JP2015050346A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】微細化しても信頼性が高いレイアウトを有する不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】実施形態の不揮発性半導体記憶装置の記憶セル領域は、半導体層が第1方向に分離され、半導体層が第2方向に延在された複数の半導体領域と、複数の半導体領域のそれぞれの上に設けられた第1ゲート絶縁膜、電荷蓄積層、第2ゲート絶縁膜、および制御ゲート電極と、を有する。周辺領域は、半導体層の上に第1絶縁膜を介して設けられた抵抗素子層と、抵抗素子層の一部の上に第2絶縁膜を介して設けられたダミー層と、ダミー層が設けられていない抵抗素子層の上に、ダミー層とは第1距離を隔てて設けられた第3絶縁膜と、半導体層の上に抵抗素子層とは第2距離を隔てて設けられた第4絶縁膜と、抵抗素子層からダミー層の方向に延在し、第3絶縁膜を貫通し、抵抗素子層に接続されたコンタクトと、を有する。第1距離は、第2距離よりも短い。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
近年、NAND型フラッシュメモリではメモリセルの微細化が進み、メモリセルが高アスペクト比になるとともに、そのピッチがフォトリソグラフィ技術で解像でないほど狭くなっている。このため、最近のNAND型フラッシュメモリでは、メモリセルがメモリセルの加工中に倒壊する可能性がある。
特開2003−249579号公報
本発明が解決しようとする課題は、微細化しても信頼性が高いレイアウトを有する不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法を提供することである。
実施形態の不揮発性半導体記憶装置は、半導体層と、前記半導体層が第1方向に分離されて、それぞれが前記第1方向と交差する第2方向に延在する複数の半導体領域と、前記複数の半導体領域のそれぞれの上に設けられた第1ゲート絶縁膜、電荷蓄積層、第2ゲート絶縁膜、および制御ゲート電極と、を有する記憶セルと、を有する。前記周辺領域は、前記半導体層の上に第1絶縁膜を介して設けられた抵抗素子層と、前記抵抗素子層の一部の上に第2絶縁膜を介して設けられたダミー層と、前記ダミー層が設けられていない前記抵抗素子層の上に、前記ダミー層とは第1距離を隔てて設けられた第3絶縁膜と、前記半導体層の上に前記抵抗素子層とは第2距離を隔てて設けられた第4絶縁膜と、前記抵抗素子層から前記ダミー層の方向に延在し、前記第3絶縁膜を貫通し、前記抵抗素子層に接続されたコンタクトと、を有する抵抗素子と、を具備する。前記第1距離は、前記第2距離よりも短い。
図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の記憶セル領域を表す模式的平面図の一例である。 図2(a)および図2(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の記憶セル領域を表す模式的断面図の一例である。 図3(a)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域のトランジスタを表す模式的断面図の一例であり、図3(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域の抵抗素子層を表す模式的断面図の一例である。 図4(a)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域のトランジスタを表す模式的平面図の一例であり、図4(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域の抵抗素子層を表す模式的平面図の一例である。 図5(a)〜図5(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図6(a)〜図6(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図7(a)〜図7(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図8(a)〜図8(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図9(a)〜図9(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図10(a)〜図10(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図11(a)〜図11(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図12(a)〜図12(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図13(a)〜図13(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図14(a)〜図14(c)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図15(a)〜図15(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図16(a)〜図16(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図17(a)〜図17(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図18(a)〜図18(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図19(a)〜図19(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図20(a)〜図20(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図21(a)〜図21(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図22(a)〜図22(c)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図23(a)〜図23(b)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図24(a)および図24(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図25(a)および図25(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図26(a)および図26(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図27(a)および図27(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図28(a)および図28(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図29(a)および図29(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図30(a)および図30(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図31(a)および図31(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図32(a)および図32(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図33(a)および図33(b)は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。 図34は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式的平面図の一例である。 図35(a)および図35(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例であり、図35(c)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図36(a)および図36(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例であり、図36(c)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。 図37(a)および図37(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例である。 図38(a)および図38(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例である。 図39(a)および図39(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例である。 図40は、複数の制御ゲート電極がX方向に延在した様子を表す模式的平面図である。 図41(a)〜図41(c)は、複数の制御ゲート電極60がX方向に延在した様子を表す模式的断面図であり、図41(a)は、図40のE−E’線における断面であり、図41(b)は、図40のF−F’線における断面であり、図41(c)は、図40のG−G’線における断面である。 図42は、複数の制御ゲート電極がX方向に延在した様子を表す模式的平面図である。 図43(a)〜図43(c)は、複数の制御ゲート電極60がX方向に延在した様子を表す模式的断面図であり、図43(a)は、図42のE−E’線における断面であり、図43(b)は、図42のF−F’線における断面であり、図43(c)は、図42のG−G’線における断面である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部材には同一の符号を付し、一度説明した部材については適宜その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の記憶セル領域を表す模式的平面図の一例である。
図1に表すように、記憶セル領域100は、複数の半導体領域11(第1半導体領域)と、複数の制御ゲート電極60Aと、を備える。記憶セル領域100は、例えば、情報を記憶することが可能な領域である。複数の半導体領域11のそれぞれは、Y方向(第2方向)に延在し、Y方向と交差する方向、例えばY方向に対して略垂直なX方向(第1方向)に配列されている。複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれは、Y方向とは異なるX方向に延在し、X方向と交差する方向、例えばX方向に対して略垂直なY方向に配列されている。
不揮発性半導体記憶装置1においては、複数の半導体領域11のそれぞれと、複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれと、が交差している。複数の制御ゲート電極60Aは、複数の半導体領域11の上に設けられている。
記憶セル領域100においては、複数の半導体領域11のそれぞれと複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれとが交差する位置にトランジスタが配置されている(後述)。各々のトランジスタは、X方向とY方向とに2次元的に配列されている。各々のトランジスタは、不揮発性半導体記憶装置1のメモリセルとして機能する。制御ゲート電極60Aについてはワード線と称してもよい。
図2(a)および図2(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の記憶セル領域100を表す模式的断面図の一例である。図2(a)には、図1のA−A’線の位置における断面が表され、図2(b)は、図1のB−B’線の位置における断面が表されている。
複数の半導体領域11は、半導体層10がX方向に分離され、半導体層10をX方向と交差するY方向に延在している。複数の半導体領域11のそれぞれの上には、ゲート絶縁膜20A(第1ゲート絶縁膜)、電荷蓄積層30A、ゲート絶縁膜40A(第2ゲート絶縁膜)、および制御ゲート電極60Aが設けられている。
不揮発性半導体記憶装置1は、半導体領域11と制御ゲート電極60Aとが交差する位置に、半導体領域11、ゲート絶縁膜20A、電荷蓄積層30A、ゲート絶縁膜40A、および制御ゲート電極60Aを含むトランジスタを有する。なお、電荷蓄積層30Aはトラップ準位を有する絶縁膜、または、導電膜とトラップ準位を有する絶縁膜の積層膜であってもよい。
複数の半導体領域11の上部にはそれぞれ不純物が注入され、不揮発性半導体記憶装置1のトランジスタの一部であるアクティブ領域として機能する。
ゲート絶縁膜20Aは、電荷蓄積層30Aと複数の半導体領域11のそれぞれとの間に設けられている。ゲート絶縁膜20Aの上面20uの位置は、素子分離領域50の上面50uの位置よりも低い。ゲート絶縁膜20Aは、半導体領域11と電荷蓄積層30Aとの間で電荷(例えば、電子)をトンネル通過させるトンネル絶縁膜として機能する。
電荷蓄積層30Aは、複数の半導体領域11のそれぞれと複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれとが交差する位置に設けられている。電荷蓄積層30Aは、ゲート絶縁膜20Aを介して半導体領域11からトンネル通過した電荷を蓄積することができる。電荷蓄積層30Aについては、浮遊ゲート層と称してもよい。電荷蓄積層30Aは、図2(a)、(b)に表すA−A’断面およびB−B’断面においてZ方向に延びた略長方形をしている。電荷蓄積層30Aは、Z方向には略角柱状に延在している。
ゲート絶縁膜40Aは、電荷蓄積層30Aと複数の制御ゲート電極60Aの間に設けられている。ゲート絶縁膜40Aは、電荷蓄積層30Aの上面30uを覆っている。例えば、X方向において、ゲート絶縁膜40Aは、素子分離領域50が電荷蓄積層30Aに接している部分以外の電荷蓄積層30Aを覆っている。換言すれば、X方向において、ゲート絶縁膜40Aは、電荷蓄積層30Aの側面30wの一部を覆っている。X方向においては、電荷蓄積層30Aの側面30wが層間絶縁膜90により覆われている。
電荷蓄積層30Aの上面30uおよび側面30wは、ゲート絶縁膜40Aにより覆われ、電荷蓄積層30Aに蓄積された電荷が制御ゲート電極60Aにリークしにくくなっている。ゲート絶縁膜40Aについては、電荷ブロック層と称することもできる。
素子分離領域50は、複数の半導体領域11のそれぞれの間に設けられている。素子分離領域50は、ゲート絶縁膜20Aと、電荷蓄積層30Aと、に接している。半導体領域11の上面11uの位置は、素子分離領域50の上面50uの位置よりも低い。
制御ゲート電極60Aは、ゲート絶縁膜40Aを介して電荷蓄積層30Aの一部を覆っている。例えば、Y方向において、制御ゲート電極60Aは、ゲート絶縁膜40Aを介して電荷蓄積層30Aの上面30uおよび側面30wの一部を覆っている。また、X方向において、制御ゲート電極60Aは、ゲート絶縁膜40Aを介して電荷蓄積層30Aの上面30uを覆っている。制御ゲート電極60Aは、トランジスタを制御するためのゲート電極として機能する。
制御ゲート電極60Aの上には、層間絶縁膜90が設けられている。Y方向において、制御ゲート電極60Aの側面60w、ゲート絶縁膜40Aの側面40w、電荷蓄積層30Aの側面30w、およびゲート絶縁膜20Aの上面20uには、絶縁膜91Aが設けられている。Y方向において、層間絶縁膜90および絶縁膜91Aによって囲まれた部分は、空隙98になっている。
不揮発性半導体記憶装置1は、記憶セル領域100のほかに周辺領域を有する。
図3(a)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域のトランジスタを表す模式的断面図の一例であり、図3(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域の抵抗素子層を表す模式的断面図の一例である。
図4(a)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域のトランジスタを表す模式的平面図の一例であり、図4(b)は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の周辺領域の抵抗素子層を表す模式的平面図の一例である。
図3(a)および図4(a)には、X方向と、X方向に対して垂直なY方向と、X方向およびY方向に対して垂直なZ方向と、を表す3次元座標が表示されている。
図4(a)のC−C’断面は、図3(a)に対応している。図4(b)のD−D’断面は、図3(b)に対応している。また、図4(a)および図4(b)には、図3(a)および図3(b)に表示された層間絶縁膜90を便宜上表示してない。
周辺領域200は、記憶セル領域100の外側に設けることができる。周辺領域200には、トランジスタ、抵抗素子などを有するロジック回路等が設けられている。ロジック回路等は記憶セルの読み出し、書き込みを制御することができる。
図3(a)は、トランジスタの断面を示している。図3(a)に表すように、周辺領域200は、半導体層10、ゲート絶縁膜20B、ゲート電極30B、60Bを含むトランジスタを有する。なお、このようなトランジスタは、周辺領域200において、複数、設けられている。周辺領域200においては、半導体層10の上にゲート絶縁膜20Bが設けられている。ゲート絶縁膜20Bの上には、ゲート電極30Bが設けられている。ゲート電極30Bの上には、絶縁膜40Bが設けられている。絶縁膜40Bの上には、ゲート電極60Bが設けられている。絶縁膜40Bの少なくとも一部は開口され、ゲート電極60Bとゲート電極30Bとが電気的に接続されている。
ゲート電極30B、60Bは、素子領域10ACの上に設けられている。ゲート電極60Bの側面60w、絶縁膜40Bの側面40w、ゲート電極30Bの側面30w、およびゲート絶縁膜20Bの上面20uには、絶縁膜91Bが設けられている。
また、半導体層10の上には、絶縁膜92Bが設けられている。絶縁膜92Bは、半導体層10に接触する部分のほか、ゲート電極30Bからゲート電極60Bに向かう方向に延在する部分を有している。絶縁膜92Bの上には、絶縁膜93Bが設けられている。絶縁膜93Bの上には、絶縁膜94Bが設けられている。
ゲート電極60Bの上、絶縁膜91Bと絶縁膜92Bとの間、絶縁膜92Bと絶縁膜94Bとの間、および絶縁膜94Bの上には、層間絶縁膜90が設けられている。
また、図3(b)に表すように、周辺領域200においては、半導体層10の上に絶縁膜20C(第1絶縁膜)を介して抵抗素子層30Cが設けられている。抵抗素子層30Cの上には、絶縁膜40Cが設けられている。抵抗素子層30Cの一部の上には、絶縁膜40C(第2絶縁膜)を介して導電層60Cが設けられている。導電層60Cは、ダミー層である。このような抵抗素子層30Cは、周辺領域200において、複数、設けてもよい。
導電層60Cが設けられていない抵抗素子層30Cの上には、絶縁膜40cを介して絶縁膜92Caが設けられている。また、導電層60Cの側面60wに接するように絶縁膜92Caが設けられている。絶縁膜92Caの上には、絶縁膜93Caが設けられている。絶縁膜93Caは、X方向において導電層60Cとは距離d1(第1距離)を隔てて抵抗素子層30Cの上に設けられている。絶縁膜93Caの上には、絶縁膜94Caが設けられている。
絶縁膜92Caの側面92w、絶縁膜40Cの側面40w、抵抗素子層30Cの側面30w、および絶縁膜20Cの上面20uには、絶縁膜91Cが設けられている。半導体層10の上には、絶縁膜92Cbが設けられている。絶縁膜92Cbの上には、絶縁膜93Cbが設けられている。絶縁膜93Cb(第4絶縁膜)は、半導体層10の上に抵抗素子層30Cとは距離d2(第2距離)を隔てて設けられている。距離d1は、距離d2よりも短くなっている。絶縁膜93Cbの上には、絶縁膜94Cbが設けられている。
導電層60Cの上、絶縁膜94Caの上、絶縁膜93Caの上、絶縁膜94Cbの上、および絶縁膜91Cと絶縁膜94Cbとの間には、層間絶縁膜90が設けられている。
抵抗素子層30Cには、例えば、導電層60Cの両側に一対のコンタクト70が接続されている。コンタクト70は、抵抗素子層30Cから導電層60Cの方向に延在し、絶縁膜94Ca、絶縁膜93Ca、および絶縁膜92Caを貫通して、抵抗素子層30Cに接続されている。
半導体層10(あるいは、半導体領域11)の材料は、例えば、n形の半導体結晶である。半導体領域11の材料は、例えば、p形の半導体結晶である。半導体結晶としては、例えば、シリコン(Si)結晶があげられる。
ゲート絶縁膜20A、20B、および絶縁膜20Cの材料は、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(Si)等である。ゲート絶縁膜20A、20B、20Cは、例えば、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜の単層であってもよく、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜のいずれかが積層された膜であってもよい。
電荷蓄積層30A、ゲート電極30B、および抵抗素子層30Cの材料は、例えば、p形の不純物を含む半導体、金属、金属化合物等である。電荷蓄積層30A、ゲート電極30B、および抵抗素子層30Cの材料としては、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)、ポリシリコン(poly−Si)、シリコンゲルマン(SiGe)、窒化シリコン(Si)、酸化ハフニウム(HfO)等があげられる。
ゲート絶縁膜40A、絶縁膜40B、および絶縁膜40Cは、例えば、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜の単層であってもよく、酸化シリコン膜または窒化シリコン膜のいずれかが積層された膜であってもよい。例えば、ゲート絶縁膜40Aは、いわゆるONO膜(酸化シリコン膜/窒化シリコン膜/酸化シリコン膜)であってもよい。また、ゲート絶縁膜40Aは、金属酸化膜や金属窒化膜であってもよい。
素子分離領域50および層間絶縁膜90の材料は、例えば、酸化シリコン(SiO)である。
制御ゲート電極60A、ゲート電極60B、および導電層60Cの材料は、例えば、p形の不純物を含む半導体である。この半導体としては、ポリシリコンがあげられる。あるいは、制御ゲート電極60Aの材料は、例えば、タングステン等の金属や金属シリサイドであってもよい。
コンタクト70の材料は、例えば、タングステン、銅、アルミニウム等の金属、ポリシリコン、金属シリサイド等を含む。
p形の不純物元素としては、例えば、硼素(B)があげられる。n形の不純物元素としては、例えば、リン(P)、ヒ素(As)があげられる。
このほか、実施形態において、絶縁層、絶縁膜と記された部位は、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(Si)等を含む。例えば、絶縁膜93Caの材料と絶縁膜93Cbの材料とは、同じである。
不揮発性半導体記憶装置1の製造過程について説明する。
図5(a)〜図15は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図の一例である。
各図の図(a)には、記憶セル領域100の製造過程が表され、図(b)および図(c)には周辺領域200の製造過程が表されている。各図(b)には、周辺領域200に設けられるトランジスタの製造過程が表されている。図(c)には周辺領域200に設けられる抵抗素子層の製造過程が表されている。
また、図5(a)には、記憶セル領域100をX方向に対して垂直に切断した構造が表示されている。図5(b)には、記憶セル領域100をY方向に対して垂直に切断した構造が表示されている。また、図5(c)は、図3(a)に表すトランジスタに加工される前の状態を表す周辺領域の断面が表示され、図5(d)は、図3(b)に表す抵抗素子層に加工される前の状態の周辺領域の断面が表されている。
まず、図5(a)、(b)に表すように、記憶セル領域100においては、半導体層10と、半導体層10の上に設けられたゲート絶縁膜20Aと、ゲート絶縁膜20Aの上に設けられた電荷蓄積層30Aと、電荷蓄積層30Aの上に設けられたゲート絶縁膜40Aと、ゲート絶縁膜40Aの上に設けられた制御ゲート電極60Aと、が準備される。この段階では、Z方向に対して平行に制御ゲート電極60Aを見た場合、制御ゲート電極60Aは、Y方向において分割されず平面状になっている。ここで、平面状の制御ゲート電極60Aを、制御ゲート電極層60Aと称してもよい。
この段階では、半導体層10はX方向に分離され、X方向と交差するY方向に半導体層10を延在させた複数の半導体領域11が形成されている(図5(b)右図)。また、複数の半導体領域11のそれぞれの上に設けられたゲート絶縁膜20Aと、ゲート絶縁膜20Aの上に設けられ、Y方向に延在する複数の電荷蓄積層30Aと、が形成される。さらに、複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの上、および複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの側面30wの少なくとも一部に設けられたゲート絶縁膜40Aと、ゲート絶縁膜40Aの上に設けられた制御ゲート電極60Aと、が形成される。図5(b)に表す構造は、図2(b)に表した構造から層間絶縁膜90を取り除いた構造と同じ構造になっている。
図5(c)に表す周辺領域200においては、半導体層10と、半導体層10の上に設けられたゲート絶縁膜20Bと、ゲート絶縁膜20Bの上に設けられたゲート電極30Bと、ゲート電極30Bの上に設けられた絶縁膜40Bと、絶縁膜40Bの上に設けられたゲート電極60Bと、が準備される。絶縁膜40Bの少なくとも一部は開口され、ゲート電極60Bとゲート電極30Bとが電気的に接続されている。
図5(d)に表す周辺領域200においては、半導体層10と、半導体層10の上に設けられた絶縁膜20Cと、絶縁膜20Cの上に設けられた抵抗素子層30Cと、抵抗素子層30Cの上に設けられた絶縁膜40Cと、絶縁膜40Cの上に設けられた導電層60Cと、が準備される。つまり、半導体層10の上に絶縁膜20Cを介して抵抗素子層30Cが形成され、抵抗素子層30Cの上に絶縁膜40Cを介して導電層60Cが形成される。
ここで、ゲート絶縁膜20A、ゲート絶縁膜20B、および絶縁膜20Cは、同じ材料であり、同時に形成することができる。電荷蓄積層30A、ゲート電極30B、および抵抗素子層30Cは、同じ材料であり、同時に形成される。ゲート絶縁膜40A、絶縁膜40B、および絶縁膜40Cは、同じ材料であり、同時に形成される。制御ゲート電極60A、ゲート電極60B、および導電層60Cは、同じ材料であり、同時に形成される。
ゲート絶縁膜20A、ゲート絶縁膜20B、および絶縁膜20Cは、例えば、熱酸化法により形成される。ゲート絶縁膜20A、ゲート絶縁膜20B、および絶縁膜20Cの厚さは、例えば、10nm(ナノメートル)である。
電荷蓄積層30A、ゲート電極30B、および抵抗素子層30Cには、硼素(B)を導入することができる。電荷蓄積層30A、ゲート電極30B、および抵抗素子層30Cの厚さは、例えば、80nmである。
なお、記憶セル領域100をY方向に対して垂直に切断した場合の構造は、この段階以降、図5(b)の状態を維持する。従って、これ以降、図5(b)の状態から後の状態の表示を省略する。次に例示される、図6(a)は、図5(a)の状態から後の状態を表し、図6(b)、(c)のそれぞれは、図5(c)、(d)に対応している。
次に、図6(a)に表すように、記憶セル領域100においては、制御ゲート電極60A、ゲート絶縁膜40A、および電荷蓄積層30Aに対して、RIE加工(Reactive Ion Etching)加工をする。これにより、平面状の制御ゲート電極60AがY方向に分離される。さらに、Y方向において、電荷蓄積層30Aと、電荷蓄積層30Aの上に設けられた制御ゲート電極60Aと、電荷蓄積層30Aと制御ゲート電極60Aとに挟まれたゲート絶縁膜40Aと、が分割される。この結果、電荷蓄積層30Aが略角柱状になる。複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれは、X方向に延在している。なお、略角柱状になった電荷蓄積層30Aと、電荷蓄積層30Aの上に設けられたゲート絶縁膜40Aと、電荷蓄積層30Aの上にゲート絶縁膜40Aを介して設けられた制御ゲート電極60Aと、を含む構造を記憶セルと称する。
また、図6(b)に表す周辺領域200においては、半導体層10の上に設けられたゲート電極30B、絶縁膜40B、およびゲート電極60BをRIE加工によって加工する。
また、図6(c)に表す周辺領域200においては、半導体層10の上に設けられた抵抗素子層30C、絶縁膜40C、および導電層60CをRIE加工によって加工する。例えば、X方向において、抵抗素子層30C、絶縁膜40C、および導電層60Cが長さL1(第1長さ)になるように加工される。
次に、図7(a)に表す記憶セル領域100においては、ゲート絶縁膜20Aの上面20u、電荷蓄積層30Aの側面30w、ゲート絶縁膜40Aの側面40w、制御ゲート電極60Aの側面60wおよび上面60uに、絶縁膜91Aを形成する。
また、図7(b)に表す周辺領域200においては、ゲート絶縁膜20Bの上面20u、ゲート電極30Bの側面30w、絶縁膜40Bの側面40w、ゲート電極60Bの側面60wおよび上面60uに、絶縁膜91Bを形成する。
また、図7(c)に表す周辺領域200においては、絶縁膜20Cの上面20u、抵抗素子層30Cの側面30w、絶縁膜40Cの側面40w、導電層60Cの側面60wおよび上面60uに、コンフォーマルに絶縁膜91Cを形成する。
絶縁膜91A、91B、91Cのそれぞれは、同時に形成される。絶縁膜91A、91B、91Cのそれぞれは、同じ材料(例えば、酸化シリコン)である。
次に、図8(a)に表す記憶セル領域100においては、絶縁膜91Aの上に犠牲膜80Aを形成する。図8(b)に表す周辺領域200においては、絶縁膜91Bの上に側壁膜80Bを形成する。また、図8(c)に表す周辺領域200においては、絶縁膜91Cの上に側壁膜80Cを形成する。ここで、記憶セル領域100においては、記憶セル間の溝が犠牲膜80Aによって埋め込まれる。周辺領域200においては、隣り合うゲート電極30B、60B間が側壁膜80Bによって埋め込まれない。
犠牲膜80A、側壁膜80B、80Cのそれぞれは、同時に形成することができる。犠牲膜80A、側壁膜80B、80Cのそれぞれは、同じ材料(例えば、窒化シリコン)である。
次に、図9(a)に表す記憶セル領域100および図9(b)、(c)に表す周辺領域200に、例えば、異方性エッチング加工(例えば、ドライエッチング加工)を行う。
これにより、図9(a)に表す記憶セル領域100においては、制御ゲート電極60Aから上側の絶縁膜91Aおよび犠牲膜80Aが除去される。この結果、複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれの間および複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの間に犠牲膜80Aが形成される。犠牲膜80Aは、X方向に延在している。
また、図9(b)に表す周辺領域200においては、ゲート電極30Bの側面30w、絶縁膜40Bの側面40w、およびゲート電極60Bの側面60wに、絶縁膜91Bを介して側壁膜80Bが形成される。
また、図9(c)に表す周辺領域200においては、抵抗素子層30Cの側面30w、絶縁膜40Cの側面40w、および導電層60Cの側面60wに、絶縁膜91Cを介して側壁膜80Cが形成される。
次に、図10(a)に表す記憶セル領域100の全域および図10(b)、(c)に表す周辺領域200の全域を、例えば、レジスト等のマスク層99Aで被覆する。さらに、図10(c)に表す周辺領域200では、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によってマスク層99Aがパターニングされる。例えば、このパターニングによって、X方向において導電層60cの両側が開口されたマスク層99Aが形成される。続いて、図10(c)に表す周辺領域200において、導電層60CにRIE加工を行う。
導電層60CにRIE加工をしている際には、マスク層99Aにより、図10(a)に表す記憶セル領域100および図10(b)に表す周辺領域200は、加工されない。これにより、抵抗素子層30Cの上に設けられ、開口により露出された導電層60Cの一部が除去される。例えば、導電層60Cの長さは、長さL1よりも短い長さL2(第2長さ)になる。この後、マスク層99Aを除去する。
次に、図11(a)に表す記憶セル領域100において、制御ゲート電極60Aの上、犠牲膜80Aの上、および絶縁膜91Aの上に、絶縁膜92Aを形成する。絶縁膜92Aの上には絶縁膜93Aを形成する。さらに、絶縁膜93Aの上に、絶縁膜94Aを形成する。
また、図11(b)に表す周辺領域200において、半導体層10の上、絶縁膜91Bの上、側壁膜80Bの上、およびゲート電極60Bの上に、絶縁膜92Bを形成する。絶縁膜92Bの上には絶縁膜93Bを形成する。さらに、絶縁膜93Bの上に、絶縁膜94Bを形成する。絶縁膜92B、93Bのそれぞれは、半導体層10の表面、ゲート絶縁膜20Bの側面、側壁膜80Bの表面、およびゲート電極60Bの上面に沿うように、それぞれが薄い膜となって形成される。一方、絶縁膜94Bは、半導体層10の上方、側壁膜80Bの上方、およびゲート電極60Bの上方を覆うように厚い層となって形成される。
また、図11(c)に表す周辺領域200において、半導体層10の上、絶縁膜91Cの上、側壁膜80Cの上、絶縁膜40Cの上、および導電層60Cの上面60uおよび側面60wの上に、絶縁膜92Cを形成する。絶縁膜92Cの上には絶縁膜93Cを形成する。さらに、絶縁膜93Cの上に絶縁膜94Cを形成する。絶縁膜92C、93Cのそれぞれは、半導体層10の表面、絶縁膜20Cの側面、側壁膜80Cの表面、抵抗素子層30Cの表面、および導電層60Cの上面および側面に沿うように、それぞれが薄い膜となって形成される。一方、絶縁膜94Cは、半導体層10の上方、側壁膜80Cの上方、抵抗素子層30Cの上方、および導電層60Cの上方を覆うように厚い層となって形成される。
絶縁膜92A、92B、92Cのそれぞれは、同時に形成することができる。この場合、絶縁膜92A、92B、92Cのそれぞれは、同じ材料を有している。この材料は、例えば、TEOS(Tetra Ethoxy Silane)を原料とする酸化シリコンである。絶縁膜93A、93B、93Cのそれぞれは、同時に形成することができる。この場合、絶縁膜93A、93B、93Cのそれぞれは、同じ材料(例えば、窒化シリコン)を有している。また、絶縁膜93A、93B、93Cのそれぞれは犠牲膜80A、80B、80Cと同じ材料を有する膜にすることができる。絶縁膜94A、94B、94Cのそれぞれは、同時に形成することができる。この場合、絶縁膜94A、94B、94Cのそれぞれは、同じ材料(例えば、NSG(Non doped Silicate Glass))を有している。ここで絶縁膜92A〜92C、絶縁膜94A〜94Cは犠牲膜80A〜80C、絶縁膜93A〜93Cと異なる材料を有していることが好ましい。
次に、絶縁膜93A、93B、93Cをストッパ膜として、絶縁膜94A、94B、94Cに対してCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理を行う。続いて、制御ゲート電極60A、ゲート電極60B、および導電層60Cの上面が露出するまで、絶縁膜92A、92B、92C、および絶縁膜93A、93B、93Cに対してドライエッチング加工(例えば、RIE加工)を行う。
この状態を、図12(a)〜図12(c)に表す。ここで、図12(c)に表す周辺領域200において、絶縁膜92Caおよび絶縁膜92Cbは、側壁膜80C上部の上側に形成されていた絶縁膜92Cが取り除かれて、絶縁膜92Cが2つに分離されて形成された膜である。ここで、絶縁膜92Caは抵抗素子層30C上に配置され、絶縁膜92Cbは抵抗素子30Cの側面に配置される。絶縁膜93Caおよび絶縁膜93Cbは、側壁膜80C上部の上側に形成されていた絶縁膜93Cが取り除かれて、絶縁膜93Cが2つに分離されて形成された膜である。ここで、絶縁膜93Caは抵抗素子層30C上に配置され、絶縁膜93Cbは抵抗素子30Cの側面に配置される。絶縁膜94Caおよび絶縁膜94Cbは、絶縁膜94Cが分離されて形成された膜である。ここで、絶縁膜94Caは抵抗素子層30C上に配置され、絶縁膜94Cbは抵抗素子30Cの側面に配置される。
次に、図13(a)〜図13(c)に表すように、犠牲膜80A、側壁膜80B、80C、および絶縁膜93B、93Ca、93Cbに対してウェットエッチング処理を行う。ウェットエッチング処理には、例えば、リン酸溶液を用いることができる。
これにより、図13(a)に表す記憶セル領域100においては、犠牲膜80Aが複数の制御ゲート電極60Aの間から除去される。つまり、記憶セル間から犠牲膜80Aが除去される。図13(b)に表す周辺領域200においては、側壁膜80Bが除去される。さらに、絶縁膜93Bの一部が除去されて、絶縁膜92Bの上に絶縁膜93Bが残存する。また、絶縁膜94Bと絶縁膜93Bとの間、絶縁膜93Bと絶縁膜91B間に空間KBが形成される。図13(c)に表す周辺領域200においては、側壁膜80Cが除去される。さらに、絶縁膜93Caの一部が除去されて、絶縁膜92Caの上に絶縁膜93Caが残存する。また、絶縁膜93Cbの一部が除去されて、絶縁膜92Cbの上に絶縁膜93Cbが残存する。また、絶縁膜94Cbと絶縁膜93Cbとの間、絶縁膜93Cbと絶縁膜91Cとの間に空間KCが形成される。
この段階で、図13(c)に表す周辺領域200において、導電層60Cが設けられていない抵抗素子層30Cの上に、導電層60Cとは距離d1を隔てて絶縁膜93Caが形成される。また、半導体層10の上に抵抗素子層30Cとは距離d2を隔てて絶縁膜93Cbが形成される。この距離d1は絶縁膜92Caの膜厚とほぼ同じである。また、距離d2は犠牲膜80Cの膜厚とほぼ同じである。
次に、記憶セル領域100および周辺領域200に層間絶縁膜90を形成する。
例えば、図14(a)に表す記憶セル領域100においては、記憶セル間に空隙98が残るように層間絶縁膜90が形成される。層間絶縁膜90は、制御ゲート電極60Aの上面60uおよび絶縁膜91Aの側面91wの上部を被覆している。
図14(b)に表す周辺領域200においては、ゲート電極60Bの上、絶縁膜91B、92B、94Bのそれぞれの上、絶縁膜91Bと絶縁膜92Bとの間、および絶縁膜92Bと絶縁膜94Bとの間に層間絶縁膜90が形成される。なお、この際、空間KBが層間絶縁膜90で埋まらず空隙ができる場合がある。
また、図14(c)に表す周辺領域200においては、導電層60Cの上、絶縁膜91C、92Ca、92Cb、93Ca,93Cb、94Ca、94Cbのそれぞれの上、絶縁膜91Cと絶縁膜92Cbとの間、および絶縁膜92Cbと絶縁膜94Cbとの間に層間絶縁膜90が形成される。なお、この際、空間KCが層間絶縁膜90で埋まらず空隙ができる場合がある。
図4(b)のD−D’線に沿った位置での断面が図15(a)(b)に対応している。次に、図15(a)に表すように、周辺領域200において、層間絶縁膜90の上にマスク層99Bをパターニングする。マスク層99Bには、導電層60Cの両側に平面形状が例えば円形の開口が形成されている。続いて、RIE加工によって、層間絶縁膜90、絶縁膜94Ca、絶縁膜93Ca、絶縁膜92Ca、および絶縁膜40Cを貫通し、抵抗素子層30Cにまで達する一対のコンタクトホール30hを形成する。
ここで、酸化シリコンを含む膜をエッチングする際には、窒化シリコンを含む膜をエッチングする条件よりも選択比が高くなる条件でエッチングを行う。あるいは、逆に、窒化シリコンを含む膜をエッチングする際には、酸化シリコンを含む膜をエッチングする条件よりも選択比が高くなる条件でエッチングを行う。
例えば、酸化シリコンを含む層間絶縁膜90および絶縁膜94Caをエッチングする際には、層間絶縁膜90および絶縁膜94Caのエッチング条件を、窒化シリコンを含む絶縁膜93Caのエッチング条件よりもエッチング速度が高くなる条件に切り替えてエッチングを行う。
一方、窒化シリコンを含む絶縁膜93Caをエッチングする際には、絶縁膜93Caのエッチング条件を、酸化シリコンを含む層間絶縁膜90および絶縁膜94Caのエッチング条件よりもエッチング速度が高くなる条件に切り替えてエッチングを行う。
この後、酸化シリコンを含む絶縁膜92Caおよび絶縁膜40Cをエッチングする際には、絶縁膜92Caおよび絶縁膜40Cのエッチング条件を、絶縁膜93Caのエッチング条件よりもエッチング速度が高くなる条件に切り替えてエッチングを進めることができる。
コンタクトホール30hを形成する際には、絶縁膜93Caが層間絶縁膜90および絶縁膜94Caを、RIE加工をするときのストッパ膜として機能している。上述したように、抵抗素子層30Cは、半導体層10上に複数配置されている場合がある。このような場合、コンタクトホール30hを形成すべき箇所は多数になる。
このストッパ膜の存在により、複数の箇所における絶縁膜90、94Caのエッチング速度がばらついても、全ての箇所において、ストッパ膜の上側に確実にコンタクトホール30hを形成することができる。さらに、ストッパ膜(絶縁膜93Ca)、絶縁膜92Ca、および絶縁膜40Cをエッチングすることにより、抵抗素子層30Cに達するコンタクトホール30hを確実に形成することができる。
次に、図15(b)に表すように、コンタクトホール30hのなかに導電材料を埋め込む。コンタクト70は、層間絶縁膜90、絶縁膜94Ca、絶縁膜93Ca、絶縁膜92Ca、および絶縁膜40Cを貫通し、抵抗素子層30Cに接続されている。
図16(a)〜図23(b)は、参考例に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的断面図である。
まず、図6(a)〜図6(c)に表した状態と同じ状態を準備する。なお、図16(a)〜図22(c)までの各図の図(a)〜図(c)は、図6(a)〜図6(c)の状態から後の状態が表されている。
次に、図16(a)に表す記憶セル領域100の全域および図16(b)、(c)に表す周辺領域200の全域をマスク層99Aで被覆する。マスク層99Aは、例えば、スピンコート法で形成される。さらに、図16(c)に表す周辺領域200では、マスク層99Aがパターニングされる。続いて、図16(c)に表す周辺領域200において、導電層60CにRIE加工を行う。これにより、抵抗素子層30Cの上に設けられた導電層60Cの一部が除去される。例えば、導電層60Cの長さは、長さL1よりも短い長さL2になる。この後、マスク層99Aは除去される。
次に、図17(a)に表す記憶セル領域100においては、ゲート絶縁膜20Aの上面20u、電荷蓄積層30Aの側面30w、ゲート絶縁膜40Aの側面40w、制御ゲート電極60Aの側面60wおよび上面60uに、コンフォーマルに絶縁膜91Aを形成する。
また、図17(b)に表す周辺領域200においては、ゲート絶縁膜20Bの上面20u、ゲート電極30Bの側面30w、絶縁膜40Bの側面40w、ゲート電極60Bの側面60wおよび上面60uに、コンフォーマルに絶縁膜91Bを形成する。
また、図17(c)に表す周辺領域200においては、絶縁膜20Cの上面20u、抵抗素子層30Cの側面30w、絶縁膜40Cの側面40wおよび上面40u、導電層60Cの側面60wおよび上面60uに、コンフォーマルに絶縁膜91Cを形成する。
続いて、図17(a)に表す記憶セル領域100においては、絶縁膜91Aの上に犠牲膜80Aを形成する。記憶セル領域100においては、犠牲膜80Aによって、記憶セル間が埋め込まれる。図17(b)に表す周辺領域200においては、絶縁膜91Bの上に側壁膜80Bを形成する。図17(b)に表す周辺領域200においては、側壁膜80Bによって、隣り合うゲート電極30B、60Bが埋め込まれない。側壁膜80Bは、絶縁膜91Bを介して、ゲート絶縁膜20Bの上面、ゲート電極30B、60Bの側面、およびゲート電極60Bの上面に沿うように薄い層となって形成される。また、図17(c)に表す周辺領域200においては、絶縁膜91Cの上に側壁膜80Cを形成する。側壁膜80Cは、絶縁膜91Cを介して、絶縁膜20Cの上面、抵抗素子層30cの側面および上面の一部、導電層60Cの側面および上面に沿うように薄い層となって形成される。
次に、図18(a)に表す記憶セル領域100および図18(b)、(c)に表す周辺領域200に対して、例えば、ドライエッチング加工(例えば、異方性エッチング加工)を行う。
これにより、図18(a)に表す記憶セル領域100においては、制御ゲート電極60Aから上側の絶縁膜91Aおよび犠牲膜80Aが除去される。この結果、複数の制御ゲート電極60Aのそれぞれの間および複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの間に犠牲膜80Aが形成される。犠牲膜80Aは、X方向に延在している。
また、図18(b)に表す周辺領域200においては、ゲート電極30Bの側面30w、絶縁膜40Bの側面40w、およびゲート電極60Bの側面60wに、絶縁膜91Bを介して側壁膜80Bが形成される。
また、図18(c)に表す周辺領域200においては、導電層60Cの側面60wに、絶縁膜91Caを介して側壁膜80Caが形成される。さらに、抵抗素子層30Cの側面30wに絶縁膜91Cbを介して側壁膜80Cbが形成される。
次に、図19(a)に表す記憶セル領域100において、制御ゲート電極60Aの上、犠牲膜80Aの上、および絶縁膜91Aの上に、絶縁膜92Aを形成する。絶縁膜92Aの上には絶縁膜93Aを形成する。さらに、絶縁膜93Aの上に、絶縁膜94Aを形成する。
また、図19(b)に表す周辺領域200において、半導体層10の上、絶縁膜91Bの上、側壁膜80Bの上、およびゲート電極60Bの上に、絶縁膜92Bを形成する。絶縁膜92Bの上には絶縁膜93Bを形成する。さらに、絶縁膜93Bの上に、絶縁膜94Bを形成する。
また、図19(c)に表す周辺領域200において、半導体層10の上、絶縁膜91Cbの上、側壁膜80Cbの上、抵抗素子層30Cの上、絶縁膜40Cの上、絶縁膜91Caの上、および側壁膜80Caの上に、絶縁膜92Cを形成する。絶縁膜92Cの上には絶縁膜93Cを形成する。さらに、絶縁膜93Cの上に絶縁膜94Cを形成する。
次に、絶縁膜93A、93B、93Cをストッパ膜として、絶縁膜94A、94B、94Cに対してCMP処理を行う。続いて、制御ゲート電極60A、ゲート電極60B、および導電層60Cのそれぞれが表出するまで、絶縁膜92A、92B、92C、および絶縁膜93A、93B、93Cに対してドライエッチング加工(例えば、RIE加工)を行う。この状態を、図20(a)〜図20(c)に表す。
次に、図21(a)〜図21(c)に表すように、犠牲膜80A、側壁膜80B、80Ca、および絶縁膜93B、93Cに対してウェットエッチング処理を行う。例えば、ェットエッチング処理には、リン酸溶液を用いることができる。
これにより、図21(a)に表す記憶セル領域100においては、犠牲膜80Aが複数の制御ゲート電極60Aの間から除去される。つまり、記憶セル間から犠牲膜80Aが除去される。図21(b)に表す周辺領域200においては、側壁膜80Bが除去される。さらに、絶縁膜93Bの一部が除去されて、絶縁膜92Bの上に絶縁膜93Bが残存する。図21(c)に表す周辺領域200においては、側壁膜80Caが除去される。さらに、絶縁膜93Cの一部が除去されて、絶縁膜92Cの上に絶縁膜93Cが残存する。
この段階で、図21(c)に表す周辺領域200において、導電層60Cが設けられていない抵抗素子層30Cの上に、導電層60Cとは距離d3を隔てて絶縁膜93Cが形成される。ここで、距離d3は、距離d1よりも長い。この理由は、図20(c)に示すように、距離d1は絶縁膜92の膜厚とほぼ等しいのに対して、距離d3は絶縁膜91Ca、犠牲膜80Ca、絶縁膜92C(絶縁膜92Caと等価)を合わせた膜厚とほぼ等しいからである。
次に、記憶セル領域100および周辺領域200に層間絶縁膜90を形成する。
例えば、図22(a)に表す記憶セル領域100においては、記憶セル間に空隙98が残るように層間絶縁膜90が形成される。層間絶縁膜90は、制御ゲート電極60Aの上面60uおよび絶縁膜91Aの側面91wの上部を被覆している。
図22(b)に表す周辺領域200においては、ゲート電極60Bの上、絶縁膜91B、92B、94Bのそれぞれの上、絶縁膜91Bと絶縁膜92Bとの間、および絶縁膜92Bと絶縁膜94Bとの間に層間絶縁膜90が形成される。
また、図22(c)に表す周辺領域200においては、導電層60Cの上、絶縁膜91Ca、92C、93C、94Cのそれぞれの上、絶縁膜91Caと絶縁膜92Cとの間、および絶縁膜92Cと絶縁膜94Cとの間に層間絶縁膜90が形成される。
次に、図22(c)の後の状態を説明する。図23(a)に表すように、周辺領域200において、層間絶縁膜90の上にマスク層99Bをパターニングする。続いて、RIE加工によって、層間絶縁膜90、絶縁膜94C、絶縁膜93C、および絶縁膜92Cを貫通し、抵抗素子層30Cにまで達する一対のコンタクトホール30hを形成する。ここで、絶縁膜93Cは、RIE加工でのストッパ膜として機能する。次に、図23(b)に表すように、コンタクトホール30hのなかにコンタクト70を形成する。コンタクト70は、抵抗素子層30Cに接続されている。
参考例に係る製造プロセスにおいても、コンタクト70を形成するためのコンタクトホール30hを形成している。しかし、参考例に係る製造プロセスでは、導電層60Cの近傍に絶縁膜92Cの一部(図23(a)の矢印pで示す部位)が残存している。
良好な形状のコンタクトホール30hを形成するには、図23(a)の矢印pで示す部位を避けた位置にコンタクトホール30hを形成することが望ましい。あるいは、ストッパ膜(絶縁膜93C)を利用する場合は、導電層60Cから距離d3(d3>d1)、離れた位置にコンタクトホール30hを形成する必要がある。これは、導電層60Cから距離d3、離れた位置にストッパ膜(絶縁膜93C)が設けられているからである。このため、参考例に係る製造プロセスでは、コンタクト70と導電層60Cとの間の距離を縮めることができなくなる。
さらに、参考例に係る製造プロセスにおいては、導電層60CにRIE加工を行う際に、記憶セル領域100をマスク層99Aで被覆している(図16(a))。この場合、離間して設けられた複数の記憶セルがマスク層99Aを支持することになる。さらに、マスク層99Aを除去した後に洗浄工程などがあると、洗浄液が複数の記憶セルの間に入り込む場合がある。これにより、参考例では、製造プロセス中に記憶セルが倒壊しやすくなる。
これに対し、第1実施形態に係る製造プロセスでは、ストッパ膜として機能する絶縁膜93Cが導電層60Cから距離d1(d1<d3)まで近づけることができる。
このため、第1実施形態に係る製造プロセスでは、コンタクト70を導電層60Cにより近づけることができる。これにより、コンタクト70と導電層60Cとの間の距離をより縮めることができる。その結果、コンタクト70の配置の自由度が増加する。
さらに、図10(c)に示すように、導電層60CにRIE加工を行う際には、記憶セル領域100がマスク層99Aで被覆されるものの、図10(a)に示すように、記憶セル間には犠牲膜80Aが設けられている。これにより、マスク層99Aを形成する際、あるいは、マスク層99Aの除去後の洗浄処理においても複数の記憶セルの側面が犠牲膜80Aによって支持されている。その結果、第1実施形態では、製造プロセス中に記憶セルが倒壊しにくくなり、製造歩留まりが向上する。さらに、記憶セルが倒壊しにくくなるので、不揮発性半導体記憶装置の信頼性が向上する。
(第2実施形態)
記憶セル領域または抵抗素子層を形成する第2実施形態について説明する。
第2実施形態を説明する前に、所謂ダブルパターニング加工およびループカット技術について説明する。
図24(a)〜図34は、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式図の一例である。
ここで、図24(a)〜図33(b)の各図(a)には、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを表す模式的断面図の一例が表され、各図(b)には、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを表す模式的平面図の一例が表されている。各図(a)には、各図(b)のX−Y断面が表されている。図34には、ダブルパターニングプロセスおよびループカットプロセスを説明する模式的平面図の一例が表されている。
図24(a)および図24(b)に表すように、半導体層10の上にゲート絶縁膜20Aを形成する。さらに、ゲート絶縁膜20Aの上に、電荷蓄積層30A、ゲート絶縁膜40A、および制御ゲート電極60Aが積層された積層体15を形成する。
図24(a)には、記憶セル領域100をYZ平面で切断した状態が表されている。積層体15の上には、さらに絶縁膜51、絶縁膜52、半導体膜53、および絶縁膜54が積層されている。絶縁膜51の材料は、例えば、窒化シリコンを含む。絶縁膜52、54の材料は、例えば、酸化シリコンである。半導体膜53の材料は、例えば、シリコンである。絶縁膜54の上には、X方向に延在する複数のレジスト55が設けられている。それぞれがX方向に延びた複数のレジスト55は、Y方向に並設されている。
次に、図25(a)および図25(b)に表すように、レジスト55をマスクとして絶縁膜54にRIE加工を行う。これにより、半導体膜53の上に、X方向に延びる絶縁膜54が形成される。
次に、絶縁膜54のY方向の幅を、絶縁膜54のY方向の間隔の1/3程度になるように収縮させる(スリミング加工)。続いて、図26(a)および図26(b)に表すように、半導体膜53の上面53uの上、絶縁膜54の側面54wの上、および絶縁膜54の上面54uの上に、スペーサ膜56を形成する。スペーサ膜56の材料は、例えば、窒化シリコンである。
次に、図27(a)および図27(b)に表すように、スペーサ膜56に、例えば、ドライエッチング加工(例えば、異方性エッチング加工)を行う。これにより、絶縁膜54の側面54wにスペーサ膜56が形成される。図27(b)に示すように、絶縁膜54はスペーサ膜56によって取り囲まれる。また、Z方向から見てスペーサ膜56は、絶縁膜54の外周を取り囲むことから、スペーサ膜56はX方向に延びる2組のスペーサ膜56の端部を接続する折り返し部分56r(以下、折り返し部分をループ部と称する)。
次に、図28(a)および図28(b)に表すように、絶縁膜54を選択的に除去する。これにより、半導体膜53の上にはスペーサ膜56が残存する。スペーサ膜56において、ループ部56r以外のスペーサ膜56のY方向におけるピッチは、絶縁膜54のピッチの約半分になっている。このように、絶縁膜54のピッチの半分のピッチのスペーサ膜56を形成し、スペーサ膜56によって微細加工をする技術をダブルパターニングプロセスと言う。
続いて、スペーサ膜56をマスクとして、スペーサ膜56から下側の半導体膜53、絶縁膜52をRIE加工する。RIE加工後、スペーサ膜56を除去する。この状態を、図29(a)および図29(b)に示す。
さらに、半導体膜53をマスクにして、絶縁膜52、絶縁膜51、および積層体15をRIE加工する。RIE加工後、半導体膜53を除去する。この状態を、図30(a)および図30(b)に表す。
RIE加工後の積層体15にも、スペーサ膜56のループ部56rのパターン形状が反映される。このため、積層体15は、ループ部15rを有する。このループ部15rを残存させたまま、最終的に不揮発性半導体記憶装置を形成すると、隣り合う積層体15Aと積層体15Bとがループ部15rを介して接続されてしまう。これにより、積層体15Aの制御ゲート電極60Aと積層体15Bの制御ゲート電極60Aとが導通する。その結果、各記憶セルへの情報の書き込み、読み込み、および消去ができなくなる可能性がある。従って、ダブルパターニングプロセスを採用した場合、ループ部15rをカット(除去)する必要がある。
例えば、ループ部15rをカットする第1の方法として、図30(b)に表すように、積層体15がどの場所においても途切れていないループ形状にした後、X方向の端部位置するループ部15rを後から取り除く方法がある。例えば、図31(a)および図31(b)に表すように、ループ部15rをRIE加工によって選択的に削除する。ここで、図31(a)は、図31(b)のX’−Y’線に沿った位置での断面が表されている。これにより、Y方向に配列され、それぞれが独立してX方向に延びる複数の積層体15が形成される。
あるいは、第2の方法として、図29(a)および図29(b)に示す状態からループ部15rをRIE加工によって選択的に除去する方法がある。この方法を、図32(a)および図32(b)に表す。ここで、図32(a)は、図32(b)のX’−Y’線に沿った位置での断面が表されている。例えば、図32(a)には、図29(a)の状態からループ部における絶縁膜52、半導体膜53が取り除かれた状態が表されている。
第2の方法では、この後さらに、ループ部15r以外の部分にRIE加工(2回目のRIE加工)を行って、図33(a)および図33(b)に表すように、Y方向に配列され、それぞれが独立してX方向に延びる複数の積層体15を形成する。
しかし、第1の方法では、ループ部15rを削除する前に、図30(a)に表すX−Y断面において既にY方向に高アスペクト比の積層体15が配列されている。このため、例えば、ループ部15rを除去するプロセス中に記憶セル(積層体15)が倒壊する可能性が高い。
また、第2の方法では、図34に示すように、2回目のRIE加工の際に発生する残渣が積層体15の端部15eに再付着する場合がある。このため、積層体15の端部15eの幅が広がる場合がある。その結果、隣り合う積層体15間の距離が近づき、記憶セル間の制御ゲート電極間の絶縁耐圧が下がる可能性がある。
図35(a)〜図39(b)は、第2実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の製造過程を表す模式的立体図の一例である。図35(a)、図36(a)は各図(c)の点線部分の各立体図であり、図37(a)〜図39(b)は、図40の点線部分の各立体図である。
図35(a)、図36(a)、図37(a)〜図39(b)においては、記憶セル領域100において、素子分離領域50が並ぶX方向とZ方向とからなるX−Z平面が手前に表示されている。また、図35(b)、図36(b)には、導電層60cが延びるX方向に対して垂直なY−Z平面が手前に表示されている。なお、図35〜図39のXYZ軸は図25〜34のXYZ軸と一致している。
まず、図35(a)に表す記憶セル領域100においては、半導体層10と、複数の半導体領域11と、ゲート絶縁膜20Aと、電荷蓄積層30Aと、ゲート絶縁膜40Aと、を形成する。さらに、ゲート絶縁膜40Aの上に、制御ゲート電極層60Aを形成する。
複数の半導体領域11は、半導体層10をX方向に分離し半導体層10をX方向と交差するY方向に延在させた半導体領域である。ゲート絶縁膜20Aは、複数の半導体領域11のそれぞれの上に設けられている。複数の電荷蓄積層30Aは、ゲート絶縁膜20Aの上に設けられ、Y方向に延在している。ゲート絶縁膜40Aは、複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの上および複数の電荷蓄積層30Aのそれぞれの側面30wの少なくとも一部に設けられている。
続いて、制御ゲート電極層60Aの上に、マスク層99Cをパターニングする。例えば、Y方向に延在するトレンチtrが形成されるように、制御ゲート電極層60A上に、マスク層99Cをパターニングする。マスク層99Cは、例えば、レジスト層等である。ここで、トレンチtrはX方向に延びる積層体15が形成される予定位置のY方向の端部付近に形成される。
また、図35(b)に表す周辺領域200においては、電荷蓄積層30Aの形成とともに半導体層10の上に絶縁膜20Cを介して抵抗素子層30Cを形成する。さらに、制御ゲート電極層60Aの形成とともに抵抗素子層30Cの上に絶縁膜40Cを介して導電層60Cを形成する。
続いて、導電層60Cの一部を表出するマスク層99Dを、導電層60Cの上に形成する。さらに、マスク層99Dを、絶縁膜20Cの上に形成する。マスク層99Dは、例えば、レジスト等である。
次に、図36(a)に表す記憶セル領域100において、制御ゲート電極層60Aには、カット部65が形成される。カット部65は、制御ゲート電極層60AをX方向に分離する。例えば、マスク層99Cから開口された制御ゲート電極層60AにRIE加工を行って、制御ゲート電極層60AをX方向に分離させる。この後、マスク層99Aを除去する。ここで、カット部65は、電荷蓄積層30A上に形成することにより、除去する制御ゲート電極層60Aの膜厚を薄くすることができ、加工を容易にすることができる。なお、カット部65は制御ゲート電極層60Aを分断すればよく、素子分離領域50上に形成しても良いし、電荷蓄積層30A及び素子分離領域50を跨るように形成しても良い。
また、図36(b)に表す周辺領域200においては、制御ゲート電極層60AをX方向に分離するとともに、抵抗素子層30Cの上に設けられた導電層60Cの一部を除去する。マスク層99Dは、この後、除去される。この後、制御ゲート電極層60Aは、ダブルパターニング技術によって、Y方向に分割される。これが第1実施形態の図10に層等する工程である。
なお、抵抗素子層30Cにおいては、この後の図12〜15の工程を経て図3の構造が形成できる。
次に、図37(a)に表すように、記憶セル領域100においては、トレンチtr内、および制御ゲート電極層60Aの上に絶縁膜61を形成する。絶縁膜61は、例えば、窒化シリコンである。なお、絶縁膜61は制御ゲート電極層60Aを保護する保護絶縁膜として用いることができる。すなわち、絶縁膜61を制御ゲート電極層60Aの間の溝にも形成することにより、制御ゲート電極層60Aの酸化等を防止することができる。続いて、絶縁膜61の上に絶縁膜62を形成する。絶縁膜62は、例えば、アモルファスシリコンを含む。さらに、絶縁膜62の上にX方向に延在する複数の絶縁膜63を形成する。絶縁膜63は、例えば、窒化シリコンを含む。続いて、絶縁膜62の上、および絶縁膜63の上に、スペーサ膜64を形成する。スペーサ膜64は、例えば、酸化シリコンを含む。
次に、スペーサ膜64に、例えば、ドライエッチング加工(例えば、異方性エッチング加工)を行う。ドライエッチング加工では、絶縁膜63の遮蔽効果によって、絶縁膜63の側面にスペーサ膜64が残存する。この状態を、図38(a)に表す。絶縁膜63は、スペーサ膜64の芯材になっている。さらに、図38(b)に表すように、絶縁膜63を除去する。
次に、図39(a)に表すように、スペーサ膜64をマスクとして、絶縁膜62にRIE加工を行う。これにより、絶縁膜62はY方向に分離される。さらに、複数の絶縁膜62がX方向に延在する。
次に、図39(b)に表すように、絶縁膜62をマスクとして、絶縁膜62の下側の絶縁膜61、および制御ゲート電極層60AにRIE加工を行う。これにより、複数の制御ゲート電極層60Aは、さらにY方向に分離される。これにより、X方向に延在する複数の制御ゲート電極60が形成される。さらに、制御ゲート電極60の下側のゲート絶縁膜40Aおよび電荷蓄積層30AもY方向に分離される。これにより、柱状の電荷蓄積層30Aが形成される。
複数の制御ゲート電極60がX方向に延在した様子を、再び、図40、図41(a)〜図41(c)に表す。
図40は、複数の制御ゲート電極がX方向に延在した様子を表す模式的平面図である。
図41(a)〜図41(c)は、複数の制御ゲート電極60がX方向に延在した様子を表す模式的断面図であり、図41(a)は、図40のE−E’線における断面であり、図41(b)は、図40のF−F’線における断面であり、図41(c)は、図40のG−G’線における断面である。
第2実施形態では、カット部65を形成した後に、制御ゲート電極層60AをY方向に分離させて、X方向に延在する複数の制御ゲート電極60Aを形成する。つまり、第2実施形態では、隣り合う制御ゲート電極60A同士がループ部を介して電気的に接続されることもなく、複数の制御ゲート電極60Aを形成した後でループ部15rを除去する工程を要しない。第2実施形態では、複数の制御ゲート電極60Aを形成した後のループ部15rの除去工程を要しないので、上述した記憶セルの倒壊、積層体15の端部15eの幅の増大が抑制される。
この後は、必要に応じて、絶縁膜61、62を取り除いてもよい。さらに、複数の制御ゲート電極60の間に空隙98が残るように、複数の制御ゲート電極60の上に層間絶縁膜90を形成する(図示しない)。また、層間絶縁膜90の上に配線、コンタクト、素子等を形成してもよい。
ここで、カット部65の面積は、ループ部15rの面積よりも小さくすることができる。このため、ループ部15rを除去して該ループ部15rの領域に層間絶縁膜90を埋め込む手法より、カット部65上に層間絶縁膜90を形成する手法のほうが、層間絶縁膜90の平坦性が良好になる。これにより、例えば、層間絶縁膜90の上側でリソグラフィを実行する場合には、リソグラフィにおける露光時のデフォーカスがより抑制される。
また、カット部65については、ループ部に形成してもよい。カット部65をループ部に形成した様子を、図42、図43(a)〜図43(c)に表す。
図42は、複数の制御ゲート電極がX方向に延在した様子を表す模式的平面図である。
図43(a)〜図43(c)は、複数の制御ゲート電極60がX方向に延在した様子を表す模式的断面図であり、図43(a)は、図42のE−E’線における断面であり、図43(b)は、図42のF−F’線における断面であり、図43(c)は、図42のG−G’線における断面である。
例えば、図35に示す工程において、ループ部に相当する部分にトレンチtrを形成する。このトレンチtrに絶縁膜61を埋め込みカット部65を形成した後に、制御ゲート電極層60AをY方向に分離させて、X方向に延在する複数の制御ゲート電極60Aを形成する。このような方法でも、隣り合う制御ゲート電極60A同士はループ部を介して電気的に接続されることもなく、複数の制御ゲート電極60Aを形成した後でループ部15rを除去する工程を要しない。さらに、複数の制御ゲート電極60Aを形成した後のループ部15rの除去工程を要しないので、上述した記憶セルの倒壊、積層体15の端部15eの幅の増大が抑制される。
また、不揮発性半導体記憶装置では、ループ部15rは未使用の領域になる。図42,図43に示すようにループ部15rにカット部65を配置することにより、不揮発性半導体記憶装置を値小さくすることができる。
以上、具体例を参照しつつ実施形態について説明した。しかし、実施形態はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、実施形態の特徴を備えている限り、実施形態の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、「部位Aは部位Bの上に設けられている」という場合の「の上に」とは、部位Aが部位Bに接触して、部位Aが部位Bの上に設けられている場合と、部位Aが部位Bに接触せず、部位Aが部位Bの上方に設けられている場合との意味で用いられている。
また、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて複合させることができ、これらを組み合わせたものも実施形態の特徴を含む限り実施形態の範囲に包含される。その他、実施形態の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例および修正例に想到し得るものであり、それら変更例および修正例についても実施形態の範囲に属するものと了解される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 不揮発性半導体記憶装置、 10 半導体層、 10AC 素子領域、 11 半導体領域、 11u 上面、 15、15A、15B 積層体、 15e 端部、 15r ループ部、 20A ゲート絶縁膜、 20B ゲート絶縁膜、 20u 上面、 20C 絶縁膜、 30A 電荷蓄積層、 30B ゲート電極、 30C 抵抗素子層、 30h コンタクトホール、 30u 上面、 30w 側面、 40A ゲート絶縁膜、 40B 絶縁膜、 40C 絶縁膜、 40w 側面、 40u 上面、 50 素子分離領域、 50u 上面、 51 絶縁膜、 52 絶縁膜、 53 半導体膜、 53u 上面、 54 絶縁膜、 54u 上面、 54w 側面、 55 レジスト、 56 スペーサ膜、 56r ループ部、 60A 制御ゲート電極、制御ゲート電極層、 60B ゲート電極、 60C 導電層、 60w 側面、 60u 上面、 61 絶縁膜、 62 絶縁膜、 63 絶縁膜、 64 スペーサ膜、 65 カット部、 70 コンタクト、 80A 犠牲膜、 80B 側壁膜、 80C 側壁膜、 80Ca 側壁膜、 80Cb 側壁膜、 90 層間絶縁膜(絶縁膜)、 91A 絶縁膜、 91B 絶縁膜、 91C 絶縁膜、 91Ca 絶縁膜、 91Cb 絶縁膜、 91w 側面、 92A 絶縁膜、 92B 絶縁膜、 92C 絶縁膜、 92Ca 絶縁膜、 92Cb 絶縁膜、 92w 側面、 93A 絶縁膜、 93B 絶縁膜、 93C 絶縁膜、 93Ca 絶縁膜、 93Cb 絶縁膜、 94A 絶縁膜、 94B 絶縁膜、 94C 絶縁膜、 94Ca 絶縁膜、 94Cb 絶縁膜、 98 空隙、 99A、99B、99C、99D マスク層、 100 記憶セル領域、 200 周辺領域

Claims (6)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層が第1方向に分離されて、それぞれが前記第1方向と交差する第2方向に延在する複数の半導体領域と、
    前記複数の半導体領域のそれぞれの上に設けられた第1ゲート絶縁膜、電荷蓄積層、第2ゲート絶縁膜、および制御ゲート電極と、を有する記憶セルと、
    を有し、
    前記周辺領域は、
    前記半導体層の上に第1絶縁膜を介して設けられた抵抗素子層と、
    前記抵抗素子層の一部の上に第2絶縁膜を介して設けられたダミー層と、
    前記ダミー層が設けられていない前記抵抗素子層の上に、前記ダミー層とは第1距離を隔てて設けられた第3絶縁膜と、
    前記半導体層の上に前記抵抗素子層とは第2距離を隔てて設けられた第4絶縁膜と、 前記抵抗素子層から前記ダミー層の方向に延在し、前記第3絶縁膜を貫通し、前記抵抗素子層に接続されたコンタクトと、を有する抵抗素子と、
    を具備し、
    前記第1距離は、前記第2距離よりも短い不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記第3絶縁膜の材料と前記第4絶縁膜の材料とが同じである請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 記憶セル領域と、前記記憶セル領域外に設けられた周辺領域と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であり、
    前記記憶セル領域において、
    半導体層を第1方向に分離し前記半導体層を前記第1方向と交差する第2方向に延在させた複数の半導体領域と、前記複数の半導体領域のそれぞれの上に設けられた第1ゲート絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜の上に設けられ、前記第2方向に延在する複数の電荷蓄積層と、前記複数の電荷蓄積層のそれぞれの上および前記複数の電荷蓄積層のそれぞれの側面の少なくとも一部に設けられた第2ゲート絶縁膜と、前記第2ゲート絶縁膜の上に設けられた制御ゲート電極層を形成し、
    前記周辺領域において、
    前記半導体層の上に第1絶縁膜を介して抵抗素子層を形成し、前記抵抗素子層の上に第2絶縁膜を介してダミー層を形成する工程と、
    前記記憶セル領域において、
    前記制御ゲート電極層を前記第2方向に分離し、前記第1方向に延在する複数の制御ゲート電極を形成し、
    前記周辺領域において、
    前記半導体層の上に、前記抵抗素子層、前記第2絶縁膜、および前記ダミー層が第1長さになるように加工する工程と、
    前記記憶セル領域において、
    前記複数の制御ゲート電極の間に前記第1方向に延在する犠牲膜を形成し、
    前記周辺領域において、
    前記抵抗素子層、前記第2絶縁膜、および前記ダミー層のそれぞれの側面に、側壁膜を形成する工程と、
    前記周辺領域において、前記抵抗素子層の上に設けられた前記ダミー層の一部を除去し、前記ダミー層の長さを前記第1長さよりも短い第2長さにする工程と、
    前記周辺領域において、前記ダミー層が設けられていない前記抵抗素子層の上に、前記ダミー層とは第1距離を隔てて第3絶縁膜を形成し、前記半導体層の上に前記抵抗素子層とは第2距離を隔てて第4絶縁膜を形成する工程と、
    前記抵抗素子層から前記ダミー層の方向に延在し、前記第3絶縁膜を貫通し、前記抵抗素子層に接続されたコンタクトを形成する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記周辺領域において、前記第4絶縁膜を形成する工程の後に、
    前記犠牲膜を前記複数の制御ゲート電極の間から取り除く工程をさらに備えた請求項3に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 記憶セル領域と、前記記憶セル領域の外に設けられた周辺領域と、を有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であり、
    前記記憶セル領域において、
    半導体層を第1方向に分離し前記半導体層を前記第1方向と交差する第2方向に延在させた複数の半導体領域と、前記複数の半導体領域のそれぞれの上に設けられた第1ゲート絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜の上に設けられ、前記第2方向に延在する複数の電荷蓄積層と、前記複数の電荷蓄積層のそれぞれの上および前記複数の電荷蓄積層のそれぞれの側面の少なくとも一部に設けられた第2ゲート絶縁膜と、前記第2ゲート絶縁膜の上に、制御ゲート電極層と、を形成する工程と、
    前記制御ゲート電極層を前記第1方向に分離する溝を形成し、前記溝に絶縁膜を埋める工程と、
    前記複数の制御ゲート電極層を前記第2方向に分離し、前記第1方向に延在する複数の制御ゲート電極を形成する工程と、
    を備えた不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  6. 前記周辺領域において、
    前記半導体層の上に第1絶縁膜を介して抵抗素子層を形成し、前記制御ゲート電極層の形成とともに前記抵抗素子層の上に第2絶縁膜を介してダミー層を形成する工程と、
    前記制御ゲート電極層を前記第1方向に分離する前記溝を形成する工程と同時に、前記抵抗素子層の上に設けられた前記ダミー層の一部を除去する工程と、
    をさらに備えた請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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