JP4444920B2 - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投影光学系と液体とを介して基板に露光光を照射して露光する露光装置及びデバイス製造方法に関する。
本願は、2003年9月19日に出願された特願2003−328997号について優先権を主張し、その内容をここに援用する。
半導体デバイスや液晶表示デバイスは、マスク上に形成されたパターンを感光性の基板上に転写する、所謂フォトリソグラフィの手法により製造される。このフォトリソグラフィ工程で使用される露光装置は、マスクを支持するマスクステージと基板を支持する基板ステージとを有し、マスクステージ及び基板ステージを逐次移動しながらマスクのパターンを投影光学系を介して基板に転写するものである。近年、デバイスパターンのより一層の高集積化に対応するために投影光学系の更なる高解像度化が望まれている。投影光学系の解像度は、使用する露光波長が短いほど、また投影光学系の開口数が大きいほど高くなる。そのため、露光装置で使用される露光波長は年々短波長化しており、投影光学系の開口数も増大している。そして、現在主流の露光波長はKrFエキシマレーザの248nmであるが、更に短波長のArFエキシマレーザの193nmも実用化されつつある。また、露光を行う際には、解像度と同様に焦点深度(DOF)も重要となる。解像度R、及び焦点深度δはそれぞれ以下の式で表される。
R=k・λ/NA ・・・ (1)
δ=±k・λ/NA ・・・ (2)
ここで、λは露光波長、NAは投影光学系の開口数、k、kはプロセス係数である。(1)式、(2)式より、解像度Rを高めるために、露光波長λを短くして、開口数NAを大きくすると、焦点深度δが狭くなることが分かる。
焦点深度δが狭くなり過ぎると、投影光学系の像面に対して基板表面を合致させることが困離となり、露光動作時のフォーカスマージンが不足するおそれがある。そこで、実質的に露光波長を短くして、且つ焦点深度を広くする方法として、例えば国際公開第99/49504号パンフレットには、液浸法が開示されている。この液浸法は、投影光学系の下面と基板表面との間を水や有機溶媒等の液体で満たして液浸領域を形成し、液体中での露光光の波長が空気中の1/n(nは液体の屈折率で通常1.2〜1.6程度)になることを利用して解像度を向上するとともに、焦点深度を約n倍に拡大するというものである。
国際公開第99/49504号パンフレット
ところで、液浸法に基づく露光を行う際の露光精度を維持するためや基板上に露光されるパターンの劣化を防止するために、液体を良好に供給及び回収することが重要である。特に、液体を良好に回収できないと、回収しきれなかった液体が流出して周辺の機械部品に錆を生じさせたり、基板がおかれている環境(湿度等)の変動をもたらし、ステージ位置計測に用いる光干渉計の検出光の光路上の屈折率の変化を引き起こす等、露光処理に関する種々の計測動作に影響を与える可能性があり、露光精度を低下させる。
また、液体の供給機構や回収機構に振動が生じると、その振動によって基板上に投影されるパターン像の劣化を引き起こしたり、基板を保持する基板ステージの位置をモニタする干渉計の計測誤差を引き起こす可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、投影光学系と液体とを介して基板に露光光を照射することによって露光するときの露光精度を維持できる露光装置、及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記パターンの像が投影される投影領域の近くに供給口を有し、前記基板の上方から前記供給口を通じて前記基板上に液体を供給する液体供給機構と、前記供給口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第1回収口と、前記第1回収口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第2回収口とを有し、前記基板の上方から前記第1回収口および第2回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構とを備える露光装置を提供する。
本発明によれば、第1回収口を供給口よりも投影領域から遠い位置に設け、第2回収口を第1回収口よりも投影領域から遠い位置に設けたことにより、基板上の液体を第1回収口で回収しきれない状況が生じても、第1回収口で回収できなかった液体を、第2回収口で回収することができる。したがって、流出した液体に起因する露光精度の低下等といった不都合の発生を防止することができる。
本発明は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記基板の上方に回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構を備え、前記回収口の内部には、多孔質材が配置されている露光装置を提供する。
本発明によれば、液体回収機構の回収口の内部に多孔質材を配置したことにより、基板上の液体を回収する際に大きな音や振動が発生する不都合を防止できる。したがって、その振動等により露光精度が低下する不都合を防止することができる。
本発明は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記基板の上方に回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構を備え、前記回収口の内部には、毛細管状の部材が配置されている露光装置を提供する。
本発明によれば、液体回収機構の回収口の内部に毛細管状の部材を配置したことにより、基板上の液体を回収する際に大きな音や振動が発生する不都合を防止できる。したがって、その振動等により露光精度が低下する不都合を防止することができる。
本発明は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記パターンの像が投影される投影領域の近くに共給口を有し、前記基板の上方から前記供給口を通じて前記基板上に液体を供給する液体供給機構と、前記投影領域と前記供給口とを囲むように配置された回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構と、前記回収口から液体だけが回収されるように、前記供給口からの液体供給量または前記回収口からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する制御系とを備える露光装置を提供する。
本発明によれば、基板上への液体供給量または基板上からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御することにより、回収口から液体だけを回収することができ、音や振動が発生する不都合を防止できる。したがって、振動等に起因する露光精度の低下を防止することができる。
本発明は、基板上の一部に液浸領域を形成し、前記液浸領域を形成する液体と投影光学系とを介して前記基板に露光光を照射することにより、前記基板を露光する露光装置であって、前記液浸領域の端部を検出する検出器を備える露光装置を提供する。
本発明によれば、液浸領域の端部を検出し、例えばそれに基づいて液体の供給量や回収量を制御することにより、液浸領域の拡散や液体の流出を防止することができる。
本発明は、上記の露光装置を用いるデバイス製造方法を提供する。本発明によれば、高い露光精度を維持した状態で露光処理を行うことができ、所望の性能を発揮するデバイスを提供することができる。
本発明の露光装置の第1実施形態を示す概略構成図である。 液体供給口及び回収口の配置を説明するための平面図である。 液体供給機構及び液体回収機構を構成する流路形成部材を示す斜視図である。 流路形成部材を構成する第1部材を示す斜視図である。 図5Aは流路形成部材を構成する第2部材を上側から見た斜視図、図5Bは流路形成部材を構成する第2部材を下側から見た斜視図である。 図6Aは流路形成部材を構成する第3部材を上側から見た斜視図、図6Bは流路形成部材を構成する第3部材を下側から見た斜視図である。 図3のA−A断面矢視図である。 図3のB−B断面矢視図である。 基板の露光中の液体供給及び回収動作を示す模式図である。 本発明の露光装置の第2実施形態に係る要部拡大断面図である。 は、本発明の露光装置の第2実施形態に係る概略平面図である。 本発明の露光装置の第3実施形態に係る要部拡大断面図である。 本発明の露光装置の第3実施形態に係る概略平面図である。 本発明の露光装置の第4実施形態に係る要部拡大断面図である。 本発明の露光装置の第5実施形態に係る要部拡大断面図である。 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
以下、本発明の露光装置の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。図1において、露光装置EXは、マスクMを支持するマスクステージMSTと、基板Pを支持する基板ステージPSTと、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明する照明光学系ILと、露光光ELで照明されたマスクMのパターン像を基板ステージPSTに支持されている基板Pに投影露光する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を統括制御する制御装置CONTとを備えている。
本実施形態の露光装置EXは、露光波長を実質的に短くして解像度を向上するとともに焦点深度を実質的に広くするために液浸法を適用した液浸露光装置であって、基板P上に液体1を供給する液体供給機構10と、基板P上に供給された液体1を回収する液体回収機構20とを備えている。露光装置EXは、少なくともマスクMのパターン像を基板P上に転写している間、液体供給機構10から供給した液体1により投影光学系PLの投影領域AR1を含む基板P上の一部に(局所的に)液浸領域AR2を形成する。露光装置EXは、具体的には、投影光学系PLの像面側終端部の光学素子2と、その像面側に配置された基板Pの表面との間に液体1を満たす局所液浸方式を採用し、マスクMを通過した露光光ELを、投影光学系PLと基板Pとの間の光路空間に満たされた液体1及び投影光学系PLを介して基板Pに照射することによってマスクMのパターンを基板Pに投影露光する。
ここで、本実施形態では、露光装置EXとしてマスクMと基板Pとを走査方向における互いに異なる向き(逆方向)に同期移動しつつマスクMに形成されたパターンを基板Pに露光する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)を使用する場合を例にして説明する。以下の説明において、投影光学系PLの光軸AXと一致する方向をZ軸方向、Z軸方向に垂直な平面内でマスクMと基板Pとの同期移動方向(走査方向)をX軸方向、Z軸方向及びX軸方向に垂直な方向(非走査方向)をY軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。なお、ここでいう「基板」は半導体ウエハ上に感光性材料であるフォトレジストを塗布したものを含み、「マスク」は基板上に縮小投影されるデバイスパターンを形成されたレチクルを含む。
照明光学系ILは、マスクステージMSTに支持されているマスクMを露光光ELで照明するものであり、露光用光源、露光用光源から射出された光束の照度を均一化するオプティカルインテグレータ、オプティカルインテグレータからの露光光ELを集光するコンデンサレンズ、リレーレンズ系、露光光ELによるマスクM上の照明領域をスリット状に設定する可変視野絞り等を有している。マスクM上の所定の照明領域は照明光学系ILにより均一な照度分布の露光光ELで照明される。照明光学系ILから射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。本実施形態においてはArFエキシマレーザ光が用いられる。
マスクステージMSTは、マスクMを支持するものであって、投影光学系PLの光軸AXに垂直な平面内、すなわちXY平面内で2次元移動可能及びθZ方向に微小回転可能である。マスクステージMSTはリニアモータ等のマスクステージ駆動装置MSTDにより、駆動される。マスクステージ駆動装置MSTDは制御装置CONTにより制御される。マスクステージMST上には移動鏡50が設けられている。また、移動鏡50に対向する位置にはレーザ干渉計51が設けられている。マスクステージMST上のマスクMの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計51によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計51の計測結果に基づいてマスクステージ駆動装置MSTDを駆動することでマスクステージMSTに支持されているマスクMの位置決めを行う。
投影光学系PLは、マスクMのパターンを所定の投影倍率βで基板Pに投影露光するものであって、基板P側(投影光学系PLの像面側)の終端部に設けられた光学素子(レンズ)2を含む複数の光学素子で構成されており、これら光学素子は鏡筒PKで支持されている。本実施形態において、投影光学系PLは、投影倍率βが例えば1/4あるいは1/5の縮小系である。なお、投影光学系PLは等倍系及び拡大系のいずれでもよい。また、本実施形態の投影光学系PLの先端部の光学素子(レンズ)2は鏡筒PKに対して着脱(交換)可能に設けられており、光学素子2には液浸領域AR2の液体1が接触する。
本実施形態において、液体1には純水が用いられる。純水はArFエキシマレーザ光のみならず、例えば水銀ランプから射出される紫外域の輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)も透過可能である。なお、本実施形態においては、液浸露光用の純水を適用した投影光学系の開口数は1以上(1.0〜1.2程度)に設定されている。
光学素子2は螢石で形成されている。螢石表面、あるいはMgF、Al、SiO等を付着させた表面は水との親和性が高いので、光学素子2の液体接触面2aのほぼ全面に液体1を密着させることができる。すなわち、本実施形態においては光学素子2の液体接触面2aとの親和性が高い液体(水)1を供給するようにしているので、光学素子2の液体接触面2aと液体1との密着性が高く、光学素子2と基板Pとの間の光路を液体1で確実に満たすことができる。なお、光学素子2は水との親和性が高い石英であってもよい。また光学素子2の液体接触面2aに親水(親液)処理を施して、液体1との親和性をより高めるようにしてもよい。
基板ステージPSTは、基板Pを支持するものであって、基板Pを基板ホルダによって保持するZステージ52と、Zステージ52を支持するXYステージ53と、XYステージ53を支持するベース54とを備えている。基板ステージPSTはリニアモータ等の基板ステージ駆動装置PSTDにより駆動される。基板ステージ駆動装置PSTDは制御装置CONTにより制御される。Zステージ52を駆動することにより、Zステージ52に保持されている基板PのZ軸方向における位置(フォーカス位置)、及びθX、θY方向における位置が制御される。また、XYステージ53を駆動することにより、基板PのXY方向における位置(投影光学系PLの像面と実質的に平行な方向の位置)が制御される。すなわち、Zステージ52は、基板Pのフォーカス位置及び傾斜角を制御して基板Pの表面をオートフォーカス方式、及びオートレベリング方式で投影光学系PLの像面に合わせ込み、XYスデージ53は基板PのX軸方向及びY軸方向における位置決めを行う。なお、ZステージとXYステージとを一体的に設けてよいことは言うまでもない。
基板ステージPST(Zステージ52)上には移動鏡55が設けられている。また、移動鏡55に対向する位置にはレーザ干渉計56が設けられている。基板ステージPST上の基板Pの2次元方向の位置、及び回転角はレーザ干渉計56によりリアルタイムで計測され、計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTはレーザ干渉計56の計測結果に基づいて基板ステージ駆動装置PSTDを駆動することで基板ステージPSTに支持されている基板Pの位置決めを行う。
また、基板ステージPST(Zステージ52)上には、基板Pを囲むように環状のプレート部57が設けられている。プレート部57は基板ホルダに保持された基板Pの表面とほぼ同じ高さの平坦面57Aを有している。ここで、基板Pのエッジとプレート部57との間には0.1〜1mm程度の隙間があるが、液体1の表面張力によりその隙間に液体1が流れ込むことはほとんどなく、基板Pの周縁近傍を露光する場合にも、プレート部57により投影光学系PLの下に液体1を保持することができる。
液体供給機構10は、所定の液体1を基板P上に供給するものであって、液体1を送出可能な第1液体供給部11及び第2液体供給部12と、第1、第2液体供給部11、12のそれぞれにその一端部を接続する第1、第2供給管11A、12Aとを備えている。第1、第2液体供給部11、12のそれぞれは、液体1を収容するタンク、及び加圧ポンプ等を備えている。
第1、第2供給管11A、12Aの流路途中には、第1、第2液体供給部11、12より送出され、第1、第2供給管11A、12Aを流れる単位時間あたりの液体の量を計測する流量計17、18がそれぞれ設けられている。流量計17、18の計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTは、流量計17、18の計測結果に基づいて、第1、第2液体供給部11、12より基板P上に供給される液体量(単位時間あたりの液体供給量)を求めることができる。
液体回収機構20は、基板P上の液体1を回収するものであって、液体1を回収可能な液体回収部21と、液体回収部21にその一端部を接続する回収管22(第1〜第4回収管22A〜22D)とを備えている。液体回収部21は例えば真空ポンプ等の真空系(吸引装置)、及び回収した液体1を収容するタンク等を備えている。なお、液体供給部11,12のタンクや加圧ポンプ、あるいは液体回収21の真空系やタンクは、露光装置EXが備えている必要はなく、露光装置EXが設置されている工場などの設備を用いることもできる。
投影光学系PLの終端部の光学素子2の近傍には流路形成部材30が配置されている。流路形成部材30は、基板P(基板ステージPST)の上方において光学素子2の周りを囲むように設けられた環状部材である。流路形成部材30は、基板P(基板ステージPST)の上方に設けられ、その基板P表面に対向するように配置された第1供給口13と第2供給口14とを備えている。また、流路形成部材30は、その内部に供給流路82(82A、82B)を有している。供給流路82Aの一端部は第1供給口13に接続され、他端部は第1供給管11Aを介して第1液体供給部11に接続されている。供給流路82Bの一端部は第2供給口14に接続され、他端部は第2供給管12Aを介して第2液体供給部12に接続されている。更に、流路形成部材30は、基板P(基板ステージPST)の上方に設けられ、その基板P表面に対向するように配置された内側回収口(第1回収口)23及び外側回収口(第2回収口)61を備えている。本実施形態において、内側回収口23は、ひとつひとつが円弧状に形成され、それらが環状をなすように配置された4つの内側回収口23A〜23Dによって構成されている。また、外側回収口61は、同じくひとつひとつが円弧状に形成され、それらが環状をなすように配置された4つの外側回収口61A〜61Dによって構成されている。内側回収口23は、光学素子2を取り囲むように配置され、外側回収口61は、内側回収口23の外側に、内側回収口23と同心円をなすように配置されている。
流路形成部材30は、その内部に内側回収口23(23A〜23D)に対応した回収流路84(84A〜84D)を有している。回収流路84A〜84Dの一端部は回収口23A〜23Dにそれぞれ接続され、他端部は回収管22A〜22Dを介して液体回収部21にそれぞれ接続されている。また、外側回収口61(61A〜61D)は回収流路84(84A〜84D)の途中に接続されている。本実施形態において、流路形成部材30は液体供給機構10及び液体回収機構20それぞれの一部を構成している。
なお、本実施形態において、第1〜第4回収管22A〜22Dは、1つの液体回収部21に接続されているが、回収管の数に対応した液体回収部21を複数(ここでは4つ)設け、第1〜第4回収管22A〜22Dのそれぞれを前記複数の液体回収部21のそれぞれに接続するようにしてもよい。
第1〜第4回収管22A〜22Dの流路途中には、その第1〜第4回収管22A〜22Dを流れる単位時間あたりの液体の量を計測する流量計24A〜24Dがそれぞれ設けられている。流量計24A〜24Dの計測結果は制御装置CONTに出力される。制御装置CONTは、流量計24A〜24Dの計測結果に基づいて、基板P上より夜体回収部21に回収される液体量(単位時間あたりの液体回収量)を求めることができる。なお、回収口23、61を通じて基板P上の液体1を回収するとき、液体とともにその周囲の気体も回収される場合、回収管22のうち回収口23(61)と流量計24との間に気液分離器を設け、気液分離器で分離した液体成分のみを流量計24に供給するようにしてもよい。こうすることにより、液体回収量をより高精度に計測することができる。
第1、第2液体供給部11、12の液体供給動作は制御装置CONTにより制御される。制御装置CONTは、第1、第2液体供給部11、12による基板P上に対する単位時間あたりの液体供給量をそれぞれ独立して制御可能である。第1、第2液体供給部11、12から送出された液体1は、供給管11A、12A、及び流路形成部材30の供給流路82A、82Bを通じて、基板Pの上方に設けられた第1、第2供給口13、14より基板P上に供給される。
また、液体回収部21の液体回収動作は制御装置CONTにより制御される。制御装置CONTは、液体回収部21による単位時間あたりの液体回収量を制御可能である。基板Pの上方に設けられた回収口23、61から回収された基板P上の液体1は、流路形成部材30の回収流路84及び回収管22を通じて液体回収部21に回収される。
流路形成部材30のうち回収口61よりも更に外側の下面(基板P側を向く面)には、液体1を捕捉する所定長さの液体トラップ面70が形成されている。トラップ面70は、XY平面に対して傾斜した面であり、投影領域AR1(液浸領域AR2)の外側に向かうにつれて基板Pの表面から離れるように(上に向かうように)傾斜している。トラップ面70は親液処理を施されている。基板Pの表面に塗布されている膜(フォトレジスト、反射防止膜、保護コート等)は通常撥水性(撥液性)なので、回収口61の外側に流出した液体1は、トラップ面70で捕捉される。なお、本実施形態における液体1は極性の大きい水であるため、トラップ面70に対する親水処理(親液処理)として、例えばアルコールなど極性の大きい分子構造の物質で薄膜を形成することで、このトラップ面70に親水性を付与する。すなわち、液体1として水を用いる場合にはトラップ面70にOH基など極性の大きい分子構造を持ったものを表面に配置させる処理が望ましい。
図2は、流路形成部材30に形成された第1、第2供給口13、14、内側回収口23A〜23D、及び外側回収口61A〜61Dと、投影光学系PLの投影領域AR1との位置関係を示す平面図である。図2において、投影光学系PLの投影領域AR1はY軸方向(非走査方向)を長手方向とする矩形状に設定されている。液体1が満たされた液浸領域AR2は、投影領域AR1を含むように実質的に4つの回収口23A〜23Dで囲まれた領域内であって且つ基板P上の一部に局所的に形成される。なお、液浸領域AR2は少なくとも投影領域AR1を覆っていればよく、必ずしも4つの回収口23A〜23Dで囲まれた領域全体が液浸領域にならなくてもよい。第1供給口13は、投影領域AR1に対して走査方向の一方側(−X側)に離れて設けられ、第2供給口14は、投影領域AR1に対して同走査方向の他方側(+X側)に離れて設けられている。つまり、第1、第2供給口13、14は、投影領域AR1の近くに設けられ、走査方向(X方向)に離間して投影領域AR1を挟むようにその両側に配置されている。第1、第2供給口13、14のそれぞれは所定の長さを有する平面視略円弧状のスリット状に形成されている。第1、第2供給口13、14のY軸方向における長さは、少なくとも投影領域AR1のY軸方向における長さより長くなっている。液体供給機構10は、第1、第2供給口13、14より、投影領域AR1の両側で液体1を同時に供給可能である。
内側回収口23A〜23Dは、投影領域AR1に対して第1、第2供給口13、14よりも離れて、第1、第2供給口13、14の外側に配置されており、第1、第2供給口13、14及び投影領域AR1を囲むように配置されている。複数(4つ)の回収口23A〜23Dのうち、回収口23Aと回収口23CとがX軸方向に離間して投影領域AR1を挟んでその両側に配置されており、回収口23Bと回収口23DとがY軸方向に離間して投影領域AR1を挟んでその両側に配置されている。第1、第2供給口13、14は投影領域AR1と回収口23A、23Cとの間に配置された構成となっている。回収口23A〜23Dのそれぞれは平面視略円弧状の所定の長さを有するスリット状に形成されている。回収口23A、23CのY軸方向における長さは、第1、第2供給口13、14のY軸方向における長さより長くなっている。回収口23B、23Dのそれぞれも回収口23A、23Cとほぼ同じ長さに形成されている。回収口23A〜23Dは第1〜第4回収管22A〜22Dのそれぞれを介して液体回収部21に接続されている。
外側回収口61A〜61Dは、投影領域AR1に対して内側回収口23A〜23Dよりも離れて、内側回収口23A〜23Dの更に外側に配置されており、内側回収口23A〜23D及び投影領域AR1を囲むように配置されている。複数(4つ)の回収口61A〜61Dのうち、回収口61Aと回収口61CとがX軸方向に離間して投影領城AR1を挟んでその両側に配置されており、回収口61Bと回収口61DとがY軸方向に離間して投影領域AR1を挟んでその両側に配置されている。すなわち、外側回収口61A〜61Dと投影領域AR1との間に内側回収口23A〜23Dがそれぞれ配置されている。回収口61A〜61Dのそれぞれは平面視略円弧状の所定の長さを有するスリット状に形成されている。回収口61A、61CのY軸方向における長さは、回収口23A、23CのY軸方向における長さより長くなっている。回収口61B、61Dのそれぞれも回収口61A、61Cとほぼ同じ長さに形成されている。
なお、流路形成部材30に形成されている供給口(13,14)及び回収口(23,61)の位置、数、形状、及び大きさは上述に限られず、種々の形態を採用することができる。例えば、本実施形態において、複数の回収口23A〜23D、61A〜61Dのそれぞれはほぼ同じ大きさ(長さ)に形成されているが、互いに異なる大きさであってもよい。また、回収口23(61)の数は4つに限られず、投影領域AR1及び第1、第2供給口13、14を取り囲むように配置されていれば、任意の複数設けることができるし、回収口23の数と回収口61の数とを異ならせることもできる。また、回収口61は回収口23より長く形成されているが、短く形成されていてもよい。あるいは、内側回収口及び外側回収口のそれぞれを分割せずに、連続した環状の回収口としてもよい。また、図2においては、第1、第2供給口(13、14)のスリット幅と回収口(23A〜23D、61A〜61D)のスリット幅とがほぼ同じになっているが、回収口(23A〜23D、61A〜61D)のスリット幅を、第1、第2供給口(13、14)のスリット幅より大きくしてもよいし、逆に回収口のスリット幅を、供給口のスリット幅より小さくしてもよい。
図3は、流路形成部材30の概略斜視図である。図3に示すように、流路形成部材30は投影光学系PLの終端部の光学素子2の周りを囲むように設けられた環状部材であって、第1部材31と、第1部材31の上部に配置される第2部材32と、第2部材32の上部に配置される第3部材33とを備えている。流路形成部材30を構成する第1〜第3部材31〜33のそれぞれは板状部材であってその中央部に投影光学系PL(光学素子2)を配置可能な穴部31A〜33Aを有している。
図4は、第1〜第3部材のうち最下段に配置される第1部材31を示す斜視図である。第1部材31は、投影光学系PLの−X側に形成され、基板P上に液体1を供給する第1供給口13と、投影光学系PLの+X側に形成され、基板P上に液体1を供給する第2供給口14とを備えている。第1供給口13及び第2供給口14のそれぞれは第1部材31を貫通する貫通穴であって、平面視略円弧状に形成されている。更に、第1部材31は、投影光学系PLの−X側、−Y側、+X側、及び+Y側のそれぞれに形成された回収口23A、23B、23C、及び23Dを備えている。回収口23A〜23Dのそれぞれも第1部材31を貫通する貫通穴であって、平面視略円弧状に形成されており、投影光学系PLの周囲に沿って略等間隔に設けられている。また、回収口23A〜23Dのそれぞれは、第1、第2供給口13、14の外側に設けられている。第1、第2供給口13、14の基板Pとの離間距離と、回収口23A〜23Dの基板Pとの離間距離とは、ほぼ同じに設けられている。つまり、第1、第2供給口13、14の高さ位置と、回収口23A〜23Dの高さ位置とはほぼ同じに設けられている。更に、回収口23A〜23Dの外側には、第1部材31を貫通する貫通穴である回収口61A〜61Dが略等間隔に設けられている。
図5Aは、第1〜第3部材のうち中段に配置される第2部材32を上側から見た斜視図、図5Bは、第2部材32を下側から見た斜視図である。第2部材32は、投影光学系PLの−X側に形成され、第1部材31と第2部材32とを接続したときに第1部材31の第1供給口13に接続される第1供給穴部15と、投影光学系PLの+X側に形成され、第1部材31の第2供給口14に接続される第2供給穴部16とを備えている。第1、第2供給穴部15、16は貫通穴であって、平面視における形状及び大きさは、第1、第2供給口13、14に対応している。つまり、第1、第2供給穴部15、16は、平面視円弧状のスリット状流路となっている。
図5Bに示すように、第2部材32の下面32Dのうち、投影光学系PLの−X側には、第1部材31と第2部材32とを接続したときに第1部材31の内側回収口23Aに接続する内側回収溝部25が形成され、投影光学系PLの−Y側には、第1部材31の内側回収口23Bに接続する内側回収溝部26が形成され、投影光学系PLの+X側には、第1部材31の内側回収口23Cに接続する内側回収溝部27が形成され、投影光学系PLの+Y側には、第1部材31の内側回収口23Dに接続する内側回収溝部28が形成されている。内側回収溝部25〜28のそれぞれは、内側回収口23A〜23Dの形状及び大きさに対応するように平面視略円弧状に形成されており、投影光学系PLの周囲に沿って略等間隔に設けられている。また、第1回収管22Aと内側回収溝部25とは、テーパ状溝部45を介して接続されている。テーパ状溝部45は、第1回収管22Aに対する接続部から内側回収溝部25に向かって水平方向に漸次拡がるように形成されている。同様に、第2回収管22Bと内側回収溝部26とはテーパ状溝部46を介して接続されており、内側回収管22Cと内側回収溝部27とはテーパ状溝部47を介して接続されており、第4回収管22Dと内側回収溝部28とはテーパ状溝部48を介して接続されている。
内側回収溝部25の外側には、第1部材31と第2部材32とを接続したときに第1部材31の外側回収口61Aに接続する外側回収溝部65が形成されている。外側回収溝部65はテーパ状溝部45に交わるように形成されている。同様に、内側回収溝部26、27、28の外側には、第1部材31と第2部材32とを接続したときに第1部材31の外側回収口61B、61C、61Dに接続する外側回収溝部66、67、68が形成されている。外側回収溝部65〜68のそれぞれは、外側回収口61A〜61Dの形状及び大きさに対応するように平面視略円弧状に形成されている。
図6Aは、第1〜第3部材のうち最上段に配置される第3部材33を上側から見た斜視図、図6Bは、第3部材33を下側から見た斜視図である。第3部材33の下面33Dのうち、投影光学系PLの−X側には、第2部材32と第3部材33とを接続したときに第2部材32の第1供給穴部15に接続する第1供給溝部41が形成され、投影光学系PLの+X側には、第2部材32の第2供給穴部16に接続する第2供給溝部42が形成されている。第1、第2供給溝部41、42それぞれの形状及び大きさは、第1、第2供給穴部15、16(ひいては第1、第2供給口13、14)に対応するように平面視略円弧状に形成されている。また、第1供給管11Aと第1供給溝部41とは、テーパ状溝部43を介して接続されている。テーパ状溝部43は、第1供給管11Aに対する接続部から第1供給溝部41に向かって水平方向に漸次拡がるように形成されている。
同様に、第2供給管12Aと第2供給溝部42とは、テーパ状溝部44を介して接続されている。
第1〜第3部材31〜33は、例えばステンレスやチタン、アルミニウム、あるいはこれらを含む合金等の金属により形成されており、各部材31〜33の穴部や溝部は例えば放電加工により形成される。各部材31〜33の穴部や溝部を放電加工した後、これら各部材31〜33を接着剤、圧着あるいは締結部材等を用いて接合することにより、流路形成部材30が形成される。なお、各部材31〜33の接液面は電解研磨あるいは不導体酸化膜処理しておくとよい。また、流路形成部材30を含む液体供給機構10及び液体回収機構20を構成する各部材は、例えばポリ四フッ化エチレン等の合成樹脂により形成されていてもよい。
各部材31〜33を接合することで、テーパ状溝部43、第1供給溝部41、第1供給穴部15、及び第1供給口13のそれぞれが接続され、これらにより第1供給管11Aに接続する第1供給流路82Aが形成される。同様に、テーパ状溝部44、第2供給溝部42、第2供給穴部16、及び第2供給口14のそれぞれが接続されることで、第2供供給管12Aに接続する第2供給流路82Bが形成される。そして、第1、第2液体供給部11、12のそれぞれから送出された液体1は、第1、第2供給管11A、12A、及び第1、第2供給流路82A、82Bを通じて基板P上にその基板Pの上方より供給される。
また、テーパ状溝部45、回収溝部25、65、及び回収口23Aのそれぞれが接続されることで、第1回収管22Aに接続する第1回収流路84Aが形成される。同様に、テーパ状溝部46、回収溝部26、66、及び回収口23Bのそれぞれが接続されることで、第2回収管22Bに接続する第2回収流路84Bが形成され、テーパ状溝部47、回収溝部27、67、及び回収口23Cのそれぞれが接続されることで、第3回収管22Cに接続する第3回収流路84Cが形成され、テーパ状溝部48、回収溝部28、68、及び回収口23Dのそれぞれが接続されることで、第4回収管22Dに接続する第4回収流路84Dが形成される。そして、基板P上の液体1はその基板Pの上方から、上記第1〜第4回収流路84A〜84D、及び第1〜第4回収管22A〜22Dのそれぞれを介して吸引回収される。
このとき、第1、第2供給管11A、12Aのそれぞれにはテーパ状溝部43、44が接続されるので、Y軸方向を長手方向とする第1、第2供給口13、14の各位置においてその流量分布や流速分布を均一にして液体供給を行うことができる。同様に、回収管22A〜22Dのそれぞれにもテーパ状溝部45〜48が接続されるので、均一な回収力で液体回収することができる。
図7は、図3のA−A断面矢視図、図8は、図3のB−B断面矢視図である。なお、以下の説明では、流路形成部材30のうち投影光学系PLの+X側に設けられた第2供給流路82B及び第3回収流路84Cについて説明するが、投影光学系PLの−X側に設けられた第1供給流路82A、投影光学系PLの−X側の第1回収流路82A、−Y側の第2回収流路82B、及び+Y側の第4回収流路82Dも同等の構成を有する。
図7において、第2供給流路82Bは、上記テーパ状溝部44、第2供給溝部42、第2供給穴部16、及び第2供給口14により構成されている。第2供給管12Aと第2供給流路82B(流路形成部材30)とは、継手80を介して接続されている。第2液体供給部12から送出された液体1は第2供給管12Aを通じて第2供給流路82Bに流入する。第2供給流路82Bに流入した液体1は、第2供給流路82Bのうち、テーパ状溝部44において、ほぼ水平方向(XY平面方向)に流れ、供給溝部42近傍においてほぼ直角に曲げられ、第2供給穴部16及び第2供給口14において鉛直方向(−Z方向)に流れ、基板Pの上方より基板P上に供給される。
第3回収流路84Cは、上記回収口23C、61C、回収溝部27、67、及びテーパ状溝部47により構成されている。第3回収管22Cと第3回収流路84C(流路形成部材30)とは継手81を介して接続されている。真空系を有する液体回収部21の駆動により、基板P上の液体1は、その基板Pの上方に設けられた回収口23C、61Cを通じて第3回収流路84Cに鉛直上向き(+Z方向)に流入する。第3回取流路84Cに流入した液体1は、回収溝部27、67近傍で水平方向にその流れの向きを変えられ、テーパ状溝部47をほぼ水平方向に流れる。その後、第3回収管22Cを通じて液体回収部21に吸引回収される。
流路形成部材30の内似面30Tと、投影光学系PLのうち液体1と接する終端部の光学素子2の側面2Tとの間には微小間隙100が形成されている。微小間隙100は、投影光学系PLの光学素子2と流路形成部材30とを振動的に分離するために設けられたものであり、これにより、液体回収機構10や液体回収機構20で発生した振動が、投影光学系PLに伝達することを防ぐことができる。流路形成部材30を含む液体供給機構10及び液体回収機構20のそれぞれは、投影光学系PL及びこの投影光学系PLを支持する支持部材以外の支持部材で支持されている。
なお、微小間隙100を形成する流路形成部材30の内側面30Tと光学素子2の側面2Tとの上部には撥液(撥水)処理を施しておくことが好ましい。撥液処理としては、例えば撥液性を有する材料を使ったコーティング処理が挙げられる。撥液性を有する材料としては、例えばフッ素系化合物やシリコン化合物、あるいはポリエチレン等の合成樹脂が挙げられる。また、表面処理のための薄膜は単層膜であってもよいし複数の層からなる膜であってもよい。
次に、上述した露光装置EXを用いてマスクMのパターン像を基板Pに露光する方法について説明する。
ここで、本実施形態における露光装置EXは、マスクMと基板PとをX軸方向(走査方向)に移動しながらマスクMのパターン像を基板Pに投影露光するものであって、走査露光時には、投影光学系PLの終端部直下の矩形状の投影領域AR1にマスクMの一部のパターン像が投影される。さらに、マスクMが−X方向(又は+X方向)に速度Vで移動するのに同期して、基板PがXYステージ53により+X方向(又は−X方向)に速度β・V(βは投影倍率)で移動する。基板P上には複数のショット領域が設定されており、1つのショット領域への露光終了後に、基板Pのステッピング移動によって次のショット領域が走査開始位置に移動し、以下、ステップ・アンド・スキャン方式で基板Pを移動しながら各ショット領域に対する走査露光処理が順次行われる。
露光処理を行うに際し、制御装置CONTは液体供給機構10を駆動し、基板P上に対する液体供給動作を開始する。液体供給機構10の第1、第2液体供給部11、12のそれぞれから送出された液体1は、供給管11A、12Aを流通した後、流路形成部材30内部に形成された供給流路82A、82Bを介して基板P上に供給される。
基板P上に供給された液体1は、基板Pの動きに合わせて投影光学系PLの下を流れる。例えば、あるショット領域の露光中に基板Pが+X方向に移動しているときには、液体1は基板Pと同じ方向+X方向に、ほぼ基板Pと同じ速度で、投影光学系PLの下を流れる。
図9は、基板Pに対して露光動作を行っているときの状態を示す模式図である。図9において、照明光学系ILより射出されマスクMを通過した露光光ELが投影光学系PLの像面側に照射されており、これによりマスクMのパターンが投影光学系PL及び液浸領域AR2の液体1を介して基板Pに露光される。制御装置CONTは、露光光ELが投影光学系PLの像面側に照射されているときに、すなわち基板Pの露光動作中に、液体供給機構10による基板P上への液体供給動作と、液体回収機構20による基板P上の液体回収動作とを行う。これにより、基板P上に液浸領域AR2が良好に形成される。
本実施形態において、露光動作中、液体供給機構10は、第1、第2供給口13、14より投影領域AR1の両側から基板P上への液体1の供給を同時に行う。これにより、第1、第2供給口13、14から基板P上に供給された液体1は、投影光学系PLの終端部の光学素子2の下端面と基板Pとの間に良好に濡れ拡がり、液浸領域AR2を少なくとも投影領域AR1より広い範囲で形成する。
なお、投影領域AR1の走査方向両側から基板P上に液体1を供給する際、制御装置CONTは、液体供給機構10の第1、第2液体供給部11、12の液体供給動作を制御し、走査方向に関して、投影領域AR1の手前から供給する単位時間あたりの液体供給量を、その反対側で供給する液体供給量よりも多く設定してもよい。例えば、基板Pを+X方向に移動しつつ露光処理する場合、制御装置CONTは、投影領域AR1に対し−X側(すなわち供給口13)から供給される液体1の量を、+X側(すなわち供給口14)から供給される液体1の量より多くする。一方、基板Pを−X方向に移動しつつ露光処理する場合、投影領域AR1に対し+X側から共給される液体1の量を、−X側から供給される液体1の量より多くする。
ここで、例えば基板Pが+X方向に移動することにより、投影領域AR1内を+X方向に移動する液本1の量が増し、内側回収口23Cで回収しきれずに、基板Pの外側に大量に流出する可能性がある。ところが、+X方向に移動する液体1は、内側回収口23Cの更に外側に設けられた外側回収口61Cから回収されるため、基板P上に残留したり、基板Pの周囲等に流出、飛散したりする不都合を抑制される。また、万が一、外側回収口61Cで回収できなかった液体が生じても、流路形成部材30の+X側下面に設けられているトラップ面70で捕捉されるため、液体1の流出を更に確実に防止することができる。また、例えば基板Pが+X方向に移動しながら露光された後、その移動方向が切り替えられ、基板Pが−X方向に移動するとき、回収口23Cより+X側に移動した液体1の一部が基板P上に液滴状態で残留する可能性があるが、外側回収口61Cを設けたことにより、その残留した液体(液滴)1を外側回収口61Cから回収することができる。
以上説明したように、第1、第2供給口13、14の外側に液体1を回収する内側回収口23を設け、更にその外側に外側回収口61を設けたので、基板P上の液体1を内側回収口23で回収しきれない状況が生じても、回収しきれずに流出しようとする液体1を外側回収口61で回収することができる。したがって、基板P上に残留した液体や、基板Pの外側へ流出した液体1に起因する露光精度の低下等といった不都合の発生を防止することができる。
また、内側回収口23及び外側回収口61のそれぞれを、第1、第2供給口13、14及び投影領域AR1を囲むように設けたので、液体1の流出や飛散、残留を更に確実に防止することができる。
なお本実施形態における回収口は、内側回収口と外側回収口とで構成された2重回収口となっているが、更にその外側に回収口を設けた3重あるいは4重回収口であってももちろんよく、その数は任意である。
上記実施形態において、外側回収口61は、内側回収口23に接続する回収流路84の途中に合流する構成であるが、外側回収口61に接続する回収流路を、前記回収流路84とは独立して設けてもよい。
上記実施形態において、外側回収口61は、投影領域AR1を取り囲むように設けられているが、一部の位置に設けられる構成であってもよい。例えば、外側回収口61B、61Dを省略し、投影領域AR1に対し走査方向両側のみに外側回収口(61A、61C)を設ける構成であってもよい。
なお、液体回収を円滑に行うために、回収流路84のうち回収口23、61近傍の内壁面に親液処理(親水処理)を施すことができる。本実施形態における液体1は極性の大きい水であるため、回収口23、61に対する親水処理(親液処理)として、例えばアルコールなど極性の大きい分子構造の物質で薄膜を形成することで回収口23、61近傍の回収流路84の内壁面に親水性を付与したり、あるいは紫外線(UV)を照射することで親水性を付与することができる。なお、回収口23、61近傍以外にも、液体供給機構10や液体回収機構20のうち液体1が流れる流路の表面に対して親液処理を施すことができる。
なお、1枚の基板Pの露光が完了した後、僅かながら基板P上や基板ステージPST上に液体1が残存する可能性があるため、制御装置CONTは、1枚の基板Pの露光完了後に、液体回収機構20の真空系を駆動し、基板P上及び基板ステージPST上の液体1を液体回収機構20の回収口23(61)を通じて吸引回収するようにしてもよい。1枚の基板Pの露光完了後に基板P上の液体1の回収を行う場合、制御装置CONTは、基板Pの上方に配置された液体回収機構20の回収口23(61)と基板Pを保持して移動可能な基板ステージPSTとを相対的に移動して、基板P上あるいは基板ステージPST上の液体1を回収する。
なお、上記実施形態において、液体供給機構10の第1、第2供給口13、14は、投影領域AR1に対し走査方向(X軸方向)両側に設けられている構成であるが、非走査方向(Y軸方向)両側に別の供給口を設け、これら複数の供給口を組み合わせて液体供給を行うようにしてもよい。この場合、走査方向に関して投影領域AR1の両側の供給口を省略してもよい。あるいは、供給口は投影領域AR1の周りを全て囲むように環状に設けられてもよいし、投影領域AR1の近くの一箇所に供給口が設けられてもよい。ただし、いずれの場合も、液体供給の停止に伴う衝撃(いわゆるウォーターハンマー現象)を防止するために、基板P上の複数のショット領域の露光中は供給口から液体を供給し続けるのが望ましい。
なお、上記実施形態では、トラップ面70は、第1部材31の下面において、投影領域AR1に対し走査方向両側のみに設けられている構成であるが、非走査方向に設けられた構成とすることも可能である。一方、液体1が流出しやすいのは走査方向両側であるため、投影領域AR1の走査方向両側のみにトラップ面70を設ける構成であっても、流出しようとする液体1を良好に捕捉できる。また、トラップ面70はフラット面である必要は無く、例えば複数の平面を組み合わせた形状であってもよい。あるいは、トラップ面70は曲面状であってもよく、表面積拡大処理、具体的には粗面処理を施されていてもよい。
なお、上記実施形態においては、流路形成部材30を3つの部材を使って形成しているが、部材の数はこれに限るものではない。また、本実施形態において、流路形成部材30を形成する部材31〜33は四角形の板状部材であるが、円形の板状部材であってもよいし、X軸方向に長い楕円状の板状部材であってもよい。また、第1、第2供給口13、14への流路と、回収口23A、23B、23C、23Dへの流路とを各々別の部材に形成してもよいし、各口毎に別々の部材に流路を形成してもよい。
次に、本発明の露光装置の第2実施形態について説明する。以下の説明において上述した実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略もしくは省略する。
図10は流路形成部材30近傍の断面図、図11は供給口及び回収口と投影領域AR1との位置関係を示す図である。本実施形態においては、液体回収機構20は外側回収口(61)を有しておらず、回収口(内側回収口)23のみが設けられているものとして説明する。
本実施形態の特徴的部分は、回収口23の内部に多孔質材90が配置されている点にある。図10及び図11に示すように、多孔質材90は、流路形成部材30中の回収流路84の全部に配置されている。多孔質材90としては、例えば多孔質セラミックス等の多孔性材料、あるいはスポンジ状の部材、あるいはメッシュ状の部材を用いることができる。なお、多孔質材90は、例えば回収口23近傍や、回収流路84の曲がり角部など、回収流路84の一部に配置されている構成であってもよい。また、回収流路84に多孔質材90を配置する場合には、第1〜第3部材31〜33のそれぞれを分離した状態で、回収口23、回収溝部25〜28、及びテーパ状溝部45〜48などに多孔質材90を配置した後、第1〜第3部材31〜33のそれぞれを接続することで、回収流路84に多孔質材90が配置された流路形成部材30を形成することができる。
回収口23の内部に多孔質材90を配置したことにより、液体1を回収する際に大きな音や振動が発生する不都合を防止できる。本実施形態では、基板P上の一部に液浸領域AR2を形成する局所液浸方式であり、液体回収機構20として回収口23(23A〜23D)を通じて基板Pの上方から基板P上の液体1を真空系(真空ポンプ)を使って吸引回収する構成である。この場合、液体回収機構20においては、基板P上の液体1を、その周囲の気体とともに(周囲の気体を噛み込むようにして)回収する状況が生じる可能性がある。液体回収機構20が回収口23を通じて液体1をその周囲の気体とともに回収することで、液体1が回収流路84(84A〜84D)に断続的に流入する状況が発生する。すると、回収流路84に流入した液体1は粒状に分割された形態(液滴)となり、その液滴が回収流路84や回収管22に衝突することが、音や振動の発生要因の1つと考えられる。この場合、回収した液滴の大きさが大きいと、回収流路や回収管の内壁に当たるときの力(力積)が大きくなり、発生する音や振動も大きくなると考えられる。そこで、本実施形態のように、回収口23の内部に多孔質材90を配置することで、回収口23から回収された液体の液滴の大きさを小さく(細かく)した状態で回収することができる。そのため、液滴が回収流路や回収管の内壁に当たるときの力(力積)を小さくすることができるので、発生する音や振動を低減することができる。
なお、多孔質材90は、回収口(回収流路)に限らず、供給口(供給流路)に配置することも可能である。また、先の第1実施形態の外側回収口61の内部に多孔質材90を配置することももちろん可能である。
次に、図12及び図13を参照しながら本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の特徴的部分は、回収口23の内部に毛細管状の部材である細管91の集合体を配置した点にある。図12及び図13に示すように、回収口23の内部には、複数の細管91の集合体が配置されている。細管91は、その長手方向が回収流路84に沿うように配置されている。細管91の集合体により、回収口23が複数の流路に分割されている。本実施形態において、図12に示すように、細管91は回収流路84のうち回収口23から鉛直方向に延びる一部の流路に配置されている。また、図13に示すように、細管91は、回収口23のスリット幅方向において2本配置されている。
細管91は、例えばガラス、銅等の金属、合成樹脂、ゴム等によって形成されている。特に、ガラスや金属は親水性を有するので、細管91の形成材料として用いることにより、基板P上の液体を円滑に回収することができる。
回収口23の内部に細管91を配置することによっても、回収口23から回収された液体の液滴の大きさを小さく(細かく)した状態で回収することができるため、液滴が回収流路や回収管の内壁に当たるときの力(力積)を小さくすることができ、発生する音や振動を小さくできる。
なお、細管91には、内径が例えば10μm〜1mm程度のものが使用されている。内径が1mm以上の場合、細管91を通過することで形成される液滴の径が大きくなって振動の発生を十分に抑制できない可能性があり、内径が10μm以下の場合、液体の粘度等によって液体を良好に吸引回収できない可能性がある。なお、許容される振動レベルや液体の種類等によっては、細管91の内径は上述した値に限られるものではない。
また、本実施形態においては、細管91は回収口23のスリット幅方向において2本配置されているが、1本でもよいし3本以上の任意の複数本であってもよい。細管91を流通することで形成される液滴が内部流路や回収管の内壁に当たっても、露光精度に影響を与えない程度の振動を発生する液滴の大きさにすることができれば、細管91の内径や設置する本数、あるいは配置は任意に設定可能である。また、回収口23近傍では、細い第1の細管を多数配置し、回収流路84の流路下流側(回収管22側)では前記第1の細管より太い第2の細管を複数配置するなど、流路方向に関して、配置する細管の径や数に分布を持たせてもよい。また、回収口23の幅方向においても、配置する細管の径や数に分布を持たせることも可能である。更に、複数の細管の集合体に限らず、小さな流路(穴)を多数有するプレート部材(毛細管プレート)を回収口の内部に配置するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、細管91は回収口23近傍に設けられている構成であるが、例えば回収流路84の曲がり角部など回収流路84の所定の一部に設ける構成であってもよいし、回収流路84の全部に設ける構成であってもよい。細管91を、回収流路84の曲がり角部近傍、あるいは回収流路84の全部に設ける場合には、細管91を曲がり角部で曲げて配置すればよい、
また、細管90を供給口(供給流路)に配置することも可能であるし、先の第1実施形態の外側回収口61の内部に配置することも可能である。
また、回収流路84に細管91を配置する場合には、上記多孔質材90を配置する手順と同様、回収口23、回収溝部25〜28、及びテーパ状溝部45〜48などに細管91を配置した後、第1〜第3部材31〜33のそれぞれを接続すればよい。
次に、図14を参照しながら本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の特徴的部分は、回収口23の内部に毛細管状の部材である筆状部材92を配置した点にある。図14に示すように、回収口23の内部には、筆状部材92が配置されている。筆状部材92は、例えばガラス繊維や金属繊維を保持部93で束ねたものであって、その長手方向が回収流路84に沿うように配置されている。本実施形態において、筆状部材92は、回収流路84のうち回収口23から鉛直方向に延びる一部の流路に配置され、筆状部材92を保持する保持部93が回収流路94の内壁部に取り付けられている。
このように、回収口23の内部に筆状部材92を配置することによっても、回収口23から回収した液体1を筆状部材92を通過させることで、小さい(細かい)液滴状態として回収することができるため、液滴が回収流路や回収管の内壁に当たるときの力(力積)を小さくすることができ、発生する音や振動を小さくできる。
なお、上記実施形態では、筆状部材92は、回収流路84のうち回収口23から鉛直方向に延びる部分に配置されている構成であるが、例えば回収流路84の曲がり角部や水平部分(テーパ溝部45〜48)など回収流路84の所定の一部に設ける構成であってもよいし、回収流路84の全部に設ける構成であってもよい。また、筆状部材92を、供給口(供給流路)に配置することも可能であるし、先の第1実施形態の外側回収口61の内部に配置することも可能である。
なお、回収流路84に保持部93を介して筆状部材92を取り付ける場合には、上記多孔質材90を配置する手順と同様、回収口23、回収溝部25〜28、及びテーパ状溝部45〜48などに筆状部材92を配置した後、第1〜第3部材31〜33のそれぞれを接続すればよい。
なお、上述した多孔質材90、細管91、及び筆状部材92を適宜組み合わせて回収口23の内部(回収流路84)に配置することはもちろん可能である。例えば、回収流路84のうち回収口23近傍に多孔質材90を配置し、その流路下流側(回収管22側)に細管91を設けるといった構成が可能であるし、逆に回収口23近傍に細管91を配置し、その流路下流側に多孔質材90を設けるといった構成も可能であるし、多孔質材90と細管91とを流路方向に関して交互に配置するといった構成も可能である。
次に、図15を参照しながら、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態の特徴的部分は、回収口23から液体1だけが回収されるように、第1、第2供給口13、14からの液体供給量と回収口23からの液体回収量との少なくとも一方を制御する点にある。
図15に示すように、制御装置CONTは、液体供給機構10及び液体回収機構20による液体供給量及び液体回収量のうちの少なくとも一方を制御することで、回収口23から液体だけが回収されるように制御する。本実施形態では、制御装置CONTは、流量計17、18、及び24の計測結果をモニタしつつ、液体供給量を一定にした状態で、液体回収量を制御することで、回収口23から液体1だけが回収されるように調整する。すなわち、本実施形態においては、回収口23(23A〜23D)が液体1で覆われるように液浸領域AR2を形成し、回収口23から液体1だけを回収するようにしている。上述したように、回収口23から液体1をその周囲の気体とともに回収することで、液体1が回収流路84に断続的に流入し、形成された液滴が回収流路や回収管の内壁に当たることが、振動等の発生要因と考えられる。したがって、回収口23から液体1だけを回収するようにすることで、振動の発生を抑制することができる。
制御装置CONTは、液体供給量を一定にした状態で液体回収量を制御する場合、流量計24の計測結果に基づいて、液体回収機構20による液体回収量を制御する。液体1がその周囲の気体とともに回収される状況が生じた場合、流量計24で計測される単位時間あたりの液体回収量は、液体1だけを回収する場合に比べて小さい値を示す。制御装置CONTは、その流量計24による液体回収量の計測結果に基づいて、液体回収量を調整する。具体的には、流量計24の計測値が低下した場合、液体とともに回収される気体の量が増加したことになるので、制御装置CONTは、液体回収量(液体回収部21の回収力)を低下させ、液浸領域AR2の液体量(液体体積)を多くするように制御する。
なおここでは、液体回収機構20による液体回収量のみを制御するように説明したが、もちろん、液体供給機構10による液体供給量を制御することで、回収口23より液体1だけが回収されるように制御してもよいし、液体供給機構10による液体供給量及び液体回収機構20による液体回収量の双方を制御するようにしてもよい。液体供給機構10による液体供給量を制御する場合、流量計17、18による液体供給量の計測結果に基づいて、液体供給量を制御することで、液浸領域AR2の液体量調整を良好に行うことができる。
また、基板Pを基板ステージPSTにロードし、基板Pと投影光学系PLとを対向させた後、液浸領域AR2を形成するために、制御装置CONTは液体供給機構10を駆動して液体供給を開始する。このとき、形成される液浸領域AR2が回収口23を塞ぐための液体供給量、換言すれば、回収口23を塞ぐために十分な液浸領域AR2の液体体積に関する情報を実験あるいはシミュレーションなどによって予め求めておき、その求めた情報に基づいて、制御装置CONTは、流量計17、18による液体供給量の計測結果をモニタしつつ、液体供給動作を行うことができる。こうすることにより、気体を噛み込むようにして液体を回収する状況の発生を防止することができる。
あるいは、図15に示すように、流路形成部材30の下面(基板Pと対向する面)のうち、回収口23の外側に、投影光学系PLと基板Pとの間に形成される液浸領域AR2の端部を検出可能な液体センサ95A、95Bを設け、制御装置CONTは、液浸領域AR2の端部が回収口23の外側の所定範囲内に位置するように、液体センサ95A、95Bの検出結果に基づいて、第1、第2供給口13、14からの液体供給量と、回収口23からの液体回収量との少なくとも一方を制御するようにしてもよい。液体センサ95A、95Bは、例えば下方(基板P側)に向かって検出光を投射することで液体の有無を検出するものである。液体センサ95A(95B)の下方に液体が存在している場合と存在していない場合とで、投射した検出光の反射光状態が変化するため、液体センサ95A(95B)は、投射した検出光の反射光を受光することで、その液体センサ95A(95B)の下方に液体(すなわち液浸領域AR2の端部)が存在するか否かを検出することができる。
2つの液体センサ95A、95Bのうち、液体センサ95Aは、回収口23近傍に配置され、液体センサ95Bは、投影領域AR1に対して液体センサ95Aよりも遠くに、液体センサ95Aより外側に配置される。なお、これら2つの液体センサ95A、95Bは、4つの回収口23A〜23Dのそれぞれに対応して配置されている。液体センサ95A、95Bの検出結果は制御装置CONTに出力され、制御装置CONTは、液浸領域AR2の端部が、液体センサ95Aと95Bとの間の範囲に位置するように、液体供給量及び液体回収量の少なくとも一方を制御する。液浸領域AR2の端部が液体センサ95Aより投影領域AR1側に位置すると、回収口23から気体を噛み込むようにして液体1が回収される状況が生じ、一方、液浸領或AR2の端部が液体センサ95Bよりも外側に位置すると、液浸領域AR2の液体1が流出する不都合が生じる。制御装置CONTは、液浸領域AR2の端部が液体センサ95Aと95Bとの間の範囲に位置するように、液体供給量及び液体回収量の少なくとも一方を制御することで、回収口23(23A〜23D)を液体1で塞ぐように液浸領域AR2を形成して、気体の噛み込みに起因する振動の発生及び液体の流出といった不都合を防止しつつ、良好に液浸領域AR2を形成することができる。
上記実施形態において、液体1は純水により構成されている。純水は、半導体製造工場等で容易に大量に入手できるとともに、基板P上のフォトレジストや光学素子(レンズ)等に対する悪影響が少ない利点がある。また、純水は環境に対する悪影響がないとともに、不純物の含有量が極めて低いため、基板Pの表面、及び投影光学系PLの先端面に設けられている光学素子の表面を洗浄する作用も期待できる。
そして、波長が193nm程度の露光光ELに対する純水(水)の屈折率nはほぼ1.44と言われており、露光光ELの光源としてArFエキシマレーザ光(波長193nm)を用いた場合、基板P上では1/n、すなわち約134nmに短波長化されて高い解像度が得られる。更に、焦点深度は空気中に比べて約n倍、すなわち約1.44倍に拡大されるため、空気中で使用する場合と同程度の焦点深度が確保できればよい場合には、投影光学系PLの開口数をより増加させることができ、この点でも解像度が向上する。
本実施形態では、投影光学系PLの先端に光学素子2が取り付けられており、このレンズにより投影光学系PLの光学特性、例えば収差(球面収差、コマ収差等)の調整を行うことができる。なお、投影光学系PLの先端に取り付ける光学素子としては、投影光学系PLの光学特性の調整に用いる光学プレートであってもよい。あるいは露光光ELを透過可能な平行平面板であってもよい。
なお、液体1の流れによって生じる投影光学系PLの先端の光学素子と基板Pとの間の圧力が大きい場合には、その光学素子を交換可能とするのではなく、その圧力によって光学素子が動かないように堅固に固定してもよい。
なお、本実施形態では、投影光学系PLと基板P表面との間は液体1で満たされている構成であるが、例えば基板Pの表面に平行平面板からなるカバーガラスを取り付けた状態で液体1を満たす構成であってもよい。
なお、本実施形態の液体1は水であるが水以外の液体であってもよい。例えば露光光ELの光源がFレーザである場合、このFレーザ光は水を透過しないので、液体1としてはFレーザ光を透過可能な例えばフッ素系オイルや過フッ化ポリエーテル(PFPE)のフッ素系流体であってもよい。また、液体1としては、その他にも、露光光ELに対する透過性があってできるだけ屈折率が高く、投影光学系PLや基板P表面に塗布されているフォトレジストに対して安定なもの(例えばセダー油)を用いることも可能である。この場合も表面処理は用いる液体1の極性に応じて行われる。
なお、上記各実施形態の基板Pとしては、半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)等が適用される。
露光装置EXとしては、マスクMと基板Pとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)の他に、マスクMと基板Pとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、基板Pを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)にも適用することができる。また、本発明は基板P上で少なくとも2つのパターンを部分的に重ねて転写するステップ・アンド・スティッチ方式の露光装置にも適用できる。
また、本発明は、特開平10−163099号公報、特開平10−214783号公報(対応米国特許6,341,007号、6,400,441号、6,549,269号及び6,590,634号)、特表2000−505958号公報(対応米国特許5,969,441号)に開示されているように、ウエハ等の被処理基板を別々に載置してXY方向に独立に移動可能な2つのステージを備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
基板ステージPSTやマスクステージMSTにリニアモータ(USP5,623,853またはUSP5,528,118参照)を用いる場合は、エアベアリングを用いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、各ステージPST、MSTは、ガイドに沿って移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレスタイプであってもよい。
各ステージPST、MSTの駆動機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニットと、二次元にコイルを配置した電機子ユニットとを対向させ電磁力により各ステージPST、MSTを駆動する平面モータを用いてもよい。この場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方をステージPST、MSTに接続し、磁石ユニットと電機子ユニットとの他方をステージPST、MSTの移動面側に設ければよい。
基板ステージPSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−166475号公報(USP5,528,118)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。マスクステージMSTの移動により発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないように、特開平8−330224号公報(対応米国特許第5,874,820号)に記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
本実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図16に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
本発明の露光装置は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記パターンの像が投影される投影領域の近くに供給口を有し、前記基板の上方から前記供給口を通じて前記基板上に液体を供給する液体供給機構と、前記供給口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第1回収口と、前記第1回収口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第2回収口とを有し、前記基板の上方から前記第1回収口および第2回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構とを備える露光装置に関する。
本発明の露光装置は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記基板の上方に回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構を備え、前記回収口の内部には、多孔質材が配置されている露光装置に関する。
本発明の露光装置は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記基板の上方に回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構を備え、前記回収口の内部には、毛細管状の部材が配置されている露光装置に関する。
本発明の露光装置は、投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、前記パターンの像が投影される投影領域の近くに供給口を有し、前記基板の上方から前記供給口を通じて前記基板上に液体を供給する液体供給機構と、前記投影領域と前記供給口とを囲むように配置された回収口を有し、前記基板の上方から前記回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構と、前記回収口から液体だけが回収されるように、前記供給口からの液体供給量または前記回収口からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する制御系とを備えている露光装置に関する。
本発明の露光装置は、基板上の一部に液浸領域を形成し、前記液浸領域を形成する液体と投影光学系とを介して前記基板に露光光を照射することにより、前記基板を露光する露光装置であって、前記液浸領域の端部を検出する検出器を備えている露光装置に関する。
本発明のデバイス製造方法は、上記の露光装置を用いるデバイス製造方法に関する。
本発明によれば、露光精度を低下させるような不都合を防止することができ、所望の性能を有するデバイスを製造することができる。
1…液体、2…光学素子、10…液体供給機構、11…第1液体供給部、12…第2液体供給部、13、14…供給口、17、18…流量計、20…液体回収機構、21…液体回収部、23(23A〜23D)…内側回収口、24…流量計、30…流路形成部材、61(61A〜61D)…外側回収口、90…多孔部材、95A、95B…液体センサ、AR1…投影領域、AR2…液浸領域、CONT…制御装置、EL…露光光、EX…露光装置、M…マスク、P…基板、PL…投影光学系

Claims (12)

  1. 投影光学系と液体とを介してパターンの像を基板上に投影することによって前記基板を露光する露光装置であって、
    前記パターンの像が投影される投影領域の近くに供給口を有し、前記基板の上方から前記供給口を通じて前記基板上に液体を供給する液体供給機構と;
    前記供給口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第1回収口と、前記第1回収口よりも前記投影領域から遠い位置に設けられた第2回収口とを有し、前記基板の上方から前記第1回収口および第2回収口を通じて前記基板上の液体を回収する液体回収機構と;
    前記第1回収口の内部に配置された多孔部材と;
    前記投影光学系と前記基板との間に形成される液浸領域の端部を検出する検出器と;
    を備えている。
  2. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記第2回収口は、前記投影領域に対して前記第1回収口の外側に配置されている。
  3. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記第1回収口は、前記投影領域を囲むように配置されている。
  4. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記供給口は、前記投影領域の両側に配置されている。
  5. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記第2回収口は、前記投影領域を囲むように配置されている。
  6. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記多孔質材は、スポンジ状の部材を含む。
  7. 請求項1に記載した露光装置であって、
    前記第1回収口から液体だけが回収されるように、前記供給口からの液体供給量と前記第1回収口からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する制御系を備える。
  8. 請求項7に記載した露光装置において、
    前記制御系は、前記検出器の検出結果に基づいて、前記液体供給機構の液体供給量と前記液体回収機構の液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する。
  9. 請求項7に記載した露光装置であって、
    前記制御系は、前記液浸領域の端部が前記投影領域を含む所定範囲内に収まるように、前記検出器の検出結果に基づいて、前記液体供給機構の液体供給量と前記液体回収機構の液体回収量の少なくとも一方を制御する。
  10. 請求項7に記載した露光装置であって、
    前記液体供給機構は、液体供給量を計測する第1計測器を有し、
    前記制御系は、前記第1計測器の計測結果に基づいて、前記供給口からの液体供給量と前記第1回収口からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する。
  11. 請求項7に記載した露光装置であって、
    前記液体回収機構は、液体回収量を計測する第2計測器を有し、
    前記制御系は、前記第2計測器の計測結果に基づいて、前記供給口からの液体供給量と前記第1回収口からの液体回収量の少なくともいずれか一方を制御する。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれか一項記載の露光装置を用いるデバイス製造方法。
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