JP6348557B2 - ガラス突き合わせ壁パネルのための可動式の解体可能な壁パネルシステムの設置方法 - Google Patents

Description

本発明は壁パネルシステムに関する。特に、本発明は、ガラス突き合わせ壁パネルのための可動式の取り付け可能にして且つ解体可能な不連続壁パネルシステムに関する。

固定式壁システム、可動式壁システムおよび不連続壁システムは、本技術分野において公知である。
固定式壁システムに関連づけられたいくつかの課題として、固定式壁システムを取り付けてしまうと、移動および／または取り外しができなくなること、固定式壁システムを取り付けた後は貫通するコンポーネント（電線等）を容易に設置することができないこと、また、固定式壁システムの設置後は、その外観や特徴を容易に変更できないこと等が挙げられる。更に、設置に要する時間が非常に長くなるため、固定式壁システムはなお不利である。例えば、公知のジップロック（ｇｙｐｒｏｃ）（登録商標）壁については、最初に支持スタッドを設置し、そこにジップロックパネルを取り付け、その上に石膏を塗布し、石膏が乾燥するのを待ち、続いて研磨し、ジップロック壁の表面を仕上げる必要がある。そのような固定式壁システムの取り付けは、通常数日間にわたり、多くの単純労働が要求され、非常に非能率且つ費用対効果のないものである。

可動式壁システムに関連づけられた課題のうちのいくつかは、通常よく行われることだが、同システムのコンポーネントが過剰に設計される（例えば、重すぎる）ことや、可動式壁システムの組み立てに異なる特別の工具が要求されること、また、可動式壁システムは、通常容易に交換不能な様々な異なるコンポーネントを含むことにある。上述したものの結果、上記可動式壁システムの設置は、通常時間が長くかかり厄介である。更に、上記可動式壁システムはその設計によって、通常非常に貧弱な防音、遮光および／または防振を示すことは本技術分野において公知である。

不連続壁システムに関連づけられた課題のうちのいくつかは、所定のコンポーネントに操作可能に連結される他の要素に影響を付与することなく不連続壁システムの所定の要素を個別に変更、移動、および／または改変することができないことにある。実際は、それらの設計によって、不連続壁システムは相互に複雑に連結される複数のコンポーネントを通常有するため、不連続壁システムの他のコンポーネントを妨害することなく１つの所定のコンポーネントを変更、移動、および／または改変することは、防止される。

更に、いくつかの公知の壁パネルシステムにより、その所定のコンポーネントは床や天井にアンカー固定（貫通、釘、ネジ等）する必要があるため、床、および／または対応するカーペットの穴や、器物の破損等の重要な問題点を生じる。更に、いくつかの管轄区において、壁パネルシステムのコンポーネントが建物のインフラストラクチャに恒久的に付加される場合に、それらはビルオーナーの財産となり、そのような壁パネルシステムの所有者および／または使用者にとって非常に不適当であることが公知である。更に、大企業において、定期的に異なる部門を再構成する必要があるため、オフィススペースの頻繁な再編成が必要となり、不便であることが公知である。従って、建物のインフラストラクチャに恒久的に付加することなく、同じ建物内にあろうと、隣接した建物であろうと、いかなる悪影響や破壊的な影響を伴うことなくある位置から別の位置へ容易に移動および取り付け可能な組み立て式且つモジュール式の壁パネル建築システムを有することが有用であろう。

異なる壁パネルシステムおよび付属品を開示する後述する特許文献１乃至１０５が出願人に公知である。
後述する外国の特許文献１０６乃至１０９も出願人に公知である。

本件出願人によって設計された、互いに反対側の頂部間隔チャネルおよび底部間隔チャネル、並びに互いに反対側の側部垂直ポストを備えるとともに外側カバーを備えるほぼ矩形状の壁パネルであるフレーム付き壁パネルのための解体可能な可動式壁パネルシステムは、２００４年２月１０日に査定を受けたＶＯＮ ＨＯＹＮＩＮＧＥＮ ＨＵＥＮＥ等による特許文献１１０に開示され、その全体がここに開示されたものとする。特に、本明細書は、互いに反対側の上部間隔チャネルおよび底部間隔チャネル、互いに反対側の左右垂直ポスト、パネルカバー、天井レール、および連接床チャネルを各々含む複数のパネルを備える可動式且つ解体可能な壁パネルシステムを開示する。間隔チャネルおよび垂直ポストは、パネルの矩形の支持フレームを形成するためにスタッドを連結することによって相互に取り付けられる。関節接合による連結床チャネルは、左右の垂直ポストのチャネルにそれぞれ受容されるように取り付けられる左右の摺動アセンブリによって矩形の支持フレームの底部に操作可能に連結される。関節接合による連結床チャネルは、パネルの矩形の支持フレームを一階床に操作可能に固定することに使用される。垂直ポストはそれぞれパネルの垂直軸線とほぼ平行な方向に沿って延びる少なくとも１つの受承リップ部を有する。

当該技術分野におけるいくつかの改良にもかかわらず、フレームなしのガラス突き合わせ壁パネルを使用してオフィススペースを組み立てる場合に、これらのオフィススペースは非常に古い従来の「現場組み立て式」または「ノックダウン式」アプローチを使用してなお建築される。すなわち、通常、現場に出向き、オフィススペースが組み立てられる床および／または天井の偏倚を含む異なる測定を行い、これらの異なる所定の偏倚を斟酌または補償するべく異なる高さおよび幅の対応するガラスパネルを通常製造し、対応する箇所に割り当てられる異なる寸法の所定のガラスパネルをそれぞれ現場にて割り当てることによって、非常に連続的な方法でオフィススペースを組み立て、その後全体的に一様な壁パネルアセンブリを有するように、且つ床および／または天井の偏倚をできるだけ補償するようにガラスパネルのそれぞれの下に対応して挿入される従来の複数のシミーを使用して、手動により異なるタイプのガラスパネルのそれぞれの位置、高さ、および上下方向の変位を調整する。明らかに、このアプローチは、非常に期間が長くなるのみならず、ロジスティックスの観点から見て全く厄介である他、非常に労働集約的であり、大企業において複数のオフィススペースを組み立てる必要のある場合にあまり効率的ではない。

上述した特許文献のいずれも、迅速にして、容易に、便利に、好適に、計画的且つ費用対効果の高い方法にて「フレームなし」ガラス突き合わせ壁パネルを組み立てるべく設計される可動式の解体可能な不連続壁パネルシステムを示すか更に示唆するものではなく、これにより従来の壁パネルシステムの「現場組み立て式」アプローチの相当する問題点を回避することができる。

従って、上述したものに照らして、その設計およびコンポーネントによって、上述した先行技術の問題点のうちのいくつかを克服するか少なくとも最小限にすることができる、改善されたシステムが要求される。

米国特許第２３８７３８９号明細書 米国特許第２３９４４４３号明細書 米国特許第２８２２８９８号明細書 米国特許第３０４０８４７号明細書 米国特許第３０４８８８２号明細書 米国特許第３０５７００５号明細書 米国特許第３０５７４４４号明細書 米国特許第３１４１１８９号明細書 米国特許第３１５９８６６号明細書 米国特許第３２２８１６０号明細書 米国特許第３２３４５８２号明細書 米国特許第３３０２３５３号明細書 米国特許第３３０５９８３号明細書 米国特許第３３５２０７８号明細書 米国特許第３３６３３８３号明細書 米国特許第３３８１４３６号明細書 米国特許第３４１１２５２号明細書 米国特許第３５６６５５９号明細書 米国特許第３５８５７６８号明細書 米国特許第３６７０３５７号明細書 米国特許第３６７５３８２号明細書 米国特許第３６９７０２８号明細書 米国特許第３７２２０２６号明細書 米国特許第３８０２４８０号明細書 米国特許第３８２９９３０号明細書 米国特許第３９２５９３３号明細書 米国特許第４０２７７１４号明細書 米国特許第４０３７３８０号明細書 米国特許第４０６７１６５号明細書 米国特許第４０８６７３４号明細書 米国特許第４１０３４６３号明細書 米国特許第４１０４８２９号明細書 米国特許第４１０９４２９号明細書 米国特許第４１６７０８４号明細書 米国特許第４２６３７６１号明細書 米国特許第４２７７９２０号明細書 米国特許第４２８２６３１号明細書 米国特許第４３９９６４４号明細書 米国特許第４４４９３３７号明細書 米国特許第４４５０６５８号明細書 米国特許第４５５５８８０号明細書 米国特許第４６２５４７６号明細書 米国特許第４６４００７２号明細書 米国特許第４７０３５９８号明細書 米国特許第４７５７６５７号明細書 米国特許第４８２５６１０号明細書 米国特許第４８７３７４１号明細書 米国特許第４９０７３８４号明細書 米国特許第４９１４８８０号明細書 米国特許第５０４２５５５号明細書 米国特許第５０５６５７７号明細書 米国特許第５１２５２０１号明細書 米国特許第５１５９７９３号明細書 米国特許第５１６１３３０号明細書 米国特許第５２０７０３７号明細書 米国特許第５２１２９１８号明細書 米国特許第５２２８２５４号明細書 米国特許第５２３７７８６号明細書 米国特許第５３７９５６０号明細書 米国特許第５３８１８４５号明細書 米国特許第５４３３０４６号明細書 米国特許第５４６７５５９号明細書 米国特許第５４９１９４３号明細書 米国特許第５５４２２１９号明細書 米国特許第５６０３１９２号明細書 米国特許第５６４４８７７号明細書 米国特許第５６４４８７８号明細書 米国特許第５７３５０８９号明細書 米国特許第５８４５３６３号明細書 米国特許第５８７５５９６号明細書 米国特許第５８８１９７９号明細書 米国特許第５９９６２９９号明細書 米国特許第６０４７５０８号明細書 米国特許第６０８８８７７号明細書 米国特許第６０９４８７２号明細書 米国特許第６１１２４８５号明細書 米国特許第６１１５９６８号明細書 米国特許第６１４１９２５号明細書 米国特許第６１６７９３７号明細書 米国特許第６１２２８７１号明細書 米国特許第６１７０２１３号明細書 米国特許第６１７６０５４号明細書 米国特許第６１８５７８４号明細書 米国特許第６２０９６１０号明細書 米国特許第６３２９５９１号明細書 米国特許第６３３６２４７号明細書 米国特許第６３４９５１６号明細書 米国特許第６４０５７８１号明細書 米国特許第６４９３９９５号明細書 米国特許第６５３０１８１号明細書 米国特許第６５７１５１９号明細書 米国特許第６８８９４７７号明細書 米国特許第７０２１００７号明細書 米国特許第７２９３３８９号明細書 米国特許第７５２００９３号明細書 米国特許第７６２４５４９号明細書 米国特許出願公開第２００２／００５３１６６号明細書 米国特許出願公開第２００２／００８８１８８号明細書 米国特許出願公開第２００２／０１５７３３５号明細書 米国特許出願公開第２００３／００１４８５３号明細書 米国特許出願公開第２００４／０００３５５６号明細書 米国特許出願公開第２００５／００００１６４号明細書 米国特許出願公開第２００６／０２７７８５０号明細書 米国特許出願公開第２００７／００１７０６５号明細書 米国特許出願公開第２００８／０２０２０３０号明細書 カナダ国特許第２００２６７４号明細書 仏国特許第１４５００１７号明細書 仏国特許第１５２６６３７号明細書 英国特許出願公開第２１７１１３５号明細書 米国特許第６６８８０５６号明細書

本発明は、上述した要求のうちのいくつかを満たし、先行技術において周知の他の関連する壁パネルシステムおよび／または組立方法に対する改良である壁パネルシステムを提供することを課題とする。

壁パネルシステムを提供することを課題とする。
本発明に従って、容易に理解されるように、ここに簡潔に開示されるような、および添付の図面に示すような壁パネルシステムにより上記の課題は解決される。

より詳細に、本発明の好ましい態様において、床と天井との間に実質的に直立するように配置可能であるとともに、それぞれ一連のもっとも上方の偏倚部分およびもっとも下方の偏倚部分を有し、それぞれ垂直軸線および水平軸線を有する複数の壁パネルを備えた、オフィススペースを形成するための解体可能な可動式壁パネルシステムが設けられる。壁パネルシステムは、少なくとも１つの組み立て式のフレームなしのパネルを備える。各パネルは、上縁部および下縁部の間に画定される所定の高さ、および左側縁部および右側縁部の間に画定される所定の幅を有し、各パネルの上縁部には、天井に沿って延びるとともにオフィススペースの境界を定める対応する天井レールに取り払い可能にして、且つ挿入可能に構成された天井トラックが設けられる。

壁パネルシステムは、個々の対応するパネルに関連するとともに、天井に沿って延びる天井レールに対向する床に対して操作可能に載置されるように構成される底床チャネルを備える。

また、壁パネルシステムは、各パネルに関連するとともに対応する底部床チャネルに挿入可能である一体化された第１および第２の動力駆動可能な高さ調整アセンブリを備える。各高さ調整アセンブリは、各パネルの底部を操作可能に支持する支持縁部を含み、各高さ調整アセンブリは、昇降調節可能なように選択的に操作可能であり、これにより、各パネルの上下方向の高さ調整、およびその回転角度調整が可能である。

更に、壁パネルシステムは、一対の底床チャネルを解放可能に連結するための少なくとも１つの連結板を備える。各コネクタおよび底部チャネルは、一対の隣接する組み立て式のフレームなしパネルの側縁部がオフィススペースを形成するべく相互に確実に協動するように、相互に配置され、形状を形成され、寸法を形成される。

本発明は、悪影響や破壊の影響を残すことなく「現場組み立て式」アプローチを使用しないである位置から別の位置まで移動可能にして、且つ解体可能な組み立て式且つモジュール式のフレームなしガラス突き合わせ壁パネル構造建築システムを提供するという点において特に好適である。

本発明の別の態様によれば、上述した壁パネルシステムおよび／またはそのコンポーネントを使用する方法が提供される。
本発明の別の態様によれば、上述した壁パネルシステムおよび／またはそのコンポーネントを設置する方法が提供される。

本発明の別の態様によれば、上述した壁パネルシステムおよび／またはそのコンポーネントにより形成されるオフィススペースが提供される。
本発明の別の態様によれば、上述したオフィススペースを組み立てるための対応するコンポーネントを備えたキットが提供される。

本発明の更なる別の態様によれば、上述したキットのコンポーネントを組み立てる方法が更に提供される。
本発明の更なる別の態様によれば、上述した壁パネルシステム、キットおよび／または対応する方法と取引する方法が更に提供される。

本発明の課題、効果、および他の特徴は、添付の図面を参照して本発明の好適な実施例を開示する非限定的明細書を読むことにより、容易に明らかになるであろうが、これらは例示を目的としたものに過ぎない。

本発明の好ましい実施例による壁パネルシステムと組み立てられたオフィススペースアセンブリを示す斜視図であり、図示のオフィススペースアセンブリは、突き合わせガラスパネルと一対の対応するドアとを備える。 本発明の好ましい実施例による天井レールと協動する突き合わせガラスのフレームなし壁パネルを示す斜視図である。 図２の断面図である。 図３に示すものの頂部を示す拡大図である。 図３に示すものの底部を示す拡大図である。 本発明の好ましい実施例による１８０°連結部に沿って配置された一対のガラス突き合わせ壁パネルのアセンブリを示す部分斜視図であり、アセンブリは、天井カバーが取り払われ、各壁パネルの天井トラックをより詳細に示す。 本発明の好ましい実施例による１８０°連結部に沿って配置された一対のガラス突き合わせ壁パネルのアセンブリを示す底面部分斜視図であり、アセンブリは、底部カバーが取り払われ、各壁パネルの底部チャネルおよび高さ調整アセンブリの他、本発明の好ましい実施例による一対の底部チャネルの末端を相互に連結する連結板をより詳細に示す。 図７に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の好ましい実施例による９０°連結部に沿って配置された一対のガラス突き合わせ壁パネルのアセンブリを示す底面部分斜視図であり、アセンブリは、底部カバーが取り払われ、各壁パネルの底部チャネルおよび高さ調整アセンブリの他、本発明の好ましい実施例による一対の底部チャネルの末端を相互に連結する連結板をより詳細に示す。 図９に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の好ましい実施例による三面連結部に沿って配置された一対のガラス突き合わせ壁パネルのアセンブリを示す部分斜視図であり、アセンブリを、対応する天井カバーとともに示す。 本発明の好ましい実施例による三面連結部に沿って配置された一対のガラス突き合わせ壁パネルのアセンブリを示す底部部分斜視図であり、アセンブリを、対応する底部カバーとともに示す。 図１２に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の好ましい実施例による三面連結部に沿って配置されたガラス突き合わせ壁パネルアセンブリを示す底部部分斜視図であり、アセンブリを、対応する底部カバーとともに示す。 本発明の好ましい実施例による三面連結部に沿って配置されたガラス突き合わせ壁パネルアセンブリを示す側面図であり、壁パネルアセンブリを、上部カバーおよび底部カバーとともに示す。 図１５に示すものの底部を示す拡大図。 本発明の好ましい実施例による高さ調整アセンブリを示す斜視図である。 図１７に示すものの側面図である。 図１７に示すものの正面図である。 図１７に示すものの正面図である。 図１８に示すものの別の側面図であり、上昇形態の高さ調整アセンブリを示す。 図２１に示すものの別の側面図であり、下降形態の高さ調整アセンブリを示す。 本発明の好ましい実施例による一対の先端側ブッシングが設けられた高さ調整ロッドを示す斜視図である。 図２３に示す高さ調整ロッドを示す側面図である。 図２４に示すものの正面図である。 図２３に示すブッシングのうちの１つを示す側面図である。 図２６に示すものの背面図である。 本発明の更なる好ましい別例による高さ調整アセンブリを示す斜視図であり、下降形態の高さ調整アセンブリを示す。 図２８に示すもの示す別の斜視図であり、高さ調整アセンブリは、所定の部分が取り払われ、より詳細に高さ調整アセンブリの内側コンポーネントを示す。 図２８に示すものの別の側面図であり、上昇形態の高さ調整アセンブリを示す。 図３０に示すものの断面図である。 図３０に示すものの別の側面図であり、下降形態の高さ調整アセンブリを示す。 図３２に示すものの断面図である。 本発明の更なる好ましい別例による高さ調整アセンブリを示す斜視図である。 図３４に示すものの側面図である。 図３４に示すものの別の側面図である。 図３６に示すコンポーネントのいくつかを示す側面図である。 図３７に示すコンポーネントのうちの１つを示す正面図である。 図３８に示すものの正面図である。 図３７に示すコンポーネントのうちの１つを示す斜視図である。 本発明の更なる好ましい別例による高さ調整アセンブリを示し、高さ調整アセンブリは、所定のコンポーネントがそこから取り払われ、より詳細に高さ調整アセンブリの内側コンポーネントを示す。 図４１に示すものの部分拡大図である。 本発明の好ましい実施例による中心点の周囲に４つの突出部およびアンカー固定穴が設けられた連結板を示す斜視図である。 図４３に示すものの正面図である。 図４３に示すものの側面図である。 図４３に示すものの別の斜視図であり、本発明の好ましい実施例による連結板の突出部には対応するナットが設けられ、連結板には、連結板の中心点から下方に延びるネジ山を設けたアンカーが更に設けられる。 図４６に示すものの正面図である。 図４６に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例によるガラス突き合わせ散乱マーカを備える壁パネルアセンブリを示す側面図である。 図４９に示すものの断面図である。 図４９に示すものの部分拡大図である。 図５０に示すものの部分拡大図である。 本発明の好ましい実施例による相補的な付属物アセンブリを示す斜視図である。 図５３に示すコンポーネントを示す分解図である。 図５３に示すものの側面図である。 図５４に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例によるガラス突き合わせスナップ式木製棚が設けられる壁パネルアセンブリを示す側面図である。 図５７に示すものの断面図である。 図５８に示すものの部分拡大図である。 図５８に示すものの部分拡大図である。 本発明の好ましい別例による相補的な付属物アセンブリを示す斜視図である。 図６１に示すコンポーネントを示す分解図である。 図６１に示すものの側面図である。 図６２に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例によるフック板が設けられた木製棚を示す部分図である。 図６５に示すフック板を示す斜視図である。 図６６に示すものの正面図である。 本発明の好ましい実施例によるガラス突き合わせスナップ式ガラス棚が設けられる壁パネルアセンブリを示す側面図である。 図６８に示すものの断面図である。 図６８に示すものの部分拡大図である。 図６９に示すものの部分拡大図である。 本発明の更なる好ましい別例による相補的な付属物アセンブリを示す斜視図である。 図７２に示すコンポーネントを示す分解図である。 図７２に示すものの側面図である。 図７３に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例による天井トラックに操作可能に取り付けられるとともに摺動木製ドアを備える摺動ドアアセンブリを示す側面図である。 図７６に示すものの断面図である。 図７６に示すものの部分拡大図である。 本発明に好ましい実施例による摺動ドア取り付けブラケットを示す斜視図である。 本発明の好ましい別例による対応する天井トラック、および天井レールに操作可能に取り付けられる摺動ドアアセンブリを示す部分正面図であり、摺動ドア取り付けブラケットおよび木製ドアを含むコンポーネントのうちのいくつかを分解して示す。 本発明の好ましい実施例による対応する摺動ドア取り付けブラケットに対する摺動ドアハードウェアを示す側面分解図である。 図７８に示すものの所定のセグメントに沿って得られた部分断面図である。 図７６に示すものの斜視図である。 図８３に示すものの底部部分斜視図である。 図８４に示す底部ガイドプラグを示す斜視図である。 図８４に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の好ましい実施例による天井トラックおよび天井レールに操作可能に取り付けられるとともに摺動ガラスドアを備える摺動ドアアセンブリを示す側面図である。 図８７に示すものの側面概略図である。 図８８に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の更なる好ましい別例による対応する天井トラック、および天井レールに操作可能に取り付けられるとともに摺動ガラスドアを備える摺動ドアアセンブリを示す部分斜視図であり、コンポーネントのうちのいくつかは他のコンポーネントに対して分解して示され、これにより本発明の好ましい実施例による対応するガラスクランプをより詳細に示す。 本発明の好ましい実施例による対応するガラスクランプに対する摺動ドアハードウェアを示す側面分解図である。 図９１に示すもののもっとも右側の部分を示す正面図である。 図９１に示すもののもっとも右側の部分を示す部分側面図である。 図９０に示す上部ガラスクランプを示す斜視図であり、上部ガラスクランプには高さ調整留め具が設けられることを示す。 図９４に示すものの正面図である。 図９４に示すものの側面図である。 図９４に示すものの別の側面図である。 本発明の好ましい実施例によるガラス摺動ドアアセンブリを示す底面部分斜視図であり、コンポーネントのうちのいくつかは他のコンポーネントに対して分解して示され、これにより本発明の好ましい実施例による底部ガラスクランプをより詳細に示す。 図９８に示す底部ガラスクランプを示す斜視図である。 図９９に示すものの正面図である。 図９９に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例によって相互に組み立てられた一対のガラスポストパネルを示す側面図である。 図１０２に示すものの頂部を示す拡大図である。 図１０２に示すものの底部を示す拡大図である。 本発明の好ましい実施例によって相互に組み立てられた一対のガラスポストパネルを示す底面図である。 図１０５に示すものの所定のセグメントに沿って得られた断面図である。 本発明の好ましい実施例による三面ガラスポストパネルを示す部分正面図である。 本発明の好ましい実施例による三面ガラスポストパネルを示す部分底面図である。 本発明の好ましい実施例による三面ガラスポストパネルを示す部分側面図である。 図１０９に示すものの底部を示す拡大図である。 本発明の好ましい実施例によるガラスポストパネル三面アセンブリを示す断面図である。 図１１１に示すものの部分拡大図である。 本発明の好ましい実施例によって相互に組み立てられた中実のパネルおよびガラスポストパネルを含む壁パネルアセンブリを示す斜視図である。 図１１３に示すものの頂部を示す拡大図である。 図１１３に示すものの底部を示す拡大図である。 図１１３に示すものの側面図である。 図１１６に示すものの底部を示す拡大図である。 本発明の好ましい実施例によるドアポストを含む壁パネルアセンブリを示す斜視図である。 図１１８に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例によって相互に組み立てられた２つの中実なパネルを備える壁パネルアセンブリを示す側面図である。 図１２０に示すものの底部を示す拡大図であり、中実なパネルのうちの１つの外側シェルが取り払われ、より詳細にアセンブリの内側コンポーネントを示す。 本発明の好ましい実施例によるポスト連結クリップを示す斜視図である。 図１２２に示すものの側面図である。 図１２２に示すものの正面図である。 本発明の好ましい実施例による中実なパネルの金属フレームを示す側面図であり、中実なパネルの金属フレームは調整可能な底部カバーを備える。 図１２５に示すものの側面図である。 本発明の好ましい実施例による中実なパネルの金属フレームの垂直ポストに対する中間の間隔チャネルを示す斜視分解図である。 図１２７に示すものの組み立てられた構造体を示す断面図である。 本発明の好ましい実施例による中実なパネルを示す側面図である。 本発明の好ましい実施例による中実な壁パネルのコンポーネントのうちのいくつかを示す部分拡大図であり、コンポーネントのうちのいくつかを分解して示す。 本発明の好ましい実施例による中実な壁パネルの部分を示す断面図である。 図１３１に示すものの斜視図である。 本発明の好ましい実施例による中実パネル金属製シェルフックアセンブリを示す斜視図である。 図１３３に示すものの断面図である。 本発明の好ましい実施例による中実なＭＤＦ／積層可能なパネルおよびガラスポールパネルアセンブリを示す断面図である。 本発明の好ましい別例による中実なＭＤＦ／積層可能なパネルおよびガラスポールパネルアセンブリを示す断面図である。 本発明の好ましい実施例によるフックチャネルが設けられた壁パネルを示す部分斜視図である。 図１３７に示すものの分解図である。 本発明の好ましい実施例による壁パネルの水平方向のフックチャネルと協動するフックブラケットを示す概略図である。 一対のフックブラケットが設けられた壁パネルを示す部分図であり、フックブラケットのうちの１つは、水平方向のフックチャネルに掛けられた状態にて示され、フックブラケットは中間の構成に示される。 本発明の好ましい実施例による透明な階層構造体に沿って配置される壁パネルアセンブリを示す側面図である。 図１４１に示すものの頂部を示す拡大断面図である。 図１４１に示すものの底部を示す拡大図である。 本発明の好ましい実施例による垂れカバーが設けられたフレーム付きガラスパネルを示す部分斜視図である。 図１４４に示すものであって、底部カバーが取り払われたフレーム付きガラスパネルを示す底面斜視図である。 本発明の好ましい実施例によるバネ力を付与された垂れカバーが設けられたフレーム付き壁パネルを示す側面図である。 本発明の好ましい別例において、バネ力を付与された垂れカバーが設けられたフレーム付き壁パネルを示す断面図である。

本明細書において、同じ参照符号は同様の要素を示す。
図面や本明細書に示す実施例、幾何学的構造体、材料および／または寸法は、好ましい実施例であるのみであり、単なる例示に過ぎない。

更に、以下に例示されるように本発明は作業環境において意図される例えばオフィススペース形成のための壁システム用に主として設計されたが、当業者に明白であるように、他の課題、および他の目的のために使用可能である。この理由において、「作業」、「オフィス」、「スペース」、「壁」、「パネル」および他の任意の符号および／またはこれらに相当する他の任意の表現は、本発明の範囲を限定するものとして捉えるべきではなく、また本発明を使用することができる他のすべての課題および他のすべての応用を含む。

更に、本発明の明細書において、表現「システム」、「キット」、「セット」、「アセンブリ」、「製品」および「装置」の他、当業者に公知の他の任意の均等な表現、および／または合成語は、交換可能に使用されるであろう。これは任意の他の相互に等価な表現に更に適用される。例えば、ａ）「取り付ける」、「組み立てる」、「画定する」、「建築する」、「直立の」等、ｂ）「壁」、「パネル」等、ｃ）「オフィス」、「作業スペース」、「環境」、「構造体」、「包囲」等、ｄ）「回転する」、「駆動する」、「置き換える」、「移動する」、「支援する」、「輸送する」等、ｅ）「交換可能な」、「モジュールの」、「連続的な」等、ｆ）「可能にする」、「許可する」、「許容する」等、ｇ）「固定する」、「堅固に固定する」、「取り付ける」、「アンカー固定する」、「調整する」、「位置決めする」等、ｈ）「孔」、「穴」、「スロット」、「スリット」、「溝」、「開口」等、ｉ）「回転する」、「枢動する」、「転がる（ｔｕｒｎｉｎｇ）」、「転がる（ｒｏｌｌｉｎｇ）」等、ｊ）「天井」、「上方」、「頂部」等、ｋ）「床」、「下方」、「底部」等、ｋ）「ガラス」、「積層」、「パネル」、「石膏」、「ボード」等、ｌ）「位置決め」、「間隔をとる」、「設置する」、「構成する」、「配置する」等、ｍ）「隣接した」、「近隣の」、「連続する」等、ｎ）「コンポーネント」、「部分」、「要素」等に適用される。これらの他、当業者に更に明白であるように、本発明の上述した表現、および／または任意の他の構造体、および／または機能的な態様に関する他の相互に均等な表現にも適用される。

更に、本明細書において、「連結された」および「連結可能な」や、「取り付けられた」および「取り付け可能な」のような表現は、本発明が対応するコンポーネントを備え、完全に組み立てられたオフィススペースを得られるキットに更に関するという点において、交換可能である。

更に、本明細書において、当業者に容易に理解可能であるように、通常ほぼ矩形形状から構成され、組み立てられた壁パネルの「フレーム」を形成する互いに反対側の頂部間隔チャネルおよび底部間隔チャネル並びに左右の互いに反対側の垂直ポストを含む「フレームあり」壁パネルと、上記間隔チャネルおよび垂直ポストを取り払った壁パネル（例えばその周囲にフレームがない直線的なガラスパネル等）である壁パネルとの間の区別をすることが重要である。

付加的に、添付の図面に示すような本発明の好ましい実施例は、様々なコンポーネントを含んでもよく、また図示のような壁パネルシステムの好ましい実施例はここに開示されるような所定の幾何学的構造体から構成されるが、これらのコンポーネントおよび幾何学的構造体のすべては本発明において必ずしも必要ではなく、従ってそれらの限定的な意味に捉えるべきではなく、すなわち本発明の範囲を限定するものと捉えるべきではない。更に当業者に明白であるように、簡潔に後述するように、また、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者によって以下から容易に推論することができるように、その他の好適なコンポーネントおよびこれらの間の協動の他、その他の好適な幾何学的構造体が、本発明による壁パネルシステムおよび対応するコンポーネントに使用されてもよいものと言える。添付の図面に示す対応する好ましいコンポーネントのうちのいくつかの参照符号のリストを後述する。

その設計とそのコンポーネントによって、現在の壁パネルシステムは、ガラス突き合わせ壁パネルのようなフレームなし壁パネルに特に好適な、公知の壁パネルシステムでは不可能であった例えば非常に迅速にして、容易、且つ計画的な方法にて取り付けおよび解体可能な可動式不連続壁パネルシステムである。

実際、本発明は、例えば本件出願人により設計され、２００４年２月１０日に査定を受けたＶＯＮ ＨＯＹＮＩＮＧＥＮ ＨＵＥＮＥ等による米国特許第６６８８０５６号明細書に開示される他の壁パネルシステムに対して相当な改良がなされた、次世代の革新的な壁パネルシステムであり、該米国特許明細書はその全体がここに開示されたものとする。

概要を開示すると、本発明の好ましい実施例による壁パネルシステム３０１は、添付の図面に示すように、床３０７と天井３０９との間に実質的に直立するように配置可能であるとともに、それぞれ一連のもっとも上方の偏倚部分およびもっとも下方の偏倚部分を有し、それぞれ垂直軸線３１１および水平軸線３１３を有する複数の壁パネル３０５を備えた、オフィススペース３０３を形成するための可動式の解体可能な壁パネルシステム３０１である。

壁パネルシステム３０１は、少なくとも１つの組み立て式のフレームなしのパネル３１５を備える。各パネル３１５は、上縁部３１９と下縁部３２１との間に画定される所定の高さ３１７、および左側縁部３２５ａと右側縁部３２５ｂとの間に画定される所定の幅３２３を有し、各パネル３０５の上縁部３１９には、天井３０９に沿って延びるとともにオフィススペース３０３の境界を定める対応する天井レール３２９に取り外し可能にして、且つ挿入可能に構成された天井トラック３２７が設けられる。

壁パネルシステム３０１は、個々の対応するパネル３１５に関連するとともに、天井３０９に沿って延びる天井レール３２９に対向する床３０７に対して操作可能に載置されるように構成される底床チャネル３３１を備える。

また、壁パネルシステム３０１は、各パネル３１５に関連するとともに対応する底床チャネル３３１に挿入可能である一体化された第１および第２の動力駆動可能な高さ調整アセンブリ３３３を備える。各高さ調整アセンブリ３３３は、各パネル３１５の底部を操作可能に支持する支持縁部３３５を含み、各高さ調整アセンブリ３３３は、調整して昇降調節可能なように選択的に操作可能であり、これにより、各パネル３１５の上下方向の高さ調整、およびその回転角度調整が可能である。

更に、壁パネルシステム３０１は、一対の底床チャネル３３１を解放可能に連結するための少なくとも１つの連結板３３７を備える。各連結板３３７および底床チャネル３３１は、一対の隣接する組み立て式のフレームなしパネル３１５の側縁部３２５がオフィススペース３０３を形成するべく相互に確実に協動するように、相互に配置され、形状を形成され、寸法を形成される。図１に上述のように得られたオフィススペース３０３の例を示す。

図２乃至２７により良好に示すように本発明の第１の好ましい実施例において、各高さ調整アセンブリ３３３は、それぞれ、ａ）ベース３３９と、ｂ）ベース３３９から突出する互いに反対側の第１の端部キャップ４４１および第２の端部キャップ４４３と、ｃ）端部キャップ４４１，４４３の周囲に回転可能に取り付けられるとともに、相互に対してそれぞれ対向してネジ山が形成された第１のネジセグメント４４７および第２のネジセグメント４４９と、ｄ）第１の調整脚体４５１および第２の調整脚体４５３とを備える。第１の調整脚体４５１は、高さ調整ロッド４４５の第１のネジセグメント４４７にネジにより螺合するランナーコンポーネント４４５に枢動自在に取り付けられる末端と、支持縁部３３５に枢動自在に取り付けられる第２の末端とを有し、また、第２の調整脚体４５３は、高さ調整ロッド４４５の第２のネジセグメント４４９にネジにより螺合するランナーコンポーネント４５７に枢動自在に取り付けられる末端と、支持縁部３３５に枢動自在に取り付けられる第２の末端とを有する。これらにより第１の方向に沿って共通の高さ調整ロッド４４５が回転することによって、支持縁部３３５は上昇され、また、逆向きの第２の方向に沿った共通の高さ調整ロッド４４５の回転により、支持縁部３３５は下降される。

図１７、図１８、図２１、および図２２により詳細に示すように、好ましくは第１の調整脚体４５１および第２の調整脚体４５３の第２の末端は、共通のピボット軸線４５９を中心として支持縁部３３５の底部に枢動自在に取り付けられる。

図１７、図１８および図２２を参照して容易に理解されるように、更に好ましくは、調整脚体４５１，４５３は、調整脚体４５１，４５３が下降形態に下降されたときに、高さ調整ロッド４４５を回避するように窪んだ部分４５１ａ，４５３ａを含む。

図２２乃至２５を参照して容易に理解されるように、本発明の好ましい実施例によれば、高さ調整ロッド４４５は、多くの方法にて製造可能であるが、第１のネジセグメント４４７および第２のネジセグメント４４９をそれぞれ備える第１の個別のロッドコンポーネント４４５ａおよび第２の個別のロッドコンポーネント４４５ｂを備え、第１のロッドコンポーネント４４５ａは、第２のロッドコンポーネント４４５ｂの対応する末端のメス型コンポーネント４４５ｄ内に固定して挿入可能なオス型コンポーネント４４５ｃを備えた末端を含む。

図１７乃至２７を参照して、第１の端部キャップ４４１および第２の端部キャップ４４３にそれぞれ設けられる第１のブッシング４６１および第２のブッシング４６３を中心として高さ調整ロッド４４５を回動可能に取り付ける方法を示すが、本発明による他の好適な取り付け方法が使用されてもよい。

図１７および図２０から容易に理解できるように、好ましい実施例によれば、端部キャップ４４１，４４３はそれぞれ、高さ調整アセンブリ３３３のベース３３９に固定されている第２の端部キャップコンポーネント４４１ｂ，４４３ｂに少なくとも１つの対応する留め具４６５によって移動可能にして且つ連結可能な第１の端部キャップコンポーネント４４１ａ，４４３ａを含む。

更に図示のように、高さ調整ロッド４４５の少なくとも１つの先端側の末端には、駆動ツールの対応するインサートを受容するためのソケット４６７が設けられるが、好適に高さ調整アセンブリ４４５の両末端には、その両側から高さ調整ロッド３３３を操作できるように駆動ツールの対応するインサートを受容するためのソケット４６７が設けられる。

図３乃至２２から容易に理解できるように、好適に、各高さ調整アセンブリ３３３のソケット４６７、高さ調整ロッド４４５、および支持縁部３３５はそれぞれ、対応する壁パネル３０５，３１５の下で、ほぼ同じ鉛直面に配置される。

本発明の別の好ましい態様によれば、更に図示のように、高さ調整アセンブリ３３３はそれぞれ対応する壁パネル３１５の底部を挾持するための互いに反対側の第１のクランプ４６９および第２のクランプ４７１を含む。図６、図７および図１７を参照して容易に理解できるように、好ましくは、第１のクランプ４６９および第２のクランプ４７１の内側表面にはガスケット４７３が設けられる。

図１７乃至２２により詳細に示すように、高さ調整アセンブリ３３３はそれぞれ第１のクランプ４６９と第２のクランプ４７１との間を延びる少なくとも１つのコネクタ４７５を含む。好ましくは、コネクタ４７５はそれぞれクランプネジであり、このクランプネジの対応する回転により第１のクランプ４６９および第２のクランプ４７１を相互に対して押圧付勢するように構成される。コネクタ４７５にはそれぞれブッシング４７９が設けられ、またそのような場合において、ブッシングは好ましくはナイロンブッシング４７９であるが、他の好適なコンポーネントおよび材料が本発明により使用されてもよい。

本発明の好ましい実施例によれば、組み立て式のフレームなしパネル３１５のそれぞれの底縁部には対応するコネクタ４７５と協動する少なくとも１つの位置決め切り欠き４７７が設けられる。切り欠き４７７はそれぞれ、好ましくは好適な方法を使用して正確に各パネル３１５に予め形成される。例えば図７および図９を参照して容易に理解できるように、他の効果の中でもとりわけ、そのような位置決め切り欠き４７７が設けられることにより、容易にして、且つ正確に対応する一対の高さ調整アセンブリ３３３に各パネル３１５を配置可能である。この点において、高さ調整アセンブリ３３３はそれぞれ好ましくはその長手方向軸線４８１に沿って対称的に形成される。

本発明の別の好ましい態様によれば、高さ調整アセンブリ３３３はそれぞれ、高さ調整アセンブリ３３３の対応するソケット４６７を介して電動ドリルによって選択的に調整可能な動力駆動可能な高さ調整アセンブリ３３３である。図１７乃至２２に示すように、また上述したように、高さ調整アセンブリ３３３のソケット４６７はその支持縁部３３５に対してほぼ平行に延びる。これに代えて、高さ調整アセンブリ３３３のソケット４６７は、その支持縁部３３５に対してほぼ横断方向に延びてもよい。

明らかに、当業者に明白なように、様々な他のタイプの好適な高さ調整アセンブリ３３３、および本発明の壁パネルシステム３０１の残りのコンポーネントとの協動が、本発明により使用されてもよい。図２８乃至４２を参照して、例の方法として、様々な別例において、伸縮自在の高さ調整アセンブリ３３３および二重軸体の高さ調整アセンブリ３３３が示される。

好ましくは、各壁パネル３０５に関連づけられた各組み立て式のフレームなしパネル３１５、各底床チャネル３３１、および各高さ調整アセンブリ３３３は、現場にてオフィススペース３０３を形成するために壁パネル３０５，３１５を組み立てるに先立って、「予め組み立てられる」方法にて、容易に設置し、且つ設置を促進するべく現場に輸送される。

図４３乃至４８により詳細に示すように、また本発明の別の好ましい態様によって、連結板３３７はそれぞれ、中心点４８３を有する非侵入性の連結板３３７である。用語「非侵入性」は、連結板３３７が地震にさらされる地域を除いて、床にアンカー固定（貫通、釘、ネジ等）する必要がないことを示す。地震にさらされる地域の場合においては、立法により床に対応するアンカー固定することが要求され、これは、後述するように、本発明の連結板３３７に「地震用」バージョンがある理由である。

例えば図７および図９を参照して容易に理解され得るように、好ましくは、連結板３３７はそれぞれ中心点４８３の周囲に配置される複数の突出部４８５を含み、各突出部４８５は、壁パネルシステム３０１の隣接する底床チャネル３３１の対応するガイドホール４８７を受承するように配置され、形状を形成され、寸法を形成される。一対の隣接する突出部４８５間の位置決めは、同じ連結板３３７により対応する底床チャネル３３１が相互に連結される場合に、システムの隣接する壁パネル３０５，３１５間の好適な位置決めが確実に行われるようになされる。

図４３乃至４８により詳細に示すように、突出部４８５はそれぞれ、隣接する底床チャネル３３１を連結板３３７に対して取り外し可能に固定するための対応するナット４８９を受承するように構成されるネジ山を設けた突出部である。連結板３３７の中心点４８３から始まり、一対の隣接する突出部４８５間を延びる角度範囲θは、連結板３３７の全体にわたってほぼ同じである。連結板３３７が第１および第２の突出部４８５を含む場合に、隣接する突出部４８５間の角度範囲θは約１８０°である。連結板３３７が更に第３および第４の突出部４８５を含む場合に、隣接する突出部間の角度範囲θは約９０°である。

使用時に、本発明の壁パネルシステム３０１はカーペットが敷かれた床に使用され、各連結板３３７は好ましくはカーペットグリッパである。当業者によって容易に理解され得るように、更に好ましくは、突出部４８５はそれぞれ連結板３３７の対応する穴４９３に螺入可能な止めネジ４９１を含み、また、止めネジ４９１はそれぞれ、カーペットを破損したり跡を残したりしないように床３０７の対応するカーペットのファイバ間に挿入するための尖端４９５を好ましくは更に含む。

連結板３３７が地震用連結板３３７として使用されるように構成される場合において、地震用連結板３３７は、好ましくはネジ山を設けたアンカー４９９を内部に受承するための、中心点４８３の周囲に配置されるアンカー穴４９７を含むか、下方に延びるとともに地震用連結板３３７を床３０７に固定するように構成される他の好適なコンポーネントを含む。

図４３乃至４８に示すように、当業者に容易に理解され得るように、各連結板３３７は、好ましくはほぼ八角形状を有するが、本発明の壁パネルシステム３０１が使用される所定の応用、および要求される結果に応じてその他の好適な形状および形態が使用可能である。

添付の様々な図面に示すように、壁パネル３０５，３１５は、各壁パネル３０５，３１５に関連づけられた天井レール３２９を備え、この天井レール３２９は、例えばキャディクリップのような技術分野において公知のように、好適な方法にて、天井３０９上に取り外し可能に取り付けられる。図示のように、天井レール３２９は好ましくはほぼＵ字状であり、例えば図４に示すように、相互に斜状である末端５０３を有する一対の突出要素５０１を含む。

好ましくは、各組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５の天井トラック３２７は、天井レール３２９の形状のほぼ相補的な形状にある、押し出して外形を形成された天井トラック３２７であり、天井レール３２９の対応する一対の突出要素５０１を受容するための一対の長手方向の溝５０５を含む。

添付の様々な図面に示すように、壁パネルシステム３０１は好ましくは組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５に関連する天井カバー５０７を含み、当業者に明白なように、天井カバー５０７は、様々な好適な方法にて組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５の天井トラック３２７に取り外し可能に取り付けられる。同様に、壁パネルシステム３０１は組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５に関連する底部カバー５０７を含み、当業者に明白なように、天井カバー５０７は、様々な好適な方法にて組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５の天井トラック３２７に取り外し可能に取り付けられる。

例えば図１に示すように、本発明の好ましい態様によれば、組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５はそれぞれ、フレームなしのガラス突き合わせアセンブリ３０３を形成するためのフレームなしガラスパネル３０５，３１５である。例えば、図８に示すように、好ましくは、ガスケット５１１は、隣接するパネル３０５，３１５の隣接する側縁部３２５の間に設けられる。

図４９乃至７５を参照して、本発明の別の好ましい態様による組み立て式のフレームなしパネル３０５，３１５はそれぞれ、対応する相補的な付属物５１５を受容するために予め穿孔された少なくとも１つの貫通孔５１３を含む。例えば図５６により詳細に示すように、好ましくは、相補的な付属物５１５は対応する貫通孔５１３に挿入可能なブッシング５１７を含み、このブッシング５１７は、相補的な付属物５１５の第１および第２のコンポーネントをそれぞれ受容するように構成される第１および第２のネジ山が設けられたスタッド５１９，５２１が設けられた互いに反対側の端部を有する。更に、好ましくは、相補的な付属物５１５は、ブッシング５１７の各端部と対応するコンポーネントとの間に配置されるワッシャ５２３を含む。

図４９乃至５６に示す本発明の好ましい実施例によれば、相補的な付属物５１５は、ガラス突き合わせ散乱（ｄｉｓｔｒａｃｔｉｏｎ）マーカ５２５を含み、相補的な付属物５１５の第１および第２のコンポーネントのうち少なくとも１つは、散乱マーカ５２５である。図示のように、好ましくは、相補的な付属物５１５は、内側および外側の両者の一対の散乱マーカ５２５を含む。

図５７乃至６７に示す本発明の好ましい実施例によれば、相補的な付属物５１５は、ガラス突き合わせスナップ式ウッドシェル５２７を含み、この場合において、図６２により詳細に示すように、相補的な付属物５１５の第１および第２のコンポーネントのうち少なくとも１つは、好ましくはフックノブ５２９である。図６５乃至６７を参照して容易に理解され得るように、更に、好ましくは、フックノブ５２９は、ガラス突き合わせスナップ式ウッドシェル５２７の吊下げ板５３１を受容するように構成され、また吊下げ板５３１は好ましくは吊下げフック５３３、および対応する留め具を受容するための少なくとも１つの穴５３５を含む。

図６８乃至７５に示す本発明の好ましい実施例によれば、相補的な付属物５１５は、ガラス突き合わせスナップ式ガラスシェル５３７を含み、この場合において、相補的な付属物５１５の第１および第２のコンポーネントのうち少なくとも１つは、好ましくはネジ山が設けられた独立したスタッド５３９である。図７０乃至７５により詳細に示すように、好ましくは、更に、相補的な付属物５１５は、ネジ山が設けられた独立したスタッド５３９および散乱マーカ５２５をそれぞれ受承するように構成される第１および第２のネジ山を設けたスタッド５１９ｂ，５２１ｂが設けられる互いに反対側の端部を有する別のブッシング５１７ｂを更に含む。

当業者によって容易に理解され得るように、本発明により使用される組み立て式のフレームなしパネル３０５は様々な性質およびタイプであり得る。組み立て式のフレームなしパネル３０５は、例えば好適な積層パネル３０５であるか、図示のように、好ましくは強化または積層された単純なガラスパネル３０５である。しかしながら、例えば石膏、メラミン、ＭＤＦ等のような様々な他の好適なタイプの「フレームなし」パネル３０５が本発明により使用されてもよく、好適であることを示すことは有用である。

添付の図面、すなわち図１および図７６乃至１００に示すように、好ましくは、壁パネルシステム３０１は壁パネルシステム３０１の所定の組み立て式のフレームなし壁パネル３０５，３１５の天井トラック３２７上に取り外し可能に取り付け可能な摺動ドアアセンブリ５４１を含む。

図示のように、摺動ドアアセンブリ５４１は、好ましくは上部の摺動ドア取り付けブラケット５４７によって摺動ドアアセンブリ５４１の摺動ドアハードウェア５４５に取り外し可能に取り付けられる摺動ドア５４３を含む。図８４および図８５により詳細に示すように、好ましくは、摺動ドア５４３の底部には底部ガイドプラグ５４９が設けられる。図８６に示すように、更に、好ましくは、摺動ドア５４３の底部には、底床シール５５１が設けられ、底床シール５５１は、下方に付勢されるようにバネ力が付与される。

図８７乃至１００を参照すると、これに代えて、摺動ドアアセンブリ５４１は、一対の上部ガラスクランプ５５５ａにより、摺動ドアアセンブリ５４１の摺動ドアハードウェア５４５に取り外し可能に取り付け可能な摺動ガラスドア５５３を備え、摺動ドアアセンブリ５４１は、摺動ドアハードウェア５４５と各上部ガラスクランプ５５５ａとの間にて協動する高さ調整留め具５５７を更に備え、摺動ドアハードウェアと各上部ガラスクランプ５５５ａとの間の上下方向の間隔を選択的に調整するように構成され、これにより床３０７に対して摺動ガラスドア５５３の高さおよび角度を選択的に調整する。好ましくは、摺動ガラスドア５５３には、一対の底部ガラスクランプ５５５ｂが設けられ、これらには好ましくは底床シール５５９が設けられる。更に、好ましくは、各ガラスクランプ５５５の互いに反対側の内側表面には対応するガスケット５６１が設けられる。

図８９および図９４乃至１００を参照して容易に理解され得るように、本発明の好ましい実施例によって、ガラスクランプ５５５はそれぞれ、締め付けアセンブリ５６３を備え、クランプ５５５の内側表面を締め付けアセンブリ５６３の対応する締め付けにより、相互に押圧付勢する。

摺動木製ドア５４３および摺動ガラスドア５５３のいずれも、摺動ドアハードウェア５４５には好ましくは柔軟な停止機構５６５が設けられる。
本発明の好ましい実施例によれば、壁パネルシステム３０１の組み立て式のフレームなし壁パネル３０５はそれぞれ、ほぼ同じ高さ、および同じ幅を有し、この同じ高さは、床３０７と天井３０９との間の所定の平均高さに対応し、各高さ調整アセンブリ３３３は、床３０７と天井３０９との間の偏倚を補償するために選択的に調整される。

本発明の別の好ましい態様によれば、本発明の壁パネルシステム３０１は、壁パネルシステム３０１の少なくとも１つの他の壁パネル３０５，３１５，５６７とともに組み立てられる少なくとも１つのフレーム付き壁パネル５６７とともに使用可能であり、またこのフレーム付き壁パネル５６７を更に備える。フレーム付き壁パネル５６７とともに組み立てられる壁パネルは、「フレームなし」壁パネル３１５であっても、「フレーム付き」壁パネル５６７であってもよい。添付の図面に示すように、壁パネル３０５，３１５，５６７の組み立ては、対応するコンポーネントによって行われ、好ましくは、一対の一体的に形成される動力駆動可能な高さ調整アセンブリ３３３が更に各フレーム付き壁パネル５６７に関連づけられるとともに、フレーム付き壁パネル５６７の対応する底床チャネル３３１内に挿入可能であり（すなわち、これと予め組み立て可能であり）、各高さ調整アセンブリ３３３は、フレーム付き壁パネル５６７の底部間隔５６９を操作可能に支持するための支持縁部３３５を含み、これにより、底部間隔５６９を昇降することによってフレーム付き壁パネル５６７を選択的に昇降する。以上により、壁パネルシステム３０１の「フレームなし」壁パネル３１５と同様に、フレーム付き壁パネル５６７の上下方向の高さ調整、およびその回転角度調整が可能である。

図１４４乃至１４７を参照して容易に理解され得るように、好ましくは、フレーム付き壁パネル５６７は、垂れカバー５７１を備え、この垂れカバー５７１は、フレーム付き壁パネル５６７の底部間隔チャネル５６９内に入れ子状にすることができ、且つ上昇形態と下降形態との間を操作可能であり、これにより、フレーム付き壁パネル５６７と関連する高さ調整アセンブリ３３３へ選択的にアクセス可能である。

図１４６および図１４７を参照して容易に理解され得るように、好ましくは、垂れカバー５７１は、垂れカバー５７１が床３０７に対して下方の構成に押圧付勢されるように、底部間隔チャネル５６９と垂れカバー５７１との間に配置される対応するバネ５７３によりバネ力を付与される。

図１２０乃至１２４を参照して、第１および第２の隣接するフレーム付き壁パネル５６７は、隣接する垂直ポスト５７５の一対のスロット５７９に取り外し可能に挿入可能な少なくとも１つのポスト連結クリップ５７７により、相互に連結される。

図１２５乃至１３２を参照して容易に理解され得るように、本発明の別の好ましい実施例によって、フレーム付き壁パネル５６７は中間の間隔チャネル５８１と、内側吊下げコンポーネント５８５を設けられた外側カバー５８３とを備え、外側カバー５８３は、その吊下げコンポーネント５８５を中間の間隔チャネル５８１に吊り下げることによって、フレーム付き壁パネル５６７に取り付けられる。

図１３３および図１３４に示すように、外側カバー５８３は金属シェル５８３であり、その場合において、その吊下げコンポーネント５８５は、好ましくは金属シェル５８３に構造上の剛性を付与するための補剛コンポーネント５８７である。

図１３７乃至１４０により詳細に示すように、本発明の更なる別の好ましい実施例によって、フレーム付き壁パネル５６７は、フレーム付き壁パネル５６７の一対の積層コンポーネント５９１の間に形成される水平方向のフックチャネル５８９を含み、このフックチャネル５８９は、少なくとも１つのフックブラケット５９１を受容するように構成される。

図１３９に示すように、好ましくは、フックブラケット５９１はそれぞれフック部５９３、および吊下げ部５９５を含み、フックブラケット５９１のフック部５９３は、フックチャネル５８９の形状と相補的な形状にあり、フックチャネル５８９は、好ましくは上方に窪んだ形状に形成される溝５９７を含む。

添付の図面に示すように、好ましくは、壁パネルシステム３０１は、ガラスポストパネル、中実なパネル、ドアポスト、金属製フレームパネル、積層可能なパネル、透明階層パネルから構成される群から選択される少なくとも１つの他の相補的な壁パネル５９９を備え、これにより、異なる壁パネルの様々な組み立てが可能である。

添付の図面および本明細書を参照して当業者に容易に理解され得るように、またより評価され得るように、本発明は公知の壁パネルシステムに対する重要な改良である。
例えば、本発明の実施例における「ガラス突き合わせパネル」に関して、これは、後述のコンポーネント、特徴、配置、相互関係、変形、および／または生じる効果を有する。すなわち、ａ）連続したベースカバーおよび天井カバーを備えたモジュールのパネル、ｂ）連続したカバーおよび天井カバーは現場にて組み立てられ、ｃ）二面、三面、あるいは四面の設置による完全な突き合わせ連結のために垂直端に８分の１インチ（約３．１８ｍｍ）の溝を備えた８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）の強化ガラス、ｄ）ベースカバーの高さは一定を保持し、ｅ）プラスマイナス１インチ（約２．５４ｃｍ）の高さ調整により、コンポーネントは床チャネルおよびベースカバー内を移動し、ｆ）高さ調整は、電動工具あるいは手動により機械的に操作され（選択肢１−ギアボックスおよび対向ネジロッド、選択肢２−径方向の係合する管状回転ギヤ、および選択肢３−二重シャフトおよびギアボックス）、ｇ）調整はパネルの両側からアクセス可能であり、ｈ）カーペットグリッパ／地震用床板により、隣接するパネル間に一貫した正確な距離／間隔が保証され、ｉ）カーペットグリッパ／地震用床板により、パネルは任意の角度に配置され、且つｊ）上下方向のガラス突き合わせ充填物／コネクタにより、堅固且つ排他的な設計の外観が保証される。

本発明の実施例における「カーペットグリッパ／地震用床付属物」に関して、これは、後述のコンポーネント、特徴、配置、相互関係、変形、および／または生じる効果を有する。ａ）すべてのパネルは、ネジ山が設けられたカーペットグリッパにより床チャネルに固定され、ｂ）寸法を保持し、現場におけるシステムの拡張を抑制し、且つｃ）止めネジがカーペットグリッパとして使用されるが、床チャネルが所定位置に更に保持される（地震の地域において、床チャネルはナットにより止めネジで固定され、また、板が床に接着されるであろう）。

本発明の実施例における「ガラスポストパネル」に関して、これは、後述のコンポーネント、特徴、配置、相互関係、変形、および／または生じる効果を有する。すなわち、ａ）ガラスパネルは窪んだベースを備えたモジュールのユニット化されたパネルであり、ｂ）ガラスパネルは４分の１インチ（約６．３５ｍｍ）および８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）のガラスを受容し、ｃ）ガラスパネルフレームはアルミニウム、あるいはアルミニウムが押し出されスロットが形成されたクラッド鋼から構成され、ｄ）パネル間の連結は、ポストの垂直端に沿って穿孔された標準的なスロットに挿入されるクリップを引っ掛けることにより行われ、ｅ）パネル間は８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）開けられ、ｆ）上部間隔チャネルは、２．５インチ（約６．３５ｃｍ）であり、底部間隔チャネルは３インチ（約７．６２ｃｍ）であり、ｇ）プラスマイナス１インチ（約２．５４ｃｍ）の高さ調整により、ガラスは床チャネル内を移動し、フレームに固定されたクランプによって好ましくは所定位置に保持され、ｈ）高さ調整機構を遮蔽するバネ力を付与された組み込み式垂れカバーを備えた窪んだベース、ｉ）工場にて予め組み立てられたバネ力を付与された垂れカバー、およびｋ）約４の半径により設計されたポストおよび間隔チャネルを有する。

本発明の実施例における「中実のパネル」に関して、これは、後述するコンポーネント、特徴、配置、相互関係、変形、および／または生じる効果を有する。ａ）中実のパネルは窪んだベースを備えたモジュールのユニット化されたパネルであり、ｂ）中実のパネルは積層可能であり、ｃ）中実のパネルフレームは鋼製の、上下方向のスロットを形成したポストであり、ｄ）パネル間の連結は鋼製のスリットを形成したポストのクリップによってなされ、ｅ）ポストのスロットにより、更に異なる種類の付属物（すなわち、高架、作業面、備品、棚等）の吊下げ手段が得られ、更に、これは水平方向のトラックチャネルにより水平方向になされ、ｆ）シェルはフレームに、フレーム内部に固定されるか水平方向に吊り下げられる鋼／バネ鋼クリップ内に補剛材とともに挾持または吊り下げられ、ｇ）バネ力を付与された組み込み式の垂れカバーを備えた窪んだベース、ｈ）プラスマイナス１インチ（約２．５４ｃｍ）の高さ調整により、クランプは床チャネル内を移動し、フレームにネジ留めされ、ｉ）高さはパネルの側部から電動工具により調整され、ｊ）フレームに組み込まれた任意の連続した水平方向のフックチャネル、ｋ）積層可能なパネルを備えた任意の連続した水平方向のフックチャネル、ｌ）フックチャネルの全幅は８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）であり、スロットは丸みを帯びた形状に形成され、同じ形状のブラケットを受容し、ブラケットが外れることが防止されるように設計される。

本発明の実施例における「高さ調整アセンブリ」に関して、これは、後述するコンポーネント、特徴、配置、相互関係、変形、および／または生じる効果を有する。ａ）プラスマイナス１インチ（約２．５４ｃｍ）の高さ調整により、クランプは床チャネル内を移動し、フレームにネジ留めされるか、８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）または２分の１インチ（約１．２７ｃｍ）ガラスを挾持し、ｂ）高さはパネルの側部から電動工具により調整され、ｃ）ギアボックスアセンブリは、互いに反対側のネジを設けたロッドを操作し、続いてクランプを保持するガラスに固定される鋼製の十字に取り付けられたアームを操作し、且つｄ）高さ調整は両側からアクセス可能である。

本発明によれば、当業者に明白なように、壁パネルシステムおよび対応する部分は、好ましくは金属材料（アルミニウム、ステンレス鋼等）、硬化ポリマ、複合材料、および／または同様なもののような本質的に剛性を備えた材料から形成されるが、本発明によるその他のコンポーネントは、好ましくは、ここに簡潔に開示される生じる効果を得るべく、所定の応用に応じて高分子材料（プラスチック、ゴム等）、および／または同様のもののような好適に可鍛性および弾性を備えた材料から形成される。所定の応用において、壁パネルシステムおよびこれにより得られる作業スペースは、要因となる異なるパラメータに構成される。

更に評価されるように、本発明による壁パネルシステムは、従来技術に対する改良であり、例えばガラス突き合わせ壁パネルのようなフレームなし壁パネルに取り付けるために特に好適な、非常に迅速に、容易に、便利に、好適に、系統的に、且つ費用対効果の高い方法にて取り付け可能および解体可能にして、移動可能な不連続の壁パネルシステムを提供し、これにより、公知の壁パネルシステムの「現場組み立ての」アプローチの対応する問題点を回避可能である。

当然ながら様々な変形が、添付の特許請求の範囲にて特定されるように本発明の範囲から逸脱することなく上述した実施例に対してなされてもよい。

１…中実パネル、３…中実パネルシェル、５…スロットが設けられた垂直ポスト、７…底部間隔チャネル、９…垂れカバー−窪んだベース、１１…高さ調整具、１３…カーペットグリッパ／地震用床板、１５…バネ取り付け垂れカバー、１７…床チャネル、１９…中実パネルシェル補剛材、２１…バネ鋼／バネ力付与シェルフックブラケット、２３…ガスケット、２５…スロットが設けられた垂直ポスト、２７…中実パネルシェル、２９…ポスト連結クリップ、３１…ガラス突き合わせパネル、３３…８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）強化透明ガラス／２分の１インチ（約１．２７ｃｍ）強化透明ガラス、３５…三面アルミニウム充填物、３７…アルミベースカバー、３９…天井レール、４１…アルミ天井カバー、４３…突き合わせガラス嵌め込みガスケット、４５…ガラスパネル、４７…ガラスパネルアルミ頂部間隔チャネル、４９…ガラスパネル垂直ポストアルミニウム、５１…ガラスパネルアルミ底部間隔チャネル、５３…４分の１インチ（約６．３５ｍｍ）ガラス／８分の３インチ（約９．５３ｍｍ）ガラス、５５…嵌め込みガスケット、５７…コーナーポストガスケット、５９…隅部あるいはより多くの方法による連結用の鋼製ポスト、６１…三面連結用カバー、６３…ジャック高さ調整具、６５…間隔チャネルに対するガラスクランプ／取り付けクランプ、６７…クランプネジ、６９…チャネル、７１…軸受けを備えた端部キャップ、７３…左／右ネジロッド、７５…ネジロッドガイド、７７…調整脚体、７９…ギアボックス、８１…コンポーネント、８３…バネ鋼／バネ力を付与されたフックブラケット（２１）、８５…ガラス突き合わせパネル天井トラック、８７…頂部クランプガラス突き合わせパネル、８９…水平方向のフックバー、９１…水平方向のフックブラケット、９３…カーペットグリッパベース板、９５…地震用取り付けナット、９７…地震用取り付けネジ、９９…止めネジ、１０１…ネジ、およびネジ力を付与されるシェル取り付けブラケット用のネジ、１０３…中実パネル頂部間隔チャネル、１０５…バネ、１０７…ドアガスケット、１０９…パネルフレーム連結ブラケット、１１１…コーナーポスト、１１３…ドアポスト、１１５…ドア可動部、１１７…ドア間隔チャネル、１１９…底ネジ１２１のギヤを備えた径方向に連結されるネジ、１２１…駆動用ウォームギヤを備えたシャフト、１２３…捕捉ボックス、１２５…枢動頂部連結部を備えた頂部ネジ、１２７…クランプや間隔チャネルに対する頂部連結板、１２９…頂部ネジ山を設けた個別のネジ、１３１…六角ヘッド電動工具インサート、１３３…枢動頂部連結板、１３５…ネジロッド、１３７…駆動ギヤおよびブッシング、１３９…捕捉ボックス、１４１…ウォームギヤ、１４３…六角ヘッド電動工具インサート、１４５…ロッド（１３５）のための正方形ナットを備えたガラスクランプ、１４７…正方形のネジ山を設けたナット、１４９…ガラス、１５１…ガラス突き合わせアルミニウム摺動ドアトラック、１５３…摺動ドアホイール機構、１５５…標準４分の１インチ（約６．３５ｍｍ）−２０ナット、１５７…節を設けたワッシャ、１５９…カスタマイズされた４分の１インチ（約６．３５ｍｍ）−２０ネジ、１６１…Ｃ字状ブラケットドア取り付け具、１６３…Ｃ字状の節の設けられたブラケット、１６５…摺動ドアスペーサ／ブッシング、１６７…摺動ドア（板ガラス／木製ガラス）、１６９…一体的に形成された摺動ドアストッパ、１７１…摺動ドアのための軸受け、１７３…ブラケットが摺動することを防止するためのネジ、１７５…摺動ドアに取り付けるネジ、１７７…カーペットグリッパ／地震用床コーナー取り付け具、１７９…コーナーブラケットフレーム取り付け具（中実パネル／ガラスパネル）、１８１…フック挿入ブラケット、１８３…２分の１インチ（約１．２７ｃｍ）透明強化ガラスまたは合わせガラス、１８５…ネジ山を設けたスタッド、１８７…ナイロンワッシャ、１８９…ナット／散乱マーカ、１９１…ネジ山を設けた独立スタッド、１９３…散乱マーカ、１９５…独立ガラス取り付け具、１９７…中実のフック可能なパネル（径は可変）、１９９…ナイロンブッシング、２０１…フックナット、２０３…吊下げ板、２０５…装飾ガラス、２０７…スナップ式カバー、２０９…押し出しチャネル、２１１…ガラスを挾持するボルト／ナット、２１３…嵌め込みガスケット、２１５…摺動ガラスドア、２１７…ガラスクランプ、２１９…スナップ式カバー、２２１…カバープラグ、２２３…止めネジ、２２５…木製摺動ドア、２２７…底部ドアプラグ、２２９…バネ力を付与したドア高さ調整チャネル−外側、２３１…バネ力を付与したドア高さ調整チャネル−内側、２３３…底部シール、２３５…バネ、３０１…壁パネルシステム、３０３…オフィススペース、３０５…壁パネル、３０７…床、３０９…天井、３１１…垂直軸線、３１３…水平軸線、３１５…壁パネル、３１７…高さ、３１９…上縁部、３２１…底縁部、３２３…幅、３２５…側縁部、３２５ａ…左側縁部、３２５ｂ…右側縁部、３２７…天井トラック、３２９…天井レール、３３１…底部床チャネル、３３３…高さ調整アセンブリ、３３５…支持縁部３３７…連結板、３３９…ベース、４４１…第１の端部キャップ、４４１ａ…第１の端部キャップコンポーネント（第１の端部キャップ４４１の）、４４１ｂ…第２の端部キャップコンポーネント（第１の端部キャップ４４１の）、４４３…第２の端部キャップ、４４３ａ…第１の端部キャップコンポーネント（第２の端部キャップ４４３の）、４４３ｂ…第２の端部キャップコンポーネント（第２の端部キャップ４４３の）、４４５…高さ調整ロッド、４４５ａ…第１のロッドコンポーネント、４４５ｂ…第２のロッドコンポーネント、４４５ｃ…オス型コンポーネント、４４５ｄ…メス型コンポーネント、４４７…第１のネジ山を設けたセグメント、４４９…第２のネジ山を設けたセグメント、４５１…第１の調整脚体、４５３…第２の調整脚体、４５５…ランナーコンポーネント、４５７…ランナーコンポーネント、４５９…枢動軸線、４６１…第１のブッシング、４６３…第２のブッシング、４６５…留め具、４６７…ソケット、４６９…第１のクランプ、４７１…第２のクランプ、４７３…ガスケット、４７５…コネクタ、４７９…ブッシング、４８１…長手方向軸線、４８３…中心点、４８５…突出部、４８７…穴、４８９…ナット、４９１…止めネジ、４９３…穴、４９５…尖端、４９７…アンカー固定穴、４９９…アンカー、５０１…突出要素、５０３…末端（突出要素の）、５０５…長手方向溝、５０７…天井カバー、５０９…底部カバー、５１１…ガスケット、５１３…貫通孔、５１５…相補的な付属物、５１７…ブッシング、５１９…第１のネジ山を設けたスタッド、５２１…第２のネジ山を設けたスタッド、５２３…ワッシャ、５２５…散乱マーカ、５２７…スナップ式木製シェル、５２９…フックノブ、５３１…吊下げ板、５３３…吊下げフック、５３５…穴、５３７…スナップ式ガラスシェル、５３９…独立スタッド、５４１…摺動ドアアセンブリ、５４３…摺動ドア、５４５…摺動ドアハードウェア、５４７…摺動ドア取り付けブラケット、５４９…底部ガイドプラグ、５５１…底床シール、５５３…摺動ガラスドア、５５５…ガラスクランプ、５５５ａ…上部ガラスクランプ、５５５ｂ…底部ガラスクランプ、５５７…高さ調整留め具、５５９…底床シール、５６１…ガスケット、５６３…締め付けアセンブリ、５６５…柔軟な停止機構、５６７…フレーム付き壁パネル、５６９…底部間隔チャネル、５７１…垂れカバー、５７３…バネ、５７５…垂直ポスト、５７７…ポスト連結クリップ、５７９…スロット、５８１…中間の間隔チャネル、５８３…外側カバー（あるいは金属製シェル）、５８５…内側吊下げコンポーネント、５８７…補剛コンポーネント、５８９…フックチャネル、５９１…フックブラケット、５９３…フック部、５９５…吊下げ部、５９７…溝、５９９…相補的な壁パネル。

Claims (20)

1. 現場の部屋の床と、前記現場の前記部屋の天井に固定される天井レールとの間に設置される予め組み立てられる壁パネルであって、同予め組み立てられる壁パネルは、
   頂部、底部、左側部、右側部、正面部、および背面部を有するパネルであって、同パネルは、前記パネルの前記頂部に向かう頂部分および前記パネルの前記底部に向かう底部分を形成し、前記パネルは、同パネルの少なくとも前記左側部および前記右側部にフレームがない、パネルと、
   前記パネルの前記底部分において前記パネルの前記正面部および前記背面部に固定される下側クランプアセンブリと、
   前記下側クランプアセンブリに固定される調整機構であって、同調整機構は、前記パネルの縦の位置および前記下側クランプアセンブリの縦の位置を選択的に修正するように高さが拡張および収縮するように構成される、調整機構とを備えることを特徴とする予め組み立てられる壁パネル。
2. 前記パネルの前記底部の下で前記パネルの前記左側部と前記右側部との間を長さ方向に延びる底床チャネルを更に備え、前記調整機構が該底床チャネルに固定されることを特徴とする請求項１に記載の予め組み立てられる壁パネル。
3. 前記パネルの前記頂部に沿って延びるとともに前記パネルの前記頂部分に固定される天井トラックを更に備えることを特徴とする請求項１に記載の予め組み立てられる壁パネル。
4. 前記天井トラックは前記パネルの前記頂部分上に留められることを特徴とする請求項３に記載の予め組み立てられる壁パネル。
5. 部屋の床と、前記部屋の天井に沿って延びるとともに前記天井に固定される天井レールとの間に設置される壁パネルシステムであって、同壁パネルシステムは、
   前記天井レールに挿入されるように構成される天井トラックと、頂部、底部、縦のフレーム部材のない左側部、縦のフレーム部材のない右側部、正面部、および背面部を有するパネルであって、同パネルは、該パネルの前記頂部へ向かう頂部分および該パネルの前記底部に向かう底部分を形成する、パネルと、
   前記パネルの前記頂部分で前記パネルの前記正面部に、および前記パネルの前記背面部に固定されるとともに前記天井トラックを前記パネルの前記頂部に連結する上側取り付けアセンブリと、
   前記パネルの前記底部分で前記パネルの前記正面部に、および前記パネルの前記背面部に固定される下側クランプアセンブリによって前記パネルの前記底部分に固定される調整機構とを備え、同調整機構を駆動することにより、前記パネルの縦の位置および前記下側クランプアセンブリの縦の位置が調整され、これにより、前記予め組み立てられる壁パネルの前記天井トラックは、前記天井レールによって正面から背面に規制されるが、前記予め組み立てられる壁パネルの前記縦の位置が調整されると、縦に上下に摺動自在であることを特徴とする壁パネルシステム。
6. 前記調整機構は、前記天井に沿って延びる前記天井レールの反対側の前記床に対して載置される底床チャネル内に配置されるように構成されることを特徴とする請求項５に記載の壁パネルシステム。
7. 前記壁パネルに固定される連結板を更に備え、これにより、前記壁パネルと同様の第２の隣接する壁パネルの隣接する底床チャネルに前記底床チャネルを整列させ、これにより、前記壁パネルは、前記第２の隣接する壁パネルに整列されることを特徴とする請求項６に記載の壁パネルシステム。
8. 前記調整機構は手動で駆動されるように構成されることを特徴とする請求項５に記載の壁パネルシステム。
9. 前記調整機構は電動工具を使用して駆動されるように構成されることを特徴とする請求項５に記載の壁パネルシステム。
10. 前記調整機構は第１の脚体の第１の端部および第２の脚体の第１の端部を含み、前記調整機構は、前記第１の脚体の前記第１の端部および前記第２の脚体の前記第１の端部を互いに向かって駆動することによって活性化されるように構成され、前記第１の脚体の第２の端部は、前記第２の脚体の第２の端部に枢動自在に連結されることを特徴とする請求項５に記載の壁パネルシステム。
11. 前記調整機構は、雌ねじおよび雄ねじを有する第１の縦の部材、並びに雄ねじを有する第２の縦の部材を含み、同第２の部材は、該第１の部材に格納式に受承され、前記調整機構は、前記第１および第２の部材を互いに対して回動して前記第１の部材から前記第２の部材を伸縮自在に延ばすように構成されることを特徴とする請求項５に記載の壁パネルシステム。
12. 現場の部屋の床と、前記部屋の天井に固定される天井レールとの間に設置される、製造現場で壁パネルを予め組み立てる方法であって、
    頂部、底部、フレームのない左側部、フレームのない右側部、正面部、および背面部を有するパネルであって、同パネルは、前記パネルの前記頂部に向かう頂部分および前記パネルの前記底部に向かう底部分を形成する、パネルを準備する工程と、
    前記パネルの前記底部分において前記パネルの前記正面部および前記パネルの前記背面部に下側クランプアセンブリを固定する工程と、
    前記パネルの前記底部の下に底床チャネルを延ばす工程と、
    前記下側クランプアセンブリおよび前記底床チャネルに第１の高さ調整機構を固定する工程であって、前記第１の高さ調整機構は、前記パネルの縦の位置および前記下側クランプアセンブリの縦の位置を選択的に修正するように構成される、第１の高さ調整機構を固定する工程と、
    前記底床チャネルに第２の高さ調整機構を固定する工程であって、前記第２の高さ調整機構は、前記第１の高さ調整機構とは個別に前記パネルの縦の位置を選択的に修正するように構成される、第２の高さ調整機構を固定する工程とを含むことを特徴とする壁パネルを予め組み立てる方法。
13. 前記パネルの前記頂部に沿った天井トラックを連結する工程であって、前記天井トラックは、前記天井レールに移動自在に挿入されるように構成される、天井トラックを連結する工程を更に含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
14. 前記天井トラックを前記パネルの前記頂部分に留める工程を更に含むことを特徴とする請求項１３に記載の方法。
15. 前記製造現場から予め組み立てられる壁パネルを輸送する工程を更に含むことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. 部屋の床と、前記部屋の天井に沿って延びるとともに前記天井に固定される天井レールとの間に壁パネルシステムを設置する方法であって、
    予め組み立てられる壁パネルの天井トラックを前記天井レールに取り払い可能に挿入する工程であって、前記予め組み立てられる壁パネルは、
    パネルの周囲を延びて同パネルを支持するフレームがないパネルを含み、同パネルは、頂部、底部、左側部、右側部、正面部、および背面部を有し、該パネルは、頂部分および底部分を形成し、前記天井トラックは、前記パネルの前記頂部分で前記パネルに連結され、前記天井トラックは、前記パネルの前記頂部分に沿って長さ方向に延びる、工程と、
    前記部屋の前記天井に沿って延びる前記天井レールの反対側の前記部屋の前記床に対して前記予め組み立てられる壁パネルの底床チャネルを作動的に載置する工程であって、前記底床チャネルは、第１の高さ調整機構および第２の高さ調整機構を受承するとともに前記パネルの前記底部分に沿って延び、前記第１の高さ調整機構は、前記パネルの前記底部分において、前記パネルの前記正面部および前記背面部に固定される下側クランプアセンブリによって前記パネルの前記底部分に固定される、底床チャネルを作動的に載置する工程と、
    前記第１の高さ調整機構および前記第２の高さ調整機構を個別に駆動することによって、前記予め組み立てられる壁パネルの縦の位置を調整する工程とを含み、前記予め組み立てられる壁パネルの前記天井トラックは、前記天井レールによって正面から背面に規制されるが、前記予め組み立てられる壁パネルの前記縦の位置が調整されると、縦に上下に摺動自在であり、前記第１の高さ調整機構を駆動することにより、前記パネルの縦の位置および前記下側クランプアセンブリの縦の位置が調整されることを特徴とする壁パネルシステムを設置する方法。
17. 前記第１の高さ調整機構を手動で駆動することを特徴とする請求項１６に記載の方法。
18. 電動工具を使用して、前記第１の高さ調整機構を駆動することを特徴とする請求項１６に記載の方法。
19. 前記第１の高さ調整機構を駆動する工程は、第１の脚体の第１の端部、および第２の脚体の第１の端部を互いに向かって駆動する工程を含み、前記第１の脚体の第２の端部は、前記第２の脚体の第２の端部に枢動自在に連結されることを特徴とする請求項１６に記載の方法。
20. 前記第１の高さ調整機構は、雌ねじおよび雄ねじを有する第１の縦の部材、並びに雄ねじを有する第２の縦の部材を含み、同第２の部材は、該第１の部材に格納式に受承され、前記方法は、前記第１および第２の部材を互いに対して回動して前記第１の部材から前記第２の部材を伸縮自在に延ばす工程を更に含むことを特徴とする請求項１６に記載の方法。