置に前記制御手段を設けたことを特徴とする画像読取装置。 - シート積載部に積載されたシートを画像読取部に搬送して画像を読み取り、画像形成を行う画像形成装置において、
前記シート積載部の下方に設けられ、前記画像が読み取られた後のシートが排出される排紙部と、
前記排紙部にシート排出方向と直交する幅方向に移動可能に設けられ、該排紙部に排出されたシートの幅方向の一側端を押圧して該シートを幅方向に移動させる押圧手段と、
前記シートの幅方向の長さを検出する幅検出手段と、
前記押圧手段を前記幅方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段を制御して前記押圧手段を前記幅方向に移動させる制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記幅検出手段が検出した前記シートの幅方向の長さに応じた距離だけ前記押圧手段を移動させるよう前記移動手段を制御することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005026326A JP2006213436A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005026326A JP2006213436A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006213436A true JP2006213436A (ja) | 2006-08-17 |
Family
ID=36976990
Family Applications (1)
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JP2005026326A Withdrawn JP2006213436A (ja) | 2005-02-02 | 2005-02-02 | 画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006213436A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008276011A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-02-02 JP JP2005026326A patent/JP2006213436A/ja not_active Withdrawn
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JP2008276011A (ja) * | 2007-05-01 | 2008-11-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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