JP4772620B2 - 液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法および処理条件決定装置 - Google Patents

液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法および処理条件決定装置 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウエハ等の基板にレジスト膜を含む所定の膜を形成した後、液体に浸漬させた状態で前記レジスト膜を所定パターンに露光する液浸露光を行う際に塗布膜の処理条件を決定する液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法および処理条件決定装置に関する。
半導体デバイスの製造においては、半導体ウエハ上に回路パターンを形成するためにフォトリソグラフィ技術が用いられている。フォトリソグラフィを用いた回路パターンの形成は、半導体ウエハ上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成し、このレジスト膜に光を照射して回路パターンに対応するようにレジスト膜を露光した後、これを現像処理するといった手順で行われる。
半導体デバイスは近時、動作速度の向上等の観点から高集積化の傾向にあるため、フォトリソグラフィ技術においては、半導体ウエハ上に形成される回路パターンの微細化が要求されている。そこで、45nmノードの高解像度を実現するフォトリソグラフィ技術として、半導体ウエハと露光用の投影レンズとの間に空気よりも高い屈折率を有する純水等の露光液を供給し、露光液の屈折率を利用して投影レンズからの照射光の波長を短くすることにより露光の線幅を細くする液浸(Immersion)露光が提案されている(例えば特許文献1参照)。
このような液浸露光処理では、レジスト膜に露光液がしみこんだり、レジスト成分が露光液に溶出したりすることを防止する観点から、レジスト膜の上に保護膜(トップコート膜)を形成する場合が多く、ウエハには反射防止膜(BARC)、レジスト膜、トップコート膜の3層が形成されることとなる。一方、液浸露光処理は、液体供給および吸引して水流を形成しながら行われ、場合によってはエアカーテンが形成されるため、上記膜のエッジ部分の処理が適切でない場合には、水流やエアカーテンの気流等によってウエハ上の膜が剥がれる場合がある。
このような膜は剥がれが生じた場合には、剥がれた膜がパーティクルとなり露光機(レンズ)を汚染したり、現像欠陥を誘起したりするおそれがある。
このような問題を解消するためには、ウエハ上に形成される膜について剥がれが生じないようにエッジ処理やアドヒージョン処理等、膜に対する処理の条件を適正化することが有効である。しかし、膜の材料や膜構成は多種多様であり、液浸露光機における水流等の条件も露光機メーカーによって異なっているため、液浸露光の際に膜剥がれが生じるか否かは実際に液浸露光機に供しないと判明せず、事前に膜剥がれが生じないようにすることが困難である。
国際公開2005−029559号パンフレット
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、液浸露光の条件で剥がれが生じない塗布膜の処理条件を実際に露光機に供給する前に決定することができる液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法および処理条件決定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点では、基板にレジスト膜を含む所定の膜を形成した後、液体に浸漬させた状態で前記レジスト膜を所定パターンに露光する液浸露光を行う際に基板に形成された膜が剥がれないような塗布膜の処理条件を決定する液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法であって、レジスト膜を含む所定の膜が形成された実基板に相当するテスト基板を準備し、このテスト基板に対し、所定の液浸露光条件に対応する条件で処理を行うための液浸露光装置を模擬した試験装置を備え、前記試験装置は、前記テスト基板の周縁部分の一部表面と面一となる面を備える基板ガイドを有し、前記テスト基板の一部表面と該基板ガイドの表面とを跨ぎ内部に純水を通流させて該純水が前記一部表面に当たるように設定して前記処理を行い、その結果に基づいて基板上の塗布膜の処理条件を決定することを特徴とする液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法を提供する。
上記第1の観点において、前記テスト基板として、基板側から順に反射防止膜、レジスト膜、保護膜が形成されたものを用いることができる。また、前記塗布膜の処理条件の決定は、前記テスト基板に対する処理の後、検査装置により膜の状態を検査することにより行うことができる。さらに、前記塗布膜の処理条件は、塗布膜のエッジ処理の条件とすることができる。さらにまた、所定の液浸露光条件に対応する条件は、種々の条件がライブラリー化されているデータベースから選択されるようにすることができる。
本発明の第の観点では、所定の膜が形成され、その膜に所定の条件でエッジ処理を施した実基板に相当するテスト基板に対し、所定の液浸露光条件に対応する条件で処理を行うための液浸露光装置を模擬した試験装置と、前記試験装置の処理の後、基板上の膜のエッジ状態を検査する検査装置と、前記検査結果に基づいてテスト基板のエッジの状態が許容範囲か否かを判断し、エッジ状態が許容範囲外であった場合に、エッジ処理条件を変更して前記液浸露光装置に対応する条件での処理、前記検査装置での検査、およびエッジ状態の判断をエッジ状態が許容範囲内になるまで繰り返し、エッジ状態が許容範囲内であった場合に、そのエッジ処理条件を実基板のエッジ処理条件に決定する制御手段とを有し、前記試験装置は、前記テスト基板の周縁部分の一部表面と面一となる面を備える基板ガイドを有し、前記テスト基板の一部表面と該基板ガイドの表面とを跨ぎ内部に純水を通流させて該純水が前記一部表面に当たるように設定して前記処理を行うことを特徴とする液浸露光用塗布膜の処理条件決定装置を提供する。
上記第3の観点において、前記検査装置として、前記検査を光学的手法により行うものを用いることができる。また、前記制御手段は、種々の液浸露光条件がライブラリー化されているデータベースを有し、前記所定の液浸露光条件に対応する条件をこのデータベースから選択するようにすることができる。
本発明によれば、実基板に対応した膜を形成したテスト基板について、試験装置により液浸露光の際の条件を模擬した試験を行い、その結果に基づいて膜剥がれが生じない条件を決定することができるので、実基板を実際に露光機に供給した際に膜剥がれが生じるという事態を事前に回避することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る基板処理装置の一実施形態としてのパターン形成装置の概略平面図であり、図2はその概略斜視図である。
パターン形成装置1は、半導体基板であるウエハWに所定のレジストパターンを形成するためのものであり、ウエハWの搬送ステーションであるカセットステーション11と、ウエハWに所定の処理を施す複数の処理ユニットを有する処理ステーション12と、ウエハWに露光処理を施す露光装置14と、処理ステーション12および露光装置14の間でウエハWを受け渡すためのインターフェイスステーション13とを備えている。カセットステーション11、処理ステーション12、インターフェイスステーション13および露光装置14は、この順にパターン形成装置1の長さ方向(Y方向)に直列に配置されている。
カセットステーション11は、複数枚、例えば13枚のウエハWが収容されたウエハカセット(CR)を載置するカセット載置台11aと、カセット載置台11a上のウエハカセット(CR)と後述する処理ステーション12の第3処理ユニット群G3に設けられたトランジションユニットとの間でウエハWを搬送するためのウエハ搬送部11cとをY方向に直列に有している。カセット載置台11a上には、ウエハカセット(CR)を位置決めするための位置決め部11bが、パターン形成装置1の幅方向(X方向)に複数、例えば5個設けられており、ウエハカセット(CR)は、その開口がウエハ搬送部11cの筐体の壁面に設けられた開閉部11eと対向するように、位置決め部11b位置に載置される。ウエハ搬送部11cは、その筐体内に配置された、ウエハWを保持可能な搬送ピック11dを有し、この搬送ピック11dによりカセット載置台11a上の各ウエハカセット(CR)とトランジションユニットとの間でウエハWを搬送するように構成されている。
処理ステーション12は、筐体15内に配置されており、その前面側(図1下側)に、カセットステーション11側からインターフェイスステーション13側に向かって順に、第1処理ユニット群G1と第2処理ユニット群G2とを有し、その背面側(図1上方)に、カセットステーション11側からインターフェイスステーション13側に向かって順に、第3処理ユニット群G3、第4処理ユニット群G4および第5処理ユニット群G5を有している。また、処理ステーション12は、第3処理ユニット群G3と第4処理ユニット群G4との間に第1主搬送部A1を有し、第4処理ユニット群G4と第5処理ユニット群G5との間に第2主搬送部A2を有している。
第1処理ユニット群G1は、ウエハWに露光時の光の反射を防止する反射防止膜を形成する2つのボトムコーティングユニット(BARC)と、ウエハWにレジスト膜を形成する2つのレジスト塗布ユニット(COT)と、テストウエハに対して液浸露光の条件を模擬した試験が行われるように構成された試験ユニット(TST)とが積み重ねられて構成されている。第2処理ユニット群G2は、ウエハWに現像処理を施す例えば3つの現像ユニット(DEV)と、ウエハWに形成されたレジスト膜の表面に撥水性を有する保護膜(トップコート膜)を形成する例えば2つのトップコーティングユニット(ITC)とが積み重ねられて構成されている。
第3処理ユニット群G3、第4処理ユニット群G、第5処理ユニット群Gは、例えば、ウエハWに疎水化処理を施すアドヒージョンユニットやレジスト塗布後のウエハWに加熱処理を施すプリベークユニット、現像処理後のウエハWに加熱処理を施すポストベークユニット、露光後現像前のウエハWに加熱処理を施すポストエクスポージャーベークユニット等の熱処理ユニットが例えば10段に積み重ねられて構成されている。また、第3処理ユニット群G3は、カセットステーション11と第1主搬送部A1との間でのウエハWの受け渡し部となるトランジションユニットを有している。第5処理ユニット群Gは、第2主搬送部Aとインターフェイスステーション13の後述する第1ウエハ搬送体21との間でのウエハWの受け渡し部となるトランジションユニットを有している。
第1主搬送部A1は、ウエハWを保持可能な第1主ウエハ搬送アーム16を有し、この第1主ウエハ搬送アーム16は、第1処理ユニット群G1、第3処理ユニット群G3および第4処理ユニット群G4の各ユニットに選択的にアクセスできるようになっている。第2主搬送部A2は、ウエハWを保持可能な第2主ウエハ搬送アーム17を有し、この第2主ウエハ搬送アーム17は、第2処理ユニット群G2、第4処理ユニット群G4および第5処理ユニット群G5の各ユニットに選択的にアクセスできるようになっている。
第1処理ユニット群G1とカセットステーション11との間および第2処理ユニット群G2とインターフェイスステーション13との間にはそれぞれ、第1および第2処理ユニット群G1、G2に供給される処理液の温度調節装置や温度湿度調節用のダクト等を備えた温度湿度調節ユニット18が設けられている。また、第1および第2処理ユニット群G1、G2の下側にはそれぞれ、これらに薬液を供給するケミカルユニット(CHM)が設けられている。
第1主搬送部Aの背面側には、試験ユニット(TST)で液浸露光の条件を模擬した試験を行った後のテストウエハに対して反射防止膜、レジスト膜、保護膜の状態、具体的には膜剥がれの有無を検査する検査装置19が配置されている。
インターフェイスステーション13は、図3に示す概略斜視図に示すように、筐体内に配置された、処理ステーション12側の第1インターフェイスステーション13aと、露光装置14側の第2インターフェイスステーション13bとを有している。第1インターフェイスステーション13aには、第5処理ユニット群G5の開口部と対面するように、ウエハWを搬送するための第1ウエハ搬送体21が設けられており、第2インターフェイスステーション13bには、X方向に移動可能なウエハWを搬送するための第2ウエハ搬送体22が設けられている。
第1インターフェイスステーション13aの正面側には、ウエハ周辺部の余分なレジストを除去するためにウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置(WEE)と、露光装置14に搬送されるウエハWを一時収容するイン用バッファカセット(INBR)と、露光装置14から搬送されたウエハWを一時収容するアウト用バッファカセット(OUTBR)と、露光装置14に搬送される前のウエハを洗浄する前洗浄ユニット(PRECLN)と、露光装置14から搬送されたウエハWを洗浄する後洗浄ユニット(POCLN)とが積み重ねられて構成された第6処理ユニット群Gが配置されている。第1インターフェイスステーション13aの背面側には、ウエハWを高精度に温調する高精度温調ユニット(CPL)が例えば2段に積み重ねられて構成された第7処理ユニット群Gが配置されている。
第1ウエハ搬送体21は、ウエハWを受け渡すためのフォーク21aを有している。このフォーク21aは、第5処理ユニット群G5、第6処理ユニット群G、第7処理ユニット群Gの各ユニットにアクセス可能であり、これにより各ユニット間でのウエハWの搬送を行う。
第2ウエハ搬送体22は、ウエハWを受け渡すためのフォーク22aを有している。このフォーク22aは、第6処理ユニット群Gの前洗浄ユニット(PRECLN)および後洗浄ユニット(POCLN)、第7処理ユニット群Gの各ユニット、露光装置14の後述するインステージ14aおよびアウトステージ14bにアクセス可能であり、これら各部の間でウエハWの搬送を行う。
第1インターフェイスステーション13aの上部には、第1インターフェイスステーション13aまたはインターフェイスステーション13の気流を調整する気流調整部23が設けられ、第2インターフェイスステーション13bの上部には、露光装置から搬送されたウエハWが乾燥しないように第2インターフェイスステーション13bまたはインターフェイスステーション13を加湿する加湿部が設けられている。
ウエハWにレジストを塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布ユニット(COT)や、露光装置14による露光後のレジスト膜を現像する現像ユニット(DEV)等の各ユニットを有する処理ステーション12と、レジスト塗布後で露光前のウエハWを洗浄する前洗浄ユニット(PRECLN)および露光後で現像前のウエハWを洗浄する後洗浄ユニット(POCLN)を有するインターフェイスステーション13とは、レジスト塗布・現像部を構成している。
露光装置14は、インターフェイスステーション13から搬送されたウエハWを載置するインステージ14aと、インターフェイスステーション13に搬送されるウエハWを載置するアウトステージ14bと、レジスト膜が形成されたウエハWを所定の液体に浸漬させた状態でレジスト膜を露光する液浸露光部30と、インステージ14a、液浸露光部30およびアウトステージ14bの間でウエハWを搬送するウエハ搬送機構25とを有している。
図2に示すように、カセットステーション11の下部にはこのパターン形成装置1の全体を制御する集中制御部20が設けられている。この制御部20の詳細は後述する。
このように構成されたパターン形成装置1において実ウエハの処理を行う場合には、まず、ウエハ搬送部11cの搬送ピック11dにより、ウエハカセット(CR)から1枚のウエハWを取り出し、処理ステーション12の第3処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットに搬送する。次に、第1および第2主搬送部A、Aにより、レシピの順序に従って、第1〜5処理ユニット群G1〜5の所定のユニットにウエハWを順次搬送し、ウエハWに一連の処理を施す。例えば、アドヒージョンユニットでのアドヒージョン処理、ボトムコーティングユニット(BARC)での反射防止膜の形成、レジスト塗布ユニット(COT)でのレジスト膜の形成、トップコーティングユニット(ITC)での保護膜の形成、プリベークユニットでのプリベーク処理を行う。なお、アドヒージョン処理は、後述するエッジ処理の態様により必要に応じて実施される。その後、インターフェイスステーション13にて、第1ウエハ搬送体21によりウエハWを搬送して、周辺露光装置(WEE)での周辺露光処理、前洗浄ユニット(PRECLN)での前洗浄処理、高精度温調ユニット(CPL)での乾燥処理を順次行い、次いで、第2ウエハ搬送体22によってウエハWを露光装置14のインステージ14aに搬送する。その後、露光装置14のウエハ搬送機構25によってウエハWを液浸露光部30に搬送してウエハWに液浸露光処理を施す。その後、ウエハ搬送機構25によってウエハWをアウトステージ14bに搬送し、次いで、インターフェイスステーション13の第2ウエハ搬送体22によってウエハWを後洗浄ユニット(POCLN)に搬送してウエハWを後洗浄し、第5処理ユニット群Gのトランジションユニットを介して、第1および第2主搬送部A、Aにより、レシピの順序に従って、第1〜5処理ユニット群G1〜5の所定のユニットにウエハWを順次搬送し、例えばポストエクスポージャーベークユニットでのポストエクスポージャーベーク処理、現像ユニット(DEV)での現像処理、ポストベークユニットでのポストベーク処理を順次行い、その後、ウエハWを、第3処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットを介してカセットステーション11のウエハカセット(CR)へ搬送する。
以上の実ウエハの処理において、露光装置14で液浸露光を行う際には、露光ヘッドとウエハWとの間に露光液として典型的には純水を保持し、その状態で露光ヘッドとウエハとの間に相対的な移動を生じさせ、場合によってはさらにウエハW上の露光ヘッドの近傍部分にエアカーテンを形成するために空気を吹き付けるので、これらの衝撃によりウエハW上に形成された膜に膜剥がれが生じる懸念がある。
露光装置14の液浸露光部30は、例えば図4〜6に示す構造を有している。図4の例では、ウエハWが載置保持され、X方向およびY方向に移動可能なXYステージ31を有し、その上方に投影レンズを有する露光ヘッド32が配置されている。そして、露光ヘッド32の先端の先玉部32aとウエハWとの間に露光液、例えば純水の液溜まり部33を形成するために先玉部32aの両側に設けられた露光液供給ノズル34と、露光液を回収するために同じく先玉部32aの両側の露光液供給ノズル34の外側部分に設けられた露光液回収ノズル35とを有している。すなわち、露光液を循環させつつ露光液の液溜まり部33を形成している。そして、このように液溜まり部33を形成した状態でXYステージ31によりウエハWを移動させる。また、図5の例では、図4の露光液供給ノズル34および露光液回収ノズル35の代わりに、露光ヘッド32の一方側に露光液供給ノズル36を設け、他方側に露光液回収ノズル37を設けている。さらに、図6の例では、図5の構成にさらに環状をなす空気吐出ノズル38を設け、そこから空気を吐出して露光ヘッド32の周囲にエアカーテンを形成する。
しかし、これら種々の方式によってウエハWに形成された膜のエッジへの衝撃が異なり、また、要求されるスループットによって液浸露光部30とウエハWとの間の相対移動速度が異なってやはり膜への衝撃が異なるので、膜剥がれは液浸露光部30の条件に依存することとなる。
そこで、本実施形態では、上述した試験ユニット(TST)によりテストウエハに対して液浸露光条件を模擬した試験を行い、事前に膜はがれが生じるか否かを判断する。以下、試験ユニット(TST)について説明する。
図7はこの試験ユニット(TST)の一例を示す断面図であり、図8はその平面図である。この試験ユニット(TST)は、図示しない筐体内に水平にテストウエハWTを回転可能に真空吸着保持するスピンチャック41が配置されてなり、このスピンチャック41には回転モータ42が接続されている。スピンチャック41に保持されたテストウエハWTのエッジ部分には、ウエハWの表面と面一にウエハガイド43が設けられており、このウエハガイド43とウエハを跨ぐように試験ノズル44が設けられている。この試験ノズル44の上部には、その外側部分に流体供給管45が接続され、その内側部分に流体排出管46が接続されている。この流体供給管45には純水配管47と空気配管48が接続され、これら純水配管47および空気配管48にはそれぞれバルブ49、50が設けられていて、純水と空気とを選択的に試験ノズル44に供給可能となっている。試験ノズル44内においてはウエハガイド43側からテストウエハWT側に向けて純水または空気が流れるようになっており、これらは流量制御器51、52により流量制御可能となっている。また、試験ノズル44は、図示しない回転駆動機構により、図8に示すように水平面内で回動可能となっており、テストウエハWTのエッジ部に純水または空気の当たる角度を変化させ得るようになっている。そして、試験ノズル44内の純水または空気の流量、試験ノズル44の角度を制御することにより、種々の液浸露光条件に対応可能となっており、着目する露光条件におけるウエハWの膜剥がれの状況を把握することができる。
試験ユニット(TST)の他の例としては、図9の斜視図に示すように、純水ノズル54と空気ノズル55をテストウエハWTのエッジ部分に純水および空気が供給されるように配置し、これらノズルからの吐出速度やノズルの向きを変更可能にした構成であってもよい。
検査装置19は、この試験ユニット(TST)による膜剥がれ試験の後、ウエハWのエッジの状態を把握するようになっている。この検査装置19では、膜のエッジ部を光学的手法で検査する。例えば、操作型電子顕微鏡(SEM)によりエッジ部分を撮像する。
次に、集中制御部20について説明する。図10は集中制御部の要部を示すブロック図である。
この集中制御部20は、パターン形成装置1の各ユニットおよび各搬送機構等の各構成部を制御するマイクロプロセッサ(MPU)を備えたプロセスコントローラ51と、工程管理者がパターン形成装置1の各構成部を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、パターン形成装置1の各構成部の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェイス52と、処理に必要な情報が記憶された記憶部53とを有している。
記憶部53は、パターン形成装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ51の制御にて実現するための種々の制御プログラムが格納された制御プログラム格納部61と、処理条件データや処理手順等が記録されたレシピが格納されたレシピ格納部62と、処理に必要なデータベースを格納したデータベース格納部63とを有している。
処理に際しては、ユーザーインターフェイス52からの指示等を受けて、任意のレシピを記憶部53のレシピ格納部62から呼び出してプロセスコントローラ51に実行させることで、プロセスコントローラ51の制御下で、パターン形成装置1において所望の各種処理が行われる。レシピ格納部62は、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、不揮発性メモリなどの読み出し可能な記憶媒体であってもよい。なお、レシピは適宜の装置から例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用したりすることも可能である。
パターン形成装置1は、実ウエハに対するパターン形成処理を行う他、テストウエハを用いて液浸露光を模擬した条件で膜剥がれ試験を行い、これに基づいて膜剥がれが生じない条件で塗布処理を行えるよう塗布処理の条件出しを行うが、この試験の際の制御も集中制御部20によって行われる。
集中制御部20において、このような試験の制御に関係のあるものについて以下に説明する。
まず、プログラム格納部61には、試験ユニット(TST)での膜剥がれ試験、検査装置19での検査、その結果に基づいた条件変更等の制御を行う膜剥がれ試験制御プログラム64が格納されている。また、液浸露光部30は上述したような種々の仕様があり、また、スループットにより液浸ヘッドのスキャン速度が異なるので、データベース格納部63には、各種露光装置における液露光部の仕様やスループット毎の条件をライブラリー化した露光条件データベース65が種々のデータベースの一つとして格納されている。また、レシピ格納部62には、反射防止膜(BARC)、レジスト膜、保護膜(トップコート膜)を塗布する際の種々のレシピが格納されており、その中で特にこれら塗布膜のエッジ処理が膜剥がれに重要な条件であり、種々のエッジ処理条件から膜剥がれが生じない条件を選択できるようになっている。
反射防止膜(BARC)、レジスト膜、保護膜の3層を形成する際のエッジ処理の具体例としては、大略的に図11の(a)〜(f)に示すような6種類を挙げることができ、レシピ格納部62は、これら処理のレシピが格納されている。図11の(a)の例では、ウエハW上に、反射防止膜(BARC)71、レジスト膜72、保護膜(トップコート膜)73を形成する際に、全膜についてエッジ処理を行った場合である。なお、エッジ処理は、各膜の塗布処理において塗布処理ユニットにおいてシンナー等の溶剤をエッジに供給することにより行われる。図11の(b)では、保護膜(トップコート膜)73のエッジ処理を反射防止膜(BARC)71が露出した時点で停止したものであり、保護膜(トップコート膜)73のエッジが反射防止膜(BARC)71上であって密着性が良好なため、剥がれ難い。図11の(c)では、保護膜(トップコート膜)73のエッジ処理を反射防止膜(BARC)71が露出する前に停止したものであり、保護膜(トップコート膜)73のエッジがウエハW上であって剥がれやすいため、アドヒージョン処理が必要となる。図11の(d)は保護膜(トップコート膜)73のエッジ処理を行わない場合であり、(c)と同様に保護膜(トップコート膜)73のエッジがウエハW上であって剥がれやすいため、アドヒージョン処理が必要となる。図11の(e)はレジスト膜72のみエッジ処理を行うものであり、図11の(f)は全膜についてエッジ処理を行わないものである。これらは膜剥がれ耐性は良好であるが、主ウエハ搬送アームのガイドが汚れる可能性があり、削れ落ちた有機物によるパーティクル発生の懸念がある。
集中制御部20のプロセスコントローラ51には上記検査装置19が電気的に接続されており、テストウエハの検査装置19による検査結果がプロセスコントローラ51に入力され、膜の状態が許容範囲かが判断される。そして、許容範囲でない場合には、他の条件でテストウエハに膜を形成して同様な試験を行い、再び検査装置19により検査し膜の状態の判断を行うという動作を繰り返して、膜剥がれが生じない良好な条件を見出し、その条件で実ウエハの塗布処理を行う。
この場合に、上述したように最も重要なのは各膜のエッジ状態であり、主に上述したエッジ処理を制御して膜剥がれを防止することが好ましい。上述したエッジ処理の態様は通常ユーザーから指定されるが、ある程度の自由度があり、テストウエハとして指定条件でエッジ処理を行ったものを用い、上記試験を行って膜剥がれが発生した場合に、エッジ処理の態様自体を変更するか、各膜におけるエッジ処理の幅を制御する等の条件変更を行って膜剥がれ耐性を上昇させるようにする。
次に、本実施形態に係るウエハ上に形成される液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法、すなわち試験ユニット(TST)による液浸露光装置を模擬した試験およびその後の処理における動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
まず、標準条件(指定条件)で上記実ウエハでの手順と同様の手順で反射防止膜(BARC)、レジスト膜、保護膜(トップコート膜)を形成し、所定のエッジ処理を行ったテストウエハを準備する(STEP1)。
次に、テストウエハを試験ユニット(TST)へ搬送し、そこで露光装置14の液浸露光部30での条件を模擬して試験ノズル44の角度および純水の流量、空気の流量等の条件を設定し、膜剥がれ試験を行う(STEP2)。
次に、試験後のテストウエハを検査装置19に搬送し、例えば光学的にテストウエハのエッジの状態を検査する(STEP3)。具体的な手法としては、例えば、テストウエハのエッジを適当な倍率で走査型顕微鏡(SEM)にて撮像する。
次に、検査結果をプロセスコントローラ51に送信し、エッジの状態が許容範囲内であるか否かを判断する(STEP4)。その結果エッジの状態が許容範囲内であると判断された場合には、そのエッジ処理条件を実基板のエッジ処理条件に決定し、ユーザーインターフェイス52のディスプレイにその旨を表示し(STEP5)、オペレーターが実ウエハの処理開始のコマンドをユーザーインターフェイス52のキーボードを介してプロセスコントローラ51へ送る(STEP6)。
一方、エッジの状態が許容範囲から外れた場合には、ユーザーインターフェイス52のディスプレイにその旨が表示され(STEP7)、それに対応してオペレーターがユーザーインターフェイス52のキーボードを介して膜の形成条件や処理条件の変更を実行する(STEP8)。具体的には、テストウエハへの膜形成の際の塗布条件や形成された膜のエッジ処理条件等の条件をレシピ上で変更したり、エッジ処理等のレシピ自体を変更する。そして、このように塗布膜の条件が変更されたテストウエハに対して再度、STEP2の膜剥がれ試験およびSTEP3の検査を行い、STEP4のエッジの状態の判断を行う。この処理をエッジの状態が許容範囲内となるまで続け、許容範囲内となった時点でSTEP5、STEP6が実行される。
このように、実ウエハに対応した膜を形成したテストウエハについて、試験ユニット(TST)により液浸露光の際の条件を模擬した試験を行い、その結果に基づいて膜剥がれが生じない条件を決定することができるので、実ウエハを実際に露光機に供給した際に膜剥がれが生じるという事態を事前に回避することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、上記実施形態では、試験ユニット(TST)を処理ステーション内に配置した例を示したが、これに限らずカセットステーションまたはインターフェイスステーションに配置してもよい。また、試験ユニット(TST)と検査装置19とをパターン形成装置1に組み込んだが、これらをパターン形成装置1とは別個に設け、試験結果をパターン形成装置1にフィードバックするようにしてもよいし、試験ユニット(TST)のみパターン形成装置1に組み込んで所定の条件で膜形成を行ったテストウエハに膜剥がれ試験を行った後に、パターン形成装置1外の検査装置により検査を行うようにしてもよい。検査装置をパターン形成装置外に設けた場合には、オペレーターがウエハに形成された膜のエッジ状態を光学顕微鏡等で検査して、その状態が許容範囲であるか否かを判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では検査装置の検査結果をディスプレイに表示してその結果に基づいてオペレーターが操作するようにしたが、検査結果で膜の状態が許容範囲であった場合に自動的に実ウエハの塗布を開始し、膜の状態が許容範囲を外れた場合に自動的に次の条件で膜剥がれ試験を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、種々の液浸露光条件をライブラリー化してデータベースとした例について示したが、これに限らず、試験ユニットにて試験を行うたびに対象となる液浸露光条件を設定するようにしてもよい。さらにまた、上記実施形態におけるウエハに形成された膜のエッジ処理態様はあくまで例示に過ぎず、他のエッジ処理を許容することは言うまでもない。
本発明の一実施形態に係る液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法が適用されるパターン形成装置の概略構成を示す平面図。 図1に示すパターン形成装置を示す概略斜視図。 図1に示すパターン形成装置のインターフェイスステーションを示す概略斜視図。 図1のパターン形成装置に搭載された露光装置における液浸露光部の構造例を示す概略図。 図1のパターン形成装置に搭載された露光装置における液浸露光部の構造例を示す概略図。 図1のパターン形成装置に搭載された露光装置における液浸露光部の構造例を示す概略図。 図1のパターン形成装置に搭載された試験ユニットの一例を示す断面図。 図7の試験ユニットの平面図。 図1のパターン形成装置に搭載された試験ユニットの他の例を示す斜視図。 図1のパターン形成装置に搭載された集中制御部の要部を示すブロック図。 ウエハに形成される膜のエッジ処理形態を説明するための断面図。 本実施形態に係るウエハ上に形成される液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法を示すフローチャート。
符号の説明
1;パターン形成装置
19;検査装置
20;集中制御部
51;プロセスコントローラ
52;ユーザーインターフェイス
53;記憶部
61;制御プログラム格納部
62;レシピ格納部
63;データベース格納部
64;膜剥がれ試験制御部
65;露光条件データベース
TST;試験ユニット
COT;レジスト塗布ユニット
BARC;ボトムコーティングユニット
ITC;トップコーティングユニット
W;半導体ウエハ

Claims (8)

  1. 基板にレジスト膜を含む所定の膜を形成した後、液体に浸漬させた状態で前記レジスト膜を所定パターンに露光する液浸露光を行う際に基板に形成された膜が剥がれないような塗布膜の処理条件を決定する液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法であって、
    レジスト膜を含む所定の膜が形成された実基板に相当するテスト基板を準備し、このテスト基板に対し、所定の液浸露光条件に対応する条件で処理を行うための液浸露光装置を模擬した試験装置を備え、前記試験装置は、前記テスト基板の周縁部分の一部表面と面一となる面を備える基板ガイドを有し、前記テスト基板の一部表面と該基板ガイドの表面とを跨ぎ内部に純水を通流させて該純水が前記一部表面に当たるように設定して前記処理を行い、その結果に基づいて基板上の塗布膜の処理条件を決定することを特徴とする液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法。
  2. 前記テスト基板は、基板側から順に反射防止膜、レジスト膜、保護膜が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法。
  3. 前記塗布膜の処理条件の決定は、前記テスト基板に対する処理の後、検査装置により膜の状態を検査することにより行われることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法。
  4. 前記塗布膜の処理条件は、塗布膜のエッジ処理の条件であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法。
  5. 所定の液浸露光条件に対応する条件は、種々の条件がライブラリー化されているデータベースから選択されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定方法。
  6. 所定の膜が形成され、その膜に所定の条件でエッジ処理を施した実基板に相当するテスト基板に対し、所定の液浸露光条件に対応する条件で処理を行うための液浸露光装置を模擬した試験装置と、
    前記試験装置の処理の後、基板上の膜のエッジ状態を検査する検査装置と、
    前記検査結果に基づいてテスト基板のエッジの状態が許容範囲か否かを判断し、エッジ状態が許容範囲外であった場合に、エッジ処理条件を変更して前記液浸露光装置に対応する条件での処理、前記検査装置での検査、およびエッジ状態の判断をエッジ状態が許容範囲内になるまで繰り返し、エッジ状態が許容範囲内であった場合に、そのエッジ処理条件を実基板のエッジ処理条件に決定する制御手段と
    を有し、
    前記試験装置は、前記テスト基板の周縁部分の一部表面と面一となる面を備える基板ガイドを有し、前記テスト基板の一部表面と該基板ガイドの表面とを跨ぎ内部に純水を通流させて該純水が前記一部表面に当たるように設定して前記処理を行うことを特徴とする液浸露光用塗布膜の処理条件決定装置。
  7. 前記検査装置は、前記検査を光学的手法により行うものであることを特徴とする請求項6に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定装置。
  8. 前記制御手段は、種々の液浸露光条件がライブラリー化されているデータベースを有し、前記所定の液浸露光条件に対応する条件をこのデータベースから選択することを特徴とする請求項6または請求項7に記載の液浸露光用塗布膜の処理条件決定装置。
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