JP2002231622A - ステージ装置及び露光装置 - Google Patents

ステージ装置及び露光装置

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JP2002231622A
JP2002231622A JP2001356904A JP2001356904A JP2002231622A JP 2002231622 A JP2002231622 A JP 2002231622A JP 2001356904 A JP2001356904 A JP 2001356904A JP 2001356904 A JP2001356904 A JP 2001356904A JP 2002231622 A JP2002231622 A JP 2002231622A
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mark
stage
wafer
marks
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JP2001356904A
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Jiro Inoue
次郎 井上
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Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/42Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera for automatic sequential copying of the same original

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板ステージの小型化及び装置フットプリン
トの縮減を図る。 【解決手段】 基板ステージ(WST1,WST2)上
において、基板ホルダ(H1,H2)との位置関係が一
定となるように、使用される計測シーケンス毎に複数の
基準マークが分散して配置された複数の基準マーク板
(FMa〜FMd,FMa’〜FMd’)が、基板ホル
ダの周辺に設けられている。このため、基板ステージ上
の僅かなスペースに基準マーク板を設けることができ
る。また、制御装置により、マーク検出系を用いて各基
準マークの位置情報を検出する検出動作を含む各種計測
シーケンスが実行される。従って、計測機能を維持した
まま、基板ステージの小型化、ひいては装置のフットプ
リントの縮減を図ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ装置及び
露光装置に係り、更に詳しくは、エネルギビームにより
基板を露光して前記基板上に所定のパターンを形成する
露光装置及び該露光装置に好適に適用できるステージ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体素子、液晶表示素子等
を製造するためのリソグラフィ工程では、マスク又はレ
チクル(以下「レチクル」と総称する)に形成されたパ
ターンを投影光学系を介してレジスト等が塗布されたウ
エハ又はガラスプレート等の基板(以下、「ウエハ」と
総称する)上に転写する露光装置が用いられている。近
年では、半導体素子の高集積化に伴い、ステップ・アン
ド・リピート方式の縮小投影露光装置(いわゆるステッ
パ)や、このステッパに改良を加えたステップ・アンド
・スキャン方式の走査型投影露光装置(いわゆるスキャ
ニング・ステッパ)等の逐次移動型の投影露光装置が主
流となっている。
【0003】半導体素子等は、ウエハ上に複数層のパタ
ーンを重ね合せて形成されるため、ステッパ等の露光装
置では、ウエハ上に既に形成されたパターンと、レチク
ルに形成されたパターンとの重ね合せを高精度に行う必
要がある。このため、ウエハ上のパターンが形成された
ショット領域の位置を正確に計測する必要があり、この
方法として、各ショット領域に付設されたアライメント
マークの位置を種々の位置計測センサを用いて計測する
ことがなされている。
【0004】また、この計測のために、ウエハを保持す
るウエハステージ上には、レチクル、投影レンズ及びウ
エハの位置関係を計測する基準となる複数種類の基準マ
ークが形成されたフィデューシャルマーク板(基準マー
ク板)がウエハ近傍に設けられている。
【0005】この基準マーク板は、通常はウエハステー
ジ上に1枚配置されており、基準マーク板上に形成され
た基準マークを計測することで、位置計測センサ間の相
対距離の管理、ステージの位置を計測するステージ干渉
計の直交度、及びステージ干渉計により計測される干渉
縞のカウントから距離を導き出すための換算レートの管
理などが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の管理のための計測を1枚の基準マーク板で行う場合、
その計測距離のスパンが基準マーク板のサイズによって
制約を受けるため、これにより計測精度が低下する恐れ
がある。
【0007】このため、計測精度を向上させる手段とし
て、基準マーク板のサイズを拡大することが考えられる
が、ステージの大型化が引き起こされることが懸念され
る。特に、最近注目されている複数の基板ステージを備
える露光装置にあっては、ステージの駆動範囲を非常に
広く確保する必要があるため、装置のフットプリントを
必然的に増大させるという不都合をも有している。
【0008】また、上述した複数ステージを備える露光
装置の場合、露光用光学系を1つしか備えていない場合
が多く、このような場合に、ステージ同士の干渉を防止
する必要から露光位置とアライメント位置とが遠く離れ
る傾向がある。このため、露光位置とアライメント位置
との間でステージの位置を計測する干渉計光軸がステー
ジから外れてしまう。しかるに、このような場合であっ
ても、ステージ上の基板の露光用光学系やマスクに対す
る相対位置を精度良く管理する必要がある。
【0009】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その第1の目的は、計測機能を維持したまま、その
小型化を図ることができるステージ装置を提供すること
にある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、基板ステー
ジの小型化及び装置フットプリントの縮減が可能な露光
装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第3の目的は、基板ステー
ジの小型化及び装置フットプリントの縮減が可能で、か
つ基板の位置を常に精度良く管理することが可能な露光
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板(W1、W2)を保持する基板保持部材(H
1、H2)と;前記基板保持部材を載置して2次元移動
するとともに、前記基板保持部材との位置関係が一定と
なるように複数の基準マーク(Ma1〜Md又はMh,
Mi)がそれらが使用される計測シーケンス毎に分散し
て配置された基板ステージ(WST1、WST2)と;
を備えるステージ装置である。
【0013】これによれば、基板ステージ上において、
基板保持部材との位置関係が一定となるように複数の基
準マークがそれらが使用される計測シーケンス毎に分散
して配置されている。このため、例えばそれぞれの基準
マークを基板保持部材の周辺部に相互にある程度の間隔
となるように配置することができる。これにより、基準
マーク間の間隔(距離)を十分大きくとることができ、
計測スパンの制約を緩和することができ、これにより計
測精度の向上を図ることができる。また、基板ステージ
上の僅かなスペースにそれぞれの基準マークを配置する
ことができる。複数の基準マークがそれらが使用される
計測シーケンス毎に分散して配置されているので、計測
に関する機能を維持することができる。従って、計測機
能を維持したまま、その小型化を図ることができる。
【0014】この場合において、請求項2に記載のステ
ージ装置の如く、前記複数の基準マーク(Ma1〜M
d)は、前記基板保持部材の中心を含む多角形の各頂点
位置の近傍にそれぞれ配置された少なくとも3つの基準
マークであることとすることができる。かかる場合に
は、基準マークで囲まれる多角形の領域の内部に基板保
持部材の中心が存在するので、基準マークの位置の計測
結果に基づいて基板保持部材の中心を求める場合、その
中心点は基準マーク位置のいわば内挿点に相当する。従
って、例えば、基準マークの位置情報に基づいて所定の
演算を行なうことにより、基板保持部材の中心を原点と
する保持部材座標系をある程度高い信頼度で求めること
ができる。
【0015】上記請求項1に記載のステージ装置におい
て、請求項3に記載のステージ装置の如く、前記複数の
基準マークは、前記基板保持部材の中心を通る直線上の
前記中心に関して反対側に配置された第1基準マーク及
び第2基準マーク(Mh,Mi)を含むこととすること
ができる。かかる場合には、第1基準マークと第2基準
マークとが基板保持部材の中心を通る直線上の中心に関
して反対側に配置されているので、両基準マーク間の間
隔を基板保持部材の直径程度の長さにとることができ、
計測スパンの制約を緩和することができ、これにより計
測精度の向上を図ることができる。また、2つの基準マ
ークが基板保持部材の中心に対して対称であることか
ら、例えば基板保持部材の中心座標及び回転角を容易に
算出することが可能である。
【0016】上記請求項1〜3に記載の各ステージ装置
では、前記各基準マークは、基板ステージ上に直接形成
されていても良いが、例えば請求項4に記載のステージ
装置の如く、前記基板ステージ上の前記基板保持部材の
周辺に設けられ、前記基準マークの少なくとも1つが、
それぞれ形成された複数の基準マーク板(FMa〜FM
d,FMa’〜FMd’)を更に備えていても良い。
【0017】請求項5に記載の発明は、エネルギビーム
(IL)により基板(W1,W2)を露光して前記基板
上に所定のパターンを形成する露光装置であって、2次
元移動する基板ステージ(WST1,WST2)と;前
記基板ステージ上に載置され前記基板を保持する基板保
持部材(H1,H2)と;前記基板保持部材との位置関
係が一定となるように前記基板ステージ上の前記基板保
持部材の周辺に設けられ、使用される計測シーケンス毎
に複数の基準マークが分散して配置された複数の基準マ
ーク板(FMa〜FMd,FMa’〜FMd’)と;前
記基板ステージ上に存在するマークを検出するマーク検
出系(24a,24b)と;前記マーク検出系を用いて
前記複数の基準マークの少なくとも1つを検出する検出
動作をそれぞれ含む各種計測シーケンスを実行する制御
装置(90)と;を備える露光装置である。
【0018】これによれば、基板ステージ上において、
基板保持部材との位置関係が一定となるように基板保持
部材の周辺に、使用される計測シーケンス毎に複数の基
準マークが分散して配置された複数の基準マーク板が設
けられている。このため、基板ステージ上の僅かなスペ
ースに基準マーク板を設けることができる。また、制御
装置により、マーク検出系を用いて複数の基準マークの
少なくとも1つを検出する検出動作をそれぞれ含む各種
計測シーケンスが実行されるので、計測に関する機能を
維持することができる。従って、計測機能を維持したま
ま、基板ステージの小型化、ひいては装置のフットプリ
ントの縮減を図ることが可能となる。
【0019】この場合において、請求項6に記載の露光
装置の如く、前記基板ステージの位置を、直交座標系上
で管理する位置計測装置を更に備える場合、前記複数の
基準マーク板は、前記直交座標系上の第1軸方向に沿っ
て複数の基準マークが配置された第1軸方向に細長く伸
びる第1マーク板と、前記第1軸方向に直交する第2軸
方向に沿って複数の基準マークが配置された第2軸方向
に細長く伸びる第2マーク板とを含むこととすることが
できる。
【0020】この場合において、請求項7に記載の露光
装置の如く、前記パターンが形成されたマスク(R)を
保持するマスクステージ(RST)と;前記マスクステ
ージと前記基板ステージとを前記第2軸方向に沿って同
期移動する駆動装置と;前記マスクの前記パターンの前
記第1軸方向の両側に形成された少なくとも一対のマス
クマークを計測する一対のマスク用マーク検出系(4
1、42)と;を更に備える場合、前記第1マーク板の
前記第1軸方向の長さが前記対を成すマスクマーク間の
距離にほぼ対応する長さとされ、前記第2軸方向の長さ
が前記基準マークを形成するのに必要な長さより僅かに
大きな長さとされていることとすることができる。かか
る場合には、前記一対のマスクマークを一対のマスク用
マーク検出系により同時に計測可能な一対の基準マーク
を第1マーク板上に形成することが可能となる。
【0021】上記請求項6に記載の露光装置において、
請求項8に記載の露光装置の如く、前記パターンが形成
されたマスクを保持するマスクステージと;前記マスク
ステージと前記基板ステージとを前記第2軸方向に沿っ
て同期移動する駆動装置と;前記マスクステージの位置
を計測するマスク側位置計測装置と;前記マスク上の前
記パターンの前記第1軸方向の両側に形成された複数対
のマスクマークを計測するマスク用マーク検出系と;を
更に備える場合、前記第2マーク板の前記第2軸方向の
長さが前記パターンの前記第2軸方向の長さにほぼ対応
する長さとされ、前記第1軸方向の長さが前記基準マー
クを形成するのに必要な長さより僅かに大きな長さとさ
れていることとすることができる。かかる場合には、マ
スク用マーク検出系の所定の一方を用いて行われる、マ
スク側位置計測装置と基板ステージの位置を計測する位
置計測装置とのスケーリング合わせを行うことが可能な
基準マークを第2基準マーク板上に形成することが可能
となる。
【0022】請求項9に記載の発明は、エネルギビーム
(IL)により基板(W1,W2)を露光して前記基板
上に所定のパターンを形成する露光装置であって、2次
元移動する基板ステージ(WST1,WST2)と;前
記基板ステージの位置を計測する位置計測装置(16,
18,44,46,48)と;前記基板ステージ上に載
置され前記基板を保持する基板保持部材(H1,H2)
と;前記基板保持部材との位置関係が一定となるように
前記基板ステージ上に設けられ、前記基板保持部材の中
心を含む多角形の各頂点位置の近傍にそれぞれ配置され
た少なくとも3つの基準マーク(Ma1〜Md)と;前
記基準マークを含む前記基板ステージ上に存在するマー
クを検出するマーク検出系(24a,24b)と;前記
マーク検出系と前記位置計測装置とを用いて少なくとも
3つの基準マークの1つ又は複数を検出する検出動作を
それぞれ含む各種計測シーケンスを実行する制御装置
(90)と;を備える露光装置である。
【0023】これによれば、それぞれの基準マークが多
角形の各頂点位置の近傍に配置されるので、基準マーク
間の間隔(距離)を十分大きくとることができ、計測ス
パンの制約を緩和することができ、これにより計測精度
の向上を図ることができる。また、基準マークで囲まれ
る多角形の領域の内部に基板保持部材の中心が存在する
ので、基準マークの位置の計測結果に基づいて基板保持
部材の中心を求める場合、その中心点は基準マーク位置
のいわば内挿点に相当する。従って、例えば、制御装置
では、マーク検出系と位置計測装置とを用いて基板ステ
ージ上に設けられた各基準マークの位置情報を検出し、
その位置情報に基づいて所定の演算を行なうことによ
り、基板保持部材の中心を原点とする保持部材座標系を
ある程度高い信頼度で求めることができる。また、制御
装置では、マーク検出系と位置計測装置とを用いて基板
上の前記多角形内部に存在するアライメントマークの位
置情報を任意の座標系、例えばステージ座標系上で求
め、これを前記保持部材座標系における位置情報に変換
する。これにより、例えば、基板ステージの位置が一時
的に管理できなくなった場合であっても、新たな座標系
上で基準マークを再度計測することにより、その計測結
果と前記保持部材座標系における位置情報とに基づいて
新たな座標系上で前記アライメントマークの位置情報を
高い信頼性で求めることができる。従って、前述と同様
の理由により基板ステージの大型化及び装置のフットプ
リントの拡大を招くことなく、かつ基板の位置を常に精
度良く管理することが可能となる。
【0024】この場合において、前記各基準マークは、
基板ステージ上に直接形成されていても良いが、例え
ば、請求項10に記載の露光装置の如く、前記基板ステ
ージ上の前記基板保持部材の周辺に設けられ、前記基準
マークの少なくとも1つが、それぞれ形成された複数の
基準マーク板を更に備えていても良い。
【0025】この場合において、請求項11に記載の露
光装置の如く、前記複数の基準マーク板には、前記少な
くとも3つの基準マークが、それらが使用される計測シ
ーケンス毎に分散して配置されていることとすることが
できる。かかる場合には、通常基準マーク板上に多数存
在するマーク類を、それらの計測シーケンスに応じて分
散することで、その機能を維持しつつ、1つ1つの基準
マーク板の小型化、ひいては基準マーク板が配置される
基板ステージ及び露光装置全体の小型化を図ることが可
能となる。
【0026】上記請求項10及び11に記載の各露光装
置において、請求項12に記載の露光装置の如く、前記
基板ステージの位置は、前記位置計測装置により直交座
標系上で管理されており、前記複数の基準マーク板は、
前記直交座標系上の第1軸方向に沿って複数の基準マー
クが配置された第1軸方向に細長く伸びる第1マーク板
と、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に沿って複数
の基準マークが配置された第2軸方向に細長く伸びる第
2マーク板とを含むこととすることができる。かかる場
合には、多数存在する基準マークを、それらの使用態様
に応じて分散することで、その機能を維持しつつ、1つ
1つの基準マーク板の小型化、ひいては基準マーク板が
配置される基板ステージの小型化を図ることが可能とな
る。
【0027】また、例えば、走査型の露光装置であれ
ば、第1軸方向を基板の非走査方向とした場合、第1マ
ーク板がこの方向について、ほぼ基板上のショット領域
の大きさを有し、走査方向には僅かな大きさを有するこ
ととすることで、マスクの両端に形成されたマスクアラ
イメントマークを計測する2眼1対のマスク用マーク検
出系により両眼で同時に計測可能な基準マークを基準マ
ーク板上に形成することが可能となる。一方、第2軸方
向を基板の走査方向とした場合、第2マーク板がこの方
向について、ほぼショット領域の大きさを有し、非走査
方向には僅かな大きさとすることで、前記マスク用マー
ク検出系の片眼を用いて行われる、マスクステージの位
置を計測する干渉計と基板ステージの位置を計測する干
渉計のスケーリング合わせを行なうことが可能な基準マ
ークを基準マーク板上に形成することが可能となる。
【0028】請求項9に記載の露光装置において、請求
項13に記載の露光装置の如く、前記少なくとも3つの
基準マークのそれぞれは、前記基板保持部材に形成され
ていることとすることができる。
【0029】請求項14に記載の発明は、エネルギビー
ム(IL)により基板(W1,W2)を露光して前記基
板上に所定のパターンを形成する露光装置であって、2
次元移動する基板ステージ(WST1,WST2)と;
前記基板ステージの位置を計測する位置計測装置(1
6,18,44,46,48)と;前記基板ステージ上
に載置され前記基板を保持する基板保持部材(H1,H
2)と;前記基板保持部材との位置関係が一定となるよ
うに前記基板ステージ上に設けられ、前記基板保持部材
の中心を通る直線上の前記中心に関して反対側に配置さ
れた第1基準マーク及び第2基準マークを含む少なくと
も2つの基準マーク(Mh,Mi)と;前記少なくとも
2つの基準マークを含む前記基板ステージ上に存在する
マークを検出するマーク検出系(24a,24b)と;
前記マーク検出系と前記位置計測装置とを用いて前記少
なくとも2つの基準マークの1つ又は複数を検出する検
出動作をそれぞれ含む各種計測シーケンスを実行する制
御装置(90)と;を備える露光装置である。
【0030】これによれば、第1基準マークと第2基準
マークとが基板保持部材の中心を通る直線上の中心に関
して反対側に配置されているので、両基準マーク間の間
隔を基板保持部材の直径程度の長さにとることができ、
計測スパンの制約を緩和することができ、これにより計
測精度の向上を図ることができる。また、両基準マーク
を結ぶ直線上に基板保持部材の中心が存在するので、基
準マークの位置の計測結果に基づいて基板保持部材の中
心を求める場合、その中心点は基準マーク位置の内挿点
に相当する。従って、例えば、制御装置では、マーク検
出系と位置計測装置とを用いて基板ステージ上に設けら
れた各基準マークの位置情報を検出し、その位置情報に
基づいて所定の演算を行なうことにより、基板保持部材
の中心を原点とする保持部材座標系をある程度高い信頼
度で求めることができる。また、制御装置では、マーク
検出系と位置計測装置とを用いて基板上の前記直線上に
存在するアライメントマークの位置情報を任意の座標
系、例えばステージ座標系上で求め、これを前記保持部
材座標系における位置情報に変換することにより、例え
ば、基板ステージの位置が一時的に管理できなくなった
場合であっても、新たな座標系上で基準マークを再度計
測することにより、その計測結果と前記基板保持部材上
の座標系における位置情報とに基づいて新たな座標系上
で前記アライメントマークの位置情報を高い信頼性で求
めることができる。従って、前述と同様の理由により、
基板ステージの大型化及び装置のフットプリントの拡大
を招くことなく、かつ基板の位置を常に精度良く管理す
ることが可能となる。また、この場合、2つの基準マー
クが基板保持部材の中心に対して対称であることから、
例えば基板保持部材の中心座標及び回転角を容易に算出
することが可能である。
【0031】この場合において、請求項15に記載の露
光装置の如く、前記基板ステージ上の前記基板保持部材
の周辺に設けられ、前記少なくとも2つの基準マークの
いずれかが形成された複数の基準マーク板を更に備える
こととすることができる。
【0032】この場合において、請求項16に記載の露
光装置の如く、前記複数の基準マーク板には、前記少な
くとも2つの基準マークが、それらが使用される計測シ
ーケンス毎に分散して配置されていることとすることが
できる。
【0033】上記請求項15及び16に記載の各露光装
置において、請求項17に記載の六装置の如く、前記基
板ステージの位置は、前記位置計測装置により直交座標
系上で管理されており、前記複数の基準マーク板は、前
記直交座標系上の第1軸方向に沿って前記第1基準マー
クを含む複数の基準マークが配置された第1軸方向に細
長く伸びる第1マーク板と、前記第1軸方向に直交する
第2軸方向に前記第2基準マークを含む複数の基準マー
クが配置された第2軸方向に細長く伸びる第2マーク板
とを含むこととすることができる。
【0034】上記請求項14に記載の露光装置におい
て、請求項18に記載の露光装置の如く、前記少なくと
も2つの基準マークのそれぞれは、前記基板保持部材に
形成されていることとすることができる。
【0035】また、上記請求項14、15、16、18
に記載の各露光装置において、請求項19に記載の露光
装置の如く、前記基板ステージの位置は、前記位置計測
装置により直交座標系上で管理されており、前記1基準
マークと前記第2基準マークとを結ぶ前記直線が、前記
直交座標系の両座標軸に対してほぼ45°の傾斜を有し
ていることとすることができる。
【0036】かかる場合には、第1基準マークと第2基
準マークとを結ぶ直線が直交座標系の座標軸に対してほ
ぼ45°の傾斜を有するので、直交座標系の両座標軸方
向について同等の精度でマーク位置の計測を行うことが
可能となる。
【0037】なお、本発明に係る露光装置での基準マー
クの検出動作では、必ずしも基準マークの位置情報(例
えば、基板ステージの移動を規定する直交座標系上での
座標値)を検出しなくても良い。例えば、マスクあるい
はマスクステージなどに形成されるマークの位置情報
(基準マークとの相対位置関係などを含む)や投影光学
系の光学特性(投影倍率など)などの検出、マスク座標
系と基板座標系との対応付けなどで基準マークを用いる
だけでも良い。例えば、投影光学系の投影倍率は、マス
クあるいはマスクステージに形成される複数のマークと
これに対応する基板ステージ上の複数の基準マークとの
相対位置関係、又はマスクステージ側の複数のマーク同
士の位置関係と基板ステージ側の複数の基準マーク同士
の位置関係を検出することにより容易に求めることがで
きる。マスク座標系と基板座標系との対応付けも、マス
クあるいはマスクステージ上に所定方向に沿って所定間
隔で形成された複数のマークとこれに対応する基板ステ
ージ上の複数の基準マークとの相対位置関係を検出する
ことにより求めることができる。
【0038】さらに、本発明で基板ステージ上の基準マ
ークとは、基板ステージに直接形成される基準マーク、
基板ステージに固定されたマーク板に形成される基準マ
ークだけでなく、基板保持部材あるいはこれに固定され
るマーク板に形成される基準マークなどを含むものであ
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図4に基づいて説明する。
【0040】図1には、本発明に係る露光装置10の概
略構成が示されている。この露光装置10は、いわゆる
ステップ・アンド・スキャン方式の走査露光型の露光装
置である。
【0041】この露光装置10は、露光光ILによりマ
スクとしてのレチクルRを上方から照明する照明系2
0、前記レチクルRを主として走査方向(ここでは、図
1における紙面直交方向であるY軸方向とする)に駆動
するレチクル駆動系、前記レチクルRの下方に配置され
た投影光学系PL、該投影光学系PLの下方に配置さ
れ,基板としてのウエハW1、W2をそれぞれ保持して
独立して2次元方向に移動する基板ステージとしてのウ
エハステージWST1、WST2を備えたステージ装
置、及びこれら各部を制御する制御系等を備えている。
【0042】前記照明系20は、例えば特開平10−1
12433号公報、特開平6−349701号公報(及
びこれに対応する米国特許第5,534,970号公
報)などに開示されるように、光源、オプティカル・イ
ンテグレータを含む照度均一化光学系、リレーレンズ、
可変NDフィルタ、レチクルブラインド、及びダイクロ
イックミラー等(いずれも不図示)を含んで構成されて
いる。オプティカル・インテグレータとしては、フライ
アイレンズ、ロッドインテグレータ(内面反射型インテ
グレータ)、あるいは回折光学素子等を用いることがで
きる。
【0043】この照明系20では、回路パターン等が描
かれたレチクルR上のレチクルブラインドで規定された
スリット状の照明領域部分をエネルギビームとしての露
光光ILによりほぼ均一な照度で照明する。ここで、露
光光ILとしては、KrFエキシマレーザ光(波長24
8nm)、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)
などの遠紫外光、あるいはF2レーザ光(波長157n
m)などの真空紫外光などが用いられる。露光光ILと
して、超高圧水銀ランプからの紫外域の輝線(g線、i
線等)を用いることも可能である。
【0044】前記レチクル駆動系は、レチクルRを保持
して図1に示されるレチクルベース盤25に沿ってXY
2次元面内で移動可能なレチクルステージRSTと、こ
のレチクルステージRSTを駆動する不図示のリニアモ
ータ等を含むレチクル駆動部と、このレチクルステージ
RSTの位置を管理するマスク側位置計測装置としての
レチクル干渉計システム28とを備えている。
【0045】これを更に詳述すると、レチクルステージ
RSTは、実際には、不図示の非接触ベアリング、例え
ば真空予圧型気体静圧軸受け装置を介してレチクルベー
ス盤25上に浮上支持され、不図示のリニアモータによ
って、走査方向であるY軸方向に所定ストローク範囲で
駆動されるレチクル粗動ステージと、該レチクル粗動ス
テージに対しボイスコイルモータ等からなる駆動機構に
よってX軸方向、Y軸方向及びθz方向(Z軸回りの回
転方向)に微少駆動されるレチクル微動ステージとから
構成される。このレチクル微動ステージ上に不図示の静
電チャック又は真空チャックを介してレチクルRが吸着
保持されている。なお、図示は省略されているが、レチ
クル粗動ステージの移動により発生する反力は、例え
ば、特開平8−63231号公報(及びこれに対応する
米国特許第6,246,204号)などに開示されてい
るように、レチクル粗動ステージを駆動するためのリニ
アモータの可動子と固定子とをレチクルベース盤25に
対して互いに逆向きに相対移動させることによって排除
するようになっている。
【0046】上述のように、レチクルステージRST
は、実際には、2つのステージから構成されるが、以下
においては、便宜上、レチクルステージRSTは、不図
示のレチクル駆動部によりX軸、Y軸方向の微少駆動、
θz方向の微少回転、及びY軸方向の走査駆動がなされ
る単一のステージであるものとして説明する。
【0047】レチクルステージRST上には、図2に示
されるように、X軸方向の一側(+X側)の端部に、レ
チクルステージRSTと同じ素材(例えばセラミック
等)から成る平行平板移動鏡39がY軸方向に延設され
ており、この移動鏡39のX軸方向の一側の面には鏡面
加工により反射面が形成されている。この移動鏡39の
反射面に向けて図1の干渉計システム28を構成する測
長軸BI6Xで示される干渉計からの干渉計ビームが照
射され、その干渉計ではその反射光を受光して基準面に
対する相対変位を計測することにより、レチクルステー
ジRSTの位置を計測している。ここで、この測長軸B
I6Xを有する干渉計は、実際には独立に計測可能な2
本の干渉計光軸を有しており、レチクルステージRST
のX軸方向の位置計測と、ヨーイング量(θz回転量)
の計測が可能となっている。この測長軸BI6Xを有す
る干渉計は、後述するウエハステージ側の測長軸BI1
X(又はBI2X)を有する干渉計16(又は18)
(図3参照)からのウエハステージWST1(又はWS
T2)のヨーイング情報やX位置情報に基づいてレチク
ルとウエハの相対回転(回転誤差)をキャンセルする方
向にレチクルステージRSTを回転制御したり、X方向
のレチクルとウエハとの位置合わせを行うために用いら
れる。
【0048】一方、レチクルステージRSTの走査方向
(スキャン方向)であるY軸方向の一側(図1における
紙面手前側)には、一対のコーナーキューブミラー35
A,35Bが設置されている。そして、不図示の一対の
ダブルパス干渉計から、これらのコーナーキューブミラ
ー35A,35Bに対して図2に測長軸BI7Y,BI
8Yで示される干渉計ビームが照射される。これらの干
渉計ビームは、レチクルベース盤25上に設けられた不
図示の反射面にコーナーキューブミラー35A,35B
より戻される。そして、不図示の反射面で反射したそれ
ぞれの反射光が同一光路を戻り、それぞれのダブルパス
干渉計で受光され、それぞれのコーナーキューブミラー
35A,35Bの基準位置(レファレンス位置で前記レ
チクルベース盤25上の反射面)からの相対変位が計測
される。そして、これらのダブルパス干渉計の計測値が
ステージ制御装置70(図1参照)に供給され、ステー
ジ制御装置70により例えばその平均値に基づいてレチ
クルステージRSTのY軸方向の位置が算出され、その
算出結果が主制御装置90に供給されるようになってい
る。ダブルパス干渉計で計測されるY軸方向位置の情報
は、後述するウエハ側の測長軸BI2Yを有するY軸干
渉計46(図3参照)の計測値に基づくレチクルステー
ジRSTとウエハステージWST1(又はWST2)と
の相対位置の算出、及びこれに基づく走査露光時の走査
方向(Y軸方向)のレチクルとウエハの同期制御に用い
られる。
【0049】すなわち、本実施形態では、測長軸BI6
Xで示される干渉計及び測長軸BI7Y,BI8Yで示
される一対のダブルパス干渉計によって図1のレチクル
干渉計システム28が構成されている。
【0050】なお、レチクルRを構成するガラス基板の
素材は、使用する光源によって使い分ける必要がある。
例えば、光源としてF2レーザ光源等の真空紫外光源を
用いる場合には、ホタル石やフッ化マグネシウム、フッ
化リチウム等のフッ化物結晶、あるいは水酸基濃度が1
00ppm以下で、かつフッ素を含有する合成石英(フ
ッ素ドープ石英)などを用いる必要があり、ArFエキ
シマレーザ光源あるいはKrFエキシマレーザ光源を用
いる場合には、上記各物質の他、合成石英を用いること
も可能である。
【0051】前記投影光学系PLとしては、ここでは、
Z軸方向の共通の光軸を有する複数枚のレンズエレメン
トから成り、両側テレセントリックで所定の縮小倍率、
例えば1/5、又は1/4を有する屈折光学系が使用さ
れている。このため、ステップ・アンド・スキャン方式
の走査露光時におけるウエハステージの走査方向の移動
速度は、レチクルステージの移動速度の1/5又は1/
4となる。
【0052】前記ステージ装置は、図1に示されるよう
に、ベース盤12の上方に配置された2つのウエハステ
ージWST1、WST2と、これらのウエハステージW
ST1、WST2を駆動するステージ駆動系と、ウエハ
ステージWST1、WST2の位置を計測する位置計測
装置としての干渉計システムとを備えている。ウエハス
テージWST1、WST2は、不図示の非接触ベアリン
グ、例えば真空予圧型空気静圧軸受け(以下、「エアパ
ッド」と呼ぶ)を介してベース盤12の上方に所定のク
リアランスを介して浮上支持されている。そして、ウエ
ハステージWST1、WST2は、ステージ駆動系によ
って、第1軸方向としてのX軸方向(図1における紙面
左右方向)及び第2軸方向としてのY軸方向(図1にお
ける紙面直交方向)に独立して2次元方向に駆動可能な
構成となっている。
【0053】これを更に詳述すると、ウエハステージW
ST1、WST2の底面には不図示のエアパッドが複数
ヶ所に設けられており、これらのエアパッドの空気噴き
出し力と真空予圧力とのバランスにより例えば数μm程
度の間隔を保った状態で、ベース盤12上に浮上支持さ
れている。
【0054】ベース盤12上には、図3の平面図に示さ
れるように、X軸方向に延びる一対のX軸リニアガイド
(例えば、永久磁石を内蔵する磁極ユニットから成る)
86、87がY軸方向に所定間隔を隔てて配置されてい
る。これらのX軸リニアガイド86、87の上方には、
当該各X軸リニアガイドに沿って移動可能な各2つのス
ライダ82、84及び83、85が不図示のエアパッド
をそれぞれ介して例えば数μm程度のクリアランスを介
して浮上支持されている。合計4つのスライダ82、8
4、83、85は、X軸リニアガイド86又は87を上
方及び側方から囲むような断面逆U字状の形状を有し、
その内部に電機子コイルをそれぞれ内蔵している。すな
わち、本実施形態では、電機子コイルをそれぞれ内蔵す
るスライダ(電機子ユニット)82、84とX軸リニア
ガイド86とによって、ムービングコイル型のX軸リニ
アモータがそれぞれ構成されている。同様にスライダ
(電機子ユニット)83、85とX軸リニアガイド87
とによって、ムービングコイル型のX軸リニアモータが
それぞれ構成されている。以下においては、上記4つの
X軸リニアモータのそれぞれを、それぞれの可動子を構
成するスライダ82、84、83、85と同一の符号を
用いて、適宜、X軸リニアモータ82、X軸リニアモー
タ84、X軸リニアモータ83、及びX軸リニアモータ
85と呼ぶものとする。
【0055】上記4つのX軸リニアモータ(スライダ)
82〜85のうちの2つ、すなわちX軸リニアモータ8
2、83は、Y軸方向に延びるY軸リニアガイド(例え
ば、電機子コイルを内蔵する電機子ユニットから成る)
80の長手方向の一端と他端にそれぞれ固定されてい
る。また、残り2つのX軸リニアモータ84、85は、
Y軸方向に延びる同様のY軸リニアガイド81の一端と
他端に固定されている。従って、Y軸リニアガイド8
0、81は、各一対のX軸リニアモータ82,83、8
4,85によって、X軸に沿ってそれぞれ駆動されるよ
うになっている。
【0056】ウエハステージWST1の底部には、永久
磁石を有する磁極ユニット(図示省略)が設けられてお
り、この磁極ユニットと一方のY軸リニアガイド80と
によって、ウエハステージWST1をY軸方向に駆動す
るムービングマグネット型のY軸リニアモータが構成さ
れている。また、ウエハステージWST2の底部には、
永久磁石を有する磁極ユニット(図示省略)が設けられ
ており、この磁極ユニットと他方のY軸リニアガイド8
1とによって、ウエハステージWST2をY軸方向に駆
動するムービングマグネット型のY軸リニアモータが構
成されている。以下においては、適宜、これらのY軸リ
ニアモータを、それぞれの固定子を構成するリニアガイ
ド80、81と同一の符号を用いて、Y軸リニアモータ
80、Y軸リニアモータ81と呼ぶものとする。
【0057】また、本実施形態では、前記X軸リニアモ
ータ82〜85及びY軸リニアモータ80,81のそれ
ぞれは、図1に示されるステージ制御装置70によって
制御される。
【0058】なお、一対のX軸リニアモータ82、83
(又は84、85)がそれぞれ発生する推力を僅かに異
ならせることで、ウエハステージWST1(又はWST
2)のヨーイングの制御が可能である。
【0059】図1に戻り、前記ウエハステージWST1
上には、基板保持部材としてのウエハホルダH1が設け
られている。このウエハホルダH1の上面には、図4に
示されるように、同心円で径の異なる凸部72が複数形
成されており、これらの凸部72相互間に形成される溝
部の底面に設けられた不図示の吸引孔を介して、不図示
のバキュームポンプの真空吸引力によりウエハW1がウ
エハホルダH1上に吸着保持されるようになっている。
【0060】また、図4に示されるように、このウエハ
ホルダH1の周辺部の所定位置(更に詳しくは、ウエハ
ホルダH1の外側の四角形の頂点位置近傍)には、基準
マークがそれぞれ形成された4つの基準マーク板FM
a,FMb,FMc,FMdがその表面とウエハW1の
表面とが同一高さとなるように配置されている。これら
の基準マーク板FMa,FMb,FMc,FMdは、基
準マーク板保持部33a,33b,33c,33dをそ
れぞれ介してウエハホルダH1に一体的に固定されてい
る。すなわち、基準マーク板FMa,FMb,FMc,
FMdとウエハホルダH1との位置関係が一定とされて
いる。
【0061】前記基準マーク板FMa上面には、図4に
示されるように、一対の基準マークMa1、Ma2がX
軸方向に所定間隔を隔てて形成されている。これらの基
準マークMa1、Ma2は、後述する2眼一対のRA顕
微鏡41,42(図1参照)の両眼で同時に計測が可能
な位置に配置されている。これらの基準マークMa1、
Ma2が形成された基準マーク板FMaは、X軸方向に
ついてほぼウエハW1上のショット領域の大きさを有
し、Y軸方向については、基準マークが描画可能な程度
の大きさを有する平面視矩形の形状とされている。
【0062】また、基準マーク板FMb上には、Y軸方
向に所定間隔を隔てて3つの基準マークMb1,Mb
2,Mb3が形成されている。これらの基準マークMb
1,Mb2,Mb3は、いわゆるベースライン計測時に
行われるレチクルステージRST,ウエハステージWS
T1の位置をそれぞれ計測する干渉計相互間のいわゆる
スケーリング計測、すなわち、相対スキャン動作時の位
置合わせ確認を行うためのマークである。これらの基準
マークMb1,Mb2,Mb3が形成された基準マーク
板FMbは、Y軸方向についてウエハW1上のショット
領域の大きさを有し、X軸方向については、基準マーク
が描画可能な程度の大きさを有する平面視矩形の形状と
されている。
【0063】また、残りの基準マーク板FMc,FMd
上には、基準マークMc,Mdがそれぞれ形成されてい
る。これらの基準マークMc,Mdは、ウエハホルダH
1の中心及びウエハホルダH1の回転等を最小自乗法に
より求める場合等に使用されるマークである。なお、上
記各基準マーク板上に形成された各基準マークを用いた
各種計測方法については後に詳述する。
【0064】この場合、基準マーク板FMa,FMb,
FMc,FMdは、ウエハホルダH1の中心を含む四角
形(ほぼ正方形)の頂点位置に設けられているため、そ
の四角形の領域内(図4中の点線で囲まれた領域EA)
にウエハW1のほぼ全面が含まれるようになっている。
この理由については後述する。
【0065】ウエハステージWST1の上面には、X軸
方向の一端(−X側端)にX軸に直交する反射面を有す
るX移動鏡96aがY軸方向に延設され、Y軸方向の一
端(+Y側端)にY軸に直交する反射面を有するY移動
鏡96bがX軸方向に延設されている。これらの移動鏡
96a,96bの各反射面には、図2及び図3に示され
るように、後述する干渉計システムを構成する所定の測
長軸を有する干渉計からの干渉計ビーム(測長ビーム)
が投射され、その反射光を各干渉計で受光することによ
り、各移動鏡反射面の基準位置(一般には投影光学系P
L側面や、アライメント系の側面に固定ミラーを配置
し、そこを基準面とする)からの変位が計測され、これ
により、ウエハステージWST1の2次元位置が計測さ
れるようになっている。
【0066】他方のウエハステージWST2の構成は、
左右対称ではあるが、上述したウエハステージWST1
と同様になっている。
【0067】すなわち、ウエハステージWST2上に
は、図1に示されるように、基板保持部材としてのウエ
ハホルダH2を介して、ウエハW2が不図示のバキュー
ムチャックを介して真空吸着されている。ウエハホルダ
H2は、基本的には、前述したウエハホルダH1と同様
に構成されており、その周囲の部分に所定の位置関係、
具体的にはほぼ正方形状の四角形の各頂点の位置に、図
2及び図3に示されるように、4つの基準マーク板FM
a’,FMb’,FMc’,FMd’がそれぞれ配置さ
れ、基準マーク板保持部材をそれぞれ介してウエハホル
ダH2と一体化されている。これらの基準マーク板FM
a’,FMb’,FMc’,FMd’の上面は、ウエハ
ホルダH2上に載置されるウエハW2の表面と同じ高さ
となるように設定されている。また、ウエハステージW
ST2の上面には、移動鏡96c,96dがそれぞれ延
設されている。これらの移動鏡96c,96dには、図
2に示されるように、後述する干渉計システムを構成す
る所定の測長軸を有する干渉計からの干渉計ビームが投
射され、その反射光を各干渉計で受光することにより、
ウエハステージWST2の2次元位置が計測されるよう
になっている。
【0068】なお、図2及び図3に示されるように、ウ
エハステージWST2上の基準マーク板については、ウ
エハステージWST1上の基準マーク板と対応するもの
について、ウエハステージWST1において付した符号
に「’」を付して示されているので、基準マークについ
ても、便宜上、以下の説明においては基準マーク板と同
様に「’」を付して説明するものとする。
【0069】図1に戻り、前記投影光学系PLのX軸方
向の両側には、同じ機能を持ったオフアクシス(off-ax
is)方式のアライメント系24a、24bが、投影光学
系PLの光軸(レチクルパターン像の投影中心と一致)
よりそれぞれ同一距離だけ離れた位置に設置されてい
る。これらのアライメント系24a、24bとしては、
ここでは、ウエハ上のレジストを感光させないブロード
バンドな検出光束を対象マークに照射し、その対象マー
クからの反射光により受光面に結像された対象マークの
像と不図示の指標の像とを撮像素子(CCD)等を用い
て撮像し、それらの撮像信号を出力する画像処理方式の
FIA( Filed Image Alignment)系の顕微鏡が用いら
れている。これらのアライメント系24a、24bの出
力に基づき、基準マーク板上の基準マーク及びウエハ上
のアライメントマークのX、Y2次元方向の位置計測を
行なうことが可能である。
【0070】なお、アライメント系24a、24bとし
て、FIA系のみでなく、例えばコヒーレントな検出光
を対象マークに照射し、その対象マークから発生する散
乱光又は回折光を検出したり、その対象マークから発生
する2つの回折光(例えば同次数)を干渉させて検出す
るアライメントセンサを単独であるいは適宜組み合わせ
て用いることは勿論可能である。
【0071】本実施形態では、アライメント系24a
は、ウエハステージWST1上に保持されたウエハW1
上のアライメントマーク及びウエハステージWST1上
の各基準マーク板上に形成された基準マークの位置計測
等に用いられる。また、アライメント系24bは、ウエ
ハステージWST2上に保持されたウエハW2上のアラ
イメントマーク及びウエハステージWST2上の各基準
マーク板上に形成された基準マークの位置計測等に用い
られる。
【0072】これらのアライメント系24a、24bか
らの情報は、アライメント制御装置60によりA/D変
換され、デジタル化された波形信号を演算処理してマー
ク位置、すなわちアライメント系24a、24bそれぞ
れの指標中心を基準とする検出対象マークの位置情報が
検出される。アライメント制御装置60から検出結果が
主制御装置90に送られ、主制御装置90によって、そ
の検出結果に応じてステージ制御装置70に対し露光時
の同期位置補正等が指示されるようになっている。
【0073】次に、ウエハステージWST1、WST2
の位置を管理する干渉計システムの構成等について、図
1〜図4を参照しつつ説明する。
【0074】これらの図に示されるように、投影光学系
PLの投影中心(光軸AX)とアライメント系24a、
24bのそれぞれの検出中心(光軸SXa,SXb)と
を通る第1軸(X軸)に沿ってウエハステージWST1
上面のX軸方向一側に設けられた移動鏡96aには、図
1のX軸干渉計16からの測長軸BI1Xで示される干
渉計ビームが照射され、同様に、第1軸に沿ってウエハ
ステージWST2上面のX軸方向他側に設けられた移動
鏡96cには、図1のX軸干渉計18からの測長軸BI
2Xで示される干渉計ビームが照射されている。そし
て、干渉計16、18ではこれらの反射光を受光するこ
とにより、各反射面の基準位置からの相対変位を計測
し、ウエハステージWST1、WST2のX軸方向位置
を計測するようになっている。ここで、干渉計16、1
8は、図2に示されるように、各3本の光軸を有する3
軸干渉計であり、ウエハステージWST1、WST2の
X軸方向の計測以外に、Y軸回りの回転量(ローリング
量)及びZ軸回りの回転量(ヨーイング量)の計測が可
能となっている。各光軸の出力値は独立に計測できるよ
うになっている。なお、これまでの説明では、ウエハス
テージWST1,WST2は、ともに単一のステージで
あるかのような説明を行ったが、ウエハステージWST
1,WST2は、実際には、Y軸モータ80,81によ
ってそれぞれ駆動されるステージ本体と、該ステージ本
体の上部に不図示のZ・レベリング駆動機構を介して搭
載されたウエハテーブルとを、ともに備えている。そし
て、移動鏡は、ウエハテーブルにそれぞれ固定されてい
る。従って、ウエハWが載置されたウエハテーブルのチ
ルト制御時の駆動量は全て、干渉計16、18等により
モニタする事ができる。
【0075】上述の如く、ウエハステージWST1,W
ST2はともにステージ本体、ウエハテーブル等複数の
構成部分によって構成されているが、以下においては、
説明の便宜上から、ウエハステージWST1,WST2
は、Z軸回りの回転方向(θz方向)を除く5自由度方
向に移動可能な単一のステージであるものとして説明す
る。勿論、ウエハステージはθz方向を含む6自由度方
向に移動可能であっても良い。
【0076】なお、測長軸BI1X、測長軸BI2Xの
各干渉計ビームは、ウエハステージWST1、WST2
の移動範囲の全域で常にウエハステージWST1、WS
T2の移動鏡96a,96cに当たるようになってお
り、従って、X軸方向については、投影光学系PLを用
いた露光時、アライメント系24a、24bの使用時等
いずれのときにもウエハステージWST1、WST2の
位置は、測長軸BI1X、測長軸BI2Xの計測値に基
づいて管理される。
【0077】また、本実施形態では、図2及び図3に示
されるように、投影光学系PLの投影中心でX軸と垂直
に交差する測長軸BI2Yを有するY軸干渉計46と、
アライメント系24a、24bのそれぞれの検出中心で
X軸とそれぞれ垂直に交差する測長軸BI1Y、BI3
Yをそれぞれ有するY軸干渉計44,48とが設けられ
ている この場合、投影光学系PLを用いた露光時のウエハステ
ージWST1、WST2のY方向位置計測には、投影光
学系PLの投影中心、すなわち光軸AXを通過する測長
軸BI2Yの干渉計46の計測値が用いられ、アライメ
ント系24aの使用時のウエハステージWST1のY方
向位置計測には、アライメント系24aの検出中心、す
なわち光軸SXaを通過する測長軸BI1Yの干渉計4
4の計測値が用いられ、アライメント系24b使用時の
ウエハステージWST2のY方向位置計測には、アライ
メント系24bの検出中心、すなわち光軸SXbを通過
する測長軸BI3Yの干渉計48の計測値が用いられ
る。
【0078】従って、各使用条件により、Y軸方向の干
渉計測長軸がウエハステージWST1、WST2上面に
設けられた移動鏡96b,96dの反射面より外れるこ
ととなるが、少なくとも一つの測長軸、すなわち前述し
た測長軸BI1X、BI2Xはそれぞれのウエハステー
ジWST1、WST2の移動鏡96a,96cから外れ
ることがないので、使用する干渉計光軸が反射面上に入
った適宜な位置でY側の干渉計のリセットを行なうこと
ができる。
【0079】なお、上記Y計測用の各干渉計44,4
6,48は、図2に示されるように、各2本の光軸を有
する2軸干渉計であり、ウエハステージWST1、WS
T2のY軸方向の計測以外に、X軸回りの回転量(ピッ
チング量)の計測が可能となっている。各光軸の出力値
は独立に計測できるようになっている。
【0080】本実施形態では、2つのX軸干渉計16、
18及び3つのY軸干渉計44,46,48の合計5つ
の干渉計によって、ウエハステージWST1、WST2
の2次元座標位置を管理する干渉計システムが構成され
ている。
【0081】また、本実施形態では、後述するように、
ウエハステージWST1、WST2の内の一方が露光シ
ーケンスを実行している間、他方はウエハ交換、ウエハ
アライメントシーケンスを実行するが、この際に両ステ
ージの干渉がないように、各干渉計の出力値に基づいて
主制御装置90の指令に応じてステージ制御装置70に
より、ウエハステージWST1、WST2の移動が管理
されている。
【0082】さらに、本実施形態の露光装置10では、
図1に示されるように、レチクルRの上方に、投影光学
系PLを介してレチクルR上のレチクルマークRM1,
RM2と基準マーク板のマークとを同時に観察するため
の露光波長を用いたTTR(Through The Reticle)ア
ライメント光学系から成る一対のレチクルアライメント
顕微鏡(以下、便宜上「RA顕微鏡」と呼ぶ)41、4
2が設けられている。これらのRA顕微鏡41、42の
検出信号は、アライメント制御装置60を介して、主制
御装置90に供給されるようになっている。この場合、
レチクルRからの検出光をそれぞれRA顕微鏡41及び
42に導くための偏向ミラー31及び32が移動自在に
配置され、露光シーケンスが開始されると、主制御装置
90からの指令のもとで、不図示のミラー駆動装置によ
りそれぞれ偏向ミラー31及び32が待避される。な
お、RA顕微鏡41、42と同等の構成は、例えば特開
平7−176468号公報(及びこれに対応する米国特
許第5,646,413号)などに詳細に開示されてい
る。
【0083】また、図示が省略されているが、投影光学
系PL、アライメント系24a、24bのそれぞれに
は、合焦位置を調べるためのオートフォーカス/オート
レベリング計測機構(以下、「AF/AL系」という)
が設けられている。この内、投影光学系PLに設けられ
たAF/AL系は、ウエハ(W1又はW2)の露光面が
投影光学系PLの像面の焦点深度の範囲内に合致してい
るかどうか(合焦しているかどうか)を検出するために
設けられているものである。これは、スキャン露光によ
りレチクルR上のパターンをウエハ(W1又はW2)上
に正確に転写するには、レチクルR上のパターン形成面
とウエハ(W1又はW2)の露光面とが投影光学系PL
に関して常に共役になっていることが必要なためであ
る。本実施形態では、このAF/AL系として、例えば
特開平6−283403号公報(及びこれに対応する米
国特許第5,448,332号)などに開示される、い
わゆる多点焦点位置検出系が使用されている。
【0084】また、アライメント系に設けられたAF/
AL系も同様に構成されており、アライメント系24
a、24bによるアライメントセンサの計測時に、露光
時と同様のAF/AL系の計測、制御によるオートフォ
ーカス/オートレベリングを実行しつつアライメントマ
ークの位置計測を行なうことにより、高精度なアライメ
ント計測が可能になる。
【0085】露光装置10の制御系は、図1に示される
ように、マイクロコンピュータ(又はワークステーショ
ン)などから成り、装置全体を統括的に制御する制御装
置としての主制御装置90及びこの主制御装置90の配
下にあるステージ制御装置70、アライメント制御装置
60等を中心として構成されている。
【0086】次に、図1に示される制御系の構成各部の
動作を中心に本実施形態に係る露光装置10における2
つのウエハステージWST1,WST2上における同時
並行処理について、ウエハアライメント動作を中心とし
て説明する。
【0087】ここでは、図2に示されるように、ウエハ
ステージWST2側でウエハW2に対して露光動作が行
われ、これと並行してウエハステージWST1側でウエ
ハW1のアライメント動作が行われる場合から説明を開
始する。なお、ウエハW1,W2の表面には、不図示で
はあるが、X軸方向、Y軸方向に所定ピッチで多数のシ
ョット領域(区画領域)が形成されており、各ショット
領域にはそれまでの半導体製造工程によって所定の回路
パターンと、アライメント用のX軸ウエハマーク及びY
軸ウエハマークとがそれぞれ形成されているものとす
る。以下においては、これら各ウエハマークを「アライ
メントマーク」と総称するものとする。
【0088】a. まず、ウエハステージWST2側で
は、ウエハW2に対して次のようにして露光が行われ
る。すなわち、ステージ制御装置70が、主制御装置9
0から後述するウエハW1に対するアライメント動作と
同様にして事前に行われたアライメント結果に基づいて
与えられる指令に応じ、干渉計システムの測長軸BI2
Yを有する干渉計46と測長軸BI2Xを有する干渉計
18の計測値をモニタしつつ、X軸リニアモータ84,
85及びY軸リニアモータ81を制御してウエハW2の
第1ショット領域の露光のための走査開始位置(加速開
始位置)にウエハステージWST2を移動する。
【0089】b. 次に、ステージ制御装置70では、
主制御装置90の指示に応じてレチクルRとウエハW
2、すなわちレチクルステージRSTとウエハステージ
WST2とのY軸方向の相対走査を開始し、両者RS
T、WST2がそれぞれの目標走査速度に達し、等速同
期状態に達すると、照明系20からの紫外パルス光によ
ってレチクルRのパターン領域が照明され始め、走査露
光が開始される。上記の相対走査は、ステージ制御装置
70が、前述した干渉計システムの測長軸BI2Y、B
I2Xをそれぞれ有する干渉計46、18の計測値、及
びレチクル干渉計システム28の測長軸BI7Y、BI
8Y、BI6Xをそれぞれ有する干渉計の計測値をモニ
タしつつ、レチクル駆動部及びX軸リニアモータ84,
85、Y軸リニアモータ81を制御することにより行わ
れる。
【0090】c. この走査露光の開始に先立って、両
ステージRST、WST2がそれぞれの目標走査速度に
達した時点で、主制御装置90では、不図示のレーザ制
御装置に指示してパルス発光を開始させているが、ステ
ージ制御装置70によって不図示のブラインド駆動装置
を介して照明系20内の可動レチクルブラインドの所定
のブレードの移動がレチクルステージRSTの移動と同
期制御されている。これにより、レチクルR上のパター
ン領域外への紫外パルス光の照射が防止されることは、
通常のスキャニング・ステッパと同様である。
【0091】d. ステージ制御装置70は、レチクル
駆動部及びX軸リニアモータ84,85、Y軸リニアモ
ータ81を介してレチクルステージRST及びウエハス
テージWST2を同期制御する。その際、特に上記の走
査露光時には、レチクルステージRSTのY軸方向の移
動速度VrとウエハステージWST2のY軸方向の移動
速度Vwとが、投影光学系PLの投影倍率(1/4倍あ
るいは1/5倍)に応じた速度比に維持されるように同
期制御を行う。
【0092】上記の説明から明らかなように、本実施形
態では、ステージ制御装置70、これによって制御され
るレチクル駆動部及びX軸リニアモータ84,85、及
びY軸リニアモータ81によって、レチクルステージR
STとウエハステージWST2とを同期移動する駆動装
置が構成されている。同様に、ステージ制御装置70、
これによって制御されるレチクル駆動部及びX軸リニア
モータ82,83、及びY軸リニアモータ80によって
レチクルステージRSTとウエハステージWST1とを
同期移動する駆動装置が構成されている。
【0093】e. そして、レチクルRのパターン領域
の異なる領域が紫外パルス光で逐次照明され、パターン
領域全面に対する照明が完了することにより、ウエハW
2上の第1ショット領域の走査露光が終了する。これに
より、レチクルRのパターンが投影光学系PLを介して
第1ショット領域に縮小転写される。
【0094】f. また、不図示のブラインド駆動装置
では、ステージ制御装置70からの指示に基づき、走査
露光終了の直後のレチクルR上のパターン領域外への紫
外パルス光の照射を遮光すべく、可動レチクルブライン
ドの所定のブレードの移動をレチクルステージRSTの
移動と同期制御するようになっている。
【0095】g. 上述のようにして、第1ショット領
域の走査露光が終了すると、主制御装置90からの指示
に基づき、ステージ制御装置70により、X軸リニアモ
ータ84,85及びY軸リニアモータ81を介してウエ
ハステージWST2がX、Y軸方向にステップ移動さ
れ、第2ショット領域の露光のための走査開始位置(加
速開始位置)に移動される。このステッピングの際に、
ステージ制御装置70では干渉計システムの測長軸BI
2Y、測長軸BI2Xをそれぞれ有する干渉計46、1
8の計測値に基づいてウエハステージWST2のX、
Y、θz方向の位置変位をリアルタイムに計測する。こ
の計測結果に基づき、ステージ制御装置70では、ウエ
ハステージWST2のXY位置変位が所定の状態になる
ようにウエハステージWST2の位置を制御する。ま
た、ステージ制御装置70ではウエハステージWST2
のθz方向の変位の情報に基づいてレチクル駆動部を制
御し、そのウエハ側の回転変位の誤差を補償するように
レチクルステージRST(レチクル微動ステージ)を回
転制御する。
【0096】h. そして、主制御装置90の指示に応
じて、ステージ制御装置70、不図示のレーザ制御装置
により、上述と同様に各部の動作が制御され、ウエハW
2上の第2ショット領域に対して上記と同様の走査露光
が行われる。
【0097】i. このようにして、ウエハW2上のシ
ョット領域の走査露光と次ショット領域露光のためのス
テッピング動作とが繰り返し行われ、ウエハW2上の露
光対象ショット領域にレチクルRのパターンが順次転写
される。
【0098】なお、上記走査露光中にウエハ上の各点に
与えられるべき積算露光量の制御は、主制御装置90に
より、ステージ制御装置70又は不図示のレーザ制御装
置を介して、不図示の光源の発振周波数(パルス繰り返
し周波数)、光源から出力される1パルス当たりのパル
スエネルギ、照明系20内の減光部の減光率、及びウエ
ハステージとレチクルステージとの走査速度の少なくと
も1つを制御することにより行われる。
【0099】更に、主制御装置90では、例えば、走査
露光時にレチクルステージとウエハステージの移動開始
位置(同期位置)を補正する場合、各ステージを移動制
御するステージ制御装置70に対して補正量に応じたス
テージ位置の補正を指示する。
【0100】上記a.〜i.のようにして、ウエハW2
に対してステップ・アンド・スキャン方式で露光が行わ
れるのと並行して、ウエハステージWST1側では、次
のようにしてウエハW1のアライメント動作が行われ
る。
【0101】(1) 前提として、ウエハW1の載置され
たウエハステージWST1が、アライメント系24aの
下方に位置しているものとする(図2参照)。このと
き、図2に示されるように、ウエハステージWST1の
位置は、測長軸BI1Y、BI1Xをそれぞれ有する干
渉計44,16によって計測され、測長軸BI1Y、B
I1Xで規定されるアライメント系24aを原点とする
アライメント時座標系上で計測され管理されている。こ
こで、計測される位置情報は、ステージ制御装置70を
介して主制御装置90に供給される。
【0102】(2) 次に、主制御装置90では、ウエハ
ホルダH1近傍に設けられた4つの基準マーク板FMa
〜FMdに形成された各基準マークのうち、4つの基準
マークMa1,Mb2,Mc,Mdを、順次アライメン
ト系24aの検出視野内に位置決めするように、ステー
ジ制御装置70を介してウエハステージWST1の移動
を制御する。これにより、位置決めの都度、基準マーク
Ma1,Mb2,Mc,MdのX軸方向、Y軸方向の位
置ずれ量(アライメント系24a内部の指標マークに対
する位置ずれ量)がアライメント系24aを介してアラ
イメント制御装置60によって計測され、その計測結果
が主制御装置90に送られる。主制御装置90では、各
基準マークの位置ずれ量とそれぞれの計測時のウエハス
テージWST1の位置情報(干渉計44,16の計測
値)とに基づいて、上記アライメント時座標系における
基準マークMa1,Mb2,Mc,Mdの座標値を求
め、メモリに記憶する。
【0103】(3) 次に、主制御装置90では、上記の
基準マークMa1,Mb2,Mc,Mdの座標値を求め
たときと全く同様にして、ウエハW1上の少なくとも3
つのショット領域(正確には、前述した図4に示される
四角形の領域EAの内部に含まれる少なくとも3つのシ
ョット領域)それぞれに設けられた各アライメントマー
クのX方向、Y方向の位置ずれ量の計測、それぞれの計
測時のウエハステージWST1の座標(干渉計16、4
4により計測される)より、アライメント時座標系上で
の、各アライメントマークのX座標、Y座標を算出す
る。
【0104】(4) 次に、主制御装置90では、上で計
測したウエハホルダH1近傍の基準マークMa1,Mb
2,Mc,Mdの座標より、最小自乗法によってウエハ
ホルダH1の中心座標及び回転角θ1を算出して、その
中心座標を原点とするXY直交座標系を角度θ1だけ回
転させたウエハホルダH1の座標系(以下、「ホルダ座
標系」と呼ぶ)を決定する。
【0105】(5) その後、主制御装置90では、ウエ
ハW1上のアライメントマークのアライメント時座標系
上での座標(実測値)を、ホルダ座標系上における座標
に変換し、変換後の座標を用いて例えば特開昭61−4
4429号公報(及びこれに対応する米国特許第4,7
80,617号)などに開示されるように、エンハンス
ト・グローバル・アライメント(EGA)方式の統計処
理のモデル式を用いてウエハW1上のi番目のショット
領域の配列座標(Xi,Yi)を決定する。
【0106】ここで、ホルダ座標系を決定するための基
準マークMa1,Mb2,Mc,Mdにより規定される
四角形の領域EAの内部に属するショット領域のアライ
メントマークが選択され、かつ計測されている。このた
め、これらアライメントマークの位置座標をホルダ座標
系上の座標に変換しても、信頼性の高いものとして取り
扱うことができる。従って、それらの座標値から決定さ
れる配列座標(Xi,Yi)は信頼性が高い。すなわち基
準マークMa1,Mb2,Mc,Mdの計測誤差と同程
度の誤差しか含まないと考えられる。
【0107】上記の配列座標(Xi,Yi)は、ウエハホ
ルダH1に対するウエハW1の各ショット領域の相対位
置情報でもあり、その配列座標(Xi,Yi)は主制御装
置90内のメモリに記憶される。なお、本実施形態では
X軸及びY軸に対してウエハホルダH1の回転誤差が残
存することを前提としているので、ウエハホルダH1の
座標系がX軸及びY軸に対して回転することになる。
【0108】また、アライメント系24aは、非露光波
長の広帯域(ブロードバンド)のアライメント光を用い
ているため、基準マークMa1,Mb2,Mc,Md、
及びアライメントマークは共に高精度に計測される。な
お、ウエハホルダH1の中心及び回転角を迅速に計測す
るためには、2次元の基準マークについて少なくとも1
個の基準マークと、別の1個の基準マークのX軸マーク
又はY軸マークを計測するだけでも良い。但し、計測す
る基準マークの個数が増加する程、平均化効果が得られ
ると共に、ウエハホルダH1のスケーリング(伸縮)も
考慮できるようになって高い精度が得られる。同様に、
アライメントマークについても、最小限であれば、3個
の1次元のアライメントマークの位置を計測するだけで
も良いが、スケーリング(X方向及びY方向)や直交度
誤差等も考慮するためには、計測するショット領域の個
数を例えば3個以上として、計測するアライメントマー
クの個数を1次元のアライメントマークに換算して6個
以上にすることが望ましい。
【0109】上記のウエハステージWST1上のウエハ
W1に対するアライメント動作は、ウエハステージWS
T2側の前述したウエハW2に対する露光動作より先に
終了し、ウエハステージWST1は、待機状態となる。
【0110】(6) そして、ウエハW2に対する露光動
作が終了すると、主制御装置90では、ウエハW1を露
光するため、図1に示されるように、ウエハステージW
ST1を投影光学系PLの下方に移動することとなる。
しかし、図2及び図3から容易に想像されるように、こ
の移動の途中で、測長軸BI1Yで示される干渉計ビー
ムが移動鏡96bから外れ、ウエハステージWST1の
Y軸方向の位置計測が不可能となる。そこで、主制御装
置90では、次のような工夫をして、ウエハステージW
ST1を投影光学系PLの下方に移動する。すなわち、
主制御装置90では、基準マークMa1,Mb2,M
c,Mdのいずれか、例えば基準マークMa1がアライ
メント系24aの視野内に位置する位置まで、ステージ
制御装置70及びX軸リニアモータ82,83及びY軸
リニアモータ80を介してウエハステージWST1を一
旦移動する。次いで、主制御装置90では、ウエハステ
ージWST1がY軸方向に関して静止した状態となるよ
うに、ステージ制御装置70を介してY軸リニアモータ
80をそのときのY位置を目標値としてサーボ制御する
と同時に、ウエハステージWST1が予め求めた検出中
心SXaと光軸AXとの距離だけ+X方向に移動するよ
うに、測長軸BI1Xを有する干渉計16の計測値をモ
ニタしつつ、ステージ制御装置70を介してX軸リニア
モータ82、83を駆動する。これにより、ウエハステ
ージWST1が+X方向に移動し、このウエハステージ
WST1の移動により、アライメント系24aの直下に
位置していた基準マークMa1が投影光学系PLの直下
に位置することとなる。勿論、このウエハステージWS
T1の移動と並行して、主制御装置90では、上記のウ
エハステージWST1側の移動と同様にして、ステージ
制御装置70を介してウエハステージWST2をアライ
メント系24b下方のウエハ交換位置まで移動してお
り、アライメント系24bでウエハステージWST2上
のいずれかの基準マークを検出可能となる直前に測長軸
BI3Yを有する干渉計48をリセットしている。
【0111】(7) その後、主制御装置90では、図1
に示されるように、レチクルマークRM1,RM2それ
ぞれの上方にミラー31、32をそれぞれ移動し、RA
顕微鏡41,42からの露光波長のアライメント光をレ
チクルマークRM1,RM2にそれぞれ照射し、レチク
ルマークRM1,RM2の周囲を通過したアライメント
光で投影光学系PLを介して基準マークMa1,Ma2
をそれぞれ照射する。これにより、基準マーク板FMa
上の基準マークMa1,Ma2と対応するレチクルマー
クRM1,RM2の像の相対位置の検出がアライメント
制御装置60によって行われ、その検出結果が主制御装
置90に供給される。ここで、上記の相対位置の検出に
先立って、測長軸BI2Yで示される干渉計ビームが移
動鏡96bの反射面に当たるようになったいずれかの時
点で干渉計46はリセットされており、その時点以後、
ウエハステージWST1の位置は、測長軸BI2Y、B
I1Xで規定される投影光学系PLの光軸を原点とする
XY座標系(以下、「露光時座標系」と呼ぶ)上で管理
されている。
【0112】(8) 従って、主制御装置90では、上記
の相対位置検出の結果と、そのときの測長軸BI2Y、
BI1Xをそれぞれ有する干渉計46、16の計測値と
に基づいて、露光時座標系における基準マーク板FMa
上のマークMa1,Ma2の座標位置と、レチクルR上
のマークRM1,RM2のウエハ面上投影像の座標位置
を算出し、両者の差により露光位置(投影光学系PLの
投影中心)と基準マーク板FMa上の基準マークMa
1,Ma2の座標位置との位置関係、すなわち位置ずれ
量を求める。
【0113】この場合、レチクルマークRM1及びRM
2の像の中心が露光中心で、かつそれらの像の中心を通
る直線のX軸に対する傾斜角がレチクルパターンの像の
傾斜角となっている。ここでは、予めその傾斜角がほぼ
0になるように、レチクルステージRSTの回転角が補
正されているものとする。
【0114】なお、主制御装置90では、上記の露光位
置(投影光学系PLの投影中心)と基準マーク板FMa
上の基準マークMa1,Ma2の座標位置との位置関係
の計測に加え、基準マーク板FMb上の基準マークMb
1〜Mb3とレチクル上に形成されたレチクルマークと
を相対移動させ、これを一方のレチクルアライメント顕
微鏡41(又は42)を用いて計測し、レチクルステー
ジRSTの干渉計とウエハステージWST1の干渉計の
スケーリング合わせ、すなわち、相対スキャン動作時の
レチクルRとウエハW1のスキャン移動距離合わせをも
行うこととしても良い。
【0115】(9) その後、主制御装置90では、基準
マークMa1,Ma2のX座標、Y座標を用いて、露光
時座標系に対する、前述したホルダ座標系のX軸方向、
Y軸方向へのオフセット、及び回転角θ2を算出する。
そして、主制御装置90では、そのオフセット、及び回
転角θ2の情報と、上記の工程で記憶してあるホルダ座
標系上でのウエハW1の各ショット領域の配列座標(X
i,Yi)とを用いて、露光時座標系におけるウエハW1
の各ショット領域の配列座標(XAi,YAi)を算出す
る。この配列座標(XAi,YAi)を用いると、ウエハ
W1上の各ショット領域の中心と、レチクルRのパター
ンの像の中心とを高精度に合致させることができる。そ
の後、主制御装置90により、ミラー31,32が露光
光ILの光路外に待避され、その後、前述したウエハW
2に対する露光と同様にしてウエハステージWST1上
ではウエハW1に対する露光が行われる。
【0116】なお、前述のようにオフセットのみ、ある
いはそれに加えて回転角を算出する代わりに、RA顕微
鏡41,42の一方を用いて少なくとも3つの基準マー
クを検出して、レチクルマークに対する各基準マークの
位置ずれ量が零又は所定値となるときの座標系(露光時
座標系)上でのウエハステージ(基準マーク)のX座
標、Y座標を求め、例えば上記のEGA方式を適用し
て、その座標系上での各ショット領域の配列座標を算出
しても良い。すなわち、基準マーク毎に露光時座標系上
での座標値と、ホルダ座標系上での座標値とをEGA方
式のモデル式に代入し、最小自乗法などによってその誤
差パラメータを算出しても良い。そして、その誤差パラ
メータが算出されたモデル式に、ホルダ座標系上での各
ショット領域の配列座標を代入することで、露光時座標
系上での各ショット領域の配列座標を算出するようにし
ても良い。
【0117】このように、ホルダ座標系上でのウエハW
1の各ショット領域の配列座標(X i,Yi)が、信頼度
の高いものであるため、結果的にレチクルRのパターン
像に対してウエハW1上の各ショット領域が精度良く重
ね合わせられることとなる。即ち、本実施形態の露光装
置によれば、高いアライメント精度(重ね合わせ精度)
が得られるようになっている。
【0118】一方、ウエハステージWST2上では、上
記のウエハステージWST1側でウエハW1に対する露
光が行われるのと並行して、アライメント系24bの下
方のウエハ交換位置で不図示のウエハ交換装置によりウ
エハ交換が行われ、その交換後のウエハ(便宜上「ウエ
ハW’」と呼ぶ)に対して、前述と同様の手順でアライ
メント動作が行われる。
【0119】そして、ウエハW1に対する露光動作が終
了した時点で、ウエハステージWST1が図2に示され
る位置(アライメント系24aの下方)に移動するとと
もに、ウエハ交換装置によるウエハ交換及び前述したア
ライメント動作が行われ、ウエハステージWST2が投
影光学系PLの下方に移動し、ウエハW’に対して露光
が行われる。このように、本実施形態では、一方のウエ
ハステージWST1(又はWST2)上のウエハに対す
る露光動作と並行して、他方のウエハステージWST2
(又はWST1)上ではウエハ交換、アライメント動作
が行われるので、高いスループットを実現することがで
きる。
【0120】以上、詳細に説明したように、本実施形態
の露光装置10では、ウエハステージWST1(又はW
ST2)上において、ウエハホルダH1(又はH2)と
の位置関係が一定となるように、使用される計測シーケ
ンス毎に複数の基準マークMa1〜Md(又はMa1’
〜Md’)が分散して配置された4つの基準マーク板F
Ma〜FMd(又はFMa’〜FMd’)が、ウエハホ
ルダの周辺に設けられている。また、主制御装置90に
より、アライメント系24a(又は24b)を用いて各
基準マークの位置情報を検出する検出動作を含む各種計
測シーケンスが実行されるので、計測に関する機能を維
持することができる。また、使用される計測シーケンス
毎に複数の基準マークが、基準マーク板FMa〜FMd
に分散して配置されているため、ウエハステージ上の僅
かなスペースに基準マーク板を設けることができる(図
4参照)。従って、ウエハステージの小型化、ひいては
装置のフットプリントの縮減を図ることが可能となる。
【0121】また、ウエハホルダH1(又はH2)の中
心を含む四角形の各頂点位置の近傍に位置するように基
準マークMa1〜Md(又はMa1’〜Md’)が配置
されている。このため、基準マーク間の間隔(距離)を
十分大きくとることができ、計測スパンの制約を緩和す
ることができ、これにより計測精度の向上を図ることが
できる。また、基準マークで囲まれる四角形の領域の内
部にウエハホルダH1(又はH2)の中心が存在するの
で、基準マークの位置の計測結果に基づいてウエハホル
ダの中心を求める場合、その中心点は基準マーク位置の
いわば内挿点に相当する。従って、主制御装置90が、
アライメント系と干渉計とを用いてウエハステージ上に
設けられた各基準マークの位置情報を検出し、その位置
情報に基づいて所定の演算を行なうことにより、ウエハ
ホルダの中心を原点とするホルダ座標系をある程度高い
信頼度で求めることができる。また、主制御装置90で
は、アライメント系と干渉計とを用いてウエハ上の前記
四角形の内部に存在するアライメントマークの位置情報
を、アライメント時座標系上で求め、これをホルダ座標
系における位置情報に変換することにより、例えば、干
渉計によるウエハステージの位置計測が不可能となり、
ウエハステージの位置が一時的に管理できなくなった場
合であっても、新たな座標系(露光時座標系)上で基準
マークを再度計測することにより、その計測結果とホル
ダ座標系における位置情報とに基づいて新たな座標系上
でアライメントマークの位置情報を高い信頼性で求める
ことができる。従って、ウエハステージの大型化及び装
置のフットプリントの拡大を招くことなく、ウエハの位
置を常に精度良く管理することができる。
【0122】また、ウエハステージWST1、WST2
の位置は、干渉計によりアライメント時座標系、露光時
座標系等の直交座標系上で管理されており、複数の基準
マーク板には、直交座標系上のX軸方向に複数の基準マ
ークが形成されたX軸方向に細長く伸びる第1マーク板
(FMa,FMa’)と、Y軸方向に複数の基準マーク
が配置されたY軸方向に細長く伸びる第2マーク板(F
Mb,FMb’)とが含まれている。このため、多数存
在する基準マークを、それらの使用態様に応じて分散す
ることで、その機能を維持しつつ、1つ1つの基準マー
ク板の小型化、ひいては基準マーク板が配置されるウエ
ハステージの小型化を図ることが可能となっている。
【0123】なお、上記実施形態では、各基準マーク
が、ウエハホルダ(基板保持部材)の周辺に設けられた
基準マーク板(FMa〜FMd,FMa’〜FMd’)
上に形成された場合について説明したが、これは加工の
際に要求される精度(線幅及び平坦度等)を容易に確保
するために、このようにしたものであるが、これに限ら
ず、基準マークをウエハステージ上に直接形成しても良
く、あるいはウエハホルダに形成しても良い。また、ウ
エハホルダから分離した基準マーク板をウエハステージ
上に固定しても良い。
【0124】また、上記実施形態では、複数の基準マー
クを検出して得られる座標値(計測値)からホルダ座標
系を決定したが、その得られた複数の座標値を用いて、
例えばEGA方式によって各基準マークの座標値を算出
し、この計算値からホルダ座標系を決定しても良いし、
あるいはEGA方式で座標値を算出するのに用いるモデ
ル式の誤差パラメータを算出した時点で得られるパラメ
ータ、例えばオフセット及び回転誤差からホルダ座標系
を決定しても良い。また、オフアクシス方式のアライメ
ント系24a,24bによって少なくとも1つの基準マ
ークを検出して得られる座標値と、少なくとも3つのシ
ョット領域でアライメントマークをそれぞれ検出して得
られる座標値とを用いて、EGA方式によって基準マー
ク及び各ショット領域の座標値を算出し、その少なくと
も1つの基準マークをRA顕微鏡41,42で検出して
得られる座標値と先に算出した座標値との偏差に基づい
て、先に算出した各ショット領域の座標値を補正して前
述の配列座標(Xi,Yi)を決定しても良い。
【0125】なお、上記実施形態においては、ウエハス
テージWST1をアライメント系24aの下方(図2に
示される状態)から投影光学系PLの下方(図1に示さ
れる状態)に移動する際(あるいはウエハステージWS
T2をアライメント系24bの下方(図1に示される状
態)から投影光学系PLの下方(図2に示される状態)
に移動する際)に、ウエハホルダとウエハ、延いては基
準マーク板とウエハとの相対位置関係はできるだけ変化
しないことが望ましい。そこで、ウエハステージWST
1(又はWST2)のウエハホルダ及び基準マーク板が
載置される部分に、ヒータやぺルチェ素子等の加熱及び
冷却素子、並びにサーミスタ等の測温素子よりなる温度
制御装置を設け、この温度制御装置によってウエハホル
ダ、ウエハ及び基準マーク板の温度を一定に維持するよ
うにしても良い。
【0126】なお、基準マークを計測シーケンスに応じ
て分散する方法としては、上記実施形態に示した方法と
異なる分散方法を採用することも勿論可能である。
【0127】また、上記実施形態では、基準マーク板を
ウエハホルダの周辺に4つ設けるものとしたが、本発明
がこれに限定されるものではなく、図5及び図6に示さ
れるような配置方法を採用することも可能である。以
下、図5、図6に基づいて基準マークの配置の変形例に
ついて説明する。
【0128】図5には、第1の変形例に係るウエハステ
ージWST’が示されている。この図5からも分かるよ
うに、ウエハステージWST’上のウエハホルダの周辺
には3つの基準マーク板FMe,FMf,FMgが設け
られている。これら3つの基準マーク板FMe,FM
f,FMgは、ウエハホルダの中心Hc’を内部に有す
る三角形EA’のほぼ頂点位置に配置されている。この
うち、ウエハWの図5における下側(−Y側)に設けら
れた基準マーク板FMeには、図4に示される基準マー
ク板FMaと同様に二眼一対のRA顕微鏡で同時に計測
できる2つの基準マークMe1,Me2が形成されてお
り、その他の基準マーク板FMf,FMgには、図3に
示される基準マーク板FMc,FMdと同様、前記ホル
ダ座標系を規定するための基準マークMf、Mgがそれ
ぞれ形成されている。
【0129】この図5の変形例の場合も、上記実施形態
と同様、基準マークで囲まれる三角形の領域EA’の内
部にウエハホルダの中心が存在するので、基準マークの
位置の計測結果に基づいてウエハホルダの中心を求める
場合、その中心点は基準マーク位置のいわば内挿点に相
当する。従って、主制御装置90が、アライメント系と
干渉計とを用いてウエハステージ上に設けられた各基準
マークの位置情報を検出し、その位置情報に基づいて所
定の演算を行なうことにより、ウエハホルダの中心を原
点とするホルダ座標系をある程度高い信頼度で求めるこ
とができる。また、領域EA’内部に含まれるショット
領域に付設されたアライメントマークの位置情報を用い
てEGA演算を行うことにより、その演算結果である誤
差パラメータ(X,Yオフセット、ローテーション、直
交度、X,Yスケーリング)の信頼性を、領域EA’外
部のショット領域に付設されたアライメントマークの位
置情報を用いてEGA演算を行う場合に比べて高くする
ことができる。この点は、上記実施形態でも同様であ
る。
【0130】また、基準マーク板同士の間隔が、所定の
方向に対してのみ大きくなるような配置では、それに直
交する方向の間隔が小さくなるため、いわゆるEGA計
測における計測精度の低下が起こるので、ウエハホルダ
の外周にほぼ均等な角度間隔で基準マーク(基準マーク
板)を配置することが好ましい。
【0131】なお、ウエハステージ上の基準マーク板の
配置としては、本変形例や上記実施形態のような配置に
限らず、多角形の頂点に少なくとも3つの基準マークが
位置するように基準マーク板を配置すれば良く、その
数、配置位置については任意に設定することが可能であ
る。
【0132】図6には、第2の変形例に係るウエハステ
ージWST”が示されている。この第2の変形例に係る
ウエハステージWST”では、図6から分かるように、
ウエハホルダの近傍に2つの基準マーク板FMh,FM
iが設けられているところに特徴を有している。
【0133】これら2つの基準マーク板FMh,FMi
は、ウエハホルダの中心を通る直線EA”上の中心に関
して反対側に配置されており、基準マーク板FMh,F
Miには、図3に示される基準マーク板FMc,FMd
と同様、ホルダ座標系を規定するための基準マークM
h,Miが形成されている。
【0134】2つの基準マーク板をこのように配置する
ことにより、基準マーク間の間隔をウエハホルダの直径
程度の長さにとることができ、計測スパンの制約を緩和
することができ、これにより計測精度の向上を図ること
ができる。また、2つの基準マークを結ぶ直線上にウエ
ハホルダの中心が存在するので、基準マークの位置の計
測結果に基づいてウエハホルダの中心を求める場合、そ
の中心点は基準マーク位置の内挿点に相当する。従っ
て、例えば、主制御装置90が、アライメント系と干渉
計とを用いてウエハステージ上に設けられた各基準マー
クの位置情報を検出し、その位置情報に基づいて所定の
演算を行なうことにより、ウエハホルダの中心を原点と
するホルダ座標系をある程度高い信頼度で求めることが
できる。また、主制御装置90では、アライメント系と
干渉計とを用いてウエハ上の前記直線上に存在するアラ
イメントマークの位置情報を、例えばアライメント時座
標系上で求め、これをホルダ座標系における位置情報に
変換することにより、例えば、ウエハステージの位置が
一時的に管理できなくなった場合であっても、新たな座
標系(露光時座標系)上で基準マークを再度計測するこ
とにより、その計測結果と前記ホルダ座標系における位
置情報とに基づいて新たな座標系上でアライメントマー
クの位置情報を高い信頼性で求めることができる。従っ
て、ウエハステージの大型化及び装置のフットプリント
の拡大を招くことなく、ウエハの位置を常に精度良く管
理することが可能となる。この場合、2つの基準マーク
がウエハホルダの中心に対して対称であることから、例
えばウエハホルダの中心座標及び回転角を容易に算出す
ることが可能である。また、例えば、ウエハステージの
位置が、干渉計により直交座標系上で管理されている場
合において、2つの基準マークを結ぶ直線が直交座標系
の座標軸に対してほぼ45°の傾斜を有するようにする
ことにより、直交座標系の両座標軸方向について同等の
精度でマーク位置の計測を行うことが可能となる。ま
た、図1の露光装置は2つのウエハステージを有するも
のとしたが、1つであっても良く、基準マーク板以外の
構成は任意で構わない。また、各基準マーク板に形成す
る基準マークは1次元マークと2次元マークのいずれで
も良いし、両者を組み合わせても良い。
【0135】さらに、前述の実施形態では基準マーク板
の表面をウエハ表面とほぼ同じ高さに設定するものとし
たが、必ずしも基準マーク板をその表面がウエハの表面
と同一高さになるように配置しなくても良い。また、前
述の実施形態では投影光学系PLを挟んで2つのアライ
メント系24a、24bを配置し、ウエハステージWS
T1をアライメント系24aと投影光学系PLとの間で
移動し、ウエステージWST2をアライメント系24b
と投影光学系PLとの間で移動するものとしたが、例え
ばWO98/40791号に開示されているように、ア
ライメント系24a、24bの一方のみを設け、一方の
アライメント系と投影光学系PLとの間で2つのウエハ
ステージを入れ替える構成としても良い。さらに、ウエ
ハステージWST1、WST2の一方でのウエハの露光
と並行して、他方のウエハステージでのアライメント系
24a、24bによるウエハ上のマーク検出時に、例え
ば投影光学系PLで用いられるAFセンサと同じ構成の
センサを用いてウエハ上のショット領域の段差情報を検
出しても良い。
【0136】なお、上記実施形態では、光源としてKr
Fエキシマレーザ、ArFエキシマレーザなどの紫外光
源や、F2レーザ等の真空紫外域のパルスレーザ光源を
用いるものとしたが、これに限らずAr2レーザ光源
(出力波長126nm)などの他の真空紫外光源を用い
ても良い。また、例えば、真空紫外光として上記各光源
から出力されるレーザ光に限らず、DFB半導体レーザ
又はファイバーレーザから発振される赤外域、又は可視
域の単一波長レーザ光を、例えばエルビウム(Er)
(又はエルビウムとイッテルビウム(Yb)の両方)が
ドープされたファイバーアンプで増幅し、非線形光学結
晶を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いても良
い。
【0137】なお、上記実施形態では、ステップ・アン
ド・スキャン方式等の走査型露光装置に本発明が適用さ
れた場合について説明したが、本発明の適用範囲がこれ
に限定されないことは勿論である。すなわちステップ・
アンド・リピート方式の縮小投影露光装置にも本発明は
好適に適用できる。
【0138】なお、複数のレンズから構成される照明
系、投影光学系を露光装置本体に組み込み、光学調整を
するとともに、多数の機械部品からなるレチクルステー
ジやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配線や
配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認等)
をすることにより、上記実施形態の露光装置を製造する
ことができる。なお、露光装置の製造は温度及びクリー
ン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望まし
い。
【0139】なお、本発明は、半導体製造用の露光装置
に限らず、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造
に用いられる、デバイスパターンをガラスプレート上に
転写する露光装置、薄膜磁気ヘッドの製造に用いられる
デバイスパターンをセラミックウエハ上に転写する露光
装置、及び撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、
DNAチップなどの製造に用いられる露光装置などにも
適用することができる。また、半導体素子などのマイク
ロデバイスだけでなく、光露光装置、EUV露光装置、
X線露光装置、及び電子線露光装置などで使用されるレ
チクル又はマスクを製造するために、ガラス基板又はシ
リコンウエハなどに回路パターンを転写する露光装置に
も本発明を適用できる。ここで、DUV(遠紫外)光や
VUV(真空紫外)光などを用いる露光装置では一般的
に透過型レチクルが用いられ、レチクル基板としては石
英ガラス、フッ素がドープされた石英ガラス、螢石、フ
ッ化マグネシウム、又は水晶などが用いられる。また、
プロキシミティ方式のX線露光装置、又は電子線露光装
置などでは透過型マスク(ステンシルマスク、メンブレ
ンマスク)が用いられ、マスク基板としてはシリコンウ
エハなどが用いられる。
【0140】上述した本発明の実施形態及びその変形例
は、現状における好適な実施形態及びその変形例である
が、リソグラフィシステムの当業者は、本発明の精神と
範囲から逸脱することなく、上述した実施形態及び変形
例に対して、多くの付加、変形、置換をすることに容易
に想到するであろう。全てのこうした付加、変形、置換
は、前述の特許請求の範囲によって最も的確に明示され
る本発明の範囲に含まれるものである。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4に記
載の各ステージ装置によれば、計測機能を維持したま
ま、その小型化を図ることができるという効果がある。
【0142】また、請求項5〜19に記載の各露光装置
によれば、基板ステージの小型化及び装置フットプリン
トの縮減が可能であるという効果がある。特に、請求項
9〜19に記載の各露光装置によれば、上記に加え、基
板の位置を常に精度良く管理することができるという効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る露光装置の概略構成
を示す図である。
【図2】2つのウエハステージとレチクルステージと投
影光学系とアライメント系の位置関係を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のステージ装置の構成を示す平面図であ
る。
【図4】ウエハステージ上における基準マーク板の具体
的な配置方法を示す図である。
【図5】第1の変形例に係るウエハステージを示す平面
図である。
【図6】第2の変形例に係るウエハステージを示す平面
図である。
【符号の説明】
10…露光装置、16,18…X軸干渉計(位置計測装
置の一部)、24a,24b…アライメント系(マーク
検出系)、28…レチクル干渉計システム(マスク側位
置計測装置)、41,42…レチクルアライメント顕微
鏡(マスク用マーク検出系)、44,46,48…Y軸
干渉計(位置計測装置の一部)、70…ステージ制御装
置(駆動装置の一部)、81…Y軸リニアモータ(駆動
装置の一部)、84、85…X軸リニアモータ(駆動装
置の一部)、90…主制御装置(制御装置)、FMa〜
FMd,FMa’〜FMd’…基準マーク板、H1,H
2…ウエハホルダ(基板保持部材)、IL…露光光(エ
ネルギビーム)、Ma1〜Md…基準マーク、W1,W
2…ウエハ(基板)、WST1,WST2…ウエハステ
ージ(基板ステージ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 CA07 HA13 HA16 HA53 HA57 JA04 JA06 JA14 JA17 JA22 JA28 JA29 JA32 JA38 KA06 KA07 KA08 LA03 LA08 MA27 NA02 5F046 BA04 BA05 CC01 CC16 CC19 EB03

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を保持する基板保持部材と;前記基
    板保持部材を載置して2次元移動するとともに、前記基
    板保持部材との位置関係が一定となるように複数の基準
    マークがそれらが使用される計測シーケンス毎に分散し
    て配置された基板ステージと;を備えるステージ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の基準マークは、前記基板保持
    部材の中心を含む多角形の各頂点位置の近傍にそれぞれ
    配置された少なくとも3つの基準マークであることを特
    徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の基準マークは、前記基板保持
    部材の中心を通る直線上の前記中心に関して反対側に配
    置された第1基準マーク及び第2基準マークを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のステージ装置。
  4. 【請求項4】 前記基板ステージ上の前記基板保持部材
    の周辺に設けられ、前記基準マークの少なくとも1つ
    が、それぞれ形成された複数の基準マーク板を更に備え
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載
    のステージ装置。
  5. 【請求項5】 エネルギビームにより基板を露光して前
    記基板上に所定のパターンを形成する露光装置であっ
    て、 2次元移動する基板ステージと;前記基板ステージ上に
    載置され前記基板を保持する基板保持部材と;前記基板
    保持部材との位置関係が一定となるように前記基板ステ
    ージ上の前記基板保持部材の周辺に設けられ、使用され
    る計測シーケンス毎に複数の基準マークが分散して配置
    された複数の基準マーク板と;前記基板ステージ上に存
    在するマークを検出するマーク検出系と;前記マーク検
    出系を用いて前記複数の基準マークの少なくとも1つを
    検出する検出動作をそれぞれ含む各種計測シーケンスを
    実行する制御装置と;を備える露光装置。
  6. 【請求項6】 前記基板ステージの位置を、直交座標系
    上で管理する位置計測装置を更に備え、 前記複数の基準マーク板は、前記直交座標系上の第1軸
    方向に沿って複数の基準マークが配置された第1軸方向
    に細長く伸びる第1マーク板と、前記第1軸方向に直交
    する第2軸方向に沿って複数の基準マークが配置された
    第2軸方向に細長く伸びる第2マーク板とを含むことを
    特徴とする請求項5に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記パターンが形成されたマスクを保持
    するマスクステージと;前記マスクステージと前記基板
    ステージとを前記第2軸方向に沿って同期移動する駆動
    装置と;前記マスクの前記パターンの前記第1軸方向の
    両側に形成された少なくとも一対のマスクマークを計測
    する一対のマスク用マーク検出系と;を更に備え、 前記第1マーク板の前記第1軸方向の長さが前記対を成
    すマスクマーク間の距離にほぼ対応する長さとされ、前
    記第2軸方向の長さが前記基準マークを形成するのに必
    要な長さより僅かに大きな長さとされていることを特徴
    とする請求項6に記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記パターンが形成されたマスクを保持
    するマスクステージと;前記マスクステージと前記基板
    ステージとを前記第2軸方向に沿って同期移動する駆動
    装置と;前記マスクステージの位置を計測するマスク側
    位置計測装置と;前記マスク上の前記パターンの前記第
    1軸方向の両側に形成された複数対のマスクマークを計
    測するマスク用マーク検出系と;を更に備え、 前記第2マーク板の前記第2軸方向の長さが前記パター
    ンの前記第2軸方向の長さにほぼ対応する長さとされ、
    前記第1軸方向の長さが前記基準マークを形成するのに
    必要な長さより僅かに大きな長さとされていることを特
    徴とする請求項6に記載の露光装置。
  9. 【請求項9】 エネルギビームにより基板を露光して前
    記基板上に所定のパターンを形成する露光装置であっ
    て、 2次元移動する基板ステージと;前記基板ステージの位
    置を計測する位置計測装置と;前記基板ステージ上に載
    置され前記基板を保持する基板保持部材と;前記基板保
    持部材との位置関係が一定となるように前記基板ステー
    ジ上に設けられ、前記基板保持部材の中心を含む多角形
    の各頂点位置の近傍にそれぞれ配置された少なくとも3
    つの基準マークと;前記基準マークを含む前記基板ステ
    ージ上に存在するマークを検出するマーク検出系と;前
    記マーク検出系と前記位置計測装置とを用いて少なくと
    も3つの基準マークの1つ又は複数を検出する検出動作
    をそれぞれ含む各種計測シーケンスを実行する制御装置
    と;を備える露光装置。
  10. 【請求項10】 前記基板ステージ上の前記基板保持部
    材の周辺に設けられ、前記基準マークの少なくとも1つ
    が、それぞれ形成された複数の基準マーク板を更に備え
    ることを特徴とする請求項9に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の基準マーク板には、前記少
    なくとも3つの基準マークが、それらが使用される計測
    シーケンス毎に分散して配置されていることを特徴とす
    る請求項10に記載の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記基板ステージの位置は、前記位置
    計測装置により直交座標系上で管理されており、 前記複数の基準マーク板は、前記直交座標系上の第1軸
    方向に沿って複数の基準マークが配置された第1軸方向
    に細長く伸びる第1マーク板と、前記第1軸方向に直交
    する第2軸方向に沿って複数の基準マークが配置された
    第2軸方向に細長く伸びる第2マーク板とを含むことを
    特徴とする請求項10又は11に記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも3つの基準マークのそ
    れぞれは、前記基板保持部材に形成されていることを特
    徴とする請求項9に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 エネルギビームにより基板を露光して
    前記基板上に所定のパターンを形成する露光装置であっ
    て、 2次元移動する基板ステージと;前記基板ステージの位
    置を計測する位置計測装置と;前記基板ステージ上に載
    置され前記基板を保持する基板保持部材と;前記基板保
    持部材との位置関係が一定となるように前記基板ステー
    ジ上に設けられ、前記基板保持部材の中心を通る直線上
    の前記中心に関して反対側に配置された第1基準マーク
    及び第2基準マークを含む少なくとも2つの基準マーク
    と;前記少なくとも2つの基準マークを含む前記基板ス
    テージ上に存在するマークを検出するマーク検出系と;
    前記マーク検出系と前記位置計測装置とを用いて前記少
    なくとも2つの基準マークの1つ又は複数を検出する検
    出動作をそれぞれ含む各種計測シーケンスを実行する制
    御装置と;を備える露光装置。
  15. 【請求項15】 前記基板ステージ上の前記基板保持部
    材の周辺に設けられ、前記少なくとも2つの基準マーク
    のいずれかが形成された複数の基準マーク板を更に備え
    ることを特徴とする請求項14に記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の基準マーク板には、前記少
    なくとも2つの基準マークが、それらが使用される計測
    シーケンス毎に分散して配置されていることを特徴とす
    る請求項15に記載の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記基板ステージの位置は、前記位置
    計測装置により直交座標系上で管理されており、 前記複数の基準マーク板は、前記直交座標系上の第1軸
    方向に沿って前記第1基準マークを含む複数の基準マー
    クが配置された第1軸方向に細長く伸びる第1マーク板
    と、前記第1軸方向に直交する第2軸方向に前記第2基
    準マークを含む複数の基準マークが配置された第2軸方
    向に細長く伸びる第2マーク板とを含むことを特徴とす
    る請求項15又は16に記載の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも2つの基準マークのそ
    れぞれは、前記基板保持部材に形成されていることを特
    徴とする請求項14に記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記基板ステージの位置は、前記位置
    計測装置により直交座標系上で管理されており、 前記第1基準マークと前記第2基準マークとを結ぶ前記
    直線が、前記直交座標系の両座標軸に対してほぼ45°
    の傾斜を有していることを特徴とする請求項14、1
    5、16、18のいずれか一項に記載の露光装置。
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