JP4813333B2 - 膜形成方法、膜形成装置、パターン形成方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体 - Google Patents

膜形成方法、膜形成装置、パターン形成方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、液体を介して露光処理を施す液浸露光処理のための膜を半導体基板等の基板に形成する膜形成方法および膜形成装置、ならびにこのような膜形成方法を含み、基板に所定のレジストパターンを形成するパターン形成方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体に関する。
半導体デバイスの製造においては、半導体ウエハ上に回路パターンを形成するためにフォトリソグラフィ技術が用いられている。フォトリソグラフィを用いた回路パターンの形成は、半導体ウエハ上にレジスト液を塗布してレジスト膜(フォトレジスト膜)を形成し、このレジスト膜に光を照射して回路パターンに対応するようにレジスト膜を露光した後、これを現像処理するといった手順で行われる。
半導体デバイスは近時、動作速度の向上等の観点から高集積化の傾向にあるため、フォトリソグラフィ技術においては、半導体ウエハ上に形成される回路パターンの微細化が要求されている。そこで、45nmノードの高解像度を実現するフォトリソグラフィ技術として、ウエハと露光用の投影レンズとの間に空気よりも高い屈折率を有する純水等の液体を供給し、液体の屈折率を利用して投影レンズからの照射光の波長を短くすることにより露光の線幅を細くする液浸(Immersion)露光が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、液浸露光処理は通常、液体を供給および吸引して液流を形成しながら行われ、場合によってはエアカーテンを形成しながら行われるため、ウエハ上に形成された膜、例えばレジスト膜やレジスト膜への液体の染み込みならびにレジスト成分の液体への溶出が防止されるようにレジスト膜を被覆する保護膜(トップコート膜)等のエッジ部分の処理が適切でない場合には、このような膜が液流やエアカーテンの気流等によってウエハから剥がれるおそれがある。膜剥がれが生じると、剥がれた膜がパーティクルとなり、露光機、例えば投影レンズを汚染したり、現像欠陥を誘起したりする懸念がある。
国際公開2005−029559号パンフレット
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、液浸露光時のレジスト膜を含む表面膜の基板からの剥がれを防止することが可能な膜形成方法および膜形成装置、このような膜形成方法を含むパターン形成方法、ならびにこのような膜形成方法を実行させるための制御プログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点では、液体を介して露光処理を施す液浸露光処理のための膜を基板に形成する膜形成方法であって、基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する工程と、少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する工程とを含み、前記周縁膜形成工程前に、前記反射防止膜の周縁部を硬化させる工程をさらに含むことを特徴とする膜形成方法を提供する。
本発明の第1の観点において、周縁膜を硬化させる工程をさらに含んでもよい。この場合に、前記周縁膜形成工程前に、表面膜を加熱する工程をさらに含み、前記周縁膜硬化工程は、表面膜の加熱温度以下の温度で周縁膜を加熱することにより行うことができる。
また、以上の本発明の第1の観点において、前記表面膜は、前記フォトレジスト膜を覆う保護膜を有する場合に好適である。
また、本発明の第2の観点では、液体を介して露光処理を施す液浸露光処理のための膜を基板に形成する膜形成装置であって、基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する表面膜形成部と、前記反射防止膜の周縁部を硬化させる周縁部硬化部と、少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する周縁膜形成部とを具備することを特徴とする膜形成装置を提供する。
また、本発明の第3の観点では、基板の表面に所定のレジストパターンを形成するパターン形成方法であって、基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する工程と、前記基板の表面に形成された反射防止膜の周縁部を硬化させる工程と、少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する工程と、周縁膜の形成後に、液体を介してフォトレジスト膜を所定のパターンに露光する工程と、フォトレジスト膜の露光後に周縁膜を除去する工程と、露光後のフォトレジスト膜を現像する工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法を提供する。
さらに、本発明の第4の観点では、コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記制御プログラムは、実行時に前記膜形成方法が行われるように、コンピュータに処理装置を制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体を提供する。
本発明によれば、基板の表面にフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成した後、少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成するため、周縁膜によって液浸露光時のフォトレジスト膜を含む表面膜の基板からの剥がれを防止することができる。したがって、露光機の汚染を回避して、現像品質を高めることが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係る膜形成方法およびパターン形成方法を実施可能なパターン形成装置の概略平面図であり、図2はその概略斜視図である。
パターン形成装置1は、半導体基板であるウエハWに所定のレジストパターンを形成するためのものであり、ウエハWの搬送ステーションであるカセットステーション11と、ウエハWに対して露光処理前後の所定の処理を施す複数の処理ユニットを有する処理ステーション12と、ウエハWに対して露光処理を施す露光装置14と、処理ステーション12および露光装置14の間でウエハWを受け渡すためのインターフェイスステーション13とを備えている。カセットステーション11、処理ステーション12、インターフェイスステーション13および露光装置14は、この順にパターン形成装置1の長さ方向(Y方向)に直列に配置されている。
カセットステーション11は、複数枚、例えば13枚のウエハWが収容されたウエハカセット(CR)を載置するカセット載置台11aと、カセット載置台11a上のウエハカセット(CR)と後述する処理ステーション12の第4処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットとの間でウエハWを搬送するためのウエハ搬送部11cとをY方向に直列に有している。カセット載置台11a上には、ウエハカセット(CR)を位置決めするための位置決め部11bが、パターン形成装置1の幅方向(X方向)に複数、例えば5個設けられており、ウエハカセット(CR)は、その開口がウエハ搬送部11cの筐体の壁面に設けられた開閉部11eと対向するように、位置決め部11b位置に載置される。ウエハ搬送部11cは、その筐体内に配置された、ウエハWを保持可能な搬送ピック11dを有し、この搬送ピック11dによってカセット載置台11a上の各ウエハカセット(CR)とトランジションユニットとの間でウエハWを搬送するように構成されている。
処理ステーション12は、筐体15内に配置されており、その前面側(図1下方)に、カセットステーション11側からインターフェイスステーション13側に向かって順に、第1処理ユニット群G、第2処理ユニット群Gおよび第3処理ユニット群Gを有し、その背面側(図1上方)に、カセットステーション11側からインターフェイスステーション13側に向かって順に、第4処理ユニット群G、第5処理ユニット群G、第6処理ユニット群Gおよび第7処理ユニット群Gを有している。また、処理ステーション12は、第4処理ユニット群Gと第5処理ユニット群Gとの間に第1主搬送部Aを有し、第5処理ユニット群Gと第6処理ユニット群Gとの間に第2主搬送部Aを有し、第6処理ユニット群Gと第7処理ユニット群Gとの間に第3主搬送部Aを有している。
第1処理ユニット群Gは、ウエハWの表面に露光時の光の反射を防止する反射防止膜を形成する例えば2つのボトムコーティングユニット(BARC)と、ウエハWの表面にレジスト膜(フォトレジスト膜)を形成する例えば3つのレジスト塗布ユニット(COT)とが積み重ねられて構成されている。第2処理ユニット群Gは、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜に現像処理を施す例えば3つの現像ユニット(DEV)と、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜上に後述する液浸露光用の液体に対する撥水膜としての保護膜を形成する例えば2つのトップコーティングユニット(ITC)とが積み重ねられて構成されている。第3処理ユニット群Gは、ウエハWの表面に形成された反射防止膜の周縁部またはエッジ部の硬化処理を行う例えば2つのエッジ硬化ユニット(ECU)と、液浸露光時の液体による保護膜等のウエハWからの剥がれを防止するため、ウエハWの周縁部とウエハWの表面に形成された保護膜の周縁部との境界部分にエッジキャップ膜(周縁膜)を形成する例えば2つのエッジキャップ形成ユニット(ECC)(周縁膜形成部)と、液浸露光後にエッジキャップ膜を除去するエッジキャップ除去ユニット(ECR)とが積み重ねられて構成されている。これらの各ユニットは、例えば、ウエハWを水平に保持して回転させるスピンチャックを備え、このスピンチャックによってウエハWを水平に回転させながら所定の処理を行うように構成されている。
第4処理ユニット群Gは、カセットステーション11と第1主搬送部Aとの間でのウエハWの受け渡し部となるトランジションユニットを有している。第7処理ユニット群Gは、第3主搬送部Aとインターフェイスステーション13の後述する第1ウエハ搬送体21との間でのウエハWの受け渡し部となるトランジションユニットを有している。また、第4処理ユニット群G、第5処理ユニット群G、第6処理ユニット群Gおよび第7処理ユニット群Gは、例えば、ウエハWに疎水化処理を施すアドヒージョンユニットやレジスト塗布後のウエハWに対して加熱処理を施すプリベークユニット、現像処理後のウエハWに対して加熱処理を施すポストベークユニット、露光後現像前のウエハWに対して加熱処理を施すポストエクスポージャーベークユニット等の熱処理ユニットが積み重ねられて構成されている。
第1主搬送部Aは、ウエハWを保持可能な第1主ウエハ搬送アーム16を有し、この第1主ウエハ搬送アーム16は、第1処理ユニット群G、第4処理ユニット群Gおよび第5処理ユニット群Gの各ユニットに選択的にアクセスできるようになっている。第2主搬送部Aは、ウエハWを保持可能な第2主ウエハ搬送アーム17を有し、この第2主ウエハ搬送アーム17は、第2処理ユニット群G、第5処理ユニット群Gおよび第6処理ユニット群Gの各ユニットに選択的にアクセスできるようになっている。第2主搬送部Aは、ウエハWを保持可能な第3主ウエハ搬送アーム18を有し、この第2主ウエハ搬送アーム18は、第3処理ユニット群G、第6処理ユニット群Gおよび第7処理ユニット群Gの各ユニットに選択的にアクセスできるようになっている。
第1処理ユニット群G、第2処理ユニット群Gおよび第3処理ユニット群Gの下側にはそれぞれ、これらの各ユニットに所定の処理液を供給したり、各ユニットで使用された処理液を回収したりするケミカルユニット(CHM)が設けられている。
インターフェイスステーション13は、筐体内に配置された、処理ステーション12側の第1インターフェイスステーション13aと、露光装置14側の第2インターフェイスステーション13bとを有している。第1インターフェイスステーション13aには、第7処理ユニット群Gの開口部と対面するように、ウエハWを搬送するための第1ウエハ搬送体21が設けられており、第2インターフェイスステーション13bには、X方向に移動可能なウエハWを搬送するための第2ウエハ搬送体22が設けられている。
第1インターフェイスステーション13aの正面側には、ウエハ周辺部の余分なレジストを除去するためにウエハWのエッジ部のみを選択的に露光する周辺露光装置と、露光装置14に搬送されるウエハWを一時収容するイン用バッファカセットと、露光装置14から搬送されたウエハWを一時収容するアウト用バッファカセットと、露光装置14に搬送される前後のウエハを洗浄する洗浄ユニットとが積み重ねられて構成された第8処理ユニット群Gが配置されている。第1インターフェイスステーション13aの背面側には、ウエハWを高精度に温調する高精度温調ユニットが例えば2段に積み重ねられて構成された第9処理ユニット群Gが配置されている。
第1ウエハ搬送体21は、第7処理ユニット群G、第8処理ユニット群G、第9処理ユニット群Gの各ユニットにアクセス可能であり、これにより各ユニット間でのウエハWの搬送を行う。第2ウエハ搬送体22は、第8処理ユニット群Gの洗浄ユニット、第9処理ユニット群Gの各ユニット、露光装置14の後述するインステージ14aおよびアウトステージ14bにアクセス可能であり、これら各部の間でウエハWの搬送を行う。
第1インターフェイスステーション13aの上部には、第1インターフェイスステーション13aまたはインターフェイスステーション13の気流を調整する気流調整部23が設けられ、第2インターフェイスステーション13bの上部には、露光装置14から搬送されたウエハWが乾燥しないように第2インターフェイスステーション13bまたはインターフェイスステーション13を加湿する加湿部24が設けられている。
露光装置14は、ウエハWを純水等の液体に浸漬させた状態でレジスト膜を所定のパターンに露光する、いわゆる液浸露光を行うように構成されており、インターフェイスステーション13から搬送された露光処理前のウエハWを載置するインステージ14aと、インターフェイスステーション13に搬送される露光処理後のウエハWを載置するアウトステージ14bとを有している。
図2に示すように、カセットステーション11の下部にはこのパターン形成装置1の全体を制御する制御部19が設けられている。制御部19は、図3に示すように、マイクロプロセッサ(コンピュータ)を備えたプロセスコントローラ25と、このプロセスコントローラ25に接続された、工程管理者がパターン形成装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードやパターン形成装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなるユーザーインターフェイス26と、プロセスコントローラ25に接続された、パターン形成装置1で実行される処理をプロセスコントローラ25の制御にて実現するための制御プログラムや処理条件データ等が記録されたレシピが格納された記憶部27とを有している。そして、必要に応じて、ユーザーインターフェイス26からの指示等にて任意のレシピを記憶部27から呼び出してプロセスコントローラ25に実行させることで、プロセスコントローラ25の制御下でパターン形成装置1での処理が行われる。また、前記レシピは、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フラッシュメモリなどのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用したり、あるいは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させて利用したりすることも可能である。
次に、パターン形成装置1における処理工程について説明する。
図4はパターン形成装置1による処理工程を説明するためのウエハWの断面図である。
このように構成されたパターン形成装置1においては、まず、搬送ピック11dにより、ウエハカセット(CR)から1枚のウエハWを取り出し、処理ステーション12の第4処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットに搬送する。次に、第1〜3主搬送部A〜Aにより、レシピの順序に従って、第1〜7処理ユニット群G〜Gの所定のユニットにウエハWを順次搬送し、ウエハWに一連の処理を施す。
ここでは、まず、ウエハWをボトムコーティングユニット(BARC)に搬送し、ウエハWの表面に反射防止膜101(図4(a)参照)を形成する。反射防止膜101の形成は、ウエハW上に反射防止膜形成材料を供給して拡げ、溶剤によって周縁部の余分な反射防止膜形成材料をカットすることにより行われる。次に、ウエハWをレジスト塗布ユニット(COT)に搬送し、図4(a)に示すように、ウエハWの表面(反射防止膜101の表面)にレジスト膜102を形成する。レジスト膜102の形成は、ウエハW上にレジスト液を供給して拡げ、溶剤によって周縁部の余分なレジストをカットすることにより行われる。続いて、ウエハWをエッジ硬化ユニット(ECU)に搬送し、図4(b)に示すように、反射防止膜101の周縁部101aを硬化させる。これにより、ウエハWに対する反射防止膜101の付着性が高められる。なお、エッジ硬化ユニット(ECU)およびエッジ硬化ユニット(ECU)での硬化処理については、後に詳細に説明する。
エッジ硬化ユニット(ECU)での硬化処理が終了したら、ウエハWをトップコーティングユニット(ITC)に搬送し、図4(c)に示すように、レジスト膜102が覆われるようにウエハWの表面(反射防止膜101の表面)に保護膜103を形成する。保護膜103の形成は、ウエハW上に保護膜形成材料を供給して拡げ、溶剤によって周縁部の余分な保護膜形成材料をカットすることにより行われる。反射防止膜101、レジスト膜102および保護膜103は、ウエハWの表面に形成された表面膜を構成する。また、ボトムコーティングユニット(BARC)、レジスト塗布ユニット(COT)およびトップコーティングユニット(ITC)は、ウエハWに表面膜を形成する表面膜形成部を構成する。
次に、ウエハWをプリベークユニットに搬送し、図4(d)に示すように、例えば反射防止膜101、レジスト膜102および保護膜103に含まれる溶剤が除去されるように、ウエハWに対してプリベーク処理を施す。続いて、ウエハWをエッジキャップ形成ユニット(ECC)に搬送し、図4(e)に示すように、少なくともウエハWの周縁部、反射防止膜101の周縁部および保護膜103の周縁部にかけての境界部分にエッジキャップ膜形成材料を供給してエッジキャップ膜104を形成し、その後、図4(f)に示すように、エッジキャップ膜104を加熱処理して硬化させる。この際の加熱温度は、反射防止膜101、レジスト膜102および保護膜103の化学反応が起こらないように、前述のプリベーク処理、後述するポストエクスポージャーベーク処理およびポストベーク処理の加熱温度よりも低い温度に設定する。例えば、ポストエクスポージャーベーク処理の加熱温度が110〜130℃に設定されている場合には、エッジキャップ膜104の加熱温度を100℃以下、好ましくは90℃以下に設定することができる。
エッジキャップ膜形成材料としては、ウエハWおよび保護膜103等の膜に対する付着性が高く、耐水性または撥水性を有し、レジストと同種の材料からなり、かつ感光基を有していないものを用いることができる。このような材料としては、例えば、後述する液浸露光に用いられる光源がフッ化アルゴン(ArF)エキシマレーザ光等の真空紫外光の場合には、アクリル系樹脂等を用いることができ、液浸露光に用いられる光源がフッ化クリプトン(KrF)エキシマレーザ光等の遠紫外光の場合には、ポリイミド(PI)、ポリヒドロスチレン(PHS)等を用いることができる。なお、エッジキャップ形成ユニット(ECC)およびエッジキャップ形成ユニット(ECC)でのエッジキャップ膜104の形成については、後に詳細に説明する。
処理ステーション12は、液浸露光処理のための膜をウエハWに形成する膜形成装置を構成する。
なお、第1〜7処理ユニット群G〜Gでの処理においては、ボトムコーティングユニット(BARC)での反射防止膜の形成に代えてアドヒージョンユニットでのアドヒージョン処理を行う場合もあり、レジスト膜上に反射防止膜を形成し、反射防止膜上に保護膜を形成する場合もある。
処理ステーション12でのウエハWの一連の処理が終了し、ウエハWを第7処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットに搬送したら、第1ウエハ搬送体21により、ウエハWを第8処理ユニット群Gの周辺露光装置、イン用バッファカセット、洗浄ユニットおよび第9処理ユニット群Gの高精度温調ユニットに順次搬送し、ウエハWに一連の処理を施す。そして、第2ウエハ搬送体22によってウエハWを露光装置14のインステージ14aに搬送し、露光装置14でウエハWに対して液浸露光処理を施す。
露光装置14では、図4(g)に示すように、ウエハWと露光用の投影レンズ105との間に、純水等の液体を供給および吸引して水流を形成しながら、この液体を介し、投影レンズ105によってレジスト膜102にマスクのパターン像102aを所定の倍率で投影露光する。また、必要に応じてエアカーテンを形成しながら行う。露光の光源としては、前述のように、KrFエキシマレーザ光等の遠紫外光やArFエキシマレーザ光等の真空紫外光などが用いられる。ここで、反射防止膜101および保護膜103の周縁部は、エッジキャップ膜104で覆われているため、エッジカット処理が適切でない場合であっても、液体の水流やエアカーテンの気流等によりこのような膜が剥がれてしまうといったことが防止される。また、レジスト膜102の周縁部が保護膜103から露出している場合であっても、レジスト膜102をエッジキャップ膜104で覆うことができるため、レジスト膜102の剥がれも確実に防止することができる。
露光装置14での液浸露光後、ウエハWをアウトステージ14bに載置したら、第2ウエハ搬送体22によってウエハWを洗浄ユニットに搬送し、ウエハWを洗浄する。続いて、第1ウエハ搬送体21によってウエハWを第7処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットに搬送し、第1〜3主搬送部A〜Aにより、レンピの順序にしたがって、第1〜7処理ユニット群G〜Gの所定のユニットにウエハWを順次搬送し、ウエハWに一連の処理を施す。
ここでは、まず、ウエハWをエッジキャップ除去ユニット(ECR)に搬送し、図4(h)に示すように、ウエハWからエッジキャップ膜104を除去する。エッジキャップ膜104の除去は、ウエハWにエッジキャップ膜用の溶剤を供給することによって行われる。次に、ウエハWをポストエクスポージャーベークユニットに搬送し、ウエハWに対してポストエクスポージャーベーク処理を施す。続いて、ウエハWを現像ユニット(DEV)に搬送し、ウエハWに対して現像処理を施す。現像処理は、ウエハW上に現像液を供給することによって行われる。これにより、図4(i)に示すように、保護膜103およびレジスト膜102のパターン像102a部分が除去され、ウエハW上に所定のレジストパターンが形成される。続いて、ウエハWをポストベークユニットに搬送し、ウエハWに対してポストベーク処理を施す。そして、ウエハWを、第3処理ユニット群Gに設けられたトランジションユニットに搬送した後、カセットステーション11のウエハカセット(CR)へと搬送することとなる。
本実施形態では、ウエハWの表面にレジスト膜102や保護膜103等の表面膜を形成した後、ウエハWの周縁部と保護膜103等の表面膜との境界部分が覆われるようにエッジキャップ膜104を形成して、ウエハWに対して液浸露光処理を施すことにより、前述のように保護膜103等の表面膜の剥がれを防止することができるため、剥がれた膜に起因する露光装置14または投影レンズ105の汚染を回避して、現像品質を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、ウエハWの表面に反射防止膜101を形成した後、液浸露光前に、反射防止膜101の周縁部101aのみをあらかじめ硬化させるため、ウエハWに対する反射防止膜101の付着性を高めることができる。したがって、液浸露光処理の際の反射防止膜101の剥がれをより確実に防止することができ、これにより、現像品質のさらなる向上を図ることが可能となる。
次に、エッジ硬化ユニット(ECU)について詳細に説明する。
図5(a)はパターン形成装置1に設けられたエッジ硬化ユニット(ECU)の正面方向の概略断面図であり、図5(b)はその平面方向の概略断面図である。
エッジ硬化ユニット(ECU)は、ウエハWを収容するチャンバー50と、チャンバー50内でウエハWを水平に保持して回転させるスピンチャック51と、スピンチャック51に保持されたウエハW上の反射防止膜101(図4参照)の周縁部を硬化させる硬化機構52とを備えている。
チャンバー50の第3主搬送部Aに対向する側壁には、ウエハWを搬入出するための搬入出口50aが形成されているとともに、この搬入出口50aを開閉可能なシャッター50bが設けられている。スピンチャック51は、昇降可能であり、ウエハWの下面(裏面)の中心部に真空吸着してウエハWを保持し、モータ等の駆動源51aによって保持したウエハWを水平に回転させるように構成されている。硬化機構52は、ウエハWの周縁部の一部が挿入可能なように断面コ字状に形成され、挿入されたウエハW上の反射防止膜の周縁部に紫外線(UV)を照射するランプ等の図示しないUV照射手段を有している。硬化機構52は、ガイドレール52aに沿ってY方向に移動可能なアーム52bに取り付けられ、このアーム52bとともにY方向に移動するように構成されている。
このように構成されたエッジ硬化ユニット(ECU)においては、まず、第3主搬送部Aの第3主ウエハ搬送アーム18によって搬入出口50aからチャンバー50内にウエハWが搬入されたら、スピンチャック51を上昇させてウエハWに吸着させ、ウエハWをスピンチャック51に保持させる。次に、シャッター50bによって搬入出口50aを閉塞するとともに、ウエハWの周縁部の一部が挿入されるように硬化機構52を移動させる。そして、スピンチャック51によってウエハWを所定の速度で回転させつつ、硬化機構52のUV照射手段によってウエハW上の反射防止膜の周縁部に紫外線を照射する。これにより、反射防止膜の周縁部を周方向にほぼ均等に硬化させることができる。反射防止膜の硬化を所定の時間行ったら、硬化機構52をウエハWから離間するように移動させるとともに、スピンチャック51による回転を停止させ、シャッター50bによって搬入出口50aを開放する。そして、第3主搬送部Aの第3主ウエハ搬送アーム18が搬入出口50aからチャンバー50内に進入してウエハWを支持または保持したら、スピンチャック51を下降させてウエハWから離間させる。その後、第3主ウエハ搬送アーム18によってウエハWが搬入出口60aからチャンバー50外に搬出されることとなる。
なお、ここでは、反射防止膜の周縁部を硬化させるための手段としてUV照射手段を用いたが、反射防止膜の材料に応じてヒーター等の加熱手段を用いてもよい。
次に、エッジキャップ形成ユニット(ECC)について詳細に説明する。
図6(a)はパターン形成装置1に設けられたエッジキャップ形成ユニット(ECC)の正面方向の概略断面図であり、図6(b)はその平面方向の概略断面図である。
エッジキャップ形成ユニット(ECC)は、ウエハWを収容するチャンバー50と、チャンバー50内でウエハWを水平に保持して回転させるスピンチャック51と、スピンチャック51に保持されたウエハWの周縁部(ウエハWの周縁部から反射防止膜101、保護膜103(図4参照)の周縁部にかけての境界部分)にエッジキャップ膜形成材料を供給する材料供給機構62と、ウエハWの裏面側の周縁部に付着した余分なエッジキャップ膜形成材料を除去するための溶剤を供給する溶剤ノズル63と、スピンチャック51に保持されたウエハWから流れ落ちた、あるいは振り切られたエッジキャップ膜形成材料および溶剤を受け止めるカップ体64と、スピンチャック51に保持されたウエハW上のエッジキャップ膜104(図4参照)を硬化させる硬化機構65とを備えている。なお、エッジキャップ形成ユニット(ECC)のチャンバー50およびスピンチャック51は、エッジ硬化ユニット(ECU)のそれと同様の構造を有しており、同符号を付して説明を省略する。
材料供給機構62は、エッジキャップ形成材料を供給するための材料供給源62aと、材料供給源62aからのエッジキャップ形成材料を、上方からスピンチャック61に保持されたウエハWの周縁部に吐出する材料ノズル62bと、材料供給源62aからのエッジキャップ形成材料を材料ノズル62bに導く導管62cと、導管62cを流通するエッジキャップ形成材料の流量を調整するバルブ等の流量調整機構62dとを有している。材料ノズル62bは、その基端部がチャンバー50内に設けられたY方向に延びるガイドレール62eに接続されていることにより、このガイドレール62eに沿ってY方向に移動可能であり、かつ昇降可能に設けられている。溶剤ノズル63は、スピンチャック51に保持されたウエハWの下方に、例えば周方向に間隔をあけて複数本設けられている。溶剤ノズル63は、上方に向かってウエハWの外側に傾斜するように設けられており、吐出した溶剤がウエハWの周縁部に内側下方から到達するように構成されている。
カップ体64は、上部が開口し、ウエハWを保持したスピンチャック61の下降時にウエハWを囲繞するように設けられている。また、カップ体64は、その上端部が上方に向かって内側に傾斜しており、ウエハWから流れ落ちた、あるいは振り切られたエッジキャップ膜形成材料および溶剤とともに、溶剤ノズル63から吐出された溶剤も直接受け止めることができるように構成されている。カップ体64内の底壁には、受け止めたエッジキャップ膜形成材料および溶剤を回収する回収ライン64aが接続されており、カップ体64から回収ライン64aに回収されたエッジキャップ膜形成材料および溶剤は、再利用または廃棄されるように構成されている。
硬化機構65は、上昇時のスピンチャック61に保持されたウエハWの周縁部の一部が挿入可能なように断面コ字状に形成され、挿入されたウエハW上のエッジキャップ膜を加熱するヒーター等の図示しない加熱手段を有している。硬化機構65は、ガイドレール65aに沿ってY方向に移動可能なアーム65bに取り付けられ、このアーム65bとともにY方向に移動するように構成されている。
このように構成されたエッジキャップ形成ユニット(ECC)においては、まず、まず、第3主搬送部Aの第3主ウエハ搬送アーム18によって搬入出口50aからチャンバー50内にウエハWが搬入されたら、スピンチャック51を上昇させてウエハWに吸着させ、ウエハWをスピンチャック51に保持させる。次に、シャッター50bによって搬入出口50aを閉塞するとともに、カップ体64によってウエハWが囲繞されるようにスピンチャック51を下降させる。そして、スピンチャック51によってウエハWを回転させつつ、材料供給機構62によってウエハWの周縁部(ウエハWの周縁部から反射防止膜、保護膜の周縁部にかけての境界部分)にエッジキャップ形成材料を供給するとともに、溶剤ノズル63から溶剤を供給してウエハWの裏面側に付着した余分なエッジキャップ形成材料を除去する。これにより、ウエハWの周縁部から反射防止膜の周縁部、保護膜の周縁部にかけての境界部分にエッジキャップ膜が形成される。続いて、材料供給機構62によるエッジキャップ膜形成材料の供給および溶剤ノズル63からの溶剤の供給を停止した状態で、スピンチャック51によってウエハWを回転させてエッジキャップ膜をある程度乾燥させる。
エッジキャップ膜がある程度乾燥したら、スピンチャック51を上昇させる。次に、ウエハWの周縁部の一部が挿入されるように硬化機構65を移動させる。そして、スピンチャック51によってウエハWを所定の速度で回転させつつ、硬化機構65の加熱手段によってエッジキャップ膜を例えば100℃以下、好ましくは90℃以下の温度で加熱する。これにより、エッジキャップ膜を周方向にほぼ均等に硬化させることができる。エッジキャップ膜の硬化を所定の時間行ったら、硬化機構65をウエハWから離間するように移動させるとともに、スピンチャック51による回転を停止させ、シャッター50bによって搬入出口50aを開放する。そして、第3主搬送部Aの第3主ウエハ搬送アーム18が搬入出口50aからチャンバー50内に進入してウエハWを支持または保持したら、スピンチャック51を下降させてウエハWから離間させる。その後、第3主ウエハ搬送アーム18によってウエハWが搬入出口50aからチャンバー50外に搬出されることとなる。
このように構成されたエッジキャップ形成ユニット(ECC)を用いることにより、エッジキャップ膜の形成とその後のエッジキャップ膜の硬化処理とを同一のチャンバー50内で行うことができるため、装置のコンパクト化を図ることができる。
なお、ここでは、エッジキャップ膜を硬化させるための手段としてヒーター等の加熱手段を用いたが、エッジキャップ膜の材料に応じてUV照射手段を用いてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上記実施形態では、レジスト膜に表面に保護膜を形成し、保護膜の周縁部とウエハの周縁部との境界部分にエッジキャップ膜を形成したが、これに限らず、レジスト膜に表面に保護膜を形成せずに、レジスト膜の周縁部とウエハの周縁部との境界部分に直接エッジキャップ膜を形成してもよい。
本発明に係る膜形成方法およびパターン形成方法を実施可能なパターン形成装置の概略平面図である。 パターン形成装置の概略斜視図である。 パターン形成装置に設けられた制御部の概念図である。 パターン形成装置による処理工程を説明するためのウエハの断面図である。 パターン形成装置を構成するエッジ硬化ユニットの概略断面図である。 パターン形成装置を構成するエッジキャップ形成ユニットの概略断面図である。
符号の説明
1:パターン形成装置
12:処理ステーション(膜形成装置)
25:プロセスコントローラ
26:ユーザーインターフェイス
27:記憶部
101:反射防止膜
102:レジスト膜(フォトレジスト膜)
103:保護膜
104:エッジキャップ膜(周縁膜)
BARC:ボトムコーティングユニット
COT:レジスト塗布ユニット
DEV:現像ユニット
ECC:エッジキャップ形成ユニット(周縁膜形成部)
ECR:エッジキャップ除去ユニット
ECU:エッジ硬化ユニット
ITC:トップコーティングユニット
W:ウエハ(基板)

Claims (12)

  1. 液体を介して露光処理を施す液浸露光処理のための膜を基板に形成する膜形成方法であって、
    基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する工程と、
    少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する工程と
    を含み、
    前記周縁膜形成工程前に、前記反射防止膜の周縁部を硬化させる工程をさらに含むことを特徴とする膜形成方法。
  2. 前記反射防止膜の周縁部を硬化させる工程は、前記反射防止膜の周縁部に紫外線を照射することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の膜形成方法。
  3. 周縁膜を硬化させる工程をさらに含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の膜形成方法。
  4. 前記周縁膜形成工程前に、表面膜を加熱する工程をさらに含み、
    前記周縁膜硬化工程は、表面膜の加熱温度以下の温度で周縁膜を加熱することにより行うことを特徴とする請求項3に記載の膜形成方法。
  5. 前記表面膜は、前記フォトレジスト膜を覆う保護膜を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の膜形成方法。
  6. 液体を介して露光処理を施す液浸露光処理のための膜を基板に形成する膜形成装置であって、
    基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する表面膜形成部と、
    前記反射防止膜の周縁部を硬化させる周縁部硬化部と、
    少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する周縁膜形成部と
    を具備することを特徴とする膜形成装置。
  7. 前記周縁部硬化部は、前記基板を保持するスピンチャックと、
    前記反射防止膜の周縁部を硬化させる反射防止膜硬化機構とを含み、
    前記反射防止膜硬化機構は、前記スピンチャックに保持された前記基板の周縁部の一部が挿入可能なように断面コ字状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の膜形成装置。
  8. 前記反射防止膜硬化機構は紫外線照射手段を有し、前記紫外線照射手段は前記スピンチャックによって前記基板を回転させつつ、前記反射防止膜の周縁部に紫外線を照射することを特徴とする請求項7に記載の膜形成装置。
  9. 前記周縁膜形成部は、前記基板を保持するスピンチャックと、
    前記境界部分に周縁膜形成材料を供給する材料供給機構と、
    前記周縁膜を硬化させる周縁膜硬化機構とを含み、
    前記周縁膜硬化機構は、前記スピンチャックに保持された前記基板の周縁部の一部が挿入可能なように断面コ字状に形成されていることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の膜形成装置。
  10. 前記周縁膜硬化機構は加熱手段を有し、前記加熱手段は前記スピンチャックによって前記基板を回転させつつ、前記周縁膜を加熱することを特徴とする請求項9に記載の膜形成装置。
  11. 基板の表面に所定のレジストパターンを形成するパターン形成方法であって、
    基板の表面に反射防止膜とフォトレジスト膜またはフォトレジスト膜および他の1種または2種以上の膜からなる表面膜を形成する工程と、
    前記基板の表面に形成された反射防止膜の周縁部を硬化させる工程と、
    少なくとも基板の周縁部と表面膜の周縁部との境界部分に周縁膜を形成する工程と、
    周縁膜の形成後に、液体を介してフォトレジスト膜を所定のパターンに露光する工程と、
    フォトレジスト膜の露光後に周縁膜を除去する工程と、
    露光後のフォトレジスト膜を現像する工程と
    を含むことを特徴とするパターン形成方法。
  12. コンピュータ上で動作する制御プログラムが記憶されたコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、
    前記制御プログラムは、実行時に請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の膜形成方法が行われるように、コンピュータに処理装置を制御させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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