JP5543549B2 - 光学結像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学結像装置に関する。本発明は、微小電子回路を作製するために使用するマイクロリソグラフィに関連して使用してもよい。本発明は、とりわけ本発明による光学結像装置を用いて実施する光学結像法に関する。
特にマイクロリソグラフィの分野では、高精度を有する構成要素を用いることのみならず、結像装置の部品、例えばレンズ、ミラー、回折格子などの光学素子の位置および幾何学形状が動作中にできるだけ変化しないように保ち、対応して高結像度が得られるようにする必要がある。数ナノメートル領域という微視的範囲の精度に対する厳しい要求は、とりわけ、作製する微小電子回路を小型化するためには微小電子回路の作製時に使用される光学システムの解像度を高めるべきであるという絶えざる必要性の結果である。
高い解像度を得るためには、13nmの領域の作動波長を有する極紫外線領域(EUV)で作動するシステムにおける場合のように、用いられる光の波長を減じるか、または投影システムの開口数を増大させることができる。値1を超えて開口数を著しく増大させる可能性が、いわゆる「液浸システム」によって実現される。液浸システムでは、投影システムの最終光学素子と照射すべき基板との間に液浸媒体が位置しており、この液浸媒体の屈折率は1よりも大きい。開口数のさらなる増大は、特により高い屈折率を備える光学素子によって可能である。
いわゆる「単一液浸システム」では、典型的には液浸素子は露光されるために基板に最も近接して配置される最終光学素子である。ここでは、液浸媒体は、典型的にはこの最終レンズ素子と基板とに接触する。いわゆる「二重液浸システム」では、液浸素子は必ずしも最終光学素子、すなわち、基板に最も近接して配置された光学素子である必要はない。このような二重または多重の液浸システムでは、液浸素子は、1つ以上のさらなる光学素子によって基板から分離されていてもよい。この場合には、液浸素子が少なくとも部分的に液浸されている液浸媒体は、例えば、光学系の2つの光学素子の間に配置されていてもよい。
作業波長の低減ならびに開口数の増大によって、使用される光学素子の位置精度および寸法精度に対する要求が作動中にわたってより厳しくなるばかりではない。当然ながら、光学装置全体の結像エラーを最小限にするという要求も高まる。
使用される光学素子内の温度分布およびこれに起因する各光学素子の変形ならびに各光学素子の屈折率の温度に関係したばらつきは、もちろん特に重大である。
EUVシステムの場合には、参照により本明細書にその全開示内容を取り込む(サカモトによる)欧州特許出願公開第1477853号明細書につき、このようなシステムにのみ使用されるミラーに衝突光によりもたらされる加熱に反作用させ、ミラーの所定の箇所で検出された温度を所定の規定限度に積極的に保持することが公知である。このことは、ミラーの背面中央に配置され、意図的に冷却するためにペルティエ素子またはこれに類するものを有する温度調節装置を介して行われる。この解決は、特に上記液浸システムで使用されるような屈折光学素子において使用するためには適していないことが欠点である。なぜなら中央の温度調節装置が、光学的に使用される領域を覆ってしまう場合があるからである。さらに、ミラー内の単一箇所の温度のみが、ミラーによって吸収された光エネルギを考慮してほぼ定常状態で信頼性良く制御される。特に非定常である、かつ/または局所的に変化する熱による影響、例えば、液浸媒体によってもたらされ、ミラー内の温度分布に動的もしくは局所的な変動を引き起こす場合もある、さらなる熱による環境影響は考慮されていない。
欧州特許出願公開第1477853号明細書
本発明の課題は、上記のような欠点がないか、または少なくとも減じられており、投影光の吸収作用を考慮した上で、特に光学素子に対する局所的な熱による環境影響を簡単に補償することを可能にする光学結像装置および光学結像法を提案することである。
本発明は、このような熱による環境、特に投影光の吸収作用に対する、液浸システム内の液浸媒体に由来する影響が、各光学素子の温度分布に無視できない、あるいは著しい局所的な変動を引き起こしかねないという認識に基づいている。しかしながら、本発明によれば、吸収に基づく変動の他に、当該光学素子の環境に起因して生じる当該光学素子の温度分布の変動をも減じる相応の熱減衰が得られる場合には、液浸システムにおいても使用されるような屈折システムもしくは屈折光学素子においてもこのような熱による環境影響を望ましい形で補償することが可能であることが示された。このために本発明の液浸システムの変化態様によれば、液浸素子のために熱減衰装置が設けられており、この熱減衰装置は、液浸媒体により光学素子の温度分布に誘発された変動を減じるように構成されている。これにより、有利には、吸収作用を考慮するだけでなく、とりわけ液浸媒体により最終光学素子の温度分布に誘発された局所的な変動をも考慮することが可能となる。
さらに、本発明は、特に屈折素子の場合には、対応した、特に非定常である、かつ/または局所的な環境影響を考慮した温度挙動モデルを設定し、温度分布を能動的に制御する場合に使用することができるという認識にも基づいている。このような温度挙動モデルにより、光学的に利用される領域において、そもそも測定することが極めて困難な温度分布を予測または評価し、結像処理を妨げることなしに温度分布の制御時にこの予測または評価した温度分布を考慮することが可能である。
したがって、本発明の対象は、投影パターンを備えるマスクを収容するためのマスク装置と、光学素子群を備える投影装置と、基板および液浸ゾーンを収容するための基板装置とを有する、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像装置である。光学素子群は、投影パターンを基板に投影するように構成されており、液浸素子を備える複数の光学素子を有しており、液浸素子には基板が少なくとも一時的に隣接して配置されている。作動中には、液浸ゾーンは、液浸素子と基板との間に配置されており、少なくとも一時的に液浸媒体を充填されている。本発明によれば、熱減衰装置が設けられており、この熱減衰装置は、液浸媒体によって液浸媒体の温度分布TEに誘発された変動を減じるように構成されている。
本発明のさらなる対象は、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像法であり、この場合、投影パターンが、光学素子群の光学素子によって基板に投影され、光学素子群の液浸素子は、基板に隣接して配置された液浸ゾーンの領域において、少なくとも部分的に液浸媒体内に液浸される。本発明によれば、熱減衰装置によって、液浸媒体によって液浸媒体の温度分布TEに誘発された変動が減じられる。
本発明のさらなる対象は、投影パターンを備えるマスクを収容するためのマスク装置と、光学素子群を備える投影装置と、基板および液浸ゾーンを収容するための基板装置とを有し、光学素子群が投影パターンを基板に投影するように構成されている、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像装置である。光学素子群は、少なくとも1つの液浸素子を備える複数の光学素子を有しており、これらの液浸素子は、作動中に液浸ゾーンの領域において少なくとも部分的に液浸媒体に液浸される。熱減衰装置が設けられており、この熱減衰装置は、液浸媒体により液浸素子の温度分布TEに誘発された変動を減じるように構成されており、熱減衰装置は、液浸素子をこの液浸素子の環境の少なくとも一部から少なくとも部分的に熱分離するための少なくとも1つの熱分離装置を備えている。
本発明のさらなる対象は、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像法であり、この場合、投影パターンが、光学素子群の光学素子によって基板に投影され、光学素子群の液浸素子は、液浸ゾーンの領域において、少なくとも部分的に液浸媒体内に液浸される。本発明によれば、熱減衰装置によって、液浸媒体により液浸素子の温度分布TEに誘発された変動が減じられ、この場合、熱減衰装置によって、液浸素子は液浸素子の環境の少なくとも一部から少なくとも部分的に熱分離される。
本発明のさらなる対象は、投影パターンを備えるマスクを収容するためのマスク装置と、光学素子群を備える投影装置と、基板を収容するための基板装置とを有する、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像装置である。光学素子群は、投影パターンを基板に投影するように構成されており、少なくとも1つの熱制御された光学素子を備える複数の光学素子を有している。本発明によれば、熱減衰装置は、熱制御された光学素子に関連付けられており、熱制御された光学素子の温度分布TEの変動を減じるように構成されており、この場合、熱減衰装置は、熱制御された光学素子の温度変動を減じるために、熱制御された光学素子の温度挙動モデルにアクセスする。
本発明のさらなる対象は、特にマイクロリソグラフィで使用するための光学結像法であり、この場合、投影パターンが、光学素子群の光学素子によって基板に投影され、光学素子は、熱制御された光学素子を有している。本発明によれば、熱減衰装置により、熱制御された光学素子の温度分布TEに生じた変動が減じられ、この場合に、熱減衰装置は、熱制御された光学素子内の温度変動を減じるために、熱制御された光学素子の温度挙動モデルにアクセスする。
本発明のさらなる好ましい実施形態が、従属請求項および添付の図面を参照した好ましい実施例の記載に明らかである。開示された特徴の全ての組み合わせは、請求項に明示的に記載されているか否かに関わらず、本発明の範囲にある。
本発明による光学結像法の好ましい実施形態を実施することもできる本発明による光学結像装置の好ましい実施形態の概略図である。 図1の結像装置の部分的な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のために図2の詳細Dを示す部分な概略断面図である。 図1の光学結像装置によって実施することもできる本発明による光学結像方法の好ましい実施形態のブロック図である。 本発明による光学結像装置のさらなる好ましい実施形態のための部分的な概略断面図である。
次にマイクロリソグラフィプロセスで用いるための本発明による光学結像装置の好適な実施形態を図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本発明による光学結像装置の好ましい実施形態の概略図を、UV範囲の193nmの波長の光で作動するマイクロリソグラフィ装置101の形で示している。
マイクロリソグラフィ装置101は、照明システム102と、マスクテーブル103の形のマスク装置と、光学軸線104.1を備える対物レンズ104の形の光学投影システムと、ウェーハテーブル105の形の基板装置とを有している。照明システム102は、マスクテーブル103に配置されたマスク103.1に193nmの波長を有する投影光線(詳細に示さない)を照射する。マスク103.1には投影パターンが形成されており、この投影パターンは、対物レンズ104内に配置された光学素子を介して、ウェーハテーブル105に配置されたウェーハ105.1の形態の基板に、投影光線によって投影される。
対物レンズ104は、一列の光学素子107、108、109によって形成された光学素子群106を備えている。光学素子107〜109は、対物レンズ104のハウジング104.2内に保持される。193nmの動作波長に基づき、これらの光学素子107〜109は、レンズなどのような屈折性の光学素子である。この場合に作動時にウェーハ105.1の最も近接して配置されている最終光学素子109は、いわば「終端素子」または「最終レンズ素子」である。
マイクロリソグラフィ装置101は、液浸システムである。液浸ゾーン110には、液状の液浸媒体110.1、例えば高純度の水などが、ウェーハ105.1と最終レンズ素子109との間に配置されている。液浸ゾーン110の内部には、液浸媒体110.1からなる液浸浴が設けられており、この液浸浴は、一方では下方に向けて少なくともウェーハ105.1の実際に露光される部分によって制限されている。液浸浴の側方の制限は、液浸枠110.2によって少なくとも部分的に設けられている(典型的にはいわゆる「液浸フード」)。露光中に光学的に使用される最終レンズ素子109の少なくとも一部、および最終レンズ素子109において対物レンズ104の外部に位置する部分は液浸浴内に液浸され、これにより、最終レンズ素子109は本発明において液浸素子となる。それ故、露光時に最終レンズ素子109から最終レンズ素子109とウェーハとの間に出射する光の経路はもっぱら液浸媒体110.1内に延びる。
値1を超える液浸媒体の屈折率により、開口数NA>1が得られ、これにより、最終レンズ素子とウェーハとの間にガス雰囲気を備える従来のシステムに比べて解像度が高まる。
NA値>1.4の開口数を得るために、最終レンズ素子109のためには、好ましくは、石英(SiO)またはフッ化カルシウム(CaF)よりも高い屈折率を有する材料が、典型的にこのようなレンズのために使用される。本実施例では、最終レンズ素子109の材料はスピネル(尖晶石)である。しかしながら、本発明の他の実施形態では、対応して高い屈折率を有し、それぞれの波長のために適した他のレンズ材料を使用することもできる。そのようなレンズ材料の例は、LuAG(ルテチウムアルミニウムガーネット、例えば、LuA112)である。さらに、従来の石英またはフッ化カルシウムレンズにおいて本発明を使用することもできることは理解されよう。さらに、他の開口数を選択できることも理解されよう。しかしながら、高い解像度を考慮すれば、開口数は好ましくは少なくとも1.3の値である。
最終レンズ素子109のために使用されるスピネルは、従来の石英またはフッ化カルシウムレンズよりも屈折率の温度依存性が著しく高い。それ故、動作中に最終レンズ素子内の実測温度分布TEを狭いばらつき限界内に留めて所定の目標温度分布TSEを保持する必要があり、これにより、最終レンズ素子109の屈折率の対応したばらつきに起因する結像エラーが少なくとも低減されるか、好ましくは最小限に押さえられる。
しかしながら、当然ながら、特にマイクロリソグラフィ分野で、石英(SiO)またはフッ化カルシウム(CaF)から形成された光学素子を有するシステムでは、無視することのできない液浸素子の温度分布のばらつきまたは変動が生じる場合もあり、このようなシステムに本発明を用いることも極めて有利である。
所定の目標温度分布TSEの辺りのこうした狭いばらつき限界に留めるために、本発明では熱減衰装置111が設けられている。次に主に図2〜図9に関して熱減衰装置111を詳細に説明する。図2は部分的に著しく概略化されており、対物レンズ104のウェーハ側の端部を半分断面した図である。
本実施例では、熱減衰装置110によって、マイクロリソグラフィ装置101の作動中に最終レンズ素子109の所定の目標温度分布からの最大偏差ΔTE=1mKが達成される。したがって、熱による変形および熱による屈折率の変化に起因する結像エラーもしくは結像エラーばらつきを十分に小さく保持することができ、これにより、高品質の結像品質が得られる。しかしながら、本発明の別の変化態様では、特に使用される材料の熱変形挙動および熱による屈折率のばらつきに応じて、場合によってはより大きい最大偏差があってもよい。好ましくは、こうした最大偏差は10mKを超過しない。そうすれば、特に高い結像品質が得られるからである。
これに関して、所定の目標温度分布TSEを任意に選択してもよいことは理解されよう。したがって、最終レンズ素子109が少なくとも1つの結像エラータイプに対して最小限の結像エラーを有しているように目標温度分布TSEを選択することができる。しかしながら、この目標温度分布TSEは、最終レンズ素子109自体が少なくとも1つの結像エラータイプに対して1つの結像エラーを有し、この結像エラーが、光学素子群106の他の光学素子の対応した結像エラーを低減するか、完全に補償さえもするのに十分な値を有しており、これにより、少なくとも1つの結像エラータイプでは対物レンズ104の結像エラー全体の最小限となるように目標温度分布TSEを選択することもできることは理解されよう。結像エラー全体をこのように最小限にすることが、欧州特許出願公開第0956871号明細書(Rupp)により公知であり、その開示内容は参照により本明細書に組み入れられる。
熱減衰装置111は、複数の能動的な熱減衰制御回路および受動的な熱減衰構成部分を有している。とりわけ、熱減衰装置111は、第1熱減衰制御回路として、液浸ゾーンへの液浸媒体110.1の供給温度を意図的に制御するための制御回路を備えている。
このために、第1熱減衰制御回路112は、供給装置112.1と、第1温度調節装置112.2と、第1温度センサ112.3と制御装置111.1とを有している。供給装置112.1は、少なくとも1つの供給ラインを介して十分な量および対応した流量の液浸媒体110.1を液浸ゾーン110に供給する。液浸ゾーン110への液浸媒体110.1の供給部の手前には、制御装置111.1に接続された第1温度調節装置112.2が配置されており、この第1温度調節装置は液浸媒体110.1の温度を望ましい供給温度TIFに調節する。第1温度センサ112.3は、無線および/または少なくとも部分的に有線接続された接続部(図示していない)を介して制御装置111.1に接続されている。
次に説明するように、望ましい供給温度TIFは制御装置111.1によって確立される。液浸ゾーン110の周囲に一様に分配されており、本発明では第1確立装置である、第1温度センサ112.3によって、液浸媒体110.1の温度が液浸ゾーン110の周縁部で検出される。第1温度センサ112.3は、対応した第1温度データを制御装置111.1の関連入力部111.2に供給する。
しかしながら、液浸ゾーン110の周縁部に一様に分配された第1温度センサ112.3により直接に測定する代わりに、別の場所で温度または少なくとも1つの別のパラメータの測定または確立を行うこともできることは理解されよう。これらの温度およびパラメータから、評価装置では対応した十分に正確な評価によって、この確立されたパラメータと、液浸ゾーン110の周縁部における液浸媒体110.1の温度との間の十分に正確な既知の関係に基づいて、液浸ゾーン110の周縁部における液浸媒体110.1の温度を評価することもできる。
この第1温度データから、記憶されている液浸媒体110.1の第1温度挙動モデルによって、制御装置111.1は液浸ゾーン110内の実測温度分布TIを確立する。さらなるパラメータとして、第1温度挙動モデルは、(第1温度調節装置112.2によって制御装置111.1に供給される)液浸媒体110の実測供給温度TIFと、(供給装置112.1によって制御装置111.1に供給される)液浸媒体110.1の流量と、最終レンズ素子109の実測温度分布TE(以下にさらに詳細に説明するように確立される)と、(照明装置102によって制御装置に供給される)実測光出力を考慮する。
実測温度分布TIから、液浸媒体110.1内の所定の目標温度分布TSIに応じて、制御装置111.1は温度調節装置112.2および/または供給装置112.1のための第1制御値Cを確立する。この第1制御値Cによって、温度調節装置は供給温度TIFの調節を行い、かつ/または供給装置112.1は、実測温度分布TIが液浸媒体110内の目標温度分布TSIに近づくように流量の調節を行う。
供給温度TIFの確立は、あらかじめ捕捉または確立された温度およびパラメータから予測することができる、実測温度分布TI内の変化ΔTIEに関連して確立してもよい。換言すれば、温度挙動モデルを用いて、このような変化ΔTIEを予測し、このような変化が(完全)に存在する前に阻止してもよい。
本発明では、液浸媒体110.1内の実測温度分布TIは、最終レンズ素子109の温度に作用するパラメータPである。なぜなら、液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の温度勾配に基づき、液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間に熱伝達が生じ、最終レンズ素子109に温度変化がもたらされるからである。さらに、本発明では、供給温度TIFおよび/または流量は、液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の温度勾配および液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の熱伝達にそれぞれ作用させるために用いてもよいので、制御パラメータである。したがって、本発明では温度調節装置112.2および/または供給装置112.1は、それぞれ作用装置である。
これに関して、液浸媒体110.1内の所定の目標温度分布TSIを任意に選択することもできることは理解されよう。液浸媒体110.1内の目標温度分布TSIが存在する場合および最終レンズ素子109内の目標温度分布TSEが存在する場合には、最終レンズ素子109と液浸媒体110.1との間に温度勾配、ひいては熱伝達が生じないように液浸媒体110.1内の所定の目標温度分布TSIを静的に規定してもよい。
換言すれば、この場合に最終レンズ素子109が目標状態にある場合には、このようにして制御された液浸媒体110によって、著しい熱攪乱が最終レンズ素子109内にもたらされることはない。しかしながら、最終レンズ素子109が目標状態とは異なる状態にある場合には、最終レンズ素子109と液浸媒体110.1との間に温度勾配が生じ、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間の実測偏差に抗して作用し、これにより、このように制御された液浸媒体110.1によって熱減衰効果がえられる。
しかしながら、液浸媒体110.1内の実測温度分布TSIは、最終レンズ素子109の実測温度分布TEに関連して選択することもでき、これにより、液浸媒体110.1内に目標温度分布TSIが存在する場合には、所定の温度勾配、ひいては所定の熱伝達が最終レンズ素子109と液浸媒体110.1との間に生じる。最終レンズ素子109と液浸媒体110.1との間の温度勾配は、好ましくは、最終レンズ素子109の目標温度分布TSEからの最終レンズ素子109の実測温度分布TEの偏差に反作用するように選択され、これにより、このように制御された液浸媒体110.1によって熱減衰効果も得られる。
この場合、最終レンズ素子109と液浸媒体110.1との間で液浸媒体110.1を介して調節される温度勾配は、好ましくは、最終レンズ素子109の目標温度分布TSEからの実測温度分布TEの偏差が大きければ大きいほど、それだけ一層大きく選択される。換言すれば、このようにして、最終レンズ素子109の目標温度分布TSEと実測温度分布TEとの間の偏差の動的な減衰が得られる。
この場合に、最終レンズ素子109が目標状態にある場合には、このようにして制御された液浸媒体110.1は、最終レンズ素子109内に著しい熱攪乱もたらさない。そうでない場合には、最終レンズ素子109の目標温度分布TSEと実測温度分布TEとの間の偏差が大きければ大きいほど、このようにして制御された液浸媒体110.1による反作用はそれだけ一層大きい。
熱減衰装置111は、さらに第2熱減衰制御回路として、液浸媒体110.1の自由表面110.3と接触しているガス雰囲気113.1の温度TAおよび/または湿度HAおよび/または流量VAを特定に制御するための制御回路113を有している。
第2熱減衰制御回路113は、さらにガス雰囲気113.1および制御装置111.1のための第2供給装置113.2を有している。この第2供給装置113.2は、少なくとも1つの供給ラインを介して、対応した温度と流量を備えた十分な量のガスを液浸媒体110.1の自由表面110.3に供給する。第2供給装置113.2は、以下に説明するように、ガス雰囲気113.1の温度および/または湿度およびまたは流量を制御装置111.1によって確立された望ましい値に調節する。
上記のように制御装置111.1は液浸ゾーン110において液浸媒体110.1内の実測温度分布TIを確立する。液浸媒体110.1内の実測温度分布TIから、次いで制御装置111.1は、所定の目標温度分布TSIに関連して、第2供給装置113.2に対する第2制御値Cを確立する。この第2制御値Cによって、第2供給装置113.2はガス雰囲気113.1の温度および/または湿度および/または流量の調節を行う。
それぞれの場合に、液浸媒体110.1の自由表面110.3において液浸媒体の蒸発が最小限となるように調節を行うことができる。好ましくは、このような調節は、ガス雰囲気113.1の温度が自由表面110.3における液浸媒体110.1の温度に対応するようにガス雰囲気113.1の温度を調節し、ガス雰囲気113.1の湿度を十分に高い値、好ましくは完全な飽和状態となるように調節し、これにより、液浸媒体110.1の蒸発、ひいては液浸媒体110.1からの放熱が防止されることにより行われる。
換言すれば、この変化態様では、自由表面110.3における液浸媒体110.1の蒸発により、液浸媒体、ひいては最終レンズ素子109にも熱攪乱がもたらされる。
第2熱減衰制御回路113を介した制御は、第1熱減衰制御回路112を介した制御の下位にある。しかしながら、本発明の他の変化態様では、蒸発により誘発された液浸媒体110.1からの放熱によって生じる熱攪乱を能動的に利用して、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間の偏差に反作用させ、これにより、熱減衰効果が得られる。
例えば、最終レンズ素子109の目標状態では、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間で減衰させようとする偏差の方向に応じて増減する場合もある所定の蒸発率が存在し、液浸媒体110.1の実測温度分布TIが、液浸媒体110.1において対応して変化した目標温度分布TSIに近づけられる。すなわち、温度を上昇もしくは下降させ、これにより、液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の温度勾配により、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間の偏差に反作用させる。
ここでも同様に、ガス雰囲気113.1の温度および/または湿度および/または流量は、本発明においては制御パラメータCPである。なぜなら、これらのパラメータによって、液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の温度勾配および液浸媒体110.1と最終レンズ素子109との間の熱伝達に、それぞれ作用することもできるからである。したがって、第2供給装置113.2も本発明においては作用装置である。
これに関して、液浸媒体110.1内の所定の目標温度分布TSIを上述のように任意に選択してもよいことは理解されよう。さらに自由表面110.3は液浸媒体110.1の自由表面全体または一部であってもよいことも理解されよう。
さらに熱減衰装置111は、第3熱減衰制御回路として、最終レンズ素子109の温度に直接に特定に作用する制御回路114を有している。
このためには、第3熱減衰制御回路114はペルティエ素子114.1の形で最終レンズ素子109の周縁部に一様に分配された第2温度調節装置と、第2温度センサ114.2と制御装置111.1とを有している。制御装置111.1に接続されたペルティエ素子114.1は、以下に詳細に説明するように、最終レンズ素子109を冷却または加熱し、これにより、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間の偏差に反作用し、ひいては熱減衰効果も達成される。
最終レンズ素子109に一様に分配されており、本発明においては確立装置である第2温度センサ114.2および114.3によって、最終レンズ素子109のそれぞれの場所で最終レンズ素子109の温度が確立される。第2温度センサ114.2および114.3は、対応した第1温度データを制御装置111.11の関連入力部111.2に供給する。
この場合、最終レンズ素子109の周囲に一様に分配された第1温度センサ112.3,114.3により直接に測定する代わりに、別の箇所で温度または少なくとも1つの別のパラメータの測定または確立を行うこともできることは自明である。この温度またはパラメータから、次いで評価装置では、対応して十分に正確な評価によって、この確立されたパラメータと、最終レンズ素子109の温度との間で得られた十分に正確な既知の関係に基づいて、最終レンズ素子109の温度が確立されてもよい。
これらの最初の温度データから、制御装置111.1は、最終レンズ素子109の記憶された第1温度挙動モデルによって最終レンズ素子109内の実測温度分布TEを確立する。これにより、さらなるパラメータとして、第1温度挙動モデルは液浸媒体110.1の実測温度分布TIおよび(照射装置102によって制御装置111.1に供給される)実測光出力を考慮する。
最終レンズ素子109内の実測温度分布TEから、最終レンズ素子109内の所定目標温度分布TSEに応じて、制御装置111.1はペルティエ素子114.1に対する第3制御値Cを確立する。この第3制御値Cによって、最終レンズ素子109の表面に向けられたペルティエ素子114.1の表面の温度が調節される。したがって、ペルティエ素子114.1は、実測温度分布TEは最終レンズ素子109内の目標温度分布TSEに近づくように最終レンズ素子109の表面を加熱または冷却する。
それゆえ、本発明においては、最終レンズ素子109の表面に向けられたペルティエ素子114.1の表面温度は、この温度によってペルティエ素子114.1と最終レンズ素子109との間の熱伝達を誘発することもできるので、制御パラメータCPである。したがって、本発明ではペルティエ素子114.1は作用装置である。
図3に示すように、マイクロリソグラフィ装置101の他の実施形態によれば、第3熱減衰制御回路114は、ペルティエ素子114.1に付加的または代替的に、レンズ素子109の光学的に使用されていない領域に抵抗加熱装置114.4の形のさらなる第2温度調節装置を備えていてもよい。制御装置111.1に接続された抵抗加熱装置114.4は、以下に詳細に説明するように、最終レンズ素子109の実測温度分布TEと目標温度分布TSEとの間の偏差に反作用させ、ひいては温度減衰作用が得られるように最終レンズ素子109を加熱する。
図3は、図2の詳細Dに対応する概略図において、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態の抵抗加熱装置114.4を示している。図3からわかるように、抵抗加熱装置114.4は、互いに適宜に接続され、かつ制御装置111.1に適宜に接続された複数の導電素子114.5を有している。これらの導電素子14.5は、最終レンズ素子109の表面内部に埋設されている。
導電素子114.5は、例えば、望ましい構成の最終レンズ素子109の表面に、後に導電素子114.5を形成する金属粉を配置することにより作製してもよい。金属粉は、金属粉が溶融し、導電素子を形成するように結合する程度まで、例えば、赤外線レーザを用いて加熱される。さらに、溶融した金属粉は、高濃度であるため最終レンズ素子109の局所的に溶融したマトリクス内に沈下する。
導電素子114.5は、図3に示すように最終レンズ素子109のマトリクス内に完全に埋設されていてもよい。しかしながら、本発明の他の実施形態によれば、導電素子114.5は最終レンズ素子109のマトリクスによって部分的にのみ取り囲まれていてもよいことは自明である。この場合には、図3に破線輪郭114.6で示すように、保護層が設けられていてもよい。この保護層114.6は、攻撃的な液浸媒体110.1に対して導電素子114.5を保護することもできる。保護層114.6は、例えば、スパッタ法、CVD(化学蒸着)法などによって塗布される石英(SiO)層であってもよい。さらに、保護層114.6は、導電素子114.5の間の電気的な接続部および制御装置111.1との電気的な接続部を有していてもよい。
既に説明したように、第2温度センサ114.2および114.3(図2参照)によって、最終レンズ素子109の温度が、最終レンズ素子109のそれぞれの場所で捕捉される。第2温度センサ114.2および114.3は、対応する第1温度データを制御装置111.1の関連入力部111.2に供給する。
この場合、最終レンズ素子109の周囲に一様に分配された第1温度センサ112.2,114.3により直接に測定する代わりに、別の箇所で温度または少なくとも1つの別のパラメータの測定または確立を行うこともできることは自明である。この測定された、または確立された温度またはパラメータから、評価装置では、対応した十分に正確な評価によって、確立されたパラメータ/温度と、最終レンズ素子109の温度との間の十分に正確な既知の関係に基づいて、最終レンズ素子109の温度を確立することもできる。
これらの第1温度データから、制御装置111.1は、記憶されている最終レンズ素子109の第1温度挙動モデルを用いて最終レンズ素子109内の実測温度分布TEを確立する。この場合、さらなるパラメータとして、第1温度挙動モデルは、液浸媒体110.1の実測温度分布TIと、照射装置102によって(制御装置111.1に供給される)実測光出力とを考慮する。
最終レンズ素子109内の実測温度分布TEから、制御装置111.1は、最終レンズ素子109内の所定の目標温度分布TSEに応じて、抵抗加熱装置114.4に対する第3制御値Cを確立する。この第3制御値Cを用いて、導電素子114.5内の対応する電流を介して抵抗加熱装置114.4の温度が調節される。したがって、抵抗加熱装置114.4は、最終レンズ素子109内の実測温度分布TEが目標温度分布TSEに近づくように最終レンズ素子109を加熱する。
抵抗加熱装置114.4は、任意の形で分割されていてもよい。すなわち、制御装置111.1によって選択的に制御可能となるように任意の数の部分に分離されていてもよい。これにより、抵抗加熱装置114.4内において任意の望ましい温度分布を得ることが可能である。
このように、導電素子114.5の温度は、本発明では制御パラメータCPである。なぜなら、導電素子114.5と最終レンズ素子109との間の熱伝達はこの温度によって影響されることもあるからである。したがって、本発明においては導電素子114.5はそれぞれ作用装置である。
図4は、図2の詳細Dに対応する概略図において、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態の抵抗加熱装置214.4を示している。この抵抗加熱装置214.4は、図3の抵抗加熱装置114.4の代わりに使用してもよい。図4からわかるように、抵抗加熱装置214.4は、互いに適宜に接続され、かつ制御装置111.1に適宜に接続された複数の導電素子214.5を有している。導電素子214.5は、最終レンズ素子109の表面に配置され、保護層214.6の内部に埋設される。
導電素子214.5は、薄膜技術および/または厚膜技術を用いて任意に構成されたあらゆる最終レンズ素子109の表面に取り付けてもよい。続いて導電素子に保護層214.6を被覆してもよい。
とりわけ侵襲的な液浸媒体110.1から導電素子214.5を保護する保護層214.6は、任意の保護層であってよい。例えば、保護層214.6は、スパッタ法、CVD(化学蒸着)法などによって塗布された石英(SiO)層であってもよい。
保護層214.6は、ポリマー材料を備えていてもよい。ポリアミド(Pl)材料、例えばカプトン(登録商標)の名称でデュポン(登録商標)社により販売されている材料が特に適している。例えば、保護層214.6はポリアミド薄膜担体によって形成されていてもよく、このポリアミド薄膜担体には、導電素子214.5が望ましい構成で取り付けられる。この薄膜担体は、次いで最終レンズ素子109に塗布され、例えば接着により最終レンズ素子109に結合される。
図4からわかるように、保護層214.6は、制御装置111.1に接続された複数のさらなる温度センサ214.2を有している。これらの温度センサ214.2は、温度センサ114.2、114.3に付加的または代替的に、それぞれの場所で最終レンズ素子109の温度を捕捉する。温度センサ214.2は、対応する第1温度データを制御装置111.1の関連入力部111.2に供給する。
抵抗加熱装置214.4の機能は、上述の抵抗加熱装置114.4の機能と同一である。それゆえ、これについては上述の説明を参照されたい。特に抵抗加熱装置214.4は、この場合にも任意に分割されていてもよい。
図5は、図2の詳細Dに対応する概略図において、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態の照射加熱装置314.4を示している。図3の抵抗加熱装置114.4の代わりに照射加熱装置314.4を使用してもよい。図5からわかるように、照射加熱装置314.4は、制御装置111.1に接続された複数の加熱素子314.5を有している。
加熱素子314.5は、液浸枠110.2に配置されている。制御装置111.1の制御下にある加熱素子314.5は、最終レンズ素子109に向けられた赤外線IRを照射し、これにより、最終レンズ素子109を加熱する。加熱素子314.5は、制御装置111.1に結合された赤外線源の赤外線を最終レンズ素子109に向けて案内する、いわゆる「中空コアファイバ」によって形成してもよい。
照射加熱装置314.4の機能は、上述の抵抗加熱装置114.4の機能に大部分対応している。それ故、上述の説明を主に参照されたい。
ここでも同様に最終レンズ素子109内の実測温度分布TEから、最終レンズ素子109内の所定の目標温度分布TSEに応じて、制御装置111.1は照射加熱装置314.4に対する第3制御値Cを確立する。第3制御値Cによって、加熱装置314.5の照射強度が調節される。したがって、加熱素子314.5は、最終レンズ素子109内の実測温度分布TEが目標温度分布TSEに近づくように最終レンズ素子109を加熱する。
このように導電素子314.5の照射強度は、この照射強度によって加熱素子314.5と最終レンズ素子109との間の熱伝達が誘導されることもあるので、本発明では制御パラメータCPである。したがって、本発明においては加熱素子314.5はそれぞれ作用装置である。
照射加熱装置314.4は、最終レンズ素子109を区画にわけて任意に照射することもできる。換言すれば、照射加熱装置314.4は、制御装置111.1によって選択的に制御可能な任意の数の区分を備えていてもよい。これにより、照射加熱装置314.4によって任意の照射強度分布を設けることも可能である。
さらに、熱減衰制御装置111は、最終レンズ素子109の断熱被覆層115の形の第1遮蔽部を備えており、この被覆層115は、熱減衰制御装置111の第1受動的な減衰成分の形で熱分離装置を形成している。
被覆層115は、最終レンズ素子109の表面において液浸媒体110.1に隣接して配置されており、かつ投影パターンをウェーハ105に投影する場合に光学的に使用されない区分109.1にわたって延在している。この断熱層115によって、最終レンズ素子109、および液浸媒体110.1を備える液浸ゾーン110は、区画毎に熱分離され、これにより、最終レンズ素子109の表面において光学的に使用される区画109.2の少なくとも外部で液浸媒体110.1内の熱攪乱が最終レンズ素子109内に直接に伝搬することが阻止される。
被覆層115は、十分な断熱特性をもたらす任意の適切な材料および材料の組み合わせからなっていてよい。図2に示した実施形態では、被覆層115は、適宜な技術、例えば鋳込み技術、塗布技術などによって最終レンズ素子109の表面区画109.1に塗布された有機材料、ここではポリウレタン(PU)樹脂からなる層を備える。塗布後には、有機層の表面は望ましい表面荒さをもたらすために任意の公知の表面処理技術を用いて処理してもよい。
最終レンズ素子109に接触しない有機層の表面の一部または全体に、適宜な反射被覆層を設けてもよい。この反射被覆層は、ウェーハ105.1および/または液浸媒体110.1および/または液浸枠110.2などによって分散された投影光を反射し、これにより、このような分散された投影光によって被覆層115の有機層に生じることもある長期にわたる損傷を防止する。
原則的には、遮蔽部115は、環境、特に液浸媒体からの最終レンズ素子109の熱分離をもたらすように適宜に設計してもよい。特に、遮蔽部115は単一層または多層断熱層である。以下にさらに詳しく説明するように、遮蔽部115は、少なくとも1つの高い熱伝導性を有する層と、少なくとも1つの断熱層とを備える2つ以上の層を組み合わせたものであってもよい。この場合、高い熱伝導性を有する層は、最終レンズ素子の周縁部に向けて熱伝達するために役立ち、これにより、最終レンズ素子内への熱伝達を阻止または減じてもよい。
好ましくは、最終レンズ素子109の背向側に、遮蔽部115は疎水性の面を有していてもよい。この疎水性の面は、場合によっては、この目的のためにのみ設けられた独立した層によって形成されていてもよい。これにより、最終レンズ素子109の場合によっては被覆されている表面に液浸媒体110の個々の滴または飛沫が蓄積するという状況を少なくとも大部分防止することもできる。液浸媒体のこのような滴または飛沫は、さもなければ蒸発し、最終レンズ素子109内の局所的に集中した強い熱攪乱をもたらす局所的に集中した強力なヒートシンクを形成してしまう。
液浸媒体110.1のこのような滴または飛沫は、例えば、マイクロリソグラフィ装置101の作動中に液浸媒体レベルの変更に起因するウェーハの動きによって、例えば一時的にのみ液浸媒体110.1により湿潤されている最終レンズ素子109の表面領域に形成される。有利には、疎水性の表面は、最終レンズ素子109の場合によっては被覆されている表面に液浸媒体110.1のこのような滴または飛沫が形成されることを防止する。
図6は、図2の詳細Dに対応する概略図において、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態における熱遮蔽部415の形の熱分離装置を示している。図2の遮蔽部115の代わりに遮蔽部415を使用してもよい。
図6からわかるように、遮蔽部415は上述のように多層状に設計されている。遮蔽部415は、最終レンズ素子109に隣接して配置された断熱性の第1層415.1と、第1層415.1に隣接して配置された高い熱伝導性を有する第2層415.2とを組み合わせたものである。さらに、疎水性の第3層415.3が、第2層415.2の外面に被覆される。
断熱性の第1層415.1は、スペーサ体415.4を備えている。スペーサ体415.4は、マイクロリソグラフィ装置101の任意の通常作動条件下において形状を保持するために十分な剛性を有している。これにより、通常作動状態で、スペーサ体415.4は最終レンズ素子109と第2層415.2との間に所定の距離を設ける。しかしながら、本発明の他の実施形態では、単一のスペーサ体の代わりに、独立した複数のスペーサ素子が設けられていてもよいことは自明である。
スペーサ体415.4は、流体、すなわち、ガスおよび/または液体に対して透過性である。例えば、スペーサ体415.4を形成するためには連続気泡発泡体を使用してもよい。このように最終レンズ素子109の表面と第2層415.2との間には、第1層415.1を形成する隙間が画定されている。第1層415.1を形成する隙間には、低い熱伝導性を有する流体、例えばガスまたは液体が充填される。場合によっては、第1層415.1の望ましい断熱効果が保証されるように、隙間415.1を適当な温度に調整された流体によって連続的または断続的に洗浄してもよい。
隙間415.1への液浸媒体110.1の進入を防止するために、周縁部シール素子415.5が最終レンズ素子109と第2層415.2との間に設けられている。シール素子415.5は、さらに第2層415.2を最終レンズ素子109に対して固定する、接着材によって形成されたリングである。
第2層415.2は、高い熱伝導率に基づき、最終レンズ素子109の半径方向Rに良好な熱伝達を保証する。こうして第2層415.2内の対応して高い熱伝達率によって、液浸媒体110.1によって励起された熱攪乱は急速に減じられるか、または完全に補償さえされる。結果として、こうした熱攪乱は、生じたとしても程度が減じられてしか最終レンズ素子109に向けて伝搬されない。換言すれば、効果的な熱減衰効果が得られる。こうした熱攪乱のさらなる低減が、断熱性の第1層415.1によってもたらされる。換言すれば、本発明では熱分離装置を形成している遮蔽部415によって、最終レンズ素子109は、環境、特に液浸媒体110.1から効果的に熱分離される。
第2層415.2内で急速な熱伝達を行うためには、安定化装置415.6が第2層415.2の外周に設けられている。安定化装置は高い加熱能力を有してもよく、これにより、マイクロリソグラフィ装置101の作動中の温度は安定している。例えば、安定化装置415.6は、加熱担体媒体の循環によって形成されている。
ここでも上述のように疎水性の第3層415.3が、液浸媒体110.1の堆積した滴または飛沫の蒸発が原因で生じる局所的なヒートシンクが形成される可能性を減じる。例えば、疎水性の第3層415.3は、上述のようにポリアミド(Pl)によって形成されていてもよい。
図7は、図2の詳細Dに対応する概略図であり、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態の熱遮蔽部515を示している。図2の遮蔽部115または図6の遮蔽部415の代わりに遮蔽部515を使用してもよい。
図7からわかるように、遮蔽部515は上述のように多層状に設計されている。遮蔽体515は、最終レンズ素子109に隣接して配置された断熱性の第1層515.1と、第1層515.1に隣接して配置された第2層とを組み合わせたものを備えている。
断熱性の第1層515.1は、最終レンズ素子109の周縁部に一様に分配された複数のスペーサ素子515.4を有している。スペーサ素子515.4は、マイクロリソグラフィ装置101の任意の通常作動状態において形状を保持するために十分な剛性を有している。これにより、通常作動状態で、スペーサ素子515.4は最終レンズ素子109と第2層515.2との間に所定の距離を設ける。
スペーサ素子515.4は、第1層515.1を形成する隙間を画定している。第1層515.1を形成するこの隙間には、低い熱伝導率を有する流体、例えばガスまたは液体が充填される。場合によっては、第1層515.1の望ましい断熱効果が保証されるように、隙間515.1を適当な温度に調整された流体によって連続的または断続的に洗浄してもよい。
隙間515.1への液浸媒体110.1の進入を防止するために、周縁部シール素子515.5が最終レンズ素子109と第2層515.2との間に設けられている。シール素子515.5は、さらに第2層515.2を最終レンズ素子109に対して固定する、接着材によって形成されたリングである。
第2層515.2は、ここでも最終レンズ素子109の半径方向Rに良好な熱伝達をもたらす。こうして第2層515.2内の対応して高い熱伝達率によって、液浸媒体110.1によって励起された熱攪乱は急速に減じられるか、または完全に補償さえされる。結果として、こうした熱攪乱は、生じたとしても程度が減じられてしか最終レンズ素子109に向けて伝搬されない。換言すれば、効果的な熱減衰効果が得られる。こうした熱攪乱の伝搬のさらなる低減が、断熱性の第1層515.1によってもたらされる。換言すれば、本発明では熱分離装置を形成している遮蔽体515によって、最終レンズ素子109は、環境、特に液浸媒体110.1から効果的に熱分離される。
第2層515.2内の急速な熱伝達は、第2層515.2内に半径方向Rに延在する通路システム515.7を設けることにより得られる。ポンプ装置の形の安定化装置および温度調節装置515.6が、通路システム515.7内に伝熱媒体の好ましくは連続的な流れ515.8による伝熱媒体の循環をもたらす。流体515.8の伝熱媒体は、所定の温度および/または流量を有するように安定化装置515.6によって調節される。
流れ515.8は、初期には第2層515.2の第1通路515.9内を第2層515.2の内周の変向領域515.10に向けて半径方向Rに流れる。流れ515.8は、変向領域515.10で変向され、これにより、第2層515.2の第2通路515.11内を第2層515.2の外周に向けて流れ戻る。第2通路515.11を離れると、流体515.8は安定化装置515.6に戻り、安定化装置515.6において、温度および/または流量を再び調節され、伝熱媒体回路に再循環される。
図7の最も簡単な場合には、通路システム515.9〜515.11は、狭幅の中空体515.2と肉薄のリブ515.12とによって形成される。リブ515.12は中空体515.2内に配置されており、最終レンズ素子109の半径方向Rおよび周方向に延在している。リブ515.12は、第1通路515.9と第2通路515.11とを分離する。ここでも伝熱媒体を安定化装置515.6に向けて半径方向外向きに搬送する第2通路515.11は、好ましくは最終レンズ素子109の背向側に配置されており、これにより、最終レンズ素子109の領域から熱攪乱が急速に取り除かれる。しかしながら、このように熱攪乱を急速に取り除く通路システムの任意の他の適宜な構成を用いてもよいことは自明である。
ここでも疎水性の第3層が、第2層515.2の外面に設けられており、これにより、上述のように、液浸媒体110.1の堆積した滴または飛沫の蒸発に起因する局所的なヒートシンクが形成される可能性が減じられる。
図7に示すように、安定化装置515.6は、制御装置111.1に接続されており、制御装置111.1によって制御されてもよい。このように、遮蔽部515において熱減衰効果を能動的に制御することが可能である。したがって、本発明では遮蔽部515は能動的な熱分離装置を形成している。
好ましくは、安定化装置515.6は、最終レンズ素子109に向いており、本発明において熱遮蔽素子を形成している第2層515.2の表面で、マイクロリソグラフィ装置101の作動中にわたって、所定の温度分布、好ましくは一様な温度が実質的に保持されるように制御される。このために、制御装置111.1に接続されたさらなる温度センサ514.2が、第2層515.2の表面に設けられていてもよい。制御装置111.1は、次いで温度センサ514.2によって供給された温度データを用いて上述のように安定化装置515.6を制御する。
図8は、図2の詳細Dに対応する概略図において、本発明によるマイクロリソグラフィ装置101のさらなる実施形態の熱遮蔽部615を示している。図2の遮蔽部115、図6の遮蔽体415または図7の遮蔽部515の代わりに遮蔽部615を使用してもよい。
図8からわかるように、最終レンズ素子109内と液浸枠110.2との間に設けられたギャップにおいて、液浸媒体110.1を充填されていない部分110.4内に供給された伝熱媒体615.14の(好ましくは連続的な)流れ615.13によって遮蔽部615が形成される。流れ615.13は、ポンプ装置の形の安定化装置、および所定の温度および流量を備えた伝熱媒体を供給する温度調節装置615.6によって供給される。
流れ615.13は、まず半径方向Rに、接触ゾーン615.14に向けて流れる。接触ゾーン615.15内で伝熱媒体615.14は液浸媒体110.1に接触し、場合によってはこの液浸媒体110.1と混合される。接触ゾーン615.15の領域では、液浸枠110.2内に通路615.16が設けられている。通路615.16は接触ゾーン615.15に向けて開口している。この通路615.16によって、伝熱媒体615、および、場合によっては(場合によっては伝熱媒体615.14と混合された)液浸媒体110.1の部分が、最終レンズ素子109と液浸枠110.2との間の隙間から引き出され、安定化装置615.6に再循環して戻される。
必要であれば、安定化装置615.6内では、伝熱媒体615.14と共に引き出された液浸媒体110.1の部分は、伝熱媒体615.14から分離される。安定化装置615.6は、伝熱媒体615の温度および流量を再調整し、伝熱媒体回路に再循環させる。
また安定化装置615.6は、望ましい流量だけ液浸媒体110.1を液浸ゾーン110に供給する。液浸ゾーン110に供給される液浸媒体110.1の流量、および最終レンズ素子109と液浸枠110.2との間の隙間の一部110.4に供給される伝熱媒体615の流量ならびに通路615.16内の流量は、相互に調節され、これにより、上述のような構成(すなわち、液浸媒体110.1と伝熱媒体615.14とが接触領域615.15内で接触している)が得られる。さらに、これらの流量は相互に調整され、これにより、最終レンズ素子109の内部の不都合な圧力変動が阻止される。
流れ615.13は、最終レンズ素子109の半径方向Rに最終レンズ素子109からの良好な熱伝達を保証する。このように、流れ615.13によって誘発される対応して高い熱伝達率により、液浸媒体110.1によって励起された熱攪乱は急速に減じられるか、または完全に補償さえされる。結果として、こうした熱攪乱はあるとしても低減された形でのみ最終レンズ素子109に向かって伝搬される。換言すれば、効果的な熱減衰効果が得られる。このような熱攪乱の伝搬のさらなる減衰が、図8に破線の輪郭615によって示したように、最終レンズ素子の断熱性の第1層によって得られてもよい。換言すれば、本発明において熱分離装置を形成している遮蔽体615によって、最終レンズ素子109は、環境、特に液浸媒体110.1から効果的に断熱される。
図8に示すように、安定化装置615.6は、制御装置111.1に接続され、制御装置111.1によって制御されてもよい。このように、遮蔽体615の熱減衰効果を能動的に制御することが可能である。
熱減衰装置111は、さらに最終レンズ素子109のホルダ117と、最後から2番目のレンズ素子108のホルダ118との間に配置され、第2の受動的な熱減衰成分、すなわち本発明においては熱分離装置を形成しているリング状の第2遮蔽部116を備えている。
第2遮蔽部116は、2つのホルダ117および118の接続領域から、投影パターンをウェーハ105に投影する間には光学的に使用されていない最終レンズ素子109の表面の区画109.3まで延在している。第2遮蔽部116は、さらにペルティエ素子114.1のための担体として役立つ。
図8に示した第2遮蔽部116は、高い熱伝導性を有する材料からなっている。2つのホルダ117および118の接続領域では、第2遮蔽部116は、温度の安定化された中間素子119に接続されており、伝熱媒体源119.2によって一定の温度に保持される伝熱媒体、例えば水が中間素子119の環状通路119.1を通過する。
温度の安定化された中間素子119の一定温度および第2遮蔽部116の高い熱伝導性によって、第2遮蔽部116においてホルダ117に向いている方の側でほぼ一定の温度が得られる。したがって、最終レンズ素子109のホルダ117および最終レンズ素子109の一部が対物レンズ104の残り部分から熱遮蔽され、これにより、前記側で生じた最終レンズ素子109の熱攪乱が減衰される。
原則的に、ここでも第2遮蔽部116は適宜に設計されていてよい。特に本発明の他の変形態様によれば、第2遮蔽部116は、上述の第1遮蔽部の変化態様と同様に簡単な単一層状または多層状の断熱装置として設計されていてもよい。しかしながら、第2遮蔽部116は、少なくとも1つの高い熱伝導性を有する層と、少なくとも1つの断熱層とを備える2つ以上の層を組み合わせたものであってもよい。特に図8に示した実施形態では、対応断熱層は、第2遮蔽部116においてホルダ117に向いている側に形成されていてもよい。
図9は、マイクロリソグラフィ装置101により実施されてもよい本発明による光学結像方法の好ましい実施形態のブロック図を示している。
まず、ステップ120.1で方法の実施が開始される。ステップ120.2では、マイクロリソグラフィ装置101の部品が、上述の構成が得られるように互いに対して位置決めされる。
ステップ120.3では、マスク103.1上の投影パターンの少なくとも一部が、上述のようにウェーハ10.1上に投影される。ステップ120.3では、この投影に並行して、上述のように、最終レンズ素子109の環境、特に液浸媒体110.1によって誘発された最終レンズ素子109の温度分布の変動の減衰が、熱減衰装置によってもたらされる。
このために、ステップ120.4で対応する温度が、上述のように温度センサ112.2,112.3,114.2,114.3によって確立される。さらに、さらなるパラメータ、例えば液浸媒体110.1の実測供給温度TIF、液浸媒体110.1の流量および照射装置102の実測光出力が、上述のように確立される。
ステップ120.5では、制御装置111は液浸ゾーン110内の液浸媒体110.1内の実測温度分布TIならびに最終レンズ素子109の実測温度分布TEを確立する。これは、上述のように、記憶された温度挙動モデルおよびステップ120.3で確立されたデータを用いて行われる。さらに、制御装置111は、独立した作用装置(例えば温度調節装置112.2、供給装置112.1、第2供給装置113.2、ペルティエ素子114.1など)に対する制御値Cを確立する。
温度挙動モデルは、捕捉された、または確立された温度ならびにさらなるパラメータ(例えば、液浸媒体110.1の流量、照明装置102の光出力など)と、温度挙動モデルの各対象(すなわち、それぞれ最終レンズ素子109および液浸媒体110.1)内で予想される温度分布との間の関係を示す。
温度挙動モデルの各部分は、温度挙動モデルの各対象(すなわち、最終レンズ素子109または液浸媒体110.1)のために経験的に、かつ/またはシミュレーション計算によって確立されてもよい。マイクロリソグラフィ装置101の作動中に規則的に繰り返される状況では、液浸ゾーン110において液浸媒体110.1内の実測温度分布TIならびに最終レンズ素子109内の実測温度分布TEの十分に正確な推測が行われる。
ステップ120.6では、確立された制御値Cを用いて、制御パラメータCPが、上述のように制御装置111.1(例えば、温度調節装置112.2、供給装置112.1、第2供給装置113.2、ペルティエ素子114.1など)によって各作用装置を制御することにより作用を受ける。
ステップ120.7では、方法の実施を停止すべきか否かがチェックされる。方法の実施を停止すべき場合には、方法の実施はステップ120.8で停止される。さもなければ、ステップ120.3に戻る。
以上には、複数の能動的な熱減衰制御回路112,113,114および受動的な熱減衰構成要素115,116が組み合わせて設けられている例を用いて本発明を説明した。しかしながら、本発明の別の実施態様では、単一の能動的な熱減衰制御回路および受動的な熱減衰構成要素を、それぞれ単体で、または任意の組み合わせで用いてもよい。
以上には、さらに最終レンズ素子109の一部が光学的な結像中に液浸媒体110.1内に液浸される例を用いて本発明を説明した。しかしながら、少なくとも一時的に液浸媒体を充填された液浸ゾーンが(最終レンズ素子とウェーハとの間の液浸ゾーンに対して付加的または択一的に)光学素子群の2つの光学素子の間に配置されている液浸システムとの関連で本発明を用いることもできることは自明である。このような複合液浸システムまたは二重液浸システムが、例えば国際公開第2006/080212号パンフレット、国際公開第2004/019128号パンフレット、国際公開第2006/051689号パンフレット、国際公開第2006/126522号パンフレット、国際公開第2006/121008号パンフレットおよび米国特許第7180572号明細書により公知であり、その開示内容は全て参照により本明細書に含まれる。
図2に対応する図10は、マイクロリソグラフィ装置101において用いられてもよい二重液浸システムを概略的に示している。ここでは、レンズ素子109は、ウェーハ105.1に隣接して配置されているのではなく、レンズ素子109とウェーハ105.1との間に配置されたレンズ素子709の形のさらなる光学素子に隣接している。液浸ゾーン110は、レンズ素子109とレンズ素子709との間に配置されており、さらなる液浸媒体710.1を充填されたさらなる液浸ゾーン710がレンズ素子709とウェーハ105.1との間に配置されている。
熱減衰装置111は、上述のように、環境により引き起こされ、レンズ素子109の温度分布に熱攪乱を引き起こしやすい環境の熱減衰をもたらすように構成されている。さらなる熱減衰が環境、特に液浸媒体によって引き起こされ、さらなるレンズ素子709の温度分布に熱攪乱を引き起こしやすい、環境、特に液浸媒体によって誘発された熱減衰をもたらすために設けられていることは自明である。
液浸媒体110.1は、液浸媒体610.1と同一であっても異なっていてもよい。任意の適当な液浸媒体を用いてもよい。このような液浸媒体の例は、重水または重酸素水、例えばDO、D、Hであり、この場合、OはアイソトープO16、17およびO18を含んでいてもよい。これらの液浸媒体は、2つの液浸媒体の屈折率の間の望ましい関係および/または光学素子109、709の屈折率と液浸媒体110.1、710.1のいずれか一方または両方の屈折率との間の望ましい関係が得られる任意の比率で混合してもよい。このような混合物のための対応した屈折率の例および値が米国特許出願公開第2006/092533号明細書、米国特許出願公開第2006/066926号明細書および国際公開第2005/106589号パンフレットに記載されており、その全開示内容は参照により本明細書に組み入れられる。
以上に、光学素子群が屈折光学素子のみからなる例によって本発明を説明した。しかしながら、特に異なる波長で結像処理を行う場合には、もちろん単体で、または任意の組み合わせで、屈折、反射または回折光学素子を備えている光学素子群と共に使用してもよい。
さらに、以上にマイクロリソグラフィ分野の例を用いて本発明を説明した。しかしながら、任意の他の用途および結像処理のためにそれぞれ本発明を用いることもできることは自明である。

Claims (63)

  1. 投影パターンを有するマスクを収容するためのマスク装置と、
    光学素子群を有する投影装置と、
    基板を収容するための基板装置とを備える光学結像装置、特にはマイクロリソグラフィのための光学結像装置であって、
    前記光学素子群が、前記基板に投影パターンを投影するように構成されており、
    前記光学素子群が、少なくとも一時的に前記基板に隣接して配置された複数の光学素子、特に最終光学素子を備える光学結像装置において、
    前記複数の光学素子の光学素子に関連付けられた熱分離のための遮蔽装置が設けられており、
    該遮蔽装置が第1及び第2の層を備え、
    該第1層は、スペーサ体が前記光学素子の面と該第2層を形成する第2層構成要素との間に形成する隙間により画定され、
    該隙間に流体が充填されることを特徴とする光学結像装置。
  2. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、前記投影パターンを前記基板に投影する間に光学的に使用される第1領域と光学的に使用されない第2領域とを備え、
    前記遮蔽装置が熱分離装置として設けられた第1遮蔽部であり、該第1遮蔽部が、前記第2領域の第1区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の第1区画全体を液浸媒体に対して熱遮蔽し、前記第1区画が、前記液浸媒体に隣接して配置された第2領域の区画全体であり、か
    分離装置として設けられた第2遮蔽部をさらに備え、該第2遮蔽部が、前記第2領域の第2区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の第2区画全体を前記投影装置の隣接区画に対して熱遮蔽し、前記第2区画が、前記投影装置の前記隣接区画に隣接して配置された前記第2領域の区画全体である光学結像装置。
  3. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、前記投影パターンを前記基板に投影する間に光学的に使用される第1領域と光学的に使用されない第2領域とを備え、
    熱分離装置として設けられた第2遮蔽部をさらに備え、該第2遮蔽部が、前記第2領域の第2区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の第2区画全体を前記投影装置の隣接区画に対して熱遮蔽し、前記第2区画が、前記投影装置の前記隣接区画に隣接して配置された前記第2領域の区画全体である光学結像装置。
  4. 請求項2または3に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が保持装置によって保持され、
    熱分離装置として第3遮蔽部が設けられており、該第3遮蔽部が、前記保持装置の少なくとも一部、特に実質的に保持装置全体を前記投影装置の少なくとも一部に対して熱遮蔽する光学結像装置。
  5. 請求項に記載の光学結像装置において、
    前記第3遮蔽部が、前記投影装置の隣接区画に隣接して配置された前記保持装置の領域の少なくとも一部、特に前記投影装置の前記隣接区画に隣接して配置された前記保持装置の領域全体を前記投影装置の前記隣接区画に対して熱遮蔽する光学結像装置。
  6. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記遮蔽装置が、前記光学素子を、該光学素子の環境の少なくとも一部から少なくとも部分的に熱分離する熱分離装置であり
    記遮蔽装置が、前記第2の層に接続された少なくとも1つの温度調節装置を備え、前記温度調節装置が、前記遮蔽素子の少なくとも1つの表面の選択可能な温度部分布が実質的に保持されるように構成されている光学結像装置。
  7. 請求項に記載の光学結像装置において
    記温度調節装置が、前記第2の層の領域に伝熱媒体の流れを生じさせるように構成されている光学結像装置。
  8. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子と前記基板との間に液浸ゾーンを備え、
    作動中に、前記液浸ゾーンは、少なくとも一時的に液浸媒体を充填され、
    前記遮蔽装置は、前記液浸媒体に隣接して配置され、
    前記遮蔽装置が、前記第2の層の外面に被覆された少なくとも1つの疎水性の表面を、前記光学素子に背向側に備えている光学結像装置。
  9. 請求項に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子に対して目標温度分布TSEが与えられており、
    前記遮蔽装置が、前記目標温度分布TSEからの所定の最大偏差ΔTEを保持するように構成されている光学結像装置。
  10. 請求項に記載の光学結像装置において、
    前記最大偏差ΔTEが、10mK未満、好ましくは1mK未満である光学結像装置。
  11. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が実測温度分布TEを有し、前記光学素子に対して目標温度分布TSEが与えられており、
    前記遮蔽装置が、少なくとも1つの確立装置と、前記確立装置に少なくとも一時的に接続された制御装置と、該制御装置に少なくとも一時的に接続された作用装置とを備え、
    前記確立装置が、前記実測温度分布TEに作用するか、または該実測温度分布TEを示す少なくとも1つのパラメータPを確立し、
    前記制御装置が、前記確立されたパラメータPおよび前記目標温度分布TSEに関連して少なくとも1つの制御値Cを確立し、
    前記作用装置が、前記少なくとも1つの確立された制御値Cに関連して、前記実測温度分布TEに影響する制御パラメータCPを、前記目標温度分布TSEからの前記実測温度分布TEの偏差に反作用するよう作用させる、光学結像装置。
  12. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記パラメータPが、前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の少なくとも1つの局所温度または前記光学素子の少なくとも1つの局所温度である光学結像装置。
  13. 請求項12に記載の光学結像装置において、
    前記確立装置が、
    少なくとも1つの局所温度を測定するための少なくとも1つの温度センサを備え、かつ/または
    少なくとも1つの局所温度を評価するための少なくとも1つの評価装置を備える光学結像装置。
  14. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子に隣接して液浸媒体が配置され、
    前記制御パラメータCPが、
    前記液浸媒体の温度、
    前記液浸媒体の流量、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の温度、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の湿度、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の流量、または
    前記光学素子に作動接続している少なくとも1つの温度調節素子の温度
    である光学結像装置。
  15. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記制御装置が、前記光学素子および/または液浸ゾーン内の前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の温度挙動モデルを用いて前記制御値Cを確立するように構成されている光学結像装置。
  16. 請求項15に記載の光学結像装置において、
    前記制御装置が、前記温度挙動モデルを示すモデルデータまたは前記温度挙動モデルを示すモデルデータを計算するためのパラメータを記憶するメモリを備え、
    前記制御装置が、前記モデルデータを用いて前記制御値Cを確立する光学結像装置。
  17. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、少なくとも一時的に液浸媒体を充填される液浸ゾーンに少なくとも一時的に隣接して配置された液浸素子であり、
    前記液浸ゾーンが、特に前記液浸素子を形成する最終光学素子と前記基板との間に位置する光学結像装置。
  18. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記隙間が気体および/または液体を充填され、および/または
    前記隙間が、温度調節された流体で連続的または断続的に洗浄される光学結像装置。
  19. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記遮蔽装置が多層に設計されており、
    第3層が特に前記第2層に接続されており、前記第3層が特に疎水層であり、
    前記第2層が、特に流体を充填され、外壁と内壁との間に形成される通路を含む光学結像装置。
  20. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記隙間は、前記光学素子の光学面と前記第2層構成要素との間に延在するシール素子により、周囲の大気に対してシールされる光学結像装置。
  21. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記遮蔽装置が、前記作用装置として、隣接ガス雰囲気との接触領域で前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の蒸発により誘発される冷却に作用する調節装置を備え、
    前記調節装置が、前記液浸媒体に接触する前記ガス雰囲気の少なくとも1つの状態パラメータを調節し、
    前記少なくとも1つの状態パラメータが、前記ガス雰囲気の温度TA、前記ガス雰囲気の湿度HAまたは前記ガス雰囲気の流量VAである光学結像装置。
  22. 請求項21に記載の光学結像装置において、
    前記制御装置が、前記接触領域で蒸発により誘発される前記液浸媒体の所定の冷却が予想されるように、特に蒸発により誘発される前記液浸媒体の冷却が実質的に予想されないように、前記接触領域内の前記液浸媒体の状態に関連して前記調節装置に対する制御値Cを確立する光学結像装置。
  23. 請求項21に記載の光学結像装置において、
    前記接触領域が、実質的に前記液浸媒体の自由平面全体にわたって延在している光学結像装置。
  24. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記遮蔽装置が、前記作用装置として、前記光学素子の温度を調節するために、前記光学素子と作動接続している少なくとも1つの第2温度調節装置を備えている光学結像装置。
  25. 請求項24に記載の光学結像装置において、
    前記制御装置が、前記確立装置によって確立される液浸ゾーンの前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体内の温度分布TIに関連して前記第2温度調節装置に対する前記制御値Cを確立し、これにより、前記第2温度調節装置が、前記液浸媒体内で確立された前記温度分布TIに基づく、前記目標温度分布TSEからの前記実測温度分布TEの偏差に反作用するように、前記光学素子の温度を調節する光学結像装置。
  26. 請求項24に記載の光学結像装置において、
    前記第2温度調節装置が、前記光学素子の周縁部領域に配置されている光学結像装置。
  27. 請求項11に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子の少なくとも1つの結像エラーが低減され、特に最小限となり、かつ/または
    前記光学素子群の少なくとも1つの結像エラーが低減され、特に最小限となるように、前記目標温度分布TSEが選択される光学結像装置。
  28. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、石英ガラスの屈折率よりも大きい屈折率を有し、かつ/または石英ガラスの屈折率よりも温度依存性が大きい屈折率を有する材料からなっている光学結像装置。
  29. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、スピネルまたはLuAGから作製されている光学結像装置。
  30. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    前記光学素子が、作動中に少なくとも一時的に前記基板に隣接して配置される、前記光学素子群の最終光学素子である光学結像装置。
  31. 請求項1に記載の光学結像装置において、
    開口数が少なくとも1.3、特に少なくとも1.4である光学結像装置。
  32. 光学素子群の光学素子によって基板に投影パターンを投影する光学結像法において、
    熱分離のために、前記光学素子の一部を、該光学素子の環境の少なくとも一部から第1層及び第2層を用いて遮蔽し、
    該第1層は、スペーサ体が前記光学素子の面と該第2層を形成する第2層構成要素との間に形成する隙間により画定され、
    該隙間に流体が充填されることを特徴とする光学結像法。
  33. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記光学素子が、前記基板に前記投影パターンを投影する間に光学的に使用される第1領域と光学的に使用されない第2領域とを備え、
    前記遮蔽は、前記第2領域の第1区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の第1区画全体を液浸媒体に対して遮蔽するものであり、前記第1区画を、前記液浸媒体に隣接して配置された前記第2領域の区画全体とし、かつ
    前記第2領域の第2区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の前記第2区画全体を前記投影装置の隣接区画に対してさらに遮蔽し、前記第2区画を、前記投影装置の前記隣接区画に隣接して配置された前記第2領域の区画全体とする光学結像法。
  34. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記光学素子が、前記基板に前記投影パターンを投影する間に光学的に使用される第1領域と光学的に使用されない第2領域とを備え、
    前記第2領域の第2区画の少なくとも一部、特に実質的に前記第2領域の前記第2区画全体を前記投影装置の隣接区画に対してさらに遮蔽し、前記第2区画を、前記投影装置の前記隣接区画に隣接して配置された前記第2領域の区画全体とする光学結像法。
  35. 請求項32に記載の光学結像法において、
    保持装置によって前記光学素子を保持し、前記保持装置の少なくとも一部、特に実質的に保持装置全体を、前記投影装置の少なくとも一部に対して遮蔽する光学結像法。
  36. 請求項35に記載の光学結像法において、
    前記投影装置の隣接区画に隣接して配置された前記保持装置の領域の少なくとも一部、特に前記投影装置の隣接区画に隣接して配置された前記保持装置の領域全体を、前記投影装置の前記隣接区画に対して遮蔽する光学結像法。
  37. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記遮蔽が、前記光学素子を、該光学素子の環境の少なくとも一部から少なくとも部分的に熱分離し、
    前記第2層に少なくとも1つの温度調節装置が接続され、前記遮蔽素子の少なくとも1つの表面で選択可能な温度分布が維持されるように前記温度調節装置を配置する光学結像法。
  38. 請求項37に記載の光学結像法において
    記温度調節装置によって、前記第2の層の領域で伝熱媒体の流れを生じさせる光学結像法。
  39. 請求項37に記載の光学結像法において、
    前記光学素子に対して目標温度分布TSEを与え、
    前記第1層、前記第2層および前記温度調節装置により、前記目標温度分布TSEからの所定の最大偏差ΔTEを保持する光学結像法。
  40. 請求項39に記載の光学結像法において、
    前記最大偏差ΔTEを、10mK未満、好ましくは1mK未満にする光学結像法。
  41. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記光学素子が実測温度分布TEを有し、前記光学素子に対して目標温度分布TSEを与え、熱減衰装置が、前記液体によって前記光学素子の前記実測温度分布TEに誘発された変動を減衰し、
    前記熱減衰装置が、少なくとも1つの確立装置と、前記確立装置に少なくとも一時的に接続された制御装置と、該制御装置に少なくとも一時的に接続された作用装置とを備え、

    前記確立装置が、前記実測温度分布TEに作用するか、または前記実測温度分布TEを示す少なくとも1つのパラメータPを確立し、
    前記制御装置が、前記確立されたパラメータPおよび前記目標温度分布TSEに関連して、少なくとも1つの制御値Cを確立し、
    前記作用装置が、前記少なくとも1つの確立された制御値Cに関連して、前記実測温度分布TEに作用する制御パラメータCPを、前記目標温度分布TSEからの前記実測温度分布TEの偏差に反作用するように作用させる光学結像法。
  42. 請求項41に記載の光学結像法において、
    前記パラメータPを、前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の少なくとも1つの局所温度または前記光学素子の少なくとも1つの局所温度とする光学結像法。
  43. 請求項42に記載の光学結像法において、
    前記少なくとも1つの局所温度を測定し、かつ/または
    前記少なくとも1つの局所温度を評価する光学結像法。
  44. 請求項41に記載の光学結像法において、
    液浸媒体を前記光学素子に隣接して配置し、
    前記制御パラメータCPを、
    前記液浸媒体の温度、
    前記液浸媒体の流量、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の温度、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の湿度、
    前記液浸媒体に接触するガス雰囲気の流量、または
    前記光学素子と作動接続している少なくとも1つの温度調節素子の温度とする光学結像法。
  45. 請求項41に記載の光学結像法において、
    液浸ゾーン内における前記光学素子および/または前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の温度挙動モデルを用いて前記制御値Cを確立する光学結像法。
  46. 請求項45に記載の光学結像法において、
    前記制御値Cを確立するためにモデルデータを使用し、
    前記モデルデータを、前記温度挙動モデルまたは前記温度挙動モデルを計算するためのパラメータとする光学結像法。
  47. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記隙間が気体および/または液体を充填され、および/または
    前記隙間が、温度調節された流体で連続的または断続的に洗浄される光学結像法。
  48. 請求項32に記載の光学結像法において
    3層が特に前記第2層に接続されており、前記第3層が特に疎水層であり、
    前記第2層が、特に流体を充填され、外壁と内壁との間に形成される内部通路を含む光学結像法。
  49. 請求項32に記載の光学結像法において、
    前記隙間は、前記光学素子の光学面と前記第2層構成要素との間に延在するシール素子により、周囲の大気に対してシールされる光学結像法。
  50. 請求項41に記載の光学結像法において、
    前記光学素子の一部を、該光学素子の環境の少なくとも一部から前記第1層及び前記第2層を用いて遮蔽する遮蔽装置を、隣接ガス雰囲気との接触領域で蒸発により誘発される前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体の冷却に作用させ、
    前記液浸媒体に接触する前記ガス雰囲気の少なくとも1つの状態パラメータを調節し、
    前記少なくとも1つの状態パラメータを、前記ガス雰囲気の温度TA、前記ガス雰囲気の湿度HAまたは前記ガス雰囲気の流量VAとする光学結像法。
  51. 請求項50に記載の光学結像法において、
    前記接触領域内の前記液浸媒体の状態に関連して前記制御値Cを確立し、これにより、前記液浸媒体の蒸発により誘発される所定の冷却が前記接触領域で予想されるように、特に実質的に蒸発に起因する冷却が前記接触領域で予想されないようにする光学結像法。
  52. 請求項50に記載の光学結像法において、
    前記液浸媒体の自由面全体にわたって前記接触領域を延在させる光学結像法。
  53. 請求項41に記載の光学結像法において、
    前記光学素子の一部を、該光学素子の環境の少なくとも一部から前記第1層及び前記第2層を用いて遮蔽する遮蔽装置によって、前記光学素子の温度を直接に調節する光学結像法。
  54. 請求項53に記載の光学結像法において、
    液浸ゾーンの前記光学素子に隣接して配置された液浸媒体内の温度分布TIに関連して前記制御値Cを確立し、これにより、前記液浸媒体内で確立された前記温度分布TIに基づく前記目標温度分布TSEからの前記実測温度分布TEの偏差に反作用するように前記光学素子の前記温度を調節する光学結像法。
  55. 請求項53に記載の光学結像法において、
    前記光学素子の前記温度を液浸素子の周縁部領域で調節する光学結像法。
  56. 請求項41に記載の光学結像法において、
    前記光学素子の少なくとも1つの光学結像エラーが低減され、特に最小限となるように前記目標温度分布TSEを選択する光学結像法。
  57. 請求項41に記載の光学結像法において、
    前記光学素子群の少なくとも1つの結像エラーが低減され、特に最小限となるように前記目標温度分布TSEを選択する光学結像法。
  58. 請求項32に記載の光学結像法において、
    石英ガラスの屈折率よりも大きい屈折率を有する材料により前記光学素子を作製する光学結像法。
  59. 請求項32に記載の光学結像法において、
    石英ガラスの屈折率よりも温度依存性が大きい屈折率を有する材料により前記光学素子を作製する光学結像法。
  60. 請求項32に記載の光学結像法において、
    スピネルまたはLuAGから前記光学素子を作製する光学結像法。
  61. 請求項32に記載の光学結像法において、
    開口数を少なくとも1.3、特に1.4にする光学結像法。
  62. 特にマイクロリソグラフィのための光学結像装置において、
    投影パターンを有するマスクを収容するためのマスク装置と、
    光学素子群を有する投影装置と、基板を収容するための基板装置とを備え、
    前記光学素子群が、投影パターンを前記基板に投影するように構成されており、
    前記光学素子群が、少なくとも1つの熱制御された光学素子を備える複数の光学素子を備える、特にマイクロリソグラフィのための光学結像装置において、
    遮蔽装置に、前記熱制御された光学素子が対応配置されており、該遮蔽装置は、前記熱制御された光学素子の温度分布TEの変動を減衰するように構成されており、
    前記遮蔽装置が第1及び第2の層を備え、該第1層は、スペーサ体が前記光学素子の面と該第2層を形成する第2層構成要素との間に形成する隙間により画定され、該隙間に流体が充填され、
    前記遮蔽装置が、該熱制御された光学素子のための温度挙動モデルを用いて前記熱制御された光学素子の温度変動を減じることを特徴とする光学結像装置。
  63. 特にマイクロリソグラフィのための光学結像法において、
    投影パターンを備えるマスクを収容するためのマスク装置と、
    光学素子群を備える投影装置と、
    基板を収容するための基板装置と、
    液浸ゾーンとを有し、
    前記光学素子群が、投影パターンを前記基板に投影するように構成されており、
    前記光学素子群が、作動中に少なくとも一時的に基板に隣接して配置された最終光学素子を備える複数の光学素子を有し、
    前記液浸ゾーンが、動作中に、前記最終光学素子と前記基板との間に配置され、少なくとも一時的に液浸媒体を充填される光学結像法において、
    前記液浸媒体により前記最終光学素子の温度分布TEに誘発された変動を減じるように構成された遮蔽装置が設けられており、
    前記遮蔽装置が第1及び第2の層を備え、該第1層は、スペーサ体が前記光学素子の面と該第2層を形成する第2層構成要素との間に形成する隙間により画定され、該隙間に流体が充填されることを特徴とする光学結像装置。
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