JP2007149721A - 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】メモリセルの微細化を実現することが可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
【解決手段】本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の一態様は、半導体基板101上に形成されたドレイン102と、半導体基板101に設けられた溝103と、溝103底面に形成されたソース104と、半導体基板101のドレイン102の側端部と溝103の側面との間の領域上に、第1のゲート絶縁膜105を介して設けられた浮遊ゲート106と、浮遊ゲート106上に、第2のゲート絶縁膜107を介して設けられた制御ゲート108とを有する複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置であって、溝103は、隣接するメモリセル間で共有され、溝103の側面は、浮遊ゲート106の側端部と略一致して形成され、溝103には酸化膜110が充填されているものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に、浮遊ゲートやトラップ絶縁膜などの記憶ノードに対してソース側から電子を注入する不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
従来から、浮遊ゲートなどの記憶ノードに電荷を保持することで情報を記憶する不揮発性の半導体記憶装置が知られている。このような不揮発性の半導体記憶装置では、ドレイン側においてホットエレクトロンを発生させ、これを浮遊ゲートに注入することにより書き込みが行われる。この注入方式は、チャネルホットエレクトロン注入(CHEI:Channel Hot Electron Injection)方式といわれている。しかしながら、ドレイン側でホットエレクトロンを発生させるには、メモリセルに多くの電流を流す必要があり、大容量化に伴い書き込み時の電流増加、書き込み時間の増加が問題となってきている。
そこで、チャネル領域のソース側からホットエレクトロンを注入するソースサイド注入(SSI:Source Side Injection)方式が提案されている。この方式を用いた不揮発性半導体装置では、ソース近傍に高抵抗領域が設けられており、比較的低い電圧でもチャネル領域のソース側に高電界を生じさせることができる。SSI方式の不揮発性半導体装置では、この高電界により電子が加速され、ホットエレクトロンとなって浮遊ゲートに注入される。このような不揮発性半導体記憶装置は注入効率が高いため、メモリセルに対して、より少ない書き込み電流で書き込むことができる。そのため、全体としての書き込み電流が減少し、書き込み時に消費する電流が同じであれば、ソース側からホットエレクトロンを注入した方が、一度により多くのメモリセルに対する書き込みが可能である(例えば、特許文献1及び2参照)。
図4に、特許文献1に記載の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す。図4に示すように、従来の不揮発性半導体記憶装置10では、半導体基板1の表面にドレイン2とソース3が形成されている。浮遊ゲート4は、ソース3からオフセット領域と呼ばれる領域6を挟んで離間した位置に設けられている。浮遊ゲート4上には、第2のゲート絶縁膜7と制御ゲート8とが積層して形成されている。
この半導体不揮発性記憶装置10において、オフセット領域6が上記した高抵抗領域に相当する。ドレイン2および制御ゲート8に電圧を印加すると、オフセット領域6は高抵抗であるため、ソース3側のチャネル部に強い電界集中が発生する。この高電界により発生したホットエレクトロンが浮遊ゲート4に注入され、メモリセルの書き込みが行われる。一方、消去動作を行う際には、FN(Fowler−Nordheim)トンネル電流により浮遊ゲート4から電子を放出することによって行う。
また、特許文献3では、半導体基板に溝が形成され、溝の底面にソースが形成された不揮発性半導体記憶装置が開示されている。特許文献3に記載された半導体記憶装置では、制御ゲートは浮遊ゲート上から溝側面にわたって延在して形成されている。
特開平7−94609号公報 特開2000−188344号公報 特許第2798990号公報
特許文献1および2に記載の不揮発性半導体記憶装置では、ソース側で電界集中を生じさせ、ホットエレクトロンを生成するために、オフセット領域6を所定の寸法以上とすることが必要である。例えば、ソース3と浮遊ゲート4直下部との間の距離が100nm〜200nm程度となるようなオフセット領域6が必要である。オフセット領域6は、浮遊ゲート4の直下部とソース3との間において、半導体基板1の表面上に横方向に形成されている。このため、メモリセルの面積が増大し、メモリセルの微細化の障害となっていた。
また、特許文献3に記載の不揮発性半導体記憶装置では、制御ゲートが溝の外側から内側にわたって形成されている。このため、安定した形状の制御ゲートを形成することが困難であった。また、溝内部にまで制御ゲートが形成されるため、溝を微細化することが難しく、メモリセルの面積が増大してしまうという問題がある。
本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の一態様は、基板上に形成されたドレインと、前記基板に設けられた溝と、前記溝底面に形成されたソースと、前記基板の前記ドレインの側端部と前記溝の側面との間の領域上に、第1の絶縁膜を介して設けられた記憶ノードと、前記記憶ノード上に、第2の絶縁膜を介して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置であって、前記溝は、隣接するメモリセル間で共有され、前記溝の側面は、前記記憶ノードの側端部と略一致して形成され、前記溝には酸化膜が充填されているものである。このような構成とすることによって、オフセット領域を基板平面上に設けられた溝の深さ方向(縦方向)に形成することができるため、メモリセルの微細化を実現することが可能である。また、溝には酸化膜が充填されているため、溝内部には制御ゲートは形成されず、溝を微細化することができる。
本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の他の態様は、基板上に形成されたドレインと、前記基板に設けられた溝と、前記溝底面に設けられたソースと、前記基板の前記ドレインの側端部と前記溝の側面との間の領域上に、第1の絶縁膜を介して設けられた記憶ノードと、前記記憶ノード上に、第2の絶縁膜を介して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置であって、前記溝は、隣接するメモリセル間で共有され、前記溝の側面は、前記記憶ノードの側端部と略一致し、前記溝の深さ方向において、前記ソースと前記記憶ノードとの距離が、前記ソースと前記制御ゲートとの距離よりも短いものである。このような構成とすることによって、オフセット領域を基板平面上に設けられた溝の深さ方向(縦方向)に形成することができるため、メモリセルの微細化を実現することが可能である。また、溝の深さ方向において、ソースと記憶ノードとの距離が、ソースと制御ゲートとの距離よりも短いため、溝内部には制御ゲートは形成されず、溝を微細化することができる。
本発明にかかる不揮発性半導体記憶装置の製造方法の一態様は、基板上に形成された溝を隣接するメモリセルで共有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、基板上に第1の絶縁膜、ポリシリコン膜、酸化膜、及び窒化膜を積層し、パターニングして、一定周期の記憶ノード配列を形成し、前記記憶ノード配列をマスクとして、基板に溝を形成し、前記記憶ノード配列間において、前記溝底面にソースを、前記基板上にドレインをそれぞれ形成し、前記記憶ノード配列上の前記酸化膜及び前記窒化膜を除去して、記憶ノード及び制御ゲートを積層形成する。これによって、記憶ノード配列上の窒化膜をマスクとして利用して簡便に基板上に溝を形成することができる。また、オフセット領域を基板平面上に設けられた溝の深さ方向(縦方向)に形成することができ、メモリセルの微細化を実現することが可能な不揮発性半導体記憶装置を簡便に製造することが可能である。
本発明によれば、メモリセルの微細化を実現することが可能な不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法を提供することができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について、図1及び図2(f)を参照して説明する。図1は、本実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の1つのメモリセルの構成を示す図である。図2(f)は、不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の1つのメモリセル100は、半導体基板101、ドレイン102、溝103、ソース104、第1のゲート絶縁膜105、浮遊ゲート106、第2のゲート絶縁膜107、制御ゲート108、オフセット領域109を有している。本実施の形態においては、請求項にかかる記憶ノードの一例として、浮遊ゲートを用いた例について説明する。
半導体基板101の表面には、ドレイン102が設けられている。また、半導体基板101には溝103が設けられおり、溝103の底面にはソース104が形成されている。ドレイン102の側端部と溝103の側面との間の半導体基板101上に、第1のゲート絶縁膜105が形成されている。この第1のゲート絶縁膜105上には浮遊ゲート106が形成されている。この浮遊ゲート106の側端部は、溝103の側面と略一致している。
浮遊ゲート106上には第2のゲート絶縁膜107が形成されている。この第2のゲート絶縁膜107上には制御ゲート108が形成されている。制御ゲート108の側端部は、溝103の側面及び浮遊ゲート106の側端部と略一致している。また、制御ゲート108は、溝103の内部には形成されていない。このため、安定した形状の制御ゲート108が形成されている。また、溝内部に制御ゲートを形成しないため、溝を微細化することが可能となり、メモリセルの面積も縮小される。この半導体記憶装置では、ソース104とドレイン102との間の領域がチャネル領域となる。すなわち、チャネル領域は、浮遊ゲート106直下部及び溝103の側面に沿った領域である。このチャネル領域のうち溝103の側面に沿って縦方向に形成される領域が、高抵抗のオフセット領域109に相当する。すなわち、オフセット領域109は、溝103の深さ方向に形成される。
従来は、オフセット領域が浮遊ゲートの直下部とソースとの間において、半導体基板の表面上に横方向に形成されていたため、メモリセルの面積が増大していた。しかしながら、本発明によれば、オフセット領域109は縦方向に形成されるため、オフセット領域109をメモリセルの面積(素子面積)とは無関係に設定することができる。このため、オフセット領域109を十分に確保しても、メモリセルの面積を増大させることはなく、メモリセルの微細化を実現することができる。
なお、図1においては図示していないが、図2(f)に示すように、ソース104及びドレイン102上には、溝103を埋め込むように酸化膜110が設けられている。酸化膜110の上には、第2のゲート絶縁膜107が配置され、その上に制御ゲート108が配置されている。
また、図2(f)に示すように、溝103は隣接するメモリセル100において共有されている。すなわち、隣接するトランジスタで、溝103の底面に配置されているソース104を共有している。これにより、メモリセルの高密度化を実現することができ、半導体記憶装置のサイズを増大させることなく大容量化を実現することが可能である。
ここで、不揮発性半導体記憶装置の動作について説明する。書き込み動作では、まず半導体基板101とソース104とを接地電位(0V)にする。そして、制御ゲート108に例えば14V、ドレイン102に例えば4.5Vの電圧を印加する。これにより、半導体基板101に設けられた溝103側面に形成されたオフセット領域109において、1MV/cm以上の高電界が生じる。この高電界により、チャネル領域内を移動する電子は加速され、ホットエレクトロンが生成される。このホットエレクトロンが第1のゲート絶縁膜105のポテンシャル障壁を越えて浮遊ゲート106に注入されることにより、メモリセルにデータが書き込まれる。
消去動作では、制御ゲート108に負電圧、例えば−9V、半導体基板101に9Vを印加する。これにより、浮遊ゲート106に蓄積されていた電子は、FNトンネル電流により第1のゲート絶縁膜105を介して半導体基板101に放出され、メモリセルからデータが消去される。読み出し動作では、例えば制御ゲート108に5V、ソース104に2V、ドレイン102に0Vの電圧をそれぞれ印加する。これにより、書き込み動作とは反対方向にチャネル領域に電流を流して、この電流を検出することによりデータの読み出しを行う。
ここで、図2を参照して、本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の製造方法について説明する。図2は本発明の実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための断面図である。
まず、半導体基板101表面にNリンを1.8MeV、2×1012cm−2の条件で注入し、ディープNウエル(不図示)を選択的に形成する。そして、このディープNウエル内にボロンを30KeV、3×1013cm−2、100KeV、2×1013cm−2の条件で順次注入し、Pウエルを形成する。そして、この半導体基板101にイオン注入により高抵抗のオフセット領域109を形成する。なお、後述する溝103を形成した後に、イオン注入によりオフセット領域109を形成することも可能である。
そして、図2(a)に示すように、半導体基板101上に、例えば膜厚8nmの第1のゲート絶縁膜105を形成する。そして、第1のゲート絶縁膜105上に、浮遊ゲート106となる第1のポリシリコン層を堆積する。第1のポリシリコン層の膜厚は、例えば80nmとすることができる。その後、イオン注入により、堆積した第1のポリシリコン層にP(リン)を注入する。この第1のポリシリコン上に、例えば膜厚10nmの酸化膜111と膜厚120nmの窒化膜112を順次積層する。そして、第1のポリシリコン層、酸化膜111及び窒化膜112をストライプ状にパターニングして、浮遊ゲート配列を形成する。この浮遊ゲート配列が、請求項に記載した記憶ノード配列となる。
次に、図2(b)に示すように、パターニングした浮遊ゲート配列間の領域を1つおきに覆うようにレジストパターン113を配置する。そして、レジストパターン113および浮遊ゲート配列上の窒化膜112をマスクとして、第1のゲート絶縁膜105および半導体基板101をエッチングする。このとき、窒化膜112が存在するため、レジストパターン113に対しての加工精度は緩和され、半導体基板101にセルフアラインで深さ約40nm程度の溝103が形成される。このように、窒化膜112を利用してセルフアラインで溝103を形成することができるため、簡便に基板上に溝103を形成することができる。この工程により、上述の工程において形成したオフセット領域109は、溝103の側面に沿って縦方向に形成されることとなる。そして、レジストパターン113を除去する。その後、浮遊ゲート105となる第1のポリシリコン層の側面と溝103内の酸化処理を行う。
次に、図2(c)に示すように、形成された溝103内部にソース106を形成する。これと同時に、溝103が形成されていない浮遊ゲート配列の間の領域には、半導体基板101の表面にドレイン107が形成される。すなわち、浮遊ゲート配列の間に、ソース106とドレイン107とが交互に形成される。ソース106及びドレイン107は、半導体基板101に砒素を、例えば2KeV、5×1014cm−2の条件でイオン注入することにより形成することができる。これにより、溝103が、隣接するメモリセル100において共有される。すなわち、隣接するトランジスタで、溝103の底面に配置されているソース104が共有される構成となる。
そして、ソース106及びドレイン107上に酸化膜110を形成する。酸化膜110は、浮遊ゲート配列の間の領域を埋め込むように形成される。したがって、溝103内部は酸化膜110により埋め込まれることとなる。また、酸化膜110は、窒化膜112上にも形成される。その後、形成した酸化膜110をCMP(Chemical Mechanical Polishing)処理し、窒化膜112を表面に露出させる。これにより、図2(d)に示す構成となる。
そして、図2(d)に示す酸化膜111及び窒化膜112をウエットエッチングにより除去し、第1のポリシリコン層の上面を露出させる。これにより、浮遊ゲート106が基板上に、第1のゲート絶縁膜105を介して形成される。また、浮遊ゲート配列をマスクとして溝103を形成したため、この工程により形成される浮遊ゲート106の側端部は、溝103の側端面と略一致して形成される。この浮遊ゲート106上及び酸化膜110上に、第2のゲート絶縁膜107を形成する。この第2のゲート絶縁膜は、例えば膜厚5nmの酸化膜と膜厚6nmの窒化膜と膜厚5nmの酸化膜との積層膜で構成される。これにより、図2(e)に示す構成となる。そして、図2(f)に示すように、制御ゲート108となる第2のポリシリコン層を堆積する。その後、この第2のポリシリコン膜のパターニングを行い、制御ゲート108を形成する。このとき、制御ゲート108の側端部と溝103の側面とが略一致するようにパターニングを行う。また、制御ゲート108は溝103の内部には形成されない。これにより、安定した形状の制御ゲート108を形成することができる。以上の工程により、本発明に係る不揮発性半導体記憶装置が形成される。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2について、図3を参照して説明する。図3は、本実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の1つのメモリセルの構成を示す断面図である。図3において、図1と同一の構成要素には同一の符号を付している。図3に示すように、本実施の形態にかかる不揮発性半導体記憶装置の1つのメモリセル100は、半導体基板101、ドレイン102、溝103、ソース104、第1のゲート絶縁膜105、浮遊ゲート106、第2のゲート絶縁膜107、制御ゲート108、オフセット領域109、第1の酸化膜110a、第2の酸化膜110b、半導体膜114を有している。実施の形態1においては半導体基板101に直接溝103を形成したが、本実施の形態においては第1の酸化膜110a中に溝103を形成する。したがって、本実施の形態では第1の酸化膜110aを形成した半導体基板101が、請求項にかかる基板となる。なお、本実施の形態においても、請求項にかかる記憶ノードの一例として、浮遊ゲートを用いた例について説明する。
図3に示すように、半導体基板101の表面には、ソース104が形成されている。また、ソース104の上の一部には、第1の酸化膜110aが形成されている。第1の酸化膜110aには溝103が設けられている。したがって、第1の酸化膜110aに設けられた溝103の底面にソース102が配置されることとなる。
また、第1の酸化膜110aの上にはドレイン102が形成されている。ドレイン102の側端部から溝103の上端部にわたって半導体膜114が設けられている。また、半導体膜114は、溝103の側面にも設けられており、酸化膜110aが配置されていないソース104上まで形成されている。また、溝103内に形成された半導体膜114上には第2の酸化膜110bが形成されている。すなわち、半導体膜114は、第1の酸化膜110a及び第2の酸化膜110b中にドレイン102の側端部からソース104まで連続して形成されている。
ドレイン102の側端部から溝103の上端部にわたって形成された半導体膜114上には、第1のゲート絶縁膜105が形成されている。また、第1のゲート絶縁膜105上には、浮遊ゲート106が形成されている。浮遊ゲート106は、その側端部が溝103の側面と略一致するように形成される。
浮遊ゲート106上には第2のゲート絶縁膜107が形成され、さらに、第2のゲート絶縁膜107上には制御ゲート108が形成されている。制御ゲート108は、その側端部が溝103の側面と略一致するように形成される。また、制御ゲート108は、溝103の内部には形成されていない。このため、実施の形態1において説明したように、制御ゲート108の形状が不安定とはならず、また、溝を微細化することが可能となり、メモリセルの面積が増大してしまうという問題を解決できる。
本実施の形態においては、ソース104とドレイン102との間に設けられた半導体膜114がチャネル領域となる。すなわち、チャネル領域は、半導体基板101平面上において横方向の浮遊ゲート106直下部及び半導体基板101平面に対して縦方向の溝103の側面に沿った領域である。また、半導体膜114のうち溝103の側面に沿って縦方向に形成される領域は、高抵抗のオフセット領域109である。すなわち、オフセット領域109は、溝103の深さ方向に形成される。このため、オフセット領域109は縦方向に形成されるため、オフセット領域109をメモリセルの面積(素子面積)とは無関係に設定することができる。このため、オフセット領域109を十分に確保しても、メモリセルの面積を増大させることはなく、メモリセルの微細化を実現することができる。
また、ここでは図示していないが、溝103は隣接するメモリセル100において共有されている。これにより、1つのメモリセルの面積をさらに縮小することができる。このため、メモリセルの高密度化を実現することができ、半導体記憶装置のサイズを増大させることなく大容量化を実現することが可能である。
なお、実施の形態1及び実施の形態2においては、記憶ノードとして浮遊ゲート106を有して構成される不揮発性半導体記憶装置について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、浮遊ゲート106の代わりに、記憶ノードとしてトラップ絶縁膜を用いることも可能である。窒化膜からなるトラップ絶縁膜を用いる場合、第1のゲート絶縁膜105の代わりに酸化膜からなるトンネル絶縁膜とし、第2のゲート絶縁膜の代わりに酸化膜からなるブロック絶縁膜とする。すなわち、チャネル領域上において、半導体基板101と制御ゲート108との間に、酸化膜と窒化膜と酸化膜の積ONO構造によるトラップ層を設ける。この場合、書き込みの際に注入される電荷は、トンネル絶縁膜とトラップ絶縁膜との界面にトラップされる。
また、このような構造の不揮発性半導体記憶装置を製造する場合、ONO構造によるトンネル絶縁膜、トラップ絶縁膜、ブロック絶縁膜の3層の絶縁膜、ポリシリコン膜からなる制御ゲート108、酸化膜及び窒化膜を積層し、パターニングしたトラップ絶縁膜配列をマスクとして、溝103を形成することができる。
また、記憶ノードとして島状に分離して形成されたシリコンドット(半導体結晶粒)を用いることも可能である。例えば、第1のゲート絶縁膜105上に、シリコンドットを含む絶縁膜が形成され、その上に第2のゲート絶縁膜107が形成された構成とすることができる。この場合、書き込みの際に注入される電荷は、シリコンドットにトラップされる。また、シリコンドットのほか、金属ドット(金属結晶粒)などを用いることも可能である。
以上説明したように、本発明によれば、オフセット領域109を十分に確保しても、メモリセルの面積を縮小させることができる。このため、メモリセルの高密度化を実現することができ、半導体記憶装置のサイズを増大させることなく大容量化を実現することが可能であるソースからホットエレクトロンを注入するソース注入型不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態1にかかる不揮発性半導体記憶装置の製造工程を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかる不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 従来の不揮発性半導体記憶装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
100 不揮発性半導体記憶装置
101 半導体基板
102 ドレイン
103 溝
104 ソース
105 第1のゲート絶縁膜
106 浮遊ゲート
107 第2のゲート絶縁膜
108 制御ゲート
109 オフセット領域
110 酸化膜
110a 第1の酸化膜
110b 第2の酸化膜
111 酸化膜
112 窒化膜
113 レジスト
114 半導体膜

Claims (13)

  1. 基板上に形成されたドレインと、
    前記基板に設けられた溝と、
    前記溝底面に形成されたソースと、
    前記基板の前記ドレインの側端部と前記溝の側面との間の領域上に、第1の絶縁膜を介して設けられた記憶ノードと、
    前記記憶ノード上に、第2の絶縁膜を介して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記溝は、隣接するメモリセル間で共有され、
    前記溝の側面は、前記記憶ノードの側端部と略一致して形成され、
    前記溝には酸化膜が充填されている不揮発性半導体記憶装置。
  2. 基板上に形成されたドレインと、
    前記基板に設けられた溝と、
    前記溝底面に設けられたソースと、
    前記基板の前記ドレインの側端部と前記溝の側面との間の領域上に、第1の絶縁膜を介して設けられた記憶ノードと、
    前記記憶ノード上に、第2の絶縁膜を介して設けられた制御ゲートとを有する複数のメモリセルを備える不揮発性半導体記憶装置であって、
    前記溝は、隣接するメモリセル間で共有され、
    前記溝の側面は、前記記憶ノードの側端部と略一致し、
    前記溝の深さ方向において、前記ソースと前記記憶ノードとの距離が、前記ソースと前記制御ゲートとの距離よりも短い不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記記憶ノードは、浮遊ゲートである請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記記憶ノードは、トラップ絶縁膜である請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記記憶ノードは、導電性ドットである請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記溝の側面は、高抵抗のオフセット領域である請求項1〜5に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 前記溝の側面にチャネル領域が形成される請求項1〜6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 前記ドレインの側端部と前記ソースとの間の領域において、前記溝の側面及び前記基板表面に形成された半導体薄膜を備え、
    前記半導体薄膜にチャネル領域が形成される請求項1〜6に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 基板上に形成された溝を隣接するメモリセルで共有する不揮発性半導体記憶装置の製造方法であって、
    基板上に第1の絶縁膜、ポリシリコン膜、酸化膜、及び窒化膜を積層し、パターニングして、一定周期の記憶ノード配列を形成し、
    前記記憶ノード配列をマスクとして、基板に溝を形成し、
    前記記憶ノード配列間において、前記溝底面にソースを、前記基板上にドレインをそれぞれ形成し、
    前記記憶ノード配列上の前記酸化膜及び前記窒化膜を除去して、記憶ノード及び制御ゲートを積層形成する不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  10. 前記記憶ノード上に第2の絶縁層を形成し、
    前記第2の絶縁層上に前記制御ゲートを形成する請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 前記記憶ノードを第1の絶縁膜中に形成する請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 前記溝が形成された基板上の前記記憶ノード配列間を埋め込むように酸化膜を形成する請求項9〜11記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  13. 前記ドレインの側端部と前記ソースとの間の領域において、前記溝の側面及び前記基板の表面に、半導体薄膜を形成する請求項9〜12に記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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