JP2008034801A - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 解像力及びスループットに優れた露光装置を提供すること。
【解決手段】 投影光学系に含まれる最終光学素子の周囲に配されたノズル部材を有し、前記最終光学素子に対向するように配された該基板に対向する、前記ノズル部材の対向面は、前記最終光学素子の光軸に直交する面に実質的に平行に配された、該間隙に該液体を供給するための供給口と、前記供給口より該光軸から遠くに配された、該間隙から該液体を回収するための第1の回収口とを有し、該対向面のうち前記供給口と前記第1の回収口との間に配された部分は、該光軸に直交する面に実質的に平行な第1の部分と、前記供給口と該第1の部分との間に配された、斜面を含む第2の部分とを含み、該第1の部分と該基板との第1の間隔は、前記供給口と該基板との第2の間隔より大きく、該斜面は、該光軸に近づくほど該基板に近づく、ように構成されている、露光装置を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、投影光学系の最終面と基板との間隙に満たされた液体を介して該基板を露光する露光装置、およびデバイス製造方法に関する。
レチクル(マスク)に描画されたパターンを投影光学系によってウェハに投影し、該パターンをウェハに転写する投影露光装置は従来から使用されている。近年では、高解像度であると共に、転写精度及びスループットに優れた露光装置が益々要求されている。高解像度の要求に応えるための一手段として液浸露光が注目されている。液浸露光は、投影光学系のウェハ側の媒質を液体にすることによって投影光学系の開口数(NA)の増加を更に進めるものである。投影光学系のNAは、媒質の屈折率をnとするとNA=n×sinθであるので、投影光学系とウェハとの間を空気の屈折率よりも高い屈折率(n>1)の媒質で満たすことでNAをnまで大きくすることができる。そして、プロセス定数k1と光源の波長λによって表される露光装置の解像度R(R=k1×(λ/NA))を小さくしようとするものである。
液浸露光においては、投影光学系の最終面とウェハとの間に液体を局所的に充填するローカルフィル方式が提案されている(特許文献1参照)。ローカルフィル方式においては、投影光学系の最終面とウェハとの狭い隙間に液体を均一に流すことが重要である。例えば、液体が投影光学系の最終面(最終レンズ)に衝突し、その外周に回り込んでしまうと、液体に気泡が混入することになる。また、ウェハを高速で移動させると、液体が周囲に伸び出し、または液体が周囲に飛散して液体量が減少し、気泡が混入し易くなる。気泡は露光光を乱反射するため、露光量が減少し、スループットの低下を招くと共に、露光光がウェハに到達することを妨げて転写精度を低下させる。
また、投影光学系の最終面の周囲に第2の回収口を設けた液浸露光装置が知られている。当該液浸露光装置によれば、液体の伸び出しを抑制することができる(特許文献2参照)。
さらに、第2の回収口を傾斜したトラップ面に形成した液浸露光装置が知られている(特許文献3参照)。該トラップ面は、XY平面に対して傾斜した面であり、液浸領域の外側に向かうにつれて基板の表面から離れるように(上に向かうように)傾斜している。トラップ面は親液処理が施されている。基板Pの表面に塗布されている膜(フォトレジスト、反射防止膜、保護コート等)は通常撥水性(撥液性)なので、第2の回収口の外側に流出した液体は、トラップ面で捕捉される。特許文献3に係る液浸露光装置では、このような構成により、液体の伸び出しをさらに抑制しようとしている。
国際公開第99/49504号パンフレット 特開2005−353820号公報 国際公開第2005/029559号パンフレット
上述のように、特許文献2及び3の露光装置は、液体の伸び出しを第2の回収口により抑制することができる。しかし、液体の伸び出しを抑制することは可能であるが、ステージの高速移動に伴って、ステージ進行方向に沿って液体の界面が移動し、そのため投影光学系の下に空気が進入し易い。この結果、液体に気泡が混入し易くなり、気泡が液体に混入すると、上述したように転写精度が低下し得る。
なお、特許文献3の露光装置の構成では、傾斜しているトラップ面の傾斜角によっては、当該トラップ面により、液体界面が投影光学系の下の方へ移動するのを妨げる効果も期待される。しかし、その場合、液体界面が通常位置する回収口の近傍が傾斜しているため、液体界面の移動に伴う液体圧力の変動が通常起こることになる。当該圧力変動は、ステージの駆動制御の外乱となって露光装置の重ね合わせ(オーバーレイ)精度を低下させるため、ステージの高速化を阻害する。
本発明は、上述の背景技術を考慮してなされたもので、解像力及びスループットに優れた露光装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の第1の側面は、基板を保持し且つ移動する基板ステージと、原版からの光を投影する投影光学系とを有し、前記投影光学系の最終面と該基板との間隙に満たされた液体と前記投影光学系と該原版とを介して該基板を露光する露光装置であって、
前記投影光学系に含まれる最終光学素子の周囲に配されたノズル部材を有し、
前記最終光学素子に対向するように配された該基板に対向する、前記ノズル部材の対向面は、
前記最終光学素子の光軸に直交する面に実質的に平行に配された、該間隙に該液体を供給するための供給口と、
前記供給口より該光軸から遠くに配された、該間隙から該液体を回収するための第1の回収口とを有し、
該対向面のうち前記供給口と前記第1の回収口との間に配された部分は、該光軸に直交する面に実質的に平行な第1の部分と、前記供給口と該第1の部分との間に配された、斜面を含む第2の部分とを含み、
該第1の部分と該基板との第1の間隔は、前記供給口と該基板との第2の間隔より大きく、該斜面は、該光軸に近づくほど該基板に近づく、ように構成されている、
ことを特徴とする露光装置である。
本発明の第2の側面は、上記第1の側面の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
該露光された基板を現像するステップと、
を有することを特徴とするデバイス製造方法である。
本発明によれば、例えば、解像力及びスループットに優れた露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置の実施形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
[第1の実施形態]
ここで、図1は、第1の実施形態の露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、投影光学系30とウェハ40との間隙に液体(液浸液)LWを満たした状態で、レチクル20に形成された回路パターン、投影光学系30および液体LWを介し、ステップ・アンド・スキャン方式でウェハ40を露光する液浸型の投影露光装置である。ここで、OAは、投影光学系30の光軸である。露光装置1はステップ・アンド・リピート方式にも適用することができる。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置10と、レチクル20を載置するレチクルステージ25と、投影光学系30と、ウェハ40を載置するウェハステージ(基板ステージともいう)45と、測距装置50と、ステージ制御部60と、その他の部材とを有する。その他の部材は、媒体供給部70と、液浸制御部80と、液体回収部90と、部材100(ノズル部材100ともいう)を含む。
照明装置10は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル20を照明するための光源部12と照明光学系14とを有する。
光源部12は、本実施形態では、光源として、波長約193nmのArFエキシマレーザーを使用する。但し、光源部12は、ArFエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約157nmのF2レーザーを使用してもよいし、水銀ランプやキセノンランプなどのランプを使用してもよい。
照明光学系14は、レチクル20を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、オプティカルインテグレーター、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。
レチクル20は、図示しないレチクル搬送系により露光装置1の外部から搬送され、可動のレチクルステージ25に保持される。レチクル20は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターンが形成されている。レチクル20から発せられた回折光は、投影光学系30を通り、ウェハ40上に投影される。レチクル20とウェハ40は、光学的に共役の関係に配置される。露光装置1は、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるため、レチクル20とウェハ40を縮小倍率比の速度比で走査することにより、レチクル20のパターンをウェハ40上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置の場合は、レチクル20とウェハ40とを静止させた状態で露光が行われる。
レチクルステージ25は、定盤27により支持されている。レチクルステージ25は、図示しないレチクルチャックを介してレチクル20を保持し、図示しない移動機構及びステージ制御部60によって移動制御される。図示しない移動機構は、リニアモーターなどで構成され、走査方向(本実施形態では、X軸方向)にレチクルステージ25を駆動することでレチクル20を移動することができる。
投影光学系30は、レチクル20に形成されたパターンを経た回折光をウェハ40上に結像(投影)する機能を有する。投影光学系30は、複数のレンズ素子のみからなる屈折光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する反射屈折光学系等を使用することができる。
ウェハ40は、図示しないウェハ搬送系により露光装置1の外部から搬送され、可動のウェハステージ45により保持される。ウェハ40は、被露光体であり、液晶基板、その他の被露光体を広く含む。ウェハ40には、フォトレジストが塗布されている。
同面板(液体保持部)44は、ウェハステージ45に支持されたウェハ40の表面とウェハ40の外側の領域(ウェハステージ45)とをほぼ同一の高さにし、液体LWを保持するための板である。同面板44は、ウェハ40の表面とほぼ同じ高さであることで、ウェハ40の外周付近のショットを露光する際に、ウェハ40の外側の領域においても液体LWを保持する(液膜を形成する)ことを可能にする。
同面板44の液体LWと接する面の材料(コーティング材料等)としては、例えば、液体が水(純水)の場合、一般的に撥水性(撥液性)が高いことが知られているフッ素系樹脂や蒸着重合樹脂等を使用することができる。具体的には、フッ素系樹脂としてテトラフルオロエチレン(TFE)を含む重合体を広く用いることができる。より具体的には、TFEを重合させたポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が挙げられる。また、TFEとパーフルオロアルコキシエチレンとを共重合させたパーフルオロアルキルビニルエーテル樹脂(PFA)、TFEとヘキサフルオロプロピレンとを共重合させたパーフルオロエチレン−プロピレン共重合体樹脂(FEP)などが挙げられる。
また、蒸着重合樹脂としては、パラキシリレン、またはその誘導体を含む重合体を使用することができる。具体的には、パリレン(米国のユニオン・カーバイド・ケミカル・アンド・プラスチック社(UCC)が開発したポリパラキシリレン樹脂)が挙げられる。より具体的には、パリレンN(UCC社製ポリパラキシリレンの商品名)、パリレンC(UCC社製ポリモノクロルパラキシリレンの商品名)、パリレンD(UCC社製ポリジクロロパラキシリレンの商品名)等が挙げられる。
これらの樹脂は、その重合度もしくは重合比の調整、又は官能基もしくは誘導体の導入による調整を行うことにより、液体に対する接触角を調整ことができる。
また、パーフルオロアルキル基含有シラン(ヘプタデカフルオロデシルシラン)などのシランカップリング剤で表面処理をしてもよい。更に、フッ素樹脂コート等を施した同面板44の表面に、凹凸又は針状の微細構造を設け、表面粗さを調整してもよい。同面板44の表面に微細構造(凹凸)を設けることにより、濡れ易い材料をより濡れ易く、濡れにくい材料をより濡れにくくすることができる。換言すれば、同面板44の表面に微細構造(凹凸)を設けることにより、同面板44の接触角を見掛け上大きくすることができる。
ウェハステージ45は、定盤47により支持されており、図示しないウェハチャックを介してウェハ40を保持する。ウェハステージ45は、ウェハ40の上下方向(鉛直方向、即ち、Z軸方向)の位置や回転方向、傾きを調整する機能を有し、ステージ制御部60によって制御される。ウェハステージ45は、露光時において、投影光学系30の焦点面にウェハ40の表面が常に高精度に合致するように、ステージ制御部60によって制御される。
測距装置50は、レチクルステージ25の位置及びウェハステージ45の2次元的な位置を、参照ミラー52及び54、及び、レーザー干渉計56及び58を介してリアルタイムに計測する。測距装置50による測距結果は、ステージ制御部60に伝達される。ステージ制御部60は、かかる測距結果に基づいて、位置決めや同期制御のために、レチクルステージ25及びウェハステージ45を一定の速度比率で駆動する。
ステージ制御部60は、レチクルステージ25及びウェハステージ45の駆動を制御する。
媒体供給部70は、図2に示すように、投影光学系30とウェハ40との間の空間又は間隙に液体LWを供給する機能を有する。媒体供給部70は、本実施形態では、図示しない生成装置と、脱気装置と、温度制御装置と、液体供給配管72とを有する。換言すれば、媒体供給部70は、投影光学系30の最終面の周囲に配置された液体供給配管72(の液体供給口101)を介して液体LWを供給し、投影光学系30とウェハ40との間の空間に液体LWの液膜を形成する。なお、投影光学系30とウェハ40との間の距離は、液体LWの液膜を安定に形成、且つ、除去できる程度であることが好ましく、例えば、1.0mm程度とするとよい。
媒体供給部70は、例えば、液体LWを貯めるタンク、液体LWを送り出す圧送装置、液体LWの供給流量を制御する流量制御装置を含む。
液体LWは、露光光の吸収が少ないものの中から選択され、更に、石英や蛍石などの屈折系光学素子と同程度の屈折率を有することが好ましい。具体的には、液体LWは、純水、機能水、フッ化液(例えば、フルオロカーボン)などが使用される。また、液体LWは、予め、図示しない脱気装置を用いて溶存ガスが十分に取り除かれたものが好ましい。これにより、液体LWは、気泡の発生を抑制し、また、気泡が発生しても即座に液体中に吸収できる。例えば、空気中に多く含まれる窒素及び酸素を対象とし、液体LWに溶存可能なガス量の80%を除去すれば、十分に気泡の発生を抑制することができる。勿論、図示しない脱気装置を露光装置に備えて、常に液体中の溶存ガスを取り除きながら媒体供給部70に液体LWを供給してもよい。
生成装置は、図示しない原料水供給源から供給される原料水中に含まれる金属イオン、微粒子及び有機物などの不純物を低減し、液体LWを生成する。生成装置により生成された液体LWは、脱気装置に供給される。
脱気装置は、液体LWに脱気処理を施し、液体LWの溶存酸素及び溶存窒素を低減する。脱気装置は、例えば、膜モジュールと真空ポンプによって構成される。脱気装置としては、例えば、ガス透過性の膜を隔てて、一方に液体LWを流し、他方を真空にして液体LW中の溶存ガスをその膜を介して真空中に追い出す装置が好適である。
温度制御装置は、液体LWを所定の温度に制御する機能を有する。
液体供給配管72は、脱気装置及び温度制御装置によって脱気処理及び温度制御が施された液体LWを、後述する部材100に形成された液体供給口101を介して投影光学系30とウェハ40との間の空間に供給する。即ち、液体供給配管72は、液体供給口101に接続されている。ここで、図2は、後述する部材100を示す概略断面図である。
液体供給配管72は、液体LWを汚染しないように、溶出物質が少ないポリテトラフルオロエチレン(ポリ四弗化エチレン)樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの樹脂で構成することが好ましい。液体LWに純水以外の液体を用いる場合には、液体LWに耐性を有し、且つ、溶出物質が少ない材料で液体供給配管72を構成すればよい。
液浸制御部80は、ウェハステージ45の現在位置、速度、加速度、目標位置及び移動方向などの情報をステージ制御部60から取得し、かかる情報に基づいて、液浸露光に係る制御を行う。液浸制御部80は、液体LWの供給及び回収の切り替え、停止、供給及び回収する液体LWの流量制御等の制御指令を、媒体供給部70や媒体回収部90に与える。
媒体回収部90は、媒体供給部70によって供給された液体LWを回収する機能を有し、本実施形態では、液体回収配管92を有する。媒体回収部90は、例えば、回収した液体LWを一時的に貯めるタンク、液体LWを吸い取る吸引部、液体LWの回収流量を制御するための流量制御装置などから構成される。
液体回収配管92は、供給された液体LWを後述する部材100に形成された液体回収口(第1の回収口ともいう)103を介して回収する。液体回収配管92は、液体LWを汚染しないように、溶出物質が少ないポリテトラフルオロエチレン(ポリ四弗化エチレン)樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの樹脂で構成することが好ましい。液体LWに純水以外の液体を用いる場合には、液体LWに耐性を有し、且つ、溶出物質が少ない材料で液体回収配管92を構成すればよい。
図3に、図2に示す断面図を−Z方向から見た概略図を示す。投影光学系30の最終光学部材(最終光学素子ともいう)31を取り囲むように部材100が形成される。ここで、OAは、最終光学部材31の光軸である。部材100と最終光学部材31は直接接することがないように支持されている。部材100には液体供給口101と、液体回収口103が形成される(部材100をノズル部材ともいう)。液体供給口101は、液体LWを供給するための供給口であり、空間102を介して液体供給配管72に接続される。空間102は液体供給配管72から均一に液体供給口101に液体を供給するための流路を形成する空間である。本実施例では液体供給口101はウェハ40に対向している。液体供給口101は、投影光学系30の近傍に形成されており、円周(円環)状に配置される。液体供給口101は、本実施形態では、円環状に形成されているが、その形状は円環に限られるものではない。また、投影光学系30の周囲に連続する閉じた形状でなくてもよく、すなわち、断続的に形成されていてもよい。
図2では液体供給口101には、多孔質部材を嵌め込まれているが、スリット状の開口であってもよい。多孔質部材としては、特に、繊維状や粒状(粉状)の金属材料や無機材料を焼結した多孔質体が好適である。なお、かかる多孔質体に使用される材料(少なくとも表面を構成する材料)としては、ステンレス、ニッケル、アルミナ、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiCなどが好適である。
液体回収口103は、供給した液体LWを回収するための開口であり、空間104を介して液体回収配管92に接続する。液体回収口103は気体を回収することもできる。空間104は液体回収口103から均一に液体を回収するための流路を形成するための空間である。
本実施例では液体回収口103はウェハ40に対向している。液体回収口103は、同心円状の回収口である。なお、液体回収口103は、スポンジなどの多孔質材料を嵌め込んでもよいし、スリット状の開口であってもよい。多孔質部材としては、特に、繊維状や粒状(粉状)の金属材料や無機材料を焼結した多孔質体が好適である。なお、かかる多孔質体に使用される材料(少なくとも表面を構成する材料)としては、ステンレス、ニッケル、アルミナ、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiCなどが好適である。液体回収口103は、図2乃至3に示すように、液体供給口101よりも外周に形成される。液体回収口103が液体供給口101よりも外側にあることにより、液体LWが投影光学系30の周辺部に漏れだしにくくなる。液体回収口103は、本実施形態では、円環状に形成されているが、液体供給口101同様、形状は円環に限られず、また、投影光学系30の周囲に断続的に形成されていてもよい。
ウェハステージ45の高速移動に伴って液体LWが移動する際の様子を図2に示す。ウェハステージ45の−X方向の移動に伴って液体LWが−X方向に移動する。ここで、部材100の面115(基板に対向する対向面)上に形成された液体供給口101からウェハ40の表面までの距離(間隔)が、同じく面115上に形成された液体回収口103からウェハ40の表面までの距離よりも短く(小さく)なるように構成している。このように液体供給口101のウェハ面までの距離を液体回収口103のウェハ面までの距離よりも短くすることで、より狭い空間に液体が流れ込もうとするために、液体LWの界面が液体供給口近傍に到達しにくくすることができる。また、液体供給口101からウェハ40までの距離を短くすることで、液体供給口101から光軸OAに関し外側(液体供給口101より光軸OAから遠い側)に流れ出す液体LWの動圧を高めることができる。これにより、液体LWの界面や界面近傍で発生する気泡を最終光学部材31とウェハ40との間の領域に到達しにくくすることができる。このようにして、液体LWの界面が液体供給口101の近傍に到達するのを抑制することで、露光不良を低減することができる。
更に、ウェハステージ45の高速移動の際に、液体LWの界面(気液界面)は部材100の面115における第1の部分(最終光学部材31の光軸OAに直交する面に実質的に平行な部分)114に沿って移動する。第1の部分114からウェハ40の表面までの間隔が狭い(例えば1mm以下)場合、界面のメニスカス形状の変化により、液体LWの圧力変動が大きくなり、最終光学部材31やウェハステージ45に振動が伝わり露光精度を低下させる。よって、液体LWの圧力変動を抑制するために、第1の部分114からウェハ40の表面までの距離は1mmより長くすることが好ましい。
また、第1の部分114からウェハ40の表面までの間隔が広い(例えば3mm以上)場合、ウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出す液体LWの量が多くなり、液体LWが飛散しやすくなる。よって、液体LWの飛散を抑制するために、第1の部分114からウェハ40の表面までの距離は3mmより短くすることが好ましい。
更に、第1の部分114又は第1の部分114と実質的に同一の面内に形成された液体回収口103に液体LWの界面を維持するために、回収口103、第1の部分114、及び斜面を含む第2の部分111は親液処理されている。更には、面115に形成された供給口101(光軸OAに直交する面に実質的に平行)及び供給口101と同一の面内に配された部分に関しても親液処理することで、最終光学部材31下に液膜を形成する際にも気泡が混入するのを抑制することが可能である。
親液処理する材料としては、液体LWが純水の場合、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiC、高安定性ガラスセラミック(例えばゼロデュア、Schott社製)などが好適である。また、液体LWに純水以外の液体を用いる場合には、該液体に耐性を有し、該液体に溶出する物質が少なく、且つ該液体に関し親液性を示す材料を広く用いることができる。
また、ウェハステージ45の高速移動に伴う液体LWの伸び出しを抑制するために、面115における回収口103よりも光軸OAから遠い部分に関しては撥液処理(撥液性に)する。液体LWが純水である場合、撥液処理する材料として、フッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シラン、を用いることで、撥液(撥水)処理したその表面に対する純水の接触角を90度以上(該表面を撥液性)にすることができる。
また、第2の部分111における斜面が直角(光軸OAに平行)に近いほど、ウェハステージ45が高速かつ長距離移動する場合に、界面の一部が第2の部分111を行き来することがある。その際に、第2の部分111で気泡を巻き込みやすくなる。そのため、図2に示すように、第2の部分111における斜面とウェハ40との距離(間隔)を光軸OAから離れるほど長く(大きく)なるようにする。このように第2の部分111に傾斜(斜面)を設けることにより、気泡を巻き込みにくくすることが可能である。この場合、部材100が当該斜面を提供している。
第2の部分111における斜面の傾斜に関しては、気泡の発生を抑制するために、光軸OAに直交する面に対して45度以下に設定することが好ましい。
第1の部分114に傾斜や凹凸を設けることは、ウェハステージ45の高速移動に伴って液体LWが第1の部分114を行き来するため、好ましくない。すなわち、第1の部分114に傾斜や凹凸を設けた場合、液体LWの界面の高さが場所によって変化するために液体LWの界面が安定せず、液体LWの圧力変動が大きくなる。当該圧力変動は、露光精度を低下させ得る。そのため、第1の部分114は、ウェハ40の表面に対し略平行(光軸OAに直交する面に実質的に平行となるよう)にすることが好ましい。
[第2の実施形態]
第2の実施形態を図12に示す。図12は、部材(ノズル部材)100dの概略断面図である。部材100dの面115は、液体供給口101を有し、液体供給口101より光軸OAから遠い部分に液体回収口103を有する。更に、部材100dの面115は、液体供給口101と第1の部分114との間に、斜面を含む第2の部分111を有し、第1の部分114と液体回収口103との間に、凹部112dを有する。
先の実施形態と同様に、第1の部分114に液体LWの界面を維持するために、第1の部分114及び第2の部分111は親液処理されている。更に、面115における供給口101及び供給口101と同一面内にある部分に関しても、親液処理されている。
図2では、ウェハステージ45の−X方向の移動に伴って液体LWが−X方向に移動する際に、液体供給口101からウェハ40の表面までの間隔が第1の部分114からウェハ40の表面までの間隔よりも小さくなるように構成した。当該構成により、液体LWの界面を液体供給口101の近傍に到達しにくくすることができた。
図12に示す構成でも、第1の部分114からウェハ40までの間隔よりも液体供給口101からウェハ40までの間隔が小さくなるように構成することで、図2に示す構成と同様の効果を得ることができる。すなわち、ウェハステージ45の−X方向の移動に伴って液体LWが−X方向に移動する際に、液体LWの界面を液体供給口101の近傍に到達しにくくすることができる。
更に、図12の構成では、液体回収口103からウェハ40表面までの間隔を第1の部分114からウェハ40表面までの間隔よりも小さくしている。これにより、ウェハステージ45を移動させた際に液体LWが伸び出るのを効果的に抑えつつ液体回収口103から液体LWを吸い込み易くすることができる。また、凹部112d(ウェハ40に向かって凹の部分を含む面)を設けることで、ウェハステージ45の高速移動に伴う液体回収口103の外側への液体LWの伸び出しを減らすことができ、液体LWの飛散を低減することができる。また、凹部112dに撥液処理を施す(凹部112dを撥液性にする)ことで、凹部112d内に液体LWが溜まったままになるのを低減することができる。撥液処理を施さない場合には、液体LWが凹部112dに溜まり、凹部112dで液体LWがちぎれやすくなり、気泡の発生の原因となり得る。ここで、部材100dが当該凹部を含む面115を提供している。
液体LWが純水である場合、撥液処理に用いる材料として、フッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いることで、撥液(撥水)処理した部材表面に対する純水の接触角を90度以上(該表面を撥液性)にすることができる。
また、図12の構成では凹部112dを設けたが、凹部112dを設けることなく、第1の部分114と液体回収口103とを傾斜面により連続的につなげてもよい。
[第3の実施形態]
以下、図13及び14を参照して、ノズル部材の別の実施形態を説明する。ここで、図13及び14は、部材(ノズル部材)100eおよび110eの概略断面図である。
先の実施形態では液体回収口103が部材100dに設けられていたのに対し、本実施形態では液体回収口103eが第2部材110eに設けられ、第2部材110eが上下方向(Z方向)の駆動機構120を介して部材100eに支持されている。ここで、部材100eおよび部材110eは、ノズル部材を構成している。
液体回収口103eから回収した液体及び気体は、空間104及び液体回収配管92を介して、媒体回収部90に回収される。空間104は、液体回収口103eから均一に液体を回収するために機能し、回収流路の一部を形成する。
図13は、液体回収口103eからウェハ40までの間隔を小さく設定している状態を示し、図14は、逆に、液体回収口103eからウェハ40までの間隔を大きく設定している状態を示している。間隔を変える条件としては、例えば、ウェハステージ45の移動速度及び/又は移動距離がある。例えば、ウェハステージ45が高速に長い距離を移動する際は、ノズル部材から伸び出ようとする液体LWを回収するために、液体回収口103eからウェハ40までの間隔を小さくすることが好ましい。この場合、例えば、液体回収口103eからウェハ40までの距離を0.5mm以下にすれば、伸び出ようとする液体LWを回収し易くなり、伸び出る液体LWを低減させることができる。
しかし、液体回収口103eからウェハ40までの間隔を短くすると、液体回収口103eから液体LWを回収する際の振動がウェハステージ45に伝わりやすくなり、ウェハステージ45の制御性能を低下させる。そのため、精度を要する露光時においては、図14に示すように液体回収口103eからウェハ40までの間隔を大きくすると、高精度にウェハステージ45を制御することができる。
また、液体LWの回収量を増やすために、液体回収口103eの排気量を大きくすると、液体回収口103eを形成する面が光軸OAに垂直な面に平行に配されている場合、液体回収口103eより光軸OA寄りの側から多くの気体を吸い込む。この際、液体と気体と同時に吸い込むため、液体回収口103eより光軸OA寄りの側で気泡が発生する。このとき、ウェハステージ45の移動方向が切り替わると、最終光学部材31とウェハ40との間に気泡が入り、露光不良の原因となり得る。そこで、図13及び図14に示すように、液体回収口103eを形成する面を光軸OAに垂直な面に対し傾斜させて配している。すなわち、液体回収口103eを形成する面からウェハ40までの間隔を、光軸OAから遠ざかるほど大きく設定している。このようにすれば、液体回収口103eより光軸OAから遠い側に伸び出そうとする液体LWを回収しつつ、液体回収口103eより光軸OAに近い側から気体を吸い込みにくくすることができる。よって、液体回収口103eより光軸OAに近い側での気泡の発生を低減させることができ、露光不良の発生を低減させることができる。
また、本実施形態では、部材100eと第2部材110eとの間に隙間(気体流路ともいう)113を設けている。隙間113を設けない場合、第2部材110eを上下方向(Z方向)に駆動させると、液体LWの圧力が変化し、露光不良の原因となり得る。そのため、部材100eとウェハ40との間の空間と、部材100eより光軸OAから遠い側の外部の空間とを連通させる(両空間の間で気体の流通を可能とする)ための隙間(気体流路)113を設けている。隙間(気体流路)113は、部材100eと第2部材110eとの間に形成された空間の気圧を調整するように構成されている。
また、先の実施形態と同様に、隙間113を形成する面115の部分(凹部)を撥液処理すれば、隙間113内に液体LWが浸入するのを低減させることができる。更に、液体LWを回収しやすくするために、液体回収口103eを親液処理し、液体回収口103eより光軸OAから遠い第2部材110eの部分を撥液処理すれば、液体回収口103eより光軸OAから遠い側への液体LWの伸び出しを低減させることができる。
液体LWが純水である場合、面115を撥液処理する材料として、フッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いれば、撥液処理した部分の表面に対する液体LWの接触角を90度以上にすることができる。
本実施形態では、隙間113は、部材100eとウェハ40との間の空間と部材100eより光軸OAから外側の外部の空間とを連通させるための隙間とした。しかし、代替的に、振動を伝えにくく且つ柔軟な接続部材(樹脂又は金属等で構成可能)によって部材100eと第2部材110eとを接続してもよい。この場合、部材100eと第2部材110eとの隙間113を塞ぐ当該接続部材に、気体流路を構成する不図示の気体供給回収配管を貫通させる。そして、気体供給回収配管内の圧力を測定し、該圧力が予め定められた圧力になるように、気体供給回収配管を介して気体の供給回収を行うように構成する。
また、例えば、第2部材110eを、光軸OAを囲む方向に沿って、複数に分割することにより、部材100eとウェハ40との間の空間と部材100eより光軸OAから外側の空間とを連通するような気体流路を設けてもよい。
[第4の実施形態]
以下、図15を参照して、ノズル部材の別の実施形態を説明する。ここで、図15は、ノズル部材を構成する部材100e及び第2部材110fの概略断面図である。
本実施形態では、第2部材110fにおいて、液体回収口103fより光軸OAから遠い側に気体供給口(気体放出口ともいう)107fが構成されている。また、第2部材110fは、上下方向(Z方向)の駆動機構120を介して部材100eに接続されている。
図15では、気体供給口107fとして、スリット状の開口を示しているが、該開口に多孔質部材を嵌め込んであってもよい。多孔質部材としては、特に、繊維状や粒状(粉状)の金属材料や無機材料を焼結した多孔質体が好適である。なお、かかる多孔質体に使用される材料(少なくとも表面を構成する材料)としては、ステンレス、ニッケル、アルミナ、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiCなどが好適である。
気体供給口107fは、空間108を介して気体供給配管94に接続される。空間108は、気体供給口107fから均一に気体を供給するために機能し、気体の流路の一部を形成している。気体供給配管94は、媒体供給部70に接続される。本実施形態では、媒体供給部70は、先の実施形態におけるものに加え、図示しない気体温度調節器と、蒸気生成器と、気体の供給流量を調節する流量調節器とを含む。
本実施形態では、ウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出そうとする液体LWを回収し、且つ、液体LWの伸び出しを低減させるために、気体供給口107fから気体を供給しつつ、液体回収口103fから液体LWを回収する。ここで、気体供給口107fと液体回収口103fとの間に隙間109を設けている。隙間109は、気体供給口107fから供給された気体が部材100eより光軸OAから遠い側の空間に抜けるための隙間である。
一般的に、液体回収口103fから液体LWを吸引(回収)し始めると、液体回収口103fにおける液体LWの流速が、気体を吸引している場合と比較して、大幅に減少する。そのため、吸引しきれない液体LWが外側(液体回収口103fより光軸OAから遠い側)に漏れ出そうとする。しかし、本実施形態では、液体回収口103fの外側に設けた気体供給口107fから気体を吹き付けることにより、液体LWの伸び出しを抑えることができる。また、液体回収口103fと気体供給口107fとの間には、液体LWを吸い上げない程度の断面積を有し、気体の流路となる隙間109が形成されている。なお、かかる隙間109がない場合でも、気体供給口107fがない場合に比べ、ウェハステージ45の移動により漏れ出した液体LWの伸び出しを抑制する又は低減させることができる。
また、本実施形態においても、先の実施形態と同様に、第2部材110fからウェハ40までの間隔を調節することで、要求されるスループットと精度とに合せた露光処理を行うことができる。
当該間隔を変える条件としては、例えば、ウェハステージ45の移動速度及び/又は移動距離がある。例えば、ウェハステージ45が高速に長い距離を移動する際は、液体LWの伸び出しを抑制して液体LWを回収するために、第2部材110fからウェハ40までの間隔を小さくすることが好ましい。この場合、例えば、第2部材110fからウェハ40までの距離を0.5mm以下にすれば、液体LWの伸び出しを抑制することができる。
しかし、第2部材110fからウェハ40までの間隔を小さくすると、液体回収口103fから液体LWを回収する際の振動がウェハステージ45に伝わりやすくなり、ウェハステージ45の制御性能を低下させ得る。そのため、精度を要する露光時においては、第2部材110fからウェハ40までの間隔を大きくすれば、高精度にウェハステージ45を制御することができる。また、第2部材110fからウェハ40までの間隔を0.5mmより大きくした場合、ウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出した液体LWが気体供給口107fから供給した気体により、ちぎれやすくする。そのため、第2部材110fからウェハ40までの間隔を0.5mmより大きくした場合には、気体供給口107fからの気体の供給を停止するようにしてもよい。このように制御することで、要求されるスループットと精度とに合せた露光処理を行うことができる。
また、液体回収口103f及びその周囲を親液処理し、それ以外の第2部材110fの表面を撥液処理すれば、より少ない気体の噴出量で液体LWの伸び出しを抑制することができる。
また、先の実施形態と同様に、液体LWが純水である場合、面115(第2部材110fの表面等)を撥液処理する材料として、フッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いることができる。そうすれば、撥液処理した部分の表面に対する液体LWの接触角を90度以上(該表面を撥液性)にすることができる。
また、液体LWの飛散を防止するために供給される気体が液体LWの組成を有する蒸気を含まないドライエア又は不活性ガスである場合、液体LWが蒸発しやすくなり、かかる蒸発に伴う気化熱の影響でウェハ40が冷却される。これにより、ウェハ40の温度が低下してウェハ40の表面が変形し、露光精度の低下を招き得る。
そこで、本実施形態では、気体供給口107fから供給する気体に、液体LWと同じ物質の蒸気又は液体LWが気化した蒸気の組成を有する蒸気を、不図示の蒸気生成器を用いて含ませる。換言すれば、気体供給口107fから、液体LWの蒸気を混入させた気体を供給する。また、同時に、不図示の気体温度調節器を用いて、所定の温度に調節された気体を供給する。これにより、液体LWの蒸発を低減させることが可能となり、液体LWの気化熱に起因する露光精度の低下を低減させることができる。
また、液体回収口103fから回収される気体の流量は、気体供給口107fから供給される気体の流量とほぼ同じ、又は、気体供給口107fから供給される気体の量より多くすることが好ましい。このような設定にすることにより、液体LWの界面から蒸発する液体LWの蒸気と気体供給口107fから供給される気体とが、部材100eより光軸OAから遠い側の空間に漏れ出すのを低減させることができる。
また、図16に本実施形態の変形例を示す。図15に示した実施形態との違いは、気体供給口107fの外側に設けた気体回収口121である。さらに、投影光学系を支持する支持部材(鏡筒)124と第2部材110fとを接続するフレキシブルな接続部材123と、支持部材124を貫通する気体供給回収配管96(気体流路)とである。
気体供給口107fの気体の噴出角度や気体の拡散により、液体LWの蒸気や気体供給口107fから供給される気体が、部材100eより光軸OAから遠い側の空間に漏れ出すことがある。例えば、液体LWに純水より高い屈折率を有する有機系・無機系の物質を使用する場合、該物質が酸素を吸収すると、液体LWの露光光透過率が低下し、スループットを低下させる。このような場合、気体供給口107fから供給される気体としては、窒素など、酸素を含まない不活性ガスが好ましい。このとき、ウェハステージ45の配される空間の雰囲気が空気である場合には、部材100eより光軸OAから遠い側に不活性ガスが漏れ出すと、レーザー干渉計56及び58の測定誤差を大きくする原因となり得る。そこで、気体供給口107fより光軸OAから遠い側に気体回収口121を設ければ、不活性ガスや液体LWの蒸気の漏れ出しを低減させることができる。
また、振動を伝えにくく且つ柔軟な接続部材123(樹脂又は金属等により構成可能)によって支持部材124と第2部材110fとを接続し、支持部材124に、気体流路を構成する気体供給回収配管96を貫通させている。そして、気体供給回収配管内の圧力を測定し、該圧力が予め定められた圧力になるように、気体供給回収配管96を介して気体の供給回収を行うように気体供給回収手段を構成する。当該気体供給回収手段は、気体供給回収配管96(気体流路)を介した隙間113(面115の凹の部分に接する空間)への不活性ガスの供給及び気体供給回収配管96(気体流路)を介した隙間113からの不活性ガスの回収の少なくとも一方を行う。係る構成により、第2部材110fを上下動させても、隙間113の気圧を実質的に一定に維持することができる。また、気体供給回収配管に供給する気体に、気体供給口107fから供給する気体と同じ不活性ガス(不活性ガスであれば、その組成は必ずしも同じでなくてよい)を使用することにより、液体LW近傍の酸素濃度を低くすることができる。
[第5の実施形態]
以下、図4乃至5を参照して、部材100の別の実施形態を説明する。ここで、図4は、部材100aの概略断面図であり、図5は部材100aを−Z方向から見た概略図である。部材100aには、液体供給口101と、液体回収口103と、第2液体回収口(第2の回収口ともいう)105とが形成される。部材100aは、図2に示す部材100と比較して、第2液体回収口105のみが相違する。
第2液体回収口105は、ウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出した液膜LWを回収するための回収口である。第2液体回収口105は空間106を介して液体回収配管93に接続される。空間106は第2液体回収口105から均一に液体を回収するための空間である。第2の液体回収口105は気体も回収することができる。本実施例では第2液体回収口105はウェハ40に対向している。第2液体回収口105は、液体回収口103に対し同心円状に配置される。なお、第2液体回収口105は、スポンジなどの多孔質材料を嵌め込んでもよいし、スリット状の開口であってもよい。多孔質部材としては、特に、繊維状や粒状(粉状)の金属材料や無機材料を焼結した多孔質体が好適である。なお、かかる多孔質体に使用される材料(少なくとも表面を構成する材料)としては、ステンレス、ニッケル、アルミナ、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiCなどが好適である。第2液体回収口105は、液体回収口(第1の回収口ともいう)103よりも光軸OAに対し外側(液体回収口103より光軸OAから遠い側)に形成される。第2液体回収口105が液体回収口103よりも外側にあることにより、液体LWが投影光学系30の周辺部に漏れだしにくくなる。第2液体回収口105は、本実施形態では、円環状に形成されているが、液体供給口101同様、形状は円環に限られず、また、投影光学系30の周囲に断続的に形成されていてもよい。
[第6の実施形態]
また、別の実施形態を図6に示す。図6は、部材100bの概略断面図である。部材100bには、液体供給口101と、液体回収口103と、第2液体回収口105とが形成される。図6に示すように第2液体回収口105のウェハ40までの間隔を液体回収口103のウェハ40までの間隔よりも短くすることで、より高速でウェハステージ45を移動させた際に薄く伸び出した液膜LWを吸い込みやすくすることが可能である。また、液体回収口103と液体回収口105の間に溝112(ウェハに向かって凹の部分を含む面)を設けることで、第2液体回収口105の外周部に漏れ出す液体LWを減らすことができ、液体LWが飛散するのを抑制することが可能である。また、溝112に撥液処理を施す(溝112を撥液性にする)ことで、溝112内に液体LWが溜まったままになるのを抑制することができる。撥液処理がない場合には液体LWが溝112に溜まり、溝で液体LWがちぎれやすくなり、気泡の発生の原因になる。ここで、部材100bが当該凹の部分を含む面を提供している。
また、撥液処理する材料としてはフッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いることで、液体LWが純水である場合に、撥液(撥水)処理したその表面の接触角を90度以上(該表面を撥液性)にすることができる。
また、図6では溝112を設けた実施例を示したが、溝112を設けることなく、液体回収口103と液体回収口105とを連続的に傾斜面を設けてつなげてもよい。その場合、図6に示す構成ほど液体LWが第2液体回収口105の外側に漏れ出す量を抑制できない。しかし、図4に示した第2液体回収口105と液体回収口103とをウェハ40から同じ高さに設ける場合に比べ、ウェハステージ45の高速移動に伴って薄く伸び出した液体LWをより多く回収することが可能である。
[第7の実施形態]
以下、図7乃至8を参照して、部材100の別の実施形態を説明する。ここで、図7乃至8は、部材100cの概略断面図である。
先の実施例との違いは第2液体回収口105を有する第2部材110が上下方向(Z方向)の駆動機構120を介して部材100cと接続されていることである。
第2部材110にはウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出した液膜LWを回収するための第2液体回収口105を有する。第2液体回収口105から回収した気体と液体は空間106を介して、液体回収配管93より回収され、媒体回収部90に回収される。空間106は第2液体回収口105から均一に液体を回収するための流路を形成するための空間である。
図7は第2部材110からウェハ40までの間隔を短く設定している図であり、逆に図8は第2部材110からウェハ40までの間隔を長く設定している図である。間隔を変える条件としては、例えば、ウェハステージの移動速度及び/又は移動距離がある。例えば、ウェハステージ45が高速に長い距離を移動する際に、薄く伸び出した液体LWを回収するために、第2部材110からウェハ40までの間隔を短くすることが好ましい。この場合、第2液体回収口105からウェハ40までの距離を0.5mm以下にすることで、伸び出した液膜LWを回収しやすくすることができる。
しかし、第2液体回収口105からウェハ40までの間隔を短くすることで、第2液体回収口105から液体LWを回収する際の振動がウェハステージ45に伝わりやすくなり、ウェハステージ45の制御性能を低下させる。そのため、精度を要する露光時においては、図6に示すように第2液体回収口105からウェハ40までの間隔を大きくすることで高精度にウェハステージ45を制御することが可能である。更に、第2液体回収口105から液体を回収する際の振動が露光精度を低下させる場合には、第2液体回収口105からの回収を停止することが好ましい。
また、本実施形態では第2部材110と部材100cの間に隙間(気体流路ともいう)113を設けている。液体供給口101からの供給量に対し、液体回収口103から多くの気体を回収する。隙間113を設けない場合、第2液体回収口105とウェハ40の間隔から多くの気体を吸い込み、その気体の流速が数十m/secを超える。流入する気体の影響で液体LWの界面が不安定になり気泡が発生しやすくなり、露光不良の原因となる。そのため、部材100cとウェハ40との間の空間と、光軸OAに関し部材100cの外部の空間(部材100cより光軸OAから遠い側の空間)とを連通させる(両空間の間で気体の移動を可能とする)ための隙間(気体流路)113を設けている。隙間(気体流路)113は、液体回収口103と第2液体回収口105との間に形成され且つ気体で満たされる空間の気圧を調整するように構成されている。
また。先の実施形態同様に隙間113を形成する壁面を撥液処理することで、隙間113内に液体LWが溜まったままになるのを抑制することができる。更に液体LWを回収しやすくするために、第2液体回収口105を親液処理し、第2液体回収口105を除く第2部材110を撥液処理する。そうすることで、光軸OAに関し第2部材110の外側(第2部材110より光軸OAから遠い側)への液体LWの伸び出しを抑制することが可能である。
撥液処理する材料としてはフッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いることで、液体LWが純水である場合に、撥液処理したその表面の接触角を90度以上にすることができる。
本実施形態では隙間113は部材100cとウェハ40の間の空間と部材100cの外部を連通させるための隙間と説明したが、代替的に、振動を伝えにくく、且つ、柔らかい樹脂やフレキシブルな金属によって部材100cと第2部材110とを接続してもよい。この場合、部材100cと第2部材110との隙間113を塞ぐ部材に、気体流路を構成する不図示の気体供給回収配管を接続し、気体供給回収配管内の圧力を測定し、その圧力を予め定めた圧力に保つように気体の供給回収を行うように構成してもよい。
また、例えば、第2部材110を複数に分割することで、光軸OAに関し第2部材110の内外を連通するような気体流路を設け、第2液体回収口105とウェハ40との間で気体の流速が数十m/secのように速くなりすぎないように構成してもよい。
[第8の実施形態]
以下、図9を参照して、第2部材110の別の実施形態説明する。ここで、図9は、部材100cと第2部材110aの概略断面図である。
本実施例では第2部材110aにおいて、光軸OAに関し第2液体回収口105の外側(第2液体回収口105より光軸OAから遠い側)に気体供給口(気体放出口ともいう)107が構成されている。また、第2部材110aは上下方向(Z方向)の駆動機構120を介して部材100cに接続されている。
図9では気体供給口107には、スリット状の開口を示しているが、多孔質部材を嵌め込んであっても良い。多孔質部材としては、特に、繊維状や粒状(粉状)の金属材料や無機材料を焼結した多孔質体が好適である。なお、かかる多孔質体に使用される材料(少なくとも表面を構成する材料)としては、ステンレス、ニッケル、アルミナ、SiO、SiC、熱処理によって表面のみにSiOを有するSiCなどが好適である。
気体供給口107は空間108を介して気体供給配管94に接続される。空間108は気体供給口107から均一に気体を供給するための流路を形成するための空間である。気体供給配管94は媒体供給部70に接続される。本実施形態では、媒体供給部70は先の実施例に加え、図示しない気体温度制御装置、蒸気制御装置と、気体の供給流量を制御する流量制御器と、気体供給配管94とを含む。
本実施例ではウェハステージ45の高速移動に伴って薄く伸び出した液膜LWを回収し、且つ、液体LWの伸び出しを抑制するために、気体供給口107から気体を噴出しつつ、第2液体回収口105から伸び出した液体LWを回収する。ここで、気体供給口107と第2液体回収口105の間に隙間109を設けている。隙間109は気体供給口108から供給する気体が部材100cの外部の空間に抜けるための隙間である。
一般的に、第2液体回収口105から液体LWを吸引(回収)し始めると、第2液体回収口105における液体LWの流速が、気体を吸引している場合と比較して、大幅に減少する。そのため、吸引しきれない液体LWが更に外側に漏れ出そうとする。しかし、本実施形態では、光軸OAに関し第2液体回収口105の更に外側(第2液体回収口105より光軸OAから更に遠い側)に設けた気体供給口107から気体を吹き付けることで、液体LWの伸び出しを抑えることができる。また、第2液体回収口105と気体供給口107との間には液体LWを吸い上げない程度の断面積を有し、気体の流路となる隙間109が形成されている。かかる隙間109がない場合でも、気体供給口107がない場合に比べ、ウェハステージ45の移動で漏れ出した液体LWの伸びを抑制することが可能である。
また、本実施例においても、先の実施例同様に第2部材110aからウェハ40までの高さを制御することで、要求されるスループットと精度とに合せた露光処理を行うことが可能である。
間隔を変える条件としては、例えば、ウェハステージの移動速度及び/又は移動距離がある。例えば、ウェハステージ45が高速に長い距離を移動する際に、液体LWの伸び出しを抑制・回収するために、第2部材110aからウェハ40までの距離を短くすることが好ましい。この場合、第2部材110aからウェハ40までの距離を0.5mm以下にすることで、液膜LWの伸び出しを抑制することが可能である。
しかし、第2部材110aからウェハ40までの間隔を短くすることで、第2液体回収口105から液体LWを回収する際の振動がウェハステージ45に伝わりやすくなり、ウェハステージ45の制御性能を低下させる。そのため、精度を要する露光時においては、第2部材110aからウェハ40までの間隔を大きくすることで高精度にウェハステージ45を制御することが可能である。また、第2部材110aからウェハ40までの間隔を0.5mm以上に設定した場合、気体供給口から供給する気体の影響で、ウェハステージ45の高速移動に伴って伸び出した液体LWをちぎれやすくする。そのため、第2部材110aからウェハ40までの間隔を0.5mm以上に設定した場合には気体供給口107からの気体の供給を停止するように設定する。更に、第2液体回収口105から液体を回収する際の振動が露光精度を低下させる場合には、第2液体回収口105からの回収を停止することが好ましい。
このように制御することで、要求されるスループットと精度とに合せた露光処理を行うことが可能である。
また、第2液体回収口105を親液処理し、第2液体回収口105を除く、気体供給口107を形成する第2部材110aを撥液処理することで、より少ない気体の噴出量で液体LWの伸び出しを抑制することが可能である。
また、先の実施例と同様に、撥液処理する材料としてはフッ素系樹脂、特に、PTFEやPFA、パーフルオロアルキル基含有シランを用いることで、液体LWが純水である場合に、撥液処理したその表面の接触角を90度以上にすることができる。
また、液体LWの飛散を防止するために供給される気体が液体LWの組成を有する蒸気を含まないドライエア又は不活性ガスである場合、液体LWが蒸発しやすくなり、かかる蒸発に伴う気化熱の影響でウェハ40が冷却される。これにより、ウェハ40の温度が低下し、ウェハ40の表面が変形して露光精度の低下を招くことになる。
そこで、本実施形態では、気体供給口107から供給する気体に液体LWと同じ物質の蒸気又は液体LWが気化した蒸気の組成を有する蒸気を不図示の蒸気制御装置において含ませる。換言すれば、気体供給口107は、液体LWの蒸気を混入させた気体を供給する。また、同時に、不図示の気体温度制御装置により、所望の温度に制御した気体を供給する。これにより、液体LWの蒸発を抑えることが可能となり、液体LWの気化熱に起因する露光精度の低下を防止することができる。
また、液体回収口103と第2液体回収口105とから回収される気体の量の和と気体供給口107から供給される気体の量とをほぼ同じまたは、気体供給口107から供給される気体の量を少なくすることが好ましい。このような設定にすることで、液体LWの界面から蒸発する液体LWの蒸気と供給する気体とが光軸OAに関し部材100cの外側(部材100cより光軸OAから遠い側)に漏れ出すのを抑制することができる。
[デバイス製造方法への応用]
次に、図10及び図11を参照して、上述の露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図10は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計した回路パターンを形成したレチクル(マスク又は原版ともいう)を製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハ(基板ともいう)を製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、レチクルとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図11は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置1を用い、レチクルの回路パターンを介してウェハを露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらの形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
第1の実施形態の露光装置の構成を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置の要部断面図である。 図2に示す要部を−Z方向から見た概略図である。 第5の実施形態の露光装置の要部断面図である。 図4に示す要部を−Z方向から見た概略図である。 第6の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第7の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第7の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第8の実施形態の露光装置の要部断面図である。 デバイスの製造方法を説明するためのフローチャートである。 図10に示すウェハプロセスの詳細なフローチャートである。 第2の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第3の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第3の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第4の実施形態の露光装置の要部断面図である。 第4の実施形態(変形例)の露光装置の要部断面図である。
符号の説明
1 露光装置
30 投影光学系
45 ウェハステージ
100 ノズル部材
101 液体供給口
103 液体回収口
115 ノズル部材100の対向面
114 対向面115における第1の部分
111 対向面115における第2の部分

Claims (14)

  1. 基板を保持し且つ移動する基板ステージと、原版からの光を投影する投影光学系とを有し、前記投影光学系の最終面と該基板との間隙に満たされた液体と前記投影光学系と該原版とを介して該基板を露光する露光装置であって、
    前記投影光学系に含まれる最終光学素子の周囲に配されたノズル部材を有し、
    前記最終光学素子に対向するように配された該基板に対向する、前記ノズル部材の対向面は、
    前記最終光学素子の光軸に直交する面に実質的に平行に配された、該間隙に該液体を供給するための供給口と、
    前記供給口より該光軸から遠くに配された、該間隙から該液体を回収するための第1の回収口とを有し、
    該対向面のうち前記供給口と前記第1の回収口との間に配された部分は、該光軸に直交する面に実質的に平行な第1の部分と、前記供給口と該第1の部分との間に配された、斜面を含む第2の部分とを含み、
    該第1の部分と該基板との第1の間隔は、前記供給口と該基板との第2の間隔より大きく、該斜面は、該光軸に近づくほど該基板に近づく、ように構成されている、
    ことを特徴とする露光装置。
  2. 該第1の部分と該第2の部分とは、該液体に関し親液性である、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記第1の回収口は、該光軸に直交する面に実質的に平行に配され、前記第1の回収口と該基板との間隔は、該第2の間隔と実質的に等しい、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 該対向面は、前記第1の回収口より該光軸から遠くに配された、該間隙から該液体を回収するための第2の回収口をさらに有する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の露光装置。
  5. 前記第1の回収口と前記第2の回収口とは、該光軸に直交する面に実質的に平行に配され、前記第1の回収口と該基板との間隔と前記第2の回収口と該基板との間隔との少なくとも一方は、該第1の間隔より小さい、ことを特徴とする請求項4に記載の露光装置。
  6. 該対向面は、該第1の部分と前記第1の回収口との間に配された第3の部分を含み、該第3の部分は、該基板に向かって凹の部分を含む、ことを特徴とする請求項1乃至3及び5のいずれかに記載の露光装置。
  7. 前記対向面は、前記第1の回収口と前記第2の回収口との間に配された第4の部分をさらに有し、該第4の部分は、該基板に向かって凹の部分を含む、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の露光装置。
  8. 該凹の部分は、該液体に関し撥液性である、ことを特徴とする請求項6又は7に記載の露光装置。
  9. 前記第1の回収口を該光軸に平行な方向において可動に構成した、ことを特徴とする請求項1、2及び4乃至8のいずれかに記載の露光装置。
  10. 前記第2の回収口を該光軸に平行な方向において可動に構成したことを特徴とする請求項4、5及び7のいずれかに記載の露光装置。
  11. 該対向面は、前記第1の回収口より該光軸から遠くにに配された、該基板に向かって気体を放出するための気体放出口をさらに有する、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の露光装置。
  12. 該凹の部分に接する空間の気圧を調整するための気体流路をさらに有する、ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の露光装置。
  13. 前記気体流路を介した該空間への不活性ガスの供給及び前記気体流路を介した該空間からの不活性ガスの回収の少なくとも一方を行う手段を有する、ことを特徴とする請求項12に記載の露光装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載の露光装置を用いて基板を露光するステップと、
    該露光された基板を現像するステップと、
    を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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