JP4313941B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体装置、特に不揮発性半導体メモリの周辺回路部の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フラッシュメモリはチップ内にメモリセルに加えて、動作に必要な各種遅延回路、書き込み/消去用高電圧安定化回路、基準電圧生成回路を有している。このため、これらの回路を構成する抵抗素子が必要となる。これらの抵抗素子として、一般的にオーミックな特性を持つ抵抗素子が用いられる。この抵抗素子は、製造プロセスの効率を上げるため、チップを形成する際に、メモリセルの形成とほぼ同じ工程で形成される。
【0003】
上記した抵抗素子を用いる回路の一例として、書き込み/消去用高電圧安定回路の動作について図7を参照して説明する。図7(a)は、書き込み/消去用高電圧安定回路を概略的に示し、図7(b)は、上述した動作時の各電圧を示している。この回路は図7(a)に示すように、昇圧回路の出力電圧を制御するフィードバックである。すなわち、例えばチャージポンプ回路からなる昇圧回路の出力端には抵抗素子R1、R2が接続されている。これら抵抗R1、R2により昇圧回路の出力電圧が分圧され、電圧Vaが生成される。この電圧Vaは、演算増幅器OP1において基準電圧Vrefと比較され、制御信号Φ1が生成される。この制御信号Φ1に応じて昇圧回路が動作し、出力電圧が制御される。
【0004】
図7(b)に示すように、電圧Vaが、基準電圧Vrefより小さくなると、図7(a)に示す昇圧回路が動作し、電圧Vaが基準電圧Vrefより大きくなると昇圧を止めて電位が上がるようにフィードバックが働く。この結果、出力電圧が所要電圧Vppに保たれる。
【0005】
しかし、上記抵抗素子R1、R2と半導体基板内の他のノードとの間の容量が大きいと、CR時定数による遅延が大きくなる。すると、フィードバックが遅れることとなり、出力電圧が所要電圧Vppから大きくずれる。これは、フラッシュメモリの安定動作、高速動作の妨げとなる。したがって、抵抗素子と他の素子のノードとの容量が小さいほど、精度の良い電圧安定化回路を実現できる。
【0006】
図8は従来のフラッシュメモリの断面図を概略的に示している。このフラッシュメモリは、図8に示すように、シリコン基板21内に素子分離領域22を形成し、その後、セル部の素子領域23にゲート酸化膜24、第1のゲート電極25を順次堆積している。この第1のゲート電極25を、セル部においては浮遊ゲートとして用い、周辺回路部においては抵抗素子25aとして用いる構造となっている。図8において、26は第1の絶縁膜であり、27は第2のゲート電極、28は層間の絶縁膜、30は配線である。
【0007】
また、セル部において浮遊ゲートとしての第1のゲート電極を二層構造とし、周辺回路部において、上層のゲート材で抵抗素子25a形成する方法もある。
【0008】
上記例の場合、周辺回路部において、抵抗素子25aを厚い素子分離領域22上に形成している。このため、抵抗素子25aと半導体基板内の他のノードとの容量を小さくすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記構成のフラッシュメモリは、素子分離領域22を形成後、第1のゲート電極25を形成している。このため、図8に示すように、素子分離領域22上に第1のゲート電極25が突出した形となる。したがって、素子分離領域22を小型化できず、素子のさらなる微細化が困難であった。
【0010】
図9は他の従来例を示すものであり、フラッシュメモリの断面図を示している。図9において、同一部分については図8と同一符号を付す。このフラッシュメモリは、図9に示すように、基板21上の全面に、数10Åから500Å程度のゲート酸化膜24を形成後、ゲート酸化膜24上に第1のゲート電極材25を堆積する。この第1のゲート電極材25、ゲート酸化膜24及び基板21をエッチングしてトレンチ21aを形成する。このトレンチを絶縁膜で充填して、素子分離領域22が形成される。したがって、素子分離領域22と第1のゲート電極Gとは自己整合的に素子分離する。また、周辺回路部において、ゲート酸化膜24上の第1のゲート電極材25が抵抗素子25aとして用いられている。このような構成の場合、素子分離領域22を小型化できるため、メモリセルをさらに微細化することができる。
【0011】
しかし、周辺回路部において抵抗素子25aは数10Åから500Å程度のゲート酸化膜24上に形成されている。このため、抵抗素子25aと基板21間の容量が増加してしまう。
【0012】
上述したように、抵抗素子と基板との容量が大きくなると、上記高電圧安定化回路のフィードバック動作が遅れ、安定した電圧を発生することが困難となる。
【0013】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、第1ゲート電極を自己整合的に素子分離を行った場合においても、周辺回路部において抵抗素子と基板との容量を小さくすることが可能な半導体記憶装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画する素子分離絶縁膜と、前記半導体基板内の前記素子領域上に前記素子分離絶縁膜と自己整合的に設けられた第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極上に第1絶縁膜を介して設けられた第1部分と、前記素子分離絶縁膜上に延在し且つ前記第1部分よりも薄い第2部分と、を有する第2ゲート電極と、前記素子分離絶縁膜上に設けられ、前記第2ゲート電極と同じ材料により構成され、前記第2ゲート電極の前記第2部分と実質的に同じ膜厚を有し、前記素子領域上まで延在しない抵抗素子と、を備える。
【0015】
本発明の半導体記憶装置は、半導体基板と、前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画する第1素子分離絶縁膜と、前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画し、前記第1素子分離絶縁膜の上面より高い部分を有する第2素子分離絶縁膜と、前記半導体基板内の前記素子領域上に第1素子分離絶縁膜と自己整合的に設けられ、前記第1素子分離絶縁膜の上面より高い上面を有する第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極上に第1絶縁膜を介して設けられた第1部分と、前記第1素子分離絶縁膜上に延在し且つ前記第1部分よりも厚い第2部分と、を有する第2ゲート電極と、前記第2素子分離絶縁膜上に設けられ、前記第2ゲート電極と同じ材料から構成され、前記素子領域上に延在しない抵抗素子と、を備える。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0022】
図1を参照して、本発明に係るフラッシュメモリの第1の実施例について説明する。図1は、フラッシュメモリを概略的に示す断面図である。図1に示すように、セル部においては、半導体基板1内の素子分離領域2により分離された素子領域3にゲート酸化膜4、第1のゲート電極5が形成されている。したがって、第1のゲート電極5は、素子分離領域2上には存在していない。上記第1のゲート電極5がフローティングゲート(FG)として機能する。
【0023】
さらに、第1の絶縁膜6上に、第2のゲート電極材7が形成されている。この第2のゲート電極材7はセルトランジスタの制御ゲート(CG:ワード線)として機能する。
【0024】
周辺回路部において、素子分離領域2上には第1の絶縁膜6を介して第2のゲート電極材7からなる抵抗素子7aが設けられている。
【0025】
なお、8は第2の絶縁膜、9はコンタクトであり、10は配線である。
【0026】
上記構成によれば、周辺回路部において、抵抗素子7aは第1の絶縁膜6を介して素子分離領域2上に形成されている。したがって、抵抗素子7aと基板1との容量を低減することができる。このため、CR遅延を小さくし、抵抗素子7aを用いた高電圧安定化回路を安定且つ、高精度で動作させることができる。
【0027】
以下、上記構成のフラッシュメモリの製造方法について、図2を用いて説明する。
【0028】
図2(a)において、1は半導体基板である。4はゲート酸化膜であり、例えば酸化シリコンまたは窒化シリコンが用いられる。5は第1のゲート電極材であり、例えばポリシリコンまたはアモルファスシリコンが使用される。半導体基板1の全面上にゲート酸化膜4、第1のゲート電極材5が順次形成される。この第1のゲート電極材5の上に絶縁体によるマスク材11が形成される。このマスク材11をマスクとして、第1のゲート電極5、ゲート酸化膜4及び基板1を自己整合的にエッチングし、図2(b)に示すように、トレンチ12を形成する。
【0029】
次に、図2(b)に示すように、全面に絶縁膜2aを堆積し、前記マスク材11をストッパーとしてCMP(Chemical Mechanical Porishing)法により研磨する。こうすることによって、マスク材11の表面まで絶縁膜2aが除去され、トレンチ12が絶縁膜2aにより埋め込まれる。この後、マスク材11が除去され、図2(c)に示すように、素子分離領域2が形成される。このようにして、素子分離領域2に対して自己整合的に第1のゲート電極材5からなるフローティングゲート(FG)が形成される。
【0030】
続いて、全面に第2の絶縁膜6、第2のゲート電極材7が順次堆積される。次に、図2(d)に示すように、第2のゲート電極材7及びゲート酸化膜6の一部をエッチングする。このようにして、セル部において、第2のゲート電極材7により制御ゲート(CG)としてのワード線を形成するとともに、周辺回路部において、第2のゲート電極材7により抵抗素子7aを形成する。この後、図1に示すように、全面に第2の絶縁膜8を堆積し、この第2の絶縁膜8にコンタクト孔9を形成する。この時、周辺回路部においては、所要の抵抗値が得られるように抵抗素子7aの所定の部分にコンタクト孔9を形成する。続いて、第2の絶縁膜8の全面に金属膜が形成され、コンタクト孔9が埋め込まれる。この後、金属膜がエッチングされ、配線10が形成される。
【0031】
上記第1の実施例によれば、セル部において、フローティングゲートFGが素子分離領域2と自己整合的に形成されているため、セルを小型化することができる。しかも、周辺回路部において、抵抗素子7aは素子分離領域2の上に、絶縁膜6を介して第2のゲート電極材7により形成されている。このため、抵抗素子7aと基板1の相互間に素子分離領域2と、絶縁膜6とが介在するため、抵抗素子7aと基板1の容量を低減できる。したがって、この抵抗素子7aを例えば高電圧安定化回路に適用することにより、安定で高精度の昇圧電圧を発生することができる。
【0032】
尚、第1の実施例において、周辺回路部の抵抗素子7aは、第2のゲート電極材7により形成した。しかし、これに限定されるものではない。例えば第2のゲート電極材7上方に形成されるワード線以外の配線により抵抗素子を形成することも可能である。この配線はシート抵抗が例えば100Ω以上のポリシリコンにより形成される。このような構成とすれば、抵抗素子7aと基板1との容量をさらに低減できる。
【0033】
図3は、本発明の第2の実施例を示している。図3(a)はフラッシュメモリの周辺回路部の断面図を概略的に示している。この構成は第1の実施例とほぼ同様である。
【0034】
第2の実施例は、上記構成に加えて、抵抗素子7aの下部に位置する半導体基板1の表面には、P型またはN型不純物を注入せず、バルクと同じ不純物濃度としている。または、半導体基板1の導電型が例えばP型である場合、これと逆導電型、例えばN型の不純物を基板表面に注入する。
【0035】
通常、半導体基板内にはP型又はN型のウェルが形成され、セル部や周辺回路はこのウェル内に形成される。このため、半導体基板1内の不純物濃度は、図3(b)に破線で示すように、表面に近づくに連れ、すなわち深さXが浅くなるに従い増加する。これに対して、上記第2の実施例は、半導体基板1をバルクと同じ不純物濃度とすることによって、図3(b)に実線で示すように不純物濃度を一定に保つことができる。また、半導体基板1と逆導電型の不純物を注入することによって、図3(b)の1点鎖線に示すように、基板1表面の不純物濃度を低下することができる。基板1内の不純物濃度が高い場合、抵抗素子7aとの容量が大きくなるが、第2の実施例のように、基板1内の不純物濃度を低く設定することにより、抵抗素子7aと基板間の容量を低減することができる。よって、抵抗素子を用いた高電圧安定化回路により、高精度で安定した昇圧電圧を生成することができる。
【0036】
図4は本発明の第3の実施例を示すものであり、第1、第2の実施例と同一部分は同一符号を付す。
【0037】
第2の実施例において、半導体基板1が例えばP型で、その上の絶縁膜8が正に帯電した場合、半導体基板1の不純物濃度が低いと、半導体基板1表面に電子が集まり、反転化することもある。この状態で、抵抗素子7aに高電圧が印加されると、基板1表面内の反転化した電子が抵抗素子7a直下の基板1内に集められ、抵抗素子7aの電圧の時間変動に反転層内の電圧の動きが追随する。したがって、抵抗素子7aと半導体基板1間の容量が大きくなってしまう。
【0038】
そこで、第3の実施例では、図4に示すように、例えばP型の半導体基板1内で、抵抗素子7aの周囲に対応して、例えば高濃度のP型不純物を注入する。このようにして、基板1内に高濃度領域13を形成する。
【0039】
上記第3の実施例によれば、半導体基板1の表面で抵抗素子7aの周囲に高濃度領域13を形成している。こうすることによって、抵抗素子7aに高電圧が印加され、半導体基板1表面に電子が発生しても、抵抗素子7a下の基板1表面に電子が集まることを防止できる。したがって、抵抗素子7a下の半導体基板1表面が反転化することを防止できる。よって、抵抗素子7aと半導体基板1との容量の増加を抑えることができ、抵抗素子7aを用いた高電圧安定化回路により、高精度で安定して昇圧電圧を生成できる。
【0040】
図5(a)、(b)は、本発明の第4の実施例を概略的に示している。図5(a)において、図1と同一部分については同一符号を付し、説明は省略する。
【0041】
第4の実施例は、図5(a)に示すように、抵抗素子7aと基板1との容量を低減するため、抵抗素子7aに隣接する素子領域を基板1と逆導電型の逆導電型領域14とする。さらに、この逆導電型領域14にコンタクトを形成し、抵抗素子7a乃至基板1と独立して電位を与えられるようにしている。
【0042】
以下、半導体基板1がP型であり、逆導電型領域14がN型である場合を例として説明するが、N型半導体基板の場合も導電型及び電位を反転させて、同様に行うことができる。
【0043】
電圧安定化回路内に含まれる抵抗素子7aは、フラッシュメモリの動作に応じてデータの読み出し、書き込み、又は消去の際に、特定の電位を安定的に供給するために動作する。このとき、図5(b)に示すように、抵抗素子7aにある正の電位を与え、半導体基板1を接地電位Vssとする。また同時に、逆導電型領域14に、ある正の電位を与える。上述した以外の時間は、抵抗素子7a及び逆導電型領域13を接地電位Vssに設定するものとする。
【0044】
抵抗素子7aに正の電位を与えた場合、抵抗素子7aを稼動させている時間内に半導体基板1内に反転層ができる。すると抵抗素子7aと半導体基板1間の容量が増加する。そこで、逆導電型領域14に印加する正の電位を最適に制御し、抵抗素子7a下の空乏層15と逆導電型領域14の周辺に形成される空乏層が繋がるようにする。これにより、抵抗素子7a下の基板1で発生した少数キャリアの電子を、逆導電型領域14で吸収させることができる。したがって、抵抗素子7a下の半導体基板1で反転層が発生することを抑えることができる。すなわち、抵抗素子7aの電位の振動に反応する空乏層15を、半導体基板1のより奥深くに追いやる(Deep−Depletion)。すると、半導体基板1表面における空乏層の変化が少なくなる。よって、半導体基板1と抵抗素子7a間の容量を低減させることができる。
【0045】
上記第4の実施例によっても第1乃至第3の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0046】
図6は、本発明の第5の実施例を示している。第5の実施例は、第1の実施例の変形例である。図6中の、図1と同一部分については同一符号を付す。
【0047】
セル部において、フローティングゲート5と制御ゲート7の間の容量を増やすために、セル部の素子分離領域をエッチングし、素子分離領域の高さをフローティングゲート5の高さより低くする方法が考えられている。
【0048】
しかし、上記方法によると、素子分離領域をエッチングする際、周辺回路部の素子分離領域の高さも落としてしまうと、抵抗素子7aと基板との間の容量が増加してまう。
【0049】
そこで、第5の実施例では、図6に示すように、セル部の素子分離領域2’をエッチングする際、素子分離領域2の抵抗素子7aが形成される領域をカバーする。こうすることによって、図6に示すように、周辺回路の素子分離領域2の高さを保つことができる。
【0050】
第5の実施例によれば、第1の実施例と同様の効果を得ることができる。さらに、セル部の素子分離領域2’の高さをフローティングゲートのそれより低くしている。こうすることによって、メモリセルの容量を増加することができる。
【0051】
尚、第1乃至第5の実施例にフローティングゲートが一層構造の場合について説明した。しかし、これに限らず、フローティングゲートを二層構造とし、上層のゲート材で抵抗素子を形成してもよい。
【0052】
その他、本発明の要旨を変えない範囲において種々変形実施可能なことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】
以上、詳述したように本発明によれば、第1ゲート電極を自己整合的に素子分離を行った場合においても、周辺回路部において抵抗素子と基板との容量を小さくすることが可能な半導体記憶装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラッシュメモリの第1の実施例を示す図。
【図2】本発明に係るフラッシュメモリの第1の実施例における、製造過程を示す図。
【図3】本発明に係るフラッシュメモリの第2の実施例を示す図。
【図4】本発明に係るフラッシュメモリの第3の実施例を示す図。
【図5】本発明に係るフラッシュメモリの第4の実施例を示す図。
【図6】本発明に係るフラッシュメモリの第5の実施例を示す図。
【図7】抵抗素子を用いた昇圧電位安定化回路及び波形を示す図。
【図8】フラッシュメモリの第1の従来例を示す図。
【図9】フラッシュメモリの他の従来例を示す図。
【符号の説明】
1…半導体基板、
2…素子分離領域、
3…素子領域、
4…ゲート酸化膜、
5…第1のゲート電極材、
6…第1の絶縁膜、
7…第2のゲート電極材、
7a…抵抗素子、
8…第2の絶縁膜、
9…コンタクト孔、
10…配線。

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画する素子分離絶縁膜と、
    前記半導体基板内の前記素子領域上に前記素子分離絶縁膜と自己整合的に設けられた第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極上に第1絶縁膜を介して設けられた第1部分と、前記素子分離絶縁膜上に延在し且つ前記第1部分よりも薄い第2部分と、を有する第2ゲート電極と、
    前記素子分離絶縁膜上に設けられ、前記第2ゲート電極と同じ材料により構成され、前記第2ゲート電極の前記第2部分と実質的に同じ膜厚を有し、前記素子領域上まで延在しない抵抗素子と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記半導体基板は、前記抵抗素子下部周辺を囲む領域の表面に前記半導体基板と同導電型で前記半導体基板よりも高濃度の不純物領域を有することを特徴とする請求項1に記載の前記半導体記憶装置。
  3. 前記第1部分の上面と、前記第2部分の上面と、前記抵抗素子の上面と、は実質的に同じ高さに位置することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記抵抗素子は、前記素子分離絶縁膜上に、前記第1絶縁膜と同じ材料から構成される第2絶縁膜を介して設けられることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第2ゲート電極の前記第2部分と、前記抵抗素子と、は前記素子分離絶縁膜上で分断されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 半導体基板と、
    前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画する第1素子分離絶縁膜と、
    前記半導体基板内に設けられ、素子領域を区画し、前記第1素子分離絶縁膜の上面より高い部分を有する第2素子分離絶縁膜と、
    前記半導体基板内の前記素子領域上に第1素子分離絶縁膜と自己整合的に設けられ、前記第1素子分離絶縁膜の上面より高い上面を有する第1ゲート電極と、
    前記第1ゲート電極上に第1絶縁膜を介して設けられた第1部分と、前記第1素子分離絶縁膜上に延在し且つ前記第1部分よりも厚い第2部分と、を有する第2ゲート電極と、
    前記第2素子分離絶縁膜上に設けられ、前記第2ゲート電極と同じ材料から構成され、前記素子領域上に延在しない抵抗素子と、
    を具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  7. 前記抵抗素子は、前記第2素子分離絶縁膜上に、前記第1絶縁膜と同じ材料膜から構成される第2絶縁膜を介して設けられることを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第2ゲート電極の前記第2部分と、前記抵抗素子と、は前記第2素子分離絶縁膜上で分断されていることを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第2素子分離絶縁膜は、前記第1素子分離絶縁膜の上面と同じ高さの部分を有することを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
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