JP2017077965A - シート積載装置、及び画像読取装置 - Google Patents

シート積載装置、及び画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】排出トレイに排出されたシートが容易に取り出せるシート積載装置を提供する。【解決手段】排出トレイ314は、排出ローラ311がシートをシート排出方向に排出して積載する積載面333を有する。可動排出トレイ312は、積載面333のシート排出方向に直角な幅方向の一端側に設けられ、積載面333よりも低い位置へ押下げ可能である。押し出し部材316は、積載面上のシートが可動排出トレイ312上に位置する割合が増加するように、積載面上のシートの後端面における幅方向の中心からずれた位置をシート排出方向に沿った方向に押圧する。【選択図】図4

Description

本発明は、排出されたシートを積載する積載面を有するシート積載装置及び画像読取装置に関する。
従来、ファクシミリやスキャナ等の画像読取装置、或はシートを画像読取部に搬送して画像を読み取り、画像形成を行うプリンタ等の画像形成装置においては、原稿を搬送しながら原稿画像を読み込む、所謂、流し読み方式により原稿画像を読み取るものがある。このような画像読取装置及び画像形成装置では、例えば、自動原稿給送装置(ADF)により、原稿積載トレイに載置された原稿を読み取り位置に搬送した後、画像が読み取られた原稿を排紙トレイに排出する機構が設けられている。
また、装置本体をコンパクトにする目的で、排紙トレイを原稿積載トレイの下方に配置しているものがある(特許文献1)。
特開平10−218466号公報
しかしながら、排紙トレイが原稿積載トレイの下方に配置された従来の画像読取装置及び画像形成装置では、画像読み取り後に排紙トレイに排出された原稿が取り出し難いという問題があった。
本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、排紙トレイ(以下、排出トレイという)に排出されたシートが容易に取り出せるシート積載装置を提供することを目的としている。
本発明のシート積載装置は、排出されたシートを積載する積載面を有するシート積載部と、前記積載面におけるシート排出方向に直角な幅方向の一端側に設けられ、前記積載面と前記シートの間に空間を形成する可動部と、を備えるものである。
本発明のシート積載装置では、低い位置へ押し下げた押下げ部とシートの間に指を差し込んで積載面からシートを容易に取り出すことが可能である。
実施の形態1における画像形成装置の構成の説明図である。 実施の形態1の自動原稿搬送装置の構成の説明図である。 自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。 排出トレイの外観の斜視図である。 積載面に原稿が排出された状態の説明図である。 積載面上で原稿が移動した状態の説明図である。 排出トレイの裏面の斜視図である。 可動排出トレイと押し出し部材の連動機構の構成の説明図である。 連動機構の動作の説明図である。 実施の形態2における連動機構の説明図である。 実施の形態3における押し出し部材の操作の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は実施の形態1における画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置10は、装置本体10Aの上面に画像読取装置100を設けている。プリンタ部200は、画像読取装置100で生成された画像信号に基づいてシートに画像を形成する。
プリンタ部200は、感光ドラム202の周囲にコロナ帯電器204、露光装置201、現像装置203、転写帯電器206、及びドラムクリーニング装置205を配置している。感光ドラム202は、感光層を有する。
コロナ帯電器204は、感光ドラム202の外周面を一様な電位に帯電させる。露光装置201は、画像信号に応じて感光ドラム202の外周面を走査露光して画像の静電潜像を形成する。現像装置203は、感光ドラム202にトナーを供給して静電潜像をトナー像に現像する。
転写帯電器206は、転写部Tを通過するシートを帯電させて、感光ドラム202のトナー像をシートに転写させる。ドラムクリーニング装置205は、転写部Tを通過した感光ドラム202の外周面にクリーニングブレードを摺擦させて転写残トナーを回収する。
シートカセット214、215は、それぞれサイズの異なるシートを積載して収容する。シートカセット214からピックアップローラ211によって取り出されたシートSは、分離ローラ212で1枚ずつに分離されて、レジストローラ213へ送出される。レジストローラ213は、感光ドラム202のトナー像にタイミングを合せて転写部TへシートSを給送する。
転写部Tでトナー像を転写されたシートSは、搬送ベルト216によって定着装置207へ搬送される。定着装置207は、トナー像を転写されたシートSを加熱加圧して、シートSに画像を定着させる。排出ローラ208は、トナー像が定着されたシートSを装置外部に排出する。
外部装置250は、画像読取装置100と電気的に接続され、各種の機能を有する。外部装置250は、ファクス(ファクシミリ)部、ファイル部、ファイル部と接続されている外部記憶装置、コンピュータと接続するためのコンピュータインターフェイス部、コンピュータからの情報を可視像とするためのフォーマッタ部、画像読取装置100からの情報を蓄積したり、コンピュータから送られてきた情報を一時的に蓄積したりするためのイメージメモリ部、及び上記各機能部を制御する制御部等を備えている。
(画像読取装置)
図1に示すように、画像読取装置100は、いわゆるフラットベッドスキャナであって、ガラス102上に載置された原稿に沿ってガラス102の下でスキャナユニット104を移動させて原稿の下面の画像を読み取る平読みモードが可能である。また、画像読取装置100は、自動原稿搬送装置300によって原稿読取位置110に原稿を搬送し、移動する原稿の下面の画像を、原稿読取位置110に停止させたスキャナユニット104によって連続的に読み取る流し読みモードが可能である。
スキャナユニット104は、ランプ103を点灯して原稿を照射しつつ、原稿からの反射光を、ミラー105、106、107及びレンズ108を通してCCDイメージセンサ部109に入力させる。CCDイメージセンサ部109は、光電変換等の電気処理を行い、通常のデジタル処理を施して画像信号を生成する。
(自動原稿搬送装置)
図2は実施の形態1の自動原稿搬送装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像読取装置100の上部に自動原稿搬送装置(ADF)300を設けている。画像読取部の一例である画像読取装置100は、シート積載装置の一例である自動原稿搬送装置300の載置面を有して処理位置の一例である原稿読取位置110でシートの画像を読み取る。
自動原稿搬送装置300は、原稿積載トレイ301に積載されたシート(以下原稿と呼ぶ)を1枚ずつ取り出して画像読取装置100に給送し、画像読取装置100にて画像を読み取り終えた原稿を排出トレイ314へ排出して積載する。自動原稿搬送装置300は、画像読取装置100に対して幅方向の一端側の反対方向(奥側)に回動させて、載置面を開放可能である。
図2に示すように、別のシート積載部の一例である原稿積載トレイ301は、排出トレイ314の上方に設けられ、原稿のシートが積載される。原稿積載トレイ301は、ユーザーが原稿束をセットする載置台である。サイド規制板323は、積載トレイ301上に一対設けられ、連動してシート排出方向と直角な幅方向へ対称に移動可能である。ユーザーは、サイド規制板323の対向間隔を原稿のサイズに合わせて手動設定する。
シート搬送部の一例である自動原稿搬送装置300の搬送機構は、原稿積載トレイ301からシートを1枚ずつ取り出して処理位置の一例である原稿読取位置110へ搬送する。排出手段の一例である排出ローラ311は、原稿読取位置110で処理がされたシートを排出トレイ314へ排出する。
原稿給送時、分離ローラ304a及びピックアップローラ304bが給送方向へ回転する。この状態でピックアップローラ304bが、実線で示す待避位置から破線で示す圧接位置へ下降して原稿を搬送する。ピックアップローラ304bは、積載トレイ301上に積載された原稿のうち最上位の原稿を駆動して分離ローラ304aと分離パッド305のニップへ搬送する。分離ローラ304aは、最上位の原稿を駆動してレジストローラ307へ受け渡す。分離パッド305は、最上位の原稿に連れ送りされる原稿を制動して分離ローラ304aと分離パッド305のニップの通過を妨げる。最上位の原稿が分離ローラ304aによって搬送される一方で、後続の原稿が分離パッド305によって搬送を停止されるので、原稿の重送が阻止される。
レジストローラ307は、停止状態で原稿を待ち受ける。原稿は、停止したレジストローラ307のニップに突き当てられてループを形成することにより斜行補正される。レジストローラ307は、斜行補正された原稿をリードローラ308a、308bへ受け渡す。リードローラ308a、308bは、原稿を搬送して、原稿読取位置110へ通過させる。白色ローラ325は、原稿読取位置110を通過する原稿を押圧して原稿読取位置110のガラス面に密着させる。
排出ローラ311は、原稿読取位置110を通過して画像の読み取りが終了した原稿を排出トレイ314へ排出する。スタンプユニット313は、原稿にスタンプ処理を行う。
(自動原稿搬送装置の制御)
図3は自動原稿搬送装置の制御系のブロック図である。図3に示すように、制御部901は、CPU(中央演算処理装置)である。制御部901にはROM(読み出し専用メモリ)920、RAM(ランダムアクセスメモリ)921が内蔵されている。ROM920には、制御プログラムが格納されており、RAM921には入力データや作業用データが記憶されている。シリアルインタフェース903は、装置本体(10A:図1)と通信を行う。
制御部901の出力ポートには、分離モータ904、給送モータ905、リードモータ906、排出ソレノイド907、スタンプソレノイド908が接続されている。制御部901の入力ポートには、原稿セットセンサ303、レジストセンサ306、排出センサ310、リードセンサ309、プレサイクルエンドセンサ322、第1及び第2トレイセンサ320、321、幅検知センサ910が接続されている。
図2に示すように、トレイセンサ320、321は、原稿積載トレイ301に積載された原稿の搬送方向の大まかな原稿長さを検出する。幅検知センサ910は、サイド規制板(323:図2)の位置を検知して、搬送方向と直交する幅方向の原稿長さ(原稿幅)を検出する。制御部901は、トレイセンサ320、321及び幅検知センサ910の出力に基づいて原稿積載トレイ301に積載された原稿のサイズを判別する。
図2に示すように、原稿セットセンサ303は、原稿積載トレイ301にセットされた原稿を検出すると共に最終原稿の通過を検出する。プレサイクルエンドセンサ322は、原稿セットセンサ303より早いタイミングで最終原稿を検出する。制御部901は、原稿セットセンサ303及びプレサイクルエンドセンサ322の出力に基づいて原稿積載トレイ301上の原稿の状態を判断する。
図2に示すように、レジストセンサ306は、分離ローラ304aによって搬送される原稿を検出する。制御部901は、レジストセンサ306が原稿を検出した後に、給送モータ905を作動して、レジストローラ307を搬送方向に回転させて、原稿の搬送を再開する。
制御部901は、レジストローラ307による原稿の搬送が再開されるまでに分離モータ904を停止させ、これによりピックアップローラ304bは回転を停止する。制御部901は、この後、分離モータ904を搬送方向とは逆の方向に回転させることにより、ピックアップローラ304bを実線で示す待避位置へ移動させる。
ここで、図2に示すように、分離ローラ304aは、不図示のワンウェイ機構により搬送方向への回転が可能となっている。このため、分離モータ904の回転が停止したときも逆の方向に回転したときも、給送モータ905の回転によりレジストローラ307が回転すれば、分離ローラ304aは原稿に連れ回りして、原稿の搬送を妨げない。
リードセンサ309は、レジストローラ307により搬送された原稿の先端を検知する。制御部901は、リードセンサ309が原稿の先端を検知した後、原稿が原稿読取位置110に到達する前に原稿の搬送を一旦停止する。
リードモータ906は、リードローラ308a、308bを回転させる。制御部901は、給送モータ905及びリードモータ906を回転させることにより、レジストローラ307、リードローラ308a、308b、及び排出ローラ311を回転させて、原稿を原稿読取位置110に通過させる。
図2に示すように、パス切り替えフラッパ315は、不図示のバネによって下側に押圧されている。原稿がリードローラ308bから排出ローラ311へ搬送される際には、不図示の切り替えソレノイドによって、パス切り替えフラッパ315を上側に切り替えている。排出ローラ311を構成する一方のローラ311aは、通常、他方のローラ311bから離間した位置にある。制御部901は、原稿の後端が原稿読取位置110を通過した後、排出ソレノイド907を作動させて、ローラ311aを他方のローラ311bに圧接する位置へ移動する。これにより、排出ローラ311による原稿搬送及び排出トレイ314への排出を可能にする。
(両面読取)
排出センサ310は、原稿の後端を検知する。原稿の裏面の画像を読み取る場合、制御部901は、排出センサ310により原稿の後端を検知した後、一定距離を搬送してパス切り替えフラッパ315の位置を原稿後端が通過したとき、排出ローラ311による原稿搬送を停止する。そして、不図示の切り替えソレノイドをOFFしてパス切り替えフラッパ315を下側へ切り替え、排出ローラ311を逆回転させることによって原稿を逆方向に搬送する。これにより、原稿は、表裏反転状態で後端からレジストローラ307の方向へ搬送される。原稿がレジストローラ307に受け渡されると、排出ローラ311は離間され、その後はレジストローラ307により搬送される。
(原稿の取り出しの困難性)
図2に示すように、自動原稿搬送装置300は、原稿積載トレイ301の下方に画像読取り後の原稿が排出される排出トレイ314を設けている。そのため、排出トレイ314の積載面に排出された原稿の視認性が低く、排出トレイ314上の原稿を取り忘れて放置してしまう場合がある。また、排出トレイ314の積載面から原稿を取り出す際には、原稿積載トレイ301と排出トレイ314の狭い隙間から手を差し込んで、排出トレイ314の積載面上の原稿を手さぐり状態で行なう必要がある。
そこで、実施の形態1では、手動の押し出し機構を設けて、排出トレイ314の積載面から原稿を取り出す際に手動の押し出し機構を操作することによって、シートを積載面の取り出し易い位置へ移動させることとした。手動の押し出し機構を操作しない限り、原稿が排出トレイ314の積載面の中央に保持されて、排出された新たな原稿の摩擦による影響を受け難くした。
(排出トレイ)
図4は排出トレイの外観の斜視図である。図5は積載面に原稿が排出された状態の説明図である。図6は積載面上で原稿が移動した状態の説明図である。図5中、(a)は斜視図、(b)は(a)中の矢印A方向から見た側面図である。図6中、(a)は斜視図、(b)は(a)中の矢印B方向から見た側面図である。
図4に示すように、シート積載部の一例である排出トレイ314は、排出手段の一例である排出ローラ311がシートを矢印Eのシート排出方向に排出して積載する積載面333を有する。排出トレイ314には、読み取りが終了して、排出ローラ311によって矢印E方向に排出される原稿の積載面333が形成されている。積載面333の上流側の壁部331には開口部332が形成され、開口部332に押し出し部材316が設けられている。
可動部の一例である可動排出トレイ312は、積載面333とシートの間に指を差し込む空間を形成する。可動排出トレイ312は、排出トレイ314の他の部分よりも低い位置へ押し下げ可能な押下げ部であり、排出トレイ314の一部分である。可動排出トレイ312は、回動軸317の周りで回動して手前側(矢印F方向)の端部を押下げ可能である。可動排出トレイ312の上流側は、固定の棚部334になっている。
図5の(a)に示すように、原稿Gは、後端を壁部331に突き当てた状態で積載面333に積載される。図5の(b)に示すように、可動排出トレイ312の上面は、排出トレイ314の積載面に連続した平面を形成して、原稿の積載面333の一部をなしている。
図6の(a)に示すように、可動排出トレイ312は、ユーザーが積載面333の原稿を取ろうと可動排出トレイ312に手を置いた時に沈み込んで、積載された原稿の下に指を差し込む空間を形成する。このとき、可動排出トレイ312の沈み込みに連動して押し出し部材316が原稿の後端面を押し出す。
ユーザーが可動排出トレイ312の矢印F側の端部を押下げると、開口部332から押し出し部材316が原稿の積載面333へ進入して、原稿の後端の端面を押圧する。押し出し部材316は、原稿の後端の中央よりも奥側(矢印F方向の反対側)を押圧するので、積載面333上で矢印F方向に原稿Gが回転して原稿が矢印F方向へ移動する。
可動排出トレイ312が回動軸317の周りで下方向に回転するのに連動して、押し出し部材316が排出トレイ314に排出された原稿Gの後端の奥側を押圧する。押し出し部材316は、積載面333上の原稿を、排出トレイ314におけるシート排出方向に直角な幅方向の手前側に、原稿Gが排出トレイ314から外に出ない範囲で移動させる。
(連動機構)
図7は排出トレイの裏面の斜視図である。図8は可動排出トレイと押し出し部材の連動機構の構成の説明図である。図9は連動機構の動作の説明図である。
図7に示すように、可動排出トレイ312は、回動軸317によって排出トレイ314に対して回動可能に組み立てられている。可動排出トレイ312の矢印F方向の端部は、可動排出トレイ312の底面から保持スプリング319に付勢されることにより、上面が水平に保持されている。
図8に示すように、連動機構の一例である連動機構340は、可動排出トレイ312の押下げに連動して押し出し部材316を作動させる。連動機構340は、可動排出トレイ312の押下げ動作に連動して押し出し部材316を回動させて開口部332から積載面333へ進入させる。押し出し部材316は、軸受343、344によって回動自在に支持された回動軸341に固定されている。回動軸341の矢印F方向の端部にレバー342が固定され、レバー342の先端が可動排出トレイ312に係合している。
図9に示すように、可動排出トレイ312が破線位置まで押し下げられると、レバー342が破線位置まで回動して回動軸341を右回りに回転させる。これにより、押し出し部材316がほぼ直立位置まで回動して開口部332から積載面333へ進入する。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1の画像読取装置100では、ユーザーが積載面333の原稿を取ろうと手を可動排出トレイ312に置いた時に、可動排出トレイ312が下がって、原稿と可動排出トレイ312の間に指を差し込む空間が形成される。原稿が可動排出トレイ312上の手元に移動するのでタイミング良く取り出すことができる。このため、矢印F方向から手を差し込んで手さぐり状態でも、積載面333上の原稿を確実に取り出すことができる。また、同時に積載面333上の原稿が手前側に移動してくるので、原稿を確実かつ簡単に積載面から取り除くことができる。
実施の形態1では、可動排出トレイ312は、積載面333のシート排出方向に直角な幅方向の一端側に設けられ、積載面333よりも低い位置へ押下げ可能である。そして、押圧手段の一例である押し出し部材316は、積載面上のシートが可動排出トレイ312上に位置する割合が増加するように積載面上のシートの端面を押圧する。このため、ユーザーは、積載面333とシートの間に指を差し込んで一端側に近い位置で容易にシートを取り出すことができる。
実施の形態1では、押し出し部材316は、積載面上のシートの後端面における幅方向の中心からずれた位置をシート排出方向に沿った方向に押圧する。このため、シートが積載面333上で回転して、シートの全体を積載面の縁から遠い位置に位置させた状態で一部分のみを一端側に近い位置に位置させて取り出すことができる。
実施の形態1では、押し出し部材316は、積載面上のシートの端面を押圧して、積載面上のシートが可動排出トレイ312上に位置する割合が増加するようにシートを積載面上で回転させる。このため、シートの全体を積載面の縁から遠い位置に位置させた状態で一部分のみを一端側に近い位置に位置させて取り出すことができる。
実施の形態1では、可動排出トレイ312は、排出トレイ314に対してシート排出方向に沿った回動軸317の周りで回動して幅方向の一端側を低い位置へ押し下げ可能である。このため、シートが自重で可動排出トレイ312の斜面を滑り落ちて、さらに容易にシートを積載面から取り出すことができる。
実施の形態1では、排出トレイ314は、低い位置へ押下げられた可動排出トレイ312に隣接した位置で、積載面上のシートの後端側を支持する棚部334を有する。このため、棚部334に隣接する位置で確実に可動排出トレイ312とシートの間に指を挿入してシートを取り出すことができる。
<実施の形態2>
図10は実施の形態2における連動機構の説明図である。図9に示すように、実施の形態1では、レバー342によって可動排出トレイ312と押し出し部材316とを連動させた。これに対して、実施の形態2では、図10に示すように、ラックギア312h及びピニオンギア316hによって、可動排出トレイ312と押し出し部材316とを連動させた。実施の形態2は、連動機構340以外の構成は実施の形態1と同一であるため、図10中、実施の形態1と共通する構成には図9と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図9に示すように、連動機構340は、可動排出トレイ312の押下げ動作に連動して押し出し部材316を回動させて開口部332から積載面333へ進入させる。押し出し部材316は、軸受343、344によって回動自在に支持された回動軸341に固定されている。
図10に示すように、回動軸341の端部にピニオンギア316hが固定され、ピニオンギア316hに噛み合うラックギア312hが可動排出トレイ312に固定されている。可動排出トレイ312が破線位置まで押圧されると、ラックギア312hが破線位置まで下降してピニオンギア316hを駆動して回動軸341を回動させ、押し出し部材316を破線位置まで回動させる。
<実施の形態3>
図11は実施の形態3における押し出し部材の操作の説明図である。図9に示すように、実施の形態1では、可動排出トレイ312と押し出し部材316とを連動させた。これに対して、実施の形態3では、図11に示すように、可動排出トレイ312と押し出し部材316とを個別に手動動作する構成とした。
図11に示すように、可動排出トレイ312は、不図示のスライドガイドに案内されて垂直方向に移動可能であって、保持スプリング319に付勢されて上面が積載面333と同一高さに保持されている。ユーザーは、保持スプリング319の付勢力に逆らって可動排出トレイ312を押下げて積載面333から実線位置まで移動可能である。
押し出し部材316は、復帰スプリング316sに付勢されて破線位置で待機する。押し出し部材316は、ロッド316jを介して操作部316iに接続されている。ユーザーは、操作部316iを外側へ向かって引っ張ることで、押し出し部材316を復帰スプリング316sに逆らって実線位置まで移動させて、図6に示すように、積載面333上でシートを回転させることができる。
実施の形態3によれば、排出トレイ314に排出された原稿を押し出す押し出し部材316が可動排出トレイ312の押下げに連動していなくても、実施の形態1と同様な効果を奏することができる。
<その他の実施の形態>
本発明のシート積載装置は、実施の形態1、2で説明した具体的な構成には限定されない。実施の形態1の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
実施の形態1では、自動原稿搬送装置300の排出トレイ314としての実施の形態を説明した。しかし、シート積載装置に積載されるシートは、画像読取された原稿には限定されない。画像形成装置、シート処理装置の出力トレイとしても利用できる。画像形成装置は、電子写真方式のプリンタには限らない。インクジェットプリンタ、一般的な印刷機、ファクシミリ、複写機、複合機等であってもよい。
可動排出トレイ312は、積載面の正面側が下方へ回動するものには限定されない。図11に示すように、積載面の一部が垂直に下降するものであってもよい。押し出し部材316は、回動して積載面に出入りするものには限定されない。図11に示すように、シート排出方向へスライド移動するものであってもよい。
押し出し部材は、手動操作には限らない。モータやソレノイドを用いて電動で作動させてもよい。押し出し部材は、シートの隣接する2つの端面に1ずつ配置してもよい。
押し出し部材がシートの後端面を押す位置は、後端面の幅方向の中心からずれた位置には限らない。後端面の幅方向の中心を後端面に対して傾斜した押圧面を有する押し出し部材で押圧しても、積載面上でシートを回転させることができる。押し出し部材は、シートの幅方向の側面を押圧してもよい。押し出し部材は、複数使用してもよい。
10 画像形成装置、10A 装置本体
100 画像読取装置、110 原稿読取位置
300 自動原稿搬送装置、301 原稿積載トレイ
311 排出ローラ、312 可動排出トレイ
314 排出トレイ、316 押し出し部材
317 回動軸、319 保持スプリング
332 開口部、333 積載面、334 棚部
340 連動機構
G 原稿

Claims (10)

  1. 排出されたシートを積載する積載面を有するシート積載部と、
    前記積載面におけるシート排出方向に直角な幅方向の一端側に設けられ、前記積載面と前記シートの間に空間を形成する可動部と、を備えることを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記可動部は、前記積載面の一部分を前記積載面の他の部分よりも低い位置へ押下げ可能にした押下げ部であることを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記積載面上のシートの前記押下げ部に位置する割合が増加するように、前記積載面上のシートの端面を押圧する押圧手段を備えることを特徴とする請求項2に記載のシート積載装置。
  4. 前記押圧手段は、前記積載面上のシートの後端面における前記幅方向の中心からずれた位置を前記シート排出方向に沿った方向に押圧することを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  5. 前記押圧手段は、前記積載面上のシートを前記積載面上で回転させることを特徴とする請求項3に記載のシート積載装置。
  6. 前記押下げ部の押下げに連動して前記押圧手段を作動させる連動機構を備えることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記押下げ部は、前記シート積載部に対して前記シート排出方向に沿った回動軸の周りで回動して前記幅方向の一端側を前記低い位置へ押し下げ可能であることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  8. 前記シート積載部は、前記低い位置へ押下げられた前記押下げ部に隣接した位置で、前記積載面上のシートの後端側を支持する棚部を有することを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  9. 前記シート積載部の上方に配置されてシートが積載される別のシート積載部と、
    前記別のシート積載部からシートを1枚ずつ取り出してシートの処理位置へ搬送するシート搬送部と、
    前記処理位置で処理されたシートを前記シート積載装置へ排出する排出手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート積載装置。
  10. 請求項9に記載のシート積載装置と、
    前記シート積載装置の載置面を有して前記処理位置でシートの画像を読み取る画像読取部と、を備え、
    前記シート積載装置は、前記画像読取部に対して前記一端側の反対方向に回動させて前記載置面を開放可能であることを特徴とする画像読取装置。
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